講座のタイトル
何でもアリ、この際自分がやってみたいことをやってみようと思い、
「わすれものを無くするための講座」というのを企画してみました。
これは奈良さん(30代後半男性/仮名)のところに持って行って、
「やってもいいよ」と言われたのですが、
前にも書きましたが最近の私は口でつべこべ言うよりも、
先にチラシを作って見せたほうが話が早いので、
まずチラシ。チラシ作る(笑)。で、メールに添付して送る。
このときもそんな頼み方でした。
実は私、ここでも何度か書いていますが、
小さい頃はそそっかしくて抜けていて忘れ物も非常に多く、
クラスのランキング棒グラフでは常にトップ争いでした。
ですが20歳で販売のアルバイトをしたときに、
実際の仕事の現場で他の人のメモや貼り紙の仕方を見て、
「そうか、これを自宅でやればいいんだ」と思い付き、
以後、常識にとらわれない珍案奇案で工夫を重ね(笑)、
忘れ物が激減したという自分の実体験があるので、
それを皆さんに話してみようと思いました。
わすれものや、うっかりミスは、
自分が悪い、もっと気をつけなきゃな、自分がしっかりしないと…
などと自分を責めて精神論だけにとどまっていると、
いつまでも直らない事に気がついてもらい、
自分を肯定し、何をどう捉え、どう具体的に対策するか?
そんなところに、ポイントを置きました。
これをMIXIで告知したところ、
二人の友人からすぐに申込みがあって、
お二人とも遠方だったので、本番に向けての予行演習として、
Skypeで講座をさせてもらったのですが、
「お、調子いいかも!」と思った割には反応が鈍く、
実際に来てくれたのは4人でした。
思うに奈良さんのところの会員さんは、
(私が個人的に感じるに)
どちらかと言えば控えめで内省的な女性が多く、
自己啓発や感動系、癒し系、美容系、健康系など、
現在の自分に疑問を持ち、内面・外面から自分を磨き、
自らを輝かせたい主旨の講座には人が集まる感じがしますが、
「忘れ物をなくしたい」というのは、
現実的でちょっと合わなかったのかもね~
それと、忘れ物が多い人というのはタイプがあるように感じていて、
自分もそうだし知人もそうですが、
明るくてタフで外向的で、
あまりくよくよしない感じの人が多いですよね。
これはたぶん、忘れ物をさせている何かの脳機能と、
明るく外向的にさせている脳機能が同じものだからだ、と、
私は勝手に思っているんですが(笑)、
そうなるとやはり、奈良さんの会員さん達の雰囲気とは違うので、
やっぱりね、という感じはしました。
* * * * * *
その少し前に、私はある人に勧められて、
牟田静香さんという方が書いた、
「人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方」
という本を読み、
タイトルだけでこんなに集客が変わるんだ!と、
目からウロコだったので、
以後はそのあたりも熟慮するようになり、
今回は、「もう困らない!物忘れが無くなる三つのHINT!」としました。
(実際にはちょっと違いますが…)
「これがわかれば物忘れは無くなりますよ?」という主旨と、
受講したらどうなるか?という効果を表現して考え、
このタイトルでMIXIの友人もすぐに食いついてきてくれたのですが、
これがさ、思い切りヒットする人とそうでない人に分かれるのね~
どうやらそうみたいなのさ(笑)
奈良さんのところの社員で、
私との打合せ窓口になっている友人の知世さん
(40代前半女性/仮名)も、チラシを見てやっぱり、
「どんな内容かよくわからないから、
もう一度教えて」と言ってきました。
はぁ~そうか~。
私などは、
このチラシ(後述でリンク載せます)やタイトルを見ると、
講師が愉快なエピソードなどを引き合いに面白おかしく、
何かのノウハウやポイントを説明してくれるんだな、
と、進め方がパーッと見える気がしますが、
そうでない人もいるんだね。
知世さんは全然見当もつかないそうです。
なので、実際に会って、こんな内容の事をやりたい、と、
さわりだけを説明したところ、すごく「面白い!」と言ってくれて、
それで同じように気乗りしてない感じに見えた奈良さんに対して、
自ら強力にプッシュしてくれたのです。
ところが、このタイトルはやはり奈良さんにもピンと来なかったらしく、
あとでタイトル変えられちゃいました~(笑)
どんな風になったかというと、
「危機回避!物忘れしない快適生活術」
え~、なんか違う。
なんだか私の言いたい事とはズレている。
しかも漢字と熟語が多くて雰囲気が固い。
イメージがわかない感じ~…
チョイ納得しない思いもありましたが、
奈良さんの会員さんに向けて発信するなら、
奈良さんが考えたタイトルのほうが、
たぶんヒットするのだろうと思い、
これはそのまま使わせていただきました。
が、ちょっぴり不満もなくはなかったので、
チラシはこんな風にしました(爆)!
これを見たコーチ仲間のやぶきま(40代前半女性/仮名)が、
笑う、笑う!
「あんたさ~、こんなタイトルのひとつやふたつ、
パソコンですぐにパパパっと差替えればいいものを、
何をわざわざシールであとから貼っ付けたみたいにして、
これって思い切り、未練たらたらじゃんっ☆」
がはは、爆笑!はいその通り。おっしゃる通りです。
さすがコーチだ。あんたはエライ!あんたはスルドイ!(笑)
やってみて手ごたえがよければ、
またどっかでやるときのために(そのときはマイタイトルね!)、
このチラシを流用しようと思っていたので、
あまり本体を大きくいじりたくはなかったんですが、
いや~、スルドイ速攻の指摘に大爆笑でしたわ。
* * * * * *
さて、私の大好きなDiSCでは、
人の行動傾向を大きく4つに分類する考え方をします。
(※こちらの画像をご覧ください)
(あら、この画像の元サイトにはうちらのS師匠が載ってますね~)
この画像ではそういった表現はしていませんが、
要するに人って事実や結果重視の人と、
感情や人間重視の人と、大きく二つに分かれるんですよね。
私はDiSCでいうと「iD」で、
一番高いのは感情重視に属する「i」なので、
○受講中に自分はどんな感じがするか?what about me?
○どんな効果があって自分はどう変わるか?what about me?
○そしたら自分にはどんなにいい事があるか?など、
膨らんだイメージと自分の感情をリンクさせて物事を捉えます。
けれど奈良さんは仕事的にもデータや数値を扱う職業なので、
○これは一体何であるか?What is this?
○そもそもこれはどういう講座か?What is this?
○これによりどんな結果が発生するのか?
という観点で、事実重視で物事を捉えるのだと思います。
そしてたぶん、私が考案したタイトルには私のような人達が、
奈良さんの考案したタイトルには奈良さんのような人達が、
それぞれに集うのだと思います。
* * * * * *
これについてもう一点。
タイトルひとつ取ってみても、色々だなぁと思った私は、
10月に市民講師のひとりとしてボランティアで関わる、
大学向けの大きな市民講座イベントで、
自分がやろうと思っている講座名を、
その主催に関わっている学生さん3人に尋ねてみました。
内容はDiSCなどの"4つのタイプ分け"の考えをベースにした、
「自分を知る」「自分を好きになる」「自分の適性を探る」
ための講座にしました。
三人の方に候補をいくつか出して、
どれが好きか答えてもらったところ、
・明るく元気で親近感のあるAさん(女性)と、
・知的で控えめでクールビューテイなBさん(女性)と、
・ひょうきん理系のC君(男性)では、
まるで狙ったようにこちらの予想通りの分かれ方で、
内心ニンマリしていました。
元気な女性のAさんは、
「未来が花開く」というキーワードがヒットし、
控えめな女性のBさんは、
「自分を好きになる」や「方法」という言葉がヒットし、
理系男子のCさんは、
「心の冒険」「羅針盤」という言葉がヒットしたそうです。
元来の私は、「未来が花開く」だと感覚的にフィットしますが、
今回は私の直接の窓口であるBさんから、
自分と同じように、自分自身の価値や、
自己肯定に悩む学生さんが多いと聞いてBさんの意見を取り上げ、
「自分をもっと好きになる」という語句を入れました。
これね、当初のBさんの意見は、「自分が嫌いでなくなる」がいい、
というものだったんですよ。
でもそれだと、受講申込者は皆「自分が嫌い」という事がバレて、
足を運びにくくなると思ったので、
肯定的な表現を使い、「好きになる」ほうに、
変えさせていただきました。
それをお伝えしたら、Bさんからもメールで、
「あのあと、誰もが私のように自分を嫌いというわけではない、
と気がつきました」と返信が来ました。
そうね、こうやって、タイトルを話し合うだけでも、
お互いの違いを理解し合ういい機会になるし、
あれはあれで、ひとつの有効な、
学生さん達へのコーチングだったのではないかと思います。
そして対象に合わせて、タイトルを変えるというよりは、
逆に対象に合ったタイトルをつけて、
来て欲しい人を呼び込むという考え方で、
この先も工夫してみたいと思っています。
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