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2007.03.21

連絡のない欠勤者考

先々週の金曜日から連絡の無い欠勤がずっと続いていた山川君
(30代前半/男性スタッフ/仮名)と、6日後の木曜日に、
ようやく連絡が取れた。「明日からは出たい」そうだ。

だからと言ってほっとする事などあまりない。
このままならこの人はきっと、これからも同じ事を繰り返すだろう。
だいたい明日は来るのか?私は微妙だと思う。
このパターンでは経験上来るようには思えなかった。
そしてあれから5日の昨日まで、やはり彼は出社しなかった。

入れたスタッフにこういう事があると、私は毎日が針のむしろだ…
山川君は自分が日常的に担当していない、
他の課に入れたスタッフだが、
自分の課より始業が30分早いその課に合わせ、
毎日早めに出勤して出社してくる人達の顔ぶれをチェック、
朝礼までに姿を見かけないと、「また今日もか…」とガックリ来る。
心の中では、先方の課長や主任に何をどう言おうか、
自分がこのあとどのように動くべきか、そればかりを考え始める。

この分だと、どうせ連絡などは入っていないだろう。
これからの流れや想定される苦情、人事からの呼び出し、
請求・支払いに関するゴタゴタまでが一気に脳裏に浮かび、
気持ちが最高に後ろ向きになる。そんな自分を、
「起こった事は仕方がない。ここで誠実に対処するのが
クライアントといい関係で仕事するための最善の方法だろう?」
と奮い立たせて、気乗りしない課長への現状報告に向かう。

これが初めてのケースと言うなら、
そうそう鬱屈した気分にもならないさ。
アクシデントという認識での寛容さも相手に期待できるだろう。
ところが、過去にその課でまとまった増員があったときに、
うちの会社は10数名の増員枠を埋めるのに1年かかったほど、
新人の早期退職者を続出させた。
思えば投入したスタッフ数は定員の3倍以上だ。

いい人を入れては辞められ入れては辞められ、
そうでないときは不向きと企業側から何人も断られたり、
あのときの嫌な感じの不安感がトラウマのように残っている。
「お宅はいったいスタッフにどういった指導をしているの?
ちゃんと人を見てうちによこしているの?」
人が足りないせいでなかなか事業目標が達成できない課長の、
疲れきって落ち窪んだ目と、苛立った言葉の数々を、
あれから三年経った今もはっきりと覚えている。

一寸先というのはわからないもので、その課は意外な理由で、
ある日を境に手のひらを返したように規模縮小に転じ、
新人を入れなくてもよくなったことで新人の早期退職もなくなった。
私は安堵し、ようやく心の安定を得た。

が、あんな事はもう二度と繰り返したくないね。
私も、私の契約会社も、クライアント企業もそれを強く思い、
それぞれが様々な見直しを行ってきたのに、
それでもやっぱり続かない人、働いていけない人は出てくる。
これはもう、割合と確率の問題ではないか?と、
最近の私は思うようになった。たぶん誰のせいでもないのだ。

    *    *    *    *    *    *

自分の担当内でも、
入った当初から休みが多くて大変困る人達がいる。
ときには連絡も入らない。入ってすぐ、
研修でレクチャーを受けているような時期から休む人は、
続けていく事はたぶん出来るが、
その後もポコポコよく休む事が多い。
そしてそのうちの何人かは、
実務開始後に体調不良でやがてリタイアしてしまう。

それはスタッフも経験的に知っている事なので、
入社して数日後の新人からの欠勤連絡には、
誰もが神経を尖らせる。
職場では要注意人物としてマークされたも同然だ。

この時期は人物評価が見極められる大事な時期でもあり、
また走り始めに出遅れてしまう不安や職場への迷惑を案じ、
通常は少々の風邪や熱でも出てくる人が大半なのに、
「体調不良」というイメージの希薄な理由で突然休む人。
そんな人達は精神的に疲れやすく、
研修のレクチャーのように今までになく専門的で少し難しい事を、
延々講義され続けると無意識に体調にまで影響が出てしまう人が、
多いように思う。

遊び好きやサボリ癖のある人は、こんな早くには休みませんよ。
同じ研修でも最初のほうは、正社員や班長など、
立場が上の人が行う事が多いので、自分の真実が露見しないよう、
真面目に出てきて周囲の上下関係を見ている。
そして研修担当が同僚スタッフに変わったときに、
隙を見て休むのだ。サボリ系スタッフには、
そんな抜け目の無さがある。
人の気持ちを逆立てるような、ズルさと賢さを併せ持っている。

次に、遅刻早退や欠勤なしでレクチャー主体の研修を終えても、
ロールプレイングやOJTなど、
実務習熟の時期に入ってから休み始める人は、
上述とは逆にまず続くことはない。

最初にポツポツと休みが目立ち始めて、
あるときから毎日欠勤になってしまう人もいれば、
最初から突然会社に来なくなってしまう人もいる。
欠勤連絡も当初は真面目すぎるぐらいマメに入っているが、
やがてそれも途絶え、電話しても一日中留守電だったり、
呼び出し音が鳴るのみで本人とは話ができない事が多い。

以前一ヶ月以上休んでいるのに連絡だけはきちんと定時に入り、
体調が悪化してからは毎日メールで丁寧な欠勤連絡が入るので、
「そこまでして一体なぜ辞めないのだろう?」と、
皆が首をかしげる男性スタッフがいたが、今はそんな人はいない。
(彼はその後退社した。たぶんそうするよう力がかかった。)

こんな事を書き連ねると、
「最近の若い者は自分勝手で常識がない」
「根性がなく何もかもちゃらんぽらんでいい加減」
と怒りを感じる方もいると思うが、
その人達が普段ふまじめで仕事も手を抜き気味かというと、
実はそうではないのだ。

中には自律した生活ができなくて、だらしなさを感じる人もいたが、
それでも皆、仕事に対しては大変まじめで前向きであり、
数も質も人並み以上にこなせる人が多い。
きちんと出てきてさえくれれば、とても有能なスタッフなのに…と、
裏切られたような悔しさえ抱く事も少なくない。
当然ながら髪の色や服装に派手さは無いし、むしろ地味。
遊び人を想像させるような格好の人もいない。

    *    *    *    *    *    *

あるときから休みがちになり、やがて連続欠勤し、
一ヶ月も続けられずにリタイアするスタッフを、
私は今までにたくさん見てきた。
私達の職場では、それはほぼ間違いなく健康上の理由だ。
入ってすぐに嫌気が差したり、ここは自分に合わないと思う人は、
母の入院だの、父の介護だの、断れない理由を巧妙に作って、
職場と仕事を見極めさっさと辞めていく。

また特定商品のユーザーサポートのような、
相応の勉強の必要性を感じさせる仕事には、
面倒臭がりで物事を学ぶ事が嫌いな人は、
そもそも応募してこない。
(この前提はさほど外れてはいないと思っている)
能力も意欲もあるのに突然休んでしまう彼ら・彼女らは、
もしかしたら精神的な問題を抱える人達なんだろうな、
と、いうのが、今の私の正直な私の気持ちかもしれない。

料金苦情をきっかけに朝起きられなくなってしまった人、
研修担当者の態度にショックを受けて、
ご飯が食べられなくなってしまった人、
出勤しようとすると激しい吐き気に見舞われ、
毎日のように戻してしまう人。
乗り換え駅に来ると具合が悪くなってしまい、
ベンチで一度休まないと出社できない人。
電車に乗ると言い様の無い不安に襲われ、
脂汗が噴出してきて引き換えしてしまう人。

彼ら・彼女らは自分の身に始めて起こった症状に驚き戸惑い、
これこれこいういう理由で働き続ける事が出来ない、と、
正直に打ち明けてきた人達である。

それによって私は初めて、
自分では制御不能な精神と体の問題で、
仕事を続けることができないケースが多々ある事を知った。
今までの仕事でそういう人達を身近に見たことが無い私だったが、
それまでとは職種も、接する人数のボリュームも全然違うし、
工場のスタッフ管理の仕事のときはあったような気もするが、
営業的な業務ではなく採用にも直接関わっていなかったので、
強く意識する事がなかっただけかもしれない。

彼ら・彼女らは一様に「仕事は辞めたくない」と口を揃えて言う。
が、たぶんほとんどが業務分野や電話の仕事が合わない人達で、
自分ではそれに全く気がついていない可能性が高い。
その証拠に、別な仕事で今は元気に働いているスタッフが、
たくさんいる。今の彼ら・彼女らが振り返ってそう気がついたなら、
今後私達のような仕事に就く事はたぶん二度とないし、
もしそう思っても止めた方がいいだろう。

ところがその一方で、
半年や1~2年などの期間で退職を繰り返しながら、
ヘルプデスクやユーザーサポートの仕事を渡り歩く人達がいる。
正社員志向はあまりなく、職歴を見ると今までの仕事はほとんど、
パートやアルバイト、契約スタッフなどだ。

実際に話をしてみると、人柄もスキルも申し分なく、
面接での会話も充実していて楽しいので、
私はそれまで、「ユーザーサポートの仕事が好きな人達」
と、思っていた。

私達の仕事は、大勢の非正社員で成り立っているような、
典型的な業種なので、この仕事を好きな人はどうしても、
そういった立場を選択しなければいけない部分がある。

だからもっと条件のいい仕事につきたくて転職しても、
同じ業種で給料のいいほうに移るだけの事も多いし
業務が好きで、楽しく意欲的に仕事をしている人は、
皆さんが思う以上にたくさんいるので、
私はこの仕事を気に入ってしまった人達の将来的な不利を、
いつもつい案じてしまうのだが、話がそれるので、
それはまたの機会にする。

彼らの退職理由はほとんどが「契約満了」。
継続の意思確認時に更新を希望せず、
正社員への転職を目指す場合もあるし、
短期の仕事で実際に半年や一年限りというものもある。

だからと言うのも変だが、駆け出しの頃の私は、
何かと運が悪かった人に、(非正社員とは言え)
やりがいがあって面白く、
安定した職場を提供してあげたい思いが強かったので、
コマ切れな職歴やブランクの有無を、
取り立てて神経質に気にした事はなかった。

そういった事実があってもそれまでは、
気にすべき問題が起こった事など無かったし、
実際に彼らにはなりたい職業があって、
固定的な仕事には付かずに勉強してきて、
志破れ、方向転換してやってきた応募者も多かったので、
例えばコンビニでのバイト経験などしかなくても、
それは私の気になるところではなかった。

でも、そういった人達のうちで、
「電話の仕事を転々…」というタイプだけはダメかな?なんて、
あるときから思うようになった。

電話の仕事にもいろいろあるが、
ユーザーサポートやヘルプデスクなどは、
発見と謎解きの要素があるので、私自身は面白い。
低スキルで入って大変だったが、
物事が少しずつ理解できていく過程が楽しかった。
(私は年齢も当時ジャスト40だったし夫もいるので、
正社員はしょせん無理だと思い、また大きなこだわりも無かった)

同じ感覚の人間もたくさんいるけど、
世間的には大変そうで勧めても拒否される事の多い仕事である。
また、たいていの会社が交代制のため、
どこも思うように人が集まらずにそれでとても苦慮している。

けれど、私が自分の年齢でも気にせず採用してくれるのは、
夜勤のある交代制であまり人が集まらない仕事だろうと読んで、
今の仕事にスタッフとして応募し採用されたように、
彼らは多分「ここなら入れる」という読みを持って、
応募してくるのかもしれない。
自分は経験者だしPCや関連の知識は豊富である、と。
例えそうでなくても、実際この分野が好きな人は多い。

が、こんな時期に24時間交代制の電話の仕事に、
自分から応募してくる人のはどういった人達なんだろう。
私の場合は「年齢」という障壁があったけど、
彼らのの場合は鬱、神経症、心身症などの、
メンタルへルス的な心身の障壁なんじゃないかね。

だから自分でそれをよく知っての応募なのでは?と、
今の私は思っている。

朝の絶望的な気持ち、薬を飲まないと普通になれない暗鬱な気分、
何かをきっかけにいつも起こってしまう腹痛、頭痛、吐き気、高熱…

一度きりなら業務に合わなかったと自分を納得させる事もできるが、
いつも同じ事が起こって会社を休んでしまい、
解雇や、退職の勧めや、更新の意思確認なき契約の終了など、
どこへ行っても追われるように職場を辞めてしまう事の繰り返しなら、
やっぱり入りやすい会社、人数の多い会社、
そしてどちらかと言えば責任の軽い、
非正社員の仕事を選ぶだろうな。。。

ところが私達の仕事は、
フロアに立って見渡せば確かに人数は多いが、
実際は担当ごとに班が細かく分かれていて、
人数ギリギリでタイトなシフト運用をしている、
24時間交代制なので、
(交代制のシフト組みをしたことのある人ならわかると思うが、)
夜勤者を含ませて均等にシフトを回すと、
時間帯ごとの出勤者数はとても少なくなる。
運用人数の傾斜配分で土日と夜勤は1名の部署も多い。

なので、欠勤が多い人は怖くてシフトに入れられない。
日曜の夜の交替時間になって「来ません、連絡もありません」
などという事は絶対あっちゃいけない。

しかもその時間帯は正社員不在で、
緊急時は責任も判断力も、機転や裁量も大きく問われる。
電話の仕事だからといって、責任の軽さや甘さは無く、
来てみてビビってしまうのがたいていのメンヘル系スタッフ
なんじゃないだろうか。
これは務まらないと直感する人もいるかもしれない。

けれど、彼らはどんなに休みが多くても、
実際に仕事に出て来れない状態が続いてるのに、
決して「辞めたい」とは口が避けても言わない。
失礼な言い方をしてしまったが、
「辞めたくない」と強固に言っている人にはこれと言う対応もできず、
改善される事を切に願って当面はお願いし続けるしかないのが、
実情である。

どの人も実態に合わない仕事への強い執着があるのが、
特徴にようにも思われるけれど、みんな必死なんだろうな…と、
複雑な気持ちになる。
その勤務状況じゃお金もなかなか貯まらないだろうし、
1月も休みが続くようなときは、どうやって暮らしているのだろうと、
私は思うよ。

    *    *    *    *    *    *

職場での研修2、3日目で「ここは辞めた!」と思う人は、
母の入院、父の介護など断れない理由でさっさと辞めていくと、
先に書いた。

きちんと出社できないのに「辞めたい」と言わない人は、
母の入院、父の介護、そして血縁者の葬儀などを理由に、
会社を"休む"。

本当は体調が悪いんじゃないかと思うよ?
でもこれもまた絶対に体調が悪いとは言わない。
たぶん怖いんだろうな、ばれるのが。
露見を恐れて、なるべく健康とはかけ離れた理由を述べるのだと、
私は感じているが、大勢の人を見ているこちらとしては、
毎度パターンに当てはまるありがちな理由でもあるので、
怪しさについ鼻がピクついてしまう。
それは本当にお母さんが入院したり、
お父さんが倒れたり、おばあさんが亡くなってしまった場合の、
実際のスタッフの動きとはかなり違うからでもある。
よせばいいのにね、そんな言い訳。

山川君は入社数日後に会社を休んだ理由は「私用」だった。
そんな入って間もない大事な研修期間中に、朝に電話をして、
突然「私用」で休まなくちゃいけない事なんてあるか?
あるなら普通は事情を詳しく語るよね。
次も私用。その次も私用。次は病院への母の送迎。
ちょっと調子良かった後、次の休みは祖母の葬儀。
私用も送迎も葬儀も事前にわかっているものなので、
24時間職場には人がいて何時でも連絡可能なはずなのに、
それでも現場連絡が当日朝なのは、
当日朝に別な問題が発生しているって事でしょ?違うの?

連絡が無いのでこちらから電話すると、
「大丈夫です。明日は必ず行きます!(這ってでも行きます)」
これもまたメンヘル系スタッフさんの常套句で、
風邪や熱で周囲が納得しているのにこの表現が出てくると、
私は再び鼻がピクついてしまう。
疑り深いキャラクターになっちゃっちゃなぁ…と思うが、
疑う事から始めて少しずつ武装を解く順番で行かないと、
ここぞ、というときにタイミングを見誤る事が多いのだ。

セキュリティが厳しく取りざたされているこの時代、
職場に入るためのパスワード付きIDカード、
顧客情報を扱うオフィスルームへの非接触型入室カード、
従業員である事を示すロゴ入りネックストラップ、
これらをきちんとすべて返却してから辞めさせないと、
契約会社として大きな汚点となってしまう。

何をするにも今目の前にいるときに働きかけをしないと、
二度と会う事ができなくなってしまうケースもある。
相手を信じ悠長に構えていてそれで過去に何度後悔したやら…

    *    *    *    *    *    *

山川君は1月下旬に入れた新人で、
契約会社での事前研修は、
懸案のヒロアキさん(40代後半/男性スタッフ/仮名)と、
入れ違いだった。

ヒロアキさんが、
「元プログラマーなので開発の仕事がしたい」と言っていた割には、
PC操作が非常におぼつかなく、
実際にも驚くべき仕事の出来なさだったの比べ、
山川君は小太りで少々オタクっぽいが人柄も悪くないし、
どこにも大きな問題の無い優秀な人に見えた。
現場からの評判もなかなか良かった。
ところが、そのほぼ直後から、
私達は彼の勤怠の悪さに悩まされる事になった。
入った月が下旬なのにその月に2回、先月は8回、
そして今月は最初の5日間を出たきり出社していない。
ダメだね、こりゃもう。今回は初めから連絡も無いし。

相変わらず携帯は留守電のみでつながらない。
自宅の電話も同じだ。やがて自宅電話のほうは、
「お客様のご都合により…」と使えなくなってしまった。

連絡もないままこれだけ毎日出社せず、
こちらからの電話にも出ず折り返し連絡も来ないのだから、
すでに退職を覚悟しての行動だろうと思い、
私達は目標を大至急返却物の回収に切り替えて、
先週は営業のメグちゃんに急いで自宅を訪問させた
だが不在。「出かけたようですよ」と近所の人。
一時的に失踪して解雇されてしまった、
JINさんのような心配は誰も持っていないが、
一体何をしているんだろうか。

するとその日のうちに彼から契約会社に電話が入り、
「体調が悪いのでずっと横になっていて電話もできなかった。
今日は病院に検査に行っていた」と釈明と謝罪があった。
メグちゃんは連絡のない非常識と職場への迷惑を問い、
連絡だけはするように話して電話を終えた。
「明日は這ってでも行きます!」でも来なかった。

翌週メグちゃんと採用担当の細川さんが、
彼を契約会社に呼んで状況を尋ねた。
この前の穣太君のときに私がやった面談の真似だな(笑)
私はヒロアキさんから手が離れずにかかりきりだったので、
今回は同席しなかった。
山川君は時間どおりにやって来て、
「ひどい頭痛で割れるように痛く、
何かで縛っていないとダメな状態」という話だったようだ。
私はそれを伝え聞いて初めて彼の話にリアリティを感じた。
もしかしたらそれが本当なんじゃないかな。。。

メグちゃんは、
どうしても電話できないときはメールならできますよね?と、
自分や私のアドレスを伝え、彼を帰したが、
結局翌日も姿は見えず連絡も無かった。
それでも山川君の意思は「辞めたいと思わない。続けたい。」
である。だから今はまだ何も言えないし何も出来ない。

腹を立てている現場のスタッフからは、
「どうしてクビにしないんですか?甘すぎるんじゃないですか?」
という意見がよく出てくるが(私もときにはそう思う)、
人の解雇ってすごく難しいんです。
私もクビとかお断りするという表現をよく使いますが、
実際は食い違いの無いよう本当によく話し合って、
1名を除いてすべて依願退職です。

だからこそそういった事態にならないように、
一生懸命人を見るのだが、これだけは本当にわからない。
むしろ面接で嫌なヤツだなぁ…と思う人のほうが、
自閉傾向もなくメンタルへルスにも問題が無く、
意外に戦力になり得るのでは?とまで思ったりするよ。

私はアスペルガー症候群と思われる人の話をよく書くが、
今はそれであまり重い持ちになる事は無い。
彼らの考え方というのが段々わかってきたし、
なにより彼らは毎日休まず出勤して、
良くも悪くも私の目にその一挙一動を映してくれる。

メンタルへルスに継続する問題があると思われる人達は、
自分を必死に隠そうとするので実態が見えない。
朝起きてどこがどう具合が悪くて何をどう感じて休むのか。
電話してもつながらない間は具体的に何をしているのか。
起きているのか、寝ているのか、
あきらめているのか、また休んでしまったと自分を責めているのか。
彼ら・彼女らはそれを尋ねても詳しく答えてはくれないし、
聞き取りをしたいときにはもう、連絡も途絶え気味になっている。
だから何をどうしてあげれば状況が好転するのか私にも見えない。

アスペルガー症候群など、自閉症的な人の嗜好として、
コンピューターやシステム関連に興味関心の強い人が多いが、
こういった人達もまた同じ志向性があるように思われ、
PC利用に関連する商品の、
ユーザーサポートである私達の職場には、
どうしてもそんな人達が集まりやすい特徴があるのだろうと、
個人的に感じている。

でも、できれば健康的な人達と健康的な仕事がしたいな。
それがこの頃ふと思う事だ。

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コメント

おはようございます。またちょっぴり勇気をだしてコメントします。
今回もとっても賛同できることの多いお話です。

だんだん休みが増えていき、連絡もなく休む人。
なぜ連絡をしないかというと、たぶん、連絡をしてしまったら、その時点て休みが決定してしまうからです。休みたくないから、自分で休みと決めてしまいたくない。マイナスな決断をしたくない。行こう、行こうと自分の中で戦う。でも体が動かない。そうしているうちに出社時間を過ぎ、お昼を過ぎ、定時を過ぎて時間ぎれ。あぁ今日もダメだった…というパターンの人がいます。

普通は連絡しないほうが迷惑がかかると、ある時点で判断できますが、行かなきゃ!ということに気がいってしまうと他のことに気がいかないようです。

動かなかった体は、なぜか出社時間や定時を過ぎると、動くようになったりするようです。登校拒否の子が朝だけお腹が痛くなるのと似ていますね。
体が「合わない仕事には行くな!」とブレーキをかけてるようにも思えます。

こんばんは!コメントをありがとうございます。

なごふくさん、たまに遊びに来てどんどん書いてくださいよ!だってとても参考になるんですもん!実は今日、当該日記の某さんが退職手続きをしに社に来る約束でした。が、メールで連絡が来て本日はキャンセルになりました。

わかるんですよ、辞めたくないのは。でも、現実に来れないのは今後も難しいです。それで約束をしていた営業担当者がとても怒っていたのですが、なごふくさんのこのコメントを読んで、なるほどなぁ…と思いました。

ならば、「退職手続きは後でもいいから、まずは来て話しませんか?」と言ったら来るのかもしれませんね。このあとのコメントと併せて、とても参考になりました。ありがとうございます。

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