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2006.07.02

内緒で会社に背を向けるっ

先週の木曜日、
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)から、
「今月の勤務表の提出と交通費の清算は6/30の19:00までで~す」
と言う連絡を受けた。


私は某契約会社の契約社員なのですが、
(正社員は採用ルートと職種が決まっているので、
別枠イレギュラー職の私は、こいつは仕方ない^^;…)
クライアント企業に「スタッフ管理」の出向者として、
日々常駐している立場なので、
契約会社からの連絡がほとんど届かない。


「締め日」の伝達も、気の効く細川さんが、
こうやって社員宛ての社内メールを読んで、
私に口頭で連絡してくれるからこそ、
私は「お!そうなんだ!」とシャッキリするのですが(笑)、
出向者として現場で仕事するというのは、
相応に微妙なものがありまして、
要するに「顧客企業の中にあって現場を仕切る」という事は、
半分は企業さんの発想でその手足とならざるを得ない、
って事なのだ。


細川さんからの連絡を受けた私は、
今月の交通費をちょっと考えてみたんだけど、
あらら、今月は一回しか会社に顔を出していないや^^;


いやー、だってクライアント企業の、
本社から臨時にやって来た新入社員の研修とか、
今月(いや、もう「先月」ね(笑))はやたら忙しかったからねぇ…


それでも日中に、
出向先と契約会社を何度も往復することなく、
じっくりと自分の業務をまっとうできたのは、
心なしかうれしい。
立場的にも、アタシはこうでなくちゃいかん!
と、思う。。。


    *    *    *    *    *    *


契約会社とクライアント企業の契約は、
スタッフの数で取り交わしが行われる。


この課、この部門のこの業務に、
「A社、何名」という契約が交わされたら、
自社スタッフの退職者が出た場合の各契約会社は、
何が何でも、当該スタッフの退職期日までに、
交代要員を準備しないと、厳しい企業では「契約違反」となる。


もちろんそこまでの「ガチガチ」な企業さんは稀で、
たいていの場合、人がすぐに上がらなければ、
クライアントさんは少しの間待っていてくれるものなんですが、
それにも「限界」ちゅうものがあると思う。


うちの会社は、今年の2月の段階で、
私の担当配下に欠員が3名。
それが春になっても新年度になっても、
交代スタッフが一向に上がってくる様子がない!


確かに今は、契約スタッフの応募が少なく、
各社ともいい人材の確保に苦戦しているのはわかるんだけど、
現場を仕切っている立場としては、
いつまで待っても人が補充されない状況は、
実績に大きく響くばかりでなく、
他のスタッフ達に負担を強いることにもなり、
あまり長く続くと疲弊したスタッフ達の、
不満と意欲の低下を招くよ。


もちろん「人集め」に苦戦しているのは、
どこの会社も同じような状況で、
うちに限らず似たり寄ったりの現状なんですが、
通常、こういった事態になると、
クライアント企業の担当者は、
契約会社に強力なプレッシャーをかけてくるばかりでなく、
「それでもその兆しが見えない」と判断すると、
今度は契約外の他社にも声がけするなど、
一刻も早く欠員を埋めようと動き始めるものなのですが…


うちの課は、課長も主任も、
「クライアント企業」として、
契約会社にプレッシャーをかけた経験がなく、
(たぶんそういった手段を想像したこともないのだろう…)
しかも二人とも物事を穏便に済ませたい「平和主義者」なので、
現場が最高に困っているのに、一向にのんびりしていて、
私に「まだなの?」と言ってくるのみ。


おいおい、私じゃなくて、
営業担当に直接苦言を吐いてくれよ~。
困っている実情をあなた達が自分で契約会社に強く訴えないと、
ダメじゃないか~!!


    *    *    *    *    *    *


新年度に入り、
「次の新人っていったいいつ入るんですか?」
「もうこれ以上は困るんですけど…」


窮状を訴える自社の班長達の叫びを聞きながら、
私は自分の契約会社に、
「いったい何やってんだろ?」と不満に思ったし、
今まで企業さんといい関係だったことに、
安心してあぐらを書いているようにも思った。


つか、私の出向先企業さんを軽視してない?
こんだけ人数増えて今や担当企業さんは重要顧客なのに、
なんで今も人が上がってこないの?
なんで必死に上げてこないの?
もしかして、
「ぷらたなすさんが、いい感じで押さえてくれているからまだ大丈夫」
なんて思ってない??


何度口を酸っぱくして言い続けても、
会社がその気になってくれないんではしょうがないよね。


それは例えば、
出向先からめでたくも新規増員の打診をされても、
会社がそれに応じる能力がないのなら、
人数の確約も出来ないし、「喜んで」お引き受けも出来ないし、
前線での営業活動的な期待も担っている私にすれば、
非常に盛り下がる話である。せっかく契約を取ったって、
会社側に実現の目処がまったくないなら、
そんな契約は最初からしないほうがいいに決まってる。
これじゃ、いい話があってもとても食いつけないし、
何の提案もできないじゃないの。いいのね、それで。


新年度になっても欠員が補充されないことへの、
スタッフの不満が段々高まってきていて、
主任からも、「いつまで待てばいいの?」と突っ込みが入ったときに、
私は、こっそり自社の利益は無視することにした。
(しーーーーーっ!!)
はっきり言って、契約会社の側に立って、
「申し訳ありません。もう少し待ってください。」と、
曖昧な状況を長引かせるのはもうやめた。
困っているのはウチのスタッフ達なんだよ、バカヤロー!
(いや、アタシかな?ガッハッハ~!!)
利益なんて、もう知らねーよっ!(←切れた(笑))
もう外圧掛けてもらわんと、ダメだっ!うちの会社っ!


「主任、今までもこういったことはたまにありましたが、
当時の課長や主任は、他社にも声掛けしていましたよ?
うちばかりをあてにせずに、ここはひとつ他社にも、
声を掛けてみたらいかがでしょうか?」


「他社に…?」


「私の口から申し上げるのもなんですが、
他の課の課長や主任は契約会社に非常にお厳しいです。
A社でダメならB社、B社でだめならC社…と、
人を上げてくる会社と契約しますよ?という姿勢が強いです。
私は桜カンパニーの社員なので、
うちからの出向を待っていただくのは、
とてもありがたいのですが、
これ以上はスタッフも厳しいと言っています。
もし実績のさらなる向上と現場の円滑運用を推進するなら、
一度うちの会社にひとこと連絡を入れた上で、
他社にも声掛けしてみるのも方法だと思います。」


主任は「え?それでいいの?」って感じで、
少々びっくりしていたけど、ここは「びっくりする」ところじゃないよ?
もし私がクライアント企業なら、それ、とっくにやってます。
ヘタしたら、「今後お宅とは付き合わない」と脅しをかけているかも。
いやね、ビジネスなんだから、
それぐらいの駆け引きや緊張感はあってしかるべきでしょ?


契約会社は、常にそういったクライアント達と日々対応しているので、
「言われなければやらない」という悪習もないわけではないのですよ。


ただし!主任はうちの会社には、仁義は通す必要がある(笑)。
営業担当に、「これこれこういう事情なので」
と、しっかり説明した上で、
「今後はこういった方針でやりたいが、
それもお宅から人が上がってこないのが原因なのだから、
ここはひとつご了解いただきたい」と、
言い含める必要があります。


こういうった事に毎度抜かりがあって、
必要な手順をすっ飛ばして物事を進める人なので、
(よって各社との行き違い多し!不満も多々…)
提案したのはいいけど、どこか心配で、
「(そのためには)こうしてください、ああしてください…」
と、私ってなんかどこの人かわからなくなる(笑)。


でも、うちの会社から人を出さない件に関しては、
よくよく考えたら、ワタクシ的にも
莫大な(←こいつはチトおおげさ過ぎ(爆)!!)メリットがあるのだ。
それは、義務付けられている事前研修のために、
契約会社と職場を何日も往復することがなくなるって事!
今までそれがゆえに、
「ここぞ!」というときに現場にいられなかった。
おっしゃ、この無念は今こそ晴らすぞー!


いや、マジで、
今後当分契約会社に研修に行かずに済むと思うと、
心身の負担が軽くなって、非常に楽なのよ、私。


他社はクライアント企業に入る新人さんには、
専門の研修担当を会社に抱えて研修しているって言うのに、
うちは現場統括の私が、そのたびに現場を抜けて…
っていうのは絶対におかしい!
(が予算がないといわれればそれまでなんですが(笑)…)
つーか、現場管理で入っている私がいっつも不在がちで、
本来の業務をまっとうできていてないこの事実を、
会社はなんと見ているのか!!


結局、うちの会社ってこの業務が始まった当初から、
現場のこと、あんまりわかっていないんだよね。。。
で、私はもう、
必要以上にスタッフのかき集めに力を注ぐつもりはなく、
そういうのはやっぱり契約会社がやればいいじゃーん、
と、思うようになってきた。
面接は応募があれば行くけど、その手前まではそっちでやってよね。
私はせっかくのこの機会に拡大して野放図になってしまっている、
グループの引き締めと見直しに専念したいんだよね~


そしてそれは、実は企業さんの以前からの要望でもあったので、
なんだ「一石二鳥じゃないのっ!」と、ひそかに私は、
うれしくなって、契約会社に重々しい雰囲気(演技)で電話した。
「最近、主任がこんな事言い始めてます。そのうち連絡くるかも。」
(オヌシもワルよのぅ…フォッフォッフォ(笑)…)


え?なに?知りませんよ、もう。
「管理社員」を一人置いて、半ばほったらかしっていうほうが、
会社としてちょっとおかしいのっ!!(笑)。
本当に利益を得たいのなら、
クライアント企業の現状や、
私自身の業務にも、もっと関心を持って欲しいものですわ。


    *    *    *    *    *    *


さてこの計画は、蓋を開けたら意外な事実が判明した。
なんとこの春から縮小になる部門があって、
クライアント企業さんの人事部の方針では、
今後社内の契約スタッフに退職などで欠員が出たときには、
縮小になった部門からまず真っ先に人を移動させるのが、
すでに機知の事実となっていて、
実はうちの主任はそれを知らずに、
私の会社に「まだですか~?まだですか~?」と、
矢の催促を出してきていたのであった。(主任らしいや(笑))


人事部の各担当への落とし込みに不足があったのか、
はたまたうちの主任が聞いてもきちんと把握できていなかったのか、
それは私にはよくわかんないけど、
6月になって某部門から「デキる」異動スタッフさんが3名入り、
その現場研修が先週にやっと終わった。


他部門とはいえ、すでに社内で実績のある人達なだけに、
飲み込みも察しもよく、ユーザー対応の経験は豊富。
こんな人達が毎回きてくれるのならば、
私は「異動者で補充」には大歓迎だよ!!!
現場担当としては、別にうちの会社からのスタッフじゃなくても、
全然いいもんね~(しーっ)


かくして、この先の私には、
例え今すぐ退職者が出ても、
面接で何度も何度も人選に出かけることはなく
当分契約会社での事前研修も発生しない。
個人的に気持ちの安定すること、この上ない(笑)。


いや、研修は好きよ?
でも二束のわらじももう限界だと思うのだ。
あれも、これも、って用事が増えていくのなら、
私は会社を辞めて、またスタッフになっちゃおうかな?
(たぶん、意外にそのほうが幸せ♪収入さえ気にしなければ(爆))
と、思うモンね。


    *    *    *    *    *    *


先日、職場の模様替えがあって、
人の増えた私達は、フロアの半分を占有するまでになった。
他の課の課長さんに、
「このままいくとフロア全部がそっちのグループになって、
オレラ、そのうち居場所がなくなるんじゃないの?」
なんて冗談も出るこの頃ですが、
最近では各班長の自覚もしっかりして来て、
段々みんな頼もしくなってきた。


神田君(30代前半/男性スタッフ/仮名)などは、
2chばかりみて仕事をサボリ気味で新人育成もいい加減な事に、
スタッフの有志が話し合いを申し入れて、
「自分達の職場は自分達がよくして行こう」という、
主体的な雰囲気がみなぎってきたのを痛感いたします。
(じつはこれは、レイちゃんの差し金なんですが(笑)、しーっ)


今まであまり交流のなかった組み合わせの班長達も、
席替えを機に立ち話をしてくだらないエピソードで、
腹を抱えて盛り上がっている。


もう、フロア中を一瞥して、
関わりのある全スタッフを視野に収めるのは無理になっちゃったけど、
私達が入った頃とは、本当にすっかり様変わりしたなぁ…
でも、この頃は全体がいい感じ。
自分達で考えて自分達でまわして行ける土台が、
やっと全体的に整った感じ。


こうやって現場は日々生き物のように変わっていっているのに、
契約会社のほうがいつまでも昔の感覚を引きずっていると、
やっぱり私、ちょっと噛み付きたくなっちゃうんですよね。
うちの会社にはね、やっぱしゃきっとして欲しいです。
そうじゃないと、いつまで経っても競争力つかないぞ?


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