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2015.07.08

興信所の調査員に聞いた「なるほど」なハナシ

昨日は知人が、
「興信所の調査員を講師に迎えて仕事の話を聞く」
という面白い勉強会を主催したので、
興味津々で行ってまいりました(笑)

なるほど・・・と頷けるハナシが満載で、
非常によい社会勉強になりました。

・依頼の8割が浮気調査である

ま、そうでしょうね。
結婚している男女の浮気は生活に直結するそうで、
男性の場合は相手の方に平均して月に10万使うとのこと。
よくもそんなお金が・・・と思いますが、
最近増えているのは20代同士の方からの依頼で、
これは割合が増えているというよりは、
SNSやLINE等の履歴でバレやすくなり、
携帯やスマホで証拠を握られてしまうケースが多いとのこと。

・女性が対象の調査費平均は男性よりも高い

男性は退社後から帰宅までを張っていればいいそうですが、
女性は、専業主婦や時短勤務だったりすると自由時間が多く、
その分、多くの時間を費やさなければならないからだそうです。

・男性の浮気を5分で見分ける方法

男性が仕事を終えて会社から出て最初にかける電話やメールが、
妻以外の女性であれば、まず間違いない。

・なぜかホテルは一緒に出てくる

周到に工夫し、用心して別々にホテルに入っても、
出て来るときはなぜかベタベタと一緒に出てくるケースが多く、
たいていそこでバレる。

・男性が元のサヤに収まることはあっても女性はない

なぜなら男性は浮気であり、女性は本気だから。
(これ、名言!と思いました)

・浮気の証拠を突きつけられると戻ってこないことが多い

なのでいきなり写真を投げつけるのではなく、
「友達が見た」などと、少しずつ切り崩していかないと、
よりを戻したいケースの場合はうまくいかない。

・二週間張っていれば浮気はだいたいわかる(長くて3週間)

浮気相手と長続きさせるためには週一で会うことが非常に多く、
一週間張っても行動が確認できないときは、
たぶんお互いの都合が合わなかったためと判断し、
もう一週待つと、たいてい証拠が取れる。
二週間目には必ず会う。

・尾行がバレるのは依頼者に原因があることがほぼ100%

依頼者が「探偵を雇った」と相手に告げてしまったり、
調査員からのリアルタイムな行動報告を信用せずに、
わざわざお店に電話をかけて夫を呼び出したり、
特に女性は我慢ができないことが多くそれでバレる。
それ以外でバレることはほとんどない。
調査の失敗は、ほとんどが結果を待てない依頼者側の自滅による。

・尾行が目立って困難なときは必ず依頼者に確認する

夜中に全く車が走っていないようなところや、
真っ暗な深夜のホームセンターの駐車場などは非常に困る。
かならず依頼者に「バレても続けたほうがいいですか?」と確認する。
結果的に車の動きが非常識になり、興信所の調査員はほどんとが、
信号無視や転回禁止や携帯いじりでつかまっている。
対象者が女性の場合は、ランジェリーショップなどに入られると、
最高にやりにくい。「男いないじゃん・・・」と焦る。

・「初恋のあの人を探して」は興信所には滅多にない

「あの人を探して」の依頼は、
借金を取り返したいなど、たいていお金が絡んでいる。
また「初恋の人」も稀にあるがそのときは下心がある。

・著名な探偵会社は営業のみで調査は下請のケース多し

利ざやを稼ぐために料金も高く、しかも依頼者に不利な料金体系。
またHPで地図がなく、電話もフリーダイヤルの記載しかない業者は、
会社がどこにあるかわからず、遠方からの複数派遣で、
交通費やホテル代請求などが大きく嵩むことも。
調査員の熟練度にも差があり、素人同然の機材と安易な調査のときも。

・詐欺まがいの業者も多く必ず複数見てから決めろ

電話では絶対に料金を言わず、
理由をつけて来店させて強烈なクロージングをかける。
問合せは「県外から」と告げて、来店は慎重に。
また、会って話を聞く場合も必ず複数の業者を見たほうがいい。
浮気の現場を早めに抑えても、それを隠して延長を勧めたり、
納得のいかない曖昧な調査結果で法外な料金と取ったり、
調査や写真の画質が不十分で相手が特定できなくても、
多大な料金を取られたりすることがよくある。

・地元で地道に誠意をもってやっている会社はお金がない

広告費にお金を注げず、事務員も雇えないの常なので、
電話して女性が出た場合は、そこは営業メーンの業者であり、
女性はテレアポ要員であるケースが多い。
また、検索表示で「広告」のほうに表示される会社も、
たいていが営業のみで、調査は下請けというケースが多い。

印象に残っているエピソードが3つ。

①事実は事実。それが仕事

依頼者は「白」が欲しい人もいれば、
「黒」が欲しい人もいるそうです。
「黒」は証拠があるからわかりやすいけど、
「白」は調査結果に不安を持ったりしないのかしら。

そう思って尋ねたところ、
「こちらは調査結果を事実として渡すだけなので」というお答え。

今回皆でお話を伺った調査員の方は、お話の内容や口ぶりからも、
共感力と人情味がある方だと思います。
その方が、そんな言い方をされたので、気が付きました。

興信所の調査って真実を突き止めるのではなく、
一定時間、対象者の行動を追って事実を集め証拠に記録し、
それを依頼者にありのままに報告するのが作業なんだなって。
最終的な結論や今後については、依頼者が判断することで、
そのための材料集めなのだと思いました。

なので、二週間張っても何も得られなければ、
「浮気はしていない」という結論ではなく、
「この期間にそういった行動はなかった」という結果になるんだね。

なるほど、興信所との付き合い方がわかりました。
もし、その機会があれば・・・の話ですけど(笑)

②お客様の納得を成果とする

興信所って、
お客さんの悩みを解決するのが最終的な仕事なんですよ。
例えば、「初恋の人を探して」という依頼は、
お客さんがその人に会いたいんです。

だから、ここに住んでこういう仕事をしています、だけでは、
お客様は自分の気持ちがおさまらずに、
必ず会いに行こうとします。

でも、相手の居場所や勤務先を告げて、
依頼者が突然乗り込んでいったらトラブルになるし、
事件や事故になったら大変です。
だから対象者の情報は絶対に伝えません。

でも、それではお客様が納得しません。
だから、生活圏や行動や勤務経路を丹念に調べた上で、
さも偶然のように会わせてあげるんです。

③お客様は思い描く結果を求める

たまに変わった人から「盗聴器が仕掛けられている」
という依頼が来るのですが、見つからなくてもお客さんは納得しない。

さすがに「お客さんの頭がおかしい」とは言えず、
そんなときはこういうそうです。

「依頼の電話をご自宅からされたのなら、
その通話を盗聴されて、我々の調査を事前に察知して、
外されてしまったのかもしれませんね。」

またあるときは、
社長さんから(たぶん思いを寄せている)女子社員について、
依頼を受けて調査したところ、その方がパチンコ常習者だったとのこと。

それを報告したら、社長さんに「あの娘はそんな娘じゃない!」
と逆切れされてしまったそうです。

そこで彼はこういったそうです。

「そうですね。たまたま会社の同僚の男性に話を聞いて、
その日に偶然、自分もやってみたいと思ったのかもしれませんね。」

お客さんは、自分が思い描く結果が欲しいんです。
彼はそう言いました。

事実は事実として明示しても、
お客様が楽になるような解釈を示唆してあげていることを知り、
そこに彼の優しさと、調査員としての手腕を感じ取りました。

それだと確かに大きくは儲からないかも。
ですが、お客様の信頼は確実に得られるでしょう。

浮気調査を頼まれた調査対象のご本人男性から、
数年後に電話が入り、(これはヤバイ!)と思って謝ったら、
「違うんです。あのとき見事に自分の浮気を調査したので、
今度は自分が頼みたいんです」というエピソードも(笑)

小規模で細々とやっている興信所でも、
腕や対応が悪くて人気がないのか、
それとも、決して事務的ではない丁寧な仕事ゆえにそうなのか、
その辺を、利用者は見極めないといけないと思いました。



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