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2009.01.23

人を見るときの自分の結論2

私の個人コーチングで診断済みのアスペルガーの方がいて、
その方の言葉が先日の研修のヒントになったと以前書きました。

「ぷらさん、アスペルガーはね、
たとえそれが自分の欠点でも、
きちんと指摘してもらうとうれしいんですよ。」

先日のセッションでその旨を伝えると、
彼女からその場で訂正が入り、
「その人が素直な人なら」という条件があれば、
だそうです。

あぁ、それは確かにそうだね。
数年前に頭を抱えて本やサイトを読みふけったり、
勉強会などにも出て状況がわかってくると、
「今思えばその傾向だったんだろうな」と感じるスタッフは、
長い間にそれなりの数になりますが、
いい人はどこまでもいい人で、素直で明るくて一生懸命で
”だけど仕事がなぜか普通どおりにこなせない”
という無念さがありましたが、
周りの人への関わり方が極端にヒステリックで
突然スイッチが入るように切れたり、
自分の正当性に異常ぐらい固執したりして、
大変扱いにくい女性スタッフもいました。
(彼女は契約終了後、「納得できない」と、
公的期間や相談所にくまなくそれを訴えて回り、
一時期会社にとって恐怖の存在でした。)

私はこれらは性格だけではなく、
ご両親との関係の違いもあるように思うんですよね。
私の目には、
少々至らないところがあったとしても、
お父さんとお母さんに愛されて、
きちんと存在を認められて育った方のように映り、
精神的に安定していて人付き合いもよく、
人に愛される要素を持っているように感じました。

逆にそうでない方達は、
不安定にならざるを得なかった何かの要因が、
今までの中にあるんだろうな、と感じるに至りました。
自分の正当性の主張や、他人への批判や嫌悪が極端なときは、
そうなるに至った過去の歴史もあるのかな?と。

ここ数年はあっという間に情報が多くなって、
ネットで調べればたいていのヒントが得られる現在ですが、
その当時は全く性格の異なるAさんとBさんとCさんを、
なぜ自分が同じようにアスペ系と思うのか自分でもわからず、
自分で自分の感覚をうまく説明できない、
正体不明の苛立ちがありました。

が、今は性格ではなく、
物事の受け取り方(認知)の共通性と思っていて、
たぶん自分でも無意識にそこを見ていたのだと思います。

昨年参加した発達障害の勉強会で、
講師の杉山登志郎先生が、
「発達障害の人が事件の当事者になるのは、
あれは完全に養育と教育の失敗例」
とお話されていて、個人的に納得がいき、
意を強くした思いでした。
もちろん親対象の講座でしたので、
あえて極論をお出しになったのではないかと思いますが。

私も少々屈折しているところがありますが、
「存在を認められる」「肯定される」「評価される」「愛される」
という親子関係での無意識の充足感は、
自己基盤の強さと精神の安定に必要不可欠で、
大人になってからのバランスの悪さは、
大きな割合でそこに原因があるように感じています。

    *    *    *    *    *    *

さて以前、お客様対応中に突然キレるスタッフさんがいて、
リーダーにも仲間達にも、
「彼は爆弾を抱えている」などと言われていましたが、
私は彼をアスペルガーとは感じませんでした。
何もなければ非常にいい対応をするし、
話していてもずれないし、きちんとキャッチボールできます。

ですが、周りの人には馴染めず、友達がいないんですよね。
苦しそうな表情で朝から机に臥せっていたり、
普通とはちょっと違う雰囲気を持っていたりして、
「怖い」「気持ち悪い」という女性陣もいました。
ですがネット上ではアクセスの多いサイトの管理人として、
人気者なんです。けれど、
そこで見せるユーモアや洒脱なジョークとは裏腹に、
現実では大きな落差を感じました。
(このブログのお客様には以前、
「それはどれにも入らない広汎性発達障害では?」
と言われています。そう言う分類があるそうです。)

その彼がお客様対応中にキレるのは、
どうやら条件が同じときみたいなんです。
私が見ていて感じたのは、
・自分の不得意な分野の話を、
・訳知り顔の鼻持ちならない男性ユーザーが、
・理屈っぽい物言いで高飛車に物を尋ねてきて、
・論理的な矛盾を鋭く付くような質問を
・彼に浴びせかけるとき
ですね。

彼はその条件のときに発火するようでした。

やがて彼は体調不良で休みがちになり、
企業側に何度勤怠を指摘されても改善されず、
最終的には昨年の年明けの退職したのですが、
あとから聞いたところ、お父さんがスパルタ的に厳しい人で、
水泳とか逆上がりとか、できないとわかると徹底的にさせられて、
怖かった、が感謝している、と。
数学などもわからないとわかるまで勉強させられた。
が、それも感謝している、と、こんな風に言っていました。
半端じゃなかったみたいですが、本人は、
「お陰でできるようになったので、感謝している」って
言うんですよね。

でも私は、「あ~、彼が対応中に突然切れるのは、
それが再現されることへの不安と精神的な防御なんだな…」
と、個人的に合点がいった気がしたものです。

いろいろ読んだりすると、抑圧と言って、
自分の辛い記憶にフタをして、
なかったことにしてしまう心の機能が、
人のにはあるようですが、不安やストレスによる体調不良は、
それが原因であることが多いと指摘してあるサイトもあり、
文章や言葉にしてひとつひとつを思い出して、
現実の自分ときちんと対応付けをして、
理屈でカタをつけていくのがいいということです。

    *    *    *    *    *    *

女性でも、真面目で明るく能力があって、
心から期待していたスタッフさんが、
突然会社に来れなくなったり(まさかの短期終了!)、
前述の男性と全く同じで、安定したお客様対応ができず、
攻撃的な物言いをしてクレームとなり私が呼ばれるなど、
いいと思って入れたスタッフが突然崩れ、
あるいは想像もしなかった致命的な欠点が明るみになったり、
100人以上も人がいれば、普通の人たちの中に、
いろいろなスタッフが点在するわけですが、
こちらとしては人選を見誤った後悔だけが強く、
売上的な心配もあって、下支えに必死になるわけです。

なので、脆さを感じる人がその脆さを強く見せ始めたときには、
「自信を持って」と励ましたり、いいところをマメに誉めてあげたり、
やるべき事は全部やってきように思うのですが、
今思えば、それだけで改善されるという考えは無理な話で、
彼ら・彼女達が元気になっていくためには、
今のその人自身を見ての表面的な励ましや評価よりも、
もっとじっくりいろいろな話を十分聞いてあげて、
その人が自分で何かに気付いて主体変容していくような、
きっかけを作ってあげたらよかったと思います。

だって脆い人というのは、ちょっと水を向けると、
必ずと言っていいほど親子関係が出てきます。
精神的な強さ・弱さも体質的に人それぞれかもしれないので、
一概にそうと決め付けるのは危険ですが、
それにしてはヒット率が高い。いや本当に多いです。

本人に風変わりなところがあって親が嫌悪するのか、
または親のほうが変わっていて極端なキャラなのか、
またはそのどちらもあるのか、それはわかりませんが、
肯定されている自分を感覚的に実感できない子供時代を送ると、
大きくなってからいろいろなところに影響が出て、
時に攻撃的になったり、時に防御的になったり、
安定した気持ちで対人関係が結べずに、
人嫌いや対人拒否的な言動が出たり。

または逆につながりを求めて相手に隷属的にだったり、
反論を一切しない極端なYESMANになったり、
言い訳ばかり延々と連ねる人になったり、
拒否されないよう不自然に笑顔を絶やさないジョーク人間、
になったりするのでしょう。
元々の性格以外のところではね。

なので私、感謝の言葉や、存在を肯定する言葉が、
全体的に足りなかったな。。。
「いつもありがとう」「助かっています」
「あなたのお陰で○○になりました」
彼らや彼女達は、肥料よりも水が欲しかったんだと思う。

    *    *    *    *    *    *

非正社員の現場では、
キャリアアップの転職というよりは、
学卒で就職した会社でうまくいかずに辞めた、
消極的転職の人の割合が少し高いので、
どこかにちょっと困難さを抱えた人も、
たぶん普通の会社よりは多いんじゃないかと思う。

そしてそれが他より目立つのは、
やっぱり電話の仕事だからなんだよね。
そう。対人スキルとコミュニケーション能力が重視される、
人が相手のしゃべりの仕事だからです。

1日PCに向かっているオフィスワークと違い、
誰かの話を聞き、様々なお客様の意図を読み、
最善の表現で言葉を組み立て相手に伝える、
という作業を終日やっている仕事だからです。
そしてあるときは怒られ、あるときは感情をぶつけられ、
脆い人には負荷の高い仕事です。

しかも今まで自分は普通だと思ってやってきた人でも、
その部分に子供時代の親子の歴史が絡んでいる人は、
体調を崩したりストレスで仕事が嫌になったりします。

私は、「脆い」「弱い」という事実に、
批判的な思いを強く持ったことはなかったけれど、
単に性格の問題と片付けていて、
タフそうな人を選べばいいのだ、と思っていました。

けれど実際はそう見えても予想外の結果になると、
企業には大きな迷惑をかけてしまい、(特に一ヶ月以内の退職)
大きな苦情や強いお叱りで自分が非常に辛い思いをするので、
「絶対入れない」「絶対入れない」という気持ちでばかりいましたが、
こちらの効果的な働きかけと適切なサポートで、
就業続行していけるのなら、お願いしてもいいかな?
と最近は思うことがあります。

間違っているかもしれませんが、
今は数日研修をこなすと、どの面に弱さがあるのか、
大体雰囲気でわかることが多いので、
それを「よくない事」とは捉えずに、
まずは話をしてみて、「こんな風に見えるけど?」と、
ソフトに聞いてみたりします。

こちらが相手の短所にNOの気持ちを持っていなければ、
相手も案外、本音を言ってきてくれたりします。
そうやって自分がどんな自分であるのかお互いに共有して、
同じテーマとして持っていれば、
その事実だけで案外人は強くなれる気がします。

今日は今までの自分の結論の2として、
人の脆さについて書いてみました。
 

 
 

 
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