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2016.05.12

まちづくり活動で評価を得るには

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まちづくり活動のお手伝いをしています。
といっても、活動自体に関わるわけではなく、
各団体さんのプレゼンを見て助言や意見を述べる、というだけのもので、
ちょっとだけ、助成金にも絡みがあります。
だから委員会では、お役所の人と一緒に、
事前に提出された資料を見たりします。



メンバーは私以外にも何人かいて、
今は集まると、すっかり顔なじみの感がありますが、
当初は、皆さんがまちづくり活動に詳しい方達ばかりだったので、
私ぐらい「まちづくり」にご縁も関心もない人間が、
仲間に入ってよいものだろうか?などと思いました。



このお手伝いは、まちづくりに熱心な友人から誘われたもので、
「ぷらたなすさんの視点でよいから」などと説得されて、
渋々?引き受けたものですが、やってみるとそれなりに得るものがありますね。



一番感じるのは、多くの団体のプレゼンが下手過ぎ、ということです。
特に、じいちゃんが代表の会は、ダメです。
何がダメかというと、見せ方も目的も、(よくいえば)正直すぎるんです。



「こういう目的でこういう活動をしていて目標はこうである」という説明が、
自分達が思っているそのままで、評価を得るための戦略に欠けるので、
すぐに「目的は地域の冊子を何千部つくって配ることです」とか言っちゃうんですよね。
しかも、えらく真面目で難しそうな顔をして、
胸を張ったりなんかしちゃってね(^_^;)
そうするとすぐ、「それは貴団体の自己満足ではないか?」
という突っ込みが入るのよね。



もちろん、成果物は大事ですが、まちづくりですよ?
まちづくりというのは、地域に活気があって、
住む人が楽しく幸せな毎日をおくるための活動だと思うんです。



で、あれば、たとえ冊子をつくって配りたい!
という思いから始まった活動であっても、
目的は地域の皆さんに焦点を当てたものにすべきですよね。



この冊子を通じて地域の住民が地域の歴史を知り、
地域に愛と誇りを持てるようにすることが目的、とでもいえばいいのに(笑)
もうちょっと、誰もが「それはいい!」と思える言い方できないかな。



また、活動の進め方のプランも、それなりにコツがあって、
ポイントは、連携、巻き込み、仲間づくり、チームワーク、
そして、できるところは自分達で工夫して自分達で行う、
ほどよい手作り感です。



先日は、1000人規模ののど自慢大会で地域を元気にしたい
という活動のエントリーがありました。
でもこれ、出演者は「各自治会長の推薦を予定している」っていうんですよ。
え?じゃ、自治会長にはどうやって頼むの?と思っていたら、
文書と回覧板で頼むっていうんです。



「じゃ、1000人規模というのは?」
「観客です」
「それはどうやって集めるの?」
「それも自治会長に回覧板を回してもらいます」
「じゃ、皆さん(団体)の役割は?」
「会場設営と受付、音響、来賓対応でしょうか?」



そ、そ、それ、まちづくりって、言わないでしょう(笑)



しかも予算を見ると、チケットやポスターの印刷費の割合が大きくて、
しかも、えー、この「のど自慢」有料なんですかっ!!!
誰が買うかい、そんなの。



私が所属している団体でたまに、講師を呼んで講演会を催しますが、
人を1000人集めるというのは、非常に大変だと思います。
私達で企画する講演会は、せいぜい100人が目標ですが、
それだって、仲間ががっちり強いチームワークを組んで、
誰もが同じぐらいの熱さで目標に向かい、
開催前は仕事もそっちのけで必死になって売らないと、
なかなか達成できません。



それを、出演者も自治会任せ、観客も自治会任せというのは、
誰もが疑問に思うところで、委員からは即座にいっせいに突っ込みが(^_^;)



この代表の方は(この方も、おじいちゃんw)自治会歴が長いため、
たぶん、手法としてそういったことしか思いつかなかったのだと思いますが、
まちづくりのプレゼンなのですから、
たとえば地域から広く人を募って実行委員をつくるというなら、
その募集活動を通じて、新たな人間関係ができますよね。
そしてその実行委員が手分けして、地域で地道にPRしていくというなら、
さらに人の輪も広がります。



また、地域の幼稚園や福祉施設、可能なら学校などとも連携して、
何かの発表の場にしてもらう、とか、
会場には地元の農家の農産物や、地域の商店が出店するとか、
多くの他団体と連携しながら、その団体への認知度も高めてあげるなど、
たとえ実現が不透明であっても、
そうやって地域のできるだけ多くの人達にも貢献し、
「のど自慢」開催とそこに至るまでのプロセスを通して、
地域にどういったメリットをが生まれ、活動で何が還元できるか?
その点が十分トークに盛り込まれていれば、
委員たちはみな、ガッテン、ガッテン、と心のガッテンボタンを、
押すのではないかと思います。



だから、結果も大事だけどプロセスも大事、
そして一番大事なのは、すべてにおいて、
地域の人のため、という目線を持ってプランを練る事だと思います。



ちなみに、そのおじいちゃんは、そのときの会でただ一人、
プロジェクターを使わないで話をしました。
ですが、他の団体と異なり、上から目線の演説のようでそれも不利でした。



実は彼は、私の知人なんです。
そして、普段から、「俺は今どきのパソコンや機材はわからないから使わない」
と言っている人でしたが、それも、こだわりの焦点が自分にありますよね。
団体としてプレゼン会で評価を得るためなら、
委員やお役所の人や、他の参加者に、
わかりやすく共感を得やすいプレゼンをすべきだし、
自分が無理なら、スライド作成を他の人に頼むとか、
他の人がプレゼンターになる、とか、工夫も必要だと思うんです。



一緒について来た副会長の女性(これも私の友人)のほうが、
人受けするキャラだし、PCもできるし説明もうまいし、
あとでこっそり、「あれはあなたがやればよかったのに」と言いましたが、
「会長は人に任せられないんですよね」と、笑って言っていました。
そうそう、そのあたりの、自分に客観性がないところや、
「人に任せられない」ところが、今回のプレゼンにはよく出てしまっていたため、
知人の団体は、著しく低評価で、委員からの推薦を獲得できませんでした。



その一方で、やる気のある主婦グループなどはその辺が実にうまく、
手際よい説明や、視覚的にすぐれた提示方法で、
ときに笑いも取りながら、会場全体の評価を、見事にさらっていきます。
目的の説明も、地域との連携プランも、仲間づくりの手法も非常に長けていますが、
それって実は、男女の違いによるものかもしれませんね。
上下関係や相手のとの優劣にあまり価値を置かない女性のほうが、
こういうときには自由な発想で、楽しく豊かな活動を可能にするのかもしれません。



    *    *    *    *    *    *



さて、話しは変わりますが、昨年、遠くの地方都市に住むある友人に、
助成金を受けたいので、プレゼン用の説明文を見て欲しい、
と、言われたことがありました。
内容は、簡単に言えば、引きこもり児童の学習支援活動でした。



メールで文面を送ってもらうと、うーん・・・
なんか、自分達が何をやりたくて、その結果としてどうなるか?
ということばかり細かく書かれているんですが、
私、それ、違う、と思ったの。



だって、お金の出し先はその市でしょ?
であれば、この活動で引きこもり児童がどうなるか?だけでなく、
それがその市にとって、どういうメリットがあるか?まで言及しないと、
市の職員さん達の心を動かすことは、できないんじゃないの?



だから私は「今後の〇〇市を担う有能な人物の輩出可能性を高める」
みたいなことを、必ず文面のどこかに入れろ、と言いました。
彼女は、なるほど、と言って従ってくれました。



ですが、残念ながら、審査は落ちたそうです。
でも彼女は言いました。



「私の説明の時に、市の職員で寝ている人もいました。
でも、ぷらたなすさんが入れ知恵してくれた、
”〇〇市から有能な人物を輩出”のところでは、
皆、起きて聞いていました!」



だそうです(笑)



まちづくりにせよ、何にせよ、
自分達の活動を第三者にプレゼンしなければいけないときは、
自分の価値、だけではなく、相手の価値、も大事ですよね。
こんなにいい活動をしているので自分達を評価してね、という姿勢ではなく、
あなたの(または地域の)ために、私達はこんなことを実現したい、
という相手の利益にそった熱いトークが必要なのではないでしょうか。



先のプレゼン会では、たった一人でやってきて、
その熱意と活動のオリジナリティと、本人の素朴でユニークなキャラクターで、
圧倒的な高得点をかっさらっていた若者がおりました。
プランも計画書も、突っ込みどころはそれなりにありますが、
何よりも、会場を動かしたのはその熱さでした。
若いっていいですね。

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