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2008年2月の4件の記事

2008.02.13

カズオ君、署名に挑戦!

私のアドレスは、PCもPHSも同じものにしています。
なので、メールを送るとPCにもPHSにも届くし、
ウェブ(ウェブメール)からも確認できるし、
同じメールに対してPCから返信しても、
PHSから返信しても、職場でこっそりウェブから返信しても(笑)、
統一された同じアドレスで、
送信先に届くように設定しています。


が、モバイル持ち込み禁止の職場を出て、
街中で手元のPHSから連絡をしているのに、
PCからのメールだと思われて、
いいタイミングで即レスが来ないと困るときがあるので、
PHSからの送信であることをわかってもらうために、
以下の署名をつけています。


----------------
ぷら田 茄子
willcom WX310K
PHSからの送信です
----------------


機種名等は別に入れなくてもいいんですが、
なんとなくデザイン的に、(何でもいいので)
アルファベットを入れたかったんですよね^^
これ、コーチングでクライアントさんと待ち合わせするときに、
なかなか都合がいいんですよ。
これだとすぐに返信が来ますもの。


で、ある日、
それを見たうちのご亭主のカズオ君(50代前半男性/仮名)が、
「いいな~、これ~。
前から気になっていたんだ。
いったいどうやってやるの?」


彼はデジタルと精密機械にメチャメチャ弱く、
「返信」という機能があることを割と最近知った人です。
それまでは、メールが来ると、
返信を「新規作成」でアドレス帳から作っていた人です。


「あぁ、これ?署名っていう機能があると思うから、
それを使うのよ。」
一応、
「ほら、そっちの携帯だと、ここ!、ここ!ここで設定するの。」
と、教えてあげる。


すると早速本日、職場からノリノリのメールが来た。
彼からの一発目のメールは以下。


なし
これはカズオの携帯だよ~ん


「は?これのどこが署名なの?」と返信。


どういう意味?
これはカズオの携帯だよ~ん


「もしかしてこれが署名入りのメールなの?」


そうだよーん。
これはカズオの携帯だよ~ん


…やってられん。。。
誰が見たって、こりゃ本文の一部だ。。。
誰もこれが"署名"とは思うまい。→即電話


    *    *    *    *    *    *


翌日。


「あのさ…」 と私は一度言葉を呑んで、
「あのー、あれじゃ、
 署名なんだか本文なんだか全然わかんないだけど?」


「え?そうかな~…」


「ほらー、見なさい。」 とPHSに届いたメールを見せる。


「あ、そうか。飾り罫がないので区別がつかないんだ。」


「そういうこと!別に飾り罫じゃなくて、
名前の前後に絵文字や記号を入れるとか、
結構、私の友達は可愛いのを自分で考えて使っているよ?」


「おー!そうか。」


---午後、亭主、夜勤に出勤---


亭主から以下のメールが来た。


今日は雪でしたが思ったより
速く会社に着きました。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
このメールはカズオからの携帯
からの発信で決して迷惑メー
ルではございませんので安心
です!即レス出来ない時は多
少遅くなっても大丈夫です。レ
スが来るまで待ってます。心配
しないで下さい!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

(↑名前以外はマジで原文のまま)


なんじゃ、こりゃー???(苦笑)


「はい、よくできました。
でも、長くね?
しかも文章はこれでいいわけ?」 と返信。


おかしいなぁ~、子どもたちにもメー
ル送ったけどレスがない(^_^;)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
このメールはカズオからの携帯
からの発信で決して迷惑メー
ルではございませんので安心
です!即レス出来ない時は多
少遅くなっても大丈夫です。レ
スが来るまで待ってます。心配
しないで下さい!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


あったり前じゃん、私も子供達も、
君からのこういったメールにお付き合いする事には、
毎回、最高に辟易しているのだ。
だいたい父親が息子に、
「今日は思ったよりも早く会社に着いた」
って、用事もないのにそれだけのメールを送るかい?
はっきり言って、みんな忙しいのだ。
特に長男は仕事中だ。


夕飯時、夜勤に出た亭主のいない食卓に、
「なんだよ、あのメール?意味わかんない。」 と、
異口同音に次々と息子達が帰ってくる。
「俺なんて、迷惑メールとか書いてあったから、
オヤジ、またなんかやばいことやらかしたんじゃないかと思って、
用心して返信しなかった。」と、長男。


だよなー(爆)!


(次男に)あんたは?


「俺は、『あぁ、かまって欲しいんだな』 と思ったから、
一応、『よかったね』 って返しといた。」


だよなー(爆)!


我が家における亭主からのメールは、
迷惑メールならぬ、"迷惑なメール"としてのステータスを、
すでに十分確立しているのです。


ちなみに、本日の署名は、
以下のように変わっていました。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ぷら田カズオ 職場から堂々とメールしてます。レスもどんどんOKですよ。待ってま~す。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


あーもー、改行入れんかいっ!!!!
 

 
 

 
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2008.02.09

質問されるのが苦手な人

前述の男性の次に面接した、
智恵美さん(20代後半女性/仮名)は、
前の男性とは違って、
非常に想像力の際立つ人だった。


どんな質問を投げかけても、一瞬考え込んだ後、
オリジナリティのある素晴らしい回答が、
その人自身の言葉で返ってくる。


思考を探って材料を集め、
組み立てて統合して自分の言葉に乗せている頭の中の手順が、
私からも明確に掴むことができて、
「この人はすごくいいオペさんになるかも!」と直感した。


契約会社の一次面接担当がつけた評価は低いんですよ。
「話し方がスローテンポで垢抜けない。少しトロそうな感じ」
などと書き込んである。


いやー、でもたぶん、全然違いますね。
話すスピードが遅いのは確かに少し気になるけど、
スーパーのレジの班長だったというのは納得できる。
たぶん、気配りのアンテナを四方に伸ばせる人だと私は思う。


面接から戻った私は担当の細川さん(30代後半女性/仮名)に、
「いい人でした~。即決でいいと思うよ?」と告げた。


「え?ホントですか?
なんかイマイチな感じじゃなかったですか?」


「うーん、一見そう見えるけど、
オペレーターには、メチャメチャ向いていると思う。
最近にない大型新人さんだと思う。」


「そんなもんですかね。よくわかんないけど。」


ま、そりゃ私だってわからないよ。
失敗も間違いもこれからだってたくさんある。
でも、こういう判断って、良くも悪くもポリシーが肝心で、
私が個人的に好かないと思う基準で、
物事を決める人がもしいても、
それが何もない人よりはずっと明確で、
公平な感じがする。


    *    *    *    *    *    *


さて、智恵美さんの事前研修。


思ったとおり明るく察しのいい人で、
業務的なスキルに欠ける部分も、
現場ではあまり問題にならないだろうと思った。
こういう人は物事の核心を掴むのがうまいので、
失敗しても怒られてもそこから上手にヒントを、
見つけていけそうな気がする。


でも、ちょっと、お話が長いですね~。
質問に対して、二言三言で済む話が、
結構長く続いてなかな終わらない。
せっかくのいい話も、後に続く長めの補足説明で、
かすんじゃうのでもったいない。


「智恵美さん、お話は簡潔なほうが、
インパクトがあってわかりやすい時のほうが多いよ?」


「あぁ、私、話、長いですよね。
なんかきちんと相手に伝わっているかどうか不安になって、
ついたくさん説明をしちゃうんですよね。」


「智恵美さんは、
一度にたくさんの考えが一気に浮かぶ人だから、
それをすべて語り尽くしてしまわないと、
気が済まない気持ちになると思うけど、
それを全部言っちゃったら長くなって焦点がボケるから、
これからは短くコンパクトにする意識したほうがいいと思うよ。」


何のこたぁない^^。
これは私が自分自身に言っている事なのだ(笑)。
だいたいこのブログにしても、なんでいつもこう長文なのさ?
それはこの内容が全部、自然に心に浮かぶことだから。
狙って長く書いているわけではなく、
ある出来事への心象風景を思うままにサラサラとスケッチすると、
こんな感じになっちゃうのよね。
だから彼女に抱いた好感は、
実は自分に似ていると感じた自己愛なのかも知れない。
(というか、↑こういうセンテンスが余計なのだ(爆)!!!)


「あぁ、確かに。でも誰でもそうですよね?」


「いや、それが違うのよ。例えばこの缶を見て?
これ、中にタイマーが入っているんですが、
これを見て感じたことを全部言ってみて?と言われたら、
智恵美さんは結構いろいろ話せるでしょ?」


Timer1


Timer2

「えぇ、まぁ。」


「でも、そうじゃない人がたくさんいるの。」


「え…そういう人は何て言うんですか?」


「『それは缶です』 かな。」


「えー(キャハハハと笑って)、やだー!うそー!」


「いや、ホントだって(笑)!
または、『熊です』 とか。」


「ホントですかぁ?(笑)」


「本当よ。だからこれを見せただけで、
いろんな事が頭に浮かぶ人は、
私は電話の仕事には向いていると思うんだよね。」


そう、本当にそうなのよね。
ただし、話が少々しつこい上に、
そそっかしいミスをする人が多いから、
そっちのほうのトレーニングが必要なのよね。
(もちろん、アッシの話ですわ(笑))


ちなみに前述の缶入りタイマーは、
むき出しだとバッグの中でピコピコ鳴ってうるさいので、
私が缶に入れて持ち歩いているものです。
智恵美さんならまず、「タイマーがなぜ缶の中に?」
と、真っ先に首をひねるだろうと私は思う。


    *    *    *    *    *    *


さて、午後からは智恵美さんと、
質問&回答をそれぞれ10秒以内で延々繰り返すトレーニング。


すると意外な事に気がつきました。
本当に微妙な違いなんですが、
彼女、他の新人さん達と違って、
質問する側のほうがトークが滑らかなんです。
質問される側になると少しテンポが落ちて間が空きます。


あれ?なんでだろう?


「智恵美さん、今思ったんですが、
質問されるよりもするほうが得意?
なんだかお話の感じが少し違う気がする。」


「あ、はい。そうなんです。」


「じゃ、どこが違うの?」


「そうですねぇ…うん、はい。
質問するときのほうは、
回答を聞くとすぐに次の質問が浮かぶんですよ。
でも、質問されるときは結構ドキドキしているかもしれません。」


「ドキドキ?」


「はい。いったい何を聞かれるんだろう?と思うと、
ちょっと怖いですね。」


「いやだ、トレーニングだもの、
そんな、人生の深遠に触れるような深い質問はしないわよ(笑)」


「えぇ、でも、やっぱり、なんか、不安です。
言われてみれば私、
聞かれるよりも聞くほうが楽かもしれません。」


は~そうなんだ~。なるほど。
私もそうなんですが、
人の話を聞くと勝手にいろいろな事が浮かぶので、
そこから材料を掴んで投げ返せばいいのですが、
智恵美さんの場合、何かを尋ねられるという事は、
自分が試されているような気がするんでしょうね。
実際はそういうトレーニングじゃないのですが、
自分の思いを外に出すことよりも、
自分に向かう感情を処理するほうが苦手なんですね。
ふーん、これまた初めてのタイプのオペさんだなぁ。


今回は時間がなくて、あまり立ち入った話もできなかったけど、
そのうちもっともっと仲良くなったら、じっくり話をして、
いろいろな事を聞いてみたいな。


    *    *    *    *    *    *


智恵美さんの前日に研修した、
佐緒里さん(20代後半女性/仮名)は逆に、
「質問するほうが苦手」と言っていたけど、
彼女の場合は、過去に仲間外れにされた経験があって、
自分から他人に係わり合いの手を差し伸べるのが怖いんだって。
また、何か聞こうと思っても、「こんな事聞いていいのかな?」
と、そのたびに無意識のうちに思ってしまうんだって。


電話対応の仕事は、電話の向こうのお客様と、
柔軟にコミュニケーションを取っていく仕事でもありますが、
それを難なくこなせない人の背景には本当に様々なものがある。
生まれつきの資質もあるし、家族環境や育てられ方もあるし、
中にはどうしても普通の対応ができずに職場を去る人もいる。


私達はそれがうまくこなせない人に対しては、
研修をしたりトレーニングをしたり、
ときには指導や注意をしていかなければならないのですが、
それは表面上見えているような、
事柄だけのせいだけではないと思うので、
育成担当としての私は、複雑なんですよね。


「事務的」「不親切」「傾聴力がない」「共感度に欠ける」
「話がかみ合わない」「会話になっていない」など、
私達はなかなか成長していけない新人さんや、
苦情や問題の多いオペレーターさんを、
そのように評価して"注意・指導"しますけど、
それが本当にいい事なのかどうか、
たとえば、よりよいお客様対応のために、
当然と信じ切って強力に進めていいものなのかどうか、
最近の私は少し首をひねったりするんですよね。


ユーザーサポートの仕事は、給料も今ではさほど高くないし、
たいていが非正社員の現場で、身分も不安定。
だけど実は誰でもできる仕事でもなく、
内容は結構高度です。


なのにここで実績を積んでも、
それは社会的に認められているスキルにはならないし、
もしこの仕事が好きでずっと続けようと思っても、
それはある意味、世間的な「負け組」の道を選ぶことでもあり、
もっとこう、ここから転職していく人達が、
いいステータスになるような道がついていればいいのにな、
と、最近はすごく思います。


反面、ここで仕事がうまくいかなくたって、
それはあなたの人格を否定するものではない。
気にしちゃだめ。そう一人一人に声をかけてあげたい。


だって、みんな、苦手を自覚しつつ、
毎日一生懸命頑張っているのだから。
仕事ができる人も、できない人も、
もっとよくなろうと思って、
奮闘している過程が素敵じゃないですか。
 

 
 

 
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量ってほしいんですが^^2

その翌週は新人さんの現場入りがあった。


うちの会社からの新人3名と他社からの新人が各一人ずつと、
合計5名がこの日現場に入ったのですが、
当日はあいにく担当の三上主任が有給。


「朝から忙しいので自分は無理。
当日は三上主任の代わりに、
案内してこのフロアまで連れて来てよ。」
と、別な主任に頼まれていた私は、階下のホールへ。


うちの会社の新人達は、本来は企業常駐の現場担当ながら、
同じ契約会社の私が立会い者も兼ねるので営業は来ませんが、
通常は新人と営業担当が、
スーツ姿で並んで壁際の椅子に腰をかけ、主任とか課長とか、
その課の担当正社員が来るのを待っている。
クライアント企業の正社員かどうかは、
ネックストラップの色分けでわかる。


私はそんな場に降りていくわけなので、
ちょっと気を遣って、「この人達がそうかな?」と思う女性二人に、
「○○社の島谷さん(←スタッフ名/仮名)ですか?」と声をかけた。


「はい…そうですが…」
営業担当と思われるほうの人がすぐに立ち上がった。
(ストラップの色を見て怪訝そうな女性営業担当…)」


「あ、申し訳ありません、実は現場で総括リーダーをやっている、
桜カンパニー(仮名)のぷらたなす、と、申します。
本日は三上がお休みをいただいておりますので、
代わりに私のほうで、皆さんを職場までお連れします。
一応契約会社の者ですが、他社スタッフさんも合わせて、
現場担当者として全体を見ているものです。」


「あぁ、そうなんですか。
今回お世話になるこちらの職場は桜カンパニーさんが、
協力会社側のスタッフ総括をされているんですね。」
といいつつ、名刺交換。


○○社さんは、長年の馴染みで「同じ釜の飯」的付き合いの、
ほかの他社さんと違い、
最近人を入れ始めたお付き合いの浅い会社なので、
顔見知り担当者同士のツーカー、あるいは阿吽の呼吸、
あるいは暗黙の了解、とはいかないわよね。
言葉は悪いが、自社のスタッフを入れる職場を牛耳っているのが、
他社の人間なんて、実際には嫌な感じがするだろうな。


そんな事を思いながら少し談笑した後、
次に私は少し離れた男性の二人組に声をかけた。
「△△社の富田さん(仮名)ですか?」


すると営業担当の男性が、とんでもない!と言った風に、
「違います!違います!」と、大げさに手と首を振った。


え…見るからにそれっぽいのに違うの?
じゃ、別のフロアに入る新人さんなのかな?
私と○○社の営業担当者の話は聞こえていたと思うけど、
そわそわしている風でもないので、じゃ、ホントに違うんだな。


彼らはこちらを全く気にせず、熱心に何か話し込んでいた。
よくみたら、新人と営業担当のペアではなく、
何かの商談をしに来た業者にも見える。
うん。あの慌てた手の振り方は、
「間違えられたら困る!」という感じだったものな。
本当はそうだったのかもしれない。


さて、時計を見ると、あと5分で約束の時間。
スタッフの初日はどの会社も早めに待機しているので、
通常、5分前に揃っていないという事はない。
何かあったんだろうか?当日のドタキャンとか?
そのため本日の△△社の現場入りはキャンセルで、
それで人が誰も来ないとか?
(うちでも稀にあるので笑えない)


私は一度フロアに戻り、主任にその旨を告げて、
「もう5分待って来なければ、上に連れてきますから」と言い残し、
また階下に下りた。
が、待っても一向に来ない。そろそろタイムリミットだな。
これ以上待つと朝礼に間に合わないし、遅刻になる。


「はい。それでは本日から、
三課のビジネス向けグループでお仕事を始める皆さん、
ただ今から職場に移動しますが、
携帯電話と私物を持ち込まないよう、
まず最初にロッカールームにご案内いたしますので、
このまま着いて来て下さい。
営業担当の方は、ここでちょっと待っていてくださいね。」


少し大きな声で一同を集合させると、
先ほどの男性がやおら立ち上がり、
時計を見ながら少しウロウロした後、
意を決したように携帯電話を取り出した。


えー、やっぱり君達、△△社さん達なんじゃないのー?


確かめようと思って私は近付き、こう尋ねてみた。
一度、迷惑そうに拒否られているので慎重、慎重^^、
「あのぉ、どなたか待っていらっしゃいるのですか?」


「はいっ。ミカミさんを待っております。」


部署も肩書きも言わずに、
いきなり「ミカミさん」とストレートに個人名を出されたので、
私は、「なんだ~。やっぱり業者の人か~」と引き返しながら、
「え!!!ミカミ?ミカミ?三上主任?うちじゃーん!!!」


もう、なんだよー、この人ー!!


「あのぉ、もう一度伺いますけど、
△△社の富田さんですか?」


「は?」


私は来たら手渡す予定でずっと手に持っていた名札を見せて、
「富田信二さん!こちらのご担当の方ですか?違います?」
と、ちょっと語調を強めて確認した。


「え…(あんた、誰?←心の中はたぶん、こう(笑))」


「私は三上の代理のものです。
先ほどから何度かお呼びしているし、
ずっとお待ちしていたんですが?」


お待ちしていたも、何も(笑)、
こんだけの人数が朝早くからスーツで集合し、
ホールはいかにも新人さん達の現場入りって感じなのに、
自分達はとは一切無関係のごとく熱心に延々と話し込み、
しかも呼びかけても「違います!」とムッとしたように手を振り、
「それじゃ集合してくださーい」と叫んでいるのに全然こっち見ない。
気にするそぶりが全くない。


(というか三上主任は当日不在と各社に伝わっているはずなのに)
(当日は複数社から新人が入ると、伝えているはずなのに)
その唯我独尊の独自路線はいったいなんじゃー?


そして、「来ませんね~」「来ないですね~」と、
すぐそばで皆が心配そうに、
何度も入り口まで見に行ったり戻ったりして探しているのに、
まさにそこにいる当の本人達が、
自分達が探されている認識が全くなく、
その上そんなバタバタしている私達を尻目に
(有給で休んでいる)三上主任への確認のために、
携帯電話を取り出すとは、その行動は、いったいなんじゃー!!
(というか彼が連れて来たスタッフも何となく同類に見えますが?)


私はもう、ビンビンとすぐに、
「あー、この人もしかしてAS傾向の人だ~」と感じてしまい、
思わず苦笑いしたくなりましたよー。


ごめんね、△△社の赤城さん(仮名)。
悪気がないのはわかるけど、
ほんっと、おかしくて、今思い出しても笑える!
「三上さんが迎えに来る」
と、あまりにも強く思い込み過ぎていたので、
周囲で何が起ころうが、自分達を探している様子だろうが、
全く関係のないことだと思っていたのよね(笑)?
周りを気にする気持ちが、そもそも全くなかったのよね?


    *    *    *    *    *    *


新人さん達が職場でひととおりの挨拶を終えて、
全員で研修室に移動した後、
ようやく落ち着いた私は、
赤城さんの会社から来ている、
錦戸ちゃん(30代女性スタッフ/仮名)に話しかけてみた。


「ねぇ、お宅のさ、赤城さんてさ、なんか…
面白い人だね?」


「あ?会いました?」


私は今朝の一部始終を話した。


錦戸ちゃんは、おなかを抱えて笑ってくれた後、
「そうなんですよー、変な人で仕事できないので、
私達かなり困っているんですよー。
何か聞きたいことがあって電話しても、
話しが思い切りかみ合わないし、
この前も有給の件について問い合わせたら、
何度話しても回答が同じで、
しかもそれが私が知りたい事じゃなくて、
全然関係ないことだったので、
『あぁ、もう、いいです!わかりました!』って、
こっちからさっさと電話、切っちゃいました~。
私から電話が来なくなったので、
向こうは、解決済みって勝手に思っているんじゃないですか?
それ、違うから(笑)。もう、相手にしてないから(笑)。」


私は、そういう体質で、よく営業続けているなぁ…と思うのですが、
逆にスタッフの皆さんと一日一緒にいるわけじゃないし、
営業なので、会社にもずっといないし、
そういう点で微妙にやっていけてるのかもしれませんね。
でも、方々からの苦情が絶対多い担当さんだと思うよ。
△△社のスタッフさんの間でも有名な話らしい。


けれど、上山君の退職の時には、
とにかく激しく厳しく辛らつで、
お酒の席で主任や課長を捕まえて、
「あんな人をなぜ辞めさせないんですかっ?」
と毎回一時間以上もしつこく絡んだ錦戸ちゃんが、
この営業さんに対しては他人事のような割り切りだね。


結局、個人の第三者評価なんて、
自分にとってのデメリットの大小だけで、
相対的なものだよなぁ…なんて思う。


さて、ここ数ヶ月は、あまりユニークな人との出会いもなく、
それについて書くことはほとんどなかったのですが、
それらしき人に出会うとやっぱり反応してしまうところがあって、
どうしても一部始終を書きたくなってしまう私でした。


本当は、違う話を暖めていたのに、ごめんなさい。>なごふくさん
 

 
 

 
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量ってほしいんですが^^1

1月下旬のある日、私は二人の応募者と面接をした。
一人は30代男性、もう一人は20代女性。


30代男性は少し話してみてすぐAS傾向の人だなぁ…と思った。
お話がかみ合わない感じではないが、
夢や希望や抱負や考えを尋ねても、
自分が経験した事実しか話さないので、
電話の向こうのお客様の状態をイメージして捉え、
それに向かって回答を付けていく、
ユーザーサポートの仕事には、向かないかな、と思った。


「風変わりに見えますけど、話してみるといい人ですよ?」


そんな一次担当者の前振りで面接コーナーに向かうと、
メガネがちょっと曲がってます。


先ほど、同僚の細川さんが私が出て行く前に業務説明をして、
「やっぱり変わった人かも~」と、首をかしげて戻って来た。
「なんか、急に紙を広げて、
面接の時の人の配置を書き出したんですよ。
今も書いてます。普通の人だと思ったのに~。」


彼には申し訳ないが、「だから言ったじゃない?」と、思う。
何年も何人も人を見ていると、ある種のAS傾向の匂いって、
履歴書や職務経歴書をさっと見ただけでも、
個人的に感じてしまうときがあって、
「この人はちょっと…」と首をかしげても、
周囲には"考え過ぎ"で片付けられること多し。

少し前に交通事故に合ってしばらく入院していたとかで、
今回は復帰の応募という事だけど、
自分がAS傾向を感じる人って、
交通事故を経験している人がとても多い。
それもダメージがかなり大きいやつ。


最近の私は、「事故で仕事を辞めた」 というこの一言には、
「ん?」と過敏に反応してしまう何かがある。


大学院を出ていて、前職は大手プロバイダーの正社員。


どういういきさつで辞めたんだろうね。
ご本人の申告なんてあまり当てにならないので、
私は毎回真剣に耳を傾けておらず、
今回も忘れてしまったのですが、
私が最近いつも尋ねている、
私達の職場(コールセンター)のイメージを描いてもらい、
「今、目の前に何が見えますか?」と、その内容を問うと、
「ラックが見えますねぇ」(え…ラックですか^^)
※ラック→サーバーラック(たぶん)


Server_rack


「コールセンターなので今回は電話のお仕事です。
想像して見えた景色に電話はないの?」


「あ、電話。電話ですか?電話は、手にPHSを持っています。」
(え…PHSなのね…)


Phs


「今、今回のお仕事を想像して、
その中であなたがもし困っている事があったとしたら、
どんな事で困っていますか?」


「PHSで電話しているのに、担当者が捕まらなくて困っています。」


うーん、実際過去にそういう仕事をしてきた人なんでしょうね。
たいていの人は、「CMみたいにヘッドセットをつけた人が、
PCに向かって並んでいて…」と、話すんですけど、
彼のコールセンターのイメージ?って、ラックとPHSなの?


たぶん質問の意図がよく理解できなかったか、
またはとっさに浮かんだ想像がそれだったか、
いずれかだと思うけど、
電話でのお客様対応の前線は、
そこがスムーズにつながらないと厳しいものがある。
それは、業務的なスキルとかマナーとか言葉遣いとか、
そういったこと以前のお話なんだよね。


「えーと、私達の仕事を通じて世の中がよくなるとしたら、
将来どんな仕組みをお客様に提供できればいいと思いますか?
空想でも今は不可能な事でも構わないので、
自由にお話ししてみてください。」


「そうですね、IPv6の時代になって、
家電にもひとつひとつIPが振られて、
家電同士で通信できればいいですね。」


(って、それは巷で普通に言われているお話だなぁ。)
「それじゃ、それによってあなた自身は、
自分の暮らしをどう変えって行きたいですか?」


「携帯電話を通じてネット接続できればいいですね。
携帯同士が基地局を通さずに直接通信しあうというか…」


私はチラッと職務経歴書に目をやった。
前職での担当部署はまさにIPv6関連の部署で、
会社の契約担当の同僚の女性達が聞いたら、
「とても知識が豊富で、詳しくて、
夢のあるかっこいい事を言っている優秀な人」
と、思うかもしれないけど、
結局これも、それまで関わってきた仕事で、
周りが言っている事を自分も言っているだけなんだろうなぁ
と、ふと思ったりする。


私はこの方はお断りした。
いい人ではある。素直で話好きで人懐こい。
でもね、ちょっとやっぱり、アンテナに反応するものがあるかな。
結局優秀じゃなくていいんです。普通の人で。


ですが、「普通の人がいない」
これが契約会社各社の共通の合言葉になっているような、
現実が今はあります。
 

 
 

 
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