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2017.04.04

「ご苦労様」って言ってもいいじゃん

3月末から4月前半までは断続的に新入社員研修が続きます。


私が兼ねてから疑問に思っていることは、
「『ご苦労様』は格下の人にかける言葉」
という妙な敬語のルール。


マナー本を見ると、たいていそう書いてあるけど、
これっていったい、誰が決めたんだろう。


私自身も、何年も前に何かでそう読んで、
そのときは「なるほど、確かにそうかも」と思ったのですが、
この歳(50代)になってみると、
オイ、コラ、ちょっと待てや、それでええんか?
と言いたくなるときがあります。


※ちなみに私はマナー専門の講師ではないのに、
なぜかマナーのオーダーが多い変な人です(笑)
主に製造業、建設業、ブルーカラーの現業系。
こんな感じでマナー講師(もどき)の癖に
がらっぱち感が受けていると思われますw


さて、ある習い事系の団体さんで、
固定の会場を持たずに、色々なところに間借りして、
運営しているお教室があるんですね。


その本部の新入社員研修を先月担当したのですが、
保護者から電話があったときには、
統一して「ご苦労様です」と言っているんだって。


本部の役職者は年配の男性が多いので、
たぶん、いまどきのマナーでは、
「ご苦労様はNG」ということを、
誰も知らないのだと思います。


そういうところはきちんとしている会社さんなので、
常識上、変だと思うことはしないはず。


でもね、私、「ご苦労様は格下にかける言葉」というのが、
一律では納得できないところがあるんだな。


たとえば、苦難の多い公務を成し遂げた上役に向かって、
「お役目、ご苦労様でした」
と、頭を下げて言うよね?


古いドラマでは、
定年退職で最後の仕事を終えて帰宅した夫に、
「お勤めご苦労様でした」と、
妻がねぎらいの言葉をかけるよね?


「ご苦労様でした」の言葉には、
「お疲れ様でした」では決して表現できない、
しみじみとした深みや苦悩の大きさを感じさせて、
私は決して、目上の人にかけていけない言葉では、
ないと思うんです。


むしろ、それを「業者にかける言葉」みたく、
割り切ってしまう感覚のほうに若さを感じてしまいます。


ちなみに、その会社さんに、
「一応、いまのマナーでは、『ご苦労様』はNGとされていますが?」
と投げてみると、以下の答えが返ってきました。


「保護者の皆さんは、お子さんの送迎などで大変だと思うので、
弊社では『ご苦労様です』と返答しています」とのこと。


私はそれって、全然悪くないと思うんですよね。


なのでSTOPをかけるべきかどうか、
非常に迷いましたが、
私、「いま現在のマナーではNGになっている」
と、言っちゃったんですよね。


というのは、保護者の中には、
そういったことに過敏な方がいて、
「おかしいんじゃないの?」と言ってきそうな気配を、
カットしたほうが、その会社のため、と思ったから。


でも、今も、「あれでよかったんだろうか?」と、
あれこれ考えている自分。


だって、考えてみてください。


「お疲れ様でした」は、疲れたでしょ?ってことだよね。
でも、「ご苦労様でした」は、苦労したよね?ってことで、
言葉の意味から考えたら、「ご苦労様でした」のほうが、
ずっと重みがあるし、言われてうれしい気がします。


もしかしてこれは、50代の感覚なのかもしれませんが、
「『ご苦労様』は格下に掛ける言葉」という印象が、
そもそも全然しないのよ。


    *    *    *    *    *    *


付け焼刃のなんちゃってビジネスマナー講師の私が思うに、
ビジネスマナーを学びたい人は、
ルールに頼りたい人が多いと思う。


というか、ビジネスマナー研修で求められているものは、
OKとNGの明確な切り分けであり、ルールでありトリビアね。


受講者が知りたいのは「何をやったらダメなのか?」という、
その一点に尽きると言っても過言ではないと思います。


だから、ネット上の極論に食いつきやすいんだよね、


「相手を見て臨機応変に対応しましょう」というよりは、
「〇〇はNGです」と言われたほうが、わかりやすいので、
どこかの誰かが「これって変じゃね?」と発信しだすと、
みんなが右倣えで、それに従う世界だと思います。
断定が好きだし、断定されたいんです。


なので、(それが歴史的に容認されていても)
「変だ!」「おかしい!」と強く主張する意見が出てくると、
みんながそれに追従する形になりやすいと思います。


でも、私個人としては、「ご苦労様」という言葉が持つ、
しみじみとした味わい深さが好き。
それを「目上にはNG」なんて全然思わない。


もし、この感覚がわかる人がいたら、
それはたぶん同世代かそれ以上の人達かもしれないね。


    *    *    *    *    *    *


さて今日は、昨年、半年間、
ビジネスマナー研修を担当した設備業の皆さんの、
ブラッシュアップ研修でした。


車で出かけて帰宅したら、
庭にいた母が車庫入れする私に、
「ぷらたなすちゃん、今日もご苦労様」
って、声をかけてくれました。


それは母が、かつて亡き父にかけていた言葉と、
同じニュアンスでした。


この感覚って、若い人にはわからないかもね。

2017.03.30

若い人にありがちな電話応対の大きな勘違い

今週は、ある会社さんの新入社員研修を担当しています。
内容はビジネスマナーがメーンです。


元々ビジネスマナーなんて専門外だし、
若いころから全然興味がなかった分野ですが(汗)、
他に適任がいなかったのか、数年前に知人から、
「どうしても」と頼まれて、しかたがないので、いやいやながら、
マナー嫌いの私が独自視点で大雑把な研修をしたところ、
意外にもそれが好評で?今に至っているという感じです。


昨日は、電話応対がテーマでしたが、
俗いう「アルバイト敬語」以外にも、
気になった点がありました。


それは、何を言わせても話し方が馬鹿丁寧で、
それが逆に、アルバイト敬語と似た雰囲気を感じさせて、
聞いているこちらが、妙にイライラしちゃうことかな。


それは、社会全体の風潮でもあり、
個人的には、あまり好まない傾向なのです。


「商品名を教えていただけませんか?」
と言わずに、
「商品のお名前を教えていただいてもよろしいでしょうか?」
と聞く。


「お住まいはどちらですか?」
と聞かずに、
「ご住所をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
と尋ねる。


こう考えてみると、「〇〇してもよろしいでしょうか?」
という表現も、今どきのアルバイト敬語なんじゃないの?
と、思えてくるぐらいです(笑)


ほかにも、「〇〇は何時からになりますか?」
と尋ねたときに、
「〇〇時です」とは言わずに、
「そちらは〇〇時からとなっております。」
というのも、言葉が長くて私はあんまり好きじゃないw


なんでかな?と考えてみると、
一般企業のビジネスシーンの電話と言うのは、
用件を正確に伝えることがメーンであり、
その次に大事なのが、
わかりやすくてスピーディでシンプルであること。


つまり、民間企業の電話応対は、
問合せするほうも、受け付けるほうも忙しいし、
コールセンターと違って、
知りたい答えが得られればそれでいいんですよね。
だから、基本的に時間は短いほうがいいし、
相手が即答してくれればさらにいい。


そんな普段の状況が身に染みているので、
新人さん達の丁寧に冗長した表現を聞いていると、
なんか違う気がするのかも。


    *    *    *    *    *    *


新入社員研修を担当していていつも思うのですが、
一般企業での電話応対に関して、
ことさら左様に構えなくてもいいと思うのね。


もちろん、研修なので「ちゃんとしなきゃ」と、
ものすごく真面目に思っているからだし、
実際のビジネスシーンを知らないことも大きいですが、
電話応対は、コミュニケーションですから、
実際は相手のいる会話なんですけど、
相手という「人」を見ずに、
言葉遣いだけ正しくあろうとだけするのは、違うかなって。


敬語と言うのは微妙なもので、
お客様対応に必要ではありますが、
丁寧にすればするほど、
お客様との精神的な距離を遠ざける側面もあるんですよね。


昨日の会社さんは、サービス業ではなく、
エンドユーザー(一般の個人のお客様)からの電話はほとんどない、
BtoBの会社さんなので、一層、そのように感じたのかも。


なので、反省としては、
言葉遣いに言及するだけでなく、
「先生や先輩と話すように伝えてみてね」
という練習も必要だったように思いました。


先生や先輩と話すということは、
喜怒哀楽の感情を持っている「人間と話す」ということ。


その感性を意識させるような指導が、
今後は必要だと思いました。


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2017.02.24

ホントは「裸の王様」?上手くいかない人の典型

2008年に独立して、
ひとりで仕事をするようになって9年経ちました。

中小企業白書によると、個人事業者とて開業しても、
1年後には27%、3年後には62%、
10年後には88%の事業者が廃業に追い込まれるそうです。

9年経って、まだ仕事が続けていられるのは、
とりあえず、そうでない方よりは、
うまくいっている部類なのかもしれません。

(売上的に冷や汗をかくときもあり、
自分にその自覚は、ほとんどありませんが・・・^^)

    *    *    *    *    *    *

私の勉強会仲間に、
定年を待たずに、公務員を2年前に早期退職をして、
フリーランスのコーチとして活動を始めた人がいますが、
彼に対して、同じ勉強会のほかの仲間たちが感じていることを、
正直に書きます。


「彼はたぶんうまくいかないだろう」


理由は色々ありますが、皆が一番強く感じているのは、
①他人の助言を受け入れない
②前の職場(公務員)を批判しまくっている
③教えたがりで、前職での専門知識をひけらかすところがある
というところかな。


59歳。高専出身。技術系。若々しいです。
本当はいい人。(自分はわかっています)。


でも、第三者を前にすると、思い切り理屈っぽい。


仲間内の雑談で交わされる様々なエピソードに関しても、
すぐに、上から目線の助言モードで会話に混ざってくる。


私は今のように「食べ行ける状態」になるまでには、
(こんな私でも)それなりに苦労したり危機は何度もありましたが、
そんな私から見ても、彼の行動スタイルって、
うまくいかない人の典型のように思えてくるんですよね。


フリーランスでやっていきたいと思うなら、
まず、身近な人達を承認して受容しないとダメです。


クライアント候補になる人達ばかりでなく、
勉強会仲間とか、サークル仲間とか、
同業者の集まりとか、まずはそういった人たちを、
大事にしないとダメですね。


なぜなら、独立したての頃の仕事というのは、
友人・知人・前職関連者、以外からはほぼ入らないからです。


男性よりも女性のほうが現実的なので、敢えて書くと、
独立してすぐに、HPからオーダーが入ることなんてあり得ません。
(コピーライティングの才能がある人は別として)


独立した当初の初期の仕事って、たいていは、
その方の人と成りを十分知っている、
前職絡みか、友人・知人から入るもんなのよ。


だから、一番大事にしないといけないのは、
意外にも身近な人たちなの。


かくいう私も、何かあれば彼にお仕事を紹介したいとは思うんだけど、
技量がイマイチというだけでなく、
私達とでも普段からカチンと来ることが多いのに、
自分のお客さんなんか、危なっかしくて紹介できない!
と、どうしても思っちゃうんですよね。


「これってこうしたら?」と言うと、
「俺はそういうのは嫌い」


「こうするといいよ?」と言うと、
「キャリア的にそれはやりたくない」


たぶん彼が弱い人間であることはよくわかるんだけど、
それにしたって、仲間内に対して
「へー、そうなんだ。ありがとう。」という演技のひとつもできないと、
講師・コンサル系での紹介は得られないと思います。


そして、ここで一番肝心なのは、
もう、今更、誰も彼に対して、
助言も進言もしないこと。


心からの思い遣りで何を言っても、
却下、反論、言い訳が返ってくるので、
もう、皆、誰も何も言わなくなりました。


だけど、いまや、全員が心の中で思っているんです。


「彼って成功しない人だよね」


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2017.02.18

ランサーズには障害をお持ちの方もいらっしゃいます

ホームページやブログに書きたい文章で、
自分にあまり情報がないときには、
ランサーズ経由で見知らぬ外注さんに、
参考になる短文の投稿をお願いするときがあります。


ですが、ランサーズに登録されている方の中には、
障害をお持ちの方もいらっしゃるので、
やりとりには配慮が必要なときもあるのかな?と今回、思いました。



実は先日、自分のホームページである記事を書くのに、
テーマ的に、障害をお持ちの当事者か、
または、ご家族の方から意見が欲しいと思い、
簡単な文章を10名分募集したんです。


そうしたらなぜか特定の県からの応募が多数を占めていて、
「これはなぜかな?」と思っていたら、
どうやら、その方達は皆、障害者の就労を支援する、
ある事業所の利用者さん達らしいと、わかりました。


応募者の一人が、ご自身の経歴や、
自分が利用している事業所の活動について、
色々と書いてきてくださったからです。


どの方もしっかりとした文章を書いていらっしゃるので、
知的なハンディキャップではなく、身体のどこかが不自由か、
または精神系の方達だと思われます。


A型はホームページなどの制作を受注していて、B型はタイピング、脳トレ、ランサーズ、自主課題を皆パソコンを使用して仕事したり、学んだりしております。


ということですので、ランサーズでの投稿や作業の受託も、
事業所の訓練として扱われているようですが、
こういった状況を分からずに、
普通の方(健常者、定型発達者)と思ってやりとりをしていると、
色々と大変な場合もあると思うので、
情報として、このブログに掲載しようと思いました。


というのも、今回、より多くの方からご意見を募ろうと思い、
同じ募集をその後も、2回出したのですが、
同じ内容を、何度も投稿する方がいらっしゃるんですよね。


1人1回まで、と、システム的に制限をかけることもできるのですが、
同じ人からの投稿でも、別の視点で書かれた違う内容のものなら、
採用したいと思ったため、そういった制限はかけず、
「前回と違う内容なら、過去に投稿してくださった方でもOK」と注意書きしたのですが、
どうやらその書き方では通じなかったようで、
複数の方が、前回とほぼ同じ内容で繰り返し投稿をしてきました。


特に、その中の一人の方は、ほぼ同じ内容で3度も投稿があり、
さすがに承認とお支払いは見合わせたいと考えて、
受け付けないという意味で「拒否」ボタンを押したところ、
「理由が知りたい」というメッセージをいただき、
何度かやりとりをさせていただきました。


そして、最後には、
「拒否の実績があると今後の受注に差し障るので、
拒否を取り消してほしい」とお願いされました。



たぶん、悪い方ではありません。
文面も礼儀正しく丁寧ですし。
でも、原因はご自身にあるのに、
こんな理由で頼んでくるなんて、
ちょっと発達クンぽいですよね^^



明確な記述でなかったにせよ、
「同じ内容なら一人1回まで」と条件指定をしているのに、
それを守らずに、3度も投稿してくるのですから、
普通なら首をかしげますし、腹が立つ人もいると思います。



ですが、こちらは、その方が、
就労移行支援事業所の利用者さんであることをわかっているので、
正論を常識的に伝えるだけでは引き下がらないだろうと思いましたし、
ニュアンスで察してもらうような書き方でも伝わらないと思いました。


そこでNOはNOときちんと伝えたうえで、
その方とやりとりした文面から、
論理的に矛盾している部分を提示して、
これこれ、こういう理由で承認はできないということを、
短く淡々とお伝えして、納得いただきました。


こういったことも、
自分が長く発達障害の人達と関わった経験があったからで、
その知識や理解がないと、ケンカや揉め事になるのでは?と、
ちょっと心配ね。



先日、たまたま、
「ランサーズやってみたけど地雷クライアント案内所にしか見えない」
というブログを読んで、思わず頷いちゃった私だけど、
こうやってみると、地雷ランサーズ(作業者側)も、
いるってことですよね。



個人的には、障害者の就労移行支援事業で、
ランサーズを活用されている事業所の方は、
利用者がどんな投稿をされているか、
責任をもってチェックしてほしいのが偽らざる本音です。


ですが、(私も同業の知人を複数知っていますが)
事業者はどこも人手不足で、
管理体制が追い付いていないのが現状なので、
こちらが気を付けるしかないのかもしれません。



余談ですがその同業の知人は、
元々、体が不自由だったり難病で安定した勤務ができない人の為に
今の事業所を立ち上げたのですが、フタを開けてみると、
当初、対象とした人達はほとんど来ず、
うつや統合失調や発達障害など、
いわゆる精神系の人達が、公的機関からバンバン紹介されてくる、
と、想定外の大変さを語っておりました。


    *    *    *    *    *    *



さて、私は、文章以外の作業(HPの更新や修正)は、
どこのどなたかわからない人に依頼はせず、
主婦の知人や、仕事を辞めて就活中の友人などに、
ランサーズの会員になってもらい、
その人を指名して、ピンで依頼をしています。



手数料が取られるので、双方に不利なのですが、
ランサーズは、仕事を依頼するときには事前入金が必須で、
作業完了後のお金のやりとりはランサーズがやってくれます。



だから、私のように、誰にいついくら・・・という管理を
マメにする時間があまり取れない人には好都合だし、
相手にも迷惑をかけないので、自分はとても重宝しています。



私のように最初から気心の知れた懇意の知り合い同士が、
ランサーズを通して、仕事をやりとりしている場合は、
お互いに相手に対してあまり低い評価もつけられないので、
当然のように、評価は相互に「5」をつけ合います。


高い評価が一杯ついているクライアントやランサーズには、
そんな裏事情もあったりするので、
あまり鵜呑みにしちゃだめですよ^^


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公務員を馬鹿にしちゃいけません

県や市町村さんからお仕事のご依頼をいただくときも多いので、
一般的なイメージに一石を投じたいと思ったのですが、
「公務員だから」ということだけで、
斜に構えて批判的な姿勢を取るのは間違っていると思います。


というのは、本当に真摯に誠実に、
ものすごく頑張っている人がとても多いから。

なので、実際に変てこりんな公務員に出会っちゃって、
大変な思いをした!という実体験がある人以外は、
公務員を馬鹿にしちゃいけないし、蔑んでもいけないと思う。

私は住まいのある地域のまちづくり活動に関わっているんですが、
はっきり言って、「まち課」の職員さんってすごいですよ。

どこで誰がどんな活動をしているかを、
こちらが舌を巻くほど詳細に知っていますし、
実際に休日を返上して、お給料が出ないのに、
各団体が主催するイベントに、本当にマメに参加していらっしゃいます。

それに、団体と団体をつなぐのも、メチャメチャ上手いです。
交渉事も上手い、説明も上手い、すごいよね。

それは、まちづくり担当だからでしょ?と、
思う方もいらっしゃると思いますが、
自分がかかわった範囲でいうと、それは違いますね。

産業振興課や障害福祉課や研修センターなど、
色々な分野の担当者とお話をする機会が多いですが、
どの方達も本気で仕事している人達が本当に多いです。

私の夫などは、「公務員」と聞いただけで、
ロクに仕事もしないで高給もらっている奴ら、
と、簡単に片づけて悪態をついてしまうのですが、
それって巷のイメージに左右され過ぎてると思う。

    *    *    *    *    *    *

ほとんどの公務員は3~4年に一度、転勤があります。

でも、皆さんが思うほど、十分な引継ぎはされません。

たぶん、ここは、住民が一番不満に思うところだと思います。

ですが、働く側の視点に立ってみると、辞令ひとつで、
いきなり畑違いの部門に配属されて、
思い切りアウェイの中で、赴任当日から即戦力を求められます。


これって、結構、キツイと思いません?


あと、組織の中で、縦横の関係にメチャメチャ揉まれているので、
普通の公務員なら、交渉力や調整力やコミュニケーション能力は、
思い切り高いです。本当に感服しちゃいます。


以前、ある精神科医の講演会に出席した時に、
その方が同じようにおっしゃっていて、
(その方のお父様は県の職員だったそうですが)
「公務員というのはコミュニケーション能力が、
とても鍛えられる仕事」と言っていました。


私もその考えには同感です。


だから、皆さん、司会もうまいし、仕切りも上手ですよね。
ご挨拶でちょっと振っても、どの方もそれなりにすぐ対応できますし、
宴会の仕切りなんて、まー、うまい、うまい(笑)


それから、公務員の皆さんは、
ビジネスマナーも非常に礼儀正しくスマートです。


これは、自分達よりも、
立場が上の人達と接することに慣れているからで、
悪く言えば、へりくだり感がすごいのですが、
そういった立ち居振る舞いができること自体がすごいです。


以下は余談ですが、
私はちょっとだけマナー研修もやるんですが、
一番ダメダメなのは、地域の中堅企業ですね。


あと、企業の中で、一番礼儀正しいのは、
実はその会社の経営者さん、社長さんです。
平社員になればなるほど、マナーが悪いです(笑)


それは要するに責任感や立場と比例しているし、
上下関係の中で叩かれていないから、
そうなるんだと思いますが、
その点、公務員の皆さんは、若い人でもちゃんとしています。

    *    *    *    *    *    *

私が公務員の皆さんと接するのは、
住民や利用者としてではなく、
外部講師として、なので、
そのあたりは、一般の方と印象が異なると思います。

ですが、外部講師でご訪問しても、
出入りの業者さんと同じ扱いを受けることがあるので、
(ほとんどそれって、地域の中堅企業です(笑))
そういった点で、公務員の皆さんは、
相手に対して高飛車にならないように、
非常に気を配っていることがわかります。

そういった現場を数多く見てくると、うちの夫のように、
公務員だというだけで、馬鹿にしたリ蔑んだりするのは、
違うんじゃないかな、と思うんですよ。

ほとんどの皆さんは、とても熱心だし一生懸命だし、
ときには、プライベートの時間を削り、
本気で相手のことを考えている方がとても多いです。

ただし。

公務員というのは、雇用の安定を第一に願う、
ほかの業種ではやっていけないような人達が、
なりたがる仕事でもあります。

その人たちは、変化に弱いし柔軟性がないし、
頭が固くて、思考が権威的、画一的です。

うちの息子は20代のときに警察を受験して落ちちゃったけど、
「受験会場には変な人やキモイ人が一杯いた」と言っていました。
安定と権威が伴う仕事には、
そういった業務上の後ろ盾を魅力に感じて応募してくる、
「変な人やキモイ人」も、いるのだと思います。

そういう一部の人達が、
公務員の評価を落としているんじゃないのかねぇ・・・

またまた余談ですが、私は以前、
まったく身に覚えのない窃盗の疑いで事情聴取されたことがあるのですが、
そのときの担当警察官も、ちょっと変なおじさんでした。
誰が考えても当たり前と思うことが通じなかったですね。
でもたぶん、彼は少数派だと思います。

私は以前、派遣会社の社員でしたが、
100人のスタッフのうち99人が優秀でも、
常に自分を悩ませるのは、残りの一人の変なスタッフであり、
そしてその1名へのクレームに割かれる時間やエネルギーが膨大でした。

公務員も同じことが言えるのだと思いますが、
私個人としては、真摯に頑張っている99名のほうを真実ととらえ、
応援メッセージを送りたい気持ちで、今日は書いてみました。



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2017.02.15

就職率のいい高校さん

今日は某県の高校さんで、
面接対策講座を行いました。

仕事柄、色々な高校さんを回りますが、
就職率のいい高校さんって、
講演を行うと、すぐにわかります。

一番よく感じるのは、
生徒さんが素直で、
学年全体の統制が取れていること。

講演の会場は、
体育館とか柔剣道場とか音楽室とか視聴覚室とか、
学校さんの都合で様々です。

で、入ってくるときは高校生ですから、
やっぱりうるさいし賑やかだし、
積極的にきちんと並んで座る感じはないです^^

でも、先生が青筋立てて怒鳴らなくても、
授業開始のベルと同時に、
なんとなく整列が済んでいると、
ほぉ、と思ったりします。

本当はそれが当たり前かもしれませんが、
中には度を超えた悪ふざけが横行して、
先生が何度も叫ばないと、
なかなか場が落ち着かないときもあります。

また、床に座るスタイルの会場だと、
最初から(開始前から)顔を膝にうずめて、
あからさまに寝ている生徒さんもいるんです。

校風と言ってしまえばそれまでですが、
先輩たちの態度や雰囲気を下級生は真似するので、
一度悪くなると、変えていくのは大変かも。

それから講演中に、
前列の生徒さんに前に出てもらい、
あれこれやってもらうときもあるんですが、
お願いすると、嫌がらずに従ってくれる高校さんはいいですね。

中には「はい、一番前の列の人、前に出て」
と言っても、「は?」みたいな感じで、
言うことを聞いてくれるそぶりもない高校もあります。

人の価値は学力だけではないけど、
偏差値の高い高校さんは、
やっぱり質がいいと感じることが多いです。

ですが、そうでなくても、
集団としてまとまりが感じられる高校さんは、
就職率がいいです。

昨日、ご訪問した高校さんは、
元々は農業高校だったようで、
過疎地のため、定員割れしているんですが、
予想に反して、生徒さんの質がよく、
少し驚きました。

そこで、仲介してくださる会社の担当者に、
「今日の学校さんは、就職率、いいでしょ?」と聞くと、
やっぱりそうみたい。

どこが違うのかなぁ・・・と、
高校さんで講演にいくたびに、
つい考えてしまう私です。


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2016.11.29

抵抗意見のカタを持つ

今日は、私としては、
お仕事がいただけるかどうか?
の、打ち合わせでした。



「ビジネスマナーという入り口」 の続きになりますが、
研修の実施は、ほぼ"決まり"と思われたものの、
現地担当者と直接お会いすることになったのです。


本社の担当者さんは、大いに乗り気で、
「実施ありき」でここまでお話を進めてきましたが、
支店の現地担当者にしてみれば、?な感じ?


打ち合わせは、電話会議形式で、
本社から数名、支店から数名、
それに私。



本社がいくら、良かれと思って進めていることでも、
支店にとっては、それもまた押しつけでしかなく、
打ち合わせでは、さほど乗り気でもない感じでした。


ですが、本社サイドは、
最初から「やる」方向で話を進めるので、
支店サイドは、困惑がありあり。


「じゃ、日程の調整に入りますか?」
という本社側の声に対して、
支店長から、「ちょっと待ってください」の声が。


なんかねぇ、こういう打ち合わせっていうのも、
微妙だよねー(^^;)


通常の打ち合わせっていうのは、
解決したい課題が明確にあって、
それに沿ったオーダーが次々と出てきます。


たとえば、「弊社の電話応対をなんとかしたい」とか、
「肩の凝らない楽しめる研修をお願いします」とか、
ストレートに、「コーチングを教えてください」とか?


でもこの会社さんは、
本社が支店を何とかしたいと思っていても、
支店がそれを解決したいんだか、したくないんだか。


それで、一応、現状の洗い出しは行ったんですが、
最後になって支店長が、
「この認識で合っているかどうかもわからない」と。


で、もう少し、「整理する時間が欲しい」と。


私はその気持ちがわからないでもなかったので、
それならそれでいいか、と思いましたが、
本社サイドが結構、突っ走るんですよ^^


最終的には、本社の言うことには、
従うしかないのかもしれませんが、
そんな経緯で、研修を行うのは意味がないよね。


研修ってのは、参加する方たち自身が、
知りたいと思うこと、必要だと感じていることを、
提供しないと、身になりません。


このまま、本社の言いなりで実施したら、
結局、「やらされ感」が増して、
いい結果は得られないでしょう。


そこで、日程の調整を急ぐ本社に対して、
私が、ストップをかけちゃいました。


「Eさん、支店長は時間が欲しいっておっしゃってます。
今日はここまでにして、
少し考えてもらったらどうですか?」


「え?ということは、来年に仕切り直し?」


私は思わず、「いえ、違います!」
と即座に断言してしまいました。


支店長は、自分が状況を、
まだよく把握してない状態で、
先を急かされるのが嫌なんですよ。


私を含めて、色々と話し合って
なるほど、研修はやってもいいと思った。


でも・・・、という、
イマイチ、手放しでは乗れない感覚
なのだと思います。


要するに、前向きな気持ちはあるけど、
一端、時間を置いて、自分なりに、
物事を咀嚼したいんですよね。


そのための時間がほんの少し欲しいだけ。
受け入れるための、自分なりの筋道を、
自分に対して通したいだけ。


その気持ちがわかったので、
何も言わない(言えない)彼のためにも、
ここで私が代弁してあげないと、ダメだと思いました。


なので、スピーカーフォンの向こうの、
本社メンバーに対して、
そのように伝えました。


「支店長は、来年に仕切り直しとは、
思っていないと思います。


数日でいいので、
一度この場から離れて、
ひとりで整理したい、という意味では?」


そして、支店長(私より若い)に向かって、
「そういうことですよね?」と、
確認を求めました。


彼は、少しホッとした顔で、
「はい、その通りです」
と、言ってくれました。


よかった、間違ってなくて。


仕事はね、そりゃ、欲しいよ(笑)


でも、この場で自分が本社サイド側に立って、
巧妙に、実施の方向に持って行っちゃ、
ダメだと思ったんだわ。


そんなことしたら、支店の皆さんとの、
信頼関係が築けないよ。

ここで私がすべきことは、
支店の皆さんの立場を理解して、
支店の言葉を偽りなく代弁してあげること。


こういった私の行動を見て、
「この人は、本社の手先ではない」
と、信用してくれると思ったんです。


で、引いてはそれが、
私の営業上においても、
ベストだと思ったんですよね。


本社の担当者さんは、
私が支店側のカタを持ったので、
びっくりしたと思います。


でも、これは、
味方が敵に回ったのではありません。

本当に、研修を実施したいなら、
そのためには、こういったアプローチも、
必要と思ったからです。


多少のずるさも、あるかもしれませんが、
交渉事では、相手に寄るって、
大事だと思うんですよね。


はてさて、研修実施は混とんとしてきましたが、
たぶん、やる方向に向かうんじゃないかな。


私が「違います!」とキッパリ告げた時の、
支店長の表情を見てそう思いました。


2016.11.27

説明してはいけません

先日、担当するラジオに、
今、まさに起業中である、という知人のDさんが、
ゲストとして出演してくれました。


私の番組は、
自分の友人・知人をゲストに呼んで、
自由に自己PRしてもらう内容です。


だから、この日も、
知人の宣伝になればいいなぁ、という思いで、
生放送を開始しました。


Dさんは、ある成功法則プログラムの
ファシリテーター資格を取得し、
セミナー講師として食べていきたいと思っています。


そのため、番組では、
その成功法則プログラムの魅力をお伝えしたいと思い、
主にその紹介をテーマにしたやりとりをしました。


ところが、Dさんの口からは、
一向に、リスナーの興味をそそるような、
説得力のあるトークが出て来ないのです。


もちろん、まだ起業して間もないので、
(たぶん)セミナーの開催実績もまだなく、
リアルなエピソードなどは語れないかもしれません。


ですが、この魅力に欠けるトークの原因は、
いったいなんだろう?と考えた時に、
Dさんの話が、説明的であることに気が付きました。


そればかりでなく、
一般論ばかりで具体性に欠け、
パーソナリティである私も、ちっとも面白くないのです^^


曲の合間に、私はDさんに尋ねました。


「Dさん、具体的な事例はないの?」


「?」


「リスナーが知りたいのは、それが何か?ではなく、
受講したらどうなるか?何が解決されるのか?
のほうだと思うよ?」


「事例ですか。うーん・・・」


「まだ実績がなければ、ほかの講師の事例でもいいよ。
みんなが聞きたいのは、そっちだと思うの。
とにかく、なんでもいいから、エピソード探して!」


こういったとき、私はいつも思うのですが、
他の人の心を動かすものは、
説明ではなく事実だと思うんですよね。


それがどんなに素晴らしいものか、よりも、
すでに起こった動かしようのない具体的な事実。


学んだ人の売り上げが上がった、でもいいし、
家族関係が劇的に改善した、でもいいです。


それをできれば、より細かくリアルに、
そして生き生きと語ってほしい。


そういった現実的なエピソードを出すことで、
聞く人の共感と、潜在的なニーズが、
引き出せると思うんです。


番組の後半、Dさんは頑張って、
事実ベースのお話をしてくれました。


例えば・・・
その成功哲学の提唱者の著書が、
世界で2000万部売れたこと。


例えば・・・
その提唱者がどうやって、
その本を書いたか?の理由と手法。


ほら、このブログをお読みの方も、
そういわれると、なんとなく興味が出てくるでしょう?


人の心を動かすものは、
説明ではなく事実なんですよ。


そして一般論ではなくオリジナリティ、
未来の話ではなく、過去の話、
だと思います。


私の個人的な印象として、
今の段階では、Dさんの起業は難しいかな、
と、感じました。


マーケティングとかHPのSEOとか、
そんなことを考える以前に、
自分が販売したいものの魅力を人にどう伝えるか。


そこがうまくできないと、
Dさんの前途は多難なんじゃないかな、と、
思いました。


ですが、Dさんの素敵なところは、
番組終了後に、「自分に何が足りなかったか?」
を、私に聞いてくれたこと。


Dさんには厳しかったかもしれませんが、
私はDさんに、感じたことを、
そのまま伝えました。


そして最後に、こう付け加えました。


「Dさんって、えらいよね、
そうやって、フィードバックをもらうのって、
聞きたくないものだし、なかなかできないもん。」


「いやいや、こういうことのひとつひとつが、
自分のヒントになりますから。」


私はそのひとことで、考えがちょっと変わり、
Dさん、イケるかも?と、思い始めました。


独立したての頃は、思いばかりが熱くて、
未来志向のトークになりがちです。


でも、見込みのお客さんが食いつきそうな、
過去ネタ、事実、エピソードの収集って、
意外に大事だと思います。


2016.11.22

「ビジネスマナー」という入り口

東京に本社のある某企業さんから、
「当社の××支店のチームビルディングを構築してほしい」
というご依頼が入りました。



全国に数ある支店の中でも、
××支店だけが、妙に雰囲気が悪く、
営業成績も伸びず、メンバーもやる気がないそうです。



教育熱心な会社さんなので、
その××支店には過去に何度も、
本社から人を遣わせているらしいです。

ですが、本社から出講した指導者陣によると、
「あんた誰?」みたいなアウェイ感が半端なく、
「本社から来た」だけで、強力にバリアを貼るらしい。


あー、でもそれ、わかるなぁ・・・


人って、自分よりも下流に指導に赴くときは、
どうしても、上から目線が出ちゃうものだし、
ましてや、「本社」からでは反発も強いのでしょう。


そこで、居住地がその××支店に一番近い、
外部講師のワタクシにお声がかかったわけです。
「地元の講師なら、話を聞くのでは?」みたいな。


担当者(本社人事)から話を聞くと、頑固力が強力らしい(笑)


はぁ~


その担当者っていうのが、これまた愉快な人で、
コーチングを勉強している関連で、
Podcastで私を見つけてくれたんですよね。


私、地元の地域コミュニティFMで、
担当しているラジオ番組があって、
それのPodcast版を聞いたとのこと。


それで私を見つけてくれたらしいのですが、
そういうのを聞くと、
「なんでもやっておくもんだな」と思いますよね(笑)


で、先日は電話で打ち合わせ。


彼の話を聞いていると、
いくら地理的に近い存在でも、
入り方が重要な気がしてきました。


いくら地理的に近くても、
「キミ達がダメダメだから先生呼びました」
という匂いが出てはNGだと思う。


私は以前、経験があるのですが、
「うちの社員をコーチングしてやってくれ」
みたいなオーダーだと、うまく機能しないときが・・・


意識の高い会社さんは別ですが、
社長がそう思うぐらいの会社って、
コーチングという手法が通用しないことが多い。


社員がコーチングって何か、
全然よくわかっていないし、
怪しさを感じて、懐疑心を持つのよね。


今回も、目的はチームビルディングですが、
そのテーマを振りかざして入っていくことは、
効果的ではないように感じました。


上の立場の人間から、
「キミ達はここが欠けている」という感覚で、
押し付けられる研修って微妙なんですよ(笑)


そこで私は、テーマの変更を提案しました。


「ビジネスマナー勉強会」にしませんか?


実はこういうノウハウ系のほうが、
社員の皆さんは受け入れやすいし、
ちっとは、学んでやろうって気になるもんです。


私は後付けの付け焼刃で、
ビジネスマナーも担当する、なんちゃって講師ですが、
これで何度も関わっていると、見えてくるものがあるんです。


それは、参加者の価値観だったり、
仕事ぶりだったり、会社の体質だったり。
それは、何度も訪問してわかること。


ひとりひとりの名前が、
何も見なくても自然に呼べるようになって、
お互いに親しく打ち解けてわかること。


重要なのは、テーマじゃなくて、回数。


どんな理由でもいいんです。


たとえビジネスマナーという切り口でも、
研修や雑談の中で、コーチング的な関りが可能なので、
「まずは、自然に親しくなれる場をつくりませんか?」


これが先方の思惑と合致しました。

実は、担当者の方は、
コーチングやチームビルディングのような内容に、
上司が予算を出すかどうか測りかねていたそうです。


効果がわかりにくいし、手法もよく見えないし、
そもそも、なんとなく、怪しい?みたいな?(笑)


でも、ビジネスマナー研修という題目なら、
誰の目にもイメージしやすいので、
企画しやすく、予算も取りやすいとのこと。


そこでまず、ビジネスマナー研修、
(本当の目的は、皆さんの偵察(笑))
を数回、やってみることになりました。


実は、この手法で、
私はいくつか実績があるんです。


建設業さん、設備業さん、IT会社さん・・・


ビジネスマナー研修を継続することで、
結構、皆さん、考え方が変わってきて、
手前みそになりますが、大いに感謝されました。


また、その機会がやってきたようです。


初回は来月。


余裕があったら、続きをここに書きたいと思います。

2016.06.07

製造業のコーチング研修~ベトナム語なんてわかんないよー~

先日は、ある、地方の製造業の皆さんの全社員研修(約60名)でした。



そこは外国人実習生を受け入れている会社さんなのですが、
「今年来た実習生達は、まだ日本語がよくわからないから、
研修には参加させない」 と、事前に社長さんに言われていました。


ところが社長さん(60代男性)も、それを本人達にどう説明してよいものか、
たぶん、(言葉が通じないので)面倒臭くなったみたいで、
当日、会社をご訪問したら、
「分けるのも面倒だから全員参加にした」 と言われました。


「日本では、全社員が前無きな学びの姿勢で真剣に研修に参加している」というところを、
間近に見てもらうのも、勉強だろう、と笑っていましたが、
あの社長さんのキャラクターを考えると、
たぶん、説明して納得してもらうことが億劫になったか、
または、忘れていたのだと思います(笑)




さて、この会社さんの外国人実習生は、全部で12人ですが、
内訳は、中国が6名とベトナムが6名。
そのうち、ベトナムからの6名が今年受け入れた実習生とのこと。




外国人実習生は全員が20代の若い女の子達ですが、
特に今年入ったというベトナムの女の子達は、
真面目で初々しくて神妙だけど、仲間同士では笑ったりふざけ合ったり、
日本の高卒の新入社員の(ギャルではない)女の子達と、とても雰囲気が似ています。

でも、やっぱり、言葉ですよね。

日本語の研修を終えて日本語能力試験にも合格していますが
(Nのいくつだったか忘れました)
日常会話ならまだしも、コーチングやタイプ別コミュニケーションの内容には、
全く付いて来れるレベルではありません。



社長さんには
「うちの社員のための研修なんだから、無視して普通に進めていいから」
とは言われていたものの、実際に講師席のすぐ目前の最前列に、
ずらっと並んで座らされて、資料をめくるタイミングさえ分からず、
戸惑った感じで、ただじっと座っているのを見ると、非常に気の毒で、
今、何のために、どういうことをやっているのか、だけでも、
何とかして、伝えたくなります。
本当に「何とかして」という切実な気持ちになるものですね。
(ていうか、間近って、最前列ってことかい!!!(^_^;)・・・)



ベトナム語が話したい、なんて、今まで一度も思ったことはありまでしたが
(普通はそうだと思う) このときほど、ベトナム語が話せたら、どんなにいいだろう、と
心から思ったことはありません。

あ、そうだ。Google翻訳をつかってみようかな。

私は研修で必ずPCとプロジェクターを使いますが、
スマホのテザリングをつかえばネットにもつなげられるので、
参加者が演習問題に取り組んでいる時間を利用して、
Google翻訳で、ものすごく簡単な説明をベトナム語に訳して、
彼女たちに見せてあげました。

そうしたら、そのときにね、スライドに映った自分達の国の言葉を見て、
6人のみんなが、すごくうれしそうな表情をしたんですよ。
そして全員が真剣にスクリーンに映ったGoogle翻訳の画面を、
静かに唇を動かしながら読んでいました。

それは、ただ、理解できてうれしいということだけでなく、
何もかも、すべてがわからないものだらけでの今の職場環境の中で、
唯一出会った「わかるもの」であり、ささやかな幸福感を感じさせる、
ほっと、ひと息つくような、柔らかく懐かしさに満ちた表情でした。

そうよね。ベトナム語なんて、日本の日常生活で見かけることなんてないものね・・・


そのうち、演習問題の時間も終わってしまい、
これ以後は、また、日本人の皆さんのほうにしっかりと、
メリハリを付けながらスピーディに項目を伝えなければならないので、
「翻訳はここまでです。今からはまた日本の皆さんに向けた研修をします。」
Là đến đây có thể được dịch. Hoặc đến việc đào tạo đối với nhân dân Nhật Bản từ bây giờ..
と、自動翻訳で映して見せて、私は再び、それまでと同じスタイルの研修に入りました。

今回の研修は、座学の後、ロールプレイングをしたり、
特定の条件でグループに分かれて、簡単なゲームをやったりするのですが、
ベトナムの女の子達は、その後も、ほとんど指示が伝わらず、
グループに分かれるのも大変だし、席の移動するように言っても伝わらないし、
質問カードゲームは、ルールの説明が全く理解できず、
そももそ、カードに書かれた日本語もよくわからない、という中で、
社員のリーダーの皆さんの助けを借りながら、なんとか研修を終えました。


いや~、大変だった(笑)


鬼ごっこなどで、ルール適用外で小さい子どもたちをまぜてあげることを、
私の両親は「まま子」と言いますが、関東では「みそっかす」というそうです。
そうそう、今回は、まさにそれ(笑) みそっかす状態(笑)

こういうことを嫌だと思う気持ちは全くありません。
ですが、言葉が全く通じない人たちと共同作業をする、ということが、
どれほど困難なことかよくわかりました。


そして、すぐに思いました。


ここにいる社員の皆さんは、これからこの人達と「仕事する」んだ・・・ということを。 


尋ねたところ、受け入れ後の1か月は通訳さんが付いて、
色々な作業手順を翻訳してくれるそうですが、
その人はもういないそうです。


社員の方は、誰もベトナム語がわかりません。
そのため、製品を製造するときの、細かい説明や注意点などは、 本当に大変だそうです。
しかも、彼女達は、英語がわからないのだそうです。

社員(日本人)の女性リーダーさんいわく、
「中国の子達は、まだいいんですよ。 漢字でなんとなく分かり合えるところもあるしね。
でも、ベトナムの子達はそういうわけにもいかないし、
あ、そうそう、彼女達は英語がわからないんですよ。 (あ、そうか、フランス系だもんね)
だから、(一例として)青いことをブルーって言い換えても、 伝わらないんです。
その辺が大変。でも、ベトナムの子達は中国と違って穏やかで日本人に似ているので、
まぁ、お互いに地道にやっていけばなんとかなるんでしょうね。」

それほど、暗い雰囲気でもないのは、
この会社は今まで、中国人実習生を何期にも渡って受け入れて来たので、
最初は大変でも、やがて戦力になってくれることを、 経験として知っているから、かな。
今期から、中国がベトナムに変わっても、動じないのかしら。
それとも、完全なる、あきらめ、でしょうかね(^_^;)

ちなみに、今回参加した中国からの実習生の皆さんは、 2年目、3年目になるので、
すでに言葉も達者で読み書きも、ほぼOK。
研修の演習問題も解いていましたし、
普通に日本の皆さんとロープレやワークに取り組んでいました。


こうなるまでに、時間を要する、ということかな。
でも、中国とベトナムでは、やっぱり違うかも・・・



何度もご訪問している会社さんですが、 社長さんのお話からいつも感じるのは、
もっともっと業績を伸ばしていきたいのに、
人がいないことへの苛立ちや、 雇用への切羽詰った焦燥感です。



喉から手が出るほど、働き手が欲しいのに、
説明会に参加しても、製造業のブースには誰も来ない。
そもそも、地方の説明会には、人が来ない。


社長さんの口からは、刺激的な言葉がポンポン飛び出します。
「失業保険なんて、あんなのは3か月で終わりにすればいいんだ」
「そうしたら、困って、苦しくなって、みんな働くから」
「先の無い年寄りに、年金を何十万払ったって一緒。」
「わずかで暮らしていける年寄の年金は、結果的にみんな若い人達の生活費」
(って、あんたも、年金受給者でしょうが?www)


外国人実習生の受入れにどういった経緯があったのかは不明ですが、
その社長さんが加入している協同組合には、
福祉や農業分野からも様々な視察や打診があって、
そのスケジュールだけでも大変なのだそうです。


そうまでして、外国人実習生を受け入れても、 現場はまた現場で、
言葉の壁やお国柄の差で、受け入れ負担も大きいですよね。
そういった諸々の現場レベルでの雰囲気が、
今回、実感として非常によくよくわかりました。


でもさ、それを不満に思っている人っていないのかな。
社長さんは、雇用の厳しさを肌で感じていますが、
社員というのは、いつの時代も上の努力や苦労がわからなので、
たぶん、表には出ないけど、「なんでこんなことしなきゃいけないんだ?」
と批判的な人もいるのでしょうね。きっと、そう思うわ。


最近、私の二人の知人のFacebookで、アジア旅行の写真が載っていました。
二人とも、目的は同じ。それぞれ会社は違いますが、共に、外国人実習生絡みの出張で、
一人はベトナム。一人はミャンマーです。
製造業の気持ちは、中国からベトナムへ、そして次はミャンマーと向かっているようです。
ベトナムで、びっくりしてなんかいられないよね。


ニュースやドキュメンタリーに映る外国人実習生の皆さんを他人事のように見ていましたが、
こうやって、研修と言う短い時間を少し共有するだけでも、
日本の製造業の雇用はものすごく海外を向いているということを、
ひしひしと感じてしまいます。

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