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2015.04.11

社員を辞めさせる決意をしたクライアントさん

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3年前からコーチングを担当している、
クライアントのMさん(男性/40代/会社経営)が、
ついに社員を辞めさせる決意をしました。

技術系の専門職なのですが、
起業と同時に採用して10数年になる、
ある古株女性スタッフの、
周りの人達への態度が悪く、思いやりに欠け、
物言いがキツくて攻撃的とのこと。

当時は売り上げを伸ばすのに必死で目が行き届かず、
人材育成に関心が低かったこともあり、
女性スタッフが増えたここ数年になって、弊害に気付き、
現状を強く疑問に思い始めてきた、というのが経緯です。

その人は常に誰かをターゲットにして、
本人にも聞こえる声で愚痴や批判を口にしたり、
見えないところでは毎回新人をいじめているらしく、
人が入っては辞め、入っては辞め…の繰り返し。

人手不足でいくらスタッフを採用をしてもすぐ辞めるので、
最近は、稼働の面でも収支の面でも影響が深刻で、
頭を抱える状態が長く続いていました。

思い余ってネットで調べ、私を見つけてくださって、
それ以来、コーチとして継続的に支援をしているのですが、
最初にお話を伺った時に、まず真っ先に思ったのが、
「その人(古株女性スタッフ)は本当に必要ですか?」
という根本的な問いでした。

職場リーダーだった時代の過去のブログで、
私は様々なスタッフに困って迷って、悩んで苦しんで、
それでも変化と成長を信じて、
前向きに接していこうと、もがいていますが、
それは職場の規模が大きかったからだと思います。

事業体というのは大きければ大きいほど、
法令順守や様々な制約に縛られて、
簡単に人を辞めさせるわけにはいきません。
組織の観点で言えば、
「使い続けていく」方向で動くのが一番安全で、
一番エネルギーが小さくて済むのです。

けれど、社員が10人以内の小さな会社の場合は、
一人の人間が組織全体に及ぼす影響がとても大きく、
トップにいる人が、強く何かを断行していかないと、
全体が崩れてしまうケースがよくあります。

ところが、小規模な事業所では、困ったスタッフと言えども、
なくてはならない重要な戦力になっていることが多いので、
そこに二律背反が生まれてしまうんですよね。

今回の古株女性スタッフも、仕事的には問題がなく、
むしろ腕がいいので顧客の評判は上々で、
いわゆる外面がいいタイプのようです。

クライアントさんには、要所要所で意思確認をしましたが、
そのたびに「使い続けたい」という回答があり、
私も納得して、その方向で、コーチングを続けてきました。

コーチングではよく「答えは相手の中にある」と言うように、
相手の意思を最重視します。
相手が会話を通して自分で考え自分で決めて、
その結論を100%支援するのがコーチングです。
(※法律違反や反社会的な行為を除く)

ところが、1か月ぐらい前から、Mさんの気持ちの中に、
「辞めさせることも選択肢のひとつ」という思いが、
浮かぶようになりました。

それは、会社の定着率と雰囲気を著しく悪くしているのが、
<古株女性スタッフとその取り巻き一派>という対立の構図が、
実は、Mさんの思い込みであったことがわかったからです。

件の古株女性スタッフと妙に仲が良く、
いつもつるんで会社に反抗している、
取り巻き一派の女性達の存在も、
長年、Mさんの悩みの種だったのですが、
ふとしたきっかけから、その人達もまた、
彼女の攻撃対象になることを恐れて、
ただ合わせているだけであることがわかったのです。

それと共に、古株女性スタッフが自分の知らないところで、
社長の悪口を言いまくっていることや、
この頃では、改善のために社長が何度面談を行っても、
その都度「悪者にされた」とキレて不満を爆発させ、
口汚い言葉で周囲に当り散らしていること。

そのため職場のムードが最悪になるので、
社員は皆、彼女への面談をやめて欲しいと思っていることなど、
てっきり取り巻き一派だと思っていた人達の口から、
今まで知らなかった事実が、次々と出てきました。

これはコーチングの中で質問した、
「その人達は本当に彼女の仲間ですか?」
という問い掛けから発展したもので、
会社としての立場でなく、同じ女性同士として、
それぞれ個人的に一本釣りでヒヤリングをしてくれた、
奥様の力が非常に大きかったのです。

奥様は毎日出社はしませんが、共同経営者です。
私は奥様を、とても聞き取る力がある方と感じ、
できればもっと現場に顔を出してほしいと思いましたが、
お子様が小さいため、あいにくまだ難しいようです。

この件では、会社と言う環境から切り離し、
仲間から切り離し、社長からも切り離し、
対象者を素の状態にして1対1に持ち込んでくれた、
奥様の力と手法に感謝したいです。

    *    *    *    *    *    *

今までMさんは、社員として給料をもらっていながら、
一向に社長のいうことを聞かずやりたい放題で、
何か言えばすぐに集団で反抗的な態度を取るその一派に、
会社が牛耳られてしまっていることに、自分の非力を感じ
どうしたらいいかわからずにいました。
(自分で起こした自分の会社なのに、これが結構多いのです)

けれど、あきらめてやる気を失っていたのは、
Mさんだけではなく、
取り巻き一派の社員達も同じだったのです。

それまで彼女達をひとくくりのグループととらえて、
自分と敵対する集団と思っていた社員達の真実がわかり、
そのあたりからMさんの気持ちに変化が現れました。

今までは「困った古株女性スタッフをなんとかしたい」
この一点が、Mさんの目標で、
コーチングも彼女への指導法や接し方がテーマでしたが、
それを機にMさんの考えが変わりました。

Mさんはある日、決めました。

「今後は古株女性スタッフに辞めていただく方向で進めたい」

「色々悩み努力してきたが、彼女の改善は難しいと感じた」
「想像以上に、表の顔と裏の顔にギャップがあって驚いた」
「これからは元々自分が理想としていた、
明るく暖かい職場づくりのほうに力を注いでいきたい」

「わかりました」

ここでクライアントさんは大きく舵を切り、
コーチングは方向転換しました。

    *    *    *    *    *    *

経験上、退職勧奨はとても大変です。
法に詳しい専門家の助言も必要ですし、
かつ、Mさんが苦手な心理戦と駆け引きの世界でもあります。

ですが、小さな会社の経営者であれば、
誰もが一度は通らなければいけない道だと思うのです。

今後、同じことがおこったときの対処を学び経験するうえでも、
私は必要な機会だと思い、そう伝えました。

「技術力さえあればうまくやっていけると思っていた」
「今まで”人”には無関心で無頓着だった」

Mさんは、ちょっとオタクでマイペースで、
人付き合いの苦手な技術屋さんですが、
もしかしたらこういったことが、
プロの「社長さん」になっていく
大事な転機なのかもしれません。

古株女性スタッフを悪しき人材として
排除するのが目的ではありません。

これはMさんが
自分の会社に一番ふさわしい組織作りの手法を、
自力で確立していくためのプロセスで、
神様がくれた鍛錬の場なのだと思います。

会社をやっていく上での障壁は、
経営者さん個人の資質に応じて色々あると思いますが、
今のキャラクターのMさんにとっては、
超えなければいけない初めての大きな山と感じました。

そこをコーチとしてどう支えていくか。

それを今、真剣に考えています。

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※実話ですが内容は一部をアレンジ脚色しています。

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