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2011.05.02

ターニングポイント~私が捨てた事~

Fukushima_kotoba


昨年、司法書士さんのお世話になりました。
負債整理をしたのです。


元々貯金なんて何もないまま勢いで独立したので、
どうしても必須の大きな出費が出たり生活費が足りないときは、
カードのお世話になるわけですが、
それが段々かさんできて支払いが滞り、
ついに滞納するようになりました。


そうなると、電気もガスも水道も電話も、
およそ支払いという支払いがすべて滞るので、
電話も何度か止められたし、
請求書ではなく、
赤い文字で書かれた催告書だらけになりました。


督促の電話。


あれは嫌なもんですね~、
ベルが鳴るとあ~と思って、
途端に平常心を失います。
めったにならない固定電話がなると、
逃げたい気持ちになります。
電話のベル恐怖症です。


そんな状況だったので、
突然100万円のお仕事!」で得た100万円は、
各社への返済でまたたく間になくなってしまいました。


そこにスルドイ突っ込みを入れて来たのがうちのご亭主です。


彼曰く
「馬鹿みたい。それってもったいなさ過ぎないか?
儲かってもそれじゃちっとも利益にならないだろ?」


実はうちの夫はパチンコで破産しているんです。
しかも後からわかったことですが、
その後も悪癖が顔を出して、
数年前にまたまた借金で負債整理しているんです。


そのため双方の親や私達に迷惑をかけ、
そのせいでずっと家族に対しては、
引け目を感じて暮らしてきました。


なので私の苦境には共感があり、ある意味うれしく、
仲間の出現が妙に精神を安定させる見たいなんですよね~(笑)


そんな理由もあってか、私の顔を見るたびに、
「負債整理しない?」「俺の先生紹介するよ?」
とルンルン言ってくるんですよね。


当初は「あんたになんか言われたくない」
などと思っていた私でしたが、
亭主の言にも確かに一理あり、
段々「そうだよなぁ…」と思うようになりました。


「この状況ってどんなに稼いでも一緒でしょ?
決して楽にはならないし、
売り上げがあっても支払いに追われるばかりで、
どんなに努力して実績を上げても、
何も変わらず苦しいままだろ?
あ~もったいない!」


日を経るごとに「本当にその通りだ」と思うようになり、
ある日突然決心したんです。


「私、負債整理するよ。」


今思っても笑えるのですが、
そのときの夫のうれしそうな顔ったらなかったですね(笑)
彼は私が自分と同類になることで、
劣等感や孤独から解放されるのです。


もちろんそれで、どんな不便があって、
どんな不都合が生じるかは、
夫の破産に関わってよくわかっていました。


もう分割払いで車や電化製品などの必需品も買えなくなるし、
欲しいと思っていたiPhoneも、
端末一括払いじゃないと手に入らなくなるでしょうし(無理!)、
そもそも申し込み自体もハネられると思います。
(夫もかつてそうでした)


だからこそ、
そうはなりたくないとこだわってきたところでもありました。


ですが、私がとても共鳴した本の著者である、
福島正伸先生の言葉に、こんなひとことがあります。
(※冒頭の画像参照)


決意とはいかなる困難も受け入れること


そうなんだよね。
分割払いができない、必要な時に必要な物が買えない、
携帯に新規申込できない、もうiPhoneもゲットできないかも。
それがなんぼのもんじゃ!
たとえそうなっても、私の思いに変わりはないし、
私はこの仕事をやり続けたい。これで成功したい!
こんなことで不安や恐怖を感じていたら、
私は何を成し遂げることもできないっ!って思いました。


    *    *    *    *    *    *


負債整理を決めてからの夫の行動は素晴らしかった!(笑)


すぐに自分がお世話になった司法書士の方に連絡を取り、
「あんたはこれから名前を売っていく人だから、
借金は全部、俺のせいにしろ!」って言ってくれて、
必要な書類や手続きはほとんど表に立ってやってくれました。


手続きが終わるまでは、たび重なる督促の電話にも、
「出ることない、俺が出る!」と言って、
適当にかわしていてくれたのですが、
負債整理の手続きが終わってからは、
「司法書士の先生の連絡先を告げて、
負債整理しました、と言えば、
督促の電話はもう来ないから。
あとは各社と先生とのやり取りになるはずだから。」
と、助言してくれました。


そもそも彼は、
二度も弁護士や司法書士のお世話になっているので、
それに関してはメチャメチャ詳しいし、
カード会社や督促対応に関しても、
かなりのノウハウを持っているんですね。
(当然だろな(爆))


それ、利用しない手はないですよね(笑)


10数年前の夫の破産は、
私のほうが主導権を持って進めたものです。


だから私もそれなりにわかってはいるんです。


ですがその状況にある人の精神状態というのは、
苦しくてすべてに憶病になっていて尋常じゃないので、
当り前の事も、
当り前に考えられない状態になっているんですよね。


だから私のそばで、
「こうしろ、ああしろ」と逐一指示してくれる夫の存在は、
本当に心の支えになりました。


    *    *    *    *    *    *


そうやって私達は互いの秘密を共有し合う共犯者になりました^^


互いが互いを批判し合うことは一切なくなり、
この時点で私達のすべての利益がピタリと一致しました。


もうこのあとは隠し事は全くなくなり、
お互いの会計はガラス張りです。


無駄遣いしたときには「無駄遣いしちゃった」と相互に言えるし、
ヤバいときには「ヤバい」とすぐに伝えられるし、
何より夫が私の売り上げアップを心から願って協力してくれること、
これが何よりも大きかったです。


妻が外で働く、妻が仕事で実績を上げる、妻が自分より稼ぐ…
そういったことに抵抗がある人も多いと思うのに、
「今月いくら行った?」「今の電話じゃ仕事取れねーぞ?」
「そうだ!その調子だ、どんどん稼げ!稼げ!」
と言ってくれる夫の存在は非常に心強く、
精神的な味方(同志)を得て私は心に余裕が生まれ、
気持ちが非常に安定してきました。


もっとも彼がそんな風に言うのには別の理由があって、
彼は今の会社を辞めたいと思っていて、
私が二人分稼げるようになったら、
自分はずっと家にいて主夫になりたいとか、
願わくば私のマネージャーになりたいとか(笑)、
私から給料をもらいたい、
なーんて思っているからなんですよねっ


    *    *    *    *    *    *


不思議なことに、負債整理を境に状況が好転して、
小さな仕事がどんどん入ってくるようになりました。


ですが、たぶんそうなるだろうという予感は何となくあって、
二人で「ほらね~こういうことなんだよね~」と、
何度も言い合いました。


私は施策を考えたり作戦を練ったり、
クリエイティブな作業は大好きなんですが、
計算するとか、数字を入力するとか、
計画を立てて金銭管理をするといったことは、
実はあまり好きではありません。


好きじゃないからつい後回しになって、
後で青くなったりするのですが、
夫は反対にクリエイティブな事は苦手で、
定型のルーチン作業やお金の計算なんかはすごく好きなんです。
数字の計算は答えが明確でやっていて楽しく、
非常に気分がよく気持ちが安定するって言います。
(私にその感覚は全くない)


だから最近では、お互いの得手不得手を十分に認め合って、
会計も家計も全部彼に任せていますし、
売り上げはすべて彼に渡して、
自分は彼からお小遣いをもらう身です^^
仕事上予算が必要なときには、
「これこれこういう理由でいくら欲しいから出してくれない?」
と頼みます。


当初は借金癖があってギャンブルで破産するような人に任せて、
大丈夫なものか?という不安もありましたが、逆だと思いました。


人は信頼されているから頑張ろうと思うし、
任されているから責任を感じてちゃんとやらなきゃと思うんです。


そういった意味で、この件は、
自分の仕事にとっても、私達夫婦の関係においても、
大変大きなターニングポイントになりました。


そしてこれを機にどんどん幸運が舞い込んでくるのですから、
人生って面白いものですね。


    *    *    *    *    *    *


親しい経営者さん達とお話をしてみると、
誰もが「スネに傷持つ」存在であることがよくわかります。


家を売ったり土地をなくしたり、
破産したり負債整理をしたり、
罵倒されるのを承知で親類縁者に借金を頼んで回ったなど、
皆、苦労のエピソード満載です。


だから思うんです。


恐れちゃいけないなって。


これから起業したり、
フリーランスとして独立を考えている方も、
たくさんいらっしゃると思いますが、
そういったことを致命的で最悪で絶対に嫌だと思うなら、
もしかしたらうまくいかないかもしれません。


というのは、独立して仕事をしていくということは、
常にそういうことと背中合わせだからです。
場合によっては「あり」だし、たくさんの人が経験しているし、
みんなそこから抜け出して今復活しているからなんです。


あとは、たとえそうなっても、
家族が変わらず味方でいてくれること。
これ、必須ですね!
だから挑戦していけるんです。


そのためには、家族を愛すること、信じること、
そして存在と価値を認めること、
そのひとことに尽きると思います。


若い頃は不仲だった私の母も、
今は心から応援してくれています。
たとえさほどお金がなくて、
収入がまだまだ不安定であっても、
私は今とても幸せだし希望もあります。


その気持ちを皆さんにお伝えしたくて、
今日は最後にこの日記を書きました。
何かの参考になれば幸いです。


あ、でも母には負債整理のことは言ってません(笑)
それは私と夫と皆さんの間だけの秘密ですよ~(*^^)v!!

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