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2007.03.09

アスペルガー症候群と犯罪

【過去記事一覧】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ・アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ・ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ・やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ・ASを伝えるほどに広がる誤解 ・羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ・NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ★アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

最初にひとつだけお断りしておくが、
私は医療関係者でもなく学者でも研究者でもなく、
最近多い「困ったスタッフ」に頭を抱える、
一介の会社員である。

学歴も職歴も性格も決して悪くないのに、
周囲から著しい悪評をくらっている特定のスタッフに関して、
どうしたものか、とヒントを探しているうちに、
自閉症やその範疇に入るとされている、
アスペルガー症候群の事にたどり着き、
目からウロコがはがれるように「これだ!」と
自己判断で確信しただけのただの一般人である。

だからこのblogで日々の感じたままを本音で書いている内容は、
学術的な裏付けなど何も無く、
私が自閉症(またはアスペルガー症候群)と感じている人達も、
そうだと断定できる材料などどこにもない。

がもし、その判断で大筋間違っていないという前提で書いていいのなら、
引き続き個人的な所感は逐一述べていきたいと思う。
ご縁があってこのサイトを訪れた皆さんは、
私の日記がそういったスタンスで書かれている事を、
十分ご理解いただきたい。

    *    *    *    *    *    *

さて、勝手気ままに細々と運用しているこのサイトでも、
ある日突然桁違いのアクセスがあるときがある。

そんなときは、動員力のあるサイトにリンクが掲載されたか、
2チャンネルで誰かがURLを張ったか、
または社会的に何かのムーブメントがあったときに限られる。

私はここ数日、そう3/6辺りから、
初訪問のお客様が普段よりも多くアクセス数も増している理由が、
いったいどこにあるのか計りかねていたが、
昨日営業のメグちゃんの話を聞いてその原因がわかった。

京都・宇治の小6刺殺:元塾講師に、
アスペルガー症候群であることを理由にした、
減刑の判決が下ったのだ。
やがてリンクも切れると思うので、
テキストのみを保存すると、
こちらのニュースが発端となって、
キーワード検索での訪問者が増したものと思われる。

    *    *    *    *    *    *

最近は世間を驚かせた少年事件の犯人が、
実はアスペルガー症候群だったと報道される事も多く、
その名前のマスメディアでの露出が増えるに比例して、
世間一般の認知度も高まって来ているような気がする。

会社で親しい人にその名前を出しても笑って取り合わなかった人が、
「ぷらたなすさんの言っていたのって、あれなんですね。
今日のTVで詳しくやってましたよ。思わず見ちゃいました。」
などと言われると、TVの信頼感の前には、
一個人の解説など本当に非力なものだと思わされるが、
それでも少しでもその認識が世間に行き渡り、
「やる気」や「自覚」などの精神論では片付かない人がいる事を、
できるだけたくさんの人が知ることはいい事なのではないか、
と思っている。

ただし。アスペルガー症候群の人が、
犯罪を犯しやすい危険極まりない存在というイメージが先行するなら、
私は自分の経験則としてそれには異を唱えたい。

アスペルガー症候群は自閉症の一部と言われていて、
病気や精神異常ではなく脳の機能障害なのですが、
彼らは(私がそうだと感じている職場の複数のスタッフ)、
知らない人が思うよりはずっと平和的に暮らしていて、
私の目には、犯罪からは遠い存在のように思える。

過去記事の「Mindblindness?自閉症について」でも述べたが、
なぜなら彼らは私達のうちのたいていの人が当たり前に持っている、
人間として自然と思える感情が欠落しているように感じられるので、
見ていると誰かに継続して強い憤りを感じていたり、
苦手意識はあっても相手の人格を攻撃的に恨んでいる事は少なく、
むしろ鈍感なほうではないかと思うからだ。

短気な人も確かに過去にいたが、相手が自分に、
予想外の困惑をもたらしたときに怒るのであり、
なぜそうなるのか理解できずに、
いったいどうしたらいいのかわからなくなったときに、
混乱してそうなるのだろう。
剣幕がすごいので周囲は引いてしまうが、
実際には自分の世界の中だけで沸騰しているように見え、
だから相手にイジワルをするとか、後で巧妙に仕返しをするとか、
そういう報復的な行動を私は今まで見たことが無い。(私だけ?)

それは喜怒哀楽が無いと言っているのではない。
基本的に他人と自分との人間関係や、
集団の中における自分のポジションを、
読み取って注意を払う因子を持っていないため、
常識に沿わない行動をする人と見られてしまって、
漠然とした居心地の悪さを感じることはあっても、
自分でその不快感の正体を明確に掴んでいることは、
少ないように感じられるということになるだろうか。

後日書こうと思っているが、今研修立ち上げ中のヒロアキさんは、
いつまで経っても独り立ちでききず、
私含め多くの人の手を煩わさせている現実に対して、
恥ずかしいと思う気持ちや申し訳ないという思いが全く無かった。

「みんなが今のヒロアキさんを迷惑に感じているんだよ?」
とはっきり言って初めて、
「そういう事は今まで考えた事が一度も無かった」と言った。
つまりそんなふうに普通は気になる他人の目や評価などさえも、
図に書き文にまとめて「教えてあげる」
という行動をこちらが取らないと、
まったく気が付かず理解が及ばないタイプの人達だからだ。
(けれど頭はいい。知的障害者などでは全然無い。)

それは自分が他人に対してそのように思う事自体が、
ほとんど無いからのように思う。

私は今OJT中のヒロアキさんに聞いてみた。
「迷惑という言葉の意味はわかる?」
「わかります。」
「それじゃ、ヒロアキさんは今まで、
誰かに対して、迷惑な人だなぁ…と思った事がある?」
答えは、「はい!そういう事はまったくありません!」だった。
他人にそういった気持を抱いた事が無い人は、
逆に他人が自分に対してそう思う事実も理解できないし、
いつどのようなときにそう思うのか、その理由もわからない。

一事が万事そんな感じなので、場が読めなかったり、
他人の感情に配慮した行動ができないので、
周囲を逆なでして大いに怒らせてしまうのだが、
アスペルガー症候群(と思える人)は、
他人に負の感情を抱く事が普通よりも少ない人種に見えるので、
そうすると、誰かを異常に憎んだり恨んだり嫌悪しての犯行もまた、
健常な人よりもずっと少ないように感じるのだが、違うだろうか。

彼ら(彼女ら)は、職場ではいたって平和的に生きている。
もちろん過去にはキレやすくて扱いにくい人や、
いつも無表情で何を考えているのかわからない人もいたが、
イメージ的には概ね愚鈍なくらい良い人過ぎてむしろとんちんかん。
報われる事の少ない的外れな一生懸命さが特徴で、
暗黙の了解を解せずにルールをガチガチに遵守し過ぎるあまり、
融通の利かない行動で周囲を失望させながら暮らしている人。
そういった感じでしょうか。

    *    *    *    *    *    *

では一体なぜ、理由が不明確で理解できない殺人に、
アスペルガーの人が多いのか?

ここからは一層の個人的な推測モードになるが、
彼らの殺人や傷害は、相手を恨み憎み忌み嫌ったゆえの
ものではないように思うのだ。

私が考えるに、それは、自分を苦しめるものへの
物質的な排除なんじゃないだろうか。

アスペルガーの人は、
自分の身に困った事が起こり続けていても、
適切な対処を取る事ができない。
例えば友達に「止めて欲しい」と頼んだり、
家族に「自分に不向きな事をこれ以上強制しないで」と伝えたり、
そういったコミュニケーションを取る事ができずに、
自分が何のストレスもなく、
ありのままに生きるアイデンティーを阻害する者に対しては、
抹殺するしかないと思い込みやすいのではないだろうか?

その裏にあるものは、意味のよくわからない苦しみや、
実感の薄い漠然とした劣等感や、
社会的な強者・勝者への曖昧な憧れのようにも思う。

だから、アスペルガーの人が起こす犯罪の影には、
本人にとって異常な状態が長く続いているという条件と、
撃退をトライしても相手にうまく伝わらないので
効果がなかった現実もあるはずだが、
でもそれは普通の人も全く同じ事。

アスペルガーの人は、
杓子定規にルールを守ろうとする気持ちが強く、
元々違反や違法なことをするのが嫌いである。
その一点を取っても法に背く事には手を染めたがらず、
普通に暮らしていれば頑固なぐらいまじめな市民だ。
イメージとしては犯罪の対極にある人達でもあるが、
その掛け金が外れるのはそんなときなのだろうと思う。

よって私は、だからアスペルガー=犯罪予備軍では
決して無いと思っているし、報道等によって、
障害者を必要以上に疎ましく思う傾向には、
歯止めをかけたい。
誤解ばかりが先行するようであれば、
それをいい傾向とは思わないのである。

    *    *    *    *    *    *

「障害だからと言って何かも許されるのは納得できない」
という意見があるが、そこに反論するつもりはない。
法治国家である限り犯罪は犯罪であり罪は罪だ。
起こした結果によって刑を受けなければならないのは、
残念ながら仕方ないと思う。

が、アスペルガー症候群の人は、
感情をうまく表現できないために、びっくりするような言い方で、
自分の気持ちを簡単にひとことで短くまとめてしまったり、
強制されれば何でもすぐに「はい」と認めてしまう傾向が強いので、
経緯の聞き取りや冤罪には十分注意する必要があると思う。

職場でのミスや勘違いにしても、
(そこに納得できる正当な理由がもしあったとしても)
彼らは人の共感に訴えるような説明ができずに、
変な主旨と首をひねるような表現で釈明したりするので、
それを額面どおりに受け取ると誤解を招く。
考えてみれば、報道等で大きく取り上げられるのは、
その「理解できない言い分」のほうであって、
心情的な経緯を深く探れば、ありがちなケースもあるかもしれない。

職場に以前、「天気が悪いので休みます」という欠勤連絡で、
「仕事を舐めている!」と全員のひんしゅくを買った人がいたが、
これもきっとよくよく話を聞いてみれば、
なるほどと思われる経緯があるかもしれないのだ。
アスペルガー症候群の人は何に対しても妥当な説明をしないので、
「なんでそれを早く言わないの?」と大いに怒られる事が大変多い。

オリジナルな発想をしがちな人達なので、
お話を聞いていて「え!」と思う事はしばしばあるが、
本気でそう思ってやっているのか、
人が理解できるような説明ができないために、
ポイントをはずした変な理由を述べているのかは、
イマイチ見えないときがある。

    *    *    *    *    *    *

さて、
アスペルガー症候群の当事者である山岸さんとおっしゃる方も、
自分のホームページで言及しておられるので、
私も以前引用させてもらった事があるが、
新聞・TV・雑誌等でその知識を初めて知り、
「ふーん、そうなんだ。」と思ったような人は、
自分の近所や学校・職場にその傾向の人が実際にいても、
ほとんど気付く事はないと思う。
だから事実と違うイメージが先行するのかも。

私はこの話に関してだけは、
「まずは現実ありき」が真実だと考えていて、
家族を含めた特定の誰かに大いに困って、
「もうちょっと何とかならないものか?」と、
頭を抱えた経験のある人だけが、
そのニュースや記事を目にして、
数々の思い当たるフシにハタとひざを打ち、
一気に世の中の有様が見え始めてくるのではないか?

私だって何かを知識として学習して、
こういった事を書いているわけではなく、
現実に目の前にいる人がそうだから、
それを見て自分がこうだと思う事を単に書いているだけだ。

が、そういった知り方をした人の話は、
一様に共通したものがあるので、
メールをやり取りしていても食い違う事は無いし、
その認識に大きなブレはないと思っている。

さて私の検索が悪いのか、探してみてもビンゴな情報に当たらないが、
私はこの人(こちらこちら)も、
個人的にアスペルガー症候群ではないか?と感じていて、
ネットで理解できないと批判されているblog等を読むたびに、
「違うだろう。そうじゃないだろう。」と、少しだけ反論したくなる。
今は写真もニュース記事も消えてしまったが、
顔立ちがそれっぽい事や「くわえタバコで焼香」、
「お酒を被害者に供えていた珍しく感じた」等の記事を読んで、
そんな風に何となく自分が思うだけ。(もちろん違うかもしれない)

もし万が一そうならば、
残忍な事件なので異論は多くあるだろうが、
容疑者にとって極端な不利のないよう、
細心の配慮がされる事を祈りたいように思う。

私は自閉症やアスペルガー症候群の事は、
職場の上司や指導者はもっともっと知るべきだと思っていて、
そういった意味では、自称"自閉教"でもある。
そもそも、性格も悪くなく学歴も普通なのに、
「仕事ができない人」として職場で著しく評判が悪い人は、
ほとんどがこのカテゴリーの人なのではないかという気がしている。

多少頭が悪くても、スキルに不足があっても、
常人と同じ感覚で業務をこなしていて、
教えた事柄が身に付いて来ているのが周囲の目に見えていれば、
たいていの指導者はもう少し時間をかけてみようと思うし、
(影で少し悪口は叩かれても)
職場の悩みとして問題が騒々しく表面化する事はあまり無い。
それが全く将来的な見込みを感じさせず、
しかも何を考えているかわからない行動が多いから、
周囲がサジを投げて過敏に騒ぎ出すのだ。

ところがたいていの人はそれを障害とは思っていない。
「やる気」「自覚」「常識」「マナー」の無い人と思われて、
精神的な指導ばかりされているのが現状だと思う。
それを私は、「的外れだよ~」と叫びたいときがあるのだ。

そんな風に感じている私が、
自分の気の小ささに少しビクビクしながら、
アスペルガー症候群(自閉症)と犯罪について、
個人的な意見を負けずに述べてみました。
お付き合いありがとうございます。




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コメント

僕も最近このアスペルガー症候群を知った者です。しかも自分自身が昔その気がかなりあったのではといぶかっている者です。若い時はわけがわからず苦しみましたが、今は平穏に暮らしています。慈愛に溢れる文章に思わず読みふけりました。ありがとうございました。世の中の人がみんなプラタナスさんのようなら、なんて住みやすいでしょう。
宇治の塾教師の殺人事件も気になります。
僕自身はアスペだからといって罪の酌量はあってはならないと思うのです。罪は罪として償うべきですし。
それとアスペルガーの人が犯罪を起こしやすい、という認識が流布するのがあってはならないと思うのは別なことと考えています。プラタナスさんと同様に。
基本的には健常者に天才がいるようにアスペルガーにも天才はいるわけで、アインシュタインとかビル・ゲイツとか。同じように健常者に犯罪者がいるようにアスペルガーにも犯罪者がいるだけです。彼ら犯罪者は元々犯罪を犯しやすい性質なのでしょう。自閉症かどうかに関係なく。そう思うのです。

hosomiさん、初めまして。コメントをありがとうございます。

このblogではエラそうな事を書いていますが、実際は「当事者の方が見たらどう思うだろう?」とか、「医療や福祉のプロでもない私がこんな事を書く資格があるのか?」とか、公開したあとにいろいろ考えて不安になるときもあります。ですが、それよりも職場の現実を発信したい思いのほうが強いので、えい!と勇気を出して書いているのが真実でもあります。

ですので、自分はその傾向があると感じている方から賛同や共感のメッセージをいただくととても安心し、書いてよかった!と思う気持ちになるのです。

おっしゃるとおり、アスペルガーが取り立てて犯罪に近しい存在とは、私は決して思っておりません。ですが、報道というのは視聴者を極論に導いてしまう可能性のあるメディアですので、それを見たアスペルガーをあまりよくご存知ない人が、現実とは違うと思われる認識を持つのが私は嫌なんですよね。

アスペルガー以外の人の犯罪も多いはずなのに、何かと取り沙汰されやすいのは、事件そのものにセンセーショナルな色合いが濃くて世間の人が驚いていると、実はそうだった、という結論付けがなされるからだと思っています。

みんながもっともっとこの障害について理解があればいいのに…と思うときがあります。

hosomiさんのコメントについて言わせてください。

アインシュタインやビル・ゲイツがアスペルガーだという話は架空のものであり、確証がありません。

発達障害の診断基準が確立されたのは最近のことであり、それ以前の人物については伝記などから推測するしかないからです。

アスペルガー症候群の人は空気を読んだり相手の言葉の言外の意味を理解するのが苦手であり、頭が悪いと見なされても仕方が無いと思います。

仮に知能指数が高くても、常識が欠けていたり精神的に幼かったりすれば頭が悪いという印象を与えます。

また、アスペルガー症候群の中には、カナーとまではいかなくても知能指数が低い人も大勢います。

アスペルガー症候群などの発達障害者は天才や偉人とは遠い存在なのです。

確証が無いのに著名人に障害者のレッテルを貼るのは本人に対して失礼だと思います。

----------------------------
辰巳さん、ぷらたなすです。初めまして。ここでのコメントを大変ありがとうございました。様々な視点の感想やご意は大変参考になります。それに反応があるはうれしいものです。
辰巳さんはhosomiさんの、「(ビル・ゲイツやアインシュタインに関して)未確定なのに既成事実のような確定的な表現で引き合いにされている」部分に、納得がいかないんですよね?そのお考えは正しいと思います。
その意味では私自身も、診断の付いていない(ご本人さえもその意識がない)方々をそのような表現で書いていますので、おっしゃる通り厳密には間違ったことをしているんだろうな、とは思っています。
ただ個人的な感覚でいえば、"アスペルガー的な人"というのは確実にいらっしゃいますし、医療や福祉の現場で発達障害に関わっている専門家の方からも、関係者向けのセミナーなどで発表される個別の事例などでは、「このAさんのお母様もたぶんアスペで…」などという表現をよく聞きます。
この場合の「アスペルガー症候群」は、障害名というよりはかなり形容詞に近い使われ方だと感じています。要するに「アスペルガーの特性を持っている方」と言いたいんですよね。そう言うと、わかる人なら一発で理解しますからね。その方の特徴や雰囲気や周囲との関係を。

>アスペルガー症候群などの発達障害者は天才や偉人とは遠い存在なのです。

私は、発達障害のとらえ方をもっと広げて考えた場合は、その点はそうでもない、と思ってますよ☆
私の知人には診断済みの四大を出た臨床心理士がいますし、この方↓
http://blog.m3.com/adhd_asperger_etc/
は医師ですがADHDです。
辰巳さんは理系のお仕事の方ですか?とても論理的で物事をとらえる精度が高い方ですね!
この話題からは外れますが、法人会で経営者の方達などと接してみると、順調な会社の社長さんほど癖があったりします(笑)
たぶん、経営手腕や開発や営業能力と、人望や人格的な評価は比例しないものなのかもしれません。
そういった意味で、「ノーベル賞を取るような科学者は皆変っているなぁ…」と思うことも多いので、そのぐらいのとらえ方で語っていると捉えていただければ、(私自身は)楽かもしれません^^
----------------------------

アスペルガー症候群的な特性を持っている者です。精神科医にアスペルガーである可能性があると言われ、診断を受け、結果を聞いたところ、アスペルガーであるようです。ぷらたなすさんの記述を読んでいて、個人的見解としては、非常に鋭い分析であると感じます。私が、なんとなく思ってはいたが、明確にできなかったアスペルガーの特徴を鋭く代弁していただいたと思います。ぷらたなすさんは言語的な表現が実に的確で、このように、アスペルガーについて説得力のある説明をしていただき、アスペルガーである私が自身についてよく理解できたのと、健常者の人に対しても、非常に効果的な説明であると思います。私は、アスペルガーを一言で言うなら、「優秀な劣等生」であると思います。得意なことと苦手なこととの落差が大きいと思います。コミュニケーション等が苦手だという部分ばかりが注目されてしまい、健常者に対して劣性であると思われがちだと思います。得意なことをやらせれば一流なのですが。私は保育園児のころ、友人から「博士」というニックネームを与えられていました。精神科医には「学者になれる」と。健常者に対して優性である要素もあるのですが、それが仕事等にむすびつかないと表面化せず、評価されないのでしょうか。アスペルガーの人にとって、学者や研究者、専門家等は、天職とまでは言わないまでも、こういった職業が向いているのではないでしょうか。一般的な職業に比べて、対人性があまり要求されず、アスペルガー特有の能力が貢献しやすい職業だと感じます。私もできたらの話を言えば、大学教授などになりたいですね。

----------------------------
 ありあさん、こんばんは。コメントをありがとうございます。「優秀な劣等生」、素敵な表現ですね!私の心にヒットしました!
 昨今私は思うのですが、コミュニケーション能力ってそこまで大事なものなんだろうか?と。確かに社会や集団の中で円滑に物事を進めていくためにはあったほうがよいスキルかもしれませんが、一人一人のそれまでの人生経験や持って生まれた資質によって個人差がある以上、走るのが速い・遅い、歌が上手い・下手などと同等に、あまり過敏にならず皆が個々に対してそういうものとみなして配慮していけば、どんな人でももっと生きやすい世の中にになるのに…と思ったりしています。
 私の経験で恐縮ですが、対人関係が苦手な方でもリラックスできる場で1対1のやりとりならいい感じで意思の疎通が図れることが多いです。なのでそういった翻訳者に成り得る理解者が味方にいればきっとうまくいきますよ!私はそう信じています。あきらめないでくださいね。応援しています。
----------------------------

私が聞いた話ですが。自称アスペルガー?さんの話です。何故?を付けるか、行動が計画的です。前の奥さんに多額の借金の保証人にして、離婚し新しい奥さんにも借金の保証人にさせて、新しい奥さんは身体障害者です。新しい奥さんの障害年金が通らないと解ると、別れました。奥さんに対して暴行をくりかえし自称アスペルガー?さんは、月に8万円の障害年金を受けています。こんな、悪循環は黙って見てるわけにはいきません。障害年金の見直しを希望します。

ミーさん、ぷらたなすです。コメントありがとうございます。色んな方がいらっしゃるんですね。。。私も夫の借金を自分で返してきたので(今は完済しています)「借金」というとつい目がとまります。
二年前に知り合った私の知人に良心的な精神科医がいるのですが、その方にお話を伺うと「精神科医というのは患者さんを救う方向に動くものなのです」とのことです。でもそれが悪用されるなら悲しい事ですね。。。
あまりうまいコメントができませんが、結婚して子供を作っては別れて子供の人数分の慰謝料で暮らしている人も身近にいます。でもその人(女性)は私から見てなんとなく自立して暮らしていける感じがしません。だからそうなっちゃうのかな、と思ってみたりね。人の心は闇だよね。せっかくコメントいただいたのに、こんなことしか書けないな。すみません。

ぷらたなすさんコメントありがとうござます。自称アスペルガー?さんの性格が判ってきました。飽き性、自分の利益にならない事はしない、相手が苦しんでると喜んでる、甘え上手で親の前でも、娘が嫌がっても抱き合い、いちゃついてキスをする、玉置こうじ
みたいな人です。自称アスペルガー?さんは、施設送りになった事です。
施設に入った事は私が相談していた、お孫さんの命が守れた事です。

学校が大騒ぎになったこと。
一時、包丁が見つからなかったのでその娘さんが、自称アスペルガー?さんと逃げていると警察が判断して近隣の学校が緊急事態になり大変な事になりました。

アスペルガーの息子を持つ母です。

幼少から児童精神科にかかっておりますが、得意分野はずば抜けた能力を見せ、よく言われる天才と言われた人達と似た才能は、確かにありますが、不得意分野のコミュニケーションに関しては、健常者には遥かに劣ります。  しかし、コメントにあった方のような【頭が悪い】というのとは全く質が違いますから、訂正していただきたいです。

アスペルガー症候群にIQは通常以上の方が多いのですが、中には低い人も居るでしょう・・・全ての人がIQが低く頭が悪いということにはならないはずです。

息子はずば抜けた電子回路技能と馬鹿真面目さを認められ、インターネット企業に勤めております。 対人関係にはかなり問題は生じておりますが、社内でも障がいの理解は深まり、息子が入社以降、同じ障がいを持つ社員も募集するようになりました。

障害のレッテルを貼るのが失礼だというコメントも分からなくもないですが、逆に障がいがありながら立派だ、という栄誉を称える気持ちになる場合が多いと思いますが・・・。

黄泉の使いさん、こんばんは。ご訪問ありがとうございます。2007年の記事についたコメントへのご感想ですね。あれから随分経って今思うと顔から火が出る記事も一杯あります。ご指摘の箇所を探して、今読み直しても冷や汗が出ます。気になった箇所は以下ですか?

> 多少頭が悪くても、スキルに不足があっても、
> 常人と同じ感覚で業務をこなしていて、

そうであれば早速言い換えます。すみません。

ご返信ありがとうございます。

決してプラタナスさんに訂正を求めたのではなく、コメントにある方の中のお一人に、
アスペルガーの本来の見方を誤ってる点があるので、気になったのです。

プラタナスさんは、大変お人柄の良い人でいらっしゃいますね・・・^^

これからも宜しく御願いします。

黄泉の使いさん、暖かいご返信をありがとうございます。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

身体障害者はスティグマ(囚人の烙印)を背負って、生きていかなければなりません。社会が受け入れてくれる場所があればいいのですが。現実はそうは行きません。たとえば、HIV患者は行きたい病院にも断られているのが現実です。

ミーさん、ご返信が遅れて申し訳ありません。そうなんですか。私の知らないところで差別的な事が色々あるんですね。皆さんに罪はないのに、人として快く思われないのは悲しい事だと思います。個人的には、どんな言い方で先方から断られるのか知りたいです。ひどい言いかなんでしょうか?

はじめまして。大変興味深く拝見させて頂いております。

私は、これまでアスペルガー症候群(以下アスペ)の方をたくさん受け持たせてもらっています。これまでもそうでしたが、精神科臨床において対アスペには、全て危機介入か対症療法的な治療しかできません。何故なら根治できないものであり、教育>治療が前提となるからです。いわゆる教科書的な「空気が読めない」「他者の心情を推し量れない」は往々にしてみとめられます。大切なのは、それらを抱えながら生きていくスキルを身につけることです。SST等で訓練する場合もあれば、日々の関わりの中で、視覚的に伝えるか、短い言葉で端的に繰り返し伝え続ける事が重要視されます。

解剖学的には(諸説ありますが)先天的なミラーニューロンの形成異常が有力です。ではどのように発現されるかというと、「人の真似をできない」「軌道の予測が下手」となります。だから空気を読むとか他者を理解するなどは、アスペの人にとってはるかに情報量が多く高度な事なんです。

社会の健常な方々が特異な視線を送る理由もよく解ります。アスペの方が社会で上手に渡り合う難しさも解ります。今後も十全的な解決はないと思います。

私個人の見解では「自閉症スペクトラム」の中にいる方々は社会的にも歴史的にもステイタスを獲得する確率は高いと考えています。非凡な固着性と脳構造により、物事を追求し高い処理能力がそれを可能にするのです。組織の上層部もしくはワールドクラスの偉人はアスペか自閉症スペクトラム内の人々と思います。

書きたい事はたくさんありますが、臨床ではこんな感じです。

精神看護師さん
ぷらたなすです。コメントをありがとうございます。「社会的にも歴史的にもステイタスを獲得する確率は高い」に同感です。ただそのためには、コミュニケーション能力偏重の現在の職場の価値観を少し変えて、”腕があればそれでよい”と割り切って効率的に人をマネジメントできる人の割合が増えないとなーって思ってるんです。

コメントいただいた記事はかなり以前に書いたもので今の自分は立場も考え方も往時とは少し違うところも多いのですが、現在(講師業)は折に触れて「言葉と文字で示されないとわからないタイプの人がいる」「ただ集団の中にいるだけでは社会スキルは獲得できない」という言い方で、ちょっとだけ啓蒙のお役に立てればいいなと思っています。

今はね、別に障害という言葉に触れなくてもいいんじゃないかと思っているんです。

早速のコメントありがとうございます。

「コミュニケーション能力偏重の現在の職場」の件ですが、コミュニケーションを必要としない現場であればそれも良いと思います。しかし、それは限られてきます。

ヨーロッパでは発達障害者だけで構成されたIT関連企業も業績を上げています。それは先に述べた特異な固着性故に成せる業だと考えます。もちろんキャスティングボードを握っているのは健常者です。舵取りまで発達障害者の方が担っている訳ではありません。
これを単にひとつのビジネスモデルと捉えるか、発達障害者たちの新たな活躍の場と捉えるかは各フィールドごとに違うのでしょう。

個を「差別」するのではなく、活動の場を「区別」する事が鍵なのでは?と臨床では考えています。全てのアスペの方が時代の光となれるわけはなく、一握りの自閉症スペクトラム内の人かアスペやサヴァン寄りの人が脚光を浴びるのだと思います。

凡人の脳をCPUシングルコアに例えるなら、アスペの脳はクワッドコアなんです。それだけ先天的に処理能力が高いんです。だからアスペには幼少期に神童と呼ばれていた人が多いんです。でも、それが経験的学習能力獲得の障害によって凡人に抜かれる時が来るんです。そこでアスペは悩みます。「どうして周囲は出来てるのに自分には出来ないんだろう?」対人スキルや対処能力の脆弱性も手伝って、負の連鎖が始まります。臨床では極めて多いパターンです。余談になりました。

再び臨床からの声でした。

精神科看護師さん

いろいろとありがとうございます。とっても参考になります。いずれにしても翻訳者のような、相互の仲介に入る人が必要なのかな?っていつも思ってます。

私が聞いた内容です。AさんはHIVの患者です。Aさんは違う病気になって近くの病院に行ったのです。しかし、病院の先生はHIVの治療の先生に観てもらえと言われたのです。Aさんにとって近くの病院の方が便利ですが、わざわざ遠くの病院に行くのですかと問いただしたのですが、そこの先生は聞きいれてくれませんでした。

ミーさん、そうでしたか。言い方や態度もきっと問題だったんでしょうね。またはHIVの患者さんが目の前に現れたのが初めてで、一瞬どうしていいかわからないのに、弱みは見せたくなから威厳を保つためにうやむやにしちゃったとかね。

お医者さんって人によっては説明ヘタですよ。あと、人の気持ちがわからない人も多いですよね。病院の通信簿というメルマガを購読していたことがあるのですが、「こんな病院あり?」みたいな投稿が一杯あってびっくりしました。

先生的には「専門の先生の方が何かあった時に安心」と言いたかったのかもしれませんが、”問いただしても聞いてくれない”ってのがよくないなー。そんな扱いを受けることもあるんですね。。。そうでなくても何かと誤解が多いかもしれないのに、確かに悲しい事が多いと思いました。ありがとうございます。

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