« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

2006年2月の16件の記事

2006.02.28

労働者の良識

タイル張りのようにぎっしりと
隙間の無い研修スケジュールが詰まっているため、
今私は、朝だけ現場で指示出しをして、
日中から終了まで契約会社のほうにいる。

契約会社のほうの自分の机で研修資料を作っていると、
「来ました。」
と、細川さん(30代前半/女性/仮名)が伝えに来た。
私は「行きますか。」と立ち上がった。

細川さんと私と。
それにメグちゃん(20代前半/女性/仮名)が加わり、
お互いに軽くうなづきあって、
三人で応接テーブルに向かった。

今日は川田さん(30代前半/女性スタッフ/仮名)に
契約の終了を告げなければならない。

    *    *    *    *    *    *

交通事故がきっかけで体調のバランスを崩し、
1月の半ばからずっと休んでいる川田さん。

大した事故ではなかったと最初本人から聞いている。
入院を要するような大きな怪我もない。

どうやらムチ打ちではあるらしいのだが、
それもどこかがひどく痛むというわけでもなく、
話の断片を客観的につなぎ合わせてみても、
今日の今日まで一ヶ月以上も仕事に出て来れない、
外科的な大きな原因はあまり感じられない。

相手の車が一方的にぶつかってきたもらい事故。

保険の手続き等もさることながら、
精神的なショックが大きかったので、
一週間程度休ませ欲しい。

交通事故にあった話とともに
そう連絡があったのは、
事故後も普通に出社してきていた
数日後の話だったと思う。

そして、この休みは、
一週間→1月一杯→2月某日→2月一杯…
と、約束の出社予定日が近づくたびに一本の電話で延期され、
川田さんをめぐる感情的な空気がどんどん悪化していく中、
「さらに3月末まで」の連絡が入った時点で、
どの立場にあるものも、さすがに皆キレた。

「何が原因でこんなに長期化していて、
いったいいつになったらきちんと出て来れるの?
『3月一杯まで』という話は、どこまで確実なものなの?
ずっとこんな調子で、4月1日になったら
本当にちゃんと出て来てくれるの??
あのさ、ウチはいつまで待てばいいわけ?
桜カンパニー(仮名)さんのお考えをお聞かせ願いたいですね。」

そんなの、こっちだって全く同じ気持ちだ。
このセリフをそのまま川田さんにぶつけたいよ。

そうでなくても数名という数少ない人数で
24時間の交替制を回している班なのに、
彼女の欠勤によって大変負担の大きい勤務体制を
延長に次ぐ延長で無限に強いられている他のスタッフ達の
現場での不満はすでに爆発していた。

    *    *    *    *    *    *

これでさ、川田さんがまだ、
皆に愛され、必要とされて、
不運の事故にも同情の余地のあるスタッフさんなら、
うちも「そこを何とか…」と強くお願いできるんだけど、
現場での川田さんというのは何かと評判が悪く、
出てくるのはよろしくない話ばかりだ。

遅刻・早退・欠勤はもとより、
仮眠や休憩の時間が守れず業務に穴をあけてしまったり、
協同作業に携わる集団の中の個人として、
周囲との協調性や調和の取れた行動が取れない。

注意をする人が同僚だったりすると激高して食って掛かり、
自分を取り巻く人達との摩擦が絶えない。
同じ職場で働く正社員の間からも
「あの人ってどうにかならないの?」と
困り果てて内々に相談が来る、
(今となっては)札付き?のスタッフさんなのだった。

川田さん達の班は、私の直接担当ではない。
他の課に属しているため、私は支援のみで
普段はあまり接触が無い。

川田さんが私と話をするときは、素直で、
普通の人とは違う様子が全く見えないため、
他人の話を総合するしかないのだが、
同じ班のメンバーからしてみれば、
そんな風に、人によってあからさまに態度が違うのも、
彼女への視線を思い切り冷ややかなものにしている
大きな要因になっていると思っていた。

私は以前から、川田さんはアスペルガーだと思っている。
提出のあった診断書は外科とメンタルクリニックのもので、
私は今回の件は、
川田さんがアスペルガーであってもなくても、
事故に端を発したPTSD的な鬱なのでは?
と、自分なりに解釈していた。
診断書の病名は違うものだったけど。

けれど、そういったご本人には罪のない事情を差し引いて
もし川田さんが心身に何の問題の無い健康な人だったとしても、
人としての分別のなさや、
少々卑しさを感ずるところのある人間性などは
その身から消せないと思う。性格なんだよ。
もしかして育ったご家庭がそうなのかもしれない。
大変失礼な言い方だと思うが、たとえば、
家のゴミを他人の家の玄関先に捨てたり、
そういった感じのおうちなのかな、と思ったりする。

いずれにしても、思慮をわきまえた大人の社会人として
企業という組織の中で働くには不向きな人だと思う。

    *    *    *    *    *    *

私は契約スタッフからそのまま上がった現場管理社員のため、
出向元の契約会社が社員に対して行っている、
正規の研修を受けていない。
なので、現時点では法律の事はあまり詳しくわからない。

でも、こんなとき、
契約会社というのは双方から微妙な立場に立たされ、
割に合わない弱い存在だなぁ…とは思う。

例えば今回のように、
企業間の契約によって出向させているスタッフが
長期欠勤で何の戦力にもなっていない状態は、
クライアント企業とこじれてしまうと、
最悪、「契約不履行」という訴え可能な事態にもなるらしい。

だが病気を理由にスタッフを解雇するのは
「解雇権の濫用」という
やってはいけない事であり、
(それは働く者の保護のためには私も当然だとは思う)
かつ、一年間の契約を結んでいるために、
例え「解雇」ではなく出向先企業の予測できない事情で
やむなく仕事がなくなってしまった場合でも
今度は状況に理解が無く納得できないスタッフのほうから、
「契約不履行」で訴えられたら不利な立場となるらしい。

よって、こういった件に関して契約会社の面々は
まるで腫れ物にでも触るかのような
微妙すぎる感覚と用心深さを持っているのだった。

じゃー、どうすりゃいいんだよ?
当てにならない彼女の言動を信じて、
何かが好転するのを永遠に待つしかないの?
いつ終るとも無く頭を下げ続けていれば済む話なの?
企業さんは毎日のように、
今後の判断を求めてきているというのに。
そして現場は疲れきって、
SOSのサインが出始めているというのに。

    *    *    *    *    *    *

…で、ぷらさんはどう思いますか?

どうって?

今後の方針ていうか…

今後の方針ねぇ。。。

私達の仕事は一人前になるのに二ヶ月かかる。
だから、一ヶ月前後の休みで復帰の確約が取れるなら、
特別な事情が無い限り通常企業さんは待ってくれる。
今から新人を入れても戦力になるのが二ヵ月後以降なら、
既存スタッフの回復を待ったほうが
体制の復元が早くて金銭的なリスクも低いからだ。

だがそれも、確実性があってこそ。

川田さんの場合は、
職場への復帰が何度も何度も先延ばしになっている上に、
一番最近の「3月一杯まで」の更なる延長申し出に対して、
細川さんが「本当にそのあとは大丈夫なのね?」
と、念を押したところ、「約束はできない」という返答だった。orz
今までの経緯、川田さんの性格、そして本人の状況、
どれを取っても確実なものはひとつもない。

「この辺で『交替』の判断を下したほうが
いいんじゃないですか?」
と、私は言った。

「理想としては、企業さんがカンカンに怒って
うちの対応に対して『後手後手で何やっているんだ?』
と、余計なクレームに発展する前に、
こちらから、それを打診して進めさせてもらうのが
一番スマートできれいなやり方か、と。」

「無理です。川田さんが納得するわけがありません。
ヘタすると労基署に訴えられて、
被害者意識を前面に出して、
ある事無い事、ガンガンしゃべられますよ?
公的機関はいつだって「労働者の味方」なんですから、
うち、そうなったらヤバイですよ?
この前だって、
『確実に約束してくれないと企業さんは待ってくれない』
と言っただけで、ガーーーーッと反論してきて、
そのあと、モメてモメて、電話を終えるのに
一時間以上もかかったのに。」

営業担当も表情を険しくして頷いた。
二人とも、川田さんと面談するたびに
何時間も延々と攻撃的な「彼女の主張」を聞かされていて
川田さんと何かを話し合うことに対しては、
強い恐怖感がある。

何かの言葉尻が彼女のスイッチをONにしてしまうと、
感情的にキレてしまう人なのだ。
しかもその内容がきっちりと他人の矛盾を
理論的に突いて来る正当な論旨のものなので、
ちょっとやそっとでは、二重の意味で太刀打ちできない。

二人の小さなため息とともに重い空気が流れた。

私はふと、尋ねてみた。

「ねぇ、こういう事ってうちだけじゃなく、
他でもあったりするわけでしょう?
他の企業さんの場合はどうしているの?」

「他の企業さんの場合は、あまり問題になりません。」

「え?どうして?」

「一般事務系のスタッフさんは良識のある人が多いので、
『企業さんにこれ以上ご迷惑をかけるわけにはいきませんし…」
と、自ら退職を願い出てくる人がほとんどだからです。
皆さん、きちんと自分の立場はわきまえていますから。」

「え。。。」

それを聞いて、私は逆に首をひねった。
いくら広告などできれい事をうたっても、
こんなとき、残念ながら契約スタッフの立場は弱い。

長期的に将来を担う人材としてではなく、
今現在の手っ取り早い労働力として受け入れられているのだから、
そういったシステムを良く理解している真面目で利発な人ほど、
企業のお役に立ててはいない現状は、
辛く苦しく居心地が悪く、悪く言われもしているだろうと思えば、
自分も傷つくし、辞めた方が気が楽、
という考えも生まれるだろうけど、
そういったとても微妙なところを、スタッフ側の良識や
「申し訳ない気持ち」などに全面的に頼って事なきを得ているのは、
私としては承服しかねた。
そんな曖昧で不確実なことってないじゃない?

自分ではどうにもならない
長期的な病気や不慮の怪我で働けなくなった人が
企業さんから交代を告げられてしまうのは、
状況次第では致し方ないように感じるけど、
それに対して、制度やルールを明確にして、
お互いに透明感のある決着をつけないと、
人の良いスタッフさんほど、損をしたような気持ちになって
あとあとまでしこりになって残ったり
自分の行動を後悔したりするんじゃないだろうか。

人の善意に頼って、
物事がうまく運ばれるのを待つのが、
私はあまり好きじゃないのだ^^;。
それは他人に判断の責任と負担を押し付けてもいるようで、
一見、「人に優しい」ように見えて、その実、違うようにも思う。

    *    *    *    *    *    *

数日後、川田さんに対しては、
一向に進展がない膠着状況に見切りをつけて、
ついに企業さんのほうから、
「申し訳ないが、スタッフを交代してくれないか?」
と言ってきた。

どこか引いている二人を前に、
「その説明、私がするよ。」と言った。

現場を熟知している私が、
現場が困っている現状をこんこんと説いたほうが
説得力があると思ったし、
私は川田さんと普通に話が出来たので、
そのほうが揉めないと感じた。

「あなたのせいで迷惑している」
これは法律的に言ってもいいセリフか?
「あなたのせいで現場が困っている」
これはどう?
「あなたのせいでウチの会社が困っている」
じゃ、これは?

とりあえず言ってもいいセリフと
言ってはいけないセリフを事前に簡単に確認して、
(法律を良く知らない私が、
法律的な突っ込みの来ない面談をするために)
(でも上司の明快な回答は得られなかった…^^; )
川田さんの前に座る。

川田さんの非は一切攻めず、不運に共感し、
一瞬反論に走ろうとしたタイミングを見て、すかさず、
「川田さんが悪いなんてひとことも言っていないでしょ?
川田さんの気持ちや病状じゃなく、
『今仕事が出来ない』という『事実』に対して
言っているんだよ?わかるよね?」
と尋ねた。川田さんから反論はなかった。

やがて、契約終了を了解してくれたのを受けて
二人が何かの書類を取りに言ったときに、川田さんが
「いろいろと板ばさみにあわせてしまって
申し訳ありませんでした」と、一人残った私に詫びた。

なんで他の人には、その態度が取れないのよ?
と、私は心の中で少しだけ残念に思った。

    *    *    *    *    *    *

面談のために久しぶりに会った川田さんは、
室内だというのに、顔を隠すように
鼻の辺りまでマフラーをグルグル巻きにして
じっと下を向いてうつむいて私達を待っていた。

発声もどこか力強さが無く、
私はちょうど一年前に不安神経症で退職した
絵梨ちゃんの姿と一瞬ダブった。
彼女も面談のときに、床に視線を落として
そんな感じで私を待っていた。

私は川田さんを見て、
昨年の絵梨ちゃんの件でわかったように、
「あぁ、何か薬を飲んでいるんだな…」と思った。
ちょっと様子が違う感じがしたから。

面談を終えて席に戻ると、別なスタッフさんから、
今職場であがっている皆の不満を列記したメールが届いており、
その内容が、そのときの私から見れば、
「そんな事でガタガタ言うなよ~…」と言いたくなるような
重箱の隅をつつくような内容のものだったので、
少しゲンナリした。

健康で元気に仕事が出来ていれば、
それで十分じゃないか?
そのときはそんな気持ちにすごくかられたよ。

 




スポサーリンク

2006.02.27

パパになる二十歳の高校生

181920181920
安室奈美恵 TETSUYA KOMURO KAZUMI SUZUKI
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 1998-01-28

2月の末ってこんなに暖かかったっけ?
今年は春の訪れが早いような気がする。
カレンダーの絵柄は3月にならないと春めかないけど、
私は日差しが強くなってきたこの時期の
寒気が少しだけ緩んだそのときに、
一番強く「春」を感じる。


休日の夕方、
アルバイトから帰宅した次男(10代後半)が、
まっすぐに台所にやって来て、
私に一枚のCDを見せた。


「TSUTAYA、寄ってきた。」

「え?何借りたの?」

「安室奈美恵。昔のベスト盤。
 ね、ね、ね、見てこれ。
 全部すっごく懐かしいと思わない?」


どれどれ、見せて。
あ、ほんと。
なんか、このころって…すごく、このころっぽいよね(笑)。


そ、そ、そ。
オレ、このころはテレビの音楽番組とか見始めた時期で、
タイトル眺めていたら、『うわ!すげー懐かしいっ!』
とか思って、ものすごく聞きたくなって借りてきちゃった。
要る?欲しい?焼く?


うん。すぐに焼くから貸して、貸して!


OK。じゃ、今日中に返すから早めにね。


    *    *    *    *    *    *


次男からCDを借りて、PCのところに持っていきながら、
私は口元に笑みを浮かべて、ふぅん…なんて考えていた。


昔聞いていた音楽を懐かしく思ってまた聞いてみたくなるのは、
それなりに時間が経って彼が大人になった証拠で、
初めて対象を意識した最初の記憶を思い出して
心と体の成長を確実に感じ取ることができたなら、
また「今」の自分で歩いていくことになるのだろう。


私にも経験があるけど、それは節目節目に訪れる、
自分だけの卒業式のようなものかもしれないね。


今調べてみたら、「Body Feels EXIT」が1995年で、
うわ、西暦だけでみたら、あれから11年か。。。
さすがに「昨日のこと」のようには思えないけど、
そんなに大昔にも感じない。


小さい頃は、「あれは確か10年以上も前で…」
なんて、そんなにも遡った過去のことをあっさり語る
大人の感覚がよくわからなかったけど、
自分が大人になってみると、
30年も前の高校時代の話だって、
軽々とクリアしちゃうもんね。


でも、30年だよ、30年(爆)!
今20代の若い人にとっては、自分の年齢よりも古い
気の遠くなるような話に違いないのにね(笑)。


ちなみに当時のミリオンセラー一覧はこちら
思えば私も昨年はtrfを借りてきて、
自分のベスト盤を作って
しばらくの間車で聴いていた。
振り返りたくなる単位が「10年」ということなら、
10年一昔という言い方も、的を得ているかもしれない。


    *    *    *    *    *    *


雨が降ってきた。
雪じゃなくて「雨」だよ、暖かい本当の春が来るのももうすぐだ。


次男はもうすぐ結婚してこの夏にパパになる。
「何やってんだよ、いったい!」と、
家族が頭を抱えた時期はもう過ぎて、
今は先方の家も、我が家も完全に支援体制に入った(笑)。


二人とも成人式は過ぎているので、
全然おかしくは無い話なんですが、
何分、二人とも高校生(定時制)なのだ。。。
しかも相手には17歳の時に生んだお子さんがいる。


若者らしい無鉄砲な青春を謳歌する間もなく、
この先、厳しい生活と複雑な親子関係が待っていることを思うと、
何を好き好んでそんな茨の道を歩かなくちゃいけないのだろう…
と、親としてはあまりに運がないように思え、
可愛そうで可愛そうで泣けてくるような気持ちにもなるけど、
いつかアパートを借りて独立するために、
日中頑張ってアルバイトを続けている彼を見ると
「えらいなぁ…」と思うし、何とかなりそうな気もしてくるよ。


「オレ、子供が生まれるの、すっげー楽しみなんだよね♪」


彼女も、生まれてくる子供も、
家族の最年少で常に皆に可愛がられ守られてきた次男が
初めて手にして心の安定を得た
「自分だけが守ってあげるべき存在」なのだろうね。


幸せになって欲しい。


雨音がしなやかな春先の夕暮れ、
安室奈美恵のベスト盤をPCのトレイに乗せながら、
私は、子供達が小学生だった頃の
賑やかな食卓を懐かしく思い出していた。


2006.02.26

お釈迦様の手のひらの上

ISMSの取得を目指す、とか言って、
職場ではセキュリティの強化が強力に進められている。


個人情報を扱っている職場なので、
当然といえば当然なんですが、
今まで当たり前にやっていたことができなくなったり、
全員可能だった作業が一部の人にお願いしないとダメになったり、
メールの送信の仕方が、やけに七面倒臭いものになったり、
作業効率の低下が著しい。


こんなにガードを固くして、
煩雑な手順のために無駄な時間と負担を強いられても、
ひとりのよろしくない発想を持った権限のある人が、
手で情報を持ち出してしまえば、
何の防御にもならないんじゃないか?と思ったりもするし^^;
24時間稼動でチェック機能がほぼ無くなる
人の少ない深夜・早朝などは
どうよ?と言いたい気持ちもありますが

ま、「きちんとやってます!」「十分気をつけてます!」
と、何か起こった時の担保っていうか、
対外的に突っ込みが来ないような
パフォーマンスの側面もあるだろうし、
どう見たって、やらないよりはやったほうがいい事なのだから、
社員も契約スタッフもぶーぶー言いながら、従っている。


今、職場の流行語は「ISMS的には」だね(笑)。


具体例:
A「今日のお昼何食べた?」
B「あ~、それって個人情報だよね~。
 その質問てISMS的にヤバクない(笑)?」


というのはまだ関連性のある使用方法のうちでして、


「このボールペン、ISMS的に可愛いと思わない?」とか
「明日の天気はISMS的に雪だそうです」
みたいに使われ始めると、もうなんだかよくわかんない(爆)!


ただひとつ確実に言える事は、
この取組みは職場の啓蒙に大いに役立っているってことかな(笑)。
ただし、セキュリティ意識の向上というよりは、
共通の話題から生まれるコミュニケーションの活性化という観点だけど。


    *    *    *    *    *    *


それにしても、今思えば昔は何かもが大雑把で牧歌的だったなぁ…
(遠い目)


業務に必要なソフトをなかなか会社が買ってくれないので、
困った私達は個人の私物をみんなでインストールしたり、
社員までそれを借りて使っていたし(笑)、
起動しなくなった社員の職場のノートパソコンを、
そっち方面に強い契約スタッフが
自宅に持ち帰って修理してあげるなんてこともよくあった。


某グループでは、某掲示板に
自分達にしかわからないスレッドを立てて、
みんなで職場から書き込んでいたとか。


今考えると、いずれもとんでもない話だ。
それでも、情報漏洩などの事件や事故などは今まで無く、
誰もが皆守るべき最低限のルールは守っていたし、
「最低限のルールとはどんなものか」
ネットの話題などを通じてみんなそれなりに気をつけ、
ある意味、契約スタッフのほうが正社員よりも
物事の危険度をよくわかっていたと思う。


当時、何もかも初心者だった私に
「それってヤバクない?」と指摘して理由を教えてくれたのは、
社員ではなく、いつも同期の仲間達だった。


今は、事故につながる危険極まりない
自動車の運転そのものをさせず、
させても公道は走らせないとか、
そういった方針での強化なので、
昔からやってきているスタッフは
大いに不満だったりするのだが、
そういっている本人が
何かの手違いでミスする場合だってあるので、
文句は言えませんねぇ。。。


昔よくあったFAXの送信間違いは、
昔なら笑い話で不問に付されても、
今なら社内の一大事件である。
窮屈な世の中になったなぁ…と語りつつも、
FAX送信には立会いの人を探し、
会議や打ち合わせに移動するたびごとに、
ノートPCをその辺の鉄柱に
鍵とワイヤーでくくりつけてはまたはずしながら
研修のスライドで見せられた、
情報漏洩時に企業が支払う
莫大な賠償金額の棒グラフなんかを
思い受かべる私でありました。


    *    *    *    *    *    *


今までは、個人の良識に一任されていたソフトウェアの利用も、
委員会が許可したものしか使えなくなり、
許可リストが社内用ホームページで公開されましたが、
でも、これ見ると、普段自分が使っているものはすべて入ってるし、
業務の全く異なる各課から上がった要望を
取りまとめて作られたそのリストは、
聞いたことの無いソフトも満載で、「一体どこに制限があるの?」
と首をひねるぐらいマニアックなものも混在する
大量な一覧表だったため、
「リストにないものは削除するように」という指示も
時間のあるときにじっくり確認しながらやろうと思っていたら…。。。


それから数日後に、
「グループ内で使われている許可されていないソフトリスト」
が、メールでまわってきて一同おおいにビビる!!


だって名前は明記されていないけど、
麻雀などのゲーム類だのiTunesだのギコナビだの
Yahooメッセンジャーだの(今は使えない。昔は使えた。)
その他もろもろ、悪事とまでは行かないけれど、
誰がなに入れているかあからさまにバレバレじゃん!
これは、身に覚えのある人はかなり焦る!


そして、このメールは少々詳しい男性陣には、
「うわ、こんなの入れてるヤツがいる!」と大いに受けて、
ひとしきり話題にもなった(笑)。


私は、いつぞや、休みが明けてパソコンを立ち上げてみたら、
Officeが知らないうちにバージョンアップされていて、
「あぁ、今は個人に貸与されているパソコンも
システムの管理下にあるから、こういうことも出来るのね…」
となんとなくわかってはいたつもりだったけど、
自分のPCに入っている不許可ソフトも
きっちりリストアップされているのを見ると、
さすがに「ゲゲっ…」と思いますわ。
(私の場合は4年前に同僚に借りて入れたパーティションマジックと
今となっては存在の経緯も思い出せないRealPlayerR Plus と
同僚にLAN内でも使えるから…と教えてもらったAdjust Clock)


自分のPCがシステムの管理下にあるというのがどういうことか、
みな一瞬にして悟ったので、「あっ!」という間に、
不許可ソフトは削除された模様でした。


もう、あれだな。
個人が業務中に何をやっているかは
全部ばれているんだな^^;ひえ~こえ~!!


    *    *    *    *    *    *


一方私の出向元の契約会社。


こちらも、個人情報を扱っているため、
出向先よりもさらに強力な管理がされております。


出向先の会社が、各自がある程度自由にネットにつなげないと、
業務に差し障りが出るため、その点にはあまり制限がかけられず、
比較的「ルールの遵守」に主眼を置いた運用になっているのに比べ、
出向元の契約会社はその縛りが無いためかなり厳しいです。


こちらは、メールソフトは(使いにくい)Outlookを使うしかなく、
ネットからフリーウェアのダウンロードも一切出来ません。
メールはシステム的に検閲されるということで、
一定の条件から外れるメールは、必ず誰かにチェックされ、
(たぶん特定のグループの特定のメンバーに転送される)
そこで何かがルール違反と判断されると
差し戻されて外に出て行かない。


なので、私達は送りたいメールが確実に送信されたかどうか、
少しの間待たなくてはならない。
営業のメグちゃん(20代前半/女性/仮名)なんて、
「これを送ったら今日の業務は終わり!」と送ったメールが
翌朝システム部からエラーで戻されていて、
その理由が自分では判断できずに頭を抱えていた。


私はそういったところにあまり明るくは無いけど、
これってどういう設定で動いている仕組みなんでしょうね(笑)。
事前に周知された条件を満たしていると思っていても、
どっかがひっかかるみたいなんだよね。
幸い、私のメールにはまだ「差し戻し」を食らっておりませんが。


また、社員の使うパソコンは、余計な作業が出来ないように、
ガチガチにセキュリティ強化カスタマイズされたものが
使うばかりの状態でシステムから届けられます。


が、それが導入されたのが一昨年だったので、
それ以前に各自がダウンロードしたフリーウェアは
今も使うことが出来ていて、
これまたさほど不便はなかったのですが、
最近、私、パソコンの入れ替えがあって、
退職した人のパソコンを初期化して使うことになったんだよね。


で、起動してみたら案の定、
Office以外のソフトは何も入っていない!!
出向先から送られる出向元へのメールは、
パスワードを掛けて圧縮して送るのが通常なのに、
解凍ソフトがなければこれじゃ仕事にならないわ。


さすがにこれは、業務に支障があるので、
システムに依頼して却下されることも無いだろうと思い、
早速電話してその旨を伝えると、
「本来は申請書が必要なんですが、面倒なので
 こっちでやっちゃっていいですか?」


「はい」と言いながら、「こっちでやる、とは??」と
首をかしげていると、
私の見ているPCの画面のマウスポインタが
突然動き出して、該当ソフトをネットからダウンロードしているの!


あー、電話口のシステム部の人が
向こうからリモートログインして、
ネットから落としてきているんだなぁ…と思いましたが、
自分のパソコンのポインタが、見えない第三者の手によって
サクサクと作業を続けるのを目の当たりにするのは、
透明人間がそこにいるようで、メチャメチャ気持ち悪いですよ(笑)。
しかもシステム部の担当者は東京にいるので、
理屈では理解できていてもすごく不思議な気分。


…と思う間もなく電話がかかってきて
「終わりました」
「見てました(笑)」


でも…ってことはよ?
システムの人がその気になれば、
私のブラウザのお気に入りや履歴や
送信済みメールもすべて見ることが可能で、
私がもし、業務中に遊んでばかりいる人だったら
かなりやばいですよね。


わかっているからこそ、私は
仕事中に私的なことはほとんどしないし、
最悪見られたくない事は、単独で回線を分けている
研修室のPCから行っていたりするのですが(笑)、
こうもマザマザと見せ付けられると、
どこか恐ろしい気持ちさえしてくるよね。


つか、まー、あれは「こういうこともできるんだからね?」
と、セキュリティに引っかかって
表示されないページばかり見ようとしている私への
牽制の警告パフォーマンスだったのかもしれない。


あ、悪いことはしてません^^;。
ただ、研修するに当たって参考にしたいページを
プリントするために開こうとすると、
会社で導入している閲覧制限システムに
引っかかることがとても多くて、
いつぞやなんて、出向先の会社のページ自体が
そのフィルターに引っかかって警告が出ちゃったもんね。
なんのこっちゃ、これって。


さすがにそれは、システム部に電話して
解除登録してもらいましたが、
(これこそ、業務に著しい支障だ…)
私の出向先のクライアント企業さんのサイトは、
一体全体どこが「よろしくなかった」んでしょうね。


ごく普通の企業のサイトなので言葉で見ていると思うんですが、
あのホームページに、
フィルターに引っかかりそうなNGワードなんてあったかな。。。

不便だ。。。


    *    *    *    *    *    *


今よりもかなり前、出向先の職場では、
社内アカウントからでも外にメールが出せた。


が、それがエラーとなって戻ってくる場合は、
すべてシステム管理者に一度届き、
システム管理者がそれを手動で実際の送信者に転送してくれた。


本来私達は、お客様にメール回答をするときは、
規定のアドレスをfromに指定して出さなくてはならない。
だから、それを間違えてしまい、
しかも相手先もタイプミスしてしまうと、
システム管理者から「戻ってきていました。宛先とfromの確認を!」
とコメントの付いたエラーメールが転送されて来るので、
これをもらうと、二重のミスでかなり恥ずかしい^^;…


始めてそのメールを受け取った私は、
非常に恐縮して翌日システム管理者に謝りに行った。


「昨日のメールは本当に申し訳ありませんでした。
以後、十分に気をつけます」


「え?何のこと?」


「○○さんから、私宛にエラーメールが転送されてきていましたが…」


「あぁ、あれね。なんの、なんの、気にすること無いって。
あんなの、こっちから見れば日常茶飯事だから。」


「へ?」


「ぷらたなすさんなんて、全然いいほうですよ。
だって業務メールの送信間違いだもの。
中には懸賞への応募とか、
オークションの相手先との連絡とか、
あきらかに私用とわかるものも一杯ありますからね。」


「え…そうなんですか??」


「まぁ、そういうのも全部こっち側ではわかっているわけだけども、
許容範囲っていうかね…、この辺まではいいだろう…とか、
この程度なら咎めるほどのものじゃないな…とか、
ひとつひとつ目を通してみて、問題がなさそうなものに関しては
黙ってるんですよ。あまりに徹底してガチガチにやると
雰囲気悪くなるし、個人のアレコレとかもあるし、
なにせひとつひとつお付き合いしていくだけの
時間もこっちにはないしね(笑)
ちなみに、契約スタッフさんは皆優秀ですよ。心配要りません。」


私は今回、あのときに聞いた
職場のシステム管理者の方の言葉をすごく思い出していた。


深夜にオークションを覗いたり、
仕事のヒマな土日に自分のblogやホームページを更新したり、
通路に背を向けて仕事しているので
PCが丸見えにこっち向きの人の画面を見ると
片隅に小さくMIXIの画面が出ていたりして、
悪事とはいえないまでも、チョコチョコと
推奨されない行動は誰もが身に覚えがあったりするのだけど、
実はそれらはみんな、ばれていて、私達は誰もが皆
寛容で話のわかるお釈迦様の手のひらの上で
泳がせてもらっているようなものなのだ…
と、思い知る今日この頃のぷらたなすなのであった。


セキュリティとは、
会社が強化すればするほど、
そこで働く個人からは剥奪されていく、
なんともトホホでやりにくいシロモノなのだった。
ま、職場なんで当たり前なんですが(笑)。


2006.02.21

強い人

2月から3月末にかけて、
3名の退職者が出る予定なので、
「3月○日までに今度は3名!」を合言葉に、
私達は次なる新人スタッフの人集めに、
気持ちを固め始めていた。

一回募集広告を出せば、あまり苦労することも無く
企業さんに依頼された人数が集まったのはもう昔の話で、
今はたった1名でも期日までに決められないことがある。

なので、以前なら発注をいただくたびに沸き立っていた私達も、
最近では青息吐息で、スタッフのオーダーなど
いただきたくないのが偽らざる本音だ。
退職者の補充もままならないのに、
新規まではとても手が回らない。
この頃では、競業他社から断られたため
うちに「おうかがい」が来ることもある。
どこも状況は似たようなもので、苦しいんだよね。

が、安穏な日々を願う?私達の願いもむなしく(笑)、
そこに割り込むように、「緊急の1名オーダー」だの、
「長期入院してしまったスタッフが戻るまでの
ピンチヒッターを大至急!」だの、
クライアント企業さんのなかで
今まであまり動きが無かった他の部署から、
イレギュラーな依頼を引き受けてもらえるかどうかの打診が
立て続けに舞い込んで、状況がまたもや複雑になってきた。

    *    *    *    *    *    *

あー、この打診はどうしましょうか。
この場合、簡単なのは
「できない」と言ってあっさり断ることです(笑)。
それが一番楽で大勢に影響の出ない方法。
だいたい内容が”短期”の発注は受けたことが無く、
しかも”急ぎ”だなんて、通常は無理な話だ。
だからこそ企業さんも、「できますか?」と
内々に聞いてきているわけだし。

ところが。

最近の冒頭に書いた退職者補充の応募において、
正業が他にあるけど振るわず、
看板を下ろさないまま副業をしたくて
応募してきた方(40代男性)と、
いい人がなかなか来ないので
一応採用の方向で検討しながらも、
少々暗くて口数少なく(どちらかと言えば)ぱっとせず、
他ならいいけどうちのグループには合わないなぁ…
と、気乗りしていなかった方(40代男性)とがいて、
一人は勤務日数やシフトの条件が合わずにお断り。
もう一人はまだ採用連絡を留保していた。

えぇぇぇぇ、この時期にマジかよ^^;?とんでもない!
なんて首を振りながらも、
なんとかこの人達と条件面できちんと再面談し、
企業さんとも調整交渉すればいけそうな気もして来て、
頭の中でベストな方法とスケジュールをシュミレーションしていると、
案の定、契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)と
同じく営業担当のメグちゃん(20代前半/女性/仮名)から、
「緊急に打ち合わせしてもらえませんか?」とメールが入った。

げ。来たか、やっぱりね。。。
その日は諸処の事情で契約会社での研修も無く、(私はその講師)
久しぶりに早く帰れそうな雰囲気でホクホクしていたのに、
あー、結局夕方には契約会社に顔を出さないとダメなんだな。。。

「打ち合わせ」とは言っているけれど、
実質「どうしたらいいか」指示を仰ぎたい、と言うことなのだろう。
が、「どうしたらいい」も何も、そちらの立場として
まずはどうしたいのさ?と、たまに問いたくなるときがある。

いくら細川さんとメグちゃんが私よりずっと若くても、
私は現場を担当する出向者であり、
二人は会社側の人間なんだから、
二人で決めてもらったその上で、
「こんな感じで行きたいんですけど…」と
伝えてもらっても全然構わないんだけどな^^;…

実は最近はこれが多くて「打ち合わせ」三昧、
毎日のように帰りが遅い。(ちょっとプリプリ(笑) )

家では家でやるべき事が溜まっているため、
たまに「早く帰れる!」と喜んでいた日に、
「相談があるので来てもらえませんか?」と言われると
ガックリして余計に疲れが増して来るよ、トホホ。

日も落ちて夕餉の匂いが漂う駐車場で車のエンジンをかけ、
「これからまた一仕事」と思うと、人並みの時間軸で動く生活に
強い憧憬を抱いたりするぷらたなすなのであった。

    *    *    *    *    *    *

それにしても私、
いつからこんなに司令塔みたいになっちゃんだろう?

特に細川さんなんて私よりえらい?し、
メグちゃんもうちの窓口として
企業さんと正式なやりとりをする営業さんなのに、
突発事項やイレギュラーな話が発生するたびに
二人とも契約会社で「どうしたらいいでしょう?」みたいな感じで
何もせずに私の到着を首を長くして待っているってのも、
どことなく手のかかる話だなぁ^^。
(ホラ↑久しぶりの「定時退社」がかなわなくなったので、
私は少々お腹立ちモードなのだ(爆)!)

頼りにされているのはうれしいけれど、
今のようにいろいろな業務が立て込んで体がきついときは、
自分達でも方針とスケジュールを立ててみて、
ときには契約会社の方針として
向こうから「今回はこうしてくれ」と
指示してくれれば楽なんだけどなぁ。

ま~、ここまで来てそんな風に思うのも、
ワガママってもんか。

本来、現場運用にだけ携わっていればいいものを、
契約会社の物事の進め方や方針に関して、
あれこれと口出しをし始めたのは私のほうなのだ(笑)。

だって、中にいる私から見ると、当時の会社のやり方って、
あまりにも業務内容や現場、
そして企業さんの価値観に対して理解がなくて、
ピントはずれなスキルの新人さんを連れてきたり、
その新人さんへの事前説明が全然違っていたり、
ここで黙っていると、スタッフである(当時)ウチラのほうが
おおいに困る事態だったんだよね。

だから、今の職務に昇格したときは、
会社に言いたい事、変えて欲しい事が
全般においてたくさん溜まっていて、
それらを伝え、要望を出し、
積極的に営業方針や人選に関わっているうちに、
いつのまにか、「決定権」がこっちにあるような
スタイルになっちゃった。。。

当時の営業担当は、会社営業所の副所長だったので
完全に私の「上司」だったのですが、
もともと業界の知識は彼の最大の苦手分野で、
専門用語が飛び交う打ち合わせは、当然得手ではなく、
「何を言っているかさっぱりわからない。
 ぷらさん…打ち合わせに同席してくれない^^;?」
なーんて頻繁にお願いされていたあたりから、
すでに立場の逆転は始まっていたわけですが。

    *    *    *    *    *    *

そうは言っても、もともと嫌いな作業ではないので、
自分で方針を立てたり、戦略を練ったりすることに
拒否感は全く無く、それでうまくいくならそれでもいい
と思ったりするんですが、気になっているのは、
そこじゃないんだよね。

私が気になるのは、「こうやったほうがいいのでは?」
と明確な意思のある人がそこにいると、
その他の人達は、自分で考えるのをやめてしまうということ。

そして、皆さんそれでいいですか?と尋ねると、
「ぷらさんがいいならそれでいいよ。」という回答で、
これじゃ、物事の良し悪しよりも、
「私からの文句が出ないのが一番!」みたいな判断基準で、
みんな目前の状況からも私との議論からも
逃げているような印象を抱くときさえあった。

現場のスタッフ達は決してそんなことは無く、
反論は反論できっちり言ってくるし、
「それ、俺やりますから。」と自分から引き受けてくれたり、
「今回はお願いしたいんですけどぉ^^;」と、
下駄を預けてくれたり、その辺は上下関係はあっても
意外に対等なんですが、
契約会社のほうの人達は誰も、実際の現場と業務を
詳細にわかっていない引け目が大きいせいか、
最終的な判断はいつも私に一任しちゃって、
それに従って動くような空気があります。

先の打ち合わせの日に、私は
契約会社のミーティングテーブルで、
こんな風に言いました。

「たまたまタイミングよく候補の人材がいるので、
 目下の懸案だった退職者補充は、
 まだ日もあるので後回しにしましょうよ。
 今回はイレギュラーなほうを優先してもいいと思う。

 私の担当グループに押さえていた○さんは
 契約先を変更してA課に。
 それから、この前断った○さんにもう一度来てもらい
 業務内容に了解が得られれば、
 彼をB課に入れませんか?」

二人を前に自分の考えを述べたときに、
二人とも素直に「はい」と言って
無言でメモを取り始めたんですが、
私としては、あれれ?他に意見は無いの?反論は?

自分達でもそれがいいと思うのならば、
「同感」という言葉を出して
自分の考えを付け足して欲しいんだけど^^;…
なんか手ごたえが無くてつまんないなー(笑)。

それに今はあくまでも「案」の状態で、
やってみなくてはわからない事は、
やってみてうまくいかない事だって大いにあるわけで、
突っ込みも無しに「はい」と従われた段階で、
結果に対する責任まで委ねられてしまった感じがして、
私はそれでも構わないけど、
こんなときこそ、自分のオリジナリティを発揮したく
ならないのかなぁ^^;

でも、細川さんもメグちゃんも、
無意識に思っていると思うんだよね~(笑)。
こういうときは、お願いして任せておけば、
なんとかなるかも?って(笑)。

それでもし、うまくいかない事があったとしても、
私は気にしないし、深く悩みもしないし、
体調不良にはならないし、居心地悪くなって
会社を辞めることも無い、と。
(失敗することがとても怖い私達と違って
 ぷらさんは、それであんまり傷つかないようだ←(笑))

だったら現場もよく知っているし、成功にも失敗にも
あまりプレッシャーがなさそうに見える?
ぷらたなすさんに決めてもらって動いてもらうのが一番!て。

特に細川さんは、一見大胆な行動派に見えて、
実は少し気が弱く、人に対しては引いてしまう所があるので、
誰かを説得したり了解を取り付けたりする
交渉事が苦手なため、自分が何かに体当たりトライして
現状を変えていくという発想があまりない。

だから、いつも私が動き出すのを待っているようなところがあるけど、
私から見れば、自分がいないと何も進んでいないような状況は、
聞いてビックリ、チョッとがっかり…なのだった^^;

    *    *    *    *    *    *

そうね。最初のうちは、重大な決定をするのはとても不安だった。
結果を問われるものであればあるほど、失敗が怖く、
毎日毎日、成り行きを気にして、
神経質に状況を見守っていたものだった。

でもさ、数十人も人がいれば、現場で何も起こらない日は無く、
「欠勤連絡がない!」から始まり、スタッフの怪我、入院、
そしてアスペルガーさんから体調不良で出社不能になる人まで、
まさに「事件は現場で起きている」状態(笑)。

「失敗したらどうしよう」などとクヨクヨしていられない毎日を経て、
私はすっかりその辺からすっこ抜けちゃったんだよ(笑)。

そうなると、究極の選択も瀬戸際の決断も、
さほど恐怖感がなくなって、
進めるに当たっていろいろ障害があることでも、
「絶対にこれがベスト!」と思えばぜひ着手したいし、
「やってみてダメなら、そのときにまた考えよう♪」
と、今はもう、そんなには落ち込んで悩む事はない。

だから、他の人が「あーでもない、こーでもない…」
と不毛な議論を重ねていると、面倒臭くなり^^;、
「やったほうがいいのはわかっているんだからやるしかないでしょ。
 一体何がそんなに問題なのよ?」
と、つい発言してしまうのだな(笑)。

すると、この「強さ」に周りが黙ってしまい、
本来対等だったはずの力関係が
私のほうに大きく傾斜していく。
そして私はみんなが判断を待つような
決定権と責任のある人に、
いつの間にかなっちゃうのだ。。。

    *    *    *    *    *    *

いえ、嫌ではないよ。もちろん(笑)。
先ほども書いたけど、もともと嫌いな作業じゃないし(笑)。

でもそれって、私の意見が正しいからではなく、
かっちりした意見を持っている人、強い主張のある人には
従ってさえいれば自分が傷つく事も無く
責任を回避したい気持ちと、衝突を嫌う「平和穏便願望」が
根底にあるからだと思うんだよね。

で、皆がそこから脱却して同じ強さで対等になってくれないと、
私の負担は増すばかりなのだ(←結局ここなのだ(爆)!)

いや、なんかこの頃ずーっと忙しくて体がきつく、
今まで疑問も持たずにやってきた事に対しても、
これでいいのかな~なんて、思っちゃったりするんだよね。

そのぐらいは自分達で決めてよ、と言いたくもなるのは、
自分が疲れているからなんだけど(笑)、
いつか現場に専念したいとひそかに思い始めている
私の気持ちからすると、
いつまでも「強い誰か」の決断に頼っていないで、
今度は二人が「強い人」になっていかないと、
世代交代?は進められないと思っています。

出向先の現場のほうは、幸い人も豊富になって、
全体としては細かいところまで私が関与しなくても、
なんとなく自分達で回せるようになってきている。
グループとして少しずつ自立し始めているのだ。

契約会社の皆さんも、私なんかいなくたって
頑張ってやっていけるようにならないと、
私、困っちゃいます^^;

    *    *    *    *    *    *

私はまだまだ仕事は続けたいし、
今すぐに辞めたいなどとは全然思わないけれど、
一人で旗を振って突っ走っていた時期はそろそろ終わりにして、
空いた時間を家族の為に使いたいかな。

長男は来年就職、次男も近い将来家を出て行くことになっている。
仕事ばっかりでいつも帰りが遅く、
子供達には迷惑を掛けっぱなしだけど、
もしかしたらここ数年は、家族がひとつ屋根の下で暮らせる
最後の時期かもしれない。

そんな風に思うと、最後にまた、
昔のように子供達の帰りをご飯を作って待っている暮らしに
ちょっとだけ戻りたかったりするんだよね。

同居の母もいつ病気をするかわからないし、
そろそろ退路を念頭において、
少しずつ幕を引いていきたい私なのでした。

40代も中盤になると、再び家族に関するアレコレが
今までとは違う形で増えてくるわけだから。




スポサーリンク

2006.02.20

体調不良によるリタイア

洞口さん(30代前半/女性スタッフ/仮名)が
今月一杯で退職する。

体調不良で今はすでに出社して来ていない。

私は仕事で体調不良になったことが無いので、
具体的にどこがどう具合が悪いのか良くつかめないのだけど、
ほとんどの人に共通するのは、
突然高熱が出る、ということかな。

で、その後もなかなか熱が下がらなかったり、
朝になると吐き気がして戻してしまったり、
差し込むようにおなかが下ったり。

とにかく体がつらい症状が現われ始めて、
2、3日は終日横になって休み、
「明日は大丈夫だと思います」なんて、
毎日その都度、きちんと電話を入れてくれるのですが、
明日になっても再度の欠勤連絡でお休み、
あさってになっても同様にまだ来れない…
連絡を受けるほうの私は、正直「来た!」と思ってしまう。

結局、体調に異常のない普通の朝は
その後に訪れることは無く、
いつまで経っても同じ症状が繰り返されるばかりで、
不本意ながら、もう当分は出社できなくなってしまうのが、
「良くあるパターン」だからだ。

今まで一体何人、同じような人を見てきただろう。

私は転職の回数が多くて、いろいろな職場を経験しているけど、
こんなに出社拒否症のような症状で、
早々にリタイアする人が多い職場は初めてだよ。
それまでずっと他人事と思っていたけど、
心身の不調が原因で人並みに仕事を続行できない人が
こんなにいるなんて。

一昨年から昨年にかけてはそれを心から痛感した。
昨年なんか、担当グループだけでも半年間で5人だよ。
業務で必須スキルとなっているPCやネット好きな人には、
そのタイプの人が実は多いんじゃないだろうか。

 

精神の闇
新人研修を休む人への判断
IDカードを返してください
研修は私でないほうがいい
濃い目の一週間の長ぼやき

そのうちの4人は、たったひとりの退職者の補充に、
新人を入れてはすぐに体調を崩し、
代わりの人を入れてはまた休みが続き
入れては辞め、入れては辞め…で、
その度に短期間で人が入れ替わり、
5人目でようやく落ち着いたという
過去最大の汚名であり、
昨年前半までの大きな悩みの種だった。

そして私は、そんなスタッフ管理社員の
思索に没頭する日常と本音を
blogに書いてみようと思い立ち、
アカウントだけ取ってほったらかしだった
このサイトに初めてまともな日記を
書き始めたのだった。

会社に来れなくなる新人さん達は、たいていの場合
まだ一人前の戦力になる手前の、OJTの段階で崩れるので、
それまでに企業さんに出していただいた各スタッフへの給料は、
まったく役に立たない無駄金となって消えてしまっている。

そんな事を思って頭を抱えていると、
どんどん自分の嗅覚が鋭くなっていって、
「あ、ヤバイ…」と感じる欠勤と、そうでないものとが
自然に区別できるようになっちゃうのだ。

    *    *    *    *    *    *

洞口さんは、年末にリタイア傾向が見え始め、
私が久々に「来た」と感じたスタッフさんだった。

それでも年明け、
予想に反して元気に顔を見せてくれたので、
私はこの人を何とかして持ち直させたいと思い、
もうひとりの落ちこぼれ新人の
遠藤君(20代後半/男性スタッフ/仮名)とともに、
毎日つきっきりでOJTを行った。

もちろん技術的な強化を念頭には置いていたけど、
それがメーンの目的ではない。

もし、私の指導や助言で、
主体的な意欲とスキルが向上して、
昨日よりは今日、今日よりは明日…と、
日々成長していく自分が自覚でき、
(そして私もそれを誉めたり一緒に喜んだりしてあげられたら)
小さな達成と満足を感じて、
段々この仕事を楽しく感じてくれるんじゃないか?
と、考えたからだ。

そしてたぶんそれは成功したと思う。

でもね、大変心残りなことに、
私は早々に次なる新人さんの研修に入らねばならず、
後ろ髪を引かれる思いで、
現場を不在にする毎日に突入せざるを得なかったわけ。

いやー、そりゃすごく気になるよ。
だって、洞口さんみたいな新人さんは、
若い人には任せたくないのさ。

他の人よりスキルが落ちるから、
若い人をつけるとどうしても指摘が細かくてきつくて、
一日一杯、注意に始まり注意で終る毎日になっちゃうのが
メチャメチャ目に見えている。

そんな毎日で、会社に足が向くかい?
自分にコンプレックスがあって、
ちょっとでも気持ちの弱い人なら、
「あぁ、今日もまた怒られる…」と、
思っただけで足がすくんだり、
体が拒否反応を示しちゃうんじゃないの?

でも、こればっかりは、
「体調を崩すから今はあまり"指導"に走らず、
小さなミスくらいなら長い目で見てあげて」と、
いくらお願いしてもダメなんだなぁ。。。

特に班長のレイちゃん(20代後半/女性スタッフ/仮名)は、
他人に対してゆったりとした余裕が持てない人なので、
よく気がつくとても気立てのいい子なのに、
新人さんの指導につくと、途端に表情がこわばり、
「だからぁ、ここでぇ、こうしてぇ…」
という若者特有の話し方が、
とても突き放した感じに聞こえてしまう。
(過去のリタイア者のうち2名からは
研修担当としての資質を疑問視する声があがっていた)

だから、ここだけの話、私は、
レイちゃんだけは新人さんにあまり接触させたくなくて(笑)、
何かと隔離作戦を取るんだけど、
彼女もマジメで責任感が強い人なので、
自分がやらなきゃ!と、私の意に反して
すごく指導役を買って出たがるんですが、
洞口さんと遠藤君に関しては、
ちょっと遠慮してくれないかなぁ。。。

だから私が年明けに二人の直接指導を断行したのは、
レイちゃんには研修して欲しくなかった意図もあったのよね。

で、本来はそういった事は、きちんと本人に伝えて、
改善したほうがいい旨を私から伝えるんですが、
なんせレイちゃん自身が自分も不安定なところがあるんで
彼女にそれを言ったらたぶん彼女が体調不良になっちゃう。
そうでなくても、人より休みが多い人なのに。

それに、実績が非常に厳しいこの時の状況下では、
誰もがフロントで業務を必死にこなしており、
やっぱりどう考えてみても、OJTは彼女しかおらず、
私はその時点で、洞口さんをあきらめたのだった。
レイちゃんが横についたら、
この先また崩れるだろうとわかっていた。

私はそれを観念したうえで、再び長く現場を日中不在にする、
今現在の「研修生活」に突入したのだった。

    *    *    *    *    *    *

先日私は、「40代の安定感」で、
「若い人の一大事は、40代の一大事じゃない」と書いた。

それって本当にそうなんだよね。
ちょっとぐらいお客様に変な敬語を使おうが、
多少の手順ミスや回答の順番間違いがあったって、
最初のうちは、そんな事は誰でもあることで、
現にレイちゃんほか、今のベテランや中堅達も、
入ったときはみんなひどかったよ(笑)。

それでも一年経ち、二年経ち、
今ではすっかり「出来る人」に成長していることを思えば、
今見てしまった小さなことに目くじらを立てて、
「今直さないと癖になる」とか「このままでは『危険』」とか
そういった発想で人に接する
差し迫った必要も無いんじゃないかと思うよ。
私には、何事も重大視しすぎるように見える。

まずは健康で安らかな心身で仕事を続けてくれること。
そして仕事にやりがいを感じて、意欲的に動けるようになる事。
そして自分で主体的に状況判断できる事。
マインドがうまく誘導されれば、スキルはあとからでも
十分ついてくると思うんだけどな。

大事な事は厳しく叱る。
でも、同じぐらいだけ誉める、認める、評価する、愛する。
そういったパフォーマンスは、お互いの関係を
客観視できるだけの心の余裕(ある意味、適度ないい加減さ)
がないと難しいですよね。

    *    *    *    *    *    *

長く研修担当をやっていると、
あれほど何度も「ここが大事!」と強調したのに、
そう言われたことさえも記憶から抜け落ちていて、
「いえ、教えてもらっていません。」なんて、
涼しい顔で返されることなんてしょっちゅうだ。

でも、私はそれを咎める気がしない。
人って、それを理解できるだけの基礎がない状態で、
いくら説明を受けても、ほとんど記憶には残らないんですよね。

逆にノートも取らずに面白そうに話を聞いてくれる人は、
その時点で内容が理解できているわけで、
そういった人達は、かなりきちんと
私が話した内容を覚えていてくれます。

そんな私と同じスタンスを取れる人が
今のベテランには誰も居ないのが目下の悩み。

うちのグループ、当初は若い人の応募が多く、
家族がいるような世代の人はほとんどいなかったので、
今となっては、ベテランほど年が若く、
新人ほど年が上!みたいな逆転現象があるんです。

だから、真のリーダーさんとして
心からお世話役をお願いしたい人は、皆、新人。
または、それに近いここ一年以内の新しい人達。
いろいろルールもあってすぐには役につけてあげられないのが
非常に残念。惜しい。

    *    *    *    *    *    *

退職の話が出たときに、
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)が
洞口さんから事情を聞いた。

仕事のことを考えると頭がすごく痛くなるようになったのは、
レイちゃんにある事でキツク注意されてからだと言う。
何をどうやっていいかわからずまごまごしていると、
「そんな、パソコンの画面ばっかり見ていたって
なんにもわからないんだからねっ!」と言われたのが
直接のきっかけらしい。

また、別な研修担当の
角田君(20代後半/男性/仮名)に対しては、
洞口さんがお客様から非常に難しい質問を受けたのに、
横から専門用語満載のさらに難しい解説を延々とされるばかりで、
最後まで対応を代わってもらえなかった事も
恐怖心に拍車をかけたと言う。
(あー、「電話を代わってもらえなかった」というのは、
前にもリタイアスタッフに言われたことがある。
当時は別な担当だったけど。。。結局ちっとも改善されてない、トホホ)

そうだなー。角田君は非常に技術者チックな人なので、
理屈が理解できない人を見ると、まず理屈で解決させようとする。
その間の保留が18分!実績上、時間がもったいない!

そしてこれでは、
「洞口さんでは埒があかない」と感じたユーザから
苦情も出てくる可能性が。(あんたじゃなくて他の人出してよ!)
これはマズイっしょ。洞口さんでは「無理」と判断できた時点で
早々に変わってあげなきゃすべてが悪い結果になる。

レイちゃんも角田君も20代前半の
若い時分にこの職場に来たので、
職場の中では今でも一番若いのに、
キャリアの上では皆の大先輩だ。

でも、今はまだ、他人に対しても研修スタイルにも
「遊び」がない。

 

「遊び」

(4)気持ちのゆとり。
「―心」
(5)機械の連結部分が、ぴったりと付かないで少しゆとりがあること。
「ハンドルの―」

※三省堂提供「大辞林 第二版」より

初心者に大きなストレスがかかる事の多い電話の仕事では、
研修担当は技術指導と同時に、
新人さんを心から受け入れてあげている安心感を
各人に提示しなければいけないと思っているけど、
指導にも態度にも適度に「遊び」がないと、
相手は否定されているような屈折感を抱きやすい。

けれど、それを彼らに望むのは無理なことなんだろうか?
私と現研修担当との間には、大きな観点の相違があって、
それがマズイと言うのなら、やっぱり私は
ヘタに口を出さないほうがイイのかな。

ていうか、そもそもそれも「年齢」だけのせいじゃ
ないんですけどね。。。

でもな…

技術力のある角田君はともかく、
少しだけ気が小さくて、
いつも自分の「臆病さ」と戦っているレイちゃんにとってみれば
来る新人、来る新人が皆自分よりも年上で、
中には最初から自分よりも物知りな人もいる、という事実は、
気持ちを不安にし、人への余裕を失わせる大きな材料かもしれない。

レイちゃん自身もまた、本当は一杯一杯なんだろうな。。。

今ならスタッフにも幅が出てきて、適材適所も可能ですが、
昨年は人数も少なく本当に人材不足で、
個々のスキルは高くても、全体を見て人をまとめ
強力な牽引車になれる人が誰も居なかった。

レイちゃんばかりの攻めるのも、酷なんだけどね。うん。。。

    *    *    *    *    *    *

さて、これだけ長い文章を書いておきながら、
今回の一番の問題は、洞口さんに
私達の業務内容にあっさり簡単に付いていけるだけの
スキルが無かったことであるのは、
実は十分わかっている私なのだった。。。

最終的に結果を決めるのは
スタッフさん自身の体質だと思う。それもわかっている。
長年たくさんの人に接していると、
強い人はどこまでも強く、
弱い人はどこまでも弱いのだ。

だから本来、強化すべきなのは供給側の処々の能力であって
業務上のストレスや研修担当の資質などに左右されない、
タフで基礎のできているポジティブな人を入れるべきと思うけれど、
そんな人はめったに居ないし、
今はとてもそこまで人を選べる状況にも無い。

そう、洞口さんは以前にも書いたように、
修業前の事前研修から、立ち上がりを危惧した人だった。

不安が的中したと言えばそれまでだけど、
だからと言って彼女の採用を見送れば、
企業さんと約束した期日までに規定人数には至らず、
今回の増員は他社に持っていかれるところだったのだ。

ビジネスと現場運営と育成の兼ね合いは、
難しいよ。。。うん、難しいね。

------
【追伸】
後日、私は主任に事情を話し、
体調のいいときにその後一日だけ出社してきた
洞口さんをつかまえて(笑)、(それでもやつれてとても辛そうだった)
私の居ない場で主任にも自由に話をしてもらい、
彼の援護射撃を仰いだ。

レイちゃんが研修担当に向かないなんて、
本当に誰の目にもそうは見えない。
だから理由をこさえて、新人研修やOJTから
レイちゃんをはずそうとすると、
「ほかに人も居ないのに一体どうして?」と、
すぐに疑問の声があがる。

そこにすかさず主任が
「レイさんは班長なんだから、
研修になんか専念できないでしょ?
もっと全体を見て欲しい」
と、ナイスな支援。
サンクスです!


<広告>月極駐車場の一部を時間で貸したり借りたりできるシェアパーキングのakippa


スポサーリンク

中国の人

数年前に、「川口外務大臣と語るタウンミーティング」
(たぶんこれ
というのを見に行ったことがあるんですが、
(有名人が見てみたいという完全ミーハー(笑))
質疑応答のトップバッターに立った女の人は、
アジアのどの国の人だったかも、
訴えの内容さえも見事に忘れてしまいましたが、
とにかくトークが激しく感情的でヒステリックで、
会場に居た人は皆、引いちゃったよ。
というか白けてしまった。


あんなにきーきーと泣きわめくような話し方をしたら、
「単なるヒステリー女」と思われてしまって、
せっかく耳を傾けていた人達も、
「あ、この手の人ね」って感じで、
さーっと興味を失っていくし、
損だな、この人と思った。


正当な意見は正当と思われる人が正当な述べ方をしないと、
なかなか取り合ってもらえない現実で、
後の人の事も考えないで、かなりの長い時間を
自分の主張だけを延々金切り声で叫び続けているという時点で、
「いつまで続けるのかな?そろそろ終わりにしてくんない?」
みたいなうんざりした空気が流れていて、
彼女の話に真摯に聞き入るものは、最後には誰も居なかったと思う。


私は、
本当に話を聞いてもらいたいのなら、
もう少し理論的に冷静に話をしたほうがいいのに、
ヘタだな~なんて思っていたんですが、
今思えばそれが彼女の出身国のやり方で、
強く訴えたい内容があればあるほど、
できるだけ感情を織り交ぜるのが重要度のバロメーター
という発想で国民的に一致しているのなら、
彼女はそれをそのまま普通にやっただけなんだよなぁ
などと思います。


次男のバイト先に、中国の人が二人居ます。
そのうち男の人(たぶん30代後半~40代)のほうが、
やったことの無い初めての仕事を頼まれると、
「私はできません」と言って、帰っちゃうんだそうです。
ほかにも謎の言動がエピソードとしていろいろ。。。


次男はあまり人を非難したり悪く思ったりするタイプではないので、
「意味わかんねー」と、苦笑して帰宅するのみですが、
次男は昨年までのクラスメートで仲が良かった
帰国子女のチョー君にも、「たまに、え?マジかよ?」と思うような
ヤバイ事を人前で平気で言うんだよな…なんて言ってました。


私達は顔立ちが似ているので、
海の向こうのアジアの人達ならば、
欧米の人よりはかなりこっち寄りの
自分達に近い発想をするように錯覚しますが、
実際はそうでもないんですよね。


お箸の国の人同士として、
みんな一緒に仲良くやりましょ、
というのはお互いの幻想に過ぎず、
隣人として暮らすのなら、
むしろ相手が欧米の人達のほうが
うまくやっていけたりすることもあるようですけど、
わかんないなぁ、これも。


その話をしてくれた友人は学校の先生なので、
知的階級の欧米人しか知らないわけだし、
何かの目的があったり、仕事として来日した人と、
そうでなく、意図せずこっちに来るハメになっちゃった人とでは、
親和性が全然違うかもしれないしね。


    *    *    *    *    *    *


こと、中国の人に関しては、
約束を破るとか、「お付き合い」の発想が無いとか
みんなの力でひとつの事を一緒に成し遂げようとしない、とか、
いろいろ悪口を聞くこともありますが、
向こうの国でそれが普通なら、
こっちに来てからも軌道修正はなかなか難しいし、
もし意図的な教育などで日本の事を誤解して育ったならば、
当然心理的抵抗もあるわけで、
違う民族の人と一緒にやっていくのは、
生活圏のレベルでは、
きれい事ではすまなかったりしますよね。


去年の12月に犬の切断された頭部が
どこかの堀に30個も捨てられていた
という事件がありましたけど、
あれは韓国の男性でしたっけ?
あ、そうですね。


漢字で書ける国名の人達が事件を起こすと、
某巨大掲示板では、ぶわ~っとスレッドが伸びていきますが、
国民性を異にする人同士が仲良くやっていくのは、
すごく大変でお互いにストレスの溜まることだと思います、きっと。


そういったところをスルーして、
世界平和を声高に叫ぶ人は、
ある意味、偽善者だと思ったりします。


こういった書き方は非常にまずいと思いますが、
長浜の事件て、殺人の一部始終が
やっぱり大陸的ですよね。。。


日本人なら、子供には刃物を使わず
首を締めるだろうという物騒な意見が
2chでありましたが、個人的にはなるほど…と。

昨日読んでいて、以下の意見もそうだよなぁ…と。


285 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/02/18(土) 07:17:56 ID:AYXOpyFl0
>>226
 日本人が外国で孤立して殺人を犯した例があったかな。
 まあ、日本人ならその状況では自殺するな。

 問題があったらまず他人の責任を追及する、他人を攻撃する
というのが常識という国民性と
 自己批判の精神を教育で叩き込まれてる国民性では違うでしょ

 まあ最終的には確率の問題なんだが。


うちのご亭主の勤務先は、大学の関連施設なので、
やはり中国の人も多く、
親しくいろいろ言葉を交わす人もいるのですが、
うちのご亭主からは、あまり変な話は聞かないな。
むしろ有益情報(節約系)を教えてもらって、
旦那はいつも感謝しているみたいです。


大学や企業や政府関連施設などにいる人と、
普通の一般的な庶民の人は違うのかもしれないし、
最終的には、「その人自身の性格」なんでしょうけど、
以下のような事が向こうの国では当たり前というのなら、
建前と本音があって、含みも腹芸も有り
誰も本当のことはストレートに言わない日本人とは、
確かに馴染めないし、相容れないよなぁ…
なんて思ってしまう今日この頃でした。


496 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/02/18(土) 08:11:51 ID:eVWTzMtR0
ウチの息子の同級生のママンも中国人。
役員選出で集まったとき、すでに決定していた一人の役員さんを名指しして
「あんなバカ女と一緒に役員やりたくありません!」
とか発言してしまい、みんなが度肝を抜かれてました・・・。


私は↑これを読んで、数年前のタウンミーティングで
ヒステリックに叫んでいた、あの日のどこかの国の
アジアの女性をすごく思い出したんだよね。
あー、なんかわかる気がする(笑)。


そういえば、見慣れた韓国ドラマを吹き替えなしで見てみると、
ヒロインの女性の口調が意外にもキツくて
びっくりしたりしたことがあったなぁ。


向こうの人は、ストレートで感情の起伏が激しく、
確かに他人への物言いは攻撃的かもしれないけど、
逆に日本人が何かの都合で向こうに住むことになったら、
都会ならまだしも、
草の根下町庶民派レベルや農村地帯レベルでは
とてもやっていけないんじゃないでしょうかね。。。

2006.02.19

40代の安定感

契約会社の研修室で、毎日研修を続けている。
今回の新人さんは、
来週半ばにクライアント企業さんに入る、
男性1名、女性1名だ。


おふたりとも40代。
私も40代なので^^;、ALLフォーティの布陣ですが、
これは今まで初めてだね(笑)。


契約社員の現場は、若い人(でも30代)が多いし、
契約会社自体の社員も若いので、
「40代」がどういった世代なのかつかみかねるところもあり、
自分よりも年上の人間を相手にしたり指示・指導することに
少なからず抵抗があるのが常だと思うけど、
幸い私は、たいていの応募者の方よりも年上なので(笑)、
相手の年齢に関するストレスは全くない。


非正社員の窓口になる会社は、
業界そのものの歴史がさほど古くなく、
どの会社も支店長や営業所長が30代という世界なので、
どうしてもそれよりも年下の
若い世代の集まりみたいになってしまうけど、
そんな中で40代の人がやって来ても
50代の人がやって来ても、
ストレスなく手綱を取っていけるのは、
応募者の年齢へのこだわりが無く、
選択肢が広がる上でも、いいことだよね
なーんて、自分自身に対して思います(笑)。


自分の担当のクライアント企業さんには、
オーダー上の年齢制限が無いので、
それもありがたい事実のひとつかな。


私は出向先常駐の特殊な職務なのでよくわかりませんが、
契約社員を受け入れる企業さんによっては、
「20代、未婚女性、できれば見た目の可愛い人ね♪」
なんてのも、まだまだあったりするみたいなので、
「仕事の戦力」としてよりも「職場の花」としての事務員さんが
欲しいんだなぁ。。と、思ったりしますよ。


ですが、個人的にそれを悪いことだとは思いません。
男性ばかりの殺伐とした営業系の職場などに、
素直で気持ちの温かい若い女性が一人入るだけで、
空気が和らぎ、職場が活気づきますからねっ(笑)。


それはそれで生産性の向上に貢献しているよなぁ…
なんて、つい思っちゃいますもん(笑)。


    *    *    *    *    *    *


おっと、つい脱線してしまいました^^;
えーと、なんでしたっけ?


あ、そうそう、40代の話ですよね(笑)。


今回の新人さんのうち
女性の小島さん(40代後半/女性スタッフ/仮名)は
フリーランスの在宅の仕事が何かの事情で激減してしまったため、
(ご本人いわく)約20年ぶりに働きに外に出る、という方。
朝出社して、夕方帰る…という生活を長い間していなかったため、
固定の仕事につくのが、すごく楽しみ!という方。


男性の秋田さん(40代前半/男性スタッフ/仮名)は、
主にPC系の販売・営業を数社経てきた方で、
どこでなにがよろしくなくて、幾度か会社を変わっているのか
少々気になるところではありますが、
「オタクな若者」がそのまま年を取ったような方ですので(笑)、
マイオリジナリティを非常に前面に出したがるような
"何か人とは違う事をしたい"無邪気で調子のいいところが、
(研修中にもそれが頻発して私に何度か叱られている。
 まずは言われた作業を手順どおりに終らせろ、と(笑)。)
一般会社では折り合いが悪かったのかもしれませんね。

(それよりも何よりも、
もう少し清潔感に気を配っていただきたいような^^;…)


が、いずれにしても、
40代で非正社員の職場を選択して応募してくるには、
「年齢的にそれしか選択肢が無い」という
やむを得ない現実がそこにあるわけで、
身軽さを好み責任の重さを嫌ったり、
手っ取り早く就業できるイメージでやってきたり、
不採用に次ぐ不採用で就職活動に疲れ果てて、
「しゃぁない、"契約スタッフ"でもいいかぁ…」と
応募してくるケースも混ざる若い人達よりは、
優秀である事が多いんです。


いや、違うな(笑)。
悪く言えば普通の企業で働くのは無理な感じがする
かなり独特な雰囲気の人や、
心身に何かの支障があって人並みの日数を出社できないなど、
大きな問題があって定職に付けないでいる人が応募してくる場合と、
年齢さえ若ければ一般会社でも十分やっていけるのに…
思われる人との二極分化が極端てことかな。


でも、私は自分が同じ世代である事もあって、
40代の方からの応募があるとチョッとうれしいし、
なんか期待しちゃうんだよね(笑)。


応募があったことを伝えてくる
契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)の電話では
「それが…ご年齢が少し高いんですけど…どうします?」
と、うち以外の仕事も扱っている彼女の
一般的なスタンスで話してくるんですが、
私は全然ウェルカム!です(笑)。


ただし、さすがに50代の方になると、ちょっと…^^
特に男性の場合は、人格も発想も固まりすぎちゃっていて、
他人の意見や指導で成長していく余地が感じられないような
雰囲気の方が多いです。
でも、女性はさほどそうでもないんだよね。
自分でもそうかも…と思うけど、
女のほうがこだわりがなくて切り替えが早く柔軟、
てところはあるかもしれない。


    *    *    *    *    *    *


さて、実際に研修を始めてみると、
お二人とも常識やマナーや態度が非常に安定していて、
たぶん出した宿題は忘れないと思うし、
このあとの予定も遅刻はしないと思うし、
体調が崩れることもないと思う。


これもあくまでも(たぶん)ですが、
きっと就業後もよほどの場合でないと、
欠勤はしないんではないかと思う。
(わかんないけどね(笑))


秋田さん(男性)はわかんないけど(笑)、
少なくとも小島さん(女性)は万が一辞めるときも、
理にかなったきれいな辞め方をするのではないかと思う。


年齢が比較的高い人の研修をしていていつも思うんだけど、
この安定感はどっから来るのかな。


単に年齢の差と言ってしまえばそれまでだけど、
それまでの経験で、世の中にはいろいろな考えの
人や職場があることをよくわかっていて、
「あ、ここはそういうところなのね。」と、
生きていくために適度にそれに自分を合わせることが出来るし、
「仕方の無い事」には必要以上にエネルギーを割かない、
あきらめと納得と効率のよさがあります。


で、そこで私思うんですけど、人の強さや柔軟性って
それまでに経験してきた
「不条理」の数によるんじゃないのかなぁ。


誤解されたり低く評価されたり、といった
精神的な悔しさを伴うものから、
無駄や意味が無いと思えることでも、
「ルールだから」と守らなくてはならなかったり、
会社そのものが潰れてしまったり。


プライベートに目を向けると、
ここぞというときに、自分や家族が病気になったり、
誰かの借金を背負ってしまったり、
「まさかそんな事で?」と思う理由で振られてしまったり。


まぁ、長く生きていれば、そりゃいろいろあるさ。
で、そういった事柄のひとつひとつに自分で折り合いをつけて
「仕方ない、運が無かった」と思ったときに、
昼休憩の順番で揉めたり、
ちょっとした業務内容の変更で「聞いていない。辞める。」
なんて大騒ぎしている人を見ると、
随分細かいことで、ゴチャゴチャ言っているな~
とくだらなく感じてしまうんだよね。


つまり若い人にとっては一大事でも、
40代にとっては全然一大事ではないことが多く、
面接の場で職場のマイナス面などを正直にお話しても、
「あ、そういったところは全然気になりません」
と言う人がほとんで、実際に就業しても、
本当に気にしている様子が無いのだった。


社会経験が長いので、挨拶や礼儀もきちんとしているし
どんなに人付き合いが苦手な人でも、
表面上は周りと上手くやっていけるし、
私はこの世代のスタッフさんが、
喉から手が出るほど欲しいんです(笑)。


やっぱり職場は、人生経験の長い人が
オピニオンリーダーとなって、
下の世代を引っ張ってくれればありがたいし、
いろんな年齢の人にいろんな考えがあることを、
若い人はもっと身近に知ったほうがいいと思う。


    *    *    *    *    *    *


一次面接を担当する細川さんが応募者の特徴を語るときに
よく、「普通に仕事してきた普通の人です」
という言い方を敢えてするように
PCやインターネットが好きな人を条件に掲げている
うちの募集広告には、普通の会社員や普通のOLさんにはない、
ある種個性的なキャラクターの人が応募してくる。


で、その人達が皆、男性はスーツを着ていて、
女性は制服があったりするような企業で働けるか?というと、
私は甚だ、というか著しく疑問である(笑)。


技術系の職場というのは、どこかにそういった
正統派のコミュニティーの枠には
入れない、入りたくない人達が活躍できる場、
みたいな雰囲気があると思いますが、
若い人に限って言えば、
組織的な職場で働いたことが全く無い人も多く、
会社で働くためのマナーとか一般的な慣習とかに
なじみの無い人がいたり、
世の中の仕組みがよくわかっていないために、
抱いてしまう個人ベースの不満や反発など、
とても手のかかるスタッフさんもチラホラいるわけです。


そんな中で40代スタッフさんの
自我が確立していてあまり迷いが無い感じと
彼らの柔軟性と開き直りと強さは、
若いスタッフさん達にいい影響を
もたらしてくれるんじゃないか?
と、結構期待しているんですよね。


40代スタッフさんは、男性でも女性でも、
やがて自分が先輩になると、
若い人のおかしな行動や仕事の進め方に対しては
「それはちょっとやめたほうがいいんじゃない?」
と皆はっきり口に出します。


これってある意味、若いリーダーさんが
なかなかできずにいる事を、
あまりにもあっさりクリアしてしまっているわけで^^;、
そういった自浄作用が働けば、
やがていい秩序といいグループカラーが
生まれてくるんじゃないのかな。


わずか5人からスタートして、いまやその10倍以上。
小班体制をとっているところは、
比較的いい運営が出来ていますが、
一番大きな班がまだまだで、
私はここを、早く自律集団にしたいんですよね。


どんな若い新人さんも、
周りの先輩達の仕事振りを見て
誰に何を指導されなくても
自然にシャキっとするような(笑)。

2006.02.15

苦手意識は必ず伝わる

前々から感じてはいたんだけど(笑)、
出向先での私の上司に当たる
課長(30代後半/男性正社員)は、
たぶん私が「苦手」なんだよね。
今日もそれを痛感したよ。


たいした事のない話だけど、
本日の(契約スタッフ側の)班長達と
正社員の皆さんが週一で集うミーティングの場で、
議題に上った案件がありまして、
そんなのは、アタシと
一部の古い正社員の方達にとってみれば、
とっくの昔に議論をし尽くして、
「やむなし」の結論の出ていた話であったのですが、
なんせウチラは課長も主任も
着任したのが私達よりもずっと最近なので、
"なぜ今、そのようになっているか?"
という「経緯」の部分を責任者自身が
あまりよくご存知でない。


よって過去に議論百出した事柄でも、
今、新たに発生した新出事項でもあるかのように、
ずっと以前に私達が辿った思考の道筋を
再び今のメンバーの方達が辿り、
過去の論議がまた再燃されていくわけですが、
いきさつと結果を詳しく知っている者にとっては、
なんとも無駄で耐えがたい流れではある。


気心の知れている古参の正社員の
塩田さん(40代後半/男性性社員/仮名)に
困ったように目をやれば、あごをしゃくって
「お前がSTOPかけろよ~?」という視線(笑)。


だよね。
どんな言い方をすれば新しい皆さんのメンツを潰さずに済むか、
少々「出方」を考えているうちに、話があっという間に大きくなり、
最終的に次週に持ち越し。


それまでに課長は、
"関係各部門に可・不可の打診をする"
という結論に至ったときには、
さすがに「まずいな…」と思いました。


いえ、トライするのはいいんですけど、
今はじめて沸き起こった問題のような言い方で、
課長が上層部に上申したら、
なんかウチラと課長自身のためにならないと思ったの。


だって、それまでの事情もよく理解せずに、
いきなり攻撃的な戦闘体制でけんかを仕掛けたら
それ…ちょっと恥ずかしい事ですよ。
私は、それは、やるべきじゃないと思う。


それで打ち合わせが終ったあと、課長に、
「ちょっとお話があるんですが…」と切り出して、
ここ5、6年の私達と上部事業部との「戦い」や
妥協案を採択して今に至っている経緯などを
おおまかにお伝えしようと思ったんですが、
やっぱり私が言うと、課長、
どうしても頑なになっちゃうのかなぁ。。。


    *    *    *    *    *    *


たぶんですが、課長にとって私って
自分が着任するずっと前からここにいて、
何かと自身の燃える理想を阻止する
「目の上のたんこぶ」的な
存在なんだよねー、きっと(笑)。


それは話していると微妙に感じるもん。


なんかね、なんか…
腹を割って本音を打ち明けてくれるような
安心感を私には持っていないんだよなぁ^^;


だから、一対一で話していても、
私の本意を根本的に誤解しているようで、
毎度納得の行く話し合いにならず、
いつもいつも打ち合わせが不完全燃焼に終ってしまう。


    *    *    *    *    *    *


本日も、規定メンバーのミーティングが終ったあとで
課長に個別に話を持っていったら、
課長、メールを読みながら目を合わせず、
口ぶりはなんとなく防御体制なんだよね(笑)?


まーねー、契約会社の出向社員という下の立場でありながら、
年齢は自分よりも上、当該現場歴も自分よりずっと長く、
しかも立上げメンバーのため、運用の歴史を一から知っている…
となれば、コンプレックスを抱くのもわかりますが、
こっちがまるで気にしていないことを、
あなたはなんで気にするよ(笑)?


私にとって、出向先のクライアント企業さんの正社員は
たとえ腐っても(爆)、課長は課長、主任は主任よ。


たぶん課長は気がついていないだろうけど、
彼の仕草や言葉の一挙一動の中に、
「立ち入って欲しくない」、私の関与を押しとどめる
無言の反発を感じて、
少々寂しかったりする私なのだった。


    *    *    *    *    *    *


ずーと以前から、私は思っているんだよ。


「伝わらない気持ちなどこの世には無い」って。


好意を持たれている、持たれていない、
肯定されている、肯定されていない、
必要と思われている、思われていない、
そういった相手の感情は、
相手が何を明確に言葉に出さずとも、
如実に自分に伝わってくるのだ。


人間関係に悩むスタッフさんの話を聞いてあげていると、
「私、○○さんに嫌われているみたいなんです」
という言い方をよく耳にする。


「考えすぎじゃない?いつ誰がそんな事をはっきり言ったのよ?」
という慰め方法もあるけど、私はそれを選択しない。


本人がひしと感じる他人の感情は、
なにひとつ証拠が無かったとしても、
たいていの場合、それは真実なのだ。


第三者にはわからなくとも、
当事者は相手が呈してくるリアクションのひとつひとつを
無意識に受取り、無意識に観察し、無意識に分析して
無意識に結論を出している。
それを他人にうまく説明できないだけだ。
表面に見えることだけがすべてじゃない。


    *    *    *    *    *    *


課長は私と話している間中、
PCに向かって機械的に、
よく中も読まずに太字のメールを既読にする作業を
続けていたけど(笑)、
ふと目をやったPCの画面には、
英語のメールがたくさん映っては消えた。


実は持ち越し案件とは英語対応に関する話だった。


むふふ、あたしゃー、英語はチョー苦手なのよ(爆)!
でも、それとグループ運営や人選・人の手配と配置、
そしてルール付けや運用フローは、別な話だと思っている。


私と同様、社員さん達も皆、苦手だと思っているからこそ、
ついつい正当な意見が出せずにいるのですが(笑)、
それはそれ、これはこれなんじゃないのかなぁ…


課長は課長なんですから、
私に勝ちたいとか、そんな変なことは思わずに(笑)、
一緒に最善の策を考えていければいいのですが、
向こうがこだわっているうちは、なかなか同じ歩調は
取りにくいかもしれませんね。


そうこうしながら私の話にうなづいているうちに、
課長、「あ」と何かを思い出したように、
ふいに立ち上がって、急に急いでどっかに
走って言っちゃいましたよ(笑)。


わかりやすいなぁ、この人って(笑)。
打ち切りたいのよね、この場を(笑)。


    *    *    *    *    *    *


本日の課長は、
打ち合わせの中で提議される大小様々な議題に
「なるほど。了解、今、話をつけるよ。」
とか言って、さほど緊急でもないネタに関して、
なんとミーティングの最中に突然その場で
関係部門に電話したりするんですが、
(「あ?もしもし○○君?オレだけど。
あのさぁ、例の件だけどさぁ」←室内に響く声(笑)
電話だけならまだしも、
「わかった。ちょっと小田君にすぐ言ってくる!」なんて
その都度速攻立ち上がって走って出て行くわけです。
が、そもそも課長が居ないと成り立たないミーティング。


私は、課長が行動力と自分の仕事振りを見てもらいたくて、
この場ですぐに動いてしまっているようにしか
見えないときもあって、
中断してしまった会議の場で、
苦笑しちゃったりするのですが、
主任(50代前半/男性性社員)もひとこと。
「別に今じゃなくなっていいのになぁ…」


そして声をひそめて、さらにひとこと。
「誰か止めてくれないかなぁ。
ぷらさん、止めてよ(笑)。
ダメじゃん、止めてくれなきゃ(笑)」


主任が人差し指でおどけた仕草で私を指差すので、
私も「それって主任の仕事でしょ(爆)?」と
ブーイングのリアクションで反撃(笑)。


これをお読みの方で、もし「上司」と呼ばれる方がいたら、
私からもひとこと(笑)。


部下には何もかも、バレてますよ~
建前も体裁もこの際いいですから、
何がベストか本音をぶつけ合って
皆で考えましょうよ!


私達のグループは、正社員も契約スタッフも
長い人で双方5年来の付き合いだし、皆仲がいい。
私にとっても立上げからずっと共にやってきた
話の通じる人達である。


そんなところにポンとよそから着任した
課長と主任は大変だったと思うけど、二年経って
今だ課長のほうに、「身内感覚」が持てないのは、
間に見えない壁のような
障害物があるからのように思うけど、
それを築いているのって、
むしろ課長のほうなんじゃないかなぁ。。。


いろいろ身軽に動いてはくれるんだけど、
何かが届いていない、
何かが伝わっていない。
結局、なんにもわかってもらっている気がしないんだよね。


行動派に見えるけど、小さい頃は
「引っ込み思案で人見知り」だったんじゃないかなぁ…
と、分析して唐突に今日の日記を終える(笑)。


2006.02.13

トリノオリンピック

トリノオリンピックが開幕した。


(この日記はおととい書きかけて今日仕上げたものなので、
時間の感覚がかなりズレてます。ご容赦!(笑))


土曜日は、朝の家事の時間、
映りの思い切り悪い台所のTVをつけながら、
開会式の様子を横目で見ながら茶碗を洗っていた。


それにしても、この選手入場のBGMは
個人的に良かったですねぇ(笑)。
日本全国の40代ならたいていが涙するであろう、
往年のディスコミュージック満載です!


私なんか、アナウンサーうるさいっ!
音楽もっと聞かせろっ!なーんて、
思わず思っちゃいましたモン(笑)。


途中、中座もしたのでABBAは未確認ですが、
私がフェイバリットとしてこのblogに貼り付けている、
「君の瞳に恋してる」も「ラジオスターの悲劇」も、
「Funkytown」もちゃんとやってくれました!


マイケル・ジャクソンもドナ・サマーも、
サンタ・エスメラルダの
「悲しき願い」もありましたね~(笑)。


こういうのって、どっかの国の
名のある作曲家のそれっぽい大曲よりも、
よっぽど胸がワクワクしちゃいますよ。


そんな風に思って心躍った同世代の方も
多いのでは?


プラカードを持つ女性のコスチュームが
スカートってのもいいですね。


松の木だか雪だかわかんないですが(笑)、
10人がかりで何時間かけて制作したか知りませんが、
女の人がスポーツの祭典に真っ白いドレスだなんて、
素敵じゃないですか?欧州ぽくって(笑)。


    *    *    *    *    *    *


ですが、そんな事よりも何よりも、
私はTVの放映中ずっと、
12月に新人で入った大石君(20代前半/男性スタッフ/仮名)
の事を思っていた。


大石君は、高校卒業後、
英語じゃない語学を勉強したいと思い、
たまたまご縁があって習ったイタリア語の先生が
彼の学習意欲に火をつけたらしく、
その後イタリアに数年間留学して帰国した。


よって(たぶん)イタリア語はペラペラのはずなのだが、
サッカーのワールドカップ以後、イタリア語を生かせる仕事も
このような地方都市では皆無に近く、
最終的に、今いる弓月君の紹介で
この職場にやってきた。


弓月君は、最初の退職から数ヵ月後に現場復帰し、
短期契約だったのでお別れ会を開いてもらって昨年辞めたのだが、
ある日、「今って仕事ないですか?」なーんて連絡で
なんと二度目の現場カムバックを果たし(笑)、
取り敢えずはお金をためて、今度は
来春大学を受験しようなんて思っているらしい。
大石君はその彼の中学の先輩なのだった。


    *    *    *    *    *    *


私は、
こらえ性がないのでひとつの仕事が長続きせず、
一度飽きてしまうともうダメ。
皆に半分ニートと呼ばれ(笑)、
一見チャランポランに見えるこの弓月君が実は好きだ。


長く仕事を続けて辛くなってくると、
ふらっと退職の意思をほのめかしてくるが、
遅刻が多い割には、会社を休んで勤務に穴をあけた事は
実は一度もない。
(それは皆わかっているので、それなりに評価している(笑))


人を見る目は、しごく的確。
他人の短所も、一瞬にして見抜く。
おかしいものをおかしいと言って来るその中身は、
その辺の大人よりずっと筋が通っている。


が、いかにもヘタレキャラなために、
なかなか言い分が通りにくかったりする(笑)。
彼、不満(笑)。しょうがないべ、
その業務態度と遅刻回数じゃ(爆)!


この人にはウソはつけないので、
私もウソ偽りのないところを
いつも直球ストレートに言う。


大学を中退して10代で入ってきて、
研修中に断りもせずに、
いきなりカバンからごそごそと
カレーパンを取り出して食べるような子だったのが、
今は言葉遣いもスマートに、
まっとうに仕事が出来ている(笑)。


そんな弓月君の成長を見るにつけ、
人の可能性を肯定したくなるよ(爆)!
これは恐怖心を抱くぐらいに厳しかった
初代班長のマサユキさんと、
いい兄貴分だった二代目班長だったヨッシーと
UG仲間である現班長の神山君の
三人合算の指導の賜物だろう(笑)。


職場のトイレからトイレットペーパーを
当然のように持ち帰って職場の研修室に戻ろうとしたところ、
中に課長が居たので入れなくなってしまい、
最終的にドアの足元にトイレットペーパーを置いて入室し、
それが後で見つかり、「ここは学校じゃないんだぞ!」と
みんなに怒られたっけね(笑)。


それでも弓月君には、行動が常識外れであっても、
理屈を説けば、「なるほど」と納得してくれる頭のよさと、
人としての品格がある。


風変わりなご家族のようですが(笑)、
愛されて育った無防備な憎めなさがあるんだよね。


その彼の紹介なのだから、
破天荒ではあっても、どこかに共通点のある、
たぶん「いい人」に違いないと思った。
そしてそれは当たっていた、と、思う。


    *    *    *    *    *    *


大石君は、実は以前他の仕事に応募してきて、
採用されなかった人であった。
契約担当の細川さんが、
どこかで名前を聞いたことがあるというので、
確認してもらったところ、それがわかってちょっとビックリ。


「どんな人だった?」
面接の前にそう尋ねたら、
「なんか、ちょっとイマイチな感じの人でしたよ?」
と、細川さん。


「スキルもたぶんないです、その人。」


あれ?でも弓月君は、「オレぐらいはあるかも」
って言っていたんだよ?(微妙な言い方だな、あはは)
「うーん、そうですか。ちょっと、
あまりお薦めできませんが…」


こんな場合、私は断然弓月君を信じるね(笑)。
別な仕事に応募してきたのなら、
一次面談者の細川さんは、
その仕事への適・不適で物事を見ているはずだ。
うちの仕事に必要なマインドやスキルがあるかは
全然未確認だと思うんだよね。


弓月君、弓月君、大石さんて、どんな人?
「欠勤は?」「たぶんしないと思う。」
「遅刻は(笑)?」「うわ、それはオレに言ってるわけですか(笑)?」
「ここの仕事は普通に出来そう?」「やれば出来ると思う。」
「言葉遣いは?敬語とかは?」「オレよりはずっとマシ(笑)」


あ、でもー…でもー…、なんつーか、
実際に会ったらびっくりするかも。
なんか、いきなりヤバイっていうか…


服装や髪型が変なの(笑)?


いや、その、うーん、なんていうか、
驚くかもしれない。。。


弓月君が何を以ってそう言ったのかは、
未だによくわからないよ^^。
実際に初めて会った大石君は、
ごく普通のありふれた若者だったから。


人相が悪いって事を言いたかったのかねぇ。。?
人相、悪くないけどな。
確かに絵皿の唐子のような顔立ちだけど、
(うわ、今イメージ検索したら、これ、マジで似てる(爆)!)
カシこくて機転の利くいい子だと思うよ。


そして研修をしてみたら、PCにはものすごく慣れていて、
「いったいどこが"スキルがない"なのよ?」
と、細川さんの人を見る目を疑いもしたけど、
確かに趣味・特技、キャリア・経歴に
そういった事を連想させる一切の文字が載っていなければ、
この人は永遠にウチの「過去の応募者洗い出し」に
引っかかっても来ない人なのだった。


彼のような人が埋もれている事を知り、
私は応募者全員アンケート作戦を思いついたのだった。


    *    *    *    *    *    *


さて、トリノオリンピック。
なんだよ、昨日と今日のハーフパイプは。
ジャンプの原田のまさかのミスは、
コーチが悪い仮説ってホントかぁ?^^;
ま、元々、個人的にさほど盛り上がっていない分だけ、
救われた…と言うべきか(笑)。


そんな事よりも、
大学に入ってイタリア語の勉強をしたかった
と、語っていた大石君が、
今、どんな思いでトリノオリンピックを、
見つめているんだろうか。


「イタリアは最低。イタリア人はダメっすよ。」
みたいなセリフをちりばめつつ、
研修中はイタリアの面白い話を
たくさん聞かせてもらった。


今、まったくイタリアには関係のない、
ウチのような仕事に就いても、
今も何かの憧れが消えずにいる事ってないだろうか?


独立したけどうまく行かなかった人、
希望の職種を目指して長年頑張ったけど諦めた人、
フリーランスの仕事が激減して立ち行かなくなった人など、
うちの職場には、
夢破れて気がついたときには年齢的に収入の手段がなく、
最後の選択として、
非正社員の仕事を選んで応募してくる人が多いけど、
大石君のような若者は、
まだまだ冒険できる未来があるもんな。


大石君の班は、今ちょっと仕事が停滞気味で、
メンバーは少々モチベーションが下がってダレている。
そんな折にトリノを見たら、
彼のイタリア熱が再燃しちゃうんじゃないか?と、
ふと不安になる今日この頃なのだった。


いや、若くても安定した
自分自信をきちんと持っていながら
状況にも他人にも適度に合わせてやっていける
大石君のような人を見ていると、
「年齢じゃないよなぁ…こういうのって。」
と、思わずにはいられないですよね。
性格なんだろうけどね。


ところで、人を見る目のある細川さんの
あの悪評っていったいどこにあったんでしょうね。
やっぱり人によっては、ダメな人相ってあるのかな(笑)。


2006.02.12

労働者の味方

交通事故(もらい事故)でしばらく休んでいる
川田さん(30代前半/女性スタッフ/仮名)から
契約会社に電話が入った。

「お医者さんから、3月一杯までは
仕事をしないほうがいい、と言われた」とのこと。

え?細川さん(30代前半/女性/仮名)、
今なんて言った?
(2月一杯じゃないの?3月?聞き違いかな…)

いえ、2月じゃなくて3月です。
3月一杯です。

冗談ではないとわかっていても、
「冗談でしょ?」と、持っていたシャーペンを放り出す。

川田さんが事故に遭ったのが1月中旬。
事故と言っても、怪我などはなかった模様で、
座っていた助手席側のドアが少しへこんだ程度、
鞭打ちなどの後遺症もなし、とのことだった。

申請してきたお休みは、「大事を取って一週間」
ということで、班長は急いで緊急シフトを組み直し、
24時間365日稼動体制に穴をあけないよう、
臨時のシフトを現場の上司(正社員)に提出した。

10人以内の小班で24時間を年中無休で回すのは
シフト的にはかなりギリギリなのだが、
そこから一人が一週間抜ける、という事は、
メンバーには重い負担となる。

が、こういったときは「お互い様」なので、
文句を言う人などは誰もおらず、
「一週間の辛抱」と心得て、
淡々と出社して仕事をこなすのが常なのですが、
私と契約担当の細川さんと営業のメグちゃんの間には、
いや~な胸騒ぎがあった。

本当に一週間したら、きちんと出てきてくれるのか?

これが私達のおおいなる疑問。
もちろん、中の人もそのように思っていることだろう。

今でこそ安定してきたものの、
川田さんは当初、遅刻が多くて
企業さんによくお叱りを受けた。

夜勤の仮眠時間を守れずに、朝まで寝てしまい
責任者の社員さんに何度か激怒して怒鳴られたり、
事前にわかっている用事なのに、
その日のの直前になって早退届を出したり、
自分の手際が悪くて延々と長引いた引継にも
当然のように残業届を出すので、
「指導して欲しい」と、責任者の方から指摘を受けたり
とかく勤務態度と勤怠に問題が多い。

特に明文化されていなくても、
誰もがそうと心得て共通の認識で動いている事柄なども、
「聞いていない」「誰も教えてくれない」と感情的に怒り出すので、
たぶん彼女はアスペルガーさんなんだと思っているが、
私が職場でAS(アスペルガー)だと思っている
ほかの人達に比べると、
手を貸して守ってあげたくなるような
「人の良さ」がないのが痛いね^^。

いや、私に対しては結構「いい人」だよ?
たぶん一回り以上の年齢差や
理屈が矛盾していないところに
好感を持ってくれているのだと思うけど、
他の人から聞く彼女の話は、
いいところがひとつもない。

ルールを守らない。常識がない。
忘れ物が多い。だらしがない。
言葉遣いが汚い。感情的。
すぐに切れる。他人に対して攻撃的。

要するに川田さんは、同様にアスペルガーと思われる
班長の前ぽん(20代後半/男性スタッフ/仮名)と同じく、
何をどう考え、何を気にして、どういう行動を取るのか
イマイチ予測がつかない、安心できないスタッフさんなのだ。

それでも前ぽんは、性格の呑気さと天然ボケなところが
まだ周囲の批判を和らげ、
あきらめ半分で愛されもしているけれど、
川田さんは、そういった意味では孤立無援だろう。
正社員の中には、
「オレは女の子には優しいつもりだけど、
何があってもアイツだけは助けたくない」と、
公言している人もいるくらいだ。

何事にもキッと目を吊り上げて
相手をののしり、いちいち
食って掛かるようなところがあるのだ。

    *    *    *    *    *    *

申請の出ていた一週間の休みが終る間際に、
契約会社に川田さんから、
「体調が思わしくないので、もう3日休ませて欲しい」
と電話が入った。

その連絡を受けた私達は、やっぱり…とため息が出る。

と、思う間もなく翌日(だったかな?)に、
「医者から当分仕事をしてはいけないと言われた。
もう一ヶ月休まなくてはならない。
経緯は口では言えない。あとで手紙を出します。」
という連絡が入った。

追って届いた手紙には、診断書が二枚入っていたが、
一枚は外科のもの、もう一枚は心療内科のものだった。
たぶん外科的にはほとんど問題がないので、
その足で心療内科に向かったのだろう。
診断書の日付は1日違い。
なんか、公然と休むための証拠固めの為に
病院に行っているようにも思える。
だって、どちらも素人の私が見るに、
「本人次第では?」という内容のものだったから。

医者は(たぶん)、本人が「痛い、生活に支障がある」と言えば、
全治一週間と書くし、「気分が悪い。体調が戻らない。」
といえば、「精神的休養を要す」と書くんじゃないのかな。

また、手紙を読む限り、「口では言えない内容」が
どの部分なのか見当がつかず、
「口外しないでくれ」と書いてある内容は、
正当な休みである事を証明するためにも
むしろ企業さんにはきちんとお伝えすべき内容で、
三人とも、一様に首をひねったりした。

まぁ、たぶん彼女はASさんだと思うから、
半分は割り引いて考えないと(笑)、
なんて、明るくその場を収めたけれど、
そのときに2月○日と約束した復帰日が
2月一杯のお休みに変わってしまい、
さらに今度は「3月一杯休みます」と言われると、
さすがに、シャレでは済まなくなる。

私達は企業さんに直接雇用されている正社員ではなく、
契約会社が責任を持って出向させている契約スタッフなのだ。
1月半ばの一週間が10日になり、
寸前にそれがあと一ヶ月と言われ、
その途中で2月一杯になり、
今度は3月一杯まで、となる。

企業さんは、出勤日を全日出社するという大前提で
契約スタッフを受け入れてくれているのであり、
それが数ヶ月も出て来れないとなると、双方ギクシャクしてくる。
それがアクシデントによるものとわかっているだけに、
表立ってクレームを上げるわけにも行かないが、
それもいついつまでに復帰できる、という見通しがあってのこと。

心身の健康は致し方ない部分もあるが、
客観的に厳しい運用を強いられている仕事の現場から見れば、
こんな約束の守れないズルズルとした話はないでしょう?
この調子では、「3月一杯」と言われてもどこか信用できない。
企業の担当者に「今度は大丈夫なんでしょうね?」と
念を押されて、その度にメンツを失う事の繰返しだったが、
再度そのセリフを頂戴しても、もう、私も営業のメグちゃんも、
はっきり言って自信などまったくない。いや、もう言えないよ。

「それで病院の先生は何て言ったの?」

「まだ調子が悪いんだったら仕事は休んだほうがいいって。」

「時期はどうなの?何か言われた?」

「だから、直るまでは休養が必要という話でした。」

細川さんとは、こんな押し問答?が繰り広げられた模様。
そうよね。これって、本人が「大丈夫です!」と言いさえすれば、
医者が止めるような内容の話ではないもんね^^。
結局、医者じゃなくて川田さん次第じゃん。

    *    *    *    *    *    *

一昨年から昨年半ばにかけて、
メンヘル要因で仕事が続けれられなかったスタッフが
たまたま現場でたくさん続いて、そんな彼ら、彼女らの姿を
間近に幾例も見てきた。(最近また発生してしまいましたが…)

よって、何かの精神的な要因で体調に影響が出てしまい
前日の夜に突然の高熱が出たり、
朝になると吐いてしまったり、
また市の中心部までは来れても、
そこから乗り換えの電車に乗ると
気分が悪くて毎日引き返してしまったり、
そういった事は、ウソ偽りや、やる気のなさではなく、
現実に「アリ」だと思う。

川田さんも、もらい事故がきっかけで
PTSDのような状況なのでは?とも推測でき、
それをうまく他人に説明できないのではないか?
と思えるフシもある。

だが、残念で悲しいことに、もしそれが本当なら
私の経験上、そういった資質の方が一度そうなってしまうと、
一ヶ月や二ヶ月での職場復帰は難しい。
予測も約束も当然不可能。

昨年は、一ヶ月も休めば元気になってくれるのではないかと
企業さんと掛け合って「休業」の了解を取り付け、
2名のスタッフを「自宅静養」させたことがあるが、
いずれも結果的に企業さんの期待を裏切る結果となってしまった。

以後、私は、この手のスタッフさんの
この手の発症には
回復を待たないことにした。
判断はできるだけ早いほうがこじれないのだ。

    *    *    *    *    *    *

私には、あの、気に食わないことがあると
徹底的に反撃してくる感情に起伏のある川田さんが、
心身症やPTSDになるとはどうにも思えないのだが(笑)、
それは細川さんもメグちゃんも同様で、
休み癖がついてしまい、なんとなくだるくて
出社にフンギリがつかないで居るように思えるんですが、
頭数が足りなくて、これだけ困っている現場で、
復帰を先延ばしされるばかりで、確約もできない状況は
本当にいかがなものかと思う。

いつぞや私は、辞めたい、でももう少しなら続けてもいい…
と確たる退職希望はあるものの、
いつまでも終了時期をはっきりさせないスタッフさんに
「それが一番困るのね!」と叱ったことがある。

彼は長男とほとんど年齢が変わらないので
叱りやすかったこともあるけど(笑)、
できれば長く続けて欲しい反面、
そんな気まぐれでどうなるか自分でもわからない延長なら、
来月末で退職します、と、きっぱり言ってもらったほうが、
早めに対策が取れて、みんな助かるのだ。
大事なのは、安定感と確実性なんですよ。

川田さんが退職したいと思っている気配は全くない。
川田さんのような人は、たとえ自分にどのような非があっても、
絶対自分から「辞める」とは言わないだろう。

ここだけの話、
川田さんが「待つに値するスタッフ」であるなら
何度か先延ばしされても、私達は辛抱強く待つし、
企業さんにもそのように掛け合いたいと思う。
また、「回復が思わしくない」という事実を
根本から疑うこともないだろう。
でもねぇ、居てみんながとても困っているような人なら、
むしろ居ないほうがいいわけで、
私はこれ以上、当てのない約束を信じて待ちたくないし、
そんな怖いことできないよ。

    *    *    *    *    *    *

ぷらたなすさん…今週は先方の課長が出張で不在ですが、
来週は、この件を説明しに行かなくちゃいけません。
うーん…なんて言ったらいいか…
言い方じゃなくて、方針ていうか、どう進めるべきか…

営業のメグちゃんが、困ったように相談を持ちかけてきた。

かねてから問題の多かったスタッフだけに、
「ぜひ待っていただけませんか?」とは
とても胸を張っては言えない。出方に迷うのだ。

メグちゃん…、
可能かどうかは別にして、本音で言ってもいい?
私、川田さん、要らない。もう、ちょっと、たくさん。
でも、病気を理由にスタッフをクビにしちゃいけないんだよね?
(現場担当の私は、法律等にはうとい^^)
だったら、区切りのいい次期契約更新までの数ヶ月間を、
逆にゆっくり自宅静養してもらったら?
その間、現場には代替スタッフを用意できませんか?

だって、うちのスタッフは一人前になるのに二ヶ月以上かかるよね。
だから、一ヶ月、二ヶ月の入院や怪我なら
企業さんも待ってくれるわけださ?
そこで代替の新人を入れたって、
すぐにはなんの役にも立たたないし
研修だけで終っちゃうよ。
だいたい二ヶ月ぐらいなら、新人が立ち上がる前に、
元のスタッフが戻ってきちゃうもんね。

だったら逆に、川田さんの静養のほうを伸ばして、
ゆっくり確実に出られるようになるまで休んでもらえば?
企業さんにも確実に出られるまで休ませることにさせてください
って言って。

そうするとあと数ヶ月あれば代替スタッフも立ち上がるから
あとは川田さんは別に復帰しなくても大丈夫。
もしその時期近くになって、
川田さんがそれでもやっぱり「まだ回復に時間かかる」
っていい始めたなら、その時こそ契約終了にして、
その代替スタッフの人を正規メンバーにすればいい。
結局はたぶんそうなるんじゃないの?

ぷらさん、でもそれは辞めた方がいいです。
と、横から細川さん。

以下、細川さん。
いくら「○月まで休業して…」と持ちかけても、
川田さんならきっと、「それって私が要らないってことですか?」
と、すぐに聞いてくると思います。

「ええ、そうです。」って言いたい位だね。

いや、その件はまずまず^^;…まぁ抑えて^^;…
で、川田さんみたいなタイプの人は、
どんなに「体を確実に直して欲しいので休業を勧めた」
と言っても、「辞めろって言われた」と、
頭の中で変換しちゃうんです。

あぁ、なるほどね。それはあるね。

そうなると、今でもかなりいろんな人に
あれこれ相談しているみたいだから、
ウチ、本当にあることないこと言われますよ?
それに、いくら私達が頑張って誠意を尽くしても、
公的機関に話を持って行かれたら、
悪いのはどうしても私達になるんです。

あぁ、そうなのだった。

いかなる場合でも、法律と公的機関は
労働者の味方なんですから。

あぁ、そうなのだった。。。
微妙だな。。。

「いかなる場合でも労働者の味方」…
細川さんのこの言葉が、やけにパワフルで新鮮だった。
もしかしたら契約担当の細川さんは、
そういった各種の研修に参加して、
数々のケーススタディを学ぶに置いて、
彼女自身に強力にインプットされた言葉を、
私達に教えてくれているのかもしれなかった。

    *    *    *    *    *    *

新聞やテレビ等では、非正社員の労働者の問題点として、
一番に身分の不安定を挙げて、
期日以前の契約打ち切りや、
事前説明にない時給のダウンや
約束した昇給が一向に行われないなど
納得の出来ない扱いを受けた人達の怒りの声などを
覆面で流したりするけれど、
悪徳な会社は別として、たいていの会社は普通に法律を遵守し、
道徳と慣習に添ってまともに仕事をしていこうと思っている。

が、企業さん都合での契約の短縮や時給の値下げなどは、
こちら側ではなかなか阻止できない。

そして、それにも増して、
あなたにその賃金に値する価値があるかどうか?
という部分を会社も企業も非常によく見ていて、
どこかに大きな欠点があったり、
あなたが居る事でみんなが困っているような状況があるなら
事態はあなたの不利に進んでしまうこともあるってことです。

でも、そういう人に限って被害者意識がすごく強くて、
すぐにネガティブな発想に走るんだよね。

数年前、一週間に必ず2回は休むスタッフさんがいて、
「当てに出来ないでほとほと困っている。
契約している意味がない、なんとか指導してくれ」
と企業さんに言われて、彼女と面談したことがあった。

そして、企業さんからの要望を伝え、
企業さんは、体調が悪いのはわかるが、
それ以前に努力する姿勢を見せて欲しいと言っています。
できればもう少し頑張ってもらいたい、
と話したところ
「実は、前から辞めたいと思っていたんです」
という流れになった。

なんだか、プライドを保つためにそう言っている気もして、
その後も何度か、「本当にそれで手続きしていいの?」
と尋ねたけれど、彼女の意思は変わらなかった。

どころが、この話が後日、「自己都合」か「解雇」かで揉めた。

彼女は、「私は解雇」なのだから、
失業保険の即時給付の手続きを
契約会社に求めてきたのだった。
ヘタすると「不当な解雇」とも言い出してきそうな
憤慨の勢いだったと聞く。

納得していないよ?私は。
きちんと話し合ったし、退職を勧めた覚えもない。
もうちょっとまともに出てきてくれれば
それでよかったのだ。
(まぁ、一ヶ月のうち半分も休むのなら
 解雇でも文句は言えないと思うんだけど…)

それに現場担当の私とは穏やかに話を進めても
一方で契約会社のほうには、とことん文句をぶつけてくる
というのも、太刀打ちできるかできないかの
判断が働いているようで正当な感じがしない。

でもたぶん、そういう人ってそうなんだ。
そして、公的機関も法律も、
いかなる場合でも「労働者の味方」なんだよね。
言っちゃいけないことだけど、キビシーなぁ。。^^;

いろいろ事情はあるにせよ、
たいていの会社とたいていの人が、
相互の信頼を持って問題なく働いているのに、
ほんの一握りの人の言動が
周囲に大きな誤解を振りまいていくこともあるんですよね。

本当に利益ばかりを優先してスタッフを大事にしない
ダメダメな会社なら、それこそ「労働者の味方」は
立ち上がるべきだと思うけどさ。
なんでもかんでもこっちのせいにされちゃうのなら、
私達のほうが、よっぽど「弱者」じゃないの?
なんて思っちゃうよ(笑)。




スポサーリンク

新人さんが決まった!

新人さんが決まった!


1名はお待たせすること二ヶ月。
1名はお待たせすること約20日。


事前研修を契約会社で終えて、
2月1日には企業さんに入れなくてはいけなかった新人さんが、
金曜日にようやく決まった!


過去の応募者に電話掛けをしたり、
別な仕事に応募してきた人にアンケートを書いてもらったり、
策を講じ初めて間もなく状況が動き出した。


二日後に久しぶりの応募者があったのだ。
思わずニンマリしちゃったよ。
ほらみろ、世の中こんなモンさ!と、
たまには調子に乗って
自分自身にガッツポーズを取りたくなる(笑)。


ダメで元々で着手してみた善後策は、
最初から期待薄とわかっていた通り、
やっぱり全然成果はなかった。


けれど、
まぁいいじゃん、地道にやろうぜ、
と、思い直して取り組んでいると、
意外にも幸運が舞い込むことがあるんだよね。


    *    *    *    *    *    *


状況が停滞してしまい実績がなかなか上がらないときは、
崖っぷちで結果をなるべく早く出さなねばならず、
即効性の高い施策しか目に入らなくなるので、
それらのすべてを試してもダメなときに、
数ヶ月先にしか身を結ばないと思われるような方法や、
確率のとても低い方法は、
一見やったって無駄で、徒労に終るように思われる。


でもね、それって結果じゃないんですよ。
一度すっかり消えてしまった火を、
また最初から起こそうとする作業だと思うんです。


普通は、
「こんなことやったってすぐに効果がでるわけじゃなし…」
と、否定的に思ってしまうよね?


うん、確かにそのとおり。
ですが、自分の場合はなぜか結果に結びつくことが
とても多いんです、これが(笑)。
火は起こらなくても、摩擦で温度が上がっていくのかなぁ。


たとえ遠回りに見える小さな一歩でも、
動き続けることで、少しずつ少しずつ
何かがどこかで活性化していって、
どこかのタイミングで、
ふっと風向きが変わるっていうか、
それをわかっていて、
経験則として信じている、
私の苦境突破策でもあります。


もちろん、そうやってさらにダメでも
個人的には全然いいの、
苦しいなぁ、とは思うけど、
気持ちまでは落ち込まないの。


しょうがないじゃん、
何をやってもうまくいかないときは、
「それもアリ!」と思いつつ、
ひたすらこらえて謝るしかないし、
幸い?少々うまくいかない事が続いたって
それで自分や家族の生死に関わるような
問題ではないもんね~^^;


なーんて、たまたま結果が出たから
妙に調子いいだけであって(爆)、
これがまだ同じ状況なら、
blogにも愚痴ばっかり書いている日々なんじゃないか
と、思います^^。絶対(笑)!


    *    *    *    *    *    *


さて、残念なことに、"久しぶり"にやってきた応募者は、
とても企業さんに推薦できる人ではありませんでした。


それでも、やっと現われた希望者がもったいなくて(笑)、
研修次第でなんとかなるだろうか?…?…なんて、
「お断り」の踏ん切りもつかずにいるうちに、
二人目の応募者。この方も、うーん、イマイチ。


…といったところに、
翻訳のフリーの仕事が諸般の事情で激減したため、
なんでもいいので、定職に就きたい女性が現われ、
(英語のできる人は、喉から手が出るほど欲しい!)
お一人決定!※英語以外のスキルも人柄もOK!


その後、申し分のない、とてもいい人なのに、
シフト的な条件が合わずにお断りした人を一人挟んで、
金曜日に、面接した方は、
ご年齢(40代前半)相応のアクの強さはあるものの、
業務に関係する各種の知識・経験が豊富なのと、
「年齢制限」の壁に阻まれて
なかなか定職に就けずにいた方なので、
少々エラソーな雰囲気にはこの際目をつぶることとして、
この方に決定!


このぐらいのキャラなら、中に入って
業務と人に揉まれていく内に
臭みは消えるんじゃないのかな。


ただし、若いリーダー達のちょっとした物言いに反発したり、
経験がある分、業務に対して真摯な姿勢が持てなかったり、
職場としてどこにでもあるローカルルールや空気、価値観などに
うまく馴染んでいただけるよう、
要所要所での軌道修正的な自分の手出しは必要と感じる。


    *    *    *    *    *    *


細川さん(30代前半/女性/仮名)に
採用の連絡をしてもらい、
早速企業の担当者さんに報告、
スケジュールの確認をして、
速攻、明日から事前研修です。


男性の方は、2月が誕生日なので、
今回の研修は途中から私も含めてALL40代という
かつてないアダルトな研修になりそうです(笑)。


が、しかし。
これで喜んで入られないノダ。


昨秋入った新人さんのうち、
1名が体調不良で2月末での退職が決まった。
私達の職場にはよく発生する、
メンタル要因が強い出社拒否症のようなものだ。


自分が居ればなんとかなったかも…と、
毎度思うたびに、悔しいね。
年齢が高くて他人に対して余裕のあるリーダーが
もっともっとたくさん欲しい。


また、ほかにも2月末で退職するスタッフが2名いる。


と、すると3月1日には3名の交代要員を
企業さんに送り込まなくてはならないことになるが、
事前研修の期間を差し引くと、
人選の期限は今週の金曜日だ。


と、すると残された時間はあと5日間。


フツーに考えて、昨年から持ち越している
欠員を埋めるのでさえ、こんなにかかったことを思えば、
一週間で三名なんて、現在の応募状況から見て、
大変厳しいと思う。


なので、ここで手を休めてはいけない。
安心しちゃったらダメなんだ。


今週は、Good luckにめぐり合えるんだろうか?
果たして。。。。


2006.02.09

逆なこと言わなきゃ

昨日は、チョッと失敗したなぁ。。。(ショボーン)


この前、担当外の別部署に入れた
新人の遠藤君(20代後半/男性スタッフ/仮名)について
先方の研修担当(他者スタッフ)から、
こう言われたんだ。


「彼、時間のかかりそうな人ですねぇ…」


そう、確かに見た目がぱっとしないし(ごめんっ!)
おっしゃる通りの初心者さんなので、
第一印象は誰もがそう思うんです。


でも、実は違うんですよ。
一見、わかっているのかいないのか
よくわからないんですが、確認で質問してみると、
ポイントはすごく理解してくれる人なんですね。


しゃべりも、別人か?とビックリするぐらい、
その気でロープレをさせてみると、
元気よく明るくメリハリのある話し方です。


だから、ちょっと接したぐらいで
そんな風に判断されるのはやっぱり悔しいのよね。


それに、一昨年、その他社スタッフの研修担当には、
ウチのスタッフの何人もが「スキルがない!」って
文句を言われて、あまりに理想が高く細かいその教え方に、
体調を壊してリタイアする人まで数人出たぐらいなので、
彼のそういった言い方を聞くと、あれから二年経っているのに
以前の悪夢?の嫌~な雰囲気が一瞬にして蘇って、
「コンチクショウ、おまえなんかにそんな風に言われたくないよ!」
と、どうしても平常心が波打つんですよ^^


なので、通路でのすれ違いざまにちょっと世間話をして、
その流れで遠藤君の話が出たときに、
私、不意を突かれて、つい、
「あ、そんな事はないと思いますよ。
彼、見た感じよりは結構、物事を理解できる人です。」
って言っちゃったのよねぇ。。。


これ、まさに反論だよねぇ、予防線のバリアだよねぇ(笑)。
で、言った後で「しまった!」といたく反省。
誰だよ、今はソラさんは別な業務に従事していて、
たぶん研修はやりたくてもできないはず、なんて言ったのは!
彼に対して、まったくの無防備だったじゃないのさ!^^


    *    *    *    *    *    *


そ、まさに無防備、ノーガード!だって
その研修担当/ソラさん(30代前半/男性他社スタッフ/仮名)
みたいに、プライドの高い人には、
何かを薦めたり、他人を誉めたりしたら、
絶対ダメなんだもん(笑)。本来なら用心してかからなきゃ。


思うに、「遠藤君て案外理解度ありますよ?」
なんて言ったら、これから先ずっと、
合うたびごとに、
「彼、どこか理解度あるんですか?全然何もわかってないねぇ…」
と、毎度苦笑する様に首をひねるに決まっているもん。


つまりプライドの高いヤツというのは、そういうモノなのだ。
その人の前で何かを正当に評価すると、意地になってでも
逆の考えのほうに固執してしまうモノなのだ(笑)。


なので、この場合は、上記のようなトークではなくて、
以下のように話すのがベストだっただろう。


「いやー、ソラさん、遠藤君なんですけど、
彼、大丈夫でしょうか?
なんか、あんまりよくわかってないし、ボソボソしているし、
ソラさんをとてもてこずらせちゃっているんじゃないかと、
心配で、心配で…」


そしたら、ソラさんはこう言うだろう。
いや、そんな感じでもないですよ。
心配しないで下さい。
研修は順調です。てこずることもないし。


そう。そういうべきだったのっだ。
いや、もっと一押しするのなら、
「手のかかる人をお願いして、
本当に申し訳ありません。。。」
と、畏怖と卑下の態度で、
深々と頭を下げて、丁寧にお願いするのがよろし(笑)。


そうすれば、必ずやソラさんは勝者の余裕で、
「まー、やってみますよ」なんていい気分で
立ち去っていくに違いないね。


機嫌がよけりゃ、少ししたら、
「遠藤君、頑張ってますよ」なんていって来るかもね(笑)。


他社スタッフが仕切っている部門に、
後発で僅か数名人を入れる、というのは
そういう作戦も必要なのだった。


…ということを久しぶりですっかり忘れて、
ついうっかり、「素」の受け答えをしてしまったというわけ^^;


いや、反省、反省。
ソラさんて、なかなか一筋縄では行かない人なんで、
遠藤君が不利になったら申し訳ないよね。。。


    *    *    *    *    *    *


久しぶりに思い出した手法を応用して、
事務職で入った新人さんのお昼のマッチングをしてみる。


実務の新人さんと違い、事務の新人さんは、
その他大勢のほかのスタッフ達と
言葉を交わす機会がほとんどない。


誰かが他の人と手を握らせてあげないと、
このままではかなりの当分の間、友達も仲良しも、
この職場では見つからないかもしれないのだ。
(ま、そういう感じの控えめで大人しい方なんです)


で、キャラ的に一番仲良しになれそうな確立の高い二人組みに、
「明日から当分、お昼を一緒にとってあげてくれ」と
言いに行く。


で、ここで肝心なのは、
「性格も似ているし、きっと仲良くなれると思うよ?」
なんてことは、口が裂けても言わないことだ。


そう言ってしまったら最後、
「ぷらさんには『絶対合う』って言われたんですが、
たいしてそうでもないですよ?」
と、必ず言ってくるんだよね。


なので、「もしかして全然性格が合わないかもしれないんだけど、
そこは先輩だから、ちょっとだけ我慢してもらって…」
などと言うと、その気で構えていたら実際は意外にいい人なので、
「ぷらさんに言われたよりはずっといい人ですよ!」
なんて、結局無二の親友になっていったりするのだから、
人間てわかりやすく出来てますよね(爆)。


目の前の人間が、自分ではない誰かによさげな評価を下すと、
「そうでもないじゃん?」と反発して思いがちなのが、
人の世の常ってことですよね。


期待度を高めてお願いするよりも、逆なこと言って、
意外性から素直になっていただくのが一番かも。
もちろん、その人も性格にも寄りますが。


まーず、「優秀」「経験者」「慣れている」「いい人」
こんな触れ込みで新人さんをみんなに紹介したときって
それを素直に受け取ってもらって
いい結果になったためしがないもんね(笑)。
そりゃ、ズルくもカシコクもなります。


「経験者って聞きましたが、本当ですか?
あの人、○○もわかんないですけど?」
なんてさ~(笑)、
そんな、兄弟げんかじゃあるまいし、
焼きもちやいたって、しょうがないでしょ(爆)!!


うっかりいい事言っちゃうと、
ホント、逆効果なのよねぇ(笑)。


2006.02.08

お願いはモノと仕組を準備して

今日は2月8日。
本来なら2/1に入れるべきだった新人が
まだ決まらない。


いい人が来なくて決まらないのではない。
募集しても応募そのものが一件もないのだ。


こいつはキツい(笑)。
自社に迎え入れる新人ではなく、
クライアント企業さんからの依頼を受けて、
約束の期日までに規定の人数を出向させる立場なのだから。


すでに発注はされてしまっているので、
もし人を商品に例えるのをお許し願うならば、
今は、納期が遅れに遅れて
しかもいまだメドもたたず、
ひたすら平身低頭でお詫び&お詫び、
針のムシロ状態といったところです。


広告に頼ってだけいても結果が出ないのなら、
この際、できる事はなんでもやってみるべきで、
たとえ今すぐの成果が期待できないとわかっていても、
無駄、とか、非効率などとはあまり思わない。


肝心なのは、自分が熱意を持って動くことで、
少しずつでも流れを変えることなんじゃないかな?
と、思う。


    *    *    *    *    *    *


1月下旬。
2/1は無理でも、翌週頭までなら、
まだ「間に合った」感がある現場のムードを伝え、
事前研修に取られる日数を逆算して、
あと二日で人が決まれば、まだ「イケル!」と
契約会社にハッパを掛けに出向いた。そして
採用担当の細川さん(30代前半/女性/仮名)に
進捗を尋ねた。


「細川さん、人選の進捗はどうですか?」


「全然ありません。」


「全然…」


「広告出しても、反応がないんで…」


ぷらたなす、ここで、チョト切れる。
いや、この言葉だけに直接にカチンと来たわけではなく、
このタイミングで、普段から言いたかったことを
ぜひ言いたかったのだ。


「細川さん、契約日は2月1日だから、
それはもう無理だよね?
でも、あと二日で幸運にも人が決まったら、
それはまだ企業さんの許容範囲内だと思う。
だけど、それでも決まらなかったら、なんていうの?
『広告に反応がない』っていう話ばかりされるけど、
それじゃ、企業さんには、
『広告を出しても人が来ませんでした。だからできませんでした。』
って言うわけ?」


「それは…それは言い方次第だと思いますが…」


「言い方とか、そういう問題じゃないでしょ?
できなかった事をどう伝えるかじゃなくて、
『今からどうしたら、それができるか?』
なんじゃないの?」


「あの、言ってる意味がよくわかんないんですが…」


「だから~、広告、広告、って、それにばっかり頼って、
応募がなかったので人出せません、てのは
どうなの?会社として。それで許される話なの?
ほかにもやってみるべきことってまだまだあるんじゃないの?
ていうか、広告が一切不調ならこのままじゃいけないわけだけど、
細川さんは、一体どんな施策を次に考えているの?聞かせて。」


「いまのところ何も…」


細川さんは、私の担当先の専属ではない。
ほかの企業さんも担当しているし、
それ以外にやっている他の仕事もある。


だから、根本的に
細川さんがいろいろな業務を兼務している事自体、
契約会社側の人手不足が悪いのかもしれないのだ。
でもね、そこに必要以上に理解を示していたら、
何事も始まらないよ。


私は細川さんにどんな都合や業務上の事情があったとしても、
「自分はこう思っている」という事はやっぱりきちんと言いたい。
そこからなんだよ、衝突も調整も交渉も妥協も。


    *    *    *    *    *    *


「細川さん、それじゃ、お願いがあるのね。
今、ウチと同じ時期に○○の仕事も募集かけているでしょ?
一見全然別な仕事だから、無関係に見えるけど、
そっちに応募してきた人に、ネットとメールの経験があるか
必ず聞いてもらうように面接担当の人達に頼んでくれない?
私のところは年齢制限もないし男女問わないし、
資格もキャリアも条件ないので、そっちでダメでも、
こっちで使える人がもしかしたら、いるかもしれない。」


「いや、それは他の募集がある度に、
実は前から何度も言ってるんです。
でもお願いしてもなかなか
習慣的にはやってくれないっていうか…」


「お願いしてもやってくれない…」


「はい。本当に何度も頼んでいるんです。
でも、やっぱり自分の担当外だとつい忘れてしまうのか、
そういった情報がちっとも自分のところに
上がってこないんです。」


「……」


「いったい、本当に聞いてくれているのかどうかも…」


「あのさ、それって聞き取り項目とかポイントとか
紙に書いてみんなに渡してる?
ただ言葉でお願いだけしたってダメだよ、きっと?
だって、『こうでこうでこんな感じの事を必ず聞いて』
って言われたって、私だったら何をどういったトークで
聞き出したらいいのか、やったことないしノウハウもないし、
口頭でだけ言われたら、すごく面倒で億劫だと思う。
やっぱり、あんましやりたくないわ(笑)
だからさ、モノがないとダメだよ、そういうのは。
お願いされるほうは、モノがないと動けないものだよ。」


「モノ…なんかよくわかりませんが…」


「だから…わかった!じゃ、こうしませんか?
面接担当がトークとか切り出し方とか
自分で考えなくてもいいように、
アンケート作りましょう。
簡単なアンケートを作って、
面接の最後に、これを書いてもらってください、
と頼めば、面接担当のみんなもやりやすくない?
応募者には誰にでも書いてもらう、
そういう流れの面接って事で、
さらっとやってもらえば、
別にストレスもないと思うよ。」


「どんな内容の?」


「いいよ。それ、私が今作るよ。」


「お願いします!」


「でね、ここで肝心なのは、
細川さんはたとえアンケートであっても、
お願いのしっぱなしは絶対にしないでほしいの。
かならずどっかのタイミングで回収して目を通して欲しいのね。
そうでないと、依頼された面接担当者も、
ついつい忘れちゃったりしてシャキっとしないから。
必ず回収されるんだ、と、みなさんにインプットされれば、
あとはみんな、「あ、細川さんに確認される!」と
気をつけるようになって、段々漏れがなくなるから。」


「ですが、私も手一杯なときがあるんで、
そうそう毎回毎回は無理ですが。」


あーもー、なんでこの人は、
ときにこう、バリアを張るような物言いをするんだろう(笑)。
つか、今きっと他の仕事と
いろいろ重なっているのかもしれないねぇ^^;…
でも、やってもらうよ?やっぱり。
確かに毎回は無理でも、何度かは必ずやらないと
絶対尻すぼみになる。自然消滅する(笑)。


    *    *    *    *    *    *


私、思うんですけど、
誰かに何かをお願いするときって、
お願いされた人が考え込んじゃうような曖昧な依頼は
実効性がないと思っているんですよね。


すべての人が「こんな感じで~」のひとことで、
「了解!わかった!オーケー、オーケー!」
って、その時点で図柄を描けるわけじゃないし、
何かを徹底させたいのなら、口を酸っぱくして繰り返すよりも、
そうしなければいけないような、「しくみ」をつくり、
手順を提示すべきなんじゃないかと思う。


もちろん、熟練者にその人がすでに熟練している内容の
何かを頼むのなら別だけど、
相手がやったことのない初めての作業を頼むのなら、
モノとしくみは必要だと思うの。
モノ(アンケート用紙)と、しくみ(定期的な回収)
があってこそ、新しい試みが施行者の自覚を伴って
浸透していくのではないかな?
そして、実施結果にもばらつきがでない。


口頭でだけ頼んで、「一向にやってくれない」
と嘆くなんて、もう一歩、踏み込みと動きが
足らんような気がするんだけど…。。。


    *    *    *    *    *    *


まーね、いろいろ工夫したって、
こういう事はすぐには結果にはつながらないんだわ(笑)。


いまから二日だけやってみたところで、
たぶん何の成果もなく終るでしょう。


でもさ、こういうのは
たとえどんなに小さなことでも、
常に動いていないとダメなのさ。


セールスの仕事をやっていたときに、
反応がなくても不在の家ばかりでも、
地道にチャイムをならしチラシを放り込んでいると、
ぜんっぜん関係のないところから、
いきなり注文が入ったりするんだよね(笑)。


それは、過去に自分がまいた種が
めぐりめぐって別な場所で実ったのかもしれないし、
止まらずに動き続けることで、
自分を取り巻く運気の風のようなものが、
変わり始めるのかもしれないし、
その理由はわかんないの。
でも絶対そうなの(笑)。


だから、たとえ不調の真っ只中でも
1㎜2㎜の工夫や努力を馬鹿にせずに、
やれることは全部やってみたほうがいいと思うのは、
そこなんだよね~。
結果を望んじゃったら、心身が消耗するから、
当たったらラッキー!ぐらいの気持ちで。


あと、やっぱり、ダメでもしくじっても、
周りに何と思われようが、人目を気にせず
「ぷらたなすさんが、なんかやってるぞ?」
と、周囲に見てもらうことも肝要で、
「どうせ、徒労に終るのに…」と冷ややかな視線を浴びても、
馬鹿が付くぐらいこっちが真剣だったら、
周りも変わって来ますって(笑)。


そんなふうにしているとね、
情報がね、集まってくるんですよ。
「そういえば、この前断った人、
無線が趣味って言ってたよ?
そういうのはあんまり関係ないの?」
とか、
「連絡は『電話よりもメールのほうが確実』
っていう人いたよ?そういう人は
探している人の分野に合ってる?」
とかね。


そうやって一喜一憂しているうちに、
またゆっくりと風が吹いてくるんじゃないかなぁ。
吹いて欲しいですねーーーーーーーっ、ぜひとも!


そう、絶対この停滞前線を吹き払ってやるっ!!

------
余談ですが、細川さんは、
会社的には立場が私よりも少し上なんです^^;
以前は、そういったところに遠慮して、
あまりモノをはっきりと言わなかったりしましたが、
これまた、「言いたいことは言わないと伝わらん!」
と、ある日突然私が菩提樹の下で(←ウソ(笑))
悟りを得まして、もうそんな子細な立場上の上下関係は
かなりぐり捨ててのこの言い草!なのでした。


でーも、私は出向先常駐で、
あんまり会社の力関係には
ほとんど影響されないところでの一匹狼だもんねーっ。


細川さんが私に敬語を使うのは、
私のほうが一回りも年上だからなんですが、
今、読み返すと、私ったら、なんてエラソーなっ!(爆)


2006.02.05

ダメ元でまずは言ってみろって

ぷらたなすの「お腹立ち」第二弾です(笑)。
(第三弾まである予定です(爆)!!)


2/1に2名。
新人を現場に入れる約束を
企業さんに対して守れなかった、
といえばまだ救いの余地がありそうな話ですが、
先にも書いたようにそのうちの1名は、
12月にはすでに人選と研修を終え、
年明けには入れなくてはいけなかった人員なんです。


なのに、その間は他部門に実務1名、
担当部門に事務職を1名用意するのがやっとで、
その後は募集を出しても応募が無く、
進捗はまったくのこう着状態。


そのさなかに、新たに増員の新規オーダーが入り、
私的には引き伸ばしの意図も含めて、
「それじゃ、研修の効率もあるので、2/1に2名ということで…」
と、せっかく話をまとめ増員も続行にしてもらったのに、
その2/1になってもこれじゃなぁ。。。


ただし、今自分達がやっている業務に関しては、
どこの契約会社も非常に苦戦していて、
同じ企業さんに人を入れている他社さんは、
もうどこも約束どおりにサクサクと
人を入れられている会社はありません。


そんな背景があるものだから、
企業さんも割と辛抱強く待っていてくれているのですが、
だからと言ってそこに甘えちゃいかんよ~。


「どこも人を出せないらしい」と安堵するのでなく、
「だったらここでウチが勝ちに行く!」ぐらいの気合で
やってくれないと、ホント、盛り下がりますわ^^;


まあ、状況が厳しいのはわかっているし、
昨年、うちの会社からは結構まとまった数の人を出したので、
それで担当さんもそろそろ疲弊してきているのは
わかるんですけどね。
(崖ップチの連続だったから)
(そろそろ緊張の糸が切れたのかもしれない)


でも、それでもやっぱり、
ウチラは走り続けていかないといけんのだよ。


    *    *    *    *    *    *


ということで、私の矛先はどうしても
契約会社の採用担当の細川さん(30代前半/女性/仮名)へ。
※細川さん、ごめんなさい(笑)。


だって細川さん、
(これは細川さんの悪い癖でもあるのですが^^; )
物事が具体的になってきてからでないと、
さっそうと動けない人なんだもん(笑)。


たとえば、今回のように、
12月末に1名のスタッフの退職が決まりました。と。
するとウチは今後の予定がどうであれ、
必ず交替のスタッフは準備しなくてはならない。
だから、着手としてはその時点でGO!ですよ。
だから、この場合は仕事始めの1月4日に
退職者と入れ替わるように
速攻新人さんを入れなければいけません。


だけど、ごく稀に受け入れ側の企業さんの都合で、
「一週間遅くしてくれ」とか、「予定は別途相談」とか
言われることがあったので、
欠員の補充の事実は確定しているって言うのに、
彼女としては十分なスケジュールの吟味が無いと、
なかなかスタートを切れないんですね。


でも、こっちも他部門の新人さんの事前研修が入ると
もう現場は朝だけ顔を出したら速攻契約会社に向かうしかないし、
そうそうマメに予定なんか詰めていられません。


ここはひとまず、「とりあえず走ってくれ!」
ってのが私の願いなんですが、
細川さんは応募者と一次面談をして
業務や条件の説明をする人なので、
スケジュール未定で曖昧な部分がある事に対して
どうにも気乗りしないんですよね。


そこが「性格」だと思うんだけど、
彼女は相手に対してきちんとして隙の無い人でありたいし、
契約会社が応募者に対して、
すべてを明解に提示できないのはNGであることに
強くこだわっているようにも見えます。


だから、すべてが確定して、
応募の人に正々堂々と揺らぎの無い説明ができるまでは、
なかなか動いてくれないところがあるんですが、
(通常はそれが普通なんですが)、ウチの仕事は
企業さんの担当者全員がなかなか揃わず
全員から「YES」をもらえればいいだけの話なのに、
間近になるまで最終合意が取れない事が多いんです。


だから、そうやって建前や業務上のプライドを気にして、
完全に情報が定まるのを待っていると
何もかも後手後手にまわってしまい、
やっと確定していくら万全の説明が可能になっても
それからやっと本腰を入れたってそれで人が見つからないと、
今回のように速攻アウトになっちゃうでしょ?


確かに最初の段階で
「このあとに増員がありそうなので、
欠員補充とタイミングを合わせるよう交渉するから、
具体的なスケジュールはまだ未定にしておいて」
とは言ったけど、だからってなかなか着手しないってのも
「そりゃないぜ」と思うんだけど^^…


「細川さん、うちの人選ってどうなってます?」


「え?何もしてませんけど?」


「え?どうして!辞めたら入れるのが当然だと思うけど?」


「だって、まだ予定も決まってないし。」


「予定が決まらないと出来ないことなの?」


「はい。いついつまでにどういうスケジュールで
何名と言われないと、こっちもどうにも…」


カチーン!まじかよ?
一体今日が何日だと思っているんだよっ!
※ちなみに↑これは1月半ばの話。


「予定が未定になったのは、最近の話で、
当初は1月4日現場入りって決まっていたでしょ?
それができそうにもなくなったんで、
それじゃ、近々増員がありそうだから、
そっちと合わせて後ろ倒しにするしかないよね?
という話だったよね?
予定が決まっているとかいないとかの話じゃなくて、
今、この段階で人が決まっていなきゃダメな話だと
思うんだけど。」


「それは確かにそうなんですが、
あまりに就業日が先の仕事だと、
広告を出しても反応が鈍いし、
もし人が決まったとしても、
そこまで待ってもらえるかどうか…」


そんなの、やってみなけりゃわかんないじゃん。
だいたい、一度決まった人が
「やっぱりすぐに働ける仕事がいいので探したら
そっちに採用が決まってしまいました」と
断りを入れてきても、そんときはそんときで、
そっからまた探せばいいだろ?時間に余裕があるんだから。
…と、言いたかったけどさすがにそれは辞めた。


個人的には、就業日まで間がある仕事には、
いい勤務先が見つかれば今の仕事を退職しようと思っている
潜在的な転職願望の人から反応があると思われるけれど、
そもそもそういった考えの人は、決断力や意志が弱いので、
会社に退職を申し出ても強く遺留されて、
期日までに辞められないことが多い。


やっぱり、今すぐにでも働きたい求職真っ最中の
未就業の人のほうが熱意と真剣味と確実性があって
いいのかもしれないし、細川さんの意見にも一理あると思った。


んーでも、これって何かと言い訳をつけて、
先延ばしにしているような気も、すごくするんだよねぇ。
だから、結果がよくないと腹も立つのよ。
私、自分が納得できれば感情的にはならないし、
企業さんにだってなんぼでも潔く謝れるもん。
やるべきことをすべてやってもダメだったら。


    *    *    *    *    *    *


たぶん、細川さんは、
応募者への説明が二転三転して不信感をもたれるのが
すごく嫌なんだろうな。(かっこ悪いしね(笑) )
だから、そうならない時期が来るまでは
動きたくない思いが強いんでしょうけど、
スケジュールと人と、どっちが大事かって言えば、
「人が決まっている」ほうが大事に決まっているので、
私だったら、「スケジュールは企業と交渉中(未定)」モードで
さっさと人だけ確定してしまい、
良好な関係でいられるよう、常にマメに進捗を報告していきつつ
絶対に手放さないけどな(笑)。


契約会社で仕事をしてみると、
スタッフのドタキャンもたまにあるけど、
企業さんのドタキャンだってない話ではなく、
せっかく苦労してスタッフを集めたのに、
企業さん都合のキャンセルによって仕事が無くなり
一斉にお断りとお詫びの電話をかけなくてはいけなくなったり、
決まっていた受注が直前で他社に持っていかれたり、
確実に100%信用できるものなんて、
何もない事を思い知る。


相手がスタッフでも企業さんでも、
人が相手の商売に関わる人は、
アクシデントばかりの毎日である。


だから関係者なら誰でも、
相応に傷ついたりトラウマがあるのが常ですが、
それぞれが採った「傷つかない方法」として、
私は、「アクシデント・トラブルは常にあるのが普通」
と腹をくくる事を選び、
「なんでもアリ&なんでも対応」がベースになってしまったけど、
細川さんは逆に、慎重に慎重が重なっていくようで、
それが営業的な動きの人と、デスク中心の人との差かな
って思います。


細川さんも、本当に「人」が大好きなカラっとした人なんですが、
こっちはほら、直接企業さんの中にあって
戦略とかその都度の方針とかいろいろ抱えているんで、
どうしてもそうなっちゃうのかな。


そういった中で、最終的に気持ちよく仕事できるかどうかは、
採用者の方と契約会社各担当との信頼関係であり、
そこが確立されていれば、少々の変更があっても、
採用者は付いてくると思うんだけどな。


私自身、今の職場にスタッフで入ったときに、
現場入りの初日がなかなか決まらず、
最終的に一ヶ月待たされましたが、
それでも興味のある仕事だったし時給も良かったし、
なによりせっかく決まった仕事を断って、
また一から同じ時給の仕事探すのも大変そうだったので、
お金に困っていたその空白の一ヶ月間は、
5社の製造系請負に登録して、毎日単発入れて
食いつなぎましたよ~。(来て、といわれればどこへでも行った)
たとえ待たされても、この仕事に付いたほうが「お得!」
って思いましたもん。そんな人もいるわけよ、
そうでない人もいるけどさー(笑)。あはは。


    *    *    *    *    *    *


そうそう、細川さんと話していて
「あれ?」と思うのがもう一点。


彼女もやっぱり、条件や希望が合わない人には、
ウチの仕事の事は話してくれないんだよね。


契約会社で過去の応募票なんかを見ていると、
よさげな人が何人か見つかるので、
「この人って、ウチの仕事やんないなかなぁ…」
と、細川さんに言ってみると、
「あ、その人は別な仕事に応募してきた人なので
やらないと思います。」


「え?じゃ、この人は?」


「あ、その人は日勤希望です。土日はできません。」


「それじゃ、この人は?」


「その人は確か収入が○○万円以上の仕事じゃないと
やらないって言っていました」


あのさ。それはわかったけど、
同時に募集している、全然別の仕事に応募してきても、
結局採用枠があるし、資質的にお断りの人もいるわけでしょう?
だったら、その人たちの中から向いてそうな人を
ピックアップできないの?


いやぁ、でも、条件が…


だからさ、条件、条件っていうけど、
「今はこういう仕事も募集してますよ?」って
実際に言ってみてくれた?
中には、「え?どういう仕事ですか?」って
偶然以前から興味があった人もいるかもしれないよ?
人ってやりたくても経験がなくて諦めていたものが、
「初心者でも大丈夫なんですよ?」とわかったら
少々の希望条件は引っ込めても「やりたい」
と申し出てきたりするよ(笑)?


……


言ってみて、「あ、そういうのは結構です」
と、拒否感を見せたら速攻引っ込めてお詫びして
二度とこの話は出さなければいいし、
(業種に希望はあるけど、すぐに仕事が決まるなら
とりあえずなんだっていい)
と、思っている人なら興味を持ってくれるかもよ?


ですが、ぷらさん、この前、
「もう初心者は要らない」って言っていたじゃないですか?


がーん、そりゃ言ったけど、ここまで人が来ないと、
いつまでそんな事も言ってられないはず。
もし今でもそれがネックとなって人選に支障が出ていたのなら、
なぜ、ひとこと、「少しレベル下げませんか?」と
打診してきてくれないのだろう。
ていうか、この状況下じゃ、
もう誰もそこにはさほどこだわって居ないと思っていたよ。
やっぱり、きちんと伝えないとダメなものだなぁ、私も反省。
でもこの前のお願いがまだずっと生きているって言う事は
これ(採用)の主導権って、「私」なんだ?
私が立案して采配取らないと進まないのかい?もしかして?


いや、本当は細川さんだって精一杯やっているのに、
それをさも「やっていないんじゃない?」みたいな言い方を
私がするから、つい反撃に出てしまったのだろう(笑)。


気を取り直して、続ける(笑)。
言わなきゃいけないことはやっぱり言わなきゃ。


だって、初心者かどうかの聞き取りはしたの?
してないよね?他の仕事に応募してきたんだから、
そっちに関する業務スキルの聞き取りは丹念にやっていても、
PCが好きか?とか、インターネットが好きか?なんて
目的の仕事には全然関係ないし、
誰もひとことも、そういった切り口の質問は
していないんじゃないの?
その段階で、初心者かどうかなんてわからないじゃない?


ですが、ほかの仕事に応募してきた人に
違う仕事の話はちょっと…


だからー、言い方だってば。
正式にお薦めして、なんて誰も言っていないよ。
もちろん第一希望はそっちなんだから、
それは普通に進めて全然OK。


でも、「この人には頼まないだろう」とか、
「この人は企業さんの雰囲気と合わないから無理だろう」とか、
いろいろ話しているうちに自分なりの結論って出ますよね?
そんな人なら終わりのほうに、チョコッと
「最後にお聞きしますが、電話以外の手段として
 メールでの連絡は可能ですか?」
って聞いてみればいいのに。


「可能です」って言ったらアドレスを聞いて
出してきたアドレスが、携帯のものでなければ、
その人は自分のPCを持っていてネット環境があり、
しかも、メールは毎日確実にチェックしているってことでしょう?
その段階でド素人さんではないじゃん。
それに、そのアドレスがウェブメールだったりフリーメールだったら、
どこかでその申込みをネット上でしているはずなので、
ネット関連の作業もまったくの未経験ってことにはならないよね?


そう、なぜ契約会社の人間達が、
変にこだわったり変に尻込みしたり、
妙な不透明感を抱いているかというと、
私の担当している企業さんの仕事が
一般事務職ではなく、
PCやインターネット経験を必須とする、
少々特殊な業種だからだ。
(知っている人は本当によく知っているんだけど(笑)
 わからない人にとっては、異次元の業種に見えるらしい。
 ちょっとだけ素養があれば、普通の人で十分なのに、
 必要以上に経歴に頼りその人のスキルにすがってしまうから
 おかしな人を容認してしまうのだ)


普通にネットで知人と行き来したり、
よく訪問するblogや掲示板があったりすると、
なかなかピンと来ない話ですが、
契約会社の様々な仕事に応募してくる方のうち、
自分のPCがあってしかもネット環境もある人は、
実は思いのほか少数派なのです。


オフィスワークにキャリアがあって
エクセル・ワードを十分使いこなせる人でも、
案外自宅にPCが無く、ノウハウはすべて職場で学んだ
という人も大勢いるんです。


逆に接客・販売などの立ち仕事や
飲食店などの経歴が長い人でも
職務経歴書では何の接点も見つからないのに、
実際に話をしてみると、すんごいPCオタクだったり(笑)、
ネット歴の長いツワモノさんだったりします。


そんな表に出てこない「金の卵」を見逃すな!
漏らさずGETせよ(笑)!
判断は自分がするのではなく、相手にさせれば良いんです。


そのためにも、
まずは言ってみないと何もかも始まりませんて。


さらっと話題を振ってみて、
反応がなければ、「へぇ、さようで^^;…」って感じで
引き取ればいいだけの話で、
あまり考えすぎることないと思うよ。


どうせそううまくHITするはずもないんだから、
「ヘタな鉄砲数打ちゃ当たる」ってくらいなもんで、
淡々と気長に、けれどたくさんの人にそれを続けているうちに、
何かのきっかけで状況が
好転していくこともあると思っているんです。


気負わないこと。でもやってみること。続けること。
増員や交替があって初めて動くのではなく、
細川さんには、継続的にそれをお願いしたいんだけどなぁ。。。
いざというときに、すぐに動けるためにも。


私が言うのもおかしいんだけど、
なんか…なんか、歯がゆいのだ(笑)。

条件にこだわるな

応募が不調である。。。


2月1日から現場に入れなくてはいけないのが
事務1名、実務2名なのに、
実務の2名がいまだ決まらない。


決まらない実務2名のうちの1名は、
12月末で退職した人の欠員補充なので、
もう一ヶ月以上も人数に穴があいていることになる。


本当ならスタッフの退職が決まった時点で、
(退職者がまだ働いているうちに)
交代者の募集をかけて事前研修を行い、
退職者が辞めた翌日には、
研修を終えた新人さんを
現場に入れなくてはならないのだ。


だから実際のところ、
この件に関して募集の必要が生じたのは11月の末。
そこから今日に至るまで、人が決まっていないのは、
現場担当なら誰でも焦る話であって、
いつもは仲の良い、契約担当の細川さんにさえ
「本当にしっかりやってくれているの?」と、
苛立ちをぶつけたくもなります。


そのスケジュールを考慮すると、
たとえ今日、この時点で人が決まったとしても、
今からの研修じゃ、実際の現場入りは
2/20以降になるだろう。


退職者の実際の最終勤務日は
昨年の仕事納めの数日前だったので、
つまり二ヶ月のブランクは免れないってことだ。


加えて新規増員が1名。
これも契約日に人が準備できないのは非常にマズイ。
いくらその前に、片付けなくていけない
他部門のオーダーがひとつあったからといって
担当部署から見れば、そっちはそっち、こっちはこっちだ。
あまり長引くと、最悪契約不履行だぞ、これ?
…なにやってんだよっ!!!


仏のぷらたなす?も、契約会社に対して
そろそろ堪忍袋の緒が切れてくる。


契約云々もそうですが、
一番困るのは企業さんであり、
そこで働いている現場のスタッフ達だ。


昨年の夏から、
担当グループは目標を全く達成できていなかった。
それは商品数の増加に対して、
企業さんの読みも甘かったんですが^^;
後半にまとまった増員をいただくかたわらで、
長期入院者が出たり、新人がリタイアしたり、
そしてその補充がスムーズに行かなければ、
せっかくの増員効果が相殺されてしまう。


1月、担当グループは
ようやく八ヶ月ぶりに目標を達成することが出来たが、
ほっとした反面、欠員が出ていなければ、
こんなにみんなに負担をかけ、
企業さんからお叱りを受けることも無かったのに…と、
悔しいような腹が立つような、
複雑な思いが交差するここ数日です。


    *    *    *    *    *    *


ようやく現場から手が離れたので、
状況確認の為に、マメに契約会社に
顔を出すことにする。


でもさ、募集広告を数回出してもらったけど、
電話を入れるたびに、「今日も応募はありませんでした」
って、なにその淡々とした言い方はっ!
応募がないから「人は出せませんでした」では
済まないだろう?


結果がよくないから怒っているのではないよ。
応募がないならないなりの、
前向きな工夫や努力が見えないから
腹が立っているのだ。
こっちは、すごく困っているのにさ~。


以前、同じような状況のときに、
受付のお姉さん達に聞いてみたことがある。
「応募が無いのはわかりましたけど、
それじゃ、問い合わせって来ました?」


「数件来ました。」
(なに?)


「でも、条件が合わないので、
向こうから断ってきたり、うちからお断りしたり。」
(なに?)


「条件て夜勤とか?」

「はい。ぷらたなすさんの担当企業さんの仕事は
夜勤がある交替制なので、
『夜勤は絶対しなくちゃだめですか?』
『夜勤の頻度はどのぐらいですか?』
『希望日を公休にできるようなシフトですか?』
とか、いろいろ聞かれることがあるんですが、
だいたいの説明をして『あ、じゃ、いいです』
と、電話が切れる事が多いです。」


あーー、もったいない。
なんでその都度、「確認して折り返し」に
してくれないんだろう。


ひとこと私に聞いてくれたなら、
すべて現場調整が可能だったかもしれないのに。


私達の職場は、シフトも運用も自分達で行っているのだ。
たまたまそのときの募集が「夜勤あり」の業務だからと言って
厳密にそこだけにこだわる必要が無い場合もある。


夜勤なしの契約で入っている人の中から、
「夜勤あり」に移ってもいいと思っていそうな人を
ピックアップして面談し、その人の快諾が得られたら
その人を「夜勤あり」に契約変更してもらい
新人はその人の後任(夜勤なし)ということになるので
夜勤の必要が無くなる。


夜勤は給与が割増になるので、
「稼ぎたい」系のスタッフが
たまたま「夜勤なし」の契約で入っているときなんかは、
速攻この手が使えます。
が、どう考えても誰に打診しても、
「首を縦に振ってくれる人は今のメンバーにはいないだろう」
と思える状況の時期もある。


つまり、どんな事でもひことと相談が欲しいんです。
こちらは常に現場にいるので、
条件に合わない人が来ても、
そのときどきの現場スタッフ一人一人の性格や考え方、
また業務の状況や既存メンバーの雰囲気などを考えて
調整や施策が可能かどうかの判断がつき、
「夜勤あり」の募集を出して、「夜勤不可」の人しか来なくても
なんとかなる場合だってあるからね。


夜勤の頻度もそう。「夜勤あり」組は、
統一パターンのローテーションで動いているので、
頻度に関しては個別の希望を入れられませんが、
同じような希望を持つ応募者が二人いれば、
その二人を組ませて一人分のシフト枠として夜勤に入れ
(そうすれば頻度は半分)
その二名は常に組んで動いてもらう事を
企業さんに提案・交渉するなど、方法はあります。


応募者の方にも、実際に面接に来てもらって、
一応現場の状況をきちんと話し、
業務内容を詳しく説明すると、
意外に意欲が湧いてきて、
「泊まりがあってもやってみたいです」
と、その場で言ってくれることもあるし、
「それでは、こういう方法が可能か企業さんに聞いてみましょう」
と、交渉の余地がある場合もあります。


本来は、イレギュラーなんかは
ないほうがいいに決まっていますが、
それよりも、「人」を準備できないほうがもっとダメ!
ってことで、そこは調整じゃないですか?


応募の方も、未知の職場だからこそ
いろいろ条件にこだわりますが、
実際に入ってみて状況が見えてくると、
(かつ、職場を気に入ってもらえると)
みんなが等しくやっているのに
自分だけ一人前の扱いじゃないのを不満に感じて
「おれも皆と同じシフトのほうがいい」なーんて
就業後に言ってくることも多いんですよね。


なので、私としては、
電話を通して感じた相手の雰囲気がよければ、
条件云々にこだわらず、
とにかく面接にまで持ち込んでくれ!と、
非常に言いたい気持ちでした。


また、正式なオーダーがないので、
契約会社には伝わっていなくても、
現場にいる私には、今後立ち上がりそうな新規部署の話とか、
今のグループに増員がありそうだとか、なさそうだとか、
手薄なことがわかっていて今モーションをかければ、
一人ぐらいなら使ってもらえそうな部署とか、
たとえ今回の募集部署の条件には合わなくても、
ごく近い将来に備えて
候補者をたくさんストックして置きたいときもあります。


そんなたくさんの思惑を常に抱えているので(笑)、
「条件に合わないから断る」なんてもったいない事を
契約会社の受付のお姉さん達にはして欲しくないのです。


実際、条件にはあっていてもキャラがNG、
(技術者すぎて接客が無理)
でも、とても優秀なので少し待ってもらっていた人を突破口に
技術部門から1班のオーダーが取れたときもありました。


    *    *    *    *    *    *


通常、契約会社は
クライアント企業さんから提示された条件で人を集めますが、
私が担当している企業さんのように、
シフトも業務も多種多彩で様々な部課に人が入っており、
かつ、スタッフがかなりの自主運用を行っているようなところは
ちょっと発想を変えてやっていただきたいのが、
契約会社に対する要望かな。


応募するほうも、どんなことでもいいから、
まずはダメ元で問い合わせてみたらいいと思いますね。


たいていの場合「ダメなものはダメ!」ですけど(笑)、
こればっかりは聞いてみるまではわからないんです。

2006.02.01

情報をガツガツ取り込む癒し

契約会社での事前研修を終えて、
新人の遠藤君が昨日現場入りした。


昨日は、契約部門の課長に挨拶をし、
現場班長に彼を引き渡して後のことを頼み、
その足で契約会社に出向いて、
次の新人さんの研修を行う。


次の新人さんは、前線で実務にはつかず、
事務職で入る方なので、
本来研修は不要なのですが、
エクセル・ワードは使いこなせても、
業務でメールを使った経験がない人なので、
メールのやり方や雰囲気、
そして誰も教えてくれない暗黙の習慣やローカルルールなど
私でも教えられる、すごーーーーく、基本的なことを
1日がかりでお伝えする。


例えばプライベートで
盛んに知人とメールでやりとりをしている人であったとしても、
cc: bcc: などは使ったことも無く、
意味のよくわからない人がほとんどである。


また、業務メールやネットの掲示板等の経験の無い人は、
返信のたびに新たな件名をつけ直したり、
引用文をわざわざ全部削除してしまうなど、
ご本人は今までなにげにやって来たことでも、
そのままだと現場がとても困ってしまうことも多い。


ていうか、きのうの人は、
メールで返信ボタンを押したときに、引用符が付いて
元メールの文章が自動的に返信メールに入るのを初めて見たらしく、
「これはどういうことですか?」と、すごくビックリしていました。


メッセンジャーも初めて。
メッセンジャーは私の職場で
極めて重要なツールなので、
これにも慣れていただかないと、
置き去りにされちゃいますね~^^;


顔文字は使ったことが無く、
(まぁそれはどうでもいいんですが(爆))
当然ながら、メーリングリストで議論しながら
物事を調整したり、決定したりした経験も無い。


契約会社は、事務職と言えば
「事務職募集」みたいな広告を出すけど、
普通に事務経験があるだけの控えめな女性だと、
おおいに面食らう職場の体質だと思います。


一連のライブドア関連の報道なんか読んでいると、
「社内のほとんどの連絡がメールで行われていた模様」
なんて、皮肉が入り混じったような記述を見かけますが、
それが日常的な職場にいる人達は、たいていが
「なんだよ、この書き方って…」と
思っているかもしれないですよね。


私は今の職場に「ド素人」で入りましたが、
幸いなことにパソコン通信(nifty serve 会議室等)
の経験があったので、初めて職場のメールをみたときに、
「あ、この雰囲気ね♪オケ、オケ!」と、
少しだけ入っていきやすいものがありましたが、
そうではない大半の職場の方達から見たら、
確かに独特の雰囲気はあるかも。


んなわけで、研修。
「このまま何の事前説明もせずに入れたら、
彼女は絶対戸惑うタイプの人だから、
必須!必須!必須!研修は絶対必須!!」と叫んで(笑)、
事前研修を強制的?に一日だけ
セッティングしてもらったわけです。


    *    *    *    *    *    *


それにしても、そういった
自分の身のうちにあるノウハウを放出してばかりいると、
精神的にすごくおなかがすいてきて(笑)、
かねてから知りたかったことを調べてみたり、
人が書いたものをとことん読んでみたり、
リアルな話題をネットで追いかけてみたり、
すごくガツガツと新しい何かを仕入れたくなります。


「へぇ、そうなんだ!」と
初めての情報を好奇心を持って身に染み込ませていくのが
こんなときの、私の一番の「癒し」みたいです。


そして、私の場合のそれは、
「ねぇ、ねぇ、知っている?」と人に話すためではなく、
完全に自分のためだったりします(笑)。
「ほう、なるほど。。」と深くうなずける瞬間がひとつでもあれば、
内容は問わないんですよね。


教えてばかりいると、突然何かに教えられたくなるわけですよ。


    *    *    *    *    *    *


ま、そんなわけで、
ここ一週間は自分のblogの更新もせずに、
ひたすら上述にも書いた
ライブドアの話題を追っかけてました(笑)。


2chの「ニュー速」とか、
「きっこのblog」とか
「ストレイ・ドッグ(山岡俊介取材メモ)」とか、
「世に倦む日々」とか,
「二階堂ドットコム」とか。
(ほか、いろいろ)


普段なかなかゆっくりテレビを見る時間のない私は、
ニュースも家事をしながら目に留める程度、
新聞も土日だけ読むという感じ。


けれどパソコンだけは職場でも自宅でも毎日触っているので、
思わず目に付いたポータルサイトのヘッドラインから、
ついついリンクをクリックしちゃうことも多いんですが、
職場では、仕事に関係の無いサイトの閲覧は(一応)禁止だし^^;、
(深夜帯は結構、みんな見てたりしますけどね(笑))
家に帰ってまでニュースや関連記事を見たりはしないんですが、
先月起きた「赤ちゃん連れ去り事件」だけは、
地元の事件(しかも個人的に身近な地区)
だっただけに強い関心があり、
脅迫文が公開されたときには、
「おー!なんか情報ないかな~」と
久しぶりに2chを覗いて見たんです。


で、さすがに話題の事件だけに
(病院の名前も話題^^;!)
そこからがお祭り状態だったわけですが、
あるタイミングに、
「今、○○地区に警察や新聞記者がたくさん集まっている」
という書き込みがあって、(レスがひとつ付いただけだったけど)
結局それがまさに犯人の自宅の周辺だったんですよね。


そして、その書き込みがあったのが、
容疑者についての第一報が流れる数時間前だったので、
「へ~、すごいな…」と、変に感動しちゃいました。
まさに草の根情報力だな…と思ったり、
こんなところにも意外な真実が転がっているんだな…
と思ったり。


また、ほとんど無視されていましたが、
「取引先なので院長を知っているけど、普通に良い院長に見えた」
「けっこういい病院だったのに…」
という書き込みもあって、無責任な憶測が散々乱れ飛ぶ中、
それも今思えば、ごく少数派の正しい見方だったのかな、と。


考えてみたら、リアルタイムで現実的な情報なら、
今はネットが一番早いもんね。
書けばすぐ「公開」だし加筆・訂正もすぐできるし。
そう思うと、「新しくて面白い記事ないかな?」と、
ついあちこちめぐってみたくなるわけです。


そうすると、今度は速報性だけでなく、
スクープ性のある内容のサイトにたどり着いたりして、
心身が疲弊してなんにもしたくないときには、
そういったところを鵜の目鷹の目で巡回しているに限ります。
「え?これってやっぱりホントなの?!」みたいにね。


ただ私にとっては、
「ふーん」と思ったり、「ほ~」とビックリしたり、
「へぇ。。。」とうなずいたりする事で
自分の疲れた?心が回復していく、ただそれだけなんですが、
(その割には、ライブドアは段々重い内容になって来ていますが…)
こういった、パワーと影響力のあるblogを読んでいると、
ジャーナリストなどの方達の権力にとらわれない
自在な発信の場は今やこっちにあるんだなぁ、と。


紙や電波などの既存のメディアは
生きが悪くなっているっていうか、
エネルギーを失っているって言うか、
みんなが本当に知りたがっている事を提供するメディアは
こっちに移ってきているんでしょうね。


でも、それはある意味、
届く人には簡単に手が届くけど、
届かない人にはどうやったって届かない
この小さな箱(PC)の中に潜ってしまったような気がして、
なんとなくアンバランスを感じたりします。


でもこれじゃ、やっぱり広告収入は伸びますよね?
(みんなが参入狙っているのも、ちょっとはわかる)
(ただし、私自身はネット上の広告で購買意欲をそそられたり、
何かにすごく興味を惹かれてそのサイトを訪ねたりしたことは無い)


    *    *    *    *    *    *


さて、一大事件が起こったときに、
NHKでは絶対取り上げないネタを民放がやっていたり、
新聞によって、内容が少し違っていたり、
それがわかっているからこそ、私達庶民は
「こっちが面白い!」と思えば、野次馬根性丸出しで^^;
そっちに走るわけですが、
前述の一部サイトでも取り上げられ賞賛
「駅売りは完売」とどこかで読んだあとに、
ふらっと近くのコンビニに寄って見たら、
話題の「週刊文春2月2日号」は、
発売後3日たっても、
どこの店にも普通に数冊、売れもせずに置いてあって、
これまた「ふーん」て感じで、
妙にアンバランス(笑)、でも妙に納得。


思えば私の住んでいる地区は、
どちらかといえば「文春」が売れるような
土地柄じゃないもんなぁ。。。
続けて話題になっている「週刊ポスト」なら
売り切れているんだろうか??
いや、きっとそれもないな。
だってそもそもビジネスマンがいなさそうだもん(笑)
うちの周辺て古くからの畑作地区ですからね。
(※でも私はポストが昔から好き)
(参照:↑「男性ばかりのラーメン屋」
(ちなみにこの記事、↑文中の国名が引っかかったらしく
昨年livedoorニュースにリンクが貼られてビビリました→こちら
どこが「関連blog」だよ?ネタ?を期待してきた訪問者に
申し訳なくて仕方なかったですわ^^;)


あ、そうそう。
ずっと見守っていた内容がダークな話題ばかりなので、
感想は差し控えようと思っていましたが、
ただひとつ、
何らかの才に恵まれ、若くして(例えば学生のうちから)
起業する人は、攻めは得意でも守りに弱く、
自分は相手を利用してうまくやっているように見えて、
実はいろいろな権力に利用されてしまっているのでは?


今、各地で盛んな「起業家セミナー」のようなものが、
(どんな内容なのかよくわからないけど)
危機管理を啓蒙していく一旦を担えばいいのにな…
なんて思いましたよ~。
まー、最初から自身満々な人は、
そもそもそんなセミナーには行かないと思うけど。


でも、社会の中で何をどのように提供する企業になりたいのか、
経営者の方が明確に持っていれば、
あまり変な話にもならないような気もするし、
お金だけの企業は、結局お金に潰されるんじゃないのかなぁ。


そんなこんなを考えながら、
仕事以外の話題に触れまくっていた
ネット三昧の一週間でした。


さて、明日からはまた欠員補充に
駆けずり回らねばならない日々が始まりますよ。


« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

スポンサーリンク

3か月継続で白歯実現!

介護の転職

経理の転職

無料ブログはココログ

★★★