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2006.04.10

天賦の才能

諸般の事情のため、代車なしの車検となった。
よって今日から水曜日までは、電車通勤である。


先週入学式を終えた真新しい制服の高校生達が、
騒々しくホームにうじゃうじゃいても、
もうどこの学校の生徒かよくわかんない(笑)。


ていうかこの路線沿いにガクランの高校なんてあったっけ?
あ、T高ですか…校章を見てやっと気がつく。
そうだ、T校は昨年移転したんだったな…


もーねー、私の高校時代には交通の便のいい
街中にあるのが当たり前だった私立高各校は、
ことごとく郊外や周辺市町に移転してしまったので、
今はもう何がどこにあるのかさっぱりわからない(笑)。
制服もすっかり様変わりして、往時の面影がない中、
この路線沿いにあるもうひとつ別の某高が、
何を思ったのかブレザー→ガクランに戻したのだと思ったよ。
(んなわけぁない(笑)!)


つり革につかまって頭上に目をやると、
これまたわけのわからない(スミマセン)
専門学校の広告が一杯だなぁ…


私の頃は「市内の専門学校を全部言え」と言われれば、
ほとんど言う事が出来たぐらいの数だったし、
新興の学校はあまりなくて、
地元の人ならよく知っている学校ばかりだったので、
なんとなく、どこも「一応ちゃんとした学校」という印象があったけど、
最近はよくわっかんないな~、コレも(笑)。


と言いつつ、卒業生の顔写真と就職先をまじまじと見る。
ありがちな広告だけど、今の職業柄(個人情報取扱事業者勤務)
こうも堂々と個人名と顔写真と企業名が入っていると、
真っ先に「これって問題ないのかなぁ」と思ってしまうけど、
説得力はこれが一番あるんだよな(笑)。


へぇ…みんな結構いいとこ入っているじゃん。
これ、本当に正社員なんだろうか(爆)?
直接雇用であるけど実は契約社員てことはないのかね?


そういえばうちの学校も、
パートだろうがアルバイトだろうが、
もぐりこんだ先の企業がよければ、
進路一覧には名前が乗っていたような気もするな(笑)。
「臨時職員」「臨時教員」「非常勤講師」のカッコ書きが
ぶわーっと並んでいる長男の大学のほうが、
まだ良心的かしら^^;?


はぁ、でも、このA子さんやB子さんの就職先は、
本当だったらすごいや。。。
大学からではなく専門学校からでも、
こんなところに入れるものなのかなぁ…
(何かウラはないのか(爆)?)


まーね、たまに電車に乗ると、広告一つ取っても珍しく、
ついまじまじといろいろなものを見てしまうわけですが(笑)、
ここで栄えある顔写真掲載される人達って、
きっと、別にこの学校じゃなくたって、そこそこの会社には
就職できている人達なんじゃないかと思った。


みんなきちんと就職できている中から
上から順にいいのをピックアップしたのでなく、
たまたま入学してきたすごく優秀な人の、
初めから予想された当然の結果を乗せただけであって、
これがすべて!この下というのは何もなかったりして(笑)
(疑い深い(笑)!)


    *    *    *    *    *    *


実は私もデザイン専門学校出身なんですが、当時の同級生で,
東京の大変有名なデザイン会社に採用された男の子がいて、
そのニュースは学校中をびっくりさせたんです。まさに大ニュース!
でもその彼は、入ってきたときから私達とは全然違っていたんだよね。


何もかもが圧倒的に優れていて、
抜きん出ているなんてもんじゃなかったですよ。
例えば元々東京でも十分通用する人なのに、
親が上京を許さないとか、大学に入るお金がないとか頭がないとか、
諸処の事情で「掃き溜めの鶴」(これはちょっと言い過ぎか^^;…)
みたいに、凡人の中に「最初から才のある人」が、
紛れ込んでいることがよくあるんだよね。


別に何か目的があるわけでもなく、
もっと遊びたいから、都会に出たいから、
とりあえず入学してくる人も多く、
場合によってはヤンキー高校といい勝負って感じの
雰囲気もある専門学校もたくさんあるのに、
そういう人は、短い学校生活を
ぶれることなく疾風怒涛のようにぶっちぎりで走り抜け、
あっという間に、遠くへ行ってしまうのだ。


その進路を見た人達は、あたかもその学校を出れば
そういった有名企業に就職できるように思うけど、
なんのなんの、それって狩野君だからこそ可能だった、
超レアケースなんだよね。


そう言えば、私が夫と自営業をしていたとき、
同じ賃貸ビルで向かいのオフィスのデザイン会社は、
うちのお得意さんでもあったんだけど、
そこの社長のデザイナーは、
あるモデルさんがお気に入りでお気に入りで、
もうぞっこんで(←素材としてだよ(笑)?)、
大きな仕事には必ずといっていいほど
彼女を起用していたのですが、
その人もあっという間に東京に出て、

「ちょっと!
 向かいの事務所で良く使っていた○○○○さん、
 大手のキャンペーンガールに選ばれたみたいだよ?
 新聞に載ってるよ!」
「え、すげぇな!」

なーんて夫と話しているうちに、
今では皆さんがご存知の女優さんです。
そうやっていずれ有名になっていく人が
それまでに誰からも放って置かれているなんてことは
案外少ないのかもしれない。


ピアニストの中村紘子さんだったかなぁ…
表現は全然違うと思いますが、
「音楽コンクールの年齢制限は
 天才がその年齢に至るまでに、
 才能が表に現われていないということなど
 あり得ない、という前提のもとに
 設けられている」
みたいな主旨の一文をどこかに書いていて、
読んだときからそれがずっと心に強く残っています。


当時は「えー、そうかなー」と反発したい気持ちもあったけど、
今はそれって真理だと思っています。
階段を駆け上っていく人は、何かが最初っから違うんだわ。


そんな人達の成功談を読むと、
頑張って努力したようなことが書いてあって、
同じように頑張れば誰でもそうなれるように錯覚するけど、
実は圧倒的な最初からの資質の違いってあると思うんだよね。
だからたぶん、誰もが皆そうなれるわけではないのさ。


    *    *    *    *    *    *


自分の職場に目を向けてみると、
うちで働いた事がきっかけとなって、
次に非常にいい仕事についている人も、
中には何人かいるんですが、
その人達もね、来たときから周りとは違うのよね。


だから、○○になりたいので、業種の近いところで
勉強しようと思って応募した、なんていう人には、
確かに私、「そうですね。ステップアップして
○○や○○になった人はいますよ」なんて言うけど、
それはうちで働いたことがキャリアになったわけでは全然なく、
そもそもご本人に素質があったのだ、と言わざるを得ない。


もちろん、スキルもキャリアもなく
初心者だった人もいるんだけど、そういう人は、
「読みがいい」「掴みがいい」「目の付け所がいい」
など、それはまたそれで、別途「成長できる素質」を
持っているんだよね。
あと、「学ぶのが好き」「覚えるのが好き」
「そもそもこういう仕事が大好き!」とかね。


だから、憧れやステータスで何かを目指し、
学校や経歴に頼ろうとする人は、
そこのところを勘違いしちゃいけないと思う。


    *    *    *    *    *    *


先月、行政書士の試験に受かり
実家の京都に戻った元スタッフ(30代前半/男性)から
電話が来た。


「わお、久しぶり!今、何してんの?」


「ん~?行政書士見習。
 ある先生のところで修行中なの。
 でも厳しいらしくてさぁ、自分も今はボチボチってところかな。
 先輩達の話を聞いても、行政書士で食えるようになるまでには
 何年もかかるっていうし、みんな、
 『家賃を払えるようになったのも、本当に最近だよ』
 なんて言ってる。やっぱ営業力って言うかさぁ
 お客さんつかまないとね。 まー、頑張りますわ。」


まぁ、見たところ、泣かず飛ばずってところかな。。。
コイツは私の同期なんですが、在職期間中、
口癖のように、「これじゃダメだ」「これじゃ自分がだめになる」
を繰り返していた。でも仕事でのミスは結構多い^^;


退職のときも、誰もが朝礼の時間内で収まるような
簡単な挨拶で終えるものなのに、
延々と理屈を並べてエラそうに企業の体制を批判し始まり、
業務時間に入ってもまだやめないので、
社員から「そろそろ(笑)…」とSTOPがかかり、
皆も、「場を読めないやつだなぁ」とウンザリしたヤツだ^^;


だいたい今回も、何を目的にこんな遅い時間に
電話をかけてきた目的がわからない。
一応「今なら欠員枠があるから戻れるよ?
その気になったらいつでも来たら?」と言っておいた。
でも…キミはどこに行っても、たぶん大成しないよ?
電話を切ってそう思った。


うちら凡人はね、分をわきまえて、
上なんか見ずに、「これで十分」と思っていくのが
ときには賢い生き方かもしれないよ~(笑)。
上に上っていける人は、そのための非凡な資質を
最初から持っているんだから。


取り敢えず社会性のある仕事なら、
まずは自分をしっかり認めて現実を肯定し、
一つのことを、みんなが納得するような形で
終える事ができるのが大前提なんじゃないの?
どこいっても、上昇志向と焦燥感ばっかり強くてさ…


専門学校の広告を眺めていたら、
いろんな思いが浮かんできて、
「もりっち、その後どうしてるかなぁ…」
なんてふと、彼のことを思い出した朝でした。


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.ビューティフルヒューマンライフ」カテゴリの記事

コメント

初めから何かかが違うんですよね。
考え方であったり
物事の感じ方であったり

技術そのものよりも、
そういった内面の適正が違う気がします。

僕らがなかなか登れずウダウダしてる間に
、階段をポンポンポンと軽やかに駆け上がって行く感じです。

たしかに性格や内面的なものは、
子どもの頃にすでに大きく決まってるので
初めから何かが違うかもしれませんね。

やっぱりむき不向きがあるんでしょうね。
自分が思ってる好きなことと
実際やれる適していることって違いますものね。

でも、世の中はもっと上昇志向のある立派なヤツを求めてるんですよね。
だから、皆それになろうと目指してるんですが
そんな立派な人間ってなかなかいないですから・
苦労するんです。

Pmanさん、自分の記事だけ更新してお返事のほうが後になってしまって申し訳ありません(^^;


向き・不向きはやっぱりあると思うんですよ。でもそれは、おっしゃる通り、いわゆる「何かの才能」ということだけじゃなくて、「主体性がある」とか「冷静である」とか「負けず嫌い」とか「好奇心が強い」とか、持って生まれた才能はなくても、その業種で成長するのにふさわしい適性があれば伸びていけるんですよね。


だから、「成長していくことが出来る」ってのもある意味「才能」のうちで、「俺には素質がない」と思って悲観的になっている人は、そっちに欠けるのかもしれませんよね。

なるほど~(^^ゞ

ど真ん中の適正じゃなくても
何か引っかかるものがあれば
その人はそこを取っ掛かりに成長する要素があるのですね。

人を沢山見て研修されてるぷらたなすさんならではの意見ですね。

可能性を見つけて伸ばすことって大事ですよね。
○か×かだけじゃなくて。

駄目なこと考えてたら
もうとても前に進めませんもの。

>ど真ん中の適正

すごくいい表現ですね!
そうそれが言いたかったんです!
言葉にならなかった気持ちを、
短い言葉でまとめてもらって、
うれしかったです!

何か一つでも自分でイケるって感触があれば
絶望しなくていいですものね。

自分自身でも、何かと駄目な部分に目が行きがちですけど。

(すいません、この話題がストライク(^^ゞなもので。)

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