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2006.01.21

うおの目はストレスの証

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木曜日から、新たな新人研修が始まった。

私が常駐している出向先の企業さんは、
契約会社が出向させる外部スタッフには、
就業前に契約会社が事前研修を行うことを
義務付けている。

で、その講師が私(笑)。

出向先の職場には、私が管理と運用に
直接携わっている部門のスタッフと、
人だけ入れて、
契約会社からの書類の配布・回収の仲立ちと
何かあったときだけ相談に乗ったりしている
(ときには企業さんからお叱りを受けたり^^;…)
他部門のグループに属するスタッフがおりますが、
今回の研修は他部門の新人さん。

ポジションは、
昨年、年末一杯で辞めたスタッフの交代配置ですが、
退職者と入れ替わりに、
新年初日からの就業をお願いしていた別な人が、
12月中旬に開始した事前研修のわずか二日目で
何の連絡も無しに来なくなる!
というアクシデント?があったため
人選も研修もすべて出直しとなってしまっていたものです。

が、時期的に正月挟むでしょ?
いやー、厳しい、厳しい(笑)。
替わりの人を募集しても全然人来ない。

今回退職した人は、10月のうちからそれを伝えていたので、
担当課長からしてみれば、辞めるとわかっていて、
なんで穴があかないようにもっと前々から人を手配できないのか?
というお怒りはごもっとも。

ですが、それよりも先に、業務増大や新規立上げで、
切羽詰っている自分の担当グループのほうに
10数名の緊急オーダーが入っていて、
まずはそっちを片付けないと、
にっちもさっちもいかなかった、というのが真相ですわ。

同じ企業の課長さん達でも、
利害は決して一致していないので、
どなたも皆、「自分の課にいい人よこしてね」
「うちの課が今一番困っているんだ」と
口を揃えて言いますが、
全体の統一相談窓口になっている現場在籍の私から見ると、
やはり優先順位は明確にあり、
人事部や事業部統括の方の口ぶりから
それとなく重要度を察してスケジュール組みをするんですが、
今回、一番貧乏くじを引いてしまったのが、
以前とてもお世話になった
鈴木課長(50代前半/男性正社員/仮名)の部署なので、
申し訳ない思いである事は確かです。

鈴木課長からの突っ込みが怖くて、
最近は廊下ですれ違っても
雑談も交わさずに避けるように通り過ぎていた自分を
「気の弱いヤツ」と思いますよ、ホント(笑)。

普通によさげな方なら誰でも良くて、
事前研修も不要と言うなら
もう少し楽だと思うんですが、
PCやメールに慣れていて、かつ、
特定の業務にスキルや興味のある人、
と、なると、そんなに簡単にはいかないんですよね。

期限がまだあった昨年は、
それでも人選をするために「人をためる」余裕があって、
結果、三名の応募のうち、2名の方をお断りしているんですが、
きっちりと「選んで」お願いした人が、
まさかの無断キャンセル!と言う不測の事態になってしまうと、
スキルの低さなんかは気にせずに、
二番手の人が面接に来た時点で
もっと上の人を待たずに即決すれば良かった…
と、地団駄を踏みたい気持ちも出てきます(笑)。

なぜなら…
その後の応募が非常に不調で、
結局やっと決まった今の新人さんは、
前述の三人の候補者さんよりも、
さらにスキルが低い人になってしまったから(笑)。
(まー、長くやっているとこんな事もありますけどね^^)

    *    *    *    *    *    *

1月の第二週あたりから、担当の鈴木課長と
現場班長のJINさん(30代前半/男性スタッフ/仮名)から、
「新人ってまだですか?一体いつ決まるんですか?」
と、苛立ちの矢の催促が毎日入るようになった。

JINさんのところは、自分の担当グループと比較すると、
業務も落ち着いていて、さほど忙しい部署ではなく、
一見一人欠けても大きな影響がなさそうですが、
就業して数ヶ月経たないと即戦力にはなり得ない新人を
なぜこうも切望するかと言うと、
少ない人数で回している
24時間交替制のグループだからです。

24時間を区切ってローテーション勤務している現場では、
夜勤は通常一人しか入らないんですが、
一名欠けると、そのやりくりがすごく大変。

固定パターンのきれいなシフトが総崩れになり、
一人一人の夜勤の回数が増えるし、
各スタッフは終了時間が暫定的に延長になったり、
あり得ない組み合わせのシフトをこなしたり、
(24時上がりの翌日、8:30出社、など…)
イレギュラーな体制の勤務をずっと強いられます。

そしてそれって、体調的にも結構キツイんですよね。
(自発ではなく、半ば「やむなし」の強制変更なのでなおさら。)
だから新人がいつまでも決まらずに先が見えないと、
グループ内では、スタッフさんの不満が高まってくるんです。

その矛先は、当然のように班長に向かい、
「キツイ」「リズムが狂う」「休みたい」のオンパレード。
班長は、勤務調整のために自らが
普段自分はやらない「泊まり」に入ったりしつつ、
私や契約会社に毎日のようにSOSを出してくるわけです。

だいたい、夕方来て翌朝に帰る、
夜勤というシフトそのものが、
人間の摂理にかなった
勤務シフトじゃないですからね。
割増時給を目当てに、わざわざ希望している人ならまだしも、
そこまで気乗りしていない人には、
健康への影響も、やっぱりどこか心配。
「やらされている」という意識が
一番心身の健康には良くないですから。

    *    *    *    *    *    *

そんな中、「やっと一人、応募がありました!」
と、契約会社の細川さん(30代前半/女性/仮名)から
連絡が入りました!

が…
「でも…、全然スキルなさそうな人です。。。。
 たぶん、ぷらたなすさんなら断るような人です。。。」と、
言いにくそうに、歯切れ悪くモゴモゴ…

うーん、でもさ、さすがに欠員状態が半月も続くと、
そうそう選んでなんかいられないかも。

ここまで状況が厳しくなってきたら、
もうね、私よりも、班長のJINさんに
直接会ってもらったほうがいいでしょ。
JINさんが、「彼でもいい」って判断したら、
この際私は、それでいいよ。

現場を取り仕切っているJINさんの納得さえ得られれば、
あとは、JINさんがうまくやってくれるはずなので、
現場から大きな不平・不満が上がってくることは
まず、ないから。

と、返答する。

どんな人かは、自分も会ってみないとわからないけど、
JINさんが、
「今の厳しい状況を脱出するには、この人を入れるしかない」
と、判断して自ら覚悟を決めてくれればそれでいいし、
「あぁ、ダメダメ、話になんない。踏ん張ってもう少し待つ」
と、言えば課長との再交渉と、お叱りは私が引き受ける。

JINさんのグループは、
正社員がほとんど運用に関わっていないので、
社員と一般契約スタッフとの接触が無く、
「人」に関する現場の問題が、
良くも悪くも見えにくい。

企業さんとの約束はもちろん最優先だが、
契約会社の売上と建前とメンツばかりを重視して、
誰彼構わず入れた場合、
それがすぐに企業さんにバレる事はありませんが、
反面、長い目で見れば、結局現場と、
そしてひいては、企業さんにまで
大きな迷惑をかけてしまう。
そうなると、金銭の絡む
大きな話になってしまう事も多い。

その際どいバランスのさじ加減こそが、
「私の出る幕」なんだと思っている。

    *    *    *    *    *    *

で、そんないきさつで決まった彼、
遠藤君(20代後半/男性スタッフ/仮名)の研修が
昨日で3日間を終えた。

JINさんは、結局彼にOKを出した。
「人」にうるさいJINさんを味方に引き込むには、
面接に立ち会ってもらうのが一番と考え、
前回の無断キャンセルスタッフのときにも
面接に同席してもらっているが、
「オレは前の人よりもいいと思いますね。
 前の人は、オレ的には胡散臭かったけど今日の人は悪くない。
 え?低スキル?大丈夫でしょ?
 現場で育てればなんとかなりますわ。」
とのありがたい?お言葉を頂戴致しましたので(笑)、
「じゃ、細川さん、お願いして。」と、GOサインを出した。

が、素朴で素直で確かに「人柄」は問題ないんだけど、
本当にスキルは低い。。。
自分のPCのOSがなんだかわからない。
というか、OSという言葉を知らない。

メール→携帯のメール以外は一切やったことが無い。
自分のPCのメールソフトを使ったことは無く、
プロバイダのアドレスを持っているかどうかも
自分ではわからない。

JINさんが、前の晩に寝ずに考えたという(笑)、
業務に関する簡単な事前知識テストに
とても時間がかかっているので、
頃合を見て様子を見に行ったら、
一切の回答記入が無い、まったくの白紙でした。。。
(これって一般の人でも半分はわかると思うんですが…)

「オレとしては、例え間違ってでもいいから、
 なんかひとことは書いて欲しかったな…」
確かに(笑)。
たぶん、ご本人的には、何をどう書いていいのか
その取っ掛かりさえ思いつかないのでしょう。
でも、JINさんがそれでもいいって言うんだから
いいもんね~(笑)。

あまり変わりの無いレベルで、以前、
前原君(20代後半/男性/仮名)という新人さんがいたが、
(参考:「初心者でもできますか?」)
前原君には、「こういった業界で働きたい!」
という、強い意思があった。

そのためには、「辛くても頑張ってついていきます」
という明確な覚悟があった。
でも、遠藤君は口数が少なく、
あまり雑談にも乗ってこない人なので、
ちょっと意思が見えにくい。

JINさんは、「あとはぷらたなすさんにまかせたっ!」
なーんて、人を当てにするセリフを吐いて、
豪快に高笑いして帰っていったけど(あんにゃろっ!)
預けられたほうは、大変なんだよ、もう(笑)。

そうでなくても、このセクションに人を入れるのは1年半ぶり。
自分にとっては担当外の研修な事もあって、
「前回はどんな組み立てだったかなぁ…」なんて、
一生懸命思い出したり、資料を読み直してみたり、
あれから状況がどう変わったか、差分の確認に必死なのに(笑)、
加えて、新人さんそのものが、
引っ張っていくにはかなり「重い」人である^^;。

直前まで、自分の担当グループの中にいて、
配下の新人さん達に実務指導を徹底させていたので、
ここでまったく違う分野の研修が入るのは、
なかなか気持ちが切り替わらなくて、
現場で朝礼と指示出しを終えた後に、
契約会社に向かうのが、非常に億劫だったことですよ。

で、私、JINさんのグループの研修が入ると、
なぜか必ず両足の小指のところに
魚の目ができるんですよね(笑)。

もちろん、出向先→契約会社→出向先…
と、日中の移動が増えるので、
歩く時間が増えるせいもあるんですが、
昨年の後半から、研修三昧の日々だったのに、
魚の目が出たのは久しぶり。

魚の目なんて、マメと同じように、
靴があわないとか、そこだけ擦れる作業をするとか、
物理的な要因のみと思うでしょ?

でも、私の場合は違うんです。
精神的な負担が増すとコイツが出るみたいです。
いえ、皆さんもそうかもしれないですよ?

だって、遠くに住むうちの妹が
法事で久しぶりに帰省してきたときに、
足の裏に大きな魚の目が出てきていて、
「痛くて歩けず、治療中なんだ」と聞いたときに、
私はすかさず、「あんた、今、ストレスあるんじゃないの?」
と聞いたんです。

彼女の返事は、「いや、別に。」でしたが、
実はそのとき、うちの妹って
離婚手続きの真っ最中だったんだよね。

それで、「お、この法則は真理かも。」と確信したわけですが、
今、私の足に魚の目が出て、痛くて歩くのが辛いという事実は、
今回の研修に、自分が無意識のストレスを感じている
バロメーターですね。

遠藤君は、何も無ければ、1月の末には現場入りなんですが、
それまでに業務をこなせる人間に仕上げるためには、
それなりの工夫とエネルギーが必要なのと、
今度は、直前キャンセルを食らわないように、
この短い期間の間に、業務に強い興味と意欲を持って
いただかないといけませんや。

マンツーマンというのも、久しぶりだし、
マンツーマンの個室での研修は、
新人さんに逃げ場の無い緊張感を与えるので、
「ここまでは許容範囲だよ?」と、
こちらの感覚をわかってもらって、
お互いの意識が整うまでに、二日ぐらいかかるんですよね。

・わからない事はわからないと言っていいのか?
・質問はどの程度していいのか?
・服装はどこまでカジュアルでいいのか?
・ペットボトルの水やお茶は持ち込んでいいのか?
・私になんと呼んで呼びかけたらいいのか?

そして、「研修の状況次第ではお断りする事もある」
と、事前にお伝えしてあることを踏まえて、
・本当に雇ってもらえるのか?
という一番大きな不安。

本当は、現状、この遠藤君だけが頼みの綱なんですが(笑)、
ここで確定的な事をお話してしまうと、
人によってはすぐに「甘え」がでて、
受講態度が突然フレンドリーに崩れてきたり、
足元を見て休まれたり、遅刻や早退が出てきたりするので、
すぐに手綱を緩めるわけには行きません。

そういった細部に至るまで、
「ノリ」や「雰囲気」が安定しないと、
納得の行く、効率的で興味深い、良い研修って
提供するのが難しいんですよね。

彼、性格的に自分を表に出すほうじゃなくて、
わかっているのかわかっていないのか?
面白いと感じているのか、そうでないのか?
が、なかなか見えにくいキャラクターなので、
いい人なんですが、教える側にとっては
一筋縄では行かない感覚もあります。

ただし、経験上、このタイプの人は、
あまり深く物事を気にせず、
教えられた作業はサクサクと
何も考えずにスピーディにこなす事が多いので、
おっとりとした顔立ちとは裏腹に、
(質を問わない)数としてだけの実績ならば、
こなしていける人なのではないか?と思います。

兎にも角にも、この遠藤君を仕上げるには
日数が足りないので、昨日は土曜も返上、
JINさんも、無給のボランティアで呼びつけて(笑)、
「ちょっと手伝ってよ。あんたんとこの、新人でしょ?」と、
応援要請。

自分に不足している業務知識を補ってもらいながら、
短期育成に力を注いでいる真っ最中の
ぷらたなすでございました。

------
【補足】通常、契約スタッフは、
班長と言えどもクライアント企業さんの管理下にある人員なので、
時給を出せない自社面接への同席や、
自社研修の手伝いなどには、関わらせるべきではないんですが、
(そういったところに神経質にうるさいスタッフも多い。
 「契約外では?」←まさにその通り。)
彼は口は悪いけど(笑)、職場を愛し
職場の最善なる運用を常に願っている人なので、
「無給だ」と断っても、駆けつけてくれます。
(ある意味、でしゃばり(爆)!!)


そんなJINさんは、腹を割った話が自分と同レベルで出来る、
非常に安心と信頼感のあるスタッフさん。
この人が自分の担当グループだったら、
さっさと後継者になってもらうのに…と、
そうすることができない、諸所の事情を残念に思ったりしますよ。
こんなときはね。うん。

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コメント

お久しぶりです。
またタイトルに引かれてしまいました(^^ゞ

実はうちの長男に今まさに魚の目が出来ています。
学校がかなり辛いようです。
前も魚の目が出来たことがあり、それは診断前の一番辛い時だったので、ぷらたなすさんの「魚の目の法則」合っているかもしれませんね。

なんだか、面白いですね(^^♪

こんばんは。

「魚の目の法則」は、かなり"真理"だと思いますよ~(笑)
私なんか、「魚の目が出来て痛いのよね」なんていう友人に遭遇すると、「あ~なんか悩み事でもあるんだろうなぁ」なんて、勝手に決め付けてますもん(笑)。

長男さんはその後いかがですか?私、小学生の頃にも魚の目が出来たことがあって、その小学校は体育の時間や運動会には「裸足」を推奨していたので辛かったんですが(最終的には私だけ免除)、今思えば、当時は母親が自分のストレスだったかも^^;

学校が辛いのは親としても、見ていて辛いですよね。でも、劇的にすぐに何かが変わるわけでも無いんですよね。。。心中、お察しいたします。うちも次男が一度高校中退しているので。

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