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2007.03.04

トップセールスマンの胡散臭さ

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爽やかなリーダーシップがあり、
ジョークもうまいが説得力もある。

性格は対外的にはちょっと軽め。

でも直属の部下や後輩には、
相手が男性でも女性でも、
かなり辛辣な言葉を投げつける。

社内では案外短気。

女性客には腰が低く、
オバさん達には絶大な人気。
でも、何かがどこかが胡散臭い(爆)!

私がそんなタイプの人に初めて会ったのは、
若い頃に血迷って三ヶ月だけ入社していた、
某英語百科事典のセールスの現場で。
彼、F氏は当時29歳だったと記憶しているが、
若いのに大きな支店の支店長で、
高そうなスーツに身を包みバリバリと仕事をしていた。

この支店長のレクチャーが非常にうまく、
他の上司の追随を許さない。
社員は皆、支店長が前に立って話をするだけで、
熱病にでもかかったように夢見がちになり、
この人に付いていきたいと思い、
自分も頑張らねば、と、ムクムクと意欲が湧いてくる。

そこにあるのは、淀みなく熱い信念を語る格好よさと、
一瞬で場の空気を変えてしまうような巧みな話術だ。
当時20代前半だった私は、かなりあこがれちゃったよ。
頭の毛がとても薄い人だったにも関わらず(笑)

次にそのタイプの人に出会ったのは、
やはりセールス(今度は数年後に化粧品)の現場で、
彼、Sさんは本社から派遣されてやった来た合同研修の講師。
私のような20代後半は少数派で、
大多数を締めるオバさん新人レディ達を相手に、
大爆笑の渦を巻き起こしながら、
AIDMAの法則やクロージングのテクニックなど、
売るためのノウハウを面白おかしく教えてくれた。
老けて見えたけど今思えばたぶん30代後半。
地元にやってくるたびに、取り巻きのできるアイドル的存存在。

その後、もっともっと年齢を経て、
人のタイプもパターン化して掴めるようになると、
訪問販売などの現場でトップセールスといわれる人達には、
この手のキャラクターの男性がとても多く、
彼らに共通して言えるのはトーク的な巧みさだけでなく、
話し掛けやすく親近感を感じさせる「人の魅力」や、
聞くものの心に強い暗示をかけてしまうような独特のカリスマ性が、
一様に共通していると感じるようになった。
これっばかりは天性のもので、努力して身に付くものでは、
ないのではないか。
彼らは皆、成るべくしてそう成っている人達に思える。

それがまっとうなビジネスに発揮されればいいのだけれど、
怪しげな宗教や詐欺まがいのベンチャービジネス、
そして催眠商法や霊感商法など、
「そんな話になぜ引っかかるのか?」と思うような場合は、
教祖や勧誘リーダーや販売担当者は、
たいていがこのケースなんじゃないかと思っている。
こういったタイプの人に免疫がないと、
誰でも一度は引き込まれてしまうんじゃないかと思うんだよね。
オウム真理教だって、麻原彰晃が自分カリスマを悪用した、
すごくわかりやすい例なんじゃないの?

    *    *    *    *    *    *

なぜこんな事を最初に書いたかというと、
昨日興味があって参加した、
「コーチング特別講座」というイベントの講師もまた、
まさにそんな人だったから(笑)

その世界では有名な方らしく(私は知らない(笑))、
隣県やもっと遠方から参加者がいたのには驚いた。
が、演壇に登場した瞬間に、私などは、
「あっ!このタイプね~」とすぐに納得しちゃったりして、
人間も段々年を取ると、物事に熱くなれない仕組みが、
自らの中に出来上がってしまうもんだな…と苦笑する。

この方、N先生は西日本でコーチングの会社を立上げ、
関連会社も併せて現在は数社を経営して売上は軒並右肩上がり。
お話もエネルギッシュでパワフルで、
どうしても自慢したい話は、「自慢するぞ?自慢するぞ?」という、
予告をジェスチャーで提示してから自慢するので嫌味が無く、
ご多分に漏れずジョークも軽妙で大変面白いので、
それなり楽しい独演会?ではありましたが、
私は周囲の皆さんのように、
一言も聞き漏らすまい、と、熱心にメモを取る気にはなれず、
何も考えずに出かけていって、
ボーッと時間を過ごして帰ってきたという感じでしょうか。

私は冷めた天邪鬼でもあるので、
ここまで面白おかしくなくていいから、
もっと感情の起伏のない静謐な空気の中で、
真剣な話を淡々と聞きたい思いが強かったのですが、
あの先生は数分に一回はボケないとダメな体質とお見受けし、
ない物ねだりの気持ちは押さえて、一緒にゲラゲラ笑ってました。

冷めているのは、もうひとつ理由があって、
これも自分の年齢と無関係ではないと思うのですが、
私、他の参加者の皆さんと比べて、
全然切羽詰っていないんだわ。
20名弱の参加者の自己紹介や質疑応答の中で、
すでにプロのコーチとして仕事をしている人はそれに添った質問を。
そうでない一般の人は主に職場での人間関係や育成の悩みを、
口々に語っていましたが、なんか、私はもう、
そういうのは、自分にとってどうでもいい事なんだよね。

トラブルもアクシデントも毎日のようにたくさんありますけど、
世の中はそういうもの、と達観しているところがあって、
対処に頭を抱え改善に尽力はしますが、
できる人はでき、できない人はできない、ただそれだけの話。
いいスタッフがいればそれと同じ数だけよくないスタッフもいる。
そういった清濁の混在するコミュニティが職場じゃないのかなぁ、
なんて。。。

だから、参加者の皆さんが語る苦しい思いの数々にも同調できず、
先生が熱弁を振るえば振るうほど心のひだや揺らぎが見えずに、
核心が遠のいていく気がするので、
個人的にはコーチングに関してなんてあまり触れなくてもいいから、
今なぜ先生がここでこんな仕事をしているのか、
詳細な生身の人間像をもっと知りたかったですね。
体系化されていて、
誰が解説しても同じ説明になるような話よりも、
「あなたはなぜ今のあなたなのか?」を聞きたかったかな。
軽快なトークの中に隠された弱さや迷いなどの真実を見つけて、
それを自分の何かのヒントにしたかったのかもしれない。

講師のキャラクターによって、
自分の素直さや受け入れ度に差が出るのも変だけど、
セールスや営業の現場で似たような人を、
今までたくさん見てきちゃったので、
変な嗅覚が傾聴の邪魔をするんだよねぇ(笑)
どうも、余計な突っ込みを入れたくなってしまうというか^^;
これもいわゆるひとつの自分の"悲しい性"かしら。
今となっては一番師匠に仰ぎたくないタイプですからねぇ(笑)
だって彼のようなタイプは、部下に冷酷な人が多いんだもん。
そのギャップがきっと、胡散臭さの根源なんだよ(爆)!

    *    *    *    *    *    *

昨日ひとつだけ印象に残った話を挙げると、
「人間の長期的・継続的なモチベーションの持続に、
一番効果があるものはなんでしょう?」という、
先生からの私達への質問。

楽しさや充実感かな?と思っていたら答えは違いました。
答えは「成功と達成のイメージ」だそうです。
なるほど~!!確かに!
あんなに以前は勉強嫌いだった次男が、
今は黙々と難関の電検三種を目指して勉強を続けているのは、
それを取ると自分にとって、
どういういい事があるか明確だからです。
直接的なメリットだけでなく、
合格した場合の優越感、ぶっちぎりの勝者感までもが、
よく見えているからです。

先生はこう続けました。
「今職場で、部下や後輩が思い通りに動いてくれない、
とお悩みの皆さん。
皆さんは、その人達に成功イメージを、
きちんと提示出てきていますか?
だから頑張ろうと思うような働きかけを常にしていますか?」

あはは。個人的には、こりゃNO!だな(笑)
というかそうしようにもネタが無い!
リーダーになんてなりたい人はそもそもいないし、
頑張ったって時給が上がるわけでもなく、
正社員になれるわけでもない。
それはどの人も最初から割り切ってあきらめているところだ。

それじゃ、みんなの成功イメージとは?
皆が職場に強く望んでいるものとは?

うーん、今だと絶対的な人手不足の解消と、
新人の底上げによる業務スキルの均一化、かなぁ。
ならばそのために、
「あなたは自分で何ができてどう役立ちたいと思っているの?」
と尋ねてみたらいいのかしら…いや、よそう、止めた、止めた(笑)
それはスタッフさんではなく、自分向けの質問だわ。

いずれにしても、
「自分はもっとこうなりたい!」という強い気持ちを、
誰も持ち得ないでいる事が問題なのであって、
一人一人が自分に対して「これじゃダメだ!」と、
自然に危機感を持つぐらいで無いと、
職場は活性化していかないのかもしれない。
ではそのために何をどう仕掛けていけばいいのか。
まずはそこのところを考えていかなくてはいけない、
いう事なのでしょうね。

昨日は15:30終了のところが、
終わったのが17:00近く。
他の皆さんは個人的に残って先生を囲んでいましたが、
私は夕飯の仕度もあるので早々に帰宅しました。
病み上がりなのでかなりぐったり(笑)。

「どうだった?面白かった?」(母)

「うーん。まあまあ。」(私)

「あんたは何を見てもどこに出かけていっても、
"まあまあ"だねぇ。。。」(母)

そうなのよね。最近本当に、
人の話を聞いて「こいつはスゴイ!」と感動して、
いきなり盛り上がって帰ってくることって、
全然無いんだよね^^;
この、悟りきって漬物みたいになっている自分に、
生きのいい「へぇ」をたくさんくれる泉は、
いったいどこにあるのでしょうか。

今みたいに自分がガムシャラに稼がなくても良くなったら、
いつかまたそういうものに関わってみたいですね。
老後?は他人に注いでいた水を、
今度は自分にかけて上げたいよ。

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コメント

何かの本で読みましたが、やっぱり楽観主義を持つことですね。

最近、うちの不登校児に行き詰まりを感じてたんで、ぷらさんのブログを見に来ました。
>「人間の長期的・継続的なモチベーションの持続に、
>一番効果があるものは、成功と達成のイメージ」

は~、なるほどなあ。
でも、何か違うのよ~。

あいつら、学校で成功したいなんてこれっぽっちも思ってない気がして・・・
どちらかというと、無いものねだりのような気が。
最近の若者にも共通するものを感じるんだけど、欲があまりなくて、楽さえ出来ればいいという熱のなさってどうしたらいいんでしょうね~?

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ダンゴさん、すんごくご無沙汰していました。そして久しぶりのコメントをありがとうございます!書きたいことは山ほどあるのですが、現在、うちの亭主の朝が早く、毎日3:30起きの生活で、他の方へのレスもブログの更新も、まったく思うに任せません。もう、「これじゃ何にもできないよー!」って感じです。今日もタイムリミット過ぎているのでもう休みますね^^お腹立ちの書き込みと思いますが、もう少々お待ちくださいね。。。(涙)…
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ぷらさん
お忙しいところ、すみませんでした。
いいですよ~、無理なさらなくても。
ちょっと、行き詰ってたので、聞いて欲しいな~って思っただけですので。

でも今日、親子学級で学校の様子を見たら、こんな殺伐とした子供社会は、なじめなくて当然かも・・・という場面に遭遇してしまいました。
なんで、今の子は、普通の子なのに平気で「殺すぞ」って言えるんでしょうね?
あと、条件付の友情(塾行ってない子とは遊ばない)とか聞いちゃって、意味がわかんないです。

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>さとちゃんさん
さとちゃんさんにレスしていないのをずっと気にしていました。今頃の超遅い返信ですみません。おっしゃるとおり楽観主義は大事だと思います。そしてそれに加えて、楽観主義になれるための"強さ"も大事かもしれません。「失敗したらどうしよう…」とくよくよしないためには、「失敗したときはこうすればいいさ」という戦略とそれを実行できるメンタルタフネスが必要かな?っていつも思っているんですよね!
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