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2006.07.08

交代勤務の欠勤補充

広く見渡せるフロアに遅番と夜勤者だけが、
あっちに数人、こっちに数人…
はたまた各課で当番の一人だけがポツンと座っていたりする、
昼の賑わいのすっかり引いた19:30の職場に、
別室での打ち合わせを終えて戻ってくると、
「ぷらたなすさん、さっき、新堂さん(30代前半/男性スタフ/仮名)
から電話、ありましたよ?」
と、亜美さん(30代後半/女性スタッフ/仮名)が伝えてくれた。


「え?私に?」
自分の顔を指差す。


「はい。」


なんだろうな…。早速携帯から折り返す。
うちの職場は先月から、課長以上を除いて
携帯・PHSの職場持込が禁止になったので、
こんなときは、エレベーターで、
階下にあるロッカールームまでわざわざ出向かなきゃいけない。
はっきりいって、何かと用事の多い私などは大変面倒である。。。


「もしもし、あ、新堂さん?」


話を聞くと、朝から風邪気味で熱っぽいため、
「明日は休むかもしれない」という内容だった。


え?新堂さんて明日夜勤じゃない?
この班の夜勤は日々「1名」なので、
そんな簡単に「休むかも」なんて言わないでよ^^;
業務に穴は絶対にあけられない。
もし本当に明日休むなら、
今のうちに代替スタッフを手配しないと!
彼の話を聞きながら、頭の中のエンジンが回り始める。


「実は班長の桜井さん(40代前半/男性スタッフ/仮名)にも、
これの前に電話したんですよ。」


「あ、そう、で、桜井さんはなんて?」


「今日はまずゆっくり休んで様子を見て、
ダメみたいなら、明日早めに電話をするって事になりました。」


「うん、で?」


「あ、そう言うことです。」


「え?ほかには?」


「いえ、あとは何も言ってませんでしたけど?」


え?あ、それだけか(笑)。
うーん、どうしようかな。


「明日って、本当に休むことになりそう?」


「いや、なんとも…」


新堂さんは、マジメで思慮深く、
大変分別のある「大人」なスタッフさんなんですが、
自分の体調には人よりもナーバスなところがあって、
職場の環境でも小さな事をよく気にする人。
たとえば、
「この職場(班)の夜勤はたった一人なんだから、
絶対休んじゃダメよ!」
と言うと、「はいっ!!!這ってでも来ますっ!!」
って感じの元気な人ではない。


たぶん、明日の体調に自信がないので、
不安を述べているだけで、
実際はきちんと出てきてくれるようにも思うんだけど、
じゃ、ホントに欠勤になったらどうするの?
ってところなんだよな。


欠勤が確定してから代替スタッフを探して、
調整に右往左往するのじゃ遅いのよ。
だったらむしろ、班長の桜井さんは、
まだみんなに連絡のつく今の時間帯のうちに、
スタッフ達と連絡を取り合って、
明日の夜勤の代替候補者を決めるべきであって、
「様子を見て明日連絡してくれ」で終わってしまっているのは、
詰めが甘いという感じなんですが^^;


ま、彼はシフト部隊を仕切るのは始めての経験なので、
正直、判断に迷って結論を先延ばしにしちゃっているんだろうな(笑)。
本当はそういうときは、すぐにこっちに連絡が欲しいんだけど…
だからこの場合は、自分の判断で両方に連絡を入れてきた、
新堂さんの方が立派(笑)。


…というわけで、こちらで「うーむ」と考えてみる。
明日シフト休になっているスタッフのうちで、
今から連絡してみて引き受けてくれそうな人っているかな?
…でも、待てよ?
例えそこで代替出勤を快諾してくれる人がいて、
(または、「なんとかぜひ!」と強権でお願いして(笑))
「新堂さんが休んだら出てください」といったところで、
今日は夜勤に出るのか出ないのか?が、
そのときになってみないとわからないというのは、
とってもやりにくい話だな。。。
連絡待ちなので日中出かけたくても出かけられないし、
夜勤に出るかもしれないからと思っておちおち寝てもいられない。


うん、そうね。やはりこの場合は、
新堂さんの体調いかんに関わらず、
彼を強制的に休ませて、
明日の夜勤は必ず出てもらえる人にお願いして、
さっさと確定しちゃったほうが最善と思える。


    *    *    *    *    *    *


私は職場から桜井班長に電話して、
「今日のうちに代替候補を探して決定し、
新堂さんは休ませろ。」と言った内容の話をした。


すると桜井さん、
「オレが代わりに入るのってダメですか?」


「え!やってもらえるのなら大変ありがたいんですが…」


「実は『夜勤』って俺も一度、やってみたかったんですよね」


「あら、それなら、むしろぜひお願いしたいところだわ~!」


「わかりました。それじゃ、明日は俺が出ます。」


「了解しました。じゃね、明日は日中は来なくていいから、
普通の夜勤者と同じく夕方に出てきてください。
班長の桜井さんが夜勤の代替をすると言う事は、
日中に班長が不在って事になりますけど、その点は
主任と課長にさっき相談してOKはもらってありますから。」


そんな風に電話を終えた後、
私は今度、新堂さんに電話をかけた。


    *    *    *    *    *    *


夜間と土日を一名の勤務で回している交代制の職場は、
はっきり言って、その当番者の突発の欠勤が許されない。
その時間帯の出社時刻直前になって
「今日、休みます」では、対処不能になってしまうので、
できるだけの事前申告が必須となりますが、
そうやって代替出勤をやりくりしていくためには、
班長の決断力や仲間内のチームワークが大きくものを言う。


交代制のスタッフ達をまとめている経験の長い班長達は、
その辺は十分承知していて、
具合が悪そうならさっさと休ませて欠勤補充するとか、
「○さんと×さん、この日、交換してくれない?」なんて、
しょっちゅう調整に尽力しているんですけど、
桜井さんはまだ半年の新米班長で、
しかも欠勤者がほとんど出ない、
勤怠の固いスタッフ達に恵まれていて、
今までシフト調整の経験を積む機会がなかったんですが、
これを機に
「あなたがそれを主体的に進めないと皆が困るのよ?」と、
少しだけ言いたかった。


昨日の夕方出社してきた桜井さんは、
「こういう時って自分が毎回代わるのではダメなんでしょうか?」
と、私に聞いてきました。


あはは!確かにそれが一番楽よね。
でも、指揮者のいない日中の現場はどうなるの?
それに、スタッフの欠勤はスタッフ同士で埋め合い、
他の班のように、誰が調整を取らなくても、
スタッフが自分達でシフトを交換し合って、
自己解決できているのが望ましいと思う。


「俺、明日どうしても休まなくてはならない用事が、
急にできちゃったんだけど」
という人がいたら、
「じゃ、俺が代わるよ」という発言が、
班内から自然に自主的に出てくるのが望ましいし、
そういった意味でチームワークの向上は必須だし、
かつ、「絶対に業務に穴をあけない」という、
スタッフへの意識付けも必須となる。
班長はそのムード作りを意識しながら、
全体を束ねていかなくちゃならない。
正社員に、「班長だからこれやって。」と、
言われたことだけをやるのが班長じゃないんだよね。


だから私は桜井さんに言いました。
「たとえ打診する前からダメと思えても、
欠勤予定の申告が出たら、
当日代わってくれる人がいないかどうかは、
必ずまず、スタッフのほうに先に声がけしてください。
それでダメなら桜井さんが出る、ということにして。」


「そうじゃないと、いつまでたっても皆さん、
桜井さんに甘えて、自分達で勤務調整する、
主体性が育たないよ?
桜井さんの班は、できてまだ半年だし、
スタッフのほうも交代制シフトでの動き方がわからないから、
そこを今後徹底させていくのは、
桜井さんの手腕にかかっているんじゃないの(笑)?」


「桜井さんが毎回必ずスタッフに打診していれば、
スタッフ達はそのうち、
ごちゃごちゃ言われる前に自分達で調整するようになるから(笑)、
そこまでの雰囲気に持っていくのが、
まずは桜井さんのミッションね♪(笑)」


ここまで書いて、私は時計を見た。
土曜の朝、現在は9:13。


お!やべ!
代替出勤をしてくれた桜井さんが、
もう上がる時間だよ^^;
(でも、桜井さんの性格からすると、
 時間になったからといって、決してすぐには帰らないだろう(笑))


私は、慌てて自宅から現場に電話した。


「あ、桜井さん?今回はありがとうございました。
助かりました。特に何か変わったことはなかったですか?」


「いえ、なんにも。もう普通にいつもどおりの
一本も電話のない夜でした(笑)」


謝辞を述べて、お疲れ様でした、と電話を切って、
私は桜井さんの班の行く末をちょっとだけ考える。


各社の精鋭スタッフを集めて、
鳴り物入りでスタートしたのに、
(桜井さんはそのために研修で海外出張までしている!)
取扱商品の売れ行きが伸びないために、
ユーザーサポートとして配置されている彼らは、
この半年間、待機が多く、どこか手持ち無沙汰で、
事件もトラブルもほとんどない。


桜井さんの班がいい感じにまとまっていくためには、
もうちょっと「イベント」が必要なのね(笑)。
取扱商品にバグが出る(笑)、苦情が来る、難解な案件が来る…


スタッフが総出で頭を抱えるような事が起きないと、
実は、お祭り状態で班内の連帯感を強めるような経験が出来ず、
すべてがまだまだ未成熟のように思う。


バグや苦情は、そりゃないほうがいいさ。
けれど、班のためには少しはあったほうがいいのよね、これ(笑)。
だって、そういったトラブルを乗り越えて、
みんな強くたくましくなっていくんだもの。


でも…
そんな事言ったら、私、ユーザーに叱られちゃいますけどね^^;


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