スポンサーリンク




« 馬の気持ち | トップページ | 目が見えてくる »

2005.10.31

技術屋というタイプ

私の職場には「技術屋」という言葉がある。


非常に似通った特性とキャラクターを持つ人達を
カテゴリー分けするのに使われている。


    *    *    *    *    *    *


神田君(30代前半/男性スタッフ/仮名)に
次期班長を打診した面談の場で
「引き受けてもいいが、条件がある」と言われ、
その旨を課長(30代後半/男性社員)に確認した。


その条件とは、
1.調査のための「特権ID」が欲しいということ。
  (現在は社員にしかない)
2.改善点は直るまでガンガン言い続けますよ?オレは。
  (それでも構わないなら…という了解)


普通に考えれば、まともな考えではあるが、
このテの人の発言は、時として攻撃的でしつこく、
例え内容が正当なものであっても、
決して聞いていて気分のいいものではない。


いや、気分の問題だけではなく、
自分の中の理想とする形にのみ
直情的に固執する傾向もあり、
むしろそれが、問題の解決を遅らせることもあった。


が、基本的にとても有能な人である。
私は彼が苦手じゃないし、「使える人」と思っている。
早い判断と現実的な仕切には好感もある。
彼に関して、課長には腹を割った伝え方をして、
二人で手綱を取っていけば、
大きな問題にはならないと思われた。


    *    *    *    *    *    *


この日記ではぶーぶーあれこれ書いているが(笑)、
課長はグループ運用に関しては、
本音で話が出来る人である。


課長から一発で理解と納得を引き出すために、
私は「彼は基本的に技術屋タイプですから…」
という表現を使った。


社員の中にも同じ傾向の人が数名いて、
「○○さんや、○○さんと似たような感じ…」と、
具体的な名前を出せば、よりわかりやすいと思ったし、
実際に「腕は立つけど口うるさく扱いにくい(笑)」
イメージを明確に持ってもらえたようだった。
(オレは全然構わない。むしろどんどんやって欲しいとのこと)


そう。ここでの「扱いにくい」というのは、
接し方によると思う。
こういう人は、引いちゃダメなんだよ^^;。


鋭い理論的な追及を恐れて、
曖昧な返答をしたり、論点を差し替えるのもダメ(笑)。
100の力で投げてきたボールは、
100の状態で投げ返さないと納得しません。
(実際は少々減衰いたしますが^^;…)


ですが、姿勢を正して目を見据えて臆することなく
「私は、その件に付いてこう思う」と、はっきり伝えると
それが論旨として妥当なものであったり、
自身の反省を促すHIT!になれば、
割とあっさり(いや、しぶしぶ?(笑))
「そうですね。」と認めてくれて、
それを繰り返すうちに、信頼関係が築かれます。


    *    *    *    *    *    *


すべての「技術屋」がそうとは限らないと思うのですが、
そういう呼称が使われているところを見ると、
技術職に多いキャラクターであることは確かなのでしょう。


私の周りのスタッフにも、
個人的にそのタイプ!と感じる人が一定数いて、
彼ら・彼女らの特性は以下のような感じ。


・優秀。仕事は出来る。
・手際がいい。作業が圧倒的に早い。
・正確な調査をする。
・ミスが少ない
・YesかNoかの判断が早い。


が、しかし私達の業務はお客様対応である。


・ユーザーの利益を自分の利益とは思わない。
・ユーザーの質問の仕方が明確でないと腹を立てる。
・マニュアルをよく読まないユーザが大嫌い。初心者も嫌い。
・初心者に噛み砕いて物事を説明するのは苦手。面倒。
・ユーザーのちょっとした勘違いにはムキになって反論する。
・怒っていたり態度の悪いユーザには過敏に反応してキレ気味。


上記の性格が、よくお客様を怒らせ苦情を作り、


・集団の中で「いい人」と思われたい気持ちはない。
・評価の対象は「数値的な実績だけ」と思っている。
・取り扱い商品の短所・欠点には我慢ならない。
・運用や業務上の矛盾にも我慢できず常に不満を述べている。
・他人のミスを許容しない。見つけたらかなり言う。
・他人のために役立ちたいとはあまり思わない。
・時間がきたら、何があってもさっさと帰る。


…といった態度が、集団の中で異質な存在となり、
他人への態度のキツさが、
ほかの誰かのストレスとなっている事も多い。


今すぐ名を挙げろ、と言われたら、
即座に「あの人と、あの人と、あの人と…」と、
明確に分けることの出来るこれらの人々は
たぶん本来の私とは異質な人達だ。


そして彼ら・彼女らのほとんどは、
「自分は優秀である」と自負していて、
「その割には評価が低い」と不満に感じていると思う。


だが、リーダーに問われるものは、技術スキルばかりでなく
チームワークを切り盛りするコミュニケーション能力でもあり、
「他人とうまくやっていく」事には興味がない彼らに、
なかなかポジションが回っていかないのは、
誰に聞いても価値観のあっているところではあるが、
よく考えてみたら、「どこまでが他人でどこまでが仲間か」
という線引きが、非常に狭い人達かもしれない、と思う。


だったら、もっともっと何かの役割をきちんとあげて、
たとえ業務上の接触でも、ひとり…ふたり…と
仲間と思える人の範囲が広がっていけば、
段々変わって来るんじゃないか?なんて
最近思い始めています。


    *    *    *    *    *    *


彼ら・彼女らは、
初々しい新人や隣席になった異性には意外に優しい。
未熟でも初心者でも、案外親切だ(笑)。
本当は周りとうまくやりたいのに、
それができずに傷つき、
頑なになっている部分もあるのだと思う。


実績数だけでなく
育成や采配でもうまくいったら、
おおいに賞賛してあげたい。
きっと、対人関係の苦手感が
コンプレックスになっているかもしれない人達だから。


    *    *    *    *    *    *


次期班長に決まった神田君には、言ったサ。


あれこれ不満を言うのは構わないけど、
その辺はうまくやってよね。
変に感情的になると、
取れる承諾も取れなくなるんだから。


あはは。その辺はわかってますよ。
オレも子供じゃないんで(笑)。


どんな提案も、必ず「お客様のため」って
言いなさいよ?
間違っても、「設備部門が馬鹿だから」とかって
言っちゃダメね(笑)。


ぷらさ~ん、オレが電話会議でそんな事
言うわけないでしょっ!(笑)
オレだってそのぐらいはわかってますよ^^;


あ、そ(笑)。いや、フツーに言いそうだから。(←と牽制(笑))
ま、シッポさえださなきゃ、私はオッケー。
あと、今後今みたいに堂々と2chは見ない事!!
新人はすぐ真似するからね。


あー、じゃ、隠れて見ます。


………
ま、少々危険ですが、
たぶん、「うまくやる」人だとは思います^^;
かつて相性の悪いユーザにはケンカ腰だったお客様対応も、
一度大問題クレームを起こしてからは、気をつけているようだし、
ドライな口調は相変わらずだけどね(笑)。


むしろ、班長になってフロントから一歩身を引き、
バックヤードとして重要な調査をこなすことで、
彼の良さが前面に出てくればいいと願っている。


-----------------------------------


※面白いページを見つけました。
  技術屋って言い方は、ちゃんとあるみたいですね。
  個人的には、深く共感!(少々古い記事ですが…)

技術屋に騙されるな
技術者と上手に付き合う方法


« 馬の気持ち | トップページ | 目が見えてくる »

.ビューティフルヒューマンライフ」カテゴリの記事

コメント

とても面白く読ませてもらいました。理系出身の身には耳の痛い話ですねw

けどぷらたなすさんの対応はすごくいいと思います。誰でもそうだと思いますが、自分の話を聞いてくれる人の話は素直に聞くことができます。

当然、人と人とのコミュニケーションなんでこっちも努力しないといけませんが、相手側に気を使ってもらえると嬉しいですよね。

Fさん、こんばんは!
暖かいコメントをありがとうございます。

技術屋タイプの方というのは、
ヒーローになるための手段を
自分の中のテクニカルスキルに照準を定めて
設定した人達だと思うんですよね。

そんな彼ら・彼女らとつきあっていくには、
こちらも自分を磨いていかないと、
同じ土俵で話が出来ないな…
なんて、思っているんですよね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54136/6766955

この記事へのトラックバック一覧です: 技術屋というタイプ:

« 馬の気持ち | トップページ | 目が見えてくる »

スポンサーリンク

3か月継続で白歯実現!

介護の転職

経理の転職

無料ブログはココログ

★★★