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2005.12.24

ASをめぐる夫との会話

【過去記事一覧】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ・アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ★ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ・やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ・ASを伝えるほどに広がる誤解 ・羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ・NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ・アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

先々週、うちのご亭主(40代後半/男性)に
「PCにばっかり向かって何をそんなに調べているのだ?」
という質問を受けた(笑)。気になって仕方が無いらしい(笑)。

私は彼に
「ねえ、アスペルガー症候群(AS)って知ってる?」
と聞いてみた。

そしてそこで、ASに関して、ひとしきり、
エラソーにウンチクを垂れた後^^;、
「カズオさんの身の回りにも居ない?そんな人。」
と、尋ねてみた。

「例えばさ、場の空気が読めなかったり、
どんなに親しく話し掛けても
軍隊調の『○○デアリマス』
みたいな敬語しか使えなかったり…
話が回りくどくて、『だから一体何なの?』と、
イライラしちゃうような人。」

「あー、だったら俺とペアを組んでいる
斎藤さん(たぶん50代前半/男性)かな…」

ウチのご亭主は、大学関連施設で
守衛の仕事をしているのですが、
斎藤さんという方と
二人で勤務時間帯を分けているので、
正確には一緒に仕事をしているわけではない。
引継や申し送りはあるが、それが済むと
一方は業務を開始し、一方は業務を終えて帰宅する。
通常は、一人の勤務。

私:「ふーん…、じゃ、その人、
   直立不動で挨拶ってする?」

夫:「する!!
   『おはようございますっ』って
   敬礼でもしそうな雰囲気!」

私:「なんでもかんでも、とにかく書かない?」

夫:「書く!!『書くのはあとでいいから、まず話を聞いて』
   って、何度言っても書く!なんでもすぐ書く!」

おー、当事者の方にはこんな話で申し訳ないが、
なんか、すごく盛り上がってくる^^;。

私:「それじゃ、例えば引継の時に、
   自分の勤務中にあったことを
   初めから終わりまで延々と話したりしない?」

夫:「するーーーーーーー!!
   ちょっと、ちょっと、俺さ、今それで困ってるんだよ。」

「斎藤さん、昨日の祝日は、
なんか変わったこと無かったですか?」
と、夫が聞くと…

「はい!昨日は○○教授が見えまして、
挨拶をいたしましたところ、
元気がいいですね!って、
言われましたっ!(←↓↑軍隊口調)
次に、5人の来客がありまして…
いえ、違います、訂正いたします!
昨日(さくじつ)は、男性3名・女性2名の来客がありまして…」

夫→それって、日常風景だろ?
   わざわざ引継の場で言う事でもないだろうに。
   それとも誉められた事を俺に自慢したいんだろうか?
   人数を正確に記憶している事も自慢したいのかな?
   
   それにしても、俺が知りたいのは
   「警報がなったかどうか?」
   「報知器の誤作動はなかったどうか?」
   「巡回のときに、異常はなかったどうか?」なんだけどな。
   あー、この人の話を聞いていると、なんかイライラするなぁ。。。
   もっと手短に、要点を言ってくれないかな。

で、たまりかねて「だから斎藤さん、そういう事じゃなくてさ!」
と、つい強く言ってしまうのだそうだ。

私:「そうするとすぐに「すみません!」「すみません!」
   って、ペコペコ謝るでしょう?」

夫:「そーーなのっ!そう!そう!そう!なんでわかるの!!」

夫、驚愕のまなざし。

それで、俺、言うんだよ、齋藤さんに。
「斎藤さん、俺、別に怒っているわけじゃないんだよ?」って。

そもそも、俺、アンタの上司じゃないし、
同じ立場の同僚なんだし、
その話し方、やめてくれない?
だから、そんなに謝らなくてもいいから、
異常があったかどうかだけ、教えてよ。って。

斎藤:「異常?異常と申しますと、具体的に
     どういった事になりますでしょうか?」

    *    *    *    *    *    *

あーーー…
カズオさん、その人、きっとアスペルガーさんだわ。
私の知っている人達と、まるでおんなじ!
もう、絶対にそう!

夫:「???」

ASの人ってね、言葉のとらえ方が、
なんか、普通の人と違うみたいなの。
言われた事を、そのままの意味にしか受けとらないの。
その言葉を聞いて、主旨に沿った回答をしたり、
ニュアンスを感じて取って、発展的に行動するのは
生まれつき無理みたいなの。

例えば…
「きのう、警報はなりましたか?」と具体的に聞けば
鳴ったとか、鳴らなかったとか、きちんと答えてくれるけど、
「変わったこと」とか「異常」とか、
総括的な聞き方をすると、どう答えていいか
わからなくなっちゃったりするんだよ、きっと。

言葉のニュアンスや、
なぜ今そういう会話がされているのか
意義や目的がわからないから、
カツ丼と親子丼と、どっちが好みか
わいわいと熱く議論していて、
あと、ワンポイントで勝敗が決まる!という時に、
「○○さんは、どっち?」と聞かれて
「はい。ワタクシはカレーライスが好みであります!」
なんて、場にそぐわない事を真顔で言って
みんなをシラケさせちゃうんだよね。

あー、うん、うん、斎藤さんも
すごくそんな感じ!

でも、斎藤さんは、なんでみんなが怒っているか
自分ではわからないんだよね。
だから、「理由も無く怒られる」事に長年傷ついていて、
「また、自分が相手を怒らせてしまった」と、慌てて
とりあえずひたすら、謝るしかないんだよね。

ふーん、そうなの。アスペルガーってそうなんだ。

だから、あんまり悪く思っちゃダメなのよ。
そういう器質の脳を持った人に
生まれて来てしまったわけだから、
本当は、その人には罪は無いの。
だって、斎藤さんて、結構いい人でしょ?

そーーなのよ。いい人なのよ。
だから、俺も、困っちゃうわけ。
これが、性格が悪くて不真面目な人だったら、
速攻、会社に報告して担当を変えてもらうんだけどな。

そうなのよね。。。
でも、融通が利かないと、一緒に組んでいて
困ることもあるでしょう?

うん。そう。

以下は、夫に聞いた斎藤さんのエピソード二点。

    *    *    *    *    *    *

(1)シフト交換をしてくれない。
夫に急用が出来て、
斎藤さんに急な勤務の交換を頼んだところ、
「もうシフト表はもらってあるので」という理由で、
頑として交換してもらえなかった。

「そこをなんとかお願いできませんか?」と、頼んでも
「会社が決めたシフト表ですから」と、取り付くシマもなく、
夫、激怒して帰宅。

会社が決めたシフトであっても、勤務に穴さえあかなければ
お互いの話し合いでの交換は、比較的自由な職場である。
今までの人とは、何度もそうやって都合を付け合ってきたのに、
「斎藤さん、一体何考えてるんだ?頭おかしいんじゃないのか?」

(2)駐車場をめぐるいざこざ
平日は来客者が多いので、関係者は施設から離れた
専用の駐車場に車を止めるが、
土日や祝日は、訪れる人も居ないので、
教授達は自分の車を来客用スペースに止めている。
長年それが、暗黙の習慣となっている。

それを、逐一「ここに止めないで下さい!」と
慌てて走って出てきて、注意しに来るのが斎藤さん。
そこで教授達と押し問答になるらしい。

「今までそうやってきて、何で突然ダメなんだ?」
「教授の駐車場はアチラになっております!」
「ここに俺が止めたって、まだガラガラ空きがあるのに、
それでも、あそこまで行けって言うの?あんた?」
「はい。それが決まりです。教授の駐車場は向こうです!(必死!)」
「あんた、誰に物言ってんの?あんた、名前、なんていうの?」

…という経緯で
「けしからん守衛だ!」と、プライドの高い教授陣から
会社にクレームが入る。
自販機飲料の業者が、商品の交換の為に
施設の脇に、ちょっと横付けするのもダメ。
その他、各業者との間にもしょっちゅういざこざあり。

    *    *    *    *    *    *

私:「それでクビにならないの?」

夫:「うん。大学の担当者は
   『彼はマジメだからねぇ』で終っている。」

私:「そう。だったらいいけどさ。。。
   融通が利かないのは困るけど、
   厳然とルールを守ってもらうためなら
   その仕事、向いているかもね。。。」

夫:「今まで、『一体なんで?』と思って、
   カチンと来たり、イライラしたりしたけれど、
   『障害』なんだったら、あんまり怒ったりしたらダメなんだな。」

私:「うん。いちいち腹を立てないほうがいいよ。
   普通の人と同じと思うから、
   相手に望んだり要求しちゃったりするけど、
   それ、無理だから(笑)。
   出来ない人に望んでイライラするよりも
   最初から、そういう人なんだ、って思って
   諦めたほうがいいよ。その方が優しくなれる。」

そうか~。(夫)
その日以来、夫は斎藤さんに
感情的な文句はあまり言わなくなった。
エピソードは、相変わらず満載だけどね(笑)。

私は、自分が業務不適格と判断して、
ASらしき2名のスタッフに、
就業を辞退してもらった事を思った。

プライベートな場だったら、
彼らの特質を理解して、
それなりに付き合っていけるだろう。
思いやりを持つこともできるだろう。

でもねぇ、コミュニケーションスキルが要求される
電話の仕事には、彼らは向かないよ。
仕事ができる、ギリギリのラインに達しない人は、
やはり、お断りしていくしかないんだよね。
そこはどうしても譲れないところです。

お客様のためにも。
自分達のためにも。
企業さんのためにも。

一度、そう割り切ってしまうと、
なんと他人に冷たく当たれることか。。。

言っている事と、やっている事が矛盾しているよなぁ…
だが、1勤務一人制で、バトンリレーのように勤務をつないでいく
少人数交替制の職場ほど、彼らの存在が重い負担になっている。

ASの特徴のある人がひとり居るだけで
あちこちの班のチームワークがガタガタになっている事を思えば、
厳しい判断も致し方ない。

ASさんに向いている仕事ってなんだろうね。。。

 




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