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2016.06.07

製造業のコーチング研修~ベトナム語なんてわかんないよー~

先日は、ある、地方の製造業の皆さんの全社員研修(約60名)でした。



そこは外国人実習生を受け入れている会社さんなのですが、
「今年来た実習生達は、まだ日本語がよくわからないから、
研修には参加させない」 と、事前に社長さんに言われていました。


ところが社長さん(60代男性)も、それを本人達にどう説明してよいものか、
たぶん、(言葉が通じないので)面倒臭くなったみたいで、
当日、会社をご訪問したら、
「分けるのも面倒だから全員参加にした」 と言われました。


「日本では、全社員が前無きな学びの姿勢で真剣に研修に参加している」というところを、
間近に見てもらうのも、勉強だろう、と笑っていましたが、
あの社長さんのキャラクターを考えると、
たぶん、説明して納得してもらうことが億劫になったか、
または、忘れていたのだと思います(笑)




さて、この会社さんの外国人実習生は、全部で12人ですが、
内訳は、中国が6名とベトナムが6名。
そのうち、ベトナムからの6名が今年受け入れた実習生とのこと。




外国人実習生は全員が20代の若い女の子達ですが、
特に今年入ったというベトナムの女の子達は、
真面目で初々しくて神妙だけど、仲間同士では笑ったりふざけ合ったり、
日本の高卒の新入社員の(ギャルではない)女の子達と、とても雰囲気が似ています。

でも、やっぱり、言葉ですよね。

日本語の研修を終えて日本語能力試験にも合格していますが
(Nのいくつだったか忘れました)
日常会話ならまだしも、コーチングやタイプ別コミュニケーションの内容には、
全く付いて来れるレベルではありません。



社長さんには
「うちの社員のための研修なんだから、無視して普通に進めていいから」
とは言われていたものの、実際に講師席のすぐ目前の最前列に、
ずらっと並んで座らされて、資料をめくるタイミングさえ分からず、
戸惑った感じで、ただじっと座っているのを見ると、非常に気の毒で、
今、何のために、どういうことをやっているのか、だけでも、
何とかして、伝えたくなります。
本当に「何とかして」という切実な気持ちになるものですね。
(ていうか、間近って、最前列ってことかい!!!(^_^;)・・・)



ベトナム語が話したい、なんて、今まで一度も思ったことはありまでしたが
(普通はそうだと思う) このときほど、ベトナム語が話せたら、どんなにいいだろう、と
心から思ったことはありません。

あ、そうだ。Google翻訳をつかってみようかな。

私は研修で必ずPCとプロジェクターを使いますが、
スマホのテザリングをつかえばネットにもつなげられるので、
参加者が演習問題に取り組んでいる時間を利用して、
Google翻訳で、ものすごく簡単な説明をベトナム語に訳して、
彼女たちに見せてあげました。

そうしたら、そのときにね、スライドに映った自分達の国の言葉を見て、
6人のみんなが、すごくうれしそうな表情をしたんですよ。
そして全員が真剣にスクリーンに映ったGoogle翻訳の画面を、
静かに唇を動かしながら読んでいました。

それは、ただ、理解できてうれしいということだけでなく、
何もかも、すべてがわからないものだらけでの今の職場環境の中で、
唯一出会った「わかるもの」であり、ささやかな幸福感を感じさせる、
ほっと、ひと息つくような、柔らかく懐かしさに満ちた表情でした。

そうよね。ベトナム語なんて、日本の日常生活で見かけることなんてないものね・・・


そのうち、演習問題の時間も終わってしまい、
これ以後は、また、日本人の皆さんのほうにしっかりと、
メリハリを付けながらスピーディに項目を伝えなければならないので、
「翻訳はここまでです。今からはまた日本の皆さんに向けた研修をします。」
Là đến đây có thể được dịch. Hoặc đến việc đào tạo đối với nhân dân Nhật Bản từ bây giờ..
と、自動翻訳で映して見せて、私は再び、それまでと同じスタイルの研修に入りました。

今回の研修は、座学の後、ロールプレイングをしたり、
特定の条件でグループに分かれて、簡単なゲームをやったりするのですが、
ベトナムの女の子達は、その後も、ほとんど指示が伝わらず、
グループに分かれるのも大変だし、席の移動するように言っても伝わらないし、
質問カードゲームは、ルールの説明が全く理解できず、
そももそ、カードに書かれた日本語もよくわからない、という中で、
社員のリーダーの皆さんの助けを借りながら、なんとか研修を終えました。


いや~、大変だった(笑)


鬼ごっこなどで、ルール適用外で小さい子どもたちをまぜてあげることを、
私の両親は「まま子」と言いますが、関東では「みそっかす」というそうです。
そうそう、今回は、まさにそれ(笑) みそっかす状態(笑)

こういうことを嫌だと思う気持ちは全くありません。
ですが、言葉が全く通じない人たちと共同作業をする、ということが、
どれほど困難なことかよくわかりました。


そして、すぐに思いました。


ここにいる社員の皆さんは、これからこの人達と「仕事する」んだ・・・ということを。 


尋ねたところ、受け入れ後の1か月は通訳さんが付いて、
色々な作業手順を翻訳してくれるそうですが、
その人はもういないそうです。


社員の方は、誰もベトナム語がわかりません。
そのため、製品を製造するときの、細かい説明や注意点などは、 本当に大変だそうです。
しかも、彼女達は、英語がわからないのだそうです。

社員(日本人)の女性リーダーさんいわく、
「中国の子達は、まだいいんですよ。 漢字でなんとなく分かり合えるところもあるしね。
でも、ベトナムの子達はそういうわけにもいかないし、
あ、そうそう、彼女達は英語がわからないんですよ。 (あ、そうか、フランス系だもんね)
だから、(一例として)青いことをブルーって言い換えても、 伝わらないんです。
その辺が大変。でも、ベトナムの子達は中国と違って穏やかで日本人に似ているので、
まぁ、お互いに地道にやっていけばなんとかなるんでしょうね。」

それほど、暗い雰囲気でもないのは、
この会社は今まで、中国人実習生を何期にも渡って受け入れて来たので、
最初は大変でも、やがて戦力になってくれることを、 経験として知っているから、かな。
今期から、中国がベトナムに変わっても、動じないのかしら。
それとも、完全なる、あきらめ、でしょうかね(^_^;)

ちなみに、今回参加した中国からの実習生の皆さんは、 2年目、3年目になるので、
すでに言葉も達者で読み書きも、ほぼOK。
研修の演習問題も解いていましたし、
普通に日本の皆さんとロープレやワークに取り組んでいました。


こうなるまでに、時間を要する、ということかな。
でも、中国とベトナムでは、やっぱり違うかも・・・



何度もご訪問している会社さんですが、 社長さんのお話からいつも感じるのは、
もっともっと業績を伸ばしていきたいのに、
人がいないことへの苛立ちや、 雇用への切羽詰った焦燥感です。



喉から手が出るほど、働き手が欲しいのに、
説明会に参加しても、製造業のブースには誰も来ない。
そもそも、地方の説明会には、人が来ない。


社長さんの口からは、刺激的な言葉がポンポン飛び出します。
「失業保険なんて、あんなのは3か月で終わりにすればいいんだ」
「そうしたら、困って、苦しくなって、みんな働くから」
「先の無い年寄りに、年金を何十万払ったって一緒。」
「わずかで暮らしていける年寄の年金は、結果的にみんな若い人達の生活費」
(って、あんたも、年金受給者でしょうが?www)


外国人実習生の受入れにどういった経緯があったのかは不明ですが、
その社長さんが加入している協同組合には、
福祉や農業分野からも様々な視察や打診があって、
そのスケジュールだけでも大変なのだそうです。


そうまでして、外国人実習生を受け入れても、 現場はまた現場で、
言葉の壁やお国柄の差で、受け入れ負担も大きいですよね。
そういった諸々の現場レベルでの雰囲気が、
今回、実感として非常によくよくわかりました。


でもさ、それを不満に思っている人っていないのかな。
社長さんは、雇用の厳しさを肌で感じていますが、
社員というのは、いつの時代も上の努力や苦労がわからなので、
たぶん、表には出ないけど、「なんでこんなことしなきゃいけないんだ?」
と批判的な人もいるのでしょうね。きっと、そう思うわ。


最近、私の二人の知人のFacebookで、アジア旅行の写真が載っていました。
二人とも、目的は同じ。それぞれ会社は違いますが、共に、外国人実習生絡みの出張で、
一人はベトナム。一人はミャンマーです。
製造業の気持ちは、中国からベトナムへ、そして次はミャンマーと向かっているようです。
ベトナムで、びっくりしてなんかいられないよね。


ニュースやドキュメンタリーに映る外国人実習生の皆さんを他人事のように見ていましたが、
こうやって、研修と言う短い時間を少し共有するだけでも、
日本の製造業の雇用はものすごく海外を向いているということを、
ひしひしと感じてしまいます。

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