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2007.02.12

厄介な人10~再確認

1011

参ったな…どうしようかな…

職場の契約スタッフで入ってから9ヶ月経っても、
なかなか戦力にならない人がいて、
班長や同僚達の意見を聞いた課長と内海主任は、
彼、穣太君(20代前半/男性スタッフ/仮名)は、
仕事のスキルばかりでなく、
社会性や常識や、仕事に対する姿勢の面でも、
大いに問題があって皆さんを困らせていると判断し、
今後一ヶ月以内に周囲が納得するような改善が見られなければ、
就業をお断りするという判断を下した。
(だが本来穣太君は純真で気立てのいい青年である)

某企業の特定商品の調査系ユーザーサポートの現場で、
契約会社側のスタッフ管理業務と、
現場総括リーダーを兼務している私は、
様々な場面で調整や関与の手を下しながら、
穣太君の再立上げ研修も引き受け、
10日間彼につききりで彼を指導してきたけれど、
すでに同僚達は彼と仕事をするのを拒否していて、
例え穣太君が万が一飛躍的に成長したとしても、
快く受け入れてくれる仲間も居場所もすでにない事を知った。

こうなった限り穣太君には辞めていただくのが、
誰にとっても一番いい結論に思える。
穣太君という人は頭がよく、
見た目も、話した感じも今時の普通の若者だが、
じっくり接してみると発達障害の特徴を持っており、
周りの空気が読めない人で、
自分のどこが周囲に嫌悪されているのか、
よくわかっていないし、
班長や同僚達がたびたび
険悪なムードのサインを送っているのに、
一向にそれに気がつかず、
自分は今も周囲に受け入れられていると、
思っているようにも見えるし、
自分の業務スキルに関しても、
さほど強い危機感を抱いているようには感じられない。

こういったスタッフの進退の絡む話は、
毎度揉めに揉めるのを経験上知っている私は、
依頼された再立上げ研修の期間を、
彼を育成するためではなく、
彼が納得して辞めて行くため道筋を引く研修に切り替え、
今の彼の状況を本人によくわかってもらうために、
どういった指導をすべきか考えて、
それなりの研修に着手していた。

ところが、この話に途中から参加してきた
別な主任が、「そんな冷たい話はないんじゃないか?」
と今の流れに強く異を唱え、(こういっては大変失礼なのですが)
平和的な解決に向かって動き始めていた私や周囲の人達は、
今後どうしたものか、先が全く見えなくなってしまった。

そればかりではなく、件の主任が状況をあまりわからずに、
穣太君を大いに励まし、精神的にフォローし始めたので、
スタッフの間には不信感や妙な不安と絶望が広がり始めた。

ここまでが今までのあらすじです。

    *    *    *    *    *    *

さて、どうしたものか。

私は穣太君の再立上げ研修が来週で二週目に入るのを機に、
もう一度よく考えてみた。
やめて欲しいと班員全員が思っているスタッフを、
今野主任の言う通りに長い目で見る事にして、
続行を目標にした研修が例えうまくいったとしても、
ベテランのスタッフの中には、
(それが発端かどうか不明だが)
転職を考えている人まで二人出始めている事もあり
みんなの多大なストレスを思えば、
再び同じ班に戻すわけにはいかない。

穣太君がこの仕事を好きなのは、
彼が調査している横顔からよくわかった。
ツールを使ったりコマンドを打っている時の彼は、
どこか喜々としていい表情をしていた。
だから続けたい気持ちはよくわかる。

けれど一方で、私はスタッフ達から、
「穣太君は仕事を遊び場と勘違いしているところがあって、
年恰好の近いほかのスタッフ達と話をするために、
出社してきているようなところがある」と、聞いていた。

元来人嫌いでは決してなく、むしろ人好き。
それが他人の都合をあまり考えずに、
一方的に自分の好きな話だけを延々と続けるので、
急ぎの調査を抱えたときや苦情対応で消沈しているときなど、
各スタッフ達はそれを大いに迷惑と感じていて、
そういった他人の気持ちを刺激し逆立てるような
言動の一つ一つが今や班の大きなストレスとなって、
一部のスタッフなどは自分の気持ちを表現するために、
わざと挨拶をしないなど強硬手段に出始めているのだった。

本来A班のメンバーは、分別のある優秀なメンツ揃いである。
だからちょっとやそっと癖があるぐらいでは、
こんな風に険悪なムードになる事は無かったのかもしれない。
あの彼ら、彼女らが、ここまで頑なに拒否するからには、
私の知らないところで穣太君は相当同僚に迷惑を
掛けていたのだろうと思う。

現実的な言い方になるが、
契約スタッフは契約会社が企業に出向させている非正社員で、
直接雇用ではない。
よって人選する権限のない企業側は、
契約会社が上げてくるスタッフを信頼するしかなく、
万が一、企業の要求するスキルに満たないスタッフの場合は、
スタッフ交代の要請が出てくるのも、
ある意味妥当と思われる。

契約会社としても人に対して請求と支払いが発生する限り、
いつまでも戦力にならない人を置いたまま、
他のスタッフ達と同じレベルでの請求を続けるのは、
信頼関係に支障をきたすし、企業としての評価も落としてしまう。

けれど、実際の現場レベルでは、
管理側の正社員も歩兵に相当する契約スタッフ達も、
同じ組織の一員として清濁併せ呑みながら、
そこそこにうまくやっており、
特に私の職場のように、契約スタッフの自主運用に近い形で
日々の業務が進められていると、
個々のスタッフの良し悪しが、
ダイレクトに企業の上部に伝わる事などほとんどなく、
最終的に人の進退は、受け入れる班長や同僚達など、
受け入れスタッフ側の感覚に委ねられてしまう。
そのサジ加減と采配が非常に微妙なところである。

    *    *    *    *    *    *

さて、今の研修をそのまま続けていいものかどうか、
少し迷いが生じてしまった私が休憩室に一服しに行くと、
(最近すっかり復活してしまった…)
ちょうど居合わせた別な班で班長をやっている
レイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)が、
話し掛けてきた。

「ぷらたなすさん、穣太君って今後どうなっちゃうんですか?」

穣太君の話は、班長ミーティングでも、
共有すべき話題としてマメに進捗を上げていたし、
現在やっている穣太君のメール研修は、
なるべく本番と同じように、質問も回答も、
関係者全員に配信される形でやり取りしていたので、
レイちゃんも成り行きをじっと見ていてくれたのだと思う。

「メール見てる?どう思う?」

「はっきり言って厳しいんじゃないですか?
冷たいようですが、ダメなものはやっぱりダメですよ?
そういうのって、やっぱりしょうがないと思います。」

「だよね…でも、ああ見えて、研修してから、
確実に伸びてはいるんだよね。」

「ああ、それは、すごくわかります。
文章とか、最初の頃とは全然違いますよね。
でも例えそうだとしても、
もう誰も穣太君とは仲良くしたくないっていうか…」

「そうなのよね。。。」

レイちゃんはグループ一番の情報通なので、
たぶん私には聞こえてこないスタッフさんの本音を、
誰よりもリアルタイムで身近に聞いているはずだった。

「ぷらたなすさん、私、どうしてもわからない事があるんですよ。
穣太君って仕事続けたいって言っているんですよね?
でも、仲間達は皆嫌だって言っているんですよね?
ぷらたなすさんもこの前の班長ミーティングで、
もし続行する事になっても、
今の班の中に戻すつもりはないって言いましたよね?
そこまでみんなに毛嫌いされていて、
それでも"続けたい"っていうのは、
どういう心理なんでしょうかね。。。」

「さあ…でも穣太君は仕事自体は好きなんだよね。」

「ですけど、だからって…」

レイちゃんは肩をすくめて去っていった。

    *    *    *    *    *    *

この言葉がヒントになって、私は考えてみた。
人の言葉の裏にある真意や、
ニュアンスや含みをあまり解さないタイプの人である。

私、思い直してみたら、
もし穣太君がこのまま仕事を続けられることになっても、
もう前と同じように今いる皆さんの中には、
戻すつもりがない事を、彼にきちんと伝えていなかった。
それは誠意に欠けると思った私は、
もう一度穣太君ときちんと話して、
そこへの了解は取り付けるべきだと思った。

そしてもう一点。
私が穣太君や今後のためにしなくてはいけないと
自分自身で心に決めている事があった。

それは社会的な行動が取れなかったり、
常識やマナーや礼儀に欠けていると思われている、
穣太君の嫌悪されている資質は、
実は生れ付きのもので、
本人の意図するところではないと皆にわかって欲しかった。

アスペルガーなどの発達障害の可能性を感じるからといって、
戦力にならない人を温情で庇護できるほど、
現実の職場は甘くない。
できないものはできないのだし、そこは厳正にジャッジすべきだ。

ただし、それと穣太君の人格が否定される事は別物で、
私は仕事的な見極めと、先行してしまっている感情論を、
切り離す努力を自分がすべきだと思った。

それにしても、見通しが不透明なままなのに、
今野主任が熱心に穣太君を励ましているのには
正直困った。
これで万が一よろしくない結果となった場合、
一番傷つくのは穣太君自身じゃないか。

私は内海主任のほうに相談し、
このままでは結果次第で穣太君をひどく傷つけてしまうし、
穣太君がもしすっかりその気(続行)になってしまっているのなら、
今の状況では、穣太君に
スムーズに辞退を勧めることは出来ない上に、
現状、正統なジャッジをしにくい流れとなっている。
そう訴えた。
それは内海主任も全くの同感だった。

私達はよく話し合って、もう一度穣太君と皆さんに、
今の状況を包み隠さず話し、
理解を求める事で一致した。

    *    *    *    *    *    *

夕方、まず最初に穣太君を人気のない研修室に呼ぶ。

「今日ここに来てもらったのはね、
穣太君にもう一度意思確認をしようと思ったからなの。
穣太君は今、自分が仕事で今でも一人前にならなくて、
企業さんに、この一ヶ月が最後のチャンスと
言われている事は知っているよね。」

返事がなかった。
今に至ってもそう受け取ってはいなかったのだろうか?
私は思いながらも続けた。

「この前、課長からも言われたと思うけど、
穣太君が同じ班の皆さんに、
困った人と思われているのは、
仕事の面だけじゃないのね。」

「…」

「人のいう事をなかなか聞けなかったり、
相手の気持ちを考えないような行動をしたり、
そういう所に、先輩達は何度も腹を立てていて、
今は穣太君と一緒に仕事したくないって
みんなが言っているんだよ?」

「…(絶句)」

「だから私は穣太君がこの先仕事を続けられる事になっても、
もう先輩達の中に戻す気はないし、
今までと同じ仕事はお願いしないかもしれないし、
それでも穣太君は、この先研修を続けたいですか?」

「あぁ…だったら辞めます。」

意外なほどあっけなく穣太君は答えた。
ならば今までの執着はなんだったんだろうか。

「あの…俺と一緒に仕事したくないって、
男の人達もそう言っていたんですか?」

私は一呼吸置いたあと、「そうだよ」と、言った。
そして事前にそれぞれから聞き取っていた、
穣太君への具体的な不満を、
(ここは少し迷ったけど)名前付きで伝えた。

「穣太君、穣太君て小さい頃お父さんやお母さんに
すごく怒られたりした?」

「はい。」

「学校で苛められた事はある?」

「それはないです。」

「じゃ、今までに経験してきた仕事で、
わけもわからずいきなり怒られたり、
『もう来なくていい』と突然言われた事はある?」

「あぁ、いえ、ないです。」

彼、さすがにそこではウソをつきました(笑)。
履歴書にはないけど、穣太君は山崎君に、
「入って二日目でクビになった話」をしている。

「そう。もし私の話を聞いて思い当たる経験があるのなら、
もしかして穣太君は自分では気がつかないけど、
みんなが当たり前と思うような事を当たり前と思わなかったり、
普通にやっているだけなのに周りに誤解されてしまったり、
生れ付きの性格で、少しだけそういう所があるのかもしれないよ?

私は穣太君がそれほど仕事ができない人とは思わないけど、
ここの仕事には向かないかもしれない。
ここみたいに密接に人と関わる仕事ではなく、
自分ひとりで作業をするような仕事のほうが、
向いているのかもしれないね。

でも、今、穣太君は、客観的に見てそういった状況だから、
今後の事をもう一度じっくり考えてみて」

私はそう締めくくって話を終えた。

「はい。」と消えそうな返事をして、
彼は研修室を出て行った。
歩き方がふわふわとして、表情もうつろな感じがした。

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コメント

ども、けるです。

 お久しぶりです。最近更新が無かったので、便りが無いのは良い便りと思っていましたが、どうも、えらいことになっていたようですね。読んだだけなのでなんとも言えませんが、事態を収集するのが難しそうです。どういう結果になっても、誰かの後味が悪くなるでしょうね。後味の悪さを一部に収集させるか、全員に散らすかが問題ですが^^;。
 ラスト1ヶ月の猶予ですか。んー、なんというか、難しいですね。穣太さんの場合、8ヶ月の研修といっても、単に時間が経過しただけという気がします。きちんと教育を受けていない人間に対し、教育の結果がどうこう言うのは変ですね。8ヶ月間何もやっていない人間という仮定なら、なんとかなりませんかね?
 あと、ぷらさんからの見方しかわかりませんので、偏った考えになるかもしれませんが、神田班長に問題ありかなって感じです。それとも、そういう仕事なのかな?今回の問題で、彼の痛い部分は、

1.8ヶ月間という長期の教育を行ったにも関わらず、成果を出せなかった。
2.使えない人物と宣言しておきながら問題を放置し続け、会社に損害を与えた。
3.本人にも社会人として不適切な面があり、それを周囲に目撃させている。

んー、ちょっと責任を放棄しすぎるかなって感じです。というか、できる範囲だけはできる人っ感じ^^;?使える人間が使えるのは当たり前で、使えない人間を使えるようにするのが教育ではないかと。神田班長の成長を促すのであれば、職責の確認などを、きちんと処理をした方がいいかも。班長にはスタッフ以上の権限と義務があり、理由はどうであれ責任は逃れることが出来ないという事実と、自らは顧客の質問に答えることによって間接的に利益を生み出す職に従事しているという2点は確認しないとまずいかな。あと、スタッフを使えるようにするのが仕事で、使えるかどうかの判断をするものではないってこともね(違うかな?)。

#私からみたら、神田班長も、穣太さんも現状では使えない集団に入るんだけどなぁ。神田班長は、確実にできる仕事だけを選んで、「私は仕事ができます」って言っているだけの気がします。仕事を選べばできるのは当たり前ですよね。

 最後に穣太さんの社会人としての常識についてですが、現在まで、誰かに習ったことはあるのでしょうか?普通は、こういうものはきちんと教えませんからね。もちろん、就職セミナーなどで指導することはありますが、常識は職場によって微妙に違うし、就職、特に中途採用だと教えるとは限りませんし、「最低限この程度はある」という条件の下に行なうことが多いのでは無いでしょうか。つまり、技術、常識とも、これまでに教育を受けていない可能性があります。もちろん、アスペルガーやLDの可能性もあります。今回の件で、技術も社会人の常識も身に付く可能性はあるでしょうね。しかし、人間関係がこじれているからなぁ。こじれさせたのは、班長の責任ってことで^^;。人間関係をこじれさせないのは、班長の仕事ですよね(これも違う?)。

けるさん、こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。こんな、ほぼ自分のために書いている長々とした駄文を読んでいただきコメントまでいただくのは、大変うれしく励みになります!

コメントへのレスは後日再度書かせてくださいね。私も後悔や反省や書きながら思うところがたくさんありました。まずはお礼まで。

お久しぶりです。
穣太さん、これだけ拒否されたら辛いですよね。
トラウマになりそう・・・・。
でも仕方なかったんですよね・・・・。

これで当分沈むか・・・・
何かに気づいてバネにして立ち上がるか・・・・。

でも、ぷらたなすさんが一番つらいですよね。

けるさん、こんにちは。穣太君が会社を辞めたのが2/9(金)で、前回のコメントをいただいた2/13(火)には、職場でのすべてが終了しておりました。

私は10回に分けてこの話を書こうと思い(実際には10回ではまとめきれず、連休中に書き終える目標もクリアできませんでしたが^^;)前もって構成を組み立てて残りの部分も半分ぐらい書き終えていたため、最後に書こうと思っていた内容に触れているけるさんのコメントは、全部公開してから返信を差し上げようと思っていました。申し訳ありません。

おっしゃる通り、神田班長には大きな問題があります。班員や班長仲間達の評判も決してよくありません。なので、当初その延長上にあると思われたこの件が、実はそうではなく、穣太君の発達障害(というか、たぶん自閉症)に端を発し、最初から分けて考えなくてはならない事だったのだ!と気が付いて、途中から自分の方針を変え、一段落したら文章にもまとめようと思いました。

私の書く内容は専門家の理論ではなくあくまでも経験則からの憶測ベースですが、関連の書物やサイトの内容とブレる事なく見事なまでに(?)一致しているので、何かを大きく間違えているという事はたぶんないのではないかと考えています。

(アスペルガー症候群などの)自閉症と思われるの方の指導は通常のカリキュラムが全く役に立ちません。教え上手な人が"今までの感覚"で何か懇切丁寧にを教えても、それが教え側の意図したとおりに身につく事はほとんどないと思われます。そのために必要なのは、自閉症やそういった方達の特質への理解で、そこがクリアされていないとご本人が伸びる(正確には一般社会へのカスタマイズ)事はないし、職場で生かして上げられる事もできないと痛感しております。

がその前に、たいていの場合職場での評価や周囲との関係が激悪になっていたりしますので、本人はその理由が全くわからないまま退職せざるを得ないのが現状ではないかと思います。

メールなどで送られた感想を読みますと、技術系の職場では同じ事がよく起こっているようです。いただいたコメントをきちんと受け取って返すレスにはなっておりませんが、相手が自分達と同じ感覚を持つと信じて疑わず、「ちゃんと教えたのか?」と、教え側を責めるのが間違いである事もある、というのが結論になるでしょうか。。。

Pmanさん、こんにちは。穣太君はたぶんトラウマになる事はないのでは?と今は思っています。ただし、未解決の大きな謎が残ってしまい、一生「なぜだろう?」を反復して生きていく可能性はあるように思います。そうね、"何かに気付いてバネにして立ち上がる"という事も(たぶん)ないでしょうね。物事を勘案して"何かに気付く"機能を持っていないのが彼らだと思うからです。

私はこのあと、自分の行った事や判断の検証も兼ねて、(私が穣太君をたぶんそうだと感じている)自閉症の書籍やサイトをたくさん読みましたが、40代の自閉症の方が、自分が若い頃他人にされたり言われたりした事の意味が30年後にわかった、と書いているのを見て、そうだといいなぁ…と願ったりします。

私は皆さんが思うほどそんなに辛くはないですよ!ドライなようですが、こういった職場の日々の問題を仲裁・調停していくのも自分の仕事だし、ある意味自己表現の機会でもあるので(笑)。

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