社長改造大作戦1~思わぬ矛先~

5か月前の7月、
やりにくい人の退職」で書いた一件のすぐあと、
その藤堂さん(40代前半男性/仮名)の、
会社の人から着信がありました。


登録のない番号だったので、
誰だろう?と思いながら折り返しの電話を入れると、
藤堂さんが専務を務める(株)コンサルトレイン(仮名)の、
小川さん(30代後半女性/仮名)でした。


小川さんは今年の春に入社した経理事務の女性ですが、
仕事ができて機転も利くし、
派遣ながら商社や大企業での勤務経験もあるため、
この会社の社長にも専務にも早いうちから違和感を覚えていて、
「一般の民間企業では絶対通用しない人達」とよく言っていました。
私とは初めて会ったときからお互いに親しみを感じており、
その頃には本音で話ができる気の合った友人になっていました。


ですが携帯から直接電話をもらったことはなかったので、
なんだろう?と思いながら話に耳を傾けると、
「藤堂さんがついに辞めることになった」という情報で、
「実は先週社内でこんなことがあった」という話を、
わざわざ私に伝えるために電話を掛けてきてくれたのでした。


この頃の小川さんは、
社長と藤堂さんの仲の悪さや、
社内の息が詰まりそうな嫌な雰囲気、
それに社長の仕事のできなさ加減や、
専務の藤堂さんの高すぎる理想と自意識過剰な感じなどに、
大きなストレスを感じていて、
きっと誰かに話してぶちまけないと、
気持ちが安定しなかったのだと思います。


小川さんは私に、
ついに社長が決断を下して、
先週、藤堂さんに引導を渡した、と言いました。


会社に全く顔を出さなくなり、
かと言って仕事もほとんど進んでいない藤堂さんに対して、
社長が何度も彼女に「どう思う?」と聞いてくるので、
(彼女はそんな事も自分で決められないのか?と
それもまたあきれた、と言っていましたが…)
「そんなに気になるなら別れたらいいんじゃないですか?」
とあっさり告げたそうです。
どうやらそのひとことで社長が気持を固めたらしいということでした。


が、小川さんの電話の主旨はそこではなく、
彼女がすでにその時点で退職の意思を固めていた事でした。
小川さんは藤堂さんから、
「俺は近々会社を作ってここはさっさと辞める。
あんな馬鹿社長とはこれ以上やってられない。」
と毎日のように聞かされていたので、内心、
「それは困る。辞めるならアタシが先!」と思っていたのでした。


そしてついに今週の頭(つまりその電話の日)に、
決意を固めて出社したら、
なんと藤堂さんが辞めることになってしまって焦りました。


このタイミングで自分も退職を申し出たら、
結託しているのでは?と完全に疑われてしまうし、
このあとに自分も退職したら、
この会社は完全に社長一人になってしまう。
さすがにそれは社長がどんなに馬鹿社長でも、
常識と責任感と良心が痛むので、
逆に踏ん切りがつかなくなって困ってしまったとのこと。
それでどうしたものか、と。


うーん、どうなんだろう。


私は聞いてみました。


「じゃ、まだ続けられそう?
藤堂さんがいなくなれば、ヒステリックな言い争いもなくなるし、
声を掛けられないピリピリした雰囲気もなくなるし、
社長から延々と愚痴を聞かされることもなくなるから、
雰囲気はましになると思うよ?
だったらまだ居てもよさそうな気がする?」


「あ、それは嫌!絶対、嫌。
藤堂さんも嫌だけど社長も嫌!
あの人、変。あの人絶対おかしいと思う。
話は長いし、同じ事を何度も何度も話すし、
物忘れは激しいし、事務能力はゼロだし、
私はマジでアルツなんじゃないかと思う。
しかも売上がないのに仕事をする気配もないし、
変だよ、絶対おかしいよ。
もうこの会社、潰れるのも時間の問題だと思う。
一刻も早く脱出したい。」


「でしょう?だったら迷うことないじゃん。
従業員が長続きしないのも社長の責任なんだから、
小川さんがそんなに気を遣うことないと思うよ?」


「ですよね。そうなんだよね。」


いや、ほんと、
世の中には色々な社長がいますが、
ここの社長ほどモノを知らない人は私も初めてだわ。
少し話して見ると、本当に何もわかっていない事がよくわかります。


今まで何度も「えっ!!」と、
びっくりするような事を聞かされたりしましたが、
変わっているんじゃなくて、本当に無知なんです。


社保とか雇用保険とかも普通の人以上に全然わかってないし、
世間一般の会社の雰囲気とか現状とか価値観とかも、
「それって一体いつの話?」という感じ。完全に昭和で止まってます。


なのに自分が正しいと思い込んでいるし、
携帯は留守電の聞き方がわからないので始末悪いし、
名刺にメールアドレスがあるのでたまにメールがくるみたいですが、
チェックしている様子が全くありません。


皆に再三指摘されてようやくPCを開けて、
一か月遅れでメールを読んでいるような感じ。
会社を興してビジネスを始めた人が、
これでいいのかな?って本当に私でも思います。


    *    *    *    *    *    *


結果的にその数日後、小川さんも社長に退職を告げました。


あーあ、とうとうあの何もできない社長が「ひとり」かぁ。。。
そう、社長はそれまで秘書付きの支社長だったため、
何事も雑事はすべて秘書が取り行ってきていて、
自分では何もしてこなかったし何もできないんです。


実はパソコンをほとんど使った事がなくタイピングもままらなないので、
メールができないし、もちろん返信もできません。
でも社長が前職を辞めたのって去年の話ですよ?
ということは、昨年まではその状態でも、
仕事が成り立ったということです。
でも今は秘書などいないし、社長だって営業マンのはず。
なのに(売上がほとんどないのに)自分で何に取り組む事もなく、
外に出ようともしないので、これでは誰だって腹が立ちます。


まぁ、それもこれも社長が今までお金をたくさん持っていて、
「自分ができないものは人を雇ってさせればいい」
という考えだったからなのですが、
その、何もせず何も学ぼうとしない尊大な姿勢が、
周囲に大きなストレスを与えていたのは紛れもない事実です。
でもま、お金あるんだから、何とかするでしょ?
いつも自慢している 「俺は金には困らない」 がホントなら^^;


すると少しして、またまた小川さんから、
内部情報の電話がかかってきました。


「社長ね、どうやらぷらたなすさんに、
声を掛けたいと思っているみたいよ?」


え???は?????私????


(つづく)

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講座の感想~感想を言えない人~

講座の最後にアンケート用紙を配って、
皆さんに感想をお尋ねしています。
よかった点よりも悪かった点のほうが次回の参考になるので、
自分が主催する講座のときには、質問を工夫して、
できるだけ悪かったところをすくいあげるようにしていますが、
物忘れ講座は自分が主催ではなかったたため、
主催者がいつも使っている既定の用紙による、
ざっくりしたアンケートになりました。


今回はそこで面白いと感じた事がありました。


通常、感想と言うと、
「参考になった」とか「楽しかった」とか、
自分が受講してみて感じた事を、
用紙に書いて来る参加者が大半なのですが、
今回の物忘れ講座で、ある男性からのアンケート回答が、
他の方達とは異質だったので、思わず目にとまりました。


そのアンケート用紙には、
「気が付いたらすぐやる」「具体的な対策が大事」など、
結論的な項目が箇条書きで書いてあり、
私などはつい、(これって"感想"なのかしら?)と思ってしまいます。


その前に2度行った、
skypeでのDiSC講座でもそうだったのですが、
いわゆる(こちらが思っているような)感想を、
言えない人っているんですよね。


自分が思うに、感想というのはその字の通り、
感じたり想ったりした心の動きだと考えていました。


言い方としては、「よかった(と思う)」「悪かった(と思う)」、
「ためになった」「疑問が解けてうれしかった」「難しかった」など、
受講中や受講後の自分に沸き起こった感情や気持ちなどを、
相手に伝えたり共有するためのメッセージだと思ったのですが、
そうはならずに、結論や事実を書いてくる方が一定数いるんです。


DiSCの講座のときにも、最後にそれを尋ねたら、
「全体的に正しい説明でした」という感想だったため、
「ではあなたはそれに対してどう感じましたか?」
と聞いてみたかったのです。
が、その方はそのときのDiSC講座で「C」が高いという結果が出て、
感情よりも事実やデータを見るほうの特性があると判断されるため、
苦手なんだろうな、と思いその質問はしませんでした。


自己分析や自己評価などをするためのシートやプログラムを、
アセスメントツールなどと言います。
DiSCを含めいくつかのアセスメントツールの考え方では、
人の行動傾向を大きく4つに分類して、
その特性ごとにベストな接し方や伸ばし方を探っていくのが、
共通の発想だと思います。
(中にはもっと細かい分類のものもたくさんありますが)


物忘れ講座で結論を箇条書きした男性も、
DiSC講座で「説明が正しかった」と述べてくれた男性も、
(他人に対しても自分に対しても)
感情はあまり見ない傾向があると思われるので、
感想を請われれば、それが偽りのない感想であって、
本当はそれでいいのです。間違いでもなんでもないんです。


けれど講師側の気持ちとしては、
自分の話した内容が相手に対してどのように響いたか、
そちらのほうを主に知りたかったりするので、
その感想だと相手が何を思いどういう印象を持ったのか、
よくわからない感じがするんです。


自分勝手な発想ではありますが、
講師が一番知りたいのは参加者にとってこの内容が、
よかったか?悪かったか?
参考になったか?ならなかったか?で、
反応が悪ければ次回は内容や資料や進め方を修正しますし、
アンケートというのは、その指針となるものなんです。
そのための、アンケートなんです。


決して人数の多くない講座ですが、
実際には内容によって色々な方がやってきます。
もし万が一、事実やデータを重視するタイプの人が多かった時には、
どうすれば受講者の満足度が上がるのか?


ところが現実にはそのタイプの人達から、
次回につながるような適切なフィードバックを受け取る事って、
本当にないんですよね。


そこで私はDiSCで「C」だとすでに分かっている、
コーチ仲間のやぶきま(40代前半女性/仮名)にお願いして、
時間を取ってインタビューをさせてもらうことにしました。
題して、「C対策を教えてけろ~」(笑)


※DiSCは血液型のようなタイプ分けではないので、
分類やタイプ分けという言葉を嫌うのですが、
ま、わかりやすいので、今回は勘弁してもらって、
その表現を使わせてもらいます。


彼女は「C」なので、「I」の高い私のように、
「だったら任せて!」などと気のいい安請け合いはせずに、
「え、いったい何を話せばいいの?」と、
当初は疑惑で首をかしげながらその真意を探りますの^^;


そしてこちらの主旨に理解と納得が得られると、
ようやくいつもの口調が戻って、
「そういうことならいいよ!」とそこで初めて快諾のお返事。
そういうところも、Cは慎重派なんですよね。


    *    *    *    *    *    *


そしてこのインタビューがとても参考になり、
非常に面白かったです。いい勉強になりました。


やぶきま曰く、
「Cは物事の正しさにこだわるので、
何をやるにもこれでいいのかな?と考えるんだよね。
で、自分の中でどんどん精査していって、
最終的には無難な事しか言わないの。
やればやるほど、つまんない結論になってしまって、
そこは自分でも「私ってちっとも面白くないヤツだな」と、
結構気にしていたりするんだけど、
そういう特性だからしょうがないんだよね(笑)」


やぶきま曰く、
「感情とか感想とか言うのは、
何が正しいというのがない世界だからCはそういうの苦手。
なのでCから、
ぷらちゃんが思っているような感想を引き出すのは無理。
あきらめたほうがいいよ。あきらめなさい。」


「いや、それは十分わかってるよ。
でもさ、講座のフィードバックとして次回につながるような、
情報が欲しいんだよね。」


そうなの。
それに固執してこだわっているわけではありませんが、
一度、「どうしたらいいのかな?」と思ってしまうと、
自分が納得の得られる回答を得るまでは、
どこまでも探究してしまう…これも性質(タチ)なんですよね(笑)。

やぶきま曰く、
「あ、だったらね、最初から枠を10個ぐらい作っておいて、
そこに書かせるといいと思うよ?
Cはカンペキ主義でもあるので、10個用意されたら、
絶対に全部埋めようと思って、時間を掛けてでも完遂すると思う。
いや、これホント。
シーンとすごく集中して、カリカリと本気で書き上げると思う。
基本的に手は抜かない。家に持って帰ってでも仕上げると思うよ?」


「がはは!わかる!なるほどね!
でも、事実や結論がリストアップされるだけなら、
こちらにとってはあまり次回につながる感じがしないけど…」


やぶきま曰く、
「うーん、うーんと…ちょっと待ってね、今、考えるから。
あ、そうだ。質問を工夫して、Cが答えやすいものにすると、
いいと思うよ?」


「たとえば?」


「あなたがこの講座で理解できたことは何ですか?とか、
今日初めてわかった事を書いてください、とか。
これだと、ちょっとはぷらちゃんの得たい情報が得られるんじゃない?
とにかく、感想とか気持ちとか言われるとすごく答えにくいので、
事実を問う形式の設問がいいと思う。」


な・る・ほ・ど!さすがCだ!
Cの事はCに聞け!だね!
私はやぶきまのこのアドバイスに心から感服しました。


先日行った某組織の研修でも、
その組織の特性として感情表現が苦手な方が多かったのですが、
(その組織は感情表現はしないほうがいい職種)
私はうっかりこの事実を忘れて、
つい、「どう思いましたか?」などと聞いてしまいました。


結果として、「○○については順番が間違っている」
「△△に関する説明に不足がある」などと、
その方達が今まで受けて来た業務的な研修と、
人材育成研修とのスタイルの違いにばかり視点が集中して、
ワークやロープレがあまりいい形で成立せず、
最近の中では一番大きな反省点となりました。
(自分で考えるという行動を制限されてきた人達でもあるので)


この場合は、
「□□さんが先ほど述べたエピソードを聞いてあなたが考えた事を、
考えた通りにそのまま相手に伝えてください」とか、
「○○○な話だと思った、という言い方で述べてみてください」とか、
手法を細かく指示して引き出さないとダメなんだな、と思いました。


感想という言葉一つとっても、
私や私と似たタイプの人同士の間では、
「だいたいこんな感じ~」という暗黙の認識があって、
それはお互いに言わなくても合っていることがほとんどですが、
こと、自分とは異なる特性の人に対して、
それが通用するかといえば、そうでない事も多く、
自分の伝えたい内容を様々な人に等しく伝えていくためには、
それなりの工夫が必要だと今はすごく思っています。


    *    *    *    *    *    *


最後に余談になりますが、
物忘れ講座で他の人とは違う感想を書いてきた男性は、
実は、告知を見ての申込みではなく、
主催者の奈良さんのお知り合いでした。


うん、そうだよね。それを知ってすごく納得。
なぜなら私、物忘れ講座になんて来る人は、
基本的にそこそこ話好きだけどどこか抜けている、
おっちょこちょいの女性がメーンだと思っていたからです。


結果として残りの女性達はまさにそうだったのですが、
その男性は部屋に入って来た時からとっつきにくい感じで、
表情も険しく無口で、話しかけにくい雰囲気でした。
その方が自分の失敗に関して奈良さんに色々話したところ、
奈良さんから、こういうのがあるから出てみない?と言われて、
参加したということでした。


ただ私の個人的な印象としては、
この方は職場で周りの人達とうまくやっていけているのかな?
と感じ、心配な面も感じました。
時間中、講師の私とのやりとりの中でも、
お尋ねした質問に対して回答がズレていて、
残りの参加者の方が「え?」と感じてる場面が、
何度かあったからです。


だけどこの方、あとで名刺をもらってびっくり!で、
私もよく知っている会社の2代目社長さんなのかもしれません。
(所属団体ののほうの名刺だったので、実際は不明ですがたぶん…)
だったら、物忘れというお話以前に、
たくさんの部下を扱う会社のトップリーダーとして、
色々自分なりの課題や深い悩みもあるのかもしれません。


今思えばもう少し早めに気が付いて、
講座の内容に、その方にしかわからないその方へのメッセージを、
その方にだけヒットしやすい言い方で、
ひそかに盛り込んであげればよかったと思います。


※あとでわかったのですが、
奈良さんはこの方から継続的に悩みの相談を受けていて、
それで、奈良さんが参加を勧めてくれたそうです。
私は自分の活動とは別なところで、
何か力になってあげられることはないかな、と、
その後、思い始めました。

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講座のタイトル

何でもアリ、この際自分がやってみたいことをやってみようと思い、
「わすれものを無くするための講座」というのを企画してみました。


これは奈良さん(30代後半男性/仮名)のところに持って行って、
「やってもいいよ」と言われたのですが、
前にも書きましたが最近の私は口でつべこべ言うよりも、
先にチラシを作って見せたほうが話が早いので、
まずチラシ。チラシ作る(笑)。で、メールに添付して送る。
このときもそんな頼み方でした。


実は私、ここでも何度か書いていますが、
小さい頃はそそっかしくて抜けていて忘れ物も非常に多く、
クラスのランキング棒グラフでは常にトップ争いでした。


ですが20歳で販売のアルバイトをしたときに、
実際の仕事の現場で他の人のメモや貼り紙の仕方を見て、
「そうか、これを自宅でやればいいんだ」と思い付き、
以後、常識にとらわれない珍案奇案で工夫を重ね(笑)、
忘れ物が激減したという自分の実体験があるので、
それを皆さんに話してみようと思いました。


わすれものや、うっかりミスは、
自分が悪い、もっと気をつけなきゃな、自分がしっかりしないと…
などと自分を責めて精神論だけにとどまっていると、
いつまでも直らない事に気がついてもらい、
自分を肯定し、何をどう捉え、どう具体的に対策するか?
そんなところに、ポイントを置きました。


これをMIXIで告知したところ、
二人の友人からすぐに申込みがあって、
お二人とも遠方だったので、本番に向けての予行演習として、
Skypeで講座をさせてもらったのですが、
「お、調子いいかも!」と思った割には反応が鈍く、
実際に来てくれたのは4人でした。


思うに奈良さんのところの会員さんは、
(私が個人的に感じるに)
どちらかと言えば控えめで内省的な女性が多く、
自己啓発や感動系、癒し系、美容系、健康系など、
現在の自分に疑問を持ち、内面・外面から自分を磨き、
自らを輝かせたい主旨の講座には人が集まる感じがしますが、
「忘れ物をなくしたい」というのは、
現実的でちょっと合わなかったのかもね~


それと、忘れ物が多い人というのはタイプがあるように感じていて、
自分もそうだし知人もそうですが、
明るくてタフで外向的で、
あまりくよくよしない感じの人が多いですよね。


これはたぶん、忘れ物をさせている何かの脳機能と、
明るく外向的にさせている脳機能が同じものだからだ、と、
私は勝手に思っているんですが(笑)、
そうなるとやはり、奈良さんの会員さん達の雰囲気とは違うので、
やっぱりね、という感じはしました。


    *    *    *    *    *    *


その少し前に、私はある人に勧められて、
牟田静香さんという方が書いた、
「人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方」
という本を読み、
タイトルだけでこんなに集客が変わるんだ!と、
目からウロコだったので、
以後はそのあたりも熟慮するようになり、
今回は、「もう困らない!物忘れが無くなる三つのHINT!」としました。
(実際にはちょっと違いますが…)


「これがわかれば物忘れは無くなりますよ?」という主旨と、
受講したらどうなるか?という効果を表現して考え、
このタイトルでMIXIの友人もすぐに食いついてきてくれたのですが、
これがさ、思い切りヒットする人とそうでない人に分かれるのね~
どうやらそうみたいなのさ(笑)


奈良さんのところの社員で、
私との打合せ窓口になっている友人の知世さん
(40代前半女性/仮名)も、チラシを見てやっぱり、
「どんな内容かよくわからないから、
もう一度教えて」と言ってきました。


はぁ~そうか~。
私などは、
このチラシ(後述でリンク載せます)やタイトルを見ると、
講師が愉快なエピソードなどを引き合いに面白おかしく、
何かのノウハウやポイントを説明してくれるんだな、
と、進め方がパーッと見える気がしますが、
そうでない人もいるんだね。
知世さんは全然見当もつかないそうです。


なので、実際に会って、こんな内容の事をやりたい、と、
さわりだけを説明したところ、すごく「面白い!」と言ってくれて、
それで同じように気乗りしてない感じに見えた奈良さんに対して、
自ら強力にプッシュしてくれたのです。


ところが、このタイトルはやはり奈良さんにもピンと来なかったらしく、
あとでタイトル変えられちゃいました~(笑)
どんな風になったかというと、
「危機回避!物忘れしない快適生活術」


え~、なんか違う。
なんだか私の言いたい事とはズレている。
しかも漢字と熟語が多くて雰囲気が固い。
イメージがわかない感じ~…


チョイ納得しない思いもありましたが、
奈良さんの会員さんに向けて発信するなら、
奈良さんが考えたタイトルのほうが、
たぶんヒットするのだろうと思い、
これはそのまま使わせていただきました。


が、ちょっぴり不満もなくはなかったので、
チラシはこんな風にしました(爆)!


これを見たコーチ仲間のやぶきま(40代前半女性/仮名)が、
笑う、笑う!
「あんたさ~、こんなタイトルのひとつやふたつ、
パソコンですぐにパパパっと差替えればいいものを、
何をわざわざシールであとから貼っ付けたみたいにして、
これって思い切り、未練たらたらじゃんっ☆」


がはは、爆笑!はいその通り。おっしゃる通りです。
さすがコーチだ。あんたはエライ!あんたはスルドイ!(笑)


やってみて手ごたえがよければ、
またどっかでやるときのために(そのときはマイタイトルね!)、
このチラシを流用しようと思っていたので、
あまり本体を大きくいじりたくはなかったんですが、
いや~、スルドイ速攻の指摘に大爆笑でしたわ。


    *    *    *    *    *    *


さて、私の大好きなDiSCでは、
人の行動傾向を大きく4つに分類する考え方をします。
(※こちらの画像をご覧ください)
(あら、この画像の元サイトにはうちらのS師匠が載ってますね~)


この画像ではそういった表現はしていませんが、
要するに人って事実や結果重視の人と、
感情や人間重視の人と、大きく二つに分かれるんですよね。


私はDiSCでいうと「iD」で、
一番高いのは感情重視に属する「i」なので、
○受講中に自分はどんな感じがするか?what about me?
○どんな効果があって自分はどう変わるか?what about me?
○そしたら自分にはどんなにいい事があるか?など、
膨らんだイメージと自分の感情をリンクさせて物事を捉えます。


けれど奈良さんは仕事的にもデータや数値を扱う職業なので、
○これは一体何であるか?What is this?
○そもそもこれはどういう講座か?What is this?
○これによりどんな結果が発生するのか?
という観点で、事実重視で物事を捉えるのだと思います。


そしてたぶん、私が考案したタイトルには私のような人達が、
奈良さんの考案したタイトルには奈良さんのような人達が、
それぞれに集うのだと思います。


    *    *    *    *    *    *


これについてもう一点。


タイトルひとつ取ってみても、色々だなぁと思った私は、
10月に市民講師のひとりとしてボランティアで関わる、
大学向けの大きな市民講座イベントで、
自分がやろうと思っている講座名を、
その主催に関わっている学生さん3人に尋ねてみました。


内容はDiSCなどの"4つのタイプ分け"の考えをベースにした、
「自分を知る」「自分を好きになる」「自分の適性を探る」
ための講座にしました。


三人の方に候補をいくつか出して、
どれが好きか答えてもらったところ、
・明るく元気で親近感のあるAさん(女性)と、
・知的で控えめでクールビューテイなBさん(女性)と、
・ひょうきん理系のC君(男性)では、
まるで狙ったようにこちらの予想通りの分かれ方で、
内心ニンマリしていました。


元気な女性のAさんは、
「未来が花開く」というキーワードがヒットし、
控えめな女性のBさんは、
「自分を好きになる」や「方法」という言葉がヒットし、
理系男子のCさんは、
「心の冒険」「羅針盤」という言葉がヒットしたそうです。


元来の私は、「未来が花開く」だと感覚的にフィットしますが、
今回は私の直接の窓口であるBさんから、
自分と同じように、自分自身の価値や、
自己肯定に悩む学生さんが多いと聞いてBさんの意見を取り上げ、
「自分をもっと好きになる」という語句を入れました。


これね、当初のBさんの意見は、「自分が嫌いでなくなる」がいい、
というものだったんですよ。


でもそれだと、受講申込者は皆「自分が嫌い」という事がバレて、
足を運びにくくなると思ったので、
肯定的な表現を使い、「好きになる」ほうに、
変えさせていただきました。


それをお伝えしたら、Bさんからもメールで、
「あのあと、誰もが私のように自分を嫌いというわけではない、
と気がつきました」と返信が来ました。


そうね、こうやって、タイトルを話し合うだけでも、
お互いの違いを理解し合ういい機会になるし、
あれはあれで、ひとつの有効な、
学生さん達へのコーチングだったのではないかと思います。


そして対象に合わせて、タイトルを変えるというよりは、
逆に対象に合ったタイトルをつけて、
来て欲しい人を呼び込むという考え方で、
この先も工夫してみたいと思っています。

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ねっと活用講座とN社3~FLET'S

友達や限られた人向けに、
PCやインターネットの初心者講座をやると、
「インターネットを始めるにはどうしたらいいですか?」
「プロバイダーの申込み方がわからない」
といった質問を終了後に個別にしてくる方が必ずいます。


たぶん、今までは他人事のように思って、
インターネットはまだまだ不要と感じていたのが、
PCやネットの実際の使い方や便利さを知って、
急に関心が出て来たのだと思いました。


あ、だったらこういったときのために、
どこかの販売代理店と組むとか
もしくは自分が代理店のようになるとか、
何か収入的にも自分のメリットになるようなことはないかな~(笑)?
(素人考え(笑))


今日は結局は、やらなかった話ですが、
「はぁ~」「へぇ~」と思ったエピソードを書きます。


    *    *    *    *    *    *


知人にNTTの人がいるのでその話をしたら、
「確かうちでも"光"でそういう紹介制度があったと思うよ?」とのこと。
その契約をした上で紹介した人の光回線工事が無事完了すると、
紹介者には最低でも5000円が入るんだって。
へぇ~、そういうものが契約としてあるんだ、ふ~ん。
(実際には諸条件があります)


※回線工事とプロバイダー加入は基本的に別物ですが、
混乱する方もいるので、ここでは、
「インターネット→まず光回線施設」という考え方で書きます。
ご勘弁ください。


知人は直接の担当ではなく詳細はよくわからないので、
同僚を通して調べてくれて、
あるビルにあるそういった部門の担当者の、
連絡先を教えてくれました。
こちらのことを色々伝えると、
今すぐ同僚に電話させて、
先に先方に話を通しておいてくれるとのことだったので、
少し時間をおいてから、その日のうちに、
その担当者(課長)の方に電話してみました。


その担当課長さんを、
仮に鈴木さん(50代前半男性/仮名)とします。


鈴木さんに電話をしてみると、
何よりもまず真っ先に、開口一番に言われたのが、
「電話番号が違っているんですが…」とのこと。
しかも、言いにくそうに、です。


え?電話番号が違うってどういうこと?


一瞬どういう意味かわからなかったので幾度か聞き返すと、
私の名前とこちらの連絡先として伝えた電話番号の、
名義が全く違うため、そこを問う質問だったんですね。


私は現在自宅で仕事をしていますが、
我が家の電話は亡くなった父の名義になっています。
私は自分の実家で暮らしていても、
戸籍上は”嫁に行った娘”なので苗字が違います。
(つまりうちは、マスオさん一家なのです)


なのでその旨を伝えると、
「いや、調べさせてもらったところ名前が違うので、
どういうことかな?と思ってたんですよ。」


その話し方の雰囲気から、
鈴木さんは私が家とは別にオフィスを持っていると思い込んでいて、
なのに電話番号の契約名義が違うので、これは何かあるのでは?
と、疑惑を持っている様子が感じられました。


お尋ねの意味はわかりましたが、
なんだか非常に感じが悪く不愉快です。


私はまだ鈴木さんとは面識がない状態で、
今回が初めての連絡です。


なのにいきなり番号が違うと言われ、
調べさせてもらったと言われ、
結果として初回のコンタクトからすでに、
「これはどういうことなんでしょう?」と、
首をかしげて追求されているわけです。
こちらの詳しい自己紹介や状況を説明する前に、です。
気持ちはわかりますがこれでは誰だって不愉快になりますよね。
(言い方はソフトでしたが、かなりヤな感じ~!)


特にこの、いきなり「調べさせてもらった」は、
妙に面白くない気分でした。


というのも、すでに皆さんおわかりかと思いますが、
今は個人情報の取扱いには、
どの企業でも細心の注意を払っており、
私の前職のコールセンターも例外ではありません。


なので、むやみやたらにお客様の情報を、
閲覧しないように言われていたし、
お問合せがあって初めて検索するというスタンスを取っています。
(通常はそうですよね?)


今はお客様も敏感で、
お客様データベースの個人情報に関しては、
「見た」「調べた」「記録した」に不安を感じる人もいますし、
事情がある方ほど疑い深く過敏になっていたりするので、
電話のこちら側でそういった作業をしていることは、
たいていのお客さんがわかっているだろうと思いながらも、
ことさらそれを強調していちいちお伝えすることはありません。
それはどのコールセンターでも同じだと思います。


それなのに、そういったこのご時勢の昨今に、
いきなり当然のごとく、
開口一番「調べさせてもらった」はないだろう。
一体どういう感覚してんだよ?


本当はコールセンター内で基本的なお客様情報は、
見ようと思えばいつでも見れます。
誰かが対応した特殊事情や特殊案件のお客様などは、
担当者から調査や回答に苦慮した話を聞いて、
周囲のスタッフも後学のために検索し、
同様案件が自分に入ったときの参考事例として、
経緯や解決の手法を記憶にとどめておくことがあります。


また、ヘビーなクレームユーザーへの適切な対応のために、
リーダー陣が対策の検討で開くこともありますし、
故障トラブル対応中の重要ユーザーに対しては、
誰が受けても全員が統一的な対応をするために、
スタッフが各自でお客様情報や、
それまでの経緯を確認をしておくこともあります。
だから状況によって「事前調査」は確かにあるのです。
ですがもちろんそれはお客様には絶対言わないことです。
(当たり前だ(笑))


そういった社会的な暗黙のルールに配慮して言うなら、
鈴木さんはまず最初に、「お調べしてもいいですか?」と断り、
まず私に承諾をもらってから調べるという手順の見せ方をすべきで、
初めて電話をしてきた相手に対して何の詳しい説明もなく、
「調べさせてもらったけどあなた名義の電話番号ではないよね?」
いう内容は、あまりにあからさまな言い方で失礼だと思いました。


それで、
(なんだよ、そっちは話をする前にいきなり身辺調査かい?)
みたいな印象で、かなりカチンと来たことに加えて、
インターネットを始めたい人をあなたに紹介したいという内容なのに、
口調も説明もぶっきらぼうで暖かみがなく、
電話を終えた後に、嫌な気分がいつまでもいつまでも残りました。


    *    *    *    *    *    *


この話を、NTT系列会社のインストラクター経験者で、
現:ハローワーク職業相談員の友人、
Anneちゃん(60代前半女性/仮名)に話すと、
「あぁ、もう、あそこはダメよ。昔っからそうだもの。
いくら今は改善されていると言っても、
結局根本的なところは、直らないわね。」 だそうです。
(自分も頭の固い上役とケンカしたり、随分苦労したそうです。)


確かにそれはよく言われていることで、
ネットを検索してみてもNTT(代理店でなくとも)の対応への不満は、
個人のホームページやブログなどで山のように見つかるのですが、
私は逆にAnneちゃんの話を聞いているうちに、
気持ちが整理されてきたところがあって、
あの鈴木さんていう人、本当はいい人なんじゃないか?と、
思い始めて来たんですよね。


というのも、私の前職のコールセンターでは、
技術スキルが高い男の子スタッフほど、
その対応をお客様に非難される事が多く、
技術屋とはそもそもそういう傾向があるのでは?と、
感じる事が多かったからなんです。


でも彼らは皆いいヤツラで、探究心があって調査にも熱心で、
だけど口下手&ストレート!
なので、「できない」ものをそのまま「できない」と普通に言って、
「こっちが困っているのに、なんだ、オマエ、その態度は?」と、
お客様から激怒の大クレームを食らったりするのよね。
(これがなかなか直らない!というか思考回路的に無理なのかも)


私はAnneちゃんと話をしているうちにそんな事を思い出して、
あの鈴木さんていう人、本当は技術職出身なんじゃないかな?
と思い始めました。


そしてその予測は当たり、
実際にお会いした鈴木さんは思った以上に素朴な良い方で、
しかもやっぱり技術職出身でした。


お会いしたときに、
「鈴木さんて最初からこういった販売窓口のご担当だったんですか?」
とお尋ねしたところ、
「どんな風に見えますか?当ててみてください。」と逆にご質問。


私は感じたままに、
「設備などを担当する部門のご出身ではないかと思いました。」
と、答えたところ、「正解!」と言われてちょっとうれしかったです。


正確には正解ではないのかもしれませんが、
鈴木さんは元々はプログラミングのご専門だったそうです。
だけどきっと、当時担当していた技術は、
今ではあまり必要のないものになってしまったのかもしれませんね。
色々な部門を異動して、今は法人営業を担当されている、
という事でした。


なるほど、と思うと同時に、
そういう話を聞くと、時代の流れだなぁと思ったりします。
鈴木さんも私の知人のNTTの人も、
今は入社当時とは全く畑違いの仕事をやっているんだものね。


そんな話を聞くと、
この人達はインターネットがなければ、
電話設備の開発や施設を専門にしていた人達で、
今はこんな風になっちゃったけど、基本的に技術屋さんであり、
「ちょっとぐらい対応が悪くてもある意味仕方ないかな」などと、
寛容になってしまう自分がいたりします。


    *    *    *    *    *    *


さてさて、NTTの知人が教えてくれた制度は、
フレッツ光サポーターというもので、
代理店とは違い、加入希望者を紹介するだけの仕組みで、
それに対してその先はNTT側で対応し、
工事完了まで無事こぎつければ、
紹介元にめでたく取り次ぎ手数料が入るという内容でした。


法人が対象の制度のため、
個人で仕事をしている私は対象外でした。
それでも私のキャリアを理解してくれた鈴木さんが、
「出すだけ出して見たら?」と熱心に勧めてくれて、
申込書は出したのですが、上のほうで審査が通らず、
やはりダメでした。


ですがそのときに、インターネット申込みに強い関心のある、
私の講座の受講者の方が現実に二人いたので、
それもまた、もったいない話だな、と思い(笑)、
仕事を紹介してもらっている契約先の会社の社長の快諾を得て、
今度はその会社の名義ではどうか?と聞いてみました。


するとすぐに折り返しの連絡が来て、
その会社の電話はNTTの回線を使っていないから、
それもまたダメなんだってさ。


その会社の社長さんも社員の方も全くご存知なかったのですが、
その会社の電話番号を確認したところNTTではないとのことで、
(これには皆がびっくりして、その後事実確認に入ったのですが)
結果としてその会社は、
ソフトバンクの「おとくライン」をISDNで使っており、
この話が出るまで誰もそれをわからなかった!
というオマケの事実が判明したりしました。


そこは人数の少ない小さな会社ですが、
今は退職してしまった人がそれまですべてを取り仕切っていたため、
その方がいなくなると誰も何もわからない状態のようでした。
経理の人も、聞きなれないカタカナ社名で毎月様々な請求が来るが、
一体それがどんなサービスで、
何に対してお金が引き落とされているのか、
その人から一度も説明を受けた事がなく、
いつか知りたいと思っていたようでした。


これがきっかけとなってこの会社とはその後、
さらに深い関わりが出てくるのですが、それはさておき。


いや~、NTTさんですが、
「光回線の契約数が頭打ち」「もっと伸ばしたいと思っている」
などと聞く割には、光サポーター制度ひとつとっても、
法人じゃなきゃダメ、自社回線じゃなくちゃダメ、と、
妙にハードルが高いですね。
そして料金の支払状況も調べられます。
(電話番号での事前調査はそれらの確認の為に必須なのでした)


これはたぶん、元々の体質に加えて、
今はNTTを名乗る販売代理店の質や、
営業活動(テレアポなど)の評判が悪かったりするので、
提携には十分用心しているように感じられるので納得はしますが、
それにしてはさ~、「売ってあげる」と言っているのに、
そのモチベーションを落とすような事ばかりで、
それって営利企業としてどうなのよ?と思いました。


私なんか、電話でカチンと来た時など、
「いいよ、わかったよ。
オマエんとこなんかやめて、KDDIのほうに聞き行くよっ!」
とまで思ったもんね~


結果的に段々面倒でどうでもよくなってきてしまい、
プッシュすれば乗ってきた感じのする二人の方にも、
「こうすれば自分で申し込めるよ?」と伝えるのみにしましたが、
そんなわけで今回は、
ものすごく色々な事がわかって、
ものすごく色々な事を考えました。


さらにさらに、後で判明した事ですが、
前出のその会社はなんとFAX用にもう一本別回線を引いていて、
そちらのほうが実はNTT回線だったんです。
(それも全く誰もわからなかった…)


なのでそっちの番号のほうを、
あらためて伝え直せばよかったのかもしれませんが、
わかったときにはすでに意欲も消えていて、
別に今さらどうでもいいや、と思いました。


    *    *    *    *    *    *


どんな小さなことでも実際に動いてみると、
様々な知恵と知識が得られます。


これが本業ではないのでそちらに走る気は全くありませんが、
だからと言って何もせずにいては、この経験も得られなかったので、
今回は本当に貴重な勉強になりました。


こういう一見無駄に思えるひとつひとつが積み重なっていって、
自分の中の何かの部品として有効に動き始めればいいな、と、
今現在は思っています。

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ねっと活用講座とN社2~Teach

インターネットでもPCでもそのほかの事柄でも、
初心者の人に何かを教えるということは、
相手の方の裏側にある個々の事情や理解の仕方、考え方の癖を、
常にモニターしながら読み取っていくことではないかと思っています。


私は「察しはいいけど飲み込みが悪い」という傾向を持っていて、
相手が今何をどう感じているかには気がつきやすいかもしれませんが、
手順の説明や、ルールの解説などは、
今も、「え、どういうこと?」と、瞬時に理解できない時があります。


たぶん、小さい頃数学が苦手だったのも、
その延長戦上にあるような気がします。


今日はまずその話からなんですが、
私は、小学校3年生の頃に、割り算の筆残の意味がわからなくて、
理解するまでに時間がかかったのですが、
今思えばそれは、物事に対して余計な意味を、
いっぱい考えてしまうからなんですよね。


たとえば、
今、いったいなんでこれをやっているんだろう?
これは何をどうするときに必要なのだろう?
これがわかると何に役立つんだろう?
そんな感じの疑問符が、頭にムクムクと湧きあがり始めて、
そこで納得できる答えが得られないと思考が停止します。


それは、「そういうことはあとでもいいから」と言われても、
自分にとって納得できなければ前に進めないぐらいの重要事項で、
そこからクリアさせてくれる教え方をされれば、
たぶん遠方の親せきの結婚式で4日休んだあとであったとしても、
「なるほど~」と思って、すぐに入り込めたと思うんですよね。


いえ、そんなに難しく考える必要はまったくないんです。


「これは桁の多い数の割り算を書きながら解いていくやり方で、
暗算を使わなくても、答えがすぐでる方法。
決まった規則にそって進めていけば、
回答と余りの数が出るようになっているので、
まずはその方法を覚えてね。」


…とでも最初に説明してもらえば、
「あぁ、なんだかよくわかんないけど、
何かのすでに決まっている規則があって、
ただそれに当てはめていけば、
答えが出るようになっているんだなぁ…
それで大きな数の計算もできるんだなぁ…」と思って、
以後の雑念はピタリとおさまり、
素直に入っていけるような気がします。


今はあまりありませんが、以前は
突然「ドア閉めて、窓も全部締めて。」と言われて、
もしその部屋が寒ければ、(あ、寒いんだな)と察して、
空調(暖房)もつけましょうか?と尋ねたりしますけど、
その部屋が暑くて「なぜだろう?」と感じてしまうと、
一瞬、「え?閉めるんですか?」と聞き返してしまったり、
(本当に"閉める"でいいのだろうか?聞き間違い?)と、
一瞬考えて即行動に移せなかったりします。


なんでそこまで物事を面倒くさく考えるの?
と感じる方もたくさんいらっしゃると思うのですが、
反対に、共感を覚える方も多いと思います。


つまりそういうところが、思考の癖だと思っていて、
私のようなタイプの人は、
数式やルールや手順など、すでに決まっている法則に対して、
単純に物事を当てはめていく、という簡単なことが、
なぜかすぐにできなかったりしますし、
行動の指示に対してどうしても思考のフィルターがかかり、
ときに動きが悪くなったりします。


要するにただ代入する、ただ差し替える、など、
機械的にやればそれでいいことでも、
その”機械的”が、苦手だったりするんです(笑)。
何も考えなくていいのに、
一個一個に様々な考えが自然に浮かんでいちいち立ち止まったり、
ひとつひとつに「なるほど」という感情と感覚的な納得がないと、
機動力が落ちたりします。


なので(私は自分で十分自覚しているのですが)
私は指導者との相性がの良しあしが非常に強くて、
自分にとって「いい教え方」をしてくれる人でないと、
めちゃめちゃ飲み込みが悪くなります。


反対に自分が立ち止まってしまいそうなところに、
先手先手で答えを出しながら教えてくれる人。
指導者がそんな方だと、
私は驚くほど一発でかなりのことを理解したりします。


だから自分もそうありたいんですよね。
ゆえにいつも相手の人の本質をモニターしながら言葉を発し、
その反応で得られた情報を分析して、
都度都度リアルに軌道修正をしているんです。


それが私が人に何かを教えるときの、
若い頃から全く変わることのないポリシーなんですよね。


    *    *    *    *    *    *


特に大きな努力をしないでも、
もともとIT系の知識になじみやすい方というのは、
私とは異なる資質を持っていると感じています。


それは物事を感情や状況とリンクさせずに処理できる感覚で、
事実のみを抽出してピンポイントで捉える事ができ、
いい意味で字義通りの思考や行動ができる人です。(と思います)


私が派遣スタッフとしてプロバイダーに就業した当時は、
優秀で仕事のできる技術系の正社員の方がたくさんいましたが、
私はそんな彼らとのやりとりに、まず苦労しました。


「○○さん、これって何かおかしくないですか?
見たことないエラーなんですが…??」


そんな風にでも尋ねようものなら、
「ぷらたなすさんは何が聞きたいわけ?
だいたいこれは何に対してどんな調査をやったときの結果で、
見たことないエラーというのは、これのどの部分を言っているの?
お客様のどんな問い合わせに対して、
どんな手順でどんなコマンドを打ったの?
それがわからなきゃ答えようがないし、何もわからない。」


撃沈。


だって知識もないし自信もないし、
そんな風に険しい表情で詰問されちゃ、
怖くて怖くて何も言えなくなります。
だいたい、そう言われてしまうと、
その前の手順に間違いがなかったかどうかも全く確信ないので、
もうそれ以上は何も言えなくなってしまって、
「すみません。もう一度きちんと調べ直してきます」、
この繰り返しでした。


そして心のどこかでは、
「なんて意地悪で冷たい人達なんだろう、
そんないちいち最初からガチガチ細かく厳密に説明しなくても、
あれぐらいの説明で、十分わかるじゃん、
『○○の調査で見たことないエラーが出ました。これは何?』
それだけでなんでわからないんだよっ!」と、思いました。


ですが、DiSCで行動特性やその根拠など知った今思うに、
彼らは、物事を雰囲気や状況や感情を除外して考えるタイプなので、
材料となる事実がきちんと提供されなければ、
逆に前に進めないんですよね、


だから私は(彼らは対象をあまり感情で処理しないので)、
「○○のために○○をして○○を打ったら○○になった。
この3行目のこのエラーは、私は初めてみるものです。
△△さんは、このエラーを見たことがありますか?
この意味をご存知ですか?」
などと、事実のみを淡々と提示すればよかったのだと思います。


あのときの△△さんのキャラを思えば、
確かに間違っていても感情的に非難するとか、叱るとか、
そういったことはなく、単に「ここが間違い」で終わったと思うし、
本人も見たことがなければ、
「調べるからちょっと時間ちょうだい」とだけ言われ、
わかれば、「あれってこういう意味だから」で、
それ以上の説明もなく、あっけなく終了したと思う。


そういったことは、「あ、この人は、これでいいのね?」
とわかってしまえば対処も楽ですが(笑)、
その納得が相互になければ、
片方は片方を、「ちっとも温かみと思いやりがない」と思うし、
片方は片方を、「必要な情報の提供がない質問など回答不可」
と首を傾げて、結局お互いに苦手意識や嫌悪感を持つに至るわけです。


ただ、これは自分の経験上ですが、
感情・状況を見るタイプの人は、
真逆のケースも感覚的に理解できますが、
事実・数値を見るタイプの人は、
逆のケースを理解できないことが多いので、
私は、両者の仲介者や翻訳者が必要ならば、
感情・状況タイプの人達のほうが、
まず真っ先に自分から手を挙げるべきと考えたりします。


    *    *    *    *    *    *


今回の「ねっとを活用する講座」は、
その後も自分の周りの人たちに向けて、
なんどかこじんまりと開催したのですが、
そんな私が、感情・状況タイプの方にわかりやすいように、
理屈によらずに感覚を重視して、
「見てもらう」ことに主眼を置いた講座でした。


ところが今までと違い、
今回は「起業」「女性」「ネット活用」などのキーワードを盛った為、
知人の男性経営者(おもに個人で活動)の友人達も、
「何かのビジネスチャンスがあるのではないか?」と考えたようで、
白石さん(30代後半男性/仮名)も原案を話したぐらいの段階のときに、
わざわざ電話をよこして私に聞いてきました。


「この前のやつさ、話を聞いて面白そうだなと考えていて、
なんか一緒にできないかな?と考える気持ちもなくはないんだけど、
一体どこまでの内容をどの辺まで広げていくつもりなの?
あんまり手を広げるとキリがないし、
そもそもそこまでぷらたなすさんが、
果たしてできるのかどうか?って話もあるし。。。」


あはは、私は一笑に付してこう言ったさ。


「いやいや、全然大げさなもんじゃない(笑)。
右も左もわからない人が理解できるように、
難しい言葉は一切使わず、わかる言葉で解説して、
かつ、説明よりも実演中心。まずは、見てもらうの。
実際に自分の目で見てもらって、
なんだ、こんなに簡単なんだ。すぐできるんだ。
自分もやればできるかも。
そう思ってもらうのが一番の狙いだから。」


「え、そんなもん?その程度?
それでどんなメリットあんの?一体何の役に立つの?
そういうことは、自力で解決する範囲のところなので、
自分で何とかしろって言いたいけど?」


ほ~ら、またまたキミたちは、
何事も自分達の目線寄りに考えすぎるぞ~?


「白石さんはさ、初心者の人が、
いったいどのぐらいわけがわかんなくて、
何をどうしたらいいのかも見当さえつかなくて、
それをどう人に話したらいいかもわからないことを、
全然わかってない!」


そう。


私はプロバイダーの故障調査とユーザーサポートをしていたときの、
自分の経験を話しました。


お客さんの中でも初心者の方は、
フリーダイヤルに電話を掛けたはいいけど、
何をどこからどう尋ねたらよいかわからずに途方に暮れて、
「一体何から話せばいいですか?」と聞いてくる方が多いこと。


それでもなかなか埒があかずに、
こちらが電話の向こうの状況が見え始めるまでに、
かなりの時間を要すること。


なので、故障調査やユーザーサポートの仕事は、
研修や勉強で獲得した豊富な知識を元に、
質問に対する的確な調査結果や適切で正しい回答を、
すみやかにお客様にお伝えすることと思われがちですが、
実際は、途方に暮れているお客様から、
回答に必要な情報をいかに取りだしていくか?といった、
個々の才覚とセンスが問われる、
聞きとり重視の作業であること。


そしてそもそもお客様は、
意外なところで平凡な設定ミスや勘違いの入力をしており、
(たとえ私がかつて在籍していたような法人対応部門であっても)
お客様の「できない」「おかしい」「動作が変」の原因は、
たいていの場合はお客様側のごくごく初歩的な間違いによるもので、
苦労はそれを特定するまでのプロセスであり、理由がわかれば、
実はそれほど高度で専門的な知識は必要ないこと。


「ねぇ、白石さん、知っている?
GoogleやYahooの検索窓に、
単語をひとつしか入れないで検索する人が、
どれだけ多いか知っている?
検索とはそういうものだと思い込んでいる人が、
どのぐらいいるか知ってる?


航空用語でエプロンという言葉があるんだけど、
その意味を検索で調べることができる人なんて、
初心者にはいないわけよ。
(『エプロン 航空用語』の二語検索ですぐに出ます)


私は前職のときから、こういうことを研修で新人さんに教えて、
一体何人の人に、”目からウロコ”って言われたかわかんないよ。
だから、その状態の人に、『自分で調べろ』は、
はっきり言って無理だと思う。
しかも用語もわからないので、本さえ自分で買えないと思う。
けれど逆に、理論や理屈に全く触れなくても、
やって見せるだけで一発OKだと思うの。
私がやりたいのは、そのあたりなのよ。」


    *    *    *    *    *    *


別々な会場で3回やって、
いずれも10人以内の小さな講座でしたが、
この講座はすごく評判がよくて、
各回ともそれぞれ1名の方が、
終了後もメールで質問が来たり、
仕事場にPC持参で設定を教わりに来たり、
今もPC&ネットに関してのやりとりがたまにあります。


一部の知人からは、
「なんでそこでお金を取らないんだ?」
「そこからなんでビジネスにつなげないんだ?」と言われますが、
私はこれが本業じゃないので、ここで儲けたいとは思いません。


というかね、
何かがわからなくて困っているときちょっと教わりたいだけなのに、
お願いして即「有料」と言われたら、私は絶対に頼まないわ。
自分なら、「だったらいいや」とすぐに思います。
そして、自分のために快諾して教えてくれる人を捜すと思います。


そんなあれこれで、その人自身の解決が遅れてしまうよりも、
困っているならさっさと解決の力になってあげて、
それで相手の方が喜んでくれればいいかな、この分野では。


使い方がよくわからないからメリットもイメージできずに、
せっかくあるインターネットやPCといういいリソースを、
ビジネスやプライベートで生かせないでいるよりも、
「愉快」「楽しい」「面白い」「有効」と感覚的にわかってもらって、
それで得られる満足や幸福や充実や様々な利益の存在を、
体験してほしいな~、などと思うんですよね。


ま、欲がないっちゃないんですけど、いいの、こっちはそれで。
そんなに高いスキルがあるわけでもなし、
この分野では、「皆さんの役に立ちたい」それのみ、かな。


後日、白石さんからメールが来て、
再度、「何か一緒にできないかと考えている」と言われましたが、
それは暗にお断りしました。


こういった知識は、常に現場にいる現役じゃないと、
あっという間に情報が古くなってしまいます。
そこを踏ん張って、
「今」にとことんついて行くまでのエネルギーはないもんな~(笑)

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