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2005.03.16

なぜかイライラさせる人

「処理数の低い人に対してマネージャーが何の注意も指導もしないのは納得できない。今は仕事が忙しいのに一部の人にだけ過大な負担がかかっている。我慢ももう限界である。」

こんなメールを処理数の多いムトウさんからもらった。私達の職場は処理したら次→…処理したら次→…と班内の共通のストックの中から仕事を持ってきて、それぞれが個人単位で仕事を片付けていく業務である。 仕事のペースも個人管理であるが手をつけた内容によって処理時間のバラツキも大きいので、逐一その日の数だけを見てキツく煽ったことも無い。。。。そこまで頑張って手をつけなくてもいいのに…と思う。が、正論ではある。

早速実績表を見てみる。ここのところ忙しくて日々管理をまったくやっていない。痛いところを突かれちゃったかな?と最新のファイルを見てみた。けれど予想に反して目立つぐらい数字の低いスタッフさんは居ない。…思い当たらない。…それっていったい誰のこと?

ムトウさんが「個人攻撃になるから言いたくない」と返信してきたのを「人が特定されないと、注意も指導もできない」とやり返し、やっと名前を聞き出す。え!由香ちゃんなの?なんで?

ムトウさんの指摘のとおり、由香ちゃんは全体の中では処理実績が低いほうだが、非難されるぐらいのものではない。二年前に彼女の新人研修も担当しているが、もともと興味のあった分野だったこともあって飲み込みが大変早く、核心を突く質問もよくしてきた。また顧客対応も非常にいい。私にはどちらかといえば好感のあるスタッフさんである。研修の手応えの割には伸びなかったなぁ…という印象はずっと持ってはいのだが。。。。。

リーダーに頼んで席換えのときに私の隣につけてもらいそれとなく様子を見ることに。私が隣だと気が抜けないのか処理数が皆と並ぶ。やればできるんだけどな。。。ただ、手を止めて考えている時間も多い。複雑な処理や手順が必要で、最初から時間のかかりそうなものは専門の別な班に回すのだが、できれば自分で完了させたいと思っているように見える。「たまに考え込んでいるけど、今のソレ、最後まで自分でやりたいの?」「はい、どうやったらいいのかな?とまず考えてみて、あーやっぱり自分じゃダメだ…と納得するまで時間がかかるんです。」とのことだった。

なるほどね。それは誰もが皆やってみたいと思っているが実績目標を考慮すると、やりたくでもできないでいる。全体の利益より自分の気持ちを優先してしまっているところに腹が立つのだろうか?

その後本人に「こういう意見がありますよ?」と直接言ってみて数は多少アップした。ただ元々が煽られないタイプなので、「やらなきゃ、やらなきゃ、…」と回転数が上がる人ではない。それに彼女にとっての全力疾走を毎日強いるわけにも行かないだろう。不満なムトウさんから断続的にメールが来る。「一向に改善が見られない…」と。しかしこれ以上は無理だと思うので、率直にそう伝える。かつ座席もできるだけ離す。

ムトウさんはそれでも納得しない。私の不在時にリーダーに訴え、班長に訴え、同僚にも同意を求めてこの件ではオピニオンリーダーとなってしまっている。普段冷静で口調も柔らかなムトウさんが言ってきたからこそ、私達も「よほどの事に違いない…」と、改善の必要を感じたのだが、メールでの文面はけんか腰に攻撃的で、こうなるともう、ただの「相性の問題」でしかないのではないか?と思えて来る。実は班長もリーダーも私と同様に由香ちゃんにはさほど疑問を感じていないのだ。確かに傾向はあるが、三人の中では許容範囲である。

一計を案じた班長(私の親友でもある)が、「最近三ヶ月の平均実績でみると由香ちゃんの処理数は○○さんや○○さんと変わらない。そちらの二人は気にならないのですか?」というナイスなメールを投げる。(さすが班長!)私達は、「あなたが気になっているのは彼女の業務実績に対してじゃないですよね?」という事に気がついて欲しかったのだ。

ムトウさんは反論できなくなり、一応の矛先を収めた。しかし「それで納得していただけませんか?」という私からの問いかけに「今後は彼女を人とは思わない事にしました。徹底的に無視することにします。」という返信が来た。何がそこまで彼女の憎悪をかきたてるのか。私には理由がわからない。ムトウさんに対して直接非礼を働いたわけでもなく、カチンと来る言葉を投げかけたわけでもない。なのになぜそこまで軽蔑され、嫌悪されなければならないのだろうか。。。そちらのほうが納得行かない。

後日その話を知人にした。由香ちゃんの前職を多少知る人である。その知人がびっくりする話をしてくれた。「由香ちゃんは前の職場でも似たような話があって、キレた一人のスタッフがそのストレスが原因で退職していると言うのだ。うーん…。。。。。

「それって、どんな感じだったの?」  「アタシはキレルぐらいのものとは思わなかったけど、でもサボりグセは少しあるよね。あとみんなが忙しくて自主的に残業しているときでも普通に帰っちゃうとか。。」  「そのキレタ人というのは、由香ちゃんの尻拭いの仕事を任されて辛かったの?」  「いや、その人って仕事がたまっていると自分でどんどんやっちゃう人なんだよね。だから由香ちゃんがやらないと黙っていられなくてつい自分でやっちゃうんだろうね。」  「自主的に自分からフォローしておいて、それでキレルっていうのもおかしくない?」  「だ~からそれができない人なんだってば!性格は仕方ないって。由香ちゃんも由香ちゃんだけど、どっちもどっちだね。」

…ということだった。。。。実はこの話でハッとわが身を振り返ったのは、留年確定でやっと一段落した次男のことだった。彼は担任によってはかなり評価が低く、「もっと友達を作って」 「もっと積極的にみんなと関わって」 「もっと前に出て」…といった風に"もっと…""もっと…"と言われる場合が多い。だがその背景には、教師からの適切な助言というよりも、担任の次男に対する感情的な苛立ちを親は感じる。しかし、担任の先生が変わると「いやぁ、○○君には本当に頭が下がります。正直言って大人です。」と脱帽モードのお褒めの言葉をいただくときも多いのだ。うーん…学校生活が何かとうまくいかないのも、実はその辺か?。。。。。。。。初めてそう思った。

達した結論は、自然に、ごく普通に振舞って極端な落ち度も無いのに、特定の人をイライラさせてしまう因子を持ったキャラクターが確実にあるのだ、という事。由香ちゃんやうちの次男の場合は、「正義感が強いが考えが硬く、他人の中では「いい子(優等生)」でありたい」性格の人からは決して受け入れられることのない人格なのだろう。だがそれはその人への公正な評価とは別のものだ。どちらかといえば「相性」とも簡単に片付けられない、もっと動物的・生理的で直感的な…、そうDNAが拒否しているような、そんな感覚を持ってしまう。理屈じゃないんだよ、もう、こうなると。。。

だったら、みんな早くそこに気が付けばいい。いかにも正当そうな理由を付けて蔑むのはやめたほうがいい。「あの人とは合わない」と、軽い気持ちで親しい友達に口に出してみればいいのだ。だが、たとえ周囲から見て「なぜ?」と思うような事であっても、当人が実際に苦痛を感じて苦しんでいるのは事実であり、リーダーとしては、それもまた否定するわけに行かない。とにかくたくさん話を聞いてあげよう。

それにしても、なぜか人をイライラさせてしまう人は、特定の人にしか感じない不快フェロモン?とか^^;、そういうものを隠し持っているのではないだろうか?どうもそんな風に思えてしまう。それとも免疫反応のように、過去に傷ついた何かの記憶が抗体となってアレルギーを引き起こすのかなぁ。。?

感じない人にはまるで感じないところなので、よくある話だが、「自分だけ特定の音が嫌い!」という事実にとても似ている。人間なんてそんなもの…と、割り切ることができればいいのにね。

 




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