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2007.10.27

支持的風土

次男の就職が内定し、
今、我が家はちょっとした安堵感に包まれています。


いろいろと事情もあり^^;、
次男にはすでに家族がいて、
実は夫であり二男の父でもあります。
それでいて21歳の高校生(定時制)でもあるのですが、
これでようやく、
今はお互いの実家で別々に暮らしているファミリーが、
どこかに居を構えて一緒に暮らせる目処がついたと思うと、
(たぶん)普通の高校生の内定以上にほっとする部分があります。


結婚して子供もいて、
年齢も普通の高卒よりもずっと年上の21歳なのに、
次男のために奔走し、企業に掛け合ってくれた先生や、
気にせずに採用を決めてくれた内定先には、
本当にありがたいお思いが尽きません。
この場を借りてお礼が言いたいです。ありがとうございます。


長男のほうの教員採用試験は…
たぶん今年もダメだろうなぁ。
地元では何百人という応募者に採用がたった8名(!)らしく、
そちらはすでに不合格だったのですが、
もうひとつ受けている他県のほうも、
倍率が異常に高くて厳しい状況。


幸い一次試験は通ったので、今は二次の結果待ちなのですが、
たとえ受かっても、例えば来春の欠員補充で採用が決まるとか、
スレスレかイマイチ足りないラインなのではないかと思います。


長男は今、市のスポーツ施設の嘱託職員をやっていて、
施設を利用しに来る人にトレーニングメニューを考えたり、
プールの監視や備品の貸し出しなどをやっているのですが、
その仕事には期限があって二年間しか働けないんです。
そういった事もあり、二年でダメなら教員はあきらめなさい、
と言っていて、本人としても納得してそのつもりでいるので、
来年がラストチャンスです。


でも、彼に今の倍率を突破できるぐらいの、
ずば抜けた優秀さ?はない感じがするので(笑)、
最終的にやりたい事に合っていて、
生きがいを感じられるような仕事について欲しいなぁ、
なんて親は思ったりします。


    *    *    *    *    *    *


さて、久しぶりに前段が長くなってしまいましたが、
今回はその長男が茶の間に置き去りしにしていた、
教員過程の教科書から拾った話です。


えーと、茶の間に置いてあった長男のその本を手に取り、
何気にパラパラとページをめくってみたら、
あるところにこんな事が書いてあり、
それがふと目に付きました。


    (前略)
 一方こうした冷え冷えとした風土ではなく、暖かい風土のことを、支持的風土と呼ぶ。
 指摘的風土は、その名称の通り、仲間の間にお互いを支持し合う雰囲気があり、暖かさを感じる事ができる風土である。したがって、支持的風土を持つ学級では、自分の考えや思いを素直に出せること、お互いのコミュニケーションがスムーズに行われることなどが特徴となる。さらに、児童・生徒の活動に、自発的・創造的な活動が見られやすいことや、お互い内に助けある協同や相互扶助の活動が見られやすいことも特徴となる。学級経営をうまく行うためには、いうまでもなくkの支持的風土を学級の中に作り出す事が必要となる。
(ミネルヴァ書房:個性をひらく特別活動/相原次男・新富康央編著 より)


支持的風土の反対は、防衛的風土と言って、
仲間の間に恐れや不信といった雰囲気があり、
攻撃的でとげとげした感じの風土という事です。
学校は組織のシステム上そういった風土になりやすく、
そこから誰もがそこに所属したいと思う集団への変容は、
自然発生的に起こることはほとんどない、とあり、
以下、学級作りのための教師の役割などに触れていくのですが、
私は、なるほどと思うところがあり、
自分の仕事に置き換えながら読み進めていました。


私の職場はまだまだ旧来からある人への寛容さや
暖かみが残っており、
前職でひどい人間関係の中でやってきたような人からは、
「こんなに親切にしてもらってありがたいです」
と、感謝の言葉をいただいたりするのですが、
それでも7年間という年月をずっと見ている私にとっては、
人の気持ちが厳格で、
よりナーバスになってきているような気がして、
それってどうなんだろう?と思ったりするわけです。


例えば私の目から見て大きな問題もなく、
1年後には必ず一人前のいいスタッフさんになる、と、
確信できるような人でも、
最初の段階から、「あれができない、これもできない」と、
周囲に潰されてしまいそうで、
私はそこに気がかりを感じながら見ているときがあります。
本当はそこで潰れない強さも、
仕事に対する向き・不向きのうちなのですが、
そうは言ってられない傾向の昨今、
瀬戸際の人をどう救い上げるかが鍵になる事も多いわけです。


もし前述のように、
特定の誰かが意識を持って強力に関わっていかないと、
ここに所属し続けたいと思う集団(準拠集団というそうです)と、
支持的風土が維持できないのなら、
今の仕事の現場は学校と同じように、
何もしなければ自然に防衛的風土になってしまうシステムを、
持っているのかもしれません。


    *    *    *    *    *    *


さて、ここで話は横にそれますが、
先日私は何年かぶりにバスに乗りました。


普段、自分の車やJRしか利用しない私には、
久しぶりのバスは様々な変化が物珍しく、
またバス停の名前も運行経路も、
以前とはかなり変わっている事が今頃初めてわかり、
あとで家族からおおいに馬鹿にされたのですが(笑)、
もっとびっくりしたのは、(これも家族から笑われたのですが)
停留所や信号待ちで運転手さんがいちいちエンジンを切ること!


いや~、これはかなりびっくりでした。
びっくりというよりも、一般ドライバーとしては、
エンジンのOFF/ONなど、
そんな短い時間に頻繁にしたくないものなので、
「何よこれ?」と思い、
一人しか乗り降りせずちょっとしか止まっていない停留所や、
交差点で停止してすぐに信号が青に変わるようなときでも、
その都度ブルルンとエンジンのかかるのが少し不快だったし、
地球には優しいけど人には優しくないかなぁと思ってみたり。


「アイドリングストップ」の標語は巷でよく見かけるし、
世の中の流れとしてバス会社がそういった施策をとる事も、
仕方ないと思うのですが、
(ていうか、本当に環境と経費節減に役立っているのかしらね?)
ここで私は、
「そんな風に運転しろ、と、もし自分が言われたら、
それはとっても嫌な事だなぁ…」と思ってしまいました。


新しいルールがひとつ追加されるたびに、
気に食わない事を強いられるケースも多いのですが、
そこに抵抗感があってなかなか身に付かなかったり、
飲み込みの悪い人やすぐに順応できない人は、
注意され指導され、自分の評価の下がる機会が、
またひとつ増えてしまうんだなぁ、とも思ってみたり。


そしてどんどん決まり事や手順が増えていく、
現代の仕事の煩雑さを思い
「仕事の現場」は窮屈になるばかりだなぁ…などと、
バスの運転手さんに対しても、
どこか気の毒な思いを抱きました。


    *    *    *    *    *    *


さて、私達の仕事(ユーザーサポート)でも、
お客様を相手にする商売として、
CS的な意識の高まりや個人情報保護の観点から、
ひとりひとりが気をつけなければいけない事柄が、
以前と比べて山のように増えてしまいました。


その結果、何をとってみても、
最大限に業務に向いている!という、
ほんの一握りの「最適な人」以外の人達は、
何がしかのNG部分を周りから細かく指摘され、
どこかに仕事や職場に対して安らぎや自信を感じられず、
集団の中で「受け入れてもらっている」という安心感を、
持てずにいるのも事実です。


ところがそこに対しての感度を下げた場合、
今度はお客様の不満が高まり、
苦情が入ったり様々な場で批判されたり、
品質や企業イメージが低下してしまいます。


集団の中に優劣があるのは当然で、
今のように全員が「優」である事を望まれるのは、
排除的な職場カラーをつくり、
また運用として無理があると思うのですが、
そうも言っていられないジレンマが常にあります。


そんな中でこれからの私に何ができるのか、
結構いろいろ考えますよね。


取り合えず。


いつも批判を恐れ人の目を気にして自由闊達に振舞えず、
いい事を考えているのに発言や提案もできずにいる人達に、
仲間だからお互いに「楽しいこと」、
仲間だからお互いに「うれしいこと」、
仲間だからお互いに「心地よいこと」を、
実感できる場をもっともっと提供してあげたいな。


人と人が関わる事の素晴らしさ、面白さ、豊かさを感じて、
自分が今そこにいる必要性と自信をつかんで欲しいですね。
そしてこの職場でこの仕事をしている幸せを感じてもらいたい。


今からの私はそこに積極的に手出しをしていくのが、
最後の自分の使命かな?なんて思っています。
なーんて、ちょっとカッコ良すぎかしら?(笑)
うふふ。
 

 
 

 
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