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2007.09.16

そいつは誰にも救えない

二ヶ月前のある日、
「すみません、ちょっとご相談したい事があるんですが…」
という呼びかけで、私は嫌な予感を抱きながら、
夕方を過ぎて人影もまばらになった別の階の休憩室に、
上山さん(30代前半/男性スタッフ/仮名)と二人で向かった。


自分のフロアは24時間稼動の職場なので、
いつどこに行っても人がうろうろしている。
休憩室も常に誰かがコンビニ弁当をパクつきTVを見ている。


別階は通常勤務のフロアなので、
17:30を過ぎるとほとんどの人が帰ってしまい、
休憩室の明かりも消されている。
私はドアを開けパチンと電気をつけて、
階下から同行してきた上山さんに席を勧めた。


「相談がある」というのは、悪い知らせの予告である。
たいていの場合、退職の意思表示で、
しかも退職希望日まで一ヶ月を切ると言うルール違反の要望だ。
上山さんは最近勤怠が悪く、遅刻や欠勤が目立っていたので、
私はいよいよ退職の話かな?と、ひそかに腹を据えた。


ところが話の内容は全く違ったものだった。


続きはこちらです。

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.ビューティフルヒューマンライフ」カテゴリの記事

コメント

ボダ子って、ボーダーな子?境界性人格障害ってやつですかね?
昼ドラなんかで、周りの人間を振り回すめちゃくちゃな人が、そのタイプっていうイメージなんですが若干違うかな?
AS×ADHDカップルというより、共依存関係のような気が。
私も、そういう関係なら、別かれたほうがお互いのためな気がします。
彼女のほうは、http://www.cap-j.net/ こういうところにまかせて、彼は、生活を立て直すべきですよ。
文章化して、表にまとめた簡単な、将来のプランとかもたせると違ってこないでしょうかね?
お客の前では、仕事スイッチをきちんと入れて、<笑顔>で接客するなどの、ルール付けを厳格にするとなんとかなってこないですかね~。
ほんとは、行ってる病院で、そういう訓練してほしいですよね~。
ぷらさん大変!

----------------------------
あ、うん。AS×ADHDカップルではないです。彼女も基本的に分別のある明るい人のようなんですが(じゃなきゃ、上川君は惚れないだろうな(笑))、何かでスイッチが入ると普通じゃなくなるみたいです。私も共依存だなぁって思います。

>文章化して、表にまとめた簡単な、将来のプラン

あ、それ、いいですね。ASさんとはあまり思っていなかったので視覚化させてもらったことは、確かにないですね!文章力の非常にある人なので、文でまとめてもらうのもいいかもしれないですね。でもなぁ…"理屈でわかっていても体がついていかない"のが大きな特徴なので、時間をかけて自己基盤が強化されればいいんだけどね。

>ぷらさん大変!

あはは、全然大変じゃないです。ご本人に対しては、状況を理解してマメに傾聴してあげれば少し軽減するのはわかっているんですが、問題は周囲の人達のストレスと精神的な負担をどうやって緩和してあげるか、なんですよね。本人は自分の事で頭が一杯ですが、周りの人は気を遣ったり怒りがこみ上げてきたり、ものすごく大変なんですよね。なので、どこかで何かの判断を下さなきゃいけないタイミングも出てくると思うんです。
----------------------------

お久しぶりです。
いつも読ませていただいているAS当事者?(未診断なので)です。

>上山さんみたいなタイプの人と面談して、
毎回常に感じるのは、未来…つまり今より先のことに対して、
本当に絵柄としてのビジョンがない感じがする。

こういったビジョンを描くということは心理的な不安状態の中で、そして自己否定を激しく繰り返される中では無理なんじゃないでしょうか?たとえば、軽いパニック状態にある為に、自分の今いる位置(社会的評価、自己の願望)などが過度のストレスで意識化できないわけですから。強迫的な観念を抱えている場合もそうでしょう。

彼はストレスに非常に弱いということですが、
たとえば理想を言えば、会社自体が制度として心理カウンセリングなどを活用できるといったことが望まれるのではと思います。

心身の不安は、
労働生活と自己実現を切り離された産業社会の問題でもあるわけで。

私がいつも感じるのは
社会一般の人(定型発達の人)の自分たち以外の発達を遂げている人の定型発達外へ人や精神的な不安定な人に対する無知です。

もちろん、
ASにも社会感覚の欠如というものもありますし、それによって生じるストレスも多少は私にも推測できます。ですが、いかに世間一般の人が定型発達以外の人間像というものをイメージできないのかというのをいつも感じるのです。そして、大抵の場合、一般の人は自分の生活の中で労力をかけてまで、たとえば、仕事を超えて、そういった未知の人間に対して近づこうとする意志は持ち合わせていないと思うのです。

総合的な原人間像とでもいうべきものへの
智恵の欠如が、周囲の怒りや困惑といった素朴な反応を引き起こしていると思うのです。

特にメンタルヘルス系のことでだけにしても、会社組織として、具体的にケーススタディを通して学んでいくことは必要だし、共有していくことがこれからの社会に必須だとも思うのですが、社会ではそこまでの理解は少なそうですね。

----------------------------
Licht anさん、おはようございます。

無知ですよね。無知だと思います。本当におっしゃる通り全体としてそういった仕組みも整っていないですし認知度も低いように思います。私の会社は企業さんとの契約に沿ってスタッフを定められた人数だけ出向させる業種なので、日記での話はすべて出向先でのエピソードであり、企業の一員として働くたくさんの自社スタッフさんに対して契約元の会社が組織的な対策を相手先企業の中でとることは残念ながら困難です。

また、(こう言っては語弊があるのですが)心身が健康で業務に適した人材を送り込むのが大前提なので、会社で人選し雇用して企業に出向させたスタッフが企業さんの要望に満たなければクレームとなり指導や対策を依頼され(←主に私が)最悪の場合交代(当該スタッフは契約終了)となってしまう厳しい現実があるのですが、ここ数年はそういったケースが稀ではなくなっていますし仕事への応募者もそうなりそうな方がとても多くなっています。

自分の置かれている立場上Licht anさんとは違う見方になってしまうのですが、私が最近いつも思うのは、この方達は最初の就職先で一体どんな風だったんだろう?という事なんですよね。高校や大学を卒業してそれなりの会社に入っている人もたくさんいるのに、皆さん何かの理由で退職し、その後は仕事に恵まれずに最終的に私達のような非正社員の仕事に移動して来てしまう…

ところが私達の仕事は向き・不向きを大きく問われる仕事で、お客様に怒鳴られたり文句を言われたりあるいは一切何もご存じない人を辛抱強く手取り足取り導かなければいけないなど、自己基盤とコミュニケーション能力が不足しているととても乗り越えていけません。

ある程度の規模の企業になると組織としての余裕や法令順守の意識もあって、業務的に少々至らないスタッフに対してもすぐに厳しい声は上げてきません。けれどそういった方を集団から強くはじき出しているのは、企業側ではなく周りの同僚スタッフ達である事を私はいつも気にしているんです。

残念ながら、私がその方達を絶対的に守る事は自分の業務に反してしまう事も多々あり、私はバランスのある妥協点を見つけて提示していくしかないのですが、こういった雇用形態の職種に来るもっと前に、安住の地を見つけることができなかったものか、それをすごく考えます。

今私はメンタルヘルスマネジメントのテキストを読んでいて、「そうだよなぁ…ストレスの軽減は企業として取り組んでもいいものだよなぁ…」などと思っているのですが、手足の故障や一般的な疾病と違ってこういった部分は「個人の性格」と位置づけられてなかなか理解が浸透しないですよね。先日読んだメンタルヘルスのサイトで「精神論よりサイエンスを」といった表現がありましたが、自分としてはその考えに大いに賛同しています。
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