起動を抑えろ

私の金沢のクライアントさんのために、
いつか詳しく書こうと思っているのですが、
最近、人の思考タイプには二種類あると感じていて、
名前をつけるならば、
それは「拡散型」と「固定型」だと思っています。


それはたくさんのスタッフさんの研修を担当して、
最近すごく実感しつつあることで、
どこにも書いていない私だけの経験則ですが、
近頃の自分の指導方針の拠り所にもなっています。


なぜそう感じたかと言えば、
スタッフさん向けにコーチングの研修でロープレなどをさせると、
相手に対して次々と質問が浮かんでくる人と、
そうでない人がいるからで、
この両者の差が結構大きいため、
組み合わせによってはなかなかいいロープレにならないんです。
そしてそのケースが思った以上に多いことに気が付いたからです。


コーチングの核となるスキルは、
「傾聴」「質問」「承認」です。


精神的な共感と信頼関係を築きながら、
相手の話にじっくりと耳を傾けて、
要所要所で質問を投げかけることで、
相手の意識や問題点を、
その人自身が論理的に気付いていく、というのが、
コーチングの極意でもあるのですが、この質問というのが、
自由自在&縦横無尽に出てくる人と、
考えれば考えるほど真っ白になってしまい、
「見本がないと非常に難しい」という感想を述べる人と、
どうやら二手に分かれるという事実に気が付きました。


でもそれまで多く関わってきたASDタイプの人達のように、
他人とかみ合わないわけでもなく、認知が違うわけでもなく、
こちらの主旨は完全に伝わっているし、人の気持ちは読めるし、
共感力を感じる発言も多く、あれ?どうして?というのが、
ここのところの実感でした。
何かの抑圧を感じることもなく、メンヘル要素も感じず、
なのになぜ?というのが素朴な疑問でした。


ですが、それについて思うままを述べると非常に長くなるので、
それは後日別途書こうと思っています。


    *    *    *    *    *    *


さて、自分の分析では、私は完全に拡散型です。
しかも半端じゃなくそっち系です(笑)。


拡散型がどういう思考をするかというと、
放っておいてもどんどんどんどん、イメージが浮かび広がって行って、
アイデアは豊富ですが、下手すると収拾がつかなくなります。


うんそう。考えるのではなく、勝手に浮かぶんです。
もう、そこにそれがあるんです。


だから質問も意見も感想も、
脳裏に浮かんでいる内容をスケッチしてそのまま述べればよく、
大勢の場で突然何かを問われても困惑することはまずありません。
むしろ話し出すと次から次へと内容が繋がって出てくるので、
無から有を生み出すというよりは、
聞きやすさや相手の理解のために、
話のボリュームを押さえることにエネルギーが注がれます。


それは人からはうらやましく見えるらしいのですが、
実は困った問題もありまして^^;、
それは浮かんだ自分の欲求をすべてやりたくなってしまうことです。


例えば私は現在、
異業種交流会に参加したり、セミナー等で自分が勉強したり、
新しい友人が出来る機会がとても増えているのですが、
そうなるとやりたいことが異常に増えてしまい、
多忙の極みで自分の首を自分で締める結果に陥りがちです。


なぜなら、名刺交換をした人達には追ってメールを送りたくなるし、
気が合う!と感じた相手とは再会したくなるし、
再会して会話して共通の知人がいるとわかれば、
今度はその知人に、○○さんと会ったよ!と教えたくなるから。


これは人脈作りにはとても向いている資質だと思うのですが、
今のように確定申告の時期だったり、事務処理が溜まっていたり、
とにかくやるべき事があるときにも、
このプロセスが常時起動しまくるので、
コントロールが容易ではありません。


「やらねばよい」


ただそれだけの話ですが、それが自分の精神を幾分不安定にし、
ソワソワと落ち着かない気持ちにさせるので、
厄介なときがあります。


    *    *    *    *    *    *


実は昨日、ボランティアで、
50名余の社会人が高校に行って、
現役高校生を相手に自分のキャリアを語る、
というイベントに参加したのですが、
本日は期日のある作業をいくつか抱えているため、
朝からパタパタする気持ちを抑えるのに必死でした。


あ~、イベントで久しぶりに会った○○さんにメールを送りたい。
あ~、△△さんは有名な研修会社の社長さんだ!ご挨拶したい。
あ~、次回に向けて事務局に自分の意見を伝えたい。
あ~、今回感じたことを自分のMIXIやブログで記事にしたい。


私のクライアントさんに言わせると、
それは信じられないことで、自分には全くない感情で、
私を見ているとうらやましく、自分には無理!と毎回感じ、
時に自己嫌悪や劣等感に陥る…というお話でした。


でもそれはちょっと違うと思っているの。
それは、私が素晴らしいわけではなく、
あなたが悪いわけでもない。


これね、やっぱりタイプなんですよ。
きっとただそれだけなの。
私、悪く言えば、抑止が弱いんだと思うの。
何かを考えたり思索するときのね。


だから勝手に思惑がどんどん広がって膨張していって、
今日みたいに、やるべき事がいくつかあって、
それらのひとつひとつをきちんと完了しなければいけないときには、
結構、キツイんですよね。


そしてもしかして、皆さんの周りにも、
元気で明るいけど、何となくせわしなくて、
いつ会っても忙しそうにしている人がいたら、
その人こそ、私と同じタイプなのでは?と思ったりします。
きっとその人は、そこそこそそっかしくてミスも多く、
メールの分量は多いけど、誤字脱字も多い!
そんな感じなのではないかと思います。


拡散型の強い人は、次々と思考の焦点も移っていくので、
物事をシンプルにきちんと正確に最後まで完了するのが苦手です。
それがそそっかしさやミスや誤字脱字に現れると思っています。


    *    *    *    *    *    *


今日の一日は、やりたい事とやるべき事がケンカして、
朝から晩まで居心地が悪く、そして落ち着かない一日でした。
これは私と異なるタイプの方から見ると、
大変アンビリーバボーなお話らしいのですが、
仕方ないのよね。そんな風なつくりになっちゃっているので。


だから戦略としては、その自分の特質に合わせて、
常に最適の手法をとって仕事を進めていけばいいと思うし、
それが自分の指導法にも生かされ始めているということです。


今日は時間も遅いのでここまです。
余裕が出来たらまた書くね。
それでは。
 

 
 

 
【人の性格と資質に関する最新の10件】
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切ってよし

こちらの説明にじっくり耳を貸さず、
話を理解しようとされない。


短気な上に我がまま勝手で、論法も支離滅裂、
対応したスタッフのひとことひとことに過敏に反応して怒り、
やがて必ず人格を否定するような誹謗・中傷を浴びせ掛ける。


うちの職場では超有名な、
某社佐藤社長(仮名)からお問い合わせが入った。


この人につかまると3時間は固い。
しかも突然理由も告げずに、
「あんたじゃ話にならない。上司を出せ。
俺は部長以上じゃないと話をしない」の一点張りで、
上役に相談のうえ、「それでは」と、
折り返しの電話を約束しているのに、
そこから話があっちに飛び、こっちに飛び、
一向に電話を切らせてくれない。


まさにスタッフ泣かせのユーザーで、
すでに何度も本社まで話の上がっている人だ。


でも、この人、曲がりなりにも「社長」なんだよね。
社員は皆いい人達で、相手が社員の方だと、
どんなお話もスムーズに進むのに、
社員が電話口で、ちょっと理解しかねたり、
聞き返したりする様子をそばで目にすると、
もう、とても黙っていられないらしく、
すぐに電話を社員から取り上げて、
お決まりの三時間コース後、部長対応、
そして本社とのメールが行き交う事態に突入するのだ。


いくらユーザーサポートと言っても、
(例えば)車の運転が全く出来ない人に、
電話でそれを教えることは不可能なわけで、
(例えば)「ここでウィンカーを上げてください」
って言ったって、「なんでそんな、俺の知らない言葉を使うわけ?」
とネチネチ始まるのだから、古参のスタッフは、
心の中で「やってられんわ」と時計を見ながらサジを投げ、
中堅のスタッフは、逆鱗に触れて緊張で身を固くし手に冷や汗、
新人スタッフは、あまりのひどい言われように、
誰もが涙目で対応するという、この佐藤社長。


げ!今フルネームで検索すると結構ヒットするサイトがあって、
なんか、あちこちのサイトでご商売なさっているみたいですが、
株式会社なのに会社案内に資本金や役員や、
取引銀行などが全く載っていないので、
普段最高にエラソーな物言いと態度の割には、
会社自体は大した事無いのかしら(笑)?
だよねぇ…一流企業の社長さんだったら、
もう少し言葉遣いってものがあるでしょ?って感じだよ。


社員は皆いい人ばかりで、
そちらと対応するとスムーズに話が進むのに、
電話をしている人が少しでも首をひねったり、
一度では理解できずに聞き返したりしていると、
もーー、一瞬でも黙っては居られずに「貸せ!」とばかりに、
横から受話器を取り返してご登場…となるようだ。
それにしても、ここの会社って中はどんななんでしょう。
定着率悪いよ、絶対(笑)!


    *    *    *    *    *    *


さてここまで書いても、実は私、
この方と直接話したことがありません。
なので今までのは、皆が口々に私に訴えてくる内容なのですが、
日常的にお客様対応をしているわけではない私は、
一度でいいからこの人と話をしてみたいのよ(笑)。


本日はまさにそのチャンスだったのに、
名乗った方が別な人だったので、
大事にはならないだろうと思い、
他の人に取り次いでしまったら、
やっぱり佐藤社長が出てきたらしく現場は一気に、
スタッフ同士のメッセンジャーの嵐!!(笑)。
「来た!」「来た!」「来た!」


そうよね。


電話対応がメーンのこの仕事を始めたばかりの頃は、
突然切れて怒り出すお客様、
映画のようなヤクザ口調で威圧的に罵倒してくるお客様、
顧問弁護士と相談して訴訟の準備を始める…と、
ゾッとして背中に汗をかくぐらい淡々と冷ややかに告げてくるお客様、
経営者夫妻なのか、電話の向こうでものすごい夫婦喧嘩が始まり、
ものの壊れる音、女性の泣き声など、
「ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…どうしよう…どうしよう…」などと、
相手のひとことひとことに顔が真っ赤に紅潮して来て、
人生最大の緊張を何度も味わった私ですが、
なーに、今はね、悪い言い方をすると、
しょせん、お客なんて顔も知らないどっかの馬の骨よ(笑)。


あんた、受付センターがどこにあるのか知らないでしょ?
どうせ東京だと思っているでしょ?
悔しかったらここまで来てみ。
そこ沖縄だよね?無理ジャン…みたいな感じで(笑)。


もちろん今でも焦る事はありますが、
企業としてできる事には限りがあるし、自分自身もそうだし、
世の中には実に多種多様な発想の人がいるとわかった今は、
「あ、このユーザーはこのタイプね、ハイハイ。」
と、どこかで気持ちを割り切らないと、
永遠に翻弄され続けるだけだと思うんだよね。


スタッフの中でも、
その辺がクリアできて達観に至った(笑)人は、
どんなに罵詈雑言を浴びせ掛けられても、
そしてそのひどい中身が、
まさに自分という個人に向けられたものであっても、
傷つき怖がることなく、
適当に自分の人格と現状を切り離す事が出来るので、
「あーあ、また始まった。一時間ぐらい謝り倒せば、
怒り心頭に来てガチャ切れするかな^^;?」などと、
隣の席の人に実況中継のメッセンジャーを
流す余裕さえあるのですが、
(もちろん、これは運悪く
エキセントリックなユーザーに当たった場合ですよ!)
どうもたいていの人はそうはなれないみたいで、
人によっては電話を終えたあと、机に伏して号泣したり、
ショックで翌日休んでしまったり。


そんな衝撃の大きい様子で、
しばらく震えていたりするのを見ていると、
「どれ、代わってやっから。よっこいしょ。」と、
すべての感情一途な馬鹿馬鹿しい苦情を
代わってあげたくなるんですが、
そこで半日も一日も、いやヘタすると数日間、
詫び状だ、時系列だ、報告書だ、と関わらざるを得なくなると、
自分の本来の仕事が完全に停滞してしまうので、
「いや、ここはユーザー対応がメーン業務の人に任せて我慢、我慢」
と、かなり押さえているんですよね(笑)。


ま、クレーマーも、分からず屋系の変なユーザーも、
数を対応するとコツがつかめてきて、
一部の人は少しずつノウハウがわかってきたりもするので、
経験を積むのもその人のためだと思うんです。


ですが、気の弱い人がそこで著しい恐怖感を持ってしまうと、
次から吐いたり下痢をしたりして、
二度と「慣れる」という事は無くなってしまう事もあるので、
これもまた性格一つで大変難しいものと思います。


個人的には、
結局、どこまで開き直って腹を据えることができるか、
という一点が重要だと痛感してます。


本来は論外である、
「お客様の非を指摘し、理詰めで批判する態度」に出てみたり、
マニュアルを度外視したり、言葉遣いをわざと崩したり、
常識を知らない馬鹿な女の子を装ってみたり、
何かと難くせをつけてくる固執的な性格の苦情ユーザは、
禁じられている事を敢えて駆使しないと打破できない事が多く、
男性でも女性でも、あとで上司にそれを咎められたとしても、
「ごめんなさーい。やっちゃいました~」
と、影で確信犯の舌を出せる人が、
スタッフさんの中でも窮地を乗り切れる人なのだと思っています。


だから、こういうのは、あんまりマジメでいい子で
はみ出した事がなかなか出来ない人は向かないんですよね。
「申し訳ありません!余計にお客様を怒らせてしまいましたっ!」
と90度の角度で上司に頭を下げている自分を常に想像しながら、
私も毎度危ない橋を渡ってますもん(爆)!


    *    *    *    *    *    *


さて、取り次いだスタッフの対応が一向終わらないので、
気になってやりとりを聞きに行く。


班長のレイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)も課長も来ていて、
「今、どんな状況?」と尋ねると、
「課長対応までは持ち込んだんですが、
そっからなかなか電話を切らせてくれないんですよね。」
「あ、そう。畑さん(30代後半/男性スタッフ/仮名)頑張れ!」
(ちょっと対応が優しすぎるかな。たぶん、もっと強気でもいいよ!)


課長が、言った。
「今、本社と連絡を取ってきて確認しました。
あんまりひどい事をスタッフさんに言ってくるときは、
ひとこと詫びて、有無を言わせずにこっちから切ってもいいって。」


おーーーーー!そうか。そりゃいいわ。
畑さん、さっさとこっちから切ってもいいんだよ?
やれ!やれ!行け!行け!


そうこうしているうちにベテランの畑さんは、
どこかできっかをけつかんだらしく、「それでは」と、
冷静に電話を終えてしまった。
なーんだ、切らなかったの?こっちから(笑)。


「いや、それはわかってたんですけど、
いざそれをやろうと思ったときに、
アレ?なんて言って切断すればいいんだろ?
って、いい言葉がなかなか浮かばなくて(笑)。
…すみません。フツーに切っちゃいました^^;」


そうか、なるほど、
言われてみればすぐに思いつかないね。
確かに。。。
(皆さん、とっさに思いつきますか(笑)?)


こっちから切ってもいいのだったら、
わたしゃ、そりゃ楽だよ!
でも皆がそれをできるようになるためには、
「切断トーク」も一緒に考えないとね。


帰りに更衣室であった別部門の友達に、
それを尋ねてみた。
彼女の部署は個人向け廉価商品のサポートで、
お客様の質が自他共に認める「最低のところ」。
うちのようにマナーに準じた正統な事ばかりは、
たぶんやっていないはずだ(笑)。


そうするとね、彼女曰く、「あ?切断トーク?」


あるよ。えーとね、うちの場合はね、
「弊社の製品に関わるお話ではないようですので、
失礼ですが、このお電話は切らせていただきます」
だったかな。


おーーーー!なるほど!そうか、それはいいね。
要するにこういうのも、
言い回しを知っているかどうかなんだよね!
なんか、いい事聞いちゃった。
明日、皆にも伝達事項として教えよう♪


そして私は、一刻も早くこのセリフを使ってみたくて仕方なくなり、
「さぁ~、佐藤社長、今度はウェルカムだよ~(笑)」と、
妙に次の電話を待ちわびる気持ちに、なってしまったのでした。


これを職場の誰かに話したら、
「そんなのはぷらたなすさんだけですよ(-_-;)…」と、
白い目で見られるのは十分わかっているんですけどね(笑)。
いや、また来ないかな~、佐藤社長~!


ところで、ご縁があってこれをお読みの皆さんは、
そんな嫌~なお客さんにはなっていないですよねっ(笑)??


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大雨の休日

【昨日10/7(土)の日記/その1】


土曜日の朝は、職場からの電話で目が覚めた。
AM7:30。
息子達の試合やアルバイトやご亭主の仕事などで、
私の土日は平日よりもずっと朝が早いのですが、
昨日は幸運が重なって、たまたまその必要がなく、
「今朝はゆっくり寝ていられるなぁ…」と安心して
久しぶりに熟睡モードで寝坊していたら、
枕元の業務用携帯がピリピリと鳴った。


げ。私はこの携帯が鳴るのが大嫌い(笑)。
正直恐怖だったりする。
だってこの携帯にはいい電話なんて絶対入らないんだもん。
時間になっても人が来ないとか、
夜中に現場にクレームが入ったとか、
親戚の不幸で急に明日休みたいという、
女の子達の揃いも揃って三連続の欠勤連絡とか。。。
この携帯の着信音は、まさに自分の心の安定をかき乱すもので、
同業者ならたいていの人がトラウマになっているはずだ。


以前見たドキュメンタリー番組で、
大学を卒業したばかりの若いビル工事現場監督が、
「これが鳴るのはいやですねぇ…」と、
カメラに向かって苦笑していたけど、
まさにそのとおりですよ^^;


さてさて、休日のこの時間なら、
職場でのトラブルやアクシデントの緊急連絡に決まってる!
「えー、今日は一体何があったんだろう…」と思いながら、
どう取り繕っても寝起きとわかるかすれ声を気にしながら、
「もしもし?」と電話に出ると、
「ぷらたなすさん、今日、JRが全線止まっているのご存知ですか?」
「え!そうなの?うわ、全然知らなかった。」
と、思わず素のままの正直な言葉が(笑)。
(だよね、だって今起きたんだから^^;)


そうそう、
県内には昨夜から大雨の警報が出ていたらしいけど、
自分は車通勤で大きな影響はないため、
天気予報を聞いても他人事のような気持ちだったし、
明け方強い雨音で一度目が覚めたときも
「あぁ、降ってるなぁ…」とぼんやり思っただけで、
何も考えずに休日モードでまた寝ちゃったんだった。


「JRが朝から全線止まっているので、
現場ではタクシーチケットの許可が出て、
昨夜のうちに各課長から伝達があったんですよ。
それでJRが止まっていて出社できない人には、
タクシーを使ってもいい事になったんですが、
今日のメンバーでJR通勤の人っていますか?
来れないようであれば今からでも、
タクシーを使って出社するように、
その旨の連絡をお願いしたいんですが。」


しまった!そういう事もあるのだった…と気がつく。
最近は人も勤怠も安定しているし、
何かあったときに一から十まで自分がしなくとも、
成長してきた若い班長達がソツなく現場を仕切っているので、
仕事に対して少し緊張感が欠けていたようだ。


私の職場は24時間体制のお客様サポートセンター。
深夜も土日も祝日も、いつも誰かが現場で働いている。
本来の私の仕事は、そういった正社員不在の時間帯に、
何が起こっても責任のある運用ができるように、
スタッフさんを取りまとめていつでも指示出しをすることなんですが、
業務が安定して体制も整ってくると、自分の出番もめっきり減って、
大半を占める異動してきた正社員と新しいスタッフ達は、
そんな私の"本来そこにいる意味"をもう誰も知らないだろうな。


えーと、さてさて…
毎日のように持ち歩いていたシフト表は手元にない。
新しいスタッフに関しては住所や通勤手段なども、
今はあまりマメに管理していない。
このご時世にどこかに置き忘れたりするとまずいので、
全スタッフの住所録も常時携行はしていないし、
さらに今年、職場で携帯電話の持込が禁止になってからは、
業務中手元にない社用携帯は意味をなさなくなり
アドレス帳に未登録のスタッフも結構増えていた。


が、しかし。
よくよく考えてみれば、元々の私の業務の目的は、
時間外のトラブル対応と自社スタッフの出退勤管理なのだった…
おー、そうだった。
私の本来の本業はこっちなんだよね!^^;
最近すっかり忘れつつあったその事実!


一気に目が覚めて、
パジャマで布団の上であぐらをかいたまま(笑)、
「それじゃね、私の机の閉じたノートパソコンのふたの上に、
赤いバインダーが置いてあるから…」と、
電話をしてきた戸田さん(40代後半/男性スタッフ/仮名)にお願い。


必要なものを電話口に持って来て、
当日の出勤者を読み上げてもらい、
ひとりひとりの通勤手段を思い出してみる。
ああ、1名乗り継ぎのために二区間だけJR利用の人がいるなぁ。
でも最悪歩いても行ける距離だしなぁ…

「一応電話しますか?」
「そうだね。でも私、電話番号がわからないので、
そこにB班で明け番の○○さんがいるでしょう?
彼が知っているはずだから教えてもらって、
そのまま戸田さんから確認の連絡を入れてみてもらえます?
そのほうが早いわ。」


などと指示出しをしつつ、
”電話番号がわからない”と言ったき、チト恥ずかしかった私。
布団の上にアグラはかいても、
平和で落ち着いている状況にアグラをかいていては、
いけないのだった。。。


あ!待てよ?
担当グループはそれでいいけど、
それじゃ、ほかの課のスタッフ達はどうなんだろう?
一応、現場に連絡してみようか。
あれ、でも各課への直通電話ってそれぞれ何番だっけ??
トラブルが耐えて久しい今日この頃、
最近は連絡しあう事も途絶えている各課への直通番号は、
今まで一体どういう名前で携帯の電話帳に登録していたのか、
これがまた、何度検索しても一向に番号が出てこない^^;
ダメだなぁ、これじゃ(笑)。


というか、大雨や台風、強風、大雪のときには、
真っ先に課長に、前日のうちから明日万が一の時の、
出社の足の確保を確認すべきであって、
「あー降ってるな~」なんてのんびりと、
明け方目覚めてまた眠りこけている場合ではないのだ。
なんか緊急時に対する感受性が低下してるぞ、私!


他の課のスタッフに関しては、
面識も無いのに戸田さんがマメに確認して回ってくれて、
当日出社予定のJR通勤者は、
ラッキーな事に誰もいないとわかり大いに助かったのですが、
私はかなり反省しましたね。
何も無い事に慣れきってしまっている最近の自分を。


なので、そのあと、
「ちょっと出かけてくるわ」と母に断り車のエンジンをかけて、
休日モードのカジュアルな格好で職場に向かったのは、
義務でも責任でもなく、「ちゃんと気にしていますからね」という
パフォーマンスみたいなもんで^^;、
いい訳であり、取り繕いみたいなもんだな~(笑)


誰に対して?
この場合は出向先のクライアント企業さんじゃなくて、
対スタッフさんって感じかもね。
「今日は大雨の中お疲れ様です」なんて、
途中のコンビニで勝ったチロルチョコを配るなんて、
私ってちょっとずるくて調子いいヤツだよなぁ…と、
自分で自分の事を思っちゃったりしました(笑)。


それにしても、「平和ボケ」はいかん!と、
自戒を込めて気持ちを引き締めた大雨の休日でした。

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回帰したい気持ち

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「事務職」の退職

少し前、遅い我が家の夕食の準備が終ったばかりの
エプロンのポケットでPHSが鳴った。
あ、後藤君(20代前半/男性/仮名)の事かな?
応募者の後藤君に夜勤ができるかどうかの打診をして、
結果を契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)に、
今日中にメールでもらう約束をしていたのだった。


私の個人アドレス宛てのメールは、
すべてPHSに転送されるように設定してある。
食事を中座してPHSをあけるよりも早くPCの前にやって来て、
メールを受信してみると、ガーーーー-ン!!!


2月に事務職で入ったばかりの
古賀さん(20代後半/女性スタッフ/仮名)からの辞意のメールが
「こ、こんなメールが!!!」という
営業のメグちゃん(20代前半/女性/仮名)からの
驚愕のタイトル付きで私に転送されて来ていた。トホホ…


内容は…
「友人から誘いがあって、元の仕事(歯科技工士)に
 転職することにした。つきましては後任を探していただきたく、
 見つかり次第早急に辞めたい。
 長時間PCの画面を見続けていると頭痛とめまいがして、
 休んでも一向に改善されず、そろそろ体力的に限界云々…」
といった事が書かれており、それまでの私と周囲の親切に感謝し、
詫びを述べる言葉が続いていた。。。


そうかぁ…
やっぱり無理だったのかな…


「やっぱり」と書いたのは理由が3つあって、
実はこの頃、彼女の様子を見るたびに、
「元気ないな」と気にしてはいたんだ。
そういう予感って当たるもんだな。


理由のひとつ目は、
彼女の業務が周りと全く職種が違うので、
席が近くても既存のスタッフ達と全然接触がなく、
仲良しを見つけるきっかけがないこと。
いつ見てもお昼は一人ぼっち。


ふたつ目は、本当に月の光のように、
大人しく控えめな人なので、
ウチのパワフルな女性陣の中にあっては、
キャラクター的に浮いていてまるで違う人種のよう。
何度か人を選んでお昼をマッチングしてあげたけど、
それで意気投合して毎日おしゃべりに花を咲かせるような
人好き・話好きなキャラクターではないって事。


みっつ目は、「事務の仕事」といっても、
紙に何かを書くような事は一切なく、
一般的なエクセル・ワードもほとんど使わない。
LAN上にある特定のデータベースへの入力や、
サイボウズへの投入、
そしてどんな小さな連絡も依頼も、
すべてがメールベースで行われることへの、
文化的なアンマッチングかなぁ…


だから言ったんだよ、「事務の仕事だから」って
完全に別物とは思わないほうがいいって。。。
この人だけは、業務的に私の面談が必要ないと思ったのか、
知らないうちにさっさと決められていたんだ(ブリブリ!!!凸(*‘_'*)


でも、必要なスキルは私達と基本的に一緒なんだよね。
だって、社員や私達と同じツールを使い、
社員や私達に頻繁にメールを出し、
社員や私達が使うアカウント類や、
各種のサイトにログインする権限などを、
管理メンテナンスする人なんだもの。
そしてその結果をやはりLAN上のホームページの
フォームに入力して、掲示板にお知らせを載せていったりする。
(彼女の場合はその文面も、
 教えられた通りにただ書いているだけって気がする)


だいたい、一体今自分が何のために何をやっているのか、
察しが付かなければ系統だって動けないし、
膨大な意味不明の単語の羅列を、
丸暗記よろしく言われたとおりに入れていったって、
面白みも何もないだろうと思うよ?
というか、そこはこだわらないのかな?


あ~、どっちにしても社員の補佐として入ったために、
主任や課長直属の管理下に入り、
すっかり治外法権ぽく手出しができなかったのも、
失敗したなぁ。。。


でも結局、明るくタフな生命力がないと、
この職場の誰をも相手にしていけなかったのかもしれない。


結果としてパソコンやネットが好きなやつらの
集合体になってしまっている私達は、
バラバラなように見えて、実は共通の感性を持っており、
面白いサイト、愉快なネタ、笑える動画などが、
たとえ仕事中でもメッセンジャーで
あっという間に伝播していくような
目に見えないつながりの中で、
古賀さんの孤独感、疎外感、
そしてそこから来る拒否感というのは、
大きなものがあったかもしれない。
頭痛、めまいは、真実が半分、
残りの半分はそれらの副産物だろう。


私はマイナーな人をみると、どうしても助けてあげたくなる。
それは多数派の余裕ではなく、
自分だけ自覚している自分の中のマイノリティーが
反応しちゃうのかもしれない。
なんとかしてあげられなかったものか…


うーん、深く思うことも後悔もたくさんあるけど…
ま、いろいろ考えたって仕方ないな。
どんな風にやってみたところで、
合う人は合うけど、合わない人は合わない職場ってことだ。
要するに、「また、欠員かよ^^;…」と頭が痛いだけなのかもしれない。


同じ時期に他課のフロントスタッフで入った
小坂さん(30代後半/女性スタッフ/仮名)は、
今のところ楽しそうである。


彼女は、中古ゲームソフト屋さんの店員さんだった。
細川さんが別件で電話したときに、
「だって、周りの人が、まるでお客さんみたいな
 タイプの人ばっかりなんだも~ん♪」
とコメントして、細川さんが大いに受けまくった。


人それぞれだな…と思うよ。ほんと。
あれ?ところで後藤君の件はどうなったんだ?
メール、来ないぞ??おーい、細川さーん!おーい!

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運もご縁もタイミング

土曜日の授業参観がとても寒かったせいか、
どうやら風邪を引いてしまったようで、
朝から調子が悪い。


もっと正確に言うと、
昨日の午後あたりから風邪の前触れっぽくて、
昨夜は夕食の後片付けもせずに、
さっさと布団に入り、
今日の「早起き」に賭けたんですが(笑)、
AM3:30に起きてみれば、やっぱりなんとなくだるくて、
意を決して休むことにした。
たぶん、あれやこれやで、疲れているんだろうとも思ったし。


で、夕方までノンストップで爆睡(笑)
主婦というのは、皆が思うほど土日はゆっくりできない。
だから、たまにこんな風に平日にオーバーホールしないと、
休養にならないときもあるんですっ!(笑)(←いいわけ)


夕方に目が覚めると、契約会社からメールが複数入っていて、
今は触れたくないことに触れずにはおられず、
少々ゲンナリする^^


まーねー、現場での欠員が数名出ている状態で、
応募があれば即断即決即答していかないと、
いい人はなかなか捕まえられないわけで、
その辺の意識が合っているので、
細川さん(30代前半/女性/仮名)も
メグちゃん(20代前半/女性/仮名)も、
こうやって"遠慮することなく"
個人アドレスに打診のメールを入れてくるのだね。
毎度のことでわかっているから、いいんだけど(笑)。


    *    *    *    *    *    *


中を読むと、一ヶ月前に面談して、
数日研修をしたものの、
「やはり正社員の仕事がいい」ということで、
一度キャンセルになった後藤さん(20代前半/男性/仮名)から
「受けていた会社がすべて不採用になった。
 今からでも間に合うか?」という主旨の連絡が入った、
という内容のメールであった。


うわ!なんてこったい!今頃^^;
彼は無愛想でとっつきにくくお客様対応には向かないんだけど、
初心者さんなのに、非常に飲み込みが良くて、
技術的なセンスが突出していた。


一を聞いたら十理解する人で、
ほっとくと自力で二十ぐらいやっちゃうような、
どちらかと言えば天才肌のようなタイプ。
私の担当で言えば、
きめ細かなお客様対応よりも、
調査・検証・解析の頻度が高く、
少々スキルを要するB班の業務に
まさに適任!と思っていた人だったのだ。


だから、「正社員の仕事がダメだったらすぐに呼んで!」
と、定期的な連絡を細川さんにお願いしてあったんだけど、
(通常はあまりやらない。業務を気に入ってくれる確信がある人だけ)
それがなっかなか結果が出ないらしく、
予定では、4月の第一週には結果が判るという話だったのに、
「一向に音沙汰がない」ということで、
私達はもう彼を待つことをやめていた。


あ~、なんだって「今」なんだよ~^^;
だってあれから、現場の状況はすっかり変わってしまい、
現在一番人が欲しいのは、B班じゃなくなっちゃったんだ。
先日、企業さんとの話し合いで、
人が見つかったらまずC班に入れてくれ、と
言われたばかりだったのよ。
もう数日早かったら、さっさとB班に入れることができたのに。
だいたい、ショップの店員なんて絶対彼に向いてないよ^^
それが私達三人の一致した意見でもあったのだ。


C班はうちの取扱商品の中でも、
入門機を扱っているので、
さほど高スキルは必要とせず、
むしろ、「機械に不慣れ」「知識がない」
「マニュアルを読まない」「勘違いが多い」
といった、手のかかるお客様をなだめるのに苦労する部署だ。


実は後藤君が研修でおおいに興味を持ってくれたのは、
B班の業務内容に関することだった。
元々B班の募集でやって来て、少し迷いが見えたので、
まずは研修を受けてみてと誘ってみた。
それで、「非常にやってみたい仕事」と言ってくれたものの、
ご両親が「非正社員」を許可せず、
本人も「正社員の仕事」を断念しがたく、
やはり迷った末に断りを入れてきた経緯があった。
でも、後藤君自身はすごくやりたい気持ちはあったんだよね。


そんな彼を今、初心者ユーザー向けのC班に入れて、
果たして彼のモチベーションは上がるのか?
長続きするのか?雰囲気もC班には合わないような気がする。


微妙である。。。
私はぜひともB班に入れたいんですが、
状況がそれを許してくれるかどうか。
(たぶんダメかも…)


毎度の事ながら、人の採用というのは、
応募するほうも、採用するほうも、
ほんっとうに、タイミングに左右されており、
そこから始まるご縁もあれば、それで結べないご縁もある。


どうしたもんかなぁ…と思いながら、
「これはちょっとメールじゃ埒があかないな」と、
自宅の電話機を取った。
今から細川さんと、「協議」だね(笑)。


え?風邪?忘れちゃったよ、そんなの(爆)!!!


  


  


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