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2006.05.21

借金取6:弁護士と言う人種

我が家は、ともに20代前半の長男と次男。


それに亭主を加えた男性達を見ていると、
オトコってのは、本当に、
「女に話を聞いて欲しい動物では?」と思ったりする(笑)。


取り合えず帰ってくると、今日あったことを話し、
面白かったこと、腹が立ったことなどを語り、
ときに友達や同僚には明かさないような、
迷いや困惑、弱音などの女々しい心情を吐き出して、
ひととおり聞いてもらうと、なんとなく心が安定して、
部屋に引き上げていく。


男の人ってこういう役目の人がそばにいないと、
強くなれないんだろうなぁ…って思うし、
それが子供のときは母親に、
そして大きくなると彼女や奥さんに、
少しずつ相手が変わって行くだけの話なのかもしれない。


いずれ、隠し事はそれなりにあったとしても(笑)、
出てくる言葉にウソ偽りはないし、
そういう本音を飾らずに語れるところが家族なんじゃないかな、
と、思う。


    *    *    *    *    *    *


地元弁護士会が会館内に常設している法律相談では、
そういう考えもあるな、と参考にはなったけど、
私が想像したような「相談」には程遠く^^;、
やっぱり「事件・事故にあった」とか「起こしてしまった」とか
「誰かを訴えたい」とか、「裁判所に何かを申し立てたい」とか、
直接の具体的で強いきっかけがないと、
開催の主旨には馴染まないものなのかもしれない。


たぶんそういった相談者は、たいていの場合、
そこで考えや方針がまとまれば、
今度はそのとき担当した弁護士の法律事務所に、
直接いろいろお願いすることになるのだろうから、
「法律相談」というのは、ある意味、弁護士さんにとっては、
お客さんをつかまえる場でもあるわけで(笑)、
自分の不得手な分野や、興味の無い分野、
また、関ってもメリットのなさそうなものには、
結局他人事のような感覚しか持てないのかも。。。


それにそもそも、腕が良くて?繁盛している弁護士が、
あそこの担当者として当番に入ることはあるのかい(笑)?


なんか、せっかくお金を出して相談しても、
あまり印象が良くないと、いろいろな事を考えてしまうよね。
(地元弁護士会の皆さん、ごめんなさい(笑))


今思えば、そんなに切羽詰って、
いきなり弁護士に相談しなくても良かったようにも思うけど、
でもやっぱりそれは、結果論だな。


普通に平和につつましく暮らしている一般市民にとっては、
何かある度に、「責任を取ってくれるんでしょうね?」とか
「慰謝料」とか「違約金」とか「第三者を立てる」とか、
"お金での解決"を次男に対してほのめかしてくる、
婚約者の母親には不安と疑問を覚えるけれど、
法律の知識がないこちらとしては、
それが不当なのか正当なのかもあまり自信がなく、
反論するにはどうにも心もとない。
なんと言っても交際相手に子供ができてしまったことには、
次男にも非があるわけだし^^;…


加えて次男の婚約者は、実際に先の交際相手から、
慰謝料と長男の養育費を受け取っている実績があるので、
(婚約者自身は、たぶんそこに執着はあまりなかったと思える)
その言にはリアリティーがあって、警戒心が増してしまう。。。


そんな中で、入籍と同居は後回しにし、
まずは式だけ挙げた「できちゃった婚」の次男の結婚式で、
こちらが立て替えた、
先方親族と招待客の飲食費
(10数万。
お金持ちから見ればさほどの多額ではないと思うけど…)を、
相手が一向に払ってくれない、払う様子もないという状況は、
ようやく先方の正体の、尻尾をつかんだような気がして、
とても困った反面、不思議なことに少々安堵した。
ひとことで言ったら、大きな「貸し」が作れたから、
ってことかな^^;


が、それに関する亭主との電話でのやり取りで、
相手の母親が切れてしまい、
「破談」をその場で一方的に宣告してきましてですね^^;
立て替えたお金を返してくれるよう
再度交渉するのは全然構わないんですが、
そのために「身重の娘が体調を崩した。責任取れ」とか、
また「婚約破棄」とか「慰謝料」とか「養育費」とか、
話がこんがらがってくるのはもうウンザリで、
ヘタに「お金返して」と言って何を逆手に取られるかわからない、
完全な猜疑心が→弁護士に相談 ということを
私達に思いつかせたのでした。


相手の母親には、実は次男も、
内縁のご主人に頼まれてお金を貸している。
そのお金は、婚約者の出産費用として、
高校生(定時制)の次男が
コツコツと働いて貯めていた貴重なお金だ。


婚約者の早紀ちゃん(20代前半/仮名)は、
お母さんの言うことには何でも素直に従う人で、
結婚は当事者同士の問題といくらいっても、
早紀ちゃんは、お母さんのお人形さんみたいな
ところがすごくあるからなぁ…
何をどうやっても、早紀ちゃんの意思よりも、
お母さんの意思が先んじてしまうところが、これまた心もとない。


    *    *    *    *    *    *


万が一これがきっかけで破談になってしまっても、
婚約者の前の交際相手のように何百万も慰謝料を取られることは
普通に考えて無いように思うけど、
そこはやっぱり専門家の意見を聞いてみたい。
加えて、何かあったら迷わずに駆け込める、
強力で固定的な味方が心から欲しかった。


\5,250/30分(今度は消費税付き)、
\10,500円/1時間の相談料はかなり痛いけど、
飲み会が重なる月ならそのぐらいは吹っ飛ぶお金だし^^;、
私は「もうひとりだけ…」と思って、別な弁護士のドアを叩いた。


今度はホームページで検索して、
男女問題を多く扱っている弁護士さんを自分で探してみた。
「弁護士はサービス業。依頼人の立場に立ってこそ。」
「男女問題は弁護士によって非常に対応が分かれる」
弁護士の書いた記事には、どこか共感が持てたし、
メールでの連絡が可能なことも、私には大変ありがたかった。


実は、相談の予約日が来るまでの間に、
次男が早紀ちゃんとやっと連絡が取れ、
二人で会って話し合い、生命保険は解約しないことになった。
次男が早紀ちゃんを担当者として契約したそれらを解約すると、
早紀ちゃんは保険の契約実績が無くなり、
生保会社の社員では居られなくなるらしい。
(この手の話は経験者から良く聞くけど仕組みはよくわからない)
すると社会保険も無くなる。→お産に不利
それじゃ、実績に響かない13ヵ月後に解約する、
とそれだけ決めて帰ってきた。


その時に、私達に返すはずだったお金を
早紀ちゃんがお母さんから預かり、
それをジャスコで無くしてしまったという経緯についても、
次男はそれを尋ねた。帰宅した次男は、
「前も言ったけど俺は本当だと思う。俺は信じるよ。」と言った。
「お母さんは?」「うーん、ごめん、私は信じない。」
「じゃまぁ、それはそれでいいさ。
お母さんはそう、おれはこう、ってことで。」
「そうだね。」


まぁいいよ、なんでも。二人で話し合って決めたことなら。
いつもそこに向こうのお母さんが割って入り、
利害に絡めたような話を毎度次男に突きつけてくるから、
二人の将来が途端に暗礁に乗り上げて
先が見えなくなってしまうのだ。
(しかも、それを親である私達に絶対に直接はぶつけてこない。)

それよりも、ずっと連絡が取れなかった早紀ちゃんが、
やっと次男の電話に出て、話し合うために出てくるんだから、
お母さんはアレコレ言ってきても、
早紀ちゃん自身は次男と結婚したいと思っているんだろうな。。。


じゃ、先方のお母さんがタンカを切ったような、
決裂破談は「なし」だなぁ、やっぱり。。。
(そして私はそれでもいいと思い、次男も一度はそう思った)
これが、相談日の前日。
なんか、相談する緊急性が少しなくなっちゃった^^;…


    *    *    *    *    *    *


大鶴弁護士(50代/男性)の事務所に入ると、
ミーティングルームのような部屋に通された。
大きな打ち合わせテーブルにはPCが数台。
それに天井には…これって何だろう…
プロジェクターのようにも見えるけど、何かの投影機?
それともホームシアターの機器だろうか?なんか高そう(笑)。


過去、自営業をやめるときにお願いした弁護士さんの事務所は
木目調の重厚な調度類で、ガラス張りの書棚には本が一杯。
通された部屋も革張りの応接セットだった。
打ち出された文書は、パソコンが主流になってきていた当時でも、
まだワープロ専用機で作られたものだった。
(見かけは↑デスクトップPCと一緒のやつ)
事務所のスタイル一つとっても、本当に様々だ。
少しきょろきょろしていると、大鶴弁護士が、
「お待たせしました。初めまして。」とにこやかに現われた。


先に弁護士会の法律相談で担当だった、
眉間にしわの寄った頑固な教頭先生風?の鈴木弁護士と違い、
50代には見えない若々しい印象の人だ。ちょっと好印象(笑)。
相談予約をしたメールへの返信で
「できるだけ詳しく」と言われたとおり
詳細な経緯は事前にメールで伝えてあった。


弁護士はそれをプリントしたものを見ながら、
「で、要するにお母さんは何がしたいの?」
と予想通りの質問をしてきた。


「はい。
まずは貸したお金を返して欲しいというのもあるんですが、
それよりも…」


「あぁ、まず、それだ、それだ。
いっこ、聞きたいことがあったんだ。
通常は結婚式と言うと、それに先立って結納がありますが?」


思ったよりも話す口調が非常に早くて、
どこか急かされているようだ。
でも、時間いくらの有料相談なので、
手短にすませるためには、しかたないんだろうな。。。


「いえ、結納はやってません。
若い人達は、籍だけ入れるような結婚を想像していたようなので、
『けじめだからお式だけはやったほうがいいよ』と言って…」


「あー、子供ができちゃったんで、
バタバタ式だけとりあえず挙げちゃったんだな。」


「えぇ、まぁ、そんな感じです。。。」
イメージは違うけど、結果としてはそうかな。


「私、これ(メールのコピー)読んで
非常に強く感じたんですけど、
息子さんは相手の女性と、
結婚したくてしたくてしょうがない!と…」


「いや、そんな感じでもないんですけど…」


次男が早紀ちゃんに惚れている気持ちは本当だと思う。
でも、結婚に対しては一切の迷いが無いわけではないだろうな。
子供ができる前に一度次男に気持ちを尋ねたら、
「好きだけど結婚する気はない」と言っていたことがあった。


責任をとるために結婚するのなら、
うまく行かないかもしれないし、
それこそ、この先相手を心底傷つけてしまう事になるよ?
だったら、例え今、メチャメチャやばい話になったとしても、
ここで踏ん張って別れたほうがいいって事もあるんだよ?
もしそうなっても、お父さんとお母さんは味方するよ?


そんな経緯もあったし、この前
「早紀ちゃんとこのまま連絡が取れなくなってしまったら、
そのままフェイドアウトするのも仕方ないんじゃないの?」
と言ったら、「俺もそう思ったりするんだよね」と言っていた。


楽しいはずの交際期間なのに、
その間の次男の様々な苦悩を思えば、
そういう気持ちもあるんだろうな、とは思っていた。
だいたい、結婚なんて、
「本当にこの人でいいのかしら?」なんて、
誰だって一度は思うこともあるよね(笑)。


それでも一緒になって、共に山や谷を乗り越えるうちに、
自然と同じ気持ちで話が出来る運命共同体になっていくんだよね。
次男はそんな未来こそを望み強く信じているけど、
相手が母親の命に従ってここで拒否するなら仕方ない。
だから、今目の前で弁護士が言ったように、
盲目的な恋愛で一途に結婚ましっぐらというわけでは決してない。


「そうかなぁ、俺にはこのメールを読む限り、
息子さんのほうが惚れて惚れて
惚れぬいているような気がするけど。」


え…そんな書き方したっけ?


「だって、ここに、
『子供が生まれるのはとても楽しみにしてる』って、
ちゃんと書いてあるじゃないの(笑)。」


そのときは、確かにそうだったし今もきっとそうだと思うけど、
先方がお金を返さない上に、娘は嫁にやらないなどと、
ゴチャゴチャ言ってくるから、
二人の未来が闇に包まれてしまうのだ。


「そうかぁ。お母さん、息子を取られるのが嫌なんだ(笑)!
息子さんの結婚を認めたくないんでしょ(笑)?」


は?さすがにここで、思い切りムッと来た。
息子が結婚すると言うと、
なぜ皆そんな風に決めてかかるのだろう。


私は自分でもよくわかっているけど、
blogで書いているイメージよりは、
息子達の人生には割と淡々としている。
息子は息子、私は私、という感覚があって、
親として言うべきことは言うけど、
息子達が自分で決めた道なら、
それに文句を言う気持ちは全く無いし、
それよりもむしろ、多少失敗してもまずはやってみろ!
というほうである。


だから出産に疑問符はつけたけど(生活のメドも無いのに…)
今まで結婚には反対はしなかった。
それに仕事を持っているお母さんというのは、
自分の世界が外にあるので、
息子一人が結婚して居なくなったって、
自分自身には全然影響ないよ?(←これは誓ってホント!!)
息子達が合宿などで数日居なくなると、母はとても寂しがるけど、
私は人に冷たい性格なのか、他人(自分以外の人)がいなくて、
伸び伸びと自由になれるうれしさしか感じない。
それは息子の結婚独立に対しても同じ思いを抱くと思う。
(私は基本的に「一人」が大好き。何をするにも一人が一番楽。)
(映画もライブもファミレスもラーメン屋も一人がデフォルト)
(女性としては確かに少数派かも…)

「息子を取られて寂しいという気持ちは全くありませんが…」


「でも、結婚には反対なんでしょ(笑)?」


「いえ、反対ではありません。
そりゃ、こういう事情ですから心配もありますけど、
息子達が自分達で決めて自分達で歩いていくのなら、
それが一番の二人の幸せと思っていますから。」


「うーん、お母さん。
お母さんね、ちょっとカッコつけ過ぎだな(笑)」


え!!私がこういった場だからこそ、
普段人にはあまり話さないような本音をそのまま語っているのに、
その言い方はちょっとないんじゃないの?
確かに私にはそういうところもあるかもしれないけど(笑)、
次男を取られるのが嫌なんて気持ちはサラサラ無いし、
結婚も、息子が心からそう望むのであればできるだけ応援したい。


「あのねぇ、お母さん、
結婚と言うのはあくまでも当事者同士の問題であって、
親がとやかく口を挟むべきものではないんですよ?」


わかってるよ、そんな事!!!
ところがこの大鶴先生と言う人は、
私が息子を取られるのが嫌で、
だから結婚にアレコレ問題を見つけて、
反対していると思い込んでいるらしくて、
「親とは」「結婚とは」…と延々と自説をぶち上げて、
口早に語り続けてとどまるところを知らず、
一向に私が口を挟む余地が無い。


ここが私の悪いところでもあるが^^;、
私は他人に誤解されたまま話を続けられるのが大嫌いなのだ。
もちろん、友達や職場なら笑って済ます事のほうが多いけど、
こういった場で、しかも一時間一万円(約)の貴重な時間で
間違った認識を元に主旨違いの回答されたのでは意味がない。


「先生!先生!大鶴先生!」
少し大きな声で、止まない先生の話をようやくさえぎり、
「あの、私は結婚に反対していませんし、
息子がそう決めたのなら、それは息子の人生ですし、
そこは私達にとってさほど問題じゃないんです!
それよりも、ご質問があるのでお伺いしたいんですけど。」


たぶん、大鶴先生は、
このひとことで相当気分を害したんだと思う。
でも、このままじゃ、精神論に終始して、
一時は私達を底知れぬ不安に陥れた、
先方の母親対策が何一つ得られない。


私は「この場合はどうなりますか?」
「もしこう言われたら、どうすればいいですか?」と、
次々に質問する事項に、大鶴先生はひととおり答えはしたけど、
結局、「だって息子さんは結婚したいんでしょ?」


(大鶴)
今まで伺った話は、あくまでもお母さんの気持ちであって、
息子さんの気持ちじゃないですよね?
だったらこういった相談は、
当事者の息子さんから受けるのが筋であって、
息子さんから相談されたなら私は答えますけど、
お母さんからの質問じゃ、答えられない。
無理。本人じゃないと。(断言)


(私)
ならば、心配した親がこういった相談をする事自体が、
無駄とおっしゃるのですか?
そういった相談は、受け付けていただけないのですか?


(大鶴)
だって、お母さんは本人じゃないもの(笑)。
わからないかなぁ…


(私)
いや、それはわかってますよ。


(大鶴)
だって、息子さんは、
相手が明らかにウソとわかるような言い訳をして、
お金をなかなか返さなくても、
騙された振りをして信じてあげているわけでしょう?


(私)
いや、それは違います。
息子は本当にその点だけは、心から信じていると思います。


(大鶴)
だから、あなたは、息子さんじゃないんだから、
なんでそれがわかるの?って、俺は言いたいの。


なんか、無意味な押し問答だな。。。
実は、その後のやりとりを私はあまり覚えていない。
通常、誰かと一時間ぐらい話しても、
結構相手の言葉と自分の感情の起伏は、
よく覚えている私なんだけど、
今回はギブアップだ(笑)。
中間の記憶がほとんどないの(笑)。
たぶん、途中から私の気持ちは先生の言葉から遊離し始め、
それらをイチイチ真に受ける必要の無い騒音にように感じながら
胸の内では全然別の事に思いをはせていたからだと思う。


    *    *    *    *    *    *


「息子からの相談じゃないと回答が無理というのなら、
例え話で質問してもいいですか?」


「ええ、どうぞ?」


「それじゃ、ここに男性Aさんと女性Bさんが居たとします。」


「何もそんな言い方しなくたって、
別に、息子さんとその彼女でいいですよ(笑)?」


(-_-;)。。。


「それにこれって、どう考えても、
単なる母親同士のケンカでしょ(笑)?
それがきっかけで息子さん達が一緒になれないのなら、
それこそ、息子さんにとって不幸極まりない話であって、
まぁ、お母さんはそうカリカリせずに、借金でもなんでも、
この際、大目に見てあげたらいいじゃないですか(笑)?」


なんか、この人、全然わかってない。。。
先生の言う内容はたぶんその通りなのかもしれないけど、
それにしたって言い方ってもんがあるし、
そもそも私が本当に聞きたいのはあんたの説教じゃないんだ。


「だいたい、息子の話に親がこうやって、
当事者でもないのに相談に来るのも俺はどうかと思いますけどね」


ムカっ!!
私は、先に相談した弁護士に、
「そんなによろしくないご家庭なら、
親として結婚させないという方法を
選ぶという事だってあるんじゃないですか?」みたいな感じで
「強制発動も手段のうち」と言われたことを少し思い出していた。


「親として、例えば息子がオウム真理教に入ったとわかったら
人によっては体張ってでも阻止するかもしれませんよね?」


この例え話を出した主旨は、
「親が息子を守りたい気持ちのどこが悪いかっ?」
の極端な例を出したつもりだったんですが^^;
大鶴弁護士は、


「ほらね。お母さんとしては、
息子さんが結婚するのを、オウム真理教に入信するのと、
同じ意味合いでとらえている!
お母さんにとって、息子が結婚するって事は、
オウム真理教に入るのと同じ事なんですよね?
そうか~。それだよな。
お母さん、やっと本音が出ましたね(笑)?」


だから、それは違うっちゅーのっ!!!!
どうしてこの人は、自分の思い描いた通りじゃないと、
それを認めようとしないの??


もう、こうなると埒があかないのは明白で、
適当な事を言って、さっさと引き上げるに限る。
その後の再びの押し問答のあとで、
どうにも、この人から正しい理解を得られるのは困難と感じ、
「私って、ちょっと変わっているのかもしれません」と言って、
その場を収めようとした。


すると大鶴弁護士は、
「あぁ、変わっている!お母さんは相当に変わった人ですね!
あなたね、自分では気がついていないかもしれないけど、
かなり変わってますよ?
ご家族も、職場の同僚も、面と向かってあなたには言わないけど、
あなたの周りの人は、みんな、あなたには相当困っているはずだ。
それは絶対に改めたほうがいいですよ?
俺が思うに、相手方のご家族も、
あなたと付き合うのに嫌気が差してきているのに決まってる!
だいたい、お母さん、
マジメすぎるんだよなぁ…オレから言わせると」


ここまでストレートに人格を否定されると、
悔しいやら悲しいやらで、目元に涙が浮かんできた。
時計を見ると、ちょうど約束の一時間になろうとしていた。


「わかりました。それじゃ、時間ですので…」と
私は自ら締めに入った。


弁護士が席を立って領収書を作ってきた。
「一時間お話を伺いましたけど、
5,250円(30分の料金)で結構ですから。(キッパリ)」
と彼は言った。
それは、「どうかさっさとお引き取りください」
と言われているのに等しかった。


    *    *    *    *    *    *


不愉快極まりないというのは、
こういうことを言うのだろうと思った。


だが、他人の言うことと言うのは、
言われた当初は腹が立っても、
案外真実を付いている事が多い。
私って、そんなに「変わっている」んだろうか?
本当に、みんな私をそんなに嫌っているんだろうか?


私は、今まで自分が自分に対して抱いていた
自信のようなものが、足元から音を立てて崩れ、
今、この瞬間から私は、
すべてにおいて変なコンプレックスに苛まれて、
もう、明日からは胸を張って仕事することなど、
全くできなくなってしまうのではないか?とさえ思った。


そして同時に、他人から否定されてショックを受け、
人によっては体調を崩してしまう、
スタッフ達の気持ちがよくわかった。


「お前はダメなやつ」と
暗に明示されたスタッフ達の空っ風が吹くような喪失感は、
想像できて余りある。
ここでこんな事を思うのも、
やっぱり「変わったやつ」なんだろうけど^^;、
私は今まで「他人を頭から否定することだけはするまい」と
心に決めて人に接してきたけど、
その思いをこの件で一層強くした。


    *    *    *    *    *    *


今だから打ち明けますが、
私が「ASを伝えるほどに広がる誤解」で、
相手の誤解を解こうとムキになってしまったのは、
この大鶴弁護士その人であった。


私はご本人に実際にお会いしてみて、
「これじゃ理解できないわ…」と痛感したし、
離婚のご経験のある自説に固執して、
こちらの弁に耳を貸そうともせずに、
延々と語りつづける顔を見つめて、
「私はもしかして、AS傾向の方にASの話をしちゃったのでは?」
と苦笑するところもあるし、
(今思えば、PCや各種の装置の数々…)
「余計なメール書いちゃったな…」と反省もあるんですが^^;、
あの弁護士さんに、離婚や婚約破棄の相談をする人は、
みんな納得が行っているのだろうか?と、
ふと疑問に思った。


弁護士だから…社会的に地位のある人だから…と、
無理に自分自身を納得させて、
「なんか違うな…」と思いながらも、
その指示に従っているということはないんだろうか??


もちろん、私が幾分「変わっている人」である事は認めます(笑)。
それにいつでも、自分が正しいと言うわけではないことも。
私のメールにも態度にも言い方にも、
矛盾や問題はあったと思うけど、
一番の問題は、私が弁護士をさほど雲の上の人と思っておらず、
お金を払ってサービスの提供を受けるクライアントといった
対等の感覚がどこかにあったのが最大の敗因だねぇ、きっと(笑)。


弁護士はプライドの高い生き物である。


たとえお金を払ったとしても、ヨイショして持ち上げて、
平身低頭敬って接しないと、すぐに気分を害するのだ、きっと。
(そういう事にしておこう(笑))
それは、大鶴弁護士のホームページにもそう書いていて、
自戒の念を提示してあるのに、
ご本人の思いと現実は、やはり違うものなのである。


大鶴弁護士のホームページを見ると、
「この人は精神的に問題があると思われ、
お引き取りいただくこともある」と書いてあったけど、
たぶん、私もそのカテゴリーに入れられるんだろうな^^;


これで関りがあったり言葉を交わした弁護士は5人になった。
思えば、私が本当に納得ができて、
信頼するに値すると実感できたのは、
亭主が知人から紹介してもらい少ししかお付き合いの無かった
某先生ただ一人だ。(今はどこにいるかわからない)


弁護士はやっぱり、気の合う知人からの紹介が一番です。
気心の知れた人が
「この人に相談してみたら?」と勧めてくれる人は、
物事の観点、つまり何が良くて何がダメで
何を気にするかのポイントが、同じ波長の人が多い。


でもやっぱり、こういった事ばかりだと、
「弁護士」そのものに対する不信感は募っていくのだわ。
「私」というキャラクターが弁護士という商売と、
相性が悪いだけかもしれないけどね(笑)。


大鶴弁護士のページには、
講演を依頼された際のあいさつ文で、
ご自身の経験を元に、私の得意技は
かみさんに逃げられ、納得できず悶々としている亭主を、逃げられた訳を納得し、逃げたかみさんを諦めて頂くことくらいです
と延べていますが、
そうやってたどり付いたご自身の信念に、
当てはまる人もいればそうでない人もいる。


そこをステレオタイプにとらえられると、
こっちも大いに困っちゃうのだ。。。


思えば、私がイマイチと感じたそれまでの弁護士さんは、
どこかがこちらの意図に添っていなくても、
話だけは誠実にきちんと聞いてくれた。
こうやって見ると、人を責めることなく努力不足とも言わずに、
淡々と自営業廃業の手続きを進めてくれたB先生に、
感謝の念が募る。
あそこで「なぜこうしなかったのか?」と、
ひとつひとつ追求されていたら、
私達はマジで切れたかもしれない。


弁護士は相性。


それはまさにその通り!
強力な意見に従うのが楽な人もいれば、
参考程度にとどめておいて、結論は自分で出したい人もいる。


大鶴先生、私はもうあなたに何も思ってはいないよ。
「こんな人がいた」と書きたいなら、
自分のホームページに存分に書けばいい。
あなたが何をどう思おうと、やっぱり私は私。
以上にも以下にもなれないの。
そんな市井の人々のやむにやまれぬ個々の心情を、
次からは、もう少しは理解してね(笑)♪


弁護士という人種に接して、
「いい勉強したな」と思う私であった。

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