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2016.05.29

言い換えの敬語を使わない若者達

昨日は、小さなコールセンタースタッフの研修をしました。
コールセンターと言っても、10人に満たないメンバーが、
オフィスの片隅で電話を受けているぐらいの規模で、
業種は衣料品のネット通販です。


最近、若い人達の電話応対研修をやって傾向として感じることは、
①たどたどしさをつくっているような独特の口調である。
②「です」「ます」でアクセントを強めるような幼さを感じさせる話し方である。
②伝統的な敬語が使えない
この3点です。


もちろん、そうでない人も大勢いますが、
私の研修先のメーンである、地域の中小零細企業に入社するような、
(特にギャル系の)(特に販売系の)新人さんはちょっとダメダメですね^^


③の「伝統的な敬語」というのは、俗に「言い換えの敬語」と言われるものですが、
食べる→召し上がる、見る→ご覧になる、というふうに、
元の言葉とは違う表現になる尊敬語、という意味合いです。


毎回、言い換えの敬語については、
食べる、見る、行く、見る、居る、の5つの言葉について、
尊敬語、謙譲語について、参加者に”言い換えて”もらうのですが、
これがねぇ・・・、最近の若い人たちは、多くの皆さんが以下のように言うんです。


食べる→食べられる (例:お客様が食べられたお皿 など)
見る→見られる (例:お客様が今、見られたカタログ など)
言う→言われる (例:お客様が言われた先ほどの商品 など)
行く→行かれる (例:お客様が昨日行かれたお店 など)


敬語として、間違いではありませんが、
”言い換え”(元の言い方とは違う表現)と事前に言ってあるので、
この場合は、問いかけへの正解ではありません。


でも、この傾向が、この頃、非常に強いんです。
皆さん、それぞれに意識の高い方なので、
敬語を知らないから答えられないというのではありません。
名指しすると、何の疑問もなくそのように即答するので、
そういう言い方が相手に対して最も丁寧で、
最上級の言葉遣いと思っているような雰囲気です。


れる・られる をくっつけて敬語にする方法(付け足しの敬語)は間違いじゃありませんが、
可能を表す表現と同じで誤解を招きやすいので配慮が必要ですし、
それに、言い換えの敬語のほうが、経緯を表す感覚の度合いが強いと思います。
なので、個人的にはバイト敬語(ファミコン言葉)と同じような、
若者特有の敬語という印象も強いです。


この場合に限らず、今って、敬語化するときになんでもかんでも受け身の形にしちゃうので、
それが丁寧な言い方だと思ったら大間違いだぞ?という気持ちが自分にはあるんですよね。


また、見る→拝見します と言わずに、見させていただきます、ってのは、
言い換えの敬語をつかわないばかりでなく、
「見せていただく」が「見させていただく」になっている誤用のさ入れ言葉(NG敬語)だし、
しかも「させていただく」という必要以上にペコペコ感のある慇懃な感じが気になる人もいますし、
本当に、ものすごく、今どきの独特な雰囲気を持った言葉遣いって感じがします。


「お客様がお帰りになられました」(二重敬語)とか、
「それでは読まさせていただきます」(二重敬語+さ入れNG敬語)とかは、
滑舌的にも言いにくくてスムーズに話せませんし、
相手を崇め奉るために、なんでもかんでも長ったらしく冗長させて、
丁寧ぽい言い方にしてしまう傾向(結果的にNG敬語になる)の近頃の接客トークは
スピード感がなくて会話の効率が悪いだけでなく、ギャル敬語のような感があり、
お店や会社のイメージも、そっち寄りにしちゃうんじゃないかなぁ・・・


そんな中にあって、若い人達が「召し上がる」「拝見する」などをつかえないのは、
今までの日常生活でそれほど聞いたことがないし、言ったこともないからだと思いますが、
今の若い人達は、子どもの頃から、
"大人に対して居住まいを正す"という経験が圧倒的に不足しているので、
敬語への感性が研ぎ澄まされていませんし、
コンビニやファミレスなどのアルバイト先(または利用者として)で耳にした敬語が、
耳学問で身についてしまうのは、自然なことなのかもしれません。


これについて私が最近思うのは、携帯電話の普及による世代間交流の減少です。


携帯電話が普及して、家に固定電話がないケースも増えました。
もし固定電話があったとしても、ほとんどの連絡は家族個人の携帯電話に入ります。
そのため「家族あての電話を子供が取り次ぐ」ということがなくなり、
見ず知らずの大人(第三者)と電話で話す機会が減って、
目上の人への言葉遣いを意識することもなくなったのかもしれませんね。


私(50代)の小さい頃は、家に電話は1台で、
(しかも私の小学生時代は、自宅に電話はなく、連絡は官舎(郵政アパート)の呼び出し電話)
両親が不在のとき、子どもは親にかかってきた電話を取らなくてはならず、
拙いながらも、誰に教わることなく、「今は家にいません」とか「出かけました」とか、
それなりに、知らない大人とのやりとりに敬語を使ってきたと思います。


子どもにとって大人は、”圧倒的に目上”の存在だし、しかも両親の知人なのですから、
ちゃんとしなくちゃいけな、という漠然とした感覚があったように思います。
だからなんとなく、父にかかってきた電話を取り次ぐ母の話し方などで、
「こんな風に言うんだ」みたいな感覚が身に付いたのだと思います。


私は敬語って、学ぶよりも先に、耳で覚えるものだと思うんですよね。
お店の人が話している言葉、先輩が先生と話している言葉、
TVの報道、インタビュー、ドラマや映画の中でつかわれている言葉遣い・・・
そういう無意識のアンテナから得た情報が蓄積が統合されて、
自分が目上の人と接するときの言葉遣いの引出しになると考えています。


だから、若い人達が、「召し上がる」「おっしゃる」「ご覧になる」「いらっしゃる」と言えないのは、
そういう言葉遣いに触れた絶対数が少ないんですよね。
そして、意識する機会もない、と。
なので、それを頭から「常識がない」と否定するのは酷だと思いますが、
だからと言って、放置&野放しにするのではなく、
「社会人なら、こんなときにはこういう言い方をするものですよ」と
ぶれずに毅然と教えてあげられる指導者が社内にいないと、
従来の敬語は、あっという間に駆逐されてしまうと思うんです。
ですが、現実として、コールセンターのような場合を除き、
一般会社では、よほど乱暴で汚い言い方でない限り、
相手から言葉遣いを正される、ということはありません。
なぜなら、みんな、人の言葉遣いを正せるぐらいの自信がないからです。
いえ、乱暴で汚い言葉遣いだったとしても、
「その言い方はよくないから直しなさい」と言える人が、職場に何人いるでしょう?
でもね、私はそんな頑固上司やオツボネおばさんも、居ていいと思うんです。


ひところやり玉に挙げられた「よろしかったでしょうか?」も今は市民権を得ていますし、
「見れる」「食べれる」「寝れる」などの ら抜き 言葉も多くの人が疑問もなくつかっていますし、
近頃では、地下鉄の録音アナウンスまでもが、
「お乗りになられましたら」(二重敬語。正しくは、「お乗りになりましたら」)と言っている時代です。


国語審議会のレポート「国語に関する世論調査の結果について」を読んでいると、
今までは誤用とされている言葉遣いに対して違和感を感じない人の割合が増えているのは毎年のことで、
そうしてみると、敬語への違和感やNG指摘というのは、
「ある時点で、ある世代が感じる感覚の総意」というものなのかもしれません。


でも、やっぱり、由緒と品格とニュアンスのある言葉遣いが消えていくのは嫌だよね(笑)
若い人達には、同世代だけでなく、
年上の人達の話し方や言葉遣いをもっと意識しながら聞いてみて、
素敵な敬語だな、品のある表現だな、と感じたら、
試しにどんどん自分でも使ってみて欲しいです。


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