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2014.05.02

すごいクリーニング

今日はちょっとだけ田舎のほうに、
ある知人に用事があって出かけて行きました。


その人はクリーニング会社の若き取締役さんなのですが、
今から5~6年前にTwitterで知り合って、
その後色々なところでご縁のある方とわかり、
今ではFacebookでも友達としてやりとりをしている、
真面目で芯のある青年です。


用事と言うのはたいしたことがないものだったので、
あっという間に終わってしまったのですが、
彼のその後の話が面白くてね~!


実は彼はたまに、仕事の写真をFacebookでつぶやくのですが、
それを見ると、すごいのよ。


確かに地元に店舗は複数あります。
地元では知名度もあると思う。
でも離れている私から見ると、
基本的にその地域の人しか知らない、
郡部のクリーニング屋さんです。


なのに宅配便で全国から、
クリーニング依頼の服が山のように届くのね。
それ見て、私は思いました。え?なぜ?なんでここに?
しかも(たぶん)高級品ばっかりなのよね。
誰もが知っている著名人からも届くんだって。


いったいなぜそうなんだろうと思って、今日聞いてみたら、
ある洋服のブランドがそのクリーニング屋さんを一押ししていて、
ショップの店員さんも経営者の皆さんも、
全社でそのクリーニング屋さんを勧めてくれていて、
社長さんもお洋服を送って来るんだって。


いや、ご本人には大変失礼かもしれないのですが、
本当に私から見たら、周囲の友人知人は誰も知らない、
その地域でだけやっているようなクリーニング屋さんなんですよね。
でも実際は、知る人ぞ知る有名店。


なので、とても驚いて聞いたんです。


「それって営業かけてそうなったの?」


そしたら違うんだって。


社長さんが方針に掲げている理念(考え方)があって、
その理念の勉強会(全国)でそのブランドの方と知り合い、
意気投合したということです。


それでその会社のクリーニングを引き受けるようになって、
元々技術力はあるので、それが口コミで広がったのかな。
今はそのブランドだけでなく違うブランドからも依頼がくるし、
ほかにも、一着10万円もする、
海外ブラウスのしみ抜きなんかも、
普通に全国から届くんだって。


いやでも、正直、本当にびっくりした。
何度も言うけど、そんな風には全く見えない、
地域展開のクリーニング屋さんだと思っていたから。


でも・・・うーん、なるほどねぇ・・・


私は仕事柄、いろんな方にいろんなお話を伺いますが、
人柄や価値観や方向性でつながるケースってすごく多くて、
営業かけるとか、ビジネスパートナーとか、
そういう発想じゃなく、全然別なところでつながって、
結果的にそれが仕事に生きていることってよくあります。


それともうひとつ思った事は、
生き残っているクリーニング屋さんって、
一般の消費者が知らないところで、
意外な強みを持っていることが多いんだなって。


私の知っている別な会社さんも、
素材的にクリーニングが難しくトラブルが多発している、
ある海外ブランドのクリーニングをネット経由で一手に引き受け、
そのブランドのHPを見ると、「お手入れはその会社に頼んでね」
みたいな表記が堂々と書いてあったりします。


また、私の知っている別のある会社は、
これまた一見そうとは全然見えないのに、
地元の有力どころをがっちりつかんでいて、
地域の名士や富裕層からのクリーニング依頼を、
社長自らが社員に任せずにこなしていたり、
また別の会社は、いくつもの大きな病院に入り込んで、
そこのリネンを一手に引き受けていたり、
もう、外からは見えないわからない、
様々な武器をたくさん持っているんですよね。


以前、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀 」で、
高い技術でしみ抜きをする、
クリーニング屋さんを取りあげていましたが、
そういえばそのとき、彼に、
「あそこは日本一料金の高いクリーニングなんです」
と、言われた気がします。


あのぐらいは、うちだってやってるさ!
と言いたげでした。
その辺は、プライドなのかな?
でも要するに、どこも皆、付加価値を、
本当に真剣に考えているんだなぁ・・・と痛感。
でもそれって、季節代わりにスーツを出すぐらいの私達には、
あまり見えないところなんですよね。


若き取締役の彼は言いました。


「ぷらたなすさん、知ってますか?
クリーニングの市場規模って4000億円なんですよ。
でもそれってユニクロの半分なんですよ。
業界全体の市場規模が、
アパレル一社の半分なんてあり得ます?」


あぁ・・・そうなのね。
確かに今は、服の素材もつくりも洗剤も生活スタイルも変化して、
私が小さかったころのように、クリーニングの外回りの人が、
自宅(官舎)を1件1件集配に訪れることもないし、
私も洗濯機の「おうちクリーニング」(ゆるゆる洗い)機能で、
結構なものまで、自宅で洗っちゃう。


でもそんな時代だから生残りをかけて、
私達の知らないところで、模索し努力している、
クリーニング屋さんの発想と現実が、
自分の仕事にも大きなヒントになりそうで、
今日はなんだか、とてもいい話が聞けたな・・・
と、充実した思いを胸に帰路につきました。

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