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2012.05.25

助言を乞われたら乗るかも

昨日は久しぶりにネットワークビジネスの話を聞きました。
相手の方は辺見さん(仮名)という50代前半の男性の方。
私と同世代ですね^^


勉強会で名刺交換したときから、
名刺や話の雰囲気でそっち系のひとなんだろなぁと、
わかってはいたんだけど、
ネットワークビジネスの人達は仲間づくりのために、
コーチングやコミュニケーションを学びたいリーダーさんもいるので、
事前に目的を伺ってその場でピシャリと断るよりは、
まず行ってみて話を聞いて、みたいな曖昧で悲しいサガが、
個人事業主にはあったりするわけですよ(笑)


ですが、「ちょっとだけ話聞いてあげちゃおうかな?」と思うのは、
もちろんこちらが、仕事人として手ごたえのある人だな、と、
相手に対して思った時だけです。


    *    *    *    *    *    *


街の中心部から少し離れた、
配送センターや流通系の事業所が多い地区の、
マンションの一室。
1階の郵便受けにも玄関のドアにも表札がないね。
「出せよ~」と、ちょっと思う(笑)


中に入って雑談などをしていると、
「あ、今、Mさん(女性/60台前半)も来るから。
ぷらたなすさんが来ると言ったら、ぜひ会いたいって。」
と、辺見さん。


Mさんは共通の知人で元気でノリのいい小柄なオバチャンですが、
たぶん辺見さんのダウンに当たる人なんだろう。
「お~来た来た、パターンだな、こりゃw」と思う。


で、詳細は吹っ飛ばして結論を言うと、
中身はインターネットを使った広告ビジネスというところでした。
詳しくないのでわかりませんが、
アフィリエイトっていうのかな?


最初の雑談では自分の「仕事」につながりそうな話も、
もちろん少しは出ましたけど、
その意思は低いとみて促したんです。


「辺見さん、私は今日、
一体なんで呼ばれたのかよくわからないんですけど(ウソw)、
今日のテーマって何なんですか?」


そこで辺見さんが「あぁ、そうだよね」と、
白い壁に投影されたプロジェクターの画面見ながら、
説明を話し始めたのですが、
一応お付き合いでそのお話を聞いてみて、
個人的に思うところがすごくあったので、
今日はそれを書きたくなったんです。


    *    *    *    *    *    *


まず、権利収入について。


ほとんどのネットワークビジネスが、
まずそこから入るのはいったいなぜなんでしょうね。
私はそこには全く興味がないわけです。
時流に乗って効率よく確実にお金を得たいとは思わないし、
蓄財による安定した暮らしもそんなに望んでないない。
特に「安定した暮らし」に対しては、
他の人よりも欲求が低いと思います。
この先色々あって、
たとえ公園の段ボールの中で命を終える事になったとしても、
たぶん「面白くて楽しいいい人生だったな~」とつぶやくと思う。


だから、いくら辺見さんがそれについて熱弁しても、
私には全然ヒットしないのよ。
そして、ハナから興味のない話を聞かされ続けるというのも、
苦痛なものです。この話はこれ以上は聞きたくないわ。


だから、タイミングを見て途中で遮って言いました。


「辺見さん、ごめんなさい。
私、権利収入には全く興味がないんです。
だから今とても退屈で、
機械的に気のない返事をしている自分に気が付きました。
申し訳ないけど、
この辺のスライド、全部飛ばしていただけますか?」


「あぁ、権利収入には興味がないのね。
もちろん、かまいませんよ、人それぞれですから。」


いいね、この受け答え。
オウム返しできちんと相手の意向を受け止めて、
さらに承認してます。やるじゃん(笑)


なのに、流れをきちんと組んであるスライドなので、
ちょっと飛ばしてそこから進めても、
どこかでまたその話が出て来ちゃったりするんですよね(笑)


「辺見さん、ここ、一切ぜーーーんぶ飛ばして、
提供しているモノの説明してくださいよ。
辺見さんの名刺を見て、いろいろ検索して、
あぁ、こういう事をやっている方なんだな、というのは、
だいたいわかりました。
なので今日はそのお話であることをわかって伺いました。


ただネットで検索するだけでは、
いったいどんなサービスなのか、ちっとも情報が出てきません。
これにお金を払った人には何が提供されて、
収入源は何になるのかさっぱりわからないので、
それだけ知りたいと思って来たんです。」


「あぁ、なるほど、そういうことね。
ぷらたなすさん、えーと、ホームページは持ってますか?
それをどのぐらいの人が見ているか調べる方法があるのを、
ご存じですか?」


また初心者向けのような説明が長くなりそうなので、
そこでつい言っちゃう。
私って、ホント、感じ悪いよね(苦笑)。。。


「辺見さん、説明はいいから、実際に実物を見せてくださいよ。
先ほど少しお話したように、
私の前職はIT系のコールセンターなので、
それでどうやってお金を得るかよりも、利用者が実際に使う、
サービスの仕様のほうに関心があります。
そういうお話だったら興味を持って聞くことができます。」


「あぁ、実際の実物ね。えーとそれはね…」


辺見さんは実際に会員専用サイトにログインして、
中身を見せてくれました。


「ここに専用のIDとパスワードを打って中に入るんです。
IDとパスワードは一人一人異なります。
つまりセキュリティに守られた安心できるサービスなんです」


(↓↓↓心の声)
だから、そういう当たり前の事を、
さも、すごい事のように言うなっちゅうのっ!!(笑)
その辺のオバチャンじゃないんだから、もうっ!


「この中であなたの会社やお店の、
ホームページを持つこともできるんです。」


(↓↓↓心の声)
そんなサービス利用せんでも、
ホームページは、なんぼでも手軽に作ることができるよ?


「それと◯◯という機能があって、
なんと有名人もこれを利用して日々発信しているんです。
ビル・ゲイツの今日の近況を見てみましょうか?
話しかければお返事が来ることだってあるんです。」


(↓↓↓心の声)
ふーん、これってさ、もしかしたら、
ツイッターと連動しているだけなんじゃね?


    *    *    *    *    *    *


有名人。
そしてスポンサー。


こういった話を聞いて最近思い始めるのですが、
いったいなぜ著名人が利用していると言ったり、
著名なイベントのスポンサーであることを強調するんだろうね。


目的や理由はもちろん十分にわかるよ。
私が会員だったら、勧誘にはやはりハズせないと思って、
必ずそこには触れるでしょう。


でもさ、こういったビジネスの説明を聞き慣れていて、
しかも、元々関心など全くなく、
あくまでもお付き合いで聞いている人にとっては、
パターンがどれも皆同じで、ちっとも新鮮味がありません。
つまんない。超退屈。。。もう聞き飽きたwww


商品やサービスや仕組みが違っていても、
著名人やスポンサーや一流銀行との取引とか、
世界的に権威のある学者とか教授とか、、、
(今回はその話は出ませんでしたが)
こちらとしては、それが出た瞬間に、
十把一絡げとすぐに感じてしまいます。
そこで、あぁまたか、と思い冷ややかな気持が募るのです。


そこで考えてみると、
せっかくマンツーマンに近い環境設定なのですから、
辺見さんは説明を始める前に、
まず確認すべきだと思うんですよね。
「ぷらたなすさんはこういった説明を過去に聞いたことがありますか?」
または、
「すでに会員になっているネットワークビジネス(MLM)はありますか?」


最初にそう言ってしまって、相手に逃げられそうなら、
説明の途中に要所要所で上手に確認を入れて、
相手への訴求ポイントを手さぐりしながら、
そのあとの流れを臨機応変に、
その場で変えていけばいいと思うんです。


ですが、今回そうならなかったのは、
辺見さんの小さな劣等感によるものかもしれません。
それまでに勉強会などで何度か顔を合わせて、
私がほんのちょっとだけネット等の知識があることを、
彼は知っているのでそこへの不安があって、
そっちが気がかりだったのかもね。


実際に辺見さんの説明はネットに精通している雰囲気はなく、
詳しくない人ならそれでも「すごい」と思うかもしれませんが、
慣れている人には、「あまりわかっている人じゃないな…」
という印象を抱かせます。


または、そんな私に対して、
有効なネット活用の方法をどう提案すべきか。どう言えばいいのか。
そればかりを一生懸命考えて、
私がこの手の説明をすでに何度も聞いたことがあるという点までは、
思いが及ばなかったのかもしれません。


そうだよなぁ…普通、そういう人は、
あらかじめ何かが匂うこういった場には、
そもそも最初から来ないもんな(爆)!!


    *    *    *    *    *    *


ふと考えてみました。


今日のこんなときに、
自分はどんな説明でどんな言い方をされたら、
真剣に耳を傾け、身を乗り出すのでしょう。


まずは、収入の話は出さない事だね(笑)


そっちには興味がない真実を持つ人には、
安定収入や高額リターンの話しをたって、
動かされる触手は一切ありません。
むしろ「またか」と嫌悪して、
印象が悪化の一途をたどります。


それと有名人や著名イベントのスポンサーの話も、
うさん臭さが募るばかりで逆効果です。


むむむ?そうなると私にとって何が魅力になるのかな?


あ、そうか、なるほど。
私はそういったビジネスには興味がないので、
そのビジネスの価値をいくら熱く説明されても、
それで何かが変わることはないわね。
なので、そこはさっさとあきらめる(笑)
それを理解してもらう事は目的からはずす、と。


その場合、辺見さんは私にどうアプローチしたら、
私が関心を持つだろう。


収入的な魅力を語らず、
「怪しいビジネスではない」という事も提示できない。
そうなるとこれは、認知度が低くて、
まだ海のものとも山のものとも知れない、
正体が定かでないビジネスだ。


その状態で彼が私を仲間に誘うには???
誘うには???誘うには???


    *    *    *    *    *    *


わかりました。


私をその気にさせるキーワードは、
「教えてください」だね(笑)!


今、こういう仕事をしています。
たまによくない評判を聞くこともありますが、
自分はこれで食べていきたいと思っている。
その決心は揺るがない。


だが現状、このビジネスは認知度が低く誤解も多く、
また自分自身がネットに詳しくないため、
有効な使い方もよくわからない。


これは今からどうやって進めたらいいですか?
仲間を増やすためにどんな説明をしたらいいですか?


そうそう、これだね。
こう聞かれたら私は、「え、いったいどんなビジネスなの?」
と、身を乗り出して真剣に話を聞くし、
ネットに関する事なら、
わかる範囲で「こうしてみたら?」と言うでしょう。


そしてそれは、一度で終わっちゃだめさ(笑)


「勉強不足で今日の説明だけではどうも理解できません。
恐縮ですが、また何度か時間をとってぜひ教えてもらえませんか?」


これだよ(爆)!
私にはこれです(爆)!


たぶんそう言われたら、お金なんかいただかなくても、
うれしくなってホイホイ時間を作って通っちゃいますね(笑)


もちろん、お芝居で構わないよ。
ホントは結構詳しいのに敢えて「わかりません」というのも、
手だと思うんです。


辺見さんは人柄のいい温厚な方なので、
ビジネスの魅力や価値を一生懸命伝える事にだけにこだわらず、
そうやって相手の支援を引き込みながら、
やがて相手が「だったら手伝おうか?」と言い出すのを、
待つという手法もあると思うんだけどな。


    *    *    *    *    *    *


ネットワークビジネスの人の話を聞いて感じるのは、
自分にとっては”残念な”アプローチがとても多いということ。


化粧品とサプリをやっている友人の話では、
今は人に説明するにも色々と約束事や制約もあるようで、
詐欺の疑いを相手に持たれるような言動には、
厳しいペナルティを課しているところもあるみたい。
また、会員が勧誘目的に勝手なことを言わないように、
説明も既定の手順とトークが定められていたりするのかな?


でもね、私の友達にこんな人がいるんですよ。
その人は親友を退会させるために親友に同行して、
親友が信奉するリーダーのオフィスに乗り込んで、
兎にも角にも仕組みの矛盾を暴こうとして、
必死に話を聞いているうちに、
最後のリーダーのひとことで、
やがて自分もそこに入会しちゃった人なんです。


そのリーダーの言葉とは以下です。
「あなたは今化粧品セールスの仕事をしていますよね?
それで儲かっていますか?順調ですか?
代理店資格の維持のために多額の在庫を抱えていませんか?
そのために借金していませんか?家庭は幸せですか?
物事がうまくいかないのは儲けたいと思うからです。
売上のために行動してはいけません。
売りたいと思えば思うほど、人は離れていくものなんですよ。」


その言葉があまりにもビンゴだったため彼女の心は揺れ始め、
やがて彼女はビジネスよりも収入よりも、
「この人に付いて行きたい」と思うようになったのです。
そのプロセスとして、彼女がどういった理由であれ、
友達のためにそのリーダーと心から真剣に向き合ったという事実が、
やはりすごく大きかったと思うんです。


ネットワークビジネスがこれから市民権を得ていくのか?


そんな事は知らないよ。


辺見さんのビジネスが正当なものなのか不当なものなのか?
それも自分には関心がないです。
50を過ぎた男性が夢を抱いて自己責任でやっているのですから、
そこに否定の感情はありません。


でもさー、こういった説明を聞いていると、
説明があまりにも画一的で、
もっとほかに言い方はないの?
もっと違うアプローチはできないの?
と、すぐに思ってしまうんですよね。


これは他の業種に対してもよく感じる事です。
あなたが惚れ込んでいるその商品の良さは、
他の人にはどうもでいいことだったりするわけよ。
ではそんなとき、あなたはどうしますか?
訴求ポイントをどこにシフトさせますか?
そのためにどんな情報収集をしますか?
それを次の行動にどう生かしますか?


そんなことをもっともっと柔軟に考えて、
心地よく絶妙に自分の心をとらえてくれたら、
ネットワークビジネスだって、
私はやっちゃうかもしれないよ?


思考の枠組みを思い切り広げて、
もっと自由にもっと縦横無尽に、
「ここに宝物があるよ?」とプレゼンしてみせてよ。


そんな風に感じた昨日の一件でした。


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