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2007.10.27

今日、何を得たいですか?

コーチングの勉強を始めて半年が経ちました。


当初は仕事に生かせるノウハウを学びたいと思い、
初めて銀行から自分の名前でお金を借りて、
思い切って申し込んだスクールでしたが、
段々、これはメシの種になるのでは?と思い始めました。


今の私はプロコーチを目指して、日々研鑽中?なのですが、
お金をもらってコーチするのがプロコーチという定義ならば、
現在のぷらたなすはプロコーチという事になります。


スクールのプログラムは、
元々がプロを目指す人のためのものなので、
実際にクライアントを探して期日まで3人にコーチする、など、
実践的な宿題が毎月出ます。


これは結構しんどい課題なので、
最初は「げげげ…」と思いましたが、
今後も同じ課題が出続けるのならば、
行き当たりばったりでその場しのぎのクライアントなど頼まず、
最初から有料で長期間継続してコーチングを受けてくれる、
本物のクライアントさんを獲得していけば、
この先自分が楽!と思いました。
(あくまでも自分が"楽"するため(爆)!)


そのうち段々、私が本来持っているセールス魂が刺激され、
今の私は新規獲得に燃えちゃったりしているのですが、
現在のアタクシは週に3~4日程度は、仕事が終わった後、
その方達に定期的なコーチングをしている状況です。


でも、今はまだ友達や仕事関係の人オンリーね。
やがていつか、きちんとした料金できちんとした営業を、
開始できればいいなぁと思っています。


    *    *    *    *    *    *


さて、そのクライアントさんの中に、
由美子さん(40代後半/仮名)という、
高校時代の同級生がいます。


同窓会の役員仲間でここ数年交流があった人なのですが、
同窓会総会への参加の声がけや役員への勧誘で、
自分自身がとても苦労したので、
「人に何かをお願いするのって大変だよね?」と、
共感を持ってコーチングを了解してくれました。


なんせ、私の初期のの頃の私のお誘い文句は、
「資格を取るためには、三ヶ月以上コーチした人が、
5人以上いないと試験を受けられないの!(本当)
ぜひ私の練習台になって!!(でも有料(爆))」
だったので、気心の知れている友達や上司は、
説明を聞いてみんな快諾してくれたという状況があります。


ところが規定の5名のクライアントさんを確保して、
これですっかり調子に乗っていた私に、
大きな課題が出てきました。


十分説明はしたつもりだったのですが、
「お付き合い」的な誘い方をしてしまったせいか、
この由美子さんに関してだけは、
毎回のコーチングセッション
(コーチングの本体。コーチとクライアントのディスカッション)
が、段々行き詰ってきたのです。


由美子さんは(そうとは知らずあとで聞いて驚いたのですが)、
お金に何不自由の無いとても裕福な人で、
かなりの金額を自分で自由に動かせる人だったんです。


彼女の仕事は公務員なのですが、
ガツガツしない安定した性格の持ち主で、
特に逆らう事も無く敬愛する親の敷いたレールに乗り(本人談)、
いいご主人といい息子さんに恵まれ、
今も自分の暮らしに大きな不安や不満はありません。


何かに焦ったり何かを渇望する事も無く、
何にも憧れず、何をも目指さず、
日々の小さな悩みや気がかりはあっても、
それを気になる重要な問題とは全然思っていませんし、
そんな自分を疑問に感じたりする事もありません。


本人も何度か
「ごめんネ、アタシって、
全然コーチングの勉強にならないでしょ^^?」
と謝ってきたように、確かに私から見て何の不足もなく、
現状をとても幸福と思っているので、それ以上の夢もない、
そんな感じの人なんですよね。


なので継続してコーチしていけるような、
本人に取っての重要なテーマが見つからないんです。


やりたい事や、なりたい自分とか、
悩みや困っている事は本当に全然ないの?
そう思った私は、それに関して何度か、
コーチとしての質問をしてみたのですが、
なかなかいい反応が得られません。


結果的に定期的なコーチングセッションは、
何をどうコーチしてもあまり実のないものに終わってしまい、
彼女のほうも、せっかく次回までの課題をお願いしても、
「あー、あれ、ごめん、やってない…」
と、お互いに段々意欲も緊張感も薄れてきて、
私もわざわざ出かけて行くのが億劫になってくる始末。


コーチというのは、クライアントから感謝されたり、
コーチングセッションがクライアントに響いている、と、
実感できる手応えがあってこそ意欲も増してくる仕事なので、
どこか沈滞気味のコーチングは私に取っても不本意で、
ラストまであと一回というときに私は考え込んでしまいました。


このままじゃ、時間をかけるだけかけて(しかも微々たるが有料)
何の成果も得られないコーチングになっちゃう。
それじゃ由美子さんに申し訳ないし、
せっかくなら「やってよかった!」と思って欲しいし、
ぜひそう言われたいよね。


でもこの時点で私に残された時間は、わずかあと二回!
この二回で起死回生の一発大逆転なんてできる?
うーん…そのためにはいったいどうすればいいんだろう。


取り合えず今日は、こんな事をやってみようか?などと、
事前にいろいろ策を練っていたりしたのですが、
待ち合わせのファミリーレストランに、
彼女が現れたのを見たときに、ふと、
こんな質問が思い浮かびました。


「今日は何を得たいと思ってここに来ましたか?」


それは先日、所属している協会の勉強会で、
海外でも本を出している講師の方が、
受講生である私達に向かって投げかけた質問でした。
彼(マツダミヒロさんと言います。
たぶん30代前半の若い方です。
事業としてのここよりもこちらのほうが有名かも!)はそのときに、
「実はこの段階で今日の成果が8割方決まったも同然なのです」
と、おっしゃいました。


そう。目的意識のない行動は効果を呼び込まないのです。
由美子さんにコーチングセッションの時間を、
自分のためになる貴重な場と思って欲しい。
そのためには、再度の意思確認が必要なんだよね。


無意識にそう思った感じたは、
あまり深く考えずに彼女に同じ質問をしてみました。


「えーと、今日は由美子さんに、
始めに伺いたい質問がありました。
由美子さん、
あなたは今日、何を得たいと思ってここにきましたか?」


「???」


「言い換えれば、今日お持ち帰りしたいのは何?という
質問です。」


「え…、持ち帰りたいもの?うーん…」


由美子さんは一瞬考える間が空いた後にこう答えました。


「そうですね、自信を持ち帰りたいです。」


「自信?今日は自信を持ち帰りたいんですね。
なるほど~。ではそれはどういった自信ですか?」


「自分がもっと強くなって、
言いたい事を言える人になるための自信です。」


「そうなんだ、強くなるための自信が欲しいんですね。
そうすると今は自信が自分に不足しているので、
言いたい事が言えない状況なんですね?
では今の由美子さんは誰に何を言いたいのか、
ここでもう少し詳しくうかがってもいいですか?」


※他人行儀と思われますが、コーチは、
コーチングセッションと日常会話を切り替えてもらうために、
親しい間柄であっても時間中は敬語を使い、
それなりの話し方を心がけます。


私がそう尋ねると、彼女は、


・皆さんに提供している組織のホームページがわかりにくく、
 自分としては「これじゃダメじゃん!」と思っている事。


・声を大にして担当者に直接そう言いたいのですが、
 自分はエクセル・ワードで書類を作る事はサクサクできても、
 そういう事に関する知識が皆無なので、
 もし反論されても論理的に対抗できず、
 それをとても悔しい、と思っている事。


・現在は何もかも業者任せの丸投げホームページらしいのですが、
 オーダーを出す人に客観性とセンスが無いので、
 その人が担当でいる限り、ホームページが変わる事は、
 ないんじゃないか、とさえ思えてくる事。


 ・どこまでがプロじゃないとダメで、
 どこまでが自分達でできるものなか、
 そこさえもよくわからないので、結局言いたいことがあっても、
 押し黙ってしまう事。


こんな話がこの段階になって初めて出てきました。
そして…


・ぷらさんのところみたいな民間の職場に比べたら、
 うちの職場なんてパソコンに詳しい人がひとりもおらず、
 パソコンに関わる話になると誰もがやりたがらず、
 みんなが口をつぐんでいる事。


・学歴はとても高い人が多いのに、
 専攻科目だけを専門に大学で学んできた人達ばかりなので、
 外部の人が思っている以上に専門職の人達は世間知らずで、
 職場のPCスキルは最悪、
 PCができる=(イコール)仕事が出来る
 に等しい評価が当然のようにされている事。


・ホームページ関することばかりでなく、
 自分の仕事としては言葉でくどくど説明するよりも、
 パソコンにプロジェクターをつないで、
 複数の相手に一回でプレゼンテーションできたらいいと思うが、
 何をどうやったらいいのか全然わからず検討もつかない事。
 そんな風にホームページ以外にも、
 できたらいいと思うことがある事。


そして…


・そういったITコンプレックスが、
 自分の劣等感や弱みやストレスになっており、
 自分がこうしたらいい、と思うことを適宜誰かに伝え、
 職場で自分の地位と自信を深めていくためには、
 ITスキルが必須と思っている事。


・こんなど素人の私でも、
 職場では「できる人」の部類に入っているので、
 今の自分がさらにそのスキルを磨けば、
 もっともっと発言権が増し、
 やりたいと思っていることをもっとスムーズに進めることが、
 できるのでは?


と、強く感じている事などが一気に噴き出してきました。


あー、そうだったんだ。。。
なんでそれをもっと早い段階で、
彼女から引き出せなかったんだろう。
これはやっぱり自分の力不足で、
コーチとしては不徳の致すところ、ですね。


「それじゃ今、真っ先に何ができたらいいと思っている?」


「ホームページ!
えーと、まずはホームページビルダーの使い方!」


「え?それってどこまで?」


「どこまでも何も、私そういうのって全然わからないから、
詳しい人がよく口にする"ビルダー使えば簡単じゃん"
という意味さえもよくわからないのよね。
ねぇ、わかる?それってどういう意味なの?」


「ごめん。じゃちょっと聞くけど、
ホームページビルダーって自分で持ってる?」


「やーだ、持っているわけ無いじゃん。
あれってすごく高いんでしょう?」


「いや、そうでもないけど…
同じものに何かを組み合わせて二社から別々に出ているけど、
最低限のものだけでいいなら、
本体だけで1万しないように思ったよ?
私もこの前、新しいやつ買ったし。」


「え!!うそ!マジで?そんなに安いものなの?
私、10万円ぐらいするのかと思っていた!」


「あはは、そんなにはしないよ~(笑)。
あ、じゃさ、勉強したいのなら、
買って自分でいじってみるのが一番と思うんだけど、
今それを持っていないのはなぜ?」


「え…だって、んーと、何?
インストールっていうの?
そういのもよくわかんなくてすごく怖いし、
あ、ちょっと、ちょっと、それに、
職場で使うのに家にある必要はないですよね?」


(内心、「へ?」…と思いつつも、顔には出さずに)
「あ、そんな風に思ったからなのね。
なるほど、確かにそうだよね。
そうすると、職場でバリバリ使いこなせるようなって、
ホームページが自力で作れるぐらいの知識が、
自分の仕事上の強みとして欲しいんだよね?
もし私だったら、自分への投資と思ってすぐに買って、
自宅でいろいろいじってみると思いました。
今、そうなっていないのは何を障害に感じているの?」


「あー…
とにかくそういう一つ一つがわからな過ぎて、
ひとりでは何もできないんです。」


「ご主人は?」


「あはは。あの人は、私以上にそういう事のできない人で、
パソコンに関してだけは、絶対に自分のほうが、
上を行っている強い自信はすごくあります。」


話を聞きながら、私はふと思いました。
由美子さんに現実的に必要なのは、
コーチングではなくて、パソコン指導者なんじゃないかしら?


「ねーねー、今聞いてみて思ったんだけど、
由美子さんにひとつだけ、提案させていただいてもいいですか?
このコーチングを対面から電話に切り替えて、
もう少し継続してみませんか?
というか、コーチングではなく週一回のPCサポートを、
私から受けてみませんか?
私、今の仕事がユーザーサポートなんで、
初心者に電話でいろいろ教える事に関してはプロです。
週一でどんな質問もできる専属のITコーチ(私(笑))を雇って、
PCスキルをあげてみない?
その代わり、もしそう希望するなら、
今度はきちんとした料金をいただいた上で…
という事になるけど、それでもよければ。」


結果としてそこから話は一気に進み、
彼女はコーチングを継続してくれて、
しかも今までとは違うお値段で、
正式にITコーチをお願いされる運びとなりました。


彼女はお話の間中何度も、
「そうなの!こういう事がしたかったの!
引き出してくれてありがとう!
私、今日のコーチングが一番楽しい!」
と言ってくれました。
それが私の忘れられない宝物になりました。


    *    *    *    *    *    *


客観的に考えて、初心者向けのサポートしかできない私が、
"ITコーチ"などと切り出すのは、大変分をわきまえず、
おこがましいが強い話だと思います。


ですが、世の中には同じように思っている人がたくさんいて、
パワーポイントが何かさえ全くわからない人にとっては、
私でも教えてあげられることが膨大にあると感じたんです。
これは自分の今後の大きなヒントにもなりました。


帰り際、由美子さんは人が変わったように明るい表情で、
「希望が出てきた!」と喜んでくれました。


そして、PCも古いので新しく買い換えたい、
本も買ってまず自分で勉強してみて、
わからないところを週に一回ぷらさんに質問したい、
とも言いました。
来たときとは別人の由美子さんがそこにはいました。


コーチというのは相手のニーズを引き出す仕事でもあります。
力不足でなかなかそれをできずにいましたが、
「あなたは今日何を得て帰りたいのですか?」
このたった一言の質問で、
状況が劇的に変わったのを実感し、
問いかけひとつで結果がこうも変わるものか?…と、
今更ながらその面白さを体感した私でした。


目的意識。


何かをするに置いてそれはとても大事です。
それを相手に高めてもらうためには、
出会い頭にそれをきちんと尋ねて、
それを改めて強く再認識してもらう事なんですよね。


小さなサクセスではありましたが、
自分に取ってとても勉強になった、
先週のある日の出来事でした。
 

 
 

 
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コメント

お久しぶりです・・

フム・・・なるほど・・・

ここはとてもよいHPですよね・・・

雰囲気のよさ、文章のわかりやすさ、くるたびになにか、必ずお持ち帰りできる・・・

そういう意味合いでは、すでに、ぷらさんのコーチングはベテランの域に達しているようにも思うんだが・・・

これからも~ガンガッテくださいませ・・

ふれー~( ̄▽ ̄~)(~ ̄▽ ̄)~ふれー♪

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電気さん、こんばんは!思いもかけずうれしいコメントをいただき幸せです!ありがとうございます!年齢が40代後半なので(笑)、人生はベテランですがコーチングはまだまだです。コーチングって事実を尋ねるよりも、「もしそうだったらどうしますか?」みたいな、今起こっていないことや仮定の質問のほうが機能するので、読み返して反省していたところなんですよね。由美子さんのビジョンをさらに明確にするため、「それができたらあなたはどんな気分がしますか?」「真っ先に何をやりたいですか?」などという問いかけがなかったので、次回はもっと頑張りたいです!応援ありがとうございます!
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 またまたご謙遜を・・

    ホントニも~ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

 >年齢が40代後半なので(笑)、人生はベテランですがコーティングはまだまだです。

 って・・・人生についての「なにか」を学ぶ時間が長ければ長いほど、他者との会話では、自然に「コーティング」の域に達していると思うんです・・・

 その自然に達した「域」を「閾」に変えることがタイセツなことだと思うんですよ・・・

 きっと、ぷらさんなら、「先生のコーティングのおかげです」って言われるようになれますよ・・・


 今から、その時が楽しみですね(^ω^)ρ
 記事を楽しみにしています・・

で・・余分なことかも知れませんが・・・一言・・気をワルくしたらごめんなさい。

 「差」を観ることだと思うんです。見るでも視るでも診るでも看るでもいいんですが・・・

 その「差」をミラレルようになった時に飛躍的に伸びてゆくと思います・・

 と、言っても次は 「教祖」 になる!
  ・・・・とかはなしにしてね・・・

 じゃ・・・
  
 またね・・・(^o⌒*)/

 

 

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電気さん、こんばんは!たびたびありがとうございます!そしてアドバイスも大変参考になりました。私がいただいた助言を自分なりに咀嚼すると、「差」というか「違い」かしら?いい事でも悪い事でも好感が持てても違和感を覚えても、同じ人にそのときだけ感じるいつもとの違い、同じ人にあるときから感じる成長としての違い、ある人に感じるほかの人達との違い…そんな様々な「違い」を常に意識できればいいですね!さて今日は継続してコーチしている2人のクライアントさんが、念願かなって新規顧客を獲得した事がわかりちょっとシアワセ~♪でも、コーチは道に気づかせてあげるだけで、あくまでも「答えはあなたの中にある」なので、自分の手柄とはゆめゆめ思うな!と、私のコーチに注意されているので自慢しない事にします(爆)!!←という言い方の自慢?(笑)あはは~!ま、いいじゃん。ね!
----------------------------

こんばんは、霞です。

コーチング、もし近所であったならば私もお願いしたいくらいです。
何年も同じ仕事をしていると、保守的になってしまい、
らの気づきやスキルアップ意欲も低下していっているような気がします。

まだまだ修行が足りませんねぇ・・・

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