働きたくないっ!3~似た者同士
前回からの続きです。
私のコーチ仲間に、
ヤブキマ(40代前半女性/仮名)という人がいます。
植物のヤマブキではなく、ヤブキ マという変なニックネームです。
お互いに会社組織の中で働いてきた共通点があり、
性格は違いますが、
仕事への取り組みも仕事のスタイルも似ているので、
仲良しでありながら心のライバルでもあります。
本当は「矢吹真美(ヤブキマミ)」(仮名)というのですが、
先頭の4文字を取って、
某コミュニティで「ヤブキマ」と名乗っているので、
その愛称が仲間内で定着しています。
実はヤブキマと私は、「金がない!」仲間でもあります(笑)
私達はコーチ養成スクールの同期生ですが、
今までの修了生達の中で、
会社を辞めて独立したのは私と彼女の二人だけなんです。
だからいつもお互いが気になっていて、
私も 「むこうの状況は今どんな感じなんだろう?」と、
よく思っていたし、彼女のほうも同じでした。
そして最近、以前よりも合う頻度が増えて来たのは、
皆様のご明察の通り、互いに調子悪いからですよね(笑)!
共に、売り上げは全くないわけではないのですが、
(むしろパートさんや学生アルバイトさん以上の収入はありますが)
二人とも会社員としてそれなりのお給料をもらっていたので、
なかなかそのレベルに至らないことが苦しいわけです。
もし今まで専業主婦だった方がコーチ業を始めたというのなら、
無収入からのスタートなので10万でも15万でも大きな収穫ですが、
私達がその金額だと前の給料には追いつかず、
加速度を付けてお金がなくなってしまうということになります。
* * * * * *
その日も私とヤブキマは、
駐車場に止めた私の車の中で延々と話し込んでおりました。
その日は早朝勉強会で、それが終わったあとに、
彼女が通院している整骨院まで車で送っていったのですが、
まだ8時前で診療開始までには1時間以上もあったため、
私達は当然の流れとして、
そのまま車中で情報交換モードに突入したのでした。
いつもならそのまま彼女を整骨院で降ろして、
「じゃね」と早々に帰る私なのですが、
何度もお越しの方はおわかりのように、
私には持ちネタがありました^^
それはハローワークの職業相談員の紹介を受けて、
応募したことです。
そうです。私は結局応募したのです!
一度目のときはその場できっぱりお断りしましたが、
数日後に自宅に三雪さんから電話がかかってきたんです。
「あ、ぷらたなすさん?
この前の職業相談員の件だけど、
今日また一斉に募集が出たから電話したの。
そこってインターネット見れるよね?
今から求職番号を言うからメモしてもらえる?
そしてあとでネットで見てみて!
それで、いいのがあったら電話ちょうだい。」
電話のあと早速求人情報検索で確認して見ると、
合計4か所7件の相談員の求人情報のうち、
一瞬で心をつかまれてしまった募集がありました。
それは先の日記に何度も登場した、
親友のAnneちゃん(60代前半女性/仮名)が働いている、
松田(仮名)のハローワークで、
家から一番近くて場所的にもとても馴染みがあるところでした。
仲良しのAnneちゃんと同僚になるのは、
それなりに不都合もありますが、
中心部とは逆方向で、町から離れているので、
近くに安い駐車場が見つかれば車で通えそうだし、
何より月15日間という日数が私を強力に惹きつけました。
私は今の目標を捨てる気は全くありません。
だから固定的に雇用されて働きたくはないんです。
でも月15日の勤務だと、自分の時間がそこそこ取れます。
今もまばらに入っている社員研修の依頼にも対応できます。
前回のお話で、
スケジュールは自分で組めるとわかっていたので、
その募集を目にした瞬間に、
「これはいい!これだ!これしかない!」
と、思いました。
そこでその日のうちに早速連絡、
大急ぎで履歴書と職務経歴書を書き、
翌日窓口で三雪さんに申請、
三雪さんは、わざわざ私を庶務課まで連れて行ってくれて、
担当課長に直接引き合わせてくれようとしましたが、
あいにく課長は不在。
ですが担当の方に、
「この人私のコーチ仲間で、キャリアもあるし、
すごく仕事できる人だから、課長にもそう伝えておいてね」
と口添えをしてくれました。
私は、
(なるほど、相談員が知り合いだとこんなメリットがあるんだな)
と、思いました。
* * * * * *
ヤブキマと会ったのがまさにその翌日だったので、
私は彼女にこの話をしたくてたまりません。
起業仲間→停滞仲間→金欠仲間…
と、段々レベルが落ちている気がしますが(笑)、
自分のほうに具体的な進展があったことはぜひ話したいし、
もちろん優越感もあるし、
情報として参考にしてほしい気持ちもあります。
なので言いだして見ました。
「あのさ、私、今度働こうかと思って。」
そしたら彼女、
「えっ!実は私もそう思っていたの!」
あらら、そういう発想で動いて行くところまで同じなのね!
そういえば、今日はなんだか、
ヤブキマのほうも私に話をしたそうな雰囲気だったので、
彼女のほうも、何か進展があったのでしょうか…
え、むむむ?もしや?もしかして?
(私はこういうとき、異常に勘がいいのです^^)
私はヤブキマに言いました。
「ヤブキマ、私わかった!
今から私に話そうとしている話って、
ハローワークの職業相談員の話でしょ!」
「えっ!!!(絶句)
なんでわかるの?え、どうして?」
「だって私も、きのう応募してきたばかりだからよ!!(爆笑)」
「えーーーーー!!!うそーーーーーーーー!!!」
これは最近でここ一番の爆笑でしたね~
ヤブキマはCDA(キャリアカウンセラー)を持っているので、
その団体からのメールで今回の募集を知ったらしいのですが、
その話を聞くと、どうやら今回の職業相談員の求人は、
全国一斉に募集を開始した規模の大きい施策のようです。
確かに募集要項には、
[キャリアコンサルタント・産業カウンセラー資格があれば尚可]
とあったので、事前に情報を得たCDAの団体から会員に向けて、
「近々ハローワークでCDA資格者の大々的な募集があります」
みたいな文言でメールが配信されたらしいんです。
それを見たヤブキマは、「これは天の恵みだ!」と思い、
早速情報集を始め、直接ハローワークにも尋ねて、
そして応募を決意した、という話でした。
いやぁ~、笑っちゃうよね!
そうなの。
ふたを開けてみると、私達は、
いつもこうやって同じところをウロウロしているの(笑)。
* * * * * *
(ぷらたなす)
「…で、どこに応募したの?私は松田の月15日のやつ。」
(ヤブキマ)
「いや、私はまだ応募はしてないの。
でもやりたいのはもう決まっていて、
皐月原(仮名)の障害者窓口にしようかと思っていた。」
(ぷらたなす)
「え…でも、そっちってフルタイムじゃない?キツクない?
もしかしたら、コーチ辞めようとか思ってる?」
(ヤブキマ)
「(即答→)それは思っていない。
それは思っていないんだけど、
フルタイムだと給料が21万じゃない?(正確には213,400円)
それがね、ドンピシャ!で、
今、私が欲しい金額とまさに同額だったのよ。
私はこの21万という数字を目にしたときに、
これしかない!これは私のための仕事だ!
これは私のために用意された求人なのだ!とまで思ったよ!」
がはは!わかる、わかる、その気持ち。
そのあと私も自分の経緯を説明しました。
・私は現在失業給付を受給中であること
・でもハローワークから仕事を紹介してもらう意思は全くないこと。
・三雪さん(ヤブキマもよく知っている)の顔を見るだけの目的で、
三雪さん指名で職業相談を申し込んだら、
三雪さんがその仕事を熱心に勧めて来たこと。
・一度は断ったものの、今回の募集で「松田の15日」を見て、
「これしかない!」と盛り上がり、早速きのう申し込んできたこと。
(ぷらたなす)
「で、いつ応募するの?」
(ヤブキマ)
「来週あたり郵送で送ろうかな~と思って。」
(ぷらたなす)
「えー!!ダメだよ、そんな悠長な事を言っていたら!
意外に競争率高いんだよ?
人が多いときは期日前締め切りもありだってよ?」
私が申し込んだ松田の相談員は採用人数が2名でしたが、
すでに昨日の時点で6名の応募があるとのことでした。
応募が多い場合は早めに締め切ることもあるらしいので、
ウカウカしてたら、早々に締め切られちゃうかもよ?
(ヤブキマ)
「えっっ!!!ウソ、マジで?それ本当?」
(ぷらたなす)
「本当だってば!私は三雪さんに聞いたんだから。
ヤブキマも、今日すぐに書類を準備して、
明日にでも”直接”窓口に持って行ったほうが絶対いいよ!」
(ヤブキマ)
「がーん。私が電話で聞いた時には、
まだ誰からも応募はないと言っていたので、
自分では、『楽勝!申し込んだら私で即決まり!』と、
勝手に思っていたわ。」
(ぷらたなす)
「あ~ダメダメ。それっていつの話?
私はきのうの話だよ?
私のほうが2名枠で、私も入れたらすでに7人の応募なんだから、
たぶんそっちだってそれぐらいは人が集まっていると思うよ?」
(ヤブキマ)
「うわ~、すごくショック!
ねぇ、私も三雪さんに相談しに行ったら会ってくれると思う?」
(ぷらたなす)
「うーん、たぶん大丈夫だと思うけど…
ただこの前私も、今後もいつでも来ていいの?と聞いたら、
失業給付受給期間中の人が最優先と言っていたので、
やっぱり、事前に電話してから…」
(ヤブキマ)
「了解、わかった、わかった、すぐにそうする!
番号わかる?(←メモを手渡す)
あ、これね。(←これ、直通番号だから本人が出るはず)
都合のいい時間帯とか…
(それはないみたい。面談中でも電話には出てくれるよ?)
オッケー、このあと、今すぐかけてみるわ。」
そう。
このスピードが私達のお互いの心地よさなんですよね。
その後、ヤブキマは三雪さんにすぐに連絡をとって、
その翌日には履歴書と職務経歴書を三雪さんに提出しました。
ヤブキマが申し込んだ、障害者専門支援員のほうは、
1名の採用枠に対してすでに11名の応募があるとのことでした。
ということは、私のほうも同様の競争率だと思われます。
いや、私のほうは募集人数が2名なので、
もっともっと来ているかもしれません。
うーん、どっちにしても険しい道だなぁ。。。
(つづく)
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