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2017.03.22

実習助手。アドバンテージはあるんじゃないかと思った件2

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潰瘍性大腸炎で入院していた次男の病室を、
彼が高校生だった時の先生が訪れて、
「実習助手という方法もあるよ?」と教えてくれたのは、
(次男の話によると)
その先生が次男に対して、
「昔の自分を見るようだ」と思ったからだそうです。

今私は「先生」と書きましたが、
正確にはその方も実習助手だったということは、
実習助手。アドバンテージはあるんじゃないかと思った件
にも書いた通りです。

生徒にとっても保護者にとっても、
”授業で生徒に指導する大人”は、
すべて「先生」にほかならないので、
あまり関心を払われることがないかもしれませんが、
そうわかってみると、親としては、へーっ、って感じでした。

本音を言えば、今までの印象よりも、ちょっと低く感じたかもしれませんし、
その一方で、次男の潰瘍性大腸炎と同じカテゴリーになる、
クローン病でありながら、公務員として働きづけていることに、
希望を感じた瞬間でもありました。

「お母さんはどう思う?」


そう聞いてきた次男の気持ちは複雑だったと思います。


たぶん、そのときの次男は、
あまり働く意欲も、自信も、新しい環境へのチャレンジ精神も持てず、
本当は、個人事業主である私の手伝いをしたかったんだと思います。


男の子(といっても30代ですが^^)って、
あんまり両親の仕事に関心を持たないケースがありますが、
そんな次男が珍しく、私のFacebookを見たり、
何をやっているか知りたいと思っている、
と、私が感じたことが何度かありました。


でもさー、現状、私の収入で、母と夫を養っている状態で、
ここに次男が入ってきたとしても、現時点では、
次男に私からは、まともな給料、払えないんだよね。


だから、「実習助手の話、乗ってみたら?」と言った私に対して、
逆に次男は、微妙な寂しさを感じたかもしれないし、
伸ばした手を、振り払われたような感覚を持ったかもしれません。
ごめんね。でも、背に腹は代えられないよ。


    *    *    *    *    *    *


さて、実習助手(工業高校)に応募すると決めた次男でしたが、
親として、「これって、もしかしていいことなの?」と感じることは、
結構ありました。


まず、なぜか、紹介者の先生(実は実習助手)から、
母校に来て「校長や教頭に挨拶しに来て」と言われたこと。


うちの次男って、高校を卒業してもう10年にもなるのに、
当時の同級生とか先生とかと今でもご縁が続いている人で、
その点ではかなわないと思うし、高校にも感謝したいです。


うちの次男みたいに、素朴で優しい心根だけど、
ちょっと頑固で意固地で縦のものを横にもしないところがある、
穏やか偏屈理系男子を、よく受容して育ててくれたと思います。


当時の担任や部活の先生たちと次男は、
今ではすっかり「友達化」兼「飲み仲間化」しており、
高校時代の自分自身やほとんどの先生達が大嫌いで、
卒業式と同時に、教科書を全部捨てた自分とは、
えらい違いだな、と思うし、お得だなーなどと思っちゃいますw


で、次男は言われた通りに、母校に挨拶に行きました。


すると、あとでわかったことですが、
その時の教頭先生が、採用二次試験の面接担当者でした。


    *    *    *    *    *    *


次男は、業務上必要だったため、
前職に関わる技術系の資格をいっぱい持っています。
中には一般的に取得が難しいとされている資格もありますが、
それに立ち向かっているときの次男は、
気迫と気概と希望の光に満ちていて、
親から見ても「この人は、何か大きいことをやるのではないか?」
と思えるぐらいの雰囲気を持っていました。


とても全日制普通高校を中退して、
定時制工業高校に入り直した人には見えませんでした。


長男も「あいつって変なところが 〇高(進学校)生みたいだよな」
と言っていた通り、たぶん、本当は地頭がいいのだと思いますが、
遺伝的にその資質が20歳近くにならないと、ONにならなかったのかもね。


そんな次男でしたが、実習生の採用試験に関しては、
どうにもやる気が出ないらしく、
大丈夫かよ?と思うぐらいダラダラしていました。


次男は中学時代は成績的にもパッとせずに、
常に中の下ぐらいでしたが、
一度スイッチが入った今となっては完全に理系です。
私がぞっとして震えてしまう三角関数なども好きみたいです。


そんな次男にとって、五教科総覧的な勉強は、
全くやる気が出ないらしく、
「〇〇系のハードルが高い国家資格なら前向きになれるのに・・・」
とも、よく言っていました。


一般常識とかは超苦手。


作文も論文も嫌い。大嫌い。


とにかくあの人は、曖昧で主観的なことは全部ダメだし、
自己表現なんかも、やりたくないタイプですね。


だから一次試験は、極端にバランスが悪かったみたいで、
工業系の科目は完璧に近いのに、
一般常識や五教科的なテストはひどかったらしいです。


なのになぜか一次試験は合格してしまい、
二次試験の面接では、
担当面接官が一度挨拶に行っている、母校の教頭で、
(だけど次男はあまり人間に興味がないので、
あれ?どこかで見たことがある?とは思ったものの、
確信がなく、最後まで気がづかなかった・・・)
なんかこれって、もしかして、
次男に有利に働いている???


(つづく)

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2017.03.15

実習助手。アドバンテージはあるんじゃないかと思った件

昨年、潰瘍性大腸炎(中等症以上重症未満)で約三カ月入院して、
勤務先も退職して、自宅で静養していた次男が、
工業高校の実習助手に採用が決まりました。



それが、少し遠いところの高校だったため、
次男は4月からまた家を出て、
ひとり暮らしを始めることになりました。



体調的な不安はあるよね。
母親として心配もあります。



潰瘍性大腸炎はお腹の激痛と血便で、
日常生活が送れなくなる病気です。



原因も治療法も定まっていないので、
一応、現段階では難病指定になっています。



最近は患者数が増えたため
(というか、数が多いことがわかってきたため)
簡単に難病扱いにはならないそうですが、
次男は症状が比較的重かったので、
その辺は大丈夫でした。



    *    *    *    *    *    *



次男は何がどうダメだったのか今でもはっきりわかりませんが、
高校1年生の時に、そこそこ悪くなかった全日制高校を退学しました。



ですが、彼なりに思うところがあって、1年間のブランクのあと、
定時制の工業高校に入り直しました。



そして、そこからがなぜか、目を見張る快進撃ですよ(笑)

全日制→定時制、普通高校の部活→定時制の部活 では、
たぶんほとんどの人が同じ同じ流れになると思いますが、
レベルの低い(生徒さんもいる)定時制にあっては、
彼は成績は常にトップクラスで、
部活では何度も全国大会に出場したので、
たぶん、今まで眠っていたやる気のスイッチが、
ここにきて、大きく開花したのだと思います。



詳細に関しては以前も書いたのでここでは割愛しますが、
クラスの人数が少なく、先生と生徒の距離が近い定時制高校は、
次男にとって、宝物のような時期だったのだと思います。



びっくりするのは、当時の先生や部活の仲間たちと、
10年以上経った今でも普通に交流があることで、
それが今回の、再就職につながりました。



    *    *    *    *    *    *



次男は(校内では)成績がよかったので、
定時制を卒業する前から、
「実習助手にならないか?」という誘いを、
当時の先生たちから受けていたみたいなんですが、
今回の、入院にあたって、
当時の先生がお見舞いにやってきて、
また、同じ誘いをしてくれたんですね。



実はその先生も、潰瘍性大腸炎と同じカテゴリに属する、
クローン病を患っている方で、
次男たちは、成り行き上、「先生」と呼んでいるものの、
その方も、本当は実習助手だったのです。



その先生がね、ある日、入院中の次男の病室にお見舞いに来て、
「実習助手という道もあるよ?」と言ってくれたんです。



次男の会社は小規模ながら福利厚生が厚く、
社長も奥さんも誠実ないい会社でしたが、
大手の団体職員から転職してきた次男にとっては、
自分よりも若い社員達のやる気のなさや仕事への後ろ向きな感じ?



あとは、挨拶の有無や人間関係の希薄な雰囲気が非常にストレスだったり、
前向きな社長さんが、コンサルタントを入れて、
仕事の態度や進め方、売上に対してのプレッシャーが大きかったり、
なにより、パワハラまがいの上司がいたりして、
精神的にかなり苦しかったようです。



しかも会社の規模が小さいと、ひとりの負担が大きいので、
「病気で会社を休む」ということへの周りの評価なども気になるわけで、
私は次男の体調悪化の原因は、職場環境も大きいと思っていたんですよね。



だから、「実習助手という手もあるよ?」という、
次男の高校時代の先生(でも今は講師)のお話は、
悪くないように思いました。



こういったら、本当に誤解を招きそうですが、
潰瘍性大腸炎は、「治ることがない病気」と言われています。
症状がその後、表に出ずに、一度きりで収まる人もいるそうですが、
病気が完治するということはなく、
症状の軽減には緩解ということが使われています。



つまり、一見治ったように見えても、
いつ再発するかわからない状態では、
「寄らば大樹の陰」ではありませんが、
親としては、なんとなく、
大所帯の組織で、ひとりがたまに休むぐらいでは、
屋台骨が揺らがないようなところで働いてほしいと思うものです。



「お母さん、どう思う?」



次男にそう聞かれたときに、
「乗ってみたら?」と言ったのは、
そんな心情によるものでした。



(つづく)


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2016.12.04

(次男)はちみつ味の梅干しで食欲も徐々に回復

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中等症の潰瘍性大腸炎で、
2か月半入院した息子(30代前半)でしたが
お陰様で、今は時短ながら職場復帰しております。


174cmの身長で一時は46kgまで落ちた体重も、
退院後、3か月経って、今は58kg。


お薬はイムランを中心にその他もろもろ。
通院は2週間に一度。


でも、検査の数値が改善しているわけではなく、
先日は、何かが少し悪くなっていたので、
鉄分のお薬を抜いてみよう、という話になったみたい。


家族としては、検査のたびに朗報を聞きたいのですが、
帰宅後の返事は、「よくなっていないけど悪くもなっていない」
の繰り返し。


ですが、今は食欲も回復し、
家族と、ほぼ同じ内容の食事ができるようになって、
ご飯もおかずも山盛りで食べますから、
数値は、あとから付いてくるのだと思います。


退院してしばらくは、
食べ物の種類によって、腹痛が起きることがあったし、
食欲もほとんどないので、気を使いました。


でも今は、盛り付けたご飯やおかずが、
「少ない」と言われることがよくあって(笑)
逆にこっちがびっくりしちゃいます。


    *    *    *    *    *    *


そんな次男の食事にいま必須なのが、
紀州綜合食品さんの、
「紀州南高梅 はちみつ味 塩分8%」です。
要するに、少し甘みのある梅干しなのですが、
これがなければ、次男の食欲の回復はありえませんでした。


というのも、うちの次男は、
退院後、病院の食事と似たメニューには、
拒否反応が出るようになってしまったのです。


2か月半の入院期間のうち、
その2/3の期間は中心静脈点滴の栄養だけで、
食べ物を一切、口にできない次男でした。


そのため、「ご馳走を想像すると涙が出る」
と言うぐらい、ものを食べる、舌で味わう、
ということができる日を、心から切望していました。


だから、実際に食事が可能になった日には、
ご飯のたびに写真を送ってきて、
「うまい、うまい」と感動してました。


ところが、病院の食事は、
胃腸系の患者さん用に作られたものだったので、
味も色もすべてが薄く、やわらかく・・・


なので、段々、嫌気が差してきたみたいで、
それでも、体力回復に必要と思って我慢して食べているうちに、
ご飯やうどんや、白身の煮魚、鶏のささ身などを見ると、
吐き気がするようになってしまったんです。


それにきっと、退院後は、
それらのメニューが辛かった入院生活を想像させるので、
精神的に体が受け付けなくなったのかもしれませんね。

または、その時はまだ服用していたプログラフのせいで、
食欲にも影響が出ていたのかもしれません。


でもそうなると、家族は非常に困りました。


というのも、いわゆる「潰瘍性大腸炎にいい」とされる、
食べ物やメニューは、ほとんどが病院で出されたものと同じで、
それだと、次男は、吐き気がして食べられないからです。


退院後、そういった、「食べられるものが何もない」
という状態の中で、唯一、次男が食べられたのが、
梅干しご飯でした。


栄養も大事ですが、
私は食欲の回復が一番大事だと思いました。


次男は、病院で、「食べる」という行為に対して、
嫌な思いがセットされてしまったので、
それを上書きする経験がないとダメだと思いました。


だから、お菓子でもおやつでも何でもいいので、
本人が美味しいと思えるもの、好きなものを勧めましたし、
梅干しでご飯が食べられるなら、それでもいいと思いました。


ただ、家の自家製梅干しは酸味が強いので、
少し、心配に思っていたところ、
母が地元のデパートから買ってきたのが、
はちみつ梅干しだったのです。


それが次男の口に合ったようで、
その日から、次男は毎日、
はちみつ梅干しでご飯を食べるようになりました。
次男曰く、「これだとご飯が楽しみに思える」
のだそうです。


そうやっているうちに、ご飯に拒否感がなくなり、
うどんも食べられるようになり、
最初は恐る恐る出していた、炒め物のおかず等も今はOK。


今では、脂身の少ないステーキやラーメンも、
食べられるようになりました。


それらは、まさに次男が、
入院中に夢にまで出てきたメニューだったので、
「本当に、よかったなぁ・・・」という思いです。


次男は、宅急便のヤマトに勤めている友人に頼まれて、
類似商品を買ったことがあるとわかりましたが、
メーカーは別でも、「はちみつ味」なら、味は同じ、とのこと。


ただ、せっかく気に入っているなら、
同じものが欲しいと思い、
紀州綜合食品さんに電話したところ、
親身に対応していただいたので、
そのお礼も兼ねて、ここでご紹介したいと思いました。


実は、母がでパートで買ってきて、
次男も気に入っている商品は、楽天では買えず、
紀州綜合食品さんの通販ホームページにも、
同じものが見つかりませんでした。


そこで、問い合わせたところ、
1kgならあるということで、
昨日、早速注文して、それが届いたばかりでした。


このぐらいあれば、当分大丈夫ですね。


ただし!


毎日食べすぎて、今度は、梅干しに対して、
吐き気や拒否感が出ないように(笑)、
気を付けないといけませんよね^^


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2015.07.21

うちの母も気の毒だよね。これが男子の気持ちなのかも。

今日は夫と実母と3人で自宅で昼ごはん。

先の日記のように、ここ数日は、
仕事の進ちょく遅れの解消に真面目に向き合い始めたので、
昼時も心はそっちで一杯だー(笑)

うちの母は70代後半ですが、
今も人生に夢がある、わくわくグランマなので、
ご飯時には、それなりに語ります。

「この前、◯◯さんと××温泉行って来たんだけど、
それはそれは、素晴らしいお風呂とご馳走でね・・・」

あ、そ。

お母さん、ごめんね、私、温泉も料理も興味ないんだよね。
でも、可愛そうなので、一応合わせる。

「きのう、この前できたばかりのお店に行ってきたのよ。
あんたの好きそうな服も一杯あったよ?今度行ってみたら?」

あ、そ。

お母さん、ごめんね、私、服とかどうでもいいんだよね。
でも、可愛そうなので、一応合わせる。

「ねぇねぇ、さっき△△さんから、無農薬で、
ものすごく美味しいトウモロコシもらったの。
今、茹でたばかりだから、食べない?
こっちに持ってこようか?」

あ、そ。

お母さん、ごめんね、
私、美味しいものにもあまり関心ないんだよね。
でも、可愛そうなので、一応合わせる。

なんだか、段々辛くなってきたので、
「仕事あるから」と言って、
そこそこに食卓から退散する。

私は旅行に行きたいとは思わないし、
料理はまずくても構わないし、
ご飯はそこにあればいいし、
美容や健康にも無頓着だし、
人生に大きな希望もないし、
明日に取りたてて夢もない。

だからうちの母と話をしていても、
何かの感情が動くわけでもなく、
楽しいわけでもなく、参考になるわけでもなく。

うちの妹だと、方向性が同じだから、
きっと、ワイワイと盛り上がるのでしょうが、
私は今のように、心の中が仕事で一杯だと、
少し苦しいかも。

概ね、妻の話を聞かされる男性と言うのは、
きっと、こんな風な気持ちなんだろうと、毎日思う日々ね。



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2015.06.16

こころで母を切り捨てた日

母(同居の実母)が二泊三日の旅行から帰ってきて、
夕食のキッチンのテーブルは、
大量のワラビとか、現地のお菓子とか、
母のお土産で賑やか。

「ぷらちゃん、お土産のお菓子食べる?
しょっぱいおせんべいもあるよ?」

勧めてくれるのはありがたいけど、
お菓子、そんなに好きじゃないし、
もうご飯も終っておなかも一杯だし、
それに仕事もあるし、
ひとことお詫びを言って、
早々に二階の自室に戻ってきました。

そっけないよね。

そう、久し振りの旅行で話したい土産話も、
たくさんあると思うけど、
ちょこっとだけ聞いて、
ちょこっとだけ、うんうん、と頷いて、
ちょこっとだけお付き合いして、
席を離れました。

私が母の話に関心を持たなくなったのは、
母が、私の話を聞く気がないんだな、と、
感じてからだと思うよ?

今は仲良し親子だけど、昔は母と仲が悪くて、
結構、数年前まで、けんかばかりしていました。

いえ、正確には違いますね。

関わっていい思いをしないのなら、
関わらな方が気が楽と思い始めているうちに、
段々、同じ場所にいるのが嫌になって来て、
顔を合わせるのも億劫になり、
同じ家にいても、必要最小限の接触しか
しなくなりました。

けんかしているうちは、まだいいんです。
こちら側に、「わかって欲しい」という思いがあるから。

でも、それを通り越すと、
人って段々相手に無関心になっていくんですよね。

無関心というのは、自分にとって影響のない人。
そう、いない人と同じです。

母が喜んでも悲しんでも、自分とは関係ないし、
「死にたい」ともし言ったら、「じゃ、死ねば?」と、
平常心で普通に言ってしまいそうな関係。

    *    *    *    *    *    *

今になって思うことは、親子の険悪さは、
持って生まれた資質の違いだと思うんですよね。

価値観なんて言う、優しく曖昧なものじゃないよ?

それはたぶん、人の言葉から受け取る深度の差だね。
そして主観と客観のスイッチング能力や、
イメージの広がりの差だと思う。

昔は、たまにケンカをしても、
私は母と仲良く語り合いたかったので、
自分が面白い事を見聞きしたり、
旅行に行ってきた時は、息せき切って
「こうだったんだよ!あぁだったんだよ!」と、
目をキラキラさせながら話をしたものです。

でもうちの母は、それが自分に興味のない話だと、
人が話を続けているのに、突然TVのスイッチを入れたり、
新聞を読みはじめたりするんです。

娘の私はそれを見るたびに悲しくなって傷ついて、
「どうせ私の話なんか、興味ないよね」と思うようになり、
そういう態度を見たくないので、
土産話を一切しなくなりました。

土産話をしないだけでなく、
向こうの話はすべて冷たくかわすし、
こちらから何かの話題を口にすることも、
全くなくなりました。

だけど、今の私は思うんです。

うちの母は、自分がそういう行動をとると、
相手がどう思うか?ということを、
同時進行で考えることが、
できない人だと思ったんですよね。

だってさ、親がいつでも子供の話を、
興味を持って真剣に聞いているかと言ったら、
それは真っ赤な嘘で、
ときには、つまらなかったり、
ときには、用事があって、
早く切り上げたかったりするよね。
考えたら、それはどこの親にもある感情です。

でも、今それをやったら、
せっかく、目をキラキラさせて、
今日あったことを興奮して話している、
子供の心を傷つけちゃうので、
さすがに「それはできない」と思って、
演技でお付き合いしていることも多いよね。

つまり、
「今は子供の話を聞きたくない」というタイミングは、
親なら誰でもあるわけですが、
たいていの親は、それを子供に悟られないように、
相手の反応を見ながらお芝居していることもある、
ということです。

だから、自分の身に当てはめてみると、
「子供の話を聞きたくない」ときは、
日常的にあるので、
ここでの問題は、そっちじゃなくて、
「演技ができない」ほうだと気がつきました。

あるいは、自分の行動が、
子供の目にどう映るか?という思考が、
全く起動しないしない点にあると思いました。

そしてそのときのその段階では、
これは持って生まれた資質的な違いだと思いました。

うちの母って、私とも、もちろんそうですが、
お友達とも、「言った、言わない」の論議が、
たまにあるんですよ。

「こんな風に電話でちゃんと言ったのに、
◯◯さんたら、待ち合わせ場所を間違えた」とか、
帰ってきて、文句を言っているのを聞くと、
たぶん、相手にとって迷いやすい言い方をした、とか、
きちんと明確に約束や明言をせずに、
自分だけ伝えた気になっているとか、
そんな風じゃないかと思うんですよね。

私なら相手の電話の雰囲気で、
「わかってなさそうだ」と感じたら、
大丈夫?理解している?って尋ねるし、
そうならないように、電話口で確認し合うけど、
うちの母は、言葉の読み取りが浅いので、
相手から「わかった」と言われたら、
それ以上は疑わないもんね。

そんなとき、
いつまでも理解できないのが恥ずかしかったり、
何度も説明させるのが申し訳なくて、
どうせ行けばわかるだろうと思って、
本当はよく理解していないのに、
「わかった」と言ってしまうことだって、
人にはあるよね。

でもたぶん、うちの母がとらえる「わかった」は、
「I see、OK!」以外の何物でもなく、
その背景にある相手の心のひだや微妙な思いなどには、
考えが及ばないだろうなぁ・・・などと、
思ってしまいます。

そうやって、ひとつひとつ検証して、
真剣に掘り下げて考えてみると、
うちの母は、かつて私が考えていたような、
娘に批判的で冷たい母でもなんでもなく、
ただ、ただ、
「良好な親子関係を保てるようなお芝居や、
言葉の裏を読んで適切に対応する振る舞いができない」
という、それだけのことだと思うようになりました。

ですが、それだと、
私が小さいころから、悲しく切なく望んでいた、
思いやりがあって優しく暖かい母娘の会話というのは、
永遠に不可能なのね。そう、永遠にね。
(こう書くと、書きながら涙、出て来るね・・・)

たぶん、私は、人の言葉から、
必要以上に多くの無言のメッセージや
関連するイメージを受け取ってしまうほうで、
それによって、常に無意識に、
瞬時の行動調整をしているのだと思うけど、
うちの母は、その広がりを全く持たずに、
表面的に表れる「言葉」だけが判断材料であり、
考えるための素材なのだと思います。

この大きなギャップは山よりも険しく谷よりも深く、
私は「これじゃ、意思疎通が成り立たないのも当然だ」
と思いました。

たとえば、「この服、どう思う?」と聞かれて、
「うーん、、、、色はいいけど・・・」と言った時の、
言えずに飲み込んだ言葉を母は察知せずに、
「娘もすごく褒めてくれた」と、
嬉々として友人なんかに言いそうよね(笑)

これでは、「言った・言わない」の論争になるのも、
当然だと思いました。
私は深読みをし過ぎ、母は受け取りがが浅すぎるのです。

「明日、バス停まで送って欲しいと思ってはいるんだけど…」
と濁した言葉の雰囲気をキャッチして、
私はその時点で、母の意思がまだ未決定であると受け取り、
母は、語尾の曖昧さから娘がそう判断したとは思わずに、
「意思は伝えた」と思うのです。

つまり、そんな迷っているみたいな言い方をすると、
相手にも迷いが生ずるという点に思いが至らないんだね。

私と母のコミュニケーションの齟齬は、
すべてそこから来ているのだと思いました。

    *    *    *    *    *    *

そう、思うようになってから、
私は母との心が触れ合うような会話をあきらめました。
何をどう話しても、私が思うような反応は得られない。
そう確信したときから、母は他人になったのです。

他人だったら、笑顔を見せるし、合わせもします。
感謝していなくても、口では「ありがとう」と言うし、
別ににすごいと思っていなくても「すごいね」と言います。

それは、私が母を、自分の心の中の「親」の位置から、
抹消した瞬間でもありました。

ところが、そこから、母と私の関係は、
劇的に改善していくのです。

長くなったので、今回はここまで、です。

続きは、そうね、気が向いたらいつかまたね。
では。



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2008.02.13

カズオ君、署名に挑戦!

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私のアドレスは、PCもPHSも同じものにしています。
なので、メールを送るとPCにもPHSにも届くし、
ウェブ(ウェブメール)からも確認できるし、
同じメールに対してPCから返信しても、
PHSから返信しても、職場でこっそりウェブから返信しても(笑)、
統一された同じアドレスで、
送信先に届くように設定しています。

が、モバイル持ち込み禁止の職場を出て、
街中で手元のPHSから連絡をしているのに、
PCからのメールだと思われて、
いいタイミングで即レスが来ないと困るときがあるので、
PHSからの送信であることをわかってもらうために、
以下の署名をつけています。

----------------
ぷら田 茄子
willcom WX310K
PHSからの送信です
----------------

機種名等は別に入れなくてもいいんですが、
なんとなくデザイン的に、(何でもいいので)
アルファベットを入れたかったんですよね^^
これ、コーチングでクライアントさんと待ち合わせするときに、
なかなか都合がいいんですよ。
これだとすぐに返信が来ますもの。

で、ある日、
それを見たうちのご亭主のカズオ君(50代前半男性/仮名)が、
「いいな~、これ~。
前から気になっていたんだ。
いったいどうやってやるの?」

彼はデジタルと精密機械にメチャメチャ弱く、
「返信」という機能があることを割と最近知った人です。
それまでは、メールが来ると、
返信を「新規作成」でアドレス帳から作っていた人です。

「あぁ、これ?署名っていう機能があると思うから、
それを使うのよ。」
一応、
「ほら、そっちの携帯だと、ここ!、ここ!ここで設定するの。」
と、教えてあげる。

すると早速本日、職場からノリノリのメールが来た。
彼からの一発目のメールは以下。

 

なし
これはカズオの携帯だよ~ん

「は?これのどこが署名なの?」と返信。

 

どういう意味?
これはカズオの携帯だよ~ん

「もしかしてこれが署名入りのメールなの?」

 

そうだよーん。
これはカズオの携帯だよ~ん

…やってられん。。。
誰が見たって、こりゃ本文の一部だ。。。
誰もこれが"署名"とは思うまい。→即電話

    *    *    *    *    *    *

翌日。

「あのさ…」 と私は一度言葉を呑んで、
「あのー、あれじゃ、
 署名なんだか本文なんだか全然わかんないだけど?」

「え?そうかな~…」

「ほらー、見なさい。」 とPHSに届いたメールを見せる。

「あ、そうか。飾り罫がないので区別がつかないんだ。」

「そういうこと!別に飾り罫じゃなくて、
名前の前後に絵文字や記号を入れるとか、
結構、私の友達は可愛いのを自分で考えて使っているよ?」

「おー!そうか。」

---午後、亭主、夜勤に出勤---

亭主から以下のメールが来た。

 

今日は雪でしたが思ったより
速く会社に着きました。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
このメールはカズオからの携帯
からの発信で決して迷惑メー
ルではございませんので安心
です!即レス出来ない時は多
少遅くなっても大丈夫です。レ
スが来るまで待ってます。心配
しないで下さい!               
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

(↑名前以外はマジで原文のまま)

なんじゃ、こりゃー???(苦笑)

「はい、よくできました。
でも、長くね?
しかも文章はこれでいいわけ?」 と返信。

 

おかしいなぁ~、子どもたちにもメー
ル送ったけどレスがない(^_^;)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
このメールはカズオからの携帯
からの発信で決して迷惑メー
ルではございませんので安心
です!即レス出来ない時は多
少遅くなっても大丈夫です。レ
スが来るまで待ってます。心配
しないで下さい!               
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

あったり前じゃん、私も子供達も、
君からのこういったメールにお付き合いする事には、
毎回、最高に辟易しているのだ。
だいたい父親が息子に、
「今日は思ったよりも早く会社に着いた」
って、用事もないのにそれだけのメールを送るかい?
はっきり言って、みんな忙しいのだ。
特に長男は仕事中だ。

夕飯時、夜勤に出た亭主のいない食卓に、
「なんだよ、あのメール?意味わかんない。」 と、
異口同音に次々と息子達が帰ってくる。
「俺なんて、迷惑メールとか書いてあったから、
オヤジ、またなんかやばいことやらかしたんじゃないかと思って、
用心して返信しなかった。」と、長男。

だよなー(爆)!

(次男に)あんたは?

「俺は、『あぁ、かまって欲しいんだな』 と思ったから、
一応、『よかったね』 って返しといた。」

だよなー(爆)!

我が家における亭主からのメールは、
迷惑メールならぬ、"迷惑なメール"としてのステータスを、
すでに十分確立しているのです。

ちなみに、本日の署名は、
以下のように変わっていました。

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ぷら田カズオ                職場から堂々とメールしてます。レスもどんどんOKですよ。待ってま~す。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

あーもー、改行入れんかいっ!!!!
 

 
 

 
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2007.09.24

だんご、だんご、だんご

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休み明けの火曜日から私は、
あるスタッフさんのフォローアップ研修を依頼されている。
この人、新堂さん(30代後半男性他社スタッフ/仮名)は、
4月に入ったこの春の新人さんだが、
研修時の評判とは裏腹に、業務ではなかなか立ち上がらず、
もう半年になろうとする今も、仕事を任せてもらえないでいる。

理由は例のごとくいつもと全く同じで、
お客様対応に至らないところがありすぎて、
怖くてとても仕事を預けられないというものだ。

態度や言葉遣いが悪いのではなく、
本人がいくら真面目に対応していても、
お客様のご質問の意図や主旨が読めずに、
的外れな回答をしてしまったり、
お客様側の個々の事情に配慮が及ばず、
(周囲に言わせると)自己中心的な案内をして、
お客様の不服を買ってしまいがちとのこと。

一度はデビューしたものの、途中で何があったのか、
実務は時期早尚という事でお客様対応からは、
早々にはずされてしまった。

が、前職は営業マンで、10年以上もやってきているので、
私がよく先を案じて話題にするような、
仕事を転々とせざるを得ない人ではないと思う。

少々ミスが多くて上司に怒鳴られたりはしたかもしれないが、
ちょっとズレてるけどお人よし、
そんな感じでそこそこやってきた人なんじゃないだろうか。
気弱な感じがする以外、
私は4月の自分の研修時には大きな問題を感じなかった。
となると、事「電話」になると、とたんに何かが遮断され、
本来の実力を大きく下回って、「出来ない人」に、
なっちゃうんじゃないかと思う。

実はこの班はアウトバウンドが中心で、
お客様に発信するのが主業務。
なので御用聞きのような電話をして、
現在何か問題はないかを、
積極的にこちからから伺っているにも関わらず、
対応に欠点があってお客様の意思を汲み取れないのは、
業務上非常にマズイので、
インバウンドの班よりもスタッフ達の彼への要求は、
かなり高い。

そのためOJTも先輩達の指導もそれなりにキツいが、
何をトレーニングしても満足のいく結果にならないため、
周囲の彼への物言いにはストレスや苛立ちが混ざってきて、
彼を取り巻く空気が段々険悪なものになってきた。

一度そうなってしまった新人さんは、
周囲からの厳しい突っ込みを防御するのが精一杯で、
何を指示されてもどう注意されても、
常に壁を作ってひとつひとつに反論、反発。
それがまた周りの感情を逆なでして対立模様になってしまい、
もう現状、彼が素直に成長できる環境にあるとは思えないね。

そんな状況下で私は新堂さんの再研修を依頼されたわけです。
流れ的には厳しい話になっていて、
来週の研修を終えても本人に変化が見られず、
依然として?やる気も感じられなければ、
そのときはアウト。お断り。契約終了との事。

このタイプの人の"やる気"は、
決して私達が思うような形では外に出てこないので、
"やる気を見せろ"というリクエスト自体が酷だと思うのだが、
班長の箱崎さん(40代前半男性他社スタッフ/仮名)に、
その真意を尋ねたところ、
「あ、なんか変わったな。前とは違うんじゃね?」と感じられれば、
まずはよい、との事。

はいはい。
私は最近、コールセンターの仕事というのは、
色覚検査に似ていると思うようになった。
電話応対は実際に継続的にやってもらうと、
周りも本人もそれまで気が付かなかった向き不向きが、
明確にあぶり出されてしまう業務だ。
けれど、それは本人の人格や意欲とは無関係の話だと思う。
そこに精神論を持ち込むのは個人的に好まない。
早期の判断はお互いのためにいいと思うが、
現実は双方が「なるほど」と納得して、
しがらみなく分かれていく事などない。
それがずっと気になっているのよね。

さて、随分長い前段になってしまったが、
本日の主題はなんと!ここからである(笑)。(ごめんなさい)

とりあえず耳からの情報収集と想像力を強化してもらおうと思い、
私は小学1年生~3年生用の「読解力ドリル」を買ってきた。
易しい国語の文章題を目で読まずに、
耳で聞いて解いてもらったらどうだろう?と思ったから。

そんな話を食事時に家族で交わしつつ、
試しに目の前の次男(20代前半男性)にやってもらった。
彼は自他共に認める理数系で、
電話もちょっと苦手。
性格は違うが、タイプとしては、
まさに新堂さんとほぼ一緒かも。
学校の成績はそこそこいいが、
国語は小さい頃から大の苦手で大嫌い。

解ける・解けないよりも、
あまり身に馴染まないことをやって、
具合が悪くなったりすると困るので、
(私はこのタイプの人にはあり得るように思う)
精神的に負担がないか、
それを感想として聞きたかったのだ。

すると案の定というかやはりというか、
母と私と次男と三人でやってみると、
次男の解答だけおかしい(笑)。

こういうのを引用するのはどうかと思うが、
一例として文章と問題を以下に書き出してみます。
(しーっ!だよ(笑))
※実際はリスニングだったので、
 目で読んだ感覚とは違うと思いますが。

 

 さんきちが、おばさんの うちで、だんごを たべました。
 あんまり おいしいので、
「おばさん、これ、なんと いうの。」
と ききました。
 おばさんは、にこにこして、
 だんごですよ。
と おしえて くれました。
 さんきちは、
「だんご、だんご、だんご。」
と いいながら かえりました。

(「受験研究社:小学1年読解力特訓ドリル」より)

(1)(2)(3)…省略

(4)さんきちが、「だんご、…」と くりかえしながら
かえって いったのは なぜですか。
(                                    )

さあ皆さん!皆さんの回答はいかがでしょう!!

次男の回答一回目。

「だんご、だんご、だんご…というのが面白かったから。」

「え…」

次男の回答二回目。

「だんご、だんご、だんご…とつぶやく事で、
楽しく帰って行きたかったから。」

「うーん、ぶぶー」

「あ、違う?回答見た?」

「いや?」

「えっ!なんで回答見ないで違うって言うんだよ。
それって変だろ?回答見ろよー。」

「だって見なくても絶対違うと思うもん。
でもそうだよね、あ、回答見た。
ほら、やっぱり私の考えで当たりだった。」

「えー!なんだよ、わかんねーよ。回答は?」

「だんごという名前を忘れてはいけないから。」

「えーーー!ちょっと!ちょっと!オレ、それ、納得できない。
正解って必ずしもそうじゃなくてもいいんだよね?
実際はいろんな場合があり得るじゃん。
だってコータ(来春同居予定の次男の嫁さん、の連れ子)も、
そういうときがあるけど、それは忘れないためじゃないもん。
オレはコータだったらそうだろうと思って、
コータの事を想像して回答したんだもん。
(↑やけにムキになっている)」

「あぁ、それは確かにそうだよね。」

「ほらー、ねー?おばあちゃんは?」

「あら、私も忘れないようにかな?と思ったけど…」

「えー、なんだよ。オレ、納得できない。
みんながやってその回答が一般的というならあきらめるけど。」

そんな最中に、「あー、疲れた~!メシメシメシ!」と、
いつも調子のいい長男(20代前半男性)が、
騒々しく仕事から帰って来た。

不服な次男は早速長男にテスト。
さて長男の回答は?

「え?忘れないようにするためじゃん。」

ガハハハーーー、私と母は大爆笑。
次男は、やっぱりそれが一般的なのか~と苦笑しつつも、
どこか不満げ。

やがて食事を終えて二階に上がった次男の部屋から、
電話する声が階下の茶の間にも聞こえてきた。

「あれ?あいつ、もしかして、さっきの問題、読んでない?」

一同耳を澄ます。…そのようだ。

「あいつ、ああ見えて、結構悔しかったら、
確認のために友達に電話して問題出しまくってんだよ。」

あー、そうかもね。お友達の回答はどんなものだったんだろう。
こんな事で変に傷ついちゃったら、やだな。

いやー、しかし、次男の言うのももっともな話で、
現実だったらいろいろなケースがあるというのに、
それでも私達三人は、「(名前を)忘れないように」
と即答したのはなぜなんだろうねぇ。
こうなると、新堂さんの回答が妙に楽しみでもある。

次男は先日、某社の採用試験を受けて、
今はその結果待ちの日々。
手応えはなんとなくあったようだが、
こればっかりはわからない。

また守備よく採用になったとしても、
様々な理由で転職したくなる事情も出てくるかもしれない。
そんなとき、どんなに血迷っても、
コールセンターだけは転職先に選ぶなよ?

たぶん、次男もこの仕事には向かない人だよね~(笑)。
涙が出るほど受ける事を小さい頃にはよく言う子供だったけど、
今思えば、予測できない意外な発言の面白さだったもんなぁ…
誰もがこう来る、と思っているところを想定外にはずしてくるので、
すごく可笑しかったんだよね。
今はあの頃の天真爛漫はすっかり影を潜めて、
冷静で控えめな青年だけどね。

学校でも何かと買ってくれる先生がいたり、
アルバイト先でも可愛がってもらい仕入れを任されたり、
親から見ても仕事的には問題ないかな?と感じる次男だが、
もしこっちの世界に来たら、
きっとキミへの評価は想像以上に下がってしまい、
自信をなくすことも多いだろうな。

ここで一人だけ回答の毛色が違うのは、
逆に私達3人とは異質な思考回路を持っているという事だね。
それは別な分野で活躍できる資質の証のようにも思うので、
恥じる事はないし、落ち込む事もない。
お読みのお客様にも私はそう言いたいです。

次男は技術的な仕事が好きなので、
電話の世界には絶対来ないと思うけど、それにしても、
「おーい、キミは近づくんじゃないぞー?」
そんな風に口を酸っぱくして彼に言いたい母なのであった。

---
本日明け番で亭主が帰宅、彼の回答は、
「おいしかったから」でした。
亭主の場合は天然ボケ体質で、
そもそも誰も正解するとは思っていないので、
申し訳ないが、やっぱり
「ほらねー」と家族で受けてしまいました。
 

 
 

 
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2007.04.30

電気の話をする次男

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20070428_rikiritsu

子供達が小さかった頃、我が家は6人家族だった。
長男と次男と、私と夫と私の母と、まだ元気だった私の祖母と。

誕生日だったかクリスマスだったか、
またはほかの行事だったか忘れてしまったけど、
長男が小学校低学年ぐらいのときに、
家族全員からプレゼントを受け取る機会があって、
いつもはまとめて大きいのが一つか二つなので、
数に喜んだ彼が、
「これがもし100人家族なら100個もらえるんだね!」
と盛り上がったところ、ひとつ下の次男が横から、
「違うよ、自分からはもらえないから99個だよ。」と、ポツリ。

それを聞いた親馬鹿な私は、思わず「すごい!」と思った。
だって自分が5、6歳のときにそんな発想ができただろうか?
自分が幼稚園の頃をどう思い出してみても、
そんな思考では生きていないね(笑)。
当時の私の思考は、人気のブランコをどうやって独占して遊ぶか?
ま、そんなもんだ(爆)!

先日この話を次男にしたら、全然覚えていないと言った後で、
「でもさ、それって今聞くと、メチャメチャ空気読んでない発言だよね、
みんなで盛り上がっているときに、思い切り感じ悪くね?」
などと言っていたが、私はびっくりした印象が強かったので、
だからも今もこうしてよく覚えているのだった。

    *    *    *    *    *    *

うちの次男(21)は我が家に取って、
小さい頃から異彩を放つ異色の存在である。
長男はもちろんのこと、祖母も母も私も夫も皆長男・長女という、
ちょっと間抜けで少々考えの甘いお人よしという集団の中で、
たった一人の第二子という理由もあるのだろうが、
とにかくマイペースで人に煽られず、
すべてにおいて淡々としている。

無言実行型。やると決めたことは絶対やる。
やらないと決めたことは、テコでもやらない。
思いやりのあるやさしい子なのだが、
情に流されるということはほとんどない。
有言不実行型^^であり、
頼まれると嫌とは言えない長男とは対象的だ。

そして私は息子達二人を育てるにおいて、
人には学力とは関係なく、
文系タイプ、理系タイプのようなものがあり、
それは持って生まれたものなんだぁ…と、
どうしても思わされる。
お子さんをお持ちの方なら、
みんなそれに似た感覚はあるんじゃないかと思います。

「文系」「理系」という言い方は、
かつてお客様からご指摘があったとおり、
言葉としては正しくない言い方なのだと思うが、
誰かにイメージしてもらうには、これがやっぱり一番わかりやすい。
小さい頃からの次男の言動や発想は本当に私達とは異なる感じ。

何かを計算するときの手順などもそうなんだけど、
幼少の頃に導入された消費税への理解度とか、
まーず、お兄ちゃんとは全然違うね。

最初は長男・次男の育て方によるもので、
手をかけた・かけないの差かな?なんて思っていたけど、
やっぱり根本的に素質が違うような気がするんだわ(笑)。

例えば兄がお札を数えて、
お年玉の合計額の勘定に手間取っているのを尻目に、
さっさと熨斗袋に書かれた金額を暗算して、
「おし!」とすぐに二階に上がっちゃうんだよね。
「ちょっと、あんた!その金額と中身が違ったらどうすんのよ?」
「あけたときに確認しているから、
合っているのはすでにわかってるじゃん。」
かなり小さい頃から、こんな感じ。
現金を数えて喜びに浸る様子もほとんどないし、
そもそも無駄な事はあまりやらない。

遅刻もしないねぇ…深夜の面白いTVに夢中になって、
つい夜更かし、という事も大きくなってからはほとんどない。
「あー、見ていたいけど、でもいいや。」と、がっと寝る。
残りの家族は、みんな「だらだら派」なのでおおいに尊敬する。

次男のようなタイプの一家なら別に普通なのだと思うけど、
そんな人間が家に居たことのない無い我が家に取っては、
次男が珍しく、家族は大きな敬意と好感の念を持って、
ずっと「こいつは違うな」という評価で彼を見てきた経緯がある。
いったい私の家系から、
どこをどう押せばこういう人が出てくるんだ?(笑)不思議だ。
亭主のほうの血筋なのかな?

長男(22)と次男(21)は大人になった今も、
何かを決めるときの発想が大きく違っていて、
長男は社会性や情緒を優先する。
次男は自分のポリシーと論理を優先する。
面白いもんだな…と、いつも思う。
そして人に備わった生まれつきの資質というものを、
こういうところでもすごく考えさせられる。

    *    *    *    *    *    *

ところがそんな次男であるが、勉強はあまりできなかった!^^;
理数系は好きなはずだし、やれば絶対できるはず!と、
家族の誰もが確信しているのに、
試験勉強や受験勉強が嫌いなので、まったく勉強しない。

そして高校も、「勉強せずに入れるところ」を選び、
結果として1年で中退してしまうのだが、
その彼が、「また部活(野球)をやりたくなった」という、
変な理由で定時制工業高校に入り直し、
(これもまた、野球部がまともそうだから、という理由)
(そしてこの野球部で全国に三度行ったのは彼の宝物だろう)
そこから俄然状況が変わってきた。

彼を高く評価してくれる野球部の顧問やクラス担任に出会い、
学校も勉強も飛躍的に好きになっていったんだね。
家族としては、昔から「あいつはすごい!」という感覚があるので、
確かに変なやつなんだけど、評価されないのはおかしいと思ったし、
ようやくいい大人にめぐり合えたという思いだね。

彼は教師との相性がいいとすごく伸びるタイプで、
(小学校のときにも同じことがあった)
勉強に関しては特に昨年までの担任の先生の影響がとても大きく、
電検三種や電気工事士の課外講座に欠かさず出ていたのも、
資格取得はもちろんだが、その先生が講師だったからという
理由が非常に大きい。

次男はその先生の言うことなら全部理解できるし、
すべてストンと身に入るらしい。
なのでボーっと授業を聞いているだけでも、
なるほど、ふむふむ、と頷くことの連続で、
すっかり電気に興味を持った次男は、
今では予習や復習を欠かさないし、
誰に言われなくても積極的に勉強をするようになった。

彼は今も、茶の間で資格検定の受験勉強をしている。
随分たくましくなったなぁ…と思うけど、
本人曰く「今までは勉強の仕方が全然わからなかった」そうです。
そ、そ、そ、そーなのね(汗)。
だから中学から今まで全然勉強しなかったのね^^;…
この人って、ホント、変なところが人並みに追いつくまで、
時間のかかる人なんだなぁ…
(遅咲きというのは、次男のようなタイプのことを言うのかもね。)

が今では、すっかり進学校の受験生のような感じで、
定時制の生徒としては周囲と雰囲気が違ってきている気がする。
ま、年齢もクラスメートより3つ上なので当然か?
元々頭の悪い人じゃないのは家族は十分承知だったので、
「やっと今頃始動がかかったか…」ちゅう思いもあるけどね(笑)。

残念なのは、その昨年までの担任の先生が、
この春異動でいなくなってしまったこと。
校内のシステム管理を一手に担当していた、
民間でも十分通用するような、優秀で人間味のある先生で、
(実際に話をしてみても)ほかの先生達とは比べ物にならない。
(30代前半で、うちのできる男性スタッフ達と同じ雰囲気を感じる)
それによって次男のモチベーションが下がるのではないか?と、
それだけが親としては心配だったりする。

    *    *    *    *    *    *

さて、この次男が話してくれる話は私にとって本当に興味深く、
面白い話ばかりだ。
スーパーのアルバイトで、
お酒とパンの仕入れと品出しをやっていた少し前までの話も、
ひとつひとつがとても興味深くて面白かったが、
最近は、もっぱら電気の話。
私はサイエンスの話は大好きなので、ついつい長話をしてしまう。

先日も授業参観が近いので(今はもう終わってます)、
「今年は何の授業よ?」と水を向けると、
「えーと、今年は"電力"だねぇ。去年よりは面白いかもよ。」

昨年も書いたが、私は普通高校の出身なので、
工業高校の電気系の授業は珍しくて新鮮なのだが、
内容もまた、決して嫌いじゃない分野の話なので、
「へぇ、そうなんだ」と頷いて、ついついノートをとってしまう。
授業参観の父兄ではなく、完全に受講者モードだ(笑)。

「え?去年の波巻き(高電圧小電流)、重ね巻き(低電圧大電流)
の、電動機のコイルの話もかなり面白かったよ?」

「いや、あの先生はダメだよ。説明が全然よくわかんない。
こんな風に言えばいいのに、とか、
この説明の順番じゃ、みんなわかんないだろうな、とか、
俺でも思うもん。」

「え、そーお?私なんて珍しいから、
何を聞いても面白いけどね。」

「お母さんみたいに、興味があって、
面白いな、と思うような人は別にいいの。
そうじゃなくて、わからない人に、
もっとわかるような言い方できないかな?とか、
俺は思うんだよね。」

「なによ、じゃ、あんたはわかる人なわけ?(笑)」

「まーねー^^」

「いいねぇ、そういう人は。
私なんて理科は全般的に好きで興味もあったけど、
数学が極端にダメだったので、
いくら望んでも技術的な仕事には、
逆立ちしても絶対に就けないってわかってたもんね~。
物理なんて計算ばっかだからもう散々よ。
数学的な能力が全然なくて計算もできないってのは、
やっぱ致命傷だよね。」

「うーん、確かにそういう仕事に就くためには必要だけど、
実際の仕事ではあまり必要ないんじゃない?
計算や測定だって、専門の機器があるし。
あ!!でもダメだ。やっぱり必要かも!」

「???」

「あのさ、お母さん、三角関数って覚えてる?
サイン、コサイン、タンジェントとか。」

「うあーーーーー!やめてくれ!!!
そういうの大っ嫌いだったんだよ、私。
数Ⅱだか数Ⅲだったか忘れたけど、
もう、チンプンカンプンでわかんなくて、わかんなくて、
授業のときは最初から最後まで後ろで漫画読んでた。
アタシには無理!と思って、さっさとリタイヤしてたわ。」

「え、それでよく高校卒業できたね。
(ウルサイ!あーあー、赤点よく取ったよ。
しかも「よく高校卒業?」それをあんたに言われたくないね(笑)

まーいーや、あのさ、力率って知ってる?」

「へ?知らない。何それ?」

「それはつまり電気っちゅうのは無駄があるって事ですよ。
じゃ、有効電力とか無効電力とかは?」

「知る分けないでしょう、そんなのっ!(笑)」

「あ、そ。じゃまぁ、それはいいとして、
つまり電気の中には使える電気と使えない電気があって、
難しい話は省くと、その有効電力を求めるのに、
三角関数を使うわけですよ。」

「…」

「ちょっと紙、あとペン。(やけにエラソーだ^^)
で、こういう三角形があるとすると、
ここの辺が無効(電力)で、この辺が有効(電力)で、
この斜めが皮相(電力)でぇ…
この外角がサインで、こっちの外角がコサインで…」

…すでにもう全然わかんない(爆)!

「お母さん、お母さん、ちょっと聞いてる?
で、これが抵抗、これがコンデンサー…
(↑理解してないのでうろ覚え^^)」

ダメだ(笑)、ギブアップ!話を変えよう(笑)。

「あのさ、これをこうスラスラと図に書けて、
しかも人に教えることができるって事は、
あんたはこれを完全に理解しているって事なんだよね?」

「うん。だいたい。たぶん間違ってないと思う。
だから、まず、聞いてよ、
だからー、これを求めるには最初にこういう式があって、
それをいろいろこうやって…こうやって…
突き詰めていくと、こういう式になるのね。」

で、彼が書いたのがこんな感じの式。

ひえー、こんなのさっぱりわかんない。
あんた、マジでうちの家系の子じゃないんじゃない?
こんなのわかる人、うちの親戚にはだれもおらんよ(笑)。
詳しい方にはちゃんちゃらおかしい話だと思いますが、
ま、これが私の偽らざる感覚。

「インピーダンスって知ってる?」

「あぁ、言葉だけなら聞いたことがある。
確かスピーカーとか音響機器の仕様書にあったような…
こんなマーク(オームΩ)だよね?
いったい何の事だろうと前から疑問だったんだよね。」

「そ、そ、そ。それはね…」

と、ここでまたひとしきりの解説。

「あんたさー、いつの間にそんな頭よくなったの?」

「あ、これ全部、平山先生(昨年までの担任/仮名)に教わったの。
俺がこうやって、なるほどなー、面白いなーと、思って、
お母さんにも教えたくなるのは、
全部平山先生に教わったことだけ。
だから平山先生の電検三種の課外講座は、
最高に面白かった。
だから残念だなぁ、いなくなったの。
でも、あんなに優秀な先生だもの、
定時制にはもったいないよね。
いつまでも定時制にいるのを、
周りが放って置くはずないよね。」

「タロー(長男/仮名)にもこの話、してみた?」

「うん。でもちっともわかんない、って言って、
5分で挫折して逃げてった(笑)。」

「あっはっは!わかる!わかる!
あの人は、こういうのは無理だわ~(笑)!」

そして話題はこの後、三路スイッチの仕組みや、
四路スイッチと組み合わせた回路の話とか、
ぱっと聞いてすぐには理解不能だったが、
次男が心から楽しそうに語る解説と図解に、
うんうんと頷いて話を聞きながら、
もう遅いので(定時制後に課外をしてくるので帰宅が23時)、
つかの間の家庭内電気講習会は時間切れ終了となった。

が、私は次男と平山先生との出会いを本当に感謝したし、
ほかにも尊敬する野球部の顧問の先生とか、
陰になり日向になり野球部を応援してくれた教務の先生とか、
そういった出会いがあっただけでも、
どれだけ次男の大きな財産になっているか計り知れないと思う。
人生って本当にどう転ぶかわかんないな、というのが本音だ。

    *    *    *    *    *    *

いやー、しかし、親が言うのもなんだけど、
この人には毎回びっくりさせられる事の連続なんだわ。
世間的には意外性の男とも言える。

成績がいいらしいのも「学校始まって以来」と言われたが、
(定時制なので決してレベルは高くありません^^)
各学年一クラスしかない電気科で、
1学年下の平山先生のクラスに入りたくて、(←今思えばね)
わざと欠席を続けて留年し、まんまと目的を達成したのも、
「そんな留年は学校始まって以来」で、しかも、
「留年した生徒がその後まじめに勉学に励んでいる」のも、
"非常に稀なケース"で"教師はびっくりしている"そうだし。

しかも在校中に同級生とできちゃった婚をして、
21歳なのに今は二児のパパ(嫁さんに連れ子あり)というのも、
「学校始まって以来」なので、知らない人が事実だけ聞けば、
大変なお騒がせボーイであり、眉をひそめる人物なのだが、
本人は至ってマイペース。周囲の喧騒を気にする風もない。
(嫁さんと子供は、次男の勉強ため今は実家で別居中)

家族の期待を昔から一身に集めてきた次男ではあるが、
そういった今までの経緯を見ていると、
彼はとてもアンバランスな人で、
もし何かの才能があったとしても、
それはとても偏ったものだと思える。

だって次男は電話で話をするのが最高に苦手だし、
(相手が見えないとすごくやりずらいらしい。)

文章は書けないし、
(まとまった文章を書こうとするとフリーズするらしい。
なので、国語のテストの短文回答はかつてずっと空欄だった。
たぶん高校の入学試験でも書いていないかもしれない。
5文字以上の携帯メールも見たことがない。休む、帰る、嫁来る。)

人前で要点を押さえた話をするのが不得手である。
(言いたいことを全部言いたくなるので、
メリハリなく長くなるのを、自分でよくわかっている)

昔は、「あんたならうちの仕事できるよ、きっと」
なんて言っていたが、今は応募してきても断ると思う。
というか、もし自分の職場に来たら、
いつか体調を壊してしまいそうな気がすごくする。

見た目も普通、性格も普通、
いつもどこにでもいるような格好をして、
変わった人である雰囲気は全くない。

無口で目だ立たないので、
前向きで積極的な生徒が好きな先生(←これが意外に多い^^)
とはかなりソリが合わないが、
バイト先ではどこに行っても高評価という変なヤツ。

たぶん、絵に描いたように平凡な人生は決して送らないと思う。
すでにもう、全然平凡じゃないし、たぶんこの先もそうだろう。
家庭的にも幸せになれるかどうか…
たぶん多くの人が好ましいと思うような、
幸せな家族にはならないだろうな。
いつか一波乱も二波乱もあるかもしれない。
見ているとそんな気がする。
詳しい人が見たら、彼もまた、
何かの名前のつく傾向の人なのかもしれない。

が、それは次男に神様が与えた運命でもあるんだよね。
それらとどう折り合いをつけて、どう未来を切り開いていくのか、
暖かく静かに見守りたいと思う今日この頃である。

----
【番外編】
この話を前の日記に登場した、
工業高校出身のショウさんに話したところ、
以下の話を得た。

「去年、家を新築したときに、
住宅メーカーの営業がやって来てよー、
いろいろな打ち合わせのときに、
『お客様、少々難しいお話になりますが、
三路スイッチってご存知でしょうか?』
って恐る恐る聞くんだよな。

はぁ?三路スイッチってご存知ですかぁ?
バカヤロー、お前誰に向かってもの言ってんだ?
俺なんかオメーなんかより、10倍詳しいぞ?
そんなのは、俺がお前に教えてやっかぁ?
と、チャンチャラおかしい気持ちで聞いていたそうである。

普通の建造物なんか、三路、四路じゃすまねーぞ?
お前それ、わかって言ってんのかー?と、
問い詰めたくなったそうです(笑)!
いえ、ああ見えてもショウさんは「大人」なので、
知らん振りして神妙に聞いていたとは思いますが。ね!

住宅メーカーの担当者は、出身高や学科を確認してから、
お話をしましょう(爆)!!
 

 
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2007.03.04

学校の住所変更と個人情報

次男の高校(定時制)から来た保護者向けの封書を見たら、
宛名の住所が旧の住所になっていた。


あれぇ?そう言えば町名が変わってからもう三年にもなるのに、
入学当時の古い町名のまま、
学校には変更の届を出していなかったんだ…
なぜ今頃まで全然気が付かなかったんでしょうね(汗)


こういうのは思い立ったときが一番、と、
次男にメールを送ろうと思ったけれど、
テスト中なので遠慮して、直接学校に電話をしてみた。
次男の高校は父兄からの電話を歓迎しているフシもあるので。


「あのー、電気科3年の○○の母です。
いつも息子がお世話になっています。
実は今日授業料のお知らせが届いたんですが、
封筒の宛名が前の住所になっていたので、
たぶんまだ町名変更の届けを出していないと思うんですよ。
新しい住所に変更していただきたいんですが、
手続きはどうなりますか?用紙があるようでしたら、
今日にもでも息子に持たせて欲しいんですけど…」


次男の定時制高校は、
全校4学年8クラスで150名に満たない
こじんまりとした高校なので、
家族的な校風がある。(1クラス10数名)
生徒は教師を全員知らなくても、
教師は生徒全員を知っている。


「あー、なるほど。えーと、どうしようかな…
それじゃですね、直接担任に言っていただけますか?」


「あ、わかりました。谷部先生に直接ですね?
用紙を下さいってお願いすればいいんですか?」


「いやー、こちらで今伺ってもいいんですけど、
聞き違いあるといけませんので~」


「?え?あ、電話でも大丈夫なんですか?」


「あー、それでも結構ですしぃ、一番確実なのは、
やっぱり生徒さんに紙に書いて担任に渡してもらえれば、
それで学校全体に情報が来ますから~」


「紙っていうのは…」


「あーもう、なんでも結構です。
メモ書きみたいなんで大丈夫ですんで~」


微妙に噛み合わない会話をやり取りしながら^^;
そうか学校だもんな…と、思う。
手続き方法や所定の用紙があるのかどうか尋ねても、
ちっともそれに対する回答になっていないのは、
そもそもそういうルールが存在しないから、
先生も何を聞かれているのかよくわからないのだな(笑)?


確かに学校なら、
「先生、おれんち、住所変わったんだけど?」
「お。じゃ、新しい住所紙に書いてあとで教えて。」
それでオッケーだよなぁ。
なんか、そういう感覚って懐かしいな~。


思えば個人情報保護法の施行からこっち、
会社では何もかも厳しくルール化されてしまって、
今ではスタッフさんから新しい携帯番号を、
口頭で教えてもらっていても、
例え「変更しておいて下さい!」とそのつもりで頼まれても、
だからと言って私達がデータベースの基本情報を、
個々に変更する事は規則上できない。


個人情報の変更はあくまでも本人から。
そして所定の方法で変更申請が出されたときだけ。
家族から電話が来ても受け付けない。
市町村合併で消滅した市のままになっていても、
直さない。
どんなに内容が現状と合わなくなっていても、
スタッフが応募のときに提出してきた情報を、
こちらの判断で直しておく事は、今は無い。
(業務上それでは困るので、私達は苦肉の策として、
任意の書き込みが可能な備考欄を利用して、
そこによく書き込んでおく。基本情報は変えない。)


こういった感覚は、
ほとんどの個人情報を扱う職場で働く人には、
違和感のないものだと思われるし、今はもう、
すっかり仕事の中に溶け込んでしまっているので、
どんな組織でも個人情報に対しては、
同じ感受性を持っていると錯覚しがちですが、
つい忘れてしまうのは、自分の職場が、
個人情報取扱事業者だって言うことなんですよね。
PCでの検索が可能な5000件以上の電子データベースは、
法律で保護されている対象だという事。

そしてプライバシーどうたらとか、ISOなんちゃらとか、
何とか国際認定資格とかを企業としていろいろ取得して、
定期的な○×テストだのDVD研修だのウェブラーニングだの、
(例え内容はすっかり忘れても(笑))、
「ヤバいことはやっちゃいけないみたいだぞ?」という意識だけは、
意外にしっかり浸透している中で仕事しているって事。


だから私などは、
母が自分で集積所に出したゴミ袋(透明)を、
後から通りすがりに見かけて、
彼女が処分した郵便物や古いハガキの差出人なんかが、
たまたま外からむき出しになって見えていたりすると、
思わず目が釘付けになって、「無雑作だなぁ…」と気になるし、
先日も病院(個人医院)の待合室で、窓口から大声で、
「ぷらたなすさーん、
連絡先はXXX-XXXXのままで変わりないですよねー!」
などと大勢の患者さんの前で、
電話番号を読み上げて叫ばれると、
「おー!!なんて無神経な!いいのか、それでっ?」
と、その大胆な感覚に目が点になってしまう^^;


だいたい実際の現実は、
うちのように昔は地縁の濃い農村地区だった地域は元より、
規模の小さい組織、古くからの個人商店や公共機関などは、
世間の潮流などまるでよその国の他人事のような、
牧歌的?な運用に「うわー」と思う事が満載だ。


でもそれを逐一、鈍感、無頓着、と批判にするには、
実はこちらのほうが、
地域の感覚とかけ離れている事に気が付かないと、
妙に浮いちゃうときもあるんだよね。


先日の出向先のほうの職場の内部監査では、
電話で聞き取った顧客の連絡先のメモ書きが、
足元のくず入れに無造作に捨ててあるのが他の課で見つかり、
これが結構大問題になった。
翌朝はそれぞれの課で朝礼時に課長から厳重注意。


職場では顧客に関するメモを紙片に書きとめるのは禁止。
所定のノートに書いて帰宅時には鍵付き専用ボックスに返し、
朝にまたそこから自分のノートを取り出して使う。
メモ紙がNGなのに、シュレッダーにもかけないのは更にNGだ。


面倒ですよね。そう、普通は最高に面倒。
でも今は反論も抵抗も無く、そうしろと言われれば、
黙々と素直に従う空気が社内で確立している。
そんな紙切れがたとえ第三者に渡ったとしても、
何の価値も無いのは一目瞭然ですが、
意識付けが徹底されない事が原因で、
情報漏洩などが発生したら、
企業としての信用や金銭的な損失は甚大なので、
会社も必死である。
だから笑ってはいけないと私は思うし、それでいいと私は思う。

出向先では私の会社と違い、
私達が基本情報を修正する事はシステム上不可能で、
そうと知らずに電話で依頼してきたお客様には、
お手数でもメールでの申請をお願いしている。
送信先は専用のアドレスで、
遠く離れた他県の受付専用センターにいるそこの担当者しか、
データベースを修正できない。
個人情報に関して、
難解ないちゃもん?を付けてくるユーザーがいたら、
私達が頑張って対応する必要は無く、
専用のフリーダイヤルがあって、
そこが法務課と連動して対応してくれる。
が、この2年間、いまだかつてそういったユーザーは皆無だ。


私は自分の会社ではスタッフのデータベースがあり、
出向先の企業では顧客のデータベースがあり、
どちらも個人情報取扱事業者なので、
こういった感覚に当たり前に慣れてしまっていると、
普通の人に何かを尋ねたときに妙に遠回りしてしまったり、
お互いの重視しているポイントが大きくずれていて、
話がかみ合わなかったりするんだよね。


個人情報云々をあまり気にした事が無い人は、
相手がなぜそのような七面倒臭い事を確認して来るのか、
全く理解できない場合が多いので、
回答は概ね的外れになりがちです。


そんなときはすかさずこちらが軌道修正しますが、心の中では、
「そんなに簡単な話で済むのなら、それに越した事はない!」
と、思う反面、
「たったそれだけいいなんて、本当に大丈夫?」と、
あまりにあっさりシンプル過ぎて逆に不安になるときも。
職病病かもしれませんね。


何もかもギスギスぴりぴりしてしまっている世の中で、
システィマティックじゃない学校のあれこれは、
昔を思い出して人を懐かしい気持ちにさせますが、
世の中の流れをわかった上でそうなのと、
その世界しか知らないからそうなのでは大違いで、
先生達にはもうちょっと勉強していただかないと、
父兄との意識の差は広がっていくばかりでは?
なんて、少し思ったりしました。


2007.03.02

インフルエンザ(じゃない)判定

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重い風邪の症状でダウン、
先週の土曜日からずっと床に伏しておりました。
私は(うちは家族全員がそうですが)ベッドではないため、
まさに"床に伏す"という表現がピッタリの日々だったですね。

先週の土曜日は、前夜がスタッフさんの送別会だったので、
朝から調子が悪いのもそのせいだと思い寝坊をしていましたが、
夜勤明けの亭主が帰宅するAM9:30近くになっても、
なぜか起きて朝食の準備を整える気になれず、
「あぁ、どうしよう…」と思っているうちに再び寝てしまいました。
帰宅した亭主に「なんだ、風邪か?具合悪いのか?」と起こされて、
「え!」と気が付き熱を測ったら38度6分で逆に自分がびっくり!

私は平日は気が張っているせい?か、
熱や体調不良が土日に出ることが多く、
特に病院や薬のお世話にならなくても、
二日間じっくり横になっていれば直っていたため、
今回もそのつもりでその日も次の日の日曜も、
終日寝ていたのですが、(というよりも起きていられない)
今回は一向に下がる気配がないんですよね。
しかも関節というか筋肉というか節々が痛い。咳も出始める。
ゾクゾク寒気がするので布団に入っても靴下を脱げない。

この日記は自分の備忘も兼ねているので経過を以下に記すと、

===========================
2/24(土)38.6度 昼夜寝たきり ポカリスエットのみ 食欲はゼロ
2/25(日)38.8度 昼夜寝たきり ポケリスエットのみ 食欲はゼロ
2/26(月)38.8度 午前中病院点滴、投薬、効果なし お粥だけ可
            あの効果のない点滴は何だったのだろう…
2/27(火)39.7度 昼夜寝たきり 解熱剤効かず 日中は39度前後
            やっとPCに向かう気が起きて高熱でもメール可
2/28(水)37.9度 少し長く起きていられるように。去痰薬効果大
            寝すぎたため横になると逆に体が痛い
3/1(木)36.9度 普通に起きていられるようになる。
           肌のザワザワ感消えず。咳し過ぎて腹胸筋肉痛
===========================

まぁ、こんな感じでしょうか。
今は急激に回復中!というところなので、
再びまたblogの虫が騒ぎ始めてこれを書いているわけですが、
実はここまで長引きはしなかったものの、
これと似た経過を辿った事が20年前にも一度ありまして、
その時の診断が、「まさしくインフルエンザですね!」 でした。
あの時ももらった解熱剤がほとんど効かなくて、
薬なんて役に立たないもんだなぁとつくづく痛感しました。

いえ、効果がないというわけではななかったのですが、
(当時)40度の熱がせいぜい38.5度前後に下がるぐらいで、
おまけにすぐそこからまた強烈な寒気と共に熱が上がり始め、
これがお薬の度に繰り返されるんですからその苦しさったら。
私は、「あんなもの飲まないほうがずっと楽。高熱安定で私はOK」
と、勝手に飲むのを止めてしまいました。
けれど、それでも熱はやがて自然に下がりました。

もちろん合併性の危険もありますので、
"よい子はマネをしてはいけない"行為だと思いますが、
実はこの経験が、その後の「熱は出し切って下げる」という、
自分の方針の根拠になってもいるんですよね。
解熱剤みたいなものなんかに頼っていても解決しない、
泣いても笑っても布団かぶって寝ているのが一番なのだ、と。
だってその時の先生も、こんな事言ったんですよ?
「薬はねぇ、出すよ一応。でもたぶん効かないと思うけどなぁ~。」
一見無責任。でも結果的には大変誠実?な説明でございました。

    *    *    *    *    *    *

さてそんないきさつもあり、月曜日、
私は今回もインフルエンザに違いないと確信して病院に行くと、
検査に寄る判定では、なんと「陰性」。あらら、ちょっとがっかり。

だってインフルエンザとそうでないのとでは、
欠勤連絡の信頼性も周囲の配慮も全然違うんだもーん^^;
「インフルエンザ!」 このひとことの重みは、
この時期、葵の印籠に匹敵しますからね~。

でもそうではなく、これはタダの強力な風邪だったんだ。
実際は病院に行くのさえ非常にしんどかった事実があったので、
(なんと例のDemioのバッテリーが上がって自転車で行った…)
職場へ欠勤を告げる気持ちに一点の曇りもなかったのですが、
心情的にはチト残念。うーん、おかしいなぁ…
途中までは調子よかったんだけどなぁ(笑)

そう、先生は(前述とは違う先生)私から症状を聞くなり、
「あー、それはまさにフルコースですね!」と言ったんです。

「周囲にインフルエンザの人はいましたか?」

「えーと、風邪なら今次々と家族が引いていますが、
誰も病院に行っていないのでわかりません。
インフルエンザとはっきり言われたのは、
職場で休んだ人が一人いるだけです。」

「いつから熱が出たって言いましたっけ?」

「土曜の朝です」

「土曜!あーーーーーっ!!(意外に大声)残念!(のけぞる)
今は本っ当にすごくよく効く薬があるんですが、
これが48時間以内に飲まないと効果がないんですよ。
今、副作用とかいろいろ言われてますけどね、
タミフルという薬があって、これは実際本当によく効くんです。」

お恥ずかしい話ですが、私は今までの数ヶ月間、
忙しすぎてニュースもろくに読んでいなかったために、
この日までタミフルという名前も副作用の事も全く知らなかった。
なので、その場は「へぇ」で終わってしまったけれど、
その翌日に地元で中学二年生男子の転落事故があり、
「そういう事なのか…」と、ちょっとびっくり。

「あのぉ、先生?
インフルエンザの検査ってしてもらえるんですか?」

友人や同僚の話では、今は鼻の奥の粘膜で、
その場で判定の出る検査があるらしい。
ならば普通はまずそれが先のように思われるのに、
先生が病院で計った体温計(38.6度)と私からの聞き取りだけで、
どんどん話を進めるので、私はこの雰囲気だと、
検査もされずに未確定のまま帰されてしまいそうな気がしてきて、
そう尋ね、すかさず検査をお願いした。
先生は、熱が出てすぐには判定が出ない場合もある事等を告げ、
「48時間以上経っているので、そうだね、たぶん出ると思います」

が!その結果が「陰性」だったので、
私はすっかり期待が外れちゃったわけなのです。

    *    *    *    *    *    *

さて、寝込むこと4日間。
インフルエンザじゃないとすると、この高熱は、
風邪と言うよりはやっぱり日頃の疲れが溜まっていたのかな。
ここのところ、何かと公私で御難続きだったしなぁ…
でも咳も痰も出るしやっぱり風邪は風邪かしら。

そして、ここでふと思ったのですが、
ここまで高熱続きで直りも悪く、
薬も効かない強力な風邪の正体って何なのでしょうね。
インフルエンザによく似た風邪として、
何か特別な名称でもついているものなんでしょうか。
例えばどんなウィルスが原因で、
どういった特徴があるのか、とか。

私は自信を持って「20年前と同じ」と自分で思っていたのに、
判定キットの無かった時代にはインフルエンザと即断されて、
今回の検査では「陰性」となった理由が知りたくなったんですよね。
だったら、昔の診断は誤診が多かった、とか、
今回と前回はここに違いがあるので同じ診断にはならない、とか。
別に深い意味は無く、
こうなると、言ってみれば単純だけれど強い好奇心です(笑)

ところが、「風邪 症状 重い」とか、「昔 インフル 診断」とか、
その類のキーワードでは、それらしき納得の行くサイトが
全くヒットしないんです。そこで「そうだ!」と思いついて、
今度はインフルエンザと風邪の違いについて調べてみました。
すると(一例として)後述のような記事がありました。
そして読んで驚き!はっきり言って私の今の症状は、
風邪に該当する項目がひとつもなく、
まさにすべてが当てはまる、
インフルエンザそのものだったからです。

 

「インフルエンザ」の場合は全身症状を伴い「発熱」とか「頭が痛い」「関節痛」といった症状があります。そうした全身症状が最初に現れるのがインフルエンザで、風邪の症状と大きな違いがあります。

インフルエンザは最初に全身症状が現れ、その後から呼吸器症状が追いかけてくるという感じです。その間に急激に38度ぐらいまでの発熱があります。

(略)

 そこが違いの決め手です。せきが出る、くしゃみが出る、鼻水というような症状があったら風邪で、それがなくて全身症状が先にくるようだったらインフルエンザというように区別してください。

インフルエンザの場合は季節がはっきりしています。これから迎える冬が流行の季節、シーズンということです。しかし、風邪の場合は冬とは限らないで夏風邪もあります。

(略)

インフルエンザの場合は、特に早期に薬を使うことが大事ですから「見極めが治療の第一歩」ということです。

引用:共同通信社健康ワンポイントホームページより

もっとわかりやすいよう今度は表をひとつ引用掲載しますね。

 

Hyohyo
引用:ディノスRicco(リッコ)~キレイと元気を作る情報サイトより

これで見てみても、私の一体どこがインフルエンザじゃないのよ?
と、思わず勝ち誇ったような気持ちで誰かに伝えたくなります。
(だからここで話題にしているわけですが(笑))

すると今度は、
インフルエンザなのにインフルエンザじゃないのってどういう場合?
と、一瞬の納得も束の間、
謎は次なる新たな疑問を呼んでしまったんですよね~^^;

こういう事をネットで追っていくのは楽しい作業で、
熱や寒気なんてあっという間に吹っ飛んじゃいます。
毎日ずっとご飯を作ってくれている母は、
部屋がすっかり静かなので、
絶対私眠っていると思っていますよね。
見つかったらヤバイっ!絶対怒られるっ!
(そんな元気があるなら次のご飯は自分で作れって言われるー)
これはいわゆる背徳の楽しみというヤツでもあるのでしょうか(爆)

    *    *    *    *    *    *

インフルエンザなのにインフルエンザではない。
答えの無いこの謎を必死に考えてみましたが、
どう頭をひねっても候補さえ浮かびません。
が、私はこういったくだらない事が案外悔しい人間です(笑)
浮かばないものはなんとしてでも、
浮かばせたくなるのが人情?です。

そこで頑張って頑張ってさらに考えて(←何もそこまでせずとも…)
もういいや、無理して起きていないでそろそろ寝よう、と
思った瞬間にふと思いついてしまいました、候補を(笑)。
そうだ、判定キットだよ!
「私の体質は病院で使われている判定キットと
相性がよくないのかもしれない」と、最初は思いました。

が、待てよ?と。
そんな事よりも、そもそも判定キットだってメーカーによって、
それなりに感度にばらつきはあるはず。
うちの地区のお医者さんがたまたま感度の悪いのを使っていたら、
インフルなのにインフルじゃないという結果は、有り得る話だよね。
でも医療の用語なんて全然知らないし、
一体何からどう検索したらいいのか…

欠勤しているのになぜかムキになって調べて、
やがて力尽きて途方に暮れるぷらたなす。
仕事や生活にあまり縁の無い分野の検索は、
「この辺が臭うぞ?」という核心を掴むキーワードが、
全然イメージできませんや^^。何も湧いて来ない。
判定キットだって迅速診断とか迅速検査とか
とにかく呼び名が一定じゃないし巷でどれが主流かも不明。

それでも手当たり次第調べているうちに、
段々こう当たりがよくなって来ると言うか、
感が冴えてくると言うか(爆)
探していたらこんな衝撃的(←おおげさ!)
な記事に出会いました。

 

『インフルエンザ迅速診断検査結果の信頼性は、確実なものではない。』

殆どのインフルエンザ迅速診断検査の検出感度は70%を越える程度で、特異性は90%を越える程度である。すなわち、ウイルス培養が陽性の検体のうち30%もの検体が陰性結果を示す。また、インフルエンザに罹患していなくても陽性結果になることもある。<インフルエンザの流行期にインフルエンザ様症状を呈して来院した患者は、迅速検査が陰性であってもインフルエンザに罹患している可能性が高い。>

引用:県西部浜松医療センター衛生管理室レター第9号(PDF)より

※感度…真の陽性率:ある特定の疾患を持つ患者に行った検査値が、陽性を示す割合。※特異度…真の陰性率:ある特定の疾患を持たない人に検査値が、陰性を示す割合。

えーーー!!70パーセント?3割は誤判定の可能性があるの?
まさかとは思ったけど、いくらなんでも低すぎない??
似たような記載はこちらにも。

 

インフルエンザには効果的な薬があるだけに、早期診断して、早期治療が出来れば子ども達はずっと楽にインフルエンザと付き合えます。そのためには、インフレエンザの迅速診断が正確である必要がありますが、現在の迅速検査では、インフルエンザであるのに、インフルエンザではないと結果がでるのが10%~

 30%はあるようです。

 10人のインフルエンザに罹っている子どもがいた場合、検査で陰性となるのが1人~3人いるのです。そして、この子ども達は、インフルエンザなのに、検査が陰性のために、良く効く薬をもらえない可能性があります。症状からインフルエンザが非常に考えられる場合には、検査が陰性でもインフルエンザの薬を飲んだほうが良いことになります。

引用:河原内科・松尾小児科クリニック連載「今日も元気で」より

ひえー、それじゃ私が本物のインフルエンザ患者であっても、
検査で陰性と出る可能性は十分あるわけね。
うわー、正直驚いた!そんなに低いなんて超びっくりです!
確かに物事に絶対という事は無いけれど、
病院の検査って血液でも尿でも検体を使うものに関しては、
数値的な信頼感があるじゃないですか。
やっぱり"迅速"というところに無理があるんでしょうかね。
実際は、時間をかけて培養した結果のみが、
本当の真実という事になるのでしょうか。
思ったよりも全然信頼感ないじゃん、それって~!(マジか)

ですが、その後あちこち調べてみると、
前述の2サイトはどうやら一番低く書いてあるもののようで、
たいていは80%~90%の範囲の数字で解説されているようです。
当然ですがメーカー側のサイトや説明書だと、
90数パーセントの感度とあるみたいですがが、
実際にはそれよりも低く感じている臨床医師が多い、
と書いてあるところもありました。
2004年の記事ですので、現在は違うかもしれませんが以下。
(どうせ細かな数字を除いては、
大勢に劇的変化はないだろうという読みで引用(笑))
長いので申し訳ありませんが…

 

Q6:インフルエンザ迅速検査はどれくらい信頼できるか?
A:陽性と出た場合はほぼ100%インフルエンザと診断できるが、陰性の場合は注意を要する。特に大人は小児よりも陰性に出やすく、また発症初日は陰性になりやすい。

 以下はMedical ASAHI 2004.1月号p2005(インフルエンザ特集)の一部の要約です。

 迅速診断キットはインフルエンザウイルス抗原を検出する方法で、この検査で簡単、迅速、正確に診断ができるようになった。検査結果が陽性となれば、まず問題なくインフルエンザと診断してよい。しかし、検査結果が陰性の場合は、検体のウイルス量が検出できる以下の量であるのであって、インフルエンザではないと断言はできない。実際の診療においてはこのことに注意する必要がある。検査キット製造元発表の検出感度はいずれも80%以上となっているが、内科の医師の印象では過大評価ではないかという意見をよく耳にしている。
  下にまとめた表で、いままでの印象が間違いではないことがよくわかった。迅速検査キットを過信してはいけない。 メーカーの言うことを鵜呑みにしてはいけない。 しかし、迅速診断キットは、診断の方法として大変役立つ。とくに、インフルエンザの流行初期には積極的に活用したい。

●鼻腔拭い液のほうが咽頭拭い液よりも検出率が高い〔差は5%)。
●鼻腔拭い液や咽頭拭い液の採取者の手技の技術レベルも重要である。
●患者の年齢が高いと検出率が低くなる。
  大人はある程度免疫があり、インフルエンザウイルスの増殖をある程度抑えることができるために、大人のウイルス排出量は小児のよりもずっと少ないことが知られている。
●発症からの期間が短いとウイルス量が少なく、検出率が下がる。
  発症後12時間以内は、ウイルス検出率はかなり悪く、24時間以降はよい。
本文にはコメントはないが、下の表から小児では●インフルエンザBの検出感度はインフルエンザ Aより劣る可能性があるようだ。

引用:まえだ循環器内科のインフルエンザ/ワクチンQ&Aより

へぇ。大人の方が抵抗力があるので、
ウィルスの排出が少ないんだ!意外!

さらにこの検査では陽性と出たものが陰性であることはまず無く、
陽性ならばインフルエンザは即確定、
しかし陰性でも絶対インフルエンザではないという事ではない、
というとらえ方が一番的確なようです。

あれ?ものすごく聞き覚えのあるその説明は何だ?
そう、それは私が乳がん検査のときに何度も言われた説明でした。

この検査結果でがんと診断されたらそれはがんである。
だが、そうでない場合もがんでないとは言い切れない。
白黒の判定は、実際は黒を確定するだけの判定なんですね。
だから私は、
超音波→マンモグラフィー→穿刺吸引細胞診→針生険と、
"疑わしき(たぶん白)"が"黒"と出ないので、
"黒"が出るまでずっと検査が続いたのでした。
なので最後まで"黒"が出ずに「乳がん無し」になったときは、
「だったら最初から最後の針生検だけやればいいのに」と、
本気でブーブー思ったものでしたが。(でも本当になぜ?^^;)
ま、そういう種類の検査も世の中にはあるのだな。

    *    *    *    *    *    *

私はここ数年、
検査以外で病院に足を踏み入れる事など全く無かったため、
そうでなくても興味関心の薄い分野で、
今世の中がどうなっているかなんて全然知りませんでした。

いろいろヒットしたサイトを片っ端から読んでいると、
インフルエンザの治療はこの判定キットとタミフルの登場で、
大きく変わったのが事実のようです。

タミフルの是非や、
「日本だけでなんで世界の75%も使っているのよ?」
という当然の疑問はさて置き、
発症48時間以内に服用すればすごく効く特効薬がある!
という事実はお医者さんには衝撃的な朗報だったはずで、
そのお陰で救われた人もたくさんいると思うんですよね。
(なーんて、その当時/2001年にそんなニュースが、
あったかどうかも一切記憶にありませんが…)
※当時は確かに仕事が自分に難しすぎて、
  悶々と模索の日々だったもんなぁ。。。

だから、冒頭で書いたうちの地区のお医者さんの、
一見「?」と私が思った診断の進め方は、
根拠のある今風のやり方だったんですね~。

 

臨床現場では、発症早期にインフルエンザウイルス抗原を検出するための迅速診断キットがすでに普及しており、通常30分以内に結果を判定でき、ベッドサイドや外来でも診断が可能です。ただ、この方法は、インフルエンザなのにインフルエンザではないと結果が出る(偽陰性といいます)ことがありますので、結果が陰性でも、周囲での流行状況や症状などでインフルエンザと診断することがあります。

引用:洛和会音羽病院のホームページより

なるほど~!(ガッテン、ガッテン♪)

 

検査で陰性と出た場合には最終的には主治医の総合的判断に委ねられる訳ですが 主治医が「検査では陰性だが臨床症状や流行状況から考えてどう考えてもこれはインフルエンザだ」と考えれば発症後48時間以内なら効果のある抗インフルエンザ薬を処方することに なります。

引用:医療法人加古医院のホームページより

なるほど~!(ガッテン、ガッテン♪)

 

 迅速診断キットは、15分もしないうちにインフルエンザA,Bの診断ができて、非常に有効です。ただ、どういう患者さんにどのように使うかということは、考えなければならないところだと思います。疑った全症例に使う必要はないと思います。
流行のピーク時であれば臨床症状のみで診断がつきますので、迅速診断キットを使う必要はありません。また。家族や同僚がすでに診断されている場合も同様です。

引用:まえだ循環器内科のインフルエンザ/ワクチンQ&Aより※2003年

は~、そういう考えがあるんだ。
ということは今のような流行のシーズンは、
わざわざ検査なんかしなくても、
お医者さんが診てインフルエンザなら、
それがイコール医者の正式診断なのね。
どう見てもインフルです。本当にありがとうございました。
って感じですかねぇ。なるほどねぇ…
いやー、勉強したっ!!休んだ甲斐があったよっ(爆)!

    *    *    *    *    *    *

なんだか途中から、日記というよりは、
学校に提出する課題のレポートを、
一生懸命書き上げてている気になってきました。

随分あちこちから引用を貼ったので、
画面からお手軽で軽快な雰囲気がすっかり消えちゃって、
たぶんここまでお付き合いいただいている方は、
誰もいないのではないかと思います(爆)。

ちなみに昨日、次男と亭主が二人とも口を揃えて、
「お母さんの風邪、移った。熱があって頭が痛い」
と帰宅しました。
そして本日は、亭主は会社を、次男はアルバイトを欠勤です。

私は口を酸っぱくして、「病院に行け!検査を受けてくれ!」
と言ったのですが、熱もさほどではないせいか、
亭主はその気もなくひたすら爆睡中です。
(次男は現在同居していないため不明)

亭主は当然だよね。
移るから離れろってあれほど言っているのに、
人が高熱で寝ている枕元にやって来て、
「今日は会社で○さんがどうしたこうした」と、
延々うるさかったですから。

気の毒なのは次男のほうで、
年末から一時的に嫁さんの実家の方に住んでいるのですが、
それがその日に限って珍しく、
近所のバイト先が終わって昼ご飯を食べに来た数時間に、
移っちゃったみたいなんですよねぇ。
「なんで、あんな短時間で!」て、怒ってました、彼。
確かに…

だから尚更、どっちかに、
「陽性」の判断をもらって欲しかったんですよね~。
やっぱ素人はね、そういう判定キットなどがある場合は、
どこかで「黒判定」を望んだりするものなのよねっ♪
家族が黒なら感染源の私も当然黒でしょう(笑)

さて、思わぬ長文になってしまいましたが、
今まで「そうなんだ!」といろいろ参考にしたサイトとは、
全く反対の事が書いているページもあるんです。
引用多用のついでにそれを貼っておしまいといたします。
この会社の言い分て内容は本当にそうだと思えど、
考え方はなんか少数派に思えるんですが、
正しいのは一体どちらなんでしょう。。。
最後っ屁(ス、スミマセン)のつもりでブロック全部貼っちゃいます。
それでは!

 

これまでのデータから迅速診断キットが陰性の場合も、キットの感度は100%ではないためインフルエンザを100%否定は出来ません。状況に応じて抗インフルエンザ薬が処方されると思われます。しかし、一般的にはインフルエンザ以外の原因を考えるのがよいでしょう。冬季に於いてインフルエンザと類似した症状を呈す疾患としては、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスやアデノウイルスなどが多いことが報告されています。これらのウイルスは小児では頻繁にみられます。しかし、近年特別老人養護施設でのヒトメタニューモウイルスの施設内感染が報告され、また、成人や高齢者でもインフルエンザ様の症状の患者の半数がRSであったという報告もされています。したがって、迅速診断キット陰性例では偽陰性例もあるが、他のウイルス性疾患を念頭に置き診療にあたることをお勧めします。

引用:グラクソ・スミスクラインのインフルエンザオンラインより

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