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2006.04.30

セキュリティじゃない職場

No_secure_1

朝にバタバタしたのと、
今日に限って家族全員の外出時間が
見事にかち合ったせいで、
とても弁当など作っている余裕と場所がなく^^;
(皆が一斉に台所で食事すると動けないし食卓で作業もできない)
今日は後から弁当を作って亭主の職場に届けることにした。


昼前に職場に向かう。
亭主の仕事は某公的機関の警備員。
一応研究施設。


到着して電話すると、亭主が建物の中から出てきて、
駐車場のゲートを開けてくれた。
「え?弁当届けるだけだから、ここでいいよ?」
「いや、今朝の話の続きをしたいから、
 入っていいよ。」
「だって、私、部外者だよ?」
「あ、みんな家族とか着替え持って
 来たりとか、しているから。」


ふーん。


どうしたの?中にも入っていいよ?


え?私、外部の人間だよ?
入館証とかないの?
「ないない、そんなもん(笑)
 それにここ、出入り自由だから、
 廊下歩いていたって、皆、学生と思うよ。」


う…ちょっと無理があるような^^;…


私を先導して、どんどん奥に入っていくうちのご亭主。
高圧ガスとか機械室とかドアにプレートのある中に入り、
もの珍しく見回すと、なんだ!この部屋は!
金網の中にたくさんの変圧器群!!
なんか設備的にメチャメチャやばいとこに入り込んでない?私^^;
あたりは「危険!」のマークで一杯…


いいの、いいの、みんな入ってるの。
はい、ここでーす!ここが俺の仕事場♪


室内に入る。
いかにも、詰め所って感じの小部屋の匂いがする。
あ、灰皿。タバコ吸ってもいいの?ここ!!


もっちろん!


ていうか、ホントに私、入ってもいいのここに?
設備監視のPCとか、組織図とか、緊急連絡先一覧とか、
ヤバクない??


ぜんっぜん!あ、何か食べる?
カップヌードルならカレーとシーフードあるけど?
「いや、じゃ、それよりも飲み物が…」
あ、じゃ、外行って自販機で買ってくればいいさ。


「外行って」って…
私が館内をウロウロしてたら怪しまれない?


そんなわけ、絶対にない!
試しに誰かとすれ違ったら「こんにちは~」って
行ってみな。みんな普通に頭さげてくれるから。


    *    *    *    *    *    *


私の職場は個人情報を扱うため、
入館も入室も厳しく、
携帯電話や記憶媒体は、
職場への持ち込みが禁止されている。


喫煙は決められた場所で。
PC破損を防ぐために、
コーヒーやお茶を飲むにもルールがある。


他にも情報の漏洩が絶対無いように、
手順や運用の決め事が一杯!
FAXだって一人で送信してはならず、
必ず誰か立会い者を横において
作業しなければいけない。


そんな毎日を過ごしていると、
否が応でも意識が高まり、
何をするにも「これって問題ないよね?」と、
一度立ち止まるようになる。


そんな私から見ると、亭主の仕事場は、
牧歌的に無防備で、逆に自分が不安になっちゃうよ。
この建物の中に、機密情報とかないんだろうかね^^;
もちろん、ここが「個人情報取扱事業者」であるわけないので、
世間一般の仕事場って、こんな感じかもしれないんだけど、
安全とか衛生とか、いろいろあるでしょ、その…ねぇ?
なんとなく、「やっぱり公的機関の施設って甘いなぁ…」なんて(笑)。
ちょっとネ(笑)


参考:「お釈迦様の手のひらの上」、「セキュリティな職場


    *    *    *    *    *    *


缶コーヒーを買いに表に出る途中、
ちょっと興味があって、各室内をドアのガラス窓からのぞく(笑)。
日曜なのでがらんとして誰もいないけど、
図書室、お手洗い、いや、やっぱり、
これ以上はやめとこう(笑)。


うちのご亭主を見ていると、
他人の携帯番号をあっさり第三者に教えちゃったり、
行きつけの店から家族に電話が入ると、
「今は○○(←社名や学校名)のほうにいるので…」
なんてすぐ言っちゃうので、「え!」って思うんですが、
そういうのはやっぱり、
そういった意識に触れる機会でもないと、
一生疑問を持たない事なのかもしれない(笑)。


帰り道、信号待ちでふと横を見ると、
小学生が考えた交通標語の看板があって、
作者は「○○小学校一年生」とだけあった。
そうそう、これって
学校名とフルネームが書いているときがあるので、
ちょっと気になっていたんだよね。


と思って、自分の地区に戻ってくると、
あらら、うちの地区はいまだにフルネーム入りなのだった。
そう言えば、以前は3月になると
子供会から「お近くの新入学児童をご紹介ください」
と、名前と連絡先の記入欄がある回覧版がまわってきたものだ。


卒業する6年生のお別れ会に、
来年入学する幼稚園児を招待するためなんだけど、
(未就学なので、実態がなかなかつかめない)
小洒落た新興住宅地に住む私の友人は、
その話を聞いて仰天し、むしろ本気で怒り出した。
「子供会がそういう風だからさぁー!」
まぁ、まぁ、まぁ、地域性もあることですし^^;


でも、普段を気をつけているほうから見ると、
そうでない人達のやり方は、
ほんと、びっくりしたりするのよね。


    *    *    *    *    *    *


写真、撮ってもいいの、ここって?


あ~、全然オーケー♪


本当にいいの?


疑り深いなぁ、おまえも。
歓迎会や送別会にはみんなカメラ持って来てるし、
「警備員さんも入らない?」なんて言われて、
俺も撮られる時だってあるんだからさぁ…


はいはい。
警備員が「いい」って言っているので、
写真撮って来ました(笑)


で、冒頭の写真。
一応、許容範囲ギリギリで、
これでも微妙に画像処理はしてるんですからねっ!(笑)


借金取り大作戦3

借金取り大作戦2」からの続き(笑)


「今日早紀ちゃん(20代前半/女性/仮名)
 が来るかどうか掛けようか?
 俺、『来ない』にタバコ1箱。」
「私も『来ない』に1箱!」


これでは賭けにならない(笑)。


結局早紀ちゃんは来なかった。
というか、娘に話が通っているとは思えない^^;
それって、その場しのぎの言い逃れだったのだろうと
私は思った。


亭主が多美子さん(40代後半/女性/仮名)に
電話している声が聞こえる。
「もういい、ここから先は全部俺がやる」
というから、任せてみたものの、
約束を守らせたり、交渉したりプレッシャーをかけたり…
といった手練手管は、商売柄こっちのほうが上じゃないか(笑)?
と、思うとなんとなく心配である(本音)。


「今日は来られなくなったんだってさ!」
そう言いながら、部屋から出てきた亭主に、
「ほらね」とうなづく。
本当に来るのなら、うちの息子が出かけるはずないもん(笑)


「あんた何か聞いてる?」
「いや、俺は何も。」
「今日、こっち来るらしいんだけど?」
「いや、俺は何も聞いてないから。
 それじゃ、出かけるよ。バッティングセンター行って来る。」


これは、二人の間にやりとりが一切ないことを意味するね(笑)。


    *    *    *    *    *    *


たぶん、払えないし、払う気もないのだろうと思う。
だけど、「払えない」とは絶対に言わない。
金曜日も昨日も、彼女のトークは先延ばしの方針だ。
でも、いいね、それ(笑)。そのほうがむしろ好都合。
少し逃げてくれて、たくさん約束を破ってくれるほどに、
私は本気で思っていることをぶつけることができる。
この金額だと、どこまで主導権を取れるかな?
などと思ったりする。


今朝、亭主が「俺、朝に寄ってみるわ」と言って出社した。
何度か訪ねて家はわかっている。


そして先ほど連絡が入った。


多美子さんは福島のお兄さんの所に行って、
今は居ないんだって。
家には早紀ちゃんしかいなかった。
で、俺、早紀ちゃんと話したんだわ。
そしたら、お金は金曜日の前の日に半分預かって、
昨日残りを預かったんだけど、無くしちゃったんだって!


(受ける)無くした??
どうやって無くしたって言うのよ(笑)?


いやだから、俺も、それ、聞いたのよ。
でも、「わからない」の一点張りで、
あとは何も言わないのさ。
あんた、早紀ちゃんと話してみる?


今そこに居るの?この電話の横に居るの?


いや、少し離れたところからかけてるんだけど。


今日はいいや。
だって早紀ちゃんとしゃべったって、しょうがないもん?
多美子さん、本当は家の中に居るんじゃないの?
お母さんをかばって、思いつきで口裏を合わせている
だけなんじゃないの?


俺も、そうは思うんだけどさ。
どうしようね。


次の約束を取ってよ。
早紀ちゃんがじゃなくて、お母さんにだよ?
何かの予告して。それを伝言させて。
次はいつ来ますとか、いつに電話しますとか。


これ、完全に払う気ないんじゃないなのかな?


わかってるよ、そんなの。
だけど、「払う気があるのか、ないのか」は
この際、どうでもいいの。
「払う」と言って「払わない」事実が、
積み重なっていくことが大事なのよ。
お金を払わない。約束を守らない。それが大事。


家計のほうは大丈夫なの?


今んとこはね。
立て替えた金額って、ちょうどご祝儀の分だから。


でも、このままもらえなかったらどうする?


もう、あれやこれやと余計な口出しは一切させずに、
うちらが一番いいと思う方法で息子達を守っていくだけでしょ?
これからは、こっち都合でずっといけるよ。


    *    *    *    *    *    *


でも、それで終らせるなんて、
全然思っちゃいない。
返すべきものは、どんな方法でも返してもらおうと思っている。


「あんたってさー、なんか、怖い人だね。」


あら、そう(笑)?


「女」も40ウン年やっていると、
したたかになってくるよね^^;
向こうもそうだし、私もそうなんだ。


多美子さんに特別な感情は全くない。
怒りもないし、憎しみもない。
世の中にけっこうたくさんいる、
まともな生活ができない人達。
そういう人は根本的に直ることがないし、
変わることも無い。


あるのは、「借りたお金を返していない」という事実だけで、
私はそれに対して、様々な施策を試みるだけだ。
ゲームのようだ、と、ふと思う。
たぶん、この機会を私は、ずっと待っていたんだと思う。
願わくば、スロットで大勝ちして大金を手にしない事を祈る。
彼女が「払えない」と絶対に言わないのは、
それを当てにしての事だと思うけど。


さあこれで、形勢は逆転した。
あとは、どうやってこれを生かしていくか、だな。。。
私の心の計算機さん、またまた出番ですよ!
こじれないように、モメないように、
そして変な話にならないように、
ナイスな計算結果をはじき出してください。
愛する息子のためにも。

2006.04.29

借金取り大作戦2

借金取り大作戦」の続き(笑)


このblogを書きながら、ふと思った。
娘さんが自宅に貸したお金を持ってくるというのなら、
昼頃に一発、念を押すアクションを取っておきたい。


んーと、どうしよっかなぁ…
やっぱ亭主には絡んでもらいたいよなぁ…


そうだ!ここはやはり、亭主に一発電話を掛けていただこう。
えーと、えーと、うん!
「留守番を頼まれたのでずっと待っている。
 タバコ切れたので買いに行きたいんだけど、
 一体早紀ちゃんはいつ来るの?」
これにしよう(笑)!うん、そうしよう。


これだと、あまり追い詰める雰囲気でもないし、
嫌味なくプレッシャーをかけられるね(笑)。
ここは、やっぱ、男性に出てもらわんとね!
もー、キツネとタヌキの化かしあいみたいなモンよ(笑)


さて、どっちの電話からがいいか?


この場合は亭主でしょう。
私のPHSだと、出ない恐れがある。
亭主の携帯番号は先方に知られておらず、
保険屋さんの彼女の事なので、
見知らぬ番号から着信があれば、
「もしかして保険の話かも?」と思うことだろう。
(私はセールス時代にはそうだった)
(どんなチャンスも逃がしたくないものです)


…で、亭主が電話。
あらら、ドライブモードだわ。
これは仕事中だろうか?パチスロ中だろうか?


「今、うちに持ってくる金、ちょうど作っている最中なんだよ。
 それで大負けして、さらなる墓穴を掘るんだよなぁ。
 (おおいに有り得る!激しく同意(笑))
 で、どうする?」


「何度か掛けてみてよ。
 だって、『今すぐタバコ買いに行きたい』んだから、
 それでもおかしくないでしょ?」


「あ、そうか。」


    *    *    *    *    *    *


「おい、今俺、トイレで大きいのしながら8回も掛けてきたぞ♪」


「あのね(-_-;)、ドライブモードでも
 全部履歴が残るんだからね。」


「うゎ、そうなの?」


ちなみに、うちのご亭主は今の今まで、
携帯・PHSにドライブモードという設定があるのを知らなかった(-_-;)
この人もアブナイかも。


と、私はPCに、亭主は競馬新聞に向かっているうちに、
ピ…と一瞬、携帯の音が鳴った。相手先は「非通知」


でも、多美子さんだ。そう思った。
ワン切りして様子を見ているのだろう。
と思っている間もなく、もう一度着信が鳴った。
耳をそばだてて、亭主の話を聞く。
が、亭主、すぐ電話切る。


あれ?何なの?今の?


「え?間違い電話だったよ。
 後藤ですけど、斎藤さん居ますか?だってさ~。」


「バカ!それ絶対多美子さんだよ、着信見てみ!」


「え?あ!本当だ。(二度目は非通知ではなかった)」


「もう、声でわからなかったの?
 とりあえずそういって掛けてくることもあるかもって思わない?
 知らない番号に掛ける時ならさ~。。。
 そういうときは、いきなり『多美子さんですか』て聞くのも手だよ?
 あ、だったら、ボヤボヤしないで今ここですぐ掛け直してみて!」


「え?今?"今"って今?」


「そう、今!今!今じゃきゃダメ!
 時間が経てば またドライブモードにされちゃうから。
 今なら絶対つながるから!ほら、すぐ!
 今ならドライブモード解除して、
 電話機手に持っているはずだから、きっと!!!」


連絡の取れなくなってしまったスタッフと接触を図るのに、
普段、最大限の努力をしている私は、
長年培った勘とノウハウが、
まさか、こんなところで生かされるとは思わなかった(爆)!
(なんだか職場の話を書いているみたいな気になるw)


    *    *    *    *    *    *


亭主が電話すると、図星で電話がつながった。
トンチンカンでかみ合わない会話は、
相手がウチの亭主とわかり、
慌てて意味不明の事を言って時間稼ぎをしているからで、
ようやく状況の咀嚼を終えた多美子さんが、
亭主と話をしている。


しかしな~、なんだよ、うちの旦那は?
さっきまでの剣幕はどこへやら(笑)。
「一発怒鳴ってやる」のはどうしたのさ。
その言い方なら、私のほうがよっぽどキツイわ(爆)。


さっきまで彼が話していた内容を、
詳細にここに書き連ねたいぐらいだが、
彼の名誉のために、やめておくことにする。
とりあえず、「俺は、ガツンと言ってやりたいことが山ほどある」
わけでは、なかったのね(爆)?


多美子さんの声が元気でデカいので、
話の中身がこちらにまで聞こえる。
「あらー、お父さんですか、いや、すみませぇん。
 ちょうーーーど今、家に帰ってきたばっかりところで~」


「あ、だから、早紀に持たせますから」(多美子)


「あ~、そうですか。早紀さんですか~」(夫)


(何時に来るか、時間の約束を取って。と乱雑に紙に書く)


旦那、無視。穏やかに世間話などしている。


(本当に来るのか、時間聞いて。約束させて。)


旦那、またもや無視(笑)。


で、電話が終る。


「早紀ちゃんが来るって言うから良いんじゃない?」


は?


「それは、昨日からわかってた話でしょ?
 何時に来るのか、どうやってくるのか聞いて、
 微妙に圧力掛けないとダメでしょっ!」


「えー、別にいいんじゃないの?
 おれ、ちゃんとしゃべったし。
 これでいいんじゃないの?」


あ、そ。


なんだか、嫌な予感がする。
「早紀に持って来させる」って、それ、
早紀ちゃんの貯金から出させるって事なんじゃないの?
早紀ちゃんが金策に走っている事ってないよね?
それに「早紀が持っていく」「早紀が持っていく」としか言えないのは、
多美子さんのそばに早紀ちゃんがいないからで、
それって、自分は今自宅に居ないって事じゃない?


お前さ~、疑えばキリがないだろ?
それって、職業病なんじゃないの?


あーそーですか。(でも…そうかもね(笑))


早紀ちゃんはこれから本当にお金を全額もって来るんだろうか?
全額返してもらったら経済的に助かる。
返済がなくても、貸しができて相手の有利に立てる。
ま、どっちに転んでも悪いことはないね。


それよか、うちら夫婦って、
まるで「チャングムの誓い」の
カン・ドックとその妻のようだなぁ…
我ながらおかしくなっちゃった(笑)


つづく
(…ことになるのやら?ならないのやら(笑))


借金取り大作戦

ある人にまとまった金額を立て替えてあったのだが、
これが一向に連絡が来ない。


私はその人がお金にけじめのある人とは思っていないので、
どうせきちんとした返済など、されないだろうと思っている。
その人は、「新しいマンションに引っ越す」だの、
「今度車を買う」だの、
「この前のボーナスはびっくりするぐらい貰った」
などと、景気のいい話ばかりするけど、
ドー見ても、私にはお金がある人には見えない(笑)。
だいたい、スロットが好きな人は、
どんなにお金があったところで、
それを何かの支払いのためにKEEPできる才能などないだろう。


でも、貸しは貸し、借りは借りだ。
こっちだって、そんなに余裕があるわけじゃないんだから、
(というか、マジでいろいろ困るんですけど!!)
そろそろ借金取り大作戦に入ろうかと思う。


    *    *    *    *    *    *


先週のうちに電話、金曜日に某ファミレスで会う約束をする。
最初、「土曜日(本日)はどうですか?」と持ちかけたけど、
仕事が忙しいとのことで断られた。
保険の仕事をやっているからそれもアリとは思うけど、
今日になってみると、「遊ぶ時間が欲しかったのかな?」とも思う。


待ち合わせ場所も、
一瞬名前をど忘れして「この前のところ…」と言ったら、
「ああ、アリス(仮名)ね、オッケー、オッケー♪」って、
なんでスナックなんだよ^^; 曜日にしても、
「アタシ、次の日、休みのほうがいいから(笑)」って、
どうも、話の最初から「飲む話」と勘違いしているフシもある…


で、きのう。
大事な用なら普通、「明日って大丈夫だよね?」と
前の日に一報入れたりするんだけど、
そんな事しないもんね~(笑)。


そんな事したら、
「あ!そうだ!今日、ちょっと予定が入っちゃって…」
と、延期されるに決まっている。
どうせ来ないかも、と思っていても、
時間どおりにファミレスに行って、
30分おきに電話を入れて、
連絡取れなかったら二時間ぐらい待って帰宅しようと思った。
貸しは一杯作りたいのよ(笑)。


店に入ると案の定来ていない。
予想通り少し待っていても来ない。
1.本当に仕事で顧客と会っているか、
2.スロットと酒飲みに忙しくてマジで忘れてしまっているか、
3.わかっているけど返せるお金がないか、
のどれかだろう(笑)。


予定通りに何度か電話。
1時間以上経っても出ないので、たぶん2か3だろう。
2だったら着信に気がつかないときもあるけど、
3だったら見ても電話を取るわけがない。


切り分けのために(爆)、共通の知人に電話をして、
彼女に連絡を入れてもらう。
共通の知人のそのまた知人に電話をかけてもらうのだ。
その人からの電話なら、絶対取ると確信がある(笑)。


すると、これまた案の定、
向こうから電話がかかってきた。
わかりやすい人だな(笑)


「あ、もしもし、あのさ、実はさー
 うちの兄が福島で事故ッちゃってさぁ
 それでその、今行ってきたんだけど…」


「今、どこなの?」


「え?あ、帰り道。」


「どのヘン?」


「白石過ぎたところ」


(二時間もありゃ、余裕でこっち着くじゃん)


「あ、じゃ、待ってますけど。そのぐらいなら。」


「ごめん、お金はさ、明日届けるから、
 明日かあさって絶対持っていくので…」


「届けるって誰が?自宅に持ってきてくれるの?」


「うん、そうそうそうそう。娘に届けさせるから。」


「早紀ちゃんがこっちに来るわけ?」


「うん、そうそうそう。早紀に持って行かせるから。」


「あ、そう、あのね、お恥ずかしい話しだけど、
 うちも先立つものがないと、すごく今困ってるんで、
 申し訳ないけど、早めに返してもらえない?」


「あ、うん、わかった!」


慌しくバタバタと切れた電話を少し見つめたあと、
ワタクシはコーヒー代を清算して、
自宅に帰りました。


今日、今、お昼だけど、
これから早紀ちゃんがホントに来るのかね^^?


このヘンで亭主と一回協議。
二人で作戦を練る(笑)。
ここは共同戦線を張ってうまくやらんと、
いい結果が出ない(笑)。


どっちの携帯で掛けたら出るか?
どのぐらいの頻度で連絡するか?
どのタイミングで亭主にご登場願うか?
など、一応作戦会議だ。


こののち、何度か先延ばしされたら、
会ったときにその都度、1万円でも2万円でも、
あるだけいただくのを繰り返すのがいいように思う。
私はそういうタイプね(笑)。


「俺、パーラー竜王(仮名)で待ち伏せしようかな。
 あ、それより、何げに隣の台に座ったらビビルよね(笑)。」


「何言ってんの。まだ、いいんじゃない(笑)?一回の延期じゃ。」


「んだなぁ。それに俺、家、わかってっからまぁいいか。
 尋ねていけば済む話しだしな。」


「今度会えたら、今手持ちの分だけでももらうから。
 ちょっとずつでも。」


「やめろよ、そんなの。『これでいいんだ』って
 いい気にさせるだけだろ?
 返すなら全額耳をそろえてだべ?
 甘いぞ、お前?」


「えー、それ言ったら、
 そのうちあっさり携帯番号変えられて、
 連絡さえ取れなくなっちゃうよ?
 追い詰めたらダメだって。
 引越しされたら家だってわからなくなるよ?」


「まさか(笑)」


「いや!それは甘い!甘いのはそっちのほうだよ。
 そのうち携帯、絶対変えるから!
 あ、だから新しいマンションに引っ越すってのは、
 行方をくらますためかな、あ、そういうことかな?」


なんか、段々すごい話し合いになってきた(笑)
ギャンブル好きな人、素行の悪い人、
お金にだらしのない人、きちんと生活ができない人
私も亭主も、そういう人を一杯知っている。
長期戦になるのか、これは?
なりそうだよなぁ…


私はこれを利用して、両家の主導権を
がっちり手中に収めたいね(爆)
がっはっは~
わざと転んで、ただじゃ起きないんだ(爆)!


多美子さん(仮名)、すぐに返さなくたって別にいいよ(笑)。
延ばされれば延ばされるほど、うち、発言権が増すんだ(笑)。
「貸したお金を返してくれない」
この既成事実ができたことは、
私にとっては、非常にありがたい。
待ってました!のひとことに尽きる。


ま、一筋縄では行かないのはかねてから承知しているので、
気長にやりますけどねっ♪
 

 

 

 

2006.04.28

「電話の仕事」と言うけれど

体調不良で今月数日しか出勤できなかった
ユウ子さん(30代後半/女性/仮名)に、
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)が、
ついに引導を渡した。

オフィスに来てもらい、
出勤状況を自分の目でもう一度見てもらい、
これで今後もやっていけるのかどうか?を
契約している意味も含めて話し合い、
強めに「意思確認」をする。
契約会社のダークな部分の作業だ。

契約会社は出向先に人を送り出してしまうと、
彼らが職場ではどんな感じで、
具体的にどういった毎日なのかを、
自分達の目で見ることができない。

「胸が痛い」と言われれば、呼吸器系の疾患をまず疑い、
通院を勧め、「今後入院することになってしまうのだろうか…」
などと、そちらのほうに気が回ってしまうけれど、
現場に常駐している私から見ると、
本人の人柄、研修での様子、
そして欠勤のパターンや朝の欠勤連絡の内容などで、
「あ~、来ちゃったなぁ…」と、
メンタルに起因する症状である確信を、
持つに至ったりするのだ。

こう言う事に慣れていくというのも、
冷酷で人として寂しい気がするけど、
本人の意思とは別なところで働く「向き・不向き」や、
業務を身に付けていく段階でのストレスに弱い、
ほんの一握りの人達が確実に居るとわかった今は、
淡々と対処していくほかない。

面談を担当するのは、細川さんだけど、
それをお願いするのは現場の私。
「ユウ子さん、そろそろマズイよ?」
「ですよね。病院、ちゃんと行ってるのかな?」
「彼女、そっちじゃないって。」
「え?マジですか?あー、そうか!あっち系か。迂闊だった!」
最近では、こんな符丁のような短い会話も、
成り立つようになった。
地球からは見えない、月の裏側を語るような話だね。

    *    *    *    *    *    *

ユウ子さんは、欠勤がちではあったけど、
まじめで誠実で本当に人柄のいいスタッフさんであった。
業務への意欲もあった。

だから、私も会社も同僚スタッフ達も、
当初は彼女の健康の回復を願い、
業務スキルをきちんと習得できさえすれば、
自信と面白みが増して来て、
欠勤も減るのではないか?と思っていたけど、
そこに至ることなく終了となってしまった。

でもね、私、この頃思うんです。
振り返れば、この一年、
体調を崩したり、なぜか安定して出勤できないなど、
早期にリタイアしていく人達は、
コールセンターやサポセンなど、
電話の仕事の経験者がやたらと多い。

ユウ子さんしかり。繭香さんしかり、
川田さんしかり、洞口さんしかり。

もう少し遡ると、星野君しかり、
Mさんしかり、ツトムさんしかり、だ。

しかも上記のうち、洞口さん以外は、
なんと全員ある同じセンターの出身者である!
とても広い意味では同業種、業務も似通っている。

通常、契約会社はキャリアを重視するので、
「経験者」の応募は大歓迎で、
面接で大きな問題を感じなければ、
皆「採用」となるわけですが、
この頃は私も細川さんも、某センターからの転職組には、
心底懐疑的である。

向こうでの脱落者が同業種に応募してきているのでは?
という予測も成り立ちますが、
スタッフ達の話を聞くと、必ずしもそうではないらしい。
上記の中には、以前のセンターで
表彰もされたトップオペレーターさんだった人も含まれる。

たぶん、私達の職場には、
「経験者だからやりやすい」「経験者だから慣れた仕事」
といった彼らの目論見を完全に裏切る、
何かがあるんだろうと思う。

…で、それは一体なんだろう?と考えたときに思い当たるのが、
「一から自分の頭で考え解決する能力の有無」を、
大いに問われることではないかと思う。

    *    *    *    *    *    *

私の職場が向こうと根本的に違うのは、
マニュアルがないことであるとわかっている。

向こうは規模が大きく様々な人が居るので、
お客様対応品質を均一化するのと、ルールの徹底のために、
痒いところに手が届くような、スタッフ用ウェブマニュアルが
社内LAN上のにある。

だから早期に立ち上がることが可能で、
業務スキル=(イコール)ウェブマニュアルへの精通
だったりする。
どこに何が書いてあるかさえわかれば、
取りあえずは第一関門クリアだ。

ウチにはそれがない。どの課のどの新人研修も、
まず基礎知識を教え、仕組みを教え、
仕様への深い理解を土台としたところに、
個々の商品特性の解説を乗せていく。

なぜなら、私達の事業部はもともと会社の技術部門だった部署で、
今のすべての業務は、「故障屋としてのユーザー対応」
に端を発しているからだ。
(だからお客様対応の良し悪しにはどこか無頓着なムード^^)

お客様から問い合わせのあった不具合の申告を聞いて、
どこに問題があるのかを考え、
問診を通して原因を特定させていく作業は、
ある意味「頭の職人技」であるが、
それをスピーディに終えるためには、
応用力も機転も必要で、それを身につけるのに王道はない。

私と私と同期の仲間達は、初めてこの仕事に就いたときに、
「マニュアルが何もない!」事に大変驚き、
不安も必要性もすごく感じていたけれど、
今は誰もが「なくて良かった」と思っている。
そんな親切なものがあったら、思考力は身につかず、
この仕事を面白いと感じることもなかっただろう。
これは、経験が長いスタッフほど感じる共通の思いなんだよね。

だから必死に頭を使う訓練がなされておらず、
むしろマニュアルを逐一参照するようにしつけられているような、
他のコールセンターやサポートセンターから来た人は、
覚えなくてはいけない膨大な内容を前に、
どこから手をつけていいのか、
人並み以上に混乱してしまうのだろうと思う。

私達から見れば、そんなもの、一気に手なんかつけないくていい。
一ヶ月や二ヶ月で習得できるわけもないんだから、
わからないのが当たり前、できないのが当たり前。
少しずつ経験を積んで、ゆっくりと確実に成長し、
半年後、一年後に「使えるスタッフ」になれば、
それでいいんだ。
この辺はスタッフも社員も会社の方針も見事に一致している。
過去、社員も私達スタッフも等しく同じ道を歩いてきた。

けれど、コールセンターの中には、
人の管理や実績管理が非常にシビアなところもあり、
スタッフへの締め付けも厳しいらしく、
転職者の話を聞くとギスギスしている雰囲気の職場も多い。
「ちょっとでも電話が長引いていると、SVさんが走ってきて
 横で内容を聞かれるんですよ?あれがイヤでした」
「疲れたなぁ、とぼんやりしていると、怒られるんです」
「もう、数字、数字、働け、働け、って感じなんですよね」

そんな彼らは、走っていなければ評価されない意識が強く、
「わからないことはわからないと言っていいんですよ?」
という私達の言葉の真意をなかなかくみ取ってくれない。
何かを完全に習得できていない状況を非常に不安がる。

けれど一方で、スタッフの権限が低く、
自己判断を求められる機会がないので、
気軽と言えば気軽。無責任といえば無責任。
私達は、法人相手だし、交替制契約のスタッフになると、
夜間や土日は助けてくれる人が誰もいない1名シフトなので、
自分がまずしっかりしなければいけない。
よっておのずと主体性が要求される空気に全体がなっている。

でも、何かの不満があって前職を辞めたとしても、
やっぱり同じ「電話の仕事」目指して応募してくる人達は、
整ったマニュアル通りに対応するのが好きで性にあっていて、
かつ責任の重い仕事はしたくない資質の人かもしれないんだよね。

だから、そんな認識で来ると、
うちの職場は調子が狂うことばかりで、
結局、「電話の仕事の経験者」であることが逆にネックとなって、
スムーズに業務に入り込んでいけないように思います。

「未経験」「初心者」「契約スタッフ経験なし」
こういった方達こそ非常に安定していて、
過去早期リタイア者を一度も出したことがないので、
「キャリア」ってなんだろう、と思ったりしますよ。
最近では、「経験者ほど要注意!」って感じで、
事前説明にも、細心の注意を払っています。

    *    *    *    *    *    *

今、ウチの職場では英語対応者を募っていて、
細川さんも人集めに必死なんですが、
誰に業務説明をしても、
「翻訳がないときは電話の仕事に従事」というと、
「電話の仕事はイヤです。それはけっこうです」と断られると言う。

みんな一体、「電話の仕事」に
どんなイメージを持っているんだろうな。
「だから、TVのCMみたいな
 ヘッドセットのお姉さん達の集まっているような
 仕事場じゃないんだって!」と、すごく言いたいんですが、
誰もわかってくれないだろうな。
そう言って来る人ほど、向いていると思うんだけど(笑)。

少なくとも、数年この仕事を続けているスタッフ達は、
「マニュアル至上」の職場だったら、
皆とっくに辞めている(笑)。
私もかつて契約スタッフだった頃は、
同様に仕事が大好きだった。

わからないから悔しいし、ムキにもなるし、努力もする。
そんな「謎解き」が大好きで、
新人当初のストレスよりも、
成長していく喜びのほうが上回っている人。
そんな人なら、あまり体調を崩したりしないんじゃないかなぁ。

いずれそういう部分も性格の問題なので、
是非を論じる気持ちはまったくありませんが、
私達の職場でリタイアする人は、
安定志向が強く、ルーチンワークが好きで変化を好まず、
「ケースバイケース」や「臨機応変」を
好まない傾向の人達って気がします。

そういった資質の人達は、本当にきちんとしたマニュアルが整った
自己判断を求められることのない仕事が向いていると思います。

一口に「電話の仕事」と言っても、その有様は本当に様々ですが、
それがいいとか悪いとかそいう話じゃなくて、
どのセンターもその業種・業態に一番あっている運用を
選択している結果だと思うんだよね。

雰囲気の良し悪しは、それとはまた別な話かもしれないけど、
「やることやってりゃそれでいいんでしょ?」
と、さっさと割り切ることができて必要以上のことは一切せず、
他人ともあまり関わりたくない人は、
それはそれで向いていると言えます。
まぁ、そういう人達の集まりだからこそ、
雰囲気も冷たくなるのでしょうが(笑)。

結局仕事って業務内容や職種如何よりも、
自己表現したいのか、したくないのか、
自己表現が求められる職場なのか?
しなくてもいい職場のか?
それに深く関わっているような気もします。

そこがその人にとってジャストミートしていて、
体質に合った人間関係と適度な業務量と
それであきらめのつく収入があれば、
意外に仕事の内容を問わないときもあります。

やってみたら、意外に面白かった!
これがウチの職場の「初心者・未経験・契約スタッフ経験なし」
の、ほとんどの人の本音なんじゃないかな。
ほら、人間って、期待を裏切る新鮮な感動があると、
結構病み付きになりますよね。
(恋愛みたいなもんですね(笑)。)

そういった力強い感動を持ち得ないところも、
経験者さんの弱点なんでしょうね。




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サヨナラ職場の「お父さん2」

Sobetsukai_1


一昨日は人事移動で転勤する
塩田さん(40代後半)の送別会だった。
「この会社で仕事したうちで一番思い出に残る6年間でした」
という最後の挨拶は、強い共感があって感慨深かった。


2000年、6名の社員が先行して従事していたグループに、
私達契約スタッフが加わって、10数名で開始した業務が、
今では60余名の、社内でも大きな集団となった。
でもやっぱり、思い出すのは当時のことばかりだね(笑)。


思い出に残る数々の特定ユーザー対応、
度重なる製品の不具合にお詫び&お詫び&お詫びだった日々。
「俺に聞くな!俺だってわかんねぇんだからっ!」
「あー、そーですかー。あーあ、社員だと思って当てにしてれば
 これだもんなぁ…」などとへらず口を叩きながら、
追い越してしまったスタッフのほうが「だからー」と教えてあげたり、
飲み会やカラオケではパワー全開で大騒ぎした日々。
うちの業務の黎明期を共に支えてきた同志って感じがする。


「職場のお父さん」「お母さん」と呼び合って(笑)、
「おかーさん、ほら、プリンタに打ち出しが出しっぱなしだったぞ?」
「あららら、おとーさん、どうも^^;」と、
夫婦漫才の呼び声高し(ウソ!)。


後年、主任が責任者としてやってきたので、
「職場のお父さん」の座は主任に明渡し、
彼は私にとって「職場のお父さん2」に
格下げになってしまったけど(爆)、
とぼけた人柄と誰にでも気軽に声をかけてくれるこのおじさんは、
人気者でまさに職場の「お父さん」だったな(笑)。
それでどれだけ職場が活気付いていた事か。
※ちなみに塩田さんも主任もうちのご亭主も、全員同い年(笑)!
※よって彼らの奥様も、私とほぼ同年代。PTA状態(笑)。


新規採用を長年見合わせているこの会社で、
たくさんの若い契約スタッフ達と、
爆笑モードで充実した日々を過ごしたことは、
彼にとって確かに思いで深いに違いない…と、思う。
もし今全体で100名を越す契約スタッフが一人もいなければ、
本当におじさんだとオトーサンだけの(女性社員はゼロ)
地味で武骨な職場。


当日、社員達に私だけが加わった集団で、
タクシーに分乗して二次会に移動したときは、
まるで過疎化の村の役場の職員御一行様って感じで、
ちょっとおかしかった(笑)。
元々会社の中の技術部門が母体になっている職場なので、
皆で町を歩いていても、(どう見ても)
ビジネスマンの集まりには全く見えないし(笑)。


ここ数年は、社員の入れ替わりが頻繁で、
せっかく蓄積された様々なノウハウが軽視されているような現状。


私にとってみれば「あ~、それはですね、つまり…」
と、"今なぜそうなっているか"を系統立てて説明できる、
立上げからの唯一同期の古参社員が居なくなるのが
非常に残念で心もとないのですが、
たとえ「心の同志」がいなくなっても、
「ダメなものはダメ」「それは慎重にやったほうがいい」
と、一人だけでも叫んでいかないといけない場面もあるんだろうな。
新しいことも大事。でも過去の失敗を参照することも大事。
ノウハウは失敗の上に成り立つ。


    *    *    *    *    *    *


本日の最終日に、今まで撮った写真を全部、
プリントしてあげることにした。


あぁ、青りんもウッチーもQも神奈川さんも、
みんな思い切りカメラ目線で楽しそうだな。。。
このうちの数人は、今はもう居ない。


「これ、どうぞ。」と、アルバムを渡した時に、
チラと一瞥しただけで、
ロクに中を見もせずカバンにしまったのは、
たぶん、ひとつひとつ見ていたら、
泣いちゃいそうな気がしたからだと思う。


内示が出た先週の週末から、
連日の送別会で具合が悪いと言っていたけど、
(毎日飲み過ぎだっちゅうにっ!!(笑))
生まれ故郷が同じ塩田さんのことは、
私、絶対忘れないからね。


これからは、(たぶん)畑違いの仕事らしいけど、
新しい職場でも、ぜひ、その愛すべきキャラを生かして、
頑張ってください!


塩田さんにあげたアルバムを見て、
レイちゃん(20代後半/女性スタッフ班長/仮名)が、
一枚の写真を指差し、
「あー、私もこれ、欲しい!欲しい!」と駄々をこねた(笑)。
それはコロっとした体型の塩田さんが、飲み会で
タコのように踊っている写真だった。まさに塩田さんらしい一枚。


「いつでもいいです」というのをさえぎって、
「今日のうちに、自分の机に飾ってあげなよ、喜ぶから。」
と言って、私はコンパクトフラッシュを片手に、
こっそり職場を抜けてコンビニに走った。


塩田さん、元気でね。
私も塩田さんと一緒に仕事できて、
とても楽しかった!
新しい職場では、お酒飲んで女の子の手なんか握ったら、
それは立派な「セクハラ」ですからねっ!!


うちでは許容範囲でも、
ほかでは「査定の対象」かもしれないんだから、
そこんとこ、忘れないように(爆)!!!


さよなら。職場のお父さん2!

2006.04.25

「事務職」の退職

少し前、遅い我が家の夕食の準備が終ったばかりの
エプロンのポケットでPHSが鳴った。
あ、後藤君(20代前半/男性/仮名)の事かな?
応募者の後藤君に夜勤ができるかどうかの打診をして、
結果を契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)に、
今日中にメールでもらう約束をしていたのだった。


私の個人アドレス宛てのメールは、
すべてPHSに転送されるように設定してある。
食事を中座してPHSをあけるよりも早くPCの前にやって来て、
メールを受信してみると、ガーーーー-ン!!!


2月に事務職で入ったばかりの
古賀さん(20代後半/女性スタッフ/仮名)からの辞意のメールが
「こ、こんなメールが!!!」という
営業のメグちゃん(20代前半/女性/仮名)からの
驚愕のタイトル付きで私に転送されて来ていた。トホホ…


内容は…
「友人から誘いがあって、元の仕事(歯科技工士)に
 転職することにした。つきましては後任を探していただきたく、
 見つかり次第早急に辞めたい。
 長時間PCの画面を見続けていると頭痛とめまいがして、
 休んでも一向に改善されず、そろそろ体力的に限界云々…」
といった事が書かれており、それまでの私と周囲の親切に感謝し、
詫びを述べる言葉が続いていた。。。


そうかぁ…
やっぱり無理だったのかな…


「やっぱり」と書いたのは理由が3つあって、
実はこの頃、彼女の様子を見るたびに、
「元気ないな」と気にしてはいたんだ。
そういう予感って当たるもんだな。


理由のひとつ目は、
彼女の業務が周りと全く職種が違うので、
席が近くても既存のスタッフ達と全然接触がなく、
仲良しを見つけるきっかけがないこと。
いつ見てもお昼は一人ぼっち。


ふたつ目は、本当に月の光のように、
大人しく控えめな人なので、
ウチのパワフルな女性陣の中にあっては、
キャラクター的に浮いていてまるで違う人種のよう。
何度か人を選んでお昼をマッチングしてあげたけど、
それで意気投合して毎日おしゃべりに花を咲かせるような
人好き・話好きなキャラクターではないって事。


みっつ目は、「事務の仕事」といっても、
紙に何かを書くような事は一切なく、
一般的なエクセル・ワードもほとんど使わない。
LAN上にある特定のデータベースへの入力や、
サイボウズへの投入、
そしてどんな小さな連絡も依頼も、
すべてがメールベースで行われることへの、
文化的なアンマッチングかなぁ…


だから言ったんだよ、「事務の仕事だから」って
完全に別物とは思わないほうがいいって。。。
この人だけは、業務的に私の面談が必要ないと思ったのか、
知らないうちにさっさと決められていたんだ(ブリブリ!!!凸(*‘_'*)


でも、必要なスキルは私達と基本的に一緒なんだよね。
だって、社員や私達と同じツールを使い、
社員や私達に頻繁にメールを出し、
社員や私達が使うアカウント類や、
各種のサイトにログインする権限などを、
管理メンテナンスする人なんだもの。
そしてその結果をやはりLAN上のホームページの
フォームに入力して、掲示板にお知らせを載せていったりする。
(彼女の場合はその文面も、
 教えられた通りにただ書いているだけって気がする)


だいたい、一体今自分が何のために何をやっているのか、
察しが付かなければ系統だって動けないし、
膨大な意味不明の単語の羅列を、
丸暗記よろしく言われたとおりに入れていったって、
面白みも何もないだろうと思うよ?
というか、そこはこだわらないのかな?


あ~、どっちにしても社員の補佐として入ったために、
主任や課長直属の管理下に入り、
すっかり治外法権ぽく手出しができなかったのも、
失敗したなぁ。。。


でも結局、明るくタフな生命力がないと、
この職場の誰をも相手にしていけなかったのかもしれない。


結果としてパソコンやネットが好きなやつらの
集合体になってしまっている私達は、
バラバラなように見えて、実は共通の感性を持っており、
面白いサイト、愉快なネタ、笑える動画などが、
たとえ仕事中でもメッセンジャーで
あっという間に伝播していくような
目に見えないつながりの中で、
古賀さんの孤独感、疎外感、
そしてそこから来る拒否感というのは、
大きなものがあったかもしれない。
頭痛、めまいは、真実が半分、
残りの半分はそれらの副産物だろう。


私はマイナーな人をみると、どうしても助けてあげたくなる。
それは多数派の余裕ではなく、
自分だけ自覚している自分の中のマイノリティーが
反応しちゃうのかもしれない。
なんとかしてあげられなかったものか…


うーん、深く思うことも後悔もたくさんあるけど…
ま、いろいろ考えたって仕方ないな。
どんな風にやってみたところで、
合う人は合うけど、合わない人は合わない職場ってことだ。
要するに、「また、欠員かよ^^;…」と頭が痛いだけなのかもしれない。


同じ時期に他課のフロントスタッフで入った
小坂さん(30代後半/女性スタッフ/仮名)は、
今のところ楽しそうである。


彼女は、中古ゲームソフト屋さんの店員さんだった。
細川さんが別件で電話したときに、
「だって、周りの人が、まるでお客さんみたいな
 タイプの人ばっかりなんだも~ん♪」
とコメントして、細川さんが大いに受けまくった。


人それぞれだな…と思うよ。ほんと。
あれ?ところで後藤君の件はどうなったんだ?
メール、来ないぞ??おーい、細川さーん!おーい!

2006.04.24

幻想をベースにするな

NHK クローズアップ現代を見た。
今日のテーマは
「苦情・勧誘引き受けます~コールセンター急増の舞台裏~」。
個人的にはビンゴ!な話題である。
(冒頭リンク先は次回の予告になっているので、
こっちにもリンク貼っておきます)

ほぼ全文引用というのも失礼だし芸がないし
あんまり気乗りしないんですが、

企業撤退などで苦しむ地方で雇用確保の救世主とされているのがコールセンター。各企業の問い合わせ・苦情受け付けの窓口として重みを増し、時給が東京の半分ですむため地方への進出が急速に進んでいるのだ。自治体では土地や人材育成を準備し、激しい誘致合戦を繰り広げている。しかし、コールセンターの進出が、地方に新たな問題を引き起こし始めている。移管したコールセンターの中には、次々と退職する職員を地元で埋めきれず、規模縮小に追い込まれたところもある。企業を代表して厳しい苦情に対処する負担に耐えられず、心の病で辞めていく人も多いという。

という主旨は、大同小異はあるものの、
まさにその通り!って感じです。

私が常々感じている問題は、

・地方自治体がコールセンターの誘致に
 かなり本腰を入れていること。
(特にうちの県はそうです。こちらとかこちら

・しかしそこで見込まれる雇用のほぼすべてが
 派遣社員・契約社員であり、
 大規模コールセンター立上げの実態は
 一生の就業とは思わずに応募してくる「非正社員」を
 量産する体制になってしまっているのでは?と思えること。
(って、アタシが言える立場じゃございませんが^^;)

・かつ、コールセンターのオペレーターというのは、
 習熟に非常に時間がかかるもので、
 県がいくら「養成講座」を開いて人材育成に乗り出しても、
 (とくに私達の職場の場合は)ここを経た人でも全く使えない。
 ※というか、ユーザーサポートの場合は、
 「電話の仕事」という認識で来ると、逆に失敗するかも。
 マニュアルに頼るような気持ちが強いと続かない。
 モチベーションの源はあくまでも「興味と好奇心」だったりする。

・結局は人数に見合うスタッフの準備はかなりの比重で
 派遣・請負などの人材ビジネスを専門とする
 業者に委ねられてその負担はかなり大きいと思われること。

・といった状況の中での人材の確保は、
 少ないパイの奪い合い状態になり、
 各社とも、とても規定の人数なんかは集められないでいる中、
 精神的な理由による退職者が後を絶たず、
 その補充さえままらない人手不足の悪循環。

みたいな感じなんじゃないかなぁ。。。

    *    *    *    *    *    *

ウチは、あんなTVに出てきたみたいに小奇麗じゃないし^^、
あんなに今時なシステマティックな雰囲気もないし、
どっちかっていうと、汚いジーンズのオタクなお兄さん達と
一歩間違えると「ヤオイ系」か?と
思われるようなお姉さんを一部含めた
ごった煮女性陣が、資料やマニュアルが山積みになった
雑然とした机群で仕事をしている、
どっちかって言うと「男の職場」って雰囲気があります。

アウトバウンド(発信)じゃないので、ノルマもないし、
基本的に「わからない人のためのユーザーサポート」だから、
感謝されることのほうが多くてさほどクレームもないし、
何より技術が必須なので、みんな、いつになっても
「これじゃ、まだまだ…」と思う気持ちが強く、
1年2年やそこらじゃ、到底やめる気が起こらずに、
三年以上経ってから転職を考える人がほとんどなんですが、
(つまり三年で達成感を得るのだろうと思う)
それでも、その流れに乗れずに早期退職する人はチラホラいます。

そういう人は、やっぱり元々のタイプとして、
仕事に合わないんだと思うんです。
誰もがすべて皆そうってわけじゃないと思う。
番組では、苦情対応の辛さだけを取り上げていましたが、
ウチラとしては、
「苦情対応」を経験するところまでいければ成功も同然で、
実際はその手前で、本人の資質と現実の不整合が出てきます。

まずは、研修内容が本人には難しすぎて理解できない人。
そこを何とか頑張ろうと思って過剰適応に陥る人。
少々わからない事があっても、「まぁいいや」とかわせない人。

次にロールプレイングがダメな人。
他人からダメ出しを受けているうちに、
体調を崩して出社不能になる人。

それからアスペルガーやその傾向がある人など、
電話応対や、組織的な業務への従事と集団行動の面で、
そもそも少々資質に欠ける部分がある人。

それから、不適任な人が研修の講師だと、
それが辛くて早々に辞めてしまったり、
目先の効く人だと、逆に研修初日で雰囲気を察して、
「私には合わない」と辞退してきます。

根性がないと言えばそれまでですが、
非正社員の現場に応募してくる人は、
メンタル面に不安を抱えている人の割合も多く、
最近では、メンヘル系の病歴がある人も
増えているような気がします。(以前はいなかったように思う)

心身が健康であれば、通常ならクリアできるところを
クリアできないという人は、普通の職場よりは多いかもしれないし、
それじゃ心身の健康な人にそこをこらえる魅力があるか?
と言ったら、それもまたないのかもしれません。
TVのインタビューでも、「社員でもないのに、
なぜこんな風に(ユーザーに)怒られなければならないのか?」
なんて言ってましたよね?

ただし、私達の職場の場合は、
業種としてテクニカルな仕事が好きな人も多いので、
「正社員にこだわって気に食わない仕事をするよりは
 今のほうがずっといい」
と、割り切っている人の割合が多いのと、
倒産やリストラなどで家族を抱えて転職を余儀なくされた
30代後半以上の男性の受け皿にもなっているので、
どちらといえば、みんな生き生きと楽しそうに仕事している
実感はあるんだけどな。

    *    *    *    *    *    *

最近私は思うんですけど、
コールセンターは拡大の一途とは言いますが、
それはあくまでも事業者側の気持ちであって、
果たしてその規模に見合うスタッフを、
確実に準備できるのか?一体誰が準備するのか?という点で、
すごく幻想をベースに話が進められているような気がします。

スタッフの数は無限ではない。
どの会社も継続的に人を出していれば、
いつか必ず人材が枯渇する。
現状を肌で感じるとどうしてもそう言わざるを得ない昨今、
極論かもしれませんが、
派遣やアウトソーシングに頼って
事業を拡大させるやり方は、
地方ではすでに破綻しているような気もする。
何十人規模のスタッフを集められる体力なんて、
今はどの会社にもないよ、絶対(笑)。

景気が良くなれば、一般企業の正規採用も増えるし、
より条件のいいほうに人が流れていくのは自明の理で、
それに加えて若い人の数もどんどん少なくなっている現状、
コールセンターの誘致とか規模拡大の話などを聞くと、
「人は大丈夫なんだろうか?」とまず真っ先に心配に思ってしまう
ワタクシです。

「まずは50人体制からスタートしましょう!」

運用側はあっけないほどにそう簡単に言うけど、
期日までにその人数が集まる事はまずなく、
下手すると半分にも満たなかったりするのが現実だ。

そんな中で事業計画は毎回遅れ当初の予定は延長され、
契約会社・請負会社・派遣会社に、
多大なプレッシャーがかけられていく。
が、それでも絶望的に目標人数には満たない。

もし人数的に問題がないのなら、
それは各社が相当無理をしている証拠だ。
その場合は、不適格な人、向かない人が、
相当含まれている事だろう。

そうやって無理に無理を重ねて、
ようやく成り立っている業界に、
地域の活性化を希望的に託していいんだろうか?
「コールセンター誘致」と簡単に言う前に、
まずは現実を見ていただきたい気持ちがします。




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運もご縁もタイミング

土曜日の授業参観がとても寒かったせいか、
どうやら風邪を引いてしまったようで、
朝から調子が悪い。


もっと正確に言うと、
昨日の午後あたりから風邪の前触れっぽくて、
昨夜は夕食の後片付けもせずに、
さっさと布団に入り、
今日の「早起き」に賭けたんですが(笑)、
AM3:30に起きてみれば、やっぱりなんとなくだるくて、
意を決して休むことにした。
たぶん、あれやこれやで、疲れているんだろうとも思ったし。


で、夕方までノンストップで爆睡(笑)
主婦というのは、皆が思うほど土日はゆっくりできない。
だから、たまにこんな風に平日にオーバーホールしないと、
休養にならないときもあるんですっ!(笑)(←いいわけ)


夕方に目が覚めると、契約会社からメールが複数入っていて、
今は触れたくないことに触れずにはおられず、
少々ゲンナリする^^


まーねー、現場での欠員が数名出ている状態で、
応募があれば即断即決即答していかないと、
いい人はなかなか捕まえられないわけで、
その辺の意識が合っているので、
細川さん(30代前半/女性/仮名)も
メグちゃん(20代前半/女性/仮名)も、
こうやって"遠慮することなく"
個人アドレスに打診のメールを入れてくるのだね。
毎度のことでわかっているから、いいんだけど(笑)。


    *    *    *    *    *    *


中を読むと、一ヶ月前に面談して、
数日研修をしたものの、
「やはり正社員の仕事がいい」ということで、
一度キャンセルになった後藤さん(20代前半/男性/仮名)から
「受けていた会社がすべて不採用になった。
 今からでも間に合うか?」という主旨の連絡が入った、
という内容のメールであった。


うわ!なんてこったい!今頃^^;
彼は無愛想でとっつきにくくお客様対応には向かないんだけど、
初心者さんなのに、非常に飲み込みが良くて、
技術的なセンスが突出していた。


一を聞いたら十理解する人で、
ほっとくと自力で二十ぐらいやっちゃうような、
どちらかと言えば天才肌のようなタイプ。
私の担当で言えば、
きめ細かなお客様対応よりも、
調査・検証・解析の頻度が高く、
少々スキルを要するB班の業務に
まさに適任!と思っていた人だったのだ。


だから、「正社員の仕事がダメだったらすぐに呼んで!」
と、定期的な連絡を細川さんにお願いしてあったんだけど、
(通常はあまりやらない。業務を気に入ってくれる確信がある人だけ)
それがなっかなか結果が出ないらしく、
予定では、4月の第一週には結果が判るという話だったのに、
「一向に音沙汰がない」ということで、
私達はもう彼を待つことをやめていた。


あ~、なんだって「今」なんだよ~^^;
だってあれから、現場の状況はすっかり変わってしまい、
現在一番人が欲しいのは、B班じゃなくなっちゃったんだ。
先日、企業さんとの話し合いで、
人が見つかったらまずC班に入れてくれ、と
言われたばかりだったのよ。
もう数日早かったら、さっさとB班に入れることができたのに。
だいたい、ショップの店員なんて絶対彼に向いてないよ^^
それが私達三人の一致した意見でもあったのだ。


C班はうちの取扱商品の中でも、
入門機を扱っているので、
さほど高スキルは必要とせず、
むしろ、「機械に不慣れ」「知識がない」
「マニュアルを読まない」「勘違いが多い」
といった、手のかかるお客様をなだめるのに苦労する部署だ。


実は後藤君が研修でおおいに興味を持ってくれたのは、
B班の業務内容に関することだった。
元々B班の募集でやって来て、少し迷いが見えたので、
まずは研修を受けてみてと誘ってみた。
それで、「非常にやってみたい仕事」と言ってくれたものの、
ご両親が「非正社員」を許可せず、
本人も「正社員の仕事」を断念しがたく、
やはり迷った末に断りを入れてきた経緯があった。
でも、後藤君自身はすごくやりたい気持ちはあったんだよね。


そんな彼を今、初心者ユーザー向けのC班に入れて、
果たして彼のモチベーションは上がるのか?
長続きするのか?雰囲気もC班には合わないような気がする。


微妙である。。。
私はぜひともB班に入れたいんですが、
状況がそれを許してくれるかどうか。
(たぶんダメかも…)


毎度の事ながら、人の採用というのは、
応募するほうも、採用するほうも、
ほんっとうに、タイミングに左右されており、
そこから始まるご縁もあれば、それで結べないご縁もある。


どうしたもんかなぁ…と思いながら、
「これはちょっとメールじゃ埒があかないな」と、
自宅の電話機を取った。
今から細川さんと、「協議」だね(笑)。


え?風邪?忘れちゃったよ、そんなの(爆)!!!


  


  


2006.04.23

授業参観そしてPTA総会

School1 School2

昨日は、次男(20代前半)の高校(定時制)の授業参観でした(笑)


授業参観なんて過去ニ年間行った事ないよ^^;
だいたい子供がもう大きいし、
今更って気がしないでもない(笑)。


毎回通常どおり、夕方からの授業なので、
仕事をやりくりすれば行けなくもなかったんだけど、
ひとクラスわずか10数名の父兄のうち、
そのうちさらに数名しか来ないだろうと思うと、
どこか億劫で、予定を調整して行こうとまでは、
今まで思わなかったのだ。


でも、今年は土曜日。
そして、今後何かと相談事も出てくるかもしれないし^^
新しい担任の先生にもご挨拶しておいたほうがいいかなぁ…
なんて思って、初めて出席することにした(笑)
(ちなみに、学期末の面談は毎年欠かさず行ってます(笑))


出欠のプリントを持って来て、
「今回も×(給食試食)、×(授業参観)、×(PTA総会)でしょ?
 オレ勝手につけて出しておくから。」
と慣れた感じで言ってきた次男に、
「あ、出る!出る!○、○、○で出しておいて。」と言ったら、
心なしかうれしそうな表情をしたような気がしたのは、気のせい?


学校生活を知りたいというよりは、
共通の話題で話せたらいいな、とも思ったしね。


    *    *    *    *    *    *


しかし、いつ行っても熱心で生徒思いの先生が多い
感じのいい学校だな。
普段関わりのある先生方が、
皆30代前後の男の先生でしかも工業系。
それがいつも職場で一緒に仕事している人達と
同じ雰囲気なので私自身がやりやすいのかもしれない(笑)。


私も次男もこの学校がとても好きだ。
そして実は先生達も、そう思っていて、
担任の先生などは、
「私は自分の子供も入れたいと思う学校です」
と、言っているし、それを次男に話したら、
「オレもそう思う」と言っていた。


ひとクラス10数名で、
4学年あわせても150名に満たないけど、
人数が少ないと言う事はいいことなんだと思う。
確かにワルそうな感じの子もチラホラいるんだけど、
先生と生徒の人間関係が個別に濃いので、
ワルくなりきれないところもあるのかな。


そんな中で昨年起きた盗難事件
(次男が自動車学校の入学金の一部を盗まれた。他にも被害者有)
こちらの冒頭に少し書いてます。)
は、学校側のほうが非常にショックだったらしく、
総会の資料にも載っており、先生達も口々に
「学校始まって以来」を繰り返していたけど、
今これを書きながら思い出すと、私がいたから、
一層そういう言い方になったのかなぁ…


でも、ここにいるお父さんやお母さんが達は、
それがうちの話だって、たぶん知らないはずだ。
なんか、状況とかこんな感じでプリントに書いてあると、
私達の話なので、こそばゆいですねぇ^^


PTA総会は30人ぐらいの父兄と、それに先生達だったけど、
(全日制は人が多いので「総会」は体育館でやりますよね?)
役員紹介のときに見回したら、
実は今ここにいる人達は全員役員で、
何のかかわりもなくフラッとやって来ているのは、
「私一人だけ!」と気がついた。
だよなぁ~…っては思うけど(笑)。


    *    *    *    *    *    *


授業参観も、父兄は私がたった一人なので、
これまた妙に居心地が悪い(爆)。
(あとから一人増えたけどね(笑))
先生が、「生徒と同じ椅子に座ったらどうですか?」
と勧めてくれて、空いている椅子に座ってみると、
なんだか、すごく一緒に授業を受けたい気持ちになって、
思わずペンを取り出す。


授業は「電気機器」。
普通高校だった私は、この手の授業は
大変珍しく新鮮で、できれば毎日受けてみたいぐらいだ。
数学が最悪なくせに、理科は好きだったので、
ただ聞いているだけでも面白い。
できれば私も、教科書が欲しかったな。
先生に「余っているのありませんか?」と聞こうかと思ったけど、
あとで次男に何を言われるのかわからないので、
それは断念したさ(笑)。


本日の内容は、発電機の仕組みで、
電気子とかいうものの解説で、
コイルの巻き方などの説明。


重ね巻き、波巻き?ふむふむ、
コイルの巻き方によって、
「低電圧・大電流」または「高電圧・小電流」の
発電機の違いになるのね。へぇ~


同じ話を高校生のときにされても、
完全にチンプンカンプンだったと思うけど、
今ならなんとなく、言わんとすることはわかる。
こういう話は、今聞きたいよ、まったく(笑)。


でも、ミャクドウって何だ???
ブラシって何?セイリュウシって何?
よし、帰ったら次男に聞こう!
いや、あいつはこのあと部活の練習だから、
やっぱり検索したほうがいいかな?
そんな事を考えながら、マジで生徒モードで
授業を受けてしまいました(笑)。
すごく、手を上げて質問したくなった(笑)


定時制に来る子は、
学力的にどこにも行けずに入学してくる子もいるし、
うちの次男みたいに全日制を中退して再入学する人もいるし、
公立高校に落ちても経済的に滑り止めの私立に行かずに
(地元では公立のほうが格上。私立が第一希望という人は少ない)
二次募集でやってくる子もいるし、
3年生や4年生になると、社会人編入といって、
選択科目等には大人も入ってきます。


人数、少ないのに、もう、すっごいバラバラ。
もちろん当然メーンはその学年の年齢の子供達ですが、
進路も四大から無職まで、これもバラバラ。
(四大受ける人は、日中予備校にいけるかも!と思ったりもする)


だからもう、「経済的に働かざるを得ない人達の為の夜の学校」
では全然ないんですけど、
登校したらまず給食を食べる(夕ご飯)が日課だったり
(とても量が多くておいしかった!あれに牛乳付はキツイ(笑))
経済的な支援制度があったりして、
仕組みと実態が合っていないんですが^^
親にして見れば、助かることばかりでありがたいです。


ただし、先生達はそんな状況の変化に対して
自分達は何をどうすればいいのかすごく模索しています。
たとえば、就職指導。
建前は「働いている人の高校」なんだから、
本来なら不要のはずですが、実際はそうではない。
そして、さらに頭がいたいのが「生徒数の減少」。


私はさ、実際にこうも生き生きして学校に通い、
(生涯の伴侶まで見つけてしまった!)
それまでとは別人のような高校生活を送っている次男を見ると、
一度高校を中退した人も、
勉強が嫌いで高校に進学せずにブラブラしている人も、
試しに一度入学してみればいいと思いますよ?
(もちろん試験はありますけど(笑))
(5教科合計で100点ぐらい取れたら、入れるよ、きっと)
(いや憶測はやめておこう^^;…)


せっかく県がお金を出して、
設備(新しい教室、実験室、体育館等々)と
人材(熱意のある先生達)があるんですから、
もったいないですよね。


    *    *    *    *    *    *


さて懇談会。


結局参加者は私ともう一人のお母さんしかいなくて、
その辺は予想通りだったんですが、
そのお母さんは、自分の息子の話しかしないし、
担任の先生と個別に相談したい事が一杯ありそうだったので、
状況を見て早々に中座してきました。
(何よりメチャメチャ寒かったし!!!!)


教室を出ると先生が追いかけてきてくれて、
「このたびはおめとうございました(結婚)」
と、深々と頭を下げられこちらが恐縮。。。


今までのいろいろな先生からの話を総合すると、
うちの次男は先生達の間ではかなりの有名人らしくて、
成績、部活、わざと留年、盗難被害者、結婚
など、良くも悪くも「学校始まって以来」と言われる
お騒がせな人なんですが、大人しい、目立たないので、
どの父兄の目にもそうは見えないし、誰も知らない。


だけど、「なんか、信頼が置けるやつ」というのが
妙に皆一致していて、お得なキャラだと思います(笑)。
いや、家族も皆、次男のこと大好きだし、
気の合う先生にはすごく可愛がってもらっているし、
みんな、彼が真面目で素直で、
その都度、物事を真剣に考えて
すべて自分の意志で選択決定している結果って
わかっているからなんだよね、きっと。


    *    *    *    *    *    *


学校に着いたときに、玄関の正面に飾ってある、
写真が真っ先に目に付いた。※冒頭の写真左側
去年とおととし、野球で全国大会に行った時の記念写真である。
(本当はもう一枚あるんですが、場所の関係で飾れないらしい)


それを見つめていると、少しだけ目頭が熱くなる。
ヘンなやつだよなぁ。。。
勝っている人生なのか、負けている人生なのか、
さっぱりわからん(爆)!


表に出てグランドに目をやると、野球部の練習で
夜間照明の中でシートノックする
次男達の声が遠くに響いていて、
人数は5~6人かな?(全員揃うことはまずない)
練習着を着ていないジャージ上下の人もいるようだ。


「おー、おー、頑張れよ!」とつぶやいて、
夜の学校を後にいたしました。

花見の公園の朝


通勤路に桜の咲く公園がある。
私は車通勤なので、「きれいだな…」
なんて思いながら通り過ぎるだけだけど、
駅から歩いて通ってくる人達は、
花が満開の今の季節、出勤時にそこを通ると
かなり酒臭いらしい。。。


そりゃね、近道なので、
皆公園の中を横断してくるから当然だし、
自分達もそこで花見をするわけだから、
あまり大きなことは言えないんですが^^;
お酒を飲まない人にとっては少々憂鬱な時期らしい。


でもね、私はこの匂いが好きなの(笑)。
好きって言うのもちょっと変か(笑)。
お酒とおしっこが入り混じったような匂いだもんね。
じゃ、郷愁を誘う「懐かしい匂い」と言い直そうかな。
なぜならその公園一体は、
小さい頃私達が良く遊んだ、まさに心のふるさとだから。


    *    *    *    *    *    *


今でこそ私は市内の端っこのほうに住んでいますけど、
小さい頃は今の職場周辺の地区に住んでいたんですよ。
だから、この季節に友達同士でそこに遊びに行くと、
一歩足を踏み入れた途端に独特の匂いがして、
いつも私達が遊んでいる公園じゃない不思議な感覚。


それは、今だけ出現した「行楽地」って感じで、
普段は地元の人しか来ない静かな公園が、
この季節だけは毎日がお祭りのようで、
子供心にすごくウキウキしたし、うれしかった。
「匂い」というのは、いい思い出にくっついていれば、
変な匂いでも懐かしかったりするんですよね。


だから私は、早朝の歓楽街を歩くのも結構好きで(笑)、
生ゴミの匂いさえ懐かしかったりします。


    *    *    *    *    *    *


思えば私の育った地区は、決して風紀がよろしいとは言えず、
居酒屋って言えばカッコいいけど、
「ゆきこ」とか「まゆみ」とか、
女の人の名前の行灯の木造のお店が結構あったし、
一歩路地裏に入れば、どこかおしっこの匂いがした。
(銭湯に行くと、普通に刺青の人が居た)


家のすぐそばには、貸し切りバスの駐車場があったけど、
そこもまた日常的に酒臭く(笑)、
ハッ!そういえば家の近くに
ビール会社で借りている倉庫があったけど、
そこも、運搬中などに割れることでもあるのか、
通るとビールの匂いがいつもしてたなぁ…
というか!そもそも地区内にビール工場があったんだった(爆)!


なんか、こうやって列記すると、
ものすごくお酒の匂いに囲まれた子供時代だなぁ(笑)。
夏の夜は、開けたアパートの二階の北側の窓から、
ビール工場の大きな大きな電飾看板がゆっくりまわるのが見え、
その手前には、Hちゃんの家(今思えば料亭)の二階で、
いつも宴会が開かれているのが遠くから見えた。
(広々としたバスの駐車場を挟んでいるので、モロに一直線!)


そんな思い出もたくさんあって、
この時期、酒とおしっこと生ゴミの匂いがする
朝の花見の公園を通ると、
切なく懐かしく子供の頃の感覚が蘇って、
一瞬にして時が戻るような気がするのです。


あのとき、この大きな建物はなんだろう?
と、いつも気になっていたビルの一室で、
まさか今自分が毎日働くなんて、
夢にも思わなかったよ。

(って事は、どう見ても築30年は立っているわけで、
 どうりで老朽なつくりなのだった(笑))


私の育った地区は、今はもう再開発で実体がない
せめて公園だけは、いつまでもたくさんの市民の皆さんから
愛され続けて欲しいものです。


※写真は、さっきサンダル履きで出かけて
 ふらっと撮って来た自宅近くの神社の桜です。
 一部葉桜になってますね。


2006.04.22

セキュリティーな職場

ISMSってご存知ですか?


ISMSとは「情報セキュリティマネジメントシステム」の略で、
ぶっちゃけた言い方をすると、
企業が然るべき機関から認証される資格みたいなもんで、
要するに「セキュリティはしっかりやってますよ」という
お墨付きみたいなもんです(笑)。
(雰囲気的に「ISO」みたいな感じ)
(途中経過は「お釈迦様の手のひらの上」へ(笑))


私の職場(出向先)はこのご時勢のため、
最近いろいろな「認定」取得に乗り出していて、
昨夜も現在目標としている次なる認定取得に向けて、
キックオフ集会(要するに「飲み会」(笑))があり、
その冒頭、本社から来たエライ人の挨拶で、
「お陰さまでISMSも無事取得できまして…」
と、あったのでISMSはたぶん取得できたのだろう(笑)。


いや、だって、現場では「取得できる見込みになりました」
とは聞いていたけど、その後の確定結果を聞かされていなくて、
その挨拶の最中、私とスタッフ達は
「え?あれっていつのまに取れていたの^^;??」
と、お互いにひじでつつき合って
手に持ったビールのコップを揺らしながら、
「聞いてねぇよ~^^;」と、苦笑していたのだった。


    *    *    *    *    *    *


4月になって新商品の提供が開始され、
私達のグループ全体で取り扱うラインアップがまたひとつ増えた。


それに伴い、お客様用のマニュアルも改訂され、
最新版のコピーを手元にペーパーで置いておかないと、
業務上何かと不都合の多い私は、
(毎度の事ながら)旧版のマニュアル類が不要になり、
コレを廃棄しようと思ったときに、はてどうしたものか?と。


今までなら皆でまとめて古新聞のように束ね、
古紙回収業者へとやり方が決まっていたけど、
今は、不要資料の廃棄方法にとてもうるさいので、
「社内報」や「社内販売ご協力へのお願い」のようなプリントでも、
「これをうっかり足元のくず入れに捨てたら、
 企業の情報を外部に漏洩することになるんじゃないだろうか?」
なんて考えて、怖くてとても安易には捨てられないですよ^^;。


正社員はその辺には無頓着な人が多いので、
なんでもバンバンくず入れに捨てるけど(笑)、
私達契約スタッフは契約元の会社から、
出向先の企業の情報は外部に漏らさないよう、
厳しく言われているので、
この頃は何かにつけて困惑することも多い。


それに加えてISMSのダブルパンチ、
さらに、次は「プライバシーマーク」も取りたいそうなので^^;
本当に近頃、「廃棄・消却」に関しては気を使うよ。。。


    *    *    *    *    *    *


古いマニュアル類は、お客様に差し上げているものなのだから、
「個人情報」にも「社内の機密ランクC以上」にも全く相当せず、
普通の処分と同じで構わないはずなんですが、
これが現物そのものではなくて、PDFから打ち出したものだから、
白黒のコピーを閉じたものは、パッと見では何の資料かわからない。


いや、私達は、そりゃわかるよ(笑)?見ただけですぐ。
でも他の課の人がそれを見たら、何かの資料が
安易に廃棄されているように見えちゃう。


なので、あらぬ嫌疑を掛けられるのが面倒なので、
最近は「捨てる資料」は無条件に何かも
シュレッダーや機密情報回収BOXに投棄される傾向のため、
シュレッダーのゴミもすごいし、
(いつ行っても満杯ですぐ止まる…
 揺らして続行させるにも限界が(笑)…)
機密情報回収BOXに及んでは、
「この箱はゴミ箱ではありません」という紙まで張ってある(笑)。


がはは!誰も皆、気持ちは一緒なのだ(爆)!
「違反じゃない」とわかっていても、
だからといっておおっぴらに廃棄するのははばかられ、
廃棄した事実さえも隠されてしまう方法のほうが気が楽だ。
ま、それが人の心理というものだろうね。


だがしか~し、これって全然地球に優しくないよなぁ…
違反してないものなら、
堂々と廃棄できるルールがあればいいのに。


先日「目を通すように」と全社員・全スタッフに配られた
「企業倫理とCSR」という冊子には、
「弊社は環境と資源の保護を目指します」なんて書いてあり、
微妙だなぁ…と思うことしきり^^;


    *    *    *    *    *    *


とりあえず、社員に聞いてみた。


「要らなくなったマニュアル類って
 どうやって捨てればいいんですか?」

「え?お客様用のヤツ?
 普通に捨てればいいんじゃない?」

「古紙回収とかくず入れに、
 今まで通りに捨ててもいいんですか?」

「…」
(何か考えている)

「ISMS委員に聞いてみましょうか~?」
と言ったのが同時だった(笑)


五島さん!五島さん!
社員と二人で駈けていく。


ISMS委員の五島さん、言葉に詰まる。


「これって、ネット上でも公開されていて誰でも見れるものだし、
 個人情報でも、ISMSルールの機密Cランク以上でもないし、
 だったら今まで通りの捨て方でいいんですか? 
 社内ページ見ても、どこにも明文化されてませんよ?」


「うーん…そうですねぇ…うーん…うーん…
 (しばらく悩んだ後)
 やっぱりですねぇ、"一応念のため"って事で、
 ホチキスはずしてシュレッダーですかねぇ。。。」


「ほら、ぷらたなす、ISMS委員がそう言ってんだから、
 そうしようぜ(笑)」
「ですね。」


    *    *    *    *    *    *


至急みんなにメールを打って、
旧版の資料は私に持ってくるよう指示を出し、
まとめてみんなの分を針をはずして
次々とシュレッダーに入れていく。

(個人個人にさせると離席によって稼動が落ちるし、
 業務後にお願いすると残業が発生するので、
 ここは雑用に携わっても実績や収支に響かない
 私が取りまとめるのがよいと思われ。)


経験のある方も多いと思うけど、
こういう作業をしていると、
必ず貧乏くじを引いてしまうもので(笑)、
案の定、作業開始後すぐに屑が満杯になってしまい、
必然的に私が屑の交換をする羽目になる。
これ、散らかるしすごく重いし、結構大変なんだよ^^;
専用袋に詰め替えて、集積所まで往復すると
汗が噴出してくる。


しかも資源保護の見方をすると、
こんなに大量の再生可能な紙を
わざわざ電力というエネルギーを使って
再生率の低いシロモノに変えていくのは、
なんだか少々複雑な気分だ。
むしろ罪悪感さえ感ずるのは、
かつての職場でISOを取得していて、
ゴミの分別と資源の再利用にとことんうるさかった、
自分自身の経緯にもよるところが大きいんだろうな…


でもな~


やっぱり私は思い直した。
これらのマニュアル類のどこかに、
お客様の連絡先とか名前とか住所とか、
電話応対中に慌ててその場で聞き書きしたメモが
載っていない保証なんてどこにもないんだ。


#ちなみに職場ではメモ紙の使用は禁止。
#どんなメモ書きも専用のノートに書く。
#ノートが一杯になったら担当社員に提出。
#古いノートと交換でないと、新しいノートはもらえない。
#それは↑お客様情報が書いてあるノートの紛失を
 チェックする意味合いもある。


公開されている資料の回収ルールを作ったところで、
今度はそれを1ページ1ページチェックし、
普通に廃棄してもいいものである、という
判定作業が必要になるだろう。
どこまでいっても、時間と稼動はかかるのだ。


セキュリティーの保持と環境保護は相反するし、
それら二つと職場の生産性もまた相反する。


三角形の相関図のように、
何かの優先度を上げれば、何かが著しく下がるわけで、
企業倫理とかCSRとか言うけどさ、
取得選択を企業が明示してくれないと、
スタッフはみんな困っちゃう。


とりあえず、
「会社に莫大な損害をもたらす情報漏洩の犯人に
 あなた自身がなったらどうするの?」
という割り切りがあるので、スタッフを納得させるのは
簡単なんだけど(笑)。


そう、どんなにルールが定まっていても、
たった一人のうっかり屋さんや不心得者がいるだけで、
あっさり機密情報は漏れちゃうわけだから、
「しかたない」と「なんだかなぁ…」が交差する思いで、
大量のマニュアルの処分を終えた昨日でした。


2006.04.20

ムードメーカー

結婚式も無事終り、すでに次男の気持ちは野球一直線だ(笑)。


二十歳でも定時制でも、高校生は高校生なので^^;
式が終れば、当分はお互いに自分の家で暮らすわけで、
指輪をはめた以外はなにひとつ今までと変わらない。


ここ数日は、
「県大会までもう二ヶ月を切ったんだよ、ヤッバイなぁ…」
しか言わない(笑)。


    *    *    *    *    *    *


うちの次男君は親分肌ではない。
変なとこにこだわるし(笑)、
飄々としている割には、強情で頑固でそりゃ短所もある。


でも、親から見て、
状況判断とかはうまいよな~と思っていて(笑)、
だから、仕切の下手な人がリーダーになっている集団に、
どうしても属しなければならないような事があると、
(たとえば部活、たとえばアルバイト先、たとえばクラス担任)
「もっとこうすればうまくいくのに…」と、
心から物足りなく思うみたいだった。


でもね、元来目立たず口数が少なく前に出ない性格だから、
過去20年間、そういう役回りがまわってきたことはなく、
本人もそのつもりは全くない人だったんだけど、
ここに及んで心境の変化があったのか
最近は「そういう役になってみてーな(笑)」と言うようになった。


スーパーのアルバイトで、売り出しの店内放送などをやらされて、
当初最高にビビっていた割には、この頃それが楽しいらしく(笑)、
段々「怖いものなし」になってきているのかもしれない(爆)!
人間、何がきっかけになるかわからん。何事も経験だな~♪


ふーん…ってことは、
実はそっちがキミの本当の性格なんじゃないの?
封印されていた才能?がここにきて開花するのか(爆)?


と、いったわけで、野球部のキャプテンという、
初めて「長」のつくポジションを得た彼は、
異様に張り切っている(笑)。


今年はいい新人が入ったらしく、
練習にも熱が入り、帰宅は毎日午前様だ。
定時制で部活をするというのは、
少し練習が長引くと、そういうことなるのだ。


だがしかし…
だめだよ、あんた、いきなりそんな遅い時間まで。
新入生の父兄がびっくりしちゃうでしょ?
どうすんのよ?苦情が来て
「うちの子は野球部は退部させます」
なんて親から言われたら。


「そうなんだよなぁ…オレも今日当たり、
 ヤバイかなって思ってきた。」


せっかくいい新人が入ってきたって、
「キツイです。ついていけません。」て言って、
次々に辞めて行ったら元も子もないでしょ(笑)?


#定時制の野球部は、趣味で入部する子も初心者の子もいる。
#硬式経験者から初心者までものすごいバラツキのある集団(笑)
#が、試合に出られる以前に、部の存続を維持する
#最低人数の確保が必須^^;


「ていうか、きつくなってきたら、
 今まで見たいに、『オレは今日はここまで~』って
 それぞれ居なくなればいいのになぁ…
 なんでみんな、最後まで居るんだろう?」


「あのさ~、入ったばかりの新人が、
 先輩やキャプテンに対して、
 それは無理ってもんじゃない(笑)?
 その辺はわかってあげないと。」


「そうなんだけど…。そうなんだけどぉ。
 でも、オレ、勝ちたいんだよね、ものすごく。」


…そうか…だよね。
「勝ちたい」という渇望は、勝ったことがある人のほうが強いのだ。
勝ったことがない人は、「何が何でも勝ちたい」とは思わない。
たぶん、思ったとしても執着が全然違うかもしれない。


県内わずか8校の参加で、レベルもかなり低いとはいえ、
三年連続県大会で優勝し、
三年連続地方大会で勝ち上がって、
三年連続神宮に行っている次男としては、
「県大会優勝」「地方大会優勝」の幸福感は何物にも変えがたく、
その喜びを味わった事のない人よりは、
はるかに「勝負への執着」が強烈なのだと思う。
(伝統校が強い、というのもそんな所以なのかな…)


でもな~


同時に、
野球部で挫折して全日制公立高校を中退した次男が、
万が一ここでひとりで空回りすることがあるのなら、
それって、あのときのキミが嫌いになった野球部と
同じ道のりを歩くんじゃないの?そこに気がついている?


そう思った。ま、そこまで極端にはならないかな(笑)。
あそこは、大して強くもないのに、
親のほうがヒステリックなくらいに熱くて
しかも生徒達に一切何もさせずに、
遠征先に当番で車出しまでする。
(そんな、子供じゃあるまいし電車で行かせろよ^^;)
(だから生徒がいい気になるんだ(笑))
なんか…私にも合わなかったな…


「あのさ、横山先生からもメールが来た。
 『試合に負けても死ぬわけじゃありません』て^^;。」
(だから、焦らず力を抜いてやりなさい の意)


あはは!横山先生、やっぱりいい先生だな。
次男が唯一「ぜひに!」と、結婚式に呼んだのもわかるよ。
次男は横山先生が大好きなのだ。横山先生も次男が好きだ。


そうね。。。
でも、三年間お世話になった、
次男の尊敬する横山先生(前監督)は
今年の移動で他校に転任になってしまった。
今年度は専任の監督は誰も居ない。
今年の神宮は、正直厳しいんじゃないかと思う。


    *    *    *    *    *    *


なんかさぁ、オレは今、自分では練習がすごく楽しいのよ。
だから、オレはいつまでやっていてもいいんだけど、
周りが元気ないんだよなぁ…


声が出ないの?


うん、そうそう。
それとなんていうか…何やっても静かなの。


そんなの、まるでお葬式みたいな練習じゃない(笑)。
夜中にシーンとして練習してんの?


そうなんだよ。盛り上がりに欠けるんだよね。
あと、終るときもなんか物足りないって言うか…
だから、「もうちょっと…もうちょっと…」って続けちゃうんだけど、
それでも締まらないのね。

横山先生だとすごくいい感じで終るんだけどな。
どうやって終っていたんだっけなぁ…
あぁ、もうちょっとちゃんと見ておけばよかったな。。。
「はーい、ここまでーーー!おつれさまーーー!!!」
みたいに終ったのかな?


確かに次男には、そういった
「他人を盛り上げる気質」はない(笑)。


コタツに入ったまま、頭のところで手を組んで、
ごろんと寝そべった次男は、
「あぁ、米田君がいればなぁ…」と、ひとことつぶやいた。


    *    *    *    *    *    *


米田君。定時制ではありがちだけど、
次男よりもひとつ年下ながら上級生で先輩。
守備も打撃もいいんだけど、けっこうジコチューで
監督の指示に従わない。
スタンドプレーもトリッキーなプレイもやりたい放題。


一発狙いの度が過ぎて、大事な場面での撃沈も多々。
気まぐれで練習は休むし、人のミスは怒鳴り散らすし、
酒は飲む、バイクでつかまる…のやたら手のかかる
チームメート君だ。今年卒業して就職した。


あんなにチームの和を乱し自分勝手なプレーをするやつは
いないほうがいい、次男はよくそう言っていた。
選手は監督の指示よりも、米田君に怒鳴られるのが怖いので、
米田君の言いなりだったのだ。


「だけどね。」


突然次男が起き上がって言った。


「米田君のいる練習はとても盛り上がって
 なんか米田君が来ると、みんなが明るくなるんだよね。
 気分が楽しくなってくるっていうかさぁ。」


うん、それも、わかる!
米田君は、やんちゃなワルガキだけで悪ふざけも過ぎるけど、
人懐こくて笑顔がめんこくて、憎くても憎めないいいキャラなんだよ。
それはまたそれで、本人が持って生まれた恵まれた資質なのだ。
それもまた、リーダーシップのひとつなんだよね。
次男には華やかさがないもんな(笑)。


次男はまたゴロンと横になって、
「あぁ、去年までは最高に楽しかったなぁ…」と
宙を見て行った。


そうね、スターのように名だたる先輩達が
卒業してしまったあとの新学期の部活はそんな感じだ(笑)。
先輩の中に少々イヤなやつがいても、関係が良好なら、
評価者という絶対的な目上の人が居るのは
張り合いがあって充実する。
それはそれで、ものすごく貢献していたんだと思うよ。
それに、キレルと怖い米田君の存在が、
チームに緊張感をもたらして、刹那的にみんなの気持ちを、
ハイにしていかのかもしれないね。

「寂しいなぁ…」


次男はそれっきり何も言わなかった。
米田君がいたときの練習風景を思い出しているに違いなかった。


「寂しいなぁ…」


次男は、長い沈黙のあとに、もう一度そう言った。


しかたないさ、集団の雰囲気なんて、
その年、その年のメンバーに
すごく左右されるものだもの。
今年はそういう組み合わせって事よ。


だがしかーし、ムードメーカーの居ない今年の野球部は、
技術力は上がっても、何かをきっかけに爆発するような
エネルギッシュなパワーはないんだろうな。
先生も居ない。先輩達も米田君も居ない。
やっぱり私も「寂しいなぁ」。。。
次男の気持ちが手にとるようにわかる春の夜更けであります。

 


 


結婚式


次男の結婚式が無事終了しました。
本当に内輪だけのささやかな会でしたが、
なかなかいい結婚式でしたよ!
(結婚式なんてあのぐらいで十分なんじゃないか?
 と思ってしまった(笑) )


でも、あれですね~、
ウチラはパパ以外は皆泣きましたね~^^;
あれはなんでしょうねぇ…
悲しみでもなく、寂しさでもなく、喜びでもなく、感動でもなく…
それでも、「新郎・新婦入場」の声で、
式場のドアを開けて
(打ち合わせ?どおりに)一礼して
腕を組んでゆっくり入ってくる次男とお嫁さんを見たら、
なんだか涙が止まりませんでした。


もっとびっくりしたのが、一番泣いていたのが長男(21)で、
見かけが結構ゴツイのに、もう、号泣状態。
思えば、私達のときもご亭主の弟が一番泣いていたので、
やっぱり「家族の晴れ姿」ってのは、
感慨深いものがあるんだわねぇ。。。


ところで私は今回、うちの長男を心から見直しました(笑)。
ちっちゃい頃から、人見知り・客嫌い・公衆の面前が苦手
なヤツだったんで^^;、「まぁ、性格だから仕方ないな~」
と思っていたんですが、昨日の彼は偉かった!!


二次会で先方ゲストのオバチャン達に
「お兄さん、お兄さん」と呼ばれても、
嫌な顔も見せずに輪に入って、笑いの一つもとるしゃべりで、
先方の兄弟ともカラオケで仲良くケツメイシ熱唱!
まさに「長男」にふさわしい振る舞いでございまして(親馬鹿)
これは、次男にはちょっと真似できません(笑)。


これがあの、幼稚園で当初教室に入れず
終日ひとりで砂場で砂遊びをしていたやつか?と思うと、
こっちの感慨もひとしお。
大学の部活ではお酒の席も多いし、
連盟の賓客を試合会場で接待することもよくあるし、
学校で鍛えられてんだなぁ…と、感心しましたわ。


で、おかしいのはさ、先方のお母さんが、
「アタシはお兄ちゃんのほうがいいわ」と
こっそりうちのご亭主に話していたことで、
うちのご亭主は次男が可愛いので
「不快だった」と言ってましたが、
実は私は、嫁さんよりもやはりそのお姉ちゃんのほうと、
気が合うし、友達みたいに話が出来るわけ(笑)。


私が婚約したときは、うちの母はご亭主の弟を見て
「あっちだったらよかったのに」って言うし(笑)、
うちのご亭主の両親のどっちかは、
やっぱりうちの妹のほうが「気に入っていた」ぽいし(笑)、
親から見ると、「え?こっちのほうなの?」と意外に思う方と
くっつくところが、ご縁の不思議なところかもしれませんね。


いや、何かと問題の多い結婚ですが、
ぜひとも幸せになって欲しいものです。

2006.04.14

更新をしばらくお休みします

次男の結婚で、しばらくバタバタしそうです。
しばしblogから離れます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた!


Chapel
Hall_b

  
  
  
  
  
  
  
  
  
  


  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

やっぱり阿吽の呼吸ナノダ

今日、担当企業内で新人研修をしていて、
途中から、背中を曲げて横になりたいほどに
キリキリと胃が痛くなってきた。

理由はわかっている。
公私共に多忙である事によるものではない。
ヤベちゃん(30代前半/女性スタッフ/仮名)が、
教えたことの通りがあまりに悪いので、
表情や言葉遣いは穏やかな感じを崩さずにいても、
体が拒否反応を示しているのに違いない。

コマンドから入るうちの研修で、
もう5日経つのに、的確なコマンドが全く打てない。

ちょっと詳しめの男性は別として、
たいていの"ネット好きなだけ"の一般女性は、
コマンドなんて打った事がないので、
最初は誰もが戸惑うけれど、
きちんと解説をして、何度も復習&反復させていけば、
5日後ぐらいにはどうにかこうにか打てるようになる。

仕組みそのものがどうしても理解できなくても、
台形の面積よろしく、
「(上底+下底)×高さ÷2」と教えられて、
「では、この台形の面積を求めてみましょう」
と数字的な材料を与えられれば、普通の人はすぐに取り掛かれる。

それができないのは、
決定的な何かがご本人に欠落しているからではないか?
今日、突然、そんな風に思い始めた。

「初日に配った手順表に添って、
 ここに代入していけばいいだけですよ~♪」
と言っているのに、課題を出すと、
白紙の状態から物事を考えようとして、
ボーゼンとしてしまうのだ。

例えば
「マニュアルの○ページを見てAを設定してね」と言われれば、
必要な情報がマニュアルの○ページにあって、
その手順に従って作業すれば、Aの設定が完了する…
という当然の予測の元に、
皆一斉にそれをめくり始めるわけだけど、
その「予測」を持ち得ない人は、
ページは開くけど、何をどうしていいかわからない。
開いたままじっとしているか、
ただじっくり文章を読んでいたりする、そんな感じだろうか。
(「あれ?設定は?」「え?設定するんですか?」
 「さっき言ったじゃない…」 たぶんこうなる^^;)

ここまで他の二人と差がついてしまうと、
研修もはっきり言ってかなり進行がキツい。。。
今までの4日間は、「初心者さんだから仕方ないなぁ…」
とのんびり構えていたけど、
今日突然、「この人って厳しくないか?」と思い始めたのだ。

ここまで来て…というのもお恥ずかしい話ですが、
アスペルガー傾向の方である疑念がフツフツと湧いてくる。

私の友人で、
気圧が低下して梅雨前線が近づくと
必ず昔の骨折の跡が痛み出して
雨の近いことがわかる貴重な人がいる(笑)、
研修していて胃が痛くなる…というのは今までもあったけれど、
思えばそれらも皆、正しい危険信号であったのだ。

    *    *    *    *    *    *

あまりにシクシクと胃が病むので、
定時で早々に退社して、
駐車場の自分の車の中でシートを倒して休んでいると、
本気モードで眠りに落ちていた私の耳に、
PHSが鳴るのが聞こえた。

あー、なんか鳴ってる。
でもいいや。少し放っておこう。

すると矢継ぎ早に、今度は会社から貸与されている
業務携帯のほうに着信があった。

思わず跳ね起きる。
胸騒ぎがする。
着信は案の定、契約会社から。
緊急事態か?

伝言メッセージを再生すると、電話の主は
思ったとおり契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)で、
「今、ヤベさんが契約会社に進退の相談に来ている。
 今から面談に入る。詳細は追って連絡する」
というものだった。

しまった!!!
細川さーん!!だったら遺留はしないでくれ!!!
彼女、続行はキビシイかも!
現場に入れたら、絶対、職場の問題児になる!

    *    *    *    *    *    *

早速契約会社に電話を入れると、
「時すでに遅し!」で、細川さんは来客対応中とのこと。
電話に出た人が、たまたま私が一目置いている優秀な人だったので
「私から電話が入っている」というメモ書きを、
今面談中のスタッフさんに怪しまれないよう
細川さんに手渡してもらいたい、と依頼する。

やがて、「細川さんは今は電話に出られないそうです」と
その人が戻ってきて私に伝言。

彼女、とても頭のいい人なんです。
Yes/No式のメモ書きを面談中の細川さんにサッと見せて、
その場で細川さんに、どっちかにチェック印を
入れてもらったか、
「こちらの"お客様"から電話が入っています…」
と私の名前を書いたメモを見せて、「出られます?」
と、目で聞いたんだと思う。ナイス!
(新人の宮城さん!
 普段あまり話す機会がないけど私は期待してるよ!)

「あ、そうなの…
 じゃね…じゃぁ、『ヤベさんは遺留しないで』と
 今まさに当のヤベさんと面談中の細川さんに、
 さりげにメモ書きって手渡せる?」
と、宮城さんに打診してみる。

「うーん、二度目は難しいかも…」
「そう、じゃ、いいわ。。。」
彼女ができないというならそうなのだろう。
真剣な相談事が行われている雰囲気を感じての結論だろうと思う。

    *    *    *    *    *    *

うーん…
あ、そうだ。
ここで発想を切り替えて、
今の時間なら会社に戻っているだろう
営業担当のメグちゃん(20代前半/女性/仮名)のほうに
に電話を入れる。

「今、ヤベさんが
 相談事があってそっちに面談に来ているみたいなんだけど…」
という導入で、こちらの現状を詳細にメグちゃんに伝える。

実際、メグちゃんに伝えても何の解決にもならないんですが、
同じ企業の担当同士として、
細川さんの面談が終ったら、機転を利かせて
速攻、私の電話の内容を
細川さんにそのまま伝えてくれるだろう。

そしてつい先ほど、細川さんから自宅にいる私に電話が入った。
私は面談が終った細川さんが自席に戻ったらすぐに読めるよう、
今この日記を書いているこのPCから
彼女に長文メールを打ったばかりだった。

「ぷらさん、心配しないで。大丈夫です!
 実はあの時間は他の来客が続いてしまって、
 ヤベさんには、少し待っていてもらっていたんです。
 で、他の人と話をしているときに宮城さんが、

 『ヤベさん、遺留しないで ぷらたなす』

 というメモを持ってきてくれて、
 私、それ見て、すべての事情を悟ったんです。
 だから、遺留は一切していません。
 来週の月曜に再度話し合うことにして、
 今日はお引取り願いました。」

そうか!宮城さん、さすがだ!
間に合わせてくれたんだ!
細川さんもそれだけで察しがつくなんて、
本当にありがた過ぎる!!!

「実は無駄とは思いつつも、
 あのあとすぐに、
 メグちゃんのほうにも状況は伝えたんだけど…」

「あ、すぐに聞きました!
 実は私も、メグちゃんに、
 もし留守電を聞いたぷらさんから連絡が入ったら、
 詳しい状況を聞いておいてくれるよう
 お願いしようかと思ったんですが、
 他にも担当をたくさん抱えて忙しそうなメグちゃんに
 さすがにそれは申し訳ないかな?なんて思って
 思い直して、頼むのはやめたんです。」

なのに、面談が終って席に戻ったら、
すぐにメグちゃんが駈けて来て、
「ぷらさんから、こんな電話ありました」と
報告してくれたので、すごく状況がわかりました。
ていうか、頼んでないのに
その通りになっていたからびっくりして…
ちょっと感動しました(笑)。

一緒!一緒!私も!

あ、あと、今、メール送ったばかりだったので、
ちょっと受信してみてくれない?
詳細はそっち読んでもよくわかると思う。

キャー!!!

どうしたの?

いや、「小山内さんと同じタイプかも」って書いてありますけど、
私もそれを言おうと思っていたんですよ!!!

すごい。なんかすご過ぎる流れ(笑)。

お互いにあれこれ、不満を抱くときはあっても、
こんな風に、阿吽の呼吸で仕事ができると、
今までの不満は帳消しになっちゃう!!!
知りたい、伝えたい、の気持ちが合っていれば、
思いつくことはまさに同じなのだ!

    *    *    *    *    *    *

結局、最終的に今ってどんなステータスになっているの?

月曜朝の返事待ちです。
感触としては、たぶん断ってくると思います。
ぷらさんからのメモを見ていたので、
「もし『続ける』という結論を出したのならば、
 今後一年間は絶対に辞めない、という約束を必ずしてね」
と、キツめに念を押しておいたので^^;

ナイス!サンキュー!グッジョブ!だ。

対企業さんには体面が悪いけど、
ご本人からの申し出なら、
アクシデントとしてお詫びができるし、
今回は諸般の事情でまだ正式契約前なので、
企業さんに金銭的な迷惑がかかることはない。

自分に関する相談が、
契約会社側ではこんな風に行われていることを知ったら、
スタッフは完全に頭に来ると思う。

でも、やっぱり「人」。
最終的には「人」。

手のかかるスタッフを現場に入れることが、
今後どれだけ周囲と自分達を苦しめることになるのか…
なまじそれがわかっているだけに、
いつでも「いい人」ではいられない。

あさっては次男の結婚式だというのに、
今日は帰宅してからも、
会社とのメールや電話でバタバタだ。。。
しかも胃の痛みはまだおさまらない。

だけど、直接言葉を交わさなくても、
お互いに相手を読んで、
先手先手で手を打つ手法が取れるのは、
お互いを十分わかりあっているからにほかならず、
二人には心からの敬意を表したい。
時にあれこれブーブー愚痴っても(笑)、
やっぱり細川さんは細川さんで、
メグちゃんはメグちゃんなのだ。

こんな環境で仕事できる事を
神様に感謝したかったりする。

 

 
【過去記事一覧】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ・アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ・ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ★やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ・ASを伝えるほどに広がる誤解 ・羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ・NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ・アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

 

 




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2006.04.13

紙ベースがキビしい今日この頃

年度始めで毎日やることが一杯の上に、
昨日までの3日間は電車通勤だったので、
かなり帰りが遅かった。
普段車ばっかりの人が電車を使うのは、
最高に億劫でメチャメチャ気乗りしない上に、
行きはいつもより短時間で着くけど、
(車は渋滞通過時間が長い)
帰りは車の四倍かかる!というデメリット。
(夜は20分で帰れる)


多忙に加えて時間の無駄って感じで、
焦燥感が増しているこの時期に、
結婚式場から「席次表を早く出せ!」と矢の催促だ^^;
二週間前に一度出しているのに、
先方のゲスト数が日に日に変動するので(笑)、
「いい加減に決めてくれ!」という話だと思う。


お互いの家族と10名に満たないゲストだけの、
本当に内輪の会食なので、
私も向こうの多美子さんも、こだわる気持ちが全くなくて
(そういうところはよく似ている(笑))
「え?行き当たりばったりじゃダメなの?」


だから、なんで式場がそんなに「席次表」にこだわるのか、
当方はあんまりわかんないんだけど、
ま、「出せ」と言われているものは出さなきゃねぇ。


で、コレがまたどうしたらいいかわかんない。
向こうもこっちも働いているので、
なかなか連絡が取れないし、
家に帰ると式場から何度も留守電入っているし、
PHSにもメッセージが一杯。
「やめてくれ~」こっちは今、それどころじゃないんだよっ!
と、思っちゃダメなのか(笑)。仮にも結婚式だしなぁ。


で、なんでこうも手をつけるのが面倒なのか?と考えたら、
すべてがアナログに進んでいるからだ!と、気がついた。
私と連絡が取れずに困っているかもしれない式場も、
メールなら即レスできるのに。。。
多美子さんも電話であれこれ迷いながら話さずに、
確定出席者の氏名は、メールでちょうだいよ。
聞けば多美子さんは(ほとんど使わないけど)
家にPCとアドレスはあるとのこと。
それを早く言ってよね!って(笑)!


早速式場に無理を言って、見積書などいろんなものを
ファイルで送ってもらい、
「CCには必ず、多美子さんとうちの息子のアドレスつけてね♪」
とお願い。
なんかいただいたメールを見ると、式場の担当者の方は、
こういった事には不慣れなのがアリアリでしたが、
いいのだ、そんな事は(笑)?
だって時間がないんだろ?そのぐらいは努力せえ(笑)!
この手法の切り替えによって、
すべてが一日二日で済むんだから。


で、最後に残ったのが席次表。
「どうしてもお時間がないなら、
 紙にスケッチ程度でも結構ですが…」
って、それが一番面倒なんだよ(笑)。
「この前の会場のテーブル配置図の用紙って
 ファイルで出してもらうわけにはいきませんか?」
「いえ、それはちょっと…」
あ、そう。
「でも、今日中なんですよね?」
「はい、えぇ。。」
職場の休憩室で、何度も式場に電話する私。
何時に家に帰れるかもわからない毎日なのに、
本当に今日中に「FAX送信」できるか見当もつかない。


そうだ!!!
職場の共有フォルダのどこかに、
何十分の一かの正確なスタッフ座席表があったはず。
(職場のレイアウト変更のときに見取り図として使用)
それをテキトーに編集して、会場っぽい配置に変えて、
そこに先日多美子さんからもらった出席者名を
過去メールから拾って埋め込んでいけばいいんだな!
細部は向こうがなんとかしてくれるだろう(笑)。
「スケッチ程度」でいいんだから、
そんだけやりゃぁ、十分だよ。
「わかりました。メールに添付して13:00までには送ります」


普段、余計なサイトは見ないよう言われている職場の指導者として
ニフティのウェブメール画面がPCに出ているのは
さすがに周りの人目が気になるが、
「スタッフ座席表」をいじっているのは、
いかにも「仕事」って感じでかなり堂々と遂行できる(笑)


なんで最初からこっち系の手法で行かなかったんだろう、私。
作業は進捗もスムーズに、余裕で完了。
多美子さんと息子をCCに加えてメール送信もOK。
それに対しての確認メールには即レス。
背中を人が通りかかったらPCの画面は即切り替えるけど(笑)。


その話を気心の知れたスタッフに話したら、
「ぷらたなすさん、ダメですよ?
 一般人相手に、高度な事を強要したら(笑)!」
って言われちゃったんだけど、(「高度」って…)
仕事での自分と(地方都市の)世間様との間に差がありすぎて、
いざというとき思い切り盛り下がる自分に気がつきました^^;


手作業の力は落ちていると思うよ。
それにそういうのって嫌味な感じだとは思う。
でも、やっぱり、
いまどき「紙ベース」はキビしいっ!!!

2006.04.11

式場担当者の苦労を思う

今度の日曜日に、不肖の"出来ちゃった婚"息子が結婚式を挙げる。


20歳は過ぎているけど、定時制とはいえお互いに高校生なので、
子供が生まれてもそれぞれの家で暮らし、週末は行ったり来たり。
次男が就職して生活のめどが立ったら独立しなさい?
という話だったんだけど、
入籍だけはどうしても4月にしたいというので、いろいろ相談して、
「それじゃそれに合わせて結婚式もやっちゃおう!」
ってノリだったので、原則家族のみ、日取りも4月半ばあたりでどう?
みたいな相談を先方のお母さんとしていたところだったのだ。
(結局入籍は先延ばしになっちゃったんだけど、)


なんつったって同級生のお母さん同士なので(笑)、
余計な腹の探りあいなど必要ないところが楽チンなのですが、
この「入籍」では結構二転三転いたしまして難儀しました(^^;


いや、ウチの次男(20代前半)は、
「子供が生まれるんだからそりゃあなた、
 その前の入籍は当然だろう!」
というぷらたなす家の全員の総意を受けて次男が向こうにそれを告げると、
向こうは次男に対してガンガン異を唱えてくるという繰り返し(^^;


というのも、彼女には前の高校のときに生んだ、
保育園に通うお子さんがいて、
それにまつわる各種手当てとか何とか費とか、
あれとかこれとかそれとかどれとか、
「入籍」 この事実によって取り消されてしまう
公的・私的な各種の助成が多いのと、
(だから相手が居ても結婚しないシングルマザーがたくさん居る…)
将来的にその子供さんのは、
どこの家の誰それの養子になる事が決まっていて、
養父だの養母だの跡継ぎだのお墓だの…
個人情報の観点だけでなく、
そもそも話しが複雑すぎてちょっと書けない(笑)。


先方はシングルマザー一家で、彼女もそうならお姉ちゃんもそう、
なんとお母さんもそうで、姉妹のお父さんは違うらしいけど、
今まで当方が一家の世帯主と思っていた、いま家に居る男性は、
そのどちらのパパではないらしい。


まぁ、ここで詳しいことは書けませんが(って結構書いてるね(^^;)
私が40数年間生きてきて、かつて出会ったことのない
最大級の複雑なご家庭だ。。。続くのか?それで?
こんなに家同士の雰囲気が違うのに(笑)。ねぇ。。
ここは信じて賭けるしかない。


    *    *    *    *    *    *


で、結婚式。


けじめなので絶対にやったほうがいいと思うけど、
当初、「じゃ、式場も空いているみたいだし明日やる?」
みたいなバタバタとしたノリだったため(いやマジで(笑))
ウチは最初から「家族のみ」、ゲスト無し、シンプルイズベスト。
向こうも、「それで、十分だよね~」


うちも、向こうも人並みな結婚式を出せる
余裕が無いのは完全に利害の一致だ(笑)。


の、はずだったのですが、妊娠したので
現在、高校を休学して少しだけ働いている彼女の勤務先が、
彼女のお母さんの紹介だったといこともあり、
お母さんもいろいろ義理とか人情とかあるらしく、
あれよあれよという間に人数が増えてきて、
しかもまだ顔ぶれが決まらない。もちろん席も飲み物も。


いや、「家族だけ」で合意したからこそ
「さっさと決めてさっさと挙式」が実行可能だったのに、
それだけ人が来るんだったら、
もう少し準備期間が必要なんじゃないの?
しかも、新郎側(我が家)は「家族のみ」。
あくまでも潔く「家族のみ」(笑)。
でもそれじゃ雰囲気が反対してるっぽくて、
お客さんに外面悪くない(笑)?いいの?


でも、娘さんの側ってそうなんだろうな。
ウチは野郎っこなので、本人も私も夫も
本当に何でもいい。なんでも構わない。


    *    *    *    *    *    *


で、ちょっとここで愚痴りますけど(笑)、
だいたい日取りだって、両家が集まったときに
パッパッパッと決めるのが可能なメンバーのはずなのに、
(本音で話せる、割と気の合う友達一歩手前同士だから)
「この日は?」「えー、次の日休みじゃないとやだ。」
「だよね。二次会の事、考えるとね。」
「じゃ、この日は?」「この日だと○○ちゃんがバイトだよ?」
「あ、ちょっと!そういえば○○も呼ばないとね?
 すっかり忘れてた!」
「だったら、○○も声かけないとまずいよー…」


私:「あの…呼ぶのはいいんですけど、
   その方のその日の都合とかって、わかってます??(^^;」

「あら、そうだわね。
 じゃ、今、携帯で聞いてみたら?その日空いているかどうか?」
「え、番号入れてない。どうしよう…」


あのねぇ。。。
のん気な母子のやりとりを長時間見に来たわけではないのだ(-_-;)。
「あ、携帯の電池切れた。うわ、電源入んない…見てコレ?」


次男、私、夫、先方のご主人、皆「何だっていいだろ!そんなの!」
「今は概算の人数を教えてくれって言われているだけだろうがっ!」
と言いたい気持ちを我慢、我慢。。。


が、もっと辛抱強く困っていたのが式場の支配人(女性)さんだ。
残りのメンバーに成り代わって、軌道修正を促してくれるんだけど、
これがまったく効果がない。


まぁ、今日集まって、
「手っ取り早いから明日でもいいよね?」なんて話を
平然としているんだから、一見して「普通じゃない組み合わせ」
&「普通じゃない結婚」&「普通じゃない人達(爆)」
って感じは傍目にもアリアリだと思うんだけど、
(私も自分の事は、あんまり普通だとは思っていない(爆)!)
式場の人も大変だよねぇ~、家と家との話なので、
その場でモメたり決裂するようなこともあるだろうし、
思えば私も自分のときは、
会場での打ち合わせで亭主と爆裂大喧嘩して、
一人でさっさと帰ってきたような気がする(笑)。


そんな様々なケースを毎日見てきて、
しかも腹を立てることも出来ずに穏やかな振りをして、
ひたすら「待ち」の基本姿勢に徹しなければならないなんて!
それって、かなり健康によくない仕事だなぁ…(笑)


昨日電車で見た某専門学校の広告では、
「夢をかなえた人達」とかいうタイトルで、
結婚式場に就職した人の紹介が載っていたけど
(ブライダルコーディネーターって…今、そんな呼び方するの?)
世の中には、スムーズに物事が進まない、進めない、進められない
組み合わせのほかにも、ワケありカップル、ワケあり家族、
ワケあり結婚にワケあり挙式…と、
複雑怪奇な現象が山ほどあるのだ!!
キミはそのうち、人生の厳しさをいやほど痛感するだろう…
と、思ってしまうのだった。。。


    *    *    *    *    *    *


日曜日、式場から私に電話が入った。


「ぷらたなす様、
 ご人数とお料理のコースは決まりましたでしょうか?」


「え?あれって三日前まででいい、って
 この前言われたような気がしましたけど?」


「いえ、それはキャンセル料の発生日でございまして、
 こちらの準備もありますので、
 なるべく早くお伝えいただかないと…えぇ…」


ふふふ、ワケ有り家族だからドタキャンを防止するためにも、
確定をせかしているのかな?


早速すぐに
多美子さん(次男の彼女のお母さん/40代後半)に電話する。


が、新郎側で今回の代表交渉連絡先になっている私は、
その日のうちに、彼女の言を受けて、
3回もプラン変更の電話を式場に入れる羽目になり、
かつ、大事な事はまだ決まっておらず(誰を呼ぶのか?)
これじゃー、確かに3日前では危険すぎる!と痛感した。
そしてまたまた式場担当者に同情した。


大変だねぇ。。。(←他人事)


そんなわけでそろそろ忙しくなってきました。
この日記もここで一度更新をお休みし、
落ち着いた頃にまた再開したいと思います。


なーに、きっとすぐですわ。
この後も、すぐに書きたくなることがたくさん出てくるだろうから!
それでは皆様、しばしのお別れを!

2006.04.10

天賦の才能

諸般の事情のため、代車なしの車検となった。
よって今日から水曜日までは、電車通勤である。


先週入学式を終えた真新しい制服の高校生達が、
騒々しくホームにうじゃうじゃいても、
もうどこの学校の生徒かよくわかんない(笑)。


ていうかこの路線沿いにガクランの高校なんてあったっけ?
あ、T高ですか…校章を見てやっと気がつく。
そうだ、T校は昨年移転したんだったな…


もーねー、私の高校時代には交通の便のいい
街中にあるのが当たり前だった私立高各校は、
ことごとく郊外や周辺市町に移転してしまったので、
今はもう何がどこにあるのかさっぱりわからない(笑)。
制服もすっかり様変わりして、往時の面影がない中、
この路線沿いにあるもうひとつ別の某高が、
何を思ったのかブレザー→ガクランに戻したのだと思ったよ。
(んなわけぁない(笑)!)


つり革につかまって頭上に目をやると、
これまたわけのわからない(スミマセン)
専門学校の広告が一杯だなぁ…


私の頃は「市内の専門学校を全部言え」と言われれば、
ほとんど言う事が出来たぐらいの数だったし、
新興の学校はあまりなくて、
地元の人ならよく知っている学校ばかりだったので、
なんとなく、どこも「一応ちゃんとした学校」という印象があったけど、
最近はよくわっかんないな~、コレも(笑)。


と言いつつ、卒業生の顔写真と就職先をまじまじと見る。
ありがちな広告だけど、今の職業柄(個人情報取扱事業者勤務)
こうも堂々と個人名と顔写真と企業名が入っていると、
真っ先に「これって問題ないのかなぁ」と思ってしまうけど、
説得力はこれが一番あるんだよな(笑)。


へぇ…みんな結構いいとこ入っているじゃん。
これ、本当に正社員なんだろうか(爆)?
直接雇用であるけど実は契約社員てことはないのかね?


そういえばうちの学校も、
パートだろうがアルバイトだろうが、
もぐりこんだ先の企業がよければ、
進路一覧には名前が乗っていたような気もするな(笑)。
「臨時職員」「臨時教員」「非常勤講師」のカッコ書きが
ぶわーっと並んでいる長男の大学のほうが、
まだ良心的かしら^^;?


はぁ、でも、このA子さんやB子さんの就職先は、
本当だったらすごいや。。。
大学からではなく専門学校からでも、
こんなところに入れるものなのかなぁ…
(何かウラはないのか(爆)?)


まーね、たまに電車に乗ると、広告一つ取っても珍しく、
ついまじまじといろいろなものを見てしまうわけですが(笑)、
ここで栄えある顔写真掲載される人達って、
きっと、別にこの学校じゃなくたって、そこそこの会社には
就職できている人達なんじゃないかと思った。


みんなきちんと就職できている中から
上から順にいいのをピックアップしたのでなく、
たまたま入学してきたすごく優秀な人の、
初めから予想された当然の結果を乗せただけであって、
これがすべて!この下というのは何もなかったりして(笑)
(疑い深い(笑)!)


    *    *    *    *    *    *


実は私もデザイン専門学校出身なんですが、当時の同級生で,
東京の大変有名なデザイン会社に採用された男の子がいて、
そのニュースは学校中をびっくりさせたんです。まさに大ニュース!
でもその彼は、入ってきたときから私達とは全然違っていたんだよね。


何もかもが圧倒的に優れていて、
抜きん出ているなんてもんじゃなかったですよ。
例えば元々東京でも十分通用する人なのに、
親が上京を許さないとか、大学に入るお金がないとか頭がないとか、
諸処の事情で「掃き溜めの鶴」(これはちょっと言い過ぎか^^;…)
みたいに、凡人の中に「最初から才のある人」が、
紛れ込んでいることがよくあるんだよね。


別に何か目的があるわけでもなく、
もっと遊びたいから、都会に出たいから、
とりあえず入学してくる人も多く、
場合によってはヤンキー高校といい勝負って感じの
雰囲気もある専門学校もたくさんあるのに、
そういう人は、短い学校生活を
ぶれることなく疾風怒涛のようにぶっちぎりで走り抜け、
あっという間に、遠くへ行ってしまうのだ。


その進路を見た人達は、あたかもその学校を出れば
そういった有名企業に就職できるように思うけど、
なんのなんの、それって狩野君だからこそ可能だった、
超レアケースなんだよね。


そう言えば、私が夫と自営業をしていたとき、
同じ賃貸ビルで向かいのオフィスのデザイン会社は、
うちのお得意さんでもあったんだけど、
そこの社長のデザイナーは、
あるモデルさんがお気に入りでお気に入りで、
もうぞっこんで(←素材としてだよ(笑)?)、
大きな仕事には必ずといっていいほど
彼女を起用していたのですが、
その人もあっという間に東京に出て、

「ちょっと!
 向かいの事務所で良く使っていた○○○○さん、
 大手のキャンペーンガールに選ばれたみたいだよ?
 新聞に載ってるよ!」
「え、すげぇな!」

なーんて夫と話しているうちに、
今では皆さんがご存知の女優さんです。
そうやっていずれ有名になっていく人が
それまでに誰からも放って置かれているなんてことは
案外少ないのかもしれない。


ピアニストの中村紘子さんだったかなぁ…
表現は全然違うと思いますが、
「音楽コンクールの年齢制限は
 天才がその年齢に至るまでに、
 才能が表に現われていないということなど
 あり得ない、という前提のもとに
 設けられている」
みたいな主旨の一文をどこかに書いていて、
読んだときからそれがずっと心に強く残っています。


当時は「えー、そうかなー」と反発したい気持ちもあったけど、
今はそれって真理だと思っています。
階段を駆け上っていく人は、何かが最初っから違うんだわ。


そんな人達の成功談を読むと、
頑張って努力したようなことが書いてあって、
同じように頑張れば誰でもそうなれるように錯覚するけど、
実は圧倒的な最初からの資質の違いってあると思うんだよね。
だからたぶん、誰もが皆そうなれるわけではないのさ。


    *    *    *    *    *    *


自分の職場に目を向けてみると、
うちで働いた事がきっかけとなって、
次に非常にいい仕事についている人も、
中には何人かいるんですが、
その人達もね、来たときから周りとは違うのよね。


だから、○○になりたいので、業種の近いところで
勉強しようと思って応募した、なんていう人には、
確かに私、「そうですね。ステップアップして
○○や○○になった人はいますよ」なんて言うけど、
それはうちで働いたことがキャリアになったわけでは全然なく、
そもそもご本人に素質があったのだ、と言わざるを得ない。


もちろん、スキルもキャリアもなく
初心者だった人もいるんだけど、そういう人は、
「読みがいい」「掴みがいい」「目の付け所がいい」
など、それはまたそれで、別途「成長できる素質」を
持っているんだよね。
あと、「学ぶのが好き」「覚えるのが好き」
「そもそもこういう仕事が大好き!」とかね。


だから、憧れやステータスで何かを目指し、
学校や経歴に頼ろうとする人は、
そこのところを勘違いしちゃいけないと思う。


    *    *    *    *    *    *


先月、行政書士の試験に受かり
実家の京都に戻った元スタッフ(30代前半/男性)から
電話が来た。


「わお、久しぶり!今、何してんの?」


「ん~?行政書士見習。
 ある先生のところで修行中なの。
 でも厳しいらしくてさぁ、自分も今はボチボチってところかな。
 先輩達の話を聞いても、行政書士で食えるようになるまでには
 何年もかかるっていうし、みんな、
 『家賃を払えるようになったのも、本当に最近だよ』
 なんて言ってる。やっぱ営業力って言うかさぁ
 お客さんつかまないとね。 まー、頑張りますわ。」


まぁ、見たところ、泣かず飛ばずってところかな。。。
コイツは私の同期なんですが、在職期間中、
口癖のように、「これじゃダメだ」「これじゃ自分がだめになる」
を繰り返していた。でも仕事でのミスは結構多い^^;


退職のときも、誰もが朝礼の時間内で収まるような
簡単な挨拶で終えるものなのに、
延々と理屈を並べてエラそうに企業の体制を批判し始まり、
業務時間に入ってもまだやめないので、
社員から「そろそろ(笑)…」とSTOPがかかり、
皆も、「場を読めないやつだなぁ」とウンザリしたヤツだ^^;


だいたい今回も、何を目的にこんな遅い時間に
電話をかけてきた目的がわからない。
一応「今なら欠員枠があるから戻れるよ?
その気になったらいつでも来たら?」と言っておいた。
でも…キミはどこに行っても、たぶん大成しないよ?
電話を切ってそう思った。


うちら凡人はね、分をわきまえて、
上なんか見ずに、「これで十分」と思っていくのが
ときには賢い生き方かもしれないよ~(笑)。
上に上っていける人は、そのための非凡な資質を
最初から持っているんだから。


取り敢えず社会性のある仕事なら、
まずは自分をしっかり認めて現実を肯定し、
一つのことを、みんなが納得するような形で
終える事ができるのが大前提なんじゃないの?
どこいっても、上昇志向と焦燥感ばっかり強くてさ…


専門学校の広告を眺めていたら、
いろんな思いが浮かんできて、
「もりっち、その後どうしてるかなぁ…」
なんてふと、彼のことを思い出した朝でした。


2006.04.09

共鳴する人

ずーっと前の冬の夜更け、日中の物置の片づけで
二十年も前に嫁いだ妹のクラシックギターが出てきたので、
自室に持ってきたそれを手にとって、
なんとなくボロンと鳴らしてみたら、
部屋のどこかで、ブーン…と音がした。


長い間、誰も触っていないので弦が緩みきっていて、
金属のほうの弦はサビサビ、調弦はめちゃくちゃ。
それで、どうやって合わせるんだっけなぁ…と
あれこれいじっていたら、やっぱりどこかから
弦をはじくたびにブーン…と同じ音がするんだよね。


????
科学的興味がムクムクと頭をもたげて来た私は、
6本の弦を一本ずつ弾いたり、音の高さを変えてみたり、
耳を傾けて部屋中を歩き回ったりして、
同じ音がなっているのは、反射式ストーブ前面の
金網扉の部分が鳴っているのだとわかった。


そして、「これが"共鳴"か…」と、
昔学校であった音叉を使った理科の授業を思い出した。


周波数の同じ音叉を二つ離して置き、
片方を叩いて鳴らすと、もう片方も鳴り出すんだよね。
「へぇ~」と先生の実験を興味深く眺めていたことを思い出す。


    *    *    *    *    *    *


先週の金曜日に、
クライアント企業から協力会社各社への事業報告会があって、
前年度実績や今期の事業計画などの説明を受けたんですが、
ま~、欠勤者や中途退職者の問題など、
私にとってはうなだれてしまう話も満載の反面、
「絶対なんとかしてやる!」みたいな
闘争心?も湧いてきたりして、それなりにシャキッとさせられた
自分にとっては意義のある説明会でした^^;


…で、このあと、参加者全員で懇親会。
酒?もちろんバンバン入りますよ(笑)。
私にはこの機会にぜひ話をしてみたい人がいた。


それは担当先企業のマネージメント担当
成瀬課長(40代前半/男性社員/仮名)。
この人は以前から最高に気になっていたんだ。
挨拶以外に言葉を交わしたことはない。
私達の直接の交渉先ではないので
仕事での関わりも全くない。


でも、昨年転任してきて名刺を取り交わしてからずっと、
社内ですれ違うたびに、
なぜか最初から共感のようなものが強くあって、
深い話をしたら絶対に分かり合える人、
同じ価値観で対等に協議のできる人、
という妙な確信がすごくあった。


それで今回、乾杯の後、
頃合を見てビールを注ぎに行ったら、
彼はやっぱり思ったとおりの人だった。
たぶん向こうも私とはいつか話をしたいと
思っていたんじゃないかと思う。


でもさ、開口一番に、
「どう?最近入った香川君は?」
って、いきなりさほどの面識もない私に、
最近他課から移動してきた社員の評判かよ^^;
それも若い人じゃないんだよ?
私も以前から知っている
他課で長くやってきた中堅の社員さんだ。


だから、一協力会社社員の立場の私としては、
そんな恐れ多いことは、例え何か思うことがあっても、
通常口には出さないのが無難と思われるんだけど、
それは良く考えて見れば、「聞くほうも聞くほう」なのだ(笑)。


いや、組織の中で上下関係に縛られている社員達からは、
決して上がってこない課や社員や業務のリアルな雰囲気を、
外部の人間である私にすごく聞きたいんだと思う。
同じ質問は、昨年退職した前の所長からもよく尋ねられたなぁ…
その前の年に移動して行った人事課の契約担当者からも
「ところで最近、中はどんな感じなの?」と、交渉の最後に、
よく話題に出された。


彼らは皆、私が共鳴を感ずる相手先企業の担当者達であり、
尊敬もしていたし、立場を考えればお互いに好敵手でもあった。
どの人も皆、真剣に職場をよくしたいと思っており、
契約スタッフよりも社員のほうの体質改善にいつも心を砕いていた。


でもわかるんだ、その気持ち。すごくわかるよ。
だから私は、ここで無難な回答なんかしちゃダメね。
せっかくの機会に、ただの世間話でお茶を濁すのは、
共に望んでいないような気がした。


「香川さんですか?いいですよ。
 打ち合わせでも非常にいい意見を出してくださって、
 私達はとても参考になります。」


「そう、それじゃ、この移動は成功だな(笑)。」


「ただ…」


「ただ?」


「以前からいらっしゃる古い社員さん達が
 新しい業務の打診があるたびに、
 『それはできない』『それは無理だ』
 と、毎回後ろ向きな拒絶反応を示されるので、
 どんな計画もそこで頓挫してしまい、
 社内がちっとも利益を生み出す体制にないような気がします。」


そう、そうなのだ。
ここの社員達は役職にある人とそうでない人の、
経済観念があまりにも違いすぎる。


特に私の課は、いくら技術畑出身の社員が多いからといって、
契約スタッフがコーヒーをこぼしてPCを壊してしまっても、
「大丈夫、大丈夫、主任がお金出してくれるから(笑)」では、
スタッフのほうにも危機感が募らない。
修理代15万円の全損だったというのに。。。
課の収支損益は全社員で意識していくべきだ。
怒鳴る必要はない。だが、安易に肯定すべきでもない。


「差し出がましいようですが、私の課の社員さん達は、
 私から見て「儲ける」意識に欠けるように思います。
 これだけ何度も『厳しい状況』と聞かされていて、
 利益を生むような仕事をどんどん外から取ってこないと、
 企業さんの経営は成り立たないのに、
 受け入れ側の現場が拒否していたのでは何にもなりません。
 『できない』『無理だ』『断れ』の打ち合わせではなく、
 『どうやったらそれができるか』を検討するための
 打ち合わせになっていかないと…」


「ぷらたなすさん、そこよ!そこなのよ!
 俺もそこが一番問題と思っているの。
 とくに○○課(私の課)は
 昔っからそうだって聞いているので、(有名らしい^^;)
 俺も、あそこだけは、ずーっと気になっているんだよね。
 あと、ほかには?あとなんかある?
 社員の数は足りてる?随分増やしているつもりなんだけど。」


「ほかには?」って^^;…
まぁいいや、この際だ。
思っていることは何でも言っちゃおう!


「足りないのは社員の数ではなくて上司の数です。
 昨年から業務が増えて、社員スタッフ合わせると、
 今や70余名の大グループですが、
 それで課長が一人と主任が一人では少なすぎます。
 しかも課長は他課との兼務なので、
 実質上、課長がやるべき仕事と主任がやるべき仕事の
 両方がすべて主任一人の肩にかかってきており、
 周りの社員さん達は、『それはあくまでも責任者の仕事』
 と、他人事に思っていて、主任が頼んでも誰もそれを
 分担して引き受けてくださいません。
 これが一番の弊害です。
 なぜなら○○課ではそのため、
 主任絡みのものはすべての業務が遅延していて、
 主任はいつも3つも4つも手前のことをやっている状態。
 リアルタイムに物事が処理されていかないので、
 私達もすごく困っているんです。」
(主任!私、ちゃんと主任の思いは伝えたからねっ!)
(っていうか、なんでこの現状が社員達から上がっていかないの?)


「え!!社員は誰も手伝わないの?」


「いえ。手伝う方もいらっしゃいます。
 が、それも限られた方なので、
 今度はその方に何もかも集中してしまうって言うか…」


「あぁ…そう…。やっぱりね。思った通りだな。
 俺、あそこはこの際、解体したいんだよね。
 もっとバラしてかき回して、新しい風を入れないと
 ダメなんじゃないかと思って。」


まさにその通り!でも、少し異論もあるな。
社員達の結束をここで解いてしまったら、
技術力はおおいに落ちるだろう。
「いいものはいい。悪いものは悪い」
「その仕様はおかしい」「この付加機能が必要」
と、単独でも声高に叫ぶことができる社員が不在なので、
それをあまり強力に進めると、
長年培われた技術的な土台までも解体してしまう恐れがある。
伝統は生かしてもダメだけど、殺してもダメって気がする。
増やしていただけるなら、その辺の阿吽の呼吸がわかる、
調整と交渉能力のある方を…


が、そこまでいかないうちに、
次々と他の人がお酒を注ぎに来て、
この話はそこで終ってしまった。。。(残念(笑)!)


    *    *    *    *    *    *


そう言えば、前の所長と話をしていたときに、
「あそこはねぇ、川原(現40代前半/男性社員/仮名)と
 平畑(現30代後半/男性社員/仮名)がガンなんだよなぁ。
 腕は確かにすごいんだけど、文句ばっかり言って反抗してる。
 他の社員もすぐにそれに習うので、いい人を持ってきても、
 ちっとも状況が改善されない。
 この二人はちょっと修業に出そうかと思って…」


そんなお話をされたときに、
「所長、平畑さんは違います。
 平畑さんは確かに川原さん同様、
 すべてに非協力的に見えますが、
 実際はそんな事はありません。
 パフォーマンスに癖があるだけで、
 平畑さんの見識と状況判断は非常に確かです。
 ユーザーにとって何が一番いいのか、
 全体にとって今何をすべきか、
 大変よく考えていらっしゃいます。
 それは誤解だと思います。」


そんな風に言ったんだっけ。。。


「あ、そう?俺にはそうは見えないけど…」


「いえ、私はそう思っています。」


それからしばらくして、川原さんは他課に移動になった。
ぷらたなす、ちょっとビビった^^;
数百人を統括する責任者が、
一契約社員の言に左右されるわけないと思っているけど、
私が話したことって、他の会社への人事介入じゃないのか?
またはこれって上部の手先かスパイみたいジャン?


でも、あのとき、私と所長は立場を超えて本当に同じ価値観で
対等に話が出来ていたんだよね。
上下関係がないからこそ忌憚のない話し合いが可能だったし、
信頼してもらっているからこそ、際どい話も打ち明けてくれるのだ
と感じていた。それがちょっとうれしくもあった^^;


今回も成瀬課長と話してみて、同じ感覚が持てた。
だから私はありのままを話したかったんですよね。
「この会社(職場)をもっとよくしたい」
「利益の上がる会社にしたい」
思いはみな、同じなんだよ。
その気持ちが波となって私に伝わると、
話さずにはいられなくなっちゃうのかな。


私が思ったままを述べたとしても、
「差し出がましい」「分をわきまえない」
「余計な口出しはするな」とは、
この人達は決して思わないだろう。


なぜなら、私が逆の立場でも、
そんな事はあまり気にせず相手の話から得られた何かを
正確な現状を判断する材料にしたいと思うから。
「最近忙しい?」「あの話ってどうなった?」
そうやって自社他者問わず、たくさんのスタッフさんに声をかけ
意外な事実がわかるケースは本当に多い。
コミュニケーションは相互理解の効果だけではなく、
情報収集の点でも有効な手段と思っている。
たぶん成瀬課長もそうなのだろう。


その共通性を言葉ではなく、空気で感じてしまうのが
「共鳴」って事なんだろうな。


成瀬課長って、やっぱり同じ感覚で話の出来る人だな。
(人は相手の周波数を、どこを見て嗅ぎ分けるのだろう…)
(もしかして顔立ち…なのかな、やっぱり(笑)??)
(ちなみに、誰か似たタレントがいたと思うが
 本人もタレントも決して「いい男」ではない(爆)!! ごめんなさーい!)


でも、仕事をしていてたまにそんな経験をして
意気投合したことは誰にでもあるのじゃないでしょうか。
プライベートで気の合う人は多いけど、
仕事の線上ではなかなかそんな人には出会えない。


ま、もったいぶって大げさな書き方をしましたけれど(笑)、
(しかも事実上、愚痴半分(爆)!)
要するに一緒の土台で話ができる人がみつかると
単純にうれしいってことですね!
そういうケースってたまにしかないので。


でもこういう人は、情に流されずに言うべきことは言ってくるから、
こちらもきちんとした運用をして槍玉に上がらないよう
注意すべきだね(笑)。


こんな言い方もアレですが^^;、
久しぶりの好敵手の出現に「負けん気」が沸いてくる(笑)。
願わくば、早々に栄転などせずに、
もう少しここにいてくれますよね?
そう願いたいぷらたなすでした。

 
 


 
 
 


2006.04.08

志(ココロザシ)を抱くな

ポイント制の導入に関して質問があったので、
昨日は久しぶりに科与子さん(30代前半/女性スタッフ/仮名)
と休憩室で話し込んだ。

科与子さんとじっくり話すのは、1月の飲み会以来。
「毎年出しているのに、
 扶養控除申請は未だにどう書けば言いか迷うので億劫」
という話題で前回は盛り上がったんだっけ。
彼女は今年も記入欄を間違えてこちらから修正をお願いし、
ぎりぎりセーフで間に合ったのだった(笑)。

彼女がいつも迷うのは、ご主人をどの欄に書けばいいのか?
という事。

職場で回収した用紙を取りまとめて、
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)に渡したら、
「ぷらさん、科与子さんのご主人は収入がないはずだから、
 『配偶者特別控除』の欄に名前があるのは間違いじゃないかなぁ。
 これ、職場でもう一回確認してくれませんか?」
そう言って、一枚だけ差し戻された。

私はそのとき初めて、
科与子さんが無収入のご主人を
完全に「養っているのだ」と知った。

    *    *    *    *    *    *

職場のスタッフは独身者が多く、
30代でも結婚していない人がほとんど。
そんな中、応募してきたときに
「既婚」にチェックがついていた科与子さんには、
申し訳ないと思いながら
「お子さんのご予定はないですよね?」と、
確認と釘を刺すような質問を投げたのだった。

そのとき募集していたのが、
クライアント企業さんがこれから新規に立ち上げる、
新しい業務に従事する人達だったので、
企業の担当者も気合が入っていて、
「入ったのはいいけど、すぐに辞める、なんて人はよこさないでね」
と、何度も念を押されていたので、
こちらも普段にも増して慎重にならざるを得なかった。

「あ、それは大丈夫です。
 ウチの人、今、司法試験を目指して勉強中なんです。
 それに受かるまでは、子供なんてとてもとても…」

気分を害することもなく、そんな風に笑って
穏やかに答えてくれた科与子さんだったけど、
まさかご主人が完全に無収入(またはそれに近い状態)
とは思わなかったな。
それじゃ四半期ごとの「評価」によって給料のランクが変わる
"ポイント制"の開始には他の人以上にピリピリするわけだ。。。

まぁ、この手の申告なんて、
どこまでが本当かわからないけどね。

    *    *    *    *    *    *

ところで、私の職場に応募してくる人達の中にも、
目指す職業があって勉強中という人がたまに来る。

科与子さんのご主人が司法試験に受かって
何になりたいのかは今まできちんと聞いたことがないけど、
(普通は弁護士ってことになるのかなぁ…)
行政書士、教師、公認会計士など、
もし合格したらいずれはそちらの道に進みたい、
と始めから告げて応募して来ているのだから、
採用の際には一考の余地があるんだけど、
それで受かって早々に転職していった人を
私は長年見たことがない。

そういった方達は年齢も30代半ばで皆男性。
中には科与子さんのご主人のように奥さんがいる人もいる。

生活がとても苦しいので、仕事には就きたいけど、
目標があるのでそれはあくまでも「腰掛け」で、
そのため、比較的退職が容易と思っている(実はそうではない)
「契約スタッフ」の仕事に応募してくるわけですが、
勉強している雰囲気が感じられるのは最初のうちだけで、
今は誰もが皆、数年以上も働くベテランとして活躍しており
中には神田君(30代前半/男性スタッフ/仮名)のように
班長になってスタッフをまとめている人もいる。

神田君が3年前の就業当初、
片時も行政書士の問題集を手放さず、
休み時間も皆からひとり離れて、
それを解きながらご飯を食べていた…
なんて事は、今の誰もが想像もできないだろう。

二年前、「教師になるつもりなので、1年間の限定で働きたい」
という約束で入った和弘さん(30代後半/男性スタッフ/仮名)は
試験に落ちたのを機に教職をあきらめ、しかも
この秋にはお子さんが生まれる。

和弘さんが試験に落ちたのは当然かもしれない。
だって仕事についてからの彼は、
職場の雰囲気がすっかり水に合ったようで、
気の合う正社員達ともよく飲みに行っており、
別に今から教師になんかならなくても、
妙に嬉々としていて幸せそうだったし、
意欲も興味も、今の仕事のほうに傾いているように見えたから。
もしかしたら、昨年の教員採用試験は
試験そのものを受けていなかったかもしれないね。

まぁねぇ、今までのすべての皆さんがそんな感じだから、
面接で応募者の方が一大告白でもするように、
「実はワタクシ…○○を目指しておりまして…」
などと言いにくそうに言って来ても、
こっちとしては意に介さないっていうか、
「そんなのはきっと今だけだよ(笑)?」
な~んて内心思って、さほど重大にとらえなかったりするのだ。

    *    *    *    *    *    *

男の人の職業意識がどんなものか、
私は男性じゃないのでわからないけれど、
彼らの様子を見ていると、「何かになりたい」というよりは、
他者との差別化をはかり、
カッコ良く尊敬される自分になるための手段として、
一発逆転を夢見ているように思える。

女は現実的なので、「これじゃ食えない」と思ったら
早々に「絵に描いた餅」のような夢は
あきらめてしまう事が多いんですが(笑)、
(そうでない人がいたとしても進退の決断は男性よりは早い)
生活を犠牲にしてまでもそれを手にしたいのは、
男性にとってそういった事が自分が自分であるために、
とても大事なことだからだろうと思う。

最初の職場がよろしくなかったり、不遇だったり、
小さい頃から何かのコンプレックスがあったり、
性格的に周囲から受け入れられず、
無意識に「今に見てろ」と思っているような人が多いかな…

ところが、たとえ「契約スタッフ」とはいえ、
(一応)名のある企業でまともな仕事についてみると、
社会的に認知された会社の建物に、
朝日を浴びながら吸い込まれていく自分がいるわけで、
そこの社員達に当てにされ、戦力として認められ、
同僚や先輩後輩も含めた交流が広がっていくと、
今まで抱いていた特定の職業への執着が、
どんどん薄れていくのが現実なのではないかと思う。

業務内容も好きな人にはなかなか面白く感じられるものだし、
残業手当も保険も有給もきちんとつく。

それにほら、うちの職場、
実力さえあれば、少々変わっている人でも、年齢が高い人でも
十分受け入れてくれるので、(実際変わり者も多いし(爆)!)
それで他人からとやかく言われることはあまりない。

今までの生活から一転してそういった環境を得てしまうと、
心も暮らし向きも満たされていくことが多く、
一念発起して臨んだはずだった特定の仕事への意欲も
段々尻すぼみになってきて、やがては消えちゃうのだ。

もちろん、迷いも複雑な思いもあるんでしょうけど、
物心の安定を得て明るく穏やかに変わっていく彼らを見ていると、
「志」ってなんだろうな…と思ってしまう。

目指したものになかなか手が届かず、
それでもあきらめきれずにいるうちに、
30を超え40近くになり、人によっては家族もできて、
深刻な収入の必要性に迫られたときには、
もう働き口がない。

よほどのことがない限り、
今からまともな正社員の職は見つからないだろうし、
もしかしたら、結局ずっとここにいるしかないかもしれない。

気がつけば、何の目標も高い意識もなく、
深く吟味もせずその辺の手近な会社にさっさと就職してしまった人に
収入面でも社会的な地位でも大きく水をあけられ、
両者の間の圧倒的な差は、今から埋まる事はない。

「こんな会社」と思って飛び出した人も、
少々の不満はあってもそこに居残り、
勤続年数を積み重ねている人にかなうケースはまれで、
片や家を買い新車を買い、
家族と共に普通の生活基盤を築いているのに、
私のところに来る人達は、
結局、安定性のない長続きしない職業を転々とし、
何のキャリアも得られないまま
最終的に今の仕事に落ち着いて、
ようやく生活の安定を得るというパターンだ。

これでは辞め様にもなかなか辞められない。
やっとつかんだ安定収入だし、
もう今から当てのない転職などリスクが大きすぎて
逆戻りは怖くてできない。

でもそれは、「契約スタッフ」という
本人が最初から望んでいたとは到底思えない人生で、
それって結局敗者ってことになるのかなぁ…と
私はいつも複雑な思いを抱くのだ。

    *    *    *    *    *    *

「契約スタッフ」の仕事は大きな落とし穴があると思っている。

就業先に比較的大きな企業さんが多いため、
とりあえず対外的な虚栄心が満たされる場合が多いし、
社内の設備も整っており何より雰囲気がよい。
企業の中に入って企業の業務をこなし企業の社員を名乗る。
そして契約会社は法を遵守して残業代も有給も
規定のものを労働に応じてきちんと与えてくれる。

だから一度こっちの世界に入ってしまうと、
非常に居心地がいいので上を目指す気持ちが萎えてしまう。
また、せっかく正社員の職が見つかり転職していっても、
何かと不満を抱いて早々に退職し、
また戻ってくる人の割合が意外にも多い。

結局たいていの人は、
その仕事をやりたいから目指しているのではなく、
それによって得られるステータスを求めているのだ。
たとえ希望した仕事でなかったとしても、
自分の望むものがそこそこに満たされてしまうと、
「何かになりたい」「何かを目指したい」とは
あまり渇望して思わなかったりするんだよね。

そんな事を思うと、
「○○になりたいので、
 今の会社を辞めたいと思っているんですよね」
などと言って来る若い友人達には、
「その気持ちってどこまで本当なの?
 今、仕事で調子が悪いから
 今とは違う別な自分に憧れているだけなんじゃないの?」
と問うて見たくなるのだ。

ほとんどの人は、
「まぁ、それもあるんですけど…」と言葉を濁す。

転職はね、仕事が絶好調のときにしたほうがいいよ。
そうじゃないとうまくいかないから。
仕事で評価を得ていて実績も上がっていて、
その状態でそう思うんならその気持ちは本物と思うけど、
不調なときに思うことなんて、現実の否定でしかないから。

たとえダメな会社と思っても、
人間関係や雰囲気が最悪と思っても、
それが財務のしっかりしたまっとうな職種の会社で
心身に異常がなく健康にやっていけるのなら
絶対安易に辞めないほうがいい。

そういった理由で別な仕事を目指したり、
独立・起業を夢見て挫折した人のたどり着く先が
今よりもいいって事はほとんどないんだから。

「そんなもんスかねぇ…」

「そんなもんです」

そして私は、中堅総合病院の事務長だったのに、
上司と合わなくて退職したものの、
転職活動は不採用に告ぐ不採用で、
結局、私のところで働きながら、
今は当時の自分をすごく後悔している、
菅野君(30代後半/男性スタッフ/仮名)
の話なんかを始めるのだ。

「あのときはね、こんなヤツラ見返してやる」って思ったんですよね。
俺も若かったからなぁ…
せめてかみさんがもっと強く止めてくれたらなぁ…
(その奥さんは子供を連れて出て行ってしまった。)
前職を辞めて今は契約スタッフである事を
なかなか親に言い出せなかった彼は、
お父様の葬儀のときにはじめて母親にそれをカミングアウトした。
「なので、昨日はお断りしましたけど、
 お香典は社名を出してもらって構わないです」
まったく気を使うよ、こういうのは、ホントに^^;…

    *    *    *    *    *    *

少年よ、大志を抱け というけれど、
その「志」の正体と根拠を自分でしっかり見据えていないと、
その後の道は本当に大きく分かれてしまう。

何かの目標ができて退職していく人は、
私の職場でも普通にいますが、
たいていは自学の域を出ずに、
なるべくお金をかけずにそれを達成しようとする。

でも人間って弱い動物だし、
人とのつながりの中でこそ真価を発揮するものだから、
孤独で張り合う人もいない自宅学習は
挫折しやすいんじゃないかなぁ…

本気でそれに取り組みたいのなら、
一定のお金はかけるべきだし、
そういったところから計画を立てていかないと、
真剣味も出ないし、現実性にかけるんじゃないのかなぁ…

そこまでやってダメならあきらめもつくけど、自分の中に、
未だ本気で取り組んでいない自覚がずっとあるから、
「来年こそは、来年こそは…」と、達成感の無い中途半端な状態を
長く続けてしまうんではないの?

科与子さんのご主人が司法試験に受かる日は来るんだろうか?
私はなんとなく来ないと思う。
科与子さんはとても評判のいいお薦めのスタッフさんだけど、
二人とも結局は「こっち側」の人になっちゃうんじゃないだろうか。

かく言う我が家も夫は独立した9年後に自営業をたたんでおり、
現在ご亭主は警備員で、保険もなく身分的にはフリーターである^^;
長男の大学の奨学金の申請時に「主たる家系保持者」のところに
私の名前を書いたら、長男が「うちってそうなの?」とびっくりして、
以後遅い残業にも一切の文句を言わなくなった。

その長男が来年の就職に当たって、
「もし全部ダメならお母さんのところで雇ってよ」と言うので、
「あ~、ダメダメ。
 こっちの道に入っちゃったらなかなか抜けられないので、
 やめた方がいいよ。」と、冗談なのに思わず真顔で言ってしまった。

私は、優秀で意欲的なスタッフ達が
キビキビと働いている自分の担当出向先を、
とても誇りに思っているけど、
その心のどこかで彼らの将来が案じられ、
「安易にこっちに来ちゃダメだ!」と、
警鐘を鳴らしたくなる気持ちも確実にあるのだった。

「いやぁ、お陰さまで生活もやっと安定したし、
 今は幸せですよ。」
そう言っていだけるのが私の心の救いではあるんですが。




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2006.04.06

規則ですから

増員や前任の退職など必要に迫られて、
その班のリーダーさんを新たに決めなくちゃいけないとき、
適任者がまったく見当たらないという事はあまりなくて、
集団の中での振る舞いなどを見ていると、
候補者は自然に絞られてくるし、
衆目の見るところはだいたい一致している。


ところが、ポイント制が導入されて、
契約スタッフは期間ごとに通信簿よろしく、
各項目で「評価」されて時給も変動、
それに伴いリーダーへの昇格も
点数的な条件が設定されちゃったのよ。


ま、リーダーさんになる人なんだから、
普通はそれでも問題なかったはずなんだけど、
厄介なのは、その中に某検定に合格しないと、
規定の点数がもらえない項目があって、
総合得点ではなく、各項目すべて○点以上となると、
今の候補者達は全員ここで引っかかる。


以前から「取れ、取れ」と、
企業さんから口を酸っぱくして言われてきた検定なんだけど、
実はそれって対外的なステータスはあまりないし(笑)、
しかも企業内では少々特殊である
私達の業務にはあまり関係が無いし、
確かにそれを受けるために勉強したほうがいい、
ほとんどの他の課の社員やスタッフ達と違って、
私達のグループは、今までそれに対して、
どこか冷めていて熱心でない空気があったのだった。


それじゃグループ内では皆同じかというと、
実は他から移動してきてまだ日の浅いスタッフや、
就職活動の一貫としてすでに取得済みで入って来た新人や、
職場では協調性がなく仕事もさほどできないのに、
なぜか資格取得にだけは熱心な人達とかはそれを持っていて、
新しい制度は、そんな彼らに真っ先に昇格資格を与える、
なんとも気乗りしない状況となってしまった。。。


これは、はっきり言って、キビシイよ。


だから、正直私は不服だったの。
そして早速自分の日記で愚痴ろうと思っていたのだ(笑)。
制度だから、仕方の無いことなんだけど、
周りも本人もその気でいる順当な昇格がキャンセルされ、
「え?なんで?」と思う人を班長にしなければいけなくなると、
円滑な運用は望めなくなり、班の今後は大きく変わっちゃう。。。


でも、それを書いている最中に、
180度違う結論と作戦が浮かんでしまったので(笑)、
せっかく書いた長文(爆)は、陽の目を見ずに没となった。


    *    *    *    *    *    *


いえね、今私達のグループは人数の増加に伴って、
リーダー役の早急な設置を迫られているんですが、
向き・不向きを勘案せずに、単に得点だけで昇格させる
という事に関しては、弊害はそれなりにあると思うんですよ。
問題はきっと発生するし、当初の人選で見込んでいた
体制の強化にはなかなか至らないと思う。


そもそも長年人を見ていると、
最初から高い能力を持っている人にとっては、
それがないと希望の仕事にありつけないといった
就業の必須資格でもない限り、
あまり切羽詰った必要性や魅力を感じない事が多く、
今回のルール適用前に昇格した今の班長達も、
誰一人としてそれを持っていない。


優秀なメンツ揃いの班長達の中で、結果的に
「この人はリーダー職には不向きであった」と思われる人だけが
唯一それを持っているというのも、象徴的な話だね^^;


だけどクライアント企業さんに、
できるだけ取得を推進するよう、
強くお願いされている契約会社側の当方とすれば、
各社の協力姿勢をシビアに見られている昨今、
他社のスタッフと比較して、
検定合格者が極端に少ないというのは、
グループの個別事情などまったく考慮されることなく
スタッフの品質を問われる話でございまして、
煽っても一向にその気になってくれない班長達には
内心不満があったわけよ。


班長が検定に前向きでなければ、
スタッフもそれに習ってしまうし、
そもそも自分で検定を取っていない班長が、
スタッフにそれを強力に勧められるわけもない。


だいたいうちの班長達は、某検定の意義そのものに懐疑的で、
「取ったって何のメリットもない」とあからさまに批判する人もいる。
確かに私達のグループには業務的に必要のないものだし、
普段接していない知識の検定だから、
他の課のスタッフよりも非常に不利で
「公平性に欠ける」という意見もうなずける。


でもねぇ、私はそれを取って、
「無駄」って事は全然なかったよ?
むしろ、「そういう事だったのか!」と、
目からウロコ的な発見も多かったし、
普段あまり関わることのない
他の課の業務に関する知識も深まり、
見識は結構広がったと思う。


組織の中ではマイナーな業務に携わる私達にとって、
その検定は、
生物の教師なのに昇任には化学の検定が必須!
と言われているようなものなんで、
「不利だ」「無駄だ」と不満が出るのはわかるんですが、
実際に受けてみると、そんなに無関係でもないよ?


むしろ、私達のグループの、
もっとも苦手とするところが網羅されているので、
皆さんが思うよりは、メリットは大きいと思う。


    *    *    *    *    *    *


先週、昇格についての新制度の適用開始を
突然主任から聞かされ、
それについてのやり取りで納得の行かなかった私は、
昨日の朝も、通勤の車の中で、
そのときの主任とのやり取りを何度も頭の中で反復していた。


「だったら得点さえ満たしていれば誰だって良いって言うんですか?」
「もちろんそういう事です。規則ですからね。」
「新人でも経験の浅い人でもリーダーには向かない人でもですか?」
「はい、そう言うことになります。規則ですから。」


この人は、人はすごくいい人なんだけど(笑)、
結構融通の聞かないガチガチの規則遵守派なので、
何かの制度に変更が出ると、手のひらを返したように、
方向転換しちゃうところがあるんだよねぇ。。。


いや、逆だな、ソレ。
状況に応じて変わっていく制度やルールに、
軽やかに適応していけないので、
そのたびに、周囲の正社員や上司達から、
「だから今はそうじゃなくて…」と強く釘を刺される事が多く、
そうやって寄ってたかって軌道修正された結果として、
これまた極端な方向転換に、走ってしまうのだろうと思われる^^;


「規則ですから」


いつになく、けんかを売ってくるようなカチンと来る口調に、
スタッフが快適に仕事できるような職場を願って、
毎回真剣に人選に頭をひねってきた自分の仕事を
真っ向から否定されたようでもあり、面白くなかったのですが^^;
(要するにそれだけかも(笑)…)


「規則ですから」


何よ、それ。
何よ、その180度方向転換するような言い方は…
他の課の主任達は、与えられた新しい制度の中で、
今までの自分達の意志がどうすれば生かされるか、
何度もルールの詳細な確認を本部に求めたり、
抜け道を必死に探して(笑)、対策を練ったりしているのに、
うちの主任は、無条件にベクトルを変えるので、
こんなときは、どうにもやりづらい。
本当に、グループの将来を真剣に考えてんの?


「規則ですから」


わかったよ、そこまで言うならやってみりゃいいじゃん。
えぇ、えぇ、わかりました。
今現在昇格資格を満たしている人は
ご希望どおり全員班長にしてしまって、
それでどういうことになるか見てみたらいいじゃん。。
(ヤケクソ↑)


「規則ですから」


今からでも十分予想されるスタッフ達からの
承服しかねる声が出てきたら、
私も彼らにそのように言い放ちますから。
それでいいんですね。


「規則ですから」


ルールとしてそのような規定が定まってしまった以上、
自分の後継者と思っている後輩が資格を持っておらず、
そういった働きかけも全くして来なかった、
現班長達には残念ながら反論の余地はないし、
他のスタッフも同様である。
検定の受験は、私も契約会社も以前から勧めている。
「ステータスが無い」というのは、誰でも取れると言う事で、
きちんと勉強すればさほど困難なというほどのものではない。
むしろ、一般の人達が一から取り組むよりは、
(いくら畑違いでも)私達のほうがはるかに有利である。


「規則ですから」


悔しかったら、みんなで検定取ればいいじゃん。
どうせ、面倒なのと落ちるのが怖いから、
ガタガタ言っているんでしょうけど、
自分達の納得のいかない人をカシラに仰ぎたくないのだったら、
みんなで検定を取って、数あるの候補者の中から
衆目の一致する人選がされるよう、
自分達で頭使って努力しなさいよ。
まずは、検定取らないとヤバイぞと皆が思うぐらいの
雰囲気を全員で作ってよ。


「規則ですから」


!!!
あ、その方向性も悪くないなぁ…


    *    *    *    *    *    *


うちの課のスタッフ達は、
古い人ほど、反骨心旺盛な社員達に影響されて、
常に「反体制」の気風で、規則やルールを軽視する風潮がある^^;
何に対しても、まずはひとこと異を唱えないと
気がすまないようなカラーがある。


ですが、そうやって自己都合の反対ばかりしていると、
すでに会社が一丸となって盛り上がり始めている、
今現在の社内の空気にはじき出され、
井の中の蛙になっちゃうよ?


同じ自社のスタッフでも、他課に所属している人達は、
不利と思える業務の課でも、
それぞれに努力して続々と合格しているのに、
皆さんが反論ばかり繰り返しているのは、
ひとえに自信がないからではないの?
この状況を変えていくためには、
何かの爆弾はあったほうがいいのかもしれない。


「規則ですから」


何をどうあがいても、資格のある人が最優先という方針が、
ぶれることなく貫かれていけば、
彼ら・彼女らの意識も少しずつ変わってくるだろう。


思えば、私達が就業したばかりの頃は、
班内が非常に技術スキル重視のムードで、
どんな小さなことでも
「知らない」「できない」「わからない」という事が、
とても恥ずかしいことだった。


だから、私達同期5名は、
そのムードに煽られるように、必死で勉強しあい、
兎にも角にも早期に一人前になる事が出来たのだ。


あの当時と比べたら今は、
「何が何でもこれを覚えなければこの先ここで生きていけない」
みたいなテクニカルな緊張感はあるだろうか?


鬱、パニック症候群、神経症など
メンヘル系と思われる早期退職者が過去に続いてしまい、
「育成はじっくり時間をかけてゆっくりでいいよ」
と指示が出ている社員の温情に甘えて、
自分の未熟さに問題意識を感じることなく、
自己満足に陥ってはいないか?


そんなぬるま湯傾向のグループに、
波紋を投げかけることができるのなら、
これは乗ってみてもいいような気がしてきた。


「規則ですから」


そうだね。職場は多少の不条理があったほうが、
人の気持ちがピシッと引き締まる事もあるのだ。


何より今の候補者の方達は、
上からの指示には素直で誠実である。
これはある意味ありがたい。
移動者に関しても、従順であまり反発しない地味なタイプだから、
以前の課が業務縮小になると、
真っ先にに移動の候補になってしまうわけだ。


「自分は前に出て行かないキャラクターでいつも損している」
と、もしも常々感じているならば、
この機会にリーダー職に引き上げて、
活躍の場を提供してあげるの悪くないな。
彼らは人を引っ張る活力が不足しているだけであって、
完全なる不適格者というわけでは決してないのだ。
立場が人を変えていく事だって、十分にあり得る。


「規則ですから」


主任の態度には納得行かないところもあるけど^^;
メリットが全然ないわけじゃない。


ちょっとてのかかる事態にはなりそうだけど、
それで行ってみようかなぁ…
せっかくの制度だから、いい方向に生かしてみよう。
そんな風に気持ちを切り替えた私でした。


翌日、私はそれまでの姿勢を翻し(笑)、
現在の資格取得者を全員班長に昇格させるように
課長と主任に提案した。


まずは走ってみようか。

2006.04.02

あぶらむしとままこ

昨日、気が向くと読みに行く「らんきーブログ」というブログで
「お楽しみに♪」 はいつの日かという記事を読んだ。


ライブドア以降、様々な情報が入り乱れて、
「面白いもんだな~」と巡回し始めた、
blog群のひとつだったんですが、
主題の民主党前原代表の辞任よりも、
記事中の「あぶらむし」の話が、私の興味をひきつけた。


余談ですが博多では4~5歳の遊びのルールがわからない子でも「あぶら虫」と本人らにはわからないように呼んで、遊びやゲームの得点や重要な役には入れないけど仲間には入れてやったりして、皆と同じように遊ばせてやるような決め事があった。


うん、うん、そうそう!
私のところでも同じルールがありました!
私達はそれを「ままこ」と言っていたんだけど、発想は全く同じ。
仲間には入れてあげるの。低学年でも幼稚園児でも。
でも勝敗には絡ませないの(笑)。


ままこは、かくれんぼで見つかっても鬼にはならないし、
鬼ごっこでもターゲットにはならない(笑)。
みんながキャーと言って逃げれば一緒に叫んで逃げるし、
「隠れろ!」と言われれば隠れるし、
右に走れば自分も右に走るけど、
要するに盆踊りと同じく周囲の人のまねをして、
参加気分だけ味わっているゲストのようなものだ(笑)。


が、遊びというものは、
勝負がかかっていればいるほど、
ノリの悪いメンバーは入れたくないわけで、
今思えば、ルールも理解できないような
そんな手ばかりかかる幼児を
なぜ混ぜてあげていたかというと、
「異世代交流」とか「みんな仲良く」とか
私達が思っていたわけもなく(笑)、
要するに、それが単なる習慣だったからだ。


最初は誰も皆「ままこ」として集団に入れてもらい、
やがて運動能力もついてルールが理解できると、
「ままこ」じゃなくなる。
それを決めるのはリーダー役の6年生だったけど、
一度「ままこ」じゃなくなっても、やっぱり調子悪くて
元に戻ったこととか…あったのかな??


いつのタイミングで「ままこ」じゃなくなるのかも
もうすっかり忘れちゃったけど、
あれはやっぱり伝統として伝わっていた
いい習慣だったと思う。
弱いもの、劣っているものでも仲間に混ぜることができて、
それでいて勝ち負けや遊びの面白さなど
自分達の大勢に影響が出ることがない。


「ままこ」は幼稚園に入る前から
すでに地域の遊びのグループの一員で、
集団のルールや雰囲気などを、
言葉じゃなく一緒に行動することで、
肌で覚えていけたんじゃないかな、と思う。


    *    *    *    *    *    *


私が小さい頃、4階建て1棟24戸の当時の官舎では、
ほとんどの家に中学生以下の子供がいて、
遊びの集団の人数は常に10数人。


それに隣のバス会社の社宅の子供達一派や
米屋のチエちゃん周辺のグループが入ると、
30人近くにも人数が膨れ上がった。
そのときの流れで、今日はやたら人数が多いな~と
思う日もあり、けれど人が多いのは壮観でうれしかった。


リーダーは6年生と決まっていて、
中学になるとそのコミュニティから卒業する。
学校から帰ると宿題なんか誰がやるか?って感じで、
北側の窓から人の集まり具合を眺め、
頃合を見て階段を下りて行くときもあれば、
仲よしと約束して女の子数人でゴム跳びなんかしていると、
それに「ま~ぜ~て!」と、どんどん人が混ざってきて、
細々としたゴム跳びから
跳び縄を二本結んでつなげた大縄跳びに切り替わったりした。
なんか本当に学校で遊んでるみたいだったよ。


そういえば、「やーめた」「一抜けた」などのセリフで、
遊びに飽きてくると次々と離脱表明が発せられて、
それじゃ次に何をしようか?というときに、
年齢の順に並んで、小さいほうから、
希望を聞いていくなんて習慣もあったなぁ…
そこで何が出たって、
結局6年生が決めたりするんですけどね(笑)。


私は仲間の男の子の三歳の妹のミカちゃんが
「ままこ」だった時のことをよく憶えているけど、
自分が「ままこ」だった時のことも少し覚えている。


確かままごとで寝たきりの病人の役を
やらされたんじゃなかったかなぁ。
それで目をつぶっていたら、
お母さん役の順子ちゃんに鼻の下を
エノコログサでくすぐられて、
思わず笑い出したら、
「動いちゃダメでしょ!」って怒られたんだった。


あ、「動いちゃダメ」なんだから、
死んだ人の役だったのかもしれない(笑)。
小さい子供同士の遊びなんて、
死人も病人もなんでもアリ!だからね~(笑)。
参列者がお線香立てて拝みますから。
で泣きマネとか本気でしますから、シナリオ上(爆)!


そんなの大人が見たら、当時だって
「やめなさい!」って言っただろう(笑)。
が、大人は一切関わってないので、
知る由もない。


なんたってままごとはリアルな人生の縮図なので、
お母さん役の人がお父さん役の人に、
「またお酒ばかり飲んで帰ってきてっ!」とか、
「浮気したでしょっ」とか毎日やっていたような気がする。
ま、これが子供の現実ってもんですよ(笑)。


何の悪意もなく天真爛漫にやっていても、
変な意味をあとからくっ付けるのは「大人」ってことで
片付けちゃいましょう、この場合は^^。


    *    *    *    *    *    *


私が小さい頃は、そんな集団遊びに明け暮れた日々だったけど、
実はそれも私達が最後の世代だったかもしれない。
すでに学区の中では仲よし同士の数人で遊ぶのが一般的で、
当時の私達のように幼児から小学生まで男の子も女の子も
一緒になって遊ぶスタイルは、私のように官舎に住んでいるか、
国鉄アパートや警察アパートの子供達に限られていたと思う。
この方式は、湧いて出るぐらい子供の多い地区で
毎年世代交代が発生するぐらいでないと成り立たないのだ。


しかも私が高学年の頃には、少年野球が盛んになってきて、
男の子達が練習日にはいなくなってしまったし、
女の子もバレーボールが流行って、
高学年の気持ちは遊びよりスポーツに向かってきちゃったしね。
あの小学校の学区では、本当に最後の集団遊びコミュニティ
だったんじゃないかと思う。


    *    *    *    *    *    *


子供が生まれて親と同居することになり、
両親が建てた家のある今の地区に来たときは、
子供達が全然集団で遊ばないので、
もうびっくりよ。


農家の子は自分の畑か庭先で幼稚園までは兄弟だけで遊ぶ。
一戸建ての家の子は隣や近い家の子とだけ遊ぶ。
当時横浜の中区にいた妹が、
「お姉さん、今のアパートは
 私達が昔住んでいたYアパートみたいに、
 小さな子から大きな子まで今でも集団で遊ぶんだよ!」
と懐かしさと驚きの口調で話していたのとは大違いだなぁ。


そしてどこの家の子供達も本当に大人しいのだ。
女の子なんか、大きくなっても自己主張がないよ?
いや、男の子もそうだな。
子供会の役員なんかやると、お母さんばかりが元気で、
子供は言われたことをやるばかり。
うちらはこんなじゃなかったな~
(だいたい親の出る幕なんかなかった。
ていうか親なんか入れなかった。ヤダもん(笑))
と思うと、懐かしいやら物足りないやら。


私は自分が風呂がなくトイレも共同の家ばかりの
住宅密集地で育ったせいか、
生意気で口が達者で小賢しい密集地の子供達の
パワフルな感じが大好きなのだ。
だって多かれ少なかれ人にもまれて生きているから、
みんなタフでエネルギッシュなんだもの(笑)。


私は、そんな自分を育んでくれた
あの頃のあの地区がとても好きだし、
小学生の時期をあの場所で過ごせたことを、
とても誇りに思うし、宝物のように思っているんだよね。
本当に素敵で楽しい子供時代だったと心から思っている。


私は6年生で転校しちゃったので、
当時の仲間とはそれきりで縁が切れ、
今はもう、誰がどこにいるのかも全然わからないけれど、
あの時の仲間達の誰もが、「あの頃はとても楽しかった!」
と、絶対思っているはず。


そんな事を思うにつけて、
やっぱり子供は幸せでなくちゃいかん!と、
強く思うわけです。


    *    *    *    *    *    *


あぶらむしの話から、えらく脱線しちゃったけど、
子供の数自体が少ない現在では、
いい伝統もどこかで途切れちゃうのは仕方ないんでしょうね。
人間は異質なものを排除するようにできているので、
一度伝統が途切れてしまうと、誰もそこに歳の違う
新しい仲間を無条件に迎え入れようなどとは思わないでしょうね。


市内でも北のほうでは、
高校を出るまでは地区のリーダーとして、
小中学生の行事に参加する習慣の場所もあるようで、
彼らは大人になっても変わらず一緒に遊んだり、
結構結束が固いようです。
彼らも若いのにそれを語ると熱いですよ~。
地元のお祭りで再会するのがルール?らしいし(笑)、
それもまた、地域の伝統の形なんでしょうね。


駅東部地区の再開発で、
借家やアパートじゃなく持ち家だった人も、
立ち退きでバラバラに散ってしまった私達。
みんなどうしているかなぁ。


2006.04.01

連絡の取れない人

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携帯電話の普及で
固定電話を持たない人が増えた。

それをとやかく言う気はないよ。
携帯で事足りるのなら、
わざわざ高いお金を出して、
電話線を引く気にはならないし、
その余裕もない、というのは理解できる。

でもさ、であるなら尚更、会社からの連絡には、
相応の公私の区別を持って出ていただきたいわけで、
「出たくないから出ない」
「どうせ内容はわかっているから留守電も聞かない」
では、こちらとしては連絡手段を絶たれた感じで、
まさに打つ手を失ってしまうのだった。

    *    *    *    *    *    *

「欠勤が多い人の周辺」
「ダメな奴はリーダーにしちゃえ」で書いた
繭香さん(20代前半/女性スタッフ/仮名)は、
その後一度も出社することなく欠勤がずっと続いた。
前半の一週間は、葬儀の後片付けの手伝いのため。
後半は、それによる体調不良のため。

ちょっときつく言い過ぎて出社に恐怖感を持ってしまったかな?
と思う反面、誰かがあのぐらいきつく言わないと、
職場の規律は保てない、と思い直したり迷いは残る。

早朝に欠かさず欠勤連絡が入るものの、
こちらから電話を入れると100%留守電で、
メッセージを入れても「折り返し」が来ない。
何度電話をしても、こちからかは連絡がつかない。
そんな日が、何と二週間も続いた。

欠勤連絡はマメなのに出社してこないというのは、
メンヘル系の要因でリタイアするスタッフさんの場合は、
よくあるパターンだ。
辞めたくないからきちんと連絡は入れるものの、
体がついていかない。

でも、彼女の場合は、なんかそうとは思えないんだよね^^。
いや、広義にとらえると彼女もそうなんだと思うけど、
たぶん、キツイ口調で突っ込みを入れた私とは、
もう二度と話したくない!という事でもあるんだろうな。

契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)が電話しても、
同じ状況なので、
これはもう自分がなるべく早く出社して、
彼女からの電話を捕まえ、
直接話をするしかない…と思って早出し始めると、
なんと毎回出社したときにはすでに連絡が入っていて、
その時間がこちらの思いを見透かすように、
日に日に早くなっていく。

私達の職場は24時間体制で「泊まり」があるので、
いつの時間に電話をしても受け付ける人はいるわけですが、
頑張って早起きして7:00に職場についたときにはすでに、
「繭香さんから欠勤連絡入ってます。」
「え?何時に?」
「6:00過ぎだったかなぁ…」
って事になると、「もう、いいや」と思うよ、誰だって(笑)。

朝が得意な人とは思えないので、
オンラインゲームなどで夜通し起きていて、
夜が明けて寝る前に連絡をよこすのだと思う。

    *    *    *    *    *    *

実はその前に、契約会社の方に電話があって、
細川さんとの話し合いの結果、
「仕事は続けたい。来週は必ず出社します」
という確約が取れたので、
「そこまではっきり言うのなら月曜は来るだろう」
と思い、私も先週の月曜は少々油断していたのだった。

が、やはり彼女は来なかった。
てっきり来るものと思っていたので、
さほど早くは出社せず、
「体調が悪いので行けません」
という連絡を自分が受けることはできなかった。。。

でも、これはもう「潮時」なのではないか?と思う。
「絶対行きます」と約束したのに来れない。
同じ班のメンバー達はすでに彼女の復活を全く期待していない。
いやむしろ、「さっさとカタをつけて欲しい」とさえ思っている。
この状態で万が一復帰できても、
有形無形の風当たりが強すぎて、
早々にまた連続欠勤に陥ってしまうだろうな。

その後もこちらからの連絡は相変わらず取れない。
しかも今までは留守電だったのが、
最近では電源そのものを切っているようだった。

そもそも、やっとこさ契約会社と話のできた、
その「就業続行の意思確認」だって、
細川さんがついに強硬手段を決意して、
応募書類に記載のあった緊急連絡先に電話をして
ご家族に「連絡が欲しい」旨の伝言を強く依頼したからだった。

契約スタッフの中には、
勤務先を家族に伏せている人もいる。
前の会社を辞めてしまったことを家族に隠したまま
もう数年も働き続けている人もいるぐらいで^^、
電話の向こうにどんな事情があるかわからないし、
直接ご本人に用件を伝えることができるので、
携帯電話に連絡を入れるほうが多いんだけど、
この場合は繭香さんも文句は言えないと思う。

記載のあった連絡先は、
最近引っ越して実家に戻った繭香さんの
「ご家族の携帯電話番号」で、
家族の方は仕事中であったが、事情を話すと、
「帰ったら繭香に伝えます」と、伝言を快諾してくれたそうだ。

それで私達は少し安堵した。
これでご実家が遠く、
実家のご家族からも連絡が取れないようであれば、
このまま彼女が連絡を絶ってしまった場合、
貸与品の回収すらできなくなる。
「IDカードを返してください」のような思いは、
もう御免なのだった。。。

最近私は、「身元の確かな人」という
言い古された言葉がよく頭をよぎる。
確実に連絡が取れる事をもって「身元の確かな人」
というのであれば、現実は「身元の不確かな人」が
どれほど多いことか。

携帯電話は仕事が終っても
バイブを解除し忘れて着信に気がつかなかったり、
ビルの中の居酒屋さんなどに入ってしまうと、
電波が届かない事もあるので、
いつでもその場で話ができるとは限らないけれど、
急ぎの用件があって至急連絡を請うメッセージを残しても、
「折り返し」が来る人と来ない人が、明確に分かれる。

というか、そこで「折り返し」の来ない少数派の人達は、
そもそも留守電を聞いているのかさえ疑問である。
そしてそのキャラはみんなどこか似通っており、
私の職場では依存的にネット好きな独身の若い人達に多い。

彼ら・彼女らは提出物もなかなか出してくれない。
携帯を変えても、引っ越しても、届を出さない。
たいていの人が
「住所が変わったんですけどどこに連絡すればいいですか?」
「申請の用紙ってありますか?」などとすぐに聞いてくるのとは違い、
どこかで大きく一線を画している気がする。

    *    *    *    *    *    *

私の出社は誰よりも早い。
最近では、勤怠連絡を夜勤明けのスタッフに任せておくよりも、
自分が直接受けたほうがいいと感じて、
できるだけ早めに出勤しているのですが、
そんな木曜日、私が出ると切れてしまった電話があった。
繭香さんだ。そう確信する。

その日、繭香さんからの欠勤連絡はまだ入っていなかったけど、
毎度その時間にはとっくに連絡が入っている時刻だったので、
もう電話を入れる気もないんだろうな…なんて
ノホホンとしていた矢先だったのだ
まったく毎度毎度、この人には裏のかかれっ放しだよ(笑)。
何かが天才的だ(笑)!

職場の電話は、受話器を取ってから出ないと、
相手先の番号が出ない。
それも受話器を置くとすぐに消えてしまう。

不意のことだったので、心の準備がなくて、
「もしもし?もしもし?」と呼びかけて、
そのまま切れてしまった電話になすすべがなく、
私は自分の手際の悪さを後悔した。

早速、繭香さんの携帯番号を調べて手元にメモしていると、
また電話が鳴った。
取った瞬間に表示された番号は
やはり繭香さんの携帯番号だった。
咄嗟にそこだけ記憶したさっきの番号と
下4桁が同じだった。

が、ここでも私は失敗をした。
相手の出方を確認したい気持ちもあって、
通常の名乗りをしてしまったわけですが、
そんな事をせずに「繭香さん、切らないで!」と、
ダイレクトに呼びかければ良かったのだ。
が、やはり電話は切れてしまった。

長く人の勤怠に関わっていると、
他人の行動には感情など全くない。
「私が出たから慌てて切ったんだなぁ…」と、
ドライに思うのみだけど、
こんなときは、「私ってまだまだ甘いな^^」と、
自分の踏み込みの足りなさを未熟に思う。

でも、「あ~、これで今日の連絡はもうないだろうな…」
と、思っていると、なんと三度目の連絡が入った!

それは、全員が一同に集合して輪になり、
主任に朝の連絡事項に耳を傾けている真っ最中!
呼び出し音とともに各自の机上の電話機の
一番のランプがいっせいに光ったので、
「アタシに取らせて!」と叫んで(笑)、
みんなが見ている前で受話器を上げた。

取った瞬間に、繭香さんの携帯番号が表示された。
もう名乗らない。いきなり話し掛ける。
「繭香さん?繭香さんでしょ?電話切らないで。」

本当は、こんな…皆さんが集まり注視しているところで、
舞台裏のドタバタは見せたくはないよ。トホホ。
入ったばかりで希望が一杯の新人さんも多数いる。
彼らが何をどう感じるのか、それも心配。

でも、このチャンスは逃したくないんだよね。
「繭香さん、電話機を切り替えるから
 切らないで。いいね?切らないでね。」
そういって、朝礼の輪の中から
慌しくバタバタと遠くの電話に走っていく私を、
彼らはどう見ただろう。

    *    *    *    *    *    *

繭香さんは、その間、電話を切らなかった。
たぶん自分なりに出方を考えて電話してきたのだろうと思う。
だって私、無言で切れた電話のすぐあとに
彼女の携帯に速攻自分の携帯から電話したもんね。
すると留守電に切り替わらずに、コール音がずっと鳴っていた。
きっと、どうしたものか…と表示される発信番号を
手元でずっと見つめていたのではないかと思う。

「私と話するの嫌?二回とも切れたよね?」と言ったら、
「いえ、電波が悪くて切れちゃったんです」と言った。

「んなわけ、ないべぇ?(-_-;)」と思いつつも、
「あ、そうなの?」とその辺はスルーして、
「5分後にもう一度電話するから必ず取ってね?取れるよね?」
と約束させる。
どんなに場所を変えても、この職場からでは、
微妙な話はしにくい。人にも聞かせたくない。
きちんとした話を時間をかけてしたい。

速攻、契約会社の細川さんに電話して、
「とにかく今なら出るから、今すぐ繭香さんに電話して!!」
と早口でお願いして電話を切った。
あとは細川さんに任せよう。細川さんならうまくまとめてくれる。

    *    *    *    *    *    *

そして、何度かの話し合いの末、
繭香さんは退職となったが、
細川さんが契約会社に来てもらう約束をした日に
またまた彼女は来なかった。
返却物を持参するようにお願いしてあったのに、
「生理痛がひどく、ぎっくり腰のような状態になり、
 一歩も外に出られない」という理由で連絡はあったらしい。

私達契約会社の人間は、
どんな言葉尻を捕らえられて「違法」だとか「訴える」とか
相手が言い出してくることに少々怯えているところがあるので、
(私達は経験がないけど)
第三者の方が聞いたら、「甘い!」とイライラするような
対応をせざるを得ないときが多いのですが、
さすがの細川さんでさえ、
「あきらかに"あり得ない"と誰もが思うようなウソを
 どうして平気でスラスラとつくんでしょうね?」
と、憤っていた。

そうだね。繭香さんはウソがヘタだ。
「そんなわけないだろ?」と誰もが思うような理由をつける。
だから、「仕事をなめている」と同僚の皆に言われちゃうのだ。
似たような事があっても、寸前の手前で切り抜けて、
「怪しい」と疑われつつも、一見何事もなかったかのように、
普通に仕事に戻っていく人もいるのに、
妙に損な虚言癖が身についちゃっているようにも思える。

「繭香さんて、損な人だよね」
そう細川さんに言ったら、
「そんな事、ないでしょう?
 他の人は同情の余地があるのに、
 繭香さんの場合は、あきらかに、
 『あんたが悪い!』と言いたくなるような
 事ばかりだもの。」と返って来た。

そうなんだよねぇ。。。
でも、ご家族的に何かの屈折は抱えてそうだし、
そうなるに至った生い立ちなんかがありそうに思えて、
本当は、もっともっと繭香さんと腹を割って話してみたかった。
そこで本音を語るような彼女じゃないけどね^^。

例え正社員じゃなくとも、ほとんどたいていの人達は、
常識ある「大人」として、何の問題もなく働いている。
提出物はきちんと期限まで出してくれるし、
住所や携帯番号が変わったときは届出を出してくれる。

繭香さんは一度引越しをしているのに、
住所変更の届け出が再三の催促にも関わらず、
いまだ行われていなかったので、
郵送物も次々に戻ってくるし、
実家に戻ったというのは聞いたけど、
その実家がどこなのか?市内なのか周辺部なのか?
今はどこに住んでいるのかさえわからない。
こちらからの連絡は、以前から「折り返し」の来ない人だった。

そんな人は採用するな!といわれればそれまでだけど、
これもまた付き合ってみないとわからない部分なのだ。
面接の前後や、就業開始の頃は、
誰も皆一見きちんとしていて、本当の姿は見えないですからね。

偏見になるかもしれないけど、
きちんとしたご家庭できちんと育った人には、
そのような人の割合が少ないようにも思う。

学歴でも生活格差の面でも、
二極分化が進んでいるというけれど、
普通の会社で普通に仕事できない人の割合も、
前よりは増えているんじゃないかなぁ…

今は現地での新規採用をしていないこの職場は、
正社員として入るためには、
もしかしたらものすごく狭き門なのかもしれないし、
入ってもこの部門には来ないのかもしれない。
いずれ正社員の側に変な人は?いない^^。
若い正社員はいないけど、契約スタッフを入れ始める前は、
家庭を持った男性ばかりの
常識ある組織的な職場だったと思う。

だから、当初はそういったよろしくないスタッフが出るたびに、
「何か職場に問題があったのではないか?」
「いったいどうしてそんな事になったのか?」と、
課内の社員達にも周囲の私達にも
心なしか自責の念というのがあったんだけど、
この頃は社員達も、(いい意味でも悪い意味でも)
すっかり慣れて来てしまって、
「そろそろ次の人を用意したほうがいいんじゃないの?」
「繭香さんは、もうダメだろ?」
なんて早いうちからあっさり言ってくる。

仕方のないことだけど、当たっているわけで、
残念だなぁ…と、思う。
どこぞの掲示板で、「外部スタッフは人の質が悪い」
などと書かれていると、「うちはそんな事はない!」
と反論したくもなるんですが、最近は旗色悪いです。。。

と同時に、そんな私達にここまで依存しちゃっていいの?
と企業さんに対しても思うし、
経費だけを考えて自社の人間を
時間をかけて一から育てることをしないと、
将来的に実体のない企業になっちゃうんじゃないか?と、
老婆心ながら心配してしまうわけです。

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