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2006.03.04

ポジティブな課長

金曜日の昨夜は、出向先の鈴木課長(50代前半/男性/仮名)
を囲んでお酒を飲んだ。


会社にとっては取引先の担当者ということになるんだけど、
うちの所長(30代前半/男性)とは
商売抜きで意気投合しているところがあって、
久しぶりの「飲みましょう!」に、
私達女性陣にもお声がかかった、というところかな。


私の通常の仕事場は出向先のほうだし、
そこに入った時の上司が鈴木課長だったので、
二年前に転任してきた自分の会社の所長よりも、
鈴木課長のほうが、上司として親しみがあるし、
気心の知れているところがある。


今は社内の移動で他の課に移ってしまったけど、
途中までは担当グループ「立上げ」のどさくさの中で
何度も指示を仰ぎに行ったボスだったので、
離れてしまった今となっては旧友?って感じもするよ(笑)。


そうね。2000年の年から、
人の移り変わりや業務・体制の変遷を
お互いつぶさに見てきたんだもの。
(私は転職、彼は転任、
 私と鈴木課長は今の職場に来た時期が同じ)


長年職場の土台を作ってきた実力のある上司達が
すっかり入れ替わってしまった今は、
昔語りのできる最後の課長って感じかなぁ。


    *    *    *    *    *    *


そもそも、
なんでうちの所長と鈴木課長が交流があるかというと、
うちの所長が着任当時の2年前、
鈴木課長の課が企業内では一大勢力だったからだ。


業務量の増大と共に、二週間ごとに○名という単位で、
継続的に人の増員があって、それでも間に合わずに、
今まで「課」としては取引の無かったうちの会社にまで
人のオーダーが入り始めた。


移動でご縁も切れたと思っていたのに、
「うちの課でもぷらたなすさんの会社に
スタッフを頼みたいんだけど…」
とわざわざ席までやってきて、
声を掛けてもらいとてもうれしかったな。。。


そして各社から入れた契約スタッフの数は
あっという間に膨れ上がって、
それでもまだ足りない!という混乱のさなかに、
その業務は突然大幅縮小になった。
ある時期を境に仕事がパッタリと入ってこなくなったのだ。


詳しくは書けませんけど、
発注先のグループ会社のウチ(出向先)が
発注先の完全子会社の別会社に、
仕事取られちゃった…って事になるんでしょうかねぇ。


余剰となったスタッフ達は、
替わって忙しくなってきた他の課にまとめて移動したりして、
(私の担当グループでも、自社他社併せて6名受け入れた)
自己都合で退職した人以外は、今も皆元気に働いているけど、
大きな花火を上げて始まった祭りの喧騒が引いた後のように、
スペースだけ広くて人の少ない机群や、
もう二桁の数字しか示さない実績電光掲示板、
そして、「○○センター長」という誇らしい肩書きが入った
鈴木課長の名刺などを見ると、無常だなぁ…なんて
思っちゃいます。。。


夜討ち朝駆けではないけれど、
トラブルが発生するたびに
どんな時間でもタクシーを飛ばして出社し、
現場で陣頭指揮を取っていた鈴木課長も、
最近は定時退社が多くなり、
「どうせダメだろう」と諦めながら声を掛けた、
古いスタッフの送別会に参加してくれたときは、
"元:われらが課長"の出現に会場はおおいに沸いたけど、
私は、「今は仕事も少なく、寂しくて人恋しいんじゃないのかなぁ」
なんて、思っていたりしてました。。。


私の担当グループもそうだけど、
新しい時代の新しい商品というのは、
落ち着くまでに相当な紆余曲折を経るものです。


    *    *    *    *    *    *


ところで、まさに「渦中の人」であったときの鈴木課長は、
いつも表情が険しく目も落ち窪んでいて、
何かの問題が起こったときに、
企業倫理をベースにした反論をしても、
とてもとても耳を傾けてくれるような雰囲気ではなかったのですが、
今は顔つきも話し方も元に戻って、
ようやく課長本来の人間味を取り戻したような気がします。


当時の課長の人が変わったような感じは尋常じゃなくて、
私、課長よりももっと上の部長に、
「最近、鈴木課長…、なんか変です。。。」
って、相談したことありましたもん。
部長も「あ、ぷらたなすさんもそう思う?実はオレもそう思うんだ。」
って同感してましたけど、それも過去の話になりました。
尊敬していたこの部長も今はいないし、まさに、
行く川の流れは絶えずして. しかももとの水ではないんですよね。


…といった状況で、今は共通の話題も
わざわざ酒席で相談をするような話題も無く、
一体どんな話の流れになるんだろう?なんて思っていたら、
鈴木課長、最近ピアノを始めたんですってよ。


娘さん達が大きくなって、今はもう誰も弾かないので、
ピアノがもったいないから俺が弾く!
とか宣言して、毎晩練習しているそうです。
課題曲は「スカボロフェア」。


おー、サイモンとガーファンクルですね!
と反応したのは私一人で、
おいおい、みんな受けてあげようよ(笑)!
と言っても、残りは皆(うちの所長も含めて)
30代前半以下なのでこれは致し方ないか^^;


でも、その話が最高におかしくて、
みんなで笑い転げたし、
「オレは○○ホールでいつかリサイタルをやる!」
とか言うので、
「それじゃ、チケットはこの三人にノルマ与えて
完売させます!(所長)」とか、
くっだらない話で盛り上がる。


それから、最近は「犬のしつけ教室」に通っているんだって。
は?何それ?


前の犬が死んでから、家族が皆心に穴があいたようになって、
最近また犬を飼ったらしいのですが、
「どうも、オレは犬に甘いんだな。馬鹿にされてるのかな(笑)?」
ということで、週に一度、飼い主と犬とが「お教室」に通って
歩き方?とかいろいろ指導されて帰ってくるんだそうですが、
これがかなり面白いとの事。
土曜が来るのが楽しみで仕方ないんだって!


あとは、プールに通っている話、
会社の同僚達とテニスをやっている話。


「俺はさ~、ホントは仕事、嫌いなんだよ(笑)!
ベルが鳴ったらさっさと帰りたい人なの。」
との言葉どおり、かなり充実した時間を過ごしているようでした。


鈴木課長はさ、「まずは今目の前にあるものを大事にしよう」
という考えの強い人で、人の使い方とか、
契約会社との関係の結び方とかがうまくて安心できるんですが、
「いまがそうなら、乗るしかないだろ?」みたいなところが、
私と同じなので(笑)、話しやすいんですよね。


以前、別件において
「どうせコケちゃったんだから、せっかくコケたこのついでに、
 いいチャンスだから○○もやめちゃいましょうよ。」
と持ちかけたときに、「何、言ってんだ!」と叱られましたけど、
そのあとに、ツカツカとやって来て、
「さっきのさ、あの案、いいね(笑)」なーんて事もありましたし、
「材料を生かす」という点で結構共感があるっていうか。
しかも、適度に大雑把でいい加減(笑)。


一体何を教えに行ったのか謎ですが(笑)、
青年海外協力隊に二度も参加して
アジアとか南米とか行った人ですから、
もともとタフで明るくて細部にあまりこだわらない。


愚痴とか「あのとき実はこうだった!」みたいな
過去の打ち明け話とか、
過ぎた話が中心になると思っていたら、
いやー、まさに現在進行形の面白話ばっかり!
変に心配なんかしていたことを恥じるような気持ちで、
「やっぱり課長は課長だな~」と帰宅しましたわ。
葛藤はあったはず。でも過ぎた話はしないんだね。
それが「男のプライド」ってもんでしょうか。


でも、所長?今の鈴木課長と酒飲んでも、
あんまりメリットありませんよ?
出向先の各担当の力関係は次々と入れ替わってます。
気の合う鈴木課長とばっかりコンタクト取らないで、
うちの課の小田課長と接触してくれ~(笑)。


小田課長は飲みニュケーションに馴染まない方なので、
手強いでっせぇ。
今までのやり方を踏襲する発想がなく、
なんでも自分が一から進めていかないと気が済まない人だから
とんでもない発注の仕方や事務処理がいつも置き去り後回しで
ウチラ、すんごーく大変なんですわ。


と、思ってみてもうちの所長と小田課長じゃ、
いかにも堅苦しく話の弾まない感じが目に見えて、
ふと営業的な発想に立ち返ると、
あーあ、と思う私なのでした(笑)。

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