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2006.06.12

NGでも走ってみることにしたが

【過去記事一覧】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ・アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ・出番です、待たせたね。1(周辺記事) ・ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ・やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ・ASを伝えるほどに広がる誤解 ・羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ★NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ・アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

新人の藤田君(20代後半/男性スタッフ/仮名)が、
ここ最近の私の職場に応募の多い「不向きな人」に思われて、
タイムリミットぎりぎりまで、
本契約するかどうかを決めかねていた私だったが、
いろいろな方面に探りを入れるに連れて、
もうあとには引けないという事がわかってきた。
私に選択肢は残されておらず、
こうなったら、NGとわかっていても彼で行くしかない、と、
私は腹を決めた。(参考:「羹に懲りて膾を吹くか…?」)

ただし。契約会社のメグちゃん(20代前半/女性/仮名)と、
細川さん(30代前半/女性/仮名)のほうには内々に、
彼がこの一年、長い間私達の頭痛の種だった、
ある種のタイプの人である可能性が高いことを再度告げて、
職場のお荷物として問題が表面化することは十分にあるし、
研修中に思考が混乱してきたら、
体調を崩して早期に辞めることもあり得るので、
何が起こっても、その覚悟だけはしておいてね、
と、助言をしておいた。

藤田君は、本当に印象の良い好青年で、
誰の目にも仕事ができそうな優秀な人に見える。
だからこそ、一時面接をした細川さんも、
彼の人柄を見て、強力に推薦してきたのだった。
でもこのタイプの人達は、
本当に出会い頭のイメージが良いい人が多く、
私は幾度かの経験を通して、
自分の「人を見る目」を根本的に考えさせられた。

ありがたいことに、退職の手続きで契約会社を訪れた、
前班長の難波君(30代前半/元男性スタッフ/仮名)が、
「彼は立ち上がるのに非常に時間がかかると思う」
と、自分の口から二人に見解を述べてくれたので、
契約会社のメグちゃんと細川さんは、
私の判断が、見当違いのものでないことだけは、
難波君の話からもわかったはずだった。

難波君と入れ違いに、今度は本人である藤田君がやって来て、
契約の手続きを終えていったということだったけど、
「何を話してみても、私達には普通に見えたし、
変なところはみじんも感じられなかった」という話だった。

メグちゃん、細川さん、ダメだよ、世間話だけじゃ。
そういった日常会話だけではなく、
何かを最初からきちんと説明してもらうとか、
趣味に関してのウンチクを述べてもらうとか、
少しセンテンスの長い回答が得られるような、
正式な「質問」をしないと、なかなか特徴が出てこないよ?
人を見るなら、相手と楽しく会話をするばかりでなく、
オフィシャルな質疑応答を交わすノウハウも必要だと思う。

不安を承知でのスタートであったが、
彼、金曜日に休んじゃいました。
思わず、芦田君と目を合わせて「来たかっ?」

あ、「来たか」の意味は、
彼が出社したかどうかじゃなくて、
「恐れていたことがもうやって来たのか?」って意味よ(笑)?

欠勤連絡は芦田君が直接受けたんだけど、
「私用なので休みます」というもので、
「申し訳ありませんが」も何も無く、
入って間もない新人が休むときは、
たいていやむを得ないような個別事情を言ってくるのにそれもなく、
「用があるから当然休む」と言った言い方みたいだったので、
「芦田君は、私用ってなんだろ?意味わかんねー(笑)」
と苦笑していたが、それ、この前退職した
深水さん(30代前半/元男性スタッフ/仮名)と一緒だわ。

深水さんの欠勤理由も、首をかしげるものばかりで、
「手が痛いので休みます」
「保険証を無くしたので休みます」
と言った連絡は、かつてグループ内の格好のネタだった。

藤田君には悪いけど、この先続かないのだったら、
早期に退職してもらったほうが私は助かる。

細川さんやメグちゃんの聞き取りでは、
「研修は楽しく、いろいろ教えてもらって大変充実してます!」
と意欲的だったらしいけど、
実際の彼は、たまにものすごく不安そうな顔を見せて、
決して進捗がいいとは言えない。

「付いていけないって事は無いの?」
「いえ、全くありません。」

胸を張って、こういったきちんとした敬語を使うところが、
周囲に好感を与えるのだけど、
藤田君のような人は、
身近な人でも打ち解けた会話ができないんだよね。

今回、幾分私の気持ちの救いになっているのは、
新班長の芦田君が、非常に人を見抜くのに優れている人で、
「世の中にはこういうタイプの人がいて、藤田君はそのように思える」
と言うと、割と簡単に、
「実際に接してみたら、ああ、なるほどね、って感じで、
ぷらさんの言わんとすることがよくわかりました。」
と、すぐに察しよくポイントに気がつく人である事。

今までは、いくら周囲にそう話しても、
「まさかそんな事ってないでしょ。あの人は単にやる気が無いだけ。」
と誤解されることが多かったので、
きちんと特徴を理解してくれる芦田君であれば、
何がしかの期待はできると感じていた。

さて彼は明日、出社してくるのでしょうか。
この先どうなる事か、ちょっと、いや、かなり心配。。。




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