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2005.05.30

研修は私でないほうがいい(1)

出社前に、T君(30代前半/男性)から
お休みの連絡が入った。
AM7:00少し前。ドスンと車に乗り込んで、
まさにエンジンをかけようとした
そのときに携帯が鳴った。

「あの…ものすごく頭が痛いんで…」
「それじゃ、今日はお休みになりますか?」
「すみません…」

簡単に書くと、確か、こんな会話だったと思う。

頭痛か…

頭痛かぁ…

電話を切ってからずっと
いつもの嫌な胸騒ぎが起きて、どうにも落ち着かない。
頭の中からその事がずっと離れなくなる。
今まで体調を壊して早期リタイアしたスタッフさんから
何度も感じてきた「これはまずい…」という、あの感覚だ。

T君がまた休む。この前は三週間前か。
T君はたぶん、普通なら遅刻も欠勤も
ほとんどしない人なのではないかと思う。
これは危険信号以外の
何物でもないんだろうな、やっぱり。。。

他の人から見れば、
理由も連絡もきちんとしているわずか二回のお休みで
不安を覚えて考え込んでしまうのは、
あまりに短絡的で神経質に見えるかもしれない。

だが、同じ休みでも、安心できる休みと、
何かの予兆を感じる休みは確実にあるんだよね。

この嗅覚と第六感?は、
スタッフ管理や、採用人事に携わって
多くのケースに関わったことのある人でないと
わかってもらえないかもしれない。

たぶん、仕事をしている様子から
どこかで無理をしていたり、
何かが気になっていたり、
その人の中で、理想と現実がケンカしてるサインを
直感的に肌で感じ取っているのかもしれない。

私のように企業さんを相手に、
スタッフ管理の仕事に従事している人は
スタッフの、まさか!の"超"早期中途退職や
数々のトラブル・アクシデントが
大なり小なりのトラウマになっている。

いくら現在私の関わっている企業さんが、
ボリュームのある外部スタッフを抱え、
その点には淡々として一定の理解があったとしても
何かの前触れを感じるたびに、過去、様々な理由で
職場を去っていった人達のケースが、
即座にありありとフラッシュバックしてしまうのだ。。。

心臓に良くない仕事だな(笑)。

    *    *    *    *    *    *

T君は技術系の仕事を長く続けてきた人だ。

キャリアも能力も十分ある。
むしろ今までのうちでかつて出会ったことのない
経歴的には、かなりのジャストミートな大型新人さん。
人柄も悪くない。

ただし、知識と経験に長けていて
問題解決の能力がずば抜けていても
それは応用の利く一般的な事に限られ、
特定の企業の特定の商品や特定のサービスの
「え?こういうことが可能なの?」
「こういうことはやっていないの?」
と言った、独自の長所・短所に感受性が低いように思える。

普通の新人さんなら、「ウチでそういう事ってありましたっけ?」
と、必ず聞いてくるような部分をほとんど聞いてこない。

結果、せっかくの腕を持ちながら、間違いが多い。
また、取り組んでいることに対して横の先輩からも
よくストップがかかる。面白くない。
個人的には、初めて耳にする話には、
もう少し立ち止まって、周りに聞いて欲しいな。

また、相手の話を柔軟に聞き取ることもどこか苦手である。
お客様や営業担当、お客様を担当している業者さん達は
知識も性格も様々で、何を調査して欲しいのかを
直球ストレートでうまく伝えられない人も多い。

「ああでもない、こうでもない」と、要領を得ずに発せられる
相手の言葉のひとつひとつが先方の主旨ではなく、
そういう事を私達に言ってくるそもそもの核心を
丁寧に聞き取り、読み取っていかなければならない。

例えば…○○がおかしい、故障ではないか?
と言って来る人の中には、
時間がかかる不具合の調査・解決なんかどうでもよくて
究極の本音は「手っ取り早く代替商品を教えてくれ」
「そのための購入方法と見積もりを出してくれ」
だったりするんだよ(笑)?
そこは…やっぱり…読めないか。。。^^;

(そこを、長々とした不具合の解説に入るから
相手が苛立ちをぶつけてくるのだ…。
原因はキミにもある。。。
「わけのわからない客」では、決してない。)

聞いたままそのままの事実を鵜呑みにして
直線的な調査をしていると、落とし穴にはまる。
相手の話を聞きながら、この人は一体、
どういった環境で、どういう使い方をしているのだろう?
と、まずは、そこから特定させていかなければ
原因調査そのものも無駄になる。

T君はシステムに関わってきた経歴が長いので、
たぶんどこでも、「詳しい人」として迎え入れられ、
当時の取引先に対しては、一方通行で解説ベースの
話の経験しかないのかな?

あるいは、波長と足並みを一にした技術屋同士の
会話なら、難なくできる人なのだろう。

が、そういった事のひとつひとつが積み重なって
彼が盛り下がっているのは、最近見て取れた。

技術屋としての、太すぎる思考回路の脇を
ちょろちょろとしか水が流れていない
手入れのされていない雑草だらけの
細い水路が通っている。

そこにうまく水が流れていかない限り、
彼の心の中は、何かがケンカしたまま、
やがて「退職」の道を選んでくるのではないか?

そんな不安を、ここのところずっと抱いていた。
悔しいのは、自分が就業前新人研修中の真っ最中で、
毎日後ろ髪を惹かれる思いで、職場を後にして
契約会社に向かわなければいけないことだった。

    *    *    *    *    *    *

契約会社営業所の研修室で、
新人の星野君(20代後半/男性)と向き合っていても、
心が晴れず、気が重い。(申し訳ない)

星野君は、ここ一年の新人さんの中では
もっとも安定感を感じる人だ。

あまり気持ちの起伏の高低がなく、何事もスムーズ。
一見「わかっているのかな?」と思うときもあるけど、
慣れてくると元々静かなソツのない人で、
物事にもさほどのこだわりがない性格であることがわかる。

ものすごく、ポピュラーな感覚を持つ普通の人。

既婚者で奥さんと二人暮しだが、
気乗りせずに参加した休日の町内清掃であっても(笑)、
まわりのオジサン達と、無難に会話をこなし、
「持っていけ」と、キャベツ二玉なんかを
もらってきそうな人だ(笑)。

ていうか、彼はそもそも「町内清掃」には
きちんと出る人だ(笑)。

いい新人さんが入ってよかったな…と、
うれしさをかみ締めていたのに、
その矢先に、また足元で心配事が起こる。
平和って、本当に長くは続かないな。。。。

    *    *    *    *    *    *

とりあえず、落ち着こう。

とりあえず、
T君にはご縁がなかったものと一度腹を決めてしまい
対策を考えてみる。

T君がこのまま辞めてしまった場合の交代要員。。。。

先日の面接でお断りしたお二人のうち、
どちらかがあいていればいいな。。。
その前にお断りした人も当たってみようかな。

あまり気乗りはしないけど、
どうしても見つからなければ
昨年の退職者で、今の会社から
先日、解雇通告を受けてしまったらしい
マサユキさんという手もある。。。。
(参考:「非難ばかりしている人」

うん。大丈夫だ。なんとかなるだろう。
そう。必ずなんとかなる!と自分に強く言い聞かせて
気持ちのギアをニュートラルに入れる。
次はT君が続行した場合の対策だ。

星野君に課題を与えている間、
今までとこれからをじっくり考えてみる。

昨年から今年にかけてなぜ新人が定着しないのか。

増員と交代で昨年から今までに、
新人を6名受け入れたが、今も残っているのは
スキル的には下位の二人だ。

探しても見つからないような経歴の新人が来るのも、
ここ最近の傾向だが、キャリアのある人ほど、
体調を壊して辞めて行く。

なぜだろう?

まずは、やはり、人のタイプ、
そしてご本人の資質なんだろうな。
ほとんどの人は普通に毎日を過ごし、
普通に業務を続けている。

たとえば、いわゆるIT関連の仕事についても
十分やっていけそうな人が、わざわざここに来るのは
それなりの事情やワケがあるのだろうが、
たいていは、心身の健康に起因しているんだろうと、読む。

元々精神状態が体に表れやすいか、または
過去の激務やストレスなどで、一度体を壊してしまい、
その後は再発しやすくなっている人が多い?

次に、私の人をみる目か。。。。
長続きしなかった人を面接で見極めることができたか?
答えはNOだな^^;。。

辞めた4人は現場での評判も当初は非常によく、
その時点では、誰もが彼らに明るい希望を持ったんだ。
その後、意味不明の遅刻や欠勤が頻発し、
職場の大きなストレスとなるまでは。

また、企業さんのオーダーはときに「待ったなし」で、
そういつまでも募集を出して
人選に時間をかけているわけにもいかない。

たとえ募集を出して最初の一人目の応募であっても、
時間がなければ、お会いしてよほど不適切な人でない限り、
即、お願いすることもある。ここは、微妙な部分だね。。。
ここも、変えようと思ってもすぐに…というわけにはいかない。
(↑言い訳っぽいけど(笑)…。。)

じゃぁ、3つ目。

職場に何か問題はあるかな?
職場…これはあまり感じない。
若い人が多く、全体的に人の仲はよく、
和気あいあいと活気に満ちている。

私はOL然として控えめな女性が
黙々と机に向かっている
契約会社に身を置いているときよりも、
男性も女性も、課長や部長さえもシャレが通じて
やんちゃで勢いがある出向先にいるほうが
ずっと好きだ(笑)。

だが、改善すべき点は必ずある。絶対ある。
とりあえずT君がもし、明日出てきたら何をしようか。

    *    *    *    *    *    *

そうだ。この記事は、この際自分の考察のメモとしよう(笑)。
ご縁があって読んでいただく方のことなど気にせずに
思いつくままを、ダラダラを書き連ねることにしよう(笑)。

えーと、私が担当するグループがこの状況になるに至った
原因と思われるもので、私達に今一番欠けているものは
なんだろう???

T君を教え伸ばすことに、私はたぶん自信がある。
今この時期、新人研修など入らずに、
もう少しガッチリそばに付いて指導してあげることが出来たなら
こんな風にはならなかったんじゃないか?と思える確信はある。

しかしそれは思ってみても仕方のないことだ。
出向先を日中抜け出して、別な場所で研修を実施できるのは
出向先企業さんから時給をもらっていない、
契約会社側業務社員の私だけだ。

そして、私からOJTを引き継いだ
班長の青りん(30代前半/女性)も、
結果的に彼の育成という難問をクリアしてくれた。
(ん?難問?)

じゃ、さらに現場で彼を引き継いだ
次期班長のレイちゃん(20代後半/女性)はどうだ?

T君とレイちゃんは、先週感情の行き違いがあった。
T君がお客様と話をするのを横で耳に挟んだレイちゃんが
慌ててT君に頭ごなしにストップをかけ、
かつその内容を批判したのだ。

IPメッセンジャーで双方が
お互い別々に不満を投げつけてくるので^^;
個別にこっそり呼んで、それぞれ事情聴取をしたのだった。

でも、そんなことで"頭に心臓があるみたい"な
ひどい頭痛が起こるかなぁ^^;??

内容は、どっちもどっちだよ。

T君が、お客様にお伝えしてはいけないことになっている
取り扱い商品の詳細な仕組・仕様について、
お客様に話そうとしているのを聞きとがめて、
横から慌てて止めに入ったのがレイちゃん。

お客様とお話をして、相応に詳しい人だと判断できたので
何がどうマズイと思っているのか
突っ込んだ話をして確かめたかったT君。
だがそのために、危険なボーダーラインに
(たぶん)多少、触れてしまった。。。

それがそんなに激しい頭痛を引き起こすの?

まあ、いいや。
現在研修中の星野君にかける時間を少し割いて
明日は、午前中T君と二人でもう一度いろんな事を
T君の納得のいくようにおさらいをしよう。

今日の研修は終わり、星野君はさきほど帰った。
採用担当の細川さん(30代前半/女性)に、
研修時間の変更を電話連絡してもらおうか。

方針が定まると、かなり気が楽になった。
今日は、出向先で新商品の説明会があるので
今の時間から、また戻らなくてはならない。

ビル一階のガラス越しに外を見ると、
夕方の日差しの街が、帰宅を急ぐ人で
混み始めている。

こんな日は、まっすぐ家に帰りたいな。

と。。。。
ふいに携帯が鳴った。取り出して見ると
T君からの着信だ。
息を止めて、3秒ぐらい
ディスプレイの「T」という文字を見つめる。
とらなきゃ。もしもし?

「あ、もしもし?ぷらたなすさんですか?
Tです。お疲れ様です。
実は…話そうかどうか迷ったんですけど、(ヤバイっ!)
折り入ってご相談がありまして…」

あぁぁぁぁ。。。来た!来たか、とうとう!

「え?何?相談って(笑)?悪い話(笑)?」

私は努めて平静を装い、明るい声で
話をつないだ。

(つづく…→)




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2005.05.29

人の融合に1年かかった

金曜日は、5月一杯で退職する
弓月君(20代前半/男性)と、
3月以降の新人さん5名(20代前半~30代前半/男女)の
歓送迎会だった。

翌土曜日に次男の野球の応援があったため、
いつものように車を置いて帰るわけには行かない。
「ダメダメリーダー」ぶりを遺憾なく発揮できずに、
私としては残念だったが(笑)、
「えっ!!ぷらさんがウーロン茶なんてっ!」
と、新たな話題を提供できた…のかな(爆)??

参加人数は課長・主任・社員さん達ほか
私達契約社員が20名以上で、総勢30名ぐらい?

契約会社営業所での
星野君(20代後半/男性)の新人研修終了後に
自分だけ別行動で遅れて駆けつけたら、お約束どおり
「主任が着く前に、乾杯のリハーサル」とか言って(笑)、
もうすでに、いい感じでわいわい盛り上がっていた。

    *    *    *    *    *    *

それぞれ席の近い人同士で騒いでいる顔ぶれを見渡すと
班や勤務シフト同士で固まっている様子もなく、
適度にシャッフルされていて、すごくうれしい。

あぁ、こんな風になるまでに1年以上かかったんだなぁ…
と、感慨深い思いに浸った。

    *    *    *    *    *    *


約50名の契約スタッフのうち、
自分が直轄担当している30数名のこのグループは、
取り扱い業務によって3つの小班に分かれていて
しかも、そのうちの1つの班は勤務形態が二種類ある。

純粋にカレンダーどおりに出社する日勤メンバーと、
交替制ローテーション勤務のシフトメンバーと。

実は、元々は別の建物にいた同士が
昨年の初めに合併したのだ。

取り扱い業務は同じもので、内容も大きな差はないが
目的が違っていた。
日勤メンバーは、顧客サービスを主眼としたカスタマー部門。
シフトメンバーは故障・不具合の原因調査を行うテクニカル部門。
(上部組織も違っていた。)

机を並べて同じ研修を施しても、
配属先によって、仕事への姿勢・取組みが
大きく分かれていった。

日勤メンバーは全員が同じ時間に出社して
同じ時間に退社する。
カレンダーどおりの勤務であるため、
「夜間や土日に仕事するなんてとんでもない!」
という一般的な発想でやってきたスタッフ達で
全員女性。雰囲気もどことなくOLさんぽい。

全員が同じ勤務だと、
たとえ一人欠けても、全体への影響は少ないためか
全体的にお休みが多い。

また、出社している間中は必ず正社員がいるため、
業務上の不明点や判断を尋ねる人が常にいる。
常に正社員の配下で、正社員と共に仕事をするので
契約社員側のリーダーはいなかった。

けれど、契約スタッフを委ねられた正社員側(全員男性)に
スタッフ(全員女性)をしつけ、育成し、教育し、
グループをオーガナイズする意識がまったくなかったため、
彼女達は、どこか時間にルーズで探究心が薄く
まとまりも厳しさもなく育ってしまった(ような気がする。)

片やシフトメンバーは男女比が半々。
社員不在の夜間も休日も、
自分達だけで業務を遂行するよう
就業当初から厳しく意識付けされていたため、
仕事への取組みには、非常に主体性があり、
皆、どうすれば自分たちがもっと効率的に仕事をできるか
常に考えている状況がある。
(社員を頼る気は…あまりない(笑)。つか、頼りにならない(笑))

メンバーが10人いても、ローテーション勤務だと
同じ時間に一緒に仕事する人数が少なく、
しかも休日や夜間の当番は、たったひとりだ。

休みもそうそう簡単に取るわけには行かない、いや、
休日や夜間は、はっきりいって休めない。
そのため、休まなければいけないような予定が誰かに入ると
すぐに自分達でシフトの調整に入り、穴をあけないような
自主運営をしている。

また、ひとりで仕事をすることが多いので、
苦手なこと、わからないことがあると、
何よりも、自分が一番困る!
社員がいない間のアクシデントは、判断力も問われる。
よって、日勤メンバーに比べて、業務への取組みは
今よりは真剣だったように思う。
仲間同士で、聞きあい、教えあい、
切磋琢磨しあってきたように思う。

公休の間は、自分が担当している懸案を
誰かに引き継いでいかなければいかないので、
チームワークも悪くない。

当然、リーダー制を取っており、
私は元々そちらのリーダーだった。
自分の出身がシフトメンバーのため、
どうしても、向こうには点が辛くなっちゃうね(笑)。
日勤メンバーの皆さん、ごめんなさい。

    *    *    *    *    *    *

さて、この二つの集団が昨年の初めに合併した。

業務量にかなりの差が出てきたので、
一緒にして、全員で両方やりましょう…という
企業さん側の効率化目的があったようだが、
確かに業務の相互乗り入れは可能であっても、
この、雰囲気の差というものは埋めようがなく、
何をやっても、同じ調子で物事が動いて行かない事に
当初、かなり戸惑った。

たとえば、運用フローに変更が出たときなどは
メールで各自に一斉伝達し、口頭でも伝えるが
自分の問題だと思っている人とそうでない人の差が
激しい。「昨日言ったけど?メールでも出したし…」
「あ、見てませんでした。。。。」なんて…

今後の業務の進め方に意見を求めても、
反応のよい即レスが来るのは、シフトメンバーばかりだ。
全員ミーティングでも、日勤メンバーからは
ほとんど意見が出ない。
何か意見や提案があっても、まず周りの出方をすぐ見る。
自分だけが突出するのを、嫌う。
だいたい、定時になるとあっという間に皆いなくなる(笑)。

そうすると、シフトメンバーの方から
不満が出たりするんだよね。
時間が来たら、いつのまにかそこにいて、
終業のチャイムが鳴ると、もういない。
話し合う余地がない。職場環境を良くする気があるのか?
だいたい、合併してひとつのグループになったのに、
朝の挨拶もない。

ところが、日勤メンバーには日勤メンバーの
反論もあるのだ。
シフトメンバーは業務実績が全体的に低い。
時間のかかるものは、社員にお願いしてしまい、
業務を次々にさばいていかないと、
私達は一向に楽にならない。
こちらが数を気にして必死になっているときに、
シフトメンバーは「調査」に没頭しすぎて
半ば遊んでいるようにも見える、と。

確かにそれも、一理あるのだ。
私達シフトメンバーは、元々仕事量が多くなかったこともあり、
実績数をあまり意識付けされずに育成されている。
数よりも質、たくさん仕事をする人よりも、
難問を解決する人のほうが、評価が高かったのだ。
(しかし、質の高い仕事をする人は、実は数も上げていた(笑)…)

また、シフトメンバーの顔ぶれは、
一人で行動するのが好きな一匹狼が多く^^;、
日勤メンバーのように、集まってお昼を取ったりせず、
世界にこもるのが好きなメンツのため、他人への関心が薄い事で、
一見拒否されているような印象を第三者に抱かせる。
「冷たくてキツそうな感じの人達」という悪評もあった。

    *    *    *    *    *    *

この二つのグループは、
私達が入った頃は元々一緒だったので、
社員さんは、かつての同僚とまた顔を合わせて
「やあ!また、よろしく!」って感じだけど、
私達は、当時一緒だった日勤メンバーの仲間はもういない。

ムードも姿勢もかなり違うグループ同士が一緒になって、
ふたを開けてみれば、それぞれのスタンスの違いに驚き
「あの人達」という総称で、お互いに呼び合って、
席をバラして交互にしようものなら、個別にブーイングメールが
来たりした^^;。

人を寄せ集めるのは簡単だよ。
でも、今まで自分たちが当たり前と思っていたことが
ある日を境に、そうでなくなり、
愛していたものでも、ときには批判の対象になり、
納得がいかないまま、
捨てなければいけなくなるのが「合併」だね。

少し前、業界再編などと言われて、
大手企業の合併が相次いだが、
「それによって業界第○位に踊り出る事に…」
なんていう簡単なものじゃない。

お互いにお互いを快く思わない反発しあうムードを
どうやって溶かしていくのか…
関わっている方の苦労をこんなときにすごく感じます。

    *    *    *    *    *    *

これに関して私が取った作戦?は、
「やめた!もうなにもしない!」(笑)。

面と向かって反発しあっているわけではないし、
表面上は穏やかで仲はよく、ただ、
「なんとなく気に食わない…」と思っているだけのものだ。
業務に支障の出るような度合いでもない。

性急に対策をとっても始まらないし、
上から心情的な部分を矯正させられるのも
逆効果でしょう(笑)。

全体を見ている立場としては、
かなり気になったりするんですが^^;、
別に混ざり合わなくても、
モザイク状でなんとなく、まったりやっていければ
いいのかなぁ…なんて、考えてました。

    *    *    *    *    *    *

あれから、一年半、いろいろ考えたことも
案の定、時間が解決してくれて
日勤対シフトメンバーばかりでなく、
3つの班同士の壁さえも随分低くなりました。

金曜日のような飲み会の場では、
意外な組み合わせで人と人との交流が生まれ始め
最近は、就業前の世間話の相手も勤務や班に
こだわっていない感じがします。

いいねぇ。
こうやって経過を見ていると、人の融合には順番が
あるようですね。

まずは、世話好き、話し好きのキーマンが口火を切ること。
それから、喫煙者同士が喫煙室で言葉を交わすようになる事。
そして、飲み会などのイベントで、あまり話したことのない人と
話す機会が作られる事。

でも、これって、かなり、プライベート要因任せですよね(笑)。
人の感情なんて、結局外から強制されて変わるようなものでは
ないということですね。

    *    *    *    *    *    *

さて、歓送迎会の最後は、
弓月君の挨拶と、彼への記念品贈呈。

弓月君、理系の大学中退して、
アルバイト経験すらないままここに来て、
年齢よりもかなり幼いお子ちゃま行動に手もかかったけど
こんな大勢の前で、笑いもとりつつ、きちんと挨拶して
すごく成長したなぁ。。。。(今日はカッコいいよ!)

彼はたぶん、どんな業種であっても
スーツを着て出社するような仕事には
向かない人だね。

PCオタクではあるけど、
ITというよりはクリエーター?
ビジネスに関わるよりは、ゲームなどの
アミューズメントに関わっていたほうが、よさげなキャラ。

叱られたり、周囲に眉をひそめられたりしたけど、
ここにいるみんなの暖かい拍手を聞けば、
みんな、キミを嫌って憎んでいたわけでなないことが
よくわかるでしょう?

最後の主任の締めの挨拶は
「皆さん、弓月君がしばし"休暇"に入ります」
これ、核心を付いていて、かなり受けました!

そう、きっとまた戻ってきそうな気もするけど、
もう会わないような気もするし、
でも、きっと、ここで働いた1年半は、
絶対いい思い出であり、
これからの自分の役にも必ず立つはず!

私はそう確信するよ。
弓月君、ありがとう、お疲れ様でした。




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2005.05.26

病院に身を置いていると

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長男(大学生:20代前半/男性)が
アメフトの練習試合でまた骨折した。

昨年の秋、同じように練習中に、
右上腕の尺骨というところを折り、
プレートをいれて固定させていたものを、
4月の上旬にはずしたばかりなのに、
次の月にまた骨を折るなんて!

本人の不運や痛みを案じるよりも先に
「いったいどういうことよ?」と、
少し責めたくもなる^^;。

前の日から風邪気味で、
おなかの調子も悪く
家族が口をそろえて
「無理しないで休んだら?万全の体調じゃないと怪我するよ?」
なんて、止めるのも聞かずに出かけていったからだ。

だから、言ったでしょ?…って感じで腹も立つよ。。。
予定外の出費、スケジュールをやりくりしての病院通い。
直るまでは手が不自由なキミのお世話(笑)。

でも、子供ってそういうものなんだよね。
母親が忙しいと決まって熱を出したり、
怪我をしたりする。

そもそも…
私が普段通りで忙しくなければ、心と体にもっと余力があって
怒鳴りあってケンカしてでも
練習試合への参加を引き止めたかもしれないのだ。。。

私も悪いんだよな。。。
ちょっと申し訳ない気持ちにもなる。

    *    *    *    *    *    *

今は研修中なので、かなりタイミングが悪かったが、
お互いの仕事の都合で、昨日の夫に代わり、
今日は私が病院に連れて行く。

前回の骨折でずっとお世話になった、
地区内にある総合病院へ。

いつもの手順で受付を済ませ、
先月まで何度か通った
整形外科の待合コーナーで
見慣れた顔ぶれの看護士さんが
出たり入ったりするのを眺めながら
長男と二人で順番を待つ。

先月は、昨年の骨折で固定させたプレートを
はずすための手術の入院で、
この建物の4階の、病室のほうにも3日間通った。

こうやって、また再び訪れると、ホント病院って、
外来と病棟では全然雰囲気が違っていて
同じ場所にあるのに、全く別な世界のようだね。

先月の入院の初日の夕方、
かかりつけの整形外科の先生が
手術の説明で病室に入って来たときは、
遠い旅行先で町内の知人に出会ったような、
不思議な感じがしたよ。

    *    *    *    *    *    *

怪我の話や学校の話を長男と小声で話していたが、
話題もひとしきり尽きて、
お互いに黙ってうつむいたまま、
通路に面した長椅子で名前が呼ばれるのを待つ。

すると向こうのほうから、看護婦さんが二人で、
病室のベッドごと寝ている患者さんを
移動させて来るのが見えた。

人の寝ているベッドが、自分の前を通り過ぎるので、
寝ている患者さんに目をやると、
すっかり顔の小さくなったお年寄りで、
老人であるため、男性か女性かよくわからない。
(私は男性と思ったけど。)

首をのけぞらせ、
驚いたような表情で口を開いていて、
開かれた目は宙を見つめたまま動かない。

「あ、死んでる」と、すぐに思った。

だが、待てよ?
死んだ人を、こんなひと目に触れるような
運び方するかな?顔に白い布もかかってないし…
…でも縁起が悪いので顔に布なんかかけて運ばないか?

そういえば、父が亡くなったときはどうたったろう?
「解剖させてください」と言われて、母が了承して
そのあと、どうやって運ばれていったのだったかな?
死んだ人なんて、目をつむっていれば
普通に運んでもわからないか。。。

な~んて、こんなときでも、クルクルと好奇心が動く^^;。

隣の長男をつついて
「さっきのベッドの中、見た?」と、聞いてみる。
「え?見てない。」
「なんか、死んだ人っぽかった…」
「まさか。死んだ人は、こんなところを運ばないでしょ?」

そうなのよ。確かに^^;。。。

すると、先ほどのベッドがなぜか引き返してきた。
来た方向に戻るベッドの中を、
二人でマジマジと見つめる。

「どう?どう?」
「わかんないよ、オレ。」
(↑たぶん、直視していない(笑)!)

二度見ても、私には生きているようには見えなかった。
「○○さん?目をつぶってもいいんだよ?」
と、看護婦さんが、甲高い声で呼びかけていたが
あれって、カモフラージュじゃないの?
…なんて…私も疑り深い性格だよね(笑)。

あの患者さんは、何のためにどこに運ばれ
なぜすぐに戻ってきたんだろう…

    *    *    *    *    *    *

「9時まで来てください」と、時間指定された割には
随分と待たされる。

今日は、由香ちゃんの研修があるので、
このぐらいで、休むわけにはいかない。
ラグビー→アメフト…とぶつかり合う部活ばかりの長男で
親も子も妙に怪我慣れしている部分がある(笑)。

一時には出社すると連絡したのに、
思ったよりも待たされるので、時計を何度か見る。

すると今度は、後ろのほうで
「ウジイエさん?ウジイエさん?」と、
順番待ちの患者さんに、
看護婦さんが呼びかける声が聞こえた。

振り向いて様子を見ると、
看護婦さんの呼びかけに反応しないようだ。

少し小太りの「おばちゃん!」って感じの女性。
ムチ打ちで通院しているのか、
首にコルセットをして、居眠りしているように見えたが
近づいて耳元で名前を呼んでも、目を覚まさないようだ。

意識がなくなってしまったのだろうか。
脳卒中?それともただの貧血かな?

私も"おばちゃん"なので、
振り向いてでも見ますよ?こんなときは(笑)。

見ていると大きなあくびをしたので、
「なんだ、居眠りの照れ隠しか…」と
後ろ向きだった姿勢を元に戻したが、
どうもそうではないらしい。

看護婦さんの
「処置室!人呼んで!!」
という、押さ気味ではあるけど緊迫感のある声が聞こえ、
どこからともなく、カラカラとストレッチャーを押した人が
小走りでやってきて、「よいしょ」と二人掛りでそれに乗せて
あっという間に、連れ去って行ってしまった。

10年前、私の祖母は同じように待合室で
ふぅっと意識を失ったまま、そのまま目が覚めることなく
十数日の入院のあとに、脳卒中で亡くなった。

今日はいろいろな事がある日だなぁ…と、思う。

    *    *    *    *    *    *

私のように40代も半ばになると、
「病院」の意味合いが、自分の中で
段々変わってきていることに気付く。

父が亡くなり、祖母が亡くなり、
入院した母に付き添い、あるときは、
「もう駄目らしい…」とわかっている親戚を見舞う。

子供達が小さかった頃、
「風邪を引いた!」「怪我をした!」と、
バタバタ訪れた外来とは、まったく違う顔が
そこにある。

先月、長男が入院したときに目にした
計測機器に囲まれて眠るだけの意識のないお年寄り。
一晩中、意味のわからない叫び声をあげている人。
昨年の全身麻酔の手術後に
酸素マスクやら点滴やらクーラーのチューブやら
そして数々の線につながれて
まるで"死"に向き合う重病人のような姿で
病室に運ばれてきた長男。
(思っていたよりも大掛かりで、ギョッとした。。。)
(臨終のときの父を思い出した。)

ここに身を置いていると、
病院が、人の病気や怪我を治癒し
回復させる機関だという事実を忘れそうになる。

血のついた脱脂綿、トイレに捨てられた大人用紙オムツ、
汚物、嘔吐物、病人の体臭と
深夜のナースセンターに響くナースコールの呼び出し音と。

病院は、本当に、
生物としての生身の人間の生理と
真正面から向き合う場なんだな…と、痛感する。
そこにあるのは、病理状態にある「ひと」の
様々な様態でしかない。

こんな場所で働いていると、
患者なんて、業務の対象物でしかないだろうな。
ここで働く人にとっては、これが職場であり
これが普通の日常なんだ。

それじゃ、なぜ治療するの?
今や、それが「仕事」だからだ。
目の前に現れた患者を、状況を見極め方針を決め
適切と思う判断と処置で、次々にさばいていく仕事。
(なんだか、私達の仕事に似てるな^^;…)

厳しい状態の患者さんに一生懸命努力してくれるのも
その人の幸せを願うからではなく、
難問をクリアして満足したい、純粋な達成意欲…
そんなことってないんだろうか?私ならそう思うかも。

なぜ親身になって看護してくれるの?
それもきっと、もはや仕事だからだ。

数年前に町中から移転してきたこの病院は、
看護婦さんが明るくキビキビとして、
皆、とても感じがいい。
何かをお願いしても、ヘンなことを尋ねても
誰も嫌な顔を全然しない。

コンビニやファストフードのように
詳細なマニュアルがあるわけでもないだろうが、
応対に気を配るような教育?がされているような気がする。
または、先輩達の良い雰囲気が伝統となって
うまく受け継がれているのかな?

いずれにしても、親身に話を聞いてもらえると
患者はとても安心するけど、
冷たい言い方をしちゃえば、患者さんもまた
「いらっしゃいませ!」「お飲み物はいかがですか?」
と、笑顔で迎えられる一見のお客のようなものなんだろうな…
と、思ったりする。

それがこの人たちの「業務」だ。

でも私はそれでいいと思う。
治療に確かな技術をもって最善を尽くしてくれて
どこかに安心できる確かで暖かいエッセンスを
常に感じ取ることができれば、それでいい。
この人達に、必要以上に思いやりや親切を
求めすぎるのは、とても酷だと思う。

いちいち「感情」まで動員してたら
身が持たないよ、きっと(笑)。
だって、どんなに家族が異常な状態でも
ここではそれが、普通の風景なんだもの。。。

    *    *    *    *    *    *


やっと名前を呼ばれたので、二人で診察室に入る。
整形外科の先生は、基本的に大雑把で無頓着だ(笑)。

人の骨折写真をレントゲンなんかで見て、
「おー!見事に折れているなぁ!」なんて、
笑って感嘆の声をあげたりする(笑)。

ははは!私はそういのが嫌いじゃない。
でも、それ、神経質な人が聞いたら、
かなり、ムッとする発言だよね(爆)!

その話を会社で後輩に話したら、
「そんなの、まだいいですよ?」

「オレなんて、もらい事故で手術したとき
先生、すげー血だらけの手術着のまま
着替えもしないでオレんとこ来て、
経過をガンガン、フツーに説明していきましたからね。
オレ、説明もよく頭に入らずに、気になって
ひたすら、そればっかり見つめてましたわ。」

あー、なんかでも、それ、すごくわかる。
足は全身麻酔じゃないらしいので、
確かに直後の説明は、可能っちゃ可能ですけど
やっぱり整形外科の先生ぽいですよね。
先生のキャラクターもいろいろです。

---------

看護婦さんのこと、やっぱり看護士さんて
書かなきゃ駄目かなぁ?
アタシの中では、看護婦さんはやっぱり看護婦さんなのだ。
まぁ、公的でもなんでもない、ただの個人日記なので
一部、そのままで行きましょう(笑)!

----------



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2005.05.25

非難ばかりしている人

今から一ヶ月前の4月下旬、
社員さんと契約社員側の各班長が集う
週例ミーティングの場で、
ヨッシー(20代後半/男性)の班が
6月から欠員になることを正式に伝えた。


リタイアしたツトムさん(30代前半/男性)の替わりに
一ヶ月の短期契約で入っていた弓月君(20代前半/男性)が
ついに、来月の延長を断ってきたのだ。


そりゃそうだよなぁ。。
こんなことは過去になく、
担当者としては前代未聞だけど、ここ最近
一ヶ月に一人の割合で退職者が出てしまい
毎月、あと残り数日で終わり…という時になって
その都度、契約延長の打診をせざるを得なかった。


臨時の一ヶ月の応援要請が
延びに延びて4ヶ月間、その間、
ずっと彼の好意に甘えてきたのだ。


弓月君は昨年の退職者。
学校に行きたいという理由で職場を去ったが
どうにも力を借りたくて電話してみたら、
案の定というか、思ったとおりというか(笑)、
学校などには行っておらず、
毎日ブラブラしているようだったので、
一ヶ月限定を条件に、一時的な復帰を頼んだのだ。


まだウチの長男(大学生:20代前半/男性)のひとつ上で、
年が若く、どこか子供っぽくて気まぐれで気分屋さん。
ひとつところに長くいると、段々飽きてくるタイプ。
(だが、人を見る目が的確で問題点の指摘は非常に的を得ている)


今回も、学校に行きたいので延長しないと言ってきたが、
いったい何を勉強したいのかよく見えない。
応援要請を受けて、再度の復活はあるかもしれない(笑)。


とはいえ、引き止める理由などあるわけもなく、
むしろ、本当に助かりました…と、心から頭を下げたい。


    *    *    *    *    *    *


「それはわかったけど、じゃ、後任はどうするの?」
急に険しい顔になって、課長と主任が語気を強めた。


「一体どうするんですか?桜カンパニーさんとしての考えは?」


お酒も飲み、カラオケにも行き、
普段ジョークの応酬で仲良くやっているのに、
こういう場で居住まいを正さなければいけない事で
自分の立場(契約会社側のスタッフ管理社員)を思い知る。


後任か。。。。すでに、由香ちゃんの事は
この時、すでに候補として胸の内にあったが、
ご本人への根回しもまだだし、
各班長にさえ相談していなかったので、
思わず言いよどんだ。


すると突然、社員の保さん(40代前半/男性)が
こう聞いてきたのだ。
「マサユキさん、今はどうしてるの?」


「オレ、あの人いいなぁ…あの人良かったなぁ。。。
復活は無理なの?」


一瞬、マジかよ?と耳を疑った。
彼は、今一番入れたくない人だ。


弓月君が応援に入っていたヨッシーの班が、
長い間ゴタゴタしていて
立上げてもう二年になるのに、
今の今まで安定しなかった原因の半分は
もしかして、初代リーダーだった
彼にあるのかもしれないのだ。


    *    *    *    *    *    *


私はたぶん、彼が残していったツケを
今こうして払わされているのかもしれない。


体制にいつも批判的で現状を否定し続け、
口を開けば、二言目には、
「馬鹿なヤツが作ったツール」
「本社の頭が悪いから、
こんな事まで俺たちがしなくちゃならない」
「権限をもらわなければ何もできない。
俺たちに仕事するなってことですよね?」


お願いした業務を、快く素直に引き受けてくれる
という事はただの一度も無かった。
いつも一言多くて、けっこうカチンときた。


新人に対しても、育てず受け入れず、常に見下して
「レベルの低いヤツには何を言ってもわからない」
と、何もかも自分一人で片付けてしまう人だった。
それでいて、「あいつらはなにもやらない」と、
不満で一杯なのだった。


気の合う同僚女性の
川タン(当時:20代後半/女性)には
丁寧過ぎるほど親身に指導してくれるのに、
当時新人として入ってきていた
ヨッシー(現班長:20代後半/男性)と
弓月君(今回二度目の退職:20代前半/男性)には
非常に差のある態度で接した。


それを指摘すると、「さぁ…」と首をひねって、
「教えてもわかっているんだか、いないんだか…。」
そしてすぐに
「一体やる気があるんでしょうかね?」と
吐き捨てるように言った。


「新人が辞めるようにだけは仕向けないで」
とお願いした事が、逆に彼の大きな負担だった
とは思っているが。


    *    *    *    *    *    *


そのせいなのかどうか、昨年の年度末、
時期を同じくしてマサユキさんと川タンが
期間終了(来期は契約更新せず)の退職をした後、
たったふたりで残されたヨッシーと弓月君には、
あきれるほどスキルがついていなかった。


あとからわかったが、私達の職場であれば
誰もが知っているようなことさえ教えてもらっておらず、
それよりももっと大切な、業務に対する姿勢・心構え
仕事の進め方、割り切り方、そういったマインドの部分が
全体の中で、かなり食い違って育っていた。


そこに気がついていなかった私は、
引いているヨッシーに「大丈夫でしょう?」と、
多少無理やり後任のリーダーを頼み、
サポート的なスタッフとして、
腕は立つけどかなりクセのある
神田さん(30代前半/男性)を
さほど熟慮もせずに他の班から移動させてしまった。


オートマ限定のドライバーに、マニュアル車を
運転させようとしてしまったかも。。。


    *    *    *    *    *    *


マサユキさんと川タンの二名の穴は
もう一名も既存スタッフの移動で埋めたかったが、
誰に打診しても、「あそこに行くぐらいなら辞める!」
と、激しく拒否されて、やむなく新人の縫子さんを
入れるしかなかった。


が、他のどの班でも行っている正統な育成はおろか
業務以前の基礎知識さえヨッシーはきちんと教わっておらず、
彼自身に熟成したノウハウもスキルもなかったため、
自分以降の新人が年長者だったり、
自分よりも知識・経験に勝ったりする場合は、
あまり毅然とした指導ができなかった。


昨年入れた業務経験者の新人、
ツトムさんと、上山さん(30代前半/男性)に対しては
自分よりも腕のある人間にどう接していいのか迷うフシもあり、
彼らの至らない部分に気がついていても、きちんと指摘できず、
苛立ちと遠慮が織り交ざった大きな心理的負担
となっているのがよくわかった。(悪かった。。。ごめんなさい。。)


移動者の神田さんには言いなり、
新人の縫子さんもなかなか育たない。


その状態で、チームワークも
呼吸のあった協力体制も生まれるわけが無く、
きちんと育成されていない半熟状態のリーダーの元、
班運営は迷走気味だった。


マサユキさんは、人を非難することはできたが、
後続を育成することはできなかったのだ。
結局、自分自身にだけ力をつけて去っていったが
それって、リーダーとしてはどうなんだい?


ヨッシーの、以前の誠実な仕事振りはどこへやら、
途中から顔つきまで変わってしまい、
一時期、班のムードは最悪だった。
いや、マサユキさんのときから、
この班のムードがよかったなんて事は
一度も無いのだ。


    *    *    *    *    *    *


それでも、今年の1月に桜田さんが移ってくれて、
今回は由香ちゃんが移籍してきて、
私も席を彼らの中に移したり、かつ何度も社員さんに
直接の介入を要請したり、
やっと、風通しがよく、雰囲気が暖かくなってきた。


ヨッシーは弓月君をよく育ててくれた。
弓月君も、入った頃に比べたら見違えるようだ。


この状況で、マサユキさんの復活なんて、
私から見れば、おおいに、とんでもない話だ!
また、あの、非難がましく不満ばかりで
いつも人を馬鹿にしているような物言いの
マサユキさんのカムバックを望むなんて、
やっぱり、グループ運営の微妙なところが
全然見えていないよ、社員さん。
卓越した技術があれば、それでいいという
わけではないのだ。。。


「マサユキさんは、今は、違う会社で働いています。
それはちょっと、無理です(笑)。。。」
と、偽りのない事実を告げてかわした。


    *    *    *    *    *    *


そう、彼は、知識があって実行力があって
強いキャラクターではあったが、
リーダーとしては資質が無かったと思う。


それを十分承知の上で頼んだのは、
ほかならぬこの私なのですが
開始前から「難解な業務らしい」という風評が立っていて
誰もが「関わるのはごめんだ」
といった強い拒否感を持っており、
マサユキさんのような、詳しい人に
「あなたしかできない」(←本音)と、言って
活躍の場と満足感を十分感じて
移動していただくしかなかったのだ。
女性の川タンも同様である。


だが、PCとネットワークに
格段の理解度のある二人であったが、
他人と関わることは、やはりあまり得手ではなかったね。
PCと対話するのが好きな人の中には、
人と対話するのが嫌いな人もけっこう多いのだ。


    *    *    *    *    *    *


弓月君が辞め、その後任に由香ちゃんが入ると、
今度はそれまでの班から抜けた由香ちゃんの
穴を埋めなくてはならない。


そのために募集を出して金曜日に面接を行い、
26日から星野君という方を採用することにした。

金曜日、最後の面接者の星野君が帰った後、
契約会社の中で、私と細川さんが
人選の件で話し合っていると、
外回りの営業から戻った副所長(30代前半/男性)が、
私達に言った。


「マサユキさん、切られた。」


「え?マサユキさんが切られた?
切られたって…」


「クビ。。。6月一杯で解雇だって。」


「え…」


私達の職場を退職したマサユキさんは
PCとネットワークの知識を買われて、
副支店長の紹介で、別な会社に転職していた。
比較的規模の大きな会社の、
社内ヘルプデスクの仕事で、
リーダー格として入っていた。


だが、その後、副所長の口を通しては
あまり、いい評判を聞かなかった。
部下の女の子達とうまくいっていない…
そんな事だった。


内心納得するものはあったけど、
私は黙っていた。
「彼、どうだろう?」と、相談されたときに
その旨はきちんと伝えたはずだ。
「人上に立つには向かないかもしれませんよ?」と。


    *    *    *    *    *    *


「クビですか。それはなんでまた。。。」
「コミュニケーションスキルが無さ過ぎるって言われた。」
「……」
「随分前から、課長と何度も衝突していたみたいなんだよね…」
「そうですか…(そうなのか、やっぱり…)」
「ぷらさん、ぷらさんとこってこの前、人募集していたよね?
あれ、決まった?彼、どう?また?」


冗談じゃないっ!


「すみません、副所長、今日面接を終えて、
たった今、採用の連絡をしたばかりなんです!」


私は、ウソをついた。。。
連絡はまだ、だった。。。


「今後、増員とかないの?」
「いえ、今のところは…」


私は、さらにウソをついた。
7月に増員が見込まれていた。


    *    *    *    *    *    *


本音のところ、私はマサユキさんの生い立ちが知りたい。


彼らが、人や提案や業務運用に対して逐一発する「非難」は、
全体の利益を考え、みんなのために良かれと思って
口に出している言葉とは、到底思えない。


他人を批判することで、自分の正当性を確認し、
そして己の心の安定を得る、究極の自己愛のように思える。


また、「攻撃は最大の防御」の例えの通り、
常に誰かを責めていないと、
逆に攻め込まれことに怯えるような
弱さと不安を感じる。


たぶん、どこかに強いコンプレックスがあるのだろう。
または、ご両親のどちらか…(どちらかといえばお父さん?)
と折り合いが悪く、暖かく愛された経験がないか
家庭の中に居場所がなくて、常にビクビクとしていた
経験をお持ちなのではないだろうか。


それとも、ここで深読みなんかせずに、
「性格、性格!」と、笑って片付けていいのかな?


マサユキさんは、30代後半で、
大手家電メーカー系列の会社から転職してきた。
前職の退職理由は、「上司から徹底的に嫌われた」から。
「何かと目の敵にされて、
いつか辞めてやろうと計画を練ってきた」
そんな話を、新人歓迎会の席で聞いた。


理屈っぽく、確かに偏屈なところはあったが、
それでも私達は、新人の彼を温かく受け入れ、
その腕と知識を尊敬した。


リーダーとしての資質はなかったが、
内輪の飲み会の常連で、社内行事にもよく参加し
やなヤツだとわかっていても、いい仲間だったんだ。


でも、ここから方向転換なんて、できないんだろうな。
あなたを使うのは難しかった。
でも、愛され認められたい気持ちを
うまくプレゼンテーションできないんだよね?


人を非難することで、
自分の正当性がアピールできると思ったら、
それ、大間違いだよ?


あなたが、受けれて欲しいように、
他の人もあなたに
受け入れられたいと思っているのに、
非難の声ばかりあげられたら、
まわりはただ苦しいだけだ。


刃(ヤイバ)を人に向けないで、
矛を収めて背中に隠し、
迷っている指先をつかんで
握り返せばいいのに。。。


体温が伝わったところで、
ちょっと帽子を直してあげればいいのにな。


でも、これもまた、できるかできないかは、
もって生まれた性格によるのかもしれないな。
結局は、そこに、帰結しちゃうか。。。
あまり、幸せでいい人生…歩まないよ。
彼のような人は。。。。

2005.05.22

私に3日くれませんか?

今週は、金曜日に決まった新人さんの
事前研修が契約会社の研修ルームで
26日から合計7日間。

その手前の、明日から月・火・水の3日間は、
班を移籍して業務が変わる既存スタッフさんの、
新しい業務に関する研修を現場の研修室で。

これじゃ、メールの未読も14000件にもなるって^^;。
当分は席の暖まるひまの無い生活です(笑)。

少し前まで、私がリーダーを務めるグループの研修は
私が三週間全部を担当していましたが、
最近、自己解決&自主運用でまわしている
私達と社員さんとの間に距離が広がって
弊害も出てきたので、新人が就業したときぐらいは
「研修を通して一人一人と触れ合い、サポートしよう」
と、今年度から期間を半分ずつ分担することに
なりました。

#そこで終われば良かったのですが、
#勢いがついて、その後の運用やスケジュールにまで
#細かくルールを作られると、逆に非常にやりにくく
#それは、ちょっとネ^^;…という印象ですけど。
#(参考:「かかわりたい任せたくない」よりこちら

    *    *    *    *    *    *

さて、今回班を移籍するのは由香ちゃん(20代後半/女性)。
立上げ当初から、問題ばかりで、
新人さんの育成も定着もいまひとつうまくいっていない
ヨッシー(20代後半/男性)の班にまた欠員が出るので
私が白羽の矢を立てたのだ。

彼女は、明るくてしっかりしていて好奇心があります。
ヨッシーの班には、もう、新人さんを外から直接ではなく
ぜひとも安定した経験者を中から移動させたかった。

ただし、業務内容がちと難しい^^;…。
今以上の知識が必要。
誰もが「行きたくない」と拒否感を持っているのに、
移動を了解してくれて、本当にありがたいです。
感謝の気持ちで一杯です。

    *    *    *    *    *    *

さて、研修。

本物の新人さんなら、今週の26日からの方のように
出向元の責任として、就業前に
1~2週間の事前研修を契約会社の中で行い、
その後、出向先に移り、社員さんの研修・講義、そして
現場で先輩や私に付いてOJT…となるのですが、
由香ちゃんの場合は、「班移籍」と言っても、
同じグループの中で、2メートル席が移動するだけである(笑)。

それまでの業務を二年間こなし、
すでに基礎知識は十分あるので
「今回は、いきなり社員(研修)からで、いいでしょ?」
(ぷらたなすさんの研修は不要だよね?)
と、社員さんが言ってきた。

うーん。。。。。どうかな。。。
業務内容は同じだけど、扱うものが全然違うのだ。
そのイメージがあるからこそ、
昨年、誰も移動の打診に首を縦に振らなかった。
なので、やむなく知識のある新人さんを入れるしかなかった。
(そして、一人は潰れ、一人は今も継続を迷っている。)

実際にやってみれば、大変面白い業務である。
実は、由香ちゃんのそれまでの部門ほど幅が広くない。
だが、そこまで曲解された難解なイメージが
スタッフの間に根強く浸透していることを
やはり、社員さんはわかっていない。
それを誰が払拭してあげるのだ?

    *    *    *    *    *    *

いきなり「社員研修」? お~い、ちょっと待て!
やっぱり、いくらなんでもそれは厳しいって(笑)。
だって、(かなりココだけの話ですが…しぃ~っ…)
難しいと風評のある仕事なのに、社員さんって、
教え上手な人、誰もいないんだもの。。。
(いえ、正しくは、おひとりをのぞいて…という事ですが)
(実は社員も、人を教えるまでには至っていない人も…)

さらに、さらに、ココだけの話ですけど(笑)、
社員さんにお願いする期間は本当に時間の無駄で、
ホントならその間も、現場の各班長に預けたほうが、
よっぽど飲み込みも、立ち上がりも早いんです^^;。
(しぃ~っ。。。。)
何かをまとめたり、教えたり、正確に伝えたりするのは
現場感覚に優れるスタッフ側のほうが、上なんです。。。
(ヘタすると、業務知識も…  しぃ~っ(笑)。。。)

つまり、すごく混んでいる月末の銀行の窓口で、
たまに上司の男性が窓口業務に応援に入ってますけど
お客の細かい質問には答えられないし、手順を間違えて
幼い顔立ちの女性行員に「課長、違います」なんて
指摘されているし、あんまし役に立たないジャン^^;
…そういうことです(笑)。

しかも、今回の由香ちゃんの研修は、
一番技術的に詳しくて、"超"頭の切れる
平畑さん(30代後半/男性)が担当するって
言うじゃないですか!

平畑さん、気分屋で気難しく、理屈っぽいイメージが強いので、
たいていの人は、気さくに話し掛けたりとかしませんが、
本当は、シャイでなかなかいい人ではあるんですよね。

ですが、私達の平均的なスタッフとは
スキルがあまりに違いすぎて、
初心者の気持ちがいまひとつわかりません(笑)。

白黒をはっきりさせたい理詰めな思考回路が、
初心者ゆえにうまくまとめられない質問に苛立ち、
「言っている意味がわからない。一体何が知りたいの?」
と、回答に至る前に相手を撃沈させ、
「結局○○さんは、何をどうしたいわけ?」と
質問者をその場で、シャットアウトしちゃいます^^;。。。

用語の意味さえわからないから、的確に質問できないのに、
その気持ちがわからんのかぁ~っ!って感じです。

非常に高度な知識を持つ人がゆえに、
男性でさえ不安と緊張でしどろもどろになるのを
少しはわかってくれよ!って感じです^^;。。。

一番なんでも知っているので、
その質問は彼じゃなきゃダメ、
私が「行け」と、クチを酸っぱくして言っても、
「え~」と、誰も躊躇して聞きに行きません。
宝の持ち腐れで、もったいない!

いくら聞きやすいからって、○○さんになんか
聞きに行くなよ?一生解決できないぞ?
(本日、オフレコ多し!です^^;…)

    *    *    *    *    *    *

…で、ぷらたなすさん、今回は最初から
「社員研修からのスタート」ってことでいいですか?
ぷらたなすさん?ぷらたなすさん?

ぼーっとしていると、週例ミーティングの場で
司会進行役の主任が私に聞き返した。

うん、やっぱ、ダメだな。少し揉み込みの時間をもらおう。

えーっと…、それに関してお願いがあるんですが、
次の新人研修が始まるまでの3日間は
私に大きな予定がありません。
…で、その3日をやはり由香さんの研修に当てさせて
もらいたいんですが?

速攻…
「必要ないでしょ?3日間も何すんの?」と平畑さん。

うーん、なんとも言いにくい(笑)。。。

平畑さんは、相手の理解度を気にかけず、
いきなり高度な事を説明するから
由香ちゃんが、一杯一杯で付いて行けなくならないように
下地をこっちで作ってあげたい…なんて、ちょっとね(笑)。

「はい。担当業務の仕組とか概念とか…」

「概念?ぷらたなすさんにそれができるなら
オレが教えてもらいたいぐらいだ(笑)。
なんか、いい資料ってあります?
あったら、オレが見せてもらいたいね。」

け、そういうところは、やっぱり好かないヤツだなぁ。。
そういうレベルの高い事を言っているんじゃないよ。

「そういう難しいものじゃなくて、
言葉の意味とか、一般的な知識とか…」

「ちょっと聞いてもいい?それって信用しても
いいんだよね?」(ムカっ)

「いえ、本当に基礎的で簡単なことです。」

「あ、そう?まぁいいや。じゃ、終わったら
何をやったか、オレに後で教えて?」

これで、この件、終了。一応、了解は取れた。
こっちこそ、まぁいーや、だ(笑)。

    *    *    *    *    *    *

知識とか概念なんていうから、誤解されるんだな(笑)。
業務内容に関するのでここではうまくお伝えできませんが、
そうですねぇ。。。なんだろ?うん、あ、そうだ!

例えばですが、ホームページのタグを
平畑さんが教えるとすると、たぶんですが、
リンクはこう、画像はこう、と、ホワイトボードに
サクサクとハイスピードで列挙すると思うんです。

でも、私はその前に、その人が「タグ」を理解しているかの
確認が必要だと思うんですよね。ご存知ならそれでよし。

首をかしげた人には…
文字やイラストや写真が綺麗にレイアウトされて
一見どうやって作るのか見当もつかないと思うけど、
これ、実は全部テキスト文で作成できるんですよ?

そんな説明をして、実際のソースを見てもらったり、
簡単なものを一緒に作ったりして
体感的に「タグ」が何かわかってもらわないと、
その土台なしに、いきなり例文を板書しても
スタッフさんが初心者だと、
ついて来れないようなことがとても多いんです。

また例えば…
「Apacheはコンフィグをいじれば設定変更できるので…」
と、サラっと流して言う前に、Apacheって何よ?
コンフィグって何よ?設定変更って何よ?
と、きちんと説明してあげてくださいヨ?みたいな^^;…

上記はあくまでも「例え話」ですが、
平畑さんの話から頻出する様々な専門用語に
由香ちゃんが立ち止まって首をひねっているうちに
内容のほうだけどんどん進んでいって、
結局、最初から最後まで、何を言っているかわからず、
貴重な研修期間が丸々無駄にならないように、
やっぱり、下ごしらえは必要だと思うんですよね。。。

自分がすべて正しいとは思っていない。
甘いと言えば甘いと思う。
でも、二年も経つのに、
未だ基盤の定まらないこの班をなんとかするには
地道に丁寧にそして、強力にじっくり人を
育てていくしかないんじゃないか?
そのためには、いいと思うことは
なんでもやって行こう、と、考えたりする。

「あの…ぷらたなすさんも、教えてくれるんですよね?」と
不安げな彼女に、「大丈夫、絶対フォローするから!」
と、約束して班の移動を了解してもらったので、
私も、由香ちゃんには責任ありますもの。

リーダーがリーダーとして、先輩が先輩として、
うまく機能するようになったら、そのときに
今は温存しているエース候補のタツノ君を送り込みたい…
(タツノ君、それまでは絶対潰れないで。)

個人的には、平畑さんから直接教えてもらえるなんて、
私は「うらやましいなぁ…」と思いますけど、
それもケースバイケースで、
ときには、レベルの低い同志でスキルの近い人が(笑)、
出だしの初歩的なところや、
知らない人が勘違いしやすいところを
自分の失敗の経験も踏まえて(だったら膨大にあるぜ(笑)?)
わかりやすく平易な言葉で教えてあげる時間も
あったほうがいいな、と思います。

ていうか、私にはそれしかできないし(爆)!

    *    *    *    *    *    *

先週、喫煙室で平畑さんと一緒になり、
「来週から由香ちゃん、よろしくお願いしますね♪」
と、言ったら…
「いやさ~、オレが教えるなら、
教えたいことが一杯あってさぁ、
もう何から手をつけて、
どっから教えようかな?と、思って。」

うわっ、やめてくれ~(爆)!
そうでなくても、彼女、
平畑さんが担当すると知って、ビビっているのに!

でも、気難しい平畑さんが、珍しくウキウキして
「あぁ、やっぱり若い女性スタッフさんに
知識のあるとこ、見せたいんだな?」と、
ちょっとかわいく思えたりして(笑)、
社員さん研修も、別な意味で
社員さん側のほうに、いい効果を
もたらしてくれればいいと思っています。

後日、平畑さんには、本音でメールを出しました。
「あ、まだ見てない」なんて、ウソだって(笑)。
絶対読んだはずだって(爆)!!

とりあえず、私に3日下さい。
この3日間は、研修を受けるための研修ですね(笑)。




スポサーリンク

2005.05.20

ワケあり40代と壊れた30代と

私は今、面接のために契約会社に来ております。
1名枠に4名の応募があり、本日は4連続面接…
と、思いきや、お一人キャンセルが出て
今は、空き時間を利用して
研修ルームのPCからのアップです。でへへ^^;


    *    *    *    *    *    *


反論も異論も疑問もございましょうが(笑)、
私が出向先で受け持っている
自分のグループに来て欲しい方(ターゲット層^^;)は
ワケあり40代の男女と、
過去に体を壊してしまった経験のある30代男性と、
そして、長くなるのでタイトルには載せませんでしたが、
PC関連の仕事をしてみたいと思うけど、
資格もキャリアも有利な学歴も無く
憧れを持ったままあきらめている20代の女性の方です。


■ワケあり40代


会社がつぶれてしまったり、リストラにあったり、
夢を抱いて独立したものの、一向に生活できる収入が得られず
危機的な家計に陥りつつある方。
会社が傾いてしまい、ボーナスはカット、月給は半減、
だったら契約社員のほうがまだ年収がいい!と
転職してくる著名企業ご出身の方。(←実話です)


女性ですと、ご主人が無職になってしまったり
亡くなってしまったり、ご自身の離婚などで、
自分が稼がないと家族を養っていけなくなってしまった方。
職場最年長の女性として、風当たりと居心地が最悪で、
退職したはいいけど、年齢制限のあまりに大きな壁に愕然とし
再就職活動に疲れ果てて失望した独身の方。


こういった方にとって、私達の職場は
やっと手にした仕事と、収入安定の一筋の光のようです。
「ここが最後!」と思ってくださって、簡単には辞めません。
もう、それこそが、私にとっては何よりの宝です!


給料は決して高くないのですが、
皆さん、それまでは、コンビニとかスーパーのレジとか
アルバイト的な仕事を、高校生とほとんど変わらない時給で
働いてきています。


就業してからも、定職があることを心から幸せに思ってくれて
仕事も熱心な方が多いし、
借金があるのか、残業も喜んで(むしろ進んで)引き受けてくれます
「残業ないですか?」って、いつも聞いて回ってます。
あぁ、私もそうだったので、すごく気持ちわかるな。
どんどん振ってあげようと思ってます。


もう、あとがないと感じているので、向上心も高いです。


■壊れた30代


元SEさん、元プログラマさん、
元システム管理者さん、元ネットワーク屋さん、
そして、元大手系列ゲーセンの店長さん…


この世代の男性が、私達の職場の技術的な牽引車です。
彼らが新しいことを見つけ、情報を発信し、
残りのみんなが、「へぇ~!」とうなづく図式ができおります(笑)。
職場では、みんなから尊敬されるマイスター達ですが、
ひそかな悪事?もお見事です(爆)!


彼らのうち、多くが過去の激務で体を壊した経験を持ちます。
私が面接時に伺った"退職理由"は
「医者から仕事辞めろと言われた」 です。


「命が惜しければ…」
「仕事と命とどちらが大事ですか?」
そんな医師の言葉を彼らの話を通してよく聞きました。
最初は驚きましたが、今は慣れました…
それがいいことなのか…わかりません。。。


彼らは、一度健康を害しているので、
もう、無理をしてまで仕事をしようとは思っていません。
夏は日のあるうちに自宅に着き、
充実した自分の時間を持てる事を貴重に思っています。


正社員に憧れは、たぶんあります。
ですが、もう、限界まで働かされるのは絶対に無理なんです。
たとえ、契約社員でも、時間がきたらさっさと帰れて
有給もきちんと取得できる、今の職場を
「天国のようだ」と言った人も居ます。


業務は、元々得意なPCやネットワーク関連。
「いずれ出て行く人達では」…と思っているのに、
皆さん、それなりに居心地がいいみたいです。
でも、このままだと結婚して家庭を持って…
という一般的な図式とは別の人生のような気もします。
ワタシ、彼らの未来が少し心配。。。
一生これでいいのなら、それでいいんだけど……


昨年、難しい試験に合格して、
目指していた公務員に転職していった人がいましたが、
二ヶ月で戻ってきて、みんなびっくり!!
あれほど、無条件に祝福して皆で送り出したのに(笑)!
理由は「やってみたら、面白くなかった!」


うん!確かに。気持ちはわかる(笑)!


■憧れる20代


「敷居は高くても間口が広い」のが私の募集の信条です。
募集のレベルを下げると、逆に上記のように
「ちょっとウデに自信のある」30代の男性が意外に集まるのは
確実に再就職したいからだと思うんです。
「この程度なら、自分はイケるだろう…」みたいな余裕の応募です(笑)


…と、同時にイチかバチかの「駄目で元々」で、
知識も経験も浅いけれど、そんな仕事をしてみたい!と
一般ユーザーの域を出ない若い女性の方もやって来ます。


この方達は原石です。難解な事でもぶつかっていく度胸があれば
半年後には、上記の30代と肩を並べます。下手すると抜かします。
元々やってみたかった仕事につけた喜びと意欲があるので
知識欲が旺盛ですが、「自分は初心者」という遠慮があるので
職場の運用ルールにとても素直なところが持ち味です!


そのあたりが、逆転のポイントかなぁ。。。
最初から詳しい方は、自分の経験と照らし合わせて
「普通はこうだろう…」という固定的な判断をしがちですが、
参照すべき"経験"も"知識"もない方は、
「必ずやってね」と言われた事は、必ずやります。

 
そこで、意外な「落とし穴」を発見して、しかも
すぐに報告をあげてくれます。
そうやって、システムの不具合に誰より早く気がついて
どんどん自信をつけていきます。


達人達の一部の人は、
何かを見つけても、すぐに人に教えたくない人もいて、
騒がないし、伝えないし、広めない。
悔し紛れに「あ、それだったら知っていた」なんて
今さら言っても駄目ですよ(爆)!


それが、全体にどういう影響を及ぼすかまでを考えて
適切な処置が取れてこそ一人前でしょ?と、
たまに私に怒られます(笑)。


    *    *    *    *    *    *


さて、ここ数日は、新人さんもすこぶる順調で、
4月1日に受け入れた新人三人組は、
ラストのタツノ君が、きのうからついに
流れに乗った感があって、
(あ、来た!というタイミングは
新人さんを見ているとわかるんです)
これで三人、第二段階クリアです。


たとえ、今からタツノ君が
突然「辞めたい」と言って来ても、
もう、それは正当な理由以外の
何物でもないでしょう。


ここから先の辞意なら、私は納得する(笑)。
(参考:「男のほうが臆病なんだね」


さて、今日のお一人目は「憧れる20代(女性)でした。」
お二人目は元プログラマさんの女性(30代後半)で、
面談では明るくよさげな感じでしたが、職場に入ったら
多少理屈っぽくて、不満屋さんになるかな^^;?


(この人…たっぷりと横幅があって化粧気がなく、
おばさんチックなルックスが不利だなぁ。。。気の毒だな。
昨日一社不採用の通知を受けて
こちらに応募されたようですが、仕事は相当できると思う。)


残りは夕方に男性がお一人です。
朝のうちに時間変更の連絡をいただいて夕方になりました。
当日になっての変更は、「時間を守れない」自己管理能力が
疑われ、ちょっと印象が悪いんですが^^;本当のところは
合ってみないとわかりません。


あ、見えたみたいです。(←本当に!)
細川さんが知らせに来ました。
それでは!


結果はこちら


2005.05.19

ふぇざーこらむ2:仕草

「子猫みたい」と言ったとき、
同時にその人は、指を少し広げた手のひらで、
大き目のオニギリを優しく包むような仕草をした。


その自然な手の動きを目にしたときに、
「あぁ、この人は生まれたばかりの子猫を
よく知っている人なんだな…」と、思った。


実家…農家って言ったっけ?


目も見えているのかいないのか…
細くて柔らかい毛でミャーミャーと
震えるように無く、小さくていとしい存在を
よく知っているんだね?


その手で包んだ大きさは
たいていの人が想像する"子猫"よりも
ずっとずっと、小さいよ(笑)。


子供の頃、猫が生まれるたびに
優しい気持ちで、撫でてあげていたのかな?


普段見せないような仕草を
男の人がふいに見せると
ハッとして、素敵だな…なんて思いますね。

2005.05.18

PC上達には○と○が必要

あさっては応募者面談だ。
20代の女性らしい。


私の職場はメールや社内ホームページ、
そして社内LANを使った各種のソフトを使って
仕事をすることがメーンので、PCは操作できて当たり前。


できれば自宅にも、いつでも自分が使えるパソコンがあって
さらにインターネットにつながっているのが望ましい。


業務上だけで特定のソフトが高度に使える人よりも、たとえ
初心者さんに近くても、自宅にインターネット環境の
ある人のほうがいいんだよね。(それで遊んでいれば尚可!)


私の出向元の会社は、本社にシステム部があって
社内LANの配線は、すべてそこから担当者が派遣されてくる。
PCの調子が悪かったり、社内メールがおかしかったり、
何かの設定変更がうまくいかないときは、電話すれば
すぐに解決策を教えてくれるヘルプデスクもある。


業務に少しでも支障を出さない為に必要なことだが、
いつでも誰かがやってくれて、誰かが教えてくれる環境にあると
ひとつひとつの事に困らず、疑問を持つことも無いので、
個人レベルで見た場合、PCもネット接続もすべて人任せで、
こんな私でもさすがにがっくり来るぐらい、誰も何も知らない^^;
自宅にPCが無い人もたくさんいる。


そこまで行かなくとも、特に若い女の子の場合は
社内にたいてい一人か二人はいる特定の詳しい男性に、
何もかも頼りきりな人が、多いんじゃないだろうか?


片や自宅にPCがある人は、
何かがうまくいかなくて困る事なんて山ほどある。
まして、インターネット環境がある人なら、
「○○ができない、なぜ?…」と、首をかしげる機会は
さらに増えるだろう。


いくらPC操作に長けていても、
通常のオフィスワークだけで使っている人には
主体性と、自分の頭で疑問を解決する地力の無い方が多くて
ちょっと根性に欠けちゃうんだよね(笑)。
それ、ウチの職場では、ちょっと困るんです(^^;。。。


    *    *    *    *    *    *


それから、インターネット。せっかくPCを持っているのに、
スタンドアロンで使っている人も予想外に多いのですが、
そんなとき、一応尋ねてみるんです。
「インターネットはされないんですか?」って。


そこで、こんな風に答える人は、個人的にはNGかな。
「興味はあるので、いつかやってみようと思っているんですが、
今はお金が無くて…」または、「よくわからなくて…」


だって、本当に興味があるなら、たとえお金が無くても
よくわからなくても、すでにつないでるハズですって(笑)。
本当に心から欲しいものは、お金がなくてもつい買ってしまうように、
本当「やりたいっ!」と思う人なら、もうやってますよ!(笑)。


だから、PCを持っているのにネット環境が無い人は、
お話とは裏腹に、興味の薄い人だと思うんです。だったら、
お金が無くて「PC」を買えないという人のほうがまだマシです^^;


個人の事情はいろいろですので、断定は危険なのですが、
自分の中では、とりあえずそう判断をしています。
何は無くてもネット環境がなきゃ絶対に嫌だ!
という人なら本当は一番いいんですけど、
募集の敷居をあまり上げると人が集まらないので(^^;、
実際にそういう人間ばかりが来るわけでは決してありません。


    *    *    *    *    *    *


本当に「やってみたいと思っている」人は、お話すると
だいたいわかります。興味の対象が非常に具体的!


「自分が書いたイラスト入りの年賀状を作りたいんですよ。」
「サークルの会報をパソコンで作りたい。」
「自分のホームページを持ってみたいんです。」
「英語が好きなので、外国の人とメールでやり取りしてみたい。」


そういう話をすぐにキラキラするような方だと、
たとえ自宅にPCがなくても、インターネット環境がなくても、
たぶん大丈夫だろうな…なんて思っちゃう。
基本的に学びたい気持ちが強いので、ひとつひとつに
感動を持って吸収してくれます。


でも、もっと本音を語ったら、PCの上達って
目的があるだけじゃまだダメだと思っているんです。
それだけでは動機としては弱いです(笑)。
それじゃじゃ、何が必要?
それは、ズバリ「色」と「欲」です(笑)!


    *    *    *    *    *    *


色。。。。


これは、男性諸氏は^^;、青ざめた経験をお持ちの方も
いるでしょうし、それでかなり用心深くなったり(笑)、
一昔前には、PCの販売台数が伸びているのは
そっち系?の目的が売上を押し上げているなんて
どこかで読んだこともありますし^^;、
某サイトでは、アイコンを「アイコラ」と呼んで疑わない?
人に遭遇して、「そっちを先に覚えたか?」みたないな
ウソかマコトか?なコメントが笑かしてくれましたが、
それは男性に限らないかもしれません。


それに加えて、女性の場合は、
彼氏がパソコンに詳しい人だったりすると、
教えてあげるうれしさと、教えてもらううれしさとで
幸福感もありますし、話題も共有できて楽しい。


スタートがそんなきっかけだと、女の子は
パソコンがすっかり好きになって、
どんどん上達します。


意外な人が意外な事を知っている場合なんかは
絶対、陰に「男」あり!ですよ、あはは(笑)。


    *    *    *    *    *    *


それにもまして強いのはやっぱり欲ですよね。


今の若い人だと、興味のある人は、
小中学生のうちからすでにPCにハマっているので、
大人になってもPCの経験があまり無い人は、
元々興味がないか、たまたま触れる機会が無くて
劣勢に陥っちゃっている人だと思うんですが、
「社会人の常識として…」なんて
きれい事言っているうちはダメです。(笑)


「ここで一発逆転して、アイツを見返してやりたい!」
と、虎視眈々している人じゃないと、
状況をくつがえしていけません(笑)。


年賀状を通して自分のイラストを見て欲しい自己顕示欲、
今まで手書きだったサークル誌をパソコンで作って
「すげー」と言われたい優越感、
そして出世欲、知識欲、いずれひと儲けしたい金銭欲…


そんな人一倍の執着があってこその早期上達でございます(笑)。
「やってみたいと思っているんだけど…」なんて、のんきな事
いっている場合じゃないんですよ(笑)?


一度「欲」にとらわれた人間の
エネルギーってすごいんですからね(笑)?
山も谷もあっさり越えちゃいますから(笑)。


余談ですが、ウチの母(60代後半/女性)には
良くお似合いの、品のいいおじいちゃん彼氏がいますが、
お互いにP2Pで連絡を取りたい一心でPHSを買って、
今では母のほうが、ぶっちぎりで腕上げましたもんね~(笑)。


今や、帰路の私に70近い母が
「トイレットペーパーない。昨日も言った。今日こそ買って来て!」
と、メールでクレームをあげてくる時代なのだ(爆)!!


    *    *    *    *    *    *


思えば、私がパソコンを始めて買ったのが33歳のとき。
ネットワーク関連の今の仕事に来たのが39のとき。
(でも、研修中にジャスト40になっちゃいましたが^^;…)


私の場合は、いずれのときも、
「知らなきゃ生けていけない!!」、
「今これを習得しないと家族を食わせていけない!」なんて、
いつも瀬戸際で、超崖ッぷちの心境でしたので、
「欲」は「欲」でも、もっとプリミティブな
「生存欲」だった思いますが^^;、
それでもまず真っ先に、
当時CHAGE&ASKAのファンクラブ会員同志で
文通していた遠方(埼玉県)のペンフレンドに、
PCで作って印刷した、
カッコいい手紙を一刻も早く送ってみたかった(笑)。


オフィスにパーソナルコンピュータが導入され始める
一歩手前の時期に、結婚などで家庭に入り、
今もPCやインターネットには一定した苦手意識を持って、
関わりを拒否している同世代の友人達に、
すごく自慢したかったな。。。^^;


それからもうひとつ!PCを手にしたときに
ぜひやってみたかった大きな目的があったのですが、
それはまたの機会に譲ることとします(笑)。


いずれ、職場の達人達に
「サウンドカードって何?」なんて聞いて
思わず絶句される私であっても
おかげさまで、仕事は普通にできてます(笑)。
人に教えたりなんて、しちゃったりしてます(笑)。


でも、そんな私でも「欲」はありました^^;
あさって出会う人がどんな方か、今は存じ上げませんが、
「欲」と「執着」を感じ取れる人であれば
この時点でのスキルは問わないのさ(笑)。


結果は追ってご報告いたします(笑)。
また、次回は、私が「ぜひお願いしたい人」に関して
再び、トホホな駄文を書きたいと思っています。


それでは、本日はこの辺で!

2005.05.17

男は女を傷つけられるか?

知人(30代前半/男性)と話をしているときに
映画の話になった。
映画好きの知人が、一番強烈に印象に残っているのが
「フルメタルジャケット」だと言う。


最近は、わざわざそのために出かけたり
数時間、TVの前に拘束されるのが億劫で^^;
映画ににはとんと無縁な生活を送り気味の私が
何気にお薦めの作品を尋ねたときのことである。


特にラストシーンは衝撃的で、
戦争はここまで人を狂気に駆り立てるのか…と、
当時10代だったM少年の心を大いに揺さぶり、
今でも一番好きな作品だと言う。


興味を持ったので、私も見てみた。昨年の話だ。
でも、ラストシーン…そんなに衝撃的…かな…?
(解説→こちら/感想集→こちら


全世界のスタンリー・キューブリック監督ファンを
敵に回しちゃうかもしれないが^^;、
私には、仕方ないよな…と思えこそすれ、
往時のM少年が抱いたような
ラストシーンでの衝撃はなかった。


話題作としてリアルタイムに見るのと、
多少の予断を持って、
時間を経てしまった作品を見るのとでは
印象も違ってきちゃうのだろうけど。


「だって戦場だよ?常に死と向かい合っているような場所で
無意識のものすごい恐怖にさらされ続けている状況で、
いくら瀕死の女性とはいえ、自分達を狙ったスナイパーなら
私だったら、やはり息の根は止める。」と言った。
(ネタバレすみません。。。)


彼は
「だって少女なんですよ?しかもたぶん望んで兵士に
なったわけじゃないと思うのに、そんな後味の悪い事を…」


「もう駄目だろう、とわかっていても、私だったらメチャメチャ怖い。
私だったら、たとえ相手が動かなくなったとしても、
引き返してでもまた何度も撃つかも。。。」
そう…残虐は、異常な恐怖心の裏返しなのだ…


なんだか平行線なので、じゃ、どうするの?と。。
「肩と膝を打ち抜いて逃げれないようにします。
そして放置。もしくはジャングルまで運びます。」


ふーん。


    *    *    *    *    *    *


あれから一年。。。
私は思った。やっぱり男と女は違うのだ。


もしかしたら、男の子は、本能として、
女の子を守るように、プリセットされているんじゃないかな?


好みの子に出会えば、なにかあげたくなるし(笑)、
その子が泣けば、どうにもオロオロ不安になるし、
何かの攻撃にさらされていると知ったら、
無性にムカッと腹が立って相手を憎み、
彼女は自分が守りたくなるだろう。


そりゃそうだ。。。
自分の子孫を残してくれる人なのだからね。
(そう言っちゃ、身もフタもないか^^;?…)
※ヒーローにもなりたいしね(^_^*)v


    *    *    *    *    *    *


たぶん、普通の男の子ってそうなんだろうなぁ…
なんて思っていると、そうはできない人の事件が
いつも現れ、絶えることなくマスコミを賑わす。


だいたい女に暴力をふるうヤツなんて
小心な軟弱者に決まっとる。
軽蔑を覆す"すべ"を知らず
思ったように愛が満たされない気持ちの
強烈な裏返しなんじゃないかと思う。


が、人の心の闇なんて、他人には知り得ない。


でもさ、過保護でも裕福でも親が自殺しても
屈折が極端に肥大増幅しない人だってたくさんいるし、
妙な事件が出るたびに、これまた
「仕方ねぇなぁ…」と、つぶやいちゃう自分がいる。


こんな例えはよろしくないが、
同じ犬でも、とんでもない寝相で寝るのがいるように
人間だって、変なヤツの割合は決まっているんじゃ
ないだろうかね。。。


江戸時代だって、奈良時代だって、
アブナイやつは、絶対いたはずだ。


    *    *    *    *    *    *


TVを見ながら、ウチの母が嫌悪感でつぶやく。
「ネットだの、チャットだの、ゲームだのって
本っ当に嫌だねぇ。。。そういうのがあるから、
人の心が曲がるんだ。まったく罪悪だ。」


NO!!!
居合わせた私と長男(大学生)が即座に反発した(笑)。


「この人は、ゲームでそうなったんじゃないって!」(同感)
「この人の元々の体質に、ゲームが”合った”んだって!」(同感)
※お前、いい事言うなぁ(笑)。


ま、視聴者がTVを見ながらネタとして語るのは簡単ですが
人の心の深遠は底なし沼の闇のようです。
普通に社会生活をしていても、その裏側は知る由も無く
ですが、どんな性癖も、自分の世界でとどめておければ
いいのですけどね。。。


女の子には、「なんか変」と感じたら、
自分を自分で打ち消さずに、
寸前で適当にごまかして回避できる「人の悪さ」が
必要なのかもね…とも。わかんないけど。


余談ですが、ニュース映像で見た容疑者氏の顔立ちが
あまりに、前述の知人に雰囲気が似ていたので、
「アイツがまさか……、でもその傾向はないわけじゃない?」
と、そっちのほうで、ビックリして、思わず名前が出るまで
手を止めて見入ってしまった私でした。。。

2005.05.13

かかわりたい任せたくない

あー、今週も終わった!
私、今日退社する直前まで
明日が休みだって全然気がつかなかったヨ^^;...
なんか、儲かった気分♪(変な理屈(笑) )

「明日は休みだ!うれしいな。」なんて思ったの
何年ぶりだろう。
たぶん、珍しく19:00台に家に着いて、
家族の中で一番乗りの帰宅だったからだね。
次々帰宅する家族に、すぐにご飯を出せるなんて
久しぶりだよ。家事の進捗も良くて(笑)、もうPCの前(爆)!

この頃、いろいろな肩の荷が、
次々と降りていくような気がする。

    *    *    *    *    *    *

さて、今週は、火曜日に
新人のタツノ君(30代前半/男性)が休んだ。
「おなかの調子が悪い」と、当日午前6時にメールをもらい、
その時間は、当然起きているので即レス。
欠勤連絡をメールでは済まさないことにしてあるので、
「起きてるよ」と返したらすぐに業務携帯に電話が入った。

電話を切った後、ものすごくいやぁ~な感覚が私を襲う。
私は今や「欠勤連絡恐怖症」なのだ。

たった一本の欠勤の電話を最後に、連絡が途絶えたり
そのまま体調不良が回復せずに職場を去ったり、
次の日、突然「辞めたい」と言われてしまったり…
長年の経験で、マネージャーとして
その落ち着きのない心境たるや、筆舌しがたい。

先週一週間は、ずっとサポートで横に付いていたが、
今週からは、新たにまた、次の新人研修が始まったため
やっと独り立ちした滑り出しを自分でフォローすることができず
班長の青りん(30代前半/女性)に、先生役をバトンタッチして
現場を抜けたその翌日だった。

昨日、何かあったのかな?
青りん、すごくいいヤツなんだけど、
人見知りがつっけんどんに出ちゃって
不安がちな未経験者の新人さんを教えるには、
向かないんだよね。

それに私も、興味を持ってやってもらえるように
「なるべく面白そうな仕事をドンドン振って。」
なんて、彼女にお願いしてしまった。
「え?いきなり?」
そう。そのほうが向いていると思ったんだよ。
疲れたのかな。おなかが下るって、それ、
絶対に精神的なものだよ。やばいよ。

あー、なんかすごく不安だな。
タツノ君、高い能力を持った期待の新星なんだけど、
スキルの高い人に限って
不慣れなことには、とても臆病なんだよ。
塩沢君や、絵梨ちゃん(参考:「精神の闇」)や
ツトムさん(参考:「IDカードを返してください」)の
二の舞にだけは、絶対しちゃいけない。
したくない。

最終的にはご本人の資質によるものとわかっていても
こちら側の工夫と努力でなんとかなるものなら、
少しでもなんとかしたいのだ。

一本の電話で、めまぐるしく思惑が揺れてしまう。

    *    *    *    *    *    *

新人さんの性格や考え方は、本当に人それぞれだけど、
マジメな態度で意欲的に取り組むタイプの新人さんが
ある日突然、しかも入って間もないうちに休むのは、
本当に、悪いことの前兆なんだよ。。。

私は昨年、他の部門でその前例を見過ぎた。
自分の担当内ではそうならないよう気を配っていたのに
やっぱり、彼も、ダメなのか?と、つい悲観的になる。

「タツノ君、今日お休みね。おなか壊したんだって。」
出社してそう皆に伝えたときに、
ヤバ!と思う人はおらず、青りんに
「昨日のアタシの指示がまずかったわ…」と
反省の弁をのべても、「あ、そう?」と、
特に不安を感じている様子はない。

ただ、私と、そして、昨年早期退職者が続出した
その部門から移ってきた新人の女の子二人だけが
さっとお互い目を見合わせて、無言で予兆を感じ取っていた。

    *    *    *    *    *    *

が、その心配はあっけないほど杞憂に終わってしまった(^^;。

「いやぁ、腹こわしちゃって^^;~!」と、
頭を書きながら、普通に出社してきたタツノ君を見て
思い切り安堵する。良かった~。。。
新人の女の子二人も「ダメじゃーん」なんて
明るくからかってあげている。

だが、私の不安は解消されたわけではない。

「前の日からずっと腹の調子悪くて、明け方
やっぱこれ、ダメだわ…と、ぷらさんに連絡して…
医者にいったら、『食あたり』って言われましたわ(笑)」

「ニ、三日前の刺身とか食ったんじゃないの(笑)?」
(※実はそれ、私です(爆)。でもなんともなかった^^;)

「いや、水が悪かったみたいです。
俺んち、ほとんど水出さないんで。」

ははは!でもね、ストレスが重なると
人の抵抗力って落ちるのよ。
普段と同じ事をやっていても
風邪を引いたり、おなかをこわしたり。。。
今日は朝礼後、すぐに研修室に向かわずに
ちょっと様子を見てみようかな。

    *    *    *    *    *    *

自分の席で、本日分のメールをチェックしながら
タツノ君の様子をうかがう。
あ、お客様から調査依頼の電話が入ったようだ。

「調査依頼」と言っても、簡単なものなら
話を聞いただけで即答できる。
タツノ君に、その技量は十分ある。
でも、営業や販売の経験がないので、
それを周りの先輩達のように
スマートにカッコ良く説明することが出来ず、
自分で自分に苛立っているようだ。
まずは、普通の言葉でいいのにね。

言葉を選んでいる間の悪さが
隣の青りんに伝わって、
青りんも、どうも見ていられないようだ。
青りん、そのぐらいは許容範囲だ、辛抱だよ!

「こう言って。次、こう言って!」
言葉がたまにつっかえるタツノ君に業を煮やして
青りんが、横から逐一助言しているけど、
彼女、少しイライラしているようだ。

青りんはさぁ、入ってきたときから頭が切れて
すごく仕事ができるんだけど、その分、
自分とすごく差のある
レベルの低い人の気持ちが理解できず
どうしても最初から、高いものを要求しちゃうんだよね。

電話が終わったようだ。
「えーっとね、タツノ君、私は今のを聞いて
ちょっと、あまりに”全然まだまだ”なんで、
今日は実務を止めて、練習に切り替えることにします」

ひぇ~!、ダメだよ、そんな言い方しちゃ。
「あまりに全然まだまだ」、それは言っちゃダメだって。
彼、そうでなくてもカンペキにこなしたくて一杯なのに、
自信を無くして、業務に拒否感を持っちゃうよ?
今までの、タフで明るい女性の新人さんとは
全然違うんだって。誰も気が付かないけど、
昨年の塩沢君と同じタイプだって。続くともどすぞ?

で、練習。

「あ、違う!」「そうじゃなくって!」
「遅すぎっ!!」

うーん、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ…
こりゃ、絶対まずいわ!
こりゃ、絶対ダメ。
タツノ君には、それは駄目。
すでに実務についている先輩達にはそれでよくても
ひよこ状態の新人さんには、責め苦のようなものだ。

全員初心者で先輩もいなかった過去の私達と違って
これからの新人さんは、完成している技能集団の
中に入っていく「迷い」と「猜疑心」で一杯なんだ。
肯定して、認めて、誉めてあげて、
受け入れられている安心感を抱かせて上げないと、
繊細な人なら、本当に、崩れちゃうよ?

同期の2名の女の子に対しては、全然感じないのに、
彼に関しては、なぜそのように思い、OJTを過ぎてからは
ずっと、安心できない気持ちを抱いているのだろう。

そう、きっとあまり楽しそうじゃないからだ。
彼の元々の好奇心を満たしてあげていないからなんだろうな。
うん。そんな入り口の所でいつまでもウロウロさせたくない。
早く面白いところにたどり着いて欲しいんだ。
タツノ君の興味と意欲が失せてしまう前に。

    *    *    *    *    *    *

後ろ髪を引かれる思いでノートPCの電源を抜き、
資料と一緒に抱えて、研修室に向かう。

なんとかしなきゃなぁ。。。
このままじゃ、やっぱり彼、つぶれるかもなぁ。。。
でもなぁ…、青りんになんて言おう。
「人によってやり方変えろって言うの?」
「それって、特別扱いじゃない?基本は基本。」
たぶん、そう言うだろう。それ、実は正しい。全く同感。

でも、そうじゃなくて新人さんへの表現とか言い回しとか
教える側の態度とか、そういうプレゼンテーションの
問題なんだけど、それ、彼女の苦手なところだしなぁ。

それに加えて、数々のリタイアスタッフを見てきた私は、
今まで時間的に不可能で、放置せざるを得なかった反省を元に
今回は、かなりがっちり新人を身につけて育てている。

朝、世間話をして盛り上がったり、研修グループで
一緒にお昼を取ったり、スモーカー同士で連れ立って
冗談を言い合いながら喫煙室に向かう様は、
まるで私を中心とした楽しいサークルのように見えて
彼女にとって決して面白いものではないだろう。
そこへの、反発も少なからずあるのだ。わかってるよ。

こんな言い方をしては元も子もないが^^;、
アヒルの雛と同じように、
新人さんは、最初に親身に世話を焼いてくれた人に
真っ先に忠誠心を持ったりするのだ。

それって、ぷらちゃん、いいとこ取りだよね?
あとで引き受ける私達の身にもなってみてよ?
という、彼女の心の声が聞こえてきそうだ。
(そんなつもりは、全然無いけどそう思われても仕方ない…)

この件で話し合いを持ったらけんかになるだろうか?
もう少しで退職する青りんと、今さら対立もしたくないが、
やっぱり、今の私の率直な気持ちは伝えたい。
青りん、わかってくれるかな?(私も怖いのだ)

今、ウチの班の最大の課題は、
新人を育てることじゃなくて、新人が"辞めない"ことなんだよ?
媚びる必要は無いが、
暖かい関与の手は伸ばし続ける必要がある。

本当は、最後まで自分でかかわりたいよ。
今、誰かに任せる事ほど、もどかしいことは無い。

    *    *    *    *    *    *

退社前に班長なのでひとりで残っている青りんに声をかけた。


「青りん、タツノ君、調子…どう?」
案の定、
「これもできないしさぁ、あれもやらないしそれは確認しないし…」
と、不満が山のように出てきた。
青りんに、タツノ君の高スキルは全く見えないのであろうか?
少し雑談をすれば、ウチになんか来てもらえるような
人じゃないって、すぐわかるのに。。。

そ、好きな事の話をたくさんして、そこから
お互いに力量を認め合ったその土台の上に
教えるものと教えられるものの人間関係が
乗っかっていけばいいんだけど、
実は繊細で傷つきやすくちょっと人が怖いのは
誰よりも、青りん自身なのだ。

彼女自身が
「アタシ、人に教えるの、向いていない」って
それを一番よくわかっている。
青りん、元々は引っ込み思案で臆病なんだよね。
初対面の人には、自分でついたてを立ててしまう。


新人さんを、新しい仲間として心から受け入れてくれて
そして、愛してくれる様子が目に見えないと
私は、どうにも不安で一杯だ。

青りん、新人さんが隣に座っても、決して自分からは
"声がけ"とか、しない(できない)しなぁ。。。
それは拒否されているような誤解を招いて
女性は良くても、男性の場合は
スキルのある人ほど、ガチガチに緊張しちゃうし。

社員さん?青りんの性格…知ってます?
社員さんは、私達契約社員の微妙なところをわからない。
いくら企業さん側が最近変えたフローであっても、
そのまま素直に従うにはやっぱり抵抗あるのよね(^^;。

実務から少し離れてしまった私には
今以上の指導はたぶん無理かもしれないけど、本来なら、
そこをみんなで臨機応変にカバーしあってきていたのに、
最近、社員さんが私達に対して
ヘンなところで主導権を取ろうとしているのが
裏目に出てばかりだ。餅は餅屋だ^^;。
口の突込みどころが違うよ(笑)。

    *    *    *    *    *    *

私の気持ちを全部伝えても、
やはり、青りんは納得がいかないふうだった。
「でも」「だから」…と、お互いの言い分がかみ合うことなく
不完全燃焼のまま、私に契約会社から電話が入って
物別れとなった。

そのまま残っていると、私のPHSに青りんからメールが届く。
「明日から(逐一細かい)ダメ出ししないように気をつける。」

「無理言って、ごめんね。」と
別途、目前のPCの方から即レス。
(職場内は、私用の携帯・PHSの持込は本来禁止なんで^^;)

「いんゃ、ぷらちゃんは無理言ってなんか無いよ。
新人は出来ない事が多くて当たり前なのに、
アタシはどうしても自分の視点ですすめちゃうことがあって…」

おっと、今、自分のPHSを見ながら書いているが、
これじゃ、全文原文記載になっちゃう(汗)。

すまん、青りん,、いつもそうやって、
自分の性格に反するようなことでも、
私の言い分に折れてくれて、
私の考えを理解しようとしてくれるのだ。

いいヤツだよ。
いつも負担をかけちゃって。。。。

なんだか、お互いの気持ちを吐露しあったら、
少しずつ任せても大丈夫な気がしてきた。
(私も、ゲンキンだな(笑)。気持ちの問題だったのか(^^;??)

これでもしうまくいかなかったら、
私は痛恨の大後悔をするかもしれない。
あのときに、強引にでも…と。

が、人を信頼して任せる事をしていかないと
このままじゃ、私のワンマンチームになっちゃうもんね。
今度は、いい指導者を育てていくスキルを
私自身が身に付けなくちゃいけないんだな。
そっちのほうが難しいな。。。

    *    *    *    *    *    *

今日、終了時間間際に別室で研修中の私のPCに
青りんからメッセンジャーが届く。

さっき、タツノ君、「またあなたに調査をお願いしたいから
名前を教えて」ってお客さんに言われた!!!!!
これできっと自信つくよ!今日は、ルンルンと家に帰るかも!!

逐一青りんから飛んでくるメッセンジャーの中で
これって早くも最大の収穫だね!!青りん、ありがとう!!!
いつも、あなたには、頭が下がる(涙)。。。
こっちの研修も、やっと波長が落ち着いてきて順調です。

まだまだどんなアクシデントがあるかわからず、
前途多難に変わりは無いけど、
みんな、健やかに、そして幸せに育っていけばいいな。
いつも心からそう願っています。
新人全5名が必ずや強力な戦力となってくれますように!

 




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2005.05.12

私の「博士が100人いるむら」

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「博士(はくし)が100人いるむら」を読んだ。

http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/

ネタがばれちゃうので、詳細はお読みいただくとして^^;、
要するに軽くて簡単に読み終わっちゃう"絵本"のような
創作童話なんですが、読んだ人は最後に何かひとこと、
ポツリと感想を漏らしたくなる内容で、
検索するとたくさんのblogなどがHITします。
どこかのランキングにも上がった記事(なのか?)です。


でも、これ、どっから引っ張ってきた統計なのかなぁ。。。


ニュースソースはどこにあるんだろう?


本筋とは全然関係のないことを
真っ先に感想として抱いたりする私ですが、
読み終えた後、「無職が16人」のところで、
自分の仕事が思い起こされました。

    *    *    *    *    *    *

私達の職場の応募には、
間違えたような高学歴の方が、
たまにやってくるんです。


さすがに博士(はくし)はいませんでしたが、
修士はいました。
大学院を出たような方が、なぜウチに??


ほかにも、(昔の)国立一期校の
理工系ご出身の方も、
ポツポツと見えます。


「なぜ?」と思う気持ちへの回答は、
実際にお会いしてみると、わかる気がします。


差し障りのない言い方をすれば、
彼らは人馴れしていないのです。


エラそうで言い方で恐縮ですが、
そういった人達は、
コミュニケーション能力が不足しています。

    *    *    *    *    *    *

昨年お会いした大学院卒の方(30代前半/男性)の
面接のときに私は尋ねました。


「大学院では、どういった研究をされていたのですか?」

(この聞き方が、正しいかどうかもわからないけど(笑)。)


そうすると、その方は、
突然雄弁に語り始めたのですが、
専門用語が多く難解で、
しかも、とどまるところを知らないのです^^;。


ちょっとちょっと、待って、待って!
おーーい、ストップ!
ピピーッ!停止。
そこの車、止まりなさい。


って感じでしたね^^;。


あのー、アタシ、研究者じゃないんですけど(笑)。
結局何なの?(全然わからない)
もっとひとことで、私にわかるように話してくださいよ。


そんな主旨のお願いをして、やっと飲み込めましたが、
シンプルに「DNAのらせん構造の研究です」と、なぜ一言で
言えないものかなぁ。。。


しかも、その「DNAのらせん構造」も、
要するにこういうことですよね?と、
私がさっさと切り上げるために、こちらから出した表現で、
彼が自ら私のために、まとめてくれたわけではない(笑)。


そのあとも、なんとなく質問と返答がかみ合わない。


「いえ、そういう事じゃなくて…」と、
毎回言いそうになりましたよ。
実際に、3回以上はその言葉で、
とめどなく続きそうな話を制止していると思います。


あの…、ここ…、一応、採用面接なんですよね。


で、面談者の質問というのは、
相手がどんな仕事をしてきて、
どういう事に興味があって応募してきて、
どういったお人柄の方なのかを
判断する材料として問診しているわけですよ。


返答の内容もさることながら、
実は、物腰、態度、話し方、服装…
そんなことも結構つぶさに見ているわけです。


そして、この人をあの職場に入れたらどうなるか?
を、その場でイメージングしているんです。


良い方なのか、優秀かどうかを判断する以上に、
変わった人、クセのある人は、
水際で阻止(すみません)したい強い気持ちがあります。


あなた、やっぱり、けっこう風変わりですよ?
自分ではそこに気がついてないんだよね?
もし、「俺はどこにいっても冷遇されている。運がない。」
と、思っているのであれば、それは、
周りではなく、その方自身の問題なのだ。


だって、たぶん、一般会社では、
どこもこのタイプの人は採用しないと思うよ^^;?
面接、通りません、絶対。

    *    *    *    *    *    *

そういえば、その少し前に面接をした
超高学歴(40代前半/男性)の方は、
髪の毛がフケだらけで肩にも一杯、
歯も、磨いていない感じの汚さで
とても不潔な感じがしたな。
しかも、そのヲタクなショルダーバッグは
…なんでしょう。。。


名刺をお渡しして、こちらが口を開く前に、
「あの、私の実績をぜひ見てください!」と
突然、胸ポケットから
詳細すぎて「ぱっと見」では読めないような
職務経歴書を手渡されたけど、
その前にまず、私の聞きたいことに答えてよ。


なんだか、ご自身がいかにすごいかだけを
力説されているけど、だったらなぜ今は
製造系の請負会社契約社員を転々とされているの?


社内外の大きなシステムの仕事に関わってきた
ご経歴は本当だと思うけど、
正社員で勤務した最初の会社、
どうして辞めちゃったのよ?と、気の毒に思う。
何があっても、しがみついていればよかったのに、と。


一度会社を辞めてしまったら、次の面接で問われるのは
経歴・実績プラスアルファの人間性と協調性だったりするんだよ?


「あの人ってちょっと変だよね?」と、
クスクス話題になり、周りに受け入れられていないような方は、
よほどの方で無い限り、逆に辞めないほうが、絶対にいいのだ。


だって、次に雇ってくれるとこなんか、
無いかもしれないんだもの。ご年齢も上だし。。。
(でも私よりは年下^^;…)


そんな小さなサンプルだけど、
前述の「博士(はくし)が100人いるむら」で、
「無職が16人」のところに来て、
わたしは(申し訳ないけど)「さもありなん」と、
リアルに思ってしまうのだ。。。

    *    *    *    *    *    *

実はわかっている。


一芸に秀でている人に、
バランスの取れた人間なんて有り得ないことを。


逆に言えば、バランスが取れていて、
人間として申し分の無い人は
一芸に秀でることが出来ない。


円周の長さはいつも決まっていて、
どこかが出っ張れば、必ずどこかが引っ込むのさ。


だから、キャラクターの一切を無視して
並外れた能力、ただそれだけをピックアップして
それでやっていける仕事ならいいのでしょうが、
現状、一般社会では、その土壌はない....と、思う。

    *    *    *    *    *    *

何かで突出した才能を持つ人は、
たぶんいびつな人だと思う。
その許容範囲を手探りしながら、
ここまでなら行ける!という見極めで、
職場の戦力になってくれる人を選ぶ。


それも私の仕事です。


でも、私には、やっぱり、
ヤンキーお姉ちゃんのほうが、
ずっと使いでがあるのよね(爆)!


脱線したまま終わる、
「博士(はくし)が100人いるむら」の
個人的な雑感でした。

----------



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2005.05.10

心のチューニング

今週から再び、次なる新人研修がスタートした。

と、言っても今回は、
募集広告を出して集まった純粋な新人さんではなく、
業務縮小&人員削減になったために
他部門からの移動を打診されたスタッフの
自チームへの受け入れである。

メンバーは、コンちゃん(20代後半/女性)と
百(モモ)ちゃん(20代後半/女性)の二名だ。

コンちゃんは気立てが良くてお人よし、
仕事となったらバリバリの人。
でも、みんなが思うような「姉御肌」じゃなくて、
ちょっとナイーブで悩んじゃうような側面を持つ人。

百ちゃんは、人情派でいやとは言えないタイプ。
でも、探究心が旺盛で仕事ができる割には、
提出物はいつも遅れ気味(笑)。
携帯の料金未納の停止もしょっちゅうらしい^^;。

今週初めから、上記2名の研修を開始しましたが、
うーん、応募で集まった純粋な新人さんじゃないって、
やっぱり難しいんだね。

    *    *    *    *    *    *

どこが?

そう、今まで友達のようにしゃべってきたのが
ある日を境に上司と部下の関係になっちゃうこと。。。

    *    *    *    *    *    *

私は50数名のスタッフ管理業務(マネージャー)が仕事ですが
付き合いの距離感にはそれなりに差があります。

自分で実務も可能で、
運用面などの細部に至るまで
直接管理・担当しているグループと
その他の部門に配属されているスタッフでは、
向こうもこちらも、接し方が相応に違うのだ。

つまり、彼女らに取っては、部外者の気安さを持って
「ぷらさーん、聞いてくださいよ~、昨日ね…」と、
突っ込みの入らない安心感で
いろいろと愚痴や本音や失敗談を語って来たのに
突然、その私を仕事場でのリーダーさんとして
仰ぐ立場になるってことなのだね^^;。。。

それに対して、
「えー、私ってこれからどう出ればいいの?」みたいな
無意識の迷いはきっとあるんだろうね^^;…。

    *    *    *    *    *    *

おととい、昨日と過ごしてきて、
実は、私はすごくやりにくかった。。。

職場ですれ違うたびに
「最近、調子、どうなの(笑)?」と、声をかけて
「もうダメですぅ。。。」と言っている割には
なかなかいい仕事をしていたコンちゃんが、
微妙に焦っているのだ。

まず、練習のためにお願いした作業が異常に早い。
隣の百ちゃんをかなり意識している感じだ。

それから、私の話を何度となく先走りする。

それになんと言っても、
リラックスした幸福感のあふれる笑顔を感じない。
くだらないジョークが出ない^^;。

「これって、実はこういう仕組ですよ?」と説明したときに
「そうなんだ!」という前に
「そうですよね?」と、返って来る。

「それ、違うよ?」と教えあげたときに
「っやります、わかりました。」と
過敏に反応して、畳み掛けるようにやり直す。

うーん、これ、教える側にとっては
ちょっとキツいな。。。
タツノ君のときとは違うキツさだ。
何かが違う。何かがうまく流れない。

たぶん、私に評価されたくて
今までの素の自分を保てずに
気持ちがすっかり
そっちに行っちゃっているんだろうなぁ。。。

私、たとえ、他部門からの移動者という
純粋な新人さんじゃなくても、
未経験者はやっぱり、未経験者だし、
そんなに、高いものを要求しているのでは
ないのにな。

それよりもこれから関わる仕事を
心から面白い!と思って、
「へぇ~、そうなんだ!」と言って、
素直に感動して欲しいんだよね(^^;。

それで、「あら、知らなかったの?」なんて
決して思わないさ^^;。。。

    *    *    *    *    *    *

なんだか、こちらまでハイテンションになって
空回りする感のある新人研修。

コンちゃん、コンチャン?
その張り詰めた気持ちを一度リセットして
いつものコンチャンに戻ってくれないかな?

そうじゃないと、私の言葉のひとつひとつが
あなたの心のコアな部分に届かない。

今って、自分をよく見せたいと少し思ってるよね?
その気持ちが教える私の思いを押し返すんだよ?
それ、誰かに何かを教わるには邪魔だって(笑)。

柔らかに、もっと笑って、もっとミスして
「えへへ」と頭を書こうよ(笑)。ね?

安心して、もうちょっと、私を信用してくれない?
たとえ、仕事が今すぐできなくたって、
私、二人のこと、大好きなんだから。

    *    *    *    *    *    *

やっぱり、もすこし、一杯話をしないと
ダメだな、コリャ(笑)。
ここでの人間関係の再構築だ。

「コンチャン、ホームページ持っているんでしょう?
一日何件ぐらいアクセスあんの?」
「えー?1月に始めたばかりですから、
まだ4000件ぐらいですよ?」

「えー、すごいじゃん(笑)。
私の前のサイトなんて
二年前からすっかり完全放置で、
最近は、検索で迷って来るのが一日2件ぐらいしか来ないよ?(笑)
二年前の記事なのに、いまだに新着アイコンが
くるくる回っているからね~(爆)!!!」
(4年目のこの段階で、まだ4900だよっ(笑))
「いやぁ、内輪のオタクなサイトですから^^;…」

「ははは!オタク?いーじゃん、全然。」
※そ、ウチの職場なんてオタクの集合体だよ(笑)。
※女性はみんな彼氏が居るのに、男はなんで皆ひとりなんだ??

「神田なんか、後ろを通りかかると
いつも2ch見ていて、それで隠しもしないからっ(爆)」
※人にIPmsgでその都度ネタ振るなっちゅーのっ^^;
※三年前の注意事項は、「2chを見てはいけません」
ではなく、「2chの挑発に乗らないように!」ですから(^^;...
(昔はおおらかだったな~)

あー、やべーな。新人にこんな事言っていいのかな^^;…
暗黙の了解以上に、これじゃまるで、
推奨モードなニュアンスだよっ^^;。
いかん、私って口が軽いよね(汗)...

でも、「あ、そんな雰囲気なんだ…」という
安心感が漂い始めると、やっぱりうれしい(笑)。
コンちゃんからは、段々本音が出てくるよ。

「ぷらさぁん、○○グループの人達って
マジメだって本当ですか?」

んなわきゃないじゃん(笑)。
ここだけの話だけど、
○○も○○も、ヒマだとみんな
自分のホームページ更新しているよ?

えっ?いいんですか?
いや、だめなの、本当は(爆笑!)

えー、意味わかんね~(笑)。

おー、それでこそ、
私が大好きなコンチャンだよっ!

    *    *    *    *    *    *

そうそう、やっと調子乗ってきたね(笑)

くだらない話で妙に盛り上がって
もう午後の部開始が、20分もオーバーだ^^;。

でも、やっといつものノリが戻って来た!
教える側の気持ちと、教えられる側の気持ちが
少しずつ合っていく。
研修で大事なのは、今ここに居る三名の
心の周波数のチューニングなんだよ。

    *    *    *    *    *    *

「ぷらさん、前から疑問に思っていたんですけど、
○○ってどういうことなんですか?」

お?やっと質問してくれたね!
うんそう、やっと同期が取れた。
今からなら、お伝えしたい内容が
どこかでロスすることなく
そのままのニュアンスでキミに届くはずだ。
あとは、押したり引いたり、
空気を動かしていける。

もう余計な事は考えないで、
私が教える内容のほうに
真摯に耳を傾けてください。

そ!!マンツーマンに近い少人数の研修って
ここからが本番なの!

------------

オチ。

昨日少しタガを緩めてしまったようだ(^^;......
今日は隣の百ちゃんと、ホームページ作成の話で
暴走し気味。

時間に少しでもあきが出来ると、
百ちゃんと内輪的な話し方で、すぐ盛り上がる。

あー、でも、それ、私も経験あるな。
タバコ室で新人さんとつい、技術的な話をガンガンしたりして(笑)。
そういう時って、実はその場にいる第三者を
すごく意識していることもあるんだよね。
「私達ってこういう人種なのよー!」と
暗に周りに言いたかったりもするわけだ(^^;。

なるほど。あんまり感じのいいものじゃないな(笑)。
気をつけましょう。かつ、明日の研修はシメていきましょう(笑)。
今日の後半のようにね。




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2005.05.07

青春の名曲を振り返る30代

今、TSUTAYAから帰宅。
先週借りたCDを返しに行っただけなのに、
特集コーナーで手にとった
ビリー・ジョエルとホール&オーツが懐かしくて
ついまた借りてきてしまう^^;


そういえば、私が30代前半の頃、
若い頃に聴いたフェイバリットを
無性にもう一度聴きたくなる時期があった。
今日は、その話をしようかな。。。


    *    *    *    *    *    *


私が就職したての頃、勤務先のデザイン事務所では
いつも有線放送で洋盤のチャンネルを流していた。
マンションの一室を借りた数名の小さなプロダクションであったが、
規模の割には、扱っている仕事が面白く、
けれど、どのデザイン事務所もそうであるように、
広告代理店や印刷会社との電話や打ち合わせが一段落する
19:00頃からが本業の仕事の本番だった。


私は新人だったので、
あまり大きな仕事はさせてもらえなかったけど、
元々デザインの才能はまったくなかったし(笑)、
小じゃれたセンスや流行ばかり追うような…
そして、生活感あふれる「チラシ」を軽蔑して見下すような、
「私達って最先端」的な鼻持ちならない人種とは肌が合わず^^;、
「もういいや!」と、嫌気が差して早々に足を洗ってしまった(笑)。


二度と戻る気のない「業界」だったけど、
あの当時、有線から流れていた曲の数々を
もう一度、きちんとその気で、また聴いてみたくなったんだね。


それは、21:00を過ぎて、もう誰も無駄口をやめて作業に没頭する、
オフィスには狭いマンションの、机の並んだ8畳の洋間。
ペンの音や、ラフスケッチにマーカーで彩色する
キュッキュッという音だけが流れる静かな夜の世界で、Zライトと、
ガスストーブの独特な臭いと、かすかに聞こえる有線放送と…


世間は眠りに入り始めているのに、この部屋だけが明るくて
徹夜の試験勉強みたいに、終わらない焦燥感を毎日抱いていた
不思議に鮮明な思い出だな。


    *    *    *    *    *    *


それから10余年…、
私は夫と写植・版下制作の自営業をしていたけれど
ある日、仕事場のFM放送から流れてきたデュラン・デュランに
懐かしさと当時の記憶や雰囲気までもが鮮明に蘇って、
思わず手を止めて、聞き入る。


そう!洋盤にはあまり興味もなかったけれど、
振り返ってみれば、あの頃の私の思い出の歌は、
あのとき、有線からよく流れていた
デュラン・デュランだったんだ。


懐かしいな~。その日のうちにベスト盤を買ってしまう(笑)。
家に帰って聴いてみると、まさにあの当時の何もかもが
蘇ってくるようで、「これもそうだった!あれもそうだった!」と
すっかりハマってしまいました。


そのあと、カルチャークラブを買って、
ワム!を買って、ポリスを買って…と、
すっかり夢中になってベスト盤ばかりを買い漁り、
曲名もアーチスト名もわからずに聴いていた
数々の曲の正体が、今さらながら明らかになったり、
ただのBGMと思って流して聴いていたのに
意外な良さに気づいたり、10年後の「発見」も
たくさんありました。


今ならわかっていますが、あの頃は
80年代第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの全盛期。


当時は、そんなに詳しくもなかったので^^;
自分達がその最中(さなか)にいる
自覚なんてなかったけれど、
あれは、あれでひとつの「時代」だったんだなぁ…と
振り返って語ることができて、うれしかったりもします。


    *    *    *    *    *    *


思えば、自分にとっての30代は
宝石のような30代だった。
たくさんの人に出会い、共通の気持ちで仕事をして
同世代の仕事仲間と、お酒を飲んだり遊びに行ったり。


考えてみれば、現場レベルでの最高責任者って皆30代。
そこから上は、管理業務主体のバックヤードになって
表舞台から隠れちゃう。


新人から抜け出たばかりの20代と違って、
自分の判断で、主体的に動けるフィールドを手にして
やっと思いのままに動くことが出来る、信用もある。
そんな実感を抱いた10年間だった。


だって自営業だった私が、先方担当者と打ち合わせに行くと、
こちらも30代、相手も30代、クライアントも、外注先も皆30代!


なんだか、今、どの業界でも現場を動かしているのは
自分達の世代なんだ!なんて^^;、
胸を張りたくなって、妙に颯爽としちゃったりしてね(笑)。


そんな世代の入り口に立って
ふと過去を懐かしく思うのは、
若かった自分にサヨナラを告げるための
通過儀礼なのかもしれない。


私は、あのとき出会った人達の、
私達の仕事を愛してくれた気持ちが
キラキラと光る宝物のようで、
それを胸に抱しめていれば、
それだけでいつでも顔を上げて歩いていけます。


大丈夫。 あのとき、私達は愛されていた。
どんなときでも理解してくれる人はきっといる!と、
孤独なときでも、強くなれました。
30代はいい出会いもたくさんあります。


青春の名曲を振り返りたくなったら、
それが輝く30代への本当の入り口かもしれないよ。

2005.05.06

お酒の席ではダメダメリーダー

連休明けの金曜日は三日ぶりの出勤。
喫煙室で、久しぶりに
ある社員さん(40代前半/男性)と一緒になる。


「やぁ、ぷらたなすさん、久しぶり~。
ところで、今年の花見は大人しかったっすね(笑)?」


花見?もー、いつの話だ(^^;?(正解→4/22(金))
まぁ、仕方がないよね。
この社員さんは、交代制なので、
勤務曜日や時間帯がシフトでずれてくると
しばらく会わない人なのだ。


「いや、"大人しい"のがデフォルトですから(汗)…」
「またまたぁ(笑)?俺は毎年恒例の出し物と思ってますから(笑)」
「やだな、もう。"伝説の人"は引退したのよっ!」
「本当ですかぁ?(←疑いの目!)」


そう、恥ずかしながら、
私は職場では「伝説の人」と
呼ばれちゃったりしているのだ(汗)。。。


決してお酒を飲んで暴れるわけではないよ?
私のお酒は、陽気で楽しいお酒です!


だけど、どうも40代に入ってから、
日本酒が入ると、スイッチが切れたように
どこでも寝入ってしまうんだよね。
しかも、記憶がなくなってしまって、
翌日、人に言われて断片的にやっと思い出す程度。


それまでは、お酒を飲んで記憶がなくなる人の話は、
半分嘘だと思っていた。
「そういえば許される」と思って、
本当はちゃんと覚えているのに、
照れ隠しでそう言っているんだろうと思っていたよ。
ですが皆さん、それは違います。完全に記憶が飛ぶんです。


「ほら、こうだったでしょ?」と言われれば、
その場面だけかすかに思い出しますが、
もし誰かに教えてもらわなければ、
たぶん永遠にそのままです^^;。


    *    *    *    *    *    *


そう、あれは5年前。
就業して初めての職場の花見!
今思えばあれが、転落(爆)の始まりだった!


同僚達といい気分になって、
たった一人の遅番で会社に残って仕事をしている
仲間を励まそう!おーっ!と、残り物を手に
数人で差し入れを届けに戻ったが、
十分気をつけていたつもりだったのに
かなり騒々しかったらしい(大汗)…


翌日、彼(当時:20代後半/男性)から
大いにヒンシュクを買った^^;。
「あのねぇ、ぷらさんの声が一番デカかったの!
みんな、こっち見てたよ?オレ、恥ずかしくてもう…」
「えっ?そんなに大きかった?」
「大きい!大きい!」


ヤバー!
せっかく、「仕事できないけど一生懸命!」で
好感度アップを目指しているのに(笑)、
これはマズイ^^;。
その場で、「昨日はすみませんでした」と、
各課長に謝って歩く。。。
ま、こんときは、マネージャーじゃなかったので
おおいにハメもはずせたけど(笑)。


    *    *    *    *    *    *


…で、記憶が飛ぶようになるのは翌年からだ。
花見の次の月曜に出社したら、
みんながクスクス笑っているので、どしたの?


金曜日は楽しかったね、ぷらちゃん!
え、なに?なに?


聞けば怪しい?写真が出回っているらしい(汗)。
やっと出所を突き止めると
当時席が隣の沼っち(当時:20代後半/男性)だった。
渋る沼っちに「肖像権侵害!」とか言って見せてもらうと
なんだこりゃ(爆)?


社員の塩田さん(当時:40代後半/男性)の腕枕で
爆睡状態の私が写っている(笑)!
しかも、思い切りひどい寝相!、しかもダンボールをかけられて
まさに、気分はすっかりホー○レス夫婦状態(爆)??


そりゃー、職場では
「オトーサン」「オカーサン」と呼び合う仲だけど^^;、
本物の「オトーサン」は、おうちにおります。ひえ~っ!


覚えてないんっすか!風邪引いたら可愛そうだから
オレ達みんなでその辺の新聞紙とか、ダンボールかけてあげたの?
「あ、ごめーん…」とか、言ってたじゃないですかっ!


う。申し訳ないが、全然覚えていない。。。
「花見が終わって片付けが始まっても、揺さぶっても起きないんで
塩田さんとぷらさんの一角だけ残っちゃって、みんなで取り囲んで
どうしようねぇ…とか、言っていたのも、全然?」


ごめん。。。全然。。。
「ぷらちゃん、急に起き上がって、トイレに行くとか言って
そのまま帰っちゃったじゃない?それは覚えている?」


あー、そこからならなんとなく覚えている。
「ねえ、私、どのぐらい寝てた?」
「えーと、二時間ぐらいかな?」
げ。そうなんだ。。。


この年の花見は、さらにおまけのエピソードがあって(笑)、
朝からカバンが重いので、職場で気になってすぐ開けてみたら、
手付かずの一升瓶が入っていて、びっくり!


焦って、同僚の青りん(当時:20代後半/女性)に、
「あのさぁ…私のカバンにこんなの入っていたんだけど…?」と
恐る恐る尋ねたら、「やーだ!それも覚えてないの~?(爆)」


「未開封のお酒は、アタシが全部家で飲む!」とか言って
ぷらちゃん、おつまみと一升瓶をもらってきてカバンに入れて
いたじゃん!(笑)


そ、そうなんだ…知らなかった。。。うん、そうだったかも。。。


    *    *    *    *    *    *


そりゃね。立場もゴザイマスし^^;、
最初の頃は、青くなったり赤くなったり
ウジウジしてましたけど(笑)、
結構、いいネタになっちゃって、みんなが楽しんでくれるんで、
すっかりそれも「アリ」かな?…と(笑)。


しかも、最近は、
ワタクシの怪しい素行を最初から期待する向きもございまして^^;、
ああ、いいよ、わかったよ、毎回"伝説の人"になっちゃるわい!
てな気概の今日この頃です。


えぇ、えぇ、確かに、繁華街のど真ん中で
私の前任のマネージャーに、
熱いエールはしたかもしれませんよ?
(私は応援団でしたの。ホホホ。)


仕事納めの日、会議室での打ち上げで飲みすぎて
自席に戻って自分の椅子に座ったまま、
あお向けの状態で口をあけて爆睡してしまい、
前の課長(当時:40代後半/男性)の携帯には、
いまでも、そのときの、"大赤面"証拠写真が残ってますよ?


翌年の仕事始めの飲み会では、どういう経緯で自分が今
三次会の席に来て居るのか、目が覚めても一瞬飲み込めず、
今年の新人歓迎会では、途中を吹っ飛ばして
自宅に戻ってヒーターのスイッチを入れたところからの
記憶しかあやうく持てないところでした。
人に聞いてやっと所々思い出す。

(完全に抜けている部分は
どうも爆笑醜態モード?だったらしいのだが、
今もって、誰も詳細には話してくれない…)


飲みすぎてつぶれてしまった人を助けに行って、そのまま
自分も一緒に女子トイレのタイルに寝ていたこともありました。
それを盟友の青りんに、
こんな記事でネットにさらされた事もゴザイマシタ。。。
(ほかにも一杯、彼女はさらしてくれますぜ(笑)!)


帰宅のタクシーの運転手さんには、
お客さん、一応○○にはつきましたけど、
ここからどう行けばいいんですか?
と、起こされてご心配のかけっ放しです^^;。


    *    *    *    *    *    *


でも、一番ビックリしたのは、縁もゆかりもない駅で
終電の車掌さんに揺り起こされたこと!
社員さん達と飲んだ焼き鳥屋の店員さんに
「閉店です」と、揺さぶられているのだと思っていたら、
「お客さん、東○○に着きましたよ?終点です。降りて下さい。」


えっ!!!東○○っ?!!なぜ?なんで?なんで?
なぜ今、私はここにいるの?
放心状態で降りて、土地感もまったくないので、
どうしたらいいか途方にくれて^^;、
自宅までは、手持ちが不足しているので、
とりあえず、職場近くの自分の駐車場までTAXIで。
(それでも5000円!散在!!くぅ~っ、悔しいっ!)


それじゃー、少し休んで車で帰るしかないと自分の車で休んだら、
次に目が覚めたのが、午前三時半で、ヤバイっ!!
家族の朝ご飯…、朝ご飯…と、うわごとのように
つぶやきながら帰宅しましたよ。ええ^^;。。。


    *    *    *    *    *    *


…というわけで、"伝説の人"(爆)。


ほかにもいろいろありますが、まっ、いっか~。
私、いちお、スタッフさん50数名の責任者なんですけど(笑)、
そんな、ダメダメなワタクシを見て、スタッフさんも安心して
ハメをはずしてくれますものね(笑)。ふふふ。


先日の花見の当日に
おネエ言葉のウエピー(30代後半/一応男性)が、
新人のタツノ君に、
「あなた!この人、エラそうな事言ってるけど、
信じちゃダメよ(笑)?この人はね、お酒入ったら
もう、上司じゃないから♪それがわかったら、
ここの職場じゃ、一人前よ?(^^)v」


て、なんだよ、それーーー(爆)!


「うっせー!ウエピー!」
「あら、だって、ホントじゃない?
みんな、そうやって強くなっていくのよ♪?(意味不明)」


そう!いつも優しく暖かいみんなに甘えて助けてもらってますっ!
(Q君!この前の社員食堂のパーティの後、休憩室で寝込んだの、
何度も起こしに来てくれてありがとう!)


    *    *    *    *    *    *


長男(大学生:20代前半/男性)に話す。


「昨日さぁ、お母さんまた変なことしちゃったみたいでさぁ。。」
「要するに、ただの、酒飲み酔っ払いおばさんってことだよね!」
「そーなの。。。」


「あ、でも大丈夫!上の人がねぇ、ダメダメなヤツだと
下の人間は、チョー安心するんだよっ!
それ、マジメなのより、よっぽどいいの。問題なし!」
「だよね?だよね?そうだよね?」(←言い訳(笑)!)


いや、でも、それはホントに思っている。
やるときゃやる!でも、どこかで抜けていて
「本当に、もうっ!」と、スタッフに叱られる
ダメダメリーダーになりたいな(笑)。
そのほうが、みんながノビノビやれるんだ。
みんなが安心して「素」のままでいられるもの^^;。


ただし!お酒を飲んで記憶がなくなるのは
元看護婦でアルコール依存症を克服した友人に言わせると
「ブラックアウト」といって、
すでに立派な依存症なのだそうだ。


そだね。。。気をつけなくっちゃ。
それに、世の中にはお酒を飲めない人も居る。
ヨッパの気持ちが理解できない人も。。。


うん、今後は、古い一部の人だけ知っている「思い出のネタ」として
数々の"伝説"を、「語り草」に特化させていくのもいいな(爆)!
彼ら、新人が入ってきたら「ぷらさんはね、昔はね…、」と
歴史を知るものの優越感で、得意げに語るだろう(笑)。
気分いいよ~、それ?あはは!


    *    *    *    *    *    *


先月の花見の時、主任と話しこんでいる最中、
私は急に泣き出したらしい…


「またー、ウソばっかり~!」
「いや、ホントっすよ!
なんかみんな黙ってこっち見ているなぁ…と思ったら、
隣でぷらさん、主任と話して、ボロボロ泣いてました。」
と、タツノ。。。


え…、そうなの?
夜空の明るい月を見上げたことまでは覚えている。
アタシどうして泣いたんだろう?
なんか、余計なこと口走っていないよね(汗っ汗っ)^^;??
悲しいことかぁ。。。
一杯あって、自分でもどれだかわかんないな(笑)。。。


いや、それ、ちょっとウソだね。。。。
悲しかったことはひとつだけだ。。。

IDカードを返してください

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ツトムさん(30代前半/男性)が
職場に来なくなってから、約一ヶ月経つ。

4月の上旬に、「胃が痛いです」という
欠勤連絡を最後に音信不通になってしまった。
電話をしても、メールを出しても、もう一切の反応がなく、
本人の意思確認さえできないままに、
契約は強制終了となった。

だが私にはまだ、やり残している重大な業務があった。
企業さんへの彼のIDカードの返却である。

IDカードは従業員の証明書であると同時に
出入りするときに必ず提示しなければいけない
入室許可証でもある。

通常、私達契約社員の外部スタッフが退職するときには
他の貸与品と共にすみやかに企業さんに返却し、
業務資料はすべて回収して、シュレッダーにかける。

過去数年間、何の疑問もなく
滞りなく行ってきた、この当たり前の契約会社の責任を
今まだ、企業さんに対して果たせないでいるのだ。

以前ちょっとした行き違いが原因で
数日返却が遅れてしまったことがあったが、
返却がされていないことに、担当者さえも気が付かず^^;、
慌てて持参しても、全然許容範囲だったのは昔の話で、
セキュリティの強化がどの企業でも
大きな課題となっている現在では、
大きな失態である事に間違いはない。

唯一の救いは、ツトムさんが会社に来れなくなったのは
メンタル的な要素が強いのであろう…という
共通の認識があることで、職場(出向先企業)の上司からは
ある程度、アクシデント的な見方をされており
「どうなの?連絡、取れたの?」と、日々進捗の確認はされたが
頭ごなしにお叱りを受けるということはまだなかった。

だが、こんなご時世である。
ツトムさんがどんなに「悪意のない人」であったとしても、
退職した第三者が、いまだに辞めた会社の
IDカードを持っている!という事は、絶対にあっては
ならないことだと痛感していた。

    *    *    *    *    *    *

契約会社側の担当は、折を見て電話を入れていた。
また、数回自宅にの足を運んでくれたが、まったく反応は
なかったということだった。

私も、何度も電話を入れた。
知っている限りのアドレスにメールを出した。
チャットなら立っているんじゃないかと思って
yahooもMSNもIRCも毎日つないでみたし、
skypeも時折起動してみた。

けれどネットをつないでいる様子は、
こちらからは見えなかった。

私も、契約会社の担当も、
鬱傾向の彼を追い詰めたら
取り返しのつかない事になるんじゃないか?と
先行きが不安で、
さほど強気にも出られなかったのだけれど、
もうそろそろ、そうも言っていられないと思っていた。

    *    *    *    *    *    *

ツトムさん、カードぐらいは返してよ。
自宅に引きこもっているんでしょう?
人格者で人柄の温かいウチの課長(30代後半/男性)が
「安否」をすごく心配しているよ?

「カードはこの際後回しでいいから、
元気で居ることだけを早急に確認して下さい」と
真剣に私に言って来たよ?

    *    *    *    *    *    *

ツトムさん、あなたがなぜ
大手系列のシステム構築会社を辞めてしまったのか
私にはよくわからないし、聞きもしなかったけれど、
「だったら、またウチに戻っておいでよ」 なんて、
誘わなければ良かったね。

せっかく来てくれたのに、何一つ役に立てなかったよ…

思えばこの一年、私の先生だったじゃないか。
skypeを教えてくれたのも、blogを教えてくれたのも、
みんなあなたでしょ?

紹介してもらったタツノ君(30代前半/男性)は、元気だよ。
ツトムさんの紹介にふさわしい人だった。
もしかして、自分の代わりと思っている?
最初からそのつもりだった?

どんなに、具合が悪くても、
もしか、「首尾よく辞められた!」と陰で舌を出して
私たちが騙されているのであっても(それでもいいけど)
返却の義務のあるものは返すべきだよ?
それが社会人としての責務なんじゃないかい?

あれからそれなりに時間も経った。
今なら、そろそろ、いいんじゃない?

    *    *    *    *    *    *

たぶん、人と会うのが相当嫌になっているんだろうなぁ…
でも、やっぱり、これじゃイケナイ。
人任せにしないで、自分が行こう。
会えるまでは、毎日でも行こう。

自宅とは逆方向なので、いくら車でも
終業後に寄って帰ると、一時間半以上も遅くなるが、
毎日、仕事の帰りに必ず寄ったら、
一年~二年のうちには、ばったり出会う事もあるだろう。

住所から当たって、彼の自宅に行ってみた。
たいていの住人が南面のシャッターをおろして閉じきっている。
新しいけど不健康そうな?アパートである。
当然だけど、どのドアにも表札なんてない。

ツトムさんの自宅と思(おぼ)しきドアの差込口は
チラシやら勧誘員が無料で配っていったのか
新聞やらが乱雑に突っ込まれたままである。

電気のメーターを見てみる。

結構スピードが出ている。
何台もあるPCをほったらかしにして、
そのまま息絶えているなんてことは、
彼に限っては、ないような気がしてくる。

チャイムを押してみる。
コンコンとドアをノックして名字で呼びかけてみる。
(彼の名字はありふれているので、
職場での呼称は名前のほうだった)
暗くなってから、女性が若い男性んちのドアを叩いて
名前を呼ぶなんて、十分怪しいし、
ひと目悪いよなぁ…と、かなり恥ずかしい。
(さすがに普段どおりの「名前」では呼びにくい^^; )

でも、負けない。
なんか、物音が聞こえたような気がしたのだ。
たぶん居る!きっと居る!
どうしたものか迷っているんじゃないの?
もう一度名字を呼んで、名乗ってみる。
「ぷらたなすです。○○さん?ぷらたなすです!」

一瞬、物音が聞こえたような気がしたのだが、
気のせいだったのだろうか?
それにしても、人が住んでいるのかいないのか、
生活感の全然ないアパートだな…。
通路の蛍光灯の白々しさがやけにまぶしいよ。

その日は諦めて、新聞やチラシの詰まった
ドアの差込口に、どうせこんな結果に終わるだろうと予測して
あらかじめ書いてきた大きめな厚紙のメモを
無理やり突っ込んできた。

そうだ!他人と接触するのがそれほどまでに恐怖なら、
人と触れあわずにカードを返却できる手段があればいいんだ。
あー、迂闊かだったなぁ!
契約会社の返信用封筒を持ってくれば良かった!!!
「明日は返信用封筒を持ってきます」と書き足して
私はその場を去った。

帰宅途中に、契約会社の担当から
業務携帯にメールが入る。

「私も今日は帰りに寄って見ます」
お!!チャンス!細川さん(30代前半/女性)!封筒だ!
会社の返信用封筒を持参してください!
それを彼の家のポストに突っ込んできてください!

「なるほど!らじゃ!」とレスが来る。
ツトムさんが家に居たなら、私が来たことは
わかっているはずだ。
念のため、信号待ちの車の中で、
彼の携帯に、「また来ます」とメールを打っておく。
たぶん、電源切っていると思うけど…

    *    *    *    *    *    *

翌日。

「なんか連絡あった?」
「いえ、全然」
「返信用封筒入れてくれた?」
「うん、入れた。チャイム押しても居るんだか居ないんだか…」

「アタシさ、カードを返してもらうまでは毎日行くことにした。」
「え…、でも、それって…」
「大丈夫だよ。追い詰めたりしないよ。ただし、根負けするまで
毎日さり気なく行って、さり気なく帰ってくる。でも毎日行く。
最初は嫌悪されても、悪気を持たずに繰り返しているうちに、
空気のように感じ始めるよ。そのときがチャンスかなぁって。」
「ぇ…でも…。でも、なんか、やだなぁ…」

彼女が自殺など、万が一の事を心配していることはよくわかった。
でも、今は不思議にそんな気はしない。
ちょっとでも胸騒ぎがしたら、そのときは、
大家さんに連絡を取って、強行突破だ!と、心に決めていたけれど。

    *    *    *    *    *    *

次の日も行ってみる。そうだ。毎日行くんだ。
なんだか、私って借金取りみたい、と苦笑がこぼれる。

が、やはり昨日のままだった。
ドアの差込口も昨日となんら変わりない。

ギューギューに突っ込まれているこれらの新聞・チラシを
引っこ抜いて、中を覗いてみようか?と思ったが
さすがにそれは、はばかられた。
この分じゃ、昨日のメモも読んでないだろうなぁ…。

だが、今日は一計を案じてガムテープを持ってきた。
ドアの覗き穴を外からメモでふさいじゃうのだ^^;。
なんぼ引きこもりでも、数日に一度ぐらいは
外に出るだろう。

彼の活動時間帯はきっと夜中に決まっているが(笑)、
玄関に近づいたときに覗き穴から
外からの通路灯の光が差し込まないことに気がつくはずだ。

または、人に会うのがそんなに怖いなら、
逆に来訪者を中から逐一確認しているかもしれない。
表(おもて)からふさいじゃえば、「クソっ!」とドアを開けて
メモを見てくれるだろう(笑)。(シャレも肝心だよ(笑)。)

「ツトムさん、昨日、細川さんが返信用封筒を
新聞受けに突っ込んで行きました。見た?
私もそろそろ企業さんからプレッシャーがかかり始め
カードの回収に尽力しなければいけなくなりました。
その封筒でIDカードを返却してください。ごめんなさい。
しつこいようだけど、悪く思わないで下さい」

チャイムを押しても、ドアを叩いて呼びかけても
相変わらず反応がない。ただ気配は感じるような気がする。
持参したガムテープをべっとちぎって、ドアの覗き窓のところに
小さな封筒に入れたメモ書きを張ってきた。
帰宅途中に「また来ます」と、再び携帯にメールを送った。

    *    *    *    *    *    *

毎日行こうと思っていたのに、
職場では運悪く遅くまでの打ち合わせが続いて
早くも計画断念だ。そのままGWに突入。

しかし、今日、契約会社の細川さんから連絡が来た。
「ぷらさん、カード来ました。。。。。」

「お!!やったじゃん!(やった!)」
「それが…、私のシャチハタ押した返信用封筒に
ネックストラップに入ったままのIDカードだけ、
それだけバサっと入っていて…他には何も…。
手紙もないし。」

「ぷらさん…、なんかアタシ…すごく、微妙な気分…」
なんかアタシ…"寂しい"と言いたかったんだろう。わかるよ。
そうだよな。私と細川さんとツトムさん他数名は
昨年はいい飲み友達で、遊び仲間だったんだ。
「こんな別れはないだろう」というのが、彼女の本音に違いない。

    *    *    *    *    *    *

本日、IDカードと貸与品一式を揃えて企業さんに返却を終えた。

「こんな別れはないだろう」
そう。まったく同感。これで本当の本当に縁が切れてしまった。
大切な友達を永遠に失ってしまって、
空洞があいたような気分だな。。。

どうにもうまくいかないグループの次のリーダーさんに、と、
心から期待していたのにな。。。助けて欲しかった。

自分で声をかけて誘った人を、
自分で解雇の処理をした心の痛みよりも
完全終止符で心に穴があいたような気持ちが強い半面、
IDカードが返却できて素直にうれしい気持ちも。複雑だなぁ。。。
細川さんは、年も近いし、彼がちょっと好きだったのかもしれない。
私もファンだったな(笑)。本当にいいヤツだったのにね。

    *    *    *    *    *    *

今日、帰りにIDカードを確かに受け取った旨の
メモを再び貼りに行った。
ドアの差込口に乱雑に突っ込まれていたチラシや新聞は
きれいに取り除かれていた。
覗き穴に外から貼った私のメモもなかった。

読んでくれたんだ!元気なんだ!少しうれしい。
たぶん、そろそろ回復傾向なのだろうね。
私が最後にまた訪れることを察しての意思表示なのかもしれない。
事前に職場で書いた手紙を、また覗き穴に貼ってくる。

「ツトムさん、IDカード確かに受け取りました。
返してくれてありがとう。タツノくんは元気です。
今日から独り立ちです。ツトムさんも、元気でね。
いつかまたどこかで会いましょう。さようなら。」

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2005.05.05

デジカメ買替えで考えた!

昨日、ようやくデジカメを買い換えました^^;。


それまでは、オークションでGETした
FUJIFILMの「FinePix500」という
古いの(150万画素)を使っていましたが、
大きいし、電池がすぐなくなるし、
最近は、よほどの事がないと手にしていませんでした。


でも、私…今でも銀塩写真&カメラが
好きだったりするんです^^;
なので、"よほどの事"って言っても
自分のホームページに写真を載せたり、
ウェブサーバに単体でアップして、
友人・知人に「これ見て!」って
ネタで使うぐらいなんですけどね(笑)。


家族の記念写真なんかは、
今でも銀塩のほうで撮っています。
(少し前までは、画素数も比較にならかったし…)
(銀塩フィルムの解像度は、画素数にすると
3000万画素
とも…)


ということで、思い出して銀塩カメラを出してみる。
むむ?久しぶりに茶の間の引き出しを開けたら
あれ?私のカメラって「Canon Autoboy sXL」
だったかなぁ。。。。???
京セラだと思っていたんですけど^^;?
(ん?コニカだったかな(笑)?)


誰か(この場合怪しいのはウチの母)
と交換したんだけっけ?えぇ~っ?
我が家の物管理って、
いったいどうなっているんだい?(笑)
ま、こっちのほうがたぶんお高いので
私はいいですケド(笑)。
家族が大きくなると、写真もロクに
撮らなくなるのが、バレバレですね(笑)。


    *    *    *    *    *    *


さて、デジカメ。
前述のFUJIFILMの「FinePix500」を手に入れたときは、
デジカメという言葉すら家族は誰も知らなくて、
後になってから、息子達に
「お母さんのアレって、もしかして"デジカメ"?」
と聞かれて、「え?そうだよ?」
「へーーーーーーーっ!」
(遅いんだよっ(笑)!)


という感じでありましたが、
今や長男(学生:20代前半/男性)も、
次男(高校生:10代後半/男性)も、
60歳代後半になるウチの母でさえも、安くてコンパクト、
しかも高性能な、マイ・デジカメをそれぞれに持っている。
完全に立場が逆転しておる(笑)。
なので、余計に自分の古いヤツ…
使うのが億劫になったりしてね(笑)。


今度のはCASIOの「Exilim EX-Z50」と言う機種(500万画素)です。
用途などで、具体的で強い目的があるときは別ですが
最近、モノの機能や性能にあんまりこだわりがなくて
たまたま説明をしてくれた人が、CASIOのお姉さんだったから
進められるままに買いました、って感じなんですが^^;、
そういうところには、私が気がついていないと思っているらしく
あくまでも、平等な立場を装った上で?さり気に強力に
CASIO商品を薦めてくるのが微笑ましかったです。
(参考記事:フジモトさんの「デジカメ購入あれこれ」


だって、量販店のハッピの下のポロシャツに、
商品のロゴが見えてるジャン(笑)。


ウチの職場から、某プリンタメーカーの
ヘルパーに転職した人(20代後半/女性)がいて
その後、その同じ店でよく見かけて、
その度に「元気?」と、声をかけて話し込んだりしたんですが、
彼女の話を聞くまでもなく、
そういう所には昔から目ざとい私なのですが、
寄る年波?のせいか、
最近は熱意のあるオススメには素直です(笑)。


「あなた、CASIOばっかり薦めて、どうせCASIOの人でしょ?」
なーんてことは、言いませんよ(笑)!一生懸命でしたし♪


    *    *    *    *    *    *


長男に「デジカメ買った。」と言ったら、早速寄ってきて
「見して!見して!」と、興味津々。
「お?500万画素じゃん、くそー、悔しいっ!
オレのと交換しない?」
冗談じゃない、そんな塗料もはがれてボロボロな
「ixy30a」(330万画素)なんて、
要らんよ、へっへーん(笑)!
「悔しいなぁ…、冗談じゃなく、そろそろお母さんに売りつけて
自分で新しいの買い換えようと思っていたんだよね。
悔しいなぁ。。。。っ」


    *    *    *    *    *    *


ま、世の中はとはそんなものである(笑)。
いつでも、買い替えのタイミングによって
追い越し、追い越され…を繰り返しているのだ。


これもタイミングなのだが、
長男・次男と一本道を違(たが)え、私はMDを吹っ飛ばして
PCでCDのコピーをし、持ち歩きは用はMP3プレーヤーに行った。
しかしこのあと、なにか次世代の製品が出てきたら、
彼らはそっちを購入して、また私を追い越していくだろう。


インターネットだってそうだ。
私のネット好きな友人達は、
ISDNの出始めに、高い初期費用を払い
こぞってそちらに移行したが、
当時それを羨望の目で見ていたダイヤルアップの私は
その後提供が開始されたADSLに比較的早くに移行した。


その友人達は、今は皆、光に切り替えている。
乗り換えの時期が大きくずれちゃうと、
利用しているサービスや製品の機能や仕組も
シーソーゲームみたいで面白いですよね。

※ちなみに私の家は一戸建てが災いして
まだまだ光には手が出ません…


    *    *    *    *    *    *


パソコンだってそう。


私がはじめてMacintoshの「LC575」を買ったときは、
本体価格が約25万なのだったのはまだ許せるとして^^;
モデムカードが約5万円(9.6k!携帯電話並み!(爆) )
プリンタが約10万円(カラリオが出る前のEPSON)、
単体で別に買った「クラリスワークス」が
約5万円(←?怪しいな、これは…もっと安かった?)
そして、増設メモリが約5万円?と、(足しても36メガだ…)
総額50万もかかったんだよ?(一部、記憶あいまい^^;…)
(ウチの中では、車に注ぐ高額商品だ!)


家族は、あのMacにそんなにお金がかかっていたことを
だーれも知らないのだが(爆)、それをそのまま使い続けていると
自分よりずっと後にPCを買って、初めてパソコンを触った人なんかに
あっという間に、情報面で抜かされちゃったりするんだよね(笑)。


昔だったら、ラジオしかない家庭にTVがやってきて
それがカラーになって、リモコンつきになって…と
みんなが同じ感覚で新しい商品に乗り換えていたのに、
今は時期が違うと、すごく互い違いになっちゃいますよね。


これも、少しでも他社と差別化して物を売りたい
企業さんの気持ちを反映して、
新商品、新サービスの開発のスピードが
以前と比べてものすごく速くなっていることの
現れだと思います。


その割に、ユーザーは
いちいちマメに付いて行く予算がないので(笑)、
次の買い替えまでに長い期間を取っていると、
シーソーゲームや規格の乱立になっちゃうんですよね。
「最後に笑う人」は、「最後に買う人」であるのが、
世の常ですが(笑)、
開発の最先端にいる方こそ、本当に大変なのでは?
(体壊しますよ?、馬鹿がつくぐらい好きじゃないと^^;…)


私はもう若くはないので^^;、もうそこには
「別に付いていかなくてもいいなぁ」、なんて
思うこともあります(笑)。
仕事ではそうもいかないので、プライベートでは
ぼんやり&のほほん、としていたいですね(笑)。


本当に必要に迫られたときに、
重い腰をあげるぐらいでいいんじゃないかと(笑)。


------
…と言いつつ、古いPCばっかりなので、
新しいのも一台ぐらい欲しいなぁ…
とか思っていたりする"オチ"も(爆)!


※が、さすがに、自分ひとりで4台も持ったら、家族に怒られます!
でも、どれも中古とお下がり品で、「イマドキ」じゃないんだよ?
けど、誰もわからないだろうなぁ。。。。。(涙)
って、私もよくわかんないけど(爆)!!!


2005.05.03

半年後の自分を信じてGO!

4月からずっと研修を続けていた
タツノ君(30代前半/男性)が
昨日から、いよいよ実務に入った。
完全独り立ちまで、あともう、時間と数の問題だ。


先週の金曜日は
思い描いたようなOJTにならなかった事で首をかしげ、
「男のほうが臆病なんだね」でも書かずにおれなかったが、
予告どおり作戦を変えて(笑)、結論を先に明示することにした。


…というか、先輩達の本日の簡単な記録を先に見てもらって
「○○さんは、こういう結論を出しました。
それじゃ、○○さんが確認したと思われる作業を
実際にやってみましょう!」という形式に変えた。
正確な言い方ではないけれど^^;、
帰納法から演繹法への転換である。


そしたら、非常に流れがよくなった!
(当然っちゃ当然だけど(笑)…)
でも、いいよ、そう、そう、その調子!
教えていないのに、素晴らしいやり方まで飛び出して
思わず横から、「グッジョブ」なサインを出す!
先輩達に対していい感じのライバル心が、
首をもたげて来たのかもしれないね。


それから、具体的に調査の依頼者がいる場合も想定して
伝え方、謝り方、かわし方、ごまかし方(←爆)!
…なんてのもやってみる(笑)。
こうなると、気持ちが乗ってきているので、
爆笑ロールプレイングだ(笑)!
そう!この開放感のあるテンポが欲しかったの!
クヨクヨしないで、楽しんで、おおいにノッて欲しいの!


    *    *    *    *    *    *


ても…、そうだよね。。。


「だって、俺には材料、何もないんですよ?!」と
金曜日に不機嫌に反発していたタツノ君の言葉を思い出す。
もちろん、実務ならそれが当たり前。


でも、目の前で問題を出しているのは
筋道の立った回答をきちんと用意して
相手を試そうとしている私なのだ。
実務と同じ真っ白な気持ちになんてなれるわけがない。


思えば、これと同じ研修スタイルを
もっともっと厳密に取っている他部門に
うちからたくさんのスタッフを入れて、
何人が研修途中でリタイアしたことだろう。。。


本当に体調を崩して、出社拒否症になった人が
何人もいた。。。一人一人の顔が思い浮かぶよ。
去年は、辛かったな…。終わりのないトンネルのようだった。


そう、調査解決の力をつけるのと、
実務の手順を訓練するのとは、
別物として分けたほうがいいのかもしれないね。


    *    *    *    *    *    *


同期のchemmy(20代前半/女性)ちゃんは、
タツノ君とはスキルに雲泥の差があるけれど、
彼女は、
「こういうときは、緑の画面を出して▼のボタンですよね?」
という、表面的な覚え方に著しい才能があるので(笑)、
経験的に、彼女もまた大丈夫。  もうね~、
ノートを見ると、「緑」「▼」とか視覚的なメモばかりだよ(笑)。


でも、彼女のように理論・理屈を吹っ飛ばす人は、
物事を進めるにおいて、頭の中の余計なところを通らないので
何事も、舌を巻くほど速いんです。ビックリしますよ(笑)?
これもまた、「使えるスタッフさん」のタイプなんです。


「できましたー!」 「え?もう?すごい!何で?」
「だって、プラさん、こういうときは、
ここ押して、ここ見て、こうだったら、これをここに入れれば
わかるって、さっき言ったじゃないですか?」


「うん、そうは言ったけど…」
個人的には、もうちょっと…、こう…
理由を考えたりして欲しかったりするんですが^^;、
それをさせると、chemmyちゃんは瞬時に固まるので(爆)、
わかった!わかった!あなたは、それで行きなさい!
って感じです。


その中間にいるのが遥さん(20代後半/女性)かな。
彼女は、非常に飲み込みが速く頭のいい方です。
知識も経験もさほどではなかったのですが、
自分で考えて理解することが好きなんですね。


6日にはこのデコボコ同期トリオをまた合体させて
翌週には次なる先輩に渡し、
来週からは新たにまた、新人二名の研修が開始です。


    *    *    *    *    *    *


昨日。


「タツノ君、アタシは先週考えた!
今日は作戦を変えます!」と宣言したら
「マジっすか^^;?オレ、今から
がくがくブルブルなんっすけど(笑)?」と
ビビるそぶりを見せたけど、実際はそうでもないよね?


「いや、そう見えるだけですってば。
内心は、毎回一杯一杯なんですって。」


chemmyちゃんも、二言目には
「わかんない。もう、ぜんっぜん、わかんない!」
遥さんも、「うーん…なんか難しいっすね…」


あはは、いいんだ。それで。私もそうだったよ(笑)。
でも、不要な不安は持たないで、
経験を積めば、誰でも必ずエキスパートになれると信じて
これからも頑張ってください。


自信というのは、そういうことです。
今の自分に対して持つものではなく、
将来の自分を信じられることです。


私が、「今なら一人でもなんとかやれる」
と実感したのは、就業して半年も経ってからでした。
数をこなしていけば、思考の水路がどんどん広がってきて
今は理解できないことも、少しずつつながって行きますよ!
そこから先は、きれいに舗装されている快適な高速道路です。


さあ、皆さん!
ベルトを締めたら、
半年後の自分を信じて発信しましょう!

久々にニュース番組を見る

今日は祝日。子供たちはまだ寝ている。
本当に久しぶりに、茶の間で母と遅い朝食を取る。


私は普段、家族が起きてくる前に
人数分の朝食を個々のお盆にテーブルセッティングして
7:00前には家を出ちゃうので、
平日朝のニュース番組には縁がないが、
たまにこういうのを見ると、
やっぱりかなり面白いですね~。
頭の中が言葉で一杯になり、
外に出たがります(笑)。




■JR福知山線事故

市街地の脱線事故なんて始めて見た。
列車が脱線してマンションに突っ込むなんて…
先日たまたま訪問したblogで、
東京から旅行してきたその人が、関西の電車に乗ったら
スピードが速くて驚いた、と書いてあった。(へぇ~)
探すと同様の記事も一杯出てきます。そうなんだ。
(こちらアクエリアンさんの「Aquarian's Memorandum」とか…)


私は自分がうっかり屋なので、
どんなときでも、ヒューマンエラーはあり!と思ってます。
「信じられない」「常識を疑う」などとは、決して思わない。


必ず発生するヒューマンエラーを
いかに最小限の被害に食い止めていくかが
大事なのではないでしょうか?
精神面のケアも含めて。


つかさー、オーバーランなんてええやん、そんなの。
うちの路線のバスの運転手なんて、
このまえ、思い切り「経由」を間違えたぞ(笑)?
直進するはずの交差点を、まさかの右折で!
乗客は皆「おーっ!」(爆)!!


でも、その中の一人のじいちゃんが叫んだんだ。
「ドンマイ、ドンマイ!」って。
それで車内が受けてなごんだ。
通勤客のいない平日の昼間で、
帰宅方向である事も良かった。


でも、競合路線が競い合う事が多いらしいので、
速くて正確な運行は、それこそ死活問題なのだろうね。
会社が傾いて、社員が食えなくなるのも悲惨だ。
(私は夫とやっていた自営業がツブれてます^^;…)
だが、人の命に関わる事はもっと重要ださね?


たくさんの人が、関西の鉄道って危ないなぁと
それまで感じていたのなら、それがフィードバックできる
体制ってなかったのかな。。。
やっぱり、こんな厳しい世の中では、
何か起こらないと、変わる転機を持ち得ないのでしょうか。。。




■74歳夫が妻を殺害 原因は健康食品の値段

あー、「健康食品の値段」はやはり単なるきっかけですよね…
この74歳のご主人は、奥さんに積年の
コンプレックスがあったんだな、きっと。。。




■相次ぐトラブルに国交大臣は今
怒ったり謝ったりそしてまた…

お?そだな。こういうときに前に出ないと
政治家は名前が売れないよ。
効果があろうがなかろうが、どんどん前に出て
存在感を強力にアピールしなきゃ(笑)!
絶好のチャンスだ!!




■管制官が"着陸"指示…
そこは「閉鎖中の滑走路」

危ない!「たるんでる」のも本当だと思うけど、
これは、相互チェックが利かない現場の運用フローと
注意喚起の手段・手法にも問題があるんじゃないの?




■日本は当確?
「国連常任理事国入り」勢力マップ

これは、ほっとこう(笑)。
やりたい人が勝手にやってください^^;。


日本が常任理事国になることよりも
私には、退職したツトムさんからIDカードを
いかに返却してもらうかのほうが大事なんだよ。


私の日常には、半径数10キロの
ローカルな生活圏があるのみだ。


でも、すごくわかりやすい解説だったね。
なるほどね。



------
以上、普段はほとんどTVを見ないぷらたなすの
ワガママきままな感想フラッシュバックでした。
PCの電源、つけっ放しだとすぐここ来て書いちゃいますねぇ(笑)。
いかん、いかん(笑)。

2005.05.02

男のほうが臆病なんだね

先週はずっと新人さんのOJTでした。


今回の新人さんは、
男性1名と女性2名の合計3名ですが、
3人のスキルにあまりに差がありすぎて^^;
これ以上、まとめての研修続行は無理と判断。


言うことなし!のタツノ君(30代前半/男性)
をぷらたなすが担当し、女の子2名は、
我が盟友の青リン班長(30代前半/女性)へ。


しっかし、うちのグループも、
こんな仕事でありながら、
総班長(私)も、班長も、
両方とも女性ってのも、
不思議な話だな。。。


だって、何かを発案したり、
公の場でガンガン意見を述べるの、
彼女と私しかいないんだもん。。。


青リンは私と同期で、
私がずっと目標としてきた人。
(参考記事:「私、職場のピエロになります」)


仕事できるでぇ~!
私は今でも、すごく尊敬しています。
プライベートではお互いにたぶん
友達にはならないタイプなんですが、
仕事を通じてすごく分かり合えている気がする。


    *    *    *    *    *    *


さて、ここに来てタツノ君の意外な面が露見。


彼、案外素直じゃないんですよね^^;。。。
今まで、一方通行でこちら側が教える内容を
見事なまでの把握で理解してくれたんだけど、
OJTになったらちょっと違うんです。


なんでしょうねぇ…こう、
非常にアドバイスの通りが悪いって言うか。。。


まあ、私よりもずっと知識も経験もある人なので、
私の話を聞いて、「え?なんで?」と、
自分の中の常識と照らし合わせた違和感が
つい態度に出ちゃうのかもしれないけど、
金曜日は、ちょっと理屈と言い訳が多くて
こっちがちょっとビックリしちゃったな^^;。


    *    *    *    *    *    *


OJTの内容は詳しくお伝えできませんが、
ケースバイケースでのオペレーションを
自分の頭で考えて実際にやってもらう…
といった感じでしょうか。


現象Aがあって、プラス現象Bがあって
それは昨日からである。
さあ、どこを確認して、
どうすればいいでしょうか?
といった、クイズ形式みたいな。


で、もちろん正解はあるんですが、
そこに至るまでの切り分け方法は
割と人それぞれなんです。
つまり、固定的なマニュアルがないのね。


なので、OJTを通して
その時点での自分の持っている知識とノウハウを全開にして
自分の頭で、もっとも効率のいい方法を考えて
実行に移していく練習をするんですが、
私の設問への回答はすぐに気がついているのに、
それを確認して特定させるオペレーションを
なかなかしないんですよね。考え込んじゃって…


なんでなんだろうな…。わかっているハズなのに。
それで、いつまでも肝心な確認をしないと
「どうして○○しないの?」と、つい口に出しちゃう私。。。


「いや、それはやろうと最初から思っていたんですが、
やっぱり××の方が先かなぁ?とか思って。」


…で、意地悪な言い方かもしれませんが、
「やろうと思っていた」と言われると、
研修担当は、「だったらやってよ」、
「思っていたならなぜやらないの?」と思っちゃうのね^^;。


それから、「この場合は、この方法が一番早いよ?」
と教えてあげると、
「それっていいんですか?なんか…やっちゃダメだと
思ってました。」


って、そこで自己完結させないで、
「方法として○○は、アリですか?」と、
今度は、私に確認して欲しいわけです。


「いや、クイズ形式だから、
それも聞いちゃダメかなぁ…と思って。」


うーん、なんともこのノリはやりにくい(笑)。

あまり追い詰めないように、軽い感じで進めて
雰囲気には十分気を配っているつもりなのですが、
すごく厳格に考えすぎて、
自分で自分を追い込んでいるような気がする。
この前の新人さん(リタイア:20代前半/男性)も
同じタイプだったんだよね。

※一瞬、や~な予感が走ったりする…


    *    *    *    *    *    *


女の子だと、そこは結構身軽なんですよ。
「ぷらさん、ギブアップ!あ、まだダメ?
じゃ、ヒント!ヒント!え、それもダメ?
えーーーー、じゃ、どうすればいいの?
わっかんないですぅ…(ケチ)」


とかぶーぶー言いながら(笑)、
それでも過去のノートを必死にめくったり、
社内ウェブのノウハウのページを
しらみつぶしに見たりして、
慣れてくると、その場でわからなくても
それなりの解決の仕方が身についてくるんですね。


明るい子だと「ぅわかったぁー!!」と
得意げに回答して、私に「ブブー!」と言われて撃沈^^;
かなり悔しくて、いい感じの闘争心が出てきたり(笑)。


そういう事を何回も積み重ねて、
思考回路をドンドン頭の中に構築させていくんですが、
そういうのって、女性のほうが向いているのかなぁ…
そんなことないと思うけど。。。


タツノ君とChemyちゃんの間には
東シナ海(笑)ほどの開きがあると思っていたけど(笑)、
これは案外、Chemyちゃんのほうが、
立ち上がりが早いかもしれません。
そんな風に思い始めました。。。


アタシのこと、おっかなく思っているのかな^^;
そんなことないよね。世間話も漫才のようだし(笑)、
それに、ここの職場でなければ、
何もかもあなたのほうが上なんだから。


※教えて欲しいのは、こっちのほうだよ^^;…


    *    *    *    *    *    *


それにしても、なんとなくへこむ。。。
ポンポンといいノリで、週末のOJTが
進まなかったことに対してだ。


もう今や仲のいい友達のようなスピード感で
ドンドン吸収してもらってきたのに、
金曜日は最初から最後まで沈滞ムード。


「オレには向きません」とまで言われて
思い切り焦ってしまう^^;。
わかった。このポジション、ここのところ定着が悪く
高スキルのスタッフさんが来てはリタイヤの繰り返し。


昨年一年間は、不在が続いたので気がつかなかったが
ここだ。ここだよ。そういうことなんだ。
この研修スタイルと、ここから先がずっとマズイんだ。。。
どうすればいいんだろう…


    *    *    *    *    *    *


タツノ君、十分わかっているのになぜすぐに
行動に移さないのかな…


うーん。。。。。。。。。。


。。。。。。。。。。。。。。。


。。。。。。。。。。。。。。。


…怖いんだな。やっぱ。。。


こうやったら、こう言われる?
でもこうしたら、ここに突っ込みが来る?
けれど、さっきは、それやったらこう言われたし。


詳しい人だけに、見えすぎちゃうんだろうな。うん、そうだな。
「それは違うよ?」と、すごく言われたくなさそうだモンな。


だから、自分の中で、私から一切の突っ込みが来ないような
完全なる回答が確信できるまでは、行動に移さないんだね。きっと。
そうだなぁ。能力が高いことに惑わされて、
男性は元々臆病だってことをすっかり忘れていたよ。反省だ。
シュン(涙)…。そうだ…男の子はガラスのハートだったんだ。。。


あ!!!
いい事考えた!!!


来週のOJTでは(って二日間しかないけど^^; )
最初に回答を出してしまおう!
(…とまごまごしているうちに
本日になってしまいました^^;
今、早朝です。)


現象Aがあって、加えて現象Bもあって
それが昨日からなので、原因は○○である。
…と、最初に答えを言ってしまおう。


そして、後追いで
「それはどこを確認すれば特定できるか?」という
形式の問いに変えてみよう!
だったら、サクサクと自信を持ってやってくれるかも。


私達の仕事はひたすら、回数がものを言うんです。
練習段階で、カンペキなものを時間をかけて
少ししかやらないよりも、間違ってでも回数を
こなしたほうが、いいんですよね。


その方針を明示してあげて、
作業をシンプルにこなしてもらおう。
うん、よし!早速やってみようっと!


こう見えても研修担当は、
どうやったら、新人さんの良い面を伸ばしてあげられるか
本当に毎日、真剣に考えているんですってば(笑)。


------
…と、いろいろ思索していると、
昨日の早朝、タツノくんからメールが…
「先生、自宅のサーバにsendmailを入れました。
そっからつないで見てください。」

ははは、なんか金曜に妙に気まずい感じで別れたので
関係回復の手を伸ばしてくれて来てくれたことが
ありがたいです。(すぐにはつながらなかったけど^^; )

sendmailかぁ。。。アタシも勉強しなくっちゃな。
そういうの、全然わかんない。。タツノ君、
いくらジョークでも「先生」と呼ばんで下さい(笑)。

それと、少し関係ないけど、「そうなのよ!」という
エッセイを見つけました!
こちら「ITばあさんが行く」です!
なぜ、こんなページを見ているか?については、
後ほどの記事でそのうち書きますね。では、行ってきます!

2005.05.01

私、職場のピエロになります

・感じの悪いダメ出しを食らったとき、
(参考「'ダメ出し'さん、いらっしゃい」)

・リーダーにあらざるミスをしてしまったとき、
(参考「ミスしたときの身の振り方」

…と、嫌な気持ちから脱出する
気持ちの切り替え大作戦?
を長文ウンザリモードで書いてきましたが^^;、
この記事を三部作(笑)の締めくくりとします。

残念ながら^^;、同様に長いです。
お時間のない方は、やめたほうが
いいです(爆)!

さて、本日のお題は「劣等感」です。

    *    *    *    *    *    *

5年前、今の職場に
初めて入ったときの自分のことです。

同期は私を含めて5人。
新規部署の立上げ要員として、
募集広告で集まった、
当時25歳から42歳までの集団でした。
男性が3人、女性が2人。

今まで正社員がやっていた業務を
初めて外部から出向してくる
契約社員に任せるということで、
契約会社のほうでも気合が入っており、
担当営業から、「休むな、辞めるな」
といったニュアンスの念押しを
何度も何度もされての就業でした。

業務内容は、PCを操作する仕事
ということでしたが、
さほどのスキルは不要らしく
「インターネットとメールが出来ればそれでいい」
というのがクライアント企業さんが
契約会社に出した条件のようでした。

ですが、当時の私はインターネット経験が
ほとんどありませんでした。
なにせ、数年前に買った
スペックの非常に低いMacで
自分の周りにPCを持っている人なんか
誰もいない状態で
たったひとりで細々と、
わけもわからないままパソコン通信を
たまーに、やってみるのみ。

そのパソコン通信も、
当時は従量課金制だったので、
電話代と利用料金の激増に肝を冷やして^^;
「これではお金がいくらあっても足りない!」と、
すっかり足を洗っていた時期でした。

PC自体には興味があったので
求人に応募はしてみたもの
まさか採用されるとは思いませんでしたよ。

今思えば、契約会社の面接担当者も、
パソコンやインターネットの事なんて
きっと全然わかっていなかったんですよね(笑)。

 

---
「Macが少し出来るぐらいでもいいんでしょうか?」
「それに、インターネットじゃなくてパソコン通信なんですが?」

でもパソコンあるんでしょ?メールはできるんでしょ?

「えぇ、ニフティマネジャーというのでなら多少^^;…」

一応、メールはやったことはあるんでしょ?
あ、だったら全然問題ないですよ?
---

…って、そんな風に思うか?普通?(爆)!!
ニフティマネジャーがなんだか、あんた知ってんの?(笑)

    *    *    *    *    *    *

で、実際に同期の5人が揃ってみたら、
案の定、私だけが"ド素人"状態で、
おおいに青ざめました!
(関連記事「怒りにも理系・文系」

諸事情により、当時の家計は
私の収入にかかっていたので、
なんと言ってもクビだけが大きな恐怖で、
研修初日の帰り道
私、WindowsのPC(ノート)、速攻買いましたもん。
ジャックスカード24回払いで(笑)。

(それの完済前に、
キーボードに日本酒ぶっ掛けて
壊してしまったのは、
職場では有名な話^^;…
98,000円で買ったのに、
修理見積もりが130,000円とは!)

そして自宅ですぐにセットアップして使ってみたら、
そのときの私がいかに「浦島太郎」だったかを
瞬時に心から悟りました。
ガーン!今って世の中、こんな風になっているのっ??

それまでの私は、
Outlook ExpressもInterenet Explorerも
名前すら聞いたことがなく、
メーラー、ブラウザなるものが
この世の中にある、ということさえ知りませんでした。

なので、最初の新人研修でもいったい今
自分が何をやっているかさっぱり理解できず、
「それじゃ、実際にやってみましょう。」と指示された事が
他の4人はすぐできるのに、
私はどうしたらいいのかさえわからず、
そのたびに途方にくれてしまい、
「どうしよう、全然わからない…」
と、ただ目がおよぐのみ。

 


---
「じゃね、ぷらたなすさん、ダウンロードって知ってる?
窓の杜は行ったことある?」(ない。窓の杜そのものを知らない)

…(中略)…

「え?解凍出来ないの?解凍ソフト入っている?
あ、解凍ってなんだかわからないのね(苦笑)…」
---

「インターネット」も「メール」も
全然できないじゃねーか、この人?
なんでこんな人をよこすんだ?
…と絶対思われたに違いない。(大汗)

研修の進捗は私一人のせいで大幅に遅れてしまい、
講師の社員さんが私にかかりきりになると、
残りの4人は時間を持て余してウンザリしていることの連続。

「やればできるだろう」と、
安易に考えてやってきたが、
実際は、毎日が白い目で見られる
針のムシロだった。

業務が開始しても、状況は一切変わらず。
(トホホ…)

私がスタート地点に立ったばかりのことを
ほかのみんなは数年も前からやってきているのだ。
その大きすぎる差は、数日かそこらで埋まるものではない。

    *    *    *    *    *    *

8年間続けてきた自営業をやめてからは、
転職に次ぐ転職を繰り返してきたけれど、
そのどの仕事でも私は勝者だった。

それなりの評価をいただいて、
リーダーになったり、管理的な業務を任されたり。

なのに、今はどうだ。。。
グループのお荷物として
毎日みんなの足を引っ張っているばかりでなく、
業務知識も完全に劣っているので、
このまま働かせてもらえるのかどうかさえ確信が持てず、
いつもビクビクと不安にさいなまれている。

ミスもすごく多くて、社員さんには怒られてばかり。
気をつけようと思えば思うほど、その日のうちにまた
同じ事で間違って、あきれたような表情で
また怒られてしまう。。。

なんだか、もがけばもがくほどズブズブと沈んでしまうようで
「仕事が出来る人」で生きてきたそれまでの
プライドがズタズタになる。

でも、それが今の自分の本当の姿なんだよね。。。

    *    *    *    *    *    *

そう、これが今の本当の私。

で、そう思って気がついたんだけど、
「これが本当の私」なのに、
どうして私は、「こんなハズじゃない!」って
いちいち思うんだろう?

ミス。

そう、慌て物なのでミスは以前から多かった。
今までだってそうだったのだから、
ここでだっておんなじだ。

今まではバレないようにうまく取り繕う事ができたが、
ここではごまかしが利かないだけだ。

業務知識。

なぜ今すぐ追いつこうと焦る?
知らないものは知らないのだ。
一年後に追いつければ、それでいいだろう?

今の自分に素直になれないなんて、
なんか、私って妙にプライド高くない??^^;

そして劣等感。

同期のみんなは私を見てどう思うだろう?
「困った人だ」とまず冷ややかに思うだろう。
心のどこかで「あの人よりは自分のほうが上!」
と、絶対思っているに違いない。

…、でも、待てよ??(!)

それは残りの4人に対して
自分のスキルへの自信と
仕事への安心感と、そして、
ひそかな優越感を与えているはずだ。

    *    *    *    *    *    *

実は、私は前職でも新規部署の立上げ要員だったが
わずか一ヶ月で辞めてしまっっている。
開始当初から人間関係のいざこざが絶えず、
50余名のスタッフをまとめるリーダー職6人が、
たった一ヶ月のうちに
ほぼ全員が辞めて交替になってしまったのだ。
問題が起こるたびに一人ずつクビにされた…というほうが近い。

せっかくやりたかった仕事に採用されて、
希望にあふれた毎日のはずだったのに、
たった一人の「変なヤツ」のお陰で、
仕事も収入もあっという間に失ってしまった感が強い。
もうあんな悲しい経験はしたくない。

私がいないときに
「ぷらたなすさんって、あの人、いい加減何とかならないかな?」
と、4人が眉をひそめて陰口を叩くことで結束が固まるのなら
そのほうがグループが長続きしてずっといいじゃん。

人間は共通の敵?がいると結束が固まるというけど、
だったら、私みたいな「仕事のできない人」がひとりいるだけで
このチームは安泰、前職のような空中分解は起こりにくいよね。
今回の私は、収入が保証が持続されればそれでいいのよ(笑)。

私のような人がグループにいることで、
実は皆、優越感で幸せ、仕事に大きな不安も持たず
かつ、陰口の共感でお互いに仲良くなれるのなら、
こんな私でも、存在価値は十分あるじゃん(笑)。

よし!決めた!

私、ここでの仕事は、
徹底的にダメ人間キャラで行こう!

もともとそんなにたいした人間なんかじゃないさ。
仕事できない、ミス多い、知識がない
そんなありのままの自分を、
隠さずにおおいに前面に出していこう!

「どうにも困ったぷらたなすさん」 で売って、
何をやっても「あの人じゃぁ、しょうがない」と、
苦笑される人間になるんだもんね~。

うん。それがいい。
それが一番不安と苦しみのない生き方だわ。(笑)。
うん、そうしよう!
アタシは明日から、職場のピエロとして生きていくっ!

知ってます?ピエロの笑いって、
観衆が抱く優越感の笑いなんだよ?
みんなが私を嘲笑して
幸福な優越感を抱きしめていたら
それなりに居心地はよく、
誰も、すぐにはここを去らないだろう。
それが一番だね。

クビになったら、そんときは、そんとき!
「できない」のは事実なんだから、仕方ないよ。
仕事なんて、選ばなければそれなりにあるさ。
極貧だって、生きていけりゃ、それでいいね。
今さら何を怖がるんだよ?

    *    *    *    *    *    *

一度、そう方針を決めちゃうと、あとは突っ走るのみ(笑)!

今までは、
何も知らないと思われるのが怖くて聞けなかったことも
ノートとシャーペン持って、
どこまでも誰にでも聞きに行くようにしました。

「これって知っているよね」と聞かれたら、
「なんとなく…」とは言いよどまず、
「すみません。全然わかりません。」と、
腹を決めて、正直に言うようにした。

馬鹿と思われても軽蔑されても
わからないものは何度でも聞きに言って、
相手が「もういいから」と言うまでは、
「やっぱりわかりません。教えてください」と、
自分がわかるまで、粘って、粘って
時間をかけて解説してもらいました。

一番スキルの低い私が伸びていけば
それは、チーム全体の
能力の底上げになるはずです。
それは、職場にとっていいことなのだ!
と、自分に強く言い聞かせて、
「これって迷惑では?」と、遠慮する気持ちを
意識して持たないようにしました(笑)。

同期の4人にも「教えて」を連発して、
いろんな事を聞きまくりました。

「こんな事も知らないの?」と
おおいにビックリされたけど
それは相手に優越感を与えているという事なので、
ポイント高いでしょう(笑)。

ミスも自らバンバン公開しまくりました(笑)。
「ぷらちゃんたら、そんなの黙っていたらわからないのに」
と、同僚に言われても、敢えて謝りにいきました。
「馬鹿正直」と思われたほうが、仕事への誠実さが見えて
他人の信用が付くと思いました。

また、なるべくたくさんの人に指摘してもらえるよう
自分のやった仕事には、
すべてシツコク自分の名前を入れました。

メールはもちろんですが、引継簿への記入や
他の人へのメモ書き…

掲示板にその日の記録を当番で書くときも、
それから、社内ホームページで
作業進捗表のステータスを変えるときも
まだ皆、経験が浅いので
内容に自信がないときは、
記名をしない人が多い中で、
「この作業をしたのはぷらたなすさん」と
誰の目にもわかるよう心がけました。

だってそうすると、間違いに気がついた人が
「これ、間違っているよ?」と、
必ず教えてくれるもの。

それから、ひとつでも多くの仕事をこなしたほうが
自分のためになる!
と、思って、内容が複雑難解で
誰もやりたがらずに手付かずになっている
取引先からのメールなども、
社員さんに、「私がやるので教えてください」と
助言を仰いで、できるだけ進んで
自分が返信をつけました。

もちろん、毎回、
清水の舞台から飛び降りるような
心臓バクバクな気持ちでしたが(笑)。

    *    *    *    *    *    *

今思えば、これが自分にとって
非常に重要な第二のターニングポイントでした。

そんな風に、ヘンに自分を飾ったりせずに
全部を思い切りさらけ出し、
ダメ人間になりきって、
汗をかきかき必死に動いていると
すごく力が付くし、
周りの目も飛躍的に変わってくるんですよね。

あれだけ何もわからなかったぷらたなすさんが、
少しずついろいろわかってくる過程さえも、
一切を隠さないから、まわりの人に
見ていて欲しいと思いましたもん、ワタシ。

優秀な人だと、普通自分の努力は
悟られたくないものですが、
そうはなれない私は、
あえてその逆で行こうと思いました。

連発していたミスも、
今ではほとんどしなくなりました。
(忘れた頃にデカいのをやるので、
相変わらずではありますけど^^;…)

同期の青りん(当時:20代後半/女性)は、
入社当初から仕事ができて知識も豊富、
社員さん達からも、えこひいきでは?
と思えるほどの高い評価をもらっていましたが、
今に見てろよ?と思わされた
悔しいでき事も、ちょっとあったし(笑)、
「今は無理。でも、1年後には絶対に彼女に追いつく!」
と、心に決めて長いスパンで物事を
とらえることができたのも大きかったです。

仕事は勝ち負けではないので、
現在マネージャー職をやっていても
当時の仲間に対しての優越感などは
意外なほどまったく全然なくて、
むしろどう動けばみんなの役に立てるだろうか、
そればっかり考えているんですが、
自分が苦境に立ったときに
どうやって歩いて行けばいいのかを
思索したりするのがきっと好きなんですね。

    *    *    *    *    *    *

今、研修担当もやってみて、
昔の自分にそっくりな新人さんが入ってくると
「まず、今の自分を認めなさい」 と
アドバイスしてあげてます。

「私、こんなにわからなくて自信がありません。
この仕事をやっていけるかどうか、今迷っています」
と、言う人には一喝するときもあります。

今、仕事に就いたばかりなのに、
まわりと自分を見比べて「私ってイケていない…」と
早々にあきらめるのは、間違っている、と。

それは、今まで「出来る人」として生きてきて
それまでのプライドを捨てきれない
証拠でもあるんですよね。

今までのような調子でいかないから、
経験したことのない劣等感を感じて
この場から逃げようとしているんです。

「今は入ったばかりで、何もできなくて当然と思っているのに
それで、2年も3年もやっている先輩と自分を比較して
仕事を辞めようとまで思うなんて、あなた何様のつもりなの?
まずは今の何もわからない自分を認めなさいよ。
間違いやできないことを悪いこととは思わないで。」

と、本当にメールで書いたことがあります。
(彼女(20代後半/女性)は、今やトップクラスのスタッフさんです)

でもなぁ…、若い人には難しいかもしれないね。
「亀の甲より歳の功」と言いますが、
年齢を経るうちに、相応のかわし方が身について来て
不惑の40とはよく言ったものだ…と、孔子さんには脱帽です。

子曰、吾十有五而志乎學、三十而立、四十而不惑、
五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲、不踰矩

「吾、十有五にして学に志し、三十にして立ち、
四十にして惑わず、五十にして天命を知る」

本当にその通りだな…。。。実感です。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
あ、今思いついたけど、
…これもホントですよね。。。

 




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プラさん,縫子さんが来ません!

遅い朝食の後片付けをしていると、
業務携帯に、現場から電話。ヤな予感(笑)。


「ぷらさん!時間になっても
縫子さん(40代前半/女性)が来ませんっ!」


なに?なんだとーーーーーーっ??


「シフトは?」
「社内ホームページ上では、縫子さんになってます!」
「なんか聞いてる?」
「いえ、なにも…」


私が直接担当しているグループは
土日祝日の出勤者は、
班ごとにたった一人なのだ。
彼女が来なけりゃ、
今日の仕事に大きな穴があく!


休日は正社員がひとりもおらず、各班ひとりずつの
契約社員だけが責任を持って現場の仕事を担っているのだ。
それで 「緊急時は、365日24時間連絡可能」 の看板も
保たれているのだよ。


    *    *    *    *    *    *


「じゃさ、手分けして電話しよう。
私は縫子さんに、連絡とってみるから、
heeさん(40代後半/男性)は、大至急、
班長のヨッシー(20代後半/男性)に電話をかけて
きちんとしたシフトの確認をして!」
「わかりました。」
「また、電話する!」


遅刻かな?と思ったけど、たぶん違う。
縫子さんは、うっかり屋さんである。
連休で変則になっているシフト表を
きっとよく見ていないのだ。


縫子さんが、旅行中だったらどうしようか?
ヨッシーは帰省しているので、
ピンチヒッターは無理だ。
上山くんなら、多少家が近いから
今から頼めば来れるかな?
彼、車持っているから、
今日だけ私の駐車場を使ってもらおうか…
それでもダメなら弓月くんか…


頭の中を、次の手、次の手が
駆け巡る。


あくまでも予想だが、連休に入る前日、
班長のヨッシーが有給で居なかったので
「シフト変わってますからね?」という
注意喚起のアクションを取る人が誰もおらず
たぶん話題にも出なかったのだろう。
ここ、ヨッシーが居ないと、全体を見れる人が
誰も居ないんだよねぇ…


    *    *    *    *    *    *


縫子さんに、電話。(つながった。ラッキー!)


「もしもし、時間になっても来ないって
現場から連絡がありましたけど、
今、向かっているところですか?」


「え?アタシって今日、休みですよ?」
(キタ━━━(>∀<)ノ━━━ !!!!!)


「現場のシフトでは、出番になってるみたいだよ?
直前に変更とかありました?」
「え?だって、だって、私来週から遅番ですもん、
遅番に入る直前の日曜はいつも休みですよね?」
「ちゃんと見た?」
「ちゃんと見た?って、いつもそうだから。」


マジかよっ?普通はヤバ!と青くなるところなのに
「自分に非はない」とでも言いたげな、口調だ!
こりゃ、ヨッシーに私から直接、再度確認の電話が先。
ここで裏が取れれば、今からの出勤を
強気で堂々と指示できる。


9:05ヨッシーに電話。(本日は縫子さんで間違いなし)
9:10現場に電話。(人が来るまでの指示出し)
9:15また、ヨッシーに電話。(今から出動命令を下す旨)
9:18縫子さんに電話。(シフトの確認と、至急出勤せよ!)
9:23また現場に電話。(結果報告と指示出し)
9:32ヨッシーに電話。(結果報告…と思ったら話中)


縫子さんは、10:00には着くと言っていたが、
たぶん、その時間には無理だろう。
11:00がメドか。。。
そうだ、現場のほかの人に二点だけ
お願いをしておこう。


電話にメッセージを入れて
留守電に切り替えてもらう。
それから、彼女が到着したら
必ず私に連絡を入れるよう、
伝言を頼む。


でもなぁ…、彼女ばかりも
責められないんだよなぁ…。。。
シフトの変更や、重大な伝達事項は、
きちんと相手の顔を見て、
「いいですか?もう一度言いますよ?」
と、先方が「大丈夫!わかった。」
という余裕の表情を見せるまで
繰り返し、インプットさせにゃー
ならんのだよ。。。


そう、ただ普通に伝えるだけじゃダメなんだ…
人対人のやりとりでは、
もうワンップッシュ必要なんだよ。
ヨッシー、それ、やったかい?
たぶん、やってないだろうな…。
(さっき聞いたら、やってなかったっぽい?)


時間になっても誰も来ないということは
他のスタッフは、自分が本日シフト休だという
自覚があるわけだが、縫子さんには、
もうひと工夫あればよかったね。
思い込みは禁物だよ。


ただいま、10:14分。
現場からまだ連絡はない。
11:00になったら、また自宅から
電話してみよう。
早い到着を祈るのみだ。


おっ!と電話来た!!!
縫子さんだ!
良かった!現場到着だ!
幸い、仕事は溜まっておらず、
取引先からの電話も一本も入っていないとの事。


良かった。。。


「すみませんでしたー!」
「ちーちゃんから聞いた?」
「はい。結構大丈夫でした。」
「シフト表、ちゃんと見てね。今度から気をつけてね。」
「はい。」


「…あの、それで、都合のいい話かもしれませんが
今日、休憩無しの勤務ってことできますか?
時給のうち休憩の一時間を差し引かないってことで。
お昼、本当に休憩しませんからっ!!」


…て、あー、縫子さんは、
やっぱり縫子さんだった!!!(笑)
私達の休日の昼休憩は現場張り付きで
元々あってもないようなものなのだ。
(早くに到着してくれた
気持ちに応えたかったので、
勤務報告の出し方は一応教える。)


お陰で、9:00から電話に張り付いている間に、
実況中継記事が一本できちゃいました(爆)!
そ。私の仕事ってこんな仕事です。
これが夜中なら、自分が出動です^^;。
携帯電話恐怖症にもなりますよ(笑)。
あはは!!


------
10:56ヨッシーから電話が入る。
成り行きを全部伝えて、
その後、ちょっと世間話(笑)、
ついでに、「シフト表は月単位で区切らず
月末と月初のつながったものを出せ!」と
今後の防止策として、伝達ノウハウの件と共に助言。

これで、本日の臨時業務は完了!っと!
さあ、朝ご飯の茶碗を洗おう!
…つーか、アタシまだ朝ご飯終わってなかった(爆)!
今、ふと見たら、電話の横に食いかけのカレーが…(笑)

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