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2017.07.16

大学生、ワルいヤツほど就職できる

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先週は、非常勤講師を務める大学で、
ミニプレゼンテーションの演習を行いました。



一人一人が全員の前に立って、30秒間、
「自分はどんな人間か?」を発表するものです。



キャリア構築などという、もっともらしい科目名になっていますが、
中身は広義の就職対策講座なので、
発表者のミニプレゼンを見る側の学生は、
会社の採用担当者という前提です。



学生には、実際に「評価シート」をつくって渡し、
「企業の採用担当者になったつもりで記入してね」
と、指示しました。



担当しているのは、いわゆる三流大学です。
その中でも、学生集めの受け皿的な意味合いを感じる総合的な学部です。
通常は、進学高の生徒は来ないし、目的が明確な生徒も来ません。
どちらかと言えば、郡部の普通高校の中間層や、
実業高校で今すぐには「実業」の仕事に就きたくないような、
モラトリアムで今後の方針も特にない人達が、
集まっている感じです。



だから学力は低いし、意識も全般的に低いし、
地味で目立たず平凡に見える男子学生が非常に多いです。
(もちろん、例外もいます。)※学部はほとんどが男子。



この人たち(特に男子)の特長は、とにかく人と関わるのが苦手、または嫌い。
目立つのも嫌だし、はみ出したくないし、
常に多数派の中に紛れて、声を上げずに生きていきたい雰囲気です。



なので、今回のように人前に出てプレゼンをさせると、
オドオドしたり、小学生のように落ち着きがなかったり、
中には、名前と希望職種だけ告げて、さっさと席に戻ってしまう学生もいます。
(持ち時間は、半分は使おうよ。やる気がないか、舐めているって思われるよ?)



そんな中で、光り輝く異彩?を放っていたのが、なんと悪ガキ集団の面々。
30秒という短い時間の中で、笑わせ、惹きつけ、
本気かジョークかわからないような話を、堂々とアピールして、
全員の目を釘付けにしていました。



はー、意外にやるね。
私が採用担当者なら、この人たちは全員「採用」だね。
それぞれが独自視点を持っているし、
トークにオリジナリティがあって、発想もユニーク。しかも場に負けていない。
やんちゃな面は否めませんが、この程度なら教育でなんとかなるだろう、と考える。
正確性や分析力を要求される仕事には向かないかもしれないけど、
営業や商品開発や、ベンチャー的なビジネスならイケるんじゃないの?



そして実はこの人たち、授業が終わった後に毎回提出を義務付けている、
ミニレポートも格段にうまいんです。
本人と面識がなく、文面だけ読んだなら、
絶対に品行方正な優等生の文章と思うでしょう。
(実際は、遅刻、無断欠席、授業中のスマホいじりやトイレ離席が非常に多い)



要するに、ある程度、世の中と他人をなめていて、
世渡りと駆け引きがうまく、
自分の見せ方を心得ている人達、と言えるかもしれません。
でもそれって、社会の中でやっていくには必要なスキルだし、
学力とは違う賢さがないと、できないことだよね。



ですが、こんなとき、私は少々悩ましい気持ちになります。
他の学生たちは、受講態度もまじめだし、
授業は休まず、提出物は毎回きちんと出し、
何の問題もないのに、
日頃の地道な努力に反比例するかのように、
こういう場では、ワルいやつらがおいしいところをかっさらっていっちゃう。



そう思うと、やる気もなくなるし、無常感さえ漂うね。
だけど、「いい子・問題のない子」の作文は、
本当につまらないのよ、読んでいて飽きちゃうの。



だからやっぱり、キャラがどうあれ、自分らしさってすごく大事で、
下手すると、文章がうまいかどうかよりも、
そっちのほうが訴求ポイントが高いかもしれない。
で、それを可能にするのが、自分を好きな気持ちと自己価値なんですよね。
だから、私は、自分がどんなタイプであっても、自分だけは自分を好きであってほしい、
そんな風に思うんですよね。



    *    *    *    *



さて。
私は、彼ら、悪ガキ集団のプレゼンを褒めようかどうか一瞬迷いましたが、
自分の授業は就職対策講座である目的を思い出し、
「いいものはいい、ダメなものはダメ」のシンプルな原則にのっとって、
悪ガキ集団の中でも、特に優れていると感じた2名を瞬時に評価しました。



「Xさん、今のいいねー。私が担当者なら採用する。
ベンチャーとかそういう会社なら、面白がってくれるよ思うよ?」



「Yさん、個人的に、今みたいなの、すごく好き。
オリジナリティがあって、とっても面白い。」



全人的・客観的には褒めません。
どぢらも「私なら」「私は好き」というアイメッセージ(「”私”が主語)で、
しかも限定的な承認ですが、
アイメッセージはコーチングのスキルだし、
限定承認は、クレーム対応でよく使われる限定謝罪の裏返し、ね(笑)
普段の自分のコーチ/コンサルという仕事がこういうときに生きますね。



もちろん、地味で目立たない子でも、
誠実さが感じられる、しっかりとしたプレゼンをした人は、
同じように、正当に評価して褒めました。
目立つことがいいことで、地味なことが悪い事では決してないので、
そこを踏まえて、公平に評価すべきと思ったから。
ちなみに、地味で目だない子達は、事務職や公務員希望です。
派手な悪ガキ集団は、全員がサービス業や接客業が希望。
彼らは自分の特質をわかっているんですよね。



    *    *    *    *



今回の授業では、「それってマズイでしょ?」と思う、
不愛想な態度や疑問に感じる動作の子もたくさんいましたが、
敢えて注意や指導はしませんでした。



なぜなら、今回のミニプレゼンの一部始終はビデオに撮ってあるので、
それを見た時に、自分自身で気付いてほしいからです。
普通の人なら、自分の行動をビデオで見ると、
カッコ悪い所や、感じの悪い言動はすぐに気づきます。
そこで「自分はこのままではヤバいかも」と、思う瞬間が実は重要なんです。



人は、自分でやろうと決めたことしかやらない動物なので、
(トイレも食事も風呂も、すべて自分が無意識に「やろう」と思ってやっていること)
自分自身が、「直した方がいい」と感じる機会の提供が、
講師の役割でもある、と思うんですよね。



コーチングは、相手が自ら気付き、自ら決めて、
自ら行動することを支援する手法でもありますが、
そういった意味では、
私の授業は全体がコーチングの精神で組み立てられている、
と言えるかもしれません。



    *    *    *    *



最後に余談ですが、私のコーチ仲間に、
英語学習者のコーチングをしている女性がいます。
彼女は日英通訳者でもあり、英語講師でもあるのですが、
コーチングの資格を生かして、
英語を学びたい人を伴走車として支援するコーチングも引き受けています。



その彼女からも、今回と似た話を聞きました。
最近、ある英語検定で、
「この人は絶対大丈夫という生徒が落ちて、期待していなかった人が合格」
したんだそうです。



実際に英語で話す項目があるというそのテストでは、
「ぷらたなすさん、要するに、度胸なんだよね。
せっかく地道に一生懸命、勉強をしていても、本番で発揮できるためには、
勉強じゃない能力もすごく大事だと、いつも思うんですよ。」
だそうです。



ものすごく同感です。
学力を問われる場でさえそうなのですから、
人間性を見られる就職試験では、なおさらですよね。
逆に言えば、成績が悪くても、自分には個性も強みも何もないと思う人でも、
度胸や熱意の出し方を磨いておけば、勝ち目は十分あるということだと思います。
そこですよ、そこ。

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