スポンサーリンク




« 初心者でもできますか? | トップページ | 結論を言ってよ(Ⅰ) »

2005.09.21

メモとノートとタイピング

今回の研修は、
立ち上がりにかなりのエネルギーを必要として、
なかなかしんどかった^^;


高くても低くても、
新人さん同士のレベルが近ければ
全員に等しくうなづいてもらえるような
ピンポイントで具体的な解説ができるのですが、
実力差のかなりあるグループで、
全員の平均地点に研修レベルを設定すると、
逆に誰の共感も得られず全員に的外れ、全員が消化不良、
結局、有益者がただの一人も出ないことになる^^;。


なので、人数が3人と少ないこともあり、
上級者用に詳しい説明をハイスピードでしてみたり、
初心者の前原君だけに向けて、
基本的なことを何度も噛み砕いて説明したり、
結構、いつになく上下動の激しい研修でした(笑)


研修って、受けるほうはあまり意識しないものですが、
わからない人をわかるまでにした上で
短期間で集団をまとめて仕上げるのって
思いのほか負担と気苦労が多いものなんですよね。


    *    *    *    *    *    *


今回の研修の立ち上がり部分で、
非常に時間がかかってしまったのは
初心者の前原君(20代後半/男性)の
頻発する些細なタイプミスによるところが大きかった(笑)!


みんなで彼の作業課題完了を待っていて
それでも「どうしてもできません」というので
後ろに回って彼のPCをのぞいてみると、
(※例として)nifty.comがnifty.con(最後が「n」)
になっていたりするわけですよ(笑)


単純で他愛のないタイピングミスに思えますが、
実はこういうのって本当に経験の有無がかなり明白で、
nifty.comという文字を見て、
「あ、プロバイダのドメインね…」と心得る人は
comをconと打ち間違えるようなことは
あまりないですよね。co.jpも同じ。


わかっている人は
「プロバイダのニフティのことですが…」と、
言葉でも補足・確定してあげれば、
全体をぱっと一瞥しただけで、
すばやく正確に打てることが当然多いわけです。


さらに、
課題としてお願いした作業が
例えばメールの送受信だとすると、
経験者は何を説明しなくても
宛先アドレスを全角で打ったりはしないし、
ピリオドが入るところに何の疑問もなく
カンマを打ってしまうようなこともあまりない。


そうしてみると、
私達がパソコンに向かってキーを叩くときには、
今自分のやっている作業がどんなもので、
どういったルールや仕組があって
何をどう打たなければいけないか
身に染みてわかっている土台があって、その上で
常に予測と判断を無意識に一歩先行させながら
文字を入力しているわけですね。


残念ながら、初心者の方はそうは行きません。
バックボーンがほとんど無い状態での文字打ちでは、
網膜に写ったアルファベットは画像イメージに近く、
見えたままそのままを指でなぞっているだけなので、
意外な勘違いや配列の間違いが出やすいんです。


また、何かを設定するための入力は
一文字違っただけでもエラーになる事を
慣れた人は良く知っていますから、
私が板書した文字列は
身を入れて本当によく見ているし、
読みながら書いている私の声のほうも
同時にきちんと聞いています。


初心者の方は、そういった正確さへの
感受性がまだ十分育っていないので、
ヘタすると自分が一体何をやっているのか
まったくわからないまま、
言われたとおりの文字を、確認も曖昧なまま
あまり立ち止まらずにすぐに打ち込んでしまうから、
圧倒的に打ち間違いが多い(笑)!!


    *    *    *    *    *    *


「『smpt』じゃなくて『smtp』でしょ?」
「『g=a』??ちゃうちゃう『q=a』(爆)!」
「あらら、今度は『http:』のpがqになってるよ(笑)?」
(下の二行は、女の子達↑大爆笑!)
(要するに、一杯一杯なのだ^^;…)


「こことここの間に、ピリオドが抜けているんだけど^^;?」
「前原君、一体今、どこにつないでいるの?
『先にAにつないで』って私、さっき言ったじゃない?
ほら、自分でもノートにそう書いてあるのに(笑)」


入力間違いが多いのは、
打ち間違いや取り違えもあるけど、
板書の書き取り間違いもそれ以上にかなり多い(笑)!


それに、せっかく板書や口述を
きちんとメモしていても、
書いた時点で実際の作業が
何もイメージできてないから
それに対しての意思や思惑がまったく発生せず、
スムーズに行動に移せないんだよね。


書き取った手順を頭で理解できても
具体的な手や指の動きとはその場で結びつかないので
私から次なるインプットがあると、
左右の手に行動の予約信号を出す前に、
それはクリップボードから消えちゃうわけだ(笑)。


    *    *    *    *    *    *


それから、メモやノートの取り方自体も、
今はまだ、見たままだけを、
何も考えずにただ書き写しているだけなので、
「それじゃ実際にやってみましょう」という段になって、
困ること一杯!不明点満載(爆)!


昨日、大いに受けたのは、
あるサイトにログインして
何かを確認する宿題を出したときに
platanus  2005  という感じで、
ログインのためのIDとパスワードを
ホワイトボードに板書したのですが、
彼、自分のメモにはそのふたつを
なぜかくっつけて書いちゃったんですよね(笑)!


だから彼のノートには、
platanus2005というログインID(笑)はメモしてあるのに、
どう探してもパスワードが見つからない(爆)!
どこを見ても、ない!ない!ない!書いていない!


宿題のパスワード、控えていなかったみたいなんです(涙)と、
深夜に困り果てて青くなっているメールが来て、
正しいものを返信してあげたら、
「オレ、つなげて書いていました^^; 
あれ、別々だったんですね。」


って、私はちゃんと
説明をしながら書いているわけだからね~(笑)、
ひと手間かけて、それがそれぞれ何なのか、
内容だけでなく、「ログインID]「パスワード」と、
タイトルまで書き添えていれば
二時にメールを出すことなんか無かったんですよね(笑)。


これは咄嗟に書いたメモなどにも当てはまりますよね。
財布を整理したら、紙片に誰かの
電話番号が書いてあるのが出てきても
今となってはそれが誰だか思い出せない^^;
どうして名前までメモしなかったんだろう…なんてね(笑)。


さて、前原君、今日もノートに「A→B×」と、
板書の内容だけを書き写しているので、
「これ、後から見たら何のことか自分でわかるの?」
と、軽~く突っ込み^^;。


すでに何度か痛い思いをしているので、
「ですよね^^;」と、素直に
「Aをやったらその後にBはやってはいけない」と
自分で注釈を書き加えていました。


一緒に研修を受けている経験者の二名の女の子なら
その書き写し方でも十分だけど、
前原君は、もっともっとノートに手数をかけないとダメね(笑)♪


    *    *    *    *    *    *


本当はわかっているんですよね。
タイプミスも勘違いのメモも、曖昧なノートの取り方も、
業務経験を積めば、段々解消されていくことを。


前原君がうっかり屋さんで能力が低いわけではなく、
それってただ、ただ、入り口に立ったばかりの人の
感受性の不足によるものなんですよ。


失敗して後悔して用心深くなっていけば、
タイプミスなんかは、あっという間になくなるんです。
そもそも一字一句の手打ちをしなくなります。
完全に正しいとわかっているところから
まめにコピペするようになるんですよね。
そうやって小さいミスを工夫して防いでいく…


でもそうなっていくためには、やっぱりご本人が
早い段階で「これじゃあかん!」と、キッパリ自覚しないと
ダメなんです。そのために逐一指摘するわけです。


実は、経験者の女性のうち片方がちょっとうっかり屋さん。
ご主人には「天然ボケ」と笑われるそうですが、
さもありなんって感じの、癒し系キャラです(笑)。


ですが二日目に、やっぱり私、叱りました^^;
「皆さん、必要事項を正確に入力するのは
基本中の基本ですよ?
きちんと文字を打つ、工夫してメモを取る、
後から見て役に立つようなノートの取り方をする…
それって、ITスキルとは全然関係なくて、この時点で
誰でも身に付いているべきものじゃないですか?
(ウっソで~す(笑))!」


「あれをやりたい、これをやりたい、って
皆さん、いろいろ思っていると思いますけど、
そこが出来ていなければ、
最初から話にならないじゃないですかっ!」


でへへ^^;自分だって今でもミスするくセに(笑)、
私もエラソーによく言うよなぁ(爆)!


でもさー、そういうところから追い立ててあげて
緊張と危機感を持ってもらわないと、
この先の「もっと良くなりたい!」という渇望感の強さや
ノウハウを身に付けることへの真剣味が
すごく変わってくると思うんです。


明日、彼ら彼女らの第一陣がいよいよ現場に移ります。
職場の場所、集合時間、建物に入る手順などを話し終え
「それじゃ明日は、現地で会いましょう!
頑張りましたね。二週間お疲れ様でした!」と
挨拶を交わし、キャーキャーおしゃべりの声を上げて
通路を帰っていく三人の後姿を見ると、
研修でやり残した2、3の項目なんてどうでもよくなり、
ささやかな充実感で、やはり少しだけ幸せ。


明日は、遅刻するんじゃないよ?前原君(笑)!
来週はこれの第二陣をまた担当します。

« 初心者でもできますか? | トップページ | 結論を言ってよ(Ⅰ) »

.ビューティフルヒューマンライフ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54136/6047837

この記事へのトラックバック一覧です: メモとノートとタイピング:

« 初心者でもできますか? | トップページ | 結論を言ってよ(Ⅰ) »

スポンサーリンク

3か月継続で白歯実現!

介護の転職

経理の転職

無料ブログはココログ

★★★