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2005.03.12

こどもが"子供"に戻るとき

大学生の長男が昨年末から夜勤のアルバイトを始めた。仕事は警備員である。初仕事は郊外型の大型電気店で初売りの警備だ。「初売りの警備」と言っても押し合いへし合いの一般客を管理・誘導する「雑踏警備」ではなく、1月2日の初売りで「先着○名様」と名打った格安目玉電気製品を目当てに、テントにストーブで数日前から陣取るお客の整理と監視である。大手メーカーのスペックもそこそこのパソコンが「先着5名様5万円」なら私も並ぶよ、ソレ(笑)!!

我が家は亭主も夜勤専従、私も交替制勤務の経験が長く、仕事に対しては家族揃って曜日や時間へのこだわりは全く無い。夜勤の仕事は時給に割増がつく…という理由で夜の9時前後に警備会社の制服を来て出かけていく息子には、このアルバイトのために取った原付免許の日がまだ浅く、ただただ行き帰りの交通の安全を願うのみである。

さて、初仕事の日に運悪く仙台では雪が降った。勤務は午前零時に現地集合だが、さすがに道路事情が悪く私が送っていくことにした。たいてい郊外型の電気店は車でないと行けないような場所にある。送っていくということは迎えにも行かなくてはいけないということだ。聞けば明日の終了予定時刻は午前6時…げ!正月なのに5時起きして早朝に車を運転しなきゃいけないのね^^;…。まーいーか。雪さえ降らなければひとりで早起きしてチャッチャとバイクで出かけていたのだろうし。。。

新年を迎えた翌朝、約束どおり午前6時に勤務地近くのコンビニで待機する。初めての冬場の屋外夜勤で昨夜は貼るタイプのホッカイロをイヤというほど貼って、服装に気を使う彼らしくなくズボンの下に男性用タイツまで履いてモコモコ状態で出かけた。水道も普通に凍る厳寒の野外に夜通し立っているなんて、昨夜の装備?に不足は無かったんだろうか?と、それもまた気がかりである。

やがて息子がやってきて車のドアをゴンゴンゴンと叩いた。「あ~、疲れた!」と、座席になだれ込むと思いきや、「お母さん、コンビニでお菓子買って来てもいい?」と断って店に駆けていく。あー、わかるな、その気持ち。いつも家に着く前にやっている事をここでも普段どおりにやる事で、公私も切り替わりストレスも癒されるのデスね。

コンビニの小さな袋をぶら下げて息子が戻って来たので、私はエンジンをかけて車をスタートさせた。助手席の息子は今買ったばかりのお菓子を早速開封してボリボリ食べている。500ミリパックのオレンジジュースの注ぎ口にストローを突っ込んでお菓子の合間にゴクゴク飲んでいる。

今回の勤務地だった大型電気店は私の職場から近かったので、熟知している裏道を通る。正月の早朝なので住宅密集地の細道を通る車はほかに一台も無い。見通しがとてもよくて一本道からバイパスへ抜ける出口の交差点の信号も遠くから見える。そのときふと顔を上げた息子がつぶやいた。

「信号…」

あれ?と思った。その話し方に時間が10数年さかのぼったような気がしたからだ。三、四歳の幼児が目に見えるものに反応して、それを逐一言葉にするような口調だったからだ。大体普段の彼は信号を見ても「信号…」などとは言わない。立派な大人の体格をしているのに一瞬だけ子供に戻ったような息子がそこにいて、相当疲れているんだろうな…と思わずには居られなかった。強がっちゃって、一切口には出さないけどね^^;。。。初めての仕事で、緊張と寒さと睡眠不足と…人って極度に疲れると子供に戻っちゃうんだなぁ、きっと。。。。

なんだか長男と次男を車に乗せてあちこち遊びに行っていた子供達が小さかった頃の様子をすごく思い出し、当時の長男が横に座っているような錯覚を覚えながらハンドルを握っていました。めんこいモンです(笑)。

※今はすっかり慣れて6時前後の朝のクソ忙しい時間に「メシ、メシ、メシ、腹減ったー!!」と騒々しく帰ってきますけど、それはまたそれで迷惑っていうか…。。。。

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コメント

はじめまして。
16の息子のことて゜悩んでいて いろいろネットで検索していたらこのブログに行き着きました。どの単語でヒットしたのかもうわからなくなるくらいあれこれ見ていたのですが・・夢中になってぷらたなすさんのコメントを読みました。共感すること・感動すること、たくさんあったからです。
 息子はまさに野球部をやめた途端 高校に行く気力をすっかり失ってしまい というか 逃げてるんですね。野球から、野球にかかわる人たちから・・・学校に行けば顔を合わす、それが耐えられなくてああだこうだ理由を言っては逃げている。この子はこの先どうなるんだろう、本当は野球が大好きでやりたくてたまらないはずなのになぁ・・・スポーツって本当は、もっともっと人を受け入れるもので、こんなに排他的なものではないはずなんだけどなぁ・・・
野球ってほかのスポーツに比べてちょっと異常な部分もあるなぁ・・なんて日々考えていました。

まだ今まさに苦しんでいる最中ですが
ぷらたなすさんのブログを読んで 心うごかされるものがありました。

ありがとうございました。

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