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2006年5月の20件の記事

2006.05.31

つり銭ならいいのか(笑)

うちには、母が買ったデジカメ写真のプリンタがあるんだけど、
私の撮る写真は、
野外の明るいお日様の真下で撮影したものは稀で、
ほとんどが○○会なる職場や来客の飲み会の写真なので(汗)、
パソコンで見るとそこそこ普通の写真なのに、
印刷してみると思いのほか暗い。。。


職場のスタッフ達は、
「そんなのPHOTSHOPで補正すればいいじゃないですか。」
と、簡単に言うけどさぁ、
だいたいPHOTOSHOPなんて持ってないし、
(そりゃ、カメラに付属の編集ソフトはあるけど、
例えいいものを持っていたとしても)
そもそも毎回手間ヒマかけなくちゃいけない写真なんて、
私にとってそれは「写真」じゃないもんね(笑)。


しかも、うちのプリンタ、すごくのろいんだよね(爆)!
他の人に上げる分も含めて50枚ぐらいプリントしたら、
いったい何分かかるんだろ…


それでいつぞや、せっかく早起きして朝からプリントしたのに、
出社までに全然間に合わなくて、
その写真はその日退職する人にプレゼントしたいものだったから、
(入社から現在までの飲み会集大成(笑)!)
途中で断念して、残りは昼休みにコンビニへ。


そしたら、スピードの早いのにもびっくりしたけど、
明るさも全然違うんだねぇ~。
(って事は、うちのプリンタが悪いのだ(笑))


以後私は、自宅のプリンタを見放し^^;、
ここぞ!ということきに人にあげたい写真は、
もっぱらコンビニにあるデジカメプリント機を
使うようになっちゃったんですが、
(1枚30円はすごく痛いけど)
今日の休憩時間にセブンイレブンに行ったら、
財布の中には万札しかなかったの。


プリント機はコピーとの複合機で、
硬貨しか使えないから、お店の人に両替をお願いしたら、
「本日は1000円札の数が少ないので、
両替は承っていないんです」と店員さん。


「え、でも、あれ(デジカメプリントを指差し)を使うために、
両替をお願いしているんですよ?
何も買わずにお金だけ両替して欲しいとお願いしているわけでは
ないんですが…」


「いえ…でも、本日、両替はちょっと…」


周囲は会社ばかりで両替のできるような店がほかに無いし、
ここでお札を崩してもらわないと、
本当に困ると言ったんですが、
マニュアルが行き届いているのか販売戦略なのか^^;、
お姉ちゃんも素直で優しそうな人なのに頑固だのぅ…
(困った。。。昼休みにわざわざここまで来たのに、
今プリントしないと、夕方の終礼に間に合わないよ~
混雑を避けて、せっかくお昼を三時にずらして来たのに…)


そうだ!!!


「両替ならダメってことは、何か買えばいいんですか?」


「はい。」


「あ、じゃ、これ。」


45円のパンを一個買う。


「お待たせいたしました。
9953円のお返しです。」


「それで、これを五百円玉に両替。」


千円札を三枚渡す。


「かしこまりました。」


変なの~(爆)!!
今から2千円分以上、その機械でプリントするって言ってんのに、
それでも、何か買い物したつり銭じゃなきゃとダメなの?
(同じじゃないかい??)
もし、本日の引継で店長から
そのような指示が出ていたのだとしても、
それって拡大解釈じゃない(笑)?


これで私が気分悪くして、
「それじゃ結構です。他の店でやります。」って、
ぷいと出て行ってしまったら、損だと思うんだけどなぁ~
※よっぽど実際にやろうかと思った(笑)。


コンビニの客単価がいくらか知らないけど、
弁当と缶コーヒー一本買って出て行くお客よりは、
よっぽど「いいお客さん」だと思うけどなぁ(笑)。


    *    *    *    *    *    *


今日は三年間務めてくれた、難波班長の最終日だった。
デジタル&デバイスお宅の彼のことだから、
「なんでCDでくれないんですかっ!」と、
文句の一つも言われるかと思ったら、
珍しく(笑)、「え?これ全部もらっていいんですか?」
って、意外なぐらい素直な反応だった(笑)。


最近はさ、どこかで誰かのカメラに収まっているとわかっていても、
それを現物としていただくことはほとんど無くて、
よくて「http://○○…にアップしました」っつうぐらいのものだし、
いただいても、自分の映っている1~2枚だけだったりするので、
だからこそ私は仲間達までみんな全部移っていて、
その場ですぐ見れる状態のものをあげたかったんだよね。


一番最近のやつは、先日の送別会(銀塩カメラなら)の、
フィルム一本分だ。少し古い写真だと、
今はもういないかつての同僚や転勤した懐かしい社員達が、
ジョッキ片手に赤い顔で、乾杯したり顔を寄せ合ったり。
無印のフォトアルバムにおさまったそれらのたくさんの写真は、
みんながカメラ目線で、楽しそうにポーズを取って笑っている。
一瞥して目に飛び込んでくるこの幸福な雰囲気を、
形にして手で渡したかったのよね(笑)。


難波班長、お疲れ様でした。
そしていろいろと本当にありがとう。
事務職の古賀さんもさようなら。
最後の一ヶ月はその前の数ヶ月よりは、
ちょっとは楽しかったと思うよ。
みんな、元気でね。

2006.05.28

羹に懲りて膾を吹くか…?

【過去記事一覧】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ・アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ・出番です、待たせたね。1(周辺記事) ・ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ・やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ・ASを伝えるほどに広がる誤解 ★羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ・NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ・アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

ここでは詳しく述べませんが、
世の中にはとんちんかんな人がて、
「天然ボケ」と周囲に受けている程度ならいいんですが、
全体的にどこかピントのズレた人だと、
ちょっと仕事が務まりません。

その中には、普通は穏やかに済む会話のはずなのに、
突然切れて火のように怒り出したり、
何度言っても重大な事をやり忘れたり、
責任者が「いったいこれはどういうことだ!」と、
驚きあきれて走ってくるような事をする人がいるので、
周りの人達は、それはもう大変で、
そのために退職者が出たり、契約会社に企業さんから
「なんとかしてくれ」と厳しい苦情が入ったり、
私は昨年の一年間、大きな苦労を背負い込み、
何度も窮地に陥りました。

要は、自分が担当している二次面接で、
そういった人達を高い精度で見抜くことができればいいんですが、
短い面接時間内ではなかなかわからず、
事前研修でも新人が一人しかいなくて、
周囲との関りや集団の中での社会性などを
見ることができない場合は、
OKとNGを嗅ぎ分ける判断材料が少なすぎて、
「この人は大丈夫」という確信が持てないまま、
不安の現場入りを迎えることになる。

私は、今までずっと、面接時のやり取りで、
スキルと人柄の良さが確信できれば、
一も二も無くOKを出していたし、
例え初心者でも見るからに変わった性格でない限り、
前向きな意欲が感じられればそれで十分と思っていました。

けれど今は、スキルや人柄や意欲よりもまず、
実際の業務に就いてみないとなかなか見えてこない、
(でも、業務に就いてからそれがわかったのでは手遅れな)
とんちんかんな人達を如何に事前に見分けるか?
というこの一点を非常に重視していて、
そこさえクリアできれば、
スキルや人柄や性格に少々の難があったって、
もう別に構わない、とさえ思えるような、
追い詰められた気持ちがあるのでした。

今回敢えて自分のことだけ言っちゃえば、
毎日毎日企業の担当者に呼ばれて責任を問われたり、
「お話がある」と言われて、行く先々でスタッフにつかまり
来る日も来る日も、延々と窮状を訴えられたり、
深夜の電話、毎日のように届く長いメール…
私は関係のある人達とすれ違うたびに防御体制になり、
声をかけられないよう目をそらし、足早に通り過ぎる日々だった。
トラウマ(笑)?そうね、トラウマって言えばトラウマかもね^^;…

    *    *    *    *    *    *

自分の目で見て「いい人」と思い、
自信を持って入れたスタッフが、
現場ではクソミソに言われていると、
それだけで「なぜだ?」という気持ちにもなるし、
その一方で私に対する無言の批判に傷心したりするんですが^^
その真実が明るみになるに連れて、
私は今までの判断基準だけではダメなんだと、
痛感するに至ったよ、ホント。

今まで職場の「困ったさん」として、
私に頭を抱えさせた人達は、
実は皆さん、一時面接を担当した人が、
通常あまりないような高ポイントをつけている人達です。

とんちんかんな人達は、
礼節をわきまえ折り目正しく、
言葉遣いも丁寧なことが多いし、
実際に話してみても、誠実な意欲が感じられるので、
その後の彼らの現場でのあれこれを知る人じゃないと、
なかなか嗅覚が働きません。

それでも何か共通する行動があるとか、
特定の質問に対してお約束の回答が返って来るとか、
どうしても、自分の中に固定的な判断基準を確立させたい私。

いや、難しいのはわかっているし、
そう言った気持ちがよろしくないのは承知しているんですが、
背に腹は変えられないというのが、偽らざる本音。

昨年関った人達と、今思えばそうだったと思われる人達と、
合計15人のスタッフ達の面接時の事を一生懸命思い出して、
ふと気づいたのは、彼ら・彼女らのうち、ほとんどの人が、
面接の時にノートや手帳を取り出してメモを取っていたって事。

そう言えば、川田さん(30代前半/元女性スタッフ/仮名)
なんかは、「ちょっと待ってください」と言って、
何度も何度も条件やスケジュールや勤務時間などを、
ひとつひとつ確認しながら、細かくメモ帳に書き込んでいたっけな。
曖昧な事の嫌いな几帳面な人だと思ったけど、
実際はその逆で、職場は彼女の遅刻と物忘れと常識の無さに、
大いにかき回された。

思えば、私って今まで、筆記用具を目前において、
面接に臨んだ事があっただろうか?
条件面などをメモしようと思って持参したことはあったけど、
なぜかバッグから取り出すことはできなかった記憶が一度だけある。
で、そのときに大事な話なのにメモも取らずに帰宅した自分を、
(やっぱり私ってチャンとしてないダメなやつだなぁ)と、
少し自己嫌悪したんですが、
面接官を前にして、どこか失礼な気がしてメモを取り出せない、
という気持ちのほうが、もしかして一般的な感覚?

そう言えば、机の前にノートを広げて私を待っていたり、
条件説明に入ったときに、
話の腰を折っても筆記具を取り出す人の方がずっと少数派だなぁ…
それに、一回ではなかなか覚えられないから、
メモを取る癖がついているという考えもできる。

ま、一応気にすることにしておこう(笑)。

    *    *    *    *    *    *

難波班長(30代前半/男性スタッフ/仮名)の退職に伴い、
スタッフから芦田君(20代後半/男性スタッフ/仮名)が昇格し、
芦田君の分の欠員補充者を募っていたときに、
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)から、
「すごくいい人が応募してきてます。絶対にお薦めです!
二次面接お願いできませんか?」と、連絡が入った。
キャリアも人柄も全く問題ない、という話だった。

それで日を改めて二次面接のために、
契約会社に出かけてみると、
その方は本当に笑顔が素敵で人柄もよく、
いかにも素直で真面目そうで、
誠実に仕事をしてきた営業マンって感じの
20代後半の男性の方だったんですが、
この人の目前にあるバインダー式のノートに途中で気がつき、
私は、ハッ!!としちゃったの^^;
つい先日、「メモを取る人は要注意」と
自分に言い聞かせたばかりだったので。

ふと、過去の困ったさん達に、
10項目評価でたくさんAがついていたことが頭をよぎる。
私はここで、良さそうな人柄や誠実な態度や物腰、
そして同系業種の販売職だった好ましいキャリアなどに、
惑わされてはいけないんだ。。。

急に方針転換の思いが強くなってきて警戒モードになる…
世間話の合間に紛らせている毎度の質問に気をつけてみる。

「普段自宅で使っている
お気に入りのブラウザなどはありますか?」
「はい。いつも時事ニュースなどを見ています。」

うーん。。。

初心者の方なら
「すみません。"ブラウザ"の意味がわかりません」と言うし、
説明すると、わからないなりにも
きちんと自分の言葉や表現で答えてくれるし、
慣れた人なら、
「タブブラウざってご存知ですか?自分は○○を使っています。」
とか言うんだけど。

「ウィルス対策ソフトで実際にお使いのものはありますか?
あれば具体的にお聞きしてもいいですか?」
「はい、フぁイヤーウォールを使っています。」

うーん。。。商品名は出ないか…

少し気になって、
最寄のバス停を尋ね、そこから自宅までの道のりを聞いてみる。
(これがなかなかコンパクトに説明できない人がいる)
すると彼は、最寄のバス停ではなく、
今回募集している会社までの行き方を、早口で説明し始めた。
「○○さん、職場までではなく、今うかがったバス停から自宅まで
ですよ?」
「あ、バス停からだと…」

うーん。。。でも、これは少し唐突だったかな(笑)。

    *    *    *    *    *    *

正社員としてではなく、
企業に出向させる契約スタッフとしての面接なので、
応募者の受け取り方も様々で、
スーツを着て髭もきちんとそってくる人、
普段着で来る人など、その服装はときに一定せず、
態度も、緊張して汗だくになる人から、
足を組み頬杖で人の話を聞く人まで色々で、
今まではその中から、そういった周辺情報を一度クリアして、
現場で使える人かどうかだけを見ていくのが、
自分の仕事でもあったわけですが、
受け答えがちょっとズレているのだけは、
緊張してそうなのか、そそっかしくてそうなのか、
初心者が知ったかぶりをして合わせているのか、
そして、本当にピントの外れた人なのか。

こればっかりは、全くわからない。

面接後、「ね?すごくいい人でしょ?」と、
盛り上がって駆け寄ってきた細川さんに私は、
「ごめん。なんか…なんかちょっと気になるところがある。
もしかしてあっち系の人かもしれない。」
「えっ!!まさか!」
「いや、私が自分でそう感じるだけかもしれないんだけど…」

「あのさ、今回は見極め期間を設けさせてくれない?
その間に付いていけないようだと判断したら、
お願いしない場合もあるということをご本人にきちんと伝えて、
了解が取れたら、まず見習い期間として最初に現場に入れましょう」
「え?いきなり現場ですか?」
「ごめん、今回はそうさせて。」

現場では、現難波班長も、次期芦田班長も、
「そんなに悪い人には見えませんけど?」で、
今は同じ印象を伝えてきている。

私は「羹に懲りて膾を吹いて」いるんだろうか…

あつものにこりてなますをふく

 

羹に懲りて膾を吹く

[出典] 『楚辞』

前の失敗に懲りて、必要以上に用心しすぎることのたとえ。
熱い吸い物で口をやけどした者が、
それに懲りて次から冷たいあえ物までも吹いてさます意から。

▽羹=野菜や魚肉などを入れて作る熱い吸い物。
膾=酢などで味つけをした冷たいあえ物。
もとは、魚や獣の生肉を細く切ったもの。

『故事ことわざ辞典』・三省堂編修所

[註]

羹(あつもの)
膾(なます)

こちらのページから引用させていただきました。

私のスケジュールの都合もあって、
藤田君は、移動してきたベテラン経験者さん達と、
同じ現場研修に今入っていて、
やっぱり質問への回答の一部に勘違いなどがあるんだけど、
それが少し難易度の高いスピードを上げた研修であるせいなのか、
私の指示から肝心なところがどこか抜け落ちてしまうためなのか、
それもまたわからない。

現場はようやくやっと新人(しかもいい人!)が見つかったことで、
希望のある安堵感が広がっており、
ここで万が一、私がNGを出した時の落胆と批判は目に見えている。
どちらを選択することにしても慎重にならざるを得ない。

ま、一抹の不安をわかっていながら、
「次期班長の芦田君がいいって言えばそれでいいよね♪」
と、責任を人に押し付けちゃう手法もあるんだけど、
この班はねぇ…すでに二人の「困ったさん」で
以前から揉めているので、これ以上の負担は掛けられないのよ。
普段から、問題のない人達の疲労度がすごいから。

ギャンブルにも、勝敗の対処にも、
ある程度は慣れている私だけど、
ことわざのとおりにだけはならないように、
冷静な観察眼を持ちたいものですが、
これがなかなか自信の持てない
難しいものである事だけは確かです。




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2006.05.27

またまた送別会


昨日は難波班長(30代前半/男性スタッフ/仮名)の送別会だった。
この人が居なければ、うちのグループは成り立たないぐらい、
様々な部分で全体の要となってくれた人だった。


はっきり言って、何でもできる人。
仕事だけでなく、人をうまくまとめられる人だ。
少々頑固でクールで細かくて、
人情味に欠けるところはあったけど(笑)、
彼の持って生まれたような天性のリーダーシップを思ったら、
そんな事はどうでもいいように思えてくる。


頭のいい優秀な人なので、
きっと小さい頃から学級委員とか何かの実行委員長とか、
(そうそう、生徒会長って感じの雰囲気!)
みんなの上に立って人を引っ張っていくことが多かったんだろうな。


今、研修を先行させて、
未契約で入っている新人(20代後半/男性)に、
私が一箇所気になるところがあったので、
「お昼を一緒に取るとかして、それとなく人柄を見てくれない?」
とお願いしたら、快諾してくれて、
昼の休憩室ではすでに二人でPCの話などで盛り上がっていた。
そういった手際がすんなりと見事なんだよ。


「大丈夫そう?」「うーん、まだ日が浅いのでなんとも…」


私の担当グループには業務の違う各班の班長が4人いて、
私は彼らをまとめつつ、担当外のグループの班長(2名)には、
グループのリーダーとしてではなく、
契約会社から派遣された管理社員として接しているわけですが、
私達がまだ一班数名で私がそこの班長だったときに、
初めて増設された二番目の班の班長として入ったので、
部下のようでもあり、立場的には対等のようでもあり、
私自身の中にも、当時は付き合い方が、
イマイチ定まらない気持ちがあった^^;


その後に生まれた班長達とは違って、
絶対的な上下関係が私の側で曖昧だったため(笑)、
私は彼に距離感があるのを自分で感じていたんですが、
今思えばそれも、こちらが思っている以上に、
彼が私を目上の人間と思ってくれて、
上司に接するように一歩引いた態度でいたことに、
私が気がつかなかっただけかもしれないの。


上下関係はちゃんとあっても、
友達みたく仲良くなれる人っているよね?
今ひとつそうはなれない事を以前はどこかで気にしていたんだけど、
それも今思えば、性格の相違だな~(爆)


彼、酒飲めないし、庶民派タイプじゃないし、
ミーティングの散り際に「頑張ろう、ファイト!オー!」
と、一人で勝手に叫んで、
「ちょっとみんな、なんでここで息を合わせてくれないのよっ(笑)!」
チームワーク、わりぃなぁ~(笑)」
…と言ったノリにはついて来ない人なのであった(爆)。


彼は内心(チェ、やってらんないなぁ)と
毎度思っていたことだろう、ガッハッハ(爆)!!!
「俺はぁ、ぷらたなすさんと違って、
常識とインテリジェンスは一応持ち合わせているつもりなんで~」
とか、絶対言ってきそう(笑)。
今なら私も、「うるさいなぁ、何言ってんの。行くよ?ホラ!」って
シャツの袖口を引っ張るぐらいはするね(笑)。
(で、ボタンが取れて「あー、あー、あー!」と怒られたりする^^;)


課長じきじきの条件の提示まで含む度重なる遺留も断って、
難波班長は今月一杯で職場を去りますが、
本当にどこに出しても恥ずかしくない人なので、
彼の実力に見合う仕事はきっとじきに見つかると思う。
(まだ若いし!)


昨日の送別会には、契約会社から、
細川さんもメグちゃんも駆けつけた。
彼が辞めるのは、有能な人を失う会社も痛手、
後継者と思っていた人が去る私もとても残念で、
スタッフ達も彼の班のメンバーは皆ショックなんですが、
まぁ、人の人生はその人自身のものだからね。


かつてのヨッシーや先日の職場のお父さん2のように、
「本当に楽しく思い出に残る○年間でした」とは、
口が裂けても言わない人ですが(爆)、
そう思う気持ちはきっとあると思う。
退職の段取りも立派だった。
三年間ほんとうにありがとう!
新しい人生が順風満帆であるよう、心から祈ります。


 


--
ところで、自社スタッフの送別会は今期初とはいえ、
(この前のは他課の他社スタッフと正社員)
今年は年度始めから送別会が多いなぁ…
それぞれの人達にとっては久しぶりでも、
あっちゃこっちゃにつながりのある私にすれば、
どれに顔を出さないわけにも行かず、
惜別を惜しみながら、財布も心配な今日この頃なのだった。。。
 

 

2006.05.25

先輩の白旗

私達の仕事は、某社某商品群の電話によるユーザーサポート。
先輩から見て「この人達はもう大丈夫」と、
新人集団を野放しで放っておけるようになるまでには、
だいたい1年ぐらいかかるかもしれない。


商品の使い方を顧客に教えるぐらいで、
なぜそんなに時間を要するのだ?
と、思われる方もいらっしゃると思いますが、
これが、「使い方」だけでは済まないんですよねぇ(笑)。


例えば、取り扱い商品に関する何かの手続きを
ホームページの申請フォームからの送信や、
メールでしか申込みを受け付けていない場合、
こちらのお伝えしたとおりにURLを正しく打てなかったり、
PCやメール経験に乏しく、所定の件名や内容で、
特定のアドレスにメールを送れないお客様が、
結構いるわけです。


カスタマイズのしかたも多種多様。
しかも初心者のお客様は、それを私達にうまく話せないので、
お客様の希望する言葉通りに設定をご案内していると、
実は全然主旨の違う話だった、ということなんてザラにある^^
特定のページのアドレスの「.html」をホットメールと読む人がいて、
一時間近くも、スタッフとかみ合わなかった人もいる(笑)。


本来は、中小企業の法人向けで、
管理者用の商品であるせいもあって、
そういった方達は、「ネットを通じた諸作業に精通している」
という大前提を元に全体が組み立てられてているところが
あるんだよね。
なので、その一方でメチャメチャ詳しい人からの、
仕組みや仕様に関する本格的な?質問が入ったりする。


「メールが送れません」「申込みページにログインできません」
といったお客様の凡ミスでは?と思われ、
いったい何をどう間違っているのだろう…と首をひねるものから(笑)、
新人さんにとっては、初めて耳にする専門用語が満載で、
最初から相手が何を言っているのか、
まったくわからないようなものまで、
結構上下左右の全方位から矢が飛んでくるわけで^^;
勘を働かせながら、
お客様とまともに話が出来るようになるだけではなく、
「このご質問は、ウチには関係のないものだな…」と、
どんなお話を聞いてもすぐに判断できるようになるまでには、
やっぱりそれぐらいはかかるかな、って思います。
(広く浅い知識とある程度の雑学は必須かも…)
(1の説明をするのに10の予備知識がないと説明が安定しない)


本人の意識の上でも、「やっと一人前になって来た…かなぁ?」
と漠然と思えるようになるのは、
半年以上経ってからなんじゃないかな。


もちろん、どんな仕事でもそういうものだし、
伝統工芸などの職人さんの世界では、
お金をいただけるような商品を作れるまでには、
もっともっと長い年月がかかるのでしょうけど、
私が今までに携わってきた仕事と少し違うところは、
教えられたことが頭の中で理解できなければ、
一歩も前に進めないので、
順調に伸びていける人と、そうでない人の差が、
著しいって事だと思う。


誰かに聞かれて、
「この場合はこうだからこうでしょ?」と教えてあげても、
「あ、そうか。なるほど!」と一発でわかるスタッフもいれば、
「すみません、全然意味がわかりません。。。」
と説明の時点でギブアップ!という人もいて、
学校の先生というのは、もっと大変なんだろうだなぁ、と、
そっちに思いをはせちゃいます。


最近は景気がいいのか、募集を出しても反応が無く、
企業さんに依頼された規定の人数を集めるのが非常に困難な
現在の契約社員の現場では、
人の質がバラバラなのは、ある意味宿命でもあるんですが、
そもそも、私自身が「さっぱりわかりません」な人だったので(笑)、
興味と意欲があって、大きな資質に欠ける事さえなければ、
いつかは誰でもそこそこにはできるようになると思っているわけです。


だって実際そのとおりだし(笑)、
スタッフ同士が自分達でまわしている職場なので、
少々の初心者でも企業さんに直接のご迷惑をかけることは無いし、
だいたい、正社員自身が当初ちんぷんかんぷん状態で、
一から学んできた人達なので、
職場的には新人を長い目で見るムードがあって助かります。

    *    *    *    *    *    *


ところがこの感覚は、私や、私同様に
「ど素人」で入って来た人はたいてい持ち合わせているけど、
小さい頃からテクニカルな才があって飲み込みがよかった人は、
初心者のわからなさ加減にどこか納得ができないんだよね。


と、言いますか、なぜわからないのかが全く理解できない。
理解できないまま、さらに難しく理論的な説明を上積みしていくから、
新人さんは混乱の一途を辿り、せっかく見えていたものが、
時間が経てば経つほど、見えなくなってしまっていることがある。


育成担当の角田君(20代後半/男性スタッフ/仮名)と、
3月に入った一美ちゃん(20代前半/女性スタッフ/仮名)のペアは、
まさにその典型で、あんなに意欲的で元気で明るかった彼女が、
休んだり遅刻が続いたあたりから、周囲のスタッフ達から、
「離した方がいい」という声が上がり始めた。


これをお読みの皆さんもお気づきの通り、
本来角田君は、人を教えるのに向いていない人なんですが^^、
諸処の事情で今はどうしても彼に頼むしかないのね。
だから、新人さんを預けてお願いするほうとしては、
新人さんが初心者の方だと毎度ハラハラと見守っているんですけど、
今回ばかりは、「誰でも通る関門」と、
のんびり構えていられない感じだった。


「すごくギスギスしている」「見ていられない」
「一美ちゃんがすっかりやる気を無くしている」…
そんなメッセンジャーを複数受けた私は、
急遽、今自分が担当している別の研修の講師を、
もっともらしい理由で角田君に代わってもらい、
一美ちゃんが「話しやすくて親切な先輩」と仰いでいる、
遥さん(20代後半/女性スタッフ/仮名)に付けた。


ところが、これで万事うまく行くと思われたこのペアも、
マンツーマンで終日組ませてみると、
思ったほどスムーズに行かず、
遥さんのほうが、多大な負担を感じ初めてギブアップ気味。
それが表情や言葉に出てしまうのを自分で自覚しており、
班長のレイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)に、
迷いを訴えて、それがレイちゃんから私に上がってきた。


「なにひとつ自分で解決しようとせずに、自分でできそうな事まで、
逐一人を頼って聞いてくるのが重荷で精神的にきつく、
いったいどこまで自分がやればいいのか非常に迷う」
という話だった。


あれれ?一美ちゃんはそんな人じゃなかったはずなんだけどなぁ。


角田君もダメ、遥さんも降参。
でも私は、契約会社の研修室で行っていた、
事前研修での一美ちゃんを知っているので、
「そんなに他人に甘える人」とは俄かには信じがたい。
だったらやっぱり、それは自分の目で確かめたい。


私は「この件、ちょっと関ってもいい?」とレイちゃんに了解を求め、
今週は毎日午前中だけ彼女のサポートに付いてみた。


    *    *    *    *    *    *


「どれだけできるようになったか、ちょっとテストしに来たからね(笑)」


そう笑って私は、ノートPCと資料を抱えて、
一美ちゃんの隣の席に座った。
そしてまず尋ねた。


「今朝の朝礼で、大事な伝達事項があったけど、
あの意味ってわかる?」


X→Yに商品交換を希望したお客様に提供した商品の一部に、
不具合があることがわかり、今朝の全体朝礼の中で、
「何をするとどうなる不具合か」
「それに関して問い合わせが入ったらどう回答すればいいのか」
社員から伝達があったばかりだった。
これは全員が理解し、知っておかなければならない事だ。


一美ちゃんは、何かつぶやいたけどよく聞こえなかった。
一生懸命何か考えているようにも見えたけど、
表情が頼りなく不安げで、ものすごくオドオドしている感じだった。
(あ、「テスト」って言ったのは、まずかったかな^^;…)


「じゃね、『A機能の設定をしても有効にならない不具合』
という説明だったけど、A機能って何?」


うつろな感じで首を少しだけ傾げる一美ちゃん。


「それじゃ、怒らないから、知っているか知らないか、
聞いたことがあるけどよくわからないか、
この3つの中から答えて?」


「あの…ちょっと…あんまり…(モゴモゴ)」


「知っているの?知らないの?(笑)」


「はい…よく、わかりません。。。」


「あ、そう(笑)。じゃ、実際に自分でやってみたことある?」


YESでもなく、NOでもなく、
確かに見ていてイライラするような、煮え切らない反応だ。


「じゃぁね、今ここで実際にそれをやってみて。
だって今まさに今日、一美ちゃんがその問い合わせを
受けるかもしれないんだよ?そうしたらどうする?
首をかしげる?黙って何も言えなくなっちゃう?
そういうわけにはいかないでしょう(笑)?」


一美ちゃんはテスト機を操作し始めたけど、
何をどうやったらいいか途方にくれて、
それを見つめて、目が泳いでいるような感じだった。


「マニュアル見てもいいんだよ?」


「あ、はい…」


私は持参した自分のPCでメールを読むフリをしながら、
一美ちゃんの様子をじっとうかがっていた。
一美ちゃんはそんなにいい学校は出ていないけど、
機転が利いて察しのいい子だ。


一つ前の遠藤君(20代前半/男性スタッフ/仮名)みたいに、
「天才的!」といった感動は無かったけど、
事前研修ではそれなりに見込みのある人だと思った。
「わからないところがあるので教えて欲しい」と、
重いのに自宅から自分のノートPCをわざわざ持ってきて、
私が到着する前に同期の男の子と二人で、
ああでもない、こうでもない、と楽しそうに盛り上がっていたっけ。
それが、どうしてこんなに暗く怯えた人になっちゃったの??


一美ちゃんは設定の手順を根本的に間違えていて、
焦ってやり直しをしても、どこが間違っているか、
自分ではわからず、かすかに首をひねりながら、
戸惑っていた。


「うまくいかないの?」
「あ、はい…」
「じゃ、私が一回やるから見ててね。
えーと、ここで…この画面を出して、
これを選択したらこれに対して…」


「あ、選択するのか…」
「そうそうそう(笑)。何も選ばないでやったでしょ(笑)?」
「はい(笑)」
(やっと笑顔が出た!)
「で…」
「あ、じゃ、こうやって、こうですね?」
「そう!正解!するとここにこの表示が出る。
なのに不良品は、設定してもこれが出ない。
そして設定した変更も有効になっていない。
「ね?わかる?」「はい(笑)」「わかった?」「はい(笑)」


こうやって実際に自分でやってみると、
今朝の伝達事項の意味がなんだったか、よくわかるでしょう?
もしかして最初から、
「新人のアタシにはわからない難しいこと」って思ってない?


ダメだよ、そういうのをそのままにしてちゃ。
何かわからない伝達事項があったら、
「今のってどういう意味ですか?」って人に聞かなきゃ。
角田君に聞いてもわからなければ遥さんに聞いて、
それでも納得のいく答えが得られなければ、
他の人でもいいし、私でもいいし、
わかるまで聞きまわらないとね。
だって今日その問い合わせが本当に今入るかもしれないんだもん。


これだけで一時間以上かかった。でも今は気にしない。
「なるほど!」と本人が納得して思うまでは、急いじゃいけない。


    *    *    *    *    *    *


私は次に、実際に電話を取ってもらった。
これまた、何をどうしたらいいかわからず、
お客様情報や自分のPCのツール類を、
目的も定まらずに何度も切り替えて、
ただ無意味に見比べているだけ、という感じがした。
たぶん、質問を伺ったのはいいけど、
次にどうしたらいいか、完全にお手上げ状態なのだった。


あ、こりゃダメだわ(笑)。
一美ちゃん、保留、保留、電話代わるから、
私に転送して。


私はお客様対応を終えると、ゆっくりひとつひとつ、
今の質問の内容と自分が行った手順を解説した。
その途中で、一美ちゃんがツールの作りを
根本的に理解していないことがわかった。


一美ちゃん、このツールってgoogleの検索とかと同じなんだよ?
たくさんの保存されたデータの中から、
探したいものを探す道具なんだから、
キーワードは別に何でもよくて、たとえばホラ、
日付で検索しても出てくるけど…
でもこれだと一杯出過ぎて、
どれが目的のものか一発で探せないよね?


じゃ、商品の品番でも出てくるんだけど、どう?
これでも数が多すぎて知りたい情報がどれか、
一個一個中を開けていかないとわかんないよね?
それじゃ、お客さんの登録メールアドレスだとどう?
ほら、これだと3つしか出てこない。
で、このお客さんはC0033001を使っているんだよね?
だったら最初からお客さんのアドレスと品番を
…よいしょ、と…一緒に入れてあげれば、
ほら、一発で出てくるでしょ?
だから、「アドレスと品番」なのね。わかる?


そうなんだ…!あ、じゃ、これ、別に入れたかったら、
何を入れてもいいんですか?


もちろん!(特定に時間がかかってもいいのなら(笑)。)
いろいろ入れてみて、実際に結果を見てみればいいジャン(笑)。


え?いいんですか?


いいに決まってるさ、そんなの(笑)。
何入れたって、別に壊れるわけじゃないんだもの(笑)。


あ、じゃ…じゃ…(パチパチパチパチ… ← キーを叩く音)
おーーーーーーー!
それじゃ…(パチパチ、パチパチ…)
おーーーーーーー!
あ、そういうことなんだ。なんだ、そうなんだ。


でしょ?結構面白いでしょ、これ?(笑)


はぁい(笑)。


私は自分のPCでエクセルを立上げ、
日付を入れて、
A機能の設定…×
ツールの使い方…×
と、入れた。
そして、明日、また聞くからね、と言った。
これで午前中はあっという間に終ってしまった。


    *    *    *    *    *    *


翌日。


じゃ、昨日の復習ね。
昨日と同じくA機能の設定をしてみて。


一美ちゃん、早速テスト機の操作を開始。
でも、なんかちょっと勘違いしているようで、
テスト機のほかのところをいじって何かの確認をしている。


「あれ、どうしたの?昨日の復習だから、
A機能の設定さえできればそれでいいよ?
ほかはいいから、言われたことだけまず最初にやってみて。」


それだけなら、昨日一度やっているので問題なしだ。
手早くできたので、私は、昨日のエクセルに日付列を追加し、
「A機能の設定」という項目の今日の日付のところに「○」と入れた。


それじゃ、これも復習なので、
ツールを使って○○の確認をしてみて。
お客さんは昨日と同じ人でいいよ?


これもあっさりできた。
昨日よりも格段に手際がいい。
これも○。いや◎かな。◎と付ける(笑)。


すると一美ちゃんが、
「あの、前からよくわからなかったんですけど、
お客さんがαをβしたいときには、
商品の種類によって方法が違うって教わったんですけど、
それがイマイチ全然わかんなくて…」
と、質問してきた。(いいぞ、一美ちゃん、その調子!)


あ、そう。じゃ、今日はそれをやろうか?と、私。


それじゃ、そのノートに主な商品の品番を書いてよ。
書いた?じゃ、これの時はどうするの?


えーと、えーと…


それ、ホームページにも書いてあるよね?
今まで見たことある?


あんまり…


じゃ、今すぐ見てみようよ。
お客さんがホームページ上で、
自分の商品を選んで問いに答えながら、
「次へ」「次へ」で進んでいけば、
最後には回答が出るようになっているから、
全部の商品に関して自分でやってみて、
それをノートに書き取って一覧表にしていけば?


あ、そうか。


私は手元のエクセルに、新出項目として、
「αをβしたいときの各設定」と書き足して、
今日の日付のところに「×」と書いた。
ほかにも、実際に電話を受けて自力で即答できなかった事は、
全部書き出して今日の日付で「×」と入れた。
そしてプリントして、「はい、これが今日の成績表(笑)」と言って、
一美ちゃんに手渡した。
一美ちゃんは手に取り、しばらくじっとそれを見ていた。


    *    *    *    *    *    *


そうやって、新しく出てきたわからない事は項目を書き出し、
日付ごとにできたら○、できなかったら×を書いて、
同じ事を何度も繰り返しているうちに、
できること、わかることが、少しずつ増えてきた。
同時に、一美ちゃんのお客様対応の声が明るくなってきて、
暗くてボソボソとしゃべっていたのが、
見違えるように毅然として背筋を張った対応に変わってきた。
今まで、何一つ確実なものが得られなくて、
自信のカケラも持てない日々だったんだろうな。。。


手元のエクセルは、二日連続で○が続いたら、
もうそれは習得したものとして復習からはずし、
×と○が規則的にたくさん並んできた。


一美ちゃん、ね?こうやって、
わからない事はひとつひとつ自分で潰していって、
いつどんなお問い合わせが入ってもいいように、
少しずつ準備をしておけばいいんだよ?


そのうち一美ちゃんは、
○○を教えて欲しいとか、××がよくわからない、とか、
今まで自分が苦手に思っていたことを、
どんどん聞いてくるようになった。
それがね、なかなかいい質問なのよ(笑)。
ていうか、たぶん、先輩達も皆苦手意識のあるところ。
やっぱり、この人、そのうち4人ぐらいは追い越すと思うよ?


今日、別の研修(本社の新入社員研修)から、
自分の職場に戻ってみると、
隣り合っている遥さんと一美ちゃんが、
なにやら盛り上がっていた。


ぷらたなすさん!ぷらたなすさん!
今日、午前中やったやつ!
あれまさにさっき、お問い合わせが入ったんですよ!


え?ユーザー専用ページで情報変更するやつ?


はーい(笑)。


おーーー!そう??!!良かったさ、ほら~、やっといて(笑)!
全部自分で答えられた??(はい!)
それは何より!だから、勉強しろっていってんだよ、もう(笑)!
私はそう言いながら、神様に感謝した。
神様の応援があるときは、
とりあえず間違ったことはしていないと、
確信することに、私はしている。


私が一美ちゃんの肩を揺さぶると、
一美ちゃんがキャーと言って笑った。
きっとここから先は、加速度がついて伸びていくだろう。
この人はもう、たぶん大丈夫だろうと思った。


    *    *    *    *    *    *


やっぱり私、新人さんの育成で大事なのは、
理論も知識ももちろんそうだけど、
今自分が何をどうすればいいのかに気がつく、
水路を作ってあげることなんじゃないかと思う。


表面張力で水の張られた水がめに、
細かい傷を縦横無尽にたくさんつけたって、
それはやっぱり傷でしかないし、水も外に出られない。
水を外に出す方法が検討もつかずにいる人には、
どこかに一箇所、縁を欠いてあげて、
自然に水が流れ出すところまでは
お手伝いしてあげてもいいんじゃないかと思う。


そこまでやれば、後は自然に流れていくもの。
でも、何でもソツなくこなしてきた人には、
なかなかその感覚がわからないんだよね。


それから遥ちゃんが迷ったのも、
班長でもなくリーダーでもない一スタッフの自分が、
どこまで関与していいものなのか、
考えあぐねてしまったんだと思うけど、
私なら、自分が取り立てて役職の無いスタッフであっても、
今の自分と同じ事はきっとやったと思う。
「こんな風にすると、自分の苦手なところがよくわかるよ?」
みたいな感じで。


結局、誰かに何かを教えてあげるのが、
好きか嫌いかっていうことかもしれない。
遥ちゃんは落ち着いていてマジメで優秀な人だけど、
決して「世話好き、話好き」ってわけじゃないもんな。。。


班長のレイちゃんも、ちょうど1年ぐらい前に、
超初心者だった10歳も年上の亜美さんに手を焼いて、
遥さんの事を、昨年の自分のようだと言った。
あの時も、「貸してみ」と一週間くらい亜美さんに付いて、
今回と同じ手法で、脱出成功したんだった。


亜美さんの場合は、
教えられたことを丸暗記しなければいけないと思い
忠実に守ろうとしすぎて八方塞になっていたので、
「この仕事は自分の頭で自分で考えて、
どうすればベストなのか推理する仕事なんだよ。
クイズと同じなんだから、回答が当たっていれば、
手順は自分のやりやすいほう方法でいいんだよ?」
という言葉が決め手となった。


「あ、そうなんですか?自分で考えていいんですか?」
そこからロックが外れたように亜美さんは大化けした。
先輩達はすぐに「あの人はダメだ、できない」と言うけど、
みんな、核心を全然わかってないよ!
初心者さんは、マインドから導いてあげないと。
(なんちゃって~(笑)♪)


この件で、遥さんの事を話し合っているときに、レイちゃんは
「一度も人を教えたことがないと、どうやったらいいか、
本当にわからなくて迷うんですよ」とも言った。


でも私は思った。そして言ったの。
「でもさ、私は今の仕事がこうで教え慣れているから、
方針や手法がすぐに浮かぶわけじゃないような気がするよ。
たぶん、私、中学生や高校生の頃から、
自分はこんな感じだったように思うの」と。


そんな彼女達から見れば、
私は「相手に対して戸惑う気持ちが理解できない人」
なんだろうな。きっと。結局人は皆、
それぞれにお互い様なのだ(笑)。


性格…かな。性格なんだろうな。
それで片付けてしまったら、一番「元も子もない」と言われる、
"性格"というこの二文字。


でも私はそれで片付けちゃいますよ(笑)。
人にはみんな、得手不得手があって、
それはどうしようもないときもあるんだよね、やっぱり。
 

 
 

 

2006.05.22

もーしわけございません…

母と二人だけの夕食も終わり、
まだ帰宅していない息子達の晩ご飯も、
定食屋よろしくお盆にきちんと食べるばかりにセットし終えて、
「さーて、本日の日記でも♪」と、まずは自分のblogを見てみると…


やべ^^;!
インたーナルさ-バエラーだよ(笑)。


これが出るって事は、通常はないのだ。
今出るべきエラーは、403フォービどゥンなのだ。
あらら、また、やっちまったぜ。。。


最近私は、地元からのアクセスを制限することに凝っていて(笑)、
cocologのこのままの形を保ったまま、
それを行うにはどうしたらいいか?
なーんて、目をキラキラさせながら
考えちゃったりしているんですが(笑)、
別サーバに置いてある、
エッチテぃーアクセスというファイルの記述がまずくて、
変なエラーが出ちゃったみたいです^^


ってことは、ここ数時間は、
すべてのお客様にこのエラーが出て
一部の日記が閲覧不能だったって事になる。
あっらぁ…すみませんでしたm(_ _)m
早速直しました。。。


普段のユーザー対応で、
お詫びだけは手馴れているぷらたなす(爆)!


======
弊社といたしましては、
今後このようなご迷惑をおかけすることの無いよう、
鋭意努力する所存でございますので、
お客様に置かれましては、
何卒、ご容赦いただきますよう、
心からお願い申し上げます。
今後とも「ぷらたなすのひとりごと」を
どうぞよろしくお願いいたします。
======


ま、こんな感じでひとつ…(汗)


って、実は結構チョコチョコ出しているんですが(爆)!


2006.05.21

借金取7:火の車

借金取6:弁護士と言う人種

我が家は、ともに20代前半の長男と次男。


それに亭主を加えた男性達を見ていると、
オトコってのは、本当に、
「女に話を聞いて欲しい動物では?」と思ったりする(笑)。


取り合えず帰ってくると、今日あったことを話し、
面白かったこと、腹が立ったことなどを語り、
ときに友達や同僚には明かさないような、
迷いや困惑、弱音などの女々しい心情を吐き出して、
ひととおり聞いてもらうと、なんとなく心が安定して、
部屋に引き上げていく。


男の人ってこういう役目の人がそばにいないと、
強くなれないんだろうなぁ…って思うし、
それが子供のときは母親に、
そして大きくなると彼女や奥さんに、
少しずつ相手が変わって行くだけの話なのかもしれない。


いずれ、隠し事はそれなりにあったとしても(笑)、
出てくる言葉にウソ偽りはないし、
そういう本音を飾らずに語れるところが家族なんじゃないかな、
と、思う。


    *    *    *    *    *    *


地元弁護士会が会館内に常設している法律相談では、
そういう考えもあるな、と参考にはなったけど、
私が想像したような「相談」には程遠く^^;、
やっぱり「事件・事故にあった」とか「起こしてしまった」とか
「誰かを訴えたい」とか、「裁判所に何かを申し立てたい」とか、
直接の具体的で強いきっかけがないと、
開催の主旨には馴染まないものなのかもしれない。


たぶんそういった相談者は、たいていの場合、
そこで考えや方針がまとまれば、
今度はそのとき担当した弁護士の法律事務所に、
直接いろいろお願いすることになるのだろうから、
「法律相談」というのは、ある意味、弁護士さんにとっては、
お客さんをつかまえる場でもあるわけで(笑)、
自分の不得手な分野や、興味の無い分野、
また、関ってもメリットのなさそうなものには、
結局他人事のような感覚しか持てないのかも。。。


それにそもそも、腕が良くて?繁盛している弁護士が、
あそこの担当者として当番に入ることはあるのかい(笑)?


なんか、せっかくお金を出して相談しても、
あまり印象が良くないと、いろいろな事を考えてしまうよね。
(地元弁護士会の皆さん、ごめんなさい(笑))


今思えば、そんなに切羽詰って、
いきなり弁護士に相談しなくても良かったようにも思うけど、
でもやっぱりそれは、結果論だな。


普通に平和につつましく暮らしている一般市民にとっては、
何かある度に、「責任を取ってくれるんでしょうね?」とか
「慰謝料」とか「違約金」とか「第三者を立てる」とか、
"お金での解決"を次男に対してほのめかしてくる、
婚約者の母親には不安と疑問を覚えるけれど、
法律の知識がないこちらとしては、
それが不当なのか正当なのかもあまり自信がなく、
反論するにはどうにも心もとない。
なんと言っても交際相手に子供ができてしまったことには、
次男にも非があるわけだし^^;…


加えて次男の婚約者は、実際に先の交際相手から、
慰謝料と長男の養育費を受け取っている実績があるので、
(婚約者自身は、たぶんそこに執着はあまりなかったと思える)
その言にはリアリティーがあって、警戒心が増してしまう。。。


そんな中で、入籍と同居は後回しにし、
まずは式だけ挙げた「できちゃった婚」の次男の結婚式で、
こちらが立て替えた、
先方親族と招待客の飲食費
(10数万。
お金持ちから見ればさほどの多額ではないと思うけど…)を、
相手が一向に払ってくれない、払う様子もないという状況は、
ようやく先方の正体の、尻尾をつかんだような気がして、
とても困った反面、不思議なことに少々安堵した。
ひとことで言ったら、大きな「貸し」が作れたから、
ってことかな^^;


が、それに関する亭主との電話でのやり取りで、
相手の母親が切れてしまい、
「破談」をその場で一方的に宣告してきましてですね^^;
立て替えたお金を返してくれるよう
再度交渉するのは全然構わないんですが、
そのために「身重の娘が体調を崩した。責任取れ」とか、
また「婚約破棄」とか「慰謝料」とか「養育費」とか、
話がこんがらがってくるのはもうウンザリで、
ヘタに「お金返して」と言って何を逆手に取られるかわからない、
完全な猜疑心が→弁護士に相談 ということを
私達に思いつかせたのでした。


相手の母親には、実は次男も、
内縁のご主人に頼まれてお金を貸している。
そのお金は、婚約者の出産費用として、
高校生(定時制)の次男が
コツコツと働いて貯めていた貴重なお金だ。


婚約者の早紀ちゃん(20代前半/仮名)は、
お母さんの言うことには何でも素直に従う人で、
結婚は当事者同士の問題といくらいっても、
早紀ちゃんは、お母さんのお人形さんみたいな
ところがすごくあるからなぁ…
何をどうやっても、早紀ちゃんの意思よりも、
お母さんの意思が先んじてしまうところが、これまた心もとない。


    *    *    *    *    *    *


万が一これがきっかけで破談になってしまっても、
婚約者の前の交際相手のように何百万も慰謝料を取られることは
普通に考えて無いように思うけど、
そこはやっぱり専門家の意見を聞いてみたい。
加えて、何かあったら迷わずに駆け込める、
強力で固定的な味方が心から欲しかった。


\5,250/30分(今度は消費税付き)、
\10,500円/1時間の相談料はかなり痛いけど、
飲み会が重なる月ならそのぐらいは吹っ飛ぶお金だし^^;、
私は「もうひとりだけ…」と思って、別な弁護士のドアを叩いた。


今度はホームページで検索して、
男女問題を多く扱っている弁護士さんを自分で探してみた。
「弁護士はサービス業。依頼人の立場に立ってこそ。」
「男女問題は弁護士によって非常に対応が分かれる」
弁護士の書いた記事には、どこか共感が持てたし、
メールでの連絡が可能なことも、私には大変ありがたかった。


実は、相談の予約日が来るまでの間に、
次男が早紀ちゃんとやっと連絡が取れ、
二人で会って話し合い、生命保険は解約しないことになった。
次男が早紀ちゃんを担当者として契約したそれらを解約すると、
早紀ちゃんは保険の契約実績が無くなり、
生保会社の社員では居られなくなるらしい。
(この手の話は経験者から良く聞くけど仕組みはよくわからない)
すると社会保険も無くなる。→お産に不利
それじゃ、実績に響かない13ヵ月後に解約する、
とそれだけ決めて帰ってきた。


その時に、私達に返すはずだったお金を
早紀ちゃんがお母さんから預かり、
それをジャスコで無くしてしまったという経緯についても、
次男はそれを尋ねた。帰宅した次男は、
「前も言ったけど俺は本当だと思う。俺は信じるよ。」と言った。
「お母さんは?」「うーん、ごめん、私は信じない。」
「じゃまぁ、それはそれでいいさ。
お母さんはそう、おれはこう、ってことで。」
「そうだね。」


まぁいいよ、なんでも。二人で話し合って決めたことなら。
いつもそこに向こうのお母さんが割って入り、
利害に絡めたような話を毎度次男に突きつけてくるから、
二人の将来が途端に暗礁に乗り上げて
先が見えなくなってしまうのだ。
(しかも、それを親である私達に絶対に直接はぶつけてこない。)

それよりも、ずっと連絡が取れなかった早紀ちゃんが、
やっと次男の電話に出て、話し合うために出てくるんだから、
お母さんはアレコレ言ってきても、
早紀ちゃん自身は次男と結婚したいと思っているんだろうな。。。


じゃ、先方のお母さんがタンカを切ったような、
決裂破談は「なし」だなぁ、やっぱり。。。
(そして私はそれでもいいと思い、次男も一度はそう思った)
これが、相談日の前日。
なんか、相談する緊急性が少しなくなっちゃった^^;…


    *    *    *    *    *    *


大鶴弁護士(50代/男性)の事務所に入ると、
ミーティングルームのような部屋に通された。
大きな打ち合わせテーブルにはPCが数台。
それに天井には…これって何だろう…
プロジェクターのようにも見えるけど、何かの投影機?
それともホームシアターの機器だろうか?なんか高そう(笑)。


過去、自営業をやめるときにお願いした弁護士さんの事務所は
木目調の重厚な調度類で、ガラス張りの書棚には本が一杯。
通された部屋も革張りの応接セットだった。
打ち出された文書は、パソコンが主流になってきていた当時でも、
まだワープロ専用機で作られたものだった。
(見かけは↑デスクトップPCと一緒のやつ)
事務所のスタイル一つとっても、本当に様々だ。
少しきょろきょろしていると、大鶴弁護士が、
「お待たせしました。初めまして。」とにこやかに現われた。


先に弁護士会の法律相談で担当だった、
眉間にしわの寄った頑固な教頭先生風?の鈴木弁護士と違い、
50代には見えない若々しい印象の人だ。ちょっと好印象(笑)。
相談予約をしたメールへの返信で
「できるだけ詳しく」と言われたとおり
詳細な経緯は事前にメールで伝えてあった。


弁護士はそれをプリントしたものを見ながら、
「で、要するにお母さんは何がしたいの?」
と予想通りの質問をしてきた。


「はい。
まずは貸したお金を返して欲しいというのもあるんですが、
それよりも…」


「あぁ、まず、それだ、それだ。
いっこ、聞きたいことがあったんだ。
通常は結婚式と言うと、それに先立って結納がありますが?」


思ったよりも話す口調が非常に早くて、
どこか急かされているようだ。
でも、時間いくらの有料相談なので、
手短にすませるためには、しかたないんだろうな。。。


「いえ、結納はやってません。
若い人達は、籍だけ入れるような結婚を想像していたようなので、
『けじめだからお式だけはやったほうがいいよ』と言って…」


「あー、子供ができちゃったんで、
バタバタ式だけとりあえず挙げちゃったんだな。」


「えぇ、まぁ、そんな感じです。。。」
イメージは違うけど、結果としてはそうかな。


「私、これ(メールのコピー)読んで
非常に強く感じたんですけど、
息子さんは相手の女性と、
結婚したくてしたくてしょうがない!と…」


「いや、そんな感じでもないんですけど…」


次男が早紀ちゃんに惚れている気持ちは本当だと思う。
でも、結婚に対しては一切の迷いが無いわけではないだろうな。
子供ができる前に一度次男に気持ちを尋ねたら、
「好きだけど結婚する気はない」と言っていたことがあった。


責任をとるために結婚するのなら、
うまく行かないかもしれないし、
それこそ、この先相手を心底傷つけてしまう事になるよ?
だったら、例え今、メチャメチャやばい話になったとしても、
ここで踏ん張って別れたほうがいいって事もあるんだよ?
もしそうなっても、お父さんとお母さんは味方するよ?


そんな経緯もあったし、この前
「早紀ちゃんとこのまま連絡が取れなくなってしまったら、
そのままフェイドアウトするのも仕方ないんじゃないの?」
と言ったら、「俺もそう思ったりするんだよね」と言っていた。


楽しいはずの交際期間なのに、
その間の次男の様々な苦悩を思えば、
そういう気持ちもあるんだろうな、とは思っていた。
だいたい、結婚なんて、
「本当にこの人でいいのかしら?」なんて、
誰だって一度は思うこともあるよね(笑)。


それでも一緒になって、共に山や谷を乗り越えるうちに、
自然と同じ気持ちで話が出来る運命共同体になっていくんだよね。
次男はそんな未来こそを望み強く信じているけど、
相手が母親の命に従ってここで拒否するなら仕方ない。
だから、今目の前で弁護士が言ったように、
盲目的な恋愛で一途に結婚ましっぐらというわけでは決してない。


「そうかなぁ、俺にはこのメールを読む限り、
息子さんのほうが惚れて惚れて
惚れぬいているような気がするけど。」


え…そんな書き方したっけ?


「だって、ここに、
『子供が生まれるのはとても楽しみにしてる』って、
ちゃんと書いてあるじゃないの(笑)。」


そのときは、確かにそうだったし今もきっとそうだと思うけど、
先方がお金を返さない上に、娘は嫁にやらないなどと、
ゴチャゴチャ言ってくるから、
二人の未来が闇に包まれてしまうのだ。


「そうかぁ。お母さん、息子を取られるのが嫌なんだ(笑)!
息子さんの結婚を認めたくないんでしょ(笑)?」


は?さすがにここで、思い切りムッと来た。
息子が結婚すると言うと、
なぜ皆そんな風に決めてかかるのだろう。


私は自分でもよくわかっているけど、
blogで書いているイメージよりは、
息子達の人生には割と淡々としている。
息子は息子、私は私、という感覚があって、
親として言うべきことは言うけど、
息子達が自分で決めた道なら、
それに文句を言う気持ちは全く無いし、
それよりもむしろ、多少失敗してもまずはやってみろ!
というほうである。


だから出産に疑問符はつけたけど(生活のメドも無いのに…)
今まで結婚には反対はしなかった。
それに仕事を持っているお母さんというのは、
自分の世界が外にあるので、
息子一人が結婚して居なくなったって、
自分自身には全然影響ないよ?(←これは誓ってホント!!)
息子達が合宿などで数日居なくなると、母はとても寂しがるけど、
私は人に冷たい性格なのか、他人(自分以外の人)がいなくて、
伸び伸びと自由になれるうれしさしか感じない。
それは息子の結婚独立に対しても同じ思いを抱くと思う。
(私は基本的に「一人」が大好き。何をするにも一人が一番楽。)
(映画もライブもファミレスもラーメン屋も一人がデフォルト)
(女性としては確かに少数派かも…)

「息子を取られて寂しいという気持ちは全くありませんが…」


「でも、結婚には反対なんでしょ(笑)?」


「いえ、反対ではありません。
そりゃ、こういう事情ですから心配もありますけど、
息子達が自分達で決めて自分達で歩いていくのなら、
それが一番の二人の幸せと思っていますから。」


「うーん、お母さん。
お母さんね、ちょっとカッコつけ過ぎだな(笑)」


え!!私がこういった場だからこそ、
普段人にはあまり話さないような本音をそのまま語っているのに、
その言い方はちょっとないんじゃないの?
確かに私にはそういうところもあるかもしれないけど(笑)、
次男を取られるのが嫌なんて気持ちはサラサラ無いし、
結婚も、息子が心からそう望むのであればできるだけ応援したい。


「あのねぇ、お母さん、
結婚と言うのはあくまでも当事者同士の問題であって、
親がとやかく口を挟むべきものではないんですよ?」


わかってるよ、そんな事!!!
ところがこの大鶴先生と言う人は、
私が息子を取られるのが嫌で、
だから結婚にアレコレ問題を見つけて、
反対していると思い込んでいるらしくて、
「親とは」「結婚とは」…と延々と自説をぶち上げて、
口早に語り続けてとどまるところを知らず、
一向に私が口を挟む余地が無い。


ここが私の悪いところでもあるが^^;、
私は他人に誤解されたまま話を続けられるのが大嫌いなのだ。
もちろん、友達や職場なら笑って済ます事のほうが多いけど、
こういった場で、しかも一時間一万円(約)の貴重な時間で
間違った認識を元に主旨違いの回答されたのでは意味がない。


「先生!先生!大鶴先生!」
少し大きな声で、止まない先生の話をようやくさえぎり、
「あの、私は結婚に反対していませんし、
息子がそう決めたのなら、それは息子の人生ですし、
そこは私達にとってさほど問題じゃないんです!
それよりも、ご質問があるのでお伺いしたいんですけど。」


たぶん、大鶴先生は、
このひとことで相当気分を害したんだと思う。
でも、このままじゃ、精神論に終始して、
一時は私達を底知れぬ不安に陥れた、
先方の母親対策が何一つ得られない。


私は「この場合はどうなりますか?」
「もしこう言われたら、どうすればいいですか?」と、
次々に質問する事項に、大鶴先生はひととおり答えはしたけど、
結局、「だって息子さんは結婚したいんでしょ?」


(大鶴)
今まで伺った話は、あくまでもお母さんの気持ちであって、
息子さんの気持ちじゃないですよね?
だったらこういった相談は、
当事者の息子さんから受けるのが筋であって、
息子さんから相談されたなら私は答えますけど、
お母さんからの質問じゃ、答えられない。
無理。本人じゃないと。(断言)


(私)
ならば、心配した親がこういった相談をする事自体が、
無駄とおっしゃるのですか?
そういった相談は、受け付けていただけないのですか?


(大鶴)
だって、お母さんは本人じゃないもの(笑)。
わからないかなぁ…


(私)
いや、それはわかってますよ。


(大鶴)
だって、息子さんは、
相手が明らかにウソとわかるような言い訳をして、
お金をなかなか返さなくても、
騙された振りをして信じてあげているわけでしょう?


(私)
いや、それは違います。
息子は本当にその点だけは、心から信じていると思います。


(大鶴)
だから、あなたは、息子さんじゃないんだから、
なんでそれがわかるの?って、俺は言いたいの。


なんか、無意味な押し問答だな。。。
実は、その後のやりとりを私はあまり覚えていない。
通常、誰かと一時間ぐらい話しても、
結構相手の言葉と自分の感情の起伏は、
よく覚えている私なんだけど、
今回はギブアップだ(笑)。
中間の記憶がほとんどないの(笑)。
たぶん、途中から私の気持ちは先生の言葉から遊離し始め、
それらをイチイチ真に受ける必要の無い騒音にように感じながら
胸の内では全然別の事に思いをはせていたからだと思う。


    *    *    *    *    *    *


「息子からの相談じゃないと回答が無理というのなら、
例え話で質問してもいいですか?」


「ええ、どうぞ?」


「それじゃ、ここに男性Aさんと女性Bさんが居たとします。」


「何もそんな言い方しなくたって、
別に、息子さんとその彼女でいいですよ(笑)?」


(-_-;)。。。


「それにこれって、どう考えても、
単なる母親同士のケンカでしょ(笑)?
それがきっかけで息子さん達が一緒になれないのなら、
それこそ、息子さんにとって不幸極まりない話であって、
まぁ、お母さんはそうカリカリせずに、借金でもなんでも、
この際、大目に見てあげたらいいじゃないですか(笑)?」


なんか、この人、全然わかってない。。。
先生の言う内容はたぶんその通りなのかもしれないけど、
それにしたって言い方ってもんがあるし、
そもそも私が本当に聞きたいのはあんたの説教じゃないんだ。


「だいたい、息子の話に親がこうやって、
当事者でもないのに相談に来るのも俺はどうかと思いますけどね」


ムカっ!!
私は、先に相談した弁護士に、
「そんなによろしくないご家庭なら、
親として結婚させないという方法を
選ぶという事だってあるんじゃないですか?」みたいな感じで
「強制発動も手段のうち」と言われたことを少し思い出していた。


「親として、例えば息子がオウム真理教に入ったとわかったら
人によっては体張ってでも阻止するかもしれませんよね?」


この例え話を出した主旨は、
「親が息子を守りたい気持ちのどこが悪いかっ?」
の極端な例を出したつもりだったんですが^^;
大鶴弁護士は、


「ほらね。お母さんとしては、
息子さんが結婚するのを、オウム真理教に入信するのと、
同じ意味合いでとらえている!
お母さんにとって、息子が結婚するって事は、
オウム真理教に入るのと同じ事なんですよね?
そうか~。それだよな。
お母さん、やっと本音が出ましたね(笑)?」


だから、それは違うっちゅーのっ!!!!
どうしてこの人は、自分の思い描いた通りじゃないと、
それを認めようとしないの??


もう、こうなると埒があかないのは明白で、
適当な事を言って、さっさと引き上げるに限る。
その後の再びの押し問答のあとで、
どうにも、この人から正しい理解を得られるのは困難と感じ、
「私って、ちょっと変わっているのかもしれません」と言って、
その場を収めようとした。


すると大鶴弁護士は、
「あぁ、変わっている!お母さんは相当に変わった人ですね!
あなたね、自分では気がついていないかもしれないけど、
かなり変わってますよ?
ご家族も、職場の同僚も、面と向かってあなたには言わないけど、
あなたの周りの人は、みんな、あなたには相当困っているはずだ。
それは絶対に改めたほうがいいですよ?
俺が思うに、相手方のご家族も、
あなたと付き合うのに嫌気が差してきているのに決まってる!
だいたい、お母さん、
マジメすぎるんだよなぁ…オレから言わせると」


ここまでストレートに人格を否定されると、
悔しいやら悲しいやらで、目元に涙が浮かんできた。
時計を見ると、ちょうど約束の一時間になろうとしていた。


「わかりました。それじゃ、時間ですので…」と
私は自ら締めに入った。


弁護士が席を立って領収書を作ってきた。
「一時間お話を伺いましたけど、
5,250円(30分の料金)で結構ですから。(キッパリ)」
と彼は言った。
それは、「どうかさっさとお引き取りください」
と言われているのに等しかった。


    *    *    *    *    *    *


不愉快極まりないというのは、
こういうことを言うのだろうと思った。


だが、他人の言うことと言うのは、
言われた当初は腹が立っても、
案外真実を付いている事が多い。
私って、そんなに「変わっている」んだろうか?
本当に、みんな私をそんなに嫌っているんだろうか?


私は、今まで自分が自分に対して抱いていた
自信のようなものが、足元から音を立てて崩れ、
今、この瞬間から私は、
すべてにおいて変なコンプレックスに苛まれて、
もう、明日からは胸を張って仕事することなど、
全くできなくなってしまうのではないか?とさえ思った。


そして同時に、他人から否定されてショックを受け、
人によっては体調を崩してしまう、
スタッフ達の気持ちがよくわかった。


「お前はダメなやつ」と
暗に明示されたスタッフ達の空っ風が吹くような喪失感は、
想像できて余りある。
ここでこんな事を思うのも、
やっぱり「変わったやつ」なんだろうけど^^;、
私は今まで「他人を頭から否定することだけはするまい」と
心に決めて人に接してきたけど、
その思いをこの件で一層強くした。


    *    *    *    *    *    *


今だから打ち明けますが、
私が「ASを伝えるほどに広がる誤解」で、
相手の誤解を解こうとムキになってしまったのは、
この大鶴弁護士その人であった。


私はご本人に実際にお会いしてみて、
「これじゃ理解できないわ…」と痛感したし、
離婚のご経験のある自説に固執して、
こちらの弁に耳を貸そうともせずに、
延々と語りつづける顔を見つめて、
「私はもしかして、AS傾向の方にASの話をしちゃったのでは?」
と苦笑するところもあるし、
(今思えば、PCや各種の装置の数々…)
「余計なメール書いちゃったな…」と反省もあるんですが^^;、
あの弁護士さんに、離婚や婚約破棄の相談をする人は、
みんな納得が行っているのだろうか?と、
ふと疑問に思った。


弁護士だから…社会的に地位のある人だから…と、
無理に自分自身を納得させて、
「なんか違うな…」と思いながらも、
その指示に従っているということはないんだろうか??


もちろん、私が幾分「変わっている人」である事は認めます(笑)。
それにいつでも、自分が正しいと言うわけではないことも。
私のメールにも態度にも言い方にも、
矛盾や問題はあったと思うけど、
一番の問題は、私が弁護士をさほど雲の上の人と思っておらず、
お金を払ってサービスの提供を受けるクライアントといった
対等の感覚がどこかにあったのが最大の敗因だねぇ、きっと(笑)。


弁護士はプライドの高い生き物である。


たとえお金を払ったとしても、ヨイショして持ち上げて、
平身低頭敬って接しないと、すぐに気分を害するのだ、きっと。
(そういう事にしておこう(笑))
それは、大鶴弁護士のホームページにもそう書いていて、
自戒の念を提示してあるのに、
ご本人の思いと現実は、やはり違うものなのである。


大鶴弁護士のホームページを見ると、
「この人は精神的に問題があると思われ、
お引き取りいただくこともある」と書いてあったけど、
たぶん、私もそのカテゴリーに入れられるんだろうな^^;


これで関りがあったり言葉を交わした弁護士は5人になった。
思えば、私が本当に納得ができて、
信頼するに値すると実感できたのは、
亭主が知人から紹介してもらい少ししかお付き合いの無かった
某先生ただ一人だ。(今はどこにいるかわからない)


弁護士はやっぱり、気の合う知人からの紹介が一番です。
気心の知れた人が
「この人に相談してみたら?」と勧めてくれる人は、
物事の観点、つまり何が良くて何がダメで
何を気にするかのポイントが、同じ波長の人が多い。


でもやっぱり、こういった事ばかりだと、
「弁護士」そのものに対する不信感は募っていくのだわ。
「私」というキャラクターが弁護士という商売と、
相性が悪いだけかもしれないけどね(笑)。


大鶴弁護士のページには、
講演を依頼された際のあいさつ文で、
ご自身の経験を元に、私の得意技は
かみさんに逃げられ、納得できず悶々としている亭主を、逃げられた訳を納得し、逃げたかみさんを諦めて頂くことくらいです
と延べていますが、
そうやってたどり付いたご自身の信念に、
当てはまる人もいればそうでない人もいる。


そこをステレオタイプにとらえられると、
こっちも大いに困っちゃうのだ。。。


思えば、私がイマイチと感じたそれまでの弁護士さんは、
どこかがこちらの意図に添っていなくても、
話だけは誠実にきちんと聞いてくれた。
こうやって見ると、人を責めることなく努力不足とも言わずに、
淡々と自営業廃業の手続きを進めてくれたB先生に、
感謝の念が募る。
あそこで「なぜこうしなかったのか?」と、
ひとつひとつ追求されていたら、
私達はマジで切れたかもしれない。


弁護士は相性。


それはまさにその通り!
強力な意見に従うのが楽な人もいれば、
参考程度にとどめておいて、結論は自分で出したい人もいる。


大鶴先生、私はもうあなたに何も思ってはいないよ。
「こんな人がいた」と書きたいなら、
自分のホームページに存分に書けばいい。
あなたが何をどう思おうと、やっぱり私は私。
以上にも以下にもなれないの。
そんな市井の人々のやむにやまれぬ個々の心情を、
次からは、もう少しは理解してね(笑)♪


弁護士という人種に接して、
「いい勉強したな」と思う私であった。

安全を祈る気持ち

昨年の次男(20代前半/高校生)に続いて、
長男(20代前半/大学生)も免許を取った。


20数年前に亡くなった私の父は、
免許を取る機会を逸した事が後々仕事に差し障りも出てきて、
「若いうちに取っておけば良かったな…」と残念に思いながら、
50歳でこの世を去った。


お陰で私は、残された母の強い勧めもあって、
その父の保険金でお金の心配など一切することなく、
免許を取らせていただくことができたのですが、
当時の私はそれに対して感謝の気持ちは薄かった。。。
なにせ、当時の私は結構な甘ったれだったと、
自分でもすごく思うものね^^;。


息子達は、そんな私とは違い、
今家にあまり余裕が無いことをよくわかっていて、
二人ともアルバイトをして稼いでほとんど自力で取ったので、
私なんかは、自分の若い頃と比べてみても、
「本当にエライなぁ…」と、少し感心しちゃう(笑)。


さて、こうなると家の話題は「車」に集中する。
昨夜は、普段夜勤の仕事をしていて、
夜は土曜日しか家に居ない亭主もそれに加わり、
賑やかな夕食となった。


我が家の自動車スペースは細長い上に狭く、
縦に2台並べるのがやっとで、
どう頑張ってみても3台並べた場合は、
先頭の鼻先が砂利道の私道にはみ出る。
(それでも母の一戸建てに済んでいる分だけ恵まれていると思う)


しかも出入りする時間が全員バラバラなので、
実際に今の2台から3台に増えたら、
絶対に入れ替え、入れ替えで、
ものすごい面倒なことになる。。。
(でもたぶん彼らはこの調子でまたバイトして
そのうち車は絶対に買うだろう。
ウチの地区は、交通の便が悪いので、
家族分の車があるお宅がすごく多い。。。)


そこで私が言った。
「だからさー、今度からは、車の買い替えのたびに、
全員同じ車種で同じ仕様、同じ色にするの。
で、社用車みたいに、ミラの真っ白いやつに、
1号車、2号車、3号車って書いて、
出かける人から順番に前から乗っていく、
ってのどう?どう?いいと思わない??(笑)」


一同 → えーーーーーーーーーーっ!
(しかもミラかよ(笑)??)


「だって、朝のクソ急がしい時間に、
イチイチ3台で入れ替えなんて、やってらんないでしょ!!
それにあんた達、
私が出社する時間(AM6:50前後。家族は皆寝てる)に、
ちゃんと呼べばすぐに起きてきて、
入れ替えとか文句言わずにやってくれんの??(シーン…)
だから、私物の置きっぱなしも禁止にして、
車は全員、共有!
車を使った人は、全員私物は籠にまとめて、
降りるときに絶対残さないようにする!いいねぇ、これ。」


一同 → えーーーーーーーーーーっ!
(そんなの超めんどい)


「私物を置かないなんて、そんなの意味無いじゃん。
車乗るなら、アクセサリーとか夢ってモンがあるわけでさぁ…」
↑長男


「それに鍵とかは絶対に揉めるよね。
『あ!2号車の鍵がない!持っているの誰?』とか(笑)」
↑私


「そうそうそう(爆)、で、たいてい犯人は、
お父さんなのね(笑)」
↑次男


一同 →そうそうそうそうそうそう!!!!!(爆笑)


「で、こうなったら『車管理簿』作ろうとか言って、
今、誰が何号車に乗って出かけているか、
用紙作ってバインダーに挟んで、玄関にぶら下げておくの(笑)」
↑私


「で、いっつも間違ってたり抜けてたり、
ちゃんと書いてない人がいて、
『誰だよー!ここに書いてないのっ!』とか、
みんなで怒って探してみると、
結局、それもお父さん!!!」
↑長男


一同 → 大爆笑


お父さん、こういう話になると「いいとこなし」である(笑)。
だって、本当にうちのお父さんは、
皆にこんな風に思われて然るべきところが、
多々あるんだもーん!


ここ数日、母が旅行に出かけたお陰で、
毎日茶の間に人が集まってくる。


普段の茶の間は、すっかり母の私室と化していて、
常時「チャングムの誓い」のDVD鑑賞室になっているので、
「また、ドラマ見てんの?」と、人があまりより付かない(爆)。


こいういった機会にならないと、
茶の間のTVがスポーツ系の番組に変わり、
子供達は食事が終っても、すぐに部屋には引き上げず、
おしゃべりに高じて長居するような団欒が発生しないのが、
昔からのうちの微妙なところかな(笑)。


    *    *    *    *    *    *


日曜日の本日、免許取立ての長男は、
「車、貸して。」と言って大学の部活に、
初めて自分で運転して出かけていった。
大学は自宅から20キロ以上ある。
郊外に向かうので、
混んで車線の多い街中を走るよりはずっと簡単だと思うけど、
なんか心配だな~^^;


親から見ると、次男は車庫入れなどもうまく、
どっちかっていうと冷静沈着な感じがするけど、
(私生活ではいろいろあっても、運転に関してはね(笑))
長男は、少し調子がいいので、(私に似ている!)
家族は少々不安だったりもするのだよ。


でもさ、そんな事には関係なく、
事故は起こる時には起こるもの。


「あんたさ、もし万が一、人はねちゃったりしたら、
迷わずまず真っ先に人命救助だからね。
何を置いてもまずは救急車呼びなさないよ?」


「わかってるよ~、そんな事(笑)。
自動車学校でもちゃんと教わったし、試験にも出たし。」


「でもね、いざ事故になると気が動転して、
何をどうしたらいいか、わからなくなるときもあるのよ。
たとえ学校でそう教わったことでも、
ここで一回誰かにそう言われるのと言われないのでは、
結果が全然違うかもしれないのっ!(笑)」


「はいはい、わかった、わかった^^;」


私は20年前、後部座席の子供の泣き声に気を取られて、
ちょっとした接触事故を起こしてしまったときに、
本当に軽微なものであったのに、
それでも公衆電話で保険会社に電話するときに、
電話帳のページをめくる指先の震えが止まらなかったことを
思い出してそう言った。
人はその場になってみないとわからない事だらけなのだ。


家を出て行く長男の車をずっと見送っていたら、
あらら、サイドミラーがたたんでいるまんまだよ^^;
おい、おい、ミラー、ミラー!
その声が届いたわけもでもないだろうけど、
ミラーが広がっていくのが、後ろから遠目に見えた。


    *    *    *    *    *    *


長男を見送ったあと、
ずっとこれを書いていたら、
あ、なんか、メール来た。


「今着きました。とりあえずご報告。」と長男から。
お!無事着いたか。それは良かった!


子供達が自立の一歩を踏み出せば踏み出すほど、
社会との主体的な関りがどんどん増えて、
失敗した時の影響もそれに連れて増していく。
ここから先は、親にできることなんて本当に限られてくるけど、
生きている限りは、いい事も悪いことも「何でもあり」だ。
そう思ってどこかで腹を据え、観念して見守っていくのが、
とりあえず「親の務め」かな?なんて思う。


「おう!それは良かった!安心した!!
帰りも安全運転でね♪」
そう返信して、PHSをまたエプロンのポケットに入れた。


もう、ホントに安全だけは、
祈るような気持ちだよね。
 

 
 

 


2006.05.17

借金取5:弁護士の発想

 
  
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2006.05.15

古い仲間がまた一人去る


先週の金曜日は、
上川君(30代後半/男性他社スタッフ/仮名)の送別会だった。


課が違うので席もずっと離れていて、
しかもその課は他者のスタッフがたくさん入っている部門なので、
本来私とはあまり接点が無いはずなんですが、
今の職場がまだ違う階にあったときからの友人で、
その頃からいるヤツラは、大体お互いに皆わかっている(笑)。


だって、当時はどの課も人数が少なくて、
自社だろうが他社だろうが、
契約スタッフ同士として結構交流があったんだもん。


お互いに担当商品が全然違うんだけど、
それについて情報交換したり、
わからないところを教わりに行ったり教えてあげたり、
「酒」以外の席でも世話になったなぁ。。。
ていうか、社員よりもよっぽど「先生」だったからね。


職場歴は私より二年浅いんですが、
彼は彼で自分のグループの立上げメンバーだったんだよね。
昔語りのできる生き字引が去るのは寂しいよ。


 


 


 


 


 


 


 


 

2006.05.14

借金取り4:暗雲

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char!

台所で夕食の支度をしていたら、
隣接する部屋の、普段電源を落とさない私のノートPCに、
メールが届いた音がした。


早速チェックしに行くと、
耳元でなにやらチョーカッコいいギターの音色!
タバコを買いに出かけた亭主が、
つけっ放しで出て行ったTVからの音だった。


えー!何コレ?誰コレ?最高にカッコいいんですけど♪
チャンネル見る。画面を見る。アニメ映像。時間を見る。
え?まさかこれって「みんなのうた」??
ギターソロの間奏が終り歌が入る。
わーお、charだよっ!!!!


すぐにその場で電光石火の検索(爆)!
NHKオンラインで「ただいま放送中」のカテゴリーを、
素早く目視確認!おーし、やっぱり「みんなのうた」だ!
リンク先にジャーンプッ!
おー、やっぱりcharだったのね!道理で!
曲名は「OSAMPO」。作詞・作曲・編曲ともにご本人。
(そのうち内容も変わると思われますがこちら


上記サイトから解説を引用させていただくと…

日本のロック界の雄・Char(チャー)が、満を持して初登場。季節ごとの散歩の楽しみを洗練されたギター・サウンドに乗せて歌います。‘70年代後半には「気絶するほど悩ましい」などのヒット曲を放ったCharが、実はずっと好きだったという「みんなのうた」を通して子供にも楽しんでもらえる歌を聞いてもらいたいと、異色の企画が実現しました。


「タイムマシンにお願い」でも盛り上がったけど、
今日も一人で盛り上がる(笑)。


どうも70年代~80年代のサウンドが鳴ると、
耳が異常に反応してしまう体質になっているようです。
当時はあまり興味が無かったけど、
charのギターはかなりカッコいいですね~
そうだよ、彼は、女の子達にはアイドルでも、
男の子達にはギターヒーローだったんだ。
なるほど!と今更ながら思います。


やるじゃん、「みんなのうた」!
頑張れ、「みんなのうた」!
「グラスホッパー物語」ののっぽさんのように、
アッと驚く人選で、
小粒ながらも話題を発信し続けるのだ!!


といいつつ、あらら、これって4月からやってたのね^^;
なんか今頃も盛り上がってる自分が、
段々恥ずかしくなってきた(爆)!

2006.05.13

太鼓のお稽古

 


今日は、9月の同窓会総会で演じる出し物の顔合わせだった。


私の高校(女子高)の同窓会総会は、
「総会」なので、人数が多くて少々お固く、
本当に何かの「大会」って感じがする。


まぁでも、決算報告とか予算とか質疑応答とか、
そんなのは、どうでもいい話でございまして^^;
(なのに、結構時間的にはボリュームがある…)
要はそれをダシに各学年の同期が集まって、
それぞれ久しぶりの仲間や、当時は話したことも無かった人達と、
飲食したり交流を持ったりするのが楽しいわけですよね!


よって、一度参加した人は大概リピーターとなり、
毎年そうやって、参加者数が増加&維持されているわけですが、
昨年の参加者リストを見ると、一番ご高齢の人は、
「昭和4年卒」(昭和4年生ではない。「卒」だ^^;。)で、
実際に見渡すと、オバチャンとおばあちゃんの集いって感じもする。


で今年の幹事学年が私達なので、
役員及び有志の一団は、
一昨年あたりからとにかく同学年の友人を手当たり次第に集め、
まずは参加者を、そして戦力?の補強に奔走してきたようですが、
その中の一人に私の部活の親友がいたために、
私達の部は芋づる式に仲間に引き入れられ、
気がついてみれば、なんとなく、
「何かはやらなきゃいけない…」立場となっているのであった…
(参考:「同窓会の連絡手段」)


で、出し物、いえ、正式にはアトラクション。
これさー、毎年同窓生の中から
各界で活躍(←それなりに)している人を呼んで、
語ったり演じたりしてもらっていたんだけど、
なんで私達に限って、「自分達で和太鼓演奏」なわけ??
ネタが尽きたのかい、おぃ?


もう、バイオリニストはいないのかい?
オペラ歌手はいないのかい?
ダンサーは?画家は?評論家は?


まぁねぇ…、
それを楽しみにやって来る人なんていないのだから、
オバチャン達の和太鼓(あまり想像したくない…)であろうが、
皆さんが内輪的に盛り上がり、受けてくれるんなら、
そっちのほうが面白かったりしてね^^;
だいたい、その発想自体がウチラっぽい(笑)。


役員はとても引き受けられないけど、
太鼓ならやってもいいよ?
と、昨年語ったひとことはあっという間に名簿に反映され、
本日の顔合わせの運びとなったのであった(笑)。


    *    *    *    *    *    *


練習会場は、市内Y小学校の音楽室。
私の家からは近いのでラッキー!なんだけど、
その他大勢の方から見ると、
「なんでここで?」と思える市内のはずれ。
車で来れる人じゃないとかなり厳しいかも。。。


真相はメンバーの一人がこの小学校の先生と言うコネで、
学校側のご厚意らしいのですけど、
小学校だと通常一校に1台程度ではないかと思われる和太鼓が
4台もあり平太鼓も2台。すべてやぐら(木組みの台)付き。
たぶん、こういった民俗芸能に、
学校上げて力を入れているんじゃないかな?と思う。
うちの次男(20代前半/男性)も、
6年生のときの学芸会で和太鼓をやっているけど、
確か当時使った太鼓類は全部借り物だったはず。


余談ですが、私はその時の6年生児童達の
和太鼓演奏が素晴らしく、目頭が熱くなるような感動を覚え、
それがこのたびの「太鼓ならやってもいいよ」に、
つながっております^^;。


用事があったので少し遅れて、
恐る恐る音楽室の扉を開けると、
「あ、ぷら子ー!!」と、
私を知っている一部の人から歓声が上がる。
正直うれしい(笑)。


この呼び名で私を呼んでくれる人は、
高校時代の友人達に限られており、
なんだかすごく懐かしい。


採用の仕事に実際に関わってみれば、
高校や大学の校風というのは確実にあり、
実際に面接したり、一緒に仕事をしてみたりすると、
出身校に合点の行く場合が多い。
それは偏差値云々ばかりではなく、
本当に人の雰囲気とか物事に対する姿勢とか考え方とか、
そういったところなんだよね。


私は一昨年から、同窓会総会への参加とお手伝いを機に、
高校の同級生達と合う機会が増えちゃったんだけど、
当時は全く交流が無くて、
今も初対面のような感じの人達が多いときでも、
それでもどこか安心して話が出来るのは、
普段、非常に広範囲のレンジの人間の中で仕事している私が、
まさにストライクゾーンの集団の中に身を置くような、
飾らない安堵感があるせいなのかもしれない。


    *    *    *    *    *    *


先生の指導を受けながら、
姿勢や打ち方のコツを教わる。


いい音を出すためには、下半身の安定が必要で、
つまりガニマタ中腰で立たなくちゃいけないんだけど^^;、
先生(たぶん30代前半/女性)
(スポーツマン!て感じのボーイッシュな清潔感/Tシャツ&ジャージ)
がやると、すごくカッコいいのに、
私達がやると、メチャメチャ様にならない(爆)!


そして打ち方と音!先生が打つと、
自然に打っているように見えながら、
非常に張りのある大きな音が出るのに、
私達が打つと、ガムシャラな様子ばかり見えて、
実際の音は情けない音色でしかも小さく迫力が無い。。。


教えられたことが教えられたとおりに、
その場ですぐにできればいいんだけど^^;、
こういったものの「型」というのは、
一朝一夕で身に付くものではないので、
「初回はまぁ、この辺で…」って感じです。


先生は人柄も技術も教え方も、
とても好感の持てる人で、
ほうねん座」という言葉を何回か口に出したので、
そこから派遣された講師の方なんでしょうね。
遅れて参加し、講師の自己紹介を聞けなかったことが残念だ。
世話人の末永さん(40代後半/女性/仮名)が、
実際にPTAでアトラクションをした時の講師だそうで、
彼女が紹介してくれた気持ちもすごくわかるな。


    *    *    *    *    *    *


あ、あと、それから太鼓のバチ。


「本格的なものだと3000円するので(笑)…」
と、世話人さん達が遜色の無いものを、
100円SHOPで人数分購入してきてくれたんだけど、
これがちょっと短い。
それに100円SHOPだと、安かろう悪かろうで、
音色もちょっと心配だ。。。


その説明を聞いた亀井さん(元同じクラス)が、
「それって重さはどうなんですか?」
と、すかさず私が思っていたのと同じ事を聞く。
心の中で、激しく同意!
(彼女は、ピアノの先生なんだよ。)


先生がその場で、実際に叩いてみて、
「あ、ほとんど問題ありませんね」というので納得したけど、
自分が持ってみるとやはりお世話人の説明通り、
少々短いかな。


私は「通常はこちらを使うんですが」と、
末永さんが見せてくれたバチのほうを、
3000円出しても、欲しいと思っちゃった。
だって100円SHOPの方は、
なんとなく叩きにくいんだもん^^;


でもそれって、
ドラムスティックを強制的に買わされて(必須)、
音楽の授業で使っていた(でも叩くのは机!)
中学時代の感覚が、まだ残っているからかもしれないね。
この前も、ドラムを叩く次男に、
スティックを見せてもらったばっかりだし。


ヘタに興味がある分野だと、
やっぱり少しこだわっちゃったりしますよね(笑)。
デヘヘ。。。
(私は打楽器が好きなのだ←たぶんお祭りの影響)


    *    *    *    *    *    *


さて、ピアノの先生である亀井さんと会うのは、
本当に高校以来。


亀井さんはピアニストになるのが目標で芸大を目指し、
「練習を優先したい」ので、修学旅行も来なかった人。
結局、志望校はどこだったのか私はわからないけど、
地元私大の音楽科に進んだという話で、
若い頃は地元メーカーのTVCMに、
ピアニストとして出演していたこともある。


その亀井さんが、私の太鼓を叩く様子を見て、
突然ツカツカと近づき「違う!」と言って、
「ここがこうで、ここがこうで、ここがこう!」と、
肘や手首や腕をつかんで、いきなり「型」を修正される。
その強気で感じの悪いこと(爆)!
(え?何?この人って??)


思えば彼女は在学当時から、
プライドが高くこだわりの強い人だった。
ははは、当時から、なーーんにも変わってないのね^^;
でも、私、自分のピアノの先生がこんなじゃ、いやだな~(笑)。


彼女は、「スットン、スットン、ドドーン、ドンドン…」
と掛け声をかけて教えていく先生の教え方に
不足があるように思ったのか、
楽譜の無いことにもこだわっているようで、
「ないのなら私が作りますけど?」とも言った。
その、「私って音楽家なのよ?」的な言い方に
一同、少しだけシラ~。。。


さぁ先生、ここはどう出る?と興味津々で見てたら、
先生はエラかった!


「それはすごい!やっていただけるならぜひ!」
と、彼女を立てた後で、
「私達の活動は、
地域に伝わる様々な民俗芸能を収集するという事もあって、
地域の方々の伝承の様式も尊重し、
なるべくそれに従っています。
こういった伝統的な演芸は、
たいていの場合、口述伝承で伝えられていくので、
私はこういった教え方しかできないんですが^^;…」
と、穏やかに解説した。


そのソフトだけど毅然とした説明は、
とても素敵だった。
(たぶん一同、心の中でおおいに拍手(笑) )


楽譜が無くて、口述のリズムで人に教えて行くやり方は、
三味線(口三味線で教える=チントンシャンといったもの)も
基本は確かそうだったはず。
亡き祖母がお盆のたびに唱えていた御詠歌の虎の巻も、
ぱっと見、なんだこれは?と思うような、
ジャバラ折の経本に変な(笑)符号が羅列しているものだった。
おー、探せばあるもんだ!まさにこんな感じ!
(受けるからぜひ↑見て(笑)!)
真言宗豊山派さんのぺーじより。
 豊山派さん、こんな紹介の仕方でごめんなさい…
※鈴鉦/りんしょう(こんなの)の演奏法の表示だと思われますが。


これらに限らず、日本古来の何か習うと言うことは、
上手に謡(うた)や楽器を演奏するばかりでなく、
その教授法や習得体系に馴染むという事でもあるんだよね。


洋楽(楽譜のある音楽)一辺倒のこの世の中で、
今まで接したことの無い伝承の文化に接してみるのも、
発想を切り替える訓練にもなる、いい経験だと私は思います。


だいたい、亀井さんが、この和太鼓のリズムを譜面にしたって、
正確を期しすぎて、やたら休符や付点音符に記号が満載の、
余計わかりにくいものになるに違いない(笑)。
ボク達は楽譜さえあれば初見でもそれなりに弾けるキミと違って、
目の前にそれを出されたら、
まず「解読」から着手しなければいけない人種なのだ。
だったら、「スットン、スットン、ドドーン、ドンドン♪」のほうが、
よっぽどわかりやすいじゃん(笑)。


    *    *    *    *    *    *


今日集まったメンバーの中には、
市会議員をやっているミヤちゃん(40代後半/女性/仮名)もいた。


私が知っている分では、
卒業生に議員さんが3名(市議2名・参院1名)いるけど、
彼女達の「同窓会」に対する熱意は素晴らしい(笑)。


私は昨年の総会のときに、
エレベーターでよく顔見知りの先輩と一緒になり、
肩を叩いて「こんにちは。お疲れ様です。」と声を掛け合ったら、
それは自分の既知の先輩ではなく、
当選したばかりの某さんだった(汗)。。。
(ポスターやTVでいつも見ている顔なので思い切り勘違い!)


同窓会のほうも、誰でも応援の構えで、
なんつったって、民主党であろうが共産党であろうが、
同窓会経由で推薦のハガキが来るモンね(笑)。


でも、ミヤちゃん、ちゃんとした世話人がいるんだから、
あまり自己アピールの機会と思わないで、
ここはひとつ任せておきなってば(笑)。


練習で不足なものがあるとわかった途端に、
すぐに教室の端っこで携帯電話を取り出すのは、
何かを取り計らってくれているんだろうけど、
なきゃないでなんとかなるんだから、
そこで立ち上がらなくてもよろし(笑)。


ここはひとつ一緒に楽しんで、
同じ気持ちで笑ったりはしゃいだりしたほうが、
高感度アップにつながると思うんだけどな~(笑)。


だって同期の集まりの中では、議員もクソも関係なく^^;
ミヤちゃんはやっぱり、
ひょうきんで天然ボケのミヤちゃんなんだもの。


ま、社会的地位の高い職業についている人達は、
どんなにいい人でも、少しはそれを誇示したいときがあるわけで、
同窓会、同級会のタグイは格好のチャンスなのかもしれませんね。
そういった会はときとして、
卒業したその後の人生の勝敗を明確にする場だったりするので、
離婚や破産や生活苦など、現状に劣等感のある人は、
そもそも積極的に人前に出て行こうとはたぶん思わない。
(かつての私がそうだったように。。。)


    *    *    *    *    *    *


ひととおり練習が終ってみれば、両腕がとてもだるく、
明日の筋肉痛が容易に想像される(笑)。
末長さんの話だと、次の日は鉛筆も持てなくなるんだって!


終了後、帰り支度をしていると、
世話人さん達がペットボトルの飲料を紙コップに注ぎ始め、
「ぷら子~、お茶飲んでいかない?」と声がかかった。


私は、「ごめん、家族の食事があるから~」と、断った。
え?家族の食事?そんなのウソさ(笑)。
私の気持ちは、ビールまっしぐら(爆)!


スーパーに寄って、自分と亭主の分の缶ビールを買い、
「いい汗かいたな~♪」と充実した気持ちで帰宅いたしました。


子供達が大きくなると、
地域の行事に参加することも、
親しい同士が集まって子育ての悩みを語り合うことも無い。


最近は、仕事関係の人達としか交流の無かった私なので、
こういった私的な交流って、なんだかとっても新鮮ですよね。
こういった場に参加すると、何かと自分をアピールしたい人達もいて、
それぞれ人間模様だなぁ…なんて、興味深く思います。


ちなみにミヤちゃんは、持参のデジカメを差し出し、
太鼓前でバチを持ってポーズを決めているところを、
誰かに撮ってもらってました。
自分のblogに載せるとの事。議員さんも大変です。
が、本人の公式サイトを見ても、そんなページはどこにもない。
しかもサイトは2003年から更新がされていない模様(爆)!
はてさて、あの写真はいずこへ??


※冒頭の写真は昨年の同窓会総会の様子。
 右は揃いの法被(なぜに法被??)を着て、
 館内の誘導係を終えたばかりの先輩と私達。
 (私は撮影者なので、この中にはいませんのであしからず(笑)。)

2006.05.12

ASを伝えるほどに広がる誤解

【過去記事一覧】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ・アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ・ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ・やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ★ASを伝えるほどに広がる誤解 ・羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ・NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ・アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

検索で訪れたサイトに、
管理人の方が身近に見聞きした男女のトラブルの記事があって、
最後に、
「そんな女であることも見抜けず安易に肉体関係を結んだのが
彼の最大の落ち度」と結んであった。

そんな女。。。

記事中に登場する女性の行動と雰囲気は、
以前に何度か私もここで日記を書いた
川田さん(30代前半/元女性スタッフ/仮名)にそっくりだった。
(あるはずないが、思わずご本人かと…)

    *    *    *    *    *    *

私は昨春から半年間、
特定のスタッフへの同僚達のすさまじい苦情に、
頭を抱え胸を痛め、どうしたらよいものか?と
毎日真剣に思い悩むうちに、
「アスペルガー症候群」という言葉に出会った。

その後は"怒涛の検索"で各サイトを訪ね、記事を読み漁り、
その某スタッフをアスペルガー症候群か、
またはそれに近い器質の人だと確信した。
こちらのサイトが具体的でわかりやすく、
 まさに彼がそこにいる!と驚きました。
 本来は公的団体のページや、専門家のページに
 リンクを貼るべきなのでしょうが、
 情報を得たい立場から見ると、
 こういった個人サイトなどのほうが主観が本音で書かれており
 具体的でわかりやすかったりします。
 あまり賛成できないことなのはわかっているけど、
 藁をもつかみたいときにはとても参考になる。。。)

本当は、素人が医者の判断も無しに、
誰かをそのように思うというのは、
非常に失礼で差別や誹謗中傷にもつながる
感心できない行為だとは思う。

けれど、職場にとって大切なのは、
その人がそう診断されるかどうかではなく…
つまり専門家の目で見た正しく確かな判断の有無ではなく、
実際に現実に起こっていることなのだ。

彼自身のどこか周囲の意識とずれていて、
首をかしげる言動やとんちんかんな受け答え。
それでいて一流大学を出ており、前職でも肩書きがあり、
口調は丁寧で理知的、(でも内容がピントはずれ(^^;)
見た目も聡明でスーツのよく似合うビジネスマンチックな雰囲気。
この、外見の印象と実際の仕事ぶりへの違和感は、
かつて経験したことのない大きいものだった。

彼をアスペルガー症候群(以下AS)では?と思った瞬間に、
すべての謎が解け、目からウロコがおちたように、
何もかもが納得できた。

そして、「この中のどこにイナゴが?」と思っても、
一匹見つけると目が慣れて、
途端に次々と見つかり始めるイナゴ捕りのように、
(すみません、よろしくない例えですが(^^;…)
「それじゃ、あの人も、この人も、その人も、皆そうだ!!!」
と、様々な班で仲間の槍玉に挙げられている特定の人達や、
過去、「いい人」と絶対の自信を持って他部署に入れたのに、
入れた先から早々に先方に断られて今だ納得のいかなかった、
たくさんのスタッフ達についての一切の謎が氷解した。

その「あの人、この人、その人」の中の一人が、
前述の川田さんであり、
私が目にしたサイトで紹介されていた女性の方も、
多分にその傾向があるように思われた。

川田さんも前述の男性スタッフも、
ベテランの一次面接担当者の評価は、「オールA」評定である。
もし紹介されている女性がアスペルガー的な人であれば、
お互いにまだ格好をつけている時点での「気付き」は、
無理なんじゃないかと思う。
それを責めたら、相手の男性も気の毒というものだ。。。
その後の、その女性の行動も「常識はずれ」の加減が、
どことなくアスペルガー症候群的な方の傾向っぽい。

    *    *    *    *    *    *

AS傾向の人は他者とのコミュニケーションに難がある。
私達の仕事は、電話応対の仕事なので、
リアルタイムな言葉のやり取りで、
行き違いの生じやすいASさんには、
元来不向きな商売であると思う。

かつ、言葉を通しての他人の気持ちへの推し量りが不得手なので、
度合いが少し強い人になると、
研修が研修として成立しないときがある。
こちらの質問の主旨に添う回答をしてくれないので、
理解しているのか、していないのか、
判断がなかなかできない事があるばかりでなく、
何かを教えたときの説明が効率よく伝わらず、
説明は迷走し、非常に遠回りになり、
時には、それでも甚だしい勘違いが修正されない。

が、彼らは決して知的障害ではなく、むしろ平均以上の学歴を持ち、
ご近所や隣のクラスにいて、軽く挨拶を交わすぐらいの程度では、
まったくわからない。わからないどころか逆に
腰が低く言葉遣いも丁寧で好印象を抱くかもしれない。

つまり、一緒に仕事や活動をして、指示を出したり出されたり、
何かをお願いしたりされたりして始めて「?」と周りが首を傾げ始め、
付き合いが深く長くなるうちに、
「うっかり屋さん」「天然ボケ」から、「変わった人」「変な人」へ、
そしてやがて、職場の「困ったさん」として、
非難され軽蔑され、仲間はずれや差別の対象にもなってしまう。
「"いい人"なんだけど、でも、仕事では許せない!絶対おかしい!」

だがそれは、ご本人の生まれつきの機能障害によるもので、
ご本人に大きな罪はない。
頭が良くて見た目も自然、普通に会話ができる人なら、
「障害者」などあり得ない、
という周囲の大きな誤解によるものだと思う。

もちろん私達の仕事には不向きなので、
面談や事前研修でその傾向が強い方が居たら、
私はお断りをせざるを得ない立場であるけれど、一方で、
「普通に見える人なら誰も皆"健常者"」という幻想を根拠に、
そうなっている原因への誰の理解も得られずに、
不当に誤解されたり差別やいじめがあるのなら、
それはあってはいけない事と思っていて、
できればこれは、たくさんの人に伝えたいし、知って欲しいし、
それはご家族にASを持つ人や、
何かでASと関わりその事実に気が付いた人なら
共通に抱く切なる思いなんじゃないかと思っている。

    *    *    *    *    *    *

差し出がましいとは思いながら、私は冒頭のサイトの管理者に、
ささやかなメールを出した。
そのサイトでは、各ページに「感想はこちら」のmail:toがあって、
管理者の方が、感想を欲している印象を強く感じたし。

すると翌日に反応があって、
「無教養なもので知りませんでした。大変参考になりました。」
とレスがあり、しかもその件を、
早速ホームページに載せていただいたとの事。
(ちょっとうれしい!いや、けっこう感激!(^^;)

ところが、該当のサイトを見てみると、
私のメールを引用してくださった部分は別として、
管理者が前後に書いた文章は、
「罹患者」という言葉が使われており、
え!病気じゃないのに。。。

しかも、最後は「精神疾患」の話題に書き及んで
記事が終わっており、私は、「これはまずい」と思ったの。
私の文面が拙文だったこともあって、管理者の方は、
何かを引き金に発症する、
精神疾患のようなイメージを持ったのではないか?
えー、違うよ、そうじゃないんだ。。。
「ASは発達障害」と、どのページにも書いてあるし、
専門家が書いた書籍にも、そうあるじゃないか?
(公的なサイトでは
「高機能自閉症、高機能広汎性発達障害」とも)
「検索してHIT数が56万件もあって驚いた」とあり、
実際にそのうちにひとつには、リンクも張ってあるのに。。。

それらしき人と実際に関わっている経験から語らせてもらうと、
かの人達が途中からそうなるとはどうしても思えず、
どの人も皆、子供時代から「変わった子」と思われて、
いじめられたり、不登校になったり、
自分に自信がなく、
周囲との違和感を常に感じ続け生きている気がする。

私は管理者の誤解を解きたい思いに駆られ、返信に返信し、
ホームページの「罹患」という記述を変えていただくようお願いした。
(なのに今も直っていない。。。冗談ぽく書いたので、
 スルーされちゃったんだろうか?)

また、「早期からの療育によって(以下略)
社会に適応できるよう統制可能」
というどこかのサイトからの一文を引用してあった事に関しても、
社会に適応云々は、人によってとっても差があり、
ASのうちでも、就職して普通に働いているような方は、
社会的地位が高い人がいたり、役職についている人もいるし、
「一人暮らしも自活も十分出来る人達なんですよ?」
といった主旨のソフトな反論を返した。

そして、このメールに対してまた返信が来た。
「先天的」という部分に懐疑的な一行があった。

ここから私の悪い部分が出てしまう(大いに反省だ。。。)
黙って無視して終わればいいものを、
「先天的じゃないんですよ?」と返信し、それに対して
「簡単にアスペルガー症候群と決め付けることも危険な面が」
「どうやって見分けるかが極めて困難では」というレスが来た。

そうなんだよね、確かに。。。
だけど、前述したように、
私にとっては「医者の診断」が大事なのではない。
実際にその傾向が確かにあり、
周囲との摩擦を引き起こしているスタッフさん達のへの、
彼らに真意が届き、主旨を100%きちんとわかってもらえるような、
指示や指導法を心から欲するのみなんだわね。
だから私は、AS傾向ならAS傾向の人、と
早く見極めがついたほうがいいの。

人としてあまりいい考えではないかもしれませんが、
「最初に疑念ありき」で、徐々にそれを払拭するか、
または、確信を強めていくかのほうが、
私の個人的な感覚ではうまく行くことが多い。

それに気が付いたら、すみやかにこちらも出方を変えるわけで、
面接でも研修でもOJTでも私が気が付かず、先輩達からも違和感を
訴える声が出ずに、固定的に就業してしまったASさんに関しては、
ただフォローしサポートしていくのみなんだよね。
同じ気持ちで仕事できる人には、敢えて「AS」の話をし、
それによって彼女がうまく周囲とのクッションになってくれた例もある。

紹介した既出サイト「大人のアスペルガー症候群」には、

自閉症に接し慣れた人であれば数分程度言葉を交わせば、それと理解できる独特の「ずれ」を抱えている。

といった一文があり、そこまで極端な能力は私にはないけど、
言わんとする事はよく理解できる。
出会い頭から、「もしかして…」と思う方は、
その段階で、話が特徴的に一方的だったり、
顔立ちが普通の感じと少し違っているときもあって、
(顔立ちでわかるような方は、実際に度合いも強い気がするけど)
そうでない人は、最初はやっぱりわからない。
でも、「あれ?この人って…」とハッとする瞬間は、
その後のどこかのタイミングで確実にあるんだよね。

でもたぶんこれって、接した経験のある人でないと、
なかなかピンとは来ないものかもしれないのだ。
だから、相手の身近な具体例に思い当たる人がいない場合は、
語るほどに、伝えるほどに、言葉を尽くせば尽くすほど、
イメージは食い違い、論旨は大きくズレていく。

結局、お互いに当初とは打って変わった盛り下がりと、
食い違って理解しあえない思いを残したまま、
メールの交流は終わった。

今、再度そのやり取りを読み返すと、
先方の言い分に過激さは無く、無邪気に思ったままを返信しており、
それに対して、なぜ私がこうムキになってしまったのだろうと、
いたく反省する。。。

たぶん私は、「ASへの誤解」というよりも、
自分の本意とする事がなかなかストレートに伝わらない部分に対して、
NOと声を上げたかったのかもしれない。

管理者の人は、最初の返信で
「なるほど、そういえば…」と書いていたけど、
きっと昨年の私みたいに、
「目からうろこが落ちてすべてがわかった!」
みたいな感覚は持たなかっただけなんだろうな。。。
ただそれだけの話なのに、ダメだなぁ、私って(笑)。

    *    *    *    *    *    *

普段、私はASの話はしない。
なかなか理解してもらえず、不要な誤解の元になるからだ。
それでも、わかる人にはなぜかすぐにわかる。
これってどういう事なんだろう。

私がASを知るきっかけになったスタッフに関して、
困り果てた私は彼をリーダーとする班員のひとりひとりに、
ASという障害がある事実を話し、こう加えた。

「もちろん、前ぽんがそうだとは限らないけど、
 そこまで行かなくてもこういうタイプの方は
 現実にいるって事だよね?
 だったら、前ぽんが私達と同じ感覚を持っているという認識で、
 ひとつひとつに腹を立てて、蔑視のような感情を持つよりも、
 『彼はああいう人だよね?』と、そこに固執するのをやめて、
 自分達で自衛策を取っていくしかないでしょ?
 取り立てて大きな落ち度も無く、
 態度や素行に問題があるわけでもなく、
 ただただ、とんちんかんなだけでは、
 雇用側は客観的な材料もないし、
 今は何の手立ても取れないのよ?」

彼らは、皆、主体性と実務能力に優れているウチの精鋭達である。
そのリーダーにAS傾向の人を置いてしまったのだから、
ゴタゴタするのは、ある意味当然であって、
私は非常に責任を感じ、自分の予見の無さを恥じるのみだが、

#当時は私も知識が無く、学歴もよくぎゃリアもあって、
#見た目が非常にスマートな彼が、あれだけ「できない」人とは
#思わなかった。

逆に誠意を持って本音を話せばわかってくれるヤツラである。

で、その話をしてサイトを見せたときに、
「まさに!」とひざを叩いてくれた人と、そうでない人がいて、
同じ人をめぐる話なのに、これほど反応が違うものか、と痛感した。

例えばだけど、
「ASをASだとわかるような受動体」みたいなものがあって(笑)、
それは人によって、あったりなかったりするものなのかもしれないし、
もしそうなら、それを持っていない人は、
いくら事例や解説を見聞きしても、
一生理解できないことなのかもしれない。

ASの特徴のひとつに、
「自分の興味のあることを、
相手の反応などお構いなしに延々と語る」
というのがあるけど、そういえば私もblogにしては、
自他共に認める長文迷惑ライター(爆)だ。
何かに固執してしまうところも少しある。

AS傾向の人に対して、少し鼻が利く人って、
もしかしたら精神の奥底に同じものが流れていて、
そういった人に出会うと、音叉の様に共鳴するのかもしれないね。
それが「わかる人にはわかる」という、
私が感じる「信号」なのかもしれない。

 

 

 

 




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リカちゃん人形をめぐる話

2006.05.10

そんなに他人が嫌か?

月曜日、OJT担当の角田君(20代後半/男性スタッフ/仮名)
が、有給だったので、
駆け出し新人:一美ちゃん(20代前半/女性スタッフ/仮名)の
臨時の先生役に、環さん(20代後半/女性スタッフ/仮名)を付けた。


環さんは、口調も遠慮がちで決して社交的なタイプではないが、
手堅い仕事振りで、おかしいと思えば言うことは言う。
以前PCのインストラクターだったこともあって、
私は本来、少し理屈っぽくて相手に自分を合わせない角田君よりも、
研修・OJT担当にはずっと打ってつけだと思っていたんだけど、
以前にそれを打診したら、
「教える自信がない」との理由で断られた。


「え?でもインストラクター経験もあるのに?」
「いや、だって私が教えていたのって、電源の入れ方もわからない、
本当に本当の初心者さんですよ?
角田さんみたいに、聞けば何でも答えてくれるような人には、
とてもなれません。無理です。」


あ~、私がイメージしているのはそういうんじゃないんだけど。。。
本当に基礎的なところを、噛み砕いてじっくり教えてくれれば
それでいいのだ。角田君になれ、なんて、誰も言ってないよ。
むしろ、角田君は「聞けば何でも答えて」くれ過ぎて、
あまりにも難しい説明を陶酔気味に展開するから困るのであって、
非角田君、脱角田君の人材を求めているのに、
どうしてこう、私の真意がわからずに尻込みするのだろう。


いくらそう説明しても、
「いえいえいえ…」と手を左右に振るばかりだったので、
それ以上の説得は早々にあきらめた。
「いや」と言っているものを「大丈夫だから!」と納得させても、
いい結果になったことは過去に一度も無なかったからだ。


今回、環さんを指名して、一美さんの横につけてくれたのは、
班長のレイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)。
彼女はこの頃、こういった柔軟な采配がとてもうまくなった。
あとは、ポッコリときどき出現する
「体調不良の休み」さえなくなれば、
本当に合格点をあげられるんだけどなぁ^^…


朝礼後、受付席の脇を通り過ぎて自分の机に戻ろうとしたら、
見慣れぬペアが並んで座り、すっかりスタンバイしているので、
引き返してちょっとからかいに行く(笑)。


「あのー、ここ環さんの席じゃないんだけどぉ~(笑)。」
「はい、ワタクシ角田と申します。よろしくお願いします(笑)」
「あ、そうんなんですか(笑)。じゃ、角田君、
一つ頼むけどくれぐれも『教え過ぎ』ないでね?」
環と一美、爆笑!
うん。初顔合わせだけど、大丈夫そうだね!


    *    *    *    *    *    *


ところが、少し経って二度目に近くを通りかかったときに、
二人の姿が見えなかった。あれ?
レイちゃん、二人ともいないんだけど?


「あー、ぷらたなすさん、探していたんですよ。
一美ちゃん、おなかが痛いので帰りました。
ぷらたなすさんに言って来るから、ちょっと待ってて、
って言ったんですけど、我慢できないって言うんで、
『それじゃ、言っておくから』って、帰しました。」


あぁ、そうだったの。。。


「なので環ちゃんは、自分の席に戻りました。」


ふーん。相性でも悪かったのかな?
環さんは鍼灸院の娘さんでちょっとお嬢さんタイプ。
一美ちゃんは前職が商品配送のドライバーで適度に明るく元気。


「契約スタッフ」がそうなのか、「最近の人」がそうなのか、
よくわからないけど、若い人は人間関係の環境が変わると、
すぐに早退したり欠勤したりする。


一番多いのは、私が担当する研修が終わり、
次のステップを担当する先輩スタッフが、
新人さんを引き継いだ第二段階研修の二日目だ。


年齢も自分達よりずっと上で普段スーツなんか来て、
ちょっとエラそうな(?)私から、
自分達と年があまり変わらない(下手すると年下な)、
担当者に替わったりすると、上下関係も緊張感も薄れて、
何かのモチベーションが下がってしまうのだろうと思う。
そこを同程度にキープできる講師役がいないのが、
私の悩みの種だなぁ。。。


欠勤や遅刻・早退というのは、
目立つ人は目立つし、無い人は全然無くて、
それはやっぱりその人自身が今まで取ってきた
仕事への姿勢の表れだし、
前の職場での教育やしつけに左右されるところも大きいんだけど、
仕事人として様々に育ってきた人間がここで一緒になると、
若い人はどうしても悪いほうに右習えしてしまうところがある。
「私はそんなに簡単に休まないからね。」という
誇りとプライドのある人でないと、良くない先輩を見て、
「あ、そんな感じでもいいんだ」とすぐに思ってしまうので^^;、
勤怠の状況がなかなか改善されていかないのも悩みの種だよ。


    *    *    *    *    *    *


そんな印象を抱いて二日目、
今度は環さんが「足が痛い」と言って休んだ。
これまた、自分が臨時で先生役を替わったその日に、
生徒たるべき和美ちゃんが途中で早退してしまったのが、
彼女なりにショックで複雑な思いだったのだろう。
なんかそんな感じがする。


が、である。


仕事において、関わるすべての人が気のあう人とは限らず、
ましてや、まだ時間中は角田君がずっと付いていて、
周囲と触れ合う機会さえあまりない一美ちゃんなのだから、
これから会う人会う人は皆初対面同様であり、
ちょっとぐらい自分と合わなさそうな人だからと言って、
すぐに帰っちゃうような気持ちはひ弱と言わざるを得ない。。。


しかも、それを気にしてあっさり休む環さんも環さんだ。
そんなことぐらいで、ポロポロ休むなよ!と段々腹が立ってくる。
環さんは、仕事でストレスを感じるような事があると、結構休むのだ。


さらに、火曜日の昨日は
モンちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)も、
「体調不良」を理由に遅刻の連絡があり、
その後も回復しないとの事でその日は欠勤になった。


実はモンちゃんも、現在交替制スタッフのほうの
新人OJTを担当して二日目だ。
彼女が今週から横に付いたのは、
一美ちゃんよりひとつ前の組の小島さんですが、
新人でありながら元プログラマーで翻訳者。
年齢もモンちゃんとは20歳以上も違う40代女性。


モンちゃんも頑丈でタフな人ではないので、
どちらかと言えば、「具合が悪い」と言ってすぐに休むタイプ。
たぶん我慢はしているのだろうが、
初日にやりにくさを感じて、
本日の出社に気乗りがしなかったのだろう。


だが、こんな事で次々に休まれてはたまらない!
私の中に、「最近の若い契約スタッフ」への不満が段々募ってくる。


もしかしたら、本当に「"すごく"おなかが痛くて」、
「"とても"足が痛くて」、「"ひどく"体調がすぐれなかった」
のかもしれないけど、スタッフの風邪や怪我以外の欠勤というのは、
このボリュームの人数を何年も見ていると
本当にパターン化しており、
全国の契約会社の勤怠担当者達は、
「欠勤」に対して一定の疑念を抱くような刷り込みが
強力になされていると確信する。


だいたい、なんだよ、
自分達の得意としないタイプの他人に接するのが、
そんなに嫌かい??
職場は友達集団じゃないんだから、
いろんな人間がいて当たり前だろうがっ。


そもそも年齢やキャリア、
雰囲気や服装から推し量る相手のタイプだけで、
なぜ人と自分を線引きして簡単にシャッターを下ろす?
名乗りと挨拶以外の言葉は交わしたかい?


「今までは研修で何をやってきたの?」
「角田君はどこまで教えた?」
「ここに来てどれぐらいになるんですか?」
「勉強のために買って読んだほうがいい本とかありますか?」


「今日は暑いですね。」
「家って近いの?何で通っているの?」
雑談はしたかい?世間話はしたかい?
相手に関心を持ってお互いの人と成りを把握する
話し掛けをしたかい?
(ていうか、きっとその習慣と気持ち自体が無いんだよね)


わけあって見知らぬ同士を組み合わせると、
お互いにどうコミュニケーションを取ったらいいかわからず、
必要な最低限の会話に終始するのみで、
互いに相手を避けようとして、
距離を取りたがる最近の若い人達を見ると、
人に揉まれ、人とぶつかり、人に傷ついた経験が、
圧倒的に少ないことから来る、
「人付き合い」のスキル不足を痛感し、
それでいいの?と、心から疑問思っちゃったりするのだ。


どのあたりの年齢が境目なのか、
こういったエピソードを述べるまでも無く、
今の20代の人達は、人への働きかけが非常に弱い。
いや、弱いのではなく、最初から働きかけをしたがらない。
私達の世代(40代)と彼らでは、
世話好きで面倒見のいい人の割合が、
ぜんぜん違うような気がする。


それは、
他人と関わって傷つくのを極端に恐れているようでもあり、
人間関係に悩んでいる人の話を聞くと、
「そんな事で?」と思うような不安で、
すごく気にしたり、ビクビクしていたりする。


私達と若い人達との圧倒的な差は、
「社会経験の場数」だけでは語れないような、
根本的な差異を感じるのって気のせいかなぁ…
だいたい、その逃げてばかりいる姿勢じゃ、
場数の積み様も無いだろう?ってもんだ。。。


    *    *    *    *    *    *


ま、そういった感覚を世代共通の価値観とする中で、
それをごく当たり前として育ってきているので、
歳の違う人からとやかく言われたって、
所詮理解の範疇を超える異次元感覚の突っ込み、
と思われると思うけど、
今目の前にいる人と実際に何かの言葉を交わし、
その反応に対してまた反応する…という訓練を、
どこかで強制的に積んでいないと、
仲間意識のもてる人と、そうでない人への態度の差が、
如実に表れる人達ばかりの、
第三者が阻害されやすい社会になっちゃうぞ?
あ、もうすでになってるか?若年層では^^


    *    *    *    *    *    *


今日は、昨日出勤してきた一美ちゃんが、
また欠勤した。むむむ?これは変だぞ?
嫌な汗と悪い予感がする。
一昨年あたりから頻発を繰り返している、
例の辞め方(体調不良に夜リタイア)の前兆を感じる。


え?もしかして。。。まさかまた原因は角田君?


私は早速一美ちゃんの左隣の人にメッセンジャーを飛ばす。
すると帰ってきた内容は…


はい。
たまに険悪なムードになっていることもあるみたいです。
角田君が、一美ちゃんにはわからない、
とても難しいような解説をがーっと強気でまくし立てるので、
一美ちゃんはたまに、すっかり引いてしまって、
最近は横で電話を取るのが怖い、電話を取りたくないと、
言っています。


うわ、まずい!彼女の不調はそっちだったか!
一美ちゃん、実はまだ21歳。
本当に高校を出たばかりのムードを持つ、
ピュアで気立てのいい女の子だ。


が、そんな彼女から見たら、
角田君は、業務上は一生懸命従うしかない
大人の男性だ。
その彼の指導に頑張って応えようとすればするほど、
体が拒否信号を出す。まずい。これはマズイ。


私は主任に緊急性を訴え、
現在自分が担当している本社から来た新入社員の研修を、
明日までとし、残りは角田君にお願いすることにした。
一刻も早く、あの二人を切り離さないと、
またいつもの失敗が繰り返される。


本社新入社員研修は、
さすがにスキルが高い人達ばかりだったので、
ハイウェイ&ハイスピード研修で、
結構楽しかったんだけど^^;
今欠員が数名も出ている状態で、
これ以上の退職者は出したくないのだ。
他社スタッフの角田君に、
うちの大切な新人を壊されてたまるか。


一美ちゃん、環さん、モンちゃん、角田君。
彼らは皆20代。そして本当はみんな素直でいい子達(笑)。
でも、その若さをいとおしく思う反面、
他人と心を通わせることへの未熟さに、
ときに異を唱えたくなる。


最近の若者の精神的なもろさや耐性の無さは、
コンビニ弁当やファストフード、
そして化学的に体に良くない商品ばかり食べている、
食生活の変化にも関係あるんでないの??
それが原因で精神構造にまで
影響が出ちゃっているって事は無いの?
そんなところまでつい考えてしまう。


だって、なんか違うんだもん(笑)。


世の中は、イジワルで傲慢で、
不便で人に優しくなくて、
不平等も差別もそれなりにあって、
生きる力も、他者からの理解も、食べ物も、
頑張らないと手に入らないぐらいが、
本当はちょうどよかったりしてね。
それがいい世の中とは思わないけどさ。


 

 

 

 

2006.05.08

成熟していく職場

先週と先々週は、
新人スタッフ:遠藤君(20代前半/男性/仮名)の事前研修で、
契約会社のほうにいる時間のほうが長かったので、
遠藤君が無事現場入りした本日の午前中は、
膨大に溜まった未読メールの処理に没頭する。


「今日から本社の新入社員研修開始」と聞いていたのに、
よくよく確認すると、今日は東京からの移動日で、
新入社員のご一行は、本日午後に到着予定らしい(-_-;)。。。
本当に、うちの主任(50代前半/男性社員)は、
そういう所の把握がイマイチだよなぁ…


だったら土曜日にわざわざ出社して、
マニュアル類を必死に印刷することも無かったのに…
これだから、社員だけでなく
スタッフにもハラハラの心配をかけるんだ。
ま、人のいい愛すべきオジサンなので、
この頃は、周知の許容範囲なんですけどね(笑)。


メールを読んでいると、
班長のレイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)が走ってきて、
「ぷらたなすさん!若槻ちゃんが、いよいよ入院したそうです!」
と、息を切らせて知らせに来た。


「ウソ!そっかー、いよいよかー!」
「そうみたいです!」


出産準備のため、3月半ばで退職した若槻さんに、
いよいよ赤ちゃんが生まれるらしい。
在職中から仲の良かったレイちゃんに、
第一報のメールが入った模様。


「なんか、破水しちゃったみたいで、
緊急に入院になっちゃったようなんですが、
すっかり太りすぎちゃって、
麻酔の針が届かないらしいです^^」


がははは!


いえ、笑い事じゃないんですが、
やっぱり可笑しい。
破水したというなら、今日・明日中には、
赤ちゃん誕生となることだろう。
(破水しても、問題なくお産した友人がいるので、
 個人的には、「大丈夫かな」って感じの印象)
でも、本当に母子共に健康で、
元気な赤ちゃんが生まれてくるといいね。


    *    *    *    *    *    *


昼前、遅番で出社した
ひろ子姉さん(40代前半/女性スタッフ/仮名)が、
出社するなり、入り口近くの席の私に、
「ちょっと、ぷらたなすさん!聞きました??」
「うん、聞いた!聞いた!」
「女の子だって!」
「そそそ、そう言ってたよね?でも破水しちゃったみたいで…」
「え?本当ですか?でも、もう生まれましたよね?」
「え?もう?いやさっき入院したって」
「やだ、生まれた!ってメール来ましたけど?」


え?は?ひろ子姉さん、それ誰の話?
(若槻ちゃんとひろ子姉さんは、
メールをやり取りするほどの仲ではない)


「やだ、青りんですよ!青りん、女の子、さっき生まれたんですよ!」
「おーーーーーなんと!青りん、生まれたんだ!」
「え??」
「いや実は、若槻ちゃんも、さっき入院したのよ!」
「え!マジで!!!」


おー、なんと言う偶然!
このblogに古くからお越しのお客様なら、
その名前に何度か記憶のある方もいる、
前班長の青りん(30代前半/女性退職者/仮名)と、
結局みんな現場が好き」で、
少しだけ名前を出した若槻さん(20代後半/女性退職者/仮名)が、
奇しくも同じ日に出産だなんて!
しかも共に女の子!
(若槻さんは事前にわかっている)
めでたいことは、重なるものだなぁ。


大至急、グループ内の
社員・スタッフ全員にメッセンジャーを飛ばす。
「皆さん、昨年まで班長だった青柳さんに、
本日、女の子が生まれました!!!
おめでとう!!!」


すかさず、それを読んだレイちゃんが、
「ぷらたなすさん、一体コレ、誰に出したんですか?」
「え?全員だよ!全員!青りんを知っていようがいまいが、
めでたいことなんだから、全員送信に決まってるでしょ!」
「え~(-_-;)…」
(ホントにこの人は、乗って来ると何をするかわからん、と言いたげ。)


※実は、今や青りんを知っている人の割合はとても少ない。
※全員に送信したって、ほとんどの人は「コレ誰の話?」だろうな。
※でも、そんなの、お構いなしだもんね~、
※めでたいものはどこの誰の話であれ、めでたいのだ!


「えーい!じゃ、アタシも(笑)!」


レイちゃんが、それにレスをつける形で、
同様に全員送信でメッセンジャーを飛ばす(笑)。


「若槻さんも、陣痛が始まって入院しました!
 本日ぐらいに生まれる予定です!!」


一部の社員やスタッフから、
「おめでとう、と伝えて。」と次々に返信が届く。
「今日ばっかりはいいだろう♪」と、
それを次々にメールにコピペして名前を付記し、
会社のアドレス(笑)から青りんの携帯に、
続々とメールを打つ。
みんなの声よ、青りんに届け!


そしてつい先ほど、
レイちゃんからメールが入った。
「若槻さん、無事、女の子が生まれました!
 母子共に健康です!」
「良かった!おめでとうと伝えて!」


    *    *    *    *    *    *


私達は、クライアント企業で働く、
契約スタッフの集団である。


現実的に割り切った言い方をすれば、
企業が暮らしの保証をする必要の無い、
人件費削減のための単なる労働力だし、
好況・不況に雇用の調整弁となる、
テンポラリースタッフである。。


*tem・po・rar・y

---------------------------------------

[形]一時の, つかの間の, はかない(⇔permanent);
   仮の, 臨時の, 間に合わせの, 暫定の


でも、企業としてみればそうかもしれないけど、
現場にそれを感じさせるムードはまったくないし、
契約スタッフがメーンになって業務を動かしているので、
(緊急時の判断を含めて)社員がいなくても、
成り立つ部署がたくさんある。
クラインアント企業は、私達をパーマネントスタッフと思っており、
厳しい"調整"の手が入っているのは、
むしろ正社員のほうという現実。
栄転と言う名の出向などで、社員はどんどんいなくなるばかりだ…


今やウチの職場の真実は、名前だけが企業のものであって、
その本体と、頭脳のかなりのところまでが全部契約スタッフ。
その是非は、また別の機会に譲ることとして^^;
だから交替制スタッフだと一人一人の仕事の責任は重いけど、
その分仕事はめっぽう面白い。


そんな中で歓送迎会があったり、人事異動があったり、
栄転で去る人がいたり、他県から異動してくる人がいたり。
組織で働いた事の無い若いスタッフも、
不振で長年の自営業をたたんでやってきた中年のスタッフも、
今までイメージだけだった「カイシャ」というものの雰囲気に触れて、
ちょっとだけ憧れが満たされたりする。


契約スタッフが大量に働いているような職場では、
女性のほうが圧倒的に多く、友達関係は、狭く限定的なもので、
部、課、グループ全体として何かで盛り上がることはあまりなく、
スタッフは皆、時間が来たらあっという間に帰るような、
割り切ったムードがあるのだという。(転職者:談)
(ホントかなぁ。そっちがマイナーなのかもしれないけど…)


私達の職場は、男女は7:3ぐらい。男性しかいない班もある。
長く働く間には、引っ越し手伝いに皆で駆けつけたり、
ユーザー対応で予期せぬ残業になってしまった誰かの子供を
他の誰かが保育園に迎えに行ったり、
誰かの結婚式に大勢で参加したり、
ある人は親が亡くなり、
ある人には子供が生まれ、
お祝いを集めたり、香典を集めたり、
1台のPCに頭を寄せ合って、皆でウェブを見ながら、
祝電を選んだり、弔電の内容を決めたり。


そんな風にしながら過ぎていく春夏秋冬は、
「かりそめの共同体」の「かりそめ」をなくし、
養分のない土の上に木が根っこを張っていくようで、
なんとなく、複雑な感覚を抱くのよ。。。


今回はとってもおめでたい話なのに、
「お祝い!お祝い!」と、盛り上がって、
各席を集金に駆けずり回っているレイちゃんを遠くから見ていて、
真っ先に心に浮かんだのが、そんな後ろ向きな事でした^^


最近は景気が上向きで、雇用状況も好転しているらしく、
そのせいか、私の職場への応募はいたって不調で、
もしかして現在の求職者は、安定していてもっと条件のいい、
他の仕事や会社に流れているんだろうな…とも思う。


こういった業種が好きでやりたくて「ぜひ」と希望してきた人や、
契約スタッフのほうが気楽で自分に合う人、
私のように年齢的に受け皿がなかった転職などで、
「これで十分」という納得のある人はいいけど、
探してもなかなか就業先が見つからなかった時期に、
そこそこの気持ちで入って来た人には、
すっかり職場に馴染んで、楽しそうにやっている姿を見るたびに、
どこか申し訳ない気持ちにもなるんだよね。。。


(一部の職場に合わない人を除き)この数十人の集団が、
ますます共同体として熟成してくると、
良好な人間関係と居心地の良さが、
もっといい条件で身分も安定した仕事ができるはずの、
若い人達の挑戦する気持ちを奪ってしまっているんじゃないか?
なんて妙に変なこと、ふと考えちゃうんだよね^^。


いずれ、6名という大きな欠員が今もって埋まらない焦りはあれど、
担当グループは、今、大きな問題も無くとても調子がいいので、
だからこそ、こんな贅沢な感覚も浮かぼうというもんだな(笑)。


これがまた、何かの問題がひとたび起これば、
再び、ああでもない、こうでもない、と、
ダラダラとした長文を書きたくなる私だものね♪


    *    *    *    *    *    *


本日の連休明けは、机の上にお菓子が一杯!
休み中に旅行に出かけたスタッフさん達が、
お土産のお菓子の箱を片手に、
一人ずつ席を回って配ったクッキーやら饅頭やらせんべいやら。


秋田のお土産だと思うけど、
砂田君(20代前半/男性スタッフ/仮名)が買って来た
「比内地鶏たまごサブレ」はおいしかったな♪


でも、「お土産どうぞ!」と差し出された箱から、
一つつまんでいただくときに、
「まごサブレ」って見えたんだよ、コレが(爆)!


え?まご(孫)サブレ?


思わずそう叫んだら、横からレイちゃんが、
「ぷらたなすさん、そこで敏感に反応しすぎ(爆)!!」


あはは、そうね。本当にうちの「孫」はどうなっちゃうんでしょうね…
あ、でも、パッと見、角度によって、
絶対「まごサブレ」に見えますから、これ!
ほら!ね?(笑) (と、ヨソ様のページにリンクを貼ってみる^^; )


さて、途切れ途切れにこれを書いているうちに、
夜も更けてきました。
若槻ちゃんと青りんは、今頃ぐっすり寝てるかな?


そうやって、好きなだけ寝られるのは「今のうち」だよ。
退院して家に帰って、新生児のいる暮らしになったら、
一晩じゅう睡眠できるのなんて、当分、夢のまた夢だもんな~。


青りんなんかは、そのうち絶対「泣き言メール」が来るはずだから、
期待して待っていることにしましょう(笑)!



2006.05.03

難しいほうを選ぶ人

きのうで遠藤君(20代前半/男性/仮名)の
事前研修が終わった。
来週の月曜からは、新人スタッフとして就業する。
「7日間お疲れ様でした。それでは月曜に現場でお会いしましょう!」
と、言ったら、「かっこええ~!」と妙に感動していた^^;
「何がよ?(笑)」と聞いたら、
「え?『現場で会う』とか、なんかカッコいいじゃないですか?」


このひと、おもしろいんだよ(笑)。
自分自身と両親の強い希望で、
「やっぱり正社員の仕事がいいです」
と、一度キャンセルしたくせに、
受けた会社は全部駄目だったみたいで、
忘れた頃に「まだ入れますか?」と連絡が入った。


タイミング悪く、
彼には不向きと思われる班への投入が決まりかけましたが、
「夜勤はできない」   
この一言を私が企業さんとの交渉の"盾"に利用して、
本来彼が一番希望して、私もそれが一番向いていると思える
B班に無理やり押し込むことができた。
(参考:「運もご縁もタイミング」)


元々本人には私達の仕事への強い興味があったことと、
何より絶対向いています!初心者ながら素質がありますよ。
当方としては「正社員じゃなきゃ仕事じゃない」みたいな、
ヘンな呪縛から本人が開放されさえすれば、
たぶん、現場に入れたら喜々として仕事してくれる確信があった。


そんな経緯のある遠藤君だったけど、
実は職場に自分の机とPCがあるような、
一般会社で働いたことは一度もない。
飲食店、コンビニ、製造系スタッフなど、
高校を出てからずっとそんな感じだったので、
社会人として洗練されていないのよ^^;


なんせ、面接で志望の動機を尋ねたら、
「え?動機?動機はシュウカツです」
って言った人だからねぇ…^^;
普通は、「業務に興味がある」とか言うでしょ、あんた!(爆)
しかも「シュウカツ」って(-_-;)。。。
オオヤケの場で、そういった略語を使うんじゃありませんよ(笑)?


そんな人だから、「会社で働く」しつけがなっていない(笑)。
ビル内で迷ってしまい少し遅刻したときも連絡がなかったり、
研修室のPCのデスクトップを勝手に変更したり、
1対1の研修中にバッグから携帯を取り出して着信を見たり、
大学を中退して就業した弓月君(20代前半/男性/仮名)
には至らないが(弓月君は、研修中にカレーパンを食い始めた!)
似たような大物ぶりだ(爆)!
(たぶん年齢や経験ではなく、単に無頓着なんだと思う)


そういったところをひとつひとつ指摘していくと、
いちいち感心して非常に素直に従ってくれる。
契約スタッフという、
元々本人が意図していなかった就業ではあるが、
随分イメージが変わってきているらしい。
そりゃ、そーだよ、
普通の企業で正社員と机を並べて仕事するんだもの、
社会人として常識のある人でないと、こっちが困るんだ^^。


昨日の最終日、
「初日はスーツで来て下さい。
 あ、それからその髪型も初日はワックスで立てたりしないで、
 カッコ悪くてもおろしてきてね。髪の色も最初だけでいいから、
 もう少し黒くして来なさい。」
と言ったら、またまた感心してうなづいてメモしていた。
キミねぇ、そういうところに敏感じゃないと、
「正社員」は無理よ(笑)?
ていうか、「契約スタッフ」だからと言って、
軽い気持ちを持っているのなら、
その意識はさっさと変えてください(笑)。


    *    *    *    *    *    *


あらら、前置きがすっかり長くなりました^^
今日の本題はそっちじゃないんです。


実は、この事前研修期間は、
ぷらたなす、毎日宿題を出しています。
自宅でも可能な簡単な問題を出して、
その結果を所定の宿題掲示板に貼ってもらっているんですが、
どうしても都合の悪い人は、最悪研修開始直前までで可。
つまり、わからなければ翌日早く来て昨日の痕跡が残っている
研修室のPCからでもOKなんですが、
これがなかなか興味深いです。
その人の性格がすごく出るんですよね。


帰宅してすぐに書き込みがある人。
言い訳をして最後までやらない人。
(そういう人は、「看板に偽り有り」で
 たぶん経済的理由などで現在自宅にネット環境がないか、
 彼氏、または彼女の家にいるんだと思う(笑))
設問の主旨を取り違えている人。
単に回答のみを貼って「ひとこと」がまったくない人。
パスワードを書き留めていなくて、そもそも掲示板に入れない人。
URLをブラウザに正確に打てない人。URLのメモが間違っている人。


「強制ではありませんが…」と言いつつ、
じつは結構「強制」っぽいムードで
お願いしちゃったりしているんですが^^、
これって研修内容の復習である以外に、
教えられたことを実際に自宅でたった一人でやってみて、

--
・自分のメモがいかに曖昧であるか
・肝心なことの記録がいかに抜け落ちているか。
・わかったようでいて、実際にはわかっていなかったという事実
--

を自覚するいい機会になるし、ネットに不慣れな人にとっては

--
・世の中には「掲示板」というシロモノがある!
・そこに書き込みをするには、ローカルルールがある!
・過去の新人さん達の書き込みを見ながら、それに沿ってみる。
・よくわからなかったら、過去の書き込みを必ず見てみる。
--

といった、業務に必要な行動を教えていくのに、
とてもいい素材になるんですよね。
そこで私から軽~く突っ込みを受けることで(笑)、
これから就業する仕事をする上での、
雰囲気みたいなものを皆さん段々わかっていくっていうか…
ま、なんちゃって講師の私なので、
いずれ本当に初歩的なものなんですけど。
(私に専門知識はないので(爆)、
 そこんとこよろしくね♪>yamamtsさん♪(笑))


で、遠藤君(笑)。


一昨日の宿題は、ネットで簡単に調べられる方法と、
コマンドを使って調べる方法と二通り提示したんですが、
これは、本当に人によって二派に分かれる項目でして、
この作業に慣れた経験者さんでなければ、
あっさりネットで調べて簡単に回答してくるか、
コマンドで調べようと思って挫折するかのどっちかなんです(笑)。
ほんと、見事にパターン化します!


遠藤君は、もちろん予想通り後者。
こういう人は、絶対難しいほうでやろうとするんだよね(笑)。
安易でないほうで回答して評価してもらいたい、
見栄もプライドも上昇志向もあるし、
すぐにできる方法には興味がなくて、
初めて試してみる方法にトライしてみたい気持ちがすごく強い。


でも、「難しいほう」は下準備に手間がかかるので、
慣れた人でないと、途中で何かの手順を間違えて、
調査しても思ったような回答が得られず、
成功に至らないケースがほとんどなの!
で、掲示板には事前のお約束通り
「こうしたらこういうことになってしまい、できませんでした」
と、(本人にとっては痛恨の)書き込みを、
夜の遅い時間にしてきます(笑)。
(明日もあるので無理する必要はありません。
 でも、できなくてもいいけど、それを伝える書き込みは必ずしてね、
 と言ってあるので。)


ふふふ♪だけど、この流れはぷらたなすの思うツボ!
だって、誰でも簡単にできる方法も、
併せて提示してあるんだし、
「宿題を完遂させる」という目的を第一に考えれば、
手法にこだわって「できませんでした」というのは、
主旨に沿っていないわけです。


で、これは私達の仕事にとって、とても大事なことなの。
お客様のお問い合わせに答える私達は、
学生でもなく、研究者でもないんだから、
なるべく早く的確な回答ができればいいわけで、
Aという方法がダメだったら、B、
BがうまくいかなかったらC…と、
次々に発想を切り替えていかなくてはいけないんですよね。


その人にスキルがあろうがなかろうが、
お客様にとっては望む回答が迅速に得らればそれでいいので、
プロセスや自身の美学にこだわって時間がかかっていると、
不評を買うこともあるわけです。


なので、私は言います。遠藤君に。


「遠藤君、この宿題の目的は、
 回答を掲示板に貼る事だよね?
 で、私は難しいほうと簡単なほうと、
 二種類の解き方を昨日教えたわけだよね?
 だからこの場合は、難しいほうで挫折したなら、
 簡単なほうで調べてすみやかに宿題を完了させるべきで、
 どうしてそっちのほうを選択して、宿題を終らせなかったの?」
って。


そう言われると、たいていの新人さん(特に男)は、
複雑な思いと心で反論を抱きながらも、ビビリます。
だって私の言っていること、間違っていないもんね(笑)。


いえ、本当は遠藤君の気持ちは、
すごく理解できているの(笑)。
思った方法でそれができなくて、
残念だし、すごく悔しいんだよね。


で・も・さ、それじゃお客様対応は成り立たないのよ。
誰が大事って、自分の気持ちじゃなくて、
お客さんの気持ちだから。


ここに、自分自身で折り合いをつけることができて、
かつ、それでもスキルアップに邁進していける人。
そんな人になって欲しいんだよね。


この宿題で、最初から簡単なほうを選択して、
さっさと回答を出してくる人は、
抜け目がなく、見極めが早いので、
業務に入れたら順調に実績を伸ばしていく人だと思われます。
(どうやっても、そちらの方法しかできないし、
 それが精一杯という人を除いて)
でも、そのタイプの人達は、それ以上劇的に伸びていくことはないし、
「仕事は仕事、自分は自分」といった割り切りが強くて、
必要以上の事はあまりやらない。(もちろん、それはそれでよし)


だけど、全員がそちらのタイプだと、
グループ全体の地力は拡大していかないの。
だから、遠藤君みたいな人材はとても必要なんですが、
彼のようなタイプは、興味一途で突っ走るので、
本来の業務との兼ね合いを早いうちから、
理解していただく必要があるわけです。


    *    *    *    *    *    *


ここだけの話、私は、
「難しいほうを選ぶ人」が大好きです(笑)。
(なぜって自分もそうだから(爆)!!!)


ハードルの高い要求をポンと出されると、
闘争心がムクムクと頭をもたげて来るんですよね(笑)。
だから、どちらかと言えば男性のほうが圧倒的に多いです。


でもさ、「興味」と「業務」はちょっと別。


そういったところも含めましてですね(笑)、
あたかも学校の先生であるかのように、
叱ったり、注意したり、誉めたり、逆に教えてもらったりしながら、
新人さんを育てていく。


そういう作業が、結構好きです。
若い彼ら・彼女らには素直で原始的な感動と、
「対ぷらたなす」の喜怒哀楽が手にとるように見て取れて、
私は可愛くてしょうがないんですよね。


このあと、遠藤君は現場に入り、
神田班長(30代前半/男性/仮名)に預けることになるわけですが、
神田君は自分がそうだという事もあって、
この手の若者をいじるのはうまいので(笑)、
私は少し安心しています。


ですが、業務態度とか社会常識とか、
そっちのほうは、思い切り心配だなぁ~^^;
だって、神田班長自身が、いつ後ろを通り過ぎても、
PCの画面が2chなんだもの(爆)!


ま、どちらにしても、
「ここに来て良かった!」
そう遠藤君に感じて欲しいものです。


私が仕事する喜びは、
そのひとことに尽きるのだから。


 

 

 

  


新入社員研修の怪しい講師

東京本社採用の新入社員の研修をすることになった。
私がお給料をもらっている契約会社のほうじゃないよ。
出向先のクライアント企業さんのほう(笑)。
話を聞いて、ちょっとびっくり!
来週から大挙して集団でやってくるらしい。
そして分散して各部署の研修を受けて、
また東京に戻るということです。
うちの課の担当は、角田君と私。


「ユーザー対応」の前線基地である、
私達の業務に触れて、
今後の仕事に生かすのが目的なのかどうか、
その辺はよくわかりませんが、
本社採用の正社員がわざわざこちらまで来て、
こちらの正社員ではなく、各部署の"契約スタッフ"達のほうから
研修を受けていくというのもあまり考えられない話ですよね(笑)。


でもやっぱり、社員さんじゃ、
微に入り細に入りの、現実的でリアルな研修は
無理だろうなぁ…
各部署の研修担当スタッフは、どの人も皆、
専任で何度も研修をこなしているので、
他人を教えるのに吝かではなく、
目下の悩みは、そのために拘束される時間の長さかな。


うちの課は、当初から角田君(20代後半/男性スタッフ/仮名)
に決まっていたみたいなんですが、
角田君がどうも及び腰なのを
主任(50代前半/男性社員)が察知して、
「二人でやってよ」と私にも声がけ。


で、二人で相談していると、
やっぱりどうも気乗りしていないようなので、
ゴチャゴチャとしたやりとりと分担の打ち合わせが
面倒になった私は、
「いいよ。じゃ、角田君はそのまま
 新人の一美ちゃん(20代前半/女性スタッフ/仮名)見てよ。
 研修は全部こっちでやるから。」
って、言っちゃったんだよなぁ。。。


これを今、大後悔しているのよ^^;
私は疲れてくると、粘り強く他人と交渉したり、
後ろ向きな相手を地道に説得したりするエネルギーが無くなって、
つい、「いいわ」と自分が丸ごと引き受けてしまい、
余計に仕事を抱えてしまう悪い癖がある(笑)。


よく考えてみたら、
気軽な毎度の新人スタッフ研修と違い、
会社として行われる正規の社員研修なのだから、
朝のうちにバタバタしてしまっても、
「ちょっと待ってて~、あと20分で行くから~!
 それまで自習!自習!」
などというわけにはいかない。
朝一から終業時間までがっちり付くというのなら、
通常業務は一体どうなるのだ??
ちとゲンナリ。。。失敗した。私用でも少し多忙なこの時期に…


でもま、引き受けてしまったものは仕方が無い。
主任から話があったときに、真っ先に思った、
「本社の人に人脈ができるので、これはメリットあるな」
という自分の目論見に沿って、いい人間関係を築いて、
今後の自分の業務に生かしましょう(笑)


    *    *    *    *    *    *


角田君が気乗りしないのは、
今継続的に面倒を見ている新人の一美ちゃんが、
OJTから実務に入ったばかりで、
まさに今、手が離せない時期という事が一番だけど、
(ここまで来たら立ち上がりまで自分が完了させたい)
「本社採用の新入正社員が来る」という事実が、
彼を微妙にビビらせているんじゃないのかねぇ…


確か角田君は、CADのプログラミングはできたはずだけど、
それもそういった学校で然るべき教育を受けたわけではなく、
趣味が高じて詳しくなったところを、職場に申し出て、
いろいろやらせてもらっていたと聞いているし、
しかもそれは、この職場にやって来る以前の6年も前の話だ。


私に至っては、まったくの異業種からの"ど素人"転職で、
今の業務に関しては、
完璧にこの仕事に付いた日がすべてのスタート日。
「あの人は、本当に大丈夫なの?」と周囲にささやかれながら、
テケトーにごまかしつつ、なんとかやってきた身の上だ(笑)。
つまり二人とも、あくまでも「現場育ち」で正規の教育など
まったく受けていない。理論・理屈には滅法弱い(爆)!


そんなところに、東京から来た新入社員を教えろ、というのだから、
角田君はやっぱり後ずさりするだろうな、絶対(笑)。
だって、私達が契約スタッフとして働いている企業さんの本社に
新卒で採用される正社員なんて、絶対うちらよりも頭が良くて、
高学歴の人達に決まってるもん(笑)!
そして彼らは例年のごとく、東京からやってくる人の、
ちょっと高飛車で都会の優越感漂う同期集団的内輪ノリを匂わせつつ、
気鋭バリバリのりクルートスーツ姿でやって来るのだろう。


※ちなみに、角田君、高卒。私、専門卒。
 自分のために弁護すると、国立落ちて私大は受かったけど、
 経済的事情で断念した。って、未練がましいよね、これ、ハハ^^;…


角田君はまだ若いせいもあって、
自分よりも格上の人間に何かを教える話が出ると、
すぐに「逃げ」に入る(笑)。
先日も、進行中の「契約スタッフ新人現場研修」に、
人事移動で転任してきた40歳前後の正社員が加わると聞いて、
「聞いていない、聞いていない。」と、
突然聞かされたことに不満を抱き、おおいに慌てていた。


でも、これって理系キャラの男性には、本当にありがちなんだよね。
だいたい、ウチの職場で
「人を教える」事を得手とする社員などおらず、
物事を初心者の目線で系統だって話せる人も全体のほんの一握り。
社員の研修は、どれも皆退屈で内容が無く効果も上がらないので、
私達の課なんて、昨年から何かと不評だった
社員が新人スタッフに行う修業時基礎研修さえカット、
新人育成は全権が契約スタッフに委ねられる結果となりましたが、
実際にそのほうがずっと効率がいいのだからしょうがないね(笑)。


要は、人を教えるなどと言う事より、
みんな自分の仕事に没頭したいだけであって、
「社員の稼動増」「社員の負担」は本当だと思うけど、
実質、面倒なことはノウハウのある契約スタッフ側に、
みんな任せちゃえ!的な放任でもあるんだよね(笑)。


社員の中でも、部長・課長クラスの人達は、
トークにメリハリと説得力があって、さすがに話はうまいし、
人材育成の重要さも心底わかっている人達なんですが、
この人達の出身は、実は「販売・営業」畑である、という矛盾(笑)。
この人が講師だったらいいのに!と思える人には、
こちらの望む技術スキルが無い!(笑)しかも、超多忙!
よってどの課も、「研修」はいきおい契約スタッフの手に
委ねられる現状となるのであった^^;


    *    *    *    *    *    *


直前まで、自社新人スタッフの就業前研修を、
契約会社の研修室で行っていた私は、
どうにも時間が足りずに、この連休中、
一日はマニュアル刷りに現場に出社しなくてはならない。


本当は、本日普通どおりに出社しようと思っていたのだが、
起きたらすっかりその気は失せてしまい、
ゆとりある休日のマイタイムに、
せっせとblogなんて書いてる(笑)。


え?私?私は別に怖くなんか無いよ(笑)。
だって「業務」を教えればいいわけでしょう?
そんなの、毎日やっていることだもの。
怖くも無いし、ビビリもしないさ(笑)。
相手に学歴があろうが、スキルがあろうが、
どんなに優秀な選ばれた人達であっても、
そんなの、私は知りません(笑)。


「業務」を教わりに来る人達には、「業務」を教えるのみで、
手順を間違えたり、大きな勘違いなどがあったら、
「それって違いますよ」と、そりゃ、言うわよ。
手際の悪い人には注意するし、「ナイス」な仕事したら誉めますよ?


理屈っぽく小難しい質問が出たら、
「わかりません」とはっきり言うよ(笑)。
だってアタシタチ、あくまでも「実務者」であって、
理論など、重箱の隅をつつくように
詳細に知らなくたって仕事はできるもんね~♪


たいていのお客様にとって、MTAに何を使っているかよりも、
その料金で「一体何ができるのか?」のほうが、
大事だったりするんだ。
そこんとこ、よーく見て帰ってくださいね(笑)。


    *    *    *    *    *    *


前々から書いているけど、技術的に自負のある人達は、
裸にされることを非常に怖がる。


つまり、質問されて右往左往したり、
論理的な矛盾を指摘されたり、
「こんな事もわからないの?」と
相手に思われてしまうことを極端に恐れる場合が多いように思う。
女性でも、完全に理系な発想をする人は、
その傾向が強いですね。臆病なんです。


でも、そういうのは、私は全然平気(笑)。
なぜなら私には技術に自負なんてサラサラないから(爆)。
元々、なんぼのモンでもないし^^;、
それでも実務に精通している雰囲気がわかれば、
みんな結構付いて来てくれるモンですよ(笑)。


それに、万が一、鋭く突っ込まれても、
一瞬止まって、ひと呼吸置いて、クサい大げさな演技で、
「ですよねーっっ!!どうしてでしょうねーっ!!」
と、笑いを取りつつ煙に巻いちゃうぐらいの、
心の余裕はあるもんね(爆)。
新入社員だったら、どうせ22、3の若者達でしょ?
楽勝!楽勝!


結局、研修の講師というのは、
マジメで出来がよくて、プライドの高い人には、
務まらないのかもしれない。


初日にホワイトボードの前に立って
1対多の上下関係を一瞬で確立させるためは、
「この一点に関しては、キミ達素人だろ?」という
ものすごく狭い範囲の自負でも十分で、
あとは気合さえあれば(笑)、
すべてにおいて完璧な達人じゃなくても、
いいんじゃないかなぁ…と思うんだけど。


研修の講師は、尊敬されたり、
相手に平伏されるのが目的じゃなくて、
皆さんに特定の知識や技能を
身に付けていただくためにあるのだから、
そんなにまで深くて広い教養なんてなくたって、
最低限の裏づけで目的が達成されれば
それでいいんじゃないの(笑)?
(この辺は「女の割り切り」(爆)!)
(そんなに知りたきゃ、「自分で調べろ!」)


ベテランの掃除のオバチャンが、
若い新入りのアルバイト兄ちゃんに、
「ダメだね、あんた!全然"腰"が入ってないよっ!」
と、太刀打ちできないパワーで仕事を教え込んでいくように、
ここはひとつ、私も頑張ってみたいと思います(笑)。


あ、そうだ!彼らから名刺を一杯もらおう(笑)。
ニ三年経って、成長した彼らに物を頼む機会があれば、
「あら~お元気?あのときのぷらたなすです。
 すっかりエラくなっちゃってぇ~♪」と、恩を売って、
「急ぎなんです!!絶対、午後一!」と、
有利に取り計らってもらおう(爆)!!!


こんなとき私は自分のことを、
やっぱり「営業体質だなぁ…」って思いますわ。
  
  
  
  


2006.05.02

「サマーラーメン」との再会

今日は会社に午前中半休&遅刻の申請をして、
所用で街の中を少し歩いた。
場所は私と亭主がかつて自営業を営んでいた地区。
予想通り予定が午後にまで食い込むことになってしまったので、
12:00~13:00の間に、どこかで昼食を取ることにする。

この地区でお昼を取るのなら、
私にはぜひ行きたい店があった。
10数年前の夫との自営業時代に
よく通っていた「Tラーメン」である。

私は巷のグルメさん達のようなラーメンへのこだわりはないけど、
醤油ラーメンならスープの澄んだ「あっさり系」が好み。
男性(特に若者や肉体労働の仕事の人)は物足りないと思う。
でも私は「Tラーメン」の「醤油」が好きだった。
「機会があったらまた食べたい」と常々思っていたので、
歩くには少々距離があっても向かうことにした。

    *    *    *    *    *    *

正午にはまだ5分前。
外で昼食を取るビジネスマン達は、
まだオフィスから出てこない。
少々寒空の中、市の中心街から少し外れたこの街区を歩く。
時間が戻ったような気は全くしない。
あれから10余年、私は服装も髪型も業種も著しく変わった(笑)。
当時の街と今歩いている街は、連続性の途切れた
まったくの別の空間に思えるよ。

…そう、私達は自営業を廃業した。
8年目で継続を断念した。
時流の変化が激しいこの時勢に、
「Tラーメン」はまだあるんでしょうか?

有名でもなんでもない小さなラーメン屋さん。
タウン誌なんかに載ることもない。
検索しても出てこない(笑)。

歩き進んでいくと、おー!
開店時に出す店先のぼり旗が風に揺れているのが遠目に見える。
変わらずにまだやっているんだ!
ここまで歩いてきたことが徒労に終らず良かった(爆)!

長い直線距離を、左右を見渡しながら歩きます。
当時取引のあったA社、B代理店、C広告社、
亭主が退職後にお世話になったU社、
変わらずに看板が出ているところを見ると、
どの会社も皆健在らしい。
そうだよ、継続は力なり。
時代にアンテナを張り、業種・業態を少しずつ変化させながら、
変わらずにずっと存続していて欲しい。
経営者は負けちゃ駄目だ、と思う。

    *    *    *    *    *    *

「いらっしゃいませ!」の掛け声に迎えられて店に入ると、
正午になったばかりのせいか、まだ店内に人はパラパラ。
ラックから週刊誌を取って、
かつて自分が良く座っていた席に座る。
週刊誌は、「この店に来たらポストでしょう!」って感じで(笑)、
当然のように「週刊ポスト」を手に取る。
私は昼時、男性客にひとり混じる事にも臆せず^^;
最新号のポストに目を通しながら、
お気に入りのラーメンをすするのが至上の幸福だったのよね。

それは一日のうちで、唯一ひとりになれる時間だもの。
一人客が多く、他人に干渉しあわないこの店での私は、
周囲から見放されていて、孤独で、それがとても幸せだった。

    *    *    *    *    *    *

注文を聞かれるよりも早く、「醤油」とひとこと。
そう言ってから店内を見渡すと、お!!
もうサマーラーメンが出てるよ♪
この店の「サマーラーメン」(冷やしラーメン)は
すごくおいしいんだ!
ただし、人によって評価大きく分かれる味らしく、
「イマイチ」と感じる人と、病み付きになる人の差が激しい(笑)

「あ、もう、サマー、やってるんだ…」

私は「病み付き」タイプだったので、
一度頼んだオーダーを取り消して、
「サマーラーメン」を注文し直す。
うすら寒い今日の気候には合わない。
でも、今日を逃すともう当分食べられないかもしれない。
ここはやっぱり「サマー」でしょ(笑)。

で、一服しながら往時のように「ポスト」を読みふけっていると、
当時と変わらぬ盛り付けで「サマーラーメン」登場!
あぁ…、うめーなー!!!!!変わらないこの味!
やっぱり「サマー」は「サマー」だ!
当時は、季節が近づくとこのメニューの登場を心待ちにし、
メニューに出てからは、二週間以上連続で
毎日がずっとこの「サマーラーメン」だった事もある。

ハマる人はどっぷりハマるのに、
物足りない人は心から冷淡で、
「好き」と言おうものなら
「いったいどこが?」と返されるこのラーメン(笑)。
だから人にはお薦めしにくいのが弱点です。

正午過ぎて、混んで来た店内では、
「サマーラーメン!」と注文する声もボチボチ。
この薄ら寒い日でも冷たいラーメンを頼むんだから、
注文の主達は、同類と見た(爆)!!

    *    *    *    *    *    *

雑誌を読みながらの食事にはスペース的に難のある狭い店内。
それでも皆、気にせず雑誌やコミックを読む暗黙の了解。
アンテナが私の背中に触れる位置にあるTVではお昼のニュース。
週刊ポストの汁のシミ。断りも気兼ねもなく喫煙できる空間。
どうしてこうも不変でいられるの?と思う。
店主も奥さんさえも、全く年を取っていないように見える。
私は老けたよ(笑)。この10年、いろいろな事が有り過ぎた。
でも、これからもきっとそうなのだろう。
耐性のある人には、
その耐性にふさわしい波風のある人生が用意されているように思う。

支払いを済ませていると、
店主の奥さんが私につり銭を渡すのと同時に、
「お久しぶりです(笑)」と言った。

あ、この人、あれから10数年以上も経つのに、
私のこと、覚えていてくれたんだ。。。

「やっぱりおいしかったです、サマーラーメン(笑)。」
「ありがとうございます。」

それだけの短い会話。
親密な交流などなかった物言わぬ常連客には、
シンプルなやりとりのほうがふさわしいね。
でも、それで十分。
「機会があったら必ずまた来ます」
そう心でつぶやいて、私は店を後にした。

村上春樹氏が確か自分のエッセーの中で、
「お店は客数が多いより、
 少なくても熱烈なファンがいたほうが長続きする」
という意味の事を書いていたのが印象深くて、
何かあると、すぐその言葉を思い出す。

私は客商売はやったことないけど、
きっとそうなんだろう、と思うよ。

    *    *    *    *    *    *

本当は、ものすごくこの話を亭主にしたい。
亭主もTラーメンのファンだったから。

でもね、残念ながらそれは言えないの。
それを言ったら、今日私がこの地区にきた事がバレちゃう。
ここに来た事が知れたら、その目的もおのずと知れる。
今はそれを伝えたくない(笑)。
なーに、大したことじゃないよ、
そのうちここで書くかもしれないし^^;…

でも、誰かには話したいわけで(笑)、
今日はそれをここで書いてみました。




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