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2007.04.30

電気の話をする次男

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20070428_rikiritsu

子供達が小さかった頃、我が家は6人家族だった。
長男と次男と、私と夫と私の母と、まだ元気だった私の祖母と。

誕生日だったかクリスマスだったか、
またはほかの行事だったか忘れてしまったけど、
長男が小学校低学年ぐらいのときに、
家族全員からプレゼントを受け取る機会があって、
いつもはまとめて大きいのが一つか二つなので、
数に喜んだ彼が、
「これがもし100人家族なら100個もらえるんだね!」
と盛り上がったところ、ひとつ下の次男が横から、
「違うよ、自分からはもらえないから99個だよ。」と、ポツリ。

それを聞いた親馬鹿な私は、思わず「すごい!」と思った。
だって自分が5、6歳のときにそんな発想ができただろうか?
自分が幼稚園の頃をどう思い出してみても、
そんな思考では生きていないね(笑)。
当時の私の思考は、人気のブランコをどうやって独占して遊ぶか?
ま、そんなもんだ(爆)!

先日この話を次男にしたら、全然覚えていないと言った後で、
「でもさ、それって今聞くと、メチャメチャ空気読んでない発言だよね、
みんなで盛り上がっているときに、思い切り感じ悪くね?」
などと言っていたが、私はびっくりした印象が強かったので、
だからも今もこうしてよく覚えているのだった。

    *    *    *    *    *    *

うちの次男(21)は我が家に取って、
小さい頃から異彩を放つ異色の存在である。
長男はもちろんのこと、祖母も母も私も夫も皆長男・長女という、
ちょっと間抜けで少々考えの甘いお人よしという集団の中で、
たった一人の第二子という理由もあるのだろうが、
とにかくマイペースで人に煽られず、
すべてにおいて淡々としている。

無言実行型。やると決めたことは絶対やる。
やらないと決めたことは、テコでもやらない。
思いやりのあるやさしい子なのだが、
情に流されるということはほとんどない。
有言不実行型^^であり、
頼まれると嫌とは言えない長男とは対象的だ。

そして私は息子達二人を育てるにおいて、
人には学力とは関係なく、
文系タイプ、理系タイプのようなものがあり、
それは持って生まれたものなんだぁ…と、
どうしても思わされる。
お子さんをお持ちの方なら、
みんなそれに似た感覚はあるんじゃないかと思います。

「文系」「理系」という言い方は、
かつてお客様からご指摘があったとおり、
言葉としては正しくない言い方なのだと思うが、
誰かにイメージしてもらうには、これがやっぱり一番わかりやすい。
小さい頃からの次男の言動や発想は本当に私達とは異なる感じ。

何かを計算するときの手順などもそうなんだけど、
幼少の頃に導入された消費税への理解度とか、
まーず、お兄ちゃんとは全然違うね。

最初は長男・次男の育て方によるもので、
手をかけた・かけないの差かな?なんて思っていたけど、
やっぱり根本的に素質が違うような気がするんだわ(笑)。

例えば兄がお札を数えて、
お年玉の合計額の勘定に手間取っているのを尻目に、
さっさと熨斗袋に書かれた金額を暗算して、
「おし!」とすぐに二階に上がっちゃうんだよね。
「ちょっと、あんた!その金額と中身が違ったらどうすんのよ?」
「あけたときに確認しているから、
合っているのはすでにわかってるじゃん。」
かなり小さい頃から、こんな感じ。
現金を数えて喜びに浸る様子もほとんどないし、
そもそも無駄な事はあまりやらない。

遅刻もしないねぇ…深夜の面白いTVに夢中になって、
つい夜更かし、という事も大きくなってからはほとんどない。
「あー、見ていたいけど、でもいいや。」と、がっと寝る。
残りの家族は、みんな「だらだら派」なのでおおいに尊敬する。

次男のようなタイプの一家なら別に普通なのだと思うけど、
そんな人間が家に居たことのない無い我が家に取っては、
次男が珍しく、家族は大きな敬意と好感の念を持って、
ずっと「こいつは違うな」という評価で彼を見てきた経緯がある。
いったい私の家系から、
どこをどう押せばこういう人が出てくるんだ?(笑)不思議だ。
亭主のほうの血筋なのかな?

長男(22)と次男(21)は大人になった今も、
何かを決めるときの発想が大きく違っていて、
長男は社会性や情緒を優先する。
次男は自分のポリシーと論理を優先する。
面白いもんだな…と、いつも思う。
そして人に備わった生まれつきの資質というものを、
こういうところでもすごく考えさせられる。

    *    *    *    *    *    *

ところがそんな次男であるが、勉強はあまりできなかった!^^;
理数系は好きなはずだし、やれば絶対できるはず!と、
家族の誰もが確信しているのに、
試験勉強や受験勉強が嫌いなので、まったく勉強しない。

そして高校も、「勉強せずに入れるところ」を選び、
結果として1年で中退してしまうのだが、
その彼が、「また部活(野球)をやりたくなった」という、
変な理由で定時制工業高校に入り直し、
(これもまた、野球部がまともそうだから、という理由)
(そしてこの野球部で全国に三度行ったのは彼の宝物だろう)
そこから俄然状況が変わってきた。

彼を高く評価してくれる野球部の顧問やクラス担任に出会い、
学校も勉強も飛躍的に好きになっていったんだね。
家族としては、昔から「あいつはすごい!」という感覚があるので、
確かに変なやつなんだけど、評価されないのはおかしいと思ったし、
ようやくいい大人にめぐり合えたという思いだね。

彼は教師との相性がいいとすごく伸びるタイプで、
(小学校のときにも同じことがあった)
勉強に関しては特に昨年までの担任の先生の影響がとても大きく、
電検三種や電気工事士の課外講座に欠かさず出ていたのも、
資格取得はもちろんだが、その先生が講師だったからという
理由が非常に大きい。

次男はその先生の言うことなら全部理解できるし、
すべてストンと身に入るらしい。
なのでボーっと授業を聞いているだけでも、
なるほど、ふむふむ、と頷くことの連続で、
すっかり電気に興味を持った次男は、
今では予習や復習を欠かさないし、
誰に言われなくても積極的に勉強をするようになった。

彼は今も、茶の間で資格検定の受験勉強をしている。
随分たくましくなったなぁ…と思うけど、
本人曰く「今までは勉強の仕方が全然わからなかった」そうです。
そ、そ、そ、そーなのね(汗)。
だから中学から今まで全然勉強しなかったのね^^;…
この人って、ホント、変なところが人並みに追いつくまで、
時間のかかる人なんだなぁ…
(遅咲きというのは、次男のようなタイプのことを言うのかもね。)

が今では、すっかり進学校の受験生のような感じで、
定時制の生徒としては周囲と雰囲気が違ってきている気がする。
ま、年齢もクラスメートより3つ上なので当然か?
元々頭の悪い人じゃないのは家族は十分承知だったので、
「やっと今頃始動がかかったか…」ちゅう思いもあるけどね(笑)。

残念なのは、その昨年までの担任の先生が、
この春異動でいなくなってしまったこと。
校内のシステム管理を一手に担当していた、
民間でも十分通用するような、優秀で人間味のある先生で、
(実際に話をしてみても)ほかの先生達とは比べ物にならない。
(30代前半で、うちのできる男性スタッフ達と同じ雰囲気を感じる)
それによって次男のモチベーションが下がるのではないか?と、
それだけが親としては心配だったりする。

    *    *    *    *    *    *

さて、この次男が話してくれる話は私にとって本当に興味深く、
面白い話ばかりだ。
スーパーのアルバイトで、
お酒とパンの仕入れと品出しをやっていた少し前までの話も、
ひとつひとつがとても興味深くて面白かったが、
最近は、もっぱら電気の話。
私はサイエンスの話は大好きなので、ついつい長話をしてしまう。

先日も授業参観が近いので(今はもう終わってます)、
「今年は何の授業よ?」と水を向けると、
「えーと、今年は"電力"だねぇ。去年よりは面白いかもよ。」

昨年も書いたが、私は普通高校の出身なので、
工業高校の電気系の授業は珍しくて新鮮なのだが、
内容もまた、決して嫌いじゃない分野の話なので、
「へぇ、そうなんだ」と頷いて、ついついノートをとってしまう。
授業参観の父兄ではなく、完全に受講者モードだ(笑)。

「え?去年の波巻き(高電圧小電流)、重ね巻き(低電圧大電流)
の、電動機のコイルの話もかなり面白かったよ?」

「いや、あの先生はダメだよ。説明が全然よくわかんない。
こんな風に言えばいいのに、とか、
この説明の順番じゃ、みんなわかんないだろうな、とか、
俺でも思うもん。」

「え、そーお?私なんて珍しいから、
何を聞いても面白いけどね。」

「お母さんみたいに、興味があって、
面白いな、と思うような人は別にいいの。
そうじゃなくて、わからない人に、
もっとわかるような言い方できないかな?とか、
俺は思うんだよね。」

「なによ、じゃ、あんたはわかる人なわけ?(笑)」

「まーねー^^」

「いいねぇ、そういう人は。
私なんて理科は全般的に好きで興味もあったけど、
数学が極端にダメだったので、
いくら望んでも技術的な仕事には、
逆立ちしても絶対に就けないってわかってたもんね~。
物理なんて計算ばっかだからもう散々よ。
数学的な能力が全然なくて計算もできないってのは、
やっぱ致命傷だよね。」

「うーん、確かにそういう仕事に就くためには必要だけど、
実際の仕事ではあまり必要ないんじゃない?
計算や測定だって、専門の機器があるし。
あ!!でもダメだ。やっぱり必要かも!」

「???」

「あのさ、お母さん、三角関数って覚えてる?
サイン、コサイン、タンジェントとか。」

「うあーーーーー!やめてくれ!!!
そういうの大っ嫌いだったんだよ、私。
数Ⅱだか数Ⅲだったか忘れたけど、
もう、チンプンカンプンでわかんなくて、わかんなくて、
授業のときは最初から最後まで後ろで漫画読んでた。
アタシには無理!と思って、さっさとリタイヤしてたわ。」

「え、それでよく高校卒業できたね。
(ウルサイ!あーあー、赤点よく取ったよ。
しかも「よく高校卒業?」それをあんたに言われたくないね(笑)

まーいーや、あのさ、力率って知ってる?」

「へ?知らない。何それ?」

「それはつまり電気っちゅうのは無駄があるって事ですよ。
じゃ、有効電力とか無効電力とかは?」

「知る分けないでしょう、そんなのっ!(笑)」

「あ、そ。じゃまぁ、それはいいとして、
つまり電気の中には使える電気と使えない電気があって、
難しい話は省くと、その有効電力を求めるのに、
三角関数を使うわけですよ。」

「…」

「ちょっと紙、あとペン。(やけにエラソーだ^^)
で、こういう三角形があるとすると、
ここの辺が無効(電力)で、この辺が有効(電力)で、
この斜めが皮相(電力)でぇ…
この外角がサインで、こっちの外角がコサインで…」

…すでにもう全然わかんない(爆)!

「お母さん、お母さん、ちょっと聞いてる?
で、これが抵抗、これがコンデンサー…
(↑理解してないのでうろ覚え^^)」

ダメだ(笑)、ギブアップ!話を変えよう(笑)。

「あのさ、これをこうスラスラと図に書けて、
しかも人に教えることができるって事は、
あんたはこれを完全に理解しているって事なんだよね?」

「うん。だいたい。たぶん間違ってないと思う。
だから、まず、聞いてよ、
だからー、これを求めるには最初にこういう式があって、
それをいろいろこうやって…こうやって…
突き詰めていくと、こういう式になるのね。」

で、彼が書いたのがこんな感じの式。

ひえー、こんなのさっぱりわかんない。
あんた、マジでうちの家系の子じゃないんじゃない?
こんなのわかる人、うちの親戚にはだれもおらんよ(笑)。
詳しい方にはちゃんちゃらおかしい話だと思いますが、
ま、これが私の偽らざる感覚。

「インピーダンスって知ってる?」

「あぁ、言葉だけなら聞いたことがある。
確かスピーカーとか音響機器の仕様書にあったような…
こんなマーク(オームΩ)だよね?
いったい何の事だろうと前から疑問だったんだよね。」

「そ、そ、そ。それはね…」

と、ここでまたひとしきりの解説。

「あんたさー、いつの間にそんな頭よくなったの?」

「あ、これ全部、平山先生(昨年までの担任/仮名)に教わったの。
俺がこうやって、なるほどなー、面白いなーと、思って、
お母さんにも教えたくなるのは、
全部平山先生に教わったことだけ。
だから平山先生の電検三種の課外講座は、
最高に面白かった。
だから残念だなぁ、いなくなったの。
でも、あんなに優秀な先生だもの、
定時制にはもったいないよね。
いつまでも定時制にいるのを、
周りが放って置くはずないよね。」

「タロー(長男/仮名)にもこの話、してみた?」

「うん。でもちっともわかんない、って言って、
5分で挫折して逃げてった(笑)。」

「あっはっは!わかる!わかる!
あの人は、こういうのは無理だわ~(笑)!」

そして話題はこの後、三路スイッチの仕組みや、
四路スイッチと組み合わせた回路の話とか、
ぱっと聞いてすぐには理解不能だったが、
次男が心から楽しそうに語る解説と図解に、
うんうんと頷いて話を聞きながら、
もう遅いので(定時制後に課外をしてくるので帰宅が23時)、
つかの間の家庭内電気講習会は時間切れ終了となった。

が、私は次男と平山先生との出会いを本当に感謝したし、
ほかにも尊敬する野球部の顧問の先生とか、
陰になり日向になり野球部を応援してくれた教務の先生とか、
そういった出会いがあっただけでも、
どれだけ次男の大きな財産になっているか計り知れないと思う。
人生って本当にどう転ぶかわかんないな、というのが本音だ。

    *    *    *    *    *    *

いやー、しかし、親が言うのもなんだけど、
この人には毎回びっくりさせられる事の連続なんだわ。
世間的には意外性の男とも言える。

成績がいいらしいのも「学校始まって以来」と言われたが、
(定時制なので決してレベルは高くありません^^)
各学年一クラスしかない電気科で、
1学年下の平山先生のクラスに入りたくて、(←今思えばね)
わざと欠席を続けて留年し、まんまと目的を達成したのも、
「そんな留年は学校始まって以来」で、しかも、
「留年した生徒がその後まじめに勉学に励んでいる」のも、
"非常に稀なケース"で"教師はびっくりしている"そうだし。

しかも在校中に同級生とできちゃった婚をして、
21歳なのに今は二児のパパ(嫁さんに連れ子あり)というのも、
「学校始まって以来」なので、知らない人が事実だけ聞けば、
大変なお騒がせボーイであり、眉をひそめる人物なのだが、
本人は至ってマイペース。周囲の喧騒を気にする風もない。
(嫁さんと子供は、次男の勉強ため今は実家で別居中)

家族の期待を昔から一身に集めてきた次男ではあるが、
そういった今までの経緯を見ていると、
彼はとてもアンバランスな人で、
もし何かの才能があったとしても、
それはとても偏ったものだと思える。

だって次男は電話で話をするのが最高に苦手だし、
(相手が見えないとすごくやりずらいらしい。)

文章は書けないし、
(まとまった文章を書こうとするとフリーズするらしい。
なので、国語のテストの短文回答はかつてずっと空欄だった。
たぶん高校の入学試験でも書いていないかもしれない。
5文字以上の携帯メールも見たことがない。休む、帰る、嫁来る。)

人前で要点を押さえた話をするのが不得手である。
(言いたいことを全部言いたくなるので、
メリハリなく長くなるのを、自分でよくわかっている)

昔は、「あんたならうちの仕事できるよ、きっと」
なんて言っていたが、今は応募してきても断ると思う。
というか、もし自分の職場に来たら、
いつか体調を壊してしまいそうな気がすごくする。

見た目も普通、性格も普通、
いつもどこにでもいるような格好をして、
変わった人である雰囲気は全くない。

無口で目だ立たないので、
前向きで積極的な生徒が好きな先生(←これが意外に多い^^)
とはかなりソリが合わないが、
バイト先ではどこに行っても高評価という変なヤツ。

たぶん、絵に描いたように平凡な人生は決して送らないと思う。
すでにもう、全然平凡じゃないし、たぶんこの先もそうだろう。
家庭的にも幸せになれるかどうか…
たぶん多くの人が好ましいと思うような、
幸せな家族にはならないだろうな。
いつか一波乱も二波乱もあるかもしれない。
見ているとそんな気がする。
詳しい人が見たら、彼もまた、
何かの名前のつく傾向の人なのかもしれない。

が、それは次男に神様が与えた運命でもあるんだよね。
それらとどう折り合いをつけて、どう未来を切り開いていくのか、
暖かく静かに見守りたいと思う今日この頃である。

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【番外編】
この話を前の日記に登場した、
工業高校出身のショウさんに話したところ、
以下の話を得た。

「去年、家を新築したときに、
住宅メーカーの営業がやって来てよー、
いろいろな打ち合わせのときに、
『お客様、少々難しいお話になりますが、
三路スイッチってご存知でしょうか?』
って恐る恐る聞くんだよな。

はぁ?三路スイッチってご存知ですかぁ?
バカヤロー、お前誰に向かってもの言ってんだ?
俺なんかオメーなんかより、10倍詳しいぞ?
そんなのは、俺がお前に教えてやっかぁ?
と、チャンチャラおかしい気持ちで聞いていたそうである。

普通の建造物なんか、三路、四路じゃすまねーぞ?
お前それ、わかって言ってんのかー?と、
問い詰めたくなったそうです(笑)!
いえ、ああ見えてもショウさんは「大人」なので、
知らん振りして神妙に聞いていたとは思いますが。ね!

住宅メーカーの担当者は、出身高や学科を確認してから、
お話をしましょう(爆)!!
 

 
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2007.04.28

資格がたくさんある人

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【ふた組目の新人さんを見ながら考えた事いろいろ】
鬼門に迷い込ませるな!押しの研修、引きの研修資格がたくさんある人
----------------------------


どんなに時間をかけて指導・育成しても、
人並みに仕事ができない人がいる。


そそっかしいとか、ルール違反が目立つとか、
やるべき事をなかなかやらないとか、
まだそういったレベルなら仕事を続けていく事に、
致命的な問題はないと思うし、
人である限り能力の優劣があるのも
これはある程度仕方がない。


けれど仕事の手順を、「教えても覚えられない」
「言われた事を言われたとおりにできない」というのが、
最初から明確なときは、私はその人を、
自分の職場における育成の対象とは思わない。


出勤カードを通す、ノートPCを持参して研修室に移動する、
入退室カードをリーダーにかざす、食堂で列に並ぶ…
そんな当たり前のひとつひとつに、気の毒なぐらいウロウロし、
A欄にBの文字列を入力する、1→2→3の順にクリックする、
システムを閉じるときは、×印を押さずに「閉じる」ボタンを押すなど
PCが初めての人でも一度で理解する簡単な事が毎日できない。


本当は(個人的な経験上)、
必ずしも「できない」のではないのかもしれない。
・やればできるのに実行のきっかけがわからない、とか
・目的を大きく取り違えて自己変換された覚え方をしている、とか、
理由があるケースもあると思う。が、誰の目にもそうは映らない。


今回の小川さん(30代後半男性/仮名)に接して、
誰もが胸の内にしまいこみ、
固く鍵をかけて飲み込んでしまっている言葉がある。
「彼はもしかしたら、知的障害者ではないのか?…」
少し違和感のある外見も尚更そう思わせる。


が、こればかりは公の場でも業務的な打ち合わせの場でも、
そしてたぶん職場で交わす私的な雑談の中でさえも、
口が裂けても言えない言葉である。


けれど私はその考えは間違っていると思う。
契約会社がそういった人を入れてくるという事はないよ。
担当者が面接をしてみて多少の不安は感じたとしても、
「感じのいい人だ」「"とりあえず"行けそうだ」と思うから、
推薦してくるのだ。あきらかにNGをわかって挙げてくるのなら、
それはよっぽどタチの悪い会社だろう。
実際世間話をしてみると、
小川さんは研修時とは別人のように普通の人である。


とはいえ、小川さんにこのまま仕事をお願いするわけには、
行かないだろう。


    *    *    *    *    *    *


A班で働いていた穣太君(20代前半男性/仮名)が、
厄介な人」のような経緯で辞めて二ヶ月。


うちの会社がいつまで経っても欠員を補充できないので、
業を煮やしたクライアント企業が他社にも声がけをした。


が、ひとつ前の組で同じように他社に声がけをして挙がって来た、
別な班の新人さん達はかつてないぐらいの初心者集団だった。
しかも資質に至らなかったリタイアが1名、
今もなお危ない人が1名なので、今野主任は、
出向実績のない会社から人を入れるときは、
無条件に人を受け入れて来た今までの感覚を改め、
まず最初に適性を判断する機会を設けてから、
その後の育成スケジュールに組み込んで行く方針を固めた。


けれどそれに対して私達研修担当は、少しだけおかしいと思った。
「実績のない会社からのスタッフに限り」という事は、
万が一「実績のある会社からの新人」が不向きだった場合は、
どうするのか?


そもそものもっと根本的な発端は、
職場の契約スタッフの大半を占める、
(実績のある)うちの会社から受け入れたスタッフが、
実務段階になって適性に欠ける事がわかり、
お断りに近い形で辞めていく事が続いたためで、
「だから再発を防ぐためにも"人"を見ていきましょう」
という話になったのじゃなかったっけ^^?
(私に責任のあるお恥ずかしい話だが…)


そして自社スタッフの面接も担当している私はそれらの経験で、
短時間で人の資質を見極める事など不可能に近く、
自分の数々の失敗からも、その確実性のなさを、
自分が一番よく知っている。
もし本腰を入れてそれをやるなら、
「実績のない会社」などと限定せずに、
すべての新人に対して適用すべきである。


それは正社員達も各社のスタッフである班長達も同感で、
私達は代表して今野主任(50代前半男性/仮名)に、
それを言いに行ったんだよ。


すると今野主任は、
「まさかサトースタッフさん(仮名)は、そんな事はしないでしょう。
(何だその言い方は?いいスタッフもたくさん入れているのに、
ずいぶん失礼な言い方だなぁ。こんなときはいちいちカチンと来る)


それに今回は(レベルの高い)A班の仕事ですよ?
わかってますよね?なのでA班にふさわしい、
ほかよりもスキルの高い人をよこしてください、と、
何度も再三言ってあります。
営業の斎藤さんもそれをちゃんとわかっていて、
すでに1名優秀な人材が決まっております!」


え!!!もう決まってんの?えー、ちょっとー!やんなっちゃう。
いつから来るの?なんでそれをすぐに教えてくれないのよっ!
これからの研修スケジュールが大幅に変わってくるじゃないの!
もーーーー、いつもの事ながら、この人は毎回、毎回、毎回、毎回、
一番大事な事に限って、どうして誰にも何も言わないんだろうな。


が、いつもの事で慣れっこでもあるし、
私達の主旨はそこにはないので今回はスルーする^^。


(ぷら)
「優秀な人が決まったって…それは確実な事なんですか?」


(今野)
「ぷらたなすさん、そういう言い方は慎んでください。
感情でものを話したって何も始まりませんよ。
あまりほかの会社を誹謗中傷するのは、 (誹謗中傷??^^;)
俺はいい感じがしないね。
つまりそれは、サトースタッフが信用できない、という意味ですか?
そういうのは、感心しないね。」


そう言う意味ではない。その気持ちもさらさらない。
受け入れ側の研修担当として、
全員で忌憚のない本音の部分を相談しに来たのに、
なぜそっちに結びつけるかな?話の方向性が違う。
かなりムッとするがとりあえず黙る。


(今野)
「今回の新人さんはいただいたキャリアレポートを見ると、
フリーターばかりだったユーマン社からの前回と比べて、
職歴もしっかりしているし、"さすが"って感じだね。
何より資格をいくつか持っていらっしゃいます。ねぇ、いいねぇ。
桜カンパニーさん(うちの会社/仮名)は有資格者の新人さんて、
いましたっけ?(皮肉かこれは??超感じワルぅ~)
ここにはちゃんとそれが書いてあります。」


今野主任は、
左手で持った紙を右の人差し指でポンポンと叩き、
「いったいごちゃごちゃと何がそんなに心配なのさ?」といった、
不機嫌そうな表情で、追い払うように私達に解散を促した。
どうやら「いい新人」の出現に、個人的に盛り上がったのが、
すっかり水を刺されたようで不快な感覚であるように思われた。


    *    *    *    *    *    *


10数分後の打ち合わせ卓。


現場では過去の経緯と成り行きがあり、
主管会社から派遣されているグループ総括リーダーとして、
自社他社合わせた三課の運用と、
スタッフ全員の管理と育成を担当している私。


それに準社員の林田さん(20代後半男性/仮名)と、
同じく準社員の月森さん(30代前半男性/仮名)が、
研修担当グループとして顔を突き合わせる。


(林田)
「いや、参ったなぁ…決まっているなら決まっているって、
今野主任も一言早めにそう言ってくれよ~。(ため息)
今はパソコンも買わないと一台もない状態だし、
各種のアカウント発行も今からなら絶対に間に合わない。」


(月森)
「俺、あのあと別件で質問があったので残ったんですが、
もう一人いるらしくてスケジュール調整の段階みたいですよ。」


(ぷら+林田)
「え!!もう一人?サトースタッフさんからですか?」


(月森)
「いえ、全然聞いた事のない会社でした。
アソ…アソ…アソなんとか(笑)。」


林田さんも月森さんも、準社員とは言え、
やはり直接雇用ではない。
他部門に契約スタッフも多く入れている、
JPシステム(仮名)からの出向扱いである。


(ぷら)
「JPシステムさんからは、なかなか挙がってこないね(笑)」


(月森)
「そうなんすよ。うちの会社もダメっすよ。
人がいても一課のほうに回しちゃうと思うので、
俺らのところには、やる気がないんじゃないですか?」


(ぷら)
「じゃ、JPさんからは当分人は来ないわけね?了解。」


各社からの出向者や契約スタッフが、
正社員の上司達以上に現場の事を真剣に考え、
所属の縛りにとらわれずに、
綿密に調整を図り合っているのも、
うちの職場の変なところでもある^^


(林田)
「でも、今回に限っては大丈夫そうじゃないですか?
資格も複数持っている方だって言うし。」


おっとっとっと!ちょっと待った~!!
そうだ、さっきからそこに引っかかっていたんだった。
資格が複数?いくつか?たくさん?ひとつじゃなく?


(ぷら)
「あのぉ…、さっきの話を聞いて、
私はむしろ新規のアソなんとかさんの新人よりも、
むしろ資格をたくさん持っているという、
サトースタッフさんの新人さんのほうが、
懸念される気がしてきました。」


(林田)
「え?それはまた、なぜ?」


(ぷら)
「経験上ですよ?これはあくまでも経験上の話ですが、
資格をたくさん持っている人にあまりいい人はいません。
資格マニアと言われるように、取得の数が増えるのを、
自分の趣味や楽しみにしていて、
実際は現実的な知識やスキルに乏しい場合もありますし。」


(林田)
「なので、その"資格マニア"の可能性がある?と?」


(ぷら)
「えぇ、まぁ、そうかもしれませんしね。」


(林田)
「でも○○や○○を持っているという事は、
その人が一定のレベルである証拠にはなるんじゃないですか?」


(ぷら)
「さぁ…。とにかく、検定とか資格とか職歴とか、学歴もそうですが、
これほど当てにならないものはありません。
世の中の面接担当者はたいていがそう思っているし、
手痛い失敗もたくさんしているはずです。」


(林田)
「そっかぁ、資格マニアかぁ…なるほど、あるかもなぁ…」


それが一番端的でわかりやすかな?と思い、
そういった表現を使ったが、
私が本当に考えている事は別にあった。


私が考えたのは、なぜその人が、
そこまで資格(実際には検定)を持っているのかという、
その根拠である。


たくさんのスタッフ達に接していると、
現在を仮の仕事として何かの資格取得を目指していたり、
来たときにすでに資格や検定を複数持っている人は、
現実の仕事では調子の悪い人が多い。


(以前にも書いた事があるが)
それがないと就業できないような国家資格などは別にしても、
職場で皆の評価が高い優秀なスタッフは、
押しなべて「無冠の帝王」である事が多いんだよね。
持っていたとしても、昇進・昇格(または転職)に必要だから、
仕方なく嫌々?取るようなもんで^^。


それはつまり、必要性の問題でもあり、
そういったものがなくてもそこそこやっていける人は、
取得に無関心な事が多いし、
「自分はなぜこうも、どこに行ってもうまく行かないのだろう?」
などと感じている人は、自分の武器としてそれを得たいと思い、
勝者として、それに強い憧れを抱くのではないか?


私はかなり前から、そんな印象を持ちつつあったのだ。
人はそれぞれなので、例外もあるし決め付けはまずいと思うけど、
それでも、「資格をたくさん持っている」という主任の言葉には、
瞬時に要注意の黄色信号が点滅し、
警戒アラームが起動する自分がいたりするんだよね。


そうやって何かの事柄を見聞きするたびに、
すぐにフラグが立ってしまうのは、
職業病のようなものでもあり、相手に対して失礼で、
あまり感心できた事ではないと思う。


が、そういった経緯を経てやってきた新人さんが、
冒頭の小川さんだったので、
私は複雑な気持ちにならざるを得ない。


私は研修にアシスタント参加した正社員や、
班長達に何度も聞かれたよ。
「彼って本当に○○持っているんですよね?」
「主任はそう言っていたよ。
契約会社もその辺はウソつかないでしょう。」
そして誰もが、「そうですか…」とつぶやき、
首をかしげる大げさなジェスチャーをしながら、
背中を向けて去っていった。


違うんだよ、きっと。
試験問題を解くのに使う能力と、
与えられた材料を組み合わせて、
ツールで故障原因を自力調査する能力は、
使う脳が違うんだ。
小川さんが自分を詐称している可能性は、
私はないと確信する。


    *    *    *    *    *    *


昨日のお昼、私は久しぶりに社員食堂で、
社員のショウさん(40代前半男性/仮名)とご飯を食べた。


ショウさんは工業高校出身なので、
定時制ではあるが同じく工業高校に通っている次男の、
学校での様々な話題を非常に懐かしがって話が弾む。


「よう!どうだい?息子元気?ちゃんと勉強してっかぁ?(笑)」


(ぷら)
「いやもう、元気も元気。中学校や一度退学した全日制の頃とは、
人が変わったようにまじめに勉強してますよ~(笑)。
最近はねー、電検三種とか第二種電気工事士とか、
そっちを目指して、別人のように頑張ってます。
元々そういうのは素質があるように思っていたんですが、
今になってようやく面白さがわかってきたみたいですね~。」


(ショウ)
「あー、電気工事士ねぇ~。
俺もさ、それ、受けたんだけど、ダメだったねぇ。
いや、俺は自分ではかなり自信あったのさ。
だから、超悔しかったわけよ。
しばらくショックで立ち上げれなかったなぁ(笑)。

なんだかわかんないけど、俺らのクラスさ、
ほかのクラスよりも成績の悪いヤツばっかりでさぁ、
それ受けたヤツの中で、受かったの一人しかいねぇんだよ。

その一人だけ受かったってヤツがさぁ、
もう実習のたびに、遅くて遅くてそいつばっかり待っていてさ、
いい加減みんな腹が立ってきているヤツでさぁ、
そいつだけ受かったっつうのが、俺はメチャメチャ納得できなくて、
ほかの人だったら、しょうがねぇか、って思うんだろうけど、
とにかくあれはさぁ、俺にとってはプライドが傷ついた、
悔しい経験だったねぇ。。。」


私はふと、小川さんの事を思い出しながら聞いていた。


(ショウ)
「ところがさー、就職試験になったら今度は立場が逆転してさ、
俺ら、さっさと決まってんのにそいつだけなかなか決まんなくて、
『おっしゃー、リベンジ!』と思って、もうガッツポーズだったね。

そもそも就職先が決まっちまえば、そんなもん要らねぇのさ。
『はぁ?電気工事士?』みたいな(笑)。『知らねーよ』みたいな。
だいたい、今ここでやっている仕事とは全っ然関係ねーし、
今になって思えば、『何や?ほいづ?(そいつ)』って感じだな。」


ショウさんは40になってもアンちゃん口調でしゃべりも軽妙、
話し出すと勢いがついて止まらない。


私はときたま、アハハ!と手を叩いて受けたりしながら、
それでも心の中では、やっぱり小川さんの事を考えていた。


本当はここで話題を変えて、その話をしようかと思ったけれど、
ショウさんがそういった話に馴染むキャラでもないし、
今のこの雰囲気には場違いかな?なんて思ってやめた。


    *    *    *    *    *    *


その日の夕方、社内の研修専用掲示板を見てみると、
本日、小川さん達を担当した月森さんの書きこみがあって、
アシスタントで同席するのと、実際に自分が教えてみるのでは、
非常に印象が違うらしく、昨日までとは打って変わって、
「素質が感じられない」などと、やけにはっきりと書いてあった。


あの静かで口数の少ない月森さんがそう書くなんて、
よほど疲れる大変な研修だったのだろう。
そうね、教えられる側に、
指示された作業が自分では何一つできない人が一人いると、
講師側は本当に心身とも疲弊するんですよね。


少し前に入り口のところでサトースタッフの営業担当者を見かけた。
小川さんはたぶん、連休明けには居ない人になるのだろう。
それを聞いた同じ会社のスタッフである班長の小野君が、
「そんな話になっているとは全然知らんかった…」と驚いた。


サトースタッフの斎藤さん(営業)から、
小野君に対して状況の確認があるかもしれないから、
小野君もぜひ今からでも研修を手伝って。そして機会があったら、
いい事も悪い事も小野君の言葉で斎藤さんに伝えてあげて。
あなたの目で見て、私達の判断の是非を考えてみて。
そして納得がいかなかったら教えて。私は小野君にそう言った。


そのときにわかった事だが、
サトースタッフ営業の斎藤さんは小野君に、
「とってもおとなしい人なの。向いてくれるといいんだけど…」
と語っていたらしい。小川さんの不向きは、
"おとなしくて周囲に馴染めない"という部分ではない。
そこを小野君にも、斎藤さんにも、わかって欲しかった。


さて、先日の打ち合わせのときに林田さんが、こう聞いて来た。
「資格も検定も学歴も職歴も当てにならないなんて…
それじゃ契約会社はどうやって人を判断するものなんですか?」


「自分の"目"しかないでしょ。最終的にはその世界だよ。」


やけにえらそうな口調の自分にはっとして、
私は慌てて「たぶん…」と付け加えた。


「でもなんか、でもそんな曖昧な話ってないですよね。
俺も段々自信がなくなってきた^^。。。」


そうね。頼りになるものなんて一つもないのよね。
紙に書いてある事は信用しないほうがいい。
たとえそれが事実であっても、
そこから仕事の能力を推し量る事はできないのだ。
それが目安にさえもならない経験をたくさんしてきた私は、
幾分冷めたようにこう言うしかなかった。


あとから林田さんに、
「結局ぷらたなすさんがおっしゃったような、
その通りの結果になってしまいましたね。」
と言われても、あまりうれしくはなかった。
 

 
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2007.04.27

押しの研修、引きの研修

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【ふた組目の新人さんを見ながら考えた事いろいろ】
鬼門に迷い込ませるな!★押しの研修、引きの研修資格がたくさんある人
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今回の研修では月森さん(30代前半男性/仮名)という、
準社員とペアを組んで、主:ぷらたなす、副:月森で、
三人の新人を担当している。


その中の一人が不思議君である事は、
前々回の日記で触れましたが、
彼は残念ながら、このお仕事にはやはり向きませんね…。
気の毒な事ですが、要所要所に、
見極めを目的にしたトラップを仕掛けなくても、
こちらの指示がほとんど一人でこなせず、
何を行うにも、月森さんの手取り足取りのフルサポートです。


例えば、
「上から三番目の入力の欄にアドレスを入れて下さい。」
こういったときにも、どこに何をすればいいのか、
毎回非常におろおろして目が泳ぎ、
数十秒間、じっと固まってしまう方です。
これはやっぱりしょうがない事で、
事実に即して判断していくしかないのです。


が、今日はそのお話ではありません。


資料の読み合わせのときに、
はじめて聞く言葉、意味のわからない言葉を挙げてもらい、
その解説の部分を月森さんにお願いしたときに、
ほんの10数分間だけ講師を代わった月森さんの研修が、
とてもよかったので、新たに「なるほど!」と、
思ったお話です。


    *    *    *    *    *    *


月森さん。


今は素行も見た目も普通(笑)。


でも今よりも若い頃は、かなりの奇人・変人だったらしい^^


かつてうちの職場の道を隔てた向かいに系列会社の建物があり、
そこに勤めていた時期を知る人は、
腰まである長い髪をなびかせて(注:男性ですからね。)
毎日ローラーブレードで通勤していた、とか、
まー、エピソードに事欠かない人らしいのだが、
業務に関しては超詳しい。
何でも知っているし、知らない事でもすぐに自分のものにする。


が、臨機応変な対人関係は苦手らしく、
かつて上司と何度もぶつかったという片鱗は見えずに、
今は控えめで地味で、何かで目立つという事はほとんどない。
(尊敬する別な上司と出会い、目覚めたとの事)
うん、どちらかと言えば、奇行?の割にはおとなしい人なんだよね。


また、「俺はシングルタスクの人間」と公言してはばからないように、
好きな事には一途でも、世間的にあれこれうまくやる、という事は、
たぶんない感じがする。


ま、そんな人なので(でも私は尊敬している)、
用語の解説を初心者にわかるよう噛み砕いて言うセンスはなく、
人に物を教えるときは、どんなにご本人が頑張っているつもりでも、
専門用語は満載になるし^^、
他人が聞いてわかるような物言いはあまりできない。


しかも声が低くて、口調もボソボソしていて聞き取れないので、
今までは正直言って、彼は研修担当には、
向かないと思っていたのだ。


ところが自分が講師をしている研修中に、
用語の解説部分だけを儀礼的に頼んでみたら、
とんでもない!意に反してこれがすごくいいの!!


鼻につくような感じが一切ない状態で、
すぐには理解できないような事柄を、
彼のハイレベルトークで解説されると、不思議な事に、
今彼の話がわからないのは、自分のスキル不足のせいだ、と、
なぜか心から思えてくる。


ホワイトボードに殴り書きする図解も難解(笑)!
それでも彼は、いとも簡単に難しい内容を、
次々と板書していく。


「これはつまり○○(専門用語)の仕様によるもので、
○○(専門用語)すると、○○(専門用語)になるので、
結果として○○(専門用語)になるってことです。」


けれど、こういった解説を平常心で淡々と続けられると、
「あー、彼の研修についていくためには、
もっともっと勉強しないと駄目なんだ!」と、
妙に思わされるのよね。


もちろん私はすでに7年今の仕事を続けているので、
月森さんの解説は全部わかります。


ですが、一度研修室の演壇から退いて、
部屋の後ろの席に回り、
新人さんの脇に腰をかけて、
受講側として話を聞いてみてときに、
ものすごくそう思ったんですね。


月森さんは相手に自分を合わせることはしない(できない)。
いつも自分の言葉と自分のスタイルだけで、
スラスラと物事を解説していく。


ところがこれが、相手に対して、
「ついていかなきゃダメだ!」という、
適度な緊張と危機感をもたらすんですね。


私は「なるほど!」と思い、「いただき!」と思いました(笑)。


思えば自分の研修は、
わからない人にわかってもらう事に主眼をおくため、
相手に合わせて自分を発信する、
つまり相手にどんどん手を差し伸べていく、
「押し」の研修であったわけです。


ところが彼は、(彼が望む・望まないに関わらず)
「皆さんが俺の言うことをわかってね♪」という、
相手の前進をいざなう「引き」の研修であるわけです。


これは、残念がら基礎のない初心者さんには通用しませんが、
ある程度わかっている人や、経験者には、
大変モチベーションをあげる研修といえます。


何がいいって、「俺について来い!」とか、
「この程度はわかって当然!」といった、
いやな感じの"気"がまったくないところが、
逆に受講者側の、「無知の知」への気づきを
素直に起動させる事です。
私ね、「そういういことか!」と、
半ば感動しちゃったもんね(笑)!


    *    *    *    *    *    *


さて、私の研修は本日から三人のカリキュラムが分かれ、
私は自社スタッフである大木君の担当へ。


大木君は一見、口下手で態度もぼけーっとしていますが、
妙なところで察しや飲み込みのいい人なので、
素養はある人だと思うんです。


だから早速、この手法を使ってみました。


具体的には、彼の理解度がイマイチだな~と感じ取れても、
そこを無視して先に行っちゃうんです(笑)。
もちろんこれは、あまり業務上重要じゃない事を教えているときに、
試しにやってみたんですが、
すると、なんと大木君は、今日残業して復習していったんですよ。
「いや~、なんだか混乱してきたので、一度整理しないと。」
なんて言いながら、少し遅くまで残って実習を繰り返していました。


そうか、なるほど。


狙って突き放しているわけではないのですが、
興味・関心があって、かつ、
ある程度の資質が備わっている人には、
「わからない事をわかりたいと思う気持ち」を信じて、
自分スタイルを貫く研修でもいいわけだな。
というか、ケースバイケースで、
そちらのほうが望ましいときもあるんだな。


なるほど~!


振り返ればここ半年の私は、
問題の多いスタッフさんばかりを担当して、
「どうすれば彼らを伸ばせるか?」という事にばかり、
心血を注いできた。


それで、そうでない人の自然な知識欲や"やる気"の存在を、
すっかり忘れていたようだ。


人生は、一生勉強だな。
わかったつもりでいても、自分では気づいていない事が、
まだまだたくさんある。


そんな事を感じた一日でした。
 

 
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2007.04.26

パソコンが壊れた

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【中古PCを買って考えたワタシのお仕事など】
★パソコンが壊れたパソコン買いましたオペの足はオペが引っ張る?君達もアタマ硬いよ^^?
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あーん、パソコンが壊れちゃったよ~(涙)
おとといの作業中(ダンゴ4兄弟さんのコメントにレス)に、
突然、ブルースクリーン!!
英語の苦手な私は、エラー文を読んでみてもさっぱり。
「何度も同じなら管理人かサポートセンターに聞け!」って
書いてあるのかな?^^;

とりあえず8割の確立(?)で起動はするので、
OSを再インストールしてみたら、
は?なんだ?このどでかいアイコンは??(笑)この粗い画面は?
あらら、つまりこれって必ずセーフモードで起動しちゃうのね?
(よって、ネットはつなげない。トホホ…)
しかも、ご飯を食べて戻るとやっぱり毎回青い画面になってる…

私はこういうのはさっぱり詳しくないので、
「はてさて、どうしたもんかな…」と思いつつ、
部屋の片隅に埃をかぶって放置されていた、
同僚からもらった古~いPCでこれを書いています。

これねぇ、同僚が処分に困っていたものを、
「それじゃ、自分の遊び用にサーバー機にどうかな?」なんて、
あるとき帰宅時に車で立ち寄って、
いただいてきたものなんですが、
95から98にアップグレードしたらしいという古いシロモノで、
(本人も知人からもらったため、ほとんどあんまりよくわかっていない)
スペックの低さ以上に、経験の長くない私が個人的に
「なんて独自仕様なんだろう!」と驚いた、
PC98シリーズだったので(PC9821/CanBe)、
当初の目的を達して一通り気持ちが満足してからは、
ほったらかしにしていたPCなんだよね^^;

まぁ、それでもこうやって用は足してくれるので、
こんなときにはありがたいです。
我が家には、茶の間にも共有でもう一台あるのですが、
(それに次男が自分用にマイPC)
そちらは現状、長男の独占状態なので、
とてもとても使えませんや。

それでも、5年前に同じように先代のPCが壊れ、
どうしても確認したいメールがあって、
古いMAC(LC575)を引っ張り出して、
9.6Kのモデムでダイヤルアップでつないだときよりは、
かなり快適です。(爆笑!!)

現在職場での私は新人研修中で、
自分のPCは終日、プロジェクターやプラズマディスプレイに、
つなぎっぱなし。
他人の目を盗んでブログやMIXIなんて(ぷっ)、
とてもできませんや。

そうじゃなくても自分のPCをスクリーンに映して、
メールの使い方を教えたときに、
やばーいタイトルのメールが入ってきて、
(「今回の新人さん達のスキルについて」等)が満載で、
瞬間的に慌てて閉じたりしているのに(大汗)。

あと、メッセンジャーも困ります。
利用できないように離席の設定をしていても、
新人さん達に送信するために一時的に解除した時に限って、
変なのが「封」もしないで飛んでくるので、
もう危なくって、おちおち研修もしていられませんわ。

まぁ、そんな今日この頃です。

それにしても、うーん、パソコン、どうしよう。。。
 

 
【自分の事、趣味の事、ネットの事に関する最新の10件】 
★パソコンが壊れた は?読み逃げ禁止って何さ? 乳腺外来も本日で終了 jcode.pl とりあえずMovable Type メールでは嫌なヤツ 家庭内システム管理ママ オーバーホール ココログは直ったのかなぁ 珍客来たる (⇒もっと読む




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2007.04.24

鬼門に迷い込ませるな!

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【ふた組目の新人さんを見ながら考えた事いろいろ】
★鬼門に迷い込ませるな!押しの研修、引きの研修資格がたくさんある人
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月曜日。新しい新人さんがやってきた。
今回は3名。


入門用機器を扱うC班にうちの会社から
怒った演技のできる人」、「「人」さえいればね。」の、
大木君(20代後半男性スタッフ/仮名)。


プロや業界の人を対象にした高級機種を扱うA班に、
サトースタッフ(仮名)から30代後半男性が1名、
アソシエイテッド(仮名)から20代後半女性が1名の計2名。


その中に一人、不向きと見て取れる人が含まれていた。
それは全体朝礼での入社の挨拶ですぐわかった。


なぜそれだけで人をそう決め付けるのか?
あまりに断定的な短絡思考ではないか?


ご縁があってこの日記をお読みの方の大半は、
そういった嫌な気分になるだろう。


わかってるよ、そんなの。
でも、ハズしたくてもハズれないんだ。
間違いたくても間違えないんだ。


初日に「?」と感じた自分の予感が、
実際とは大きく異なっていて、
赤面しながら「違ったね?」なんて言い訳しながらも、
結果がよければそれでいいんだ、と自分に言い聞かせて、
胸をなでおろす事がここ最近はない。


そして自分にできる事を精一杯応援歌にしても、
その紙を私は、自分の手で今ここで
また燃やしてしまわなくてはならなくなる。


だったら最初から書くな、って感じだな。


うんそう。今日はこれ以上は書かないよ。


今は自分のどこを押してみても、
新鮮な発見や、何かの大きなヒントや、
新しい気付きは生まれて来ないだろう。


とりあえず出すのもは全部出して、
書きたいことは全部書いた気がする。


    *    *    *    *    *    *


それにしても、みんなもう、
幻想から目を覚まそうよ。


少々テクニカル系の要素が入る仕事だからと言って、
知識のある人、見るからに詳しそうな人、
関連資格をたくさん持っている人などは
要らないんだよ。


私はそこに、業務の何たるかをあまり理解できず、
こんな感じの人ならたぶん向くのだろう、と言った、
契約会社の思い込みと、
人の雰囲気や印象の捉え方が間違って先行してしまっている、
曖昧で大雑把な人選の不確かさを見る。


企業も安易に、「スキルの高い人が欲しい」なんて言うな。
企業の望むようなスキルを自分自身は持っていない、
各社の採用担当者が不慣れだった場合、
「スキルが高いってこういう感じでしょ?」
と、挙げて来るスタッフに、
いい人材がいた試しがないように思う。


こっちは、男性なら、
「駐車違反で捕まった。今日警察に寄るので
すいません、遅刻してきます。」(by芦田班長)
と、頭かいて電話してくる、
アンチャンでいいのよ(笑)、もう。


女性なら、
「ぷらさーん、どうしよう、どうしよう、
アタシ今日、台所の煮物のガスの火、
止めてきたかどうか、どうしても自信がない、
覚えてない、記憶にもうぜんっぜん、ない!
すいません、ちょっと戻って確かめてきていいですか^^;?」
(by chemmyちゃん「半年後の自分を信じてGO!」以来のご登場!)
(彼女は非常に客あしらいのうまい、有能なスタッフに成長しました)
(今ではもうなくてはならないうちの「顔」です。あれから二年か…)
※担当制ではないのにファン状態のお客様から指名が来る!


…とバタバタとそそっかしくも、お客様にはいつもニコニコの、
気持ちのいい女の子でありさえすればいいんです。


技術スキルが高くても不向きな人は、
お客様対応での欠点が改善していく事はまずありませんが、
その逆はよくあることで、初心者で入ってきて、
今は大変優秀な技術スタッフになっている人が、
職場にはたくさんいます。それでいいように思う。


だから鬼門に迷い込むな、とご本人に言うよりは、
鬼門に迷い込ませるな、と契約会社のほうに、
言いたかったりする。


もちろんそれは、たくさんの失敗を繰り返して、
自分もようやく悟った事でもある。
同時にそれは企業の要望になるべく応えとようとして選択した、
契約会社側の必死な思考の結果でもあるので、
そんなときに私は、現場の感覚と、
双方の担当者同士の意識のずれを感じる。


でも…こういう事ってなかなか仕事の安定しない人や
その親御さんや配偶者の方から見れば、
ものすごくその切な願いを打ち砕くような事を、
書いている事になるんだろうな…


私も、仕事的にやっと落ち着いた亭主と、
20代の二人の息子を持つ身なので、
「何でもいいからとにかく入れ!
そして運がよければ続けてくれ!」と、
そんなときは再びそう思うだろう。


    *    *    *    *    *    *


さてこのたび向かないと思われる新人さんを送り込んで来たのは、
企業さんとはうちよりもお付き合いの長い、
実績のある契約会社である。
ずっと以前から他の課にはスタッフをたくさん入れている。


だが、うちの部門に人を入れるのは、やはり初めてだ。


だいだい小学生から学校でパソコンを習うような昨今、
今時そんなにPCに親和性の無い人なんていないよね。
だからこちら側から見れば、さほどビビる必要なんて無いのだ^^
現場に育成力もある。


なのに、職種は基本的に変わらないのに、
「特定分野に高スキルの人材」という説明を受けただけで、
いつものサトースタッフさんとは全く違うキャラクターの人を、
挙げて来るなんて、らしくない。
というか、やっぱり見えずに迷ってしまうのだろうか?、なんて思う。
それとも、人の居ない崖っぷちで、
入れたもん勝ちの確信犯的な選択なのだろうか…
(あの営業さんは、そういった発想はあまりしない人に思えるけど)


だけどさ、だからと言ってネット環境が無い人ってのは、
無いんじゃないかい(笑)??


うちが一番欲しいのは、スキルなんて別になくてもいいから、
「PCをスタンドアローンで使うなんて、信じられなぁい!」
と、思う人だよーん♪♪♪
ガスや水道は止められてもいいけど(笑)、
ネットだけはライフライン!!!
だから繋がらないと超困る!
そんな巷の兄ちゃん、姉ちゃんをよこしてくださいよー。


あ、これはうちの細川さんにも言える話だからね。
いい人出して、やっぱりこの辺で「餅は餅屋」と言われたい。
なので、今回の大木君を見て、「良さそうな新人さんだね」と、
何人かの人に言ってもらったのが少しうれしい。


とりえず、この人を、私は明日からどう指導していくべきなのか…
それとも指導が必要ないケースになってしまうのか?


段々色々な事に麻痺して、
何事にも慣れっこになってしまっている自分がいる。
知らない人が耳にしたら、「一体なんだろう?」と思うような事が、
内輪で何度も話し合われているような現場があったりする。

2007.04.22

可もなく不可もない幸せ

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【今振り返る精密部品工場の三年間】
私と精密部品組立の仕事★可もなく不可もない幸せ
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デバイス工場で働いていた三年間を思い出すと、
気持ちがあの頃の自分にシフトする。
当時はASやADHDや発達障害などという、
言葉も考え方も世間的には全くなかったと思うが、
職場ではそもそも「この人はいったいなぜこうなのだろう?」と、
首をひねったり、考え込んだりする事自体がなかった。

精密部品組み立ての仕事は基本的に個人作業である。
しかも従業員1000人以上の大きな工場に、
請負会社から軽作業スタッフとして入っている場合は、
(いい表現ではないが)私達は十把一絡げの単なる労働力なので、
仕事に関して他人と話し合って何かを決める必要もないし、
誰かと何かを調整したり、チームワークで物事を進める事もない。
そういった事柄を考えるのは上の人や正社員の仕事であり、
スタッフはとことん製造工程の歯車に徹し、
ただ指示に従って決められた作業を行うのみだ。
(ある意味それが、非常に楽だったりする!(笑))

そういった職場では、その人の人柄や長所や短所などは、
原則としてどうでもよく、人並みに数を上げる事さえできれば、
あまり資質やキャラを問われたりする事も無い。

とは言え最終的には人間の集団なので、
気心が合えば友達も増えてくるし、
お互い仲が良いような班は飲み会も活発!
皆で釣りに行くなど正社員達の交流もそれなりにあって、
段々「人間の職場」に変わってきたりもするんですが、
でもやっぱり仕事中は他人との関わり合いが少ないので、
業務を通して相手の何かが見える、という機会はなかったと思う。

そう、例え手組みのラインでも、仕事中は、
左隣の人が積み上げたバットから製品を取り、
自分の工程を終えると右側のバットに収める作業を一日中、
ひたすら無言で繰り返すだけ。
見えてくるのは早いか遅いか、そして不良の有無のみである。

だからこの職場で皆から悪く言われ陰口を叩かれる人は、
「作業の遅い人」それのみ。これだけが苛立ちの対象。
だってモノが回って来ずにしょっちゅう手が空くんだもん。
非常にリズムが崩れて快適ではなく確かに舌打ちもしたくなる。
不良はね(笑)、不良は正社員的にはNGだと思うけど、
作業スタッフ的には、相手が数さえきちんと流してくれるのなら、
ノープロブレムだね(爆)!!そんなの自分の知ったこっちゃないし。

    *    *    *    *    *    *

そんな仕事を1年ぐらい続けたのちに、
私はラインリーダーになった。

私は他人の世話を焼くのが好きなので、
新人さんが入るたびに請負会社の課長(営業兼務)が、
「ぷらたなすさん、しばらくちょっと面倒見てやってよ。」
と、数人を引き連れてボランティア的に頼んで来る事が、
当初から多かったんですが、嫌いじゃないので(むしろ大好き!)
いつも快く引き受けていた。

右も左もよくわからない初めての職場での不安や、
どんなときにどう動けばいいかわからずに、
右往左往する気持ちがよくわかったので、
仲良しさんがみつかるまでは食堂を案内してあげたり、
休憩時間の過ごし方や場所を教えてあげたり、
売店の使い方や駐車場の暗黙のルールを説明したり、
職場の中に固定的にそういう人がいるのは、
雇用側も大変楽で重宝だったのではないかと思う。
(自分もその辺は、わかってやっていた確信犯!かな(笑))

ラインリーダーになると、今度は数値の管理やスタッフの配置、
そして作業指導や業務報告などが入って来る。
自分が人に対して「これってこういう事かな?」などと、
様々に思い始めたのは、やはりここらあたりからだと思う。

具体的に当時、強烈に痛感していたのは、
育った家庭の良し悪し、かな。
1990年代後半(今から10年前)の雇用状況が、
どんなものだったかは私もよく覚えていませんが、
あるときから先輩スタッフや私達の同期とは、
あきらかに異質な新人が劇的に増えていったんですよね。

職場は女性が主体でしたが、彼女達はまず圧倒的に若い。
「工場軽作業=オバサン・主婦」のイメージを打ち砕く。
そして社会経験はほとんどなく、いわゆるコギャルの集団である。
茶髪(←これは今ではOKだよね(笑)私もそうだし^^)、
金髪、メッシュ、ルーズソックス、ガングロ…
そして襟元のリボンを5㎝下げてわざと第二ボタンまではずすなど、
後半は学校の先生よろしく規則違反との戦いでもあったわけで、
よく企業さんから会社としてお叱りを受けるのが頭痛の種でも
ありました。

それと同時に、「仕事をする」という場面での、
公私のけじめや自分のモード切り替えにも、
人によって大変バラツキのあることがわかってきて、
当時としての自分は、「やっぱり家庭に原因があるのかな?」
という思いを強くしていました。

この話をするときには、当時一緒に働いてた、
陽子ちゃんとミサキを思い出さずにはいられません。

    *    *    *    *    *    *

陽子ちゃん(仮名)、ミサキ(仮名)。共に21歳。

陽子ちゃんは中程度の私立女子高、
ミサキはあまりお行儀の良くない私立女子高出身(笑)。

陽子ちゃん、カジュアルなジーンズとシャツで出社。
ミサキ、パールピンクのキティちゃんサンダルに素足。
薄汚れた色の薄いジャージの上下でだらだらと出社。
陽子ちゃん、中肉中背のポッチャリ型で丸顔チャーミング。
ミサキ、大柄で足が太く(大きな声では言えないが)美人の反対^^

陽子ちゃんは本当に素直で穏やかな娘さんで、
仕事振りも真面目、遅刻も欠勤もありません。
職場での様子や友達と話すのを見ていても、
「この人は本当にいいお父さんといいお母さんに恵まれ、
ご両親に愛されて何の問題も無く育ってきた人なんだな」
という事がよくわかります。

愛情のある家庭で育った人というのが、
仕事の面でどういう特徴があるかというと、
「畏れ」をよく知っているんですよね。

目上の人に対する態度や、
集団の中での気配りなどもそうなんですが、
一番わかりやすいのが、ミスをした時の振る舞いで、
自分が原因で不良を出してしまったときなどは、
「すみません、続けて不良を出してしまいました。
どうすればいいでしょうか?」と、すぐに聞いてくるんですよね。

こちらが指摘したときも同様で、
「え!そうでしたか?うわぁ、どうしよう、これ全部NGですか?
(いや、一部だけだと思うよ)
え…本当ですか?大丈夫でしょうか?出荷に間に合いますか?
申し訳ありません、全然気が付きませんでした。」
と、本当にいたって素直。
そして保身よりも業務的な影響を真っ先に心配しているのが、
よくわかります。

ところがミサキはね~、あいつは超腹が立つ!
「うっそ、この前それでいいって言ったべや!
そう言われたからその通りにやっているだけジャン!え?
やれって言ったのはオマエだべ?
オマエがそう言ったんだべ?
頭おかしいんじゃね?」
と、がんがんテンションが上がり、
真っ赤になって逆切れしてきます。

ミサキだけではなく、性格的に屈折してるなぁ…と感じる人は、
逆切れには至らなくても、理屈っぽく言い訳したり、
誤魔化したり隠したり、自分の非を認めてすぐに謝るという事が、
本当にないんですよね。ヘタするとミサキのように、
「なぁ?言ったよな?この前そう言ったよな?」と、
有無を言わさず周りを味方に引き入れて、集団で対抗してきます。

当時の私は、そういうところは全部、
育った環境によるものだと思っていましたが、
それは間違ってはいなかったと思います。

彼女達に感じたのは、
自分が非難されたり叱られる事への過敏なまでの反応で、
その背景には両親に怒鳴られ続けて育ったとか、
愛された実感を得られなかったとか、
誰かに守られる事のなかった不安から来る弱さで、
なんでもかんでも自分への攻撃と捉えて、
頑なに防御しちゃうんだろうね。

今でもそれは発達障害などとはまた別の、
後天的な要因ではないかと思っているのですが、
何より、思春期に批判される事ばかり続き、
母親と仲の悪かった私が一番それをよくわかっていて、
私にはむしろ、陽子ちゃんの素直さのほうがまぶしく、
何にも不安を抱かず卑屈にならない強さに、
自分の今までを反省したりしましたし、
逆切れしてくるミサキの中には、
ちょっとだけ自分を見たりしていました。
(私はさすがに"逆切れ"はしなかったけど、
隠したり誤魔化したり…は、ありましたもんね^^)

    *    *    *    *    *    *

ミサキの家は、お父さんが酒飲みで暴力的、
お兄さんも不良で、話を聞いても荒れている感じがするんですが、
自分もまた、彼氏が何かで捕まり幾度目かの服役中であるなど、
私にはいろいろ話をしてくれました。

ミサキは淋しがり屋で、私のことはとても慕ってくれたんですよね。
(だから私には"めんこいヤツ"で抵抗なく呼び捨てできるんですが)
(辞めるときも涙目で、辞めた後もスーパーなどで会うと、
大声で遠くから手を振って駆け寄ってきてくれた)

私は当時こうやって話を聞いてあげて、存在を認めてあげれば、
段々彼女も変わってくるんじゃないか?なんて思っていましたが、
でも、休む!とにかく欠勤が多い!遅刻も多い!
これっばかりは、修正不可能かも(笑)??
(だいたいコギャルのお姉さん達は、欠勤が多すぎ!!!)

それに言葉遣いも態度も悪くて反抗的なんだから最悪と思うでしょ?

と・こ・ろ・が!
彼女は天才的に手作業のスピードが早いんです!
もう、周りの者は皆、舌を巻きますよ?

「終わりました。おばさん、終わったよ?」

「うそ!ロットの切り替えまでだよ?
あそこのひと山全部だよ?」

「だーから、それが終わったって言ってっぺや!
よく見ろ?あん?どこさ、目ぇ、つけてんの?キャハハハ!」

本当に終わってる…すげぇ。。。

だから、職場に取ってはミサキは「使える人」なんです。

いつぞや、ミサキの欠勤があまりに目立ってきたので、
私と同期の真面目な人達が事務所に来て、
現状を切々と訴え、「どうして辞めさせないんですか?」と、
課長に直談判。が、課長は皆が引き上げた後に、
「でも、アイツは使えるからなぁ…」と、ひとことポツリ。
その気持ちは私にもよくわかった。
欠勤さえしなければ、ミサキは非常に優秀な作業スタッフである。
だから課長は切りたくなかったのだ。

    *    *    *    *    *    *

さて、陽子ちゃんを見ていると誰もが、
「この人はいいお嫁さんになるだろうな」と感じる。
あれから10年。もう今は、お子さんを持つお母さんだろうか。
たぶん、いい人と結婚して幸せな家庭を築き、
子供にも恵まれて暖かい人生を歩んでいくだろうと思わされる。
職場でも、「陽子ちゃん、陽子ちゃん♪」と、
世代を問わずに皆から愛されていた。

けれど彼女に仕事での大きな才能は無い。
スピードも普通、手際も普通、
全部普通である事は、いざというときミサキに負ける。
その素直さも災いして、生産量の調整などで、
ライン縮小になるときは、
真っ先に自宅待機の対象者になりやすい。

けれどこの先の二人の人生を思うと、
どちらが幸福に生きていけるかといえば、
それは陽子ちゃんのほうであると言える。

そんなとき、私はすごく思うんだよね。

仕事でも何でもそうだけど、何かの才能がある人というのは、
その一方でどこかに必ず欠損している部分があるんじゃないかって。
言い方を変えれば、才能というのは欠損が生み出す、
能力の偏りではないか、と…

そして、一芸に秀でている人に、バランスのよい人間なんて、
あり得ないんじゃないかとか、
もしそうなら家庭的な暖かい幸せと、
芸術やビジネスなどの仕事的な才能は、
相反するときも多いのじゃないか?とか、いろいろね。

奇人変人のアーチストや学者、
癖のある立志伝の会社社長・起業家。
そこまでは行かなくても、これは何にでも当てはまる事で、
「何かができる」という事は「何かができない」と、
同義なのかもしれないね。。。
その「できる」由縁が先天的なものなら、
尚更そうなのかもしれない。

当時の私の職場では、「できないヤツほど早く来る」
という言われ方があって、確かに遅刻も一度の欠勤もなく、
朝もとても早くから出社してきているスタッフに限って、
あまり手際がよくてスピーディな作業をする人はおらず、
むしろ欠勤の多いコギャル達のほうが資質だけを見れば、
工場では「圧倒的に使える」場合が非常に多かったのですが、
そんなときに、「才能ってなんだろうな…」と、
強く思ったりしました。

これらの話は、最近の私がASとかADHDとか、
そういった事を論じるのとは、
まったく別の発想だと思って書き始めたんですが、
書いていくうちに、どこかでリンクしているような気もしてきました。
前回紹介させていただいた、YAMBARU先生のblogを読むと、
発達障害などとそれの結果としての、
ご両親やご自身が作り出す家庭環境は、
決して無縁ではない印象を受けますもんね。

バランスの凸凹に関しては、
過去に書いた「私の「博士が100人いるむら」」へのコメントで、
fkさんから、
http://platanus.cocolog-nifty.com/monologue/2005/05/100_6089.html#comment-2420775
↑こんなご意見をいただいているのですが、
個人的にはそれもまた「有り」だと思いつつ、
何かがずば抜けてスゴイ!と思える人に関しては、
今日の日記のような見方をする自分もいます。

工場の手作業だけに限らず、どんな仕事でも、
そいう部分はあるんじゃないかな。
でもそれが幸せな人生のためにいい事か悪い事かはわからない。

が最後に、私はここで発想を逆に考えたい。
今何かが人並みに至らず人生がうまく行っていない人には、
願わくばそれを補って余りある才能がどこかにあると思いたい。
そしてそれを生かせる場所は必ずあるはずと信じたい。
例えハードルが多く手放しで幸福とは呼べない人生であっても。

実は、今日書きたかったことはその一点でした。
それがこのサイトを訪れた人への、
私からの精一杯の応援メッセージでもあります。
それだけを付け加えて、今日の日記を終わろうと思います。

【自分の仕事史に関する最新の10件】 ※目次はこちら
★可もなく不可もない幸せ 私と精密部品組立の仕事 トップセールスマンの胡散臭さ 交代勤務と固定勤務 忘れ物プリンセスだった私 こっ恥ずかしいアカウントロック!! 半端に手出しをしちゃうワケ 立上げ隊は辞めませんて! お酒の席ではダメダメリーダー 私職場のピエロになります

【発達障害的な話題に関する最新の10件】 ※目次はこちら
 ★可もなく不可もない幸せ 怒った演技のできる人 できる事とできない事 人を見かけで判断する此頃 事前研修の私の今後の課題 この新人さんは断ろうと思う お互い不幸にならないために その人の退職 やっぱダメかな… アスペルガーなユーザーサポート

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2007.04.20

私と精密部品組立の仕事

----------------------------
【今振り返る精密部品工場の三年間】
★私と精密部品組立の仕事可もなく不可もない幸せ
----------------------------


今の仕事に就く前、私は三年間、
自宅から車で10数分のところにある、
某社某工場で精密部品組み立ての仕事をしていました。


最近めろんぱんさんからのコメントからの連想や、
それを読んだダンゴ4兄弟さんなど、
複数の方から、「ADHD系の気質があるかも~?」と、
気付かされるメッセージをいただいているぷらたなすですが、
検索してその気で見てみると、なるほど思い当たる事も一杯。
この辺は図星だわ!と思う部分もあります。
そして確かにじっと座った単純作業の繰り返しも大の苦手(笑)。
(特に、めろんぱんさんに教えていただいたこちらは秀逸ですねぇ~)
(この先生の視線は私に似ていると思います。じゃ、やっぱり…(笑))


でも、ここの仕事はとても楽しくて、
当時はプライベートでもすごく充実していて、
私は今でもそれまでの中で、一番夢を持って働けた、
いい職場だったなぁと、思っています。
仲間に恵まれた事もあって、とにかく楽しかったですね。


なので今回は、そのお話。


    *    *    *    *    *    *


えーと仕事のきっかけは、
実は私のその、もひとつ前の食材宅配の仕事が営業系で、
締切日には一軒一軒キャンペーン商品をおすすめしたり、
会社に戻ると顧客に夜遅くまで電話掛けをしたりして、
雰囲気的にちっとも早く帰れない!


私は営業系の仕事は好きなんですが、
他人からああすれ、こうすれ、と逐一指示されるのが嫌いで、
しかも目標と称するノルマを第三者から課されて、
ひたすら煽られるのも嫌い。(この辺も確かに(笑))
プレッシャーがいやなのじゃなくて、
あれこれ指図されるのが嫌いなのよん♪
言われなくてもやるわい、好きなんだもん、セールスとか。


なので、私に関しては放っておいたほうが着々と実績を上げるし、
そのほうが利益のためだと思うんですが、
主に主婦が働いている仕事としては考えられない帰りの遅さや、
目標達成しなければ、
売れ残りは自己買い取りの商品が増え始めるなど、
だんだん収入的にも納得のできない状況になってきたので、
一年後に(これでも長く続けたほう。面白かったから)転職を決意。


そんな中で近くの工場の契約スタッフに転職した元同僚が、
「すごくいい職場だから、ぷらちゃんも来て見たら?」と、
自分の今の勤務先についていろいろ教えてくれまして、
それがその某メーカーの部品工場だったんです。


彼女は求人情報などで見かける胡散臭い製造系の広告を見て、
「近いならなんでもいいや。」と、そこに行ったんですが、
大方のイメージとは裏腹に、その職場は今の会社と比べて、
何もかも非常にきちんとしていて、残業は割増がちゃんと付くし、
用事があるときは断れる。
正社員ではないが社保完備で、制服貸与で食堂もある!
(この制服が工場なのにどこかOLさんぽい。
スカートにブラウスにリボン。作業服じゃない!(同僚感激!))


そこで感動した彼女が、たまに会社に遊びにやって来て、
興奮気味にいろいろ語るたびに、
「私も行こうかなぁ…」と思ったのがきっかけです。
やっぱり時間時間で残業がつくのが、
一番の魅力だったんですよね。
だってその当時会社にいた時間を時給に換算すると、
かなりの金額になるんだもん。
それなら残業代がつくほうがいい、って誰でも思いますよね。


ですが、大きな不安がひとつ!
そう、それは部品の組み立てなんて作業が、
はたして自分に務まるのか?という素朴な疑問。


たぶん、仕事自体は簡単だと思うんですよ。
ですが、それをずーっと一日一杯やっているかと思うと、
やる前から精神的に辛そうで気が滅入ってきます。
体がキツイとか全然そういう事ではなく、
飽きて眠くなって一日中苦しくなってくるんじゃないか?
という心配ですね。


ですが、当時我家は家計がとても厳しかったので、
もう、背に腹は変えられません。
なので、つべこべ言わずになんでもやってみようと思って、
同僚とは違う請負会社経由でその工場に入りました。
(たまたま新聞の折込チラシを見たら、条件が少しだけ良かった)


    *    *    *    *    *    *


さて、学校の体育館三つ分ぐらいはある広い工場のフロアに、
延々と長く続いている作業台の一角に、
私を含めた同期の4人が一緒に連れてこられて、
「まずこれをやってみて」と言われたのが部品の接着。


接着?接着…圧着だったかな?いや、溶着?
忘れたわ、ま、いいや。
とにかく私の初仕事は、DVD光ピックのレンズ周りに、
ある小さな部品をパチンとはめ込む事。


手ではめるのではありません。
冶具(じぐ と呼ばれていた。どう見ても やぐ だと思うんだけど
のへこみに光ピック本体を凹凸を合わせてきちんと入れて、
そこにカバーとなるとても小さな部品を置き、
プレスのレバーを一回上げ下げするだけなんですが…
(その動作によって小さな突起がパチンとはめ込まれる)


うふふふ、これがね…やっぱり私、ミスが多いの(爆)!!


ミスといいますか、まず"落下"が多い!
落下は慣れないうちはたいてい誰でもやるんですが、
他の人が2~3個のところを、私は7~8個。
最初は、「すみません。落としてしまいました」と申告するんですが、
なんかそれ、私ばっかりなんだよね^^。


あと、落下も多いけど不良も多い(爆)!!


本体がきちんと冶具にはまっていないのに、
レバーを上下しちゃって破損させたり、
ハメた気になってピックを冶具から取り出すと、
部品のほうをセットせずにレバーを上下していたり、
極端に目立つほどではないんだけど、
左右を見渡すと、私の不良BOXだけ、
やっぱり少し多いんだよね(笑)。


で、リーダーさんが、「またぷらたなすさん?」て顔つきで、
毎回不良を出すたびに確認しに来るので、
初日からもう、恥ずかしくなってきちゃって…


ただ、私、(たぶん)手先は器用なほうなので、
作業に慣れたりコツをつかんだりするのは早いんです。
だからみんなが手元や指使いが安定せずに、
やりにくくて四苦八苦する作業でも、
比較的早くリズムに乗ってくるので、
"不器用で使えない人"という印象は、
あまりなかったと思うんですよね。
だ・け・ど、ミスが多い(笑)。
それも「なぜ?」みたいな変なの(爆)!!


    *    *    *    *    *    *


で、初日は眠くなる間もなくあっという間に終わり、
2日目、3日目もその調子で、
不慣れな必死さで退屈を感じるひまもなかったんですが、
さすがに一週間ぐらい経つと、飽きて来ましてですね~(笑)
大嫌いな数学の授業が終わるのを今か今かと待つように、
1分おきに時計を見て、休み時間のチャイム
(工場では学校と同じチャイムがなる)が鳴るのを、
毎度毎度待つような日々になってきました。


ミスはずっと減りましたけど、やっぱり人よりは少し多いね。


私たぶんね、こういう単純作業を延々とやっていると、
無呼吸の人が睡眠中息をしていない瞬間があるように、
ふっと頭の中が空白になるときがあるんだと思うの。
きっと、そういうときに変なミスをするんだよね。
部品を取り付けていないまま流しちゃうとか、
部品をハメたものにもう一度上からまたハメてしまうとか。


今はわかるよ、そんな風に。
でもそのときはどんなに気をつけていても、
「ちょっと、一体なんでこうなるのよ?」と、
同僚が不思議がるような不良を出すので、
私ってやっぱり向いていないんだなぁ、なんて、
思っていました。
他人と比較しても、はっきり言ってこういうのは、
素質がないと思いました。


で、状況が変わったのがそのときの班長が、
実績数を取り始めたときからで、
たぶん一番最初は4人で分担した流れ作業で、
1日400個ぐらいだったと思います。
そして班長がそれを見て、
「うーん、400か。まだまだな。」って言ったの。


それですっかり仲良くなっていた4人が、
「いったいどれぐらい行けばいいものなんですか?」と聞いたら、
「普通にやって800だろな。」って言うのね。
「えーーっ!今の2倍じゃないですか!えーーーっ!」
と口々に反応して、すると班長は、
「まぁ、数は段々上がってくるものだから、
800を目指して頑張ってみてよ。」


そこからですね。思い切り調子が上がってきのは。
だって自分のところで流れを止めるわけにはいかないし、
仲良くなるとライバル心も芽生えてくるから、
次の行程の隣の友達から、「製品まだ?」と言われるよりは、
バット三枚ぐらい余裕で溜めて、おらおら!と煽りたい(爆)!


そしてこうなると私は本格的にスイッチが入るので、
退屈な作業で飽き飽きする気持ちよりも、
「ガシガシ作って煽ってやる~!」という思いのほうが、
勝るんです(笑)。ぶははは!いや、心の中でよ?
そんなの絶対表には出しませんよ~(笑)


なので不良も格段に減り、
手のスピードもさらに段々上がって来て、
「ちょっと、ぷらちゃん、早いよ~、待ってよ~(笑)」
と言われたりすると、もう、かなりいい調子ですね(爆)!
波に乗るってのは、こういうことだな(笑)。


そして私達は次の一週間で800をらくらくクリアし、
あまりにうれしかったので班長を囲んで、
飲み会まで開いてしまったんですが、
楽しい事は長くは続きませんでした。


4人で作っていた光ピックは限定品だったらしくて、
あっという間に終わりになってしまったんですよね。
そして私達はバラされ、私は一人だけ半田付け班へ。


そして、ここで出会ったのが、
瀬長さん(当時40代後半女性/仮名)。
そう、うちの大師匠(笑)。(当時)


※あれ?当時の彼女って今の私と同い年だね。
※でも思い出してみても彼女が今の私と同じなんて思えないな。
※痩せて目が引っ込んでいて顔立ちが50に近い感じだったし、
※やっぱり、先輩!という目線で見ていたからでしょうか…


彼女は私に何かと横から突っ込みを入れてきた人で、
最初はイビリかと思って最高に感じが悪かったんですが、
その時の詳細は二年前に「'ダメ出し'さん、いらっしゃい!」で、
詳しく書いたのでここでは触れません。
(あら、日付を今見たら本当にちょうどきっかり二年前だわ(笑))


ならば今回何が言いたいかというと、
私はそのとき、「いつか絶対コイツを抜かしてやる!」
と、思ったことで、そのためには質も量も上回らないとダメ!


そう思い始めると、1秒でも2秒でも…
極端な話、何ミリセクでも早くなるために、
冶具の位置を変えたり、
両手を効率よく同時に使う手順を考えたり、
見なくても手触りでトレーのくぼみに、
一発で光ピックを置けるように手際を練習したり(笑)、
思いついた事をひとつひとつ実行するたびに、
それが数字に反映するのがとても楽しかったんですね。


だから、特に数字的な目標は提示されていなくても、
私は自分で休み時間の度に仕上げたピックの数を数えて、
毎日メモ帳につけていきました。
で、瀬長さんの完成品トレーの段数も数えて、
「よし、もうすぐでイケル!」と思ったり(笑)。


品質も同じですよね。
早いのに不良の少ない人の手際を見て、
部品の押さえ方とか半田ゴテの持つ位置、角度、
左手の半田線のさばき方とか、両脇の閉まり具合とか、肘とか、
かなり見てましたね~(笑)


それで最終的には追いついて抜かして、
気持ち的にはすごく満足!(笑)
もう「怖いものなし」状態(爆)!!
これで楽しくないわけがない(笑)!


それまでには二人とも先輩後輩の間柄から、
ほとんどカラオケ飲み友達になっていたので、
すごいムチャクチャ明け方まで飲んで歌って遊んだし、
周りの仲間達とも一緒に職長や班長や男性性社員達と、
しょっちゅう合コン?とか(笑)、もう、第二の青春状態でしたね。
ほんと、楽しかった。(酒が?いえ、仕事もですよ(笑))


工場でも私が働いていたような大手は、
組合があってあまり社員に残業をさせないのですが、
当時はそういった組合的な発想を
協力社員のほうにも適用してくれたので、
納得の行かない残業というのはなかったですし、
何時間作業したら何分休む…ときちんと決められていて、
2時間を越える残業のときは、(当時)パンと牛乳も、
出たんですよね。しかも、残業は、
何時間前までに申請するなどとルールとなっていて、
そのときになって、「あ、ちょっと残って!」というのもない。


だから、非常に予定が立てやすく、
そういった時間でカツカツに区切っていく大きな企業の工場は、
本当に生まれて初めてだったので、
私はとても働きやすく、家事もマメにできてよかったなぁ…


やがて所属の請負会社が違う瀬長さんとは、
別々のラインに分かれ、私はその後会社の事務所に上がり、
(業務は、ほとんど今と似たような仕事へ)
その後「正社員になるかならないか?」という話の最中に、
企業が主たる生産ラインを中国に移す事にしてしまったので、
私達は解雇通知をもらったり、撤回されたり、
非常に先行きが不安定になってきました。


そしてこれからお金がかかるとわかっている、
長男の高校受験を目前にして転職を決意。
数年ぶりに街場に出ることを決めて、
今の仕事にやって来たわけです。


    *    *    *    *    *    *


今、当時を振り返って思うのは、
どんなに苦手な単純作業でも、
目標を持ったり誰かの追い落とし?を継続的に狙ったりして(笑)、
自分の心の中で、楽しく面白い作業に変えていけば、
退屈な事なんて全然ないんですよね。
仕事を遊びにしちゃうんです。


大きくなってからは全くやりませんが、
私は小さい頃プラモデルを組み立てたりするのが好きで、
本来手作業は嫌いじゃないし、
何か自分の世界に没頭するのも好きです。
だからガーッと外に向かいたい気持ちと、
とことん内に篭りたい気持ちと、極端な二面性があるんですよね。


だから、それらを自分でうまくつなげてやる事ができれば、
仕事はどんなものでも案外楽しくやれるんだな、と、
そのときの三年間は、とてもいい経験をしたと思っています。
そして、当時のスタッフ管理が今の自分の仕事の、
大きな土台にもなってますしね。


私はやっぱり、自分で色々考えて、
工夫できる仕事が好きなんですよね。
だから、マニュアルがガチガチにあると、
本当に息苦しくてそういう業種は続かないと思う。
また、トラブルやアクシデントも、
「ここが大ボスだぞー!」と、
自分がRPGの主人公になったような気持ちで、
仕事なんてゲームのようなものだよな…なんて、
思うときもあります。


いろいろ頭を抱えても結局悠久の宇宙のゴミみたいな存在だし、
失敗しても成功しても明日世界がなくなるわけじゃないし、
そうやって自分と現状を切り離したりくっ付けたりしながら、
この先もやっていくんだと思います。


もしADHD傾向の人がいて、私ってどうしてこうなんだろう?と、
大人になっても自分が嫌になっちゃっている人がいたら、
なんでも自分が面白い!と思う方向に変えて、
目的をすり替えちゃえばいいんじゃないかと思います。


※なので片付け物をするときは音楽が欠かせません。
※まずは、BGM選びから入ります。
※そして、そのままBGM選びに没頭して時間切れとなる!
(実は新たにお気に入り集を作り始めていたりする!)
※どうだっ!参ったか(笑)!御同類は手を上げよう~(爆)!!!


でももし、私の感覚とADHDの人の感覚が同じなら、
たぶん、そこまで落ち込んだりはしないですね、きっと(笑)。
「アタシってダメなやつよね~♪」とか、わーわー騒ぎながら、
自分をいいネタにしつつ、能天気に生きていくかも!
なーんちゃって!!!(いや、私がそうなんで(爆)!)
 

 
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私と精密部品組立の仕事 トップセールスマンの胡散臭さ 交代勤務と固定勤務 忘れ物プリンセスだった私 こっ恥ずかしいアカウントロック!! 半端に手出しをしちゃうワケ 立上げ隊は辞めませんて! お酒の席ではダメダメリーダー 私職場のピエロになります ミスしたときの身の振り方

2007.04.19

「人」さえいればね。

怒った演技のできる人 の続き。

----
「フツーの人ですね。止めどなくフツーの人ですね。」


昨夕、契約会社での見極め研修に同席した、
班長の芦田君(30代前半男性スタッフ/仮名)は、
新人候補者の大木君(20代後半男性/仮名)
を評してそう語った。


人物評価というのは難しい。
自分達の仕事に向かない部分が、
事前研修の段階からわかりやすく見えている場合は、
ある種の確信?を持ってお断りすることができるが、
そうでない人の場合は、何とも言えず、
どうしても消去法の評価になってしまう。


こういう欠点はない。こういった短所も見られない。
これも悪くないし、あれも問題なかったし……と、
どんどん消していくと、
NG材料が見つからなかったのでお願いしよう、と言った、
どこか消極的な判断となってしまう。


いいところもそれなりにあるんだけど、
だけど強力に企業さんにお奨めできるほどのものではない、
という方は、やっぱりちょっとは「大丈夫かな?」
なんて迷っちゃいますよね。


以前、応募者がたくさんやって来ていた頃なら、
私は大木君は落としたと思う。
職場はどちらかと言うと体育会系の雰囲気なので、
テクニカルスキルもさることながら、
やはり、明るさとか積極性とか、前に出て行く感じのある人が、
業務や集団にも馴染みやすく、望ましいように思う。


でも、今は状況が厳しいのでそこまで求める余裕はないのよね。
また現況として今私達が最も望んでいるのは、
ごくごくフツーの新人さんだ。
(フツーなら取りえなんてなくなっていい)
(私は少し疲れている。久しぶりに平凡な人を育てたい^^)
私達は芦田君も交えてしばらく話し合い、
大木君には今回の仕事をお願いする事にした。


    *    *    *    *    *    *


さて、当社採用窓口担当の細川さん(30代前半女性/仮名)の、
もっぱらの心配事は、やはりスケジュールが何も決まっていない、
という事だった。


今回はすごいよ(笑)。だって面接なしでいきなり"研修"だから(笑)。
しかも企業さんと予定的なものをまだ一切詰めていない。
自分の仕事上でも、ようやくユーマン社さんからの新人さんの、
現場研修を終わらせて、溜まった仕事を片付けようと思った矢先の
話だったので、日程的にも精神的にも正直言ってキツかった。


それでも私は事前研修を強行?した(笑)。
なぜなら数日間教えてみて、不向きな人だった場合、
これからのあれこれは、すべて無かったことになってしまうからだ。
自分がいつも細川さんに対して、
「まずは人ありき」と言っているのはそこなんだよね。


しかも今や、30~1時間程度の面接が、
いかに当てにならないものかを自分が一番よく知っている。
きちんと説明した上で、候補者さんも快く同意してくれるのなら、
できれば研修のほうにどんどん人を上げて欲しいと思う。
内容的にも無駄なことは決してやっていない。
自分の適性や仕事のイメージ作りのためにも、
(急がないのなら)損はないと思うよ。


さて、細川さんは企業との合意もスケジュール調整も、
すべて万端整っていないとなかなか物事を進められない人で、
不確定事項が少しでもあると、不安になる人なんだよね。
たぶん候補者さんへの説明部分で突っ込まれるのが怖かったり、
正確できちんとした担当者としてのプライドもあると思う。
そしてそれは、とても当たり前の感覚で、
私もプライベートなら同じように思うかもしれないね。


でもビジネスとしてみれば、こういう先手や見込みで動く作業は、
前線にいる人に取っては営業活動の一端でもあるわけじゃない?
近江商人の「三方よし」じゃないけれど、
スタッフさんと企業さんとうちの会社と(できれば世の中のためにも)
関わる人全員が幸せになれる妥協点を見つけるのが、
自分達の仕事でもあるので、やっぱり提案とか調整とか交渉とか、
様々な人を結びつけて、決まっていないものを決めていく手法も、
どうしても必要になってくると思うんだよね。


それはつまり、主導権はこちら、という考え方です。
顧客からの何かの決定が下りてくるのを待つのではなく、
こちらから、「これで行かせてもらえませんか?」と、
打診していくのが肝心で、そのためにはやはり、
「人」がいないと話になんない。
この前「怒鳴ってスッキリするなんて…」でも書いたのですが、
私が言いたかったのは、その辺なんだよね。


卵が先か、ニワトリが先か。
私はこの場合は、やっぱり「人」が先。
段取りはあとから付いて来る。
お読みの皆さんで、これに関して、
嫌な経験をお持ちの方がいたら本当にごめんなさい。
自分としては、人に後ろ指を刺されない状況説明だけは、
いつも注意して心がけています。


    *    *    *    *    *    *


本当は芦田君のOKをもらわないと、
確定にはならないんですが、
彼はたぶん賛成すると思ったので、
昨日私は事前研修を午後からに変更し、
午前中は普段の自分の職場である出向先企業へ。


そして今野主任に「C班の欠員にはうちから人を出せますよ」
と、言ってみた。
今、現場では主管契約会社のうちがあまりにだらしないので^^、
企業さんがどんどん他社にも声掛けしている最中で、
今野主任からは、C班の欠員にも名乗りをあげている会社がある、
と、聞いていた。


だったら、こういう話は先行したほうが勝ちだ。
大木君のためにも一刻も早いほうがいいよね。
私は自分の気持ちが決まったので腹を据え、
大木君の売り込み&交渉・調整態勢に入った。


現場運用では各社に超公平でも、
スタッフの手配になると思い切り自社モードで動くってのも、
随分な話だと思うけど、自分でもよく矛盾せずに動いてるよなぁ
と、思うね(笑)。


さて、今野主任の心配事は
「今新人がこれ以上入っても、PCもなく研修担当者もいない」
という事だった。
だから先日、営業のメグちゃん(20代後半女性/仮名)が、
この話の前振りを少し主任にしたときも、
「どんなに早くても5月の連休明けになります!」と、
怒ったような顔で断言して来たのだった。
そのため、メグちゃんも細川さんも、
「せっかく研修をしてOKでも就業開始が連休明けになったら、
すぐに働きたい人なら、逆に断ってくる!」と、
気が気でないのだった。


あはは!大丈夫!任しといて!必ずなんとかする!
そこからが腕の見せ所ジャン!そこからが自分の真骨頂なんだ。
今なら、「人」さえいれば、勝算はあるから!


今野主任は頭が固くて融通の利かない人なので、
出された研修担当チームのスケジュールは、
動かしがたい固定のもの、と、ガチガチに信じ込んじゃうんだけど、
そこまで柔軟さのない研修チームじゃないのよ(笑)?
(私は現場に居るときは研修チーム要員に早変わり(爆)!!)


「でも」「だけど」と気乗りしない彼を押しとどめて、
「じゃ、研修が可能になりさえすればいいんですよね?」
「まぁ、そういういことだけど…」


うほほ!よし来た!あとはこっちのもんだ!


早速林田さんや月森さん、そして角田君に掛け合い、
「こんな風にしたい」と打診してみる。


具体的には、来週A班に入る別会社の新人二人と組ませて、
導入部分だけを共通で出来ればいいね。
その研修は私が担当なので、内容はいくらでも工夫できる。
取扱商品の異なるA班とC班の業務で、
共通部分をピックアップして、そこに的を絞った導入研修を、
まとめて行っていけばいい。
進捗が少し先延ばしになってしまうが、せっかく人がいるのに、
つまらない理由で断られてしまうよりはよほど現場のためだろう。
そこは、研修担当チーム内では、ガッチリ意識が合っている。


メリットもある。
新人さんというのは、仲間がいると定着率が上がるのだ。
例え班が違っても、数日間一緒に研修をすると、
お互いに顔なじみになって同期生としてすっかり仲良くなるので、
雑談をする相手ができるんだよね。


すると昼食時の休憩室や(スモーカーなら)喫煙室、
朝夕のロッカールームなどで、「さっぱりわかんない」と、
本音を出し合ったり、「ここって変な会社だよね?」と、
ひそかに疑問を出して共感しあったり(笑)、
自分を自分として話し掛け認めてくれる人が一人いるだけで、
つかみ所のない不安は解消していくし、ライバル心も生まれていく。
やがてそれは朝に職場に向かうエネルギーにもなる。


なので私は「定着率アップのためにも、三人まとめましょう」
と、今野主任に提案して了解をもらっちゃった(笑)♪
ヤッホー!これで「連休明け」→「来週頭から」と、
就業開始が大幅短縮だ。
私は早速契約会社に、「23日オッケーです。了解取れました!」
と、電話した。こういう仕事はちょっと楽しい。


研修担当チームが案を出し合って、
スケジュールを組み直してくれたのは言うまでもない。


    *    *    *    *    *    *


ところが、昨夕、
大木君に契約の決定と今後のスケジュールを伝える段になって、
営業のメグちゃんが飛び込んできた。
離れたところで話を聞くと、今野主任はわざわざ電話を掛けてきて、
営業担当として本件に謝意を述べたメグちゃんに、
「まだ決定じゃないから。」と告げたらしい。


「は?なにそれ?午前中は『それで行きましょう!』
って言っていたよ?なにが気になってんのかな…」


「さぁ…研修はいいけどパソコンが…、とか、
5月の1日、2日はどうなる?とか、
そんな事を言ってましたよ?」


パソコン…5月の1日、2日…
ま、言わんとする事は予想がつく。
パソコンの準備が間に合わないのと、
連休の合間の日だけ、研修担当の誰かが有給を取るので、
「教える人が誰も居ない」とか、またそういう事だな?


「まだそんな事言ってんの?」
「はい、そうおっしゃってました。。。」


うーん、そう言ったことも、
現場をよく知っている身としては、
やり方次第でなんとでもなると思うけどな…
PCを使わない正社員からのセキュリティ関連の研修を、
頭に持ってきて時間稼ぎをするとか、
研修だって講師がわざわざつかなくても、
実機を一台ずつ貸し出していじり倒してもらい、
レポートを書いてもらうとか。


結局、契約会社の電話から折り返し連絡をしても、
今野主任はもう帰ってしまった後だったので、
その日のうちの結論は持ち越しとなった。
申し訳なかったが、新人の大木君には、
明日の連絡を約束した。


    *    *    *    *    *    *


そして今日。(私は所用で有給)
そうたったさっき。
えぇ、えぇ、電話をしましたよ、
自宅から今野主任に。(笑)。
(「休みなので、じ・た・く・か・ら・で・す!!」と強調して(爆)!!)


すると彼は、ひとしきりの世間話のあと、
「いやー、昨日のうちに、
ぷらたなすさんに相談したかったんだけどね、
そっちに電話したら、研修中で出られないって言うから、
(誰だ?そんな返答したのはっ?)
昨日のうちに決められなかったんだよね。
あのさ、パソコンと5月の最初の2日はどうするの?」


ガーン、「確定じゃない」ってのはつまり、
私と詰めていないからそうだった、というわけね(-_-;)…


私はヘラヘラと先ほど書いたような事を述べて、
正社員のスケジュール調整を主任にお願いし、
5月の頭は、講師がなにもわざわざくっ付いていなくても、
自習と課題で十分可能!と答えた。


そしてようやく、「わかりました!それじゃ来週にしましょう!」
と、決まった。


ぷらたなす、たった今、契約会社に自宅から電話。
「なんか、私と詳細の打ち合わせができなかったから、
『未確定』と言っていたみたいです。
ま、彼ってそういう人なんで、多めに見てあげてね♪(笑)」


…というわけで、来週の頭からは、今回の大木君も入れて、
今度は現場で三人の新人を担当する事になった。


うちの会社は他にもまだ欠員を出している部署があるので、
今回の話がコケても、彼に振る仕事は複数ある。
大木君がもし、「連休明けじゃないと働けないのは嫌だ」
と言ってきたら、私はそちらを紹介してみるつもりだった。
「だったら待ちます」といってくれればそれでいいし、
「早いほうがいいのでそちらに行きたい」のなら、
それも仕方ない。


でも、こういったすべての事は、
大木君という「人」が確定してこそ、なんだよね。
そこのところを、細川さんにはよくわかって欲しいんだけどな。
そんな風に思い、身を持って動いてみたけど、
だけどやっぱり、彼女が劇的に変わることはないだろうな。


だって、私が今もし、「オマエのその性格、なんとかしろよ」
と、言われてもこれっばかりはどうにもならない(笑)
適応させていく事はできても、土台が変わるって事ないもんな。
そして他人に何かを強く望むという事は、
その人のアイデンティーを強く否定する事でもあるんだよね。
※そのさじ加減は、私がスタッフを指導するときにも、
※いつも気にしているところである。


が、そうは言いつつも、
細川さんに仕事を頼んでいる同僚達は、
彼女に対して、皆同じ思いを抱いている。
所長は社内の体制の見直しも含めて、
いろいろ考えてくれているそうだ。


そんな複雑な気持ちが胸に交差しているのに、
それでも昨日の新人歓迎会では、
道すがら普通に楽しくおしゃべりしながら会場に向かったりして、
私ってなんだかな…と、少し思った。
 

 
【二つの職場に関する最新の10件】※目次はこちら
★「人」さえいればね。 怒鳴ってスッキリするなんて… 内緒で会社に背を向けて… やっぱり阿吽の呼吸ナノダ 面接に班長を同席させる 労働者の良識 新人さんが決まった! お願いはモノと仕組を準備して ダメ元でまずは言ってみろって 条件にこだわるな

2007.04.17

怒った演技のできる人

★怒った演技のできる人「人」さえいればね。

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私の職場は某社某商品のユーザーサポートである。
いわゆる電話の仕事、いわゆるコールセンター。

が、取扱商品によって客層や業務には大きな開きがあり、
私が所属する同じ三課の中でも、
入れ食い状態で一日一杯、
初心者に近いお客様からの電話を取っている班もあれば、
ユーザーから依頼された故障原因の調査業務がメーンで、
一日数本の電話に対して、時間をかけて実機検証し、
切り分け調査に没頭している班もある。

現在の私は契約会社の出向社員として、
自社スタッフの現場管理や指導の仕事に就いているが、
私が契約スタッフとしてこの職場にやって来た2000年当時は、
今や社内で入門機の代名詞になっている商品でさえ、
当時は企業のシステム管理者からのお問い合わせしかなく、
お客様対応の良し悪しよりもテクニカルスキルのほうを、
非常に要求された。職場の雰囲気もそんな風だった。

それがここ数年来、ユーザーの裾野が格段に広がり、
CSの発想の浸透などもあいまって、
お客様対への対応品質が大変重要視されるようになり、
かつては、社名を名乗るだけで、
企業対企業の電話のようだったお客様対応も、
全社一丸となって「お電話ありがとうございます!」と、
名乗らなければならなくなった。

そんな風潮の中で、
アスペルガー症候群などの発達障害の傾向を持つ人は、
非常に生き延びにくい職場となった。

もとより三課の大半のスタッフは交代勤務者で、
同じ調査案件を勤務シフトに応じて、
何人かの手を経て解決していく。

例えばあるお客様の使っている商品に変なバグが出ている。
(正確にはバグじゃない、と、技術担当によく言われるんですが^^)
それは元から商品が悪いのか、
お客様が特殊な使い方をすると発生する致し方ない仕様なのか、
それは調べてみないとわからない。

お客様が回答を大変お急ぎの場合や、
海外と取引のある業種などの場合は、
昼も夜も関係ないので、
夜間でも人がいる本社技術部門に依頼を出して、
更なる二次調査を頼んだりしながら、
原因や修正方法がわかった場合の私達は、
夜中の零時でも明け方の3時、4時でも、
希望があれば普通にお客様に連絡をするが、
そういった夜勤者への引継なども、
こればっかりは引き継ぐものと引き継がれるものが、
何事に対しても同じ気持ちを持っていないと、
なかなかいいユーザー対応ができない。

そのため引き継いで退社した人が、公休の後に出社してきて、
自分の指示した重要なことが何も行われていなかった事に、
愕然としたり激怒したり、私自身もそういった、
面白くない経験は山ほどある。

「あれほど急ぎって言ったのに、どうして放っておくのよ!
こっちはちゃんと伝えているのになんで守ってくれないの?
だから、ほら見なさい、こんな大きな苦情になって!」
そう言いたかった言葉を、何度飲み込んだ事か。

例えば、「口では急ぎと言っているけれど、
実際に夜中に電話したら迷惑そうな雰囲気のようだ。
結論がわかっても回答は翌朝に電話しろ。」とか、
「急がないと言っているけど、だからと言って時間を置いたら、
このユーザーはウルサイので必ずやクレームになる。
連絡はできるだけ早くすべし。」とか。

そういった顧客の癖、また企業としての方針、
(実際は開発に原因があったとわかっても、
影響のあるユーザー数が少ないので、
今はまだ「調査中」のステータスで様子を見ようとか^^)
その辺がメンバー内で一致していていないと、
土日や夜間などの一人当番の勤務者が、
次々と案件をリレーしているようなときは、
あとで必ず摩擦が起こる。

そして班内での言った言わない、聞いた聞かないも、
周囲と感覚の違う人が一人いるだけで、
日常茶飯事の疑心暗鬼となる。

ま、そんなところから小さなヒビが亀裂になって、
やがて大きなシュプレヒコールの嵐のようになり、
仕事に向かない新人さんというのは、
どうしても職場からはじき出されてしまうんだね。。。

だから私達の職場は、技術的な仕事の能力だけあっても、
なかなか務まらない。仕事が出来てなおかつ、
全体の利益のためにチームワークや協同作業ができる人。
そんな人が歓迎されるわけである。
もちろん、これはどこでもそうかもしれないんだけど。

    *    *    *    *    *    *

さて、私は今、自社で応募のあった、
C班スタッフの候補者さんの見極め研修中の真っ最中だ。
そのため、普段出社している出向先の企業には顔を出さず、
毎日契約会社のほうに直行直帰の3日間である。
(明日まで←今度いつ誤認容疑者になってもアリバイがあるよう
マメに書いておく事にする(爆)!!)

今研修中の候補者さんに問題が無ければ、
彼は「その人の退職」で先日退職した、
ヒロアキさんの欠員補充要員となる。

前回の候補者さんは、不向きと判断してお断りした。
彼は20代前半の四大理系卒の若者(男性)だったが、
お客様対応やチームワークは無理そうだった。

今回の大木君(20代後半男性/仮名)は、
電子専門学校でも音楽系の学科卒で、
いつもの理系君のような雰囲気は全然無い。

目指す仕事に就くまでの、
とりあえずの腰掛けとでも思ったのか、
あまり評判のよくない(らしい)訪問販売会社に入った後、
空調会社にしばらく努め、就業中に内臓疾患を患って、
退職を余儀なくされた。

話してみると口数の少ない人で、
自分からはあまり饒舌に話し掛けてこない。
もともと周囲にアンテナを張り巡らし、
他人にマメに働きかけたり、
コミュニケーションの手を伸ばしてくるタイプではないようだ。
なので、昨日はあまり人柄がよくつかめなかった。

が、本日お客様対応のスクリプトを読ませてみると、
「ぁはい」とか、「ぇ~それでは」とか、
自然な感じで文中にはない発声が入るんだよね。
これは、前回「この新人さんは断ろうと思う」の、
小谷君が、一本調子の棒読みで、
しかも一字一句違えようとしなかったのとは大きな違いだ。

私が大木君に、
「ここに書いてあるお客様の口調が、
自分はあまり言った事のないような言い方でやりにくかったら、
自分の話し方に変えてもいいよ。」と、言うと、
すぐにアドリブも入る。男性でこういう人は久しぶりだ。
なんか、イケそうな気がして来た。

手指のこわばりもない。
質問と回答がかみ合わない事もないし、
研修中、誰かが物を取りに研修室に入ってきても、
その人に気を取られて顔を動かし目で追ったりしない。

私がどことなく安堵したのは、実際のフリーダイヤルに、
購入予定者を装って電話を掛けてみるという課題の時で、
(ごめんなさい。私は必ずこれをカリキュラムに入れているんです)
躊躇せずにすぐにそれができたので、少しびっくりした。
実は、不向きな人は、これがなかなかできないんですよ。

でも大木君は、「これこれこういう理由で、商品Aと商品Bと、
どちらがいいか迷っているという設定で、
ちょっと実際のフリーダイヤルに試しに電話してみて。」
と指示を出すと、決して垢抜けない雰囲気ではあるものの、
いかにもありがちなユーザーを、
すぐに演じる事ができるんだよね。
いやー、びっくりだ。やるじゃん(笑)!

そう。振りをする、装う、欺く、演じる…
不向きな人はそういった行動が取れない人が多い。

私は退職したヒロアキさん(40代後半男性/仮名)が、
この事前研修のときに、
「クレームの真似事なんて…私は人に怒った事が無いので、
そういう演技はできません。」と言っていたのを思い出した。
お客様とオペレーターに役を分けて、
ロールプレイングをやっていた時の事だ。

「え?怒ったことないの?電話して文句を言った事は無いの?」

「ありませんよー。
自分は教えてもらう立場ですから、
怒ったら相手に失礼ですし、
そんな事は一度もした事がありません。
だから…いやー、どうしようかな(笑)、
こういうのは苦手だな、いや、困ったな。」

そういってニコニコ笑いながら、
本当に苦情ユーザーを演じる事は出来ずに、
やたら物分りのいい、
善人ユーザーで終わってしまったのだった。

そのときに思ったんだよね。
あぁ、この人って本当に他人に対して、
腹が立ったりムカっとした自覚はなくて、
だから演じろと言われても、再現できないんだなって。

いや彼、ヒロアキさんは、
仕事中は結構ムキになって反論したり、
大きな声を出した事はあったわけよ(笑)。
でもご本人は、「怒りの感情」で、
そんな風な態度を取っているんじゃないんだよね、きっと。

そう言えば、少しトンチンカンなところのある由真ちゃんも、
「ぷらたなすさんに怒るなんて、そんなそんな…」と、
変に恐縮して苦情演技が出来なかったし、
今現場で研修中の南さんもいつもニコニコパチクリ、
退職した日下部君も、「すみません、…すみません…」と、
ものすごく平身低頭な人だったな…

タイプとして切れやすい人も過去にいたけど、
彼女に頼んだらそれができただろうか?
その当時は、こういうカリキュラムじゃなかったから、
今となってはわからないね。

いずれ、逆に考えてみると、
ここで感情を再現して怒った演技ができる人は、
私達の仕事的に向く人なのかもしれない。
クレーム演技ができる人は、
クレーム感情を持ったことがある人であり、
どんな人の何がクレームになるかよくわかっていて、
未然に防げる人だ。
そして、このトレーニングの主旨も理解して、
合点承知!とすぐに取り組む事ができる。

ちなみに、今野主任だったら…
下手な素人芝居で笑いを取っても、
迫真の演技はできなさそうだね(笑)。

    *    *    *    *    *    *

さて、大木君の苦情演技は案の定なかなかのものだった(笑)。

「あのさぁ~、お宅の商品、壊れてんスけど、これぇ…」
なんて、イチャモンの付け方が絶品(爆)!

彼って朴訥で無口なタイプなんだけど、
シチュエーションごとの演技になると、
なんでこんなにうまいの(笑)??
これまた、アンマッチではある。

でも、怒った演技が何も考えずに、
すぐに普通にできるって事は、
経験から考えて、大丈夫そうな確信を持った。
私は大木君にお願いしようかな?と、思った。
もちろん、その他の雰囲気も総合的に判断して、だけど。

そして私は、「落とす研修」から「育てる研修」へと、
自分の方針を切り替えた。

    *    *    *    *    *    *

今日のラストの課題は、自分なりの資料の作成。
様々なエラーや手順の画面をキャプチャーして、
明日の本格的なロールプレイング練習に供えて、
自分のオリジナル資料を作りなさい、とお願いした。

とっころが、彼は、この課題は総崩れ(爆)!

本当に一般的なスキルの人で、
こういった作業には手馴れていないので、
画像を保存する時のファイル名も統一性が無いし、
後で考えて直したものの、それも効率が悪い。

何をどうしたときに出たどんなエラーか?
どんな完了画面か?の把握が、
段々メチャクチャになって来て、
同じ画像に違うタイトルがついて重複していたり、
それが何の画像か後で見てちっとも一発でわかるような、
ファイル名じゃなかったり。

しばらく一人にして、時間を置いて見に行ってみたら、
大汗書いてまだ奮闘していたよ(笑)。

で、
「すみません。わけがわかんなくなっちゃいました。
申し訳ありませんが、もう一回最初からやり直させてください。」

あはは。気持ちはわかるし、そうなるのもすごく理解する。
慣れないと、どうしてもそうなるよね。私も最初はそうだった。
後で利用する時のことなんて全然考えずに作業してたな。

でも、そういうのは、「慣れ」ですよ、「慣れ」。
「エラー1」「エラー2」「成功1」「成功2」とつけたって、
よほどきちんとメモしておかないと、
すぐになんだったか忘れちゃうよね。
だったら、きちんと整理が済むまでは、
「○○を○○したときのエラー」と、
長くてもわかりやすいファイル名にしたほうがいいかもね。

すると彼、
「いやー、なんか、メチャメチャ悔しい。
作業はちゃんとできているし、手順もきちんとできたのに、
ここでこうなるのは、自分としては納得行かない。
最高に、悔しい。」

「じゃ、そんなに悔しいなら、
もう少し残って完成させてみる?」

「はい。」

それを見ながら私は思った。
そうだなぁ…そういえば、ヒロアキさんも、小谷君も、
「何かができなくて悔しがる」という態度は、
一切無かったなぁ…と。
南さんも日下部君も同じだなぁ…

逆にちょっとピンとハズレな人でも、
由真ちゃんや穣太君は悔しがった。
少し話のかみ合わない小山内さんという人も、
「ここであきらめたら私の負けだと思った」
と、過去を振り返って言っている。

由真ちゃんも小山内さんも3年以上続けているし、
穣太君も、自分の班にこだわらなければ、
本来やっていけた人だと思う。

そうか、「悔しがる」か…

なんだか、いろいろな人に出会い、
たくさんの経緯や結果を見ていると、
自分なりの判断材料が、
どんどん自分に溜まってきたりするんだよね。

それが、間違いの無いノウハウならいいんだけど、
変な思い込みや誤解にならないように、
用心して使わないとな。そう思った。

    *    *    *    *    *    *

さて、明日の研修は、班長の芦田君
(30代前半男性スタッフ/仮名)に同席を頼む事として、
昨夜のうちに現場に電話して、
夜勤の小山内さんに今日朝一の伝言を頼んだら、
話が違った風に伝わっていて内心焦ってしまった私。

「良さそうな新人さんだから、
芦田君に明日研修に同席するように言って。
契約会社のほうに夕方来てって。
明日の朝にそう伝えてくれる?
いつもの事だから、そう言うだけでわかるはずだから。」

確か、私、小山内さんにそう言ったんだよな。
うん、言った。絶対に言った。

でも、話は、
「ぷらたなすさんが、明日新人を現場に連れてくる」と、
誤変換されていて^^、本日直接電話したら、
その件で芦田君に何度も念を押されたあと、
「ですよね、やっぱり。」と、言われた。

「え?何それ?何かあったの?」

「いや、小山内さんですから。(笑)」

彼の返答はそういう事だった。

今自分のセリフを思い出すと、
私にはなぜ彼女がそう誤解したのかは、よくわかる。
キーワードは「研修に同席」かな。
彼女にとっての「研修」は、
(契約会社ではなく)現場で行うものという思い込みで、
それを自分なりに展開させてそういった伝言に変わったのだろう。
だが、私の気持ちは、やはり複雑なのであった。

「いや、小山内さんですから。(笑)」

そうなのよね…
 

 
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2007.04.15

ごるぁ~怒るで!警察官!

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【え!私が盗難事件の容疑者!!なによ、それって!】
思わぬ事情聴取事情聴取はもういいの?事情聴取はまだあるの? の続きです。

--
とっくに終わった話だと勝手に思っていたら、
また警察から電話がかかってきた。

この担当者の赤沢(50代男性/仮名)って人は、
とにかく謎な動きをする(笑)

約束の日付を間違える、留守電は要領を得ない、
折り返しの連絡を頼んでも一度だって来たことは無い。
だいたい3月10日事情を聞かれた件の調書作成が、
なんだって4月14日にまでなるんだい?
そもそも9月の盗難事件の参考人(私)が、
何で今頃「捜査線上に名前が挙がりました」なわけ?

私の都合が悪くなって3月24日の約束を延ばしたときから、
ずーーーーーっと、連絡が取れなくなって、
PHSに留守電有り→仕事で遅くなったので私が翌日折り返す→
→交番にはおらず、すでに帰宅後→交番の警察官が連絡を取って、
折り返しを約束→全く連絡来ず。
このパターンをお約束のように毎週繰り返していれば、
こっちだっていい加減怒りたくもなるよ。

帰るなら帰るでいいけど、
同僚に私から電話が来た時の対応をひとこと伝言しておくとかさ、
今日は夜勤なので連絡は何時でも構わないと録音に入れるとかさ、
なんぼなんでも、やり方ってもんがあるだろ?
こんな事をダラダラやっていたら、
届出を出した被害者の人は本当に可哀想だよ。

    *    *    *    *    *    *

さて、今までの話を要約するとこういう事だ。

・まず私はある盗難事件の容疑者となっている。

・発生は昨年の9月某日。ある女性がお金か財布かバッグを、
 盗まれるでもしたのだろう。

・だが、それは自分では全く身に覚えの無いものだ。

・被害者と犯人は銀行のATMが接点らしく、
 私は被害者と犯人が隣り合って機械を操作する後方上部からの
 写真を数枚見せられ、この左側の女性が被害者、
 右側の女性が犯人と教えられる。
 (当然それは私ではない)

・ここで犯人の女性が立ち去る時に手に持っているのが、
 被害者女性のバッグそのものなのかもしれないし、
 あるいはこの後、被害者は後を付けられて、
 犯人からスリや引ったくりに合い、
 「犯人は、あの時、隣でATM操作していた、
 蝶柄のセーターのこの女です!」
 と、なったのかもしれない。

・この時間帯の当該ATM機での操作を調べたところ、
 この犯人の女性が行っていた操作は金融会社への振込で、
 振込人がうちの亭主の名前となっている。★注:実はここが変!!

・よって犯人は女性とわかっている事から、
 その振込人「秋平一夫(仮名)」の妻「りょう子(仮名)」が、
 犯人として疑われる。
 これは、夫に頼まれて夫名義の振込をしていた妻の仕業なのだ!

…と、いった経緯らしい。

この話には続きがある(笑)。

・その振込は、何のこと無い、うちの亭主がそのATMから
 実際に自分がやったものである。

・よってうちの亭主は警察にそれを告げ、
 「あの振込はオレが自分でやったものだから、
 家内とは関係がないし犯人が行った操作でもない。」
 と言った。(そのとーりだ!)

・ところが警察(赤沢って人)は、
 その話をまともに取り合おうとせず、
 「自分が話を聞きたいのは奥さんのほうだから」と、
 あんたは関係ない的なシャットアウトで関心が無い模様。

けれど、この話はどう考えてみてもおかしい^^。

令状を取るなどして銀行に出力させたのだろうと思われる、
「秋平一夫(亭主)」から金融会社への6000円の振込の打ち出し。

それは本人が、間違いなく自分がそのATMでやったものだと
何度も言っているのに、赤沢警察官は、
なぜかそれがなかなか理解できないようなのである。

そして今でも、その振込の実行者が犯人の女性、と、
なぜか強力に思い込んでいるフシがある。
だから何を話しても、話がかみ合わない。

振込人(またはその関係者)が犯人だ!という根拠で、
ずっと今まで捜査してきていたのなら、
これは、前提が根底から覆る大問題ですぜ?親分?

いくらお上品な私でも、「馬鹿じゃねーの?」と、
思いますことよオホホ。

私が思うに、たぶんATMシステムの時計と、
ビデオの時計が合っていなかったとか、
何かの原因はあるはずだと思うんだよね。
そういった間違った情報が出てくるのは。

いやでも、よくよく後で考えてみたら、
ATM操作なんて、引出しぐらいなら1人20秒ぐらいで終わる。
という事は、"分"があっているだけじゃダメで、
何分何秒まで完全に同期していないと何の証拠にもならないね。
でも本当にそこまでの連動はしているものなんだろうか?

そして、そんな事を考えながらその一方で
冤罪というのはこうやって起こっていくものか…と思い知り、
あっけなく発生するものなんだな、と、馬鹿馬鹿しく感じた。

が、その後私は、何をとっても手際が悪く、
ピントがずれている感じのするこの赤沢って警察官は、
うちのダメダメ今野主任と同じ人種で、
きっと交番の困ったさんとして、
皆のため息の根源になっているに違いないと、勝手に確信した。
いや、絶対にそうに違いない。

    *    *    *    *    *    *

金曜日、遅い帰宅時にロッカールームでPHSを取り出してみると、
20:37に交番から着信が入っていた。赤沢さんだな?
(ちなみにうちの職場はオフィスへの携帯・PHSは持ち込み禁止)

あたしゃー、もう騙されないよ(笑)?
彼はひとこともわかりやすく説明してくれないが、
たぶん彼は今日夜勤なんだ。だから今(21:30)から帰宅した私が、
22:30に電話したって彼は交番にいるはずだし、
迷惑でもなんでもないはずだ。
できればそこまでメッセージに入れて欲しいものだが、
彼の伝言は相変わらず、「折り返し、ご連絡ください。ガチャ!!」
んっとにもうっっ!と、舌打ちしたくもなるよねぇ。

翌日の土曜日(そう昨日ね)。
私は、「またあのお馬鹿な赤沢さんの顔を見に行きたい」という
亭主と連れ立って、再び街中のH交番に赴いた。

なんと!今回は、証拠があるんだ!(笑)
実は亭主が例の振込のときに、振込券を作ったのを思い出して、
探し出してそれを持ってきたのさ。

誤解の無いよう言っておくが、
私はもう犯人だとは思われていないように思う。
見せられた写真とは見た目が全然違うし、
前回出会い頭に赤沢さんが「あら…違うかも」と思った様子は、
多少なりとも見て取れた。

だが、私達はアイツの強力な思い込みを、
なんとか崩してやりたいんだよっ!(笑)

ところが交番に入ると、うちの人は即座にシャットアウト、
私だけ隠されでもするように、
素早く地下室(取調室)に誘導されてしまったので、
亭主と打ち合わせるひまも無い。(ま、これは当然なので許す)

そこで私が赤沢さんと向き合って座っていると、
カンカンカンカンと鉄の階段を下りてくる足音がして、
別な男性警察官が、
「赤沢さん、ご主人が証拠があるって言ってますけど?」
「証拠?」
そして赤沢さんは階上へ、男性警察官は赤沢さんと入れ替わる。
そして彼は、腕を後ろに組んで私の横に立っている。

け。容疑者だから絶対一人にしないで見張っているわけね。
事情は理解するが、決して気分のいいものではない。

すると突然、上のほうから、亭主と赤沢さんの叫びあう声!!
なんだ?なんだ?上で一体何が起こっているんだ?
うちの亭主も突き詰めて言えば、今野⇔赤沢と同類の人だ。
あの二人を向き合わせて、いい事なんてあるわけない(-_-;)…

怒鳴り声は段々テンションを増して来て、
赤沢さんのほうが、「謝れ!オレに謝れ!!」と、
大声で張り叫んでいる。
たぶん相当真っ赤な顔をしているに違いない。
あーあー、うちの亭主、何か暴言でも吐いたんだろうか。。。
横に立っている男性警察官も、
心配そうな顔で上を見上げているので、私は彼に、
「なんで一体こういう事になるんでしょうね…」と、話し掛けた。

彼は、「さぁ…自分は担当外ですから。」と言った。
ま、警察なんてこんなもんださね
ところが彼は急に私に尋ねて来た。
「それで、やっぱり事実はあったわけですか?」
「事実?」
「…(いいにくそうに口ごもる)」
「あ、私が何か盗んだかどうかって事ですか?
とんでもない!全く身に覚えなんてありません!
だから、一体なんでこういう話になるのか、
こっちが聞きたいぐらいです!
だから、主人もああやって怒っているんだと思います。」

男性警察官は、ちょっと首をひねった後、
突然何かを決心したように階段を駆け上っていった。
そして今度は、代わりにまた別の若い男性警官がやって来て、
部屋の隅にある椅子に足を組んで座った。

私は、彼のおなかがあまりにグーグー鳴るので、
ちょっとジョークでも言ってからかおうと思ったが、
印象が悪くなるのは不利なので、その考えはすぐに打ち消した。

    *    *    *    *    *    *

後で亭主に聞いた話によると、
亭主の言い分があまりに通じないので、頭に来た亭主が、
「最近は、警察官も消防士も強盗や盗みをするし、
お宅らは、まったく信用がならない!」と嫌味を言ったらしい。

すると赤沢氏は、それが自分の事を言われたと思ったらしく、
急に切れて怒り出したというのだ。

け、やってらんないね。あんたら、二人ともお互い様じゃんか。
その昔、キレてストーブを蹴飛ばし壊してしまったのあんただろ?
投げた髭剃りで窓ガラスを割ったのあんただろ?
ホラホラ、君たち、同類のケンカはおやめなさい♪
いい子にしてなきゃダメですよ♪??

やがて、赤沢警察官は、
「いやー、びっくりしたでしょ?どーーーーーも、すみませんね。」
と、慇懃無礼というか、やたら間延びした言い方で私に詫びた。
そして経緯と釈明を始めたのだが、これがあまりにくどくど長いので、
私は思わず、「それはいいので、本題に入りませんか?」

で、(たぶん供述調書を作っているんだと思うんだけど)
質問も聞き取りも相変わらず要領を得ない。
しかも、先ほどの件で同僚達に「あれはまずい」と、
相当釘でも刺されたのか、やけに低姿勢。
しかも、またすぐその話に戻る。
もう、わかったから。それはいいからさ~(-_-;)…

すると、またノックがあって、
「こちらのご主人が証拠品は持ち帰っていいのか、
尋ねておられますが?」

「何あのカードか?そんなのこっちの知ったこっちゃないべ。
持ってようが、捨てようが、それはお宅さんの好きにすればいい
と、言ってやって。」

は?何?この言い方!!
それに、あの振込券ってそんなにどうでもいいものなの?
男性警察官も、なんとなく躊躇している。

「コピーは取ったんだべ?」
「はい、一応。」
「んで、問題ないべ。ようがす、ようがす。
引き取ってもらってえがす。(ようがす=えがす=それでいい)」

そしてこちらを向き直して、
「旦那さんのカードは旦那さんが好きに使えばいいので、
こっちではそれを預かりませんよ?
うちらで預かってって言われても、
ほいづ(そいつ)は困るのっしゃ。(困るのだ)」

私はピン!と来た。この人、振込券がなんだか知らないね(笑)?

「赤沢さんて、さっきうちの人が持っていたような
カードを使ったことがありますか?」

「いやー(とんでもないと首を振って)、私はなんでも現金払いです。
あいな(あのような)カードなんて、
生まれてひとかたも使ったことはありません。
ご主人がおっしゃるような、強盗や盗みなんて…
私は警察に務めて37年間(じゃ、55歳か?)、人様に後ろ指を、
指されるようなことは一切したことがありません。私は…」

あー、もういいよ、その話はわかったから、わかったから。
でも、内心、ぶははは、と苦笑したくなる。
この人、振込券を知らねーんだなっ!!(笑)

「それじゃ、これはなんだかわかりますか?」

私は自分の財布から、月極め駐車場の払込用振込券と、
化粧品を頼んでいる知人への送金に使っている振込券を出し、
机の上に乗せて、すっと赤沢さんの前にすべらせた。

「さぁ…見たことがありませんねぇ。。。」

がはは!これだよ。それじゃ話も通じるわけが無い!
私はこれの使い方を説明するともに、
振り込み操作をすると、機械が最後に必ず
「発行しますか?」と尋ねてきて、
そこで「はい」を押すと最後にこの厚紙が出てくるのだ、と、
教えてあげた。
だから、これをうちの亭主が持っているという事は、
彼があの振込をした重要な証拠ではないかと思っているのだ、
と、告げた。

赤沢さんがどの程度、それを理解したかは不明である。
だが、この後の聞き取りは、なんとなくかみ合ってきたので、
たぶんある程度はわかったのだろう。

    *    *    *    *    *    *

さて、本件に関しては、残念ながら私にはアリバイがない。
一体その時期に、自分は何をしていたのだろうと思い、
職場でメールを検索してみたら、
なんとその当日、私は有給を取っているのだ!まずい!
でも、虚偽の申告はよろしくないので、私はそれを、
正直に告げたよ?だってそんなの、本気で調べたら、
すぐにわかる事だし。

だが、送信済みメールには「私用の為」と書いているだけで、
当日の記録は自宅にも職場にもメールの履歴は一切無し。
Yahooカレンダーを確認しても、その日だけ空白で、
私がこの日、一体何のために休み、朝から何をしたのか、
記憶にも記録にも全く無い。

なので、「これは長引くかなぁ…」と観念したら、
なんと、「これでもう終わり」でいいんだって。
え?私に当日のアリバイが無いのに、本当にいいの?
おかしくない?それって?

でも、いいんだって。
「お宅さんは一目見たときから、これは違うなぁ…と直感したし、
この写真にある服もバッグも何も持っていないっていうし、
これは、そういう事であったと、私から刑事課のほうに、
報告しておきますから。ただ、休んでいたかどうかだけ、
週明けに連絡ください。」 だ、そうです。

あらら、この人、同僚達にかなり諭されでもしたのか、
今度は一般市民から(私達)からの苦情で、
これがヤバイ話になるのを恐れ始めたのね。
なんか、手のひらを返したように逃げ腰だ(笑)。
まー、発想がうちの今野主任にそっくりだなっ(爆)!

一度捜査線上に挙がった人を、アリバイが無くても解放?するのは、
それってまずい事なんじゃないの?と、思いはしたが、
私はこれで終わりなら、大歓迎である。
なので、何も言わずにさっさと帰宅してきた。
とりあえず、帰りの車の中では、「あの警察官馬鹿だよなー」と、
亭主は一人で大笑いだったが、私から見ればそれは、
「目くそ、鼻くそを笑う」である。

    *    *    *    *    *    *

さて、話は少し戻って、当日私が有給申請をしていた、
という話を赤沢さんに告げていた時のことである。

「そうすると会社の勤務簿が有給になっていたんですね?」
と、聞くので、
「いえ、有給申請を出していたんです」と、回答。

「その用紙が出てきたんですね?」

「いえ、メールです。昨年のメールを検索していたら、
有給を申請している自分のメールが、
送信箱に残っていたので、それで、
当日休んでいる事がわかりました。」

たぶん、彼は、何のことやら、
さっぱりわからずに聞いているのだろうな。
この人が、PCを好んで操作するとは思えない。
たぶん、メールなどはやった事など無いだろう。
だって、もう心が全然聞いていない風だもん(笑)。
(うへへ、それをわかってわざとそう言った私もイジワルだな^^)

そして私は思ったよ。
こういう頑固で融通の利かない、
しかも今時のATM操作やメールなどを全く知らない人が、
様々な事件を捜査する危険性を。
だってこれじゃ、何をどう説明しても、
全然話が通じないじゃないか!

この調子では、ATMシステムの時計と、
ビデオの時計がずれていたのではないか?
と聞いてみた私の質問内容もよくわかっていないかもしれないし、
当日のビデオが残っていればウチの人が写っているはず、
という私達の進言も、
「そういったところも含めて今全部調べてもらってます」と、言うけど、
きちんと銀行に正しい主旨で的確な依頼を出しているかどうかさえ、
どうも疑問である。
だって、そのために連絡が遅くなったなんて、
どう考えても辻褄合わないでしょ(爆)?変よね、この人(笑)。

そしてたった今気が付いたのだが、
この人の話が最初から変だったのは、
この人が、ATMで振り込むという作業自体を、
実際にどんなものか、全く知らないのではないか?
そんな疑念を、いや、確信を強く持った。
だって、こだわるところが完全におかしいんだもの!

とりあえず、どんなに年配の人であっても、
曲がりなりにも捜査に携わる人は、せめてもう少し、
今の時代のいろいろなやり方をわかって欲しいものだと、
心から痛感したし、少しは勉強しろ!と言いたくなった。
つか、よくこんな人に事件を任せるよなぁ…
あ、そか。こんな人に任せているんだから、
逆にたいした事件じゃないって事か!了解!ALL納得!!!!!!!

そして同時に、私は全く別な事を思った。
それは警察官に冤罪とか誤認逮捕とか、
妙な不祥事が多いのは、
警察官という職業が、こういった頑固で融通の利かない人が、
目指したくなる仕事のせいなんではないか?という事。

もしかしたら、職業というのは、
それを目指す人のタイプはなんとなく決まっていて、
赤沢さんのような人がなりたがる仕事が、
「警察官」なのかもしれない。
もしかしたら、本当に警察官として望ましいキャラクターの人は、
案外、警察官になるなんてハナから思わずに、
さっさと別な仕事に付いてしまっているのかもしれない。

それだと、弁護士にはろくなヤツがいないと感じている、
自分の過去の経験も納得がいく。
弁護士!あれもねぇ、全然大した事ないですよ。
私は、弁護士だけは、職業として尊敬するのはやめたんだ。

ま、変わった人に出会うと、
ついつい自論で結論付けてしまうのが私の悪い癖でもあり、
とりあえず警察官には、もっと勉強してくれ!と、
強く言いたい私であった。

そして、こんな経験、誰もができるもんじゃないので、
ブログに書くには絶好のネタだ!!と、
弾む足取りで帰宅したのは言うまでも無い(爆)!!
 

 
■日々の生活あれこれに関する最新の10件
ごるぁ~怒るで!警察官! 事情聴取はまだあるの? 事情聴取はもういいの? 思わぬ事情聴取 学校の住所変更と個人情報 インフルエンザ(じゃない)判定 私が今日も陸運局に行く理由(ワケ) 廃車 Wanted! 居心地のいい他人 人付き合いの境界線と意識

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彼女は岡ひろみになれるか

【新規参入の会社から新人がやって来たのだが…!】
人を見かけで判断する此頃ボールは誰が持っている?全員一致の日を待とう研修担当者のSOS!できる事とできない事 の、続き。

--
研修にアシスタント参加した人達の中から、
川崎さん(30代前半女性スタッフ/仮名)を、
疑問視する声が挙がっている。

私が日下部君(20代前半男性スタッフ/仮名)と、
南さん(20代前半女性スタッフ/仮名)を、
「ちょっと厳しいんじゃないかなぁ…」と感じているときに、
研修にアシスタントとして支援参加してくれた、
準社員や班長達は、川崎さんのほうに一様に首をかしげていた。

川崎さんはとにかくタイプミスが異常に多い(笑)。
彼女の「できませーん」は、当初100%打ち間違いだった^^;
とにかく、こんなに指示された入力を正確に打てない人も、
珍しいね~(笑)

だから私は、ちょっとだけ突付いてみたくなった。
彼女が、「できないみたいなんですが…」と、
挙手して言ってきたとき、あるタイミングでこう言ってみた。

「川崎さん、それって"得意の"タイプミスじゃないの?」

わっとみんなが笑った。
人はだいたい、ひそかに思っていることを他人が代弁してくれると、
ツボにはまって受けてしまうのだ(笑)。

「いや…間違ってないと思うんですけど…」

「どれどれ?」(川崎さんの席に行きPCを見つめる私)

ニヤリ♪

「ほらここ!ピリオドが抜けてる!」

「あ…(汗)、すみません^^」

以後私は、彼女が何かできなくて質問してくると、
必ず、「それってタイプミスじゃないの(笑)?」と、
言ってみることにした。
(ジョークとして使わせてもらった事もあった、ごめんね^^)
(例:ネットにつながらないんですが→それってタイプ(゚゜)☆\バキ)

「今度は違います!」
「絶対?自信ある?」
「何度も見ました。間違ってません。」
「どーれ(笑)」

ニヤリ♪

「川崎さん?」

「はい(ビク)。」

「docomoって、co.jpでいいの(笑)?いいんだっけ?」

「はい…そうだと思ってたんですが…え?え?違いましたっけ?」

「えー、そうだったかな~♪自分の携帯のアドレス、
もう一回思い出してみて(笑)?」

「???」

「docomoってne.jpじゃなかったっけかな~(笑)?」

「あ!!!あ、そうでした、そうでした(大汗)」

だから、試しに自分の携帯アドレスに打ってみた、
テストメールがいつまで経っても届かないのである。

文面だけ呼んでいると、キツい指摘の感じもするが、
彼女は、明るくカラッとした人で、
いい感じでいじられてくれるので、
こちらも案外いじりがいがあるのだね。
ま、楽しくやってますわ。

そうこうしているうちに、川崎さんは、
「できません」という前に、
まずは自分が打ち込んだ文字をじっくり確認するようになり、
タイプミスは日に日に減ってきた。
(ここまで言われて、また同じミスだったら恥ずかしいもんね。)

だからこの時期にアシスタント参加した人達のNG評価は、
今はほとんど解消されていると思っていいんだけど、
何を打っても100%打ち間違いをしてしまう強烈さは、
深く皆の印象に刻まれてしまっていた。

    *    *    *    *    *    *

今回の研修は、いつもの新人研修ではない。

新規参入のため事前研修にも人選にもノウハウがなく、
通常契約会社で済ませてくるはずのものが一切ないまま、
某契約会社から挙がってきた新人さん達に対して、
一定期間現場で教えてみて、適性に欠けると思われる人は、
早めに名前を挙げてくれ、と言われていた。
場合によってはお断りする場合もある、という事だった。

「ぷらたなすさんの目から見て、
時間をかけても仕事が身に付かなさそうな感じの人がいたら、
教えてください」 と言われたって、
それはあくまでも私の主観である。

自分の会社のスタッフであれば、
私が面接や事前研修に出向いて、
採用の可・不可を判断させてもらっているけど、
他社のスタッフに関しては、自分の一存というわけにも、
いかないだろう。

なので、他の研修担当メンバーにも声がけして、
私のサブに付いてくれている、
準社員の林田さん(20代後半男性社員/仮名)だけでなく、
誰もが必ず一度は同席してくれるように依頼し、
その対象を各班長たちにまで広げた。

今回は、正社員(以下、社員)と研修担当者と、
各班長達の情報共有の一端として、
「研修専用掲示板」を社内に立ち上げたので、
IDとパスワードを付与された限定メンバーは、
毎日私が書き込む研修状況を確認する事ができる。

(これが意外に楽しみにしてくれる読者が多くて困っている。
早く帰りたいので簡単に書くと、
楽しみにしているんだから手を抜くなと芦田君に怒られる…
あのね、これ、仕事なんですけど(-_-;)…)

そのためか、
はたまたイレギュラーな事情(新規参入)があるせいか、
皆さんの研修や新人さん達への関心が非常に高く、
最終的には10名以上のアシスタント参加があった。
(初心者の方が多く、人手が必要だったので、
これは大いに助かった!)

そして彼らは皆、社員・班長会議などで、
今回の最初の(私の)研修では、
見極めが掛かっている事を知っていたので、
自分の感想などを、それぞれに掲示板にコメントしてきた。

そこで真っ先に名前が挙がってきたのが、
タイプミスのやたらと多い川崎さんだったのである。

私が「向かないのでは?」と痛感して掲示板にもそう書いた、
日下部君(20代前半男性スタッフ/仮名)や、
南さん(20代前半女性スタッフ/仮名)に関しては、
このときは、異口同音に、
「わからない」「今は何とも言えない」という評価だった。

日下部君は、気の毒ではあるが、
このあと、全員の見解が一致してきて、
最終的に企業さんを通して、
辞退をお願いする形になってしまったが、
この時点でもその他の新人さんに関しては、
ぷらたなすvsその他の皆さん という
構図(南さんvs川崎さん)で、一次判断を委ねられた私は、
孤立の感があった。

    *    *    *    *    *    *

実は、川崎さんに対しては、
私は初日の研修前から「すでに合格!」の評価をつけた。

なぜなら彼女は、人をまとめる力のある人で、
新人6人を代表して、何かを聞きに来たり、
提出物のとりまとめをしたりして、
研修開始前の待機中の様子を見ていると、
新人さん達がお互いにまだ見知らぬ同士で、
まだ仲良くなっていないうちから、
他者への働きかけが非常にマメだ。

私の感覚では、こういった動きが積極的にできる人は、
"不思議ちゃん"の可能性は低く、
順調に育ってくれれば、むしろリーダー候補にもなり得る、
貴重なキャラクターだと思う。
個人的には「業務スキル?そんなの後から付いて来る!」
と、言い切れるような人だと思った。今のスキルはあまり関係ない。
なので、本格的な研修に入る前から「合格!」と、
思ったのだった。

と・こ・ろ・が!

研修を始めてみると、いやー、
確かに嫌になるぐらいに凡ミスが多いね(笑)。
打ち間違いもそうだけど、違うボタンを押してしまったり、
ホームページで違うリンクをクリックして迷子になってしまったり、
そりゃもう、皆さんが言うのは、よくわかる!
でも、私の中では、彼女は不思議ちゃんじゃないのよ。
煽れば思い通りに煽られてくれ、
育てればやがてきちんと育つ人のように思える。

    *    *    *    *    *    *

やがて研修は、簡単な基礎知識の説明から、
メールの使い方へ。

企業さんが契約会社に出しているオーダーは、
「最低限、ネットとメールが使える人」なんだけど、
今回の6人のうち、PCでメールを普通に使える人は2人で、
残りの4人は、ほぼ初心者。
(メールって携帯メールだと思ったのかもね。
今野主任、先方の担当者さんに、そこんとこ、
ちゃんと説明しました(笑)???怪しい…)

初心者どころか、日下部君は、
「すみません。『Outlook Expressを立ち上げてください』の、
言っている意味がよくわかりません。」と言ってきたし、
ぷらたなす一押しの川崎さんに至っては、
PCでのメールは全く見たことも聞いたことも無く、
そもそもそれがなんだかよくわからない!という状況であった。
(いやー、まさに入って来た頃の私みたいだな(爆)!)

なので、メールに関する内容のときは、
この二人が頻繁にフリーズする。
私のPCをプラズマディスプレイにつなげて、
ゆっくりと操作を実演しながら、解説をしているんですが、
それでも、「それじゃ、皆さんもやってみて下さい!」と言うと、
二人とも自分のPC画面を注視したまま、
手も目も口も全く動かない。
事、メールに関しては、一事が万事その調子である。

よって、この期間にアシスタント参加したメンバーは、
「基礎スキルが低すぎる」という理由で、
日下部君と、やはり川崎さんの名前を、
NG候補に挙げてくるのだった。

私が不向きと感じている南さんに関しては、
大いにトンチンカンが目立つものの、
とりあえず固まらずに作業は進めるので、
(私から見ると、その方向性が毎度ずれていると思えるのだが)
皆さん一様に、「この人はわかってくればイケるだろう」という、
感覚を持って見ているのだった。

だが、確かにここまで至らない点が誰の目にも目立ってしまうと、
さすがに私も自信が揺らいでくる。

たぶん、私は間違ってはいないのかもしれない。
だが、受け入れ側が最初にそういったレッテルを貼ってしまうと、
成長できる人もなかなか成長できなくなってしまう。
特定の人へのブーイングは、(例えそれが神経質な誤解であっても)
その人を怯えさせ意欲をそぎ、正常な人間関係を築けないまま、
「仕事が合わない」という理由で、職場を去る結果になる事もある。

今、アシスタント参加している準社員や班長達は、
そういった感情的な視点は決して持たない、信頼できる人達だが、
これが一般スタッフの中に入れたらどうなるだろう。。。
そう考えると、彼らの判断にも一理ありそうで、
私は少し迷い始めた。

が、あるとき私はその思いを打ち消した。

それは、休憩室で私と新人さん達が、
コーヒーやお茶を飲んでいた時の事だった。

そのとき研修していたコマンドの打ち方について、
居合わせた女の子達が「もう、全然、わかんない!」と、
騒々しくおしゃべりするのに割って入り、
「でも、昨日、先輩オペさんの仕事振りを、
ピッタリと横に付いて見学したときに、
みんな、普通に使っていたでしょう?」と、
尋ねてみた時の事だった。
あの人達も、最初は皆さんと同じだった、と、
言いたくて振ってみたのだ。

すると、川崎さんを筆頭に3人が、
「はい、はい、はい、はい、それは覚えてます!」
と、記憶だけはある模様。

「でもねぇ…」
「うん。なんだかやっているなー、とは覚えているんですよ。」
「だけどね?」「うん」「そうそうそう。」
「なんかやってるなー、とはわかったんですけどね。」
「でも、何をやっているのかは全然わかんない(爆)!」
「そうそう、さっき教わって、あ、あれだ!とは思いましたが…」
「それでもなんだか、全然よくわかんない(一同、大爆笑)」

この会話を聞いて、私は「川崎さんはイケる!大丈夫だ!」
そう思った。
"やった事は覚えているけど、内容はわからない、覚えていない"
これは大変ありがちな感覚で、
私は、ヒトが情報をどのように記憶していくのかを考えるときに、
とても大きなヒントになるように感じている。
たぶん私達は、何かを記憶するときその事柄に、
自分なりのタグやヘッダ(つまり見出し的な総括情報)をつけて、
後から引き出しやすいように、整理して保存しておくのだと思う。

なので、なんだよくわからないけれど、
"キーを打つたびに英文がダーッと返ってくる作業"を、
先輩達はやっていた、と覚えているのだが、
知識がないので、感受性も無く、
それがどういった内容であったかは、
覚えていない以前に、たぶん理解しようとせずに、
漠然と眺めて見ていたのだろう。

南さんは、この反応が違う。

「え?やったっけ?そんなの?」

「やったさー!」「やった、やった、アタシ覚えてるもん、それだけは」

「ウソー!やってないよ~。じゃ、私だけ見てなーい!」

「また、自分に言い寄ってくるこの前話した男の事でも、
考えていたんじゃない?(一同爆笑)」

ま、こんな感じ。
皆と一緒に笑いながら、内心私は、
なるほどね…と、深くうなずいていた。
(南さんはやっぱり、不思議ちゃんの特徴が出ているなぁ…)
(でも、川崎さんは違う。この人はきっと大丈夫だ。)

    *    *    *    *    *    *

以前にも少し触れたが、お客様対応が優れていて、
コミュニケーション能力の高い人というのは、
一様にそそっかしい人が多い。
「逆もまた真なり」も、この場合はあり得るかもしれない。
おっちょこちょいでミスの多い人は、他人ともお客様とも、
たぶんとても上手くやれる。

今までの私はそれを、共感度の強弱によるものだと思っていた。
ミスの多い人は、相手のミスに対しても寛容であり、
自分を内省してみれば、相手のミスの原因もよくわかるので、
それに則したピンポイントの回答が可能になる。
そしてお客様にも感謝されてますます仕事が好きになっていく。
ミスの少ない人が、相手の勘違いや知識不足に腹を立てがちで、
そのトゲトゲシイ口調がお客様からの苦情を呼んでしまい、
意欲低下の悪循環に陥るのとは対照的だ。

でも、ここで新たにひとつ気が付いた。
ミスの多い人というのは、パッと見の外観や全体的な"掴み"、
そして、こうであるだろう、という見込みで行動を開始するのだ。
だから訓練しないとなかなか正確な入力はできないが、
反面それは、人とコミュニケーションを取るときには、
大変大きな武器となる。
つまり、人の話を聞いて、相手の意図や主旨を瞬時に察知して、
それに則した応答を無意識に返せる人。
そういう事なんじゃないだろうか?

だから、私は川崎さんを、育てようによっては、
「大化けする人」と、感じるのだ。

それでは、経験の全くない、
メール作業で固まってしまうのはなぜか?
答えは簡単、それは、「読めない」からだよ(笑)。
このタイプの人達は、「読めない」ものに対しては、
まったく歯が立たないのだ(笑)。

言われた事を何も考えずに機械的に進めていけばいい。
が、それができない。
なぜなら、今自分がやっている作業がどんなもので、
何を目的にどうするために何をしたくてやっているのか?
それがカッツリ身に入っていないと、ピクリとも動けないのだ。
それは、彼女が全ての作業を、自分というフィルターを通して、
主体的に行おうとしている証拠のようにも思う。

そう思った私は、川崎さんに聞いてみた。
「川崎さんてさ、本、好き?」
「好きです。大好き!」
「でもさ、あらすじがわからなくなってきたりすると、
もう一歩も読み進めることができなくなるでしょう(笑)?」
「そうなんです!だから、あれ?と思うと、
何度も戻って読み直したり、私、自分が、ああそうか、と思わないと、
その先が読めないんです!」

ふふふ。だよね。そうだよね。

私は、この人がNGスタッフに名を挙げられ、
この仕事が出来なくなる事だけは、絶対阻止したいと思った。

    *    *    *    *    *    *

見極めのために設けられた研修期間は9日間。
これは、通常、契約会社が事前に教えている内容を、
スケジューリングしただけのもので、大きな根拠は無いが、
教えることに慣れていると、人の判断はだいたい数日で見当がつく。
ただし、それが将来的に当たっているかどうかまではわからない。

私が日下部君と南さんを、適性がないと判断した同じ時期に、
ペアを組んで研修に当たっている林田さんは、
日下部君と川崎さんの名前を挙げてきた。

私達の間では、この仕事に向かない人は、
なるべく早く見極めて、早期にご辞退いただくのが、
お互いのためにも、今後の研修のためにもそれがベスト、
という点は完全に一致していていたので、
研修開始後の4日目になると、
私達は少し対立模様になってきた。

「南さんは向かない気がする」
「川崎さんには不安を覚える」
いくら話し合っても、この平行線である。
この日は私が日下部君のNG判断を、
研修担当者ミーティングの中で告げ、
今からそれに向かって、
調整をとってもらおうという日であった。
なので、(↓こんな言い方はあまりよくないが)
どうせなら、NG判断のスタッフさんは、
一緒に調整を取ってもらうのがよく、
私達は結論を少し急いでいた。

が、私はその気持ちを変えて林田さんにこう提案した。

「日下部君は全員一致で不向きと判断できたので、
その評価に間違いはないと思うんです。
でも、川崎さんと南さんは、二人の間で評価が分かれているし、
アシスタント参加の皆さんも、同じじゃないですか?
(南さんに関しては、同じ女性であるタチバナさんが私に賛同)

でも、今のように全員の意見が完全一致しない状況で、
人の進退に関わるような大事な論議を進めるべきじゃないと、
思うんですよ。人の将来的な成長なんて、
本来誰にもわかるもんじゃないので、
評価が分かれているときは、様子見を選択すべきと思うんです。」

「じゃぁ、ぷらたなすさんは、今回は南さんも川崎さんも、
スルーしてOK、という結論なんですか?」

「はい。確かにあの二人は大変手のかかるスタッフさんですし、
もしかして、二人とも一人前にはなれないかもしれません。
でもそれは、この先に進まないと確実には見えてこない部分
なんじゃないでしょうか。私はスルーでいいと思います。」

林田さん、ごめん(笑)、私はあなたにウソを付きました。
私は川崎さんを救いたかったのです。
この段階で結論を出そうとすると、「南か川崎か」という
水掛け論に必ずなります。
そこで万が一多数決を取ってしまったら、
たぶん川崎さんが負ける?でしょう。

でも、川崎さんは、私は「生かしたい人」なんです。
私は、彼女なら育てる事ができます。

なので、この件ではこれ以上誰かと対決したくないし、
一次見極めの終了を表明して、
周囲に静観して欲しかったんです。

そんな私の思いを知ってか知らずか、
林田さんは、「それもそうですね。」と納得した。
「だいたい、全員が立ち上がるのが一番ベストなんですもんね。」
そう言って、私達はうなずき合った。

    *    *    *    *    *    *

ものすごーく、ここだけでこっそり言う話(笑)。

前半でもチラッと書いたけど、
実は川崎さんて、入って来たころの私に、
あまりにも似ているんですよ。

ミスばっか。なーんにも全然知らない。
そして研修は毎度毎度、ぷらたなすの作業待ち。
その経緯は「私職場のピエロになります」でも過去に書きましたが、
(今以上にとっ散らかった文章なのでお奨めしませんが(笑))
そんな自分が曲がりなりにもこうやって今仕事できているのは、
そんな私を頭から否定せずに、初歩的な質問をしつこく尋ねても、
嫌な顔をせずに丁寧に教えてくれた社員さん達のお陰なんです。

(あー、見たくないけど今少し読み返してみたら、
2年前に自分で書いた当時(7年前)の私は、
まさに今の川崎さん状態!!「目が泳ぐ」とか書いてあるよ(爆)、
ぶはは~、そんな事書いたっけ??)

そして私も当時、他社の先輩スタッフに、
「あの人って危ないんじゃないの?」と、
名指しで上司に相談されている。
それでもちゃんと一人前にはなれましたよ。
(いや、まだ慣れてないのかな^^?)

そんな自分の軌跡を振り返ると、
目に見えるところで単純な勘違いや凡ミスが多い超初心者さんを、
切って捨てるような事は自分では絶対にしたくないのだ。

が、もしかしたらこれは自己愛に基づくエコヒイキかもしれないし、
もっと肝心な事を見失っているのかもしれない。
ぜーんぜん、見当違いな入れ込みの可能性だってあるのだ。

けれど私は彼女が順調に成長してくれるのを、
心から待ってみたい。
宗像コーチが新入部員の岡ひろみを見て、
あまりの下手さに将来性を感じたようにね♪
ハズすかもしれない。
でも私はちょっと賭けてみたいように思う。

    *    *    *    *    *    *

先週の帰り際、林田さんと打ち合わせをしていると、
林田さんがこう言ってきた。

「ぷらたなすさん、研修にはやっぱり長く同席してみるもんですね。
オレ、ここ数日、日に日に見方が変わってきているんですよ。
川崎さんは…もしかしたら…大丈夫かもしれない…
それより南さんに関しては、ぷらたなすさんの言っている事が、
今、ジワジワと自分の身に染み始めているところなんです。」

「あー、正しいかどうかはわからないけれど、
わかってもらえるのはちょっとうれしい(笑)。
ちなみに私は、最初の3日で自分が出した判断は、
今も変わりありません。」

あー失敗した。なんだこの嫌味な言い方は(笑)?
何回も言っているだろ?勝ち負けじゃないって!
思わずそう反省する。

1人減って5人になった新人さん達は、
先週で私の手からは一旦離れた。

私は明日からは、今度は契約会社の方で、
見極めの事前研修だ。
20代半ばの男性らしい。
細川さんがようやく思い腰を上げたのだろう。

主管会社の当社からいよいよ待望の新人候補であるが、
この状況下では、さすがに下手な人はもう入れられない。
今はもう、誰もがやって来る人を非常に厳しい目で見つめている。
プレッシャーの続く日々だなぁ…と、ふと、思う。
 

 
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★彼女は岡ひろみになれるか 研修担当者のSOS! ストリーミングな研修 難しいほうを選ぶ人 運もご縁もタイミング 30分の「雑談」をしに東京へ 面接に班長を同席させる 40代の安定感 トリノオリンピック 新人さんが決まった!




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2007.04.14

できる事とできない事

【新規参入の会社から新人がやって来た!】
人を見かけで判断する此頃ボールは誰が持っている?全員一致の日を待とう研修担当者のSOS!★できる事とできない事彼女は岡ひろみになれるか

--
今回の研修では、林田さん(20代後半男性/仮名)の提案で、
毎回終了時に新人さん達に白紙を渡し、
感想や疑問点などを自由形式で書いてもらう事にしている。
名付けて「白紙アンケート」。

林田さんとその話をしているときに、私は初めて彼が、
以前一時的にミュージックスクールの、
講師をしていた事実を知った。
そうか。同じ周波数で話が出来るのは、
そういった経験によるものだったんだな。
私は非常に納得がいった。

が、残念ながら、この白紙アンケートは、
林田さんが想像したような、
講師の参考になる具体的な感想や、
疑問・質問のフィードバックにはならなかった。

なぜなら、彼らは(一部の人を除き)
「どこがわかって、どこかがわからないのか?も、全くわからない」
「今は言われた事を意味もわからずただその通りにやっているだけ」
という状況なので、知識やノウハウを身に付けるには程遠く、
頭の中を埋め尽くしている「??」が整理されなければ、
何をどう書いたらいいのかも全くわからない状態なのだった…

(ぷら)
「ほらね?だから言ったでしょう(笑)?」

(林田)
「うーん、やっぱりマンツーマンで楽器を教えるのとは、
違うもんスねぇ。」

(ぷら)
「そうね…楽器とかはできるようになりたくて、
向こうから習いに来るものだからねぇ。
こっちは、紹介されて来て見たら、
ちんぷんかんぷんで、見るもの聞くものが、
ただもうびっくり!って感じなんじゃないの(笑)?」

そんな会話が交わされた。

さて、そんな事を言いながらも、私は、
初日に仕事に向かない人だと直感した、
日下部君(20代前半男性/仮名)と、
翌日に、「あ、この人もだ…」と感じた、
南さん(20代前半女性/仮名)の文章は、
どんなものが上がって来るのか、
やはり毎日気になっていた。

南さんは女の子らしい、か細くて可愛らしい文字、
日下部君は…字が汚いねぇ(笑)、小学生のような文字かな。
しかも、皆が紙を縦に使って書いてくるのに彼だけ横長。

私は職業柄、そういった「一人だけ周囲と違う」という点には、
どうしても敏感になってしまうのだけど、
それよりも、二人の内容は、
「何がなんだかわからなくなって頭が真っ白になってしまう」とか、
「パニック状態」とか「混乱してしまった」とか、
こちら側が受ける研修での印象とよく合っていて、
私が何かの作業的な指示を出したときに、
一瞬フリーズしてしまう感覚がよく伝わってきていた。

そんなとき南さんは、ニコニコと笑顔を作って、
うしろのアシスタントメンバーの顔を黙って見上げる。
「どうしたらいいかまったくわからない」と目で訴える。
それが第三者には、人に媚びているように見え、
アシスタント参加の準社員やスタッフ達の首をひねらせる。
「自分で調べればいいのに、やる気あんのかな…」

一方日下部君は、しばらくじっとしたのちに、
「はい。」と小さくゆっくり手を上げて、
「すみません、わかりません。」とギブアップの意思表示をする。
それは課題を進めるために疑問点を尋ねているのではなく、
毎回、「降参」の白旗を掲げ、
何かを丸ごと相手に委ねている感じがした。

これが講師側にはとても負担が大きく、
こういった6人一緒の研修では、
彼らに関わってしまうと、進行が長い時間止まってしまう。
非常に時間的なロスが大きく、
他の人達のモチベーションも下がってしまい、
これでは共倒れの可能性がある。

なので次からは、
南さんをメーンに他の初心者の女の子達も合わせて一人、
日下部君には専属で一人、
合計2名の支援者を毎日要請する事にしたものの、
それでこの二人の状況が好転していくかと問われれば、
私の胸のうちの回答は、NOで、
特に日下部君は、トンチンカンや勘違いの度合いが強く、
ヘルプをつけても、
やはり、研修の進捗は日下部&ヘルプのペアで、
毎回止まってしまいそうな気がした。

だから私はこの時点で、日下部君は、この研修には、
「混ざってはいけない人」と判断したのだった。

そしてまた、
ここ数日、彼から提出された白紙アンケートの内容は、
要約すると以下のようなもので、私は少し危険な感じがし始め、
これ以上研修を続けると、彼の健康状態にまで、
悪い影響が出てしまいそうな気がした。(以下は編集済み)

============
今日もパソコンと一日中向き合っていたので疲れました。
それに加えてコマンドの英語の羅列を見ていたので
更に疲れました。
============
極度に神経を集中させていないと、
少しでも気を抜いたらあっという間に
わからなくなってしまう。
============
日に日に研修がハードになっていくような気がします。
覚えるべき内容が多くて、夕方3~4時くらいになると、
頭が疲れてくるのが分かります。
研修は眠くなるものと言う人もいますが、
むしろ寝させてくれません。
============

特に最後の内容は、
これはマズイ!とすぐに思った。
このままだと、彼、本当に壊れちゃうよ。
これは、見極め云々ではなくて、
マジでストップかけないとやばいよ。

なので私はそれを読み終えた後にすぐ立ち上がって、
今野主任に走ったのだった。
これ以上、彼の処遇を先延ばししてはいけない。
「契約会社への連絡は課長がいないから明日以降」
なんて、とんでもない話だ。

日下部君はすでにSOSを出している。
自分でそれに気がつかかずに、
極度に神経を張り詰めて無理を重ねようとしている。

    *    *    *    *    *    *

今野主任は、変な判断をする人として評判がよくない。
が、結果的に今回はそれが効を奏し?た。

通常、スタッフと直接触れる機会が少なく、
ありのままをよく見ていない課長などは、
「この段階での結論は早急すぎるんじゃないの?
もっと長い目で見てあげたら?」という考えを抱きがちだが、
それは人として当然の感覚で、むしろ好ましい発想だと思う。

けれど今野主任の頭の中は、いろいろあって今や、
「経費節減のための早期見極め」に変にこだわっているので、
私の申し出は一発で通った。
「わかりました。それじゃね、今、電話しましょうか。契約会社に。」

ま、主任の気持ちはちょっとだけわかっている。
今度は上部から叱責されている経費云々の是非よりも、
仕事に向かないと思われる人への処遇を先延ばしして、
配下の社員や準社員、そして契約スタッフ達から、
大ブーイング攻撃を浴びる事を極端に恐れ始めたのだ。

全体にとって何がいいのか?自分はどうすべきなのか?
これらをあまり考えて行動しない今野主任は、
こんなときは、好都合とも言える^^。

やがて主任は、私のところに、
「電話、しました!」と軍隊調の報告をしにやってきて、
その様子は、「どうだい?俺だってやればできるんだからね♪」
と、言っているようで少しおかしかった。

そして翌日、課長や主任達が、
入れ替わり立ち代わり研修を見学しに来て、
午後には人事部の部長も入って何かの会議。

そのまた翌日には、朝に日下部君の姿は見えなかった。
それを見て、私は結果を知った。

    *    *    *    *    *    *

明言は避けたいが、日下部君を見ていると、
発達障害の多少ある人なんだろうな…という感は強い。
が、自分なりに厳密なフィルターを通してみると、
同じような人は職場にたくさんいると思う。

最近は当事者の方のご訪問も多いので書きにくいのですが、
それに臆することなくありのままを述べると、
私にとっての第一の合格ラインは、仕事の優劣ではなく、
それが一人でできるかどうか、なんです。

例え今はできなくても、きちんと教えてあげれば、
一人でできるようになれそうかどうか?という事でもありますし、
わからなくても自分で調べるなり尋ねるなりして、
解決のための行動が取れるかどうかでもあります。

研修中に何か課題をお願いして、
「それでは確認のために、実際にこの作業をやってみましょう」
と、言ったときに、その内容が間違っているのは、
初期段階ではまだ許容範囲ですが、
私の意図する事が全くわからずに固まってしまったり、
何をどうすべきか、皆目検討がつかずに無言で微笑むだけなのは、
この後に続くもっと専門的な内容のレクチャーや、
速度と効率を要求される実際のお客様対応、
そしてヒヤリングやコミュニケーション能力など、
何を取ってみても、入り口に入って来れない人のような気がする。
しかも、
==============
(1)スタートボタンを右クリックする。
==============
などと、手順を丁寧にホワイトボードに書いているのに、
という事である。

話は少しそれるが、私は理数科目の点数が異常に低かったので、
たとえ医者になりたくてもそれが無理なのはわかっていたし(笑)、
さほど歌が上手くないので、なりたくても声楽家にはなれない。
人にはやはり、できる事とできない事があるのだ。
そういった観点で見れば、
会社に選抜のための入社試験があるように、
可能なら職場でも向き・不向きの判断はあっていいと思うし、
背景にどんな事情があろうとも、事実は事実として、
肯定していかなければならないと思う。

思えば、今まで「職場の困ったさん」として、
ここで取り上げてきた人達は、
この研修は難なくクリアした人達であった。
なのにそれでも実務に入れた途端にできない事が目立ち始め、
最後には退職を迫られるような結果となってしまうので、
私は立ち上がりを願って指導方法を変えたり、
早期に見抜けるように研修カリキュラムを工夫したり、
それがここ数年間の自分の軌跡でもあった。

だが、今回の人達は、
研修段階でもすでに周りに付いていけないのが明白である。
それは内容が理解できないのではなく、
研修を通して物事を習熟していくというスタイルに、
付いていけない特徴があるように見える。
これが、今までの私の日記と今回の私の日記との、
熱意や捉え方が大きく違う点である。

南さんは、一見わからないと思うけど、
日下部君は少し話しただけでも、面接慣れした人なら、
「ちょっと変わった人かな?」と、すぐわかる。
その雰囲気からも、私達の仲間になれるとは、
(残念ながら)あまり思えない。

なのにそれでも入れてくる彼らの契約会社の神経に、
私はかすかに憤りを感じた。
「頑張っていた分だけ彼が可哀想じゃないか。
こんな事、二度とすんなよな~」と、言いたいね。
でもまぁ、そこをこれ以上問い詰めるような事は言うまい。
特定の企業と実績があるとかないとかいうのは、
結局そういう事なのだと思う。

    *    *    *    *    *    *

主管会社のうちも人を出せず、
付き合いのある各社とも総辞退する中、今野主任は、
新規参入で手を挙げたユーマン社さんに、
「適性はこちらで判断するから、まずは人を出してくれ」
そういったオーダーを出したと聞いている。

そしてそれを判断するのが、
会社は違えど同じ契約会社側の人間であるこの私ってのも、
見ようによっては不公平で変な話だと思うが、
まぁ、それは出向先の企業の皆さんが、
現場における私は決して一社(自社)の利益のためだけに、
動いているのではない、と、思ってくれている証拠でもあるので、
信頼されている気もして、光栄ではあるが、
「これってノウハウの公開だよなぁ…」と、
納得がいかない部分もある。

「ぷらたなすさんが、普段自分の契約会社でやっている、
見極めのための研修と同じ事をやって、
人選のフィルターをかけて下さい」っつってもねぇ。。
林田さんじゃないけれど、「んなのは、おまえがやれよ!」
の世界だよな。

が、仕事の現場ではほとんどの業務が、
契約スタッフの自主管理に任されている今、
正社員側に見極めや育成はおろか、
業務運営のスキルさえないのが現状だと思う。
だから、いざという時、誰も人を見極められないし、
誰も判断を下せない。

加えて今は、課長も主任も大した事無い人達なので^^;、
おかしい事、変な事を改善していこうと思うと、
「それじゃ、頼むね。」と丸投げされてしまって、
その負担はいきなり重くなる。

準社員の林田さんも、
それに対して日頃から不満が溜まっており、
先日は、プチ爆発して、ひとしきり気持ちが落ち着いたそうだ。

さて、私が担当する研修は昨日でおしまい。来週からは、
角田君(20代後半男性スタッフ/仮名)が担当する「新人研修」だ。
通常はここからが現場での研修開始となる。

が、これまた心配。
角田君は初心者を見下す態度が評判悪く、
ため息をついたり、舌打ちをしたり、首をひねったり、
ひどいときには、罵倒する事もあるので、
今回からは、林田さんが監視役に入ってくれる事が決まった。
いずれ、一人では無理なメンツなので、それがいいだろう。
私は大賛成。

昨日、「私の研修は本日を以って終了です。
来週からは内容も講師も変わります。
皆さん、引き続き頑張ってくださいね!」と、
挨拶した。

すると昨日の白紙アンケートでは、
お礼の言葉や、淋しいという感想が大半で、
こういうときは、講師冥利につきるかな、と、思う(笑)。

でも、まだ、気は抜けないのよ。
私に取っては問題児が一人、
他の人達からは二人の名前が挙がっていて、
その結論が見えてくるまでは、どこか落ち着かない。

そうね、次回は第三の問題児?の新人さんの話を、
書こうと思います。

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2007.04.10

研修担当者のSOS!

【新規参入の会社から新人がやって来た!】
人を見かけで判断する此頃ボールは誰が持っている?全員一致の日を待とう★研修担当者のSOS!できる事とできない事彼女は岡ひろみになれるか


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今日の研修は、ものすごーく初歩的な、
簡単なコマンドの練習だったのですが、
職場のネットワークはコマンドプロンプト(DOSコマンド)が、
外に対して使えないため、私達はそれとは違う方法を使う。


具体的には、teratermという、
フリーのターミナルエミュレーターソフトをPCに入れて、
許可された社内の別なコンピュターにリモートログインして、
そこからコマンドを打っていくのですが、
今回、新規参入のユーマン社(仮名)さんから入った、
6名の新人さん達は、業務始まって以来の初心者集団。


なのでその準備段階として、
teratermをインストールしてログインするだけでも、
半日以上かかってしまった。。。


唯一精密機器販売会社にいた、
新堂さん(30代後半男性/仮名)だけがめっぽう詳しく、
オンラインゲームを少しやるという、
綾部さん(30代後半女性/仮名)もある程度できるが、
残りの4人の皆さんは一応PCは持っているらしいけど、
インターネットにはほとんど馴染みがなく、
こういったネットワーク的な作業に関しては、
非常に"理解度"や"つかみ"が悪い。


私の出向先もそうだし、契約会社のほうもそうだけど、
今時の会社のオフィスは一人に一台、
PCが与えられている事も多いと思うが、
操作が全体的に遅かったり、
メーラーの扱いに手馴れた感じが見えないところ見ると、
この4人の方達というのは、
あまりオフィスでの仕事はした事の無い人達なのだろう。
雰囲気もそんな感じかな。(日下部君は新卒者だし…)


頭の中に一切の取っ掛かりがないので仕方がないとは思うし、
私もここに来た当時はひどい初心者だったので(笑)、
それに対して眉をひそめる気持ちなどは全く無いんですが、
PCにパスワードを設定した事がなく、
それが当然と思って使っている人は、
「OSにログインする」というイメージが全くなく、
「ログイン」という言葉一つでも大変戸惑うし、
インターネット上の様々なサービスを、
利用した事のない人に取っては、
サービスに取ってのユーザーには、
一意のIDがあるという意味合いもつかめません。
なので、何をするにも最初はすごく右往左往。


またフリーウェアのダウンロード、
圧縮と解凍、拡張子、アイコンの種類、
もう、見るもの聞くものが初めてのことばかりの何十連発で、
「それがどういう事か?」を考えるひまもなく、
ただただ言われた手順に言われたとおりに、
付いて行くだけで精一杯。


しかも、全ての事柄に予備知識がないので、
フリーウェアをインストールしたいときには、
解凍後にまず、フォルダ内のsetup.exeを、
アイコンの形などでサッと探していく…ような
手順のイメージを何事においても持っておらず、
それにタイプミスだの勘違いだのが加わって、
本日の研修は朝から混乱気味(笑)。


「すみません」「わかりません」「できません」の多重起動で、
一時間経っても一歩も前に進めないよー(笑)、おーい(笑)!
あのー、今皆さんがやっている事は、
研修内容そのものじゃないんですからね(笑)?
研修をするための"準備"なんですからね(笑)?


が、いくら私がそう心の中で思ってみても、
皆さんもう、一体今何をやっているのか、
何がなんだかほとんど全くわかってない状態なので(爆)、
本日提出された研修日誌を読むと、
「今日はteratermの"勉強"をした。」などとあり、
あー、わかってないんだよなー、とすごく思う。


私は、今振り返ると今日の手順はしくじったな、と思っていて、
そんな枝葉の部分は、一人一人からPCを預かって、
一台ずつさっさと自分で済ませてしまえば、
そんな作業は小一時間で終了したはずなのに…と、思う^^;


通常、こういった手順に絡めて、
拡張子の簡単な説明をしたり、圧縮・解凍の事に触れたり、
自分としての研修の組み立ては、
かなり前からすっかり固まっているんだけど、
今回の新人さん達は、PCの扱いさえ不慣れな人もいるので、
そういった説明を受け入れるスキル的な余裕が全く無いかな。
なので私も話さない。いや、話せない。


実際は、新堂さん(30代後半男性/仮名)と、
綾部さん(30代後半女性/仮名)は、頭一つ、
いやそれ以上に抜けていて、
物事をよくわかっている人達なので、
手際がよく、なんでも一発でできちゃうのですが、
残りの4名に異常に手がかかってしまい、
正直言って、段々一人ではしんどくなってくる。


加えて!!!!
不思議ちゃんである南さん(20代前半女性/仮名)と、
少しとんちんかんで何をするにも質問が多い、
困ったさんの日下部君がすっかり混乱していて、
いつもは普通にできている事さえも一個一個に迷ってしまい、
さすがのぷらたなすも、「この辺でお手上げだな…」と感じる。


例えば、複数のソフトを起動していて、
作業の手順によって、画面を切り替えるような事は、
特にわざわざ考えなくても私達は無意識にそれをやっていますが、
日下部君と南さんは、その"無意識"が、
突然できなくなってしまうみたい。
初めてパソコンを使う人のような事も、
5分おきぐらいに聞いてくるようになっちゃうんだね。
さっきまで普通にできていたのにな。


「す、すみません。インターネットエクスプローラーの
起動の仕方が…わ、わからないんですけど…」
(すでに開いている。背面に少し見えているIEの画面を、
クリックするだけで良いのに…)


「すみませ~ん♪。お気に入りに入れようと思ったら、
お気に入りが…なくなっちゃったんですぅ。
探しても見当たりません。(どれどれ?と同僚)ほら?」
(今見ているのはIEではなく、teratermの画面なので、
お気に入りは、あるはずがない…のよ?
あれ~?さっきもそう言ったような^^)


何かやるたびに、ものすごーく普通の事に、
どんどん質問が来るようになって、
その間も、ひっきしりなしに、
「エラーが出ました」「なんどやってもできません」と、
その他の人達からも手が挙がるので、
あーーー、そろそろSOSだな。この辺が限界。


この状況を一刻も早く突破して、
本当の研修内容に移るためにも、
ここはひとつ、支援者を頼もう!


私は研修室を抜け出し、別な場所から、
自分の課に内線をした。


    *    *    *    *    *    *


最近自分の職場において、
社員(正社員)と、契約スタッフと、
どっちが優秀だろう?と考えた場合、
圧倒的に契約スタッフだろうと思えるケースが多い。


私はこういったときに手伝ってくれそうな、
めぼしい?社員とスタッフ側の班長と各スタッフに
次々とアシスタント支援をお願いしていったんだけど、
社員の回答は、皆一様に、
「今野さんに聞いてみないと…」「ウツミさんが何ていうか…」


つまり彼らは自分の意志ではなく、
上司の指示や許可が仕事の根拠なのであって、
業務にとって何が大事か、とか、
今自分は何をどうすべきか?という観点では、
動いていないのよね。もうっ!


方や契約スタッフ。


「え?研修のお手伝いですか?
14:00からなら出られますよ。
ただし、一時間程度でもいいですか?
あ、それでもいい?
了解、それじゃ、今野主任に断って、
時間になったら、そっち行きます。」

これが某班長。


「あー、今日って○○についてやっているんでしょう?
うわ、俺も出たいな。え?今回は出ても意味無いって(笑)?
まぁ、どっちにしても、今日は班長が有給で、
ウチの班、人手が足りないんで、今日は無理ですわ。
明日なら大丈夫だと思いますけど?え?今欲しいの?
んー、じゃ、ちょっと無理、すみません。」

これが某スタッフ。


前向きだし、交渉や調整をしようとしているし、
気持ちいいよね。
しかも両名とも、今研修を担当している人達とは、
別の班の人達なんだぜ?


それでも、今、うちの課では、
今回の新人の早期立上げが実績のための至上命題なので、
みんなそれをよくわかっていて、
なんとか力になろうとしてくれている。


なのに、なんだよー、社員達は。
「できるだけ協力を!」って、
課長から指示も出ているって言うのに、
(なので意思表示をすれば、主任達は決してダメとは言わない)
この他人事っぽいやる気の無さはなんだ!
「今は忙しい」とか「調査中の案件を抱えている」とか、
そういう理由ならわかるよ?
でも、「上長に聞いてみないと…」なんてのは、
面倒な事には関わりたくないか、
自分では何も決められず、上長に働きかけもできない、
融通の利かない人達なんじゃないの(笑)??


とりあえず、C班の芦田君(30代前半男性/仮名)と、
準社員の林田さん(20代後半男性/仮名)が、
急いで駆けつけてきてくれて、
一人が一人ずつ、日下部君と南さんに付いてくれたので、
騒々しく落ち着かない雰囲気はやっとおさまり、
研修室に平常心が戻って来た^^


私が芦田君と林田さんにお願いしたのはただ一点。
「この二人を指導しようとか伸ばそうとか、
そういう事は一切考えないで、
ただただ、研修の流れを止めない事だけを目的にして下さい。
できない事があったら、さっさと横から指示出しして下さい。
何をどうしたらいいか全くわからず、
手元がまごつき、目が泳いでいるようなら、
代わりに自分がその設定をすべてやってあげても構いません。」


日下部君と南さんには本当に申し訳ないが、
今の私には、残りの4人のトレーニングと習熟のほうが大事である。


二人は状況を良く飲み込んでくれて、
本日の後半は、今までの研修がうそだったように、
メチャメチャスムーズに進んだ。


    *    *    *    *    *    *


それにしても…と、思う。


もし変わらずにこの6人のまま研修を続けるのであれば、
いつもと同程度の研修をするのに、
三人のインストラクターが必要になることになる。
本日後半の状況から見て、
講師一人にアシスタント二人がベストだね。


だが。


林田さんは既存スタッフ向けに別な研修のレジュメを作っていて、
芦田君も、本来班長なので自分の業務がある。
他の研修担当も、現在別な研修を担当している。
そして、他の班長、他のスタッフ達も皆一様に手一杯で、
固定的な稼動なんて誰も取れないのだ。。。


うーん。


日下部君をお断りするため、
本日ユーマン社への連絡を約束していた今野主任は、
「課長が不在だから」という理由で、
なんと!連絡を先延ばしにした。
(課長は、俺は明日から出張なので、皆さんに一任する
って言ったんだぜ??)


結論が出るのが後になるのは、これ以上はちょっときつい。
せめて、日下部君を自宅待機にしてもらえないだろうか?


私は、研修終了後に林田さんに相談。
林田さんは、
「それじゃ俺が別室で彼だけ引き受けましょうか?
研修やってまーす!という大義名分が通用すれば、
それでいいんでしょ(笑)?実際は課題をやってもらって、
俺は横で自分の仕事してても(爆)!」


うまいね~、ま、彼はこんな風に言ってくれたけど、
それじゃ、根本的な解決にはならないもんな。


やっぱ、ダメだな。
私は立ち上がって、ツカツカと今野主任の席に歩いていった。
そして、「今野主任、お願いがあるんですけど…」と、
日下部君の自宅待機の件を打診し始めた。
 

 
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2007.04.09

全員一致の日を待とう

【新規参入の会社から新人がやって来た!】
人を見かけで判断する此頃ボールは誰が持っている?★全員一致の日を待とう研修担当者のSOS!できる事とできない事彼女は岡ひろみになれるか


--
課長(40代前半/男性/仮名)と、
ウツミ主任(40代前半/男性/仮名)と、
私(40代後半/女性)と、
林田さん(20代後半/男性/仮名)に、
先週は同席の無かった今野主任
(50代前半/男性/仮名)を加えて、
朝一番で緊急にミーティングを開いた。


議題は、今研修中のユーマン社からの新人(6人)のうち、
日下部君はこの段階でお断りしようという意識合わせだった。


ここで何度も書いているとおり、
うちの三人の上司達は意思の疎通が非常に悪く、
お互いがお互いと決して連携を取り合おうとしない。


これは極端に嫌悪しあっているというわけではなく、
小田課長と今野主任が性格的にスタンドアローンな人達なので、
第三者から「おかしくない?」とでも言われないと、
そのように行動できない人達だからだ。


が、唯一それが可能だと思われるウツミ主任までが、
最近相互のコミュニケーションに後ろ向きなのは、
ダメダメ今野主任が今まで自分が周囲から受けた、
たくさんの批判の腹いせでもするように、
後輩主任のウツミさんに対しては、
やる事なす事を頭ごなしに全否定するからで、
ウツミ主任は何をやっても今野主任に批判されるので、
今ではすっかり顔色を伺う人になっちゃっているのだった。


だから先週のミーティングでも、
ウツミ主任は出席が妥当と思われる今野主任に、
わざと声掛けをしなかったんだな。
(ま、確かに、彼が入るとまとまる話もまとまらなくなる場合が…)


出社した私は、先週末からの慌しい流れを受けて、
当然上司達同士で朝のうちに言葉を交わし、
意思の疎通が行われていると思いきや…
まだ始業まで十分時間に余裕があるのに、
三人が誰も個別に話し合ったりせずに、
自席でひたすらメールを読んでいる姿に疑問を感じたが、
こんなのは、課長の単なる鈍感とそれによる調整力の無さ、
そしてウツミさんは今野さんを避けているだけだろう。


なので「えーい、面倒!」とばかりに私は、
さっさと今野主任のところに行って、
先週の経緯をご機嫌を損ねないようによく話した。
「だから、今日、朝のうちにミーティングがあるはずですよ。」
と、伝えた。たぶん誰かがこうやって、
個々を結んで行かないと、マジで回らない人達なんだよ。


私の事前の根回しがあったので、今野主任は、
すんなり研修チームと課長の結論に同意し、
ウツミ主任が事前にゴチャゴチャと、
私に送って来た臆病で懐疑的なメッセンジャーとは裏腹に、
ミーティングは20分程度ですんなり終わった。
今野主任はユーマン社の営業担当に連絡して、
今回の件を話してくれるそうである。
そりゃそうだろう、今の彼はすっかり経理屋志向で、
無駄な経費を省く事にやけに執心しているのだから。


    *    *    *    *    *    *


さて、今回の6人の中に、
私がもう一人業務に向かないと感じる人がいた。
南さん、21歳、女性。


とても素直で愛らしく、見た目も色白で可愛い女の子なのだが、
(ちなみに今野主任は彼女を表して、浜崎あゆみのよう、と言った)
彼女もまた、何をやらせてもとんちんかんな人で^^、
私がプラズマディスプレイで実際に作業を見せて、
板書しても解説してもして、その上でPCの設定をさせているのに、
毎度、日下部君と二人して指示された事と違う事を、
やっちゃうんだよねぇ。。。


他の人はわからないかもしれないが、
私はその勘違いの方向性にASさん的なものを感じたので、
早い段階で、このお二人は向かないように思う、と、
研修専用の掲示板で報告をしていた。


が、日下部君は研修に同席した誰の目にも、
「厳しいかな…」という事がわかるのに、
南さんは誰もわからないんだよね。
(もちろん私と皆さんは、場数が違うので仕方ないと思うけど)


PCの手際は(内容が当たっていれば)比較的良いし、
何よりプロのアナウンサーのようにいい声をしている。
だから、彼女の電話トレーニングを聞いた人は、
「おー!」と、感動しちゃうんだよね。
なので、私はそれも研修掲示板に書き、
先日のミーティングの場でも、
名前を挙げた後に、
「でも練習のお客様対応は非常にソフトで丁寧なんですけどね。」
と付け加えた。


そしてどうやらこれが、課長の心にえらくヒットしてしまったようで、
課長は自分の眼で研修を見たわけでもないのに、
「オレはその人、ぜひ残したいな~♪ダメ?無理?♪」と、
能天気に告げてくる。私はため息が出ちゃうよ。


が、残念ながら林田さんの感想も、
「オレにはイマイチ、それがよくわからない」という事なので、
本件に関しては、私は完全に孤立、賛同者が誰もいない。
その他、ちょっとだけアシスタントでお手伝いに入った、
班長達も口をそろえて同じ意見なので、
「わかんないのかなぁ…」と、私は少し歯がゆさを感じた。


南さんは、PCにIPアドレスを設定するときも、
「これはパソコンの番地のようなものですよ?」と解説すると、
次に一人でそれをやるときに、契約会社との契約書を取り出して、
真顔で番地(実在の住所の)を入れようとしている。
突然、「ロッカールームに行ってもいいですか?」って、
そういうことだったのね^^;ぶはは~、でも笑うとこじゃない…orz


圧縮解凍ソフトのラプラスを窓の杜でダウンロードさせたあと、
「先ほどのサイトはこのあと何度も使うので、
必ずお気に入りに入れてくださいね~。昨日も行きましたよね。
はい、なんていう名前のホームページでしたっけ?」
と尋ねると、「ラプラス♪!」と自信を持って答えるので、
私は彼女に対して、ピシピシと何かを感じるのですが、
まぁ、しょうがないかな。


他の研修担当達は、私とは会っている人の数が違うし、
「選別する」という意識で他人と接した事がない。
そして自分の(結果的に真実を読み取れなかった)判断で、
崖っぷちに立った事もない。


うーん、でも、彼女は、
このまま現場に入れたら必ずや皆の手を大いに煩わせる、
大変困ったスタッフさんになる事だろう。
女性スタッフ達の大ブーイング、
何とかして欲しいというメール、電話、山のようなメッセンジャー。
それがイメージできてしまうだけに、
個人的には、かなり気乗りしない。


(課長)
「でも、立ち上がれないほど、ってわけじゃないんでしょう?」


(ぷら)
「はい。女性の場合は、
立ち上がれない人というのは、経験上ほとんどいません。
皆一通り仕事はこなせるようにはなります。
ですが、その中身が…」


(課長)
「立ち上がれるんでしょ?(まぁ、一応…)
それじゃ全然問題ないじゃない。
そんな声が良くて穏やかな対応ができる人、
もったいなくて、オレは切れない。
様子を見てください!(←強調)」


これがほとんどの人の共通した感覚なんだろうな。


    *    *    *    *    *    *


ところが本日、何度かアシスタントで立ち会ってくれた
新班長のタチバナさん(30代後半/女性スタッフ/仮名)が、
「彼女って、マジで不思議ちゃんですよね?」と、私に言ってきた。


(ぷら)
「え?わかる?」


(タチバナ)
「わかりますとも、そりゃー、少し長く相手を見てれば。
彼女は、百瀬さんと一緒のタイプですよね。
はっきり言って危険です。百瀬さんと同じように騒動になります。
やめてください。」


タチバナは、口調がキツめの人なので、
口はあまり良くないが^^、そっかぁ、女性ならわかるのかな。
うーん、だよなぁ、彼女、顔立ちも態度も雰囲気も、
チャーミングでとても可愛いもんなぁ…
そこを完璧に外して見れる人でないと、
やっぱ核心には気がつかないかなぁ。


すると、さらに本日夕方、くだんの林田さんも、
こんな事を言ってきた。
「ぷらたなすさん、オレ、今日の研修を見て、
また考えが少し変わりました。
今のオレは、川崎さん(30代女性)と南さんに、
強い疑問を感じてます。
彼女達、間違いが多すぎますね。。。
今日あたりから、大丈夫だろうか?って
心配になり始めました。」


なるほど。この人は男性でもあるし、
ロープレ等では気がつかなかったことでも、
PCの設定の手際などになると、
何かの気付きが大きく生まれてくるのかな。


林田さんは、川崎さんのタイプミスの多さは、
以前から少し気にしていて、
彼女の「できませーん!」のほとんどがそれなので、
よく首をかしげいていた。


(ぷら)
「…で、南さんのほうは?」


(林田)
「彼女はですねぇ、仕事を覚える気が、
本当にあるんだかないんだか疑問です。
わからなくなっても、『ウフフ』って可愛く笑って、
こっち見るだけだし、そういうのって、
好きな男性もいると思うんですけど、
オレああいうのだけは、思い切りダメなんですよ。
わかんないんなら、黙って笑ってこっちの顔見てないで、
聞けよー!ノート見ろよー!調べろよー!って
最高にイライラしますね。」


おー、なるほど!そっちから来たか(笑)。
そっちがあなたの五感を刺激したのね。


個人的な感覚ですが、それって、
うん、それがもし男性の場合だと、
瞬時に「わかりません!」と即答しちゃうのと同じパターンで、
わからないから、わからないという事を、
ストレートに訴えかけているだけの気がする。


たぶん、どうしたらいいかさえも全然わからなくて、
調べたり、確認したり…などの解決の手がかりも思いつかないし、
…そこからは自力で前に進む事ができないんだよ。きっと。
たぶん、頭の中をどうさらってみても、
何のヒントも浮かんでこないのに違いない。
意識して狙って媚びているんじゃないと思うの。


で、ここで私はふと、そうか、と思った。


今まで、南さんの事を誰もわかってくれずに、
どうすればわかってもらえるのだろうとばかり考え、
苛立つような気持ちも少なからずあったのだけど、
待っていれば必ず結果は出てくるのだ。


南さんが業務に向く人かどうかの結果は、
待っていれば必ず出る!
そうだ、それを待てばいいんだ。


もう少し時を待とう。
私の見極めが間違っていなければ、
南さんは段々周囲に疑問を呈する事が多くなってくるように思うけど、
場合によっては、川崎さんのほうが実は使えない人で、
私が林田さんに、赤面して頭を下げる事になるかもしれない。


何よりこれは勝負でもなんでもないのだ。
自分の印象だけを声高に叫ぶ必要は無い。
どちらも見込み違いであるのが結果としては最善なのだ。
道を見誤っちゃいけないね^^;


(ぷら)
「林田さん、私、この時点で全員一致のNG評価がない人は、
全員通したほうが良いように思ってきたわ。」


(林田)
「え?それはこの際、全員スルーするって事?」


(ぷら)
「うん、そうだね。ここから先の正しいか、間違っているか?は、
時間が決めてくれるでしょう。
ここで新たに名前の出たお二人がもし何か大きな欠点のある人なら、
それはどこかの時点で、全員一致の判断に変わるはずと、
思うんだよね。だから、今回の見極めは、
これまでとするのがいいと思った。」


(林田)
「うーん、なるほど。」


(ぷら)
「私が確信を深めていくかもしれないし、
ごめーん、人を見誤っていた~と告げる事になるかもしれないし、
いずれ、人に対しては誰もが同じように全員一致で、
同じ事を感じているのが重要だと思うの。」


(林田)
「うん、なるほど。確かにそうかもしれない。なるほど…」


え?企業の経費?そんなのはこの際いいや(笑)。
あとで今野主任が「なぜあのときに?」と文句をいう結果になっても、
私達は一度名前を出して、判断を上司に委ねているのだから、
それは企業の判断という事だよね、そうしよう、そうしよう(笑)。


    *    *    *    *    *    *


本日は、複数の人に「アシスタント」という名の立会いを頼んだ。
契約会社と企業が揉めないように、
できるだけたくさんの上司や班長に
日下部君を見てもらう必要を感じての事だったが、
彼に常時サポートをつけないと、
すでに研修が成立しなくなっているので、
私にとっては、まさに一石二鳥?だった(笑)。


ウツミ主任は、
「うーん、厳しいね。というか少し…変わった人だね」
と言った。


この春着任の葛西主任(30代後半男性)は、
前線の営業出身のせいか、人には厳しく、
「俺から言わせれば、上位の2名以外は、皆失格。」と言った。


班長の小野君(関西出身30代男性)は、
「うーん、オレにはどうにもようわからへん。
初心者でスキルがなくて何度も間違っておるようにも見えるし、
この段階で、仕事が無理とは、俺の口からはよう言えへん。」
と言って、首をひねりながら帰っていった。
(そうね、これが初めて人選に関わる人の率直な印象だろう)


人が人を見るってのは、担当者が複数いる場合は難しいな。
これは本当に人によって差のある主観的な問題。
やはり人の進退に関わる問題は全員一致が望ましいのだ。
私はさらにその思いを強くした。
 

 
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もし英語がわかるのなら[sage]

もしも英語がわかるのならば、
このコメントの一部始終を、
ネイティブな感覚で聞いてみたい。

彼は何を感じ、何を思い、何がしたかったのか…
こんな(or保存用)和訳じゃわからない。


彼の心の中に、どんな闇があったのか、
こんな事件(保存用)があるたびに、ふっと知りたくなる。


※保存用はエラーが出るときがあります。


記:2007年4月21日
 

 
【ニュース・報道に関する最新の10件】 ※目次はこちら
もし英語がわかるのなら[sage] 「ゆうとおん」の畑理事 ノロウィルスLoveなトーク いじめ ~そろそろプロが表れろ!~ 「ん?」と立ち止まる事 越えられない川 中国の人 個人の名前 駒大苫小牧高事件のジレンマ  久々にニュース番組を見る

2007.04.08

ボールは誰が持っている?

【新規参入の会社から新人がやって来た!】
人を見かけで判断する此頃★ボールは誰が持っている?全員一致の日を待とう研修担当者のSOS!できる事とできない事彼女は岡ひろみになれるか

--
一昨日の金曜日は、
職場で準社員の林田さん(20代後半/男性/仮名)と、
遅くまで話し込んでしまった。

内容は、ひたすら研修と見極めについて。
そして今の職場の上司達の問題について。

人や仕事に対する考えや取り組み方で、
自分とベクトルが合っている人って、
だいたいすぐわかるよね。

この人は、若いけれど非常に察しがよく見所のある人で、
たぶん、「ここがおかしい」と言えば、
一発で、「俺もそう思う」という返答が帰ってくる人だね。

    *    *    *    *    *    *

さて、今までの職場での新人研修というのは、
時間が取れれば私が担当し、
できないときは、一番古いスタッフの、
角田君(20代後半/男性スタッフ/仮名)が担当していた。

ところが、角田君は、
すぐ人のやる事に口出しをして来る教えたがりのくせに、
いざ任せてみるとあまり教え方の上手な人ではなかった。
加えて、新人さんが初心者で、
あまりスキルが高くない人だった時の、
彼の態度の悪さ(イライラ、非難、罵倒、軽蔑など)なども、
兼ねてからグループ内では問題になっていて、
心有るスタッフは、「あれではせっかくの新人が潰れてしまう」
と、大いに危惧し、ある人は「気の毒で見ていられない」
と、私に言ってきた。

そしてやっと入った新人達が、
彼に潰されてしまうのを心配したスタッフ達の間から、
「研修を彼に任せっぱなしにしないでくれ!」
「社員の監視下において常に見張って欲しい」
などという要望が激しく挙がり始めたため、
今回の研修からは、ウツミ主任(40代前半/男性/仮名)を筆頭に、
私(40代後半)、角田君(20代後半)、
月森さん(30代前半)、
それに林田さん(20代後半)の5人で「研修チーム」を作り、
日々話し合いながら進めましょう、という事になった。

人材的には申し分ないね。
特に林田さんは何をやっても一番デキる。
だが、不服はあった。
なぜここに、過去に人を教えた経験のある、
正社員を一人でも入れてくれないのか?という不満である。

月森さんも林田さんも、優秀な人達だが結局準社員である。
また、研修担当として新人を前に、
ホワイトボードの前に立ったことが今まで一度も無い。
そして今回のように、「見極め」という名の適性判断で、
最悪お断りする新人も出てくると可能性もあるときに、
なぜ新人研修に経験のある正社員を入れてくれないのだろう。
二社間の契約に絡んでくる、(ヘタすると大トラブルにもなる)
責任の重い重要な話だぞ?

え?人選の経緯?そんなの、言わずと知れた課長の独断よ。
口々に訴えるスタッフ達の声がある事を、
社員・班長同士のメーリングリストで知った課長は、
会議の時にひとこと。
「よーし、わかった!俺がなんとかする!
ここはひとつ、月森や林田に協力させることにしよう!
あいつらなら決して悪いようにはしない。あいつらに頼もう!」

私達、はっきり言って超がっかりね。。。またかよ。

課長は何でもかんでも「月森君、林田君、」なのだ。
私達が一番信頼し、心から相談したいと思っているのは、
昔から一緒にやって来た、
顔なじみの正社員(以下、社員)達であって、
「研修にはどうか社員も参加させて欲しい」と上申しているのは、
月森さんや林田さんなど、
権限のない準社員を想定しての事ではない。

とにかく課長は(たぶん無意識にやっている事だろうが)、
自分より古い人物の存在とノウハウが、
全く目に入っていない人である。

その分、月森さんや林田さんに限らず、
自分より後に入って来た準社員達のへの傾倒がものすごく、
ここぞという重要な役回りを、
社員の誰にも相談せずに、
独断であっさり彼らに任せてしまう。
これではキャリアのある有能な社員たちは、確かに、
何かにつけ自分達がないがしろにされている感じがして、
大変面白くない事だろう。私自身も思いは同じだ。

また、任せた後の対応にも問題があって、
キャリアの無い彼らに、何もかも丸投げにした上に、
監視→チェック→フィードバック→軌道修正など、
上司として行うべき管理を一切せずに、
決定権まで預けてしまうので、
「好きにやっていい」といわれた彼らは、
本当に一から物事を構築し始めるので、
昔から行われてきた他の課との連携や情報共有が、
今やズタズタに寸断されている状態である。
ウチは今、完全に他の課から孤立している。
隣の一課主催の花見にも、いつのまにか参加しなくなり、
今では声もかからなくなった。

先日など、職場でシステムの大トラブルがあったときに、
うちの課だけ緊急会議に人を出さない、
誰も電話会議に参加しない、
システム情報共有掲示板に誰もコメントしない、
そしてセンター全体に個別情報をメッセンジャー発信しないなど、
次々に他の課の課長達が険しい顔で走ってきて、
「あんたら、いったい何やってんのっ!!」と、
たくさんの人達に一喝され、大声を出された。

それを、
「他の課のヤツラが口うるさく人の島に来て口出しをする」
というのは、大きな間違いで、君たちが無知なだけなのだ。
ああいうときは、各課の課長同士で、
連携を取るのがルールであり、当然の対処である。
トラブル発生時は、頻繁に全体メッセンジャーが飛び交い、
通常課長や主任達は席になどおらずに、
状況の把握と情報共有のために、フロア内を駆け巡る…
はずなんだけどね。。。
故障班出身の私は、うちの課も落ちたなぁ…と情けなくなる。

唯一共に故障班出身だった某社員は昨年転勤し、
そしてもう一人の頼りになる存在だった社員も、
この春、家庭の事情で故郷への異動を希望して去った。
今はもう、緊急時のフローやノリや習慣を知る人が居ない。
こうやって私達は全体の情報からどんどん取り残されていく。
もしかしたらみんな、課長に主任達に愛想をつかして、
異動を希望するんじゃないか?なんて、
うがった見方もしたくなる。

    *    *    *    *    *    *

さて今回、新規参入のユーマン社から6人の新人が入ったが、
今野主任から私は、彼らの事前研修と見極めを依頼された。

ユーマン社が事前研修のノウハウを持っておらず、
ぷらたなすさんが契約会社で行っているのと同程度の、
研修内容と人選見極めを行って欲しい、というのが主旨だが、
もしそれをそのまま鵜呑みにすると、
今回の6人のうち2名はNGで、
もし自分なら決して採用しないだろう。
(残りの1名についてはまた後日にでも。)

それを、一人は初日の数時間で、
もう一人も、1~2日で確信を持ったので、
自分なりの結論はすぐに出た。2名がNG。

だが、ふと思ったんだけど、
私が自分なりに出した結論は一体この後どうなるんだろう?
私はこの会社にとって外部社員であり、この後は社員の判断だ。

そうこうしているうちに、1名のNGさんである日下部君と、
他の新人さん達の間に、非常に大きな差がつき始めて、
この6名にまとめて同じ研修をする事が段々困難になってきた。

同じ課題をさせても、ある人は口頭説明だけで理解して、
それを10分程度で済ませるのに、
日下部君は課題内容の補足説明だけで20分ぐらいかかってしまい、
しかも作業も飲み込めていないので、そのあとまた、
20分ぐらいつききりになる。

そうすると彼以外の人達に取っては、
待ち時間だけが異様に長い研修となり、
集中力の維持も系統だった理解も、
はっきり言ってこれでは見込めない。
が、研修の段取り上、
「はい、それでは、インターネットオプションを出してくださ~い」
と言ったときに、全員がそれを出していないと前に進めないでしょ?
こういった事は「それじゃできない人は後でやってね」
と言うわけにはいかない事柄だ。

私は13日金曜日(!あら、そうだったんだ♪)の時点で、
「彼はここまでだ!」と思った。
この先は研修を二手に分けるか、日下部君を速攻お断りして、
いずれ月曜からは彼が研修の場にいない状況にしないと、
ひどく遅れたカリキュラムを取り戻す時間的な猶予はもう無いし、
残りの人達のモチベーションやストレスに関わってくると感じた。

そこで真っ先に、一番信頼している林田さんに相談した。

「林田さん、私が書き込んでいる研修掲示板って毎日見てます?」
(準社員でも社員なので、年下でも一応敬語(笑))

「ああ、見てました。かなりひどそうですね。」

「うん。私、個人的に今日までが限界と思う。
もうすでに研修が成立していない状態なのね。」

「なるほどねぇ。」

「フォルダオプションとか、インターネットオプションとか、
開くのにも毎回毎回手間取るので、今はもう、
彼にだけは私が全部やってあげているんだけど、
すでにそれって研修を逸脱しているじゃないですか?」

「うん、うん。俺もそう思う。」

「でね、はっきりここで自分の考えを言わせてもらえば、
日下部君には無理です。なので今日を最後に断って欲しい。
私は、今日、そういう結論に達しました。」

「うわ、そういう事かぁ…うーん、キツイっすね。」

「いやだってね、彼がいると研修が成立しないのよ?
新堂さんなんて前職は業者さんだし、
LANケーブルとHUBを預ければ、
さっさと研修室に移動して6人分のPCをつないで、
涼しい顔で待っているぐらいの人だし、
綾部さんもそこそこに知識があって、
手の空いたときに壁紙とかダウンロードしてますよね?
通常は、ここまでが合格ラインだよね。
だから残りの4人を二人と一緒に教えるだけでも、
非常に時間の配分が偏るのに、
さらに何もかもが日下部君待ちになっちゃって、
早い人は10分で終えて残り50分はずっと待っている…では、
貴重な時間があまりにもったいなさ過ぎるよね。」

「うーん。うん、うん。」

「しかも、今日から内容が、
テクニカルな部分に入って来たんだけど、
内容によっては日下部君が5分に一回手を上げて、
すみません、できません、わかりません、となるので、
ものすごく細切れになっちゃって
まとまった事が何も教えられない状況なんだよね。
私はねぇ、さすがに今日は、
ここまでかなぁ…と思ったわ。わかるでしょう?見てたら。」

「あぁ、うん、それは、わかる。」

実は、中の2日間、林田さんは、
今後のためにも、自分は関わる必要があると痛感し、
両日とも午後に同席して、アシスタントを引き受けてくれた。
(そういうところが、この人のデキるところだ。)
そして、私がつぶさに話さずとも状況は理解してくれていた。

が、こういった経験の全くない林田さんは、
この段階で「無理」とか、「ダメ」とか言い切る事には、
強い抵抗があって、あまり断定的な言い方は決してしない。
そうだよね、そういった場数を踏み過ぎている私は、
割り切るような言い方をするときもあって、
彼の目からは、ひどく冷たく断定的に見えているかもしれない。

(林田)
「要するに研修が二手に分けらればいいんですよね?」

(ぷら)
「うーん、それもありですが…
分けても状況は同じじゃないですか?
結局、人の問題になりますよね。
この段階で結論が見えている人を、
このまま教え続けるのも無駄というか…
今野主任の意思に反するっていうか…
こういうのって誰に相談すればベストですかね?」

(林田)
「やっぱ身近なとこで、研修チーム責任者のウツミ主任?」

(ぷら)
「…だよね。」

私は契約会社からの出向社員、
林田さんは準社員という名の「特定派遣社員」である。
お互いここで、熱い議論を交わしても、
だからと言って何も起こらないのは十分承知しているのだ。

私は早速、この話をウツミ主任のところに持っていった。

    *    *    *    *    *    *

「ウツミ主任、実は(これこれこういうわけで)、
日下部さんはこれ以上の研修続行は無理だと思います。
厳しい言い方かもしれませんが、
彼をすぐに断ってください。
私の判断ですが、私はそのほうがいいと思っています。
今野主任は契約会社にはその旨の了解は、
事前にとっているそうです。」

「それって、どの程度のものなの?
ぷらたなすさんから見て、やっぱり無理なものなの?」

(ぷら)」
「はい。比較でお話するなら、
穣太君やヒロアキさんが、研修ではできていた事が、
日下部君はできません。
穣太君やヒロアキさんがあのように皆さんから言われて、
やめなければならかったのなら、
今回の日下部君は、さらに厳しいと思います。」

(ウツミ)
「なるほど。わかりました!」

ウツミ主任は人柄は穏やかだが見極め賛成派なので、
向かない人は早めに切るべき、という考え方をする。
なので、私の言わんとする事は速理解してくれた。
少しだけ見学にやって来た、隣席の社員から、
何か聞いているのかもしれない。
そしてたぶん、前の職場で人を教えた経験もあるのだろう。
だが…

「じゃね、ぷらたなすさん、今の話、
すぐに課長に持っていってください。」

へ?課長…ですか?今野主任じゃなく???
まぁ、課のトップだからそれもありだけど…

「課長…ですか?わかりました。」

そして私は課長のところに行って、
同じ話をもう一度する。
すると課長は…

「お話はわかりました。
じゃね、この話を林田に相談してください。
林田も同じ考えなら、俺は尊重します。」

は???????

私は憮然とした表情をわざと作って、
先ほど自分が腰掛けて、
そのままになっていた林田さんの机の脇の、
ツールに音を立てて再び座り、ひとつ咳払いをして、
「あのー、ご相談があるんですが?」と、
わざとらしく声を掛けた。

(林田)
「あれ?」

(ぷら)
「つまりこういう事になりました。」

(林田)
「へ??どういう事、ちょっと聞いてもいいですか?
ぷらたなすさんは、今ウツミ主任のところに、
相談に行ったんですよね?」

(ぷら)
「はい。さようでございます。」

(林田)
「…で、ウツミ主任は?」

(ぷら)
「課長に相談しろって。」

(林田)
「…で、課長は?」

(ぷら)
「林田に相談しろって。」

私の指差す方向に、二人の首が、
指差し点呼のように同時に動いていく。
そして最後に私の指は林田さんを指した。

(林田)
「…で、最後はオレ。(自分を指差す)」

(ぷら)
「そう。」

(林田)
「オレ?」

(ぷら)
「そう。」

(林田)
「オレ…」

(ぷら)
「そう(笑)。」

(林田)
「はーーーっ(注:ため息ではない。彼は本当にそう言ったのだ)
一体なんでそうなるわけ?
オレさ、今回こういう事に絡むようにやって、
ずっと思ってたんスけど…
(大きく息を吸い)…ま、いいや、
ちょっと…オレなりに考えてみます。」

林田さんはそう言って、何か言いかけた言葉を、
ストイックに飲み込んだ。

実は、私にはこの後の数分間の記憶が全くない。
一体誰が誰に働きかけてそのようになり、
誰が私に声がけして呼びに来たのか、
全く覚えていないのだ。

なぜだろう…
私は私で、課長が林田さんにだけ全幅の信頼をおき、
そういった判断まで、準社員の彼に下駄を預けてしまう事に、
少なからず衝撃を受けていたのかもしれない。
これじゃ社員は相当面白くないだろう。私だって超面白くない。

が、取りあえず、誰かの何かの意思で、
研修チームで集まりましょうという話になり、
私達はミーティングルームに集まった。
メンバーは研修チーム全員プラス課長。
あれ?今野主任は?
今野主任はなぜここにいないの??
彼、スタッフの契約担当なのに…

    *    *    *    *    *    *

17:30 ミーティングルーム。

課長がまず口を開く。
「えー、緊急に研修の状況を確認する事になりました。
じゃ、まず、はい、ぷらたなすさん?」

(ぷら)
「あ、はい。…」

私は状況をもう一度詳細に皆の前で述べた。

「うーん…」
課長は腕組みをして目を閉じ、
眉間にシワを寄せて私の話を聞いていた。
そして、私の話が終わると、顔を上げて言った。

「それって今からどうにかなるとか、
そういう事ってないんですか?」

(林田)
「あ、はい!それについてですが、
研修を二手に分けたらどうかと思って、
さきほどウツミ主任に聞いてみたんですが…
社員側のそういう稼動は現実問題として無理だそうです。」

(課長)
「そうかぁ…
オレは実際に見ていないからよくわかんないんだけど、
そんなにひどいものなんですか?」

(ぷら)
「ひどいという言い方は抵抗がありますが、
仕事に向いていない方だとは思います。」

(課長)
「見極め期間はまだあと一週間もあるのに、
この段階でそういう事を言ってくるのはなぜ?」

(ぷら) (なんっか感じの悪い引っかかる言い方だな…)
「はい。先ほども申し上げましたとおり、
早い段階でそう気がついた事もありますし、
それに、日下部さんは作業の手順がわからなかったり、
できなかったり、やってもうまく行かなかったりして、
5~10分に一回、挙手してそう告げてくるので、
正直申し上げて、彼に手が取られてしまい、
研修の進捗が極端に悪くなっています。

というか、正常な研修として成立しておりません。

来週からは、いわゆるコマンド関係の練習に入り、
内容もどんどん濃くなっていきますが、
一回一回彼に研修を止められてしまっては、
残りの人達がきちんとスキルを身に付けられるような、
通常のまともな研修にはなりません。

できれば、いよいよ本題の、
重要な部分に入って来る来週からは、
正直言って日下部君が同席しているとキツイです。」

(課長)
「それは、教えるのが?」

(ぷら) (カチーン)
「みんながです。私も含めて全員が、です。」

(課長)
「あぁ、そう。オレはさ、本来は見極めとかそういうのは、
大っ嫌いな人間で、できれば6人いるなら、
なんとかして6人全員が育っていけばいいなと、
すごく思うんです。
たださっき、ぷらたなすさんから、
彼を育てろと言うなら、ヒロアキさんは辞める必要なんてなかった、
というのを聞いて、そのひとことで、
コイツはみんなに意見を求めるべきだと判断したんです。
で、どうなの?月森君はどう思う?」

はーーっ(今度は私のため息です(笑))
やっぱり結局そこに行くかよ?
月森さんは現在別なほうの研修のカリキュラムを作成していて、
今回は全く何も関与していない。
たぶん研修掲示板は見ているだろうけど、
名前と顔が一致するぐらいに関心を持って見ているとは、
誰もが思っていない。

なのに、やっぱり月森君なんだ^^;
私はウツミ主任には報告をしたけど、
月森さんは今回は関与していないので、
直接何も話をしていない。
それでも、「月森君」なんだ…。
今、この人に聞いて何がわかるって言うの?
(月森さーん、ごめんなさーい。課長に言っているんだからね?)

(月森)
「えー、実はオレは今回何もやっておりませんで、
この場にいるのも申し訳ないぐらいなんですが、
実際、自分の目で見ているので、
正直言って何も申し上げられません。すみません。」

ほらね。

(課長)
「じゃ、角田君は?」

(角田)
「えー、ワタクシも今の段階ではなんとも…
まだ俺の担当者じゃありませんし、
掲示板で見るだけですし…ねぇ、俺にはちょっと…あはははは」

なんだよ~?あきれたように舌打ちしながら、
「うわ最悪だー。とんでもない話だ。とても信じらんない!
こんなの、俺、絶対やりたくね~」って、
吐き捨てるように言いながら、毎日掲示板を読んでいるって、
レイちゃんから報告が挙がっているぞ??

(課長)
「じゃ、最後に林田君。」

(林田)
「はい。えーと、この中で俺は唯一、
研修に立ち会って、ぷらたなすさんの新人さんの指導の、
お手伝いもさせていただいたんですけど、
自分は今まで、人をこういう形で教えたことが無いし、
たくさんの新人スタッフに直接接してきたことも無いし、
正直言って、自分では判断がつかないんです。
ただ、確かに厳しいとは思います。」

(課長)
「それ、どの程度?
一番優秀な人が100だとしたら、
彼は1とか2とかそんなレベル?」

(ぷら)
「いや、そこまでじゃないですけど…」

(課長)
「じゃ、いいんじゃないの?
ここでそう決め付けてしまわないで、
もっと長い目で見てやったら?
何人も人を見ているぷらたなすさんが見てそういうのだから、
たぶんそれは本当なんだと思うけど、
俺は、みんなに育って欲しいと願っているので、
ホントはこういうのは、あんまり好きじゃないんだよな。」

ふと、契約会社から出向しているスタッフ管理社員として、
自分がここにいるのはとても損な事だな…と思った。
これがウチのスタッフだったならどうだろう?

特に意識的な見極めをしなくても、
初日で不向きがわかってしまうぐらいのスタッフなんて、
私は絶対現場に入れない。

それでもあとからそれが露呈し始めたスタッフに、
同僚達からブーイングが起こり始めると、
私は再研修を引き受けたり、毎日支援をしたり、
それでも進捗が見えないときは、ミーティングの場で、
「見込みはあるのか?」「目処は立つのか?」
「一体いつまでに立上げが可能になるか、この場で約束せよ」
などと皆から責められ、今野主任などからも厳しく言われるのに、
それに懲りてダメそうな人は早いうちにダメと言うと、
今度は、育てる姿勢や人としての暖かさを疑われる。

だったら、私なんていないほうがいいし、
見極めなんて、最初からしないほうがいいのだ。
管理社員の私がいなければ、たぶんこうやって、
仕事のできないスタッフがやってきても、
誰も何の決断もできずに、そういった場さえ持つことをせず、
課長も主任達も事なかれ主義で、
「まぁまぁ、そういわずに我慢して使ってくれ」と、
ひたすら言うだけなのだろう。

私がいなければ、穣太君もヒロアキさんも、
なんとなくなぁなぁで済まされて、
辞めなければいけないような流れになんて、
ならなかったのかもしれない。

ヘタに私が責任者としてここにいるから、
責任を問われ対処しろと言われ判断を出さなければいけない。
居なければ、誰も判断せず何も決まらず何も起こらない。
私はなんだか少しむなしくなって、ちょっと涙がにじむ。
何か話したら泣いてしまいそうな気がしたので、
無言で黙っていた。

つかさー、というかよ?
何で誰も、「それじゃ俺も見学したい」って言わないの?
自分の眼でそれを見たくないの?確かめたくないの?
私だったら速攻都合をつけて、それを見に行くよ?
人の話なんか自分のこの目で現実を見るまでは、
絶対に信じない。信頼はしても信用はしない。
自分の目で見てみたら、評価者が過敏と思う場合もあるし、
その逆に甘いと思う時だってあるだろう。

スタッフ側の班長達だって、絶対こんな風には言わない。
私が何をどう言っても、誰もが必ず、
自分の目でそれを確認しにやって来る。
実際に、月曜日は二人から見学の申し出が出ている。

(林田)
「あのぉ…日下部君が立ち上がれるかどうかは、
経験の無い俺には、ぷらたなすさんみたいには判断できませんが、
一人前になるのにものすごーく時間がかかるスタッフさんだな?
というのは俺にもわかります。
その長い時間を待てるかどうかって話なんじゃないですか?」

(課長)
「林田君はそう思うの?」

(林田)
「はい。」

(課長)
「本当にそう思う?」

(林田)
「はい(キッパリ)」

(課長)
「よし、それでわかった!
来週は彼を研修に入れないで、
現場で待機させてください。
今日はもう契約会社も連絡が取れないだろうし、
(は?うちには20:00だって電話してくるのに(笑))
来週、今野主任も入れてもう一回朝一で、
話し合いましょう、ウツミさん、いいですか?それで?」

(ウツミ)
「いいと思います。」

はー、この人は普段は自分の信念をきちんと語る人だけど、
課長の前に出ると借りてきた猫みたいだな。
今だって、自分の意見を何一つ言わないのね。。。
みんなおかしいよ、見極めしろって言ったの、あんたらだろ?

    *    *    *    *    *    *

18:00 ミーティングは解散して皆自分の席に戻る。
私は席の近い林田さんに話し掛ける。

(ぷら)
「林田さぁん、私さ、このあと似たような事を頼まれても、
見極めを引き受けるのだけはもうやめようかな…」

(林田) (椅子を回して振り向いて)
「???やっぱ責任重い?」

(ぷら)
「いや、そう言う事はどうでもいいんだけど…
見極めってね、人を育てようと思う気持ちを、
自分の中から消し去る事なの。精神的にそういう作業なのね。
だからもし、来週の話し合いで、もう少し様子を見ましょう、
という結論になった場合、すごく辛いのね。」

(林田)
「どういう事?」

(ぷら)
「うん。私は今野主任から頼まれて見極めをしました。
そして自分なりの結論を出しました。伝えました。

そうすると、自分の気持ちの中では、日下部君と南さんに対して、
(南さんの事に関しては、別途後日書きます)
この段階での熱意は、もうゼロクリアなのね。
私は自分が判断すると同時に、
彼らを自分から完全に切り離してしまったの。

そうやって消えてしまったモチベーションをさ、
また来週からどうやってあげていこうかと思うと、
もう、億劫で面倒で、なんか…やる気が全然起きない。

そう思うと、とにかく全員育て上げろ!と言われて、
無心に未来をひたすら信じて、
突っ走っていったほうが意欲も闘争心も湧くし、
そもそも他社のスタッフなんて他社の責任でしょう?」

(林田)
「うん、あのさ、オレ、さっきからずっと疑問に思っていたんだけど、
ぷらたなすさんは、今野主任から厳しくジャッジするよう、
ミッションを受けているわけでしょ?
それ、伝わってんのかな?みんなに。」

(ぷら)
「へ?」

(林田)
「オレさー、今までは調査案件とかツール作成とか、
あとアカウント申請とか備品の管理とか、
そういう自分だけの作業で、あまり運用になんか、
関わった事ってなかったじゃない?

だけど、ここ最近、なんっか自分で、
変だと思うぐらい、ピリピリカリカリしてんのよ。
で、そのたびに思うのよ、なんでオレ今、
こんなにカリカリしてんだろう…って。

向かいの江藤君なんか、それ見てすごく心配してくれてさ、
『大丈夫っすか?』なんて、熱くなっていると、
気を使ってメッセ飛ばしてくれるんだけど(笑)、
こういう事に関わってみて、初めて、
この職場の体質って言うか、悪いところって言うか、
そういうのがマザマザと見えてきた気がするんだよね。」

(ぷら)
「あー、わかるよ、それ!最高に!
私だって、最近、なんかいちいち人に対して腹が立って、
反発したり、文句を言ったり、怒鳴りつけたり、
でも、自分、本当はそんなキャラじゃないんだよね。
だいたい、今って、上司達が皆変だよね。」

ここで林田さんが、思わず大きく息を吸い、
膝をパシッと打って、「やっぱりそう思います?!!」

(ぷら)
「思うわよ。課長も、今野主任も、みんな変よ。
ウツミ主任はまだちょっとましだけど、
それでも課長の言いなりだし、普段私に言っているような事を、
社員の前では絶対に言わないし。」

(林田)
「だよねーー!!あーーーーー良かった。
オレ、自分だけがそう思っているのかと思って、
誰にも言えずにいたんだ。

さっきのあれだって、流れとしては絶対におかしいよ?
今回、契約会社は見極めなしで入れてきているんだから、
現場で見てみたら、使えない人がすぐに見つかるのも、
オレはありだと思うんだよね。

だから、まず第一にそれを判断するのがぷらたなすさんで、
決定するのは社員で…オレ、ずっとそう思ってきたのね。
そしたら、課長は『林田君に聞いて』『林田君がそう思うなら』って、
あんたは本当に課長か?って言いたくなったよ。
正直見ていて腹が立ちました。よく我慢しましたね(笑)。

ウツミ主任もそうなんだけど、何でもかんでも、大事な事でも、
『それじゃ、林田君、コレ頼みますって。』
二言目には『林田君』『林田君』って、
それじゃあんたらは、いったい今、何をやってんの?って、
オレは毎回言いたいんですよ。」

(ぷら)
「あーーー、そうだったんだ。わかる!それ、すごくわかる!
いや私はね、林田さんは、もちろん仕事も出来ると思っているし、
課長の信頼も厚いし、重用されているし、それを光栄に感じて、
何の疑問もなく今までずっと仕事してきていると思っていたよ。」

(林田)
「とんでもない!いや、途中までは確かにそうだったんだけど、
この頃、なんかおかしい、なんか変だ、ってすごく思うんだよ。
研修に関わるようになって、それがすごく見えてきたっていうか。

だいたいさ、オレが一番おかしいと思うのは、
課長と今野主任とウツミ主任との間で、
情報共有が全くできていない事なんだよね。
あんたら、社員だろ?もっとちゃんとやれよ!って、
最近毎日そう思いますもん!

オレ、気になる事があるといつも社員朝礼で言うんスよ。
それじゃ、今、その件で、
ボールを持っているのは誰なんですか?って。
そうするとさぁ、課長も主任達を顔を見合わせて、
誰それに任せたとか、この前お願いしましたよねぇ?とか、
誰一人、『オレが今やっている!』と、手を上げる人が、
いねーんだよ!!オレ、思いますもん。
あんたら、責任者でしょ?あんたらの責任でしょ?って。」

ぷらたなす、ここで膝を10連打する!!

(ぷら)
「でっっっっしょう?そう思うでしょうーーー??
アタシなんてねぇ、課長も今野主任も(キョロキョロ)、
(声を落として)ここだけの話、日下部君と同じ線上に居る人達、
と、思っているから(笑)。

ここに、こういう"不思議君"という、
一本の線があったとして(ジェスチャー付き)、
こっちは残念だけど仕事できない人(左手を振る)
こっちは取りあえず仕事は普通に出来る人(右手を振る)
でも実は同じ線の上なの。(両手で"線"を表す)」

(林田)
「あ…わかる、それ!なんか、それ、すごくわかる!」

ここでカツーンと私達は、何か結び合うものがあって、
しばらくこの話題で盛り上がった。

後は断続的にPCに向かってはまた話し掛けたり掛けられたり。
お互い仕事があるので、邪魔しちゃいけないと思っていると、
それでも、話したい事が次から次に浮かんで来るのか、
またキーを打つ手を止めて、「でもさ」とか「やっぱりさ」とか。
最後には双方とも遠慮しあうのが段々面倒になって来て、
「ちょっと休憩室行こうか?」(笑)

うちの職場は24時間稼動なのでいつでも明るく、
いつでも人の出入りが途切れる事が無い。
休憩室のソファーでは、誰かが横になって仮眠?していた。

そしてそれから延々三時間、
私達は研修や見極めについて、
そして上司達について話し込み、
最後には、林田さんの電車の最終で、
心残りがありながら、私達は解散した。

帰り際に林田さんがこう言った。

(林田)
「オレ、今日ぷらたなすさんにいろいろ話をしたら、
不思議なぐらい、カリカリが消えてるんですよね。
ものすごく今、気持ちが軽くなって平常心の気分なんです。
聞いてもらってすごくよかった。
いや、本当に今日はありがとうございました。」

実は今日、この長いブログを書いていて、
私もまた、あの4時間で、
魂が救われた気がしている事に気がついた。

今日は本当に体が軽い。そして良く動く。
選挙もちっとも億劫じゃない(笑)。
風呂を洗い、トイレを掃除し、普段の自分を取り戻した気分だ。

そうたぶん、私、ずっと孤独だったんだ。
林田さんも同じだ。
本音を語れる唯一の仲間ができて、
ようやく私達の気持ちは安定したんだな。

すっかり長くなってしまった。
ここまで長いと誰も読んでくれないかもな(笑)。

でも、明日は朝一でここ一番の大事なミーティングがある。
いつものように読み返して足したり削ったりするのをやめて、
今日はダラダラと無制限に長いまま、
このままアップしちゃおうっと!
長さは後で調節しよう。
後で読んだら変なところもたくさん見つかるだろうしね(笑)。
なので、乱文、誤字脱字はご勘弁を!
 

 
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事情聴取はまだあるの?

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【え!私が盗難事件の容疑者!!なによ、それって!】
思わぬ事情聴取事情聴取はもういいの?★事情聴取はまだあるの?ごるぁ~怒るで!警察官!

--
週末。金曜日の午前零時。
林田さんとすっかり話し込んだあと、
帰宅のためにロッカールームに行くと、
カバンにおきっぱなしのPHSに、
交番からの着信が入っていた。
時間はPM8:37。

それを見た瞬間ゲンナリする。
なんだよ~、もう終わった話じゃないのかい?
時間も遅いので、私はそのまま放置し、
明日の朝、もう一度掛け直す事にした。

翌朝、交番に電話を入れると、
担当の赤沢さんは本日は休みとの事。

はーっ?それじゃなんで留守電に、
「折り返しご連絡ください」なんて言わずに、
もうちょっと「明日休みなので」とか、
言わないのさ???

3月10日に身に全く覚えのない盗難事件の参考人として呼ばれ、
調書を取らせて欲しいからと言われて再訪を約束した3月21日は、
こちらの都合でだめになり、再度約束し直した3月30日は、
先方の勘違いで実は担当者が休みの日。

それでもこちらから電話したのに、
「連絡を取って折り返し電話させます」と言った人は、
ちゃんと伝えてくれたのかくれてないのか、
それとも担当者の怠慢か、その後まったく連絡が無く、
そして忘れた頃の4月6日だ。

そんな風に、
曖昧でなかなか決着のつかない話が大嫌いなうちの亭主は、
台所で私が電話する様子を見ているだけでイライラするらしく、
突然横から手を伸ばして、私のPHSを掴み取り「貸せ!」

(亭主)
「あのさー、そっちにさー、赤沢って人いるぅ?(超感じわるぅ)
いや、あ・か・ざ・わ。なんかウチの女房に昨日、
電話があったみたいなんだけどさぁ…(うわ、最悪、何その言い方)
え?…は?…あぁ…ホラ、あんたに代われってよ。」
(当然だ、バカヤロ!)

電話を代わったら声の主は女性だった。
「あー、もしもしぷらたなすさんですか?
こちらの赤沢から電話がいったんですね?」

「はいそうです。」

「何時ごろでした?」

「8時半頃です。」

「8時って午前…(午後です)、あ、午後の8時ですね?
それでは、こちらから赤沢に連絡をとりまして、
(突然ちょっとクレームを入れてみたくなる(笑))」

「けっこーです!」

「??」

「あのですね、この前も3月31日に電話をしたら、
どなたか存じ上げませんが、同じ事を言って、
私、一歩も出かけずにずっと家で待っていたんですけど(ウソ)
そのまま連絡なんて来ませんでしたよね?
お宅様達っていったいどういうお仕事なさっているんですか?
約束日は間違えるし、電話するって言って全然来ないし…」

「いえ、それはですね…先日はこちらで、
お電話番号を伺うのを忘れてしまいまして…」

「赤沢さんにはお伝えしてあります。
ならば赤沢さんに聞けばいいじゃないですか?
それにあなたじゃない人が出たときに、
男性の方に二度もお伝えしているんですよ?
それでも来なかったですよ?
だいたいこちらも忙しいのに、人をなんだと思っているんですか?
昨夜だって8時にメッセージが入って、『ご連絡ください』だけで、
私、昨日は仕事で遅くて12時過ぎに帰ったので、
朝起きてから着信に気がついたんですよ?(ウソ)
それで早速(←ウソ)掛けてみたら、
赤沢は休みです、って、そんな馬鹿な話ってありますかっ?」

「ですから、こちらの勤務は…」

「3日に一回なんでしょ?わかってますよ、そんなの。
だから赤沢さんのいるときに電話しないとダメなんでしょ?」

「いや、ですので、赤沢は夜勤で先ほど帰宅したばかりなので、
今すぐ電話すればまだ近くにいるかと…」

「だったら、本日夜勤なので何時でも結構ですとか、
機転を利かして留守電を入れてくれればいいじゃないですか?
いつ電話しても居ないし、折り返しは来ないし、
もうずーっと連絡が取れていないんですよ?
どうせ、そう言ってまた連絡なんて来ないんでしょう?
もう、結構ですから、ご連絡なら赤沢さんご本人から下さい。
そうご伝言ください!」

「あ、もしもし?もしもし?」

「失礼します!」ガチャ

あー、スッキリした。一回やってみたかったんだ(爆)!
この女性の警察官は、
事情聴取?の時に見かけた人だと思うけど、
今時のギャルお姉ちゃんぽい人で、
あまり機転の利きそうな雰囲気の人じゃなかった。

そしてその後、今日の今まで、
またまた赤沢さんからも、交番からも、
何の連絡も来なかった。。。

だけどさ。。。
この後、私はうちの亭主と話したんですが、
あの赤沢さんて人、ぜーーったいあの交番の、
困ったさんだよ(笑)!

向こうだって電話を切った後、
「赤沢さん、誰かに夜の8時ごろ電話したんだって。聞いてる?」
「いや?全然?」
「そういうの、言ってくれないと困るよねぇ、もう、今月これで、
赤沢さんへのクレーム、3件目よ?もうどうにかしてくれないかな」
「しょうがねぇなぁ、ほんっとに、赤沢さんには、
いつもいつも、困ったもんだな。」

なーんて事を、絶対言われているに決まってる!(爆)

いや、ほんとに、連絡を取りたいのなら、
もう少し留守電メッセージを工夫するとか、
(ぶっきらぼうで、しかも、ガチャッとデカイ音で切っている)
誰かに伝言を頼むとか、きちんと引き継いでおくとか、
警察の事情なんて知らないから、
いろんなルールもあるのかもしれないけど、
それにしても、へたくそだ。

キョロキョロ?…キョロキョロ?…(左右を見回す)
そんな事やってるとね~、
このブログのカテゴリーを、「暮らしと季節」から
「AS関連」に付け替えちゃうぞーーー!!

キャー!!誰も見ていないよね?
当事者の○○さん、□□さん、△△さん、その他の皆さん、
こんなこと言って、ごめんなさーい!!!
 

 
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2007.04.07

怒鳴ってスッキリするなんて…

所用で契約会社に赴いたときにたまたま居合わせた、
営業担当のメグちゃん(20代後半/女性/仮名)に、
「うちの日勤、いよいよユーマン社(仮名)から6名入ったよ。」
と、告げた。


そのオーダーは、本来主管会社である、
うちの会社に発注されたもので、
うちが一人の新人も出せなかった事から、
業を煮やしたクライアント企業さんが、
契約枠を早い者勝ちで、
取引のある全社に開放したのだった。


正直、私は悔しい。そして寂しい。
だって日勤だよ?より一層の苦戦を強いられる、
24時間ツーシフト交代制じゃないんだよ?
しかも私は、現場に来たら私が育てるから、
初心者でもスキルが無くてもいいから、
まずは人を出してくれ!と、何度も何度も頼んでいるのに…


ユーマン社は当初2名の新人を挙げてきたが、
今野主任がプレッシャーをかけて増員枠一杯の6名までを、
すべてユーマン社に出させた。
前の日記で書いたように、
その6名全員がそのまま現場入りする事は無いように思う。


今回のユーマン社からの新人6名は、
いい感じの人も中には入るが、
全体として見れば、業務が始まって以来の初心者集団で、
自宅のPCをネットにつないでいる人は一人しかいないし、
サポートする商品や業務内容を、
明確にイメージできる人は誰もいない。


それでも、現場は新人の入社に華やぎ、
「これで少しは楽になる」という大きな安堵が生まれている。
待ちに待った新人達を皆が歓迎ムードで温かく迎えている。


この程度の人達さえも、うちは出せないって言うんかい?
非常に不満である。何やってんだ?一体!!


悔しい事はまだある。


「うちはそちらとのお付き合いは今回が初めてなので、
詳細な業務もよくわからないし、何より事前研修ができないが…」
そう難色を示すユーマン社さんに、今野主任が、
「その心配は要らない、それはこちらでやるからいい。
御社はまず、人さえ出してくれればそれでいい。」
と、言った事だった。


>それはこちらでやるからいい。


それをやるのは私だよね^^
事前研修は各契約会社の長年のノウハウの積み重ねでもあり、
今のような時代になる前は、各社のセールスポイントでもあった。


それを現場で他社の新人に対してやってくれ、と言われても、
「お宅で人を出せないからでしょ?そのぐらいは協力してよ。」
と、言われれば大きく断れもしない。いや、それもあるけど、
私自身が業務の基礎を何も知らない人達が、いきなり現場に来て、
各過程の研修担当スタッフ達の精神的な負担が増えるのを、
回避したかった。最低限、これぐらいは…と思う事項は、
新人さん達のためにも、やはり教えてあげたい。
(人がいいんだよなぁ、私って(笑))


そんな流れで、一人でも多くの新人を獲得するために、
企業も現場も私自身も、話し合い、調整し工夫し、
イレギュラーな事でも何でもやって、
職場の改善に最大限の努力をしているのに、
どうも、その危機感を契約会社のほうが、
あまり理解していないようなのだ。


(メグ)
「で、どうでした?ユーマン社の新人は?」


(ぷら)
「いやー、それなりよ。すっごい初心者ばっかり。
拡張子とか圧縮・解凍なんてレベルじゃなくて、
デスクトップとかがわからなかったり、
ほとんどメールの経験がなかったり、
もう、研修も大変ですわ(笑)」


(メグ)
「あーあーあー、やっぱそうですか~。
思った通りでしたよねぇ。
6人も人を出せるって言うから、
おかしいとは思ったんですよねぇ。」


え…
私は思わず、メグちゃんの顔を見た。
本当にそう思ってんの???


(ぷら)
「え?じゃ、そういう人達ならうちは出せたって言うの?」


(メグ)
「いや~…でも条件が下がれば人は見つけやすくなりますよね?」


(ぷら)
「…   それ、私、前から言っているじゃない?
どんなに初心者でもいいから、って。
いつもと違って今回のグループに限り、
それは許されるからって。」


(メグ)
「え…でも、企業からのオーダーは、
"ネットとメールの経験がある人"ですよ?」


(ぷら)
「その条件では誰もいないからこうなったわけでしょ?
それじゃ、その条件に合わないけど、
いい感じの人が来たらどうするの?
条件に合わないからと言って、
その場でお断りするの?いいの?それで。
その場合は、まずその候補者を押さえ込んで、
企業側には、これこれこういう「いい人」がいますが、
そちらの条件には合いません、ですが成長できる人です。
って交渉するのが普通じゃないんですか?
今なら、少々の人でも喜んで乗ってくるはずですよ?
つか、マジでそれって、前から言ってますよね?」


(メグ)
「……」


(ぷら)
「だいたいあそこは、契約スタッフの数が多くて、
いちいち各社のスタッフのスキルなんて、
詳細に確認していないし、(見りゃわかることでもあるし)
今までだって、そうやって、ヒヤヒヤしながらも、
職務経歴的には何の"売り"もない人達を、
『熱意がある』『自宅でいろいろやっている』『自作機が趣味』
とか書いて、ガンガン押し込んで来たじゃないですか?
そしてそのときの彼らは、みんな立派に育って、
○○君も□□君も、△△さんも、
今やグループの中核スタッフじゃないですか?」


(メグ)
「……」


(ぷら)
「そもそも、その条件を他の会社が忠実守っているかどうかだって、
怪しいものだと思うよ?だって今はどこも人がいないのだから、
『この程度までは大丈夫だろう』という状況判断や読みで、
柔軟に動いたり、企業に交渉したりしているのに、
うちは今のまま、人がいない、人がいない、と、
ただ言い続けるだけで何もしないのは、
働きかけが足りなさ過ぎるんじゃないですか?」


(メグ)
「あの…ですね?…今野主任とお話をさせていただくと、
いつもその度に、『いい人入れてね』『いい人頼むよ』
と、言われるんですが…
その『いい人』っていうのが、どの程度のものなのか…」


(ぷら)
「(歯がゆくなってくる)あのね、『いい人』ってのは、
セールスポイントがひとつでもあれば、『いい人』でしょ?
スタッフの長所を見抜いて、そこを売り込んでいくのが、
うちの仕事なんじゃないの?」


(メグ)
「あのー…でもー……
今野主任のグループは、
実質上ぷらたなすさんが仕切っているじゃないですか?
でも、そのときによって、
『男性がいい』とか『女性がいい』とか、
『今は性格が悪くてもスキルのある人が欲しい』とか、
『初心者でもお客様対応のいい人がいい』とか、
そのときによって、言ってくる事が違うじゃないですか…」


(ぷら)
「それは、こっちだって現場を毎日見て、人のバランスや、
グループとしての弱点を常に考えているわけだから、
その時々に足りないものを補っていこうと思えば、
どうしてもそうなるでしょう?
それに、そういうのは過去の、人が豊富だった時の話じゃない?
今は、人なんてそうそう選んでられないから、
最近の私がそういうお願いをした事ってある?ないと思うよ。
言っているのは、『初心者でもいい』この一点のみだよ?」


本当は、そんな風にいろいろ迷うのなら、
なぜもっと私にガンガン聞いてくれないのか、
すごくそれをメグちゃんに言いたかった。


私はあまりに人が挙がって来ないので、
実績の無い学生にまで対象範囲を広げようと思い、
メグちゃんに後輩達に当たってもらったりしているのに、
そこまで切羽詰った気持ちで取り組んでいるのに、
私が発案すればそのように動いてくれるけど、
自分達では何一つ案を出せないのは、
本当に力不足だし、現場の状況を理解していないと思う。


大学の講師なので週に3日しか働けないという東さんを、
「支援メンバーとして使ってもらえませんか?」と打診して、
企業から「人がいないのでそれでもいい」と、OKをもらったり、
仕事に飽きやすく出たり入ったりを繰り返している弓月君を、
短期の欠員補充要員として確保し、
人が辞めたらすぐに翌日からでも出られるように、
そういったスタッフを認めてくれるよう企業と交渉したり、
どうすれば現場が上手く回るかをいつも考えて、
そこにいる人達を最大限に生かそうと思っているのに、
その気持ちや手法って、全然伝わっていないのかな…


だが、そこまで言って、
話すのを途中でやめてしまったのは、
メグちゃんだけに言っても仕方が無いと思ったからだ。


メグちゃんのこの歯切れの悪さは、
自分が真にそう思っての事ではない。
採用担当の細川さん(30代前半/女性/仮名)が、
最近、いつもそうやって理由をつけて、
人がいない言い訳にしているのを知っていたからだ。


でもさ、本当に人探しを真剣に行っていれば、
「惜しい」人材は必ず出てくるはずだと思う。
スキルや人柄のほかにも、現在就業中である、とか、
来月まで辞められないとか、透析でたまに通院するとか、
補聴器を使っているとか、いろいろ…ね。


それさえも何も相談がないのは、
実際には何もしていないんじゃないか?と、
疑問視する思いさえあった。


    *    *    *    *    *    *


一昨日の夕方、
出向先の現場にメグちゃんから電話があって、
神田君の準社員の話を少しした後、
再度の確認があった。


「それでですね…確認なんですが、
ぷらたなすさんて、今、ユーマンさんの新人を、
毎日研修しているじゃないですか?
で、ですね、それが終わるのっていつですか?」


すぐにピンと来る。
細川さんに頼まれて確認しているんだな^^?
細川さんて、そういう性格なのか、
スケジュールがはっきりしていないと、
前に動けない人なのよ。
たぶん、スタッフに不信感を持たれて大いに揉めたとか、
過去に何かあったのかもしれないが、
私の感触としては、「使える人」ほど、
そういったイレギュラーには理解がある。


むしろ、そこで激怒するような人は、
仕事でもこだわりの強い融通の利かない人で、
企業の担当者が常識の範囲内で、
ちょっとしたお使いなどを頼んでも、
「契約書に無いのでやりませんっ!」と、
キッとにらみつけて断るかもしれないし、
翌日からは来なくなるかもしれない。
ご本人に素直な感情に異を唱える事はできないが、
私はそのまま怒って辞退してもらったほうが、
企業に入れてからのトラブルにはならないような気がする。
(それもまた、見極めのノウハウだと思う。)


「それ、細川さんに頼まれたんでしょ(笑)?(はい)
えーとね、今からだから…1、2、3、4…
16日!この日からなら動けるよ。
要するにあれでしょ?細川さんが候補者に、
業務内容と予定を説明するときに、
決まっていないとやりにくい、って話なんでしょ?」


「ええ、まぁ…あ!あと、それとですね…
今って各グループの各班に欠員が出ているじゃないですか?
それのですね…優先順位ってやっぱりC班が一番ですか?」


突然キレたわけではない。
だが、ここで私は大きな声を出したくなった。
ここは、声を荒げなくてはいけない肝心なところだと思った。
優先順位???今さら何言ってんだよ!


「メグちゃん、じゃ聞くけど、優先順位を決めたら、
そのとおりに人が挙がってくるの?
私がC班が一番優先と言ったら、
C班に入る人が見つかるの?
何、言ってんのよ!!今までそれがその通りになった事って、
ある?ないよね?今さら、優先順位を聞いて、
どんな意味があるの?だ・か・ら、まず人を出してって、
言ってんじゃん!!挙がってきたらその人の希望条件で、
B班しかできなかったり、A班しかダメだったり、
ヘタすると、二課のほうが資質的に向いている事だってあるよね?
そしたら企業内担当者との調整は私がします。
主任や課長達とは私が掛け合います。」


「……」


「スケジュールだってそうだよ?
だいたいここの会社は、
人が内定しないと交渉には乗ってくれないよ?
企業内の予定をいくら尋ねたって、
じゃ御社には人がいるの?と言われて、
いません、じゃ、相手にされるわけ無いでしょう?
まずは人が決まってから相談しましょう、と絶対なりますよ?
普通に考えたら、そうでしょう?
わかってんの?それ?すべてが逆なの?逆!
今話した16日から身が空く話だって、
明日にでも他社から新人が上がってくれば、
事前研修で私の予定なんてすぐに埋まっちゃうんだからね?
まずは出してよ、人!ここは一にも二にも『人ありき』なの!」


「はい…」


「じゃね、今取り掛かっている仕事があるから、
(実は研修掲示板への書き込み)
切るよ、お疲れ様でした。」


私はメグちゃんの返事を待たずに、
勝手に電話を切った。
何を言っても、「あ…」とか「う…」とか、
いちいち考え込んで言葉が途切れ、
何の反応も返ってこない彼女の様子にも腹が立ったのだった。


    *    *    *    *    *    *


翌日の朝の社員ミーティング。そう、昨日の話。


私の今の席は社員席に近いので、
彼らの話が筒抜けに聞こえる。
その場で、今野主任が言った。


「えー、A班に新人が内定しました!
会社はサトースタッフ(仮名)さん!
まずは1名!来週の16日からOKだそうです!
引き続き、もう1名探してもらっています!
16日からは、ぷらたなすさんに研修を頼む予定です。」


正直、ショックだった。
そうか…うちの牙城だったA班にも、
いよいよ他社スタッフが入るのか…
すでにB班は混在グループだから、
ユーマン社でも何でもアリでよかったけど、
立上げから関わり、手塩にかけて育ててきたA班のほうに、
よもやサトースタッフが人を投入してくるなんて…


昨日、ちょうど、A班には人はいないんですか?なんて、
言ったばかりだったので、まさに、「やられた」って感じだ。
たぶん、私の勘がこれを予測していたのだろう…


が、そう言ってもいられない。
というか、ホラね、ざま見ろ!と言いたいような、
イジワルな気持ちになり、
私はその場でメグちゃんと細川さんに短いメールを書いた。


件名:【速報】A班にサトーが入ります!
内容:今、私の席の横で社員ミーティングが開かれています。
    その席でたった今、今野チーフがそう報告しました。
    現在は1名。引き続きもう一人を当たってもらうそうです。
    よって、16日からの事前研修は不可能となりました。
    もし候補者が挙がっても、26日以降からしか
    事前研修はできません。 以上


そう、人を出せない契約会社に予定も優先順位も無いだろう。
うちは今、企業に全く当てにされていない。
この現状は、所長に伝えるべきだと思った。
私は次に所長に長いメールを書いて、現状を憂慮した。


    *    *    *    *    *    *


夕方。研修を終えてメールを受信してみると、
メグちゃんと所長の両方からレスが来ていた。


メグちゃんは、実は私のクライアント企業だけでなく、
すべてのクライアントが同じ状況で、
細川さんだけでなく、細川さんを含めた一課の採用担当の、
全員の人選状況の悪さが、社内でも大きな問題になっている事。


所長からは、
話には聞いていたが、それほどだとは思わなかった。
なんでもいいので、もっとどんどん報告して欲しい。
要望があったら上げて欲しい、と言うものだった。


私は、何かが動けばいい、何かが変わればいい、と思った。


そして実は、メグちゃんを電話で怒鳴りつけたあの時から、
自分の気持ちが非常に軽くなり、
深夜までしがみつくようにネットをしたり、
茶碗も洗わずに台所で、
バロン=コーエンの本などを延々と読みふけりたい気持ちが、
ふと、消えた。


ここ最近の私は、いろいろな事があって、
不満のガスが充満していたのだろうと思う。
ブログも読書もストレスに端を発する、
依存行動?だったかもしれない。


言いたい事はやっぱり相手にちゃんと言わなきゃダメだ。


メグちゃんの、何か要望はありませんか?という問いかけに、
私は迷わずに返信した。


「申し訳ないですが、担当を替えてもらえませんか?
細川さんは、この企業には向かないです。
すべてがきちんと決まっていないと、
一歩も前に進めないタイプの細川さんは、
スタッフに嫌われたくない気持ちも強い人で、
誰かに無理なお願いをしたり、
相手の機嫌を損ねずに交渉や調整を図る事も苦手です。
ですが、各社がしのぎを削って、
日々様々な提案をどんどんしているこの企業で、
それではやっていけません。
彼女は、競合コンペのように、
「取れれば速攻開始」「コケたら全員お断り」のような、
先の見えない人選も、
実は実績を上げられないんじゃないでしょうか?」


ま、私の思うとおりになどならないだろう(笑)。
けれど私は長い間そう感じていたのに、
このブログでも社内の人にも、
今まで言った事の無い事を始めて言った。


いいんだ、これで。
それは誰もが思っていて口に出せなかった事のはずだから。
所長、メグちゃん、さあどうする?


私は「お人よし」だと思っていた自分が、
意外にイジワルである事に始めて気がついた(笑)。
今日は最後の一押しの仕上げとして、
それをこのブログに書き留めておこうと思う。
 

 
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人を見かけで判断する此頃

【新規参入の会社から新人がやって来た!】
★人を見かけで判断する此頃ボールは誰が持っている?全員一致の日を待とう研修担当者のSOS!できる事とできない事彼女は岡ひろみになれるか

--
夕方。

PCに向かってしゃかりきに文字を打ち込んでいると、
各班の班長達が、入れ替わり立ち代わりやって来て、
何か聞きたそうにして帰っていく。

「ぷらさん、ぷらさん、今日の研修…」
「あー、書いてる、書いてる、今入れてんの。
投入中だから、ちょっと待っててよ!」

「ぷらたなすさん、あのー…、あ、今入れているんですね。
んじゃ、あとで読みます。あ、いいです、いいです。」

皆が聞きたい事はわかっている。
私が今担当している新人研修(於:職場)の状況なのだ。

私達のグループでは、過去の様々な反省を踏まえて、
今回受け入れる新人さん達から、
担当者がその日の研修の状況を、
毎日それ専用の社内掲示板に書き込むことになった。

内容は人物評価込み。よってもちろん、パスワード付き。
班長と正社員(以下社員)しか閲覧できない。

新人研修は通常、
階下にある研修室でのレクチャーがずっと続くため、
朝礼を終えると彼らは毎日移動してしまい、
いったい本当はどんな雰囲気の人達で、
今何をやっていて、どういう反応を得られているのか、
しばらくの間、全く見えない。

その状態で終了後に職場に手渡されても、
受け入れ側は人物像やスキルがすぐには掴みにくく、
できれば早い段階から詳しい情報を知りたい気持ちが、
現場側には常にあった。

今までは打ち合わせの場などで、
担当者が口頭で逐一報告していたが、
短い時間に話し言葉で全てを伝えるのには無理がある。

そこで、それぞれの過程をシームレスにつなぐためにも、
研修担当、各班長、社員達が共有できる掲示板を作り、
いったい何をどう教えているのか?
新人さん達の理解度はどの程度か?
一人一人がどういった人達なのか?
を、担当者の視点で毎日書き込むことになった。

そして今回、
その始めての試みのトップバッターが私なので、
皆、記事の公開が待ちきれずに、
入れ替わり立ち代わり様子を見にやってくるのであった。

掲示板にアクセス→あれ?まだ上がっていない。
ぷらさん、本当に書いてんのかな?
ま、そんなところでやって来るんだろうね(笑)。

    *    *    *    *    *    *

私の職場では、いくら時間をかけても、
一人で仕事できるようになれないスタッフがたまにいる。

穣太君(20代前半/男性スタッフ/仮名)、
ヒロアキさん(40代後半/男性スタッフ/仮名)、と、
私のグループでは結果として立ち上がれずに、
契約終了になったスタッフが最近相次いだ。

特にヒロアキさんは、二ヶ月以上研修やOJTをしても、
結局独り立ちできずに辞めた。
すると、企業に取って、
その間に契約スタッフに支払った賃金は、
「いったいどうしてくれるの?」という話になる。

契約スタッフが企業の戦力となる前に、
あるいは、戦力になり得ないまま辞めてしまうと、
それは完全に企業側の持ち出しとなるばかりでなく、
新たにスタッフを採用するため同じ経費がまたかかってしまう。

最近は様々な意味で契約スタッフの質が落ちており、
長続きしない(できない)スタッフの数が、
全社的に増えていて大きな問題になっている。

なので、現場を仕切る主任達には、
上部から相当のプレッシャーがかけられていると思う。
しかもうちのダメダメ今野主任は、そういった事には、
断固反発→一転して大追従!の劇的な流れを取る人なので、
部長にでも一喝されたのか、二言目には「経費、経費…」と、
今は妙に収支損益に過敏である。。。
("手のひらを返すように"とはまさにこの事だな、と私は思う^^;)

そして今回今野主任は私に対して、
「ぷらたなすさんが研修を担当しているうちに、
見込みの無いスタッフは早く見極めてください」
と、言ってきた。

「それは?私の目で見て、という事ですか??」

「そうです。その通りです。」

「新人さんが他社のスタッフであっても、
もし私がそう感じる人がいたら、
今度は相談に乗ってくれるという事ですね?」
(以前、苦い経験あり)

「もちろんです。
もう、ヒロアキさんの二の舞は絶対しないようにって言ったでしょ?
何言ってんの?」

は?なんだ?この、何もかもこちらが悪いような物言いは?
今回来るのは他社スタッフだぜ?
使えないスタッフが派遣されてきたら、悪いのは私ではなく、
人選を誤ったそのスタッフ達の契約会社だ。
前回と違って、今回私にその責任はないだろ。
「相変わらず、おっかしいよなぁ…」と首をひねりつつ、
「まぁ、いいや。」と思う。

仕事が出来ない、または覚えられないスタッフを、
職場に入れる事が、どれほどのデメリットを発生させるか、
私は職場側の人間として痛いほどよくわかっている。
ご本人に大きな罪がないのは承知しているが、
過去にどれほど企業から苦情を受け、
どれほど業務は滞り、どれほどスタッフ達がもめた事か。

それは大きな勝敗のかかったバレーボール日本代表の試合で、
6人のうちの1人に運動能力やセンスが、
極端に欠けているのと同じで、
観客は怒り、「あいつをはずせ」と叫び、
チームメートは一様に「この人さえいなければ」と舌打ちするだろう。
あるいは、むしろ5人のほうがまだましとさえ思うかもしれない。
そして、彼または彼女をレギュラーにした監督は、
中からも外からも大きな批判を受けることになる。

シビアな話だが、「仕事」に主眼を置けば、
職場の現実とはそのようなものである。
だから私はそうなる前に、できるだけ回避の努力をするのが、
自分の責務と感じるようになった。
運動能力やセンスが無いのは本人が悪いわけではない。
それを見抜けずにレギュラーにする監督が悪いのだ。
そう言い聞かせて、いつも自分に課題を課している。

ところが、そういったスタッフの、
仕事に不向きな資質と言うのは、
実は、面接や会話や講義形式の研修などでは、
ほとんどわからない事が多い。

聡明な外見で学歴も経歴もよく、
話してみて人柄の良さと意欲が感じられれば、
どの契約会社も「お奨めのスタッフ」として、
現場に入れてくるが、その中にさえ、
仕事をさせてみると首をひねってしまうような人がよくいる。
企業の採用や面接に関わった事のある人は、
似たような経験をお持ちの方も多いはずだ。
こればっかりは、常識を捨て特別な目を持たないと見抜けない。
これが、何度も何度も後悔を繰り返している私の本音でもある。

今回見極めを依頼されたのは、他者からのスタッフなので、
私に責任は無く、うちの会社と企業とのトラブルにもならない。
が、本人と受け入れ側の双方の大変さを思えば、
私は、クライアント企業のためでもなく、
課長や主任のためでもなく、
本人と今働いているスタッフ達のために、
新人さん達の向き不向きを、
精度を上げて見極めなければならないと思った。

    *    *    *    *    *    *

4月3日。

私達の職場で初めてのお付き合いとなるユーマン社(仮名)から、
6名の新人がやって来た。

主任が応接室から6人を連れて来て、
朝礼で集合している皆の前に立たせる。
全員が私達の前に一列に並ぶ。

それを見た瞬間、私は、「あ」と思った。

居合わせたスタッフ達も、
たぶん全員が、「あ」と思ったと思う。

6名の中に一人、なぜか「あ」と思ってしまうような、
違和感のある顔立ちの人が含まれていた。
キャイ~ンの天野君にちょっと似てるかな。
いや、変な感じではないので、
どこに違和感があるのか、全然わからない。
だから、ぱっと見た瞬間に根拠の無い直感でそう思うだけ。

男性です。若い人。20代半ばぐらいかな。

常識のある社会人は、「人を見かけで判断してはいけない」
という強い倫理観を持っていて、通常は相手の外見によって、
自分の態度を変えることはしないし、
それで何かの予断を持つことはよくない事だと考える。
実際、他の人と同じように普通に接し、
話してみて感じのいい人なら、
最初の違和感はあっという間に払拭されてしまう。
後になってみて、「最初は変わった人かと思った」なんて、
人に対して述べ合う事はよくありますよね。

ところが採用に関わったり、
その後の職場での経緯を見ていると、
どんなに「いい人」でも顔立ちに何かを感じる男性は、
仕事をさせてみると、人柄とは大きなギャップのある事が多い。

さほど数の多くない経験ではあるが、
私自身は、この出会い頭の「あ」 が、
思い過ごしになった事が、自分の職場では一度も無い。
(ご、ごめんなさい…。私がお会いした人達は、
結果的にそうでした。ですが、当然断定はいけません。)

つまり、人として、友達として、家族として「いい人」でも、
「仕事が出来る」というのとはまったく別次元の話なのだ。
人柄よりも能力を強く求められる契約スタッフの現場では、
「いい人なので申し訳ないからぜひ続けてもらおう」とは、
絶対にならない以上、
私は彼を何かの疑惑を持って見なければならない。
またそれ以上に職場のスタッフ達のほうが、
業務能力に欠ける人と一緒に仕事をしたいとは、
誰もが思っておらず、突然私は全スタッフから、
ジャッジという大きなミッションを委ねられた気がした。

日下部君(仮名)。22歳。なんと3月までは学生だった新卒者。
社会経験無し。バイト経験も無し。
大丈夫かな、この人。
たぶんダメなんじゃないだろうか。。。

    *    *    *    *    *    *

冒頭に書いたように、
班長達が入れ替わり立ち代わりやって来て、
研修初日の私の手応えを強く知りたがっているのは、
そういう理由によるものだった。

皆が、(申し訳ないけど)「彼ってヤバクない?」と感じた、
自分の直感を確かめに来たかったのだ。

そして今回に関しての結論はまさにその通りで、
何をお願いしても手元がもたついてしまうし、
お願いした入力も不思議な勘違いをして、
正確に入れる事ができない人だった。
私は、この仕事への向き・不向きというよりも、
普通にオフィスで仕事するには、
どこに行っても厳しいような印象を受ける。

実際にも、受けた面接はことごとく不採用、
(んー…可愛そうだけどそうだろうなぁ…うーん…
見た目だけの問題ではなく、全体の雰囲気、かなぁ。)
あそこもダメ、ここもダメ、で、ようやく声がかかったのが、
ユーマン社からのこの仕事、という事だった。

皆さんはOutlook Expressで新しいアドレスを追加する、
「インターネット接続ウィザード」の画面で、
「表示名」と「電子メールアドレス」の入力フォームの下のところに、
"例"が載っているのをご存知ですか?

私は今回初めてそれに気がついたよ(笑)。
今までそんなところに目が行った事はなかった。
(見慣れすぎているためでもあるが)

彼は、私が社内アドレスの設定内容を、
詳細に板書して、口頭でも説明しているにも関わらず、
表示名→「Taro Chofu」  
電子メールアドレス→「t-chofu@microsft.com」
と、"例"を見て同じものを入れてしまったので、
私から見ると、見たことも聞いた事もない名前とアドレスが、
一体何故ゆえに、ここに入っているのか理解できず、
もう一度最初から手順を再現してもらって、
ようやく理由がわかったというわけ。

(おーい!どう見てもそれは、
マイクロソフトのアドレスだろう~??(笑))と、
本当は、わっと皆が爆笑し、私も噴出してしまったのだが、
「困ったスタッフさん」は、
そういった判断プロセスをあまり持たない場合が多いので、
圧倒的におかしい事でも、疑問を持たずに実行しちゃうんだよね。

「はい!(挙手)、すみません、ぷらたなすさん、
メールが送受信できません。」

って、そりゃそーじゃん!(爆)
君のメールのアカウント名はt-chofuとなっているのだから、
いくらパスワードが正しくても、エラーになるに決まっとる!

そのあと、エラーを修正してから送った、
自分から自分へのテストメールが 
「すみません、届きません。」というのももっとな話で、
受信箱に届いたメールの表示名が「Taro Chofu」なんだから、
一見自分が出したメールとは思わなかったんだろうな。
私だって、受信箱を見て、一瞬「は??」と思った(笑)。

今まで、「ここは自分の名前を入れてくださいね~」と指示すれば、
誰もがその通りにしてここを間違う人はいなかったので、
まさかそこから違っていたとは気がつかなかった。
私は、「うわ、この人は、なかなか強力だなぁ…」と思った。

    *    *    *    *    *    *

10:00から研修を初めて正午まで。
このわずか二時間足らずの時間でも、
日下部君が「使えない」タイプのスタッフさんである事が、
残念ながらよくわかってしまった。
わずかそれだけの時間にここに書ききれないぐらいの、
エピソード満載の人なんて、そんなにいないよ^^トホホ。

スタートして最初の二時間は、毎回PCのセットアップになるが、
まーず、日下部君は所定の設定内容が打てないですねぇ^^

自分のアドレスを打っているときにタイプミスを見つけたので、
「そこ、違うよ。l(エル)じゃなくて1(いち)だよ?」
と言ったのですが、彼、すごーく考え込んじゃって、
「直した?」と確認のために見に行ったら、
「kusakabemaill.xxx.xx.j@p」となっていました…
(lが1に直っていない(-_-;)…しかもなぜ@がこの位置に??)
混乱しちゃっているんだなぁと思う。

アドレス=個人名@ドメイン という誰もが感覚的に知っている事は、
彼も判っているハズなんですが、それを自分の行動に、
当てはめて実行する事ができないんだよね。
事柄から共通項を抽出して自分の行動の拠り所にするのが苦手。

Hyo

例えばこんな表を渡されて、
「ここにそれを入れてね」と言われれば、
たいていの人は説明しなくてもそれができるけど、
日下部君は意味がわからなくて、
何もできなくなっちゃったりするのね。

自分の名前を探してそれに対応するIDとパスワードを見つけ、
あるツールのログイン画面でそれを入力する…ためには、
この表の意味やルールを感覚的にわかっているのが前提ですが、
そこが欠落してしまっているのが日下部君なので、
何をお願いしても、他の人と同じようにはならないの。

時間がないので途中からは、横にくっ付いて、
ひとつひとつを指示したのでこれは大丈夫でしたが、
もし一人でやってもらったら、IDに漢字の名前を入れたり、
横に読まずに縦に読んで、自分IDの下にある他人のIDを、
自分のパスワードに入れてしまったり、
そういった種類のミスをすると思うんですよね。

あ、それから、「契約ナンバー123-456-XXX」。
日下部君は、これも読み上げができませんでした。
スクリプト読み合わせをして、この部分になると、
何度言い直しても、バツを4つ言っちゃうの^^
3回も4回も「バツバツバツバツ」と4つ読んでしまうので、
一同は大爆笑で、研修そのものの雰囲気は非常に向上しますが、
これは先に退職したヒロアキさんと全く同じで、
何かの思い込みが邪魔して、目と口が連動しないのね。
隣の席の新堂さんが「電話番号と勘違いしたんじゃないですか?」
と、後で私に語ってきたのはまさにビンゴ!だと思う。

口さがないスタッフがもし彼を見たら、
「馬鹿じゃないの?」と苦々しい顔で言うかもしれない。
でも、実はできない理由がちゃんとあるんだよね。
地元の大学を出ているし、「馬鹿」なんてとんでもない話です。
が、残念ながらお仕事では使えない方です。

でもさ。。。こちらが意識的に巧妙なトラップを仕掛けなくても、
普通に作業をお願いするだけでここまで明確だった人は、
長い間の研修人生?の中でも初めてで、
それは雰囲気や動作からも十分伝わってくるんだよね。
なので日下部君は、面接だけでもお断りできる方だと思うんです。
それを入れてくるっていうのも、少し疑問だな…

ユーマン社さんって、いくらなんでも人選おかしくない?
でもうちの会社で人を出せなかった結果でもあるので、
文句は言えないんだけどね^^;
しかも自分自身もここに来たときはかなりひどくて、
周囲が目を疑うような事は確かに一杯やった(爆)!!

けれど、最初の二時間で見た日下部君は、
初心者ゆえに感覚がつかめずにとんちんかんな入力を、
しているのではない、と、誰でもわかるはずだ。
PCスキルが上がっていけば、それに連れて解消される、とは、
どうしても思えない。

私は、今や、現場で立ち上がれない人達というのは、
誰もが気がついていないアスペルガー症候群などの、
軽度な自閉症(≒発達障害)によるものでは?という、
思い胸中にある。

そういった意味では、日下部君もかなりASさんぽくて、
内心では、「あーあ、また来ちゃったのね^^…」というのが、
自分の正直な感想。

穣太君→ヒロアキさん→小谷君→日下部君…と、
昨年から私は4連続で、
(たぶん)そう思われる人達と接し続けている。
一昨年、うちの会社で6名入れたときも、
今思えばそのうちの2名がそうだったのでは?と思われる。
一人はこちからお断りし、一人は数ヶ月で転職してしまったが、
私は自分が異常に過敏になっているとは決して思えず、
最近のこの多さはいったいなんだろう…と感じるのみだ。

日下部君は素直でいい子だ。
言われた事は良く守り、真面目で礼儀も正しく好感が持てる。
けれど初日から適正の無さがここまで見えている場合は、
こちらも早い判断をせざるを得ない。

    *    *    *    *    *    *

私はその印象を率直に掲示板に書いた。

本当はもう、初日でお断りするのが一番いいと思う。

が、いくら私が「時間をかけて見極めをするというレベルではない」
と言っているのに、上司達は誰も取り合ってくれないんだよねぇ。
班長達は皆口々に、「そうだと思った」と、
彼の雰囲気を非常によく理解してくれるのに。。。

今野主任なんて、
「初日でそう言うなんて随分早いんじゃないの?
まぁ、まぁ、まだ7日間もあるんだから、
そんな風に言わずにちゃんとしっかり見てよ♪」なんて、
小一時間で十分わかってしまうぐらいの不向きの度合いを…
そういった新人さんが実際に今ここにいるのだという事実を、
誰も根本的にわかっていないのだ。
いや、わかろうとしないのだ。

私が、見た目のあまりよろしくない日下部君に対して、
自分の好き嫌いや拒否感を持って、
即断しているとでも思っているのだろうか。
今野主任の言葉の端はしには、
少し批判的なムードも感じられ、
「早期に見極めろ」と言われていた私は、
納得のいかない思いと、力が抜けるような無力感を感じ、
非常に心外で、少し悔しい思いがした。
だったら、「あなたの目で見極めて。」なんて言うな。

私は人に対しては大雑把で、
細かいところはあまり気にしないタイプと、
人から思われ、自分でもそう思っているのだが、
どうもこの頃の上司達には、
ひとつひとつにカチンと来る事が多い。

疲れてんのかな。
本来私は、上司にたてついたり噛み付いたり、
文句を言ったり怒鳴ったりなんかする人なんかじゃ、
ないんだけどな。(いや、マジで。)

とりあず、後日からは社員の同席を頼み、
私は一度書き終えた掲示板を少し修正したり補足したりした後、
自分のノートPCをパタンと閉じた。

するとあらら、時計を見たら、すでに21:00を回っている!
文章を書くのが好きな私は、
掲示板の投入にブログ感覚ですっかり興が乗ってしまい、
途中からは爆裂タイピングでその場の状況や、
交わした会話などをノリノリで書いてしまったのだった(爆)!

これはマズイ!!!!
研修はまだ7日間もあるのだ。
毎日これをやっていたら、我が家の夕飯が危ない!!!(笑)
(ちなみにこの日は、母に電話してギョーザを取ってもらった^^;)

明日からはもっと、コンパクトで短い内容にしようと心に決め、
私は帰路についた。
 

 
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2007.04.05

不機嫌な課長

最終的には仲直りしているので、
別に頭を抱える話でもないのだが、
課長は今日、私にキレた。
といっても、突然不機嫌になって、
ケンカ腰の態勢になっただけなんですが。


この人が目下の者にキレる事はありません。
部下にとっていい課長でありたいという思いは強いでしょうし、
「好人物」と思われたい欲はあるのだと思う。
だからスタッフは、課長を穏やかな人格者だと思っている。


が、光栄な?事に彼は私を「目下」とは思っていないようで^^
話をしていると、たまに突然不機嫌になり極端な物言いをしてくる。
前回の日記からずっと、課長のことを考えていたので、
そういえば、この人はそういう人だった、と久しぶりに思い出した。
私はそれが、課長の本当の「地」なのだと思う。


私は現場のスタッフ管理や現場の細かい事を取り仕切る、
契約会社のほうの社員であるので、
出向先である課長の会社は、
はっきり言って商売上のお得意様である。


契約会社の各社の営業担当は、クライアント企業に対して、
あまりはっきりとした物言いをせず、
何かをお断りするときもオブラートに包んだ物言いをするので、
課長はそういったヨイショ的な、
営業担当の言に慣れてしまっているのかなぁ。
私から自分の予想外のリアクションがあると、
ムカーーーーッとして、キレてしまうんだね(笑)。


事の始まりは、課長が辞意を述べてきている神田君を、
準社員として雇用したい、と言ってきた事だった。
神田君は、課長のお気に入りなので、
そういった形で遺留をしたいのだった。
(課長って神田君がスタッフに最高に評判悪いの、
知っているんでしょうかね?byレイ(20代後半女性班長))
(さあ…byぷらたなす)


が、こちらの営業担当がよくよく人事部の話を聞いてみると、
「準社員」と言っても、
クライアント企業が直接雇用するわけではなく、
うちの会社の社員として雇ったうえで、
クライアント企業に出向する形を取るらしい。


企業からの支払い額で神田君の賃金が補填され、
かつ利益も少し出るのだから、
収支損益的には何も問題の無い、
一見いい話と思われるかもしれないが、
実はそれって、「お宅で社員を一人増やしてね」と、
他の企業から強要されているのと同じなんですよね。


会社というのは、社員を一人雇うにも、
様々な手続きや事業計画があるわけで、
いくらクライアントに頼み込まれたからといって、
そうそう即決で簡単に雇えないのはその通りだと思う。


万が一正式に打診が来た場合は、
うちの営業所長が何度も本社に赴き、
それが可能かどうか?イレギュラーを受け入れるべきかどうかを、
長い時間をかけて論議する必要があるらしい。
そして論議したとて、OKが出る保証はない…らしい。


…といった状況を、課長はあまりご存じなく、
「自分はクライアントなので、言えば契約会社は喜んで引き受ける。
スタッフも喜ぶだろう。誰にとってもこんないい話はない!」
と、勝手に思い込んでいる様子。
そして、それはさほど時間のかからない話をとらえている模様。


ところが…
こちらの営業担当が内々に、企業の人事部に確認を取ったところ、
「そんな話は何も聞いていない」と言うんだから、またかよ、と思う。
そんな状況じゃ、すみやかに動くわけ無いさ(笑)。


この場合は、現場課長から私を介してではなく、
契約スタッフのオーダーに関する一元的な窓口になっている、
人事部から正式な打診が来るのが筋で、
じゃなきゃ契約会社は動かないよ?というのは、
私は間違っているとは思わないし、もっともだと思う。


なので、そのあたりの事情を課長に告げた。
すると課長は、突然ひどく険しい顔になり、
「それじゃ桜さん(私の会社の略称。仮名)は、
正式な話が来ないから動かない、っておっしゃるんですね?
優秀な神田君が辞めるのを、ぜひとも阻止したいという、
俺の思いは、一切わかっていただけない、って事なんですね?」


あーあーあー、この人、一度スイッチが入ると、
途端に嫌な感じのケンカ腰だなぁ…と思いながらも、
実際そうなので、「そうです。」と返答する。


そう。今までも同じ話は何度かいただいたことがある。
その時は、うちの所長と営業担当が人事部に呼ばれて、
企業の上部の人が同席する席で「実は折り入って頼みがある」と、
持ちかけられ、「ぜひ、お引き受けくださらないか?」と
打診されたものだった。
(結果としてその話は、企業さん側の事情でコケてしまったが…)


そもそも人事部は、そういった事を実現するのに、
非常に時間を要するのを過去の経験でよく知っていて、
他社に同じ話をするときも、
「無理を承知で頼みたい」と言っているようだ。
なのに課長はその雰囲気を全く知らずに、
自分の強い意志だけを伝えてくるもんなぁ。
しかも、人事部に通さずに、
現場総括リーダーの私のほうに、だ。


そこまでやりたいのなら、私に言わずに、
うちの会社の所長に直談判すればいいのだ。
本当に大事な話は、上から下に落としていったほうが、
スムーズに展開していくに決まってる。


「いいですか?俺、もう一回聞きますけど、
桜さんは俺がどんなに頼んでも、
正式な話じゃないので、
動くつもりはないとおっしゃるんですね?
協力してくれる気はないんですね。」


「はい。今の段階でのうちの見解はそうです。なぜかと言うと…」


「いや、いいです。それで十分わかりました。
うちの会社は優秀な契約スタッフの流出を防ぐために、
今、どんどん契約スタッフの準社員化を推進しています。
中にはヘッドスタイル社(仮名)さんのように、
うちの呼びかけに非常に熱心に応じてくれて、
全社的なルールを迅速に見直してくれている会社もありますが、
桜さんは、それでも正規発注にこだわるんですね?」


「はい。(そう言われている)」


「俺がここでいくら熱い思いを語っても、
正式な話じゃないから乗らねーよ?って事なんですね?
それで当社が桜さんを非協力的で、
やる気の全く無い会社と判断したとしても、
一向に構わないって事なんですね?」


「結構です。」


まったく、思い切り極論だなぁ^^…
いいんだ、この人には、ストレートな返事のほうが。
ここでまた、ごちゃごちゃ言ったら、
話がますますこんがらがる。。。
だいたい、お互いが社の方針を背負ったビジネスなんだから、
条件が合わずに見送られたからといって、
誰も「やる気が無い」とは決して言わないよ。


「それが桜さんのやり方だと思っていいんですね。」


「結構です。(キッパリ)」


だって、そう思うのは課長だけだもーん(爆)!!


課長は契約会社に自己判断で、
大きな負担を押し付けているんですよ?
それ、わかってます?
課長の気持ちはよくわかるけど、
でもさ、そういうイレギュラーな話の場合は、
もっと違うやり方があるだろう?


    *    *    *    *    *    *


私は、契約スタッフが企業の準社員になるのは、
個人的に大賛成で、それがどれほど皆の、
大きな励みになるかわからない。
たとえ準社員でも、各種アカウントやストラップの色、
机、ロッカー、すべて社員扱いだ。
外からは、その違いが全く見えない。
これはスタッフには憧れでもあるだろう。
将来的には、正社員雇用が検討されている情報もある。


たとえ準社員でも、名のある企業の一員になれるんだもの、
そこを整備してきている、クライアント企業の目論見は、
当たっていると思う。
頑張っているスタッフ達のモチベーションのためにも、
それぐらいの餌は大いにぶら下げて欲しいと思う。


が、「頼むよ!」「オッケー♪」にはならないのが現実であり、
課長がもし心からそれを望んでいるなら、
もっと様々な作戦があるはずだ。


「そうなんですね。そういう事なんですね。
ああ、そういうことなんですね。
わっかりました。個人的には非常に不愉快です。
ですが、俺が何をどう言っても、
ご協力はしていただけないと捉えていいなら、
そうするしかありません。」


「そういう事ではありませんが…」


「いや、いいです。わかりました。結構です。
こちらは、桜さんはそういう会社だと捕らえます。
よろしいですね?」


「結構です。」


課長は、ガタンと音をさせて立ち上がり、
思い切り眉間にシワを寄せて、
ミーティングルームを出て行った。


出掛けに私は彼を呼び止めた。


「課長!」


「なんでしょう?」


「もし、課長が本当にそう思われるのなら、
私や営業担当などに打診せずに、
もっと効果のある人物に直談判したらいかがですか?」


「具体的には?」
(すごく冷ややかで完全に来ちゃっている表情)
(まぁまぁ、そう怖い顔、すんなよ(笑)…)


「具体的には、うちの所長です。
先日、お会いになってますよね?」


「じゃ聞くけど、俺がこの件で桜さんの所長に、
直接電話してもいいの?」


「もちろんです。(あったり前だべ?)
弊社とそちらとのルールを変えるようなお話なら、
むしろ、最初からそうすべきと思うんですが…」


「わかりました。あなたがそうおっしゃるならそうしましょう。
ぷらたなすさんは、その件で了解を取って置いてください。」
(憮然、投げやり、口だけモード↑)


「かしこまりました。」


そうだよ、まったく。そんな重大な話は、
TOP同士で個別に詰めればいいのだ。
なんで何もかもがフロントの営業や、
私経由でなければいけないと思い込むのだろうな。。。


    *    *    *    *    *    *


私は以前、何かの打ち合わせをしていて、
課長が私の言葉尻を捉えて突然キッと怖い顔になり、
「今のは、一体どういう意味なんでしょうか?
ちょっとあっちに行って、じっくりお聞かせいただけませんか?」
なんて言われると、「ひえ~、やばかったかな?」
などと思ったものだ。


が、今の私はそれほどの善人ではなく、ピュアでもない(笑)。
年齢相応のオバチャンらしく、
「あーーーーーっ、また始まった!」と苦笑するのみだ。


でもたぶん全然大丈夫(笑)。


ほらね、案の定、
「ぷらたなすさん、俺、さっきは言いすぎた。
謝ります。すみません。」
と、言ってきたじゃない(笑)?


「俺、さっきはあんな事いったけど、
あとで考えてみたら、作戦が必要という考えは、
なるほど、そういう事ならそうだ、と思った。
(おせーぞ!)

三課におけるスタッフ当用に関しては、
桜さんを一番信用している。

ずっと昔から長く三課を担当していただいて、
今の繁栄を築くまでにしていただいたのは、
ほかならぬ桜さんでありぷらたなすさんだと思っている。

そこのところだけは、誤解の無い様、
ぜひわかっていただきたいんです。」


あーハイハイ。
課長が言うと、本っ当に他人行儀で実感が無いね~
ここでそう言われても、うれしくもなんともないや(爆)。
ていうか、そのひとことひとことが、
酒の席で誰かが私に言ったお世辞の、
耳コピーって感じがものすごくする。
オリジナリティが…全く感じられない(爆笑)!!
心からそう思っているとはとても思えない(笑)。


取ってつけたような賞賛なんて、私は要らない。
そんな遅延気味の「気付き」よりも、
世の中は、様々で、いろいろで、
それまでの経験で何かを知り得ても、
それがすべてではない、とわかって欲しいものだね。


前回、課長とのやり取りや思い出せないと書きましたが、
彼が腹を立てているときは、このように再現できます(笑)。
この辺を見て、他の課の課長達は、
彼を、「お子ちゃま」と言うのだろう。私も、わかるよ、それ(笑)。


ま、時間も遅いので、今日はこの辺で。
 

 
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2007.04.02

困った上司達(課長編)

およそ宴会というものは、
エライ人ほど孤独になったりするときが多い^^

お座敷のときは、上司に一番遠い席から埋まっていくし、
くじ引きで隣になった人は、
「うわ、ついてないな…」なんて思いながら着席。
それも、やがて興が乗ってくると、
いつのまにか上司の周りからは人がいなくなり、
気が付けば、キャーキャー盛り上がる若い人を遠目に、
かの人は手酌で一人で飲んでいる…
なーんて光景もよくありますよね(笑)

ま、それは、立場が違いすぎて窮屈だったり、
つかまると話が長くてくどいので敬遠されていたり、
なるべくしてそうなっている場合がほとんどで、
上司の人気次第では例外も多いと思いますが、
うちの課長(40代前半/男性)の場合は、
そんな風には見えない人なのに、そうなりがちな人。
つまり何かと大きく浮いてしまう人なのだった。

半年前に本社の上の人達がやってきて、
うちの職場でクラスAとかBとか、
よくわかんない社内的な定義で呼ばれている、
課長以上が参加する飲み会に、
なぜか外部社員の私にも別な課長からお呼びがかかって、
「それでは」 と、末席を汚させていただいたわけですが^^
そのときのうちの課長は、本当に誰からも声がかからず、
かといって自分から「やぁやぁ」と人の中に入っていくでもなく、
マジで所在なさげに浮いていて、
右側の人達の会話と、左側の人達の会話のはざまで、
弾き出されてしまったように、一人で静かに酒を飲んでいた。

こんな光景を、普段直接接触する事が、
少ないスタッフ達が見たら、
最高に意外だと思うに違いない。
だって課長はおしゃれでダンディーで、
リーダーシップのある熱血漢で、
曲がった事が嫌いだし、スタッフ思いだし、
一見理想の上司なんだもん。

三年前に彼が本社から着任したときは、
誰もがそう思って大歓迎した。
が、今、課長と一緒に仕事をする機会のある人で、
本当にそう思っている人は誰もいない。

行動はそのままそんな感じの人。
タフで明るく疑問を感じるところはひとつもない。
たぶん初対面の人は、皆一様に、
「きちんとしたいい課長だなぁ」と感じると思うよ。
けれど、何かが足りない、何かが不思議だ。
最近気がついたのだが、
実は私は、課長と言葉を交わしていても、
どこか心が通じている気がしないのよ。

それは好感を持ち合っているという意味ではなく、
反感、否定、軽蔑、嫌悪などのマイナスな気持ちも含めて、
意思がキャッチボールできている気がしないんだよね。
課長って何をどう笑顔で表情豊かに話しても、
私にはあまり感情がヒシヒシと伝わって来ず、
よくできた張子細工のように、
どこか中身の入っていない人のように思えてくるのよね。

    *    *    *    *    *    *

この課長と仕事をして困った事はたくさんある^^

課長の一番よくないところは、「はからない」という事かな。
今までどうやっていたのか、古い人に決して聞かない。
何かを始めるときでも、絶対周囲に意見を求めない。
何かの狙いや意図があってそうしている風でもなく、
最初からそういうった手法が頭の中にない感じである。

彼が新任したての頃に、スタッフのお父さんが亡くなって、
それを告げに行くと、課長は、
「わかりました。すぐにお香典を準備しましょう。」って。
私はその主旨で報告したのではなく、
「だから4日間休みになりますよ。」と、
一応知らせに行っただけなんだけど、
間髪置かない即決の反応に、私は、
なんて親身で実行力のある人なんだろう…と、
少し感動したのだが、そのあと課長がすぐに受話器を取って、
電話をかけたのが、会社の福利厚生部門。

え…アタシたち、社員じゃなくて外部スタッフなんだけど。。。

だって、どこに外部スタッフへのお香典を、
正社員と同じ扱いで正規の申請する会社があるってよ(笑)。
そもそも会社として出すなら、それを出すのは契約会社のほうだ。
働いているのは某企業でも、雇用主はそっちなんだから。
私は慌てて、「課長、課長!」と呼び止め、
「社員と契約スタッフではいろいろ違うはずですよ。
他の課の課長に確認してみてください?」と言った。

これは契約スタッフを使い慣れているとか慣れていないとか、
決してそういう話ではなくて、着任間もない新しい職場で、
そういったひとつひとつを、
なぜ周りに確認しないのか?って事なのよ。

思えばこれが、その後の全てを物語っている、
一番最初のエピソードだな(笑)。

そう、この人、何も考えないで、
自分の一存で走っていっちゃうんだよね。
何かを発起するのはいいけど、それを実現させるためには、
手順やルールや手続きってものがある。
ときには根回しが必要な事だってあるだろう。
なのにそういった事務的な諸作業や、
調整・交渉の必要性にまでは、
毎度毎度、なぜか考えが及んでいないのだ。
そしてそれを自分で全くわかっていない。
「課長!課長!それはわかりましたが、その前にまずこれを。」
と、誰かが止めないとそのまま独走してしまう。

次に困ったのが、スタッフの海外出張のときだった。

新しい商品の開発元に、課長自らが技術チームに同行して、
研修に赴くというのも始めて聞いたけど、
そこに外国語担当の難波班長(30代男性/現在は退職)を、
連れて行きたいという。彼にその商品の担当チームを、
任せたいと思ってのことだった。
なので、至急その手配をしてください、と言って来たのだが、
難波君はそのとき、すでに退職の意思を固めていたため、
打診に対して、即答で断った。

課長はそれに対して、「それは大いに困った」
実は明日本社から技術チームが一次説明会に来るので、
どうしてもそれには誰かが参加して欲しい。
今日中に難波君以外の候補者を決めて、
明日の説明会から参加して欲しい、
もちろん海外へも一緒に行って欲しい、と、言うんだよね。

私はほかならぬ課長の命令なので、
大至急桜井さん(40代男性)に打診して、
わずか一日のうちに、桜井さんは新班の班長と、
海外出張がバタバタと決まってしまったんだけど、
あとでよく考えたら、非常に無理のある話だし、
そもそも順番がおかしいよね。

難波班長をぜひ連れて行きたいのなら、
事前に難波班長に内々に打診すべきであって、
勝手に「こんないい話は無い。彼は必ずや喜んでくれるだろう」
と思い込んで、この直前まで意思確認を、
怠っているのは間違っている。

そして班長大抜擢を意気に感じた桜井さんには、
このあと、本当にいろいろ申し訳ない事をした。
前例の無い事を課長がどんどん推し進めてしまったために、
企業と契約会社間の覚書の取り交わしが何度も暗礁に乗り上げ、
せっかくの桜井さんの海外行きが、
よもや白紙か?と懸念されるぐらい寸前まで決まらなかった。
(契約会社は、スタッフがの出張が海外など危険?を伴う場合は、
書面を取り交わさないと了承しない。それは当然だと思う。)

・万が一何かあった場合は、責任をどう分担するのか?
・保険代はどちらが負担するのか?
・時差のある海外で、時給の換算はどうなるのか?
・飛行機に乗っている時間は賃金が発生するのか?
・いったいどこまでを交通費として負担してもらえるのか?

これらに関して、いちいち企業では会議を開いて話し合い、
膨大な内容の取り決めを、ノロノロと進めるしかなく、
桜井さんは非常に困惑して、契約会社のほうに、
物事をダラダラと進めているような、
きちんとしていない不信感を持った。
桜井さんの頭の中では、「今になって企業側で手間取っている」
というのは、話が決まった以上、あり得ない話で、
契約会社の怠慢と言い訳にしか思えなかったのだろう。

不信感を持った桜井さんは、
「パスポートの費用は経費になりますか?」
「そのための交通費は経費になるんですか?」
と、そういったところをひとつひとつ聞いてくるようになったが、
それに関して、また企業側では「会議」である。

結局、企業の要請で海外に行く事に付随する、
すべての出費は出してもらえる事になったんだけど、
「あなたにぜひお願いしたい!」と言ってるかたわらで、
この手際の悪さなのだから、疑いたくもなるだろう。

そもそも、スタッフを連れて行く!という発想だから、
蜂の巣をつついたように上部が揉めるのであって、
出張するのが社員なら、何の問題も無い話だ。
だいたい、そこまでのお金と労力をかけるのなら、
なぜ自社の優秀な社員を連れて行かないの?という非難は、
冷静に考えてみれば、非常にもっともな話なのだった。
「いったいなぜこの機会に社員ではなく、契約スタッフなのか?」

桜井さんは、真面目で実直な人だが、
英語は全くできないし、スキルもさほど高くない。
班長には適しても、海外に行って、
何かを吸収して来れるだけの人物ではない。

「英語なら俺がしゃべれるから大丈夫!」と課長に説得され、
大きなプレッシャーと一抹の不安をかかえて渡航したものの、
案の定、手加減無し!の英語のスピードと目一杯のスケジュール、
そして高度で難解な研修内容に全くついていけず、
「せっかくお金をかけていただきましたが、
本当に俺でよかったんでしょうか?」と、
強い敗北感を抱いて傷心の帰国をした。
それは見ていてもどこか可愛そうだった。
私は、断るべきだった、とまで思った。

おまけに、課長の肝いりで鳴り物入りでスタートした新商品は、
悲しいぐらいにほとんど売れず、精鋭ばかりを集めた新チームは、
半年以上もろくな仕事が無いまま、最後にはB班に併合された。
一番優秀なスタッフ達が、こういう目に合うのはひどすぎる。
せっかくのリソースが非常にもったいない。

それも、これも、課長が新商品のプロジェクトを、
古参の社員達に一切の相談をせず、従来のやりかたやノウハウを、
全く知らないまま独走してしまった結果のように思えてならない。

通常、何か新しい仕事を始めるときは、
課長が社員に計り、社員達が意見を出して精査し合い、
中で十分揉み込みながら、
状況を見つつゆっくりと踏み出していく。
スタッフの配置だって、いきなりフルメンバーなんて置かない。
班長と1~2名のスタッフから開始して、
市場を見ながら、少しずつ増やしていくのだ。

だいたい、海外で人気があるからといって、
日本の実情にはあっておらず、
「こんなの、売れるわけがない!」と
多くの人が噂していた商品なのだ。

それを、昔からの社員達に何の相談も一切せずに、
最近入った子飼いの準社員達とばかり詰めるから、
社員達はいったい何が行われているのか全く見えず、
「俺達には、何一つ教えてくれない、教える気がないんだね。」
と、疑問や不満が募り、やがて、
「そっちで勝手にやっているんだから、俺達は関わらないよ?」
となる。

これでは、スタッフ達は本当に気の毒だ。
経験豊富な社員達が、そっぽを向いていしまい、
ノータッチを宣言してしまったのだから、
今までの新規立上げのような整った手順が何も無く、
それまでのルールや常識に合わない事ばかりが行われて、
スタッフのほうが、「これではやっていけない」と、
強い不安を何度も訴えてきた。

「今回は、今までのように○○さんや△△さんに、
教えてはいただけないんでしょうか?
私は何も知らない準社員の人達よりも、今までと同じように、
昔からの社員さん達に教わりたいんですけど…」

そう。いつも先行で社員がまず一通り勉強してスキルを積み、
それをスタッフに落とし込んでいく…
こんな私達に取っては当たり前の手順すら何も無く、
皆が課長のやり方には、強い疑問を覚え、
この一件で課長の評判は地に落ち、
「彼はイマイチよくわからない人」という評価が固定した。

    *    *    *    *    *    *

課長は熱血漢なので、
いいと思ったことはすぐ「いいね!やりましょう!」と賛同するし、
自らも「俺は、こういう事をやりたいんだ。」と熱く語るけど、
それじゃ何かかやるのか?と思って周囲が期待してみていると、
毎日、何も無かったように仕事しているばかりで、
一向に動いている様子が無い。

せっかく喜んだのに、
何も着手していない事を疑問に思った社員が、
「課長、あの件は、いったいどうなりました?」と、
恐る恐る尋ねると、「あー!」と思い出したように声を上げ、
「それって俺がやるっていったんだっけ?」 または、
「そうでした。そろそろ動かないとダメですよね♪」

なので、皆はすっかり失望して、
今はもう彼を誰も本気で当てにはしていないのだ。
だって、課長の約束が守られた事なんて、
ほとんどないんだもん^^

だから課長は、今や
「口先ばっかり」 「いい格好しぃ」 「ただの目立ちたがり」
などと酷評されているのだが、
私はそのどれもが当たっていないと思う。

本当に「口先ばっかり」の人は、
実行力が伴っていないという真実が外から見え、
それなのに調子がいい、という軽率が見える。
「いい格好しぃ」の人には、優越感が見える。
「目立ちたがり」の人には、自己顕示欲が見える。
でも私は課長には何も見えない。

そしていつもの日記のように、
交わした会話をよく覚えていて、
この場で再現する事がなぜかできない。
話す機会は多いのに、課長のリアルな言葉を、
ほとんど覚えていないのだ。
(だから、今日の日記は躍動感が無くて、
とてもつまらないと思う(笑))

私が思うに、
課長は本当にシングルタスクの思考の人なのだと思う。
ヒロアキさんも小谷君も、
複数の作業処理が同時にできない人だったが、
課長はそうではなくて、ひとつの思考しか、
一時(いちどき)にキープできないい人なんじゃないかな。

私達は、誰かの意見を聞いて、
「いいね!それ、やりましょう!」というとき、
それをやりたいという意思だけが浮かんでいるだろうか?

私は違う。
そう言いながら、それでは具体的にどうすればいいか、
瞬速で考え言葉に反映させている。
「いいね!それ、やりましょう!」という時は、
様々な材料を頭の中で一瞬のうちに総合判断をし、
(できそうだ)という見込みをもってそう言っていることが多い。
「それ、やりましょう!」という言葉の「そ」から「!」の間で、
実は何かの結論を出していると思う。
(今想像してみたら、そのぐらいの速さだった)
(だから論理的に考えているのでなく、直感に近い)

課長はどうも、それがなさそうな気がするなぁ…

だから言葉には実感が伴わないし、
魂の共鳴を何も感じないんじゃないのかなぁ。

たぶん、何かをやろうとしているときも、
「やりたい意思」だけがそこにあって、
「ではどうすればいいか?」が起動しないんだと思う。
難波君が海外出張を断ったときも、
「この機会にぜひスタッフを連れて行きたい」気持ちが残り、
「それでは社員を連れて行くことにしようか?」には、
思いが至らないんだろうね。

課長の言葉に中身がないように感じるのも、
気持ちがこもっていないように私が感じるのも、
皆同じ理由によるもので、
言葉の内容に感情をうまく並立させる事ができないから、
私の感情もまた、それにこたえて反応する事が、
できないという事じゃないかなぁ。

だから、会話を再現してここには書けないんだ、きっと。
私の気持ちは、課長の言葉から、
課長の気持ちをつかめない。

だから、課長と話をしていても全然楽しくない。
だって、心が共鳴しあわないんだもの。
「この前、パリにいったんですよ。」
「へぇ、すごいですね!」
そこから話題が広がっていかず、
口先では楽しそうに会話をしていても、
感動や発見が喜びが伝わってこないので、
話をした気がしないし、ちっとも心に残らないんだね。

だいたい課長は、ロックギターを弾き、高いスーツを着て、
カラオケでは英語の歌ばかりを歌う人だけど、
(けれど不思議なぐらい、まったく嫌味が無い)
うちの職場は、元OLだったような女性スタッフ以外は、
「パリに行った」話になんて、だーれもついて来ないし(笑)、
課長の趣味には関心も接点もまったくない。
あたしらはね、君の着ているスーツのブランドなんかよりも、
君の仕事振りにしか興味がないのよ(爆)

宴会に遅れて顔を出すと、「おー来た来た!こっち!こっち!」
と、酔っ払いのおじさん達がふらついて爆笑し合いながら、
座布団をひっくり変えして席を進めてくれるようなカラーなんだから、
エリック・クラプトンを歌われたって、誰もピンと来ないのだ^^
いくらダメダメおやじでも、
月(桑田圭介)を熱唱し、酒よ(吉幾三)をしみじみ歌い上げる、
今野主任のほうが、親近感があって
"カラオケの場では"人気が高いのは言うまでも無い(笑)。

    *    *    *    *    *    *

本日は年度始めで、異動してきた正社員達が、
私達の三課にも、次々に挨拶に来た。

が、課長は私にそういった人達や、
本社や外部からの来客を一度も紹介してくれたことが無い^^

ま、面白くないっちゃ面白くないわな(笑)
ほかの課の課長達は、他の課の担当でも、
「あー、ぷらさん、ぷらさん、この人ね…」と、
通りすがりにでも必ず紹介してくれるというのに、
うちの課長はなんだかなぁ…と思っちゃう。

本社から技術主任が来たときもそうだったんだよね。
その人とメールで盛んにやり取りしているのは、
社員ではなく、うちのスタッフ達なのだ。

普段を顔を合わせた事の無い同士を引き合わせて、
「あ~、あなたが○○さんですか!(笑)」という、
ひとときの交流を持たせたい。
そういうのって、すごく励みになるんだ。

だから、課長と技術主任が話しているところに、
タイミングを見て割って入り(笑)、課長に言ったさ。
「あのー、スタッフ達にもぜひ紹介したいんですが…」

課長、最高に憮然とした顔をして不機嫌そうだったけど、
適当にかわして、私は技術主任をグループの中に連れて行った。
そして、ひとりひとりを紹介した。
彼らはなかなかうれしそうだった。

そう、私達はずっと本社とはこうやって交流を持ってきたの。
歴代の課長達は何があってもまず私達に紹介してくれて、
それがいざというときの、とてもいい連携になったの。
私達はそういう小さなところにモチベーションを感じて、
「もっと対等に話が出来るようにスキルを上げたい!」
と、思ってやってきたんだよ?

でも、課長はそういったすべてを踏襲してくれない。
だから、古いメンバーは職場の様変わりを痛感して、
盛り下がっているのだ。

課長に言いたい事は、まだまだたくさんあるよ?
でもきっと、今までがそうだったように、
これからもいい感じで話が出来ることは無いだろう。

    *    *    *    *    *    *

私はどんなスタッフにも愛はあるし、
先に書いた今野主任にだって愛情はある。

みんな、至らない事がたくさんあっても、
「しょうがないなぁ」と笑いながら対処していける。

でも、課長にだけは愛が無い。
気の毒とも可哀想ともなぜかあまり思わない。
嫌っているんじゃないの。
見下げたり軽蔑するような気持ちはこれっぽちもないよ。
でも、愛も無いけど、憎もないし、好きも嫌いも何もないし、
本当に自分に取っては、マインドに関わってこない、
無関係の人、という感じがする。

だけどこれって、感情を手渡して来ない人には、
自分もまた感情を返してあげる事ができない、
いい例なんじゃないかしら。

あくまでも、私が自分で勝手に思う仮説だけど^^、
もしそうだとしたら、課長は自分が望む、
「真の人望ある自分」に一生なれずに、
「なぜだろう」と解けない疑問を抱えて、
晴れでも雨でもない曇り空の中を、
ずっと生きていくような気もする。

宴会で浮いてしまうのも、うなずける話で、
普段は課のトップなので、お酒の席でも周囲の配慮があるが、
自分と同等以上の会合では、そのコミュニティの中に、
なかなか入っていけないんだろうね。
人にうまく関わり合いの触手を伸ばしていくのが、
下手な人なのだ。
それを経験則のパターンでソツなく補っているから、
中身の無いように感じるのかもしれない。
それが可能なんだから、本当はとても優秀な人だと思うのだ。

気の合った部下や特定の本社部長としか、
やりとりをしないのも同じなんだろうな。
でも私達は、内容に関わらずなんでもかんでも、
何かといえばすぐその人達の名を出すので、
ちょっと辟易しているんだけどね…
(エスカレーションも部下への業務振り分けも、
部署と妥当性を良く考えて欲しい。)

そういった様々なエピソードによって今の自分が感じるのは、
課長もまた不思議君のひとりであり、
私がこのブログでよく取り上げる、
アスペルガー症候群と思われるスタッフさん達と同じように、
何かの器質的な障害による、
職場の困ったさんでは?と、どうしても思えてしまうのだ。

俗な言い方をお許し願えば、
そこそこカッコよく、非常に優秀で、人格者でもあるのに、
いざというときの判断が理解に苦しむ電波な人。
そんな感じだろうか。

    *    *    *    *    *    *

課長ね、前の職場で上司と合わなくて、
体調を壊して一年近くも休職していた事があるんだって。
それね~、たぶん上司のほうが正しいんだと思うよ(笑)。

でも、課長はどこに行ってもその可能性があるなぁ。
うちの職場に来た当初も、危険なぐらいに血圧が高いとかで、
不調を訴えてかなり休んでいたんだ。

私は課長のような人を見ていると、
精神と体のバランスをすごく考える。
理解できない事で批判ばかりされていると、
人って結局そうなっちゃうのかな。

1月に穣太君の事が盛んに問題になっていたときに、
課長は、「それじゃ社員をひとり彼につけよう!」と言った。
私は社員がそんな事に賛成するわけが無いと思い、
課長が去ったあとで、スタッフ達に「あれはないから」と言った
「課長はすぐに、自分の気持ちでものを言うけど、
あまり実現しないので、ないと思ったほうがいい」と。

そして翌日彼に、社員の手を借りない方法があるので、と、
課長の提案を断った。課長は、
「いや、実は俺もそう思っていたんだ。
そんな事を俺が言うと、『また勝手に決めて』とか、
『そもそもそんな事になぜ社員の稼動を使うのか?』とか、
社員達にいろいろ言われるからさ(笑)」

そう言って笑った。
これが、そうこれが、最近唯一私がここで書ける、
リアルな課長のセリフなの。
それは、課長が自分でイメージしてて、本当にそう思って、
それに添った心情が言葉にこもっているのを感じた、
唯一のセリフだったからだと思う。
 

 
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2007.04.01

主任はソレがわからない!

3月末をもって、レイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)が、
班長を辞した。退職ではなく、本人のたっての希望で、
班長から一般オペレーターに降格した上で他班に異動した。
私がさせた。


レイちゃんの事は、この日記でも何度か書いてきたので、
名前をご存知の方もいらっしゃるかと思うが、
イマイチな今野主任のせいもあって、
彼女は本当に大変だったんですよね。


通常、うちの職場では、ひと班が10名に満たないのだが、
彼女の担当するB班は三倍の20数名で、
しかも小班制を取っておらず、しかも大半が女性だ。


それにはいろいろ経緯もあるのだが、
もしご縁があってこれをお読みのお客様の中で、
個性の強い女性集団を管理している方がいるなら、
その苦労をわかっていだだけると思う。


うちの女性スタッフは、仕事が非常にできると同時に、
正義感と自己主張が強く(え?私みたいだって?いえ、ウソウソ)
納得できないものはできない、おかしいものはおかしい、と、
きっちり言ってくる人が多い。


それは感情的なものでは決してなく、
班の利益を思うがゆえの正当な主張なのですが、
「これはおかしい、あれは変だ」といった意見の矛先が、
現実として、すべて女性班長のレイちゃんに向けられていたので、
班の中でも若い部類に入る彼女は疲弊して、
すっかり人疲れしてしまったのだ。
私にはその気持ちが痛いほどよくわかった。


前の主任や、昨年転勤した某社員さんなどは、
企業としての方針や、会議で決まった決定事項などを、
逐一スタッフに落とし込んでくれた。


不満なスタッフが「えー!」と文句をいうと、
「仕方ないだろ?会社がそう決めたんだから(笑)」と、
なだめたり、言い分に耳を傾けてうなずいたり、
なかなか人のガス抜きがうまかった。


けれど、どこか毅然としていたので、
私達スタッフ(当時)は、抗えないとやがて素直にあきらめて、
組織にはある程度の不条理もあるのだと、
少しずつ学んでいった気もする。


けれど、今は誰もそれをやらないので、
スタッフ達のくすぶった不満は、
いきおい話しやすい同性のレイちゃんに集まる。


頼みの今野主任は、やると言ってやらなかったり、
決まったといって実際は違ったり、
何かと振幅の大きい人なので、
その言をそのまま皆に伝えたレイちゃんも、
スタッフに対してメンツが立たなくなってしまう。
そしてまた、「あれっていったいどうなっているんですか?」と、
レイちゃんに質問が集中するのだった。


班には、小野君(30代前半/男性スタッフ/仮名)という、
もうひとりの班長もいたが、
テクニカルスキルはあっても、
コミュニケーションの苦手な人であるため、
皆それをわかっていて、誰一人彼には意見をぶつけなかった。
人は人を見る。こういうときは、何とかしてくれそうな人に、
しわ寄せが来るのだ。


そういった過大な精神的負担と、
2名いる班長のアンバランスに限界が来て、
彼女は何度も退職を考えていたが、
ある日、妙案を自分で考えついてこう言ってきたのだ。


「ぷらたなすさん、班長が降格して一般オペ(レーター)になるって、
職場的にあってはいけない事ですかね?」


彼女は仕事が好きで、職場も好きで、(素質もある!)
本当はここから離れたくなんて無いのだが、
今の集団の中で班長として仕事するのだけは、
これ以上無理、と思ったんだね。


「アタシ、もし許されるのならば、
3月一杯で辞める権藤君の後任として、
一般オペに戻ってそっちに行きたいんですよね。」


「え…向こうは交代制だよ?24時間だよ?夜勤もあるよ?いいの?」


「全然いいです。シフトは関係ありません。
オペに戻って思う存分もう一度勉強したいんです。
今はやりたくても何もできないのに、
技術スキルを要求される事も多くて、それもまた辛いです。」


私は、レイちゃんの言い分に、
強く共感するところがあったので、
「わかった。今野主任に働きかけてみるよ。」と、了解した。


こんなに全体を見る素質のある人には、
たとえ班長じゃなくてもぜひ職場に残って欲しい。
活躍の機会は減るだろうが、変わらず私に、
ナイスな提案や指摘をしてくれる事だろう。
彼女は若くて年長者に引いてしまうところもかつてあったが、
それを克服して今はいい感じでやっている。
そう、彼女はこの一年間でものすごく成長したし、
まだまだ伸びていけるとても有能な人なのだ。
(過去にここで少々愚痴ったりしたのがウソのようだ^^)


彼女の希望を入れるのはいいが、
それって他のスタッフに示しがつかなくないか?
一度自問して、私はそれはないと打ち消した。


交代制勤務は、慣れてしまうとメリットがたくさんあって、
一度でもやったことのある人は、結構気に入ってしまうシフトだが、
日勤での勤務しか頭に無い人は、それを非常に嫌悪する。
よって募集しても人が非常に集まりにくい。


そういった勤務の班の退職者の後任に、
自分から行きたいといってもらうのは、
契約会社の利害ともピッタリ合致していて、
私は誰のためにも、彼女が辞めずにそうしてくれるなら、
それはとてもいい話だ、と思った。


そういうところをうまく提案してくるところが、
この人はとても長けている。さすがだね。
しかも欠員の出ている班はたくさんあるが、
D班のメンバーとなら降格してオペでやって来ても、
周囲とぎくしゃくしないと、よーく、わかってるわ。


その話、乗った!(笑)


    *    *    *    *    *    *


技術職や営業職など、
与えられたフィールドを縦横無尽に駆け抜けて、
確かな実績を作ってきた人は、
いざリーダーや責任者になったときに、
「できるなら、もう一度同じフィールドに戻りたい」と、
思うことはないだろうか。


私はすごくありますよ。仕事自体はペーペーだったけど、
余計な事など一切考えずに、
自分の業務だけにひたすら没頭できたあの環境が、
また得られるならば戻ってみたい。
そしてたまには「やった!」と思うような仕事をして、
自己満足したいし、ちょっとは自慢もしたいかな(笑)。
(現実は給料が下がるからちょっと…(爆)!!!)


それは専門職から管理的な仕事に移った人の、
共通の夢なんじゃないかな。


だから、それを班長会議で打診したときも、
他の班長達は皆理解して、同意した。
同じ思いの人もいると思うが、
給料が下がるので、よほどの場合じゃないと言ってこないと思う。
うらやましいな、でも、俺はできないな…が、本音だろうね。


私はその決定を持って、さっそく今野主任に掛け合い、
「体調が悪い、という理由なら、班長をおりても、
人事部から文句は言われないでしょう」
という回答を得た。


人事部なんて現場をつぶさに見ているわけじゃない。
そんなのは、言い方一つでも何とでもなるはずさ。
それよりも主任の気持ちはどうなのよ?と尋ねたかったが、
それが1月末の話であったため、
どうにも本気で考えているような態度ではなく、
私はこれ以上話しても今は無駄かな?と思った。


そして私は課長や別の主任、契約会社、後任の班長候補など、
少しずつ根回しを始め、今野主任には逐一それを報告していた。


が、何度も私が尋ねてくるのを面倒に思ったのか、
「ぷらおかーさん、いいよ、いちいち来なくても。
課長も知っているんでしょ?いい様にそっちで進めていて。」
だから私は進めたよ?


なのにある日突然呼ばれて、
「レイちゃんの降格だけどさ、あまりに冷たいんじゃない?」


は?冷たい?


「今まで一生懸命頑張ってきてさぁ、
なんでオペレーターに戻すなんて考えるのよ?」


「いえ、本人の強い希望ですよ?
自分でそう言って来たんですが。」


「いや、だからってさぁ、
ひどすぎるんじゃないの?って俺は言っているの。」


は?ひどすぎる?


「私はレイちゃんの気持ちが良くわかりますが、
班長がオペレーターに戻りたいと思うのは、
誰でも思う気持ちであって、その主旨を汲んであげるのは、
全然ひどい事じゃないと思いますよ?
むしろ彼女の希望をかなえるために、
こうやって一ヶ月以上も前から根回ししているんですよ?」


「俺は、レイちゃんは納得していないと思うなぁ…」


「違います!これが希望なんです!」


「いやー、そうかなぁ…俺は違うと思うなぁ…」


あー、もう、この人と話していると埒があかない!
班長降格が本人の意図するものではない、と、
なぜあなたはそう強く思い込むんだろうな。
しかも、「冷たい」「ひどい」「気の毒」「可愛そう」って、
班長の誰もに、「オペに戻りたい」という気持ちがあることを、
あなたはなぜわからないの?


そうそう、A班の前の班長だったヨッシーが辞めるときも、
退職日の延長をお願いした私に彼はこう言ったんだ。
「それじゃ、二週間なら延ばしてもいいけど、
その間はオペレーターに戻してください。
もう後任が決まっているのだから、早く引継をして、
自分はオペレーターとして最後に無心に電話を取ってみたい」


ところが、これを今野主任が却下した。
「そんな非道な仕打ちをしなくても、
なーにそのまま班長で最後まで勤めてもらえばいいでしょ?」


そのときも私は、「だーかーらー!!!」と反論して、
言いくるめて説得してヨッシーの希望をかなえてあげたんだっけ。


降格=冷酷非道な仕打ち。


この固定観念は、どうしても彼の頭からは離れないのかね。


    *    *    *    *    *    *


3月の半ば、私の元にレイちゃんが飛んできて、
「ちょっとすみません、
今野主任がまたなんか変なことやったみたいで、
何度言っても、全然話にならないんです。
ちょっと同席してもらえませんか?
アタシ、このままだと、やっぱり辞める事になるかもしれない。」


え?何それ?急いで応接室に行くと、
今野主任が誇らしそうにこちらを向いて、
「ぷらたなすさん、喜んでください!やりました!
B班の班長は3名体制で人事のオッケーが出ました!
オッケー!グー!(とうれしそうに親指を立てる)」


は???


「誰ですか?その3名って。」


「小野君でしょ?タチバナさん(レイちゃんの後任が決定済み)、
それにレイちゃん♪(←チョー得意げ!)」


「なんですか?それっ!!!」


「だから俺は、レイちゃんを遺留するために、
一体どうすればいいのか、昼夜寝ずに考えて、ね?
これは班長を増員するしかない!と、思いついたわけよ。
課長も巻き込んで、人事部に一芝居打ったんだな。」


はーーーーーー!!なにそれーーー???


(今野)
「そんな降格だなんて…なぁ、レイちゃん?」


(レイ)
「アタシが言ったんです。アタシがお願いしたんです。
アタシの希望なんです。どうしてわかってくれないんですか?」


(今野)
「いや、そんな可愛そうな事はできないよ?」


「だからー!」と二人で同時に大声が出る。


あー、ダメだ、この人はもう(笑)。
ここは一発荒業ショック療法に出るしかないね。
私はそう決めて声を荒げた。


(私)
「今野主任!いったい何を考えているんですかっ!
レイちゃんは最初退職を申し出てきたんですよっ!!
もう班長の仕事は精神的に辛いのが理由です。
それはわかってますよねっ?
ですが、残って欲しい人だし、そう主任からも言われたし、
私は毎日説得して遺留して(ウソ(笑))、
オペに戻ってD班に移るのなら続けてもいいって、
ようやくその気になってくれたんですよっ!!(ウソ(笑))
それをまた、なんで班長に戻すって言うんですかっ!!
自分の言っている事、わかっているんですかっ!
それならレイちゃんは辞めるって言っているんですよっ!
わかります?
班長に居続けなければいけないのならば、
私は辞めますって言っているんですよっ!!!!!」


(今野)
「いや、それはわかるけど…」


(私)
「全然わかってないじゃないですかっ!
そのために私が1月から準備して、
いろんなところに根回しして、
ようやく異動が可能になったのに、
それを影のほうで、まったく反対のことをやっているなんて、
私はここにいるレイちゃんに、なんて説明すればいいんですかっ
私のメンツは一体どうなるって言うんですかっ!!!」


(今野)
「…」


(私)
「それに課長からOKが出ているので(課長も変なのだ→後日また)
契約会社では、もう契約書も作り直して人事に上げてあるし、
何もかも、もう、全部決まった事なんですよっ!!!」


(今野)
「え?そうなの?」


(私)
「この前言ったじゃないですか!聞いてましたよね?
その後、課長にも報告しに行くの、見てましたよね?
私、それじゃ課長にも言いますね?って言ったら、
なんか冗談言ったでしょう?覚えてますよね?」


(今野)
「ああ。あの時の話がそうなの?
だったらそう言ってくれればいいのにぃ(笑)…
俺、全然わかんなかったよ~♪」


言いましたーーーーーーーーーーーーー!!!!
と叫びはしなかったが、心の中では絶叫してたかな(笑)。


(今野)
「なんだ、決まった事なら、それはしょうがないや。
いや、俺はまたてっきり、今からでも間に合うのなら、
なんとか三人体制にしようと思って…」


(レイ)
「(すかさず)やめて下さい。だったら辞めます。
この話は1月からぷらたなすさんに私がお願いして、
ずっと準備してきたものです。
それを今頃になって、留任を打診されても、
私はやりません。お断りします(キッパリ)」


(今野)
「そうなの?いいの?本当にこれでいいの?
いや、俺、後で恨まれてもなぁ…」


(レイ)
「結構です!!恨みません。班長は降りてD班に行きますっ!」


    *    *    *    *    *    *


応接室を出てから、二人で休憩室に立ち寄りコーヒーを飲んだ。


「どうだった?さっきのあれ?」


「いやー、おかしくて噴出しそうでしたよ。
もう、こらえるのに必死!(笑)」


「あの人はね、たまにあれぐらい言わないとダメなんだよ。
それでも、こたえないから(笑)。」


「ははは。いやでも、留任がなくなったんで助かりました。
いろいろ、本当にありがとうございました。」


「うん。だけどやっぱり、周囲に対して特別扱い的な雰囲気は、
否めないと思うよ。実際、レイちゃんだからOKしたんだし。
だから、異動したら本当に頑張って、
D班の優秀な戦力になってね。力のある人には、
誰も何も言わないから。」


「はい。わかってます。頑張ります。ありがとうございました。」


    *    *    *    *    *    *


この話はこれでおしまい。
今度のレイちゃんの班は、土日休日に関係のない勤務なので、
彼女は4/1の本日から、現場に出ていたはずだ。


今野主任は相変わらずだ。
先日は送別会の挨拶で、変なことを言ったので、
社員から野次が飛んだ。


この人がわからないものは、
何をどう言っても多分わからない。
きっとそれは仕方の無い事なのだ。


けれど、みんなが理解している事を、
なぜに彼だけこう手間ヒマがかかるのだろうと思い、
ときには苦笑いのため息が出る。
(レイちゃんは本気で怒る)


彼は私の「職場のお父さん」で、普段は意外に仲がいいので、
こんな感じで済んでいるし、さほどのストレスもないけど、
突っ込みが厳しく舌鋒鋭い、
今度の班長のタチバナさん(30代前半/女性スタッフ/仮名)とは、
相当揉めるだろうなぁ…
そして私は彼女から、「今野主任ってなんでああなんですか?」と、
毎日毎日不満を言われ続けるのだな(笑)。


当分、昼休みには彼女のそばに近づかない事にしよう、と思った。
 

 
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事情聴取はもういいの?

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【え!私が盗難事件の容疑者!!なによ、それって!】
思わぬ事情聴取★事情聴取はもういいの?事情聴取はまだあるの?ごるぁ~怒るで!警察官!

--
「お聞きしたい事があるので、こちらまで来てもらえませんか?」

突然警察から私宛に電話がかかってきて、
その丁寧だけど嫌~な感じの言い方に、
ただ事ではない空気を感じて、
その日のうちに電話の主がいる交番に出向いたのが、
先月の3月10日。

話を聞いて見れば、全く身に覚えの無い盗難事件の、
参考人に私が上がっているようで、
根拠はわかったが、「でも違うよ?」と精一杯述べ、
再度の訪問を約束させられてその場は終わった。
(詳細は冒頭の前回の日記を参照してね♪)

が、結果的にそのあと交番には行っていない。
なぜなら、担当の警察官と連絡が取れないからだ。

    *    *    *    *    *    *

警官の赤沢さん(たぶん50代/男性警察官/仮名)から、
「調書を取らせて欲しいので、もう一度来てもらえないか?」
と言われて約束したのが、先週の3月24日(土)。

あいにくその日は急用ができたため、
私はすぐに赤沢さんに電話し、
予定を延ばしてもらった。

赤沢さんの話によると、彼は交代制のためにシフトがあって、
都合のいい勤務日は3/30(金)との事だった。

え?金曜日?平日?
しかも月末で何かと忙しい日だ。
けれど私は、4月から入って来るかもしれない新人の研修を思えば、
それがスタートしてからよりも、その前のほうがまだいいと思い、
その日にお願いした。

「平日ですよね?金曜日なんですよね?」
「はい、そうなりますね。」
「うーん、… 平日ですか…いいです。わかりました。
何とか都合をつけて伺います。時間は前日に電話します。」

そんな言葉を交わしたのをはっきり覚えている。

だが、しかーし。

前日に電話をしてみると、電話を取った別の警察官が、
「赤沢ですか?赤沢の勤務日は明日ではなく、
あさっての土曜(3/31)ですよ?明日はこちらには来ません。」
「え…約束したんですが…」
「赤沢がそう言ったんですか?」
「はい、ちゃんとそうおっしゃいました。」
「…わかりました。それじゃ、赤沢に連絡をとって折り返します。」

ところが、その折り返しの連絡を、
私は運転中で取れなかったんだねぇ…
自宅について着信に気付き、
こちらから交番に電話をしてみると、
何度電話をかけても、少し間を置いてかけ直しても、
ずーっと話中。

ま、交番だから長い電話もあるだろうし、
同僚が「明日は来ない」と言っているのだから、
何かの勘違いだったのだろうと思い、
その日電話するのはあきらめた。

いや、それにしてもさ~、
赤沢さんがどう動いているのか知らないけど、
名前を何度も聞かれたり、
一から経緯を尋ねられたり、
なんかあんまり情報共有はされていないようである。

そして翌日の3/31(つまり昨日)、もう一度交番に電話をかけると、
赤沢氏はやっぱり公休みたいで不在。
私が再度用件を告げると、電話に出た警官は、
「わかりました。それじゃ、至急赤沢に電話して、
折りかえし連絡させます。」

そしてその連絡が、今の今まで来なかったので、
私は「もういいや、どうでも。」と、
半ば投げやりモードなのである(笑)。

しかし、どうでもいいけど、
もうちょっと引継とか伝言とかないもんかね。
一般会社じゃあり得ないな。
どの人が電話を受けても、
何も聞いておらずわかってもいない風で、
事件の調査とはそんなものなのかな?とも思うけど、
「こういう人から電話が入るはず」ぐらいなら、
核心に触れなくても、対応は可能なんじゃないの?

    *    *    *    *    *    *

8日前に予定変更の電話したとき彼は、
「その後、ご主人は何か言ってましたか?」
と、尋ねてきた。私は、
「だから、あの振込は犯人の女の人じゃなくて、
うちの主人がやったものなんです。」
と強調した。

本人が「あれは俺だ」と言っていて、
しかも、証拠もあるんだから事実特定のためにも、
もっと突っ込んで聞いて欲しいものだが、
赤沢氏は「あぁそうなのね。」と、あまり関心がない様子。
(後からわかったが亭主はそのときに振込カードを作っている。
見ると日付はまさにその当日!それを持参するつもりだった)

そして一向に「奥さんは?奥さんは?」と聞いてくるのだから、
この人って思ったとおりの結果が出ないと、
納得しない人なんだろうか?と、疑問に思うよ。

なのに今回は、連絡も何も無い。

「本当の犯人がつかまったので、
もうあんたの事なんてどうでもいいんだよ。」
と、亭主。

確かに私もそう思うね。
それまでと違って、熱意に欠ける気がする(笑)。
だけどね、間違った約束をしたり、
何の連絡も来なかったり、
こちらの立場からすると、不手際が多すぎるぞ?赤沢さん?

こうなると一般市民は、「そっちが連絡して来ないんだから」と、
適当に見極めをつけて、「終わった話なのかな?」なんて、
自分の都合のいいほうに思っちゃうんだよ?

それを後から、「なんでご連絡いただけなかったのですか?」と
万が一非難されたって、知らねーよ、そんなの?と思うのが、
ありがちな市民感情でもある。

だって私は犯人じゃないもん。
ご協力してあげている立場なんだから(笑)、
もうちっとご配慮いただいても、いいんじゃないのかしら?

    *    *    *    *    *    *

警察を批判するつもりはあまり無いよ。
ずっと前に、長男も自転車盗難の濡れ衣で、
一度交番のお世話になっているが、
そのときの若い警官はすごくいい人だった。
「残念ですが、息子さんは今、こういう話になっているんです」
と、親身に説明してくれた。
(余談だが、警察官は、年配者×、若い人○ な事が多いね)

だから結局、何もかも担当者如何の問題だったりするんだよね。
だから組織は問うまいとは思うが、
でもねぇ…疑わしきは疑わないと犯人逮捕にはつながらないと、
心でわかってはいても、なんっか、面白くないよね^^
せめて説明ぐらいはちゃんとして欲しいですよ~。

    *    *    *    *    *    *

先日郵便局に用事があったときは、
対応があまりに素晴らしかったので感動しちゃった。

子供達がまだ小さかったときに、
長男名義で私が作った複数の郵便貯金の通帳が、
「今は一人一冊しか作れない」とかで、
手続きするよう通知が来たので取りあえず電話してみた。

すると、「息子さんはおいくつですか?」と聞かれ、
「22歳です。」と告げると、
担当者は、「息子さんが成人の場合は、
いくらお母さんが作った通帳でも、
息子さん本人が手続きしないとダメなんです。」と、
非常にわかりやすく丁寧に説明してくれた。

しかも、担当者の名前を尋ねると、
「私は課長の○○と申しますが、
私が不在でも名前を言えばわかるようにしておきますから。」
それは実際本当にその通りで、翌日訪れた窓口の処理は、
非常に理解があって迅速だった。

客商売だから、国家権力の治安維持組織だから、
と言うのではなくて、結局、「人」なのよ、「人」!
けれど多くの人がそうは思わない。
警察は…郵便局は…
そんな風に全体の話になりがちなのを、
担当の方はわかって欲しいですよね。

できるなら、組織としてそういった指導が、
すみずみにまで行き渡っているのが望ましいと思うけど、
それが非常に困難な事を、
自分の仕事を通じて十分わかっているだけに、
最後には何も言えなくなってしまう私なのだった。

うちの主任もそうだけど、
できない人はできないんだな~、コレが。。。
 

 
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は?読み逃げ禁止って何さ?

ネットで話題の「読み逃げ」、ついに傷害事件に発展


↑これを読んで、(これは4/1のネタだな^^?)
(リンク切れの場合はこちら=自分用保存版)
でも、読み逃げって何さ?
私は最近PCに向かっても自分のブログの更新しかしないので、
巷の話題にかなりうとい(笑)。


ITmedia News:「mixi読み逃げ」ってダメなの?


そしてその次に↑これを読んで…
(リンク切れの場合はこちら=自分用保存版)
※フラッシュの警告が出たらごめんなさい。


エイプリルフールの記事はともかくとして、
40代のぷらたなすは、ITmediaの記事のほうで、
えーーーーっ!!とびっくりしてしまった。
(これは…ネタ…じゃないよね?)


訪問したら必ずコメントを残さねばならないなんて、
そんな馬鹿な事あるかいっ!
昔からROMって言葉があるじゃんか。
訪問してコメントを残さないなんてザラで、
むしろコメントしないときのほうが多いときも。


盛んに楽しい交流が続いているときは別ですが、
それも一段落して少し距離ができたり、
MIXIそのものに疎遠になっちゃったりすると、
(私は↑コレがよくある(爆)!!)
どんなに気の合う仲良しさんでも、
毎回コメントを残す事はしないよね。


むしろ「忘れていないよ!」「久しぶりに来てみましたよ♪」
という自分の気持ちを伝えたくて、
敢えて足跡だけ残しに行く事だってある。
日記は興味を引かれたタイトルは読むけど、
「今日の出来事(1)」「今日の出来事(2)」…といったものや(笑)
自分があまり関心の無い分野と思われるものは、読まないかな。


それは、お互い様だと思っている。
だから私は誰かの足跡は、見つけただけでうれしいし、
コメントがなくたって別に全然気にならないよ。


そうやってだいたいが同じような暗黙の了解の中で、
なんとなーく、すべてが回っていると思っていたら、
少数派とはいえ、そういう価値観もあるわけね。窮屈だな…
誰が言ってんだろ?少なくともある程度長い人は言わないよね。
最近の人達かな。いやー、そんな言葉があること自体、
知らなくてびっくりした(笑)。検索するとかなり出てくるのね。
そんな論議があるとは!(あまりよそに遊びに行かないからね~)


記者は、モバゲータウンで見知らぬ人から「足あとありがとう」とコメントやメッセージをもらったことがある。ただ訪問しただけでコメントが来たことに、記者は驚いたのだが、他ユーザーのページを見ていると、こういったコミュニケーションが当たり前のように行われていた


あぁ、そうそう。これも記者さんと同じで、
私もそういったメッセージをいただいて実は恐縮しました。
「こういうコミュニケーションが当たり前」??ふーん。
始めたばかりか、訪問者の少ないユーザーさんが発端かなぁ。
(だったら、もしかして今のうちかもしれないですが^^)
と、言いますか、「これはこれはご丁寧にわざわざどうも」みたいに
返信した私のほうが"ご丁寧"過ぎた??(爆笑)


そういえば、最近書いている日記に関して、
この頃MIXI経由でよくメッセージをもらうのですが、
名乗りも挨拶もなく、突然1~2行程度の質問で、
え?と、これまた少し驚いた事が何度かあった。
(もし、これをお読みなら、ごめんなさいね。)
(でも、知らない人へメッセージを送るときは、
気をつけたほうがいいですよ!)


「○○ってなんですか?」
「○○は○○なのでしょうか?」
見ず知らずの方から唐突にこれだけをポンといただいても、
経緯や背景がわからないので、面食らいますよね。


一応ご返信はしましたが、何を指しての質問だろう?と、
しばらく考え込んでしまったり、
初対面なのに、失礼だなぁ…と思ったり、
昔私がネットの先輩達に掲示板でいろいろ指摘されたように、
「こういうときはね…」と、書き加えようかと思いましたが、
一往復のお付き合い(たぶん^^)だし、(そうしたかったし)
うちのご亭主のように長い文章が苦手な人もいるので、
そこまでは…と思ってやめました。


でもそう、私がネットを始めた頃は、
(というより、10数年前のパソコン通信の会議室(掲示板))
見知らぬ世界に新参者として入っていく畏敬の念があって、
軽い気持ちで質問をして、過去ログを見ろ、と怒られたり、
その質問はこちらではなくどこそこでして下さい、と注意されたり、
回答が欲しくてあちこちで同じ質問をすると、
マルチポストと批判されたり、
コミュニティに馴染んでいくための洗礼をそれなりに受けて(笑)、
「なるほど。ここはこういうところなんだ…」と教えられ、
自分をそれに合わせてきたような気がします。


その感覚が今に至るまで、
あまねく?継承されているような気がしていましたが、
独自の文化も生まれ始めているのね。
裾野が広がるってのは、つまりこういうことか。。。


そうね、MIXIなんかは友達同士の交流の場だから、
若い人達は同級生とか同じ学校の卒業生同士とか、
同世代・同感覚同士のお付き合いがメーンの場合は、
恐る恐る書き込みをして、「知りませんでした」「気をつけます」
なんて、冷や汗で逃げ帰ってくる事もないか(笑)。
むしろその集団だけに浸透している独自なローカルルールも、
多いのかもしれない。


うちの長男(今春大学卒業)もMIXIをやっていて、
毎晩茶の間の家族共有のPCで(←買えよ、そろそろ^^)、
「うおー」とか「マジ!」とか言いながら、
ガツガツとキーボードを打っていますが、
マイミクは全部学校つながりらしくて、
「○○さー、今、名古屋にいるんだってよ」なんて、
小学校のコミュで発見した幼馴染の話などをよくします。


が、親子で同じ事をやっているようで、お互いの間には、
思いも寄らぬ感覚的な差があるのかもしれないね。


私はこのブログのお客様のDaisukeさんという方から、
紹介をいただいてMIXIに参加しましたが、
(Daiちゃん、その節はありがとうございます!)
私のマイミクさんは2.5名をのぞいて、
実際にお会いした事の無い方ばかりです。
(0.5名は、遠くから見かけただけの方(笑))


なので、実際の友人・知人が多い人とは、
捉え方も違うのだと思いますが、
「訪問したら必ずコメント」とか、
「足あとつけただけでお礼」なんて、
なんか、ガチガチの堅苦しさで違和感あるな~
のほほんと人様のページにお散歩にもいけないや。


真面目と不真面目、一生懸命と手抜きを、
両方できるから、適当に気楽でいいのであって^^、
そんな親戚同士の中元・歳暮じゃあるまいし、
どっかでスパッとやめないと、疲れちゃうよね(笑)。

#ここで唐突に全く関係のない事を書くが、違和感といえば、
#私はスーツの三つボタンの一番下や上下を外した姿に、
#未だに見た目の違和感がある(爆)!!!トシやなぁ。

読み逃げを禁止するエントリーよりも「読み逃げという言葉自体(OKWaveの質問が話題になって)初めて聞き、驚いた」という内容のものが多くヒット。「これまで読み逃げしていてごめんなさい。悪いこととは知らなかった」と謝罪するユーザーもいるが、「読み逃げを禁止する気持ちが理解できない。日記にコメントがもらえれば嬉しいが、強制するのはおかしいのでは」という意見のユーザーの方が多い。


私の感覚は、まさに↑これ。
謝っている人の大半は、変だと思いながら、
儀礼上お詫びしてるんじゃないの(爆)?なんちて。


でも、ちょっと検索して出てきたこちらのQ&Aには、
考えさせられちゃったよ。
もちろん回答者のご意見のほうに共感はするけど、
実際にそう感じる人もいるなら、
私が検索で同じ人を何度か訪れてしまった人のうちの何人かは、
不快に思っているかもしれないのね。。。
様々なニュース等でネットのイメージが悪く、
何かと気味が悪くて気になる人はいるかもしれない。

は~、いえね、仕事でたくさんのスタッフと接していると、
常識があって穏やかでそんな事を言うとは思えない人が、
「え?」と思うような細かい事に文句を言ってくる事もあるわけで、
個人的には「気にすんなよ~」とすごく言いたいのですが、
こいつは素晴らしい機能だ!!と感動した「足あと」機能も、
人によっては、良し悪しってことだわね~。
まぁ、気にしませんけど…こういうのは難しいですねぇ。。。


最後に冒頭の傷害事件((笑))の発端となった某日記は、
どうにも笑えてしまうのですが、
ご本人には「あまりに画一的で」ムカっと来たのでしょうかね。
でもたぶん、この内容なら、私も前の人に習って、
こう書くと思います。
だってお約束だもん、そう書かないと失礼じゃん。
4月1日に、ちょっとだけわらかしてもらいました。
受けてひと笑いしてから、ネタだ!と気がつきました。
そして速攻、この日記の一部を修正!にぶいワタクシですね~
(→こちら or 自分用の保存版


コメントがなかなか付かない状態が続いたことから、読者に対して「読み逃げ」行為を厳禁することを日記上で宣言した。

 その結果、男性の日記には多数のコメントが寄せられたものの、そのコメントの内容があまりにも画一的であったことから、男性は激高。翌日たまたま顔を合わせた投稿者の1人である知人を殴り、暴力行為の現行犯で逮捕された。


 

 
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