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2005.06.06

甲子園なんてクソくらえ!

昨日、次男(高校生:10代後半/男性)の野球部(軟式)が
県大会で優勝した。(やった!!)


と、言っても定時制高校の話なので
参加校はわずか8校。
最初からベスト8である(笑)。
3回勝てば優勝できます。


が、普通高校を一度中退した次男が、
もう一度公立高校を受験して
再度高校生に戻る気になったのも、
「また部活がしたい。野球部に入りたい」
という強い気持ちがあったから。
(高卒の資格は、その次らしい^^;…)


今の高校に入学後、早速野球部に入り
定時制高校の大会は参加校が少なく、
神宮球場で行われる全国大会への切符が手に入りやすい!
と知るや、「俺は絶対神宮に行く。留年してでも行く」
と、かなりの強い意志で頑張ってきた。


昨日の決勝戦ではいつにない好投を見せて、
危なげのない完封勝ち!
このあと、来月行われる南地区大会で二回勝てば
いよいよ今年も三度目の神宮だけど、
そうそう簡単には勝たせてくれないだろうな^^;。


    *    *    *    *    *    *


そう、実は彼の夢は
一年目にあっさり達成されてしまったんです(笑)。


定時制高校の野球部は、人も揃わないし、
公式試合に他の部から選手を借りて参加してくる
高校もザラです。


また練習もそんなにできません。
ウチの高校は一日おきかな?
練習自体に出て来れない生徒さんも居るし
大会が終れば翌年まで練習はありません。
完全シーズンオフ(笑)。
翌年の春に、「そろそろ始めっかぁ?」(笑)。
「やあ!」とまた顔をあわせる野球部(笑)。


それに、授業が終わってからの練習は時間もなく
ちょっと長引くと、帰宅が午前零時を過ぎます。


すべてがそんな感じですから、
甲子園なんかとは全然レベルが違い、
打って得点するよりも、守備のミスで大量得点みたいな?


だから、全日制硬式経験者が一人入るだけで
(その選手がごく普通の選手であっても)
ものすごい戦力アップになるみたいなんです。


親馬鹿かもしれませんが、ウチの高校の野球部は
次男が入ってからドンドン強くなり、
(他の人が↑見たら怒られそう(笑)?まーたまにはいいでしょ)
一年目の優勝は「たまたま勝てた」感がするものの、
昨年は、「もうダメか…」と思った後の逆転勝ちばかりで
薄氷を踏むような、でも価値のある優勝。
今年はコールド勝ち二試合を含む横綱相撲だったかな。
ハラハラどきどきの昨年に比べたら、
安心して見ていられました。


いやぁ…本当に強くなったなぁ。。。
数年前までは、どんぐりの背比べだったのが、
今や、常勝チームの感さえ出てきました。


きのう試合に出かける前に、次男は珍しく緊張しておりまして
「あー、緊張する。メシ食えない。。。」


「これさ、追うほうだったらもっと楽なんだよな。
今は"追われる"ほうだから。。。
でも、二回行ったら絶対今年もよけいに神宮行きたい。」
そんな事言ってましたね。わかるな~、その気持ち。


    *    *    *    *    *    *


今年は、次男のような全日制硬式経験者が二人入り、
さらに大幅に戦力アップ!!
しかも、そのうちの一人は、東北では著名高の野球部中退者!
他県の高校に野球特待生で入ったものの、何かの事情で中退し
地元に戻り、次男の高校に入ってきました。
(事前に大朗報として情報が走った(笑)!!)
(人のいい、ドカベンのようなめんこい実力派キャッチャー君です!)
(でも、次男はそれによってレギュラーを外れそうな人の事も心配していた)


一体どこから仕入れてくるのか(笑)、
大会前になると、他校の情報が飛び交います。


○○には○○高の投手経験者が居るらしい…
○○工では、全日硬式制から二人加入したらしい…


今、公立の定時制高校は
「働く人のための夜間高校」というよりは、
全日制高校中退者や、
入れる公立高校がない生徒さんの
受け皿になっている側面も強いのですが、
有名校の野球部中退者が各校にポツポツいます。
(ウチの次男は例年初戦敗退気味の無名校出身(笑))


でも、それ、すごくわかる気がする。
高校の野球部って、なんかヘンですよ(笑)?


    *    *    *    *    *    *


すべての高校がそうだとは限らないと思いますが、
野球部って、やっぱりどこかヘンです^^;。


甲子園というあまりに有名な大会があるために、
先生も監督も、親も子も、回転数が上がりすぎて
何かにつけエネルギー過剰、
ときにカリカリしている気がします。


次男の最初の全日制公立普通高校では、
野球部に「親の会」があって、
試合のたびに、親の「車出し当番」がありました。


私はその話を聞いて、「え!」と、目が点に。。。


だって高校生でしょ?そんなもん、自分達で
バスや電車を乗り継いで行けばいいんです。
長男のラグビー部(高校は別)なんか、
親が借り出されることなんて、一度もないよ?(当時)
どうしてもダメなときは、
先輩達が車で駆けつけてくれてます。


だいたい、すべての父兄が土日は休みである、
と思うのが大間違いで、当時我が家は
私も主人も、土日は普通に仕事でした。
だから、車出しはおろか、親の会の会合にさえ
まともに出られない。


夏の合宿もそう。
校内での合宿でしたが、お母さん達が毎日三度のご飯を
作るんです。なんだと?そんなもの、生徒にさせろよ~^^;。


次男の高校は、周辺地区から入学する生徒がほとんどですが、
私の住んでいるこの地区って、もとは農村地帯で
ちょっと保守的、町場のフルタイムでしかも交替制で働いている
お母さんがいるなんて、誰も念頭にはないんだろうな。。。


それで悪く言われることはなかったですが、
他のお母さん達から、次男に対していろいろ言われることは
あったのよ。


「○○君は、もっと積極的に前に出ないと!」
「監督はやる気のある子が好きだから、○○君は損だよ?」
これが結構うるさい、うるさい^^;…


いーじゃん、そんな事!
うちの次男は、休みの日でも黙々と練習する努力家ですが、
口数が少なく控えめで、俺が俺が!と人を押しのけて前に出る
タイプでは決してない。
何かに腹を立てて大声を出したりもしない。
でも、そういう性格の子って、戦闘的な集団の中では
生き延びられないんだよね、きっと。。。
いくら野球が好きでも。


    *    *    *    *    *    *


その高校の野球部では、監督を囲んでの懇親会(飲み会)も
しょっちょうで、それも公共交通の便がない(!)
地元の超ローカルなスナック屋さんで行われる。


え?これって家が遠い人の事は全然無視してない?
(なんだか公共性のない、一部の父兄の会のようで
私は出たことがない)


それから、こんな事もあった。


一度だけ出た「親の会」で、監督さんが、こう言ったのだ。
「他県に遠征に行くとか、
もう少し親御さんのほうから、そういった申し出があっても
いいんじゃないですか?」


げ?それって親がスケジュールを組んで費用を負担して
遠征を企画するって言うこと?そんなの学校の仕事じゃん。


私はその監督の指導スタイルも感情的で嫌いだったけど、
その野球部のチームカラーも次男には合ってないと思っていたし、
それに、なんかね~、
親側は何もかも過保護だし、命かけてるような熱さが苦手だし
指導側は野球部は優遇されて当然みたいな変な意識があるし
ちょっと…あーこのムードはぷらたなす家の人間には
誰一人向かないわ…と、思いましたわ。


無理な練習方法(と私は今でも思っている^^;)で
腰の骨を折った次男は、松葉杖がはずれても野球部には戻らず、
学校にさえも行かなくなり、そのまま入学後わずか数ヶ月で
退学してしまいましたが、高校そのものが次男に合わないと
思っていたので、「いいよ、もうあんな高校行くことないよ?」
なんて、親が…言っちゃだめですよね(笑)。


    *    *    *    *    *    *


「野球部の中退者って多いんですよ」


次男の事を職場の仲間(30代後半/男性)
に話したら、そう言われた。
彼の出身校は県内の二強を押しのけて
10数年に一回ぐらいは間違って甲子園に行く(笑)
(一応県内では)強豪校。


野球部なんて、あいつら自分達を何様だと思っているんだか、
野球の試合で授業に出ないのは「公欠」ですからね。
ウチの高校の野球部なんて、イジメもすごかったし、
勝ち上がれないヤツは、いつのまにかいなくなっている…
みたいなのって、ありましたよ?やっぱり。。。


ふーん、どこでも似たようなものなんだな。


ぷらたなすさんの息子さんの高校は、
俺の弟がいたときにけっこう強くて、
確かその年は、ベスト8まで行ったんですよね。
もしかしたら、そのときに、みんな、
すっかりその気になって気合が入っちゃったんじゃ
ないですか?


ふむふむ。。。なるほど、想像はつく。


私の高校の同級生(40代前半/女性)に、
息子達の少年野球に人生をかけているような人がいるが、
土日は全日程、息子達の応援だ。
朝早くから、チームメートの分まで運動会のような
ご馳走をつくり、何があっても応援に行く。
親の会の熱心な世話役でもある。
(亭主よりも息子が大事っぽい^^;?)


そんな彼女から見れば、
私は完全に、非難されるべき「やる気のないお母さん」
次男は「やる気のない選手」という事になるんだろうな。。。


だいたい、中学もそうだけど
野球部ってやっぱり特殊ですよ。
うちの中学、野球部だけは
試合会場にバスを借りての移動でした。


高校野球もそうで、応援にはブラバンもバスで来る。
全校上げての応援と言えば微笑ましいけど、
甲子園と言うあまりに有名な大会があるために、
他のスポーツとは違う、独特の文化風土が作られていて、
肌の合わない生徒は、学校を去っていくケースも
多いと思われます。


    *    *    *    *    *    *


次男の今の定時制高校の野球部は、
監督もどちらかと言えば人間味のある穏やかな人で、
ひとりひとりの生徒を尊重しながら、
いい感じの声掛けで指導してくれます。


父兄も、それぞれが息子達のファン状態で
個別に応援に来るのみで、組織化はまったくありません。


だから逆に、私のように少年チームの経験もなく
普段あまり応援に顔を出したことがないような人も、
他の父兄の中に入っていけない強力な疎外感や、
そもそも野球をよく知らない(笑)恥ずかしさを気にせずに
毎回気楽に足を運べます。


他のお父さん、お母さん達も、以前のチームのように
失敗した人を誰かれ叱責するような野次は絶対に飛ばさない。
勝って笑い、負けても笑い、私は居心地がいい。
だから、昨年からは夫婦でマメに顔を出すようになりました。
あまのじゃくだから、強制されないとかえって
行って見ようかな?なんて腰が軽くなるっていうか(笑)。


応援そのものは非常に人数が少ないです。
こちらも相手側もスタンドは関係者と家族が
多いときで10数人程度ですから(笑)。


でも一度野球で挫折した次男が、
ここでは自分が活躍できる場を得て、
毎日生き生きと練習に出かけ、
決勝戦のマウンドから、ガッツポーズで引き上げてくる。


全日制から移ってきた
ほかの生徒さんも同じだと思うんですよね。
全日制では果たせなかった夢を、
もう一度、ここで追いかけているんです。


    *    *    *    *    *    *


定時制通信制野球大会は、一時期
「もうひとつの甲子園」などと呼ばれて
話題になったこともありますけれど、
神宮での試合であっても、観客はほとんどおらず
時間制限なんていう、すごいルールもある!


神宮、神宮と言うけれど、会場を分散して
一気に行われるので、実際に神宮球場で試合できるとも
限らない。(昨年は非常にラッキーでした!)


昨年の今大会は、
晴れの決勝戦なのに、こんなに誰もいない球場で…
と、次男が不憫に思えて、かわいそうな気がしましたが、
今年はそんな気持ちも消えて、悩んだり苦しんだりしながら
野球を十分楽しんでいる次男を見ていると、
「あぁ、この学校のこの野球部で本当に良かったな…」
と、心から思います。


いい高校です。昨年、ちょっとしたアクシデントで
留年しちゃいましたけど、
今度はたぶん卒業してくれると思う。


その前にまず、今年も神宮に連れて行ってください(笑)。
期待してまっせー、皆さん!


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