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2007.03.04

学校の住所変更と個人情報

次男の高校(定時制)から来た保護者向けの封書を見たら、
宛名の住所が旧の住所になっていた。


あれぇ?そう言えば町名が変わってからもう三年にもなるのに、
入学当時の古い町名のまま、
学校には変更の届を出していなかったんだ…
なぜ今頃まで全然気が付かなかったんでしょうね(汗)


こういうのは思い立ったときが一番、と、
次男にメールを送ろうと思ったけれど、
テスト中なので遠慮して、直接学校に電話をしてみた。
次男の高校は父兄からの電話を歓迎しているフシもあるので。


「あのー、電気科3年の○○の母です。
いつも息子がお世話になっています。
実は今日授業料のお知らせが届いたんですが、
封筒の宛名が前の住所になっていたので、
たぶんまだ町名変更の届けを出していないと思うんですよ。
新しい住所に変更していただきたいんですが、
手続きはどうなりますか?用紙があるようでしたら、
今日にもでも息子に持たせて欲しいんですけど…」


次男の定時制高校は、
全校4学年8クラスで150名に満たない
こじんまりとした高校なので、
家族的な校風がある。(1クラス10数名)
生徒は教師を全員知らなくても、
教師は生徒全員を知っている。


「あー、なるほど。えーと、どうしようかな…
それじゃですね、直接担任に言っていただけますか?」


「あ、わかりました。谷部先生に直接ですね?
用紙を下さいってお願いすればいいんですか?」


「いやー、こちらで今伺ってもいいんですけど、
聞き違いあるといけませんので~」


「?え?あ、電話でも大丈夫なんですか?」


「あー、それでも結構ですしぃ、一番確実なのは、
やっぱり生徒さんに紙に書いて担任に渡してもらえれば、
それで学校全体に情報が来ますから~」


「紙っていうのは…」


「あーもう、なんでも結構です。
メモ書きみたいなんで大丈夫ですんで~」


微妙に噛み合わない会話をやり取りしながら^^;
そうか学校だもんな…と、思う。
手続き方法や所定の用紙があるのかどうか尋ねても、
ちっともそれに対する回答になっていないのは、
そもそもそういうルールが存在しないから、
先生も何を聞かれているのかよくわからないのだな(笑)?


確かに学校なら、
「先生、おれんち、住所変わったんだけど?」
「お。じゃ、新しい住所紙に書いてあとで教えて。」
それでオッケーだよなぁ。
なんか、そういう感覚って懐かしいな~。


思えば個人情報保護法の施行からこっち、
会社では何もかも厳しくルール化されてしまって、
今ではスタッフさんから新しい携帯番号を、
口頭で教えてもらっていても、
例え「変更しておいて下さい!」とそのつもりで頼まれても、
だからと言って私達がデータベースの基本情報を、
個々に変更する事は規則上できない。


個人情報の変更はあくまでも本人から。
そして所定の方法で変更申請が出されたときだけ。
家族から電話が来ても受け付けない。
市町村合併で消滅した市のままになっていても、
直さない。
どんなに内容が現状と合わなくなっていても、
スタッフが応募のときに提出してきた情報を、
こちらの判断で直しておく事は、今は無い。
(業務上それでは困るので、私達は苦肉の策として、
任意の書き込みが可能な備考欄を利用して、
そこによく書き込んでおく。基本情報は変えない。)


こういった感覚は、
ほとんどの個人情報を扱う職場で働く人には、
違和感のないものだと思われるし、今はもう、
すっかり仕事の中に溶け込んでしまっているので、
どんな組織でも個人情報に対しては、
同じ感受性を持っていると錯覚しがちですが、
つい忘れてしまうのは、自分の職場が、
個人情報取扱事業者だって言うことなんですよね。
PCでの検索が可能な5000件以上の電子データベースは、
法律で保護されている対象だという事。

そしてプライバシーどうたらとか、ISOなんちゃらとか、
何とか国際認定資格とかを企業としていろいろ取得して、
定期的な○×テストだのDVD研修だのウェブラーニングだの、
(例え内容はすっかり忘れても(笑))、
「ヤバいことはやっちゃいけないみたいだぞ?」という意識だけは、
意外にしっかり浸透している中で仕事しているって事。


だから私などは、
母が自分で集積所に出したゴミ袋(透明)を、
後から通りすがりに見かけて、
彼女が処分した郵便物や古いハガキの差出人なんかが、
たまたま外からむき出しになって見えていたりすると、
思わず目が釘付けになって、「無雑作だなぁ…」と気になるし、
先日も病院(個人医院)の待合室で、窓口から大声で、
「ぷらたなすさーん、
連絡先はXXX-XXXXのままで変わりないですよねー!」
などと大勢の患者さんの前で、
電話番号を読み上げて叫ばれると、
「おー!!なんて無神経な!いいのか、それでっ?」
と、その大胆な感覚に目が点になってしまう^^;


だいたい実際の現実は、
うちのように昔は地縁の濃い農村地区だった地域は元より、
規模の小さい組織、古くからの個人商店や公共機関などは、
世間の潮流などまるでよその国の他人事のような、
牧歌的?な運用に「うわー」と思う事が満載だ。


でもそれを逐一、鈍感、無頓着、と批判にするには、
実はこちらのほうが、
地域の感覚とかけ離れている事に気が付かないと、
妙に浮いちゃうときもあるんだよね。


先日の出向先のほうの職場の内部監査では、
電話で聞き取った顧客の連絡先のメモ書きが、
足元のくず入れに無造作に捨ててあるのが他の課で見つかり、
これが結構大問題になった。
翌朝はそれぞれの課で朝礼時に課長から厳重注意。


職場では顧客に関するメモを紙片に書きとめるのは禁止。
所定のノートに書いて帰宅時には鍵付き専用ボックスに返し、
朝にまたそこから自分のノートを取り出して使う。
メモ紙がNGなのに、シュレッダーにもかけないのは更にNGだ。


面倒ですよね。そう、普通は最高に面倒。
でも今は反論も抵抗も無く、そうしろと言われれば、
黙々と素直に従う空気が社内で確立している。
そんな紙切れがたとえ第三者に渡ったとしても、
何の価値も無いのは一目瞭然ですが、
意識付けが徹底されない事が原因で、
情報漏洩などが発生したら、
企業としての信用や金銭的な損失は甚大なので、
会社も必死である。
だから笑ってはいけないと私は思うし、それでいいと私は思う。

出向先では私の会社と違い、
私達が基本情報を修正する事はシステム上不可能で、
そうと知らずに電話で依頼してきたお客様には、
お手数でもメールでの申請をお願いしている。
送信先は専用のアドレスで、
遠く離れた他県の受付専用センターにいるそこの担当者しか、
データベースを修正できない。
個人情報に関して、
難解ないちゃもん?を付けてくるユーザーがいたら、
私達が頑張って対応する必要は無く、
専用のフリーダイヤルがあって、
そこが法務課と連動して対応してくれる。
が、この2年間、いまだかつてそういったユーザーは皆無だ。


私は自分の会社ではスタッフのデータベースがあり、
出向先の企業では顧客のデータベースがあり、
どちらも個人情報取扱事業者なので、
こういった感覚に当たり前に慣れてしまっていると、
普通の人に何かを尋ねたときに妙に遠回りしてしまったり、
お互いの重視しているポイントが大きくずれていて、
話がかみ合わなかったりするんだよね。


個人情報云々をあまり気にした事が無い人は、
相手がなぜそのような七面倒臭い事を確認して来るのか、
全く理解できない場合が多いので、
回答は概ね的外れになりがちです。


そんなときはすかさずこちらが軌道修正しますが、心の中では、
「そんなに簡単な話で済むのなら、それに越した事はない!」
と、思う反面、
「たったそれだけいいなんて、本当に大丈夫?」と、
あまりにあっさりシンプル過ぎて逆に不安になるときも。
職病病かもしれませんね。


何もかもギスギスぴりぴりしてしまっている世の中で、
システィマティックじゃない学校のあれこれは、
昔を思い出して人を懐かしい気持ちにさせますが、
世の中の流れをわかった上でそうなのと、
その世界しか知らないからそうなのでは大違いで、
先生達にはもうちょっと勉強していただかないと、
父兄との意識の差は広がっていくばかりでは?
なんて、少し思ったりしました。


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