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2005.12.22

出番です、待たせたね。1

アスペルガー症候群という存在を知った私は、
それ以後、人に対する方針が、
良くも悪くも大きく変わった。

よく見かける表現を総合すると、アスペルガー症候群(AS)は
「病気ではなく脳機能に起因する先天性の発達障害」
と、まとめられるように思うが、「脳機能」「障害」といった
言葉の固定観念に惑わされると判断を見誤る。

私が仕事で関わったASと思われる人達は、
少し言葉を交わしてみると、
「なんか変」「風変わり」と、すぐに感じて
不採用にする方もいるけれど、
実際の応募の現場では、それはとても少数派で
たいていはごく普通の人達だ。
ほとんどが学歴も経歴も人並みか、またはそれ以上。

マンツーマンの面接で、1対1の会話だけでは
コミュニケーション能力の問題はほとんど感じず、
こちらに周到な予備知識があって
「この人ってそうかな?違うかな?」と最初から
意識的に疑ってかからないと到底わからない。

つまり、「障害」という言葉から受ける
肉体的、あるいは、精神的な壁があって
「一般社会では普通に働いていけない人々の一群」
といったイメージを、完全に裏切られる事実が
そこにはあったりするわけです。

私の職場には、「ASではないか?」
と、個人的に確信するスタッフが少なくとも3名以上はいる!
と、以前にも述べましたが、
当然彼らには、私達が思い浮かべるような
"障害者"の雰囲気は全くありません。
(ただし、一部の方の顔立ちには
少し特徴があるかもしれません。)

だから、私の身近なAS系スタッフの事だけを思い浮かべると、
「発達障害」という言い方は、少なからず誤解を招くと感じていて、
私が独自の解釈で表現するなら、
言葉や会話だけでは、協同歩調が取れず
「先天的に、物事のとらえ方が、どこかずれている」人達、
というのが自分的にはピンと来ます。
決して頭が悪いのではありません。

何度言っても、わかってもらえない。
会話の真意が通じにくい。
だから、話がかみ合わない。
人の気持ちを推量できない。
よって場を読めない。
比喩・皮肉、暗黙の了解が理解できない。

    *    *    *    *    *    *

私は今まで、普通に言葉を交し合う事が出来て
人並みに仕事をこなせるのならば、
それらは皆、"健常者"にほかならず、
突然、場違いな発言をしたり、
その場に居合わせた誰もがカチンとくるような
あまりにもダイレクトな物言いをしたりするのは、
単に「性格や考え方の違い」とだけ思っていた。

なので、相手に対して悪意を持たずに
普通に親身に振舞っていれば
理解し合えない人間関係などは生まれず、
誠意を尽くして接する事によって、
たいていの事は解決すると思っていました。

ですが、それはあくまでも、
「自分も相手も、同じ"性質"の頭脳を持つ」
という幻想をベースにした話。

だから、実際はちょっと違うわけですよ。

つまり、見た目はまったく同じ
と、思っていた私とあなたが
実は、脳の設計に違いがあったり
するわけなのです。

つまり、脳のつくりが違うので、
思考回路もちょっと違うわけです。
しかも、生まれつき。
そして、直らない。

つまり、それがアスペルガー症候群。
そう、その事実を初めて知ったとき、
あーー、そうなんだ!
と、「目からウロコ」的に、
すごく得るものがありましたよ。

私は、プライベートや個人的な気持ちは別として、
仕事の現場ではロマンティックな偽善者ではないので、
「誰でも何でもやれば出来る」などとは思わず、
「ダメなものはダメ」という考えも、
以前から平行して心の片隅にあったのですが、
(CPUには個々に限界がある)
その発想の適応範囲が広がったというのが結論かな。

「ダメなものはダメ」は、
技術スキルや知的能力だけと思っていたけど、
コミュニケーションや意思の疎通、感情の推し量りの部分でも、
「いくら相手に望んでもかなわない」境界線って
あるんだなぁ。。。

    *    *    *    *    *    *

そうなんだ!
そういう事だったんだ!
と、もつれた糸がほどけるように、
ここ最近の疑問の回答が見つかった私。

だったら、今後、(修正の見込みが薄いので)
ASと思われる人は断固として職場に入れないこと。
また、すでに今職場にいる、AS系の人達には
すぐにアプローチの手段を変えること。

そして、もうひとつ思ったのが、
「これってASじゃない人にも当てはまるよね?」
ってこと。

    *    *    *    *    *    *

そうですね…、例えばですよ?
「障害」じゃない人達の間にも、単純な個体差として
脳の「つくり」の違いが相応にあるのならば
"健常者"同士の人間関係の中にだって、
お互いに理解し得ない思考回路は存在するはずだよね?

ピンからキリまで範囲が広い「アスペルガー症候群」は
自閉症の一種と言われていますが、
自閉症の方達の中には、
芸術や理系的な研究、そしてコンピュータ関連技術において、
凡人に及ぶべくもない、非凡な才能の持ち主が
多々いるとの事。

ならば、人の資質そのものが、
脳の機能の差によるものかもしれず、
もしかしたらそれは、
持たざる人々がいくら望んでも得られず、
手を伸ばしても絶対届かない領域にある
貴重でプレミアムな才能かも知れない…

だったら、人間性に疑問を感じて、
何の「役」や「係」にもつけられないでいる
リーダーには不適格なスタッフさんであっても、
特別な才能があれば、その秀でている部分だけ
ピックアップして使えればいいな…
なんて思い始めました。

たぶん、それは、私達とは「つくり」が違う
持って生まれた、ずば抜けた才能なのだから。

(つづく…)




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