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2012.05.07

指導と打ち合わせを分ける

昨日、用事があって事務局に言ったら、
ぐっちゃん(男性/40代後半/仮名)はすごくいい表情をしていました。
顔を見た瞬間、「あ、大丈夫、イケる」と思いました。


たぶん、なんですけど、
ぐっちゃんは、私に女の人としての好意も少しあるんだと思います。
冷静に見て、これだけ毎日一生懸命いいところを探して見つけて、
具体的に承認していれば、そんな雰囲気にもなるよね。


だいたい、私自身がダメ男クンが大好きなので(笑)、
(その極めつけがウチのご主人だと思います(爆))
自分に対して、拒否感や嫌悪を持たない異性というのは、
男性の励みになると思うんです。


だからと言って、この先どうにかなるとかいうものでもなく、
それはそれで、なんとなく「ないもの」としつつ、
ほんの少しのワクワク感なんかを感じ取りながら、
仕事とやる気に彩りを添えてくれればいいかな、なんて思う。


ここ数日、ここまでガッチリ彼と関わると、
私の方も、「なんだよ、コイツ?」という気持ちがすっかり消えて、
あっという間に、コミュニケーションに何の壁もない、
本音で話せる親友のような関係になれるんだね。
味方ができたら彼は変わるよ。もっと伸びていくはずです。


    *    *    *    *    *    *


てなわけで、先日は結構充実した感じで打合せなどしながら
共同で今取り掛かっている作業をひとつひとつ進めていたのですが、
なんと、なぜかそのタイミングで普段はオフィスにいない、
リジチョー(男性/50代後半/会社経営)突如出現!


彼はね、リジチョーにはものすごく複雑な思いがあって、
本当は尊敬しているし好きだし認められたいんだけど、
それが違う方向にいつも行ってしまうので、
もうこれ以上傷つきたくないのか、
今は、あまり関わりを持ちたくない感じなんです。
昨日、掲示板に承認とねぎらいのコメントをもらっても、
やっぱりそれは変わりないんだね。


なのでぐっちゃんはタイミングを見て、
「役員のMさんのところに行く」
とかなんとか言って、すーっと外出して、
その場からいなくなってしまいました。


一方リジチョーは最初からぐっちゃんに用事があって来たらしく、
「なんだ、どこに行ったんだ、いつ帰って来るんだ」と、
少々不満げに帰りをずっと待っている様子。


ある女性スタッフが、
「だったら、ただ待ってないで電話したらいいじゃないですか?」
と、リジチョーに手渡した電話機を、慌てて、
「あ、私が掛けます」とひったくる(笑)


だって、今リジチョーがぐっちゃんに電話したら、絶対、
「遅いぞ、いつまで何やってるんだっ!」て怒鳴りそうだから。
今ここでそれだけはやめてほしいよ。
開きかけてきた彼の心がまた閉ざされてしまうから。
なので、自分がすぐに電話する。


「あ、ぐっちゃん?今どこ?まだMさんのところ?
実は今、リジチョーが来てんのよ。
それでちょうどいい機会だと思ったので、
例の件についてリジチョーと話し合いたいんだけど、
ここはぜひぐっちゃんにも同席して欲しいんだよね。」


リジチョーが待っているなんて言ったら、
彼、絶対に帰ってこないから(笑)、
ここはひとつ、言い方を工夫する必要があるよね。
「私とリジチョーが話し合う場に同席して欲しい」と言えば、
彼はきっと帰って来るでしょう。
どうせ3人で話すことになるんだから、同じだろ?(笑)
言い方なんて、なんでもいいのだ。


    *    *    *    *    *    *


ぐっちゃんが帰ってきたので、
リジチョーと私と3人で打合せに入る。
テーマは次号の会報について。


これが結構時間と経費の掛かるしろもので、
当初は私たちの活動の目玉だったのですが、
今は何かと悩みの種になっているんです。
特に次号に関しては、締切まで時間がないと言うのに、
ページ数や色数で、二転三転して現在迷走中。
なのでリジチョーがその話をしに来たことはわかっていました。


リジチョーはこちらからの提案に対して、
「そういうことは役員会で(決定する)」って言うんだけど、
はっきり言ってそこまで待っている時間がないわけ。
うちのリジチョーは、いい人で熱い男なんだけど、
こういった制作物を作るプロセスと手間暇に関しては、
イマイチ、勉強不足で考えが甘いんだよなぁ。。。
(私は関連業種にいたことがあるので、
本件に関してはぐっちゃんの味方なのだ)


で、私。


「あのですね、リジチョーがおっしゃるように、
役員会で決定するというのは、確かにそれが筋ですが、
正直、それを待っていてはもう間に合いません。
せっかくリジチョーが見えたので、
この3人で今ここで決めてしまって、
役員会では「こうしました」という事後報告で、
皆さんから了解をもらうのはどうでしょう?」


「いや、ぷらたなすさん、それはいいんだけどさ、
そもそも、いったいなんで、今こんな風になってるの?
ん?池口君?」


「リジチョー、それはですね、、、」


そういう話じゃないだろ、今は!
なので横から口をはさむ。


「リジチョー、原因は色々あると思いますが、
それよりもまずここで先に決めちゃいましょう。
デザイナーというのは方針が立たないと、
レイアウトになかなか着手できないんですよ?」


私にそう言われたので、リジチョーは渋々矛を収めて、
色数や印刷業者の再選定や、
ページ割や広告の枠数などに関して話し合っていたのですが、
リジチョーはやっぱりぐっちゃんには、
言いたいことが一杯あるわけよ。
仕事人としてちゃんとして欲しいし、諭したいんだね。
だから、すべのタイミングで、話題がそっちに行っちゃうのよ。


「いいか、池口くん、仕事ってのはまず先に目標を決めて、
それに向かってどうやればいいのかを考えていくものなんだ。
オマエ、結局どうしたいの?それが何もないから、
この時期になってもこうやって二転三転するんだろ?
広告だってこの段階になって、
スポンサーの目途が立っていないなんて、
一体いつからこの号に準備始めているんだよ?
オレ、それ聞いてはっきり言って開いた口が塞がらなかったよ」


「リジチョー、違いますって。
経費節減のために、
4色から2色にしたらどうか?という提案が役員会で出て、
その結論がまだ出ていないので前に進めないんですよ。
だから今ここで決定しましょうって言っているじゃないですか?」


「ぷらたなすさん、確かにそうだが、
これはとっても大事な事なんだ」


どこが?と思う。
そりゃ大事よ、確かに。
でもさ、これじゃいつまでたっても決まるわけないじゃん。
「決定する」という今現在の目標を守っていないのって、
リジチョー自身じゃん?って思います。
限られた時間の中で、パっパっパっと決めていかないといけないのに、
なんで口を開くたびにすぐ説教や指導になるかな。。。
毎回これなんだったら、たしかにぐっちゃんは卑屈にもなるし、
しかも「何も決まらない」のもよくわかります。

「リジチョー、まず、業者を先に決めちゃいましょ。
一度も頼んだことないけど、
今までより安い印刷屋さん使ってみますか?」


「うーん、それは…」


「じゃ、やめますか?」


「池口君、君はどう思うの?」


「そうやって意見を聞きあったって、
何も決まらないと思います。
じゃ、印刷屋は長いお付き合いで融通が利くということもありますので、
リジチョーのお考え通り従来通りという事でいいですか?いいですよね。」


「いや、オレがそう考えたってわけじゃないけどさ、、、」


あはは、でもさ、リジチョーは結局、
自分が気に食わない事をぐっちゃんが言い出せば、
きっと反対したり再検討を要請するはずなので、
だったら、きちんと「こうしろ」と指示出しすればいいのにね。
要するにね、印刷とかレイアウトとか、
そういうのは、リジチョーがよくわからない自信のない世界の事なので、
自分で明確に決断できないし、指示出しもできないのよ。
それを、たまたま後ろ向きな発言とやる気のない言動が目につく、
ぐっちゃんのせいにしているだけだわ。


しかも、今までのぐっちゃんの態度も決して良くなかったので、
リジチョーは自分の不満で事あるごとに「指導」に入るんだけど、
それは今は目的に合っていないと思います。


これさ、こういう事って巷でもよくあるんじゃないかな。
言いたい気持ちはわかるけど、
作業のスムーズな進捗を阻害しているのって、
実は上司の方であることが多いかもね。


打合せなら打ち合わせに徹する。
決めなくてはいけない事は、ただ決める。
そこは目標優先で割切らないと、
やっぱり物事は進んでいかないんじゃないかな。


このブログをお読みの上司の皆さん、
打合せの度に「指導」モードに入っていませんか?
ときにはその気持ちを押さえて、
物事決定していく作業に徹して欲しいと思います。

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