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2005.11.26

アスペルガーな日々

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【今思えばアスペルガー?】~Maybe Asperger ?~
・国語のチカラ(理数系の男)のT君 ・私の「博士が100人いるむら」の修士さん ・氏育ちの由真ちゃん

【アスペルガーを知る前】~before Asperger~
・結局言わなきゃわからない ・職場の問題は誰にある? ・場が読めない人が読めない

【アスペルガー症候群を初めて知る】~after Asperger~
・アスペルガー症候群 ・私達の困った性格 ・アスペルガーな人々 ★アスペルガーな日々 ・アスペルガーなつき合い方 ・アスペルガーな考察 ・ASをめぐる夫との会話 ・対話のチャネル ・アスペルガーな研修 ・アスペルガーな現場 ・アスペルガーな新人 ・やっぱり阿吽の呼吸ナノダ ・ASを伝えるほどに広がる誤解 ・羹に懲りて膾を吹くか…? ・彼は本当に立ち上がれるか? ・NGでも走ってみることにしたが ・読めない人 ・面接するほうのキモチ ・厄介な人(1~12) ・Mindblindness?自閉症について ・うちの亭主のメールも変(笑) ・連敗中!句読点をつけない人 ・アスペルガー症候群と犯罪 ・自閉症的なスタッフの指導 ・誉める事・評価する感受性 ・なぜ危機感にこだわるのか ・アスペルガーなユーザーサポート ・やっぱダメかな… ・その人の退職 ・お互い不幸にならないために ・この新人さんは断ろうと思う ・事前研修の私の今後の課題

それで何かが変わるという事は
きっと無いだろうとわかっていながら、
私はなぜ、OJT担当に
指導法の見直しを指示したのだろう…

それはたぶん、新人の悟さんを
立ち上げて欲しいというよりは
「あなた自身が変わってね」という
願いが強かったからにほかならない。

OJT担当の角田君は、
仕事が出来る代わりに、
自分に着いて来れない人に対しては
サポートを面倒がるところが以前からある。

「あまりにも何もわかっていない」
「あれも知らない、これも知らない」
と、ときに苛立つけれど、
それはその時点で教えてあげて
そこで相手が理解すればいい話であって、
そうでなくてもとっ散らかっている新人さんの思考を
ひとまず整理させてあげるのも、
育成担当の仕事ではないか…
と、思う。

また、「自覚が無い」「努力をしない」
「質問や確認を一切してこない」
と、陰で眉をひそめて首をひねるけれど、
それではその部分をどう本人に伝えたか?
というと、実は何も言っておらず、
何の助言も指導もしていない。
そこで立ち止まらせること無く、
心構えや姿勢については
何も触れずにスルーしている。

でもなぁ…、相手が誰に限らず、
そういった事は難しいだろうな。
角田君、なにより若いし、
どちらかと言えば理論派技術系の人だし^^;、
目の前の現象を固定された既定事実と捉えがちだ。

基本的に人当たりがよく柔軟で、
とても優秀な人なんだけど、
自分とのレベルに大きな開きがある人との
差異を埋める手立てに対して
まだノウハウのストックがないのだろう。

過去、一部の新人さんからは、
「聞いてもさっぱりわからない」
「わからないから質問しているのに、
『わかっていない』事に対して突っ込みを入れてくる」
と、不評を買っているのも事実(笑)。

それに、身の回りの事柄に対して、
YesかNoか、TRUEかFALSEか、を返しながら
歩いている人にとって、
「自分が変われば結果も変わる」という発想には
なかなか至りにくいもんね。。。

現場のOJTや研修担当は教育者ではないのだから、
決して「全人的に人を導き教え育てる行為」が本業ではなく、
規定の業務さえ教えてあげればあとは本人次第、
「それでわからないなら業務失格」というシンプルな判断は
非常にまともで、
仕事の現場にふさわしいものだと思っているが、
だったら、現在のスタッフの半分は(私も含めてσ(^^;) )
NGを食らって、今ここにいないだろう(笑)

初心者でもスキル不足でも、
暖かく長い目で見守ってもらえたからこそ
みんな安心して成長してきたのだ…と思えば、
「今、できないからNG」という考えは、
ちょっとだけ変えてもらわないと、困るなぁ、と感じる。

というか、数年間、彼の前任で研修を担当してきて、
せっかくケースバイケースの実例が、
自分の身のうちにあるのだから、
それは伝えて共有して、
育成担当者自身をまずは育成しなきゃならないんだよね、私は。

    *    *    *    *    *    *

と、いうわけで、OJTの進捗が芳しくない
悟さんに関して、角田君と話し合ってみる。

悟さんと接したスタッフの話も併せて考えてみると、
彼はやはり、今までの新人さんとは違うようだ。
初心者だから「わからない」のではない、と感じる。

うん、そうだね。。。私自身は個人的に、
ここ数週間、私がずっといろいろ考え続けている
アスペルガー(症候群)なタイプの人だと実は思っている。

もし私が彼の替わりに悟さんを担当したら、
今よりはもっと成長させてあげられる事には自信があるけど、
(今は別の研修を担当しているので、時間的に不可能)
それでやっと底辺グループにたどり着くぐらいだと思う。
いくら身を粉にしても、悟さんが短期間に、
平均的なレベルに到達することはないように思われる。

だったら、無駄なことはさっさとやめてしまえばいいのだが、
相談してみた部長も主任も、
「教える側に問題があるんじゃないの?」
と、角田君の手腕を疑うので(ある意味当たっているけど(笑))
(こりゃ、あかんわ^^;…)と、思う。

部長も課長も、角田君の気質は少々見抜いているけど、
その傍ら、「どうしても立上げ不可能」な
タイプの方がいるという考えは否定しがちだ。

「どんな人でもやればできる」
「やってできなければ、居心地も悪いし
本人もそれを自覚して
退職を申し出て来るはずなんじゃないの?」

うーん…違うんだよなぁ。。。
そういった空気を読めないのが、
アスペルガーなタイプの人達なんだ。
「自覚」という言葉の指す意味そのものも、
私達が考えるそれとは、(たぶん)大きく
食い違っているはず。

埒があかないので、三者で話し合う事にする。

ここでの私の「仕事」は、
主任に現状を認識してもらうこと、
角田君には、悟さんへの接し方や指導法を工夫してもらうこと。
その結果、どこがどんな風に変わったか。変わらなかったか。
三人の気持ちが合って初めて、
「それじゃ、この先どうやっていきましょうか?」
という次のステージに移って行ける。

人の尊厳を願い、不要な誤解を恐れ、
自分の契約会社から
企業に人を入れている自分の立場など、
様々なことを考えると、
「世の中には『アスペルガー症候群』というタイプの人も
いるんですよ?」などとは、口が裂けても言えない。

表情とか話し方とか、立ち居振舞いとか
パッとみた感じ、
「なんかちょっと変わっている人だな」と
直感で感じる感覚の正体と正解は、
そこにあると、私は勝手に思ってはいるけど、
基本的にまじめでいい人なので、
マニュアルどおりに物を仕上げるような職場なら、
上司に怒られ怒られしながらも、
長く働いていけるのにな…と、客観的に思う。

どこへ行っても「使えない」という人ではない。
でも、外観ってやっぱ大事だな。。。

    *    *    *    *    *    *

とりあえず、自分の真意は伏せたまま、
「もう少し工夫して、接してみてくれない?」
と、角田君に頼んでみる。

主任も脇から、「私からも頼むよ」と口を挟む。
マズイ、この流れでは角田君が悪者になっちゃうな^^;

「主任?角田さんがどんなに努力してどう頑張ってみても、
ダメな場合だって、あるかもしれないんですからね(笑)?」
と、主任にも言う。

「それはそうだけど、まぁ、やれるだけの事はやってみてさ♪」

角田君が、「わかりました」と返事をした。

「角田君、これからまた、たくさんの新人さんを
お願いすることになると思うけど、
その中にはスキルの高い人もいれば低い人もいる。
男性女性、年齢、相性…たとえ、どんな人が来ても、
角田君が上手に育成してくれれば、
『あの角田さんが教えてダメだって言うんだからダメなんだろう』
と、角田君の判断が皆に認められるようになるよ?
悟さんに対しても、彼に合うようなアイデアを考えて
やれるところまでは、いろいろ試してみたら?」

主任が横でうなづいた。
これで角田君への要望は
主任も同意したオフィシャルなものとなった。

あぁぁ…利用しているんだよな、私は^^;。
悟さんを。主任を。そしてこの状況を。
角田君の育成力アップのために。。。

悟さんの立上がりを願ってのものじゃない、なんて
これを読んだ人しか知らないよ^^;。
さっさと次の日記を書いて
トップページから落としちゃおう。。

(つづく…)

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コメント

私は、その後、角田君から育成を受けたものです。
もう退職してますが、とてもお世話になりました。
恐らく彼は私が大嫌いです。でも、彼は二度とない上司でした。

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