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2016.05.23

「ラジオ生放送トークの打ち合わせ」考②

前回の記事「ラジオ生放送トークの打ち合わせ」考①」からの続きです。



ゲストを招いての生放送トークでは、
事前にあまり打合せをしないほうが、相手のリアルな息遣いを感じる、
新鮮で深くて興味深いエピソードを引き出せる・・・と、書きましたが、
それは、今までの体験の蓄積でもあります。


通常のラジオ放送は、ちゃんとしていてまともな放送局が、
内容や品質など、色々な面で各番組を仕切っていますが、
私が番組を担当している地域コミュニティFM局なんかは、その限りではなく、
(正確には、やりたいんだけど人手がないからできないのだと思うw)
あまり細部までは手が回らないため、私達のような自主制作者に、
内容の構成も進め方も番組の雰囲気も一任されているところがあります。


というか、私の場合は局の関係者である知人経由のものだったので、
たぶん、それなりに信用されてのことなのだと思いますが、
(私の友人が番組枠を買って自主制作を始めたところ、結構、突っ込みがあったらしい)
いくら事前に説明しても、そういった事情をふむふむと理解できない、
想像力に欠けるゲストの場合は、出演することを大げさにとらえ過ぎて、
(特に頭の固い男性の場合は)(不要と言っているのに)膨大な原稿をつくってきたり、
演説のような口調で話を始めたり、「最後にひとこと、本日の感想をどうぞ」と振ると、
「全国の皆さん(←ちゃうちゃう、うちは地域コミュニティFMでっせ?w)」と呼びかけたり、
まぁ、本当に、笑えちゃうことが満載でした。


それも温かい目で見守ってあげれば済む話なのですが、
準備された原稿を読むことほど、つまらない番組ってないんですよね。
リスナーが、「お?」と思って食いつくのは、そこではなく、
ゲストがふと漏らしたリアルなひとことや、本音や、感情のひだを感じさせるトークですが、
原稿を読まれちゃうと、そういった、人の心を惹きつける情動の機敏が、
ぜーんぶ、そがれて削除されてしまうので、聞いている方は非常につまらない。
なので、そうならないように、
「フリートークの番組です」「コンセプトは初対面同士のカフェのおしゃべり」などと、
何度も事前にお伝えするようになりましたが、逆に今度は、
それだと、ダメな人達もいるので、そのさじ加減がなかなか難しいところですね。


    *    *    *    *    *    *


先日、ゲストで出演してくれたC子さん(40代/女性)は、
番組の生放送前の打ち合わせで初めてお会いする初対面の方でしたが、
ひと目見て、ああぁぁぁ、と思うところがありました。
決して変な顔ではないのですが、「たぶん変わった方なのだろう」ということは、
顔立ちから判断できました。


失礼だとは思うんですが、でも、いったなんでそう思うんでしょうね。
こういうのも人生経験の蓄積なんでしょうかね。


打合せも、かみ合わないというか、なんというか、
たぶん、この方は、アスペさんですね。
猪突猛進で実績は出せますし、ファンもそれなりに多いのですが、
第三者の問いかけに、的確にピンポイントで答えることはできないんですよね。


フォーマットの決まった用紙を見せながら、
一問一答のように、お名前、肩書、団体名、などのデータの部分を聞いているのですが、
もう、濃いロングトークに迷走しちゃって、収拾がつかないよ(笑)


なので自己主張の強い出たがり屋さんか?と思えばそうでもなく、
生放送本番では人並み以上に緊張しすぎて言葉がほとんど出てこないし(汗)、
私は、「あぁ、この人の場合は、事前に伺うことをリストアップすればよかったな」
と、思いました。


ラジオってね、自分が認識している自分自身の価値(自己価値)や、
自己効用感がすごく出ちゃう媒体なんですよ。


どんなに、実績があってそれなりの結果を残せている人でも、
どこかで自信がなく、どこかで他人に胸を張れない深層心理があると、
生放送での本番トークでは、ご本人自身が思い切りフリーズしちゃうんです。


ラジオでは、無音が5秒以上続くと「放送事故」と思われる、というウワサがありますが、
だとすると、前回のオンエアは、その寸前が満載の内容だったかもね(笑)


このあとに、別途、書こうと思っていますが、言葉の発現に至るまでには、
時間がかかる人とそうでない人がいるので、
パッと聞かれて、自分の不利にならないようなことをパッと答えられるならいいけど、
そうでない人は、色々なことを考えて無意識に精査して勘案しているうちに、
時間がどんどん経過してしまうんですよね。


でも、たとえゲストがどんな人であっても、あとで自己嫌悪に陥るような放送や、
出演を後悔するような結果にはしたくないんです。
一般の人にとって、たとえ地域コミュニティFMでもラジオはラジオですし、
できる限りのいい思い出を持ち帰って欲しいですよね。


そのためには、事前打ち合わせは不要なんて思わずに、
相手の資質に合わせた対応が、より一層、求められるのではないかと思いました。


彼女の場合は、もっと細かく、「こういう質問をしますよ?」と事前に予告すれば、
自分なりに準備した回答を話すことができたと思うんです。
たぶん私は、良くも悪くも、回転が速いほうだと思うんですよね。
これが速すぎる人は、その場にじっくりとどまっていることが苦手で、
結果的に集中力散漫になって、人の話を聞きもらしたり、
仕様やマニュアルや取説をよく読まずに大失敗したりするそそっかしさがありますが、
この感覚で人を量ると、相手との資質の差が際立ってしまい、
リズムとテンポのいいコミュニケーションが取れないことがあるので、
今さらながら、自分の心地よさを捨てて相手に合わせることの重要性を、
思い知ったりする今日この頃です。


(つづく)




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