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2006.02.19

40代の安定感

契約会社の研修室で、毎日研修を続けている。
今回の新人さんは、
来週半ばにクライアント企業さんに入る、
男性1名、女性1名だ。


おふたりとも40代。
私も40代なので^^;、ALLフォーティの布陣ですが、
これは今まで初めてだね(笑)。


契約社員の現場は、若い人(でも30代)が多いし、
契約会社自体の社員も若いので、
「40代」がどういった世代なのかつかみかねるところもあり、
自分よりも年上の人間を相手にしたり指示・指導することに
少なからず抵抗があるのが常だと思うけど、
幸い私は、たいていの応募者の方よりも年上なので(笑)、
相手の年齢に関するストレスは全くない。


非正社員の窓口になる会社は、
業界そのものの歴史がさほど古くなく、
どの会社も支店長や営業所長が30代という世界なので、
どうしてもそれよりも年下の
若い世代の集まりみたいになってしまうけど、
そんな中で40代の人がやって来ても
50代の人がやって来ても、
ストレスなく手綱を取っていけるのは、
応募者の年齢へのこだわりが無く、
選択肢が広がる上でも、いいことだよね
なーんて、自分自身に対して思います(笑)。


自分の担当のクライアント企業さんには、
オーダー上の年齢制限が無いので、
それもありがたい事実のひとつかな。


私は出向先常駐の特殊な職務なのでよくわかりませんが、
契約社員を受け入れる企業さんによっては、
「20代、未婚女性、できれば見た目の可愛い人ね♪」
なんてのも、まだまだあったりするみたいなので、
「仕事の戦力」としてよりも「職場の花」としての事務員さんが
欲しいんだなぁ。。と、思ったりしますよ。


ですが、個人的にそれを悪いことだとは思いません。
男性ばかりの殺伐とした営業系の職場などに、
素直で気持ちの温かい若い女性が一人入るだけで、
空気が和らぎ、職場が活気づきますからねっ(笑)。


それはそれで生産性の向上に貢献しているよなぁ…
なんて、つい思っちゃいますもん(笑)。


    *    *    *    *    *    *


おっと、つい脱線してしまいました^^;
えーと、なんでしたっけ?


あ、そうそう、40代の話ですよね(笑)。


今回の新人さんのうち
女性の小島さん(40代後半/女性スタッフ/仮名)は
フリーランスの在宅の仕事が何かの事情で激減してしまったため、
(ご本人いわく)約20年ぶりに働きに外に出る、という方。
朝出社して、夕方帰る…という生活を長い間していなかったため、
固定の仕事につくのが、すごく楽しみ!という方。


男性の秋田さん(40代前半/男性スタッフ/仮名)は、
主にPC系の販売・営業を数社経てきた方で、
どこでなにがよろしくなくて、幾度か会社を変わっているのか
少々気になるところではありますが、
「オタクな若者」がそのまま年を取ったような方ですので(笑)、
マイオリジナリティを非常に前面に出したがるような
"何か人とは違う事をしたい"無邪気で調子のいいところが、
(研修中にもそれが頻発して私に何度か叱られている。
 まずは言われた作業を手順どおりに終らせろ、と(笑)。)
一般会社では折り合いが悪かったのかもしれませんね。

(それよりも何よりも、
もう少し清潔感に気を配っていただきたいような^^;…)


が、いずれにしても、
40代で非正社員の職場を選択して応募してくるには、
「年齢的にそれしか選択肢が無い」という
やむを得ない現実がそこにあるわけで、
身軽さを好み責任の重さを嫌ったり、
手っ取り早く就業できるイメージでやってきたり、
不採用に次ぐ不採用で就職活動に疲れ果てて、
「しゃぁない、"契約スタッフ"でもいいかぁ…」と
応募してくるケースも混ざる若い人達よりは、
優秀である事が多いんです。


いや、違うな(笑)。
悪く言えば普通の企業で働くのは無理な感じがする
かなり独特な雰囲気の人や、
心身に何かの支障があって人並みの日数を出社できないなど、
大きな問題があって定職に付けないでいる人が応募してくる場合と、
年齢さえ若ければ一般会社でも十分やっていけるのに…
思われる人との二極分化が極端てことかな。


でも、私は自分が同じ世代である事もあって、
40代の方からの応募があるとチョッとうれしいし、
なんか期待しちゃうんだよね(笑)。


応募があったことを伝えてくる
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)の電話では
「それが…ご年齢が少し高いんですけど…どうします?」
と、うち以外の仕事も扱っている彼女の
一般的なスタンスで話してくるんですが、
私は全然ウェルカム!です(笑)。


ただし、さすがに50代の方になると、ちょっと…^^
特に男性の場合は、人格も発想も固まりすぎちゃっていて、
他人の意見や指導で成長していく余地が感じられないような
雰囲気の方が多いです。
でも、女性はさほどそうでもないんだよね。
自分でもそうかも…と思うけど、
女のほうがこだわりがなくて切り替えが早く柔軟、
てところはあるかもしれない。


    *    *    *    *    *    *


さて、実際に研修を始めてみると、
お二人とも常識やマナーや態度が非常に安定していて、
たぶん出した宿題は忘れないと思うし、
このあとの予定も遅刻はしないと思うし、
体調が崩れることもないと思う。


これもあくまでも(たぶん)ですが、
きっと就業後もよほどの場合でないと、
欠勤はしないんではないかと思う。
(わかんないけどね(笑))


秋田さん(男性)はわかんないけど(笑)、
少なくとも小島さん(女性)は万が一辞めるときも、
理にかなったきれいな辞め方をするのではないかと思う。


年齢が比較的高い人の研修をしていていつも思うんだけど、
この安定感はどっから来るのかな。


単に年齢の差と言ってしまえばそれまでだけど、
それまでの経験で、世の中にはいろいろな考えの
人や職場があることをよくわかっていて、
「あ、ここはそういうところなのね。」と、
生きていくために適度にそれに自分を合わせることが出来るし、
「仕方の無い事」には必要以上にエネルギーを割かない、
あきらめと納得と効率のよさがあります。


で、そこで私思うんですけど、人の強さや柔軟性って
それまでに経験してきた
「不条理」の数によるんじゃないのかなぁ。


誤解されたり低く評価されたり、といった
精神的な悔しさを伴うものから、
無駄や意味が無いと思えることでも、
「ルールだから」と守らなくてはならなかったり、
会社そのものが潰れてしまったり。


プライベートに目を向けると、
ここぞというときに、自分や家族が病気になったり、
誰かの借金を背負ってしまったり、
「まさかそんな事で?」と思う理由で振られてしまったり。


まぁ、長く生きていれば、そりゃいろいろあるさ。
で、そういった事柄のひとつひとつに自分で折り合いをつけて
「仕方ない、運が無かった」と思ったときに、
昼休憩の順番で揉めたり、
ちょっとした業務内容の変更で「聞いていない。辞める。」
なんて大騒ぎしている人を見ると、
随分細かいことで、ゴチャゴチャ言っているな~
とくだらなく感じてしまうんだよね。


つまり若い人にとっては一大事でも、
40代にとっては全然一大事ではないことが多く、
面接の場で職場のマイナス面などを正直にお話しても、
「あ、そういったところは全然気になりません」
と言う人がほとんで、実際に就業しても、
本当に気にしている様子が無いのだった。


社会経験が長いので、挨拶や礼儀もきちんとしているし
どんなに人付き合いが苦手な人でも、
表面上は周りと上手くやっていけるし、
私はこの世代のスタッフさんが、
喉から手が出るほど欲しいんです(笑)。


やっぱり職場は、人生経験の長い人が
オピニオンリーダーとなって、
下の世代を引っ張ってくれればありがたいし、
いろんな年齢の人にいろんな考えがあることを、
若い人はもっと身近に知ったほうがいいと思う。


    *    *    *    *    *    *


一次面接を担当する細川さんが応募者の特徴を語るときに
よく、「普通に仕事してきた普通の人です」
という言い方を敢えてするように
PCやインターネットが好きな人を条件に掲げている
うちの募集広告には、普通の会社員や普通のOLさんにはない、
ある種個性的なキャラクターの人が応募してくる。


で、その人達が皆、男性はスーツを着ていて、
女性は制服があったりするような企業で働けるか?というと、
私は甚だ、というか著しく疑問である(笑)。


技術系の職場というのは、どこかにそういった
正統派のコミュニティーの枠には
入れない、入りたくない人達が活躍できる場、
みたいな雰囲気があると思いますが、
若い人に限って言えば、
組織的な職場で働いたことが全く無い人も多く、
会社で働くためのマナーとか一般的な慣習とかに
なじみの無い人がいたり、
世の中の仕組みがよくわかっていないために、
抱いてしまう個人ベースの不満や反発など、
とても手のかかるスタッフさんもチラホラいるわけです。


そんな中で40代スタッフさんの
自我が確立していてあまり迷いが無い感じと
彼らの柔軟性と開き直りと強さは、
若いスタッフさん達にいい影響を
もたらしてくれるんじゃないか?
と、結構期待しているんですよね。


40代スタッフさんは、男性でも女性でも、
やがて自分が先輩になると、
若い人のおかしな行動や仕事の進め方に対しては
「それはちょっとやめたほうがいいんじゃない?」
と皆はっきり口に出します。


これってある意味、若いリーダーさんが
なかなかできずにいる事を、
あまりにもあっさりクリアしてしまっているわけで^^;、
そういった自浄作用が働けば、
やがていい秩序といいグループカラーが
生まれてくるんじゃないのかな。


わずか5人からスタートして、いまやその10倍以上。
小班体制をとっているところは、
比較的いい運営が出来ていますが、
一番大きな班がまだまだで、
私はここを、早く自律集団にしたいんですよね。


どんな若い新人さんも、
周りの先輩達の仕事振りを見て
誰に何を指導されなくても
自然にシャキっとするような(笑)。

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