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2006.05.08

成熟していく職場

先週と先々週は、
新人スタッフ:遠藤君(20代前半/男性/仮名)の事前研修で、
契約会社のほうにいる時間のほうが長かったので、
遠藤君が無事現場入りした本日の午前中は、
膨大に溜まった未読メールの処理に没頭する。


「今日から本社の新入社員研修開始」と聞いていたのに、
よくよく確認すると、今日は東京からの移動日で、
新入社員のご一行は、本日午後に到着予定らしい(-_-;)。。。
本当に、うちの主任(50代前半/男性社員)は、
そういう所の把握がイマイチだよなぁ…


だったら土曜日にわざわざ出社して、
マニュアル類を必死に印刷することも無かったのに…
これだから、社員だけでなく
スタッフにもハラハラの心配をかけるんだ。
ま、人のいい愛すべきオジサンなので、
この頃は、周知の許容範囲なんですけどね(笑)。


メールを読んでいると、
班長のレイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)が走ってきて、
「ぷらたなすさん!若槻ちゃんが、いよいよ入院したそうです!」
と、息を切らせて知らせに来た。


「ウソ!そっかー、いよいよかー!」
「そうみたいです!」


出産準備のため、3月半ばで退職した若槻さんに、
いよいよ赤ちゃんが生まれるらしい。
在職中から仲の良かったレイちゃんに、
第一報のメールが入った模様。


「なんか、破水しちゃったみたいで、
緊急に入院になっちゃったようなんですが、
すっかり太りすぎちゃって、
麻酔の針が届かないらしいです^^」


がははは!


いえ、笑い事じゃないんですが、
やっぱり可笑しい。
破水したというなら、今日・明日中には、
赤ちゃん誕生となることだろう。
(破水しても、問題なくお産した友人がいるので、
 個人的には、「大丈夫かな」って感じの印象)
でも、本当に母子共に健康で、
元気な赤ちゃんが生まれてくるといいね。


    *    *    *    *    *    *


昼前、遅番で出社した
ひろ子姉さん(40代前半/女性スタッフ/仮名)が、
出社するなり、入り口近くの席の私に、
「ちょっと、ぷらたなすさん!聞きました??」
「うん、聞いた!聞いた!」
「女の子だって!」
「そそそ、そう言ってたよね?でも破水しちゃったみたいで…」
「え?本当ですか?でも、もう生まれましたよね?」
「え?もう?いやさっき入院したって」
「やだ、生まれた!ってメール来ましたけど?」


え?は?ひろ子姉さん、それ誰の話?
(若槻ちゃんとひろ子姉さんは、
メールをやり取りするほどの仲ではない)


「やだ、青りんですよ!青りん、女の子、さっき生まれたんですよ!」
「おーーーーーなんと!青りん、生まれたんだ!」
「え??」
「いや実は、若槻ちゃんも、さっき入院したのよ!」
「え!マジで!!!」


おー、なんと言う偶然!
このblogに古くからお越しのお客様なら、
その名前に何度か記憶のある方もいる、
前班長の青りん(30代前半/女性退職者/仮名)と、
結局みんな現場が好き」で、
少しだけ名前を出した若槻さん(20代後半/女性退職者/仮名)が、
奇しくも同じ日に出産だなんて!
しかも共に女の子!
(若槻さんは事前にわかっている)
めでたいことは、重なるものだなぁ。


大至急、グループ内の
社員・スタッフ全員にメッセンジャーを飛ばす。
「皆さん、昨年まで班長だった青柳さんに、
本日、女の子が生まれました!!!
おめでとう!!!」


すかさず、それを読んだレイちゃんが、
「ぷらたなすさん、一体コレ、誰に出したんですか?」
「え?全員だよ!全員!青りんを知っていようがいまいが、
めでたいことなんだから、全員送信に決まってるでしょ!」
「え~(-_-;)…」
(ホントにこの人は、乗って来ると何をするかわからん、と言いたげ。)


※実は、今や青りんを知っている人の割合はとても少ない。
※全員に送信したって、ほとんどの人は「コレ誰の話?」だろうな。
※でも、そんなの、お構いなしだもんね~、
※めでたいものはどこの誰の話であれ、めでたいのだ!


「えーい!じゃ、アタシも(笑)!」


レイちゃんが、それにレスをつける形で、
同様に全員送信でメッセンジャーを飛ばす(笑)。


「若槻さんも、陣痛が始まって入院しました!
 本日ぐらいに生まれる予定です!!」


一部の社員やスタッフから、
「おめでとう、と伝えて。」と次々に返信が届く。
「今日ばっかりはいいだろう♪」と、
それを次々にメールにコピペして名前を付記し、
会社のアドレス(笑)から青りんの携帯に、
続々とメールを打つ。
みんなの声よ、青りんに届け!


そしてつい先ほど、
レイちゃんからメールが入った。
「若槻さん、無事、女の子が生まれました!
 母子共に健康です!」
「良かった!おめでとうと伝えて!」


    *    *    *    *    *    *


私達は、クライアント企業で働く、
契約スタッフの集団である。


現実的に割り切った言い方をすれば、
企業が暮らしの保証をする必要の無い、
人件費削減のための単なる労働力だし、
好況・不況に雇用の調整弁となる、
テンポラリースタッフである。。


*tem・po・rar・y

---------------------------------------

[形]一時の, つかの間の, はかない(⇔permanent);
   仮の, 臨時の, 間に合わせの, 暫定の


でも、企業としてみればそうかもしれないけど、
現場にそれを感じさせるムードはまったくないし、
契約スタッフがメーンになって業務を動かしているので、
(緊急時の判断を含めて)社員がいなくても、
成り立つ部署がたくさんある。
クラインアント企業は、私達をパーマネントスタッフと思っており、
厳しい"調整"の手が入っているのは、
むしろ正社員のほうという現実。
栄転と言う名の出向などで、社員はどんどんいなくなるばかりだ…


今やウチの職場の真実は、名前だけが企業のものであって、
その本体と、頭脳のかなりのところまでが全部契約スタッフ。
その是非は、また別の機会に譲ることとして^^;
だから交替制スタッフだと一人一人の仕事の責任は重いけど、
その分仕事はめっぽう面白い。


そんな中で歓送迎会があったり、人事異動があったり、
栄転で去る人がいたり、他県から異動してくる人がいたり。
組織で働いた事の無い若いスタッフも、
不振で長年の自営業をたたんでやってきた中年のスタッフも、
今までイメージだけだった「カイシャ」というものの雰囲気に触れて、
ちょっとだけ憧れが満たされたりする。


契約スタッフが大量に働いているような職場では、
女性のほうが圧倒的に多く、友達関係は、狭く限定的なもので、
部、課、グループ全体として何かで盛り上がることはあまりなく、
スタッフは皆、時間が来たらあっという間に帰るような、
割り切ったムードがあるのだという。(転職者:談)
(ホントかなぁ。そっちがマイナーなのかもしれないけど…)


私達の職場は、男女は7:3ぐらい。男性しかいない班もある。
長く働く間には、引っ越し手伝いに皆で駆けつけたり、
ユーザー対応で予期せぬ残業になってしまった誰かの子供を
他の誰かが保育園に迎えに行ったり、
誰かの結婚式に大勢で参加したり、
ある人は親が亡くなり、
ある人には子供が生まれ、
お祝いを集めたり、香典を集めたり、
1台のPCに頭を寄せ合って、皆でウェブを見ながら、
祝電を選んだり、弔電の内容を決めたり。


そんな風にしながら過ぎていく春夏秋冬は、
「かりそめの共同体」の「かりそめ」をなくし、
養分のない土の上に木が根っこを張っていくようで、
なんとなく、複雑な感覚を抱くのよ。。。


今回はとってもおめでたい話なのに、
「お祝い!お祝い!」と、盛り上がって、
各席を集金に駆けずり回っているレイちゃんを遠くから見ていて、
真っ先に心に浮かんだのが、そんな後ろ向きな事でした^^


最近は景気が上向きで、雇用状況も好転しているらしく、
そのせいか、私の職場への応募はいたって不調で、
もしかして現在の求職者は、安定していてもっと条件のいい、
他の仕事や会社に流れているんだろうな…とも思う。


こういった業種が好きでやりたくて「ぜひ」と希望してきた人や、
契約スタッフのほうが気楽で自分に合う人、
私のように年齢的に受け皿がなかった転職などで、
「これで十分」という納得のある人はいいけど、
探してもなかなか就業先が見つからなかった時期に、
そこそこの気持ちで入って来た人には、
すっかり職場に馴染んで、楽しそうにやっている姿を見るたびに、
どこか申し訳ない気持ちにもなるんだよね。。。


(一部の職場に合わない人を除き)この数十人の集団が、
ますます共同体として熟成してくると、
良好な人間関係と居心地の良さが、
もっといい条件で身分も安定した仕事ができるはずの、
若い人達の挑戦する気持ちを奪ってしまっているんじゃないか?
なんて妙に変なこと、ふと考えちゃうんだよね^^。


いずれ、6名という大きな欠員が今もって埋まらない焦りはあれど、
担当グループは、今、大きな問題も無くとても調子がいいので、
だからこそ、こんな贅沢な感覚も浮かぼうというもんだな(笑)。


これがまた、何かの問題がひとたび起これば、
再び、ああでもない、こうでもない、と、
ダラダラとした長文を書きたくなる私だものね♪


    *    *    *    *    *    *


本日の連休明けは、机の上にお菓子が一杯!
休み中に旅行に出かけたスタッフさん達が、
お土産のお菓子の箱を片手に、
一人ずつ席を回って配ったクッキーやら饅頭やらせんべいやら。


秋田のお土産だと思うけど、
砂田君(20代前半/男性スタッフ/仮名)が買って来た
「比内地鶏たまごサブレ」はおいしかったな♪


でも、「お土産どうぞ!」と差し出された箱から、
一つつまんでいただくときに、
「まごサブレ」って見えたんだよ、コレが(爆)!


え?まご(孫)サブレ?


思わずそう叫んだら、横からレイちゃんが、
「ぷらたなすさん、そこで敏感に反応しすぎ(爆)!!」


あはは、そうね。本当にうちの「孫」はどうなっちゃうんでしょうね…
あ、でも、パッと見、角度によって、
絶対「まごサブレ」に見えますから、これ!
ほら!ね?(笑) (と、ヨソ様のページにリンクを貼ってみる^^; )


さて、途切れ途切れにこれを書いているうちに、
夜も更けてきました。
若槻ちゃんと青りんは、今頃ぐっすり寝てるかな?


そうやって、好きなだけ寝られるのは「今のうち」だよ。
退院して家に帰って、新生児のいる暮らしになったら、
一晩じゅう睡眠できるのなんて、当分、夢のまた夢だもんな~。


青りんなんかは、そのうち絶対「泣き言メール」が来るはずだから、
期待して待っていることにしましょう(笑)!



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