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2009.01.22

人を見るときの自分の結論1

私はこのサイトと連動させて、
アメブロ(アメーバブログ)に目次だけのページを作っています。

「ぷらたなすのひとりごと」を久しぶりに更新したのを機に、
アメブロの目次のほうも整理し始めたのですが、
過去記事のタイトルを見ながら、
何を書いたのか思い出していると、
うわ~、あのときは色々なことが自分の中で未解決で、
本当に悩んだり困ったり、ストレスに感じていたんだなぁ、と、
すごく思います。

私は今は、「人に悩む」ということはあまりありません。

今は自分なりの結論を得たような気がしているので、
どんな人が現れても、それほど苦悩するような事は、
ない気がしています。

今日はその話しを書きます。

    *    *    *    *    *    *

やはり、自分の中で一番大きなきっかけになったのは、
「ミラーニューロンの話」で、
具体的には、別冊日経サイエンス「脳から見た心の世界3」
に掲載の「他人を映す脳の鏡」という記事です。
この記事は自分の考え方に本当に大きな影響を与えました。

日経サイエンスは翻訳記事がメーンの科学雑誌ですが、
今上記の記事の著者を見てみると、
元記事を書いたのは発見者の方達自身だったんですね。

ニューロンというのは神経細胞のことですが、
様々な神経細胞のうち、他者の行動を見て、
まるで同一の行為を自分がやっているのと、
同じように脳内で反応する神経細胞があって、
鏡のような活動をするため、
「ミラーニューロン」と名付けられました。

つまり、誰かがコーヒーを飲んでいるのを見たときに、
あなたの脳はまるであなたがコーヒーを飲んでいるのと、
同じように反応しているということです。
自分は全く意識していなくとも、
相手の行為が自分の脳内で再現されているわけで、
それを制御しているのがミラーニューロンということですね。

まだまだ確かなことはわかっておらず、
仮説と憶測が多いようですが、
多くの研究において、ミラーニューロンは、
目標と意図を理解する機能を持つ、と、
関連付けられているようです。
また、「共感」や「言語」や「自閉症」、
「心の理論」(他者の心の動きを類推したり、
他者が自分とは違う信念を持っているということを、
理解したりする機能)、「性差」などにも、
関連があると考えられています。

同誌の別の記事では、
ミラーニューロンと自閉症との関連性を取り上げていて、
実験の結果から、自閉症児はミラーニューロンシステムが、
うまく動いていない、と結論付けています。

私はこういったことの専門家では全くありませんが、
ニューロンの動きの活発や不活発に個人差があるのなら、
別に自閉症やアスペルガーではなくとも、
他人の意図の読み取りや共感力に、
生まれつきの能力差があるのは当然で、
人はロボットではないので、0か1かの世界じゃないよね?

指紋だって一人ひとりが皆違うのだもの、
もし脳の内部や機能する様子が、
通りすがりに外からも見えるのなら、
「あ、あの人はこうだから、
物事に対してこういう傾向の処理をする人なのね?」と明確で、
お互いの特徴の違いなんて、
問題にもならずにそれであっさり片付けられてしまうかもしれない。

ということは、それはつまり、
顔の作りや手足の形が一人一人違うのと同じように、
原則として個人の意思や努力で変えられないものなのでは?
とひそかに思うようになりました。

私はこれといって秀でているところは何もありませんが、
そんな私から見ても、
「相手がこんな風に思っているのがなぜわからないんだろう?」
と思ったり、
「こんな風に行動すればいいのにどうしてそうしないの?」
と思う人がたまにいます。

そして以前は、自社のスタッフを始め、そんな人達に出会うと、
首をひねったり、ストレスを感じたり、批判的になったりしました。
あるいは、指導したいと思ったり、実際に助言したり、
その人のためにも、なんとか直してあげたいと思い、
そういった努力もしてきました。

ですがもし、それらのすべてが、
生まれつきの脳機能の個人差と仮定すると、
それまで自分がしてきたことは、
茶色い瞳を持つ人に、青い瞳になれと言っているのと同じように、
「やろうと思ってもできない」
「言われても実際何をどうすればいいか全くわからない」
という指導だったのではないか?と思い始めました。

話は少しそれますが、
私が昨年認定資格をとったDiSCという人材開発の研修商品で、
「マニュアルを与えられたほうが実力を発揮する」というタイプや、
「物事を分析的に判断し相手の感情よりも事実とデータを優先する」
といういうタイプがあります。

たぶんそれらに属する人達の特徴は、
元々他人の感情を読んだり誰かに共感する因子が少ないため、
それを補うために自然に身につけてきた、
その人が幸せに生きていくための社会的スキルなのでは?
と感じたりします。
※この「少ない」という言葉を、
マイナスイメージで捉えないでください。
多い・少ないというのは単なる事実であり、
よい・悪いの感情が入った判断と混同しないように^^!

自分自身の感覚としては、
そんな風に考え始めると何もかも妙に合点のいくところがあり、
大人になっても態度の悪い人や、カチンと来る物言いの人には、
性格が悪いのではなく、
「それで相手がどう感じるか?相手がその人をどう思うか?」
を、私と同じ感覚では理解ができていないんだな、と思ったり、
頑固な人、融通が利かない人、配慮や機転のない人にも、
「今、自分が相手に対してどうすれば満足と思うか?」という点で、
周囲の感覚と共有ができないのだろうと思ったりします。

私の前職はコールセンターでのユーザーサポートですが、
お客様対応にも全く同じことが言えると思います。

また、私が感じている限りでは、
理数系が得意でそちらに高い能力がある方は、
外からは感情の起伏があまり見えず、人に対しても冷淡だったり、
または弁が立ちすぎて、
場違いに自己主張が強かったりすることが多いのですが、
「数学が得意」というのも、
物事を割り切って直接的に高速処理できるということなので、
感情を気にする優先順位は、思考的に低いのかもしれません。
そしてそれが逆に高い能力に結びついているのかもしれません。

そして今の私は、それを取り立てて悪いこととは思いません。
だって人がこの世に生を受けるときに、
神様が持たせてくれるお金は、残念ながら同じじゃないんだもの。
(えらそうなことをここで書いてる私にも大きな欠点がたくさん!)

ですが、一般的に考えると、
それが集団内で人間関係の摩擦やトラブルの原因になって、
責任者の私が改善を要請されることは多々あったし、
それには対応していかなければなりません。

それに、たとえ如才なくやれている人でも、
ご本人は不安を感じたり自身を失っていたり、
悩んでいる事が多いので、本音としては(冷たいようですが)
「その資質は基本的にこの先も変わらないし直らない」と伝え、
「なのでまずは自分自身でそれをしっかり認め愛し、今からは、
その資質に対してどんな作戦を立てどう生かすか?を考えて。」
とすべての人に言ってあげたいぐらいです。

自分にないものを持っている人に、
憧れや焦燥感を抱く必要はありません。
むしろ自分の特徴を誇りに思い、おおいに活用してほしいです。
なぜなら、世の中で実績を残していくのは、
他人の気持ちを理解して常識的に行動できる人達ではなく、
相手の反応にとらわれずに何があっても信念を実践していける、
いわゆる「読めない」人達だからです。

なのでこれを読んだあなたが、
「自分はまさにそうだ」と感じるなら、
あなたの欲しいと思っている世間からの愛は、
愛されるキャラクターにあなたが変わることではなく、
今のあなたがあなたのままで結果を出せる方法で、
実際に結果を出していくのがベスト!と思ってみるのも、
ひとつの脱出の仕方だと思います。

    *    *    *    *    *    *

さて、そうやって考えてみると、「もっと相手の気持ちを考えて」とか、
「職場で常に周りには気を配りましょう」などというアドバイスは、
そもそもの受け皿のない人達にはヒットしないケースが多く、
そこに多大な時間をかけるぐらいなら、
詳細に配慮されたハズレのないマニュアルを作ってあげたほうが、
より効果的かもしれないと思います。
(それも時間がかかりますけどね^^)

たとえば業務上の注意や行動に関する親身な助言に対して、
「そんな事は今まで教えられていない!」
「スタッフ手帳には一言も書いていない」と、
怒って反論するタイプの人は、
マニュアルに沿って動いたほうが精神的に楽で、
より正しく、より周囲に認めてもらえる行動ができる、
(なので心が安定し、安心できる)と考える人達なのだと思います。

その人達にとって"衆目の納得する"自己判断を求めたり、
「そのぐらいは自分で考えて行動しろ!」というのは、
迷いや不安を助長させ、
決定までに異常に長い時間をかけさせてしまうかもしれません。

私がここで言いたいのは、
そういった事を「ダメ」と思っちゃダメ、ということです。
それを頭から否定するのは、
自然なままのその人自身を否定してしまう、ということです。
それは暗に相手の現状にNOを突きつけ、
無理な要求を出しているのと同じで、
素直で努力家型の人なら頑張った挙句、
結局混乱して体を壊してしまうかもしれません。
それでは何もならないと思うんですよね。

コミュニケーションのあり方が、
異常に重視され過ぎている現在、
平均的な対人関係に一歩至らない人は、
人嫌いと言われたり、付き合いが悪いと言われたり、
本人もそう思われている状況は何となくわかっていて、
余計に頑なになっていたりします。

けれど平均以上のコミュニケーションが取れている人は、
自分を基準に物事を考えてしまうので、
「やらない」「できない」「わからない」という事に対して、
そちらのほうに理解が及ばず、
高い問題意識を持つ一生懸命なひとほど、
本人の資質に合わない間違った指導に走りがちです。
けれどそれは、相手の自己価値をますます下げ、
モチベーションまで低下させて、
あまりいい結果を生まないような気がします。

人が成長させていくためには、
相手を受け入れるばかりでなく、
適度な葛藤とプレッシャーの存在も、
必要不可欠だと思っていますが、
そのベースとしては、指導する側とされる側の、
人間関係の基盤がしっかりとできていることが条件で、
そのためにも、相手の素の状態に理解を示してあげるのが、
効果を上げる近道と考えています。

    *    *    *    *    *    *

大人は長い間掛けて自分と社会を適応させて生きてきており、
たいていの人は、今まで身につけたスキルを土台に、
お互いに理解しあって暮らしていますが、
その中身は、実はかなり人それぞれだと思います。

そしてその「差」が、
持って生まれた資質によるところが大きいのなら、
元々のそれは、その人自身のせいではないし、
親の育て方のせいでもないし、
キャリアが不足しているせいでもないと思うんです。
※ご両親との関係についてはのちほど別途書きます。

なので今の私は、人に大きなストレスがありません。
皆が「なんだろう?」と眉をひそめる人でも、
「あ、この人のこの特徴はきっとこういうことなんだな」と思ったり、
「じゃ、こうしてみよう」と思ったり、働きかけを変えてみたり、
感情的な負荷がない分、
冷静に論理的に対処できるかもしれません。

私の過去記事を見ると、
指導と育成に関する自分の苦悩の歴史のようでもありますが、
今はあの頃に比べると、
立っているステージが全然違う気がします。
でもそれは、自分がそう感じているだけかもしれませんけどね。

私は自分の書く文章があまり好きでないので^^、
今からそれらを読み返したいとは思いませんが、
タイトルを読んで思い出すスタッフの一人一人に対して、
今は自分なりの説明がつく論理的な納得があり、
それが私の心に大きな安定をもたらしているのだと思います。
 

 
 

 
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